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JP2003335668A - 経口用美肌用剤 - Google Patents

経口用美肌用剤

Info

Publication number
JP2003335668A
JP2003335668A JP2002146576A JP2002146576A JP2003335668A JP 2003335668 A JP2003335668 A JP 2003335668A JP 2002146576 A JP2002146576 A JP 2002146576A JP 2002146576 A JP2002146576 A JP 2002146576A JP 2003335668 A JP2003335668 A JP 2003335668A
Authority
JP
Japan
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tocotrienol
skin
astaxanthin
food
weeks
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002146576A
Other languages
English (en)
Inventor
Mari Sanada
真里 真田
Jiro Takahashi
二郎 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Chemical Industries Co Ltd
Original Assignee
Fuji Chemical Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Chemical Industries Co Ltd filed Critical Fuji Chemical Industries Co Ltd
Priority to JP2002146576A priority Critical patent/JP2003335668A/ja
Publication of JP2003335668A publication Critical patent/JP2003335668A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 経口用美肌用剤及び該美肌用剤を含有する食
品を提供する。 【解決手段】 配合物がアスタキサンチンの1〜5重量
部とトコトリエノールの10〜100重量部からなる経
口用美肌用剤及び該美肌用剤を含有する食品。この配合
物を摂取することにより、肌水分量(目尻)、シミ・ソ
バカス、にきび・ふきでもの、クマ、なめらかさ、しっ
とりさ、はりのよさを良好な状態に導き且つ維持するこ
とができる等、肌状態を良好に保つことができる。美肌
作用を有する健康補助食品として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アスタキサンチン
−トコトリエノール配合物を含有してなる経口用美肌用
剤および該美肌用剤を含有する食品を提供することに関
する。
【0002】
【従来の技術】アスタキサンチンはβ−カロテンと同じ
カロテノイドの一種で、エビ、カニ等の甲殻類、サケ、
タイ等の魚類等、天然特に海洋に広く分布する食経験豊
かな赤色色素である。近年アスタキサンチンがビタミン
E(α−トコフェロール)の100〜1,000倍、β
−カロテンの約40倍もの強力な抗酸化作用を有するこ
とが見いだされ、従来単なる色素として扱われていた時
代から、現在アスタキサンチンは大型健康食品素材とし
て業界から期待されるまでに至っている。アスタキサン
チンの有するその他の機能特性として、抗炎症作用、抗
動脈効果作用、糖尿病に対する作用、光障害に対する網
膜保護作用、日周リズム調節作用、免疫賦活作用、抗ス
トレス作用、筋肉持続力向上作用、精子の質向上作用や
膀胱がん誘発抑制等数多くの報告がなされている。ま
た、皮膚に対する作用としては、色素沈着抑制、メラニ
ン生成抑制および光加齢抑制の効果が報告されている。
本発明者らも目尻シワ取り効果について特許出願してい
る。
【0003】アスタキサンチンを用いた化粧品の例とし
ては、(1)日焼け防止用化粧料の可視光線吸収用成分
として使用(特開昭63−83017号公報)、(2)
有機過酸化物を還元できるペルオキシダーゼと、一重項
酸素を中和できる抗酸化剤(アスタキサンチンは一重項
酸素を中和できる抗酸化剤の1例)との組合わせた化粧
料または医薬組成物(特開平6−227961号公
報)、(3)濃縮ファフィア色素油(色素の主成分がア
スタキサンチン)含有化粧料(特開平7−101827
号公報)、(4)長期保存可能な安定な化粧料であり、
酸化されやすく不安定な高度不飽和脂肪酸を安定に化粧
料に配合でき、高度不飽和脂肪酸の効果が最大限に期待
できる(特開平8−245335号公報)、(5)リン
脂質100重量部、カロチノイド系色素0.01〜0.
