JP2003516927A - 細胞増殖および移動の抑制におけるパルボウイルスキャプシド粒子の使用 - Google Patents
細胞増殖および移動の抑制におけるパルボウイルスキャプシド粒子の使用Info
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Abstract
(57)【要約】
本明細書中に記載された発明は、P抗原を有する細胞、限定はされないが、例えば造血系統の細胞および内皮細胞の増殖および/または移動の抑制のための方法および組成物の発見に関する。より詳しくは、造血性前駆細胞増殖(例えば、幹細胞移植前に)、内皮細胞増殖(例えば、抗腫瘍形成治療として、または人工器官移植後の再狭窄または繊維症性蓄積を防止するために)を抑制するために、あるいはP抗原を有する細胞の異常増殖に関わる疾患(例えば、真性赤血球増加症)を予防するために被験者に投与され得る薬剤を製造するために、パルボウイルスキャプシド粒子またはパルボウイルスキャプシドタンパク質の断片が用いられる。
Description
【0001】
(技術分野)
本発明は、細胞増殖および移動の抑制のための方法および組成物の発見に関す
る。より詳しくは、P抗原を有する細胞、例えば、限定はされないが、造血系統
の細胞および内皮細胞の増殖および/または移動を抑制するために被験者に投与
され得る薬剤を製造するために、B19パルボウイルスキャプシドまたはB19
パルボウイルスキャプシドタンパク質の断片が用いられる。
る。より詳しくは、P抗原を有する細胞、例えば、限定はされないが、造血系統
の細胞および内皮細胞の増殖および/または移動を抑制するために被験者に投与
され得る薬剤を製造するために、B19パルボウイルスキャプシドまたはB19
パルボウイルスキャプシドタンパク質の断片が用いられる。
【0002】
(発明の背景)
B19パルボウイルスは、免疫無防備状態の、または溶血性貧血に罹患したヒ
トにおける軽症症状(伝染性紅斑)からより重篤な疾患までにわたる種々の臨床
症状に関連し得るヒト病原体である。胎児水腫および子宮内胎児死は、妊娠中の
B19感染の周知の合併症である(Anderson and Young, Monographs in Virolo
gy, 20(1997))。B19パルボウイルス粒子は、正二十面体対称を有し、直径
は18〜26nmで、60のキャプシドタンパク質からなり、そのうちの約95
%が、58kdの分子量を有する大キャプシドタンパク質(VP2)である(Fi
eld et al., Virology vol. 2, 3rd edition, Lipponcott-Raven Publishers, P
hiladelphia, Pa, p.2202(1996))。B19パルボウイルスキャプシドを包含
するキャプシドタンパク質の約3〜5%は、小キャプシドタンパク質(VP1)
と呼ばれ、83kdの分子量を有し、アミノ末端の付加的な227アミノ酸によ
りVP2と異なる(同上)。
トにおける軽症症状(伝染性紅斑)からより重篤な疾患までにわたる種々の臨床
症状に関連し得るヒト病原体である。胎児水腫および子宮内胎児死は、妊娠中の
B19感染の周知の合併症である(Anderson and Young, Monographs in Virolo
gy, 20(1997))。B19パルボウイルス粒子は、正二十面体対称を有し、直径
は18〜26nmで、60のキャプシドタンパク質からなり、そのうちの約95
%が、58kdの分子量を有する大キャプシドタンパク質(VP2)である(Fi
eld et al., Virology vol. 2, 3rd edition, Lipponcott-Raven Publishers, P
hiladelphia, Pa, p.2202(1996))。B19パルボウイルスキャプシドを包含
するキャプシドタンパク質の約3〜5%は、小キャプシドタンパク質(VP1)
と呼ばれ、83kdの分子量を有し、アミノ末端の付加的な227アミノ酸によ
りVP2と異なる(同上)。
【0003】
B19パルボウイルスは、ヒト赤血球細胞および骨髄培養に対して異常に刺激
性である。B19パルボウイルスはヒト赤血球前駆細胞と結合し、例えばこれら
の細胞中で複製することにより造血性コロニー形成を抑制する(Brown et al.,
Science, 262:114(1993)およびMortimer et al., Nature, 302:426(1983))
。造血細胞の抑制は、感染個体からの骨髄標本中にも観察され、一過性貧血を生
じ、稀な症例では、一過性汎血球減少症を生じる(Saunders et al., Br J Haem
atol. 63:407(1986))。さらに、B19パルボウイルスは、天然または実験的
ヒト感染において骨髄抑制を引き起こすことが知られている(Anderson and You
ng, Monographs in Virology, 20(1997))。
性である。B19パルボウイルスはヒト赤血球前駆細胞と結合し、例えばこれら
の細胞中で複製することにより造血性コロニー形成を抑制する(Brown et al.,
Science, 262:114(1993)およびMortimer et al., Nature, 302:426(1983))
。造血細胞の抑制は、感染個体からの骨髄標本中にも観察され、一過性貧血を生
じ、稀な症例では、一過性汎血球減少症を生じる(Saunders et al., Br J Haem
atol. 63:407(1986))。さらに、B19パルボウイルスは、天然または実験的
ヒト感染において骨髄抑制を引き起こすことが知られている(Anderson and You
ng, Monographs in Virology, 20(1997))。
【0004】
B19パルボウイルスに対する細胞受容体は、グロボシドまたは赤血球P抗原
、テクストラヘキソセラミドとして同定されている(Fields et al., Virology
vol.2, 3rd edition, Lipponcott-Raven Publishers, Philadelphia, Pa, p.220
4(1996))。P抗原は、成熟赤血球、赤血球前駆細胞、巨核球、内皮、腎臓皮
質、胎盤、胎児心筋層(von dem Borne et al., Br J Hematol, 63:35(1986)
)、ならびに胎児肝臓からの前正赤血球に見出される(Morey and Flemming, Br
J Haematol, 82:302(1992))。P抗原を遺伝的に欠いた個体は、B19パル
ボウイルス感染に罹りにくく、過剰P抗原またはP抗原に向けられるモノクロー
ナル抗体の投与は、B19パルボウイルスによる感染から赤血球前駆細胞を防御
し得る(同上)。さらに、B19パルボウイルス粒子のいくつかの領域を認識す
る中和抗体が生成された。例えば、アミノ酸38〜87、253〜272、30
9〜330、328〜344、359〜382、449〜468および491〜
515に見出されるようなVP2のエピトープに、そしてVP1のユニーク領域
に向けられるモノクローナル抗体は、B19パルボウイルスを中和し得る(Fiel
ds et al., Virology vol.2, 3rd edition, Lipponcott-Raven Publishers, Phi
ladelphia, Pa, p.2207(1996))。
、テクストラヘキソセラミドとして同定されている(Fields et al., Virology
vol.2, 3rd edition, Lipponcott-Raven Publishers, Philadelphia, Pa, p.220
4(1996))。P抗原は、成熟赤血球、赤血球前駆細胞、巨核球、内皮、腎臓皮
質、胎盤、胎児心筋層(von dem Borne et al., Br J Hematol, 63:35(1986)
)、ならびに胎児肝臓からの前正赤血球に見出される(Morey and Flemming, Br
J Haematol, 82:302(1992))。P抗原を遺伝的に欠いた個体は、B19パル
ボウイルス感染に罹りにくく、過剰P抗原またはP抗原に向けられるモノクロー
ナル抗体の投与は、B19パルボウイルスによる感染から赤血球前駆細胞を防御
し得る(同上)。さらに、B19パルボウイルス粒子のいくつかの領域を認識す
る中和抗体が生成された。例えば、アミノ酸38〜87、253〜272、30
9〜330、328〜344、359〜382、449〜468および491〜
515に見出されるようなVP2のエピトープに、そしてVP1のユニーク領域
に向けられるモノクローナル抗体は、B19パルボウイルスを中和し得る(Fiel
ds et al., Virology vol.2, 3rd edition, Lipponcott-Raven Publishers, Phi
ladelphia, Pa, p.2207(1996))。
【0005】
B19パルボウイルス抗原の産生のための遺伝子工学処理発現系も開発された
(Kajigaya et al., Proc Natl Acad Sci USA, 86:7601(1989); Kajigaya et
al., Proc Natl Acad Sci USA, 88:4646(1991); Brown et al., J Virol, 65:
2702(1991))。ネイティブ粒子と同様に、バキュロウイルス系で産生された組
換えB19パルボウイルスキャプシドは、VP1およびVP2の両方からなり、
これらのキャプシドタンパク質は自己集合して、ウイルス様粒子(VLP)を形
成する(Kajigaya et al., Proc Natl Acad Sci USA, 88:4646(1991))。B1
9パルボウイルスキャプシドの電子顕微鏡分析は、VLPが血漿由来ビリオンと
構造的に類似することを明示した(Kajigaya et al., Proc Natl Acad Sci USA,
88:4646(1991))。B19VLPは、B19パルボウイルス感染に対する可能
性のあるワクチンとして、目下、評価されており、予備試験の結果は、重篤な副
作用を伴わずに良好な中和応答を示す(Bostic et al, J. Infect. Dis., 179:6
19(1999))。多くが、B19キャプシドを投与することによりB19パルボウ
イルス感染を防止するよう試みているが、細胞増殖または移動を抑制する新規の
薬剤を開発するために、B19パルボウイルスキャプシド、B19キャプシドタ
ンパク質またはそれらの断片の特性を活用しようと試みた者はなかった。
(Kajigaya et al., Proc Natl Acad Sci USA, 86:7601(1989); Kajigaya et
al., Proc Natl Acad Sci USA, 88:4646(1991); Brown et al., J Virol, 65:
2702(1991))。ネイティブ粒子と同様に、バキュロウイルス系で産生された組
換えB19パルボウイルスキャプシドは、VP1およびVP2の両方からなり、
これらのキャプシドタンパク質は自己集合して、ウイルス様粒子(VLP)を形
成する(Kajigaya et al., Proc Natl Acad Sci USA, 88:4646(1991))。B1
9パルボウイルスキャプシドの電子顕微鏡分析は、VLPが血漿由来ビリオンと
構造的に類似することを明示した(Kajigaya et al., Proc Natl Acad Sci USA,
88:4646(1991))。B19VLPは、B19パルボウイルス感染に対する可能
性のあるワクチンとして、目下、評価されており、予備試験の結果は、重篤な副
作用を伴わずに良好な中和応答を示す(Bostic et al, J. Infect. Dis., 179:6
19(1999))。多くが、B19キャプシドを投与することによりB19パルボウ
イルス感染を防止するよう試みているが、細胞増殖または移動を抑制する新規の
薬剤を開発するために、B19パルボウイルスキャプシド、B19キャプシドタ
ンパク質またはそれらの断片の特性を活用しようと試みた者はなかった。
【0006】
(発明の概要)
本明細書中に記載した発明において、本発明人等は、B19パルボウイルスキ
ャプシド、B19パルボウイルスキャプシドタンパク質またはそれらの断片がP
抗原を有する細胞の増殖および/または移動を抑制するという発見を開示する。
本発明の実施形態は、細胞の増殖および/または移動を抑制する作用物質を必要
とする被験者に投与され得るB19パルボウイルスキャプシド、B19パルボウ
イルスキャプシドタンパク質またはそれらの断片を包含する薬剤を含む。造血細
胞または内皮細胞の増殖または移動に関連した疾患または症状の治療方法も、本
発明の態様の範囲内である。
ャプシド、B19パルボウイルスキャプシドタンパク質またはそれらの断片がP
抗原を有する細胞の増殖および/または移動を抑制するという発見を開示する。
本発明の実施形態は、細胞の増殖および/または移動を抑制する作用物質を必要
とする被験者に投与され得るB19パルボウイルスキャプシド、B19パルボウ
イルスキャプシドタンパク質またはそれらの断片を包含する薬剤を含む。造血細
胞または内皮細胞の増殖または移動に関連した疾患または症状の治療方法も、本
発明の態様の範囲内である。
【0007】
一実施形態は、例えば、P抗原を有する細胞の増殖または移動を抑制するため
の薬剤の製造のための、空の、非感染性の組換えB19パルボウイルスキャプシ
ド、B19キャプシドタンパク質、またはB19キャプシドタンパク質の断片の
使用を包含する。本使用による薬剤は、造血細胞増殖、内皮細胞増殖または内皮
細胞移動の抑制のためのものであり得る。さらに、本使用による薬剤は、血液学
的増殖性疾患、血管新生、腫瘍形成、または移植人工装具中への内皮細胞内方増
殖の治療のための薬剤であり得る。さらに、この使用による薬剤は、幹細胞移植
前の被験者の治療のための薬剤であって、被験者は胎児であり得る。
の薬剤の製造のための、空の、非感染性の組換えB19パルボウイルスキャプシ
ド、B19キャプシドタンパク質、またはB19キャプシドタンパク質の断片の
使用を包含する。本使用による薬剤は、造血細胞増殖、内皮細胞増殖または内皮
細胞移動の抑制のためのものであり得る。さらに、本使用による薬剤は、血液学
的増殖性疾患、血管新生、腫瘍形成、または移植人工装具中への内皮細胞内方増
殖の治療のための薬剤であり得る。さらに、この使用による薬剤は、幹細胞移植
前の被験者の治療のための薬剤であって、被験者は胎児であり得る。
【0008】
別の実施形態では、P抗原を有する細胞の増殖または移動の抑制方法が提供さ
れる。この方法は、細胞を、B19パルボウイルスキャプシド、B19キャプシ
ドタンパク質、およびB19キャプシドタンパク質の断片からなる群から選択さ
れるキャプシド因子と接触させる過程と、細胞増殖または細胞移動の抑制を測定
する過程とからなる。いくつかの態様では、細胞は造血系統の細胞または内皮細
胞であり得る。
れる。この方法は、細胞を、B19パルボウイルスキャプシド、B19キャプシ
ドタンパク質、およびB19キャプシドタンパク質の断片からなる群から選択さ
れるキャプシド因子と接触させる過程と、細胞増殖または細胞移動の抑制を測定
する過程とからなる。いくつかの態様では、細胞は造血系統の細胞または内皮細
胞であり得る。
【0009】
幹細胞移植前の被験者の治療方法も、本発明に包含される。この方法は、造血
細胞増殖を抑制するキャプシド因子を必要とする被験者を同定し、そしてB19
パルボウイルスキャプシド、B19キャプシドタンパク質、およびB19キャプ
シドタンパク質の断片からなる群から選択される有効量のキャプシド因子を、必
要とする前記被験者に提供することにより実施される。同様に、関連実施形態は
、血液学的増殖性疾患に対する被験者の治療方法であって、血液学的増殖性疾患
を抑制するキャプシド因子を、必要とする被験者を同定する過程と、B19パル
ボウイルスキャプシド、B19キャプシドタンパク質、およびB19キャプシド
タンパク質の断片からなる群から選択される有効量のキャプシド因子を、必要と
する前記の被験者に提供する過程とを含む方法に関する。
細胞増殖を抑制するキャプシド因子を必要とする被験者を同定し、そしてB19
パルボウイルスキャプシド、B19キャプシドタンパク質、およびB19キャプ
シドタンパク質の断片からなる群から選択される有効量のキャプシド因子を、必
要とする前記被験者に提供することにより実施される。同様に、関連実施形態は
、血液学的増殖性疾患に対する被験者の治療方法であって、血液学的増殖性疾患
を抑制するキャプシド因子を、必要とする被験者を同定する過程と、B19パル
ボウイルスキャプシド、B19キャプシドタンパク質、およびB19キャプシド
タンパク質の断片からなる群から選択される有効量のキャプシド因子を、必要と
する前記の被験者に提供する過程とを含む方法に関する。
【0010】
移植人工器官中への組織内方増殖の抑制方法も提供される。本アプローチは、
移植人工器官中への組織内方増殖を抑制するキャプシド因子を必要とする被験者
を同定する過程と、そしてB19パルボウイルスキャプシド、B19キャプシド
タンパク質、およびB19キャプシドタンパク質の断片からなる群から選択され
る有効量のキャプシド因子を必要とする前記被験者に提供する過程とからなる。
別の実施形態は、腫瘍形成の治療または予防方法を包含するが、この方法は、造
血細胞増殖を抑制するキャプシド因子を必要とする被験者を同定する過程と、B
19パルボウイルスキャプシド、B19キャプシドタンパク質、およびB19キ
ャプシドタンパク質の断片からなる群から選択される有効量のキャプシド因子を
必要とする前記の被験者に提供する過程とを含む。
移植人工器官中への組織内方増殖を抑制するキャプシド因子を必要とする被験者
を同定する過程と、そしてB19パルボウイルスキャプシド、B19キャプシド
タンパク質、およびB19キャプシドタンパク質の断片からなる群から選択され
る有効量のキャプシド因子を必要とする前記被験者に提供する過程とからなる。
別の実施形態は、腫瘍形成の治療または予防方法を包含するが、この方法は、造
血細胞増殖を抑制するキャプシド因子を必要とする被験者を同定する過程と、B
19パルボウイルスキャプシド、B19キャプシドタンパク質、およびB19キ
ャプシドタンパク質の断片からなる群から選択される有効量のキャプシド因子を
必要とする前記の被験者に提供する過程とを含む。
【0011】
キャプシド因子を有するキットも一実施形態であって、このようなキットは、
B19パルボウイルスキャプシド、B19キャプシドタンパク質、およびB19
キャプシドタンパク質の断片からなる群から選択されるキャプシド因子、ならび
に造血性前駆細胞増殖抑制、造血性前駆細胞増殖抑制、内皮細胞増殖抑制または
血液学的増殖の治療のための被験者への用量決定および投与のための指示を包含
する。
B19パルボウイルスキャプシド、B19キャプシドタンパク質、およびB19
キャプシドタンパク質の断片からなる群から選択されるキャプシド因子、ならび
に造血性前駆細胞増殖抑制、造血性前駆細胞増殖抑制、内皮細胞増殖抑制または
血液学的増殖の治療のための被験者への用量決定および投与のための指示を包含
する。
【0012】
(発明の詳細な説明)
本明細書中に記載した発明において、本発明人等は、B19パルボウイルスキ
ャプシド、B19パルボウイルスキャプシドタンパク質またはそれらの断片が、
P抗原を有する細胞の増殖および/または移動を抑制するという発見を開示する
。コロニー形成検定を用いることにより、本発明人等は、VP1およびVP2、
またはVP2だけからなるB19パルボウイルスキャプシドが、ヒト胎児肝細胞
、ヒト臍帯血細胞および成人骨髄細胞を含めた造血系統のいくつかの異なる種類
の細胞の増殖を抑制し得る、ということを実証する。さらに、本発明人等は、B
19パルボウイルスキャプシドが、ヒヒ属およびマカク属のサルから得られた骨
髄細胞の増殖を抑制することを発見した。さらに、P抗原に向けられるモノクロ
ーナル抗体、B19パルボウイルス感染を抑制することが知られているモノクロ
ーナル抗体、および2つの無症候性個体から得られたB19IgG陽性血清を用
いた中和検定の使用により、本発明人等は、B19パルボウイルスキャプシドが
P抗原を包含する相互作用により造血細胞増殖を抑制することを示す。さらに、
