JP2003516761A - ヒトfsh受容体の遺伝子変異体および配偶子形成におけるその影響 - Google Patents
ヒトfsh受容体の遺伝子変異体および配偶子形成におけるその影響Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、治療を受ける女性のFSH受容体変異体の決定を特徴とする女性の不妊症の治療におけるFSHの用量の決定方法、FSH受容体変異体の決定を特徴とする女性における不妊症を治療する方法およびFSH受容体変異体の決定を行うためのキットを提供する。
Description
【0001】
本発明は、治療を受ける女性のFSH受容体変異体の決定を特徴とする女性の
不妊症の治療におけるFSHの用量の決定方法、FSH受容体変異体の決定を特
徴とする女性における不妊症を治療する方法およびFSH受容体変異体の決定を
行うためのキットを提供する。
不妊症の治療におけるFSHの用量の決定方法、FSH受容体変異体の決定を特
徴とする女性における不妊症を治療する方法およびFSH受容体変異体の決定を
行うためのキットを提供する。
【0002】
援助生殖手順の過程におけるコントロールされた排卵誘発の成功は、ホルモン
FSHの投与に依存する。残念ながら、FSHの投与に対する患者の反応も、ど
れくらいのホルモン用量が必要なのかも、治療の開始時には予測することができ
ない。予測に役立つパラメーターがないので、排卵誘発のためにIVF(体外受
精)クリニックにおいて大量の高価なFSHアンプルが用いられているが、これ
は過剰刺激およびそれがもたらす臨床的結果という危険を生み出す治療養生法で
ある。 濾胞刺激ホルモン(follicle-stimulating hormone:FSH)は、男性および
女性の両方において生殖細胞の成熟(配偶子形成)にとって必須のファクターで
ある。FSHは、卵巣の顆粒膜細胞および精巣のセルトリ細胞に本質的に位置す
るFSH受容体を介してその作用を発揮する。FSHとその受容体間の相互作用
の動揺はどのようなものであっても、配偶子形成不全をもたらす。FSH受容体
突然変異をもつ女性は、原発性無月経に代表される臨床像を示し、FSH受容体
突然変異をもつ男性は、一般に受精能力が正常より下である。これらの観察から
、卵母細胞ならびに精子の正常な生理的成熟のためのFSHおよびその受容体の
主要な役割が予告される[Nieschlagら、Clin.Endoclinol.、51:139−14
6(1999)]。
FSHの投与に依存する。残念ながら、FSHの投与に対する患者の反応も、ど
れくらいのホルモン用量が必要なのかも、治療の開始時には予測することができ
ない。予測に役立つパラメーターがないので、排卵誘発のためにIVF(体外受
精)クリニックにおいて大量の高価なFSHアンプルが用いられているが、これ
は過剰刺激およびそれがもたらす臨床的結果という危険を生み出す治療養生法で
ある。 濾胞刺激ホルモン(follicle-stimulating hormone:FSH)は、男性および
女性の両方において生殖細胞の成熟(配偶子形成)にとって必須のファクターで
ある。FSHは、卵巣の顆粒膜細胞および精巣のセルトリ細胞に本質的に位置す
るFSH受容体を介してその作用を発揮する。FSHとその受容体間の相互作用
の動揺はどのようなものであっても、配偶子形成不全をもたらす。FSH受容体
突然変異をもつ女性は、原発性無月経に代表される臨床像を示し、FSH受容体
突然変異をもつ男性は、一般に受精能力が正常より下である。これらの観察から
、卵母細胞ならびに精子の正常な生理的成熟のためのFSHおよびその受容体の
主要な役割が予告される[Nieschlagら、Clin.Endoclinol.、51:139−14
6(1999)]。
【0003】
FSH受容体は、細胞膜上に存在し、細胞外ドメイン、膜貫通ドメインおよび
細胞内ドメインからなる。FSH受容体遺伝子は、染色体2p21に位置し、1
0個のエクソンからなる。エクソン1から9は細胞外ドメインをコードするが、
エクソン10は膜貫通ドメインおよび細胞内ドメインをコードする。全遺伝子は
、695アミノ酸の成熟タンパク質をコードする54kbpにわたる領域に広が
る[Gromollら、Genomics、35、308−311(1996)]。 我々の最近の研究は、FSH受容体が2つの遺伝子変異体として存在すること
を明らかにしている。第307位のアミノ酸がアラニンまたはトレオニンのいず
れかであり、第680位がセリンまたはアスパラギンのいずれかであることがわ
かっている。第307位のアミノ酸は、細胞外ドメインに位置するが、第680
位のアミノ酸は、細胞内ドメインの部分にある。我々は、両方の位置が遺伝子的
に互いに関連していることを明らかにしている。そのことによって、2つの別々
