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JP2003508580A - 難脱硫性の有機硫黄ヘテロ環状化合物の向流脱硫方法 - Google Patents

難脱硫性の有機硫黄ヘテロ環状化合物の向流脱硫方法

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Publication number
JP2003508580A
JP2003508580A JP2001520805A JP2001520805A JP2003508580A JP 2003508580 A JP2003508580 A JP 2003508580A JP 2001520805 A JP2001520805 A JP 2001520805A JP 2001520805 A JP2001520805 A JP 2001520805A JP 2003508580 A JP2003508580 A JP 2003508580A
Authority
JP
Japan
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hydrodesulfurization
catalyst
hydrogen sulfide
sulfur
hydrogen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001520805A
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English (en)
Inventor
ショルフハイド,ジェイムス,ジョン
エリス,エドワード,スタンリー
トウベリ,ミィシェール,スー
ガプタ,ラメシュ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ExxonMobil Technology and Engineering Co
Original Assignee
Exxon Research and Engineering Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Exxon Research and Engineering Co filed Critical Exxon Research and Engineering Co
Publication of JP2003508580A publication Critical patent/JP2003508580A/ja
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Abstract

(57)【要約】 石油および化学ストリームに存在する多重縮合環のヘテロ環状有機硫黄化合物の水素化脱硫(HDS)方法。該ストリームは、水素含有処理ガスの流れと向流して少なくとも一つの反応域を通って送られ、さらに少なくとも一つの吸収剤域を通って送られる。反応域には、第VIII族金属含有水素化脱硫触媒の床が含まれ、吸収剤域には、硫化水素吸収剤物質の床が含まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】関連出願の説明 本特許出願は、1997年8月22日出願の米国特許出願第08/918,6
38号の一部継続出願である。
【0002】本発明の分野 本発明は、石油および化学ストリームに存在する多重縮合環のヘテロ環状有機
硫黄化合物の水素化脱硫(HDS)方法に関する。該ストリームは、水素含有処
理ガスの流れと向流して少なくとも一つの反応域を通って送られ、さらに少なく
とも一つの吸収剤域を通って送られる。反応域には、第VIII族金属含有水素
化脱硫触媒の床が含まれ、吸収剤域には、硫化水素吸収剤物質の床が含まれる。
【0003】本発明の背景 水素化脱硫は、石油精製および化学工業における基本的なプロセスの一つであ
る。原料硫黄の硫化水素への転換による除去は、典型的には、非貴金属硫化物、
特にCo/MoおよびNi/Moのものを用いて、かなり厳しい温度および圧力
の条件で水素と反応させることによって達成され、生成物の品質規格が満足され
るか、または脱硫ストリームが引続く硫黄敏感性プロセスに供給される。後者は
特に重要な目的であり、これは、いくつかのプロセスが硫黄被毒に極めて敏感な
触媒を用いて行なわれることからである。この硫黄に対する敏感性は、しばしば
十分に深刻なものであって、実質的に硫黄を含まない原料が求められる。他の場
合については、環境に対する配慮および規制から、生成物の品質規格がより低い
硫黄レベルに駆り立てられる。
【0004】 石油および化学ストリームによくある種々の有機硫黄化合物から硫黄を除去す
る容易性については、よく確立されたヒエラルキーがある。簡単な脂肪族系、ナ
フテン系および芳香族系メルカプタン、硫化物、ジ−およびポリ硫化物などは、
チオフェン、その高級同族体および類似体からなるヘテロ環状硫黄化合物類より
容易にその硫黄を放出する。一般的なチオフェン類については、脱硫反応性は、
分子構造およびその複雑性が増大するにつれて減少する。簡単なチオフェンは、
より不安定な硫黄タイプを表す一方、他端のものは、しばしば「ハード硫黄」ま
たは「難脱硫性硫黄」と呼ばれ、ジベンゾチオフェン誘導体、特に硫黄原子に対
するベータ炭素に置換基を有するモノ−およびジ−置換の縮合環ジベンゾチオフ
ェンとして表される。これらの高度に難脱硫性の硫黄ヘテロ環状化合物は、必須
の触媒−置換基間の相互作用を妨げる立体的阻害の結果として、脱硫が困難であ
る。この理由から、これらの物質は、伝統的な脱硫から生延び、運転性が硫黄敏
感性触媒に依存するその後のプロセスを被毒する。これらの「ハード硫黄」タイ
プを破壊することは、比較的厳しいプロセス条件下で達成されるであろう。しか
し、これは、原料および/または生成物の劣化をもたらす有害な副反応を開始す
ることから、経済的に望ましくないことを示すであろう。また、厳しいプロセス
条件を運転するのに必要とされる設備投資レベルおよび運転コストは、所望の硫
黄規格に対して非常に大きなものであろう。
【0005】 典型的には、液相石油原料材の接触水素化脱硫は、等流かつ下降流の「細流床
」反応器で行なわれ、その際予熱された液体原料材および水素含有処理ガスの両
方は、一つ以上の水素化脱硫触媒固定床の上部の点で反応器に導入される。液体
原料材、あらゆる蒸発した炭化水素、および水素含有処理ガスのすべてが、触媒
床を通って下降方向で流れる。その結果の組合わされた蒸気相および液体相の流
出物は、標準的には、反応器の下流で、一つ以上の一連のセパレーター、槽また
はドラムにおいて分離される。
【0006】 通常の等流接触水素化脱硫は、多大な商業的成功を収めた。しかしこれは制約
を有する。例えば、水素が消費され、軽質反応生成物により処理ガスが希釈され
ることから、水素分圧が反応器の入口および出口の間で減少する。同時に、行な
われる水素化脱硫反応はいかなるものも、HS濃度の増大をもたらし、これに
より、殆どの水素処理触媒の触媒活性および性能が、触媒上への競争吸着によっ
て強く阻害される。したがって、細流床反応器における触媒の下流部分は、低い
分圧および高濃度HSの存在などの多重負効果が同時に発生することから
しばしば反応性が制約される。さらに、その床が等流水素化脱硫域の下流に存在
する場合には、その効果は、実質的な硫黄溢流が生じた際に急速に消滅する。さ
らに、目標とされる炭化水素反応物の液相濃度もまた、触媒床の下流部分におい
て最小である。
【0007】 水素処理の他のタイプは、これらの制約の多くを克服する潜在能力を有する向