本発明人等は、P抗原を有する細胞とともにインキュベーション後にB19パル
ボウイルスキャプシドを免疫標識することにより、B19パルボウイルスキャプ
シドが、P抗原を有する細胞中にインターナライズされる、ということを見出し
た。
ャプシド、B19パルボウイルスキャプシドタンパク質またはそれらの断片が、
P抗原を有する細胞の増殖および/または移動を抑制するという発見を開示する
。コロニー形成検定を用いることにより、本発明人等は、VP1およびVP2、
またはVP2だけからなるB19パルボウイルスキャプシドが、ヒト胎児肝細胞
、ヒト臍帯血細胞および成人骨髄細胞を含めた造血系統のいくつかの異なる種類
の細胞の増殖を抑制し得る、ということを実証する。さらに、本発明人等は、B
19パルボウイルスキャプシドが、ヒヒ属およびマカク属のサルから得られた骨
髄細胞の増殖を抑制することを発見した。さらに、P抗原に向けられるモノクロ
ーナル抗体、B19パルボウイルス感染を抑制することが知られているモノクロ
ーナル抗体、および2つの無症候性個体から得られたB19IgG陽性血清を用
いた中和検定の使用により、本発明人等は、B19パルボウイルスキャプシドが
P抗原を包含する相互作用により造血細胞増殖を抑制することを示す。さらに、
本発明人等は、P抗原を有する細胞とともにインキュベーション後にB19パル
ボウイルスキャプシドを免疫標識することにより、B19パルボウイルスキャプ
シドが、P抗原を有する細胞中にインターナライズされる、ということを見出し
た。
【0013】
本発明人等は、B19パルボウイルスキャプシドが内皮細胞の増殖および移動
を抑制する、ということも発見した。B19パルボウイルスキャプシドの存在下
でヒト臍静脈内皮細胞(HUVEC)を繊維芽細胞増殖因子と接触させることに
より、内皮細胞増殖検定を実施した。クリスタルバイオレット染色により細胞増
殖をモニタリングし、その結果は、B19パルボウイルスキャプシドが内皮細胞
増殖を有効に低減することを立証した。ボイデンチェンバー検定を用いて、本発
明人等は、B19パルボウイルスキャプシドがHUVEC細胞の移動を抑制する
ことをさらに明らかにした。
を抑制する、ということも発見した。B19パルボウイルスキャプシドの存在下
でヒト臍静脈内皮細胞(HUVEC)を繊維芽細胞増殖因子と接触させることに
より、内皮細胞増殖検定を実施した。クリスタルバイオレット染色により細胞増
殖をモニタリングし、その結果は、B19パルボウイルスキャプシドが内皮細胞
増殖を有効に低減することを立証した。ボイデンチェンバー検定を用いて、本発
明人等は、B19パルボウイルスキャプシドがHUVEC細胞の移動を抑制する
ことをさらに明らかにした。
【0014】
本発明のいくつかの実施形態は、修飾B19パルボウイルスキャプシドの製造
を包含する。本発明人等は、5%未満のVP1を有するB19パルボウイルスキ
ャプシドおよびVP2のみを有するB19パルボウイルスキャプシドを製造する
ための多数のアプローチを開示する。さらに、本発明人等は、P抗原を有する細
胞の増殖および/または移動を抑制するために用いられ得るB19キャプシドタ
ンパク質の断片、およびこれらのペプチドに似たペプチド模倣物の製造を教示す
る。本発明のペプチド断片は、少なくとも3アミノ酸長〜780アミノ酸長まで
であり、保存性アミノ酸置換を包含し得る。さらに、B19パルボウイルスキャ
プシド、B19キャプシドタンパク質、またはB19キャプシドタンパク質の断
片は、B19キャプシドタンパク質上に天然には見出されない置換基の含入、突
然変異の含入により、あるいは融合タンパク質の作製により修飾され得る。誘導
または合成B19キャプシドタンパク質も実施形態である。さらに本発明人等は
、長期治療プロトコルを可能にするために、被験者に最小免疫応答を誘導するB
19パルボウイルスキャプシド、B19キャプシドタンパク質、またはB19キ
ャプシドタンパク質の断片を設計および製造するためのアプローチを教示する。
さらに本発明人等は、配列、突然変異または修飾の部位等の情報、機能的検定に
おける実行情報、ならびに適応症、臨床評価等を含めた療法情報を包含する種々
のB19キャプシドベースの療法に関するプロフィールの構築を記載する。
を包含する。本発明人等は、5%未満のVP1を有するB19パルボウイルスキ
ャプシドおよびVP2のみを有するB19パルボウイルスキャプシドを製造する
ための多数のアプローチを開示する。さらに、本発明人等は、P抗原を有する細
胞の増殖および/または移動を抑制するために用いられ得るB19キャプシドタ
ンパク質の断片、およびこれらのペプチドに似たペプチド模倣物の製造を教示す
る。本発明のペプチド断片は、少なくとも3アミノ酸長〜780アミノ酸長まで
であり、保存性アミノ酸置換を包含し得る。さらに、B19パルボウイルスキャ
プシド、B19キャプシドタンパク質、またはB19キャプシドタンパク質の断
片は、B19キャプシドタンパク質上に天然には見出されない置換基の含入、突
然変異の含入により、あるいは融合タンパク質の作製により修飾され得る。誘導
または合成B19キャプシドタンパク質も実施形態である。さらに本発明人等は
、長期治療プロトコルを可能にするために、被験者に最小免疫応答を誘導するB
19パルボウイルスキャプシド、B19キャプシドタンパク質、またはB19キ
ャプシドタンパク質の断片を設計および製造するためのアプローチを教示する。
さらに本発明人等は、配列、突然変異または修飾の部位等の情報、機能的検定に
おける実行情報、ならびに適応症、臨床評価等を含めた療法情報を包含する種々
のB19キャプシドベースの療法に関するプロフィールの構築を記載する。
【0015】
本発明のその他の実施形態は、B19パルボウイルスキャプシド、B19キャ
プシドタンパク質、またはB19キャプシドタンパク質の断片の多量体ディスプ
レーの調製を包含する。これらの多量体因子は、B19パルボウイルスキャプシ
ド、B19キャプシドタンパク質、またはB19キャプシドタンパク質の断片を
、ビーズ、樹脂、プラスチック皿であり得る、そして好ましくは医療具、例えば
ステント、弁またはその他の人工器官であり得る支持体に連結することにより作
製される。有益には、これらの多量体ディスプレーは、P抗原を有する細胞の増
殖および/または移動(例えば、移植後の再狭窄)を抑制する効力のある作用物
質を提供し得る。本発明人等は、B19パルボウイルスキャプシド、B19キャ
プシドタンパク質、またはB19キャプシドタンパク質の断片を包含する多数の
異なる製剤、および医療具の調製も教示する。これらの製剤は、多数の経路によ
る投与を可能にするために、他の添加剤、担体、または賦形剤を用いて処方され
得る。
プシドタンパク質、またはB19キャプシドタンパク質の断片の多量体ディスプ
レーの調製を包含する。これらの多量体因子は、B19パルボウイルスキャプシ
ド、B19キャプシドタンパク質、またはB19キャプシドタンパク質の断片を
、ビーズ、樹脂、プラスチック皿であり得る、そして好ましくは医療具、例えば
ステント、弁またはその他の人工器官であり得る支持体に連結することにより作
製される。有益には、これらの多量体ディスプレーは、P抗原を有する細胞の増
殖および/または移動(例えば、移植後の再狭窄)を抑制する効力のある作用物
質を提供し得る。本発明人等は、B19パルボウイルスキャプシド、B19キャ
プシドタンパク質、またはB19キャプシドタンパク質の断片を包含する多数の
異なる製剤、および医療具の調製も教示する。これらの製剤は、多数の経路によ
る投与を可能にするために、他の添加剤、担体、または賦形剤を用いて処方され
得る。
【0016】
治療および予防方法も本発明の範囲内である。いくつかの実施形態において、
本発明人等は、B19パルボウイルスキャプシド、B19キャプシドタンパク質
、またはB19キャプシドタンパク質の断片を包含する治療薬を投与することに
より、P抗原を有する細胞、例えば、限定はされないが、増殖系統の細胞および
内皮細胞の増殖および/または移動を抑制するための方法を教示する。一態様で
は、胎内幹細胞移植前に被験者における造血を抑制するための方法が提供される
。関連方法において、本発明人等は、生後幹細胞移植の前に被験者における造血
を抑制するためのアプローチ(例えば、非骨髄切除的療法に対する新規のアプロ
ーチ)を教示する。本発明のその他の方法は、血液学的増殖性疾患、例えば真性
赤血球増加症に罹患している被験者における細胞増殖を抑制するためのアプロー
チを包含する。さらに、実施形態は、血管新生、腫瘍形成または癌の予防方法、
ならびに繊維性蓄積または再狭窄を防止し、あるいはそうでなければ内皮細胞内
方増殖を遅延させる医療具、例えばステントまたは弁の製造方法を包含する。B
19パルボウイルスキャプシド、B19キャプシドタンパク質、またはB19キ
ャプシドタンパク質の断片を包含するキットも、本発明の実施形態である。下記
の項において、本発明人等は、B19パルボウイルスキャプシドが造血細胞の増
殖を抑制する証拠を提供する実験を記載する。
本発明人等は、B19パルボウイルスキャプシド、B19キャプシドタンパク質
、またはB19キャプシドタンパク質の断片を包含する治療薬を投与することに
より、P抗原を有する細胞、例えば、限定はされないが、増殖系統の細胞および
内皮細胞の増殖および/または移動を抑制するための方法を教示する。一態様で
は、胎内幹細胞移植前に被験者における造血を抑制するための方法が提供される
。関連方法において、本発明人等は、生後幹細胞移植の前に被験者における造血
を抑制するためのアプローチ(例えば、非骨髄切除的療法に対する新規のアプロ
ーチ)を教示する。本発明のその他の方法は、血液学的増殖性疾患、例えば真性
赤血球増加症に罹患している被験者における細胞増殖を抑制するためのアプロー
チを包含する。さらに、実施形態は、血管新生、腫瘍形成または癌の予防方法、
ならびに繊維性蓄積または再狭窄を防止し、あるいはそうでなければ内皮細胞内
方増殖を遅延させる医療具、例えばステントまたは弁の製造方法を包含する。B
19パルボウイルスキャプシド、B19キャプシドタンパク質、またはB19キ
ャプシドタンパク質の断片を包含するキットも、本発明の実施形態である。下記
の項において、本発明人等は、B19パルボウイルスキャプシドが造血細胞の増
殖を抑制する証拠を提供する実験を記載する。
【0017】
造血細胞の増殖を抑制するB19パルボウイルスキャプシド
第一組の実験において、本発明人等は、新鮮なヒト胎児肝細胞、臍帯血細胞お
よび骨髄細胞のコロニー形成の低減により立証されたように、組換えB19パル
ボウイルスキャプシドを用いて造血細胞増殖を抑制し得ることを発見した。これ
らの実験の説明を以下に提示する。
よび骨髄細胞のコロニー形成の低減により立証されたように、組換えB19パル
ボウイルスキャプシドを用いて造血細胞増殖を抑制し得ることを発見した。これ
らの実験の説明を以下に提示する。
【0018】
胎児肝組織を得るために、妊娠6〜12週目のヒト胎児を合法的流産から得た
。患者は、胎児組織の供与を自ら進んで申し出た。妊娠齢は、特異的解剖学的マ
ーカーにより概算されたが、月経齢として示される。真空吸引により流産を実施
した。胎児肝臓を滅菌条件下で切除し、RPMI1640を含有する滅菌管に入
れて、ビニルメッシュを通して崩壊させて、単一細胞懸濁液を生成した。次に、
有核細胞を3回洗浄し、計数して、培地中に稀釈した。
。患者は、胎児組織の供与を自ら進んで申し出た。妊娠齢は、特異的解剖学的マ
ーカーにより概算されたが、月経齢として示される。真空吸引により流産を実施
した。胎児肝臓を滅菌条件下で切除し、RPMI1640を含有する滅菌管に入
れて、ビニルメッシュを通して崩壊させて、単一細胞懸濁液を生成した。次に、
有核細胞を3回洗浄し、計数して、培地中に稀釈した。
【0019】
市販キット−「幹細胞CFUキット」(GIBCO BRL, Life Technology Inc., N
Y, USA)−を用いて、コロニー形成検定を実施した。キットは、ストローマ細胞
により産生される細胞外マトリックスに似せた半個体支持体を提供する。キット
に含まれる他の構成成分を以下に挙げる:Iscoveの変法ダルベッコ培地、修飾ウ
シ胎仔血清、メチルセルロース、2−メルカプトエタノール、状態調節化培地お
よびエリスロポエチン。形成されたコロニーは、高密度充填ヘモグロビン化細胞
を有するBFU−E(破裂形成単位−赤血球)、非ヘモグロビン化細胞の整列を
有するCFU−GM(コロニー形成単位−顆粒球、マクロファージ)、ならびに
ヘモグロビン化細胞および大小の周辺細胞を有するCFU−GEMM(コロニー
形成単位−顆粒球、赤血球、マクロファージ、巨核球)として同定された。
Y, USA)−を用いて、コロニー形成検定を実施した。キットは、ストローマ細胞
により産生される細胞外マトリックスに似せた半個体支持体を提供する。キット
に含まれる他の構成成分を以下に挙げる:Iscoveの変法ダルベッコ培地、修飾ウ
シ胎仔血清、メチルセルロース、2−メルカプトエタノール、状態調節化培地お
よびエリスロポエチン。形成されたコロニーは、高密度充填ヘモグロビン化細胞
を有するBFU−E(破裂形成単位−赤血球)、非ヘモグロビン化細胞の整列を
有するCFU−GM(コロニー形成単位−顆粒球、マクロファージ)、ならびに
ヘモグロビン化細胞および大小の周辺細胞を有するCFU−GEMM(コロニー
形成単位−顆粒球、赤血球、マクロファージ、巨核球)として同定された。
【0020】
組換え体パルボウイルスB19の空のキャプシド粒子(Kajigaya et al., Pro
c Natl Acad Sci USA, 88:4646(1991))は、MedImmune(Gaithersburg, MD, U
SA)から寄贈されたもので、組換え体バキュウロウイルス−昆虫細胞(Spodofer
a frugiperda)発現系で調製された(Kajigaya et al., Proc Natl Acad Sci US
A, 88:4646(1991))。キャプシドを緩衝液(20mMのトリス、0.5MのN
aCl、pH8.5)中で稀釈し、30μLの各稀釈物を100μLの培地中の
25×103細胞(新生児細胞に関しては50×103)に付加し、+4℃中で1
時間インキュベートした。次に混合物をインキュベーション皿に移し、培地を付
加して最終容量を0.5ml/ウエルとした。細胞を5%CO2での加湿雰囲気
中で11日間インキュベートし、次にコロニー形成検定において、BFU−E、
CFU−EおよびCFU−GEMM由来コロニー形成に関して採点した。
c Natl Acad Sci USA, 88:4646(1991))は、MedImmune(Gaithersburg, MD, U
SA)から寄贈されたもので、組換え体バキュウロウイルス−昆虫細胞(Spodofer
a frugiperda)発現系で調製された(Kajigaya et al., Proc Natl Acad Sci US
A, 88:4646(1991))。キャプシドを緩衝液(20mMのトリス、0.5MのN
aCl、pH8.5)中で稀釈し、30μLの各稀釈物を100μLの培地中の
25×103細胞(新生児細胞に関しては50×103)に付加し、+4℃中で1
時間インキュベートした。次に混合物をインキュベーション皿に移し、培地を付
加して最終容量を0.5ml/ウエルとした。細胞を5%CO2での加湿雰囲気
中で11日間インキュベートし、次にコロニー形成検定において、BFU−E、
CFU−EおよびCFU−GEMM由来コロニー形成に関して採点した。
【0021】
11日コロニー形成検定において、新鮮なヒト胎児肝細胞、臍帯血細胞および
成人骨髄細胞のコロニー形成の低減により立証されたように、B19パルボウイ
ルスキャプシドが造血細胞増殖を抑制することを、本発明人等は見出した。すな
わち、BFU−E(破裂形成単位−赤血球)、CFU−GM(コロニー形成単位
−顆粒球、マクロファージ)およびCFU−GEMM(コロニー形成単位−顆粒
球、赤血球、マクロファージ、巨核球)細胞のコロニー形成の低減は、ヒト胎児
肝細胞、臍帯血細胞および成人骨髄細胞がB19パルボウイルスキャプシドとと
もにインキュベートされた場合に、観察された(表1参照)。
成人骨髄細胞のコロニー形成の低減により立証されたように、B19パルボウイ
ルスキャプシドが造血細胞増殖を抑制することを、本発明人等は見出した。すな
わち、BFU−E(破裂形成単位−赤血球)、CFU−GM(コロニー形成単位
−顆粒球、マクロファージ)およびCFU−GEMM(コロニー形成単位−顆粒
球、赤血球、マクロファージ、巨核球)細胞のコロニー形成の低減は、ヒト胎児
肝細胞、臍帯血細胞および成人骨髄細胞がB19パルボウイルスキャプシドとと
もにインキュベートされた場合に、観察された(表1参照)。
【0022】
【表1】
【0023】
表1に示したように、造血細胞増殖の抑制は、0.007μg/mlB19パ
ルボウイルスキャプシドという低い数値で観察され、造血細胞増殖のかなりの抑
制が、70.0μg/mlB19パルボウイルスキャプシドで観察された。
ルボウイルスキャプシドという低い数値で観察され、造血細胞増殖のかなりの抑
制が、70.0μg/mlB19パルボウイルスキャプシドで観察された。
【0024】
組換えパピローマウイルスキャプシド(ワタオウサギパピローマウイルスおよ
びヒト6型パピローマウイルス)は、対照としてコロニー形成検定に含まれた。
これらのキャプシドは、パルボウイルスB19キャプシドと構造的に類似するが
、しかしP抗原とは相互作用しない。組換えヒトパピローマウイルスキャプシド
(HPV6)およびワタオウサギパピローマウイルス(CRPV)キャプシドは
、J. Dillner博士(Karolinska Institute, Stockholm, Sweden)から寄贈され
た。パルボウイルスB19キャプシドは造血細胞増殖を抑制したが、一方、パピ
ローマウイルスキャプシド(0.01〜100μg/mlの範囲で試験した)は
コロニー形成に全く影響を及ぼさなかった。
びヒト6型パピローマウイルス)は、対照としてコロニー形成検定に含まれた。
これらのキャプシドは、パルボウイルスB19キャプシドと構造的に類似するが
、しかしP抗原とは相互作用しない。組換えヒトパピローマウイルスキャプシド
(HPV6)およびワタオウサギパピローマウイルス(CRPV)キャプシドは
、J. Dillner博士(Karolinska Institute, Stockholm, Sweden)から寄贈され
た。パルボウイルスB19キャプシドは造血細胞増殖を抑制したが、一方、パピ
ローマウイルスキャプシド(0.01〜100μg/mlの範囲で試験した)は
コロニー形成に全く影響を及ぼさなかった。
【0025】
第二組の実験において、造血細胞のコロニー形成は、混合物を細胞に付加する
前に、抗B19モノクローナル抗体と一緒に、またはパルボウイルスB19Ig
G陽性ヒト血清と一緒に、パルボウイルスB19キャプシドをインキュベートす
ることにより救い出され得る、ということを本発明人等は見出した。IgGクラ
スの抗体である抗パルボウイルスB19モノクローナル抗体(MAB8292)
は購入されたものであり(Cehmicon AB, Malmo, Sweden)、そしてパルボウイル
スB19IgG陽性(パルボウイルスB19IgM陰性)血清は2名の無症候性
個体から得られた。一中和実施形態では、胎児肝細胞に混合物を付加する前に、
パルボウイルスB19キャプシドを抗B19モノクローナル抗体(MAB829
2)とともにインキュベートした。約25μlの抗パルボウイルスB19モノク
ローナル抗体(MAB8292)を25μlのパルボウイルスB19キャプシド
と一緒に+4℃で2時間インキュベートした。次に混合物を細胞に付加し、11
日コロニー形成検定を、前記と同様に、「中和化」キャプシド/細胞混合物上で
実施した。
前に、抗B19モノクローナル抗体と一緒に、またはパルボウイルスB19Ig
G陽性ヒト血清と一緒に、パルボウイルスB19キャプシドをインキュベートす
ることにより救い出され得る、ということを本発明人等は見出した。IgGクラ
スの抗体である抗パルボウイルスB19モノクローナル抗体(MAB8292)
は購入されたものであり(Cehmicon AB, Malmo, Sweden)、そしてパルボウイル
スB19IgG陽性(パルボウイルスB19IgM陰性)血清は2名の無症候性