のFSH受容体変異体が、307トレオニンおよび680アラニン、または30
7アラニンおよび680セリンのいずれかからなることが通常見出される(図1
)。両方の受容体変異体は、統計的に等しく分布している。さらに、Simoniら、
J.Clin.Endocrinol.Metab.、84:751−755(1999)およびConwayら
、Clinical Endocrinology、vol.51、97−99(1999)には、FSH受
容体変異体が制限酵素分析によって分析できることが記載されている。
細胞内ドメインからなる。FSH受容体遺伝子は、染色体2p21に位置し、1
0個のエクソンからなる。エクソン1から9は細胞外ドメインをコードするが、
エクソン10は膜貫通ドメインおよび細胞内ドメインをコードする。全遺伝子は
、695アミノ酸の成熟タンパク質をコードする54kbpにわたる領域に広が
る[Gromollら、Genomics、35、308−311(1996)]。 我々の最近の研究は、FSH受容体が2つの遺伝子変異体として存在すること
を明らかにしている。第307位のアミノ酸がアラニンまたはトレオニンのいず
れかであり、第680位がセリンまたはアスパラギンのいずれかであることがわ
かっている。第307位のアミノ酸は、細胞外ドメインに位置するが、第680
位のアミノ酸は、細胞内ドメインの部分にある。我々は、両方の位置が遺伝子的
に互いに関連していることを明らかにしている。そのことによって、2つの別々
のFSH受容体変異体が、307トレオニンおよび680アラニン、または30
7アラニンおよび680セリンのいずれかからなることが通常見出される(図1
)。両方の受容体変異体は、統計的に等しく分布している。さらに、Simoniら、
J.Clin.Endocrinol.Metab.、84:751−755(1999)およびConwayら
、Clinical Endocrinology、vol.51、97−99(1999)には、FSH受
容体変異体が制限酵素分析によって分析できることが記載されている。
【0004】
機能的な研究に関する限りでは、2つの受容体変異体の間には、ホルモンの結
合またはシグナルトランスダクションについて、どのような有意な差異も見出さ
れない。しかし、機能的な研究に関して用いたモデル系が、FSH−FSH受容
体相互作用および受容体活性化における微妙な差異を検出するのに十分なほどは
敏感ではないことに留意すべきである。生殖力のない男性と生殖力のある男性を
比較する最初の臨床実験において、受容体変異体分布の有意な差異は検出されな
かった[Simoniら、J.Clin.Endocrinol.Metab.、84:751−755(199
9)]。
合またはシグナルトランスダクションについて、どのような有意な差異も見出さ
れない。しかし、機能的な研究に関して用いたモデル系が、FSH−FSH受容
体相互作用および受容体活性化における微妙な差異を検出するのに十分なほどは
敏感ではないことに留意すべきである。生殖力のない男性と生殖力のある男性を
比較する最初の臨床実験において、受容体変異体分布の有意な差異は検出されな
かった[Simoniら、J.Clin.Endocrinol.Metab.、84:751−755(199
9)]。
【0005】
最近完了したさらなる研究において、我々は、援助生殖手順の過程においてF
SHを処置された正常な女性を調査している。FSHの投与により、患者から卵
母細胞を得ることを可能にする、コントロールされた排卵誘発がもたらされる。
次いで、卵母細胞を精子とともにインビトロでインキュベートし、新生接合体を
患者の子宮に再着床させる。FSH処置の目的は、十分な数の受精能力のある卵
母細胞を得ることである。しかし、臨床経験からは、患者がFSHによる刺激に
対し、異なる反応を示すことがわかっている。十分な数の卵母細胞を得るために
比較的低用量のFSHしか必要としない患者もあれば、十分な数の卵母細胞とい
う点で同じ結果に到達するために高用量のFSHで刺激しなければならない患者
もある。必要なFSHの量に応じて、良好応答者(FSHの必要な用量が低い)
と不良応答者(FSHの必要な用量が高い)に、患者を分類することができる。
FSHによる刺激に対する感受性の差異が生じる理由は、これまでにわかってい
ない。過剰刺激を引き起こすことなく十分な数の卵母細胞を生じさせるために、
刺激相中の時間の過程にわたってFSH用量を調節する必要性は、IVF治療に
おける大きな問題である。援助生殖手順を受けている患者におけるFSHに対す
る感受性の差異の臨床像が、我々の調査の出発点であり、我々は、相異するFS
H受容体変異体がFSH感受性における差異の原因であるという仮説を試験した
。
SHを処置された正常な女性を調査している。FSHの投与により、患者から卵