流水素処理である。しかし、これは、現時点では商業応用が非常に限定される。
米国特許第3,147,210号には、高沸点芳香族炭化水素を水素仕上げ−水
素添加するための二段プロセスが開示される。原料材は、先ず、好ましくは水素
と等流で接触水素仕上げに供され、次いで水素含有処理ガスの流れと向流で硫黄
敏感性の貴金属水素添加触媒による水素添加に供される。米国特許第3,767
,562号および同第3,775,291号には、ジェット燃料油を製造するた
めの向流プロセスが開示される。この場合、ジェット燃料油は、二段向流水素添
加に先立って、先ず等流モードで水素化脱硫される。また、米国特許第5,18
3,556号には、ディーゼル燃料油ストリームの芳香族を水素仕上げおよび水
素添加するための二段等流/向流プロセスが開示される。
【0008】 上記に照らして、難脱硫性の縮合環硫黄ヘテロ環状化合物を有する原料を、比
較的緩やかなプロセス条件で、実質的に全く硫黄を含まない生成物に転化するで
あろう脱硫方法に対する必要性が依然として存在する。
【0009】本発明の概要 本発明により、縮合環の硫黄ヘテロ環状化合物を含む石油又は化学ストリーム
から選択されるストリームを、その上流および下流に非反応域を有する少なくと
も一つの反応域、ならびに少なくとも一つの該反応域の最初のものの下流に硫化
水素吸収剤物質を含む少なくとも一つの吸収剤域からなり、かつ該反応域は水素
化脱硫触媒を含む処理装置において、芳香族飽和に好ましい条件で脱硫する方法
であって、該方法は、 (a)該ストリームを、流上する水素含有処理ガスと向流して、一つ以上の水
素化脱硫反応域に供給する工程と、 (b)該反応域の少なくとも一つからの得られた液相流出物を、硫化水素吸収
剤物質床を含む域を通して送る工程と、 (c)該反応域からの蒸気相流出物を、上流の非反応域において回収し、その
際蒸気相流出物は水素含有処理ガスおよび該反応域からの蒸発した硫黄反応生成
物を含む工程と、 (d)実質的に全く硫黄を含まないものとして特性付けられた液相流出物を、
該吸収剤域から下流で回収する工程と、を含むことを特徴とする水素化脱硫方法
が提供される。
【0010】 本発明の好ましい実施形態においては、第VIII族金属は、Pt、Pd、I
rおよびそれらの混合物からなる群から選択される貴金属である。
【0011】 本発明の他の好ましい実施形態においては、硫化水素吸収剤は、担持および非
担持の金属酸化物、スピネル、ゼオライト物質および層状複水酸化物からなる群
から選択される。
【0012】 本発明のさらに他の好ましい実施形態においては、吸収剤域は、水素化脱硫触
媒および硫化水素吸収剤の混合床を含む。
【0013】本発明の詳細な説明 非チオフェン硫黄化合物、チオフェン、ベンゾチオフェンおよび非−βジベン
ゾチオフェンなどのいわゆる「イージー」硫黄化合物は、厳しいプロセス条件を
用いることなく除去されるであろうことは周知である。先行技術には、いわゆる
「ハード」硫黄化合物を除去するのに、実質的により厳しい条件が必要であるこ
とが教示される。例えば、3環硫黄化合物(βおよびジ−βジベンゾチオフェン
など)として典型的に存在する縮合環の硫黄ヘテロ環状化合物である。石油スト
リームに見出される典型的な3環「ハード」硫黄化合物の例は、4,6−ジエチ
ルジベンゾチオフェンである。本発明の脱硫プロセスは、石油および化学ストリ
ームに共通に存在する全ての硫黄を有する化合物に適用可能であるものの、最も
低い反応性かつ最も高度に難脱硫性の硫黄種を脱硫するのに特に適切である。特
には、ジベンゾチオフェンから誘導される種類であり、最も特には、このヘテロ
環状基のアルキル、アリールおよび縮合環誘導体、特にチオフェン硫黄に関して
3−、4−、6−および7−位置に一つ以上の置換基を有するものである。本発
明のプロセスにより、実質的に硫黄が全くない生成物ストリームがもたらされる
であろう。本発明の目的に対して、用語「実質的に全く硫黄がない」は、考慮さ
れる全体のプロセスによるが、存在する通常の分析技術による測定で、約1wp
pm未満、好ましくは約0.5wppm未満、より好ましくは約0.1wppm
未満、最も好ましくは約0.01wppm未満の数値と定義されるであろう。貴
金属開環触媒は、比較的低い硫黄レベルにおいてさえ失活し易いことから、硫黄
レベルは可能な限り低いことが重要である。
【0014】 本発明で用いるのに適切な触媒は、元素周期律表の第VIII族の貴金属また
は非貴金属が、耐火性無機担体上に高度に分散かつ実質的に均等に分配されて担
持されてなるものである。また、種々の助触媒金属も、選択性、活性および安定
性を向上するために組込まれるであろう。
【0015】 本発明の水素化脱硫触媒に用いられるであろう第VIII族貴金属には、Pt
、Pd、Ir、Rh、RuおよびOs、好ましくはPt、PdおよびIr、より
好ましくはPtおよびPdが含まれる。好ましい二金属貴金属触媒には、Pt−
Ir、Pd−IrおよびPt−Pd;Pt−IrおよびPt−Pdが含まれる。
これらのモノ−および二金属の貴金属触媒には、安定性および選択性を向上する
ために、好ましくはRe、Cu、Ag、Au、Sn、Zn等から選択される助触
媒金属が含まれるであろう。好ましい第VIII族非貴金属は、Fe、Coおよ
びNiであり、より好ましくはNiであり、最も好ましくはMoで助触されたN
iである。これらの第VIII族金属に加えて、Cu、および当技術分野で知ら
れるCu化合物を基いた水素添加触媒が、本発明の水素化脱硫触媒として有効で
あろう。亜クロム酸銅は、この種の触媒の好ましい例である。
【0016】 本発明の触媒に適切な担体物質および硫化水素吸収剤(吸着剤)には、アルミ
ナ、シリカ、炭化珪素、非晶質および結晶質シリカ−アルミナ、シリカ−マグネ
シア、アルミノホスフェートボリア、チタニア、ジルコニア、ならびにそれらの
混合物および共ゲルなどの無機耐火性物質が含まれる。好ましい担体には、アル
ミナおよび結晶質シリカ−アルミナ、特に粘土またはゼオライト物質として分類
される物質、より好ましくはアルミノホスフェートを含む酸性度を制御されたゼ
オライト物質が含まれる。このゼオライト物質は、酸性度調整材を組込むことに
よる合成方式、および脱金属およびシリル化などの合成後修正によって修正され
る。本発明の目的に対して、特に望ましいゼオライト物質は、マイクロポアを有
する結晶質物質であり、これにはアルミノホスフェートおよびその適切な誘導体
を含む通常のゼオライト物質およびモレキュラーシーブが含まれる。また、これ
らの物質には、柱状粘土および層状複水酸化物も含まれる。
【0017】 貴金属は、当技術分野で知られる通常の技術によりこれらの担体に充填される
であろう。これらには、初期湿潤、過剰な含浸媒体からの吸着、またはイオン交
換による含浸が含まれる。金属を充填した触媒は、典型的には、乾燥され、焼成
され、そして還元され、後者は、好みにより現場外または現場のいずれかにおい
て行なわれるであろう。触媒は、硫黄が存在することがHDSまたはASATの
活性および活性維持にさほど重要ではないことから、予備硫化されない。しかし
、いくつかの場合には、触媒の硫化型が、不具合なしに用いられ、また触媒硫黄
が存在しないことが選択性の低下または安定性の減少の一因となる場合には、触
媒の硫化型が好ましいであろう。硫化が望ましい場合には、これは、水素による
希釈硫化水素に曝露すること、または硫黄溢流が観測されるまで硫黄を含有する
炭化水素原料に曝露することにより達成されるであろう。
【0018】 貴金属基のHDSおよびASAT触媒に対する総金属充填量は、約0.01〜