個体から得られた。一中和実施形態では、胎児肝細胞に混合物を付加する前に、
パルボウイルスB19キャプシドを抗B19モノクローナル抗体(MAB829
2)とともにインキュベートした。約25μlの抗パルボウイルスB19モノク
ローナル抗体(MAB8292)を25μlのパルボウイルスB19キャプシド
と一緒に+4℃で2時間インキュベートした。次に混合物を細胞に付加し、11
日コロニー形成検定を、前記と同様に、「中和化」キャプシド/細胞混合物上で
実施した。
【0026】
相対的に高濃度のパルボウイルスB19キャプシドを用いたが(7μg/ml
、表1の値と比較)、0.02μg/mlという低量の抗B19モノクローナル
抗体は、胎児肝細胞増殖を抑制するパルボウイルスB19キャプシドの能力を低
減させ、20.0μg/mlの濃度の抗B19モノクローナル抗体は、BFU−
Eコロニー形成における抑制を完全に遮断し、CFU−GMおよびCFU−GE
MMコロニー形成に及ぼす影響を劇的に低減させた(表2参照)。
、表1の値と比較)、0.02μg/mlという低量の抗B19モノクローナル
抗体は、胎児肝細胞増殖を抑制するパルボウイルスB19キャプシドの能力を低
減させ、20.0μg/mlの濃度の抗B19モノクローナル抗体は、BFU−
Eコロニー形成における抑制を完全に遮断し、CFU−GMおよびCFU−GE
MMコロニー形成に及ぼす影響を劇的に低減させた(表2参照)。
【0027】
【表2】
【0028】
同様に、2つのロットのパルボウイルスB19IgG陽性血清を、B19パル
ボウイルスキャプシドを中和するそれらの能力に関して分析した。約25μlの
パルボウイルスB19IgG陽性血清を25μlのパルボウイルスB19キャプ
シドと一緒に+4℃で2時間インキュベートし、次に混合物を胎児肝細胞に付加
した。その後、前記のコロニー形成検定を、血清中和B19キャプシド/細胞混
合物で実施した。表3に示すように、血清の非存在下で、パルボウイルスB19
キャプシド(0.14μg/ml)は胎児肝細胞コロニー形成を有意に抑制した
が、一方、血清1の1:100という低値の稀釈液は、胎児肝細胞増殖を抑制す
るパルボウイルスB19キャプシドの能力を低減させた。
ボウイルスキャプシドを中和するそれらの能力に関して分析した。約25μlの
パルボウイルスB19IgG陽性血清を25μlのパルボウイルスB19キャプ
シドと一緒に+4℃で2時間インキュベートし、次に混合物を胎児肝細胞に付加
した。その後、前記のコロニー形成検定を、血清中和B19キャプシド/細胞混
合物で実施した。表3に示すように、血清の非存在下で、パルボウイルスB19
キャプシド(0.14μg/ml)は胎児肝細胞コロニー形成を有意に抑制した
が、一方、血清1の1:100という低値の稀釈液は、胎児肝細胞増殖を抑制す
るパルボウイルスB19キャプシドの能力を低減させた。
【0029】
【表3】
【0030】
P抗原に向けられるモノクローナル抗体を用いた中和検定を実施することによ
り、パルボウイルスB19キャプシドが造血細胞の増殖を抑制するというさらな
る証拠が得られた。マウスIgMクラス抗体である抗Pモノクローナル抗体(C
LB−ery−2)は、de Jong博士およびvon dem Borne博士(Central Labora
tory of the Netherlands Red Cross Blood Transfusion Service, Amsterdam,
The Netherlands)から寄贈された(von dem Borne et al., Br J Hematol. 63:
35(1986)参照)。これらの検定において、約2.5×104胎児肝細胞を10
0μlの培地中に懸濁し、次に25μlの抗Pモノクローナル抗体(CLB−e
ry−2)または25μlの抗−P1(Seraclone)(対照モノクローナル抗体)
とともにインキュベートした。細胞およびモノクローナル抗体を4℃で1時間イ
ンキュベートした。パルボウイルスB19キャプシドを付加する前に、細胞/抗
体混合物を冷培地中で2回洗浄し、そしてその後、前記と同様にコロニー形成検
定を実行した。ネイティブウイルス粒子を用いて実行された従来の実験および研
究からの証拠と一致して(Brown et al., Science, 262:114(1993)参照)、P
抗原に向けられるモノクローナル抗体は、パルボウイルスB19キャプシドの存
在下でインキュベートされた新鮮な胎児肝細胞の増殖を回復させ得る、というこ
とを本発明人等は発見した。表4に示すように、パルボウイルスB19キャプシ
ドの阻害作用は、CLB−ery−2の存在下で細胞がインキュベートされた場
合に、少なくとも25%低減された。これに対比して、P抗原と相互作用しない
抗P1(Seraclone)モノクローナル抗体(Labdesign, Stockholm, Sweden)は、
パルボウイルスB19キャプシド対照と比較した場合、コロニー形成に全く影響
を及ぼさなかった。
り、パルボウイルスB19キャプシドが造血細胞の増殖を抑制するというさらな
る証拠が得られた。マウスIgMクラス抗体である抗Pモノクローナル抗体(C
LB−ery−2)は、de Jong博士およびvon dem Borne博士(Central Labora
tory of the Netherlands Red Cross Blood Transfusion Service, Amsterdam,
The Netherlands)から寄贈された(von dem Borne et al., Br J Hematol. 63:
35(1986)参照)。これらの検定において、約2.5×104胎児肝細胞を10
0μlの培地中に懸濁し、次に25μlの抗Pモノクローナル抗体(CLB−e
ry−2)または25μlの抗−P1(Seraclone)(対照モノクローナル抗体)
とともにインキュベートした。細胞およびモノクローナル抗体を4℃で1時間イ
ンキュベートした。パルボウイルスB19キャプシドを付加する前に、細胞/抗
体混合物を冷培地中で2回洗浄し、そしてその後、前記と同様にコロニー形成検
定を実行した。ネイティブウイルス粒子を用いて実行された従来の実験および研
究からの証拠と一致して(Brown et al., Science, 262:114(1993)参照)、P
抗原に向けられるモノクローナル抗体は、パルボウイルスB19キャプシドの存
在下でインキュベートされた新鮮な胎児肝細胞の増殖を回復させ得る、というこ
とを本発明人等は発見した。表4に示すように、パルボウイルスB19キャプシ
ドの阻害作用は、CLB−ery−2の存在下で細胞がインキュベートされた場
合に、少なくとも25%低減された。これに対比して、P抗原と相互作用しない
抗P1(Seraclone)モノクローナル抗体(Labdesign, Stockholm, Sweden)は、
パルボウイルスB19キャプシド対照と比較した場合、コロニー形成に全く影響
を及ぼさなかった。
【0031】
【表4】
【0032】
臍帯血および成人骨髄試料から得られた新鮮な幹細胞を用いて、コロニー形成
に及ぼすパルボウイルスB19キャプシドの阻害作用も試験した。前記のプロト
コルを用いて、臍帯血および骨髄から得られた細胞に関して、B19パルボウイ
ルスキャプシドの存在下でのコロニー形成検定を実施した。臍帯血試料は、正常
出産からの膣分娩直後に得た。成人骨髄の試料は、健常同種異系供与者から得た
。新鮮な細胞の懸濁液をヘパリン処理し、0.9%NaCl中に稀釈して、20
00rpmで20分間、勾配遠心分離のためにLymphoprep(Nycomed,
Parma, Oslo, Norway)で分離した。細胞をパスツールピペットで注意深く取り
出して、0.9%NaCl中で3回洗浄し、計数して、コロニー形成検定のため
の準備で培地中に稀釈した。
に及ぼすパルボウイルスB19キャプシドの阻害作用も試験した。前記のプロト
コルを用いて、臍帯血および骨髄から得られた細胞に関して、B19パルボウイ
ルスキャプシドの存在下でのコロニー形成検定を実施した。臍帯血試料は、正常
出産からの膣分娩直後に得た。成人骨髄の試料は、健常同種異系供与者から得た
。新鮮な細胞の懸濁液をヘパリン処理し、0.9%NaCl中に稀釈して、20
00rpmで20分間、勾配遠心分離のためにLymphoprep(Nycomed,
Parma, Oslo, Norway)で分離した。細胞をパスツールピペットで注意深く取り
出して、0.9%NaCl中で3回洗浄し、計数して、コロニー形成検定のため
の準備で培地中に稀釈した。
【0033】
臍帯血および骨髄から得られた造血細胞を抑制するパルボウイルスB19キャ
プシドの能力は、胎児肝細胞で示されたものに匹敵した(表5参照)。例えば図
1に示したように、ヒト臍帯血から得られた細胞の増殖は、パルボウイルスB1
9キャプシドの濃度が増大すると低減した。さらに、臍帯血または骨髄から得ら
れた細胞、ならびにパルボウイルスB19キャプシドを用いた中和検定も、ヒト
胎児肝細胞で観察された結果と同様の結果を示した。すなわち、臍帯血および骨
髄から得られた細胞との接触の前に抗パルボウイルスB19モノクローナル抗体
(Mab8292)とともにインキュベートされたパルボウイルスB19キャプ
シドは、コロニー形成の増大により立証されるように、細胞増殖を抑制する能力
低減を示した。
プシドの能力は、胎児肝細胞で示されたものに匹敵した(表5参照)。例えば図
1に示したように、ヒト臍帯血から得られた細胞の増殖は、パルボウイルスB1
9キャプシドの濃度が増大すると低減した。さらに、臍帯血または骨髄から得ら
れた細胞、ならびにパルボウイルスB19キャプシドを用いた中和検定も、ヒト
胎児肝細胞で観察された結果と同様の結果を示した。すなわち、臍帯血および骨
髄から得られた細胞との接触の前に抗パルボウイルスB19モノクローナル抗体
(Mab8292)とともにインキュベートされたパルボウイルスB19キャプ
シドは、コロニー形成の増大により立証されるように、細胞増殖を抑制する能力
低減を示した。
【0034】
【表5】
【0035】
さらに、サル(ヒヒ属およびマカク属)の骨髄から得られた造血細胞を用いて
、パルボウイルスB19細胞の存在下でのコロニー形成検定を前記と同様に実施
した。図2に示したように、霊長類造血細胞増殖は、パルボウイルスB19キャ
プシドの濃度の増大に一致して、低減した。この実験からの結果は、霊長類造血
細胞がパルボウイルスB19キャプシドと相互作用するP抗原を有することを実
証するだけでなく、ヒヒ属およびマカク属が本発明の治療的および予防的実施形
態のin vivo試験に適しているということを立証した。次の項では、修飾B19
パルボウイルスキャプシドおよびB19パルボウイルスキャプシドを構成するペ
プチドを用いて造血細胞増殖を抑制し得る、という発見を本発明人等は説明する
。
、パルボウイルスB19細胞の存在下でのコロニー形成検定を前記と同様に実施
した。図2に示したように、霊長類造血細胞増殖は、パルボウイルスB19キャ
プシドの濃度の増大に一致して、低減した。この実験からの結果は、霊長類造血
細胞がパルボウイルスB19キャプシドと相互作用するP抗原を有することを実
証するだけでなく、ヒヒ属およびマカク属が本発明の治療的および予防的実施形
態のin vivo試験に適しているということを立証した。次の項では、修飾B19
パルボウイルスキャプシドおよびB19パルボウイルスキャプシドを構成するペ
プチドを用いて造血細胞増殖を抑制し得る、という発見を本発明人等は説明する
。
【0036】
造血細胞増殖を抑制するB19パルボウイルスキャプシドを構成する修飾B19
パルボウイルスキャプシドおよびペプチド この項では、造血細胞増殖を抑制するために長期治療プロトコルに用いられ得
る、異なる割合のVP1およびVP2タンパク質またはVP2単独を有する修飾
B19キャプシドの製造方法を本発明人等は説明する。細胞増殖の抑制に関与す
るB19パルボウイルスキャプシドの領域を同定するための試みにおいて、P抗
原の結合後、キャプシドはP抗原を有する細胞と融合し、インターナライズされ
るようになる、ということを本発明人等は発見した。B19パルボウイルスキャ
プシドインターナリゼーションの証拠を提供した一実施形態において、本発明人
等は、胎児肝細胞をB19パルボウイルスキャプシドとともにインキュベートし
、キャプシド処理細胞をBioRadスライド上に固定して、抗B19モノクローナル
抗体(Mab8292)で標識し、蛍光第二抗体で検出した。それに応じて、胎
児肝細胞をPBS中で洗浄し、2×106/mlの濃度を有する懸濁液を調製し
た。懸濁液の分画をB19ネイティブキャプシド(0.35μgキャプシド/m
l細胞懸濁液)とともに37℃で1時間インキュベートした。次に、細胞/キャ
プシド懸濁液の約20μlの小滴(約40,000細胞)を、各々10ウエルを
有する2枚のBioRadスライドに載せた。各スライド上のウエルのうちの2つには
、キャプシドで処理しなかった細胞を対照として用いた。次に、2枚のBioRad(
商品名)スライドのうちの一方の上の細胞をサポニンで透過性化したが、これは
抗体を透過させる。その後、第一抗B19モノクローナルIgG抗体を付加し、
結合およびPBS洗浄による非結合第一抗体の除去後、第二蛍光抗IgG抗体を
付加し、結合させて、非結合第二抗体をPBS洗浄で除去した。分析のためにU
V光顕微鏡を用いた。B19パルボウイルスキャプシドで処理されたサポニン透
過性化細胞は、細胞膜上および細胞内部に蛍光を示した。これに対比して、サポ
ニンで透過性化されなかった対照細胞は、細胞表面にのみ蛍光を示した。これら
の結果は、B19パルボウイルスキャプシドにより媒介される細胞増殖の抑制が
、P抗原に対する受容体をコードするタンパク質配列とより関係し得る、という
証拠を提供する。
パルボウイルスキャプシドおよびペプチド この項では、造血細胞増殖を抑制するために長期治療プロトコルに用いられ得
る、異なる割合のVP1およびVP2タンパク質またはVP2単独を有する修飾
B19キャプシドの製造方法を本発明人等は説明する。細胞増殖の抑制に関与す
るB19パルボウイルスキャプシドの領域を同定するための試みにおいて、P抗
原の結合後、キャプシドはP抗原を有する細胞と融合し、インターナライズされ
るようになる、ということを本発明人等は発見した。B19パルボウイルスキャ
プシドインターナリゼーションの証拠を提供した一実施形態において、本発明人
等は、胎児肝細胞をB19パルボウイルスキャプシドとともにインキュベートし
、キャプシド処理細胞をBioRadスライド上に固定して、抗B19モノクローナル
抗体(Mab8292)で標識し、蛍光第二抗体で検出した。それに応じて、胎
児肝細胞をPBS中で洗浄し、2×106/mlの濃度を有する懸濁液を調製し
た。懸濁液の分画をB19ネイティブキャプシド(0.35μgキャプシド/m
l細胞懸濁液)とともに37℃で1時間インキュベートした。次に、細胞/キャ
プシド懸濁液の約20μlの小滴(約40,000細胞)を、各々10ウエルを
有する2枚のBioRadスライドに載せた。各スライド上のウエルのうちの2つには
、キャプシドで処理しなかった細胞を対照として用いた。次に、2枚のBioRad(
商品名)スライドのうちの一方の上の細胞をサポニンで透過性化したが、これは
抗体を透過させる。その後、第一抗B19モノクローナルIgG抗体を付加し、
結合およびPBS洗浄による非結合第一抗体の除去後、第二蛍光抗IgG抗体を
付加し、結合させて、非結合第二抗体をPBS洗浄で除去した。分析のためにU
V光顕微鏡を用いた。B19パルボウイルスキャプシドで処理されたサポニン透
過性化細胞は、細胞膜上および細胞内部に蛍光を示した。これに対比して、サポ
ニンで透過性化されなかった対照細胞は、細胞表面にのみ蛍光を示した。これら
の結果は、B19パルボウイルスキャプシドにより媒介される細胞増殖の抑制が
、P抗原に対する受容体をコードするタンパク質配列とより関係し得る、という
証拠を提供する。
【0037】
本発明の実施形態は修飾を伴わずにB19パルボウイルスキャプシドを包含し
得るが、しかし、ネイティブB19VLP(すなわち、95%VP2および5%
VP1を有するキャプシド)は免疫応答を引き出し、これによりそれらはいくつ
かの治療用途(例えば、長期治療プロトコルでの使用)にあまり望ましくなくな
る。他のものは、パルボウイルスワクチンの開発を試みながら25%VP1およ
び75%VP2を有する修飾B19パルボウイルスキャプシドを構築しているが
、しかしながら、この修飾VLPは、in vivo中和応答増大を誘導する(米国特
許第5,508,186号(Young等)参照)。このような修飾B19パルボウ
イルスキャプシドは、被験者の免疫応答が被験者の身体からVLPを急速に除去
し、したがって有効用量を低下させ得るために、長期治療プロトコルには望まし
くない。さらに、集団中のパルボウイルスに対する抗体の保有率が50%近くに
なるため、治療プロトコルは最小免疫応答を引き出すキャプシド因子を用いるの
が好ましい。VP1のユニーク領域はB19パルボウイルスキャプシドに対する
免疫応答において不可欠な役割を演じる(Fields et al., Virology vol.2, 3rd
edition, Lipponcott-Raven Publishers, Philadelphia, Pa, p.2207(1996)
参照)と思われるため、天然に見出されるよりも少ないVP1を包含する修飾キ
ャプシドが製造され得るし、長期使用により有効な治療薬であり得る。すなわち
、いくつかの実施形態は、VP1およびVP2の全量の0.1%、0.2%、0
.3%、0.4%、0.5%、0.6%、0.7%、0.8%、0.9%、1.
0%、1.1%、1.2%、1.3%、1.4%、1.5%、1.6%、1.7
%、1.8%、1.9%、2.0%、2.1%、2.2%、2.3%、2.4%
、2.5%、2.6%、2.7、2.8%、2.9%、3.0%、3.1%、3
.2%、3.3%、3.4%、3.5%、3.6%、3.7%、3.8%、3.
9%、4.0%、4.1%、4.2%、4.3%、4.4%、4.5%、4.6
%、4.7%、4.8%、4.9%および5.0%と同等かそれ以下である量の
VP1を包含するB19パルボウイルスキャプシドを含む。Klaus Heddman(Uni
versity of Helsinki, Finland)からB19パルボウイルスキャプシド(VP1
単独およびVP1/2)を得た。
得るが、しかし、ネイティブB19VLP(すなわち、95%VP2および5%
VP1を有するキャプシド)は免疫応答を引き出し、これによりそれらはいくつ
かの治療用途(例えば、長期治療プロトコルでの使用)にあまり望ましくなくな
る。他のものは、パルボウイルスワクチンの開発を試みながら25%VP1およ
び75%VP2を有する修飾B19パルボウイルスキャプシドを構築しているが
、しかしながら、この修飾VLPは、in vivo中和応答増大を誘導する(米国特
許第5,508,186号(Young等)参照)。このような修飾B19パルボウ
イルスキャプシドは、被験者の免疫応答が被験者の身体からVLPを急速に除去
し、したがって有効用量を低下させ得るために、長期治療プロトコルには望まし
くない。さらに、集団中のパルボウイルスに対する抗体の保有率が50%近くに
なるため、治療プロトコルは最小免疫応答を引き出すキャプシド因子を用いるの
が好ましい。VP1のユニーク領域はB19パルボウイルスキャプシドに対する
免疫応答において不可欠な役割を演じる(Fields et al., Virology vol.2, 3rd
edition, Lipponcott-Raven Publishers, Philadelphia, Pa, p.2207(1996)
参照)と思われるため、天然に見出されるよりも少ないVP1を包含する修飾キ
ャプシドが製造され得るし、長期使用により有効な治療薬であり得る。すなわち
、いくつかの実施形態は、VP1およびVP2の全量の0.1%、0.2%、0
.3%、0.4%、0.5%、0.6%、0.7%、0.8%、0.9%、1.
0%、1.1%、1.2%、1.3%、1.4%、1.5%、1.6%、1.7
%、1.8%、1.9%、2.0%、2.1%、2.2%、2.3%、2.4%
、2.5%、2.6%、2.7、2.8%、2.9%、3.0%、3.1%、3
.2%、3.3%、3.4%、3.5%、3.6%、3.7%、3.8%、3.