母細胞を得ることを可能にする、コントロールされた排卵誘発がもたらされる。
次いで、卵母細胞を精子とともにインビトロでインキュベートし、新生接合体を
患者の子宮に再着床させる。FSH処置の目的は、十分な数の受精能力のある卵
母細胞を得ることである。しかし、臨床経験からは、患者がFSHによる刺激に
対し、異なる反応を示すことがわかっている。十分な数の卵母細胞を得るために
比較的低用量のFSHしか必要としない患者もあれば、十分な数の卵母細胞とい
う点で同じ結果に到達するために高用量のFSHで刺激しなければならない患者
もある。必要なFSHの量に応じて、良好応答者(FSHの必要な用量が低い)
と不良応答者(FSHの必要な用量が高い)に、患者を分類することができる。
FSHによる刺激に対する感受性の差異が生じる理由は、これまでにわかってい
ない。過剰刺激を引き起こすことなく十分な数の卵母細胞を生じさせるために、
刺激相中の時間の過程にわたってFSH用量を調節する必要性は、IVF治療に
おける大きな問題である。援助生殖手順を受けている患者におけるFSHに対す
る感受性の差異の臨床像が、我々の調査の出発点であり、我々は、相異するFS
H受容体変異体がFSH感受性における差異の原因であるという仮説を試験した
。
【0006】
我々は、我々のIVF部門からの160名の患者をスクリーニングしたところ
、ホモ接合FSH受容体変異体307アラニン/680セリンをもつ患者の方が
、ホモ接合FSH受容体変異体307トレオニン/680アスパラギンをもつ患
者よりも卵母細胞成熟の刺激のために、有意により多くのFSHを必要とするこ
とがわかった。さらに、ヘテロ接合状態のFSH受容体変異体をもつ患者におい
ては、FSHの中間の用量が排卵誘発に必要であることも明らかになった(図2
)。さらに、ホモ接合FSH受容体変異体307アラニン/680セリンをもつ
患者が、7.9IU/Lという平均基礎FSHレベルを示すのに対し、ヘテロ接
合受容体変異体をもつ患者およびホモ接合FSH受容体変異体307トレオニン
/680アスパラギンをもつ患者においては、平均基礎FSHレベルがそれぞれ
7.0IU/Lおよび6.3IU/Lであるので(図3)、受容体変異体はFS
Hの基礎血清レベルを調節すると思われる。
、ホモ接合FSH受容体変異体307アラニン/680セリンをもつ患者の方が
、ホモ接合FSH受容体変異体307トレオニン/680アスパラギンをもつ患
者よりも卵母細胞成熟の刺激のために、有意により多くのFSHを必要とするこ
とがわかった。さらに、ヘテロ接合状態のFSH受容体変異体をもつ患者におい
ては、FSHの中間の用量が排卵誘発に必要であることも明らかになった(図2
)。さらに、ホモ接合FSH受容体変異体307アラニン/680セリンをもつ
患者が、7.9IU/Lという平均基礎FSHレベルを示すのに対し、ヘテロ接
合受容体変異体をもつ患者およびホモ接合FSH受容体変異体307トレオニン
/680アスパラギンをもつ患者においては、平均基礎FSHレベルがそれぞれ
7.0IU/Lおよび6.3IU/Lであるので(図3)、受容体変異体はFS
Hの基礎血清レベルを調節すると思われる。
【0007】
したがって、FSHによる刺激に対する患者の応答が、FSH受容体の対立遺
伝子変異体によるものであることがわかった。FSH受容体のどの特定の変異体
が、ある患者に存在するのかを決定するために、血液細胞から抽出したDNAの
簡単な分析を行わなければならない。投与されるFSHの個々の量は、患者がど
のFSH受容体をもっているかによって決定することができた。これらの発見に
よって、将来、変異体を決定するFSH受容体領域の遺伝子分析が、排卵誘発治
療のプランニングにとって重要な役割を演じることが予測できる。換言すれば、
FSH受容体変異体がFSHに対する感受性の差異を決定するということが見出
されたといえる。ある患者に存在するFSH受容体変異体に応じて調節されたF
SH刺激プロトコルを可能にするので、この発見は援助生殖手順の過程における
FSH療法に大きな影響を与える。このような調節されたFSH刺激療法の潜在
的利点は、奥深いものである。このアプローチは、FSHによる危険な過剰刺激
を回避することによって臨床的安全性を改善するのみならず、FSHは非常に高
価なので治療コストを大いに低減化するのに役立つであろう。 最後に、FSH受容体変異体は、男性および女性における生殖能力の低減化に
も関与することができ、このような変異体の分析は、FSHによる低減化された
生殖能力の治療にも大きな影響を与える。
伝子変異体によるものであることがわかった。FSH受容体のどの特定の変異体
が、ある患者に存在するのかを決定するために、血液細胞から抽出したDNAの
簡単な分析を行わなければならない。投与されるFSHの個々の量は、患者がど