1重量部、トコフェロール0.1〜1.0重量部。化粧
品に使用する抗酸化剤組成物として有用(特開平9−1
10888号公報)、(6)(A)リポ酸と、(B)カ
ロテノイド類含有外用剤が、活性酸素種消去作用、酸化
ストレスに起因する肌荒れや、しわ,しみ(皮膚の老化
症)の改善、防止および美白作用、安定性、安全性に優
れる皮膚外用剤(特開平10−007541号公報)、
(7)カロチノイド−凝集体を含有する着色剤。食料
品、化粧品および薬剤組成物の着色剤/光および酸素に
対して安定(特開平11−285359号公報)、
(8)皮膚外用剤。(A)金属キレート剤、(B)紫外
線防御剤、(C)活性酸素除去剤(アスタキサンチ
ン)、抗酸化剤。それぞれの薬効剤が有する効能を十分
に発揮させる/慢性的な紫外線曝露による肌荒れ、し
わ、たるみ、皮膚の黄色などの皮膚障害を防止、光加齢
防止効果がある(特開2000−136123号公報)
などがあげられる。
【0004】トコトリエノールは麦類、米糠、パーム油
等に含まれるビタミンE近縁化合物で、トコフェロール
の側鎖部分に二重結合が3個入った構造を有する。これ
も上述のアスタキサンチン同様食経験豊富な天然物であ
る。トコトリエノールの生理活性については、アスタキ
サンチン同様抗酸化作用があげられる。その作用はトコ
フェロールの40〜60倍ともいわれている。トコトリ
エノールは、その他、血圧低下作用、コレステロール低
下作用、動脈効果改善作用、乳がん細胞増殖抑制作用等
が報告されており、ごく最近では、血管新生抑制作用、
全血流動改善作用等トコフェロールにはない新たな機能
性が発見されてきている。また、欧米では次世代のビタ
ミンEとして化粧品等外用においても広く使用されてい
る。このトコトリエノールは、天然物の圧搾、天然物か
らの抽出、合成などの方法で得られる。一般的にはヤシ
科植物の果皮および/または種子から抽出される。天然
物の抽出物から得られるトコトリエノールは複数のトコ
トリエノール異性体の混合物である。これらは抗酸化作
用を利用して、食品添加物、化粧品等への応用がなされ
ている。
【0005】トコトリエノール類の化粧品への使用につ
いては、例えば、ビタミンE(α,β,γ,δ−トコト
リエノールも含まれる)は医薬、食品、化粧品の分野で
抗酸化剤として広く利用されている。また、食品の栄養
強化のために食品に添加される(特開昭58−9602
1号公報)、トコトリエノールを有効成分として含有す
る養育毛剤、養毛剤、スキンクリーム、ヘアクリーム、
ヘアトニック、全身ローション、ヘアローション、ジエ
ル、シャンプー、リンス、スカルプトニック、スカルプ
ローション、ヘアリキッド、フェイスローション、ボデ
ィローション、化粧水(特開平8−12532号公
報)、トコトリエノールエステル類(C7〜25の脂肪酸
エステル基を含有)を細胞賦活剤として配合した化粧料
(養毛剤、スキンクリーム、ヘアクリーム、ヘアトニッ
ク、ヘアローション、シャンプー、リンス、口腔衛生
品、栄養飲料、食品、粉体、錠剤、カプセル剤(特開昭
61−183206号公報)、トコトリエノール類を有
効成分として含有する皮膚外用剤。美白効果、化粧料へ
の配合量は組成物の全重量を基準として、0.01〜1
0重量%、好ましくは0.05〜1%である(特開平8
−92062号公報)、コレウス・フォルスコリンの根
の抽出物とトコトリエノールからなる生体老化防止剤
(特開平8−176005号公報)、皮膚外用剤組成物
(組成物の1成分としてビタミンEが含まれる)トコト
リエノールも使用可能(特開平10−7541号公
報)、クレアチニンおよび/またはクレアチンと薬効物
質および/または生理活性物質(抗酸化、含トコトリエ
ノール)からなる皮膚外用剤(特開2000−2478
66号公報)などが報告されている。しかしながら、従
来のものはいずれも外用剤であり、アスタキサンチン−
トコトリエノール配合物を有効成分とする経口用美肌用
剤については報告がない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、アスタキサ
ンチン−トコトリエノール配合物を含有してなる経口用
美肌用剤および該美肌用剤を含有する食品を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【発明を解決するための手段】本発明者等は、優れた抗
酸化作用を有するアスタキサンチンおよびトコトリエノ
ールの抗酸化作用が異なる作用機序、具体的には、アス
タキサンチンが一重項酸素消去と過酸化脂質抑制に働く
のに対し、トコトリエノールは脂質ペルオキシラジカル
を補足することにより抗酸化作用を示すことに着目し、
アスタキサンチン−トコトリエノール配合物を経口で摂
取しても、皮膚に対して相乗的に美肌作用を示すものと