9%、4.0%、4.1%、4.2%、4.3%、4.4%、4.5%、4.6
%、4.7%、4.8%、4.9%および5.0%と同等かそれ以下である量の
VP1を包含するB19パルボウイルスキャプシドを含む。Klaus Heddman(Uni
versity of Helsinki, Finland)からB19パルボウイルスキャプシド(VP1
単独およびVP1/2)を得た。
【0038】
さらに、組換え体VP2は、VP1を伴わずに、VP1/VP2構造と類似の
キャプシド構造を自発的に形成し得る(米国特許第5,508,186号(Youn
g等)参照)。VP2キャプシドは小中和領域のみを有し、したがって長期治療
プロトコルに用いるための非常に有効な治療薬であり得る。前記のコロニー形成
検定を用いて、VP2キャプシドが造血細胞の増殖を抑制し得ることを本発明人
等は確定した(図3参照)。前記と同様に、VP2キャプシドの存在下でヒト胎
児肝細胞をインキュベートし、11日コロニー形成検定を実施した。この実験に
おける陽性対照は、ネイティブB19VLP、すなわち95%VP2および5%
VP1を有するB19パルボウイルスキャプシド(VP1/2)であった。
キャプシド構造を自発的に形成し得る(米国特許第5,508,186号(Youn
g等)参照)。VP2キャプシドは小中和領域のみを有し、したがって長期治療
プロトコルに用いるための非常に有効な治療薬であり得る。前記のコロニー形成
検定を用いて、VP2キャプシドが造血細胞の増殖を抑制し得ることを本発明人
等は確定した(図3参照)。前記と同様に、VP2キャプシドの存在下でヒト胎
児肝細胞をインキュベートし、11日コロニー形成検定を実施した。この実験に
おける陽性対照は、ネイティブB19VLP、すなわち95%VP2および5%
VP1を有するB19パルボウイルスキャプシド(VP1/2)であった。
【0039】
図3に示した結果は、VP2キャプシドが3μg/mlという低い濃度で造血
細胞増殖を抑制し、有意の抑制は30μg/mlで起きることを実証する。長期
治療に適した実施形態は、細胞増殖の抑制に関連があるVP2の断片も包含し得
る(例えば、P抗原結合部位、あるいは融合/インターナリゼーションまたはそ
の両方に関与するVP2の領域)。下記でさらに詳細に考察するように、タンパ
ク質工学処理、コンピューターモデリング、エピトープマッピング、ならびに本
明細書中に記載した「キャプシド因子特性化検定」における技法を用いて、強い
免疫応答を生じることなく細胞増殖を有効に抑制するVP2またはVP1もしく
はその両方のペプチドを迅速に同定し得る。
細胞増殖を抑制し、有意の抑制は30μg/mlで起きることを実証する。長期
治療に適した実施形態は、細胞増殖の抑制に関連があるVP2の断片も包含し得
る(例えば、P抗原結合部位、あるいは融合/インターナリゼーションまたはそ
の両方に関与するVP2の領域)。下記でさらに詳細に考察するように、タンパ
ク質工学処理、コンピューターモデリング、エピトープマッピング、ならびに本
明細書中に記載した「キャプシド因子特性化検定」における技法を用いて、強い
免疫応答を生じることなく細胞増殖を有効に抑制するVP2またはVP1もしく
はその両方のペプチドを迅速に同定し得る。
【0040】
「キャプシド因子特性化検定」という用語は、P抗原を有する細胞の増殖を抑
制する「キャプシド因子」の能力を分析する検定を意味するよう意図される。キ
ャプシド因子の例としては、B19VLPまたはVP1/2、もしくはVP1ま
たはVP2キャプシド、あるいはVP1またはVP2もしくはその両方の修飾ま
たは非修飾ペプチド断片、あるいはVP1またはVP2もしくはその両方の配列
を有する合成分子、あるいはこれらの分子のVP1またはVP2に似たペプチド
模倣物あるいはこれらの分子のいずれかまたは両方の領域が挙げられるが、これ
らに限定されない。キャプシド因子特性化検定の例としては、コロニー形成検定
、中和検定、タンパク質結合または融合検定、インターナリゼーション検定、転
写または翻訳検定、ならびにキャプシド因子との接触後の細胞中のタンパク質ま
たはカルシウム可動性のリン酸化を評価する検定が挙げられるが、これらに限定
されない(いくつかのキャプシド因子特性化検定を記載する米国特許第5,50
8,186号(Young等)も参照)(この記載内容は、参照により本明細書中に
特に具体化される)。次の項では、パルボウイルスB19キャプシドはP抗原を
有する別の種類の細胞−内皮細胞を抑制し得る、という発見を本発明人等は開示
する。
制する「キャプシド因子」の能力を分析する検定を意味するよう意図される。キ
ャプシド因子の例としては、B19VLPまたはVP1/2、もしくはVP1ま
たはVP2キャプシド、あるいはVP1またはVP2もしくはその両方の修飾ま
たは非修飾ペプチド断片、あるいはVP1またはVP2もしくはその両方の配列
を有する合成分子、あるいはこれらの分子のVP1またはVP2に似たペプチド
模倣物あるいはこれらの分子のいずれかまたは両方の領域が挙げられるが、これ
らに限定されない。キャプシド因子特性化検定の例としては、コロニー形成検定
、中和検定、タンパク質結合または融合検定、インターナリゼーション検定、転
写または翻訳検定、ならびにキャプシド因子との接触後の細胞中のタンパク質ま
たはカルシウム可動性のリン酸化を評価する検定が挙げられるが、これらに限定
されない(いくつかのキャプシド因子特性化検定を記載する米国特許第5,50
8,186号(Young等)も参照)(この記載内容は、参照により本明細書中に
特に具体化される)。次の項では、パルボウイルスB19キャプシドはP抗原を
有する別の種類の細胞−内皮細胞を抑制し得る、という発見を本発明人等は開示
する。
【0041】
P抗原を発現する他の細胞、例えば、限定されないが、内皮細胞の増殖を抑制す
るB19パルボウイルスキャプシド 第一組の実験からの結果は、パルボウイルスB19キャプシドおよびVP2キ
ャプシドがP抗原を有する多数の異なる造血細胞(異なる種からの造血細胞を含
める)の増殖を効率的に抑制する、という証拠を提供する。第二組の実験で、組
換え体B19パルボウイルスキャプシドはP抗原を有する別の種類の細胞の増殖
を抑制する、ということを本発明人等は発見した。特に、内皮細胞の増殖および
移動の低減により立証されるように、パルボウイルスB19キャプシドは内皮細
胞の増殖を抑制し得る、ということを本発明人等は見出した。これらの実験の説
明を以下に提示する。B19パルボウイルスキャプシドが内皮細胞増殖を抑制し
得るか否かを確定するために、24ウエルプレート中に1.5×104細胞/ウ
エルの密度でプレート化した一次ヒト臍静脈内皮細胞を、0.5%ウシ胎仔血清
+10.0ng/ml塩基性繊維芽細胞増殖因子の存在下でB19パルボウイル
スキャプシドとともにインキュベートする検定を行った。翌日、種々のB19キ
ャプシド調製物(すなわち、VP1/2、あるいはVP1またはVP2のみを用
いて作製されたキャプシド)を各ウエルに付加し、キャプシドを有する細胞をさ
らに72時間インキュベートした。次に、クリスタルバイオレット染料検定を用
いて、細胞増殖を測定した。それにより、キャプシド処理細胞をPBS中で洗浄
し、3.7%ホルムアルデヒド中に固定し、クリスタルバイオレットとともにイ
ンキュベートした。次に、蒸留水を用いた大量の洗浄液により染料を除去した。
細胞−会合クリスタルバイオレットを10%酢酸で可溶化し、ELISAプレー
ト読取器で吸光度540nmで定量した。
るB19パルボウイルスキャプシド 第一組の実験からの結果は、パルボウイルスB19キャプシドおよびVP2キ
ャプシドがP抗原を有する多数の異なる造血細胞(異なる種からの造血細胞を含
める)の増殖を効率的に抑制する、という証拠を提供する。第二組の実験で、組
換え体B19パルボウイルスキャプシドはP抗原を有する別の種類の細胞の増殖
を抑制する、ということを本発明人等は発見した。特に、内皮細胞の増殖および
移動の低減により立証されるように、パルボウイルスB19キャプシドは内皮細
胞の増殖を抑制し得る、ということを本発明人等は見出した。これらの実験の説
明を以下に提示する。B19パルボウイルスキャプシドが内皮細胞増殖を抑制し
得るか否かを確定するために、24ウエルプレート中に1.5×104細胞/ウ
エルの密度でプレート化した一次ヒト臍静脈内皮細胞を、0.5%ウシ胎仔血清
+10.0ng/ml塩基性繊維芽細胞増殖因子の存在下でB19パルボウイル
スキャプシドとともにインキュベートする検定を行った。翌日、種々のB19キ
ャプシド調製物(すなわち、VP1/2、あるいはVP1またはVP2のみを用
いて作製されたキャプシド)を各ウエルに付加し、キャプシドを有する細胞をさ
らに72時間インキュベートした。次に、クリスタルバイオレット染料検定を用
いて、細胞増殖を測定した。それにより、キャプシド処理細胞をPBS中で洗浄
し、3.7%ホルムアルデヒド中に固定し、クリスタルバイオレットとともにイ
ンキュベートした。次に、蒸留水を用いた大量の洗浄液により染料を除去した。
細胞−会合クリスタルバイオレットを10%酢酸で可溶化し、ELISAプレー
ト読取器で吸光度540nmで定量した。
【0042】
図4〜7には、内皮細胞増殖検定の結果を示す。これらの図の「x軸」は、対
照抗原KYVTGIN(配列番号1)(図4)、B19パルボウイルスキャプシ
ド(VP1単独)(図5)、B19パルボウイルスキャプシド(VP1/2)(
図6)およびB19パルボウイルスキャプシド(VP2単独)(図7)の漸増濃
度を示す。したがって、左から右に、棒は、0μg/ml、0.01μg/ml
、0.1μg/ml、1.0μg/mlおよび10.0μg/mlを用いた54
0nmでの吸光度を示す。「y軸」は、540nmでの吸光度の標準を示す。標
準偏差は10%以内であった。図7に示すように、VP2キャプシドは1.0μ
g/mlという低い濃度で内皮細胞増殖を有効に抑制し、有意抑制は、10.0
μg/mlで観察された。
照抗原KYVTGIN(配列番号1)(図4)、B19パルボウイルスキャプシ
ド(VP1単独)(図5)、B19パルボウイルスキャプシド(VP1/2)(
図6)およびB19パルボウイルスキャプシド(VP2単独)(図7)の漸増濃
度を示す。したがって、左から右に、棒は、0μg/ml、0.01μg/ml
、0.1μg/ml、1.0μg/mlおよび10.0μg/mlを用いた54
0nmでの吸光度を示す。「y軸」は、540nmでの吸光度の標準を示す。標
準偏差は10%以内であった。図7に示すように、VP2キャプシドは1.0μ
g/mlという低い濃度で内皮細胞増殖を有効に抑制し、有意抑制は、10.0
μg/mlで観察された。
【0043】
細胞移動に及ぼすB19パルボウイルスキャプシド調製物の影響も測定した。
移動検定は、変法ボイデンチェンバー検定(Neuroprobe, Inc.)を用いて実施し
た。コラーゲン1コーティング8μm孔サイズミリポアフィルターを通すHUV
EC細胞の移動を刺激するために、塩基性繊維芽細胞増殖因子(40ng/ml
)を付加した。移動検定を実行する前に、種々のB19キャプシド調製物(すな
わち、VP1/2、あるいはVP1またはVP2のみで作製されたキャプシド)
とともに、細胞を60分間インキュベートした。移動検定を実施するために、1
0%CO2雰囲気中で37℃で4.5時間、ボイデンチェンバーをインキュベー
トした。その後、フィルターを除去し、3.7%ホルムアルデヒド中で固定した
。ギルのヘマトキシリン中で一夜、フィルターを染色することにより、細胞移動
を可視化した。高倍率視野当たりのフィルターの移動側面上の染色細胞を計数す
ることにより、移動中の細胞の数を数えた(図8参照)。図8に示すように、1
μg/mlという低い濃度のVP2キャプシドが、内皮細胞移動を有効に抑制し
た。さらに、内皮細胞移動のVP2キャプシド媒介性抑制は、ネイティブキャプ
シド(VP1/2)またはVP1のみを有するキャプシドを用いて観察されたよ
りも有意に強力であった。
移動検定は、変法ボイデンチェンバー検定(Neuroprobe, Inc.)を用いて実施し
た。コラーゲン1コーティング8μm孔サイズミリポアフィルターを通すHUV
EC細胞の移動を刺激するために、塩基性繊維芽細胞増殖因子(40ng/ml
)を付加した。移動検定を実行する前に、種々のB19キャプシド調製物(すな
わち、VP1/2、あるいはVP1またはVP2のみで作製されたキャプシド)
とともに、細胞を60分間インキュベートした。移動検定を実施するために、1
0%CO2雰囲気中で37℃で4.5時間、ボイデンチェンバーをインキュベー
トした。その後、フィルターを除去し、3.7%ホルムアルデヒド中で固定した
。ギルのヘマトキシリン中で一夜、フィルターを染色することにより、細胞移動
を可視化した。高倍率視野当たりのフィルターの移動側面上の染色細胞を計数す
ることにより、移動中の細胞の数を数えた(図8参照)。図8に示すように、1
μg/mlという低い濃度のVP2キャプシドが、内皮細胞移動を有効に抑制し
た。さらに、内皮細胞移動のVP2キャプシド媒介性抑制は、ネイティブキャプ
シド(VP1/2)またはVP1のみを有するキャプシドを用いて観察されたよ
りも有意に強力であった。
【0044】
前記の実験からの結果は、パルボウイルスB19キャプシド、修飾パルボウイ
ルスB19キャプシド、およびVP2キャプシドが、P抗原を有する細胞、例え
ば造血系統の細胞および内皮細胞の増殖および/または移動を効率的に抑制する
ために製造され、用いられ得る、という証拠を提供する。前記の実験は、P抗原
を結合するおよび/または粒子の融合またはインターナリゼーションに関与する
B19キャプシドタンパク質配列が、細胞増殖または細胞移動の抑制に関与し得
る、ということも明示する。これらの実施形態は本発明の多数の治療的用途に適
しているが、しかし、VP1またはVP2の断片またはその両方、あるいは合成
分子を包含する調合薬は、P抗原を有する細胞とより効率的に結合し、融合し、
そしてインターナライズするよう構築され得る。下記の項では、細胞増殖および
細胞移動を抑制するより多くのキャプシド因子の製造および特性化を本発明人等
は教示する。
ルスB19キャプシド、およびVP2キャプシドが、P抗原を有する細胞、例え
ば造血系統の細胞および内皮細胞の増殖および/または移動を効率的に抑制する
ために製造され、用いられ得る、という証拠を提供する。前記の実験は、P抗原
を結合するおよび/または粒子の融合またはインターナリゼーションに関与する
B19キャプシドタンパク質配列が、細胞増殖または細胞移動の抑制に関与し得
る、ということも明示する。これらの実施形態は本発明の多数の治療的用途に適
しているが、しかし、VP1またはVP2の断片またはその両方、あるいは合成
分子を包含する調合薬は、P抗原を有する細胞とより効率的に結合し、融合し、
そしてインターナライズするよう構築され得る。下記の項では、細胞増殖および
細胞移動を抑制するより多くのキャプシド因子の製造および特性化を本発明人等
は教示する。
【0045】
P抗原を有する細胞の増殖および移動を抑制するB19キャプシド因子
この項では、パルボウイルスB19キャプシド、修飾パルボウイルスB19キ
ャプシド、VP2キャプシド、ならびにVP1、VP2のいずれかまたはその両
方の領域に対応する配列を有するペプチドまたはペプチド模倣物を含めた、しか
しこれらに限定されないキャプシド因子を製造し、設計し、特性化するために用
いられ得るいくつかの技法を、本発明人等は説明する。VP1およびVP2構造
遺伝子全体をシーケンシングしたが、この配列はNCBIデータベース供給源寄
託番号U38506.1または寄託番号AAB47788、あるいは医学文献検
索システム(medline)番号97081188から、あるいはErdman et al., J.
Gen. Virol., 77:2767(1996)(この記載内容および配列はすべて、参照によ
り本明細書中に特に援用する)に記載されているようにして、入手できる。本発
明の実施形態とともに用いられるVP1またはVP2、あるいはそのいずれかま
たは両方の断片は、細胞増殖および細胞移動の抑制に関与する配列に対応する。
本発明の望ましいペプチドは、VP1およびVP2構造タンパク質の3アミノ酸
〜780アミノ酸を包含できるが、P抗原を有する細胞の増殖および/または移
動の抑制に関与する分子の少なくとも何らかの部分を有する。言い換えれば、本
発明の好ましい実施形態は、VP1およびVP2構造遺伝子の少なくとも3アミ
ノ酸、4アミノ酸、5アミノ酸、6アミノ酸、7アミノ酸、8、9、10、11
、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23
、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35
、36、37、38、39または40または50または60または70または8
0または90または100アミノ酸を含み得る。望ましい実施形態は、VP1お
よびVP2構造タンパク質の少なくとも110、120、130、140、15
0、160、170、180、190、200、210、220、230、24
0、250、260、270、280、290、300、310、320、33
0、340、350、360、370、390、400、410、420、43
0、440、450、460、470、480、490、500、510、52
0、530、540、550、560、570、580、590、600、61
0、620、630、640、650、660、670、680、690、70
0、710、720、730、740、750、760、770または780ア
ミノ酸を含み得る。
ャプシド、VP2キャプシド、ならびにVP1、VP2のいずれかまたはその両
方の領域に対応する配列を有するペプチドまたはペプチド模倣物を含めた、しか
しこれらに限定されないキャプシド因子を製造し、設計し、特性化するために用
いられ得るいくつかの技法を、本発明人等は説明する。VP1およびVP2構造
遺伝子全体をシーケンシングしたが、この配列はNCBIデータベース供給源寄
託番号U38506.1または寄託番号AAB47788、あるいは医学文献検
索システム(medline)番号97081188から、あるいはErdman et al., J.
Gen. Virol., 77:2767(1996)(この記載内容および配列はすべて、参照によ
り本明細書中に特に援用する)に記載されているようにして、入手できる。本発
明の実施形態とともに用いられるVP1またはVP2、あるいはそのいずれかま
たは両方の断片は、細胞増殖および細胞移動の抑制に関与する配列に対応する。
本発明の望ましいペプチドは、VP1およびVP2構造タンパク質の3アミノ酸
〜780アミノ酸を包含できるが、P抗原を有する細胞の増殖および/または移
動の抑制に関与する分子の少なくとも何らかの部分を有する。言い換えれば、本
発明の好ましい実施形態は、VP1およびVP2構造遺伝子の少なくとも3アミ
ノ酸、4アミノ酸、5アミノ酸、6アミノ酸、7アミノ酸、8、9、10、11
、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23
、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35
、36、37、38、39または40または50または60または70または8
0または90または100アミノ酸を含み得る。望ましい実施形態は、VP1お
よびVP2構造タンパク質の少なくとも110、120、130、140、15
0、160、170、180、190、200、210、220、230、24
0、250、260、270、280、290、300、310、320、33
0、340、350、360、370、390、400、410、420、43
0、440、450、460、470、480、490、500、510、52
0、530、540、550、560、570、580、590、600、61
0、620、630、640、650、660、670、680、690、70
0、710、720、730、740、750、760、770または780ア
ミノ酸を含み得る。
【0046】
P抗原を有する細胞の増殖および移動の抑制に関与するペプチドおよびそれら
の断片または誘導体としては、天然に見出されるVP1およびVP2構造遺伝子
の領域が挙げられるが、これらに限定されない。さらに、機能的等価のアミノ酸
残基が配列内の残基に代えて置換されて、無症候性変化を生じる変形配列も、こ
れらのキャプシド因子中に存在し得る。したがって、VP1およびVP2構造遺
伝子の配列内の1つまたはそれ以上のアミノ酸残基は、機能的等価物として作用
する同様の極性を有する別のアミノ酸により置換されて、無症候性変化を生じ得
る。配列内のアミノ酸に代わる置換物は、アミノ酸が属する種類の他の成員から
選択され得る。例えば、非極性(疎水性)アミノ酸としては、アラニン、ロイシ
ン、イソロイシン、バリン、プロリン、フェニルアラニン、トリプトファンおよ
びメチオニンが挙げられる。非荷電極性中性アミノ酸としては、グリシン、セリ
ン、トレオニン、システイン、チロシン、アスパラギンおよびグルタミンが挙げ
られる。正荷電(塩基性)アミノ酸としては、アルギニン、リシンおよびヒスチ
ジンが挙げられる。負荷電(酸性)アミノ酸としては、アスパラギン酸およびグ
ルタミン酸が挙げられる。芳香族アミノ酸としては、フェニルアラニン、トリプ
トファンおよびチロシンが挙げられる。前記のペプチドは、好ましくは、P抗原
を有する細胞の増殖および/または移動を抑制する能力をその断片が保持したか
否かを測定するための検定で分析される。本発明の態様に用いるためのペプチド
も修飾され得る。例えばペプチドはペプチド上に通常は見出されない置換基を有
し得るか、あるいはペプチドは、通常ペプチド上に見出され得るが、しかし正常
でないペプチドの領域に組み入れられる置換基を有し得る。これらのペプチドは
、例えばアセチル化、アシル化またはアミノ化され得る。それを修飾するために
ペプチド上に含まれ得る置換基としては、H、アルキル、アリール、アルケニル
、アルキニル、芳香族、エーテル、エステル、非置換または置換アミン、アミド
、ハロゲン、あるいは非置換または置換スルホニル、あるいは5または6員脂肪
族または芳香族環が挙げられるが、これらに限定されない。さらに、VP1また
はVP2あるいはいずれかまたは両方の断片が誘導され得るが、この場合、誘導
ポリペプチドは、分子の機能および安定性に影響するアミノ酸配列を含むよう操
作され得る。例えば、P抗原を有する細胞の増殖および移動の抑制に関与するペ
プチドは、ジスルフィド結合形成によりより安定した誘導体の生成を促すために
1つまたはそれ以上のシステイン残基を有するよう工学処理され得る(例えば、
米国特許第4,908,773号参照)。コンピューターグラフィックプログラ
ムおよび本明細書に記載した検定を用いて、より大きい安定性を提供するが、し
かしP抗原を有する細胞の増殖または移動を抑制する能力を攪乱しないシステイ
ン結合部位を同定し得る(例えば、Perry, L. J., & Wetzel, R., Science, 226
:555-557(1984); Pabo, C. O., et al., Biochemistry, 25:5987-5991(1986
); Bott, R., et al., 欧州特許出願第130,756号;Perry, L.J., & Wet
zel, R., Biochemistry, 25:733-739(1986); Wetzel, R.B., 欧州特許出願第
155,832号参照)。
の断片または誘導体としては、天然に見出されるVP1およびVP2構造遺伝子
の領域が挙げられるが、これらに限定されない。さらに、機能的等価のアミノ酸
残基が配列内の残基に代えて置換されて、無症候性変化を生じる変形配列も、こ
れらのキャプシド因子中に存在し得る。したがって、VP1およびVP2構造遺
伝子の配列内の1つまたはそれ以上のアミノ酸残基は、機能的等価物として作用
する同様の極性を有する別のアミノ酸により置換されて、無症候性変化を生じ得
る。配列内のアミノ酸に代わる置換物は、アミノ酸が属する種類の他の成員から
選択され得る。例えば、非極性(疎水性)アミノ酸としては、アラニン、ロイシ
ン、イソロイシン、バリン、プロリン、フェニルアラニン、トリプトファンおよ
びメチオニンが挙げられる。非荷電極性中性アミノ酸としては、グリシン、セリ
ン、トレオニン、システイン、チロシン、アスパラギンおよびグルタミンが挙げ
られる。正荷電(塩基性)アミノ酸としては、アルギニン、リシンおよびヒスチ
ジンが挙げられる。負荷電(酸性)アミノ酸としては、アスパラギン酸およびグ
ルタミン酸が挙げられる。芳香族アミノ酸としては、フェニルアラニン、トリプ
トファンおよびチロシンが挙げられる。前記のペプチドは、好ましくは、P抗原
を有する細胞の増殖および/または移動を抑制する能力をその断片が保持したか
否かを測定するための検定で分析される。本発明の態様に用いるためのペプチド
も修飾され得る。例えばペプチドはペプチド上に通常は見出されない置換基を有
し得るか、あるいはペプチドは、通常ペプチド上に見出され得るが、しかし正常
でないペプチドの領域に組み入れられる置換基を有し得る。これらのペプチドは
、例えばアセチル化、アシル化またはアミノ化され得る。それを修飾するために
ペプチド上に含まれ得る置換基としては、H、アルキル、アリール、アルケニル
、アルキニル、芳香族、エーテル、エステル、非置換または置換アミン、アミド
、ハロゲン、あるいは非置換または置換スルホニル、あるいは5または6員脂肪
族または芳香族環が挙げられるが、これらに限定されない。さらに、VP1また
はVP2あるいはいずれかまたは両方の断片が誘導され得るが、この場合、誘導
ポリペプチドは、分子の機能および安定性に影響するアミノ酸配列を含むよう操
作され得る。例えば、P抗原を有する細胞の増殖および移動の抑制に関与するペ
プチドは、ジスルフィド結合形成によりより安定した誘導体の生成を促すために
1つまたはそれ以上のシステイン残基を有するよう工学処理され得る(例えば、
米国特許第4,908,773号参照)。コンピューターグラフィックプログラ
ムおよび本明細書に記載した検定を用いて、より大きい安定性を提供するが、し
かしP抗原を有する細胞の増殖または移動を抑制する能力を攪乱しないシステイ
ン結合部位を同定し得る(例えば、Perry, L. J., & Wetzel, R., Science, 226
:555-557(1984); Pabo, C. O., et al., Biochemistry, 25:5987-5991(1986
); Bott, R., et al., 欧州特許出願第130,756号;Perry, L.J., & Wet
zel, R., Biochemistry, 25:733-739(1986); Wetzel, R.B., 欧州特許出願第
155,832号参照)。
【0047】
本発明の実施形態である別の誘導体としては、VP1、VP2またはその両方
の領域に似たペプチド模倣物が挙げられる。L−アミノ酸、D−アミノ酸または
2つの異なる立体配置のアミノ酸の種々の組合せを利用して、慣用的合成方法を
用いることにより、これらの分子に対応する合成ペプチドが調製され得る。特定
のペプチドの配座および望ましい特徴を模倣するが、望ましくない特徴、例えば
柔軟性(配座の損失)および結合破壊を回避する合成化合物は、「ペプチド模倣
物」として知られている(例えば、エンケファリン類似体におけるアミン置換と
してメチレンチオバイオイソステレ[CH2S]の使用を記載するSpatola, A.F.