5重量%、好ましくは0.1〜2重量%、より好ましくは0.15〜2重量%の
範囲である。多金属の貴金属触媒については、同様の範囲が各成分に適用可能で
ある。しかし、二金属は、均衡または非均衡のいずれかであろう。その際、各金
属の充填量は当量であるか、または一つの金属の充填量がその相手の量より大き
い(または小さい)かのいずれかであろう。安定性および選択性モディファイア
ーの充填量は、0.01〜2重量%、好ましくは0.02〜1.5重量%、より
好ましくは0.03〜1.0重量%の範囲である。触媒は、塩化物および硫黄を
含むか、または含まないであろう。塩化物のレベルは、0.3〜2.0重量%、
好ましくは0.5〜1.5重量%、より好ましくは0.6〜1.2重量%の範囲
である。貴金属触媒の硫黄充填量は、触媒の硫化を溢流させることにより生じた
充填量に近く、0.01〜1.2重量%、好ましくは0.02〜1.0重量%の
範囲である。
【0019】 本発明の硫化水素吸収剤(吸着剤)は、硫化水素に対する反応性があり、また
可逆または不可逆のいずれかの方式でそのものを結合することが可能であると知
られる数種類の物質から選択されるであろう。金属酸化物は、この容量の点で有
効であり、またこれは、バルクの酸化物として用いられるか、またはアルミナ、
シリカ、ゼオライトまたはそれらの混合物などの適切な担体物質に担持されるで
あろう。代表的な金属酸化物には、元素周期律表の第IA、IIA、IB、II
B、IIIA、IVA、VB、VIB、VIIB、VIII族からの金属のもの
が含まれる。本明細書に引用される元素周期律表は、Sargent−Welc
h Scientific Companyにより出版されたもの(カタログ番
号S−18806、著作権登録1980年)である。代表的な元素には、Zn、
Fe、Ni、Cu、Mo、Co、Mg、Mn、W、K、Na、Ca、Ba、La
、V、Ta、Nb、Re、Zr、Cr、Ag、Snなどが含まれる。金属酸化物
は、個々または組合わせで用いられるであろう。好ましい金属酸化物は、Ba、
K、Ca、Zn、Co、NiおよびCuのものである。代表的な担持金属酸化物
には、アルミナ担持のZnO、シリカ担持のCuO、珪藻土担持のZnO/Cu
Oなどが含まれる。硫化水素吸収剤として機能することが可能な第IAおよびI
IA族金属の化合物には、酸化物に加えて、水酸化物、アルコキシドおよび硫化
物が含まれる。これらの系は、Bairdらの次の特許に開示されており、これ
は本明細書に引用して含まれる。すなわち、米国特許第4,003,823号、
同第4,007,109号、同第4,087,348号、同第4,087,34
9号、同第4,119,528号、同第4,127,470号である。
【0020】 スピネルは、本発明で有効な硫化水素吸収剤の他の種類を示す。これらの物質
は、硫酸などの第三薬品の影響下に、適切な金属塩(しばしば硫酸塩)およびア
ルミン酸ナトリウムから容易に合成される。上記される遷移金属のスピネルは、
効果的な再生可能な硫化水素吸収剤として用いられるであろう。すなわち、亜鉛
アルミニウムスピネルは、引用して本明細書に含まれる米国特許第4,263,
020号で定義されるように、本発明にとって好ましいスピネルである。スピネ
ルの硫黄容量は、引用して本明細書に含まれる米国特許第4,690,806号
に概略述べられるように、FeまたはCuなどの一種以上の補助金属を添加する
ことにより高められるであろう。
【0021】 ゼオライト物質は、米国特許第4,831,206号および同第4,831,
207号(引用して本明細書に含まれる)に詳述されるように、本発明の硫化水
素吸収剤として有効であろう。これらの物質は、再生可能な硫化水素吸収剤とし
て機能する能力をスピネルと共有し、またプロセス配置にしたがって連続または
バッチ運転のいずれかにより、硫黄の捕獲および硫黄の放出を循環するモードで
本発明を運転することを可能とする。また、硫黄に活性な金属をイオン交換によ
り組込んだゼオライト物質は、本発明に有用である。例としては、Zn4A、斜
方沸石およびリン酸亜鉛を組込んで調製されたフォージャサイト、ならびに米国
特許第5,185,135〜5,185,137号、同第5,283,047号
およびその継続出願(これらはすべて引用して本明細書に含まれる)と類似かつ
これらに限定されない遷移金属による骨格置換ゼオライトが含まれる。
【0022】 ハイドロタルサイトの種々の誘導体(しばしばLDH、層状複水酸化物として
引用される)は、高い硫黄容量を示し、その理由から本発明の硫化水素吸収剤と
して有効である。特定の例には、Mg4.8Al1.2(OH)12Cl1.2 、ZnCr(OH)12Cl、ZnAl(OH)12Cl、Mg .5 Al1.5(OH)12Cl1.5、ZnFe(OH)12Cl、お
よびMgAl(OH)12Clが含まれ、また非常に多くの修正または未
修正の合成および鉱物性類似体が含まれる。これらは、米国特許第3,539,
306号、同第3,796,792号、同第3,879,523号および同第4
,454,244号に開示されるものであり、Cavaniらの「Cataly
sis Today」(第11巻、第2号、第173〜301頁、1991年)
に概説されている。それらの全ては引用して本明細書に含まれる。特に活性な硫
化水素吸収剤は、LaRoach H−T、ZnSiゲル、ZnFe (OH)12Cl、およびFeを含む粘土(ノントロナイト)である。いくつ
かのMg−Alハイドロタルサイトの研究は、約300オングストローム未満の
微結晶を選んで説明された。特に、スメクタイト、カンダイト、LDHおよび珪
酸の柱状変形は新規であり、この場合柱状構造は、Fe、Cr、Ni、Coおよ
びZnの酸化物、またはアルミナと組合わせたこれらの酸化物によって柱状にさ
れる。これらは、米国特許第4,666,877号、同第5,326,734号
、同第4,665,044〜4,665,045号、ならびにBrindley
らの「Clays And Clay Minerals」(第26巻、第21
頁、1978年)および「Amer.Mineral」(第64巻、第830頁
、1979年)により、限定されることなく説明される。これらは全て引用して
本明細書に含まれる。反応性金属の高度な分子分散は、それらを硫黄含有分子に
対する非常に効果的なスカベンジャーにする。
【0023】 硫化水素吸収剤の好ましい種類は、化学量論反応で硫黄を不可逆に結合するも
のと対比して再生可能なものである。物理吸着により硫黄を結合する硫化水素吸
収剤は、一般に、プロセス温度、圧力および/またはガス速度を操作することに
より再生可能であり、そのために吸収剤は、吸着および脱着の工程を循環するで
あろう。これらの吸収剤の代表例は、ゼオライト物質、スピネル、中間および微
細孔の遷移金属酸化物、特に元素周期律表の第四周期の酸化物である。
【0024】 また、化学吸着メカニズムにより硫黄を結合する硫化水素吸収剤は、反応性試
薬を用いて、硫黄を有する化合物が反応され、そしてその最初の活性状態に戻さ
れることによって再生されるであろう。これらのタイプの硫化水素吸収剤の再生
に有効な試薬は、空気(酸素)、スチーム、水素、ならびに炭素および一酸化炭
素などの還元剤である。再生試薬の選択は、吸収剤の最初の活性状態、および再
生過程で生成する化学中間体により決定される。酸素との反応により再生可能な
活性硫化水素吸収剤には、マンガン、ランタン、バナジウム、タンタル、ニオブ
、モリブデン、レニウム、ジルコニウム、クロムおよびそれらの混合物の酸化物
が含まれる。単独、または酸素と組合わせたスチームとの反応により再生可能な
活性硫化水素吸収剤には、ランタン、鉄、スズ、ジルコニウム、チタン、クロム