のFSH受容体をもっているかによって決定することができた。これらの発見に
よって、将来、変異体を決定するFSH受容体領域の遺伝子分析が、排卵誘発治
療のプランニングにとって重要な役割を演じることが予測できる。換言すれば、
FSH受容体変異体がFSHに対する感受性の差異を決定するということが見出
されたといえる。ある患者に存在するFSH受容体変異体に応じて調節されたF
SH刺激プロトコルを可能にするので、この発見は援助生殖手順の過程における
FSH療法に大きな影響を与える。このような調節されたFSH刺激療法の潜在
的利点は、奥深いものである。このアプローチは、FSHによる危険な過剰刺激
を回避することによって臨床的安全性を改善するのみならず、FSHは非常に高
価なので治療コストを大いに低減化するのに役立つであろう。 最後に、FSH受容体変異体は、男性および女性における生殖能力の低減化に
も関与することができ、このような変異体の分析は、FSHによる低減化された
生殖能力の治療にも大きな影響を与える。
【0008】
したがって、本発明は、
(1)治療を受ける女性のFSH受容体変異体の決定を特徴とする女性の不妊症
の治療における濾胞刺激ホルモン(FSH)の用量を決定、すなわち予測する方
法; (2)上記(1)に記載したように、治療を受ける女性においてFSH受容体変
異体を決定することを特徴とする女性における不妊症の治療方法; (3)上記(1)および(2)に記載したように、女性においてFSH受容体変
異体の決定を行うためのキット;および (4)高用量、中用量または低用量治療のための毎日用量として適した特定量の
FSHを特徴とするFSH製剤 を提供する。
の治療における濾胞刺激ホルモン(FSH)の用量を決定、すなわち予測する方
法; (2)上記(1)に記載したように、治療を受ける女性においてFSH受容体変
異体を決定することを特徴とする女性における不妊症の治療方法; (3)上記(1)および(2)に記載したように、女性においてFSH受容体変
異体の決定を行うためのキット;および (4)高用量、中用量または低用量治療のための毎日用量として適した特定量の
FSHを特徴とするFSH製剤 を提供する。
【0009】
本発明の方法(1)について、以下にさらに詳細に記載する。まず第1に、F
SH受容体変異体の決定をインビトロで行うのが好ましい。 第2に、FSH受容体変異体において多形サイトは遺伝子的に連結されるので
、1つの変異体サイトの配列分析で十分である。“制限断片長さ多形”(RFL
P)法によって分析を行うのが好ましい。該方法の第1ステップは、患者の血液
サンプルからゲノムDNAを単離すること、およびPCRによってFSHの特定
の部分を増幅することである。PCRで得られる増幅物を、BsrIなどの68
0位のアミノ酸配列を特異的に認識する制限酵素で切断する。増幅物の完全な切
断は、ホモ接合セリンの存在を示し、不完全な切断の場合、ヘテロ接合受容体状
態が存在し、増幅物の切断がないことは、ホモ接合アスパラギンを示す(図4)
。PCR反応のための適当なプライマーを図6に示す。
SH受容体変異体の決定をインビトロで行うのが好ましい。 第2に、FSH受容体変異体において多形サイトは遺伝子的に連結されるので
、1つの変異体サイトの配列分析で十分である。“制限断片長さ多形”(RFL
P)法によって分析を行うのが好ましい。該方法の第1ステップは、患者の血液
サンプルからゲノムDNAを単離すること、およびPCRによってFSHの特定
の部分を増幅することである。PCRで得られる増幅物を、BsrIなどの68
0位のアミノ酸配列を特異的に認識する制限酵素で切断する。増幅物の完全な切
断は、ホモ接合セリンの存在を示し、不完全な切断の場合、ヘテロ接合受容体状
態が存在し、増幅物の切断がないことは、ホモ接合アスパラギンを示す(図4)
。PCR反応のための適当なプライマーを図6に示す。
【0010】
変異体の決定は、“一本鎖コンホメーション多形”(SSCP)法および/ま
たは“対立遺伝子特異的増幅”法によって行うこともできる。RFLP、SSC
Pおよび“対立遺伝子特異的増幅”は、当業界で一般に公知である[Oldenburg,M
.C.およびSiebert,M.の「新規な断片長さ多形法は、突然変異検出アッセイを改
善する」、Biotechniques、2000年2月、28(2):351およびShi,M.M
.らの「薬ゲノム学における遺伝子多形検出のためのテクノロジー」、Mol.Diagn
.Dec.(1999)、4(4):343−51など;これらは全体を参考文献と
して本発明に援用される。]。 アミノ酸交換を起こす単一ヌクレオチドの変更の検出は、FSH受容体変異体
の検出が容易かつ迅速になるであろう特定のキットの発達に理想的に適している
。このようなキットは、FSH療法に先立って、患者をスクリーニングするため