Chemistry and Biochemistry of Amino Acids. Peptides, and Proteins(Weis
tein, B, Ed.), Vol. 7, pp.267-357, Marcel Dekker, New York(1983);お
よびメチレンアミノ[CH2NH]およびアンギオテンシノゲン由来の6〜13
オクタペプチド中のLeu−Valアミド結合にヒドロキシエチレン[CHOH
CH2]バイオイソステレの両方を有するレニン阻害剤を記載するSzelke et al.
, In peptides: Structure and Function, Proceedings of the Eighth America
n Peptide Symposium,(Hruby and Rich, Eds):pp.579-582, Pierce Chemical
Co., Rockford, III.(1983)参照)。ペプチド模倣物を設計し、製造するため
に、多数の方法および技法が当業界で既知であり、そのうちのいずれかが用いら
れ得る(例えば、参照Farmer, P.S., Drug Design, (Ariens, E.J. ed.), Vol
.10, pp.119-143(Academic Press, New York, London, Tronto, Sydney and Sa
n Fransisco)(1980); Farmer, et al., in TIPS, 9/82, pp.362-365; Verber
et al., in TINS, 9/85, pp.392-396; Kaltenbronn et al., in J. Med. Chem.
33:838-845(1990);およびSpatola, A.F., in Chemistry and Biochemistry
of Amino Acids. Peptides, and Proteins, Vol.7, pp.267-357, Chapter 5, 「
ペプチド骨格修飾:アミド結合代用物を含むペプチドの構造活性分析・構造制約
と関係」(B. Weisten, ed.;Marcell Dekker:New York, pub.)(1983); Kemp.
D.S., 「ペプチド模倣物とペプチドにおけるベータシートとアルファシートの
核形成のテンプレートアプローチ」,Tibech, Vol. 8, pp.249-255(1990))。
別の技法は、米国特許第5,288,707号、第5,552,534号、第5
,811,515号、第5,817,626号、第5,817,879号、第5
,821,231号および第5,874,529号(これらの記載内容は、参照
により本明細書中に含まれる)に見出され得る。したがって、本発明のペプチド
模倣物は、分子の何らかの領域がP抗原を有する細胞の増殖または移動を抑制し
さえすれば、VP1およびVP2構造タンパク質の少なくとも3アミノ酸、4ア
ミノ酸、5アミノ酸、6アミノ酸、7アミノ酸、8、9、10、11、12、1
3、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、2
5、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、3
7、38、39または40または50または60または70または80または9
0または100、110、120、130、140、150、160、170、
180、190、200、210、220、230、240、250、260、
270、280、290、300、310、320、330、340、350、
360、370、390、400、410、420、430、440、450、
460、470、480、490、500、510、520、530、540、
550、560、570、580、590、600、610、620、630、
640、650、660、670、680、690、700、710、720、
730、740、750、760、770または780アミノ酸に似た構造を有
し得る。
の領域に似たペプチド模倣物が挙げられる。L−アミノ酸、D−アミノ酸または
2つの異なる立体配置のアミノ酸の種々の組合せを利用して、慣用的合成方法を
用いることにより、これらの分子に対応する合成ペプチドが調製され得る。特定
のペプチドの配座および望ましい特徴を模倣するが、望ましくない特徴、例えば
柔軟性(配座の損失)および結合破壊を回避する合成化合物は、「ペプチド模倣
物」として知られている(例えば、エンケファリン類似体におけるアミン置換と
してメチレンチオバイオイソステレ[CH2S]の使用を記載するSpatola, A.F.
Chemistry and Biochemistry of Amino Acids. Peptides, and Proteins(Weis
tein, B, Ed.), Vol. 7, pp.267-357, Marcel Dekker, New York(1983);お
よびメチレンアミノ[CH2NH]およびアンギオテンシノゲン由来の6〜13
オクタペプチド中のLeu−Valアミド結合にヒドロキシエチレン[CHOH
CH2]バイオイソステレの両方を有するレニン阻害剤を記載するSzelke et al.
, In peptides: Structure and Function, Proceedings of the Eighth America
n Peptide Symposium,(Hruby and Rich, Eds):pp.579-582, Pierce Chemical
Co., Rockford, III.(1983)参照)。ペプチド模倣物を設計し、製造するため
に、多数の方法および技法が当業界で既知であり、そのうちのいずれかが用いら
れ得る(例えば、参照Farmer, P.S., Drug Design, (Ariens, E.J. ed.), Vol
.10, pp.119-143(Academic Press, New York, London, Tronto, Sydney and Sa
n Fransisco)(1980); Farmer, et al., in TIPS, 9/82, pp.362-365; Verber
et al., in TINS, 9/85, pp.392-396; Kaltenbronn et al., in J. Med. Chem.
33:838-845(1990);およびSpatola, A.F., in Chemistry and Biochemistry
of Amino Acids. Peptides, and Proteins, Vol.7, pp.267-357, Chapter 5, 「
ペプチド骨格修飾:アミド結合代用物を含むペプチドの構造活性分析・構造制約
と関係」(B. Weisten, ed.;Marcell Dekker:New York, pub.)(1983); Kemp.
D.S., 「ペプチド模倣物とペプチドにおけるベータシートとアルファシートの
核形成のテンプレートアプローチ」,Tibech, Vol. 8, pp.249-255(1990))。
別の技法は、米国特許第5,288,707号、第5,552,534号、第5
,811,515号、第5,817,626号、第5,817,879号、第5
,821,231号および第5,874,529号(これらの記載内容は、参照
により本明細書中に含まれる)に見出され得る。したがって、本発明のペプチド
模倣物は、分子の何らかの領域がP抗原を有する細胞の増殖または移動を抑制し
さえすれば、VP1およびVP2構造タンパク質の少なくとも3アミノ酸、4ア
ミノ酸、5アミノ酸、6アミノ酸、7アミノ酸、8、9、10、11、12、1
3、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、2
5、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、3
7、38、39または40または50または60または70または80または9
0または100、110、120、130、140、150、160、170、
180、190、200、210、220、230、240、250、260、
270、280、290、300、310、320、330、340、350、
360、370、390、400、410、420、430、440、450、
460、470、480、490、500、510、520、530、540、
550、560、570、580、590、600、610、620、630、
640、650、660、670、680、690、700、710、720、
730、740、750、760、770または780アミノ酸に似た構造を有
し得る。
【0048】
例えば米国特許第5,508,186号(この記載内容は、参照により本明細
書中に含まれる)に記載されているような、分子生物学における慣用的技法は、
多数の種類のキャプシド因子を調製するために用いられ得る。「キャプシド因子
」という用語は、種々の割合のVP1、VP2、VP1/2、VP1またはVP
2のいずれかまたは両方の断片、VP1またはVP2または両方に対応する配列
を有する融合タンパク質、ならびにP抗原を有する細胞の増殖および/または移
動の抑制に関与するVP1およびVP2構造遺伝子の配列に対応する修飾または
非修飾タンパク質またはペプチドまたはペプチド模倣物を包含するキャプシドを
指す。
書中に含まれる)に記載されているような、分子生物学における慣用的技法は、
多数の種類のキャプシド因子を調製するために用いられ得る。「キャプシド因子
」という用語は、種々の割合のVP1、VP2、VP1/2、VP1またはVP
2のいずれかまたは両方の断片、VP1またはVP2または両方に対応する配列
を有する融合タンパク質、ならびにP抗原を有する細胞の増殖および/または移
動の抑制に関与するVP1およびVP2構造遺伝子の配列に対応する修飾または
非修飾タンパク質またはペプチドまたはペプチド模倣物を包含するキャプシドを
指す。
【0049】
米国特許第5,508,186号に記載されたアプローチにより、キャプシド
は以下のように製造され得る。プラスミドは、全長VP1またはVP2またはそ
の両方を含有するよう構築され得る。プラスミドpVP1/941を構築するた
めに、制限酵素Hind III(地図単位45を切断する)およびEcoRI
(地図単位95を切断する)で消化し、その後緑豆ヌクレアーゼで処理して一本
鎖末端を補足することにより、VP1遺伝子をコードするcDNAが、B19パ
ルボウイルスのほぼ全長分子クローンであるpYT103cから切り取られ得る
(Cotmore et al., Science 226:1161(1984); Ozawa et al., J. Virol. 62:2
884(1988))。次に、その結果生じたDNA断片は、AcMNPV(Autograph
a california核ポリへドローシスウイルス)のポリヘドリン遺伝子の欠失と、そ
の後のpUC8プラスミドへのクローニングにより得られるベクターであるバキ
ュウロウイルストランスファーベクターpVL941のBamHI部位(DNA
ポリメラーゼのクレノウ断片により平滑末端化される)に挿入される(Summers
et al., Tex. Agric. Exp. Stn. 1555(1987))。pVP2/941の構築は、
pVL941のBamHI部位への、pYT103c(地図単位58−95;E
coRI部位は平滑末端化される)のPstI−EcoRI消化断片、およびS
stI−PstI領域(これも平滑末端化されたSstI部位を有する)に対応
する20ヌクレオチドの合成DNA断片の挿入により実施される。さらに、Erdm
an et al., J. Gen. Virol., 77:2767(1996)(この記載内容は、参照により本
明細書中に含まれる)に記載されているようにして、ポリメラーゼ連鎖反応(P
CR)を用いて、VP1またはVP2遺伝子または全長クローンからのその一部
をクローン化し得る。クローニングを促すために、当業界で既知のように、プラ
イマーは制限消化のための便利な部位を生成するよう設計され得る。
は以下のように製造され得る。プラスミドは、全長VP1またはVP2またはそ
の両方を含有するよう構築され得る。プラスミドpVP1/941を構築するた
めに、制限酵素Hind III(地図単位45を切断する)およびEcoRI
(地図単位95を切断する)で消化し、その後緑豆ヌクレアーゼで処理して一本
鎖末端を補足することにより、VP1遺伝子をコードするcDNAが、B19パ
ルボウイルスのほぼ全長分子クローンであるpYT103cから切り取られ得る
(Cotmore et al., Science 226:1161(1984); Ozawa et al., J. Virol. 62:2
884(1988))。次に、その結果生じたDNA断片は、AcMNPV(Autograph
a california核ポリへドローシスウイルス)のポリヘドリン遺伝子の欠失と、そ
の後のpUC8プラスミドへのクローニングにより得られるベクターであるバキ
ュウロウイルストランスファーベクターpVL941のBamHI部位(DNA
ポリメラーゼのクレノウ断片により平滑末端化される)に挿入される(Summers
et al., Tex. Agric. Exp. Stn. 1555(1987))。pVP2/941の構築は、
pVL941のBamHI部位への、pYT103c(地図単位58−95;E
coRI部位は平滑末端化される)のPstI−EcoRI消化断片、およびS
stI−PstI領域(これも平滑末端化されたSstI部位を有する)に対応
する20ヌクレオチドの合成DNA断片の挿入により実施される。さらに、Erdm
an et al., J. Gen. Virol., 77:2767(1996)(この記載内容は、参照により本
明細書中に含まれる)に記載されているようにして、ポリメラーゼ連鎖反応(P
CR)を用いて、VP1またはVP2遺伝子または全長クローンからのその一部
をクローン化し得る。クローニングを促すために、当業界で既知のように、プラ
イマーは制限消化のための便利な部位を生成するよう設計され得る。
【0050】
次に、VP1、VP2、VP1/2またはそれらの断片をコードする組換えプ
ラスミドが昆虫細胞中にトランスフェクトされて、組換えバキュウロウイルスを
生成する。したがって、リン酸カルシウム媒介性沈澱を用いて、2μgの野生型
AcMNPVとともに、8μgの組換えプラスミドがSf9細胞中に同時トラン
スフェクトされる。Spodoptera frugiperda(ヨトウガ)
卵巣由来のSf9細胞株(アメリカ培養細胞コレクション、Rockville Md.)を
、10%熱不活性化ウシ胎仔血清、2.5μg/mlのフンギゾン、50μ/m
lのゲンタマイシン、3.33mg/mlのラクトアルブミン水解物および3.
33mg/mlの酵母分解物(Gibco BRL Life Technologies, Gaithersburg Md
.により完品が提供される)を含有するグレース昆虫組織培養培地中に、室内空
気100%、相対湿度95%、27℃で、保持する。トランスフェクション6日
後に、先祖ウイルスを収穫し、新鮮なSf9細胞上で再プラーク形成させる。組
換えウイルスは、細胞の核中の封入体の非存在により視覚的に認識される(封入
陽性表現型は、大量のポリヘドリンタンパク質の合成の結果である)。大規模V
LPストックが調整され、単離または精製される前に、組換えウイルスに3サイ
クルのプラーク精製を施す。0.1%、0.5%、1%、2%、5%、10%、
25%またはそれ以上の(重量/重量)活性成分を含有する精製組成物が、特異
的に細かくされる。
ラスミドが昆虫細胞中にトランスフェクトされて、組換えバキュウロウイルスを
生成する。したがって、リン酸カルシウム媒介性沈澱を用いて、2μgの野生型
AcMNPVとともに、8μgの組換えプラスミドがSf9細胞中に同時トラン
スフェクトされる。Spodoptera frugiperda(ヨトウガ)
卵巣由来のSf9細胞株(アメリカ培養細胞コレクション、Rockville Md.)を
、10%熱不活性化ウシ胎仔血清、2.5μg/mlのフンギゾン、50μ/m
lのゲンタマイシン、3.33mg/mlのラクトアルブミン水解物および3.
33mg/mlの酵母分解物(Gibco BRL Life Technologies, Gaithersburg Md
.により完品が提供される)を含有するグレース昆虫組織培養培地中に、室内空
気100%、相対湿度95%、27℃で、保持する。トランスフェクション6日
後に、先祖ウイルスを収穫し、新鮮なSf9細胞上で再プラーク形成させる。組
換えウイルスは、細胞の核中の封入体の非存在により視覚的に認識される(封入
陽性表現型は、大量のポリヘドリンタンパク質の合成の結果である)。大規模V
LPストックが調整され、単離または精製される前に、組換えウイルスに3サイ
クルのプラーク精製を施す。0.1%、0.5%、1%、2%、5%、10%、
25%またはそれ以上の(重量/重量)活性成分を含有する精製組成物が、特異
的に細かくされる。
【0051】
「単離される」という用語は、その元の環境(例えば、それが天然に存在する
場合には、天然環境)から物質が除去される必要がある。例えば、生体細胞中に
存在する天然タンパク質は単離されないが、しかし天然系に共存する物質のいく
つかまたはすべてから分離される同一タンパク質は単離される。「精製される」
という用語は、絶対純粋性を要しない。むしろそれは、相対的定義として意図さ
れる。例えば、タンパク質は、通常は、クーマシー染色により検出されるように
、電気泳動的均質に精製され、夾雑物が存在するにもかかわらず、いくつかの検
定に適している。好ましくは、キャプシド因子特性化検定は、単離または精製キ
ャプシド因子で実施され、それらの例としては米国特許第5,508,186号
に記載されている検定(例えば、DNA、RNAおよびタンパク質分析、免疫ブ
ロット、免疫蛍光、沈降分析、電子顕微鏡、免疫電子顕微鏡)、ならびに前に記
載されたキャプシド因子特性化検定が挙げられるが、これらに限定されない。
場合には、天然環境)から物質が除去される必要がある。例えば、生体細胞中に
存在する天然タンパク質は単離されないが、しかし天然系に共存する物質のいく
つかまたはすべてから分離される同一タンパク質は単離される。「精製される」
という用語は、絶対純粋性を要しない。むしろそれは、相対的定義として意図さ
れる。例えば、タンパク質は、通常は、クーマシー染色により検出されるように
、電気泳動的均質に精製され、夾雑物が存在するにもかかわらず、いくつかの検
定に適している。好ましくは、キャプシド因子特性化検定は、単離または精製キ
ャプシド因子で実施され、それらの例としては米国特許第5,508,186号
に記載されている検定(例えば、DNA、RNAおよびタンパク質分析、免疫ブ
ロット、免疫蛍光、沈降分析、電子顕微鏡、免疫電子顕微鏡)、ならびに前に記
載されたキャプシド因子特性化検定が挙げられるが、これらに限定されない。
【0052】
いくつかの実施形態では、特に、キャプシド因子の長期投与を包含する用途に
関しては、被験者中で有意の免疫応答を引き出さない製剤を製造するのが望まし
い。免疫応答を含まないキャプシド因子の製造のための一般的概要は、その因子
の設計、因子の構築、細胞増殖および/または細胞移動を抑制する因子の能力の
分析、ならびに因子に対して生じる免疫応答の分析を包含する。パルボウイルス
B19キャプシドの多数の免疫原性領域が既知であり、分子生物学における慣用
的技法により、これらの免疫原性領域は欠失され得、突然変異化され得、または
修飾され得て、新規設計合成キャプシドタンパク質が、1つまたはそれ以上のキ
ャプシド因子特性化検定(例えばコロニー形成検定、ならびに無症候性個体から
生じた血清を用いた中和検定)で分析され得る。多数の方法を用いて、B19パ
ルボウイルスキャプシドの免疫原性領域を同定し、細胞増殖および/または移動
を抑制する非免疫原性VLPを製造し得る。可能なアプローチとして以下の例が
提供される。
関しては、被験者中で有意の免疫応答を引き出さない製剤を製造するのが望まし
い。免疫応答を含まないキャプシド因子の製造のための一般的概要は、その因子
の設計、因子の構築、細胞増殖および/または細胞移動を抑制する因子の能力の
分析、ならびに因子に対して生じる免疫応答の分析を包含する。パルボウイルス
B19キャプシドの多数の免疫原性領域が既知であり、分子生物学における慣用
的技法により、これらの免疫原性領域は欠失され得、突然変異化され得、または
修飾され得て、新規設計合成キャプシドタンパク質が、1つまたはそれ以上のキ
ャプシド因子特性化検定(例えばコロニー形成検定、ならびに無症候性個体から
生じた血清を用いた中和検定)で分析され得る。多数の方法を用いて、B19パ
ルボウイルスキャプシドの免疫原性領域を同定し、細胞増殖および/または移動
を抑制する非免疫原性VLPを製造し得る。可能なアプローチとして以下の例が
提供される。
【0053】
以下のように、試験発現構築物を設計し、製造しそして分析し得る。細胞増殖
、細胞移動を抑制し、被験者における免疫応答を誘導するそれらの能力によって
異なる、これらのキャプシド因子を有するいくつかの種類のVLPおよび製剤を
生成するために、この手法は反復性であり得る。したがって、一アプローチによ
り、発表済みVP2配列から設計されたプライマーによるPCRを用いて、VP
2構造遺伝子は臨床的単離物からクローン化され得る。続いて、突然変異誘発の
ためにVP2遺伝子はBlueScript(Pharmacia)およびSf9細胞中
での発現のためにpVL1393(Stratagene)でサブクローニングされ得る。
Amersham Sculptor in vitro突然変異誘発キットを
用いて、VP2の免疫原性領域(例えば、アミノ酸253−272、309−3
30、328−344、359−382、449−468および491−515
)に対応する突然変異がVP2遺伝子に導入される。VP1およびVP2構造タ
ンパク質のカルボキシ切頭化、アミノ切頭化、内部切頭化および部位特異的突然
変異誘発は、いくつかのアプローチにより達成され得る、と当業者は理解する。
好ましくは、前記の1つまたはそれ以上の欠失を有するいくつかの異なるクロー
ンが生成される。所望の突然変異の出現はシーケンシングにより確証され、次に
、Sf9細胞中での発現のために、突然変異化遺伝子がpVL1393中にサブ
クローニングされる。次に、BaculoGoldトランスフェクションキット
(Pharmacia)を用いて、SF9細胞がトランスフェクトされる。トランスフェ
クションはメーカーの使用説明書にしたがって実施され、以下の修飾を伴う。4
μgのBaculoGold DNAおよび6μgの試験DNAを含有する10
0mM皿中で約8×108Sf9細胞がトランスフェクトされる。6日後に細胞
を収穫し、VLP産生に関して検定される。
、細胞移動を抑制し、被験者における免疫応答を誘導するそれらの能力によって
異なる、これらのキャプシド因子を有するいくつかの種類のVLPおよび製剤を
生成するために、この手法は反復性であり得る。したがって、一アプローチによ
り、発表済みVP2配列から設計されたプライマーによるPCRを用いて、VP
2構造遺伝子は臨床的単離物からクローン化され得る。続いて、突然変異誘発の
ためにVP2遺伝子はBlueScript(Pharmacia)およびSf9細胞中