考えて鋭意検討した結果、アスタキサンチンとトコトリ
エノール配合物を経口で摂取したときに優れた美肌効果
を示すことを見出した。本発明は係る知見に基づいて完
成するに至った。すなわち、本発明は、(1)アスタキ
サンチン−トコトリエノール配合物を有効成分とする経
口用美肌用剤、(2)配合物がアスタキサンチンの1〜
5重量部とトコトリエノールの10〜100重量部から
なる上記(1)記載の経口用美肌用剤、(3)アスタキ
サンチン−トコトリエノール配合物を有効成分とする経
口用美肌用剤を含有する食品である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のアスタキサンチン−トコ
トリエノール配合物からなる経口用美肌用剤について以
下具体的に説明する。
【0009】本発明の美肌用剤に用いるアスタキサンチ
ンは、植物、ファフィア属酵母菌体、藻類、細菌、甲殻
類から抽出することにより、または公知の方法に従って
化学合成することより得ることができる。なかでも緑藻
類ヘマトコッカスからアスタキサンチンを得る方法はア
スタキサンチンを高濃度で含むヘマトコッカスの大量に
且つ安定的に培養する方法が開発されたので、天然由来
のアスタキサンチンを供給する方法として極めて有利な
立場にある。ヘマトコッカス緑藻類のアスタキサンチン
含量の高いものを得る培養方法としては、例えば、密閉
型のドーム形状、円錐形状または円筒形状の培養装置と
装置内で移動自在のガス吐出装置を有する培養基を用い
て培養する方法が開示されている(国際公開番号WO9
9/50384号公報)。
【0010】アスタキサンチンは、このヘマトコッカス
藻体から公知の方法に従って抽出することができる。ヘ
マトコッカスは柔軟性のある粘りのある細胞壁で覆われ
ているので抽出するさいには、藻類の細胞壁を破壊して
抽出する。細胞壁を破壊する方法としては酵素的、化学
的あるいは物理的に藻体の細胞壁を破壊処理する方法が
知られている。
【0011】また、トコトリエノールは、植物等の天然
物の圧搾、抽出、または合成などの方法で得られること
が知られている。一般的にはヤシ科植物の果皮および/
または種子から抽出される。例えばパ−ムヤシから製造
する場合は、抽出物に水を加えて分離し、油層分をカラ
ムクロマトグラフィーで分離精製して、必要ならば、ト
コフェロール類を全く含まないか、または痕跡程度に含
むトコトリエノールを調製することができる。この天然
物からの抽出物に含まれるトコトリエノールは、通常、
α−トコトリエノール、β−トコトリエノール、γ−ト
コトリエノールおよびδ−トコトリエノールの1種また
は2種以上を含有するものである。これらトコトリエノ
ールにはD−、L−、DL−型の異性体が存在するが本
発明においてはいずれも使用し得る。各トコトリエノー
ル異性体の比率および含量は、常法に従って、例えば、
液体クロマトグラフィー(HPLC)などにより測定す
ることができる。
【0012】トコトリエノールが、α−トコトリエノー
ル、β−トコトリエノール、γ−トコトリエノールおよ
びδ−トコトリエノールから選ばれる1種または2種以
上の混合物である場合には、その他の成分として水、パ
ーム油等が任意の割合で含まれていてもよい。例えば、
トコトリエノール中のα−、β−、γ−およびδ−トコ
トリエノールの組成比が、α−トコトリエノール18.
9%、γ−トコトリエノール22.6%、δ−トコトリ
エノール1.2%、α−トコフエロール0.0%、その
他45.3%(主に水、またはパーム油)等である混合
物を挙げることができる。
【0013】前記方法で抽出濃縮したトコトリエノール
は、必要に応じて、さらにカラムクロマトグラフィーに
付し、α−トコトリエノール、β−トコトリエノール、
γ−トコトリエノールおよびδ−トコトリエノールの各
成分に単離精製することができる。
【0014】トコトリエノールの各異性体は、α−トコ
トリエノール、β−トコトリエノール、γ−トコトリエ
ノール、δ−トコトリエノールとして市販されている。
【0015】また、トコトリエノールは、生体内でトコ
トリエノールを遊離することができる公知の飽和または
不飽和脂肪酸とのエステルの形態であっても良い。
【0016】本発明のアスタキサンチン−トコトリエノ
ール配合物は以下の方法で製造することができる。
【0017】アスタキサンチン−トコトリエノール配合
物の調製に用いるアスタキサンチンの含量は原料中に含
まれるアスタキサンチンのモノエステル、ジエステル、
遊離体(アスタキサンチン)などのアスタキサンチン類
を、常法に従って、例えば、HPLC等で定量後、遊離
体に換算して求めることができる。同様に、配合物中の
トコトリエノール含量は、原料中に含まれるトコトリエ
ノール類を、常法に従って、例えば、HPLC等で定量