およびそれらの混合物の酸化物が含まれる。水素および酸素を連続的に作用させ
ることにより再生可能な活性硫化水素吸収剤には、鉄、コバルト、ニッケル、銅
、銀、スズ、レニウム、モリブデンおよびそれらの混合物の酸化物が含まれる。
水素を作用させることにより再生可能な活性硫化水素吸収剤には、鉄、コバルト
、ニッケル、銅、銀、水銀、スズおよびそれらの混合物が含まれる。加えて、全
ての遷移金属酸化物は、水素、炭素または一酸化炭素との還元により、それらの
対応する硫酸塩から再生可能である。これらの再生反応は、硫黄吸収剤をその最
初の活性状態に戻すのに必要とされる酸化または還元反応を促進する触媒的試薬
を含めることによって促進されるであろう。
【0025】 加えて、再生可能な硫化水素吸収剤として特に関心をもたれるのは、次の二種
類の物質である。すなわち、第IA族のアルカリ金属に富むゼオライト物質、な
らびにゼオライト様構造で表される高表面積の多孔性物質、遷移金属の非化学量
論塩基性酸化物(Wadsley(「Nonstoichiometric C
ompounds」、Mandelkorn編集、Academic Pres
s社、1964年)により一部概説される)、およびMCM−41タイプの構造
に類似の多数の表面活性剤テンプレート金属酸化物物質(引用して本明細書に含
まれる米国特許第5,057,296号に開示される)である。
【0026】 これらの再生プロセスは、本発明に共通のプロセス条件についての一般的な開
示において、以下に述べられるものと同等の圧力で、100〜700℃、好まし
くは150〜600℃、より好ましくは200〜500℃の範囲の温度で運転さ
れる。
【0027】 また、適切なのは、当業者に周知の処理を行なってその酸性性状が高められた
活性炭および酸性活性炭である。また、酸性塩が、活性炭に添加される。これは
、他の高表面積担体に担持して用いられるか、またはバルクの吸収剤として用い
られるであろう。
【0028】 本発明を実施する際に用いられる水素化脱硫触媒および硫化水素吸収剤は、反
応器において種々の床形態で用いられるであろう。形態の選択は、全体のプロセ
スの目的によって重要であるかまたは重要でないであろう。特に、本発明のプロ
セスが一つ以上のその後のプロセスと統合される場合、または全体のプロセスの
目的が、他のものに比べて生成物品質の一つの点に対して選択性を重視する場合
である。種々の床形態は、特定の形態を選択することがこれらの他のプロセス目
的に関連することを承知の上で開示される。硫化水素吸収剤域が水素化脱硫触媒
域の上流に置かれる共通の反応器を用いる床形態は除かれる。一つの床形態は、
積重ね床からなり、そこでは水素化脱硫触媒は、硫化水素吸収剤域の上部および
上流に、積重ねまたは層状にされる。積重ね床が共通の反応器を占めるか、また
は水素化脱硫触媒が硫化水素吸収剤を含む反応器の上流の分離反応器を占めるか
のいずれかであろう。この専用反応器の順序は、水素化脱硫触媒および硫化水素
吸収剤を実質的に異なる反応器温度で運転すること、または硫化水素吸収剤物質
の頻繁な、または連続的な交換を促進することが望まれる場合に好ましい。
【0029】 また、硫化水素吸収剤域には、混合床が含まれ、ここでは水素化脱硫触媒の粒
子は、硫化水素吸収剤の粒子と完全に混合される。積重ねおよび混合床の両形態
において、二つの成分は、類似または同一の形状およびサイズを共有するか、ま
たは片方の粒子は第二の成分の粒子とは、形状および/またはサイズが異なるで
あろう。放出または再生する際に、床成分を単純に物理的に分離することが望ま
しい場合には、後者の関係は、混合床形態に対して潜在的な価値がある。
【0030】 また、HDSの機能および硫化水素吸収剤の機能が共通の粒子上に存在するこ
とを可能とする物質が処方されるであろう。これらの一つの処方においては、H
DSおよび硫化水素吸収剤成分は一緒に混合されて、複合粒子が形成される。例
えば、微細化された粉末Ptアルミナ触媒は、酸化亜鉛粉末と均一に混合され、
混合物は共通の触媒粒子に形成されるか、または酸化亜鉛粉は、押出し成形され
る前にアルミナ混練物に組込まれる。そしてPtは、引用して本明細書に含まれ
る米国特許第4,963,249号に開示されるものと同様の方法で、酸化亜鉛
含有アルミナに含浸される。
【0031】 別の処方は、担体をHDS−活性金属塩(例えばPt)および硫化水素吸収剤
−活性塩(例えば亜鉛)で含浸して、HDS金属および硫化水素吸収剤を共通基
体上に組込んだ二金属触媒を調製することに基く。例えば、Pt−Zn二金属は
、押出し成形物に両金属をくまなく均等に分配するという方法で調製されるであ
ろう。または、別に、Zn成分が押出し成形物の外部領域に選択的に沈殿されて
、リムまたは卵殻のZnリッチ域が形成されるか、またはPt成分が押出し成形
物の外部領域に選択的に沈殿されて、リムまたは卵殻のPtリッチ域が形成され
るであろう。これらはしばしば、「チェリー」構造と呼ばれる。
【0032】 また、三成分の床形態は、本明細書で用いるのに適切である。その選択は、二
成分システムとして先に開示された条件に従う。三成分床の一つの変型は、積重
ね/積重ね/積重ね形態であり、この場合三成分は、頂部および底部を占める水
素化脱硫触媒、および中間域の硫化水素吸収剤が連続した層状となる。三成分シ
ステムは、共通の反応器を占めるであろうものの、これらのシステムはまた、多
数の反応器も占めるであろう。この場合例えば、HDS触媒が先頭の反応器を占
め、積重ねられた硫化水素吸収剤/HDS触媒は尾部の反応器を占める。これら
の形態は、二つの反応器部分を異なるプロセス条件(特に温度)で運転すること
を可能にし、プロセスの選択性および/または生成物の品質を制御する柔軟性を
分かつであろう。
【0033】 また、本発明は、硫化水素吸収剤域が水素化脱硫触媒および硫化水素吸収剤の
混合床、水素化脱硫触媒および硫化水素吸収剤との複合物、および/または硫化
水素吸収剤活性塩および水素化脱硫活性金属で含浸された担体を含んで行なわれ
るであろうことも理解されるであろう。
【0034】 吸収剤床の構成は、形態とは無関係であり、本発明が適用される特定のプロセ
スまたは統合プロセスに関して変化するであろう。硫化水素吸収剤の容量に限界
がある場合には、吸収剤床の構成は、プロセスの予想される寿命またはサイクル
に一致しなければならない。これらのパラメーターは、処理される原料の硫黄含
有量および所望の脱硫程度に対して、順番に敏感である。これらの理由から、保
護床の構成は柔軟性があり、変更可能である。そして一つの適用に対して最適な
床の構成は、別の応用に等しく良好に有効でないであろう。一般に、硫化水素吸
収剤:水素化脱硫触媒の重量比は、0.01〜1000、好ましくは0.5〜4
0、より好ましくは0.7〜30の範囲であろう。
【0035】 本発明の原料材は、少なくとも一つの触媒床または反応域において、向流水素
化脱硫に供される。その際、原料材は水素含有処理ガスの流れと向流して流れる
。原料スチームが、先ず、最初に水素化触媒、好ましくは水素化脱硫触媒、好ま
しくは非貴金属触媒を含む等流水素化反応域を通ることは本発明の範囲内である
。次いで、液体流出物は、水素化脱硫触媒、好ましくは貴金属触媒を含む少なく
とも一つの向流反応域に送られるであろう。各反応域は、生成物が除去される非
反応域、および/または原料または処理ガスが導入される非反応域に先行するか
、またはこの後に続くであろう。非反応域は、触媒を含まない域であろう。非反
応域は、反応槽内の空の断面であるか、または液体/ガスの接触を促進するのに
適した物質を含むであろう。液体/ガスの接触を促進するのに用いられるであろ