での発現のためにpVL1393(Stratagene)でサブクローニングされ得る。
Amersham Sculptor in vitro突然変異誘発キットを
用いて、VP2の免疫原性領域(例えば、アミノ酸253−272、309−3
30、328−344、359−382、449−468および491−515
)に対応する突然変異がVP2遺伝子に導入される。VP1およびVP2構造タ
ンパク質のカルボキシ切頭化、アミノ切頭化、内部切頭化および部位特異的突然
変異誘発は、いくつかのアプローチにより達成され得る、と当業者は理解する。
好ましくは、前記の1つまたはそれ以上の欠失を有するいくつかの異なるクロー
ンが生成される。所望の突然変異の出現はシーケンシングにより確証され、次に
、Sf9細胞中での発現のために、突然変異化遺伝子がpVL1393中にサブ
クローニングされる。次に、BaculoGoldトランスフェクションキット
(Pharmacia)を用いて、SF9細胞がトランスフェクトされる。トランスフェ
クションはメーカーの使用説明書にしたがって実施され、以下の修飾を伴う。4
μgのBaculoGold DNAおよび6μgの試験DNAを含有する10
0mM皿中で約8×108Sf9細胞がトランスフェクトされる。6日後に細胞
を収穫し、VLP産生に関して検定される。
【0054】
次に、掻き取りにより細胞を収穫し、その後低速遠心分離に付す。次に細胞を
300mlの破壊緩衝液(1MのNaCl、0.2Mのトリス、pH7.6)中
に再懸濁し、ファルコン1259管中でPT−DA 1205/2−Aプローブ
(Brinkman)とともにPolytron PT1200 Bを用いて、氷上で3
0秒間均質化する。試料を2500rpmで3分間回転させて、ペレット破壊屑
とし、管をさらに別の150mlの破壊緩衝液で洗浄する。上清を1.5ml微
小遠心管中に収集し、エッペンドルフ微小遠心管(Brinkman)中で5分間再回転
する。収集上清は、4℃で保存され得る。
300mlの破壊緩衝液(1MのNaCl、0.2Mのトリス、pH7.6)中
に再懸濁し、ファルコン1259管中でPT−DA 1205/2−Aプローブ
(Brinkman)とともにPolytron PT1200 Bを用いて、氷上で3
0秒間均質化する。試料を2500rpmで3分間回転させて、ペレット破壊屑
とし、管をさらに別の150mlの破壊緩衝液で洗浄する。上清を1.5ml微
小遠心管中に収集し、エッペンドルフ微小遠心管(Brinkman)中で5分間再回転
する。収集上清は、4℃で保存され得る。
【0055】
次に、単離VLPに関して、ELISA検定を以下のように実施する。約5m
lの抽出物を1%BSAのPBS(リン酸塩緩衝生理食塩水;20mMのNaP
O4、pH7.0、150mMのNaCl)液50ml中で稀釈し、ポリスチレ
ンプレート上に載せる。プレートを4℃で一夜インキュベートする。抽出物を取
り出し、プレートを5%粉乳のPBS液で遮断する。その後の洗浄過程はすべて
、1%BSAのPBS液を用いて実施する。プレートを室温で、第一抗体(例え
ば、無症候性個体から生じた血清)とともに1時間インキュベートする。洗浄し
て非結合抗体を除去後、プレートを第二抗体とともに1時間インキュベートする
。第二抗体であるペルオキシダーゼ標識化ヤギ抗マウスIgG(g)は、Kirkeg
aard & Perry Laboratories, Inc.から購入し、1%BSAのPBS液の103稀
釈で用い得る。最終洗浄後、アルカリ性ホスファターゼ検定を実施し、吸光度を
405nmで読み取る。この検定で最もうまくいったキャプシド因子は、検出を
逃れるものである。すなわち、所望の突然変異体VP2キャプシドは、血清中に
存在する抗体によって認識されるエピトープを失い、したがってELISAによ
り検出されないものである。異なる個体から得られた数ロットの血清、ならびに
コロニー形成または細胞移動の抑制を中和するモノクローナル抗体を用いてこれ
らの実験を実施することにより、当業者は免疫原性であるVP2の領域および免
疫応答を最良に逃れる突然変異体VP2キャプシドを迅速に同定し得る。
lの抽出物を1%BSAのPBS(リン酸塩緩衝生理食塩水;20mMのNaP
O4、pH7.0、150mMのNaCl)液50ml中で稀釈し、ポリスチレ
ンプレート上に載せる。プレートを4℃で一夜インキュベートする。抽出物を取
り出し、プレートを5%粉乳のPBS液で遮断する。その後の洗浄過程はすべて
、1%BSAのPBS液を用いて実施する。プレートを室温で、第一抗体(例え
ば、無症候性個体から生じた血清)とともに1時間インキュベートする。洗浄し
て非結合抗体を除去後、プレートを第二抗体とともに1時間インキュベートする
。第二抗体であるペルオキシダーゼ標識化ヤギ抗マウスIgG(g)は、Kirkeg
aard & Perry Laboratories, Inc.から購入し、1%BSAのPBS液の103稀
釈で用い得る。最終洗浄後、アルカリ性ホスファターゼ検定を実施し、吸光度を
405nmで読み取る。この検定で最もうまくいったキャプシド因子は、検出を
逃れるものである。すなわち、所望の突然変異体VP2キャプシドは、血清中に
存在する抗体によって認識されるエピトープを失い、したがってELISAによ
り検出されないものである。異なる個体から得られた数ロットの血清、ならびに
コロニー形成または細胞移動の抑制を中和するモノクローナル抗体を用いてこれ
らの実験を実施することにより、当業者は免疫原性であるVP2の領域および免
疫応答を最良に逃れる突然変異体VP2キャプシドを迅速に同定し得る。
【0056】
次に、前記のELISA法により検出を首尾よく逃れる突然変異体VP2キャ
プシドを、キャプシド因子特性化検定を用いて、細胞増殖および細胞移動を抑制
するそれらの能力に関して分析する。細胞増殖および細胞移動を抑制する各突然
変異体VP2キャプシドの能力を査定し、この情報をELISA分析からの免疫
原性結果と整合することにより、「キャプシド因子プロフィール」が生成され得
る。「キャプシド因子プロフィール」は、突然変異体タンパク質または突然変異
体VLP、配列情報(例えば、突然変異または修飾の位置)、キャプシド因子の
種類名(例えば、他のキャプシド因子との関係に関する情報)、適用情報(例え
ば、適応症または治療情報、あるいは臨床的または生技術的用途)、ならびにキ
ャプシド因子特性化検定からの性能情報(例えば、コロニー形成検定、中和検定
、融合/インターナリゼーション検定、結合検定、リン酸化検定、細胞移動検定
、増殖検定から得られる値、ならびにELISA検定を含めた免疫原性検定から
得られる結果)を表す符号または記号を含み得る。
プシドを、キャプシド因子特性化検定を用いて、細胞増殖および細胞移動を抑制
するそれらの能力に関して分析する。細胞増殖および細胞移動を抑制する各突然
変異体VP2キャプシドの能力を査定し、この情報をELISA分析からの免疫
原性結果と整合することにより、「キャプシド因子プロフィール」が生成され得
る。「キャプシド因子プロフィール」は、突然変異体タンパク質または突然変異
体VLP、配列情報(例えば、突然変異または修飾の位置)、キャプシド因子の
種類名(例えば、他のキャプシド因子との関係に関する情報)、適用情報(例え
ば、適応症または治療情報、あるいは臨床的または生技術的用途)、ならびにキ
ャプシド因子特性化検定からの性能情報(例えば、コロニー形成検定、中和検定
、融合/インターナリゼーション検定、結合検定、リン酸化検定、細胞移動検定
、増殖検定から得られる値、ならびにELISA検定を含めた免疫原性検定から
得られる結果)を表す符号または記号を含み得る。
【0057】
キャプシド因子プロフィールはコンピューター読み取り可能媒体に記録され、
ハードウエア、ソフトウエアまたはメモリーのデータベースに保存され、検索エ
ンジンで査定され、互いに比較され得るかまたは疾病状態、あるいは疾病、症状
または指示された治療に関する情報である「疾病状態プロフィール」と関連づけ
られる。これらのキャプシド因子プロフィールおよび疾病状態プロフィールは、
理論的薬剤設計または生化学的分析のために研究者により、あるいは所望の治療
継続期間にかんがみて、細胞増殖および細胞移動抑制の最適レベルと被験者の免
疫応答とを平衡させる適切な製剤組成物を選択したい開業医または臨床医により
用いられ得る。
ハードウエア、ソフトウエアまたはメモリーのデータベースに保存され、検索エ
ンジンで査定され、互いに比較され得るかまたは疾病状態、あるいは疾病、症状
または指示された治療に関する情報である「疾病状態プロフィール」と関連づけ
られる。これらのキャプシド因子プロフィールおよび疾病状態プロフィールは、
理論的薬剤設計または生化学的分析のために研究者により、あるいは所望の治療
継続期間にかんがみて、細胞増殖および細胞移動抑制の最適レベルと被験者の免
疫応答とを平衡させる適切な製剤組成物を選択したい開業医または臨床医により
用いられ得る。
【0058】
いくつかの実施形態では、多量体キャプシド因子を作製するために、キャプシ
ド因子は支持体上で配置される。単量体因子(すなわち、別個の分子を示し、し
たがって1つの結合ドメインのみを保有する因子)は所望の応答を達成するのに
十分であり得るが、しかし多量体因子(すなわち、多数の分子を示し、したがっ
ていくつかのドメインを保有する因子)はしばしば、より大きい応答を引き出す
。支持体上の単一の別個の化合物として連結される1つより多い分子、例えば支
持体に連結される単一化合物分子を形成するよう連結されるVP2のいくつかの
分子を有する因子を指す「多量体化」という用語とは区別される場合、「多量体
の」という用語が、支持体上の1つより多い分子、例えば支持体に連結されたV
P2のいくつかの個々の分子の存在を指す、ということに留意すべきである。本
明細書中に記載したキャプシド因子の多量体形成は、P抗原を有する細胞に対し
て高親和性を有する因子を得る能力のために、多数の生技術的または臨床的用途
に有益でありえる。
ド因子は支持体上で配置される。単量体因子(すなわち、別個の分子を示し、し
たがって1つの結合ドメインのみを保有する因子)は所望の応答を達成するのに
十分であり得るが、しかし多量体因子(すなわち、多数の分子を示し、したがっ
ていくつかのドメインを保有する因子)はしばしば、より大きい応答を引き出す
。支持体上の単一の別個の化合物として連結される1つより多い分子、例えば支
持体に連結される単一化合物分子を形成するよう連結されるVP2のいくつかの
分子を有する因子を指す「多量体化」という用語とは区別される場合、「多量体
の」という用語が、支持体上の1つより多い分子、例えば支持体に連結されたV
P2のいくつかの個々の分子の存在を指す、ということに留意すべきである。本
明細書中に記載したキャプシド因子の多量体形成は、P抗原を有する細胞に対し
て高親和性を有する因子を得る能力のために、多数の生技術的または臨床的用途
に有益でありえる。
【0059】
多量体キャプシド因子は、タンパク質、例えばVP2またはその断片を高分子
支持体に結合させることにより得られる。「支持体」とは、タンパク質を付着ま
たは固定するために用いられる担体、樹脂または任意の高分子構造をも指し得る
。高分子支持体は、疎水性非共有的相互作用によりキャプシド因子の領域と相互
作用する疎水性表面を有し得る。支持体の疎水性表面は、疎水性基が結合された
ポリマー、例えばプラスチックまたは任意のその他のポリマー、例えばポリスチ
レン、ポリエチレン、PTFEまたはポリビニルであり得る。あるいは、キャプ
シド因子は、タンパク質およびオリゴ/多糖(例えばセルロース、デンプン、グ
リコーゲン、キトサンまたはアミノ化セファロース)を含めた担体と共有結合さ
れ得る。これらの後者の実施形態では、キャプシド因子上の反応性基、例えばペ
プチド中に存在するヒドロキシまたはアミノは、共有結合を作製するために、担
体上の反応性基に連結するために用いられ得る。実施形態は、キャプシド因子と
相互作用する荷電表面を有する支持体を包含し得る。さらに別の実施形態は、キ
ャプシド因子を結合するために化学的に活性化されるその他の反応性基を有する
支持体に関する。例えば、シアンブロミド活性化マトリックス、エポキシ活性化
マトリックス、チオおよびチオプロピルゲル、ニトロフェニルクロロホルメート
およびN−ヒドロキシスクシンイミドクロロホルメート結合、あるいはオキシラ
ンアクリル支持体が用いられ得る(SIGMA)。
支持体に結合させることにより得られる。「支持体」とは、タンパク質を付着ま
たは固定するために用いられる担体、樹脂または任意の高分子構造をも指し得る
。高分子支持体は、疎水性非共有的相互作用によりキャプシド因子の領域と相互
作用する疎水性表面を有し得る。支持体の疎水性表面は、疎水性基が結合された
ポリマー、例えばプラスチックまたは任意のその他のポリマー、例えばポリスチ
レン、ポリエチレン、PTFEまたはポリビニルであり得る。あるいは、キャプ
シド因子は、タンパク質およびオリゴ/多糖(例えばセルロース、デンプン、グ
リコーゲン、キトサンまたはアミノ化セファロース)を含めた担体と共有結合さ
れ得る。これらの後者の実施形態では、キャプシド因子上の反応性基、例えばペ
プチド中に存在するヒドロキシまたはアミノは、共有結合を作製するために、担
体上の反応性基に連結するために用いられ得る。実施形態は、キャプシド因子と
相互作用する荷電表面を有する支持体を包含し得る。さらに別の実施形態は、キ
ャプシド因子を結合するために化学的に活性化されるその他の反応性基を有する
支持体に関する。例えば、シアンブロミド活性化マトリックス、エポキシ活性化
マトリックス、チオおよびチオプロピルゲル、ニトロフェニルクロロホルメート
およびN−ヒドロキシスクシンイミドクロロホルメート結合、あるいはオキシラ
ンアクリル支持体が用いられ得る(SIGMA)。
【0060】
さらに、支持体は、ペプチドのヒドロキシ、カルボキシまたはアミノ基、なら
びに担体上の反応性基を介してキャプシド因子が共有結合される無機担体、例え
ばシリコンオキシド物質(例えば、シリカゲル、ゼオライト、珪藻土またはアミ
ノ化ガラス)を包含し得る。したがって、適切な情況では、「支持体」とは、反
応トレー、試験管、カテーテル、ステント、バルーン、人工器官、医療具、ポリ
スチレンビーズ、磁気ビーズ、ニトロセルラーゼストリップ、膜、ラテックス粒
子等の微小粒子、ヒツジ(またはその他の動物)赤血球、デュラサイト(商品名
)人工細胞等の壁またはウエルを指す。ヒドロキシ、カルボキシまたはアミノ基
、ならびに担体上の反応性基を介してキャプシド因子が共有結合される無機担体
、例えばシリコンオキシド物質(例えば、シリカゲル、ゼオライト、珪藻土また
はアミノ化ガラス)も包含される。身体で用いるための(例えば、予防的または
治療的用途のための)担体は、好ましくは、生理学的、非毒性および非免疫応答
性である。このような担体としては、ポリ−L−リシン、ポリ−D、L−アラニ
ンおよびクロモソルブ(商品名)(Johns-Manville Products, Denver, Co.)が
挙げられるが、これらに限定されない。
びに担体上の反応性基を介してキャプシド因子が共有結合される無機担体、例え
ばシリコンオキシド物質(例えば、シリカゲル、ゼオライト、珪藻土またはアミ
ノ化ガラス)を包含し得る。したがって、適切な情況では、「支持体」とは、反
応トレー、試験管、カテーテル、ステント、バルーン、人工器官、医療具、ポリ
スチレンビーズ、磁気ビーズ、ニトロセルラーゼストリップ、膜、ラテックス粒
子等の微小粒子、ヒツジ(またはその他の動物)赤血球、デュラサイト(商品名
)人工細胞等の壁またはウエルを指す。ヒドロキシ、カルボキシまたはアミノ基
、ならびに担体上の反応性基を介してキャプシド因子が共有結合される無機担体
、例えばシリコンオキシド物質(例えば、シリカゲル、ゼオライト、珪藻土また
はアミノ化ガラス)も包含される。身体で用いるための(例えば、予防的または
治療的用途のための)担体は、好ましくは、生理学的、非毒性および非免疫応答
性である。このような担体としては、ポリ−L−リシン、ポリ−D、L−アラニ
ンおよびクロモソルブ(商品名)(Johns-Manville Products, Denver, Co.)が
挙げられるが、これらに限定されない。
【0061】
他の実施形態では、より大きい柔軟性を助長し、それにより支持体により示さ
れる任意の立体的妨害を克服するために、キャプシド因子と支持体との間に、適
切な長さのリンカー、例えばλリンカーまたはビオチン−アビジン(またはスト
レプトアビジン)が挿入される。最適相互作用を可能にするリンカーの最適長さ
の確定は、本明細書中に記載したキャプシド因子特性化検定において種々の長さ
のリンカーを有するキャプシド因子をスクリーニングすることにより成される。
れる任意の立体的妨害を克服するために、キャプシド因子と支持体との間に、適
切な長さのリンカー、例えばλリンカーまたはビオチン−アビジン(またはスト
レプトアビジン)が挿入される。最適相互作用を可能にするリンカーの最適長さ
の確定は、本明細書中に記載したキャプシド因子特性化検定において種々の長さ
のリンカーを有するキャプシド因子をスクリーニングすることにより成される。
【0062】
その他の実施形態では、前記の多量体支持体は、「多量体化−多量体支持体」
を作製するために、多量体化キャプシドを結合した。多量体化キャプシド因子の
一実施形態は、例えば、一緒に連結されたVP2またはその断片をコードする2
つまたはそれ以上のヌクレオチド配列を有する発現構築物を作製することにより
得られる。発現化融合タンパク質は多量体化キャプシド因子の一実施形態であり
、次に、支持体に連結される。多数のこのような多量体化因子を有する支持体は
、多量体化−多量体支持体と呼ばれる。多量体化因子を作り上げるドメインと支
持体との間のリンカーまたはスペーサーは、いくつかの実施形態に関しては挿入
され得るし、そして任意には、スペーサーリンカーは、キャプシド因子特性化検
定を用いて確定され得る。
を作製するために、多量体化キャプシドを結合した。多量体化キャプシド因子の
一実施形態は、例えば、一緒に連結されたVP2またはその断片をコードする2
つまたはそれ以上のヌクレオチド配列を有する発現構築物を作製することにより
得られる。発現化融合タンパク質は多量体化キャプシド因子の一実施形態であり
、次に、支持体に連結される。多数のこのような多量体化因子を有する支持体は
、多量体化−多量体支持体と呼ばれる。多量体化因子を作り上げるドメインと支
持体との間のリンカーまたはスペーサーは、いくつかの実施形態に関しては挿入
され得るし、そして任意には、スペーサーリンカーは、キャプシド因子特性化検
定を用いて確定され得る。
【0063】
いくつかの実施形態では、キャプシド因子は、被験者に移植される人工装具上
で配される。多数の種類の人工器官、例えばステントおよび弁に関しては、移植
片を安定化するために、限定量の組織内方増殖が望ましい。しかしながら、移植
中、周囲組織への損傷は細胞増殖のかなりの増大を引き起こして、これが繊維性
蓄積または再狭窄を、そして長い間に、ステントの圧縮または弁の整復を引き起
こし得る。従来技術の用具は、放射能の使用によりこの問題を克服しようとした
が、しかしながら、治療成果、および用具から放出される放射性物質への全身曝
露の可能性は、このようなアプローチを望ましくないものにする。同様に、しば
しば、バルーン血管形成のような技術は、内皮細胞の浸潤により引き起こされる
再狭窄を生じる。
で配される。多数の種類の人工器官、例えばステントおよび弁に関しては、移植
片を安定化するために、限定量の組織内方増殖が望ましい。しかしながら、移植
中、周囲組織への損傷は細胞増殖のかなりの増大を引き起こして、これが繊維性
蓄積または再狭窄を、そして長い間に、ステントの圧縮または弁の整復を引き起
こし得る。従来技術の用具は、放射能の使用によりこの問題を克服しようとした
が、しかしながら、治療成果、および用具から放出される放射性物質への全身曝
露の可能性は、このようなアプローチを望ましくないものにする。同様に、しば
しば、バルーン血管形成のような技術は、内皮細胞の浸潤により引き起こされる
再狭窄を生じる。
【0064】
キャプシド因子を医療用人工器官、例えばステントまたは弁に結合させ、ある
いは多孔性カテーテル(例えば、血管形成に用いられるようなバルーンカテーテ
ル)を介してキャプシド因子を送達することにより、内皮細胞移動、増殖、繊維
性蓄積、組織内方増殖および再狭窄は効率的に抑制され得る。さらに、医学的手
法に伴う炎症が鎮圧された後の時点で、免疫系により除去されるキャプシド因子
を用いて、組織内方増殖の遅延が得られる。前記のアプローチを用いることによ
り、キャプシド因子は、疎水性相互作用または共有結合を介して、多数の異なる
種類の人工器官、例えばステントまたは弁に結合され得る。さらに、従来技術の
カテーテルは、血管形成の部位へのキャプシド因子の送達のために適合され得る
。キャプシド因子プロフィールを分析することにより、所望の細胞抑制時間、ま
たは組織内方増殖の遅延によって、移植のための適切なキャプシド因子コーティ
ング人工器官を、あるいは送達のための適切なキャプシド因子を医者が選択でき
る。他の方法でのキャプシド因子の局在化送達も意図される。したがって、例え
ば、ステント、移植片、弁またはその他の人工器官付近に制御放出組成物を植え
込むことにより、あるいは注入ポンプまたはその他の適切な用具を介してその部
位に薬剤を送達することにより、血管内皮細胞の増殖は抑制され得る。医療用具
のためのコーティングおよびカテーテル送達のための処方物の他に、本明細書に
記載したキャプシド因子は、製剤中に処方され、P抗原を有する細胞の増殖また
は移動に関連したヒトの疾患または症状を治療または予防するために用いられ得
る。下記の項は、製剤中にキャプシド因子を処方するための多数の方法を考察し
、適切な用量を確定する。
いは多孔性カテーテル(例えば、血管形成に用いられるようなバルーンカテーテ
ル)を介してキャプシド因子を送達することにより、内皮細胞移動、増殖、繊維
性蓄積、組織内方増殖および再狭窄は効率的に抑制され得る。さらに、医学的手
法に伴う炎症が鎮圧された後の時点で、免疫系により除去されるキャプシド因子
を用いて、組織内方増殖の遅延が得られる。前記のアプローチを用いることによ
り、キャプシド因子は、疎水性相互作用または共有結合を介して、多数の異なる
種類の人工器官、例えばステントまたは弁に結合され得る。さらに、従来技術の
カテーテルは、血管形成の部位へのキャプシド因子の送達のために適合され得る
。キャプシド因子プロフィールを分析することにより、所望の細胞抑制時間、ま
たは組織内方増殖の遅延によって、移植のための適切なキャプシド因子コーティ
ング人工器官を、あるいは送達のための適切なキャプシド因子を医者が選択でき
る。他の方法でのキャプシド因子の局在化送達も意図される。したがって、例え
ば、ステント、移植片、弁またはその他の人工器官付近に制御放出組成物を植え
込むことにより、あるいは注入ポンプまたはその他の適切な用具を介してその部
位に薬剤を送達することにより、血管内皮細胞の増殖は抑制され得る。医療用具
のためのコーティングおよびカテーテル送達のための処方物の他に、本明細書に
記載したキャプシド因子は、製剤中に処方され、P抗原を有する細胞の増殖また
は移動に関連したヒトの疾患または症状を治療または予防するために用いられ得
る。下記の項は、製剤中にキャプシド因子を処方するための多数の方法を考察し
、適切な用量を確定する。
【0065】
治療薬および予防薬の製造と用量