に用いるのが理想的であろう。
たは“対立遺伝子特異的増幅”法によって行うこともできる。RFLP、SSC
Pおよび“対立遺伝子特異的増幅”は、当業界で一般に公知である[Oldenburg,M
.C.およびSiebert,M.の「新規な断片長さ多形法は、突然変異検出アッセイを改
善する」、Biotechniques、2000年2月、28(2):351およびShi,M.M
.らの「薬ゲノム学における遺伝子多形検出のためのテクノロジー」、Mol.Diagn
.Dec.(1999)、4(4):343−51など;これらは全体を参考文献と
して本発明に援用される。]。 アミノ酸交換を起こす単一ヌクレオチドの変更の検出は、FSH受容体変異体
の検出が容易かつ迅速になるであろう特定のキットの発達に理想的に適している
。このようなキットは、FSH療法に先立って、患者をスクリーニングするため
に用いるのが理想的であろう。
【0011】
FSH療法において、FSH受容体の決定後、ホモ接合FSH受容体変異体A
la307/Ser680をもつ女性には、高用量のFSH、すなわち、14日
間の治療期間中に1日用量225IU(国際単位)以上、好ましくは230〜2
50IUのFSHに相当する42〜48アンプルのFSHを投与し;ホモ接合F
SH受容体変異体Thr307/Asn680をもつ女性には、低用量のFSH
、すなわち、14日間の治療期間中に1日用量150±20IUのFSHに相当
する30〜35アンプルのFSHを投与し;ヘテロ接合状態をもつ女性には、中
用量のFSH、すなわち、14日間の治療期間中に1日用量200±20IUの
FSHに相当する36〜41アンプルのFSHを投与する。FSHは、皮下投与
するのが好ましい。 先に詳述したように、本発明の具体例(4)のFSH製剤は、高用量、中用量
または低用量のFSHを含む。製剤は、注射可能形態であるのが好ましく、当業
界で公知の適当な添加剤(緩衝液、生理的食塩水など)を含むことができる。 以下の非制限的実施例によって本発明をさらに詳しく説明する。
la307/Ser680をもつ女性には、高用量のFSH、すなわち、14日
間の治療期間中に1日用量225IU(国際単位)以上、好ましくは230〜2
50IUのFSHに相当する42〜48アンプルのFSHを投与し;ホモ接合F
SH受容体変異体Thr307/Asn680をもつ女性には、低用量のFSH
、すなわち、14日間の治療期間中に1日用量150±20IUのFSHに相当
する30〜35アンプルのFSHを投与し;ヘテロ接合状態をもつ女性には、中
用量のFSH、すなわち、14日間の治療期間中に1日用量200±20IUの
FSHに相当する36〜41アンプルのFSHを投与する。FSHは、皮下投与
するのが好ましい。 先に詳述したように、本発明の具体例(4)のFSH製剤は、高用量、中用量
または低用量のFSHを含む。製剤は、注射可能形態であるのが好ましく、当業
界で公知の適当な添加剤(緩衝液、生理的食塩水など)を含むことができる。 以下の非制限的実施例によって本発明をさらに詳しく説明する。
【0012】
実施例1:制限断片長さ多形の決定(Asn680Ser、hFSH受容体)
A.PCR:プライマーE1およびG2(FSH受容体のエクソン10)を用
いる増幅 各サンプルをピペットで取る: オートクレーブ処理した蒸留水36μl Thermo-Buffer10×(プロメガ)5μl MgCl2(25mM、プロメガ)3μl dNTP溶液(1mM、ファルマシア)2.5μl プライマーE1(5'−CCTTGTGCTAATGTCCTGG;0.1μg/μl)1μl プライマーG2(5'−TGTAGAAGCACTGTCAGCTC;0.1μg/μl)1μl DNA(5〜10mlから抽出し、50μlの蒸留水に溶解したDNA)1μl PCRプログラム: 94℃ 4分 1サイクル 94℃ 1分;58℃ 30秒;72℃ 50秒 35サイクル 72℃ 10分;30℃ 30分 1サイクル PCR産物を2%TAEアガロースゲル上でチェックする。所望のバンドのサ
イズは580kbpである。 続いて、フェノール−クロロホルム清浄を2回行い、得られるDNAを0.5
サンプル体積の7.5M酢酸アンモニウムおよび2.5体積の無水エタノールで
沈澱させ、70%エタノールで洗浄し、風乾する。最後に、17μlの水に再溶
解する。 B.切断: 緩衝液NEB(バイオラブス)2μlおよびBsrI(バイオラブス)1μl
をサンプルに加え、得られる混合物を鉱物油2滴で覆い、65℃にて1.5時間
切断する。2〜2.5%のTAEアガロースゲル上にて切断をチェックする。 酵素BsrIの制限サイトは、TGACCである。もし、FSH受容体が5番
目の膜貫通ドメインの680位にアミノ酸セリンを含むなら、BsrIは、PC