う物質の限定しない例には、ガラスビード、ワイヤーメッシュ、同様に非反応域
においてプロセス条件に耐えられるであろう他の適切な不活性物質が含まれるで
あろう。非反応域を通って流れる流上する水素含有処理ガスは、HSなどの溶
解された硫黄反応生成物を、その域を通って流れる液体流出物からストリッピン
グするのに有効であろう。
【0036】 上流の等流反応域で用いる適切な水素化脱硫触媒は、いうならばあらゆる通常
の水素化触媒であろう。これには、少なくとも一種の第VIII族金属,好まし
くはFe、CoおよびNi、より好ましくはCoおよび/またはNi、最も好ま
しくはNi、ならびに少なくとも一種の第VI族金属、好ましくはMoおよびW
、より好ましくはMoを、高表面積の担体物質、好ましくはアルミナ上に担持し
てなるものが含まれる。第VIII族金属は、典型的には約2〜20重量%、好
ましくは約4〜12重量%の範囲の量で存在する。第VI族金属は、典型的には
約5〜50重量%、好ましくは約10〜40重量%、より好ましくは約20〜3
0重量%の範囲の量で存在するであろう。すべての金属の重量%は、担体に対す
るものである。「担体に対する」とは、%が担体の重量を基準とすることを意味
する。例えば、担体が100gの重量である場合には、20重量%の第VIII
族金属は、第VIII族金属20gが担体上にあることを意味するであろう。典
型的な水素化脱硫温度は、約50psig〜約2,000psigの圧力におい
て、約100℃〜約400℃の範囲であろう。
【0037】 本発明の方法は、等流反応域を有する必要がないものの、少なくとも一つの向
流反応域を有する。この場合、液体原料ストリームは、流上する水素含有処理ガ
スと反対方向に流下するであろう。処理ガスは、純水素である必要はないが、任
意の適切な水素含有処理ガスであろうと解されるであろう。向流反応域の触媒床
において典型的に硫黄不純物を含むであろう蒸気相は、流上する水素含有処理ガ
スにより,上方に洗い流され、そして集められるか、分留されるか、またはさら
なる処理に送られるであろう。すべての反応域が、非反応域によって分離されて
同じ槽内にあるか、または任意のものが、別個の槽内にあるかのいずれかであろ
う。後者の場合には、非反応域には、一つの槽から他の槽に至るトランスファー
ラインを含まれるであろう。予備処理工程によって、所謂「イージー硫黄」の除
去が行なわれる場合には、蒸気および液体は分離され、液体流出物が向流反応器
または反応域に送られる。予備処理工程からの蒸気は、別個に処理されるか、ま
たは向流反応器からの蒸気相生成物と組合わされるであろう。蒸気相生成物は、
ヘテロ原子および芳香族種をさらに低減することが望まれる場合に、さらなる蒸
気相水素処理が行なわれるか、または回収系に直接送られるであろう。触媒は、
一つの槽または多重槽において一つ以上の床に含まれるであろう。種々の機械設
備(すなわち分配器、バッフル、熱交換装置)が槽内に必要とされ、これにより
適切な温度制御、ならびに液体、蒸気および触媒間の接触がなされるであろう。
【0038】 反応域からの流出物ストリームと水素含有処理ガスとの向流接触により、溶解
S不純物が流出物ストリームからストリッピングされ、それにより触媒性能
が向上される。すなわち、触媒および吸収剤は、再生または交換が必要となる前
に実質的により長時間操業できるであろう。さらに、より高い硫黄除去レベルが
本発明の方法によって達成されるであろう。
【0039】 硫化水素吸収剤域は、第一の反応域から下流のいかなる位置にも置かれるであ
ろう。さらに、吸収剤は反応域に隣接する下流にあるか、または非反応域によっ
て分離されるであろう。吸収剤域は、非反応域によって、上流の反応域から分離
されることが好ましい。より好ましくは、その際非反応域には液体/ガスの接触
を促進するであろう実質的に不活性な物質が含まれる。硫化水素吸収剤域は、向
流または等流モードのいずれかで運転されるであろう。
【0040】 本発明の方法は、生成物の品質向上の点で意図した目的に合い、また本発明が
共通または連続のいずれかの反応器設備に組合わされた下流プロセスのいかなる
ものにも合った条件の範囲で運転可能である。水素は、プロセスの必須成分であ
り、これは純粋で供給されるか、もしくは石油精製または化学処理の環境によく
ある場合のように、他の不動態または不活性ガスと混合されるであろうことが理
解される。水素ストリームは、硫黄を含まないか、または実質的に硫黄を含まな
いことが好ましく、後者の状態は、所望により、本目的に対して現在用いられる
通常の技術で達成されるであろうことが解される。一般に、温度および圧力の条
件は、特に本明細書に前述されたように、難脱硫性硫黄タイプを含むストリーム
を処理する点に関して、通常の水素処理技術と比較して実質的に緩やかである。
本発明は、通例、改質に好ましい条件とは逆に芳香族の水素添加に好ましい条件
で運転される。これらの条件には、40〜425℃(104〜932゜F)、好
ましくは225〜400℃(437〜752゜F)の温度が含まれる。運転圧力
には、50〜10,000SCF/B(標準立法フィート/バレル)、好ましく
は100〜7,500SCF/B、より好ましくは50〜5,000SCF/B
のガス速度において、100〜3000psig、好ましくは100〜2,20
0psig、最も好ましくは100〜1,000psigが含まれる。原料速度
は、0.1〜100LHSV(液空間速度)、好ましくは0.3〜40LHSV
、より好ましくは0.5〜30LHSVの範囲で変化するであろう。
【0041】 本発明の方法は、種々の燃料油、潤滑油および化学品への応用を目的として、
独立型のプロセスとして用いられるであろう。別に、本方法は、最終的プロセス
が、組合わされない個々のプロセスと比較して、生成物およびプロセスの利点な
らびに改良をもたらすようにして、他のプロセスと組合わされ、また統合される
であろう。本発明の方法を応用するための潜在的な機会は、以下に続く。これら
の引例は限定的なものではない。
【0042】 燃料油プロセスに関するプロセスの応用には、次が含まれる。すなわち、第二
段の処理へのリサイクルに先立つFCCストリームの脱硫、水素化分解原料の脱
硫、選択的開環による多環芳香族の転化(米国特許第5,763,731号、同
第5,811,624号および米国特許出願第523,300号、1995年9
月5日に出願され、本明細書に引用して含まれる米国特許出願第524,357
号)、芳香族飽和プロセス、天然ガスおよびコンデンセートストリームからの硫
黄除去である。潤滑油製造に関するプロセスの応用には、次が含まれる。すなわ
ち、緩やかな仕上げ処理による生成物品質の向上、触媒投資の低減および/また
はサービスファクターの延長によるホワイトオイルプロセスの最適化、水素異性
化、水素化脱ロウおよび水素化分解への原料の前処理である。化学品プロセスに
関するプロセスの応用には、次が含まれる。すなわち、環境に優しくないNi基
水素処理の代替、種々の分解プロセスによるオレフィン製造用および酸素官能基
化プロセスによる含酸素化合物製造用の高品質原料材の調製である。
【0043】 本発明は、限定されることなく次の実施例により説明される。本発明の方法の
有効性は、高度に硫黄敏感性の反応、Ir含有触媒によるナフテン環の開環を用
いることによって評価される。
【0044】実施例1 0.9重量%Ir触媒を、クロロイリジン酸の標定溶液でアルミナを含浸して
調製した。触媒を乾燥し、空気中で緩やかに焼成し、水素中で還元した。触媒を
、メチルシクロヘキサンを非環式C異性体、n−ヘプタンならびに2−および
3−メチルヘキサンに転化する開環触媒として評価した。開環反応の過程は、時