本発明のキャプシド因子(例えば、VP1、VP1/2、VP2またはそれら
の断片)は、疾患または症状を回避するための予防策として、またはすでに疾病
に罹患した被験者を治療するための治療薬として、被験者の処置に適している。
これらの薬理学的に活性な化合物は、ガレヌス薬学の慣用的方法にしたがって加
工処理され、被験者、例えば哺乳類、例えばヒトに投与するための薬剤を製造し
得る。活性成分は、修飾を伴って、または伴わずに、製剤製品中に混入され得る
。さらに、いくつかの経路により本発明の薬理学的活性化合物を送達する製剤ま
たは治療薬の製造は、本発明の態様である。例えば、キャプシド因子をコードす
る配列を有するDNA、RNAおよびウイルスベクター(これに限定されない)
は、実施形態とともに用いられる。キャプシド因子をコードする核酸は、単独で
、または他の活性成分と組合せて投与され得る。
の断片)は、疾患または症状を回避するための予防策として、またはすでに疾病
に罹患した被験者を治療するための治療薬として、被験者の処置に適している。
これらの薬理学的に活性な化合物は、ガレヌス薬学の慣用的方法にしたがって加
工処理され、被験者、例えば哺乳類、例えばヒトに投与するための薬剤を製造し
得る。活性成分は、修飾を伴って、または伴わずに、製剤製品中に混入され得る
。さらに、いくつかの経路により本発明の薬理学的活性化合物を送達する製剤ま
たは治療薬の製造は、本発明の態様である。例えば、キャプシド因子をコードす
る配列を有するDNA、RNAおよびウイルスベクター(これに限定されない)
は、実施形態とともに用いられる。キャプシド因子をコードする核酸は、単独で
、または他の活性成分と組合せて投与され得る。
【0066】
本発明の化合物は、本発明の薬理学的活性成分と有害に反応しない慣用的賦形
剤、すなわち非経口的、経腸的(例えば経口的)または局所的適用に適した製薬
上許容可能な有機または無機担体物質との混和物中に用いられ得る。適切な製薬
上許容可能な担体としては、水、塩溶液、アルコール、アラビアゴム、植物油、
ベンジルアルコール、ポリエチレングリコール、ゼラチン、炭水化物、例えばラ
クトース、アミロースまたはデンプン、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ケ
イ酸、粘性パラフィン、香油、脂肪酸モノグリセリドおよびジグリセリド、ペン
タエリトリトール脂肪酸エステル、ヒドロキシメチルセルロース、ポリビニルピ
ロリドン等が挙げられるが、これらに限定されない。多数のさらに適切なビヒク
ルが、Remmingrton's Pharmaceutical Sciences, 15th Edition, Easton:Mack P
ublishing Company, pp. 1405-1412, 1461-1487(1975)およびThe National Fo
rmulary XIV, 14th Edition, Washington, American Pharmaceutical Associati
on(1975)(これらの記載内容は、参照により本明細書中に援用する)に記載さ
れている。製剤調製物は滅菌され、所望により、活性化合物と有害に反応しない
助剤、例えば滑剤、防腐剤、安定剤、湿潤剤、乳化剤、浸透圧に影響を及ぼすた
めの塩、緩衝剤、着色剤、風味剤および/または芳香族物質等と混合され得る。
剤、すなわち非経口的、経腸的(例えば経口的)または局所的適用に適した製薬
上許容可能な有機または無機担体物質との混和物中に用いられ得る。適切な製薬
上許容可能な担体としては、水、塩溶液、アルコール、アラビアゴム、植物油、
ベンジルアルコール、ポリエチレングリコール、ゼラチン、炭水化物、例えばラ
クトース、アミロースまたはデンプン、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ケ
イ酸、粘性パラフィン、香油、脂肪酸モノグリセリドおよびジグリセリド、ペン
タエリトリトール脂肪酸エステル、ヒドロキシメチルセルロース、ポリビニルピ
ロリドン等が挙げられるが、これらに限定されない。多数のさらに適切なビヒク
ルが、Remmingrton's Pharmaceutical Sciences, 15th Edition, Easton:Mack P
ublishing Company, pp. 1405-1412, 1461-1487(1975)およびThe National Fo
rmulary XIV, 14th Edition, Washington, American Pharmaceutical Associati
on(1975)(これらの記載内容は、参照により本明細書中に援用する)に記載さ
れている。製剤調製物は滅菌され、所望により、活性化合物と有害に反応しない
助剤、例えば滑剤、防腐剤、安定剤、湿潤剤、乳化剤、浸透圧に影響を及ぼすた
めの塩、緩衝剤、着色剤、風味剤および/または芳香族物質等と混合され得る。
【0067】
特定の製剤処方物の投与の有効用量および方法は、当業者に既知のその他の因
子と同様に、個々の患者、ならびに疾患の種類および段階に基づいて、変わり得
る。このような化合物の治療効力および毒性は、細胞培養または実験動物におけ
る標準製薬手法、例えばED50(集団の50%に治療的に有効な用量)により
確定され得る。前記のようなマカク属またはヒヒ属は、適切な実験モデルである
。細胞培養検定および動物試験から得られるデータは、ヒト使用のための投与量
範囲の処方において用いられる。このような化合物の投与量は、好ましくは、毒
性を伴わないED50を含めた循環濃度範囲内にある。投与量は、キャプシド因
子の種類、用いられる投与形態、患者の感受性および投与経路によって、この範
囲内で変わる。
子と同様に、個々の患者、ならびに疾患の種類および段階に基づいて、変わり得
る。このような化合物の治療効力および毒性は、細胞培養または実験動物におけ
る標準製薬手法、例えばED50(集団の50%に治療的に有効な用量)により
確定され得る。前記のようなマカク属またはヒヒ属は、適切な実験モデルである
。細胞培養検定および動物試験から得られるデータは、ヒト使用のための投与量
範囲の処方において用いられる。このような化合物の投与量は、好ましくは、毒
性を伴わないED50を含めた循環濃度範囲内にある。投与量は、キャプシド因
子の種類、用いられる投与形態、患者の感受性および投与経路によって、この範
囲内で変わる。
【0068】
正常投与量は、約1〜100,000μg、約10gの全用量まで、投与経路
によって変わり得る。望ましい投与量としては、250μg、500μg、1m
g、50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg
、350mg、400mg、450mg、500mg、550mg、600mg
、650mg、700mg、750mg、800mg、850mg、900mg
、1g、1.1g、1.2g、1.3g、1.4g、1.5g、1.6g、1.
7g、1.8g、1.9g、2g、3g、4g、5g、6g、7g、8g、9g
および10gが挙げられる。さらに、キャプシド因子濃度は、局所形態で当該因
子を投与する実施形態では、非常に高くできる。キャプシド因子のモル濃度が、
いくつかの実施形態では用いられ得る。局所投与のためのおよび/または医療設
備をコーティングするための望ましい濃度は、100μM〜800mMの範囲で
ある。これらの実施形態のための好ましい濃度は、500μM〜500mMの範
囲である。例えば、局所適用に用いるためのおよび/または医療設備をコーティ
ングするための好ましい濃度としては、500μM、550μM、600μM、
650μM、700μM、750μM、800μM、850μM、900μM、
1mM、5mM、10mM、15mM、20mM、25mM、30mM、35m
M、40mM、45mM、50mM、60mM、70mM、80mM、90mM
、100mM、120mM、130mM、140mM、150mM、160mM
、170mM、180mM、190mM、200mM、300mM、325mM
、350mM、375mM、400mM、425mM、450mM、475mM
および500mMが挙げられる。
によって変わり得る。望ましい投与量としては、250μg、500μg、1m
g、50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg
、350mg、400mg、450mg、500mg、550mg、600mg
、650mg、700mg、750mg、800mg、850mg、900mg
、1g、1.1g、1.2g、1.3g、1.4g、1.5g、1.6g、1.
7g、1.8g、1.9g、2g、3g、4g、5g、6g、7g、8g、9g
および10gが挙げられる。さらに、キャプシド因子濃度は、局所形態で当該因
子を投与する実施形態では、非常に高くできる。キャプシド因子のモル濃度が、
いくつかの実施形態では用いられ得る。局所投与のためのおよび/または医療設
備をコーティングするための望ましい濃度は、100μM〜800mMの範囲で
ある。これらの実施形態のための好ましい濃度は、500μM〜500mMの範
囲である。例えば、局所適用に用いるためのおよび/または医療設備をコーティ
ングするための好ましい濃度としては、500μM、550μM、600μM、
650μM、700μM、750μM、800μM、850μM、900μM、
1mM、5mM、10mM、15mM、20mM、25mM、30mM、35m
M、40mM、45mM、50mM、60mM、70mM、80mM、90mM
、100mM、120mM、130mM、140mM、150mM、160mM
、170mM、180mM、190mM、200mM、300mM、325mM
、350mM、375mM、400mM、425mM、450mM、475mM
および500mMが挙げられる。
【0069】
いくつかの実施形態では、キャプシド因子の用量は、約0.1μM〜500m
Mの組織または血中濃度あるいはその両方を生じる。望ましい用量は、約1〜8
00μMの組織または血中濃度またはその両方を生じる。好ましい用量は、約1
0μMより多く約500μMまでの組織または血中濃度を生じる。好ましい用量
は、例えば、10μM、15μM、20μM、25μM、30μM、35μM、
40μM、45μM、50μM、55μM、60μM、65μM、70μM、7
5μM、80μM、85μM、90μM、95μM、100μM、110μM、
120μM、130μM、140μM、150μM、160μM、170μM、
180μM、190μM、200μM、220μM、240μM、250μM、
260μM、280μM、300μM、320μM、340μM、360μM、
380μM、400μM、420μM、440μM、460μM、480μMお
よび500μMの組織または血中濃度またはその両方を達成するのに必要なキャ
プシド因子の量である。800μMより高い組織濃度を生じる用量は好ましくな
いが、しかしそれらは本発明のいくつかの実施形態で用いられ得る。血中レベル
で測定する場合に、組織中の安定濃度を保持するために、キャプシド因子の一定
注入も提供され得る。
Mの組織または血中濃度あるいはその両方を生じる。望ましい用量は、約1〜8
00μMの組織または血中濃度またはその両方を生じる。好ましい用量は、約1
0μMより多く約500μMまでの組織または血中濃度を生じる。好ましい用量
は、例えば、10μM、15μM、20μM、25μM、30μM、35μM、
40μM、45μM、50μM、55μM、60μM、65μM、70μM、7
5μM、80μM、85μM、90μM、95μM、100μM、110μM、
120μM、130μM、140μM、150μM、160μM、170μM、
180μM、190μM、200μM、220μM、240μM、250μM、
260μM、280μM、300μM、320μM、340μM、360μM、
380μM、400μM、420μM、440μM、460μM、480μMお
よび500μMの組織または血中濃度またはその両方を達成するのに必要なキャ
プシド因子の量である。800μMより高い組織濃度を生じる用量は好ましくな
いが、しかしそれらは本発明のいくつかの実施形態で用いられ得る。血中レベル
で測定する場合に、組織中の安定濃度を保持するために、キャプシド因子の一定
注入も提供され得る。
【0070】
的確な投与量は、治療される患者にかんがみて、個々の医者により選択される
。投与量および投与は、十分量の活性部分を提供するように、または所望の作用
を保持するように調整される。考慮され得る付加的要因としては、患者の疾病状
態の重症度、患者の年齢および体重、食事、投与の時間および頻度、薬剤の組合
せ(単数または複数)、反応感受性および治療に対する耐性/応答が挙げられる
。短時間作用製剤組成物は毎日投与されるが、一方、長期作用製剤組成物は、2
、3〜4日毎に、週毎に、または2週間に1回投与される。特定の処方物の半減
期およびクリアランス率によって、本発明の製剤組成物は、1日1回、2回、3
回、4回、5回、6回、7回、8回、9回、10回またはそれ以上の回数で投与
される。
。投与量および投与は、十分量の活性部分を提供するように、または所望の作用
を保持するように調整される。考慮され得る付加的要因としては、患者の疾病状
態の重症度、患者の年齢および体重、食事、投与の時間および頻度、薬剤の組合
せ(単数または複数)、反応感受性および治療に対する耐性/応答が挙げられる
。短時間作用製剤組成物は毎日投与されるが、一方、長期作用製剤組成物は、2
、3〜4日毎に、週毎に、または2週間に1回投与される。特定の処方物の半減
期およびクリアランス率によって、本発明の製剤組成物は、1日1回、2回、3
回、4回、5回、6回、7回、8回、9回、10回またはそれ以上の回数で投与
される。
【0071】
本発明の製剤の投与経路としては、経皮、非経口、胃腸的、経気管支および経
肺胞経路が挙げられるが、これらに限定されない。経皮投与は、薬理学的活性化
合物を皮膚に浸透させ得るクリーム、リンス、ゲル等の適用により成し遂げられ
る。非経口的投与経路としては、電気的または直接注射、例えば中心静脈線への
直接注射、静脈内、筋肉内、腹腔内、皮内または皮下注射が挙げられるが、これ
らに限定されない。胃腸的投与経路としては、摂取および直腸的投与が挙げられ
るが、これらに限定されない。経気管支および経肺胞投与経路としては、口また
は鼻腔内を通す吸入が挙げられるが、これらに限定されない。
肺胞経路が挙げられるが、これらに限定されない。経皮投与は、薬理学的活性化
合物を皮膚に浸透させ得るクリーム、リンス、ゲル等の適用により成し遂げられ
る。非経口的投与経路としては、電気的または直接注射、例えば中心静脈線への
直接注射、静脈内、筋肉内、腹腔内、皮内または皮下注射が挙げられるが、これ
らに限定されない。胃腸的投与経路としては、摂取および直腸的投与が挙げられ
るが、これらに限定されない。経気管支および経肺胞投与経路としては、口また
は鼻腔内を通す吸入が挙げられるが、これらに限定されない。
【0072】
経皮投与に適した本発明の薬理学的活性化合物を有する組成物は、その例とし
て、皮膚に直接適用されるか、または経皮用具(「経皮パッチ」)のような保護
担体に混入して適用される製薬上許容可能な懸濁液、油、クリームおよび軟膏が
挙げられるが、これらに限定されない。適切なクリーム、軟膏等の例は、例えば
Physician's Desk Referenceに記載されている。適切な経皮用具の例は、例えば
米国特許第4,818,540号(Chinen等、1989年4月4日発行)(この
記載内容は、参照により本明細書中に援用する)に記載されている。
て、皮膚に直接適用されるか、または経皮用具(「経皮パッチ」)のような保護
担体に混入して適用される製薬上許容可能な懸濁液、油、クリームおよび軟膏が
挙げられるが、これらに限定されない。適切なクリーム、軟膏等の例は、例えば
Physician's Desk Referenceに記載されている。適切な経皮用具の例は、例えば
米国特許第4,818,540号(Chinen等、1989年4月4日発行)(この
記載内容は、参照により本明細書中に援用する)に記載されている。
【0073】
非経口投与に適した本発明の薬理学的活性化合物を有する組成物としては、製
薬上許容可能な滅菌等張溶液が挙げられるが、これに限定されない。このような
溶液としては、中心静脈線中に注射するための、静脈内、筋肉内、腹腔内、皮内
または皮下注射のための生理食塩水、リン酸塩緩衝生理食塩水が挙げられるが、
これらに限定されない。
薬上許容可能な滅菌等張溶液が挙げられるが、これに限定されない。このような
溶液としては、中心静脈線中に注射するための、静脈内、筋肉内、腹腔内、皮内
または皮下注射のための生理食塩水、リン酸塩緩衝生理食塩水が挙げられるが、
これらに限定されない。
【0074】
経気管支および経肺胞投与に適した本発明の薬理学的活性化合物を有する組成
物としては、種々の種類の吸入用エーロゾルが挙げられるが、これらに限定され
ない。これらの経気管支および経肺胞投与に適した用具も包含される。このよう
な用具としては、アトマイザーおよび気化器が挙げられるが、これらに限定され
ない。多数の形態の一般的に利用可能なアトマイザーおよび気化器は、本発明の
薬理学的活性化合物を有する組成物を送達するために容易に適応され得る。
物としては、種々の種類の吸入用エーロゾルが挙げられるが、これらに限定され
ない。これらの経気管支および経肺胞投与に適した用具も包含される。このよう
な用具としては、アトマイザーおよび気化器が挙げられるが、これらに限定され
ない。多数の形態の一般的に利用可能なアトマイザーおよび気化器は、本発明の
薬理学的活性化合物を有する組成物を送達するために容易に適応され得る。
【0075】
胃腸投与に適した本発明の薬理学的活性化合物を有する組成物としては、摂取
のための製薬上許容可能な粉末、ピルまたは液体、ならびに直腸投与のための座
薬が挙げられるが、これらに限定されない。易使用性のために、胃腸投与、特に
経口投与は、好ましい実施形態である。キャプシド因子を包含する製剤が得られ
たら、P抗原を有する細胞の増殖または移動に関連した疾患または症状を治療ま
たは予防することを必要としている被験者に投与され得る。
のための製薬上許容可能な粉末、ピルまたは液体、ならびに直腸投与のための座
薬が挙げられるが、これらに限定されない。易使用性のために、胃腸投与、特に
経口投与は、好ましい実施形態である。キャプシド因子を包含する製剤が得られ
たら、P抗原を有する細胞の増殖または移動に関連した疾患または症状を治療ま
たは予防することを必要としている被験者に投与され得る。
【0076】
本発明の態様は、医療設備、例えば人工器官、移植片および計器のためのコー
ティングも含む。医療具に用いるための適切なコーティングは、キャプシド因子
を含有するゲルまたは粉末により、あるいはキャプシド因子が懸濁される高分子
コーティングにより提供され得る。用具をコーティングするための適切な高分子
物質は、生理学的に許容可能なものであり、それを介して治療的有効量のキャプ
シド因子が拡散され得る。適切なポリマーとしては、ポリウレタン、ポリメタク
リレート、ポリアミド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリス
チレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリビニルクロリド、セルロースアセテ
ート、シリコーンエラストマー、コラーゲン、絹等が挙げられるが、これらに限
定されない。このようなコーティングは、例えば米国特許第4,612,337
号(Fox等、1986年9月16日発行)(この記載内容は、参照により本明細
書中に援用する)に記載されている。以下の項では、P抗原を有する細胞の増殖
または移動に関連した疾患または症状を治療するためのいくつかの方法であって
、キャプシド因子を有する製剤を提供する方法を、本発明人等は開示する。
ティングも含む。医療具に用いるための適切なコーティングは、キャプシド因子
を含有するゲルまたは粉末により、あるいはキャプシド因子が懸濁される高分子
コーティングにより提供され得る。用具をコーティングするための適切な高分子
物質は、生理学的に許容可能なものであり、それを介して治療的有効量のキャプ
シド因子が拡散され得る。適切なポリマーとしては、ポリウレタン、ポリメタク
リレート、ポリアミド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリス
チレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリビニルクロリド、セルロースアセテ
ート、シリコーンエラストマー、コラーゲン、絹等が挙げられるが、これらに限
定されない。このようなコーティングは、例えば米国特許第4,612,337
号(Fox等、1986年9月16日発行)(この記載内容は、参照により本明細
書中に援用する)に記載されている。以下の項では、P抗原を有する細胞の増殖
または移動に関連した疾患または症状を治療するためのいくつかの方法であって
、キャプシド因子を有する製剤を提供する方法を、本発明人等は開示する。
【0077】
治療的及び予防的アプローチ
本発明のいくつかの態様では、キャプシド因子、特にキャプシド因子を有する
製剤は、異常細胞増殖および/または細胞移動に関連した疾患または症状を治療
または予防することを必要とする被験者に提供される。P抗原を有する細胞、例
えば造血細胞および内皮細胞(これらに限定されない)の増殖または移動を抑制
するための製剤を処方するための方法は、本発明の実施形態である。すなわち、
本発明の実施形態は、P抗原を有する細胞、例えば造血細胞および内皮細胞の増
殖および/または移動の抑制のための、キャプシド因子を包含する薬剤の使用を
含む。
製剤は、異常細胞増殖および/または細胞移動に関連した疾患または症状を治療
または予防することを必要とする被験者に提供される。P抗原を有する細胞、例
えば造血細胞および内皮細胞(これらに限定されない)の増殖または移動を抑制
するための製剤を処方するための方法は、本発明の実施形態である。すなわち、
本発明の実施形態は、P抗原を有する細胞、例えば造血細胞および内皮細胞の増
殖および/または移動の抑制のための、キャプシド因子を包含する薬剤の使用を
含む。
【0078】
一実施形態では、キャプシド因子は、子宮内幹細胞移植前に、レシピエント被
験者における造血を抑制するために用いられ得る。ヒト胎児における幹細胞の組
織分布に関する従来の研究では、第二トリメスターにおける5×107細胞を用
いた胎児移植は、約1:1000〜1:10000のドナー対レシピエント比を
生じる。このような低比率は、ネイティブ幹細胞を上回る競合縁を移植細胞に提
供できない(Westgren et al., Am. J. Obstet Gynecol, 176:49(1996))。こ
の比率および幹細胞移植の成果を改良するために、ネイティブ幹細胞集団を抑制
し、それにより移植を改良するよう、キャプシド因子は移植前に投与され得る。
さらに、移植前の抗Pモノクローナル抗体によるドナー幹細胞の処理は、キャプ
シド因子による抑制からそれらを保護し、それにより、より望ましい状態をも提
供する。したがって、一実施形態は、幹細胞移植前に患者を治療するためのキャ
プシド因子を包含する薬剤を含む。この治療方法は、子宮内幹細胞移植を必要と
する被験者を同定し、そして造血細胞増殖を抑制する治療的有益量のキャプシド