R産物を2つのバンド(443bpおよび136bp)に切断する。もし、68
0位のアミノ酸がアスパラギンなら、酵素はPCR産物を切断することができな
い。ゲル上のシングルバンドの大きさは579bpである(図4参照)。 C.結果: 1つのバンドサイズ579bp→アスパラギン、ホモ接合 2つのバンドサイズ443および136bp→セリン、ホモ接合 3つのバンドサイズ579、443および136bp→アスパラギン/セリン
、ヘテロ接合
いる増幅 各サンプルをピペットで取る: オートクレーブ処理した蒸留水36μl Thermo-Buffer10×(プロメガ)5μl MgCl2(25mM、プロメガ)3μl dNTP溶液(1mM、ファルマシア)2.5μl プライマーE1(5'−CCTTGTGCTAATGTCCTGG;0.1μg/μl)1μl プライマーG2(5'−TGTAGAAGCACTGTCAGCTC;0.1μg/μl)1μl DNA(5〜10mlから抽出し、50μlの蒸留水に溶解したDNA)1μl PCRプログラム: 94℃ 4分 1サイクル 94℃ 1分;58℃ 30秒;72℃ 50秒 35サイクル 72℃ 10分;30℃ 30分 1サイクル PCR産物を2%TAEアガロースゲル上でチェックする。所望のバンドのサ
イズは580kbpである。 続いて、フェノール−クロロホルム清浄を2回行い、得られるDNAを0.5
サンプル体積の7.5M酢酸アンモニウムおよび2.5体積の無水エタノールで
沈澱させ、70%エタノールで洗浄し、風乾する。最後に、17μlの水に再溶
解する。 B.切断: 緩衝液NEB(バイオラブス)2μlおよびBsrI(バイオラブス)1μl
をサンプルに加え、得られる混合物を鉱物油2滴で覆い、65℃にて1.5時間
切断する。2〜2.5%のTAEアガロースゲル上にて切断をチェックする。 酵素BsrIの制限サイトは、TGACCである。もし、FSH受容体が5番
目の膜貫通ドメインの680位にアミノ酸セリンを含むなら、BsrIは、PC
R産物を2つのバンド(443bpおよび136bp)に切断する。もし、68
0位のアミノ酸がアスパラギンなら、酵素はPCR産物を切断することができな
い。ゲル上のシングルバンドの大きさは579bpである(図4参照)。 C.結果: 1つのバンドサイズ579bp→アスパラギン、ホモ接合 2つのバンドサイズ443および136bp→セリン、ホモ接合 3つのバンドサイズ579、443および136bp→アスパラギン/セリン
、ヘテロ接合
【0013】
実施例2:我々は、FSH処置を開始する前に、FSH受容体変異体について女
性をスクリーニングする予想的実験を開始した。ホモ接合FSH受容体変異体を
680位にもつ女性のみを実験に参加させ、予め決定された固定用量のFSHを
ランダムに与えた。32サイクル行った予備実験の結果から、Ser680変異
体は、FSH刺激に対して感受性が小さく(エストラジオール生成の点から見て
)、Asn変異体をもつ女性に見られる程度の刺激を誘発するにはより多くのF
SHが必要であることが確認された。 これらの結果は、FSH受容体変異体の分析がFSH用量の決定に有用である
ことを裏付けるものである。 添付した図1から6は、以下の内容を描いたものである。
性をスクリーニングする予想的実験を開始した。ホモ接合FSH受容体変異体を
680位にもつ女性のみを実験に参加させ、予め決定された固定用量のFSHを
ランダムに与えた。32サイクル行った予備実験の結果から、Ser680変異
体は、FSH刺激に対して感受性が小さく(エストラジオール生成の点から見て
)、Asn変異体をもつ女性に見られる程度の刺激を誘発するにはより多くのF
SHが必要であることが確認された。 これらの結果は、FSH受容体変異体の分析がFSH用量の決定に有用である
ことを裏付けるものである。 添付した図1から6は、以下の内容を描いたものである。
【配列表】
【図1】 2つのFSH受容体変異体を示す。
【図2】 援助生殖プログラムにて正常排卵女性における排卵誘発および卵
母細胞回収を達成するのに必要とされるFSHアンプル(75IU/アンプル)
の数を示す。(データ:平均±SEM)、*p<0.05対A/A(クルスカル
・ウォーリス・テスト)
母細胞回収を達成するのに必要とされるFSHアンプル(75IU/アンプル)
の数を示す。(データ:平均±SEM)、*p<0.05対A/A(クルスカル
・ウォーリス・テスト)
【図3】 FSH受容体遺伝子型にしたがって分類した正常排卵女性におけ
る基礎FSHレベル(第3日)を示す。(データ:平均±SEM)、*p<0.
05対A/A(クルスカル・ウォーリス・テスト)
る基礎FSHレベル(第3日)を示す。(データ:平均±SEM)、*p<0.
05対A/A(クルスカル・ウォーリス・テスト)
【図4】 FSH受容体のAsn680Serの制限断片長さの多形を示す