間の関数として、尺度にメチルシクロヘキサンの転化および異性体ヘプタン形成
の全速度を用いて追跡された。このモデル反応の結果を表1に示す。
【0045】実施例2 実施例1のIr触媒を、硫黄5wppmがチオフェンとして添加されたメチル
シクロヘキサンの開環に関して評価した。この実験の結果を表1に示す。実施例
1の実施例2との対比によれば、全開環活性が実質的に通油20時間以内に失わ
れることから、Ir触媒の硫黄被毒に対する鋭敏な敏感性が示される。
【0046】実施例3 酸化亜鉛3gを実施例1のIr触媒2gの頂部に含み、この二つの域がムライ
トビードの床で分離される積み重ね触媒床を、チオフェンとして硫黄5wppm
を含むメチルシクロヘキサンの開環に関して評価した。Ir触媒の充填量は、実
施例1および2の場合と同量であった。反応器への原料流れは下降流であり、そ
のために硫黄含有原料は、初めに酸化亜鉛に接触した。この実験の結果を表1に
示す。Ir触媒の失活は、実施例2の場合と同様であり、酸化亜鉛自体は下流の
Ir開環触媒の被毒に対して全く影響を及ぼさないことが示された。
【0047】実施例4 実施例3の手順を、酸化亜鉛粒子およびIr触媒粒子を組合わせて完全な混合
物を形成したことを除いて、繰返した。この混合床を、チオフェンとして硫黄5
wppmを含むメチルシクロヘキサンの開環活性に関して評価した。結果を表1
に示す。Ir触媒が硫化水素吸収剤の存在下に水素化脱硫および開環触媒として
機能するこの混合床は、高度に硫黄敏感性の開環触媒が本発明の方法により保護
されることを説明する。この触媒の活性は、通油100時間保持され、そこで試
験が任意に終了された。
【0048】実施例5 混合硫黄保護床を、0.6重量%Ptアルミナからなる触媒1gを酸化亜鉛2
gと混合して調製した。この保護床の下流に、実施例1のIr開環触媒2gを置
いた。すなわち、全体の形態は、ムライトビードで分離された二つの域を有する
混合/積重ねタイプである。この触媒配置を、チオフェンとして硫黄5wppm
を含むメチルシクロヘキサンの開環に関して評価した。結果を表1に示す。デー
タは、Ir開環触媒の上流の混合保護床が、Ir開環触媒を硫黄被毒から効果的
に保護したことを示す。
【0049】
【表1】
【0050】実施例6 混合硫黄保護床を、0.6重量%Ptアルミナからなる触媒1gを酸化亜鉛2
gと混合して調製した。この混合物を、実施例1のIr開環触媒の2g床の上に
層状に重ねて、混合/積重ね形態を得た。このシステムを、チオフェンとして硫
黄5wppmおよび4,6−ジエチルジベンゾチオフェンとして硫黄10wpp
mを含むメチルシクロヘキサンの開環に関して評価した。この実験の結果を表2
に表す。結果は、開環触媒の上流の混合保護床が、開環触媒を硫黄被毒による失
活から保護したことを示す。実施例5および実施例6の対比によれば、このシス
テムは、難脱硫性硫黄化合物に富む原料を緩やかな水素化脱硫条件下で脱硫する
ことが可能であることを示す。
【0051】実施例7 実施例6の手順を、酸化亜鉛と混合されたPt触媒の金属含有量が0.05重
量%に減量されたことを除いて、続けた。この変化を、実施例6の硫黄15wp
pm含有メチルシクロヘキサン原料の開環に関して評価した。表2の結果は、難
脱硫性硫黄化合物を緩やかな条件で水素化脱硫する能力を保持する一方、金属充
填量に対する本発明の方法の鈍感性を示す。
【0052】実施例8 実施例6の手順を、酸化亜鉛と混合されたPt触媒が、0.3重量%Ptアル
ミナからなり、還元され硫化された触媒であったことを除いて、繰返した。この
システムを、実施例6の硫黄15wppm含有原料の開環活性に関して評価した
。表2の結果は、本発明の方法が、所望により不具合なしに硫化触媒で運転され
るであろうことを示す。また、データは、保護床の金属充填量に対する本方法の
鈍感性、および水素化脱硫触媒の硫化状態と無関係に緩やかな条件で難脱硫性硫
黄化合物を処理する能力を強調する。
【0053】
【表2】
【0054】実施例9 実施例6の手順を続けて、Pt0.6重量%アルミナを、Ir開環触媒の上流
で酸化亜鉛と混合してなる混合/積重ね触媒床を調製した。このシステムを、4
,6−ジエチルジベンゾチオフェンとして硫黄50wppmを含むメチルシクロ
ヘキサンの開環に関して評価した。表3の結果は、安定した開環活性が、この硫
黄に富む原料およびこの高度に難脱硫性の硫黄化合物に対して長期間の運転で保
持され、しかも緩やかな条件で貴金属触媒により脱硫されることを立証する。
【0055】実施例10 実施例9の手順を次のことを除いて続けた。すなわち、Pt触媒および酸化亜
鉛は混合されず、Pt層は酸化亜鉛の上にあってムライトビードによって分離さ
れるように配置され、また完成された触媒床は積重ね/積重ね/積重ね変形であ
ることである。表3に説明されるように、このシステムは、4,6−ジエチルジ
ベンゾチオフェンとして硫黄50wppmを含むメチルシクロヘキサン原料の開
環活性を維持するのに、同じ程度に効果的であった。
【0056】実施例11 実施例9の手順を次のことを除いて続けた。すなわち、1重量%Pdアルミナ
触媒は、アルミナを標定塩化パラジウム溶液で含浸して調製され、これがIr開
環触媒に先立つ混合床の0.6重量%Pt触媒に置換されたことである。表3の
データは、本発明の方法に対するPd触媒の有効性を確認する。
【0057】実施例12 実施例10の手順を、Pt触媒が積重ね保護床の形態でPt触媒に置換された
ことを除いて、続けた。表3のデータは、積重ね床の形態のPd触媒は、実施例
11および12とは対照的に、硫黄によりずっと失活することを示す。結果は、
第VIII族金属が等価でないこと、および活性が床形態に従属することを説明
する。
【0058】
【表3】
【0059】実施例13 二金属0.3重量%Pt−0.3重量%Zn触媒を、塩化白金水素酸および硝
酸亜鉛の標定溶液でアルミナを含浸して調製した。触媒を乾燥し、焼成し、そし
て還元した。実施例9の手順を、二金属Pt−Zn触媒が、Ir開環触媒に先立
つ混合床において、0.6重量%Pt触媒を置換えたことを除いて続けた。結果
を下記表4に示す。データは、Pt水素化脱硫触媒の活性は、たとえ両金属が触
媒全体に均一に分配されたとしても、Znが存在することには敏感でないことを
示す。
【0060】実施例14 複合触媒を、粉末0.6重量%Ptアルミナ触媒に、粉末酸化亜鉛を重量比1
:2.2で混合して調製した。複合混合物は触媒粒子に形成され、触媒はIr触
媒の上流に積重ねられ、実施例9に示されるようにして試験された。表4に示さ
れる結果は、複合Pt−ZnO複合触媒が、難脱硫性硫黄タイプの脱硫に関して
、Ptと酸化亜鉛との物理的混合物に等価であることを示す。
【0061】
【表4】
【0062】実施例15 実施例9の手順を続けた。この場合、0.6重量%Ptアルミナ触媒は、亜鉛
アルミニウムスピネルを含む硫化水素吸収剤と混合された。表5に示される結果
は、開環活性がこの混合系を用いて保全されることを示す。
【0063】実施例16 Mg/Al比が約3の四個の類似ハイドロタルサイトについて、硫化物の交換
容量が、硫化水素の掃気効率を求める代替試験で比較された。硫化ナトリウム(
0.2g)を、水10mlに溶解し、ハイドロタルサイト1gを添加した。スラ
リーを、室温で1時間撹拌し、ハイドロタルサイトをろ過して分離した。ろ過ケ
ークを水20mlですすぎ、ろ液と一緒にした。ろ液に、水10mlに溶解した
硝酸亜鉛0.75gを添加した。硫化亜鉛沈殿物を遠心分離して回収し、120
℃で乾燥し、秤量し、差としてハイドロタルサイトに交換された硫化物量を測定