因子を前記の被験者に提供することにより実行され得る。
験者における造血を抑制するために用いられ得る。ヒト胎児における幹細胞の組
織分布に関する従来の研究では、第二トリメスターにおける5×107細胞を用
いた胎児移植は、約1:1000〜1:10000のドナー対レシピエント比を
生じる。このような低比率は、ネイティブ幹細胞を上回る競合縁を移植細胞に提
供できない(Westgren et al., Am. J. Obstet Gynecol, 176:49(1996))。こ
の比率および幹細胞移植の成果を改良するために、ネイティブ幹細胞集団を抑制
し、それにより移植を改良するよう、キャプシド因子は移植前に投与され得る。
さらに、移植前の抗Pモノクローナル抗体によるドナー幹細胞の処理は、キャプ
シド因子による抑制からそれらを保護し、それにより、より望ましい状態をも提
供する。したがって、一実施形態は、幹細胞移植前に患者を治療するためのキャ
プシド因子を包含する薬剤を含む。この治療方法は、子宮内幹細胞移植を必要と
する被験者を同定し、そして造血細胞増殖を抑制する治療的有益量のキャプシド
因子を前記の被験者に提供することにより実行され得る。
【0079】
本発明の同様の態様では、生後幹細胞移植前に非骨髄切除的状態調節の方法が
包含される。近年、非骨髄切除的状態調節の方法は、このようなプロトコルが、
高用量の化学放射線療法を包含する標準アプローチよりも患者に対して低毒性で
あるために、かなりの注目を浴びている(Giralt et al., Blood, 89:4531(199
7); Slavin et al., Blood, 91:756(1998))。しかしながら、非骨髄切除的
療法において既存の技法を用いた完全ドナー造血性キメラ現象は、非常に成果が
ない。生後幹細胞移植前にキャプシド因子を提供することにより、ドナー細胞対
レシピエント細胞の比は好都合にはずれて、ドナー造血性キメラ現象が照射なし
で達成され得る。したがって、非骨髄切除的状態調節の方法は、生後幹細胞移植
前に非骨髄切除的状態調節を必要とする被験者を同定し、そして治療的有益量の
キャプシド因子を前記の被験者に投与することにより実施され得る。
包含される。近年、非骨髄切除的状態調節の方法は、このようなプロトコルが、
高用量の化学放射線療法を包含する標準アプローチよりも患者に対して低毒性で
あるために、かなりの注目を浴びている(Giralt et al., Blood, 89:4531(199
7); Slavin et al., Blood, 91:756(1998))。しかしながら、非骨髄切除的
療法において既存の技法を用いた完全ドナー造血性キメラ現象は、非常に成果が
ない。生後幹細胞移植前にキャプシド因子を提供することにより、ドナー細胞対
レシピエント細胞の比は好都合にはずれて、ドナー造血性キメラ現象が照射なし
で達成され得る。したがって、非骨髄切除的状態調節の方法は、生後幹細胞移植
前に非骨髄切除的状態調節を必要とする被験者を同定し、そして治療的有益量の
キャプシド因子を前記の被験者に投与することにより実施され得る。
【0080】
本発明のさらに別の態様は、血液学的増殖性疾患、例えば真性赤血球増加症に
罹患した被験者の治療方法に向けられる。真性赤血球増加症(PCV)は、骨髄
中の赤血球の非制御増殖により引き起こされる血液学的疾患である。他の関連細
胞(白血球および血小板)が含まれるが、しかし同様の重症度の合併症を生じな
い。本疾患は、中年および高年個体(診断時の平均年齢値は60歳)に観察され
、スゥエーデンでの発生数は、住民100,000人当たり1.5症例である。
今日まで、特別な薬理学的治療はなく、この問題に対する現在のアプローチは、
徐々に進行する疾患の症状を楽にしようと試みることである。治療しない場合の
平均生存時間は短い。若年個体では、最適治療により、20年までの期間、合理
的な快適生活を獲得できる。
罹患した被験者の治療方法に向けられる。真性赤血球増加症(PCV)は、骨髄
中の赤血球の非制御増殖により引き起こされる血液学的疾患である。他の関連細
胞(白血球および血小板)が含まれるが、しかし同様の重症度の合併症を生じな
い。本疾患は、中年および高年個体(診断時の平均年齢値は60歳)に観察され
、スゥエーデンでの発生数は、住民100,000人当たり1.5症例である。
今日まで、特別な薬理学的治療はなく、この問題に対する現在のアプローチは、
徐々に進行する疾患の症状を楽にしようと試みることである。治療しない場合の
平均生存時間は短い。若年個体では、最適治療により、20年までの期間、合理
的な快適生活を獲得できる。
【0081】
PCVに罹患した被験者にキャプシド因子を投与することにより、造血細胞の
増殖は抑制され、この致死的疾患に対する有効な治療が提供され得る。したがっ
て、PCVの方法は、PCVに対する治療を必要とする被験者を同定し、そして
治療的有益量のキャプシド因子を前記の被験者に投与することにより実施され得
る。長期治療プロトコルが意図されるため、好ましくは用いられるキャプシド因
子は最小免疫応答を引き出すものである。
増殖は抑制され、この致死的疾患に対する有効な治療が提供され得る。したがっ
て、PCVの方法は、PCVに対する治療を必要とする被験者を同定し、そして
治療的有益量のキャプシド因子を前記の被験者に投与することにより実施され得
る。長期治療プロトコルが意図されるため、好ましくは用いられるキャプシド因
子は最小免疫応答を引き出すものである。
【0082】
本発明のさらに別の態様は、内皮細胞増殖の抑制のための患者の治療方法に向
けられる。前記のように、望ましくない内皮細胞増殖は、外科的外傷後に、例え
ば弁、ステントまたはその他の人工器官の移植、あるいは血管形成術後に前記の
患者で起こり得る。さらに、腫瘍の発生および転移は、内皮細胞増殖および細胞
移動を要する。したがって、本発明の実施形態は、癌、特に転移に関連した血管
新生および細胞移動事象を抑制する薬剤に関する。
けられる。前記のように、望ましくない内皮細胞増殖は、外科的外傷後に、例え
ば弁、ステントまたはその他の人工器官の移植、あるいは血管形成術後に前記の
患者で起こり得る。さらに、腫瘍の発生および転移は、内皮細胞増殖および細胞
移動を要する。したがって、本発明の実施形態は、癌、特に転移に関連した血管
新生および細胞移動事象を抑制する薬剤に関する。
【0083】
血管新生は、先在血管から発生する過程による新規の毛細血管の形成に関する
。血管新生は、発生中に、ならびに多数の生理学的および病理学的設定で起こり
、組織増殖、創傷治癒、雌性生殖機能に必要であり、病理学的過程、例えば血管
腫形成および眼の新生血管形成の一構成成分である。しかしながら、血管新生に
おける長年の関心の多くは、危篤なサイズを超えて増殖するためには、固形腫瘍
は血管新生を経ねばならない、という発見からきている。すなわち、腫瘍は、そ
れら自体の内因性微小循環を形成するためには、周囲ストローマから内皮細胞を
補充されねばならない。
。血管新生は、発生中に、ならびに多数の生理学的および病理学的設定で起こり
、組織増殖、創傷治癒、雌性生殖機能に必要であり、病理学的過程、例えば血管
腫形成および眼の新生血管形成の一構成成分である。しかしながら、血管新生に
おける長年の関心の多くは、危篤なサイズを超えて増殖するためには、固形腫瘍
は血管新生を経ねばならない、という発見からきている。すなわち、腫瘍は、そ
れら自体の内因性微小循環を形成するためには、周囲ストローマから内皮細胞を
補充されねばならない。
【0084】
癌に罹患した被験者にキャプシド因子を投与することにより、内皮細胞の増殖
および移動は抑制され、したがって腫瘍形成および転移は防止され得る。したが
って、血管新生、腫瘍形成または癌の抑制方法は、血管新生、腫瘍形成または癌
の抑制を必要とする被験者を同定し、そして治療的有益量のキャプシド因子を前
記の被験者に投与することにより実施され得る。長期治療プロトコルが意図され
るため、好ましくは、用いられるキャプシド因子は最小免疫応答を引き出すもの
である。
および移動は抑制され、したがって腫瘍形成および転移は防止され得る。したが
って、血管新生、腫瘍形成または癌の抑制方法は、血管新生、腫瘍形成または癌
の抑制を必要とする被験者を同定し、そして治療的有益量のキャプシド因子を前
記の被験者に投与することにより実施され得る。長期治療プロトコルが意図され
るため、好ましくは、用いられるキャプシド因子は最小免疫応答を引き出すもの
である。
【0085】
本発明のさらに別の実施形態は、キャプシド因子、造血前駆細胞増殖抑制のた
めの患者への投与量および投与に関する使用説明書、幹細胞移植前の患者の造血
前駆細胞増殖抑制のための前記患者、例えば胎児への投与量および投与に関する
使用説明書、内皮細胞増殖抑制のための患者への投与量および投与に関する使用
説明書、および/またはP抗原陽性細胞の血液学的増殖性疾患、例えば真性赤血
球増加症に罹患した患者への投与量および投与に関する使用説明書を含有するキ
ットを包含する。
めの患者への投与量および投与に関する使用説明書、幹細胞移植前の患者の造血
前駆細胞増殖抑制のための前記患者、例えば胎児への投与量および投与に関する
使用説明書、内皮細胞増殖抑制のための患者への投与量および投与に関する使用
説明書、および/またはP抗原陽性細胞の血液学的増殖性疾患、例えば真性赤血
球増加症に罹患した患者への投与量および投与に関する使用説明書を含有するキ
ットを包含する。
【0086】
実施形態および実施例を参照しながら本発明を説明してきたが、本発明の精神
を逸脱しない限り、種々の改良が成され得る、と理解されるべきである。したが
って、本発明は、特許請求の範囲にのみ限定される。本明細書中に引用した参考
文献はすべて、参照により本明細書中に援用する。
を逸脱しない限り、種々の改良が成され得る、と理解されるべきである。したが
って、本発明は、特許請求の範囲にのみ限定される。本明細書中に引用した参考
文献はすべて、参照により本明細書中に援用する。
【図面の簡単な説明】
【図1】
種々の濃度のB19パルボウイルスキャプシド(VP1/2)と接触させたヒ
ト臍帯血からの細胞で実施したコロニー形成検定の結果を示すグラフである。
ト臍帯血からの細胞で実施したコロニー形成検定の結果を示すグラフである。
【図2】
種々の濃度のB19パルボウイルスキャプシド(VP1/2)と接触させたサ
ル(ヒヒ属およびマカク属のサル)骨髄からの細胞で実施したコロニー形成検定
の結果を示すグラフである。
ル(ヒヒ属およびマカク属のサル)骨髄からの細胞で実施したコロニー形成検定
の結果を示すグラフである。
【図3】
種々の濃度のB19パルボウイルスキャプシド(BacVP1/2)、VP2
のみを有するB19パルボウイルスキャプシド(BacVP2オンリー)、また
は対照抗原(Bac対照抗原)と接触させたヒト胎児肝臓からの細胞で実施した
コロニー形成検定の結果を示すグラフである。
のみを有するB19パルボウイルスキャプシド(BacVP2オンリー)、また
は対照抗原(Bac対照抗原)と接触させたヒト胎児肝臓からの細胞で実施した
コロニー形成検定の結果を示すグラフである。
【図4】
種々の濃度の対照抗原(KYVTGIN)(配列番号1)と接触させたヒト臍
静脈内皮細胞(HUVEC)で実施した細胞増殖形成検定の結果を示す棒グラフ
である。「x軸」上には、対照抗原の漸増濃度(左から右に、0μg/ml、0
.01μg/ml、0.1μg/ml、1.0μg/mlおよび10.0μg/
ml)を示す。「y軸」上には、540nmで読み取った分光測光吸光度(A54 0 )を示す。
静脈内皮細胞(HUVEC)で実施した細胞増殖形成検定の結果を示す棒グラフ
である。「x軸」上には、対照抗原の漸増濃度(左から右に、0μg/ml、0
.01μg/ml、0.1μg/ml、1.0μg/mlおよび10.0μg/
ml)を示す。「y軸」上には、540nmで読み取った分光測光吸光度(A54 0 )を示す。
【図5】
VP1のみで構成された種々の濃度のB19パルボウイルスキャプシドと接触
させたヒト臍静脈内皮細胞(HUVEC)で実施した細胞増殖形成検定の結果を
示す棒グラフである。「x軸」上には、B19パルボウイルスキャプシド(VP
1)の漸増濃度(左から右に、0μg/ml、0.01μg/ml、0.1μg
/ml、1.0μg/mlおよび10.0μg/ml)を示す。「y軸」上には
、540nmで読み取った分光測光吸光度(A540)を示す。
させたヒト臍静脈内皮細胞(HUVEC)で実施した細胞増殖形成検定の結果を
示す棒グラフである。「x軸」上には、B19パルボウイルスキャプシド(VP
1)の漸増濃度(左から右に、0μg/ml、0.01μg/ml、0.1μg
/ml、1.0μg/mlおよび10.0μg/ml)を示す。「y軸」上には
、540nmで読み取った分光測光吸光度(A540)を示す。
【図6】
種々の濃度のB19パルボウイルスキャプシド(VP1/2)と接触させたヒ
ト臍静脈内皮細胞(HUVEC)で実施した細胞増殖形成検定の結果を示す棒グ
ラフである。「x軸」上には、B19パルボウイルスキャプシド(VP1/2)
の漸増濃度(左から右に、0μg/ml、0.01μg/ml、0.1μg/m
l、1.0μg/mlおよび10.0μg/ml)を示す。「y軸」上には、5
40nmで読み取った分光測光吸光度(A540)を示す。
ト臍静脈内皮細胞(HUVEC)で実施した細胞増殖形成検定の結果を示す棒グ
ラフである。「x軸」上には、B19パルボウイルスキャプシド(VP1/2)
の漸増濃度(左から右に、0μg/ml、0.01μg/ml、0.1μg/m
l、1.0μg/mlおよび10.0μg/ml)を示す。「y軸」上には、5
40nmで読み取った分光測光吸光度(A540)を示す。
【図7】
種々の濃度のB19パルボウイルスキャプシド(VP2)と接触させたヒト臍
静脈内皮細胞(HUVEC)で実施した細胞増殖形成検定の結果を示す棒グラフ
である。「x軸」上には、B19パルボウイルスキャプシド(VP2)の漸増濃
度(左から右に、0μg/ml、0.01μg/ml、0.1μg/ml、1.
0μg/mlおよび10.0μg/ml)を示す。「y軸」上には、540nm
で読み取った分光測光吸光度(A540)を示す。
静脈内皮細胞(HUVEC)で実施した細胞増殖形成検定の結果を示す棒グラフ
である。「x軸」上には、B19パルボウイルスキャプシド(VP2)の漸増濃
度(左から右に、0μg/ml、0.01μg/ml、0.1μg/ml、1.
0μg/mlおよび10.0μg/ml)を示す。「y軸」上には、540nm
で読み取った分光測光吸光度(A540)を示す。
【図8】
種々の濃度のB19パルボウイルスキャプシド(VP1/2)、VP1のみを
有するB19パルボウイルスキャプシド(VP1オンリー)、VP2のみを有す
るB19パルボウイルスキャプシド(VP2オンリー)または対照抗原(対照抗
原)と接触させたヒト臍静脈内皮細胞(HUVEC)で実施した細胞増殖形成検
定の結果を示す棒グラフである。
有するB19パルボウイルスキャプシド(VP1オンリー)、VP2のみを有す
るB19パルボウイルスキャプシド(VP2オンリー)または対照抗原(対照抗
原)と接触させたヒト臍静脈内皮細胞(HUVEC)で実施した細胞増殖形成検
定の結果を示す棒グラフである。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年1月23日(2001.1.23)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY,
DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I
T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ
,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML,
MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K
E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW
),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,
TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,
BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C
R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI
,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,
IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K
Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA
,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,
PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S
K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG
,UZ,VN,YU,ZA,ZW
Fターム(参考) 4C084 AA02 AA06 BA03 CA01 DC50
NA14 ZA512 ZB212 ZB262
4C087 AA01 AA02 BC83 CA08 CA09
NA14 ZA51 ZB21 ZB26
Claims (12)
- 【請求項1】 P抗原を有する細胞の増殖または移動を抑制するための薬剤
の製造のための、空の、非感染性の組換えB19パルボウイルスキャプシド、B
19キャプシドタンパク質、またはB19キャプシドタンパク質の断片の使用。 - 【請求項2】 前記薬剤は、造血細胞増殖、内皮細胞増殖または内皮細胞移
動の抑制のための薬剤である請求項1記載の使用。 - 【請求項3】 前記薬剤は、血液学的増殖性疾患、血管新生、腫瘍形成また
は移植人工装具中への内皮細胞内方増殖の治療のための薬剤である請求項1記載
の使用。 - 【請求項4】 前記薬剤は幹細胞移植前の被験者の治療のための薬剤である
請求項1記載の使用。 - 【請求項5】 前記被験者は胎児である請求項4記載の使用。
- 【請求項6】 前記P抗原を有する細胞の増殖または移動の抑制方法であっ
て、前記細胞を、B19パルボウイルスキャプシド、B19キャプシドタンパク
質、およびB19キャプシドタンパク質の断片からなる群から選択されるキャプ
シド因子(agent)と接触させる過程と、細胞増殖または細胞移動の抑制を測定
する過程とを含む方法。 - 【請求項7】 前記細胞は造血系統の細胞または内皮細胞である請求項6記
載の方法。 - 【請求項8】 幹細胞移植前の被験者の治療方法であって、造血細胞増殖を
抑制するキャプシド因子を必要とする被験者を同定する過程と、B19パルボウ
イルスキャプシド、B19キャプシドタンパク質、およびB19キャプシドタン
パク質の断片からなる群から選択される有効量のキャプシド因子を必要とする前
記被験者に提供する過程とを含む方法。 - 【請求項9】 血液学的増殖性疾患に対する被験者の治療方法であって、血
液学的増殖性疾患を抑制するキャプシド因子を必要とする被験者を同定する過程
と、B19パルボウイルスキャプシド、B19キャプシドタンパク質、およびB
19キャプシドタンパク質の断片からなる群から選択される有効量のキャプシド
因子を必要とする前記被験者に提供する過程とを含む方法。 - 【請求項10】 移植人工器官中への組織内方増殖の抑制方法であって、移
植人工器官中への組織内方増殖を抑制するキャプシド因子を必要とする被験者を
同定する過程と、B19パルボウイルスキャプシド、B19キャプシドタンパク
質、およびB19キャプシドタンパク質の断片からなる群から選択される有効量
のキャプシド因子を必要とする前記被験者に提供する過程とを含む方法。 - 【請求項11】 腫瘍形成の治療または予防方法であって、造血細胞増殖を
抑制するキャプシド因子を必要とする被験者を同定する過程と、B19パルボウ
イルスキャプシド、B19キャプシドタンパク質、およびB19キャプシドタン
パク質の断片からなる群から選択される有効量のキャプシド因子を必要とする前
記被験者に提供する過程とを含む方法。 - 【請求項12】 B19パルボウイルスキャプシド、B19キャプシドタン
パク質、およびB19キャプシドタンパク質の断片からなる群から選択されるキ
ャプシド因子、ならびに造血性前駆細胞増殖抑制、造血性前駆細胞増殖抑制、内
皮細胞増殖抑制または血液学的増殖の治療のための被験者への用量決定および投
与のための指示を包含するキット。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| SE9804022-3 | 1998-11-24 | ||
| SE9804022A SE520177C2 (sv) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | Användning av tomma, icke-infektiösa, rekombinanta parvoviruskapsidpartiklar, eller P-antigenblockerande delar därav, för framställning av läkemedel för ihibering av hematopoietiska stamceller |
| PCT/IB1999/002112 WO2000030668A2 (en) | 1998-11-24 | 1999-11-23 | Use of parvovirus capsid particles in the inhibition of cell proliferation and migration |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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|---|---|---|---|
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| CN101475942B (zh) * | 2008-11-28 | 2012-05-23 | 中国人民解放军第四军医大学 | 一种b19病毒vp1独特区基因 |
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|---|---|---|---|---|
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| NL8902301A (nl) * | 1989-09-14 | 1991-04-02 | Rijksuniversiteit | Humaan parvovirus b19 eiwitten, hun produktie en hun gebruik in diagnostische assays en vaccins. |
-
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-
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