。
。
【図5】 FSH受容体遺伝子のエクソン10のDNA配列を示す(EMB
L受託番号X91747)。
L受託番号X91747)。
【図6】 FSH受容体のエクソン10を示す。適当なプライマーに下線を
引いている。この図面において、逆プライマーA2−G2は、それぞれ下線を引
いた配列に対して相補的である。
引いている。この図面において、逆プライマーA2−G2は、それぞれ下線を引
いた配列に対して相補的である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY,
DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I
T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),AU,C
A,JP,US
(72)発明者 エバーハルト・ニーシュラーク
ドイツ連邦共和国デー−48167ミュンスタ
ー、グレメンドルファー・ヴェーク91番
(72)発明者 ヘルマン・ベーレ・エム
ドイツ連邦共和国デー−48155ミュンスタ
ー、ヴォルベッカー・シュトラーセ100番
(72)発明者 マリトサ・ペレス
ドイツ連邦共和国デー−48129ミュンスタ
ー、ドマグクシュトラーセ11番、インステ
ィトゥート・フューア・レプロデュクティ
オンスメディツィン・デア・ヴェストフェ
リシェン・ヴィルヘルム−ウニヴェルジテ
ート
Fターム(参考) 4B024 AA01 AA11 CA04 HA11
4B063 QA19 QQ08 QQ43 QR14 QR62
QS02 QS25 QX02
4C084 AA02 BA01 BA08 BA23 CA18
DB10 NA14 ZA812
Claims (11)
- 【請求項1】 治療を受ける女性の濾胞刺激ホルモン(FSH)受容体変異
体の決定を特徴とする女性の不妊症の治療におけるFSHの用量の決定方法。 - 【請求項2】 FSH受容体変異体の決定が、 (a)治療を受ける女性の血液サンプルからゲノムDNAを単離し;次いで (b)単離されたDNAがFSH受容体変異体Ala307/Ser680ま
たはThr307/Asn680のどちらをコードするかを決定する ステップを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 FSH受容体変異体の決定のステップ(b)が、 (b1)FSH受容体タンパク質のアミノ酸307および/または680をコ
ードするFSH受容体DNAの変異体領域に隣接する1対のプライマーの使用に
よるFSH受容体DNAの部分増幅; (b2)FSH受容体変異体の1つのDNAのみを切断する制限酵素で、増幅
されたDNAを切断すること; (b3)制限断片長さ多形によってFSH受容体変異体を決定すること によって行われる請求項2記載の方法。 - 【請求項4】 プライマーの長さが、12〜30ヌクレオチド、好ましくは
17〜25ヌクレオチドであり、307位または680位のアミノ酸をコードす
るヌクレオチドまでの距離が、20〜1500bp、好ましくは100〜100
0bpである請求項3記載の方法。 - 【請求項5】 プライマーが、FSH受容体タンパク質の680位のアミノ
酸のDNA配列に隣接し、制限酵素がBsrIである請求項3または4記載の方
法。 - 【請求項6】 1対のプライマーが、 A1:5'−GCTATACTGGATCTGAGATG B1:5'−TTGACATGACGTACACTGAG C1:5'−CTGATCTCTGCATTGGAATC D1:5'−AGCTGGACTGCAAGGTGCAG E1:5'−CCTTGTGCTCAATGTCCTGG F1:5'−CCATTTCTGCCTCCCTCAAG G1:5'−GAGCAAGTGTGGCTGCTATG から選ばれる上流プライマーおよび A2:5'−ACCACTTCATTGCATAAGTC B2:5'−CAACTGATGCAATGAGCAGC C2:5'−ATCCAGCCCATCACCATGAC D2:5'−GGTTCCGCACTGTGAGGTAG E2:5'−GCTTTGGACACAGTGATGAG F2:5'−TGGATGGGTGTTGTGGACAG G2:5'−TGTAGAAGCACTGTCAGCTC から選ばれる逆プライマーからなり、好ましくは1対のプライマーが上記E1と
G2である請求項3〜5記載の方法。 - 【請求項7】 請求項1〜6に記載したように治療を受ける女性においてF
SH受容体変異体を決定することを特徴とする女性における不妊症の治療方法。 - 【請求項8】 女性に適当量のFSHを投与することをさらに特徴とする請
求項7記載の方法。 - 【請求項9】 請求項1〜8に記載したように女性においてFSH受容体変