した。硫黄取込み量は、(001)ピークの半値幅により測定された結晶サイズ
の関数として、以下に示される。最小のハイドロタルサイト結晶は、20%大き
な硫黄容量を有する。このことは、結晶サイズを最小化する必要性を示し、特に
これらの物質の遷移金属置換形態において重要である。
【0064】ハイドロタルサイト試料 吸着硫黄、% (001)ピーク幅 A 79 1.49゜ B 79 0.74゜ C 80 0.85゜ D 94 2.45゜
【0065】実施例17 実施例6の手順を続けて、0.6重量%Ptアルミナ、および混合金属酸化物
(重量比が約48−28−24で混合されたZr―Zn―Mn)からなり、これ
をIr開環触媒の上流に含む混合/積重ね触媒床を調製した。このシステムを、
4,6−ジエチルジベンゾチオフェンとして硫黄50wppmを含むメチルシク
ロヘキサンの開環に関して評価した。表5の結果は、安定した開環活性が、長期
間の運転で保持されることが確認される。試験は任意に終了され、保護床は45
0℃で16時間焼成され、その後Ir開環触媒の上流に再設置された。表5にお
ける場合と同じ第二サイクルの活性が長期間維持された。
【0066】
【表5】
【0067】飽和環状原料材Aの調製 API比重10.0の主としてC11およびC12ナフタレンを含む芳香族溶
剤ストリームを、0.6重量%Ptアルミナ触媒180g(250cc)により
水素添加した。触媒を、水素気流中で、大気圧下に750゜Fで16時間予備還
元した。芳香族溶剤原料材を、1800psig、550゜F、水素処理ガス速
度7000SCF/BにおいてLHSV1で触媒に通した。飽和生成物は、AP
I比重が31.6であり、芳香族0.1重量%未満およびナフテン99重量%超
を含むことが分析された。
【0068】実施例18 反応器を、実施例1の0.9重量%Ir触媒で充填した。上記の飽和環状原料
材Aを、4,6−ジエチルジベンゾチオフェンを用いて硫黄5wppmにスパイ
クし、これを触媒により処理した。原料に存在する飽和ナフテンの開環過程を、
生成物のAPI比重を測定して監視した。ナフテンからパラフィンへの好適な転
化には、比重の増加が伴い、触媒の安定性が通油時間に対する比重の変化に表れ
る。この実験の結果は表6に見出される。Ir触媒は、最初は高度に活性であっ
たが、硫黄被毒による実質的な失活が生じ、触媒は通油約100時間で実質的に
失活した。
【0069】実施例19 反応器を、実施例1のIr開環触媒で充填した。0.6重量%Ptアルミナお
よび酸化亜鉛からなる触媒を含む硫黄保護床を、Ir触媒の上流においた。すな
わち、三成分は、積重ね/積重ね/積重ね床の形態で、Pt/ZnO/Ir順に
層状にされた。触媒床の重量比は0.8:2.0:4.0であった。実施例18
おける場合と同じ原料を、この触媒系で処理し、生成物の比重を測定してIr触
媒の活性を評価した。結果を表6に示す。触媒活性は、硫黄5wppm原料に対
して、約170時間通油の間効果的に保持された。その時点で、原料の4,6−
ジエチルジベンゾチオフェン含有量を増加して、硫黄50wppm硫黄とした。
表6に示されるように、触媒活性は、高硫黄原料に対する約140時間を含めて
、約310時間保持された。その時点で、運転を任意に終了した。実施例21お
よび22の比較により、複合ストリーム、および高度に難脱硫性の硫黄化合物を
緩やかな条件下に貴金属触媒で水素化脱硫する本発明の能力に関して、本発明の
方法が確認される。
【0070】
【表6】
【0071】実施例20 反応器を、0.6重量%Ptアルミナ触媒2.9g、および酸化亜鉛1.7g
の混合床で充填した。混合触媒系を用いて、硫黄5wppmおよび芳香族55重
量%を含むAPI比重26の水素化軽質接触循環油を処理した。芳香族のナフテ
ンへの好適な転化には、比重の増加が伴い、触媒の安定性が通油時間に対する比
重の変化に表れる。生成物の比重を測定して、統合された水素化脱硫および芳香
族飽和反応に対する触媒の安定性が、通油時間に関して追跡された。結果を表7
に示す。高レベルの活性が通油約140時間維持された。
【0072】実施例21 反応器を、0.6重量%Ptアルミナ触媒2.9g、および酸化亜鉛1.7g
の混合床で充填した。この床を実施例1の0.9重量%Ir触媒の上流においた
。混合/積重ね触媒系を用いて、実施例20の原料を処理した。生成物の比重お
よび芳香族含有量を測定して、統合された水素化脱硫、芳香族飽和および開環反
応に対する触媒の安定性が、通油時間に関して追跡された。芳香族のナフテン、
およびナフテンのパラフィンへの好適な転化には、実施例20で観測される場合
を超えて比重の増加が伴う。結果を表7に示す。高レベルの活性が通油約140
時間維持された。
【0073】実施例22 実施例21の手順を、Ir触媒が高シリカ/アルミナ比のゼオライトに担持し
た0.9重量%Pt助触媒0.5gと混合されたことを除いて、続けた。すなわ
ち、後者の機能は、本開示に引用して含まれる一連の特許出願に定義されるよう
に、開環活性を促進することである。この触媒系を用いて、実施例20の原料が
処理された。表7に列記された生成物の比重は、本発明の方法に基く十分な触媒
性能を説明する。
【0074】実施例23 実施例18の手順を、酸化亜鉛がPt触媒と全く混合されなかったことを除い
て、続けた。この形態は、HDS/ASAT触媒を提供するものの、硫化水素吸
収剤は提供しない。この触媒系を用いて、実施例20の原料が処理された。表7
に列記された生成物の比重および芳香族レベルは、芳香族飽和活性が保持される
ものの、硫黄5wppm原料に対する実施例21の場合に比較して開環活性が実
質的に低減することを示す。
【0075】
【表7】
【0076】実施例24 実施例21の触媒系を用いて、硫黄60wppmおよび芳香族56重量%を含
むAPI比重27の第二の水素化軽質接触循環油が処理された。生成物の比重を
測定して、統合された水素化脱硫および芳香族飽和反応に対する触媒の安定性が
、通油時間に関して追跡された。表8は、第二のより高い硫黄の原料で運転され
た場合に、触媒性能の低下が全くないことを示す。
【0077】実施例25 実施例21の触媒系を用いて、実施例24の原料が処理された。生成物の比重
を測定して、統合された水素化脱硫、芳香族飽和および開環反応に対する触媒の
安定性が、通油時間に関して追跡された。表8は、第二のより高い硫黄の原料で
運転された場合に、触媒性能の低下が全くないことを示す。
【0078】実施例26 実施例22の触媒系を用いて、実施例24の原料が処理された。生成物の比重
を測定して、統合された水素化脱硫、芳香族飽和および開環反応に対する触媒の
安定性が、通油時間に関して追跡された。表8は、第二のより高い硫黄の原料で
運転された場合に、触媒性能の低下が全くないことを示す。
【0079】実施例27 実施例23の触媒系を用いて、実施例24の原料が処理された。生成物の比重
を測定して、統合された水素化脱硫および芳香族飽和反応に対する触媒の安定性
が、通油時間に関して追跡された。表8は、硫黄60wppm原料に対してこの
触媒系の性能が劣ることを示す。これは、この系がIr触媒の開環活性を保護す
ることができないことに起因し、同様にPtおよびIrの両触媒の芳香族飽和活
性が低減することに起因する。
【0080】
【表8】
【0081】実施例28 実施例6の手順を続けて、0.05重量%Ruアルミナを、Ir開環触媒の上
流で酸化亜鉛と混合してなる混合/積重ね触媒床を調製した。この系を、チオフ
ェンとして硫黄5wppmおよび4,6−ジエチルジベンゾチオフェンとして硫
黄10wppmを含むメチルシクロヘキサンの開環に関して評価した。表9の結
果は、Ruが酸化亜鉛と混合されてなる保護床は、難脱硫性タイプの水素化脱硫