異体の決定を行うためのキット。 - 【請求項10】 請求項3〜6に記載した1対のプライマー、Taqポリメ
ラーゼおよび制限酵素を含む請求項9記載のキット。 - 【請求項11】 高用量、中用量または低用量治療のための毎日用量として
適した特定量のFSHを含むFSH製剤。
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| EP99125148.9 | 1999-12-16 | ||
| EP99125148A EP1108791A1 (en) | 1999-12-16 | 1999-12-16 | Genetic variants of the human FSH receptor and the influence thereof on gametogenesis |
| US18567000P | 2000-02-29 | 2000-02-29 | |
| US60/185,670 | 2000-02-29 | ||
| PCT/EP2000/012886 WO2001044502A2 (en) | 1999-12-16 | 2000-12-18 | Genetic variants of the human fsh receptor and the influence thereof on gametogenesis |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003516761A true JP2003516761A (ja) | 2003-05-20 |
Family
ID=26153198
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001545579A Pending JP2003516761A (ja) | 1999-12-16 | 2000-12-18 | ヒトfsh受容体の遺伝子変異体および配偶子形成におけるその影響 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003516761A (ja) |
| AU (1) | AU3160101A (ja) |
| CA (1) | CA2363100A1 (ja) |
| WO (1) | WO2001044502A2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2025083239A1 (en) * | 2023-10-20 | 2025-04-24 | Dx4Life Ab | Methods and polynucleotides and uses thereof |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5851768A (en) * | 1995-09-20 | 1998-12-22 | Helsinki University Licensing, Ltd. | Method for diagnosis of ovarian dysgenesis |
| US6403305B1 (en) * | 1997-02-06 | 2002-06-11 | Cornell Research Foundation, Inc. | Methods of identifying peptide agonists or negative antagonists of a G protein coupled receptor |
-
2000
- 2000-12-18 JP JP2001545579A patent/JP2003516761A/ja active Pending
- 2000-12-18 AU AU31601/01A patent/AU3160101A/en not_active Abandoned
- 2000-12-18 WO PCT/EP2000/012886 patent/WO2001044502A2/en not_active Application Discontinuation
- 2000-12-18 CA CA002363100A patent/CA2363100A1/en not_active Abandoned
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CA2363100A1 (en) | 2001-06-21 |
| AU3160101A (en) | 2001-06-25 |
| WO2001044502A3 (en) | 2002-02-14 |
| WO2001044502A2 (en) | 2001-06-21 |
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