に対して全く効果がなく、またIr触媒の急激かつ完全な被毒がもたらされたこ
とを示す。0.05重量%Pt触媒を用いる本明細書の実施例7からの結果との
比較では、すべての第VIII族貴金属は、本発明の方法に関して等価でないこ
とが示される。
【0082】
【表9】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10G 45/10 C10G 45/10 45/12 45/12 67/16 67/16 // B01J 20/04 B01J 20/04 A 20/06 20/06 A 20/08 20/08 B 20/18 20/18 B (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL, IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,L C,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG ,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT, RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,T J,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU ,ZA,ZW (72)発明者 エリス,エドワード,スタンリー アメリカ合衆国,バージニア州 22031, フェアファクス,タワー サイド ドライ ブ #224 9295 (72)発明者 トウベリ,ミィシェール,スー アメリカ合衆国,ルイジアナ州 70808, バトン ルージュ,ウィックハム 7222 (72)発明者 ガプタ,ラメシュ アメリカ合衆国,ニュージャージー州 07922,バークレー ハイツ,ローレンス ドライブ 57 Fターム(参考) 4D020 AA04 BA01 BA02 BA03 BA06 BA08 BB01 BB07 CD03 4G066 AA13B AA15B AA16B AA17B AA18B AA19B AA21B AA24B AA25B AA26B AA27B AA61B CA24 DA01 DA09 4H029 CA00 DA00

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縮合環の硫黄ヘテロ環状化合物を含む石油又は化学ストリー
    ムから選択されるストリームを、その上流および下流に非反応域を有する少なく
    とも一つの反応域、ならびに少なくとも一つの該反応域の最初のものの下流に硫
    化水素吸収剤物質を含む少なくとも一つの吸収剤域からなり、かつ該反応域は水
    素化脱硫触媒を含む処理装置において、芳香族飽和に好ましい条件で脱硫する方
    法であって、 (a)該ストリームを、流上する水素含有処理ガスと向流して、一つ以上の水素
    化脱硫反応域に供給する工程と、 (b)該反応域の少なくとも一つからの得られた液相流出物を、硫化水素吸収剤
    物質床を含む域を通して送る工程と、 (c)該反応域からの蒸気相流出物を、上流の非反応域において回収し、その際
    蒸気相流出物は水素含有処理ガスおよび該反応域からの蒸発した硫黄反応生成物
    を含む工程と、 (d)実質的に全く硫黄を含まないものとして特性付けられた液相流出物を、該
    吸収剤域から下流で回収する工程と、を含むことを特徴とする水素化脱硫方法。
  2. 【請求項2】 前記水素化脱硫触媒は、少なくとも一種の第VIII族金属
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の水素化脱硫方法。
  3. 【請求項3】 前記第VIII族金属は、貴金属であることを特徴とする請
    求項2に記載の水素化脱硫方法。
  4. 【請求項4】 前記貴金属は、Pt、Pd、Irおよびそれらの混合物から
    なる群から選択されることを特徴とする請求項3に記載の水素化脱硫方法。
  5. 【請求項5】 前記水素化脱硫触媒は、Re、Cu、Ag、Au、Snおよ
    びZnからなる群から選択される一種以上の金属で助触されることを特徴とする
    請求項4に記載の水素化脱硫方法。
  6. 【請求項6】 前記貴金属の濃度は、触媒の全重量を基準として、約0.0
    5〜3重量%であることを特徴とする請求項4に記載の水素化脱硫方法。
  7. 【請求項7】 前記第VIII族金属は、Niであることを特徴とする請求
    項1に記載の水素化脱硫方法。
  8. 【請求項8】 前記Niの濃度は、触媒の全重量を基準として、約1〜70
    重量%であることを特徴とする請求項7に記載の水素化脱硫方法。
  9. 【請求項9】 前記Niの濃度は、触媒の全重量を基準として、約5〜60
    重量%であることを特徴とする請求項8に記載の水素化脱硫方法。
  10. 【請求項10】 前記水素化脱硫触媒の無機耐火性担体は、Al、Si、M
    g、B、Ti、Zr、P、ならびにそれらの混合物および共ゲルからなる群から
    選択されることを特徴とする請求項1に記載の水素化脱硫方法。
  11. 【請求項11】 前記水素化脱硫触媒の無機耐火性担体は、粘土、ゼオライ
    ト物質およびそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする請求項
    1に記載の水素化脱硫方法。
  12. 【請求項12】 前記硫化水素吸収剤物質は、担持および非担持の金属酸化
    物、スピネル、ゼオライト物質ならびに層状複水酸化物からなる群から選択され
    ることを特徴とする請求項1に記載の水素化脱硫方法。
  13. 【請求項13】 前記硫化水素吸収剤は、元素周期律表の第IA、IIA、
    IB、IIB、IIIA、IVA、VB、VIB、VIIB又はVIII族金属
    の金属酸化物であることを特徴とする請求項12に記載の水素化脱硫方法。
  14. 【請求項14】 前記金属は、K、Ba、Ca、Zn、Co、NiおよびC
    uからなる群から選択されることを特徴とする請求項13に記載の水素化脱硫方
    法。
  15. 【請求項15】 前記硫化水素吸収剤域は、原料が、流上する水素含有処理
    ガスと向流で流れるようにして、運転されることを特徴とする請求項1に記載の
    水素化脱硫方法。
  16. 【請求項16】 前記硫化水素吸収剤域は、少なくとも一種の水素化脱硫触
    媒および硫化水素吸収剤を含むことを特徴とする請求項1に記載の水素化脱硫方
    法。
  17. 【請求項17】 前記硫化水素吸収剤域の水素化脱硫触媒および硫化水素吸
    収剤は、混合床で存在することを特徴とする請求項16に記載の水素化脱硫方法
  18. 【請求項18】 前記硫化水素吸収剤域の水素化脱硫触媒および硫化水素吸
    収剤は、複合粒子として含まれることを特徴とする請求項16に記載の水素化脱
    硫方法。
  19. 【請求項19】 前記水素化脱硫触媒および硫化水素吸収剤は、同じ無機耐
    火性担体粒子上にあるものとして特性付けられることを特徴とする請求項16に
    記載の水素化脱硫方法。
  20. 【請求項20】 前記水素化脱硫触媒は、流れる原料に関して、最後の硫化
    水素吸収剤域の下流にあることを特徴とする請求項1に記載の水素化脱硫方法。
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