後、遊離体(トコトリエノール)に換算することにより
求めることができる。上記操作により、アスタキサンチ
ンとトコトリエノールを任意の割合で配合した配合物を
調製することができる。
【0018】上記アスタキサンチン−トコトリエノール
配合物に配合するアスタキサンチンの量は、成人の1日
当たり、約0.5〜10mg、好ましくは、1mg〜5
mgであり、トコトリエノールの量は、5mg〜200
mg、好ましくは10mg〜100mg、より好ましく
は20mg〜80mgの範囲である。
【0019】本発明のアスタキサンチン−トコトリエノ
ール配合物の美肌作用を確認する方法とその結果を以下
に示す。
【0020】アスタキサンチン−トコトリエノール配合
物の長期摂取(4週間)による効果 アスタキサンチン−トコトリエノール配合物の調製方法 下記参考例1の方法によりソフトカプセルを常法に従っ
て、調製した。
【0021】1−1.試料(配合物)の調製 製造例1 ソフトカプセル アスタキサンチン5%含有ヘマトコッカス藻抽出物〔商
品名アスタリールオイル50F、富士化学工業(株)
製〕とトコトリエノール37.5%含有パーム油抽出物
(商品名トコミン50%、カロテック社製)を使用し、
1カプセル当たりアスタキサンチン2mg、トコトリエ
ノール45mgを含む下記組成のソフトカプセルを調製
した。
【0022】対照群に投与するための試料(プラセボ)
として、上記製造例1のソフトカプセルの調製において
アスタキサンチンとトコトリエノールの代わりに菜種油
を用いて、下記組成の菜種油のみのソフトカプセルを製
造した。
【0023】
【実施例】本発明を以下の実施例でより具体的に説明す
る。以下の実施例では、製造例1のアスタキサンチン2
mg+トコトリエノール45mgを含有するアスタキサ
ンチン−トコトリエノール配合剤を成人/1日/1錠で
投与した。比較のための対照品として試料(プラセボ)
を投与した。
【0024】1−2.試験対象 本試験参加に同意を得た乾燥肌で40歳前後の健常人女
性16名(M1〜M16)を対象に試験を行った。年齢
や体格、肌質、体質などすべての属性を考慮し、また事
前の肌計測後両グループが均一になるように試験群とプ
ラセボ群の2グループ(8名ずつ)に分けた。被験者の
属性を表1および表2に示す。なお、表1の試験群に
は、M1、M4、M5、M7、M10、M11、M1
3、M16、また表2のプラセボ群には、M2、M3、
M6、M8、M9、M12、M14、M15が属する。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】1−3.試験期間および試験方法 試験群には2002年1月15日よりアスタキサンチン
−トコトリエノール配合物を毎日夕方1錠摂取させた。
また、対照群には試料(プラセボ)を摂取させた。試験
期間は4週間。各試験項目の測定は、スタート時、2週
間後、4週間後の3回行った。すべてダブルブラインド
方式にて試験を実施した。
【0028】1−4.測定条件 洗顔後20℃、湿度65%に調整した環境試験室内で1
5分間座位安静の後測定を実施した。
【0029】1−5.測定項目
【0030】1−5−1.アンケート採取 肌状態および肌日記を後述するフジテレビ商品研究所モ
デルのアンケートによって行った。
【0031】1−5−2.美容専門家による視診触診 後述するフジテレビ商品研究所モデルにて行った。
【0032】1−5−3.水分量 電気伝導度型商品名SKICON−200(IBS社
製)を用いて右側の目尻、頬部を測定した。
【0033】1−5−4.皮脂量測定 透過光比率型セブメーターを用いて左側の額、頬部を測
定した。
【0034】1−5−5.皮膚拡大写真撮影 メディカルニッコール〔ニコン社製〕にて撮影した。
【0035】2.結果 2−1.自己申告による肌状態 スタート時を基準とした、2週間後および4週間後の自
己評価による肌状態の変化量を図1および図2に示し
た。
【0036】それぞれ8名の平均値では、試験群の方が
2週間後、4週間後ともすべての評価項目で良い傾向が
見られた。2週間後の「しみ・そばかす」、4週間後の
「にきび・ふきでもの」は統計的に有意な差が認められ
た。
【0037】2−2.美容専門家による視診触診 スタート時を基準とした、2週間後および4週間後の視
診・触診による肌状態の変化量を図3および図4に示し
た。
【0038】それぞれ8名の平均値において、試験群の
方が良い傾向が認められた項目は、2週間後では視診
「くま(有意差あり)」、「あぶらっぽさ」、「額・眉
間のしわ」、「目の下のたるみ」、触診「なめらかさ
(有意差あり)」、「しっとりさ」、「はりのよさ」で
あった。4週間後では視診「くま」、「あぶらっぽ
さ」、「つや」、「にきび・ふきでもの」、「きめ」、
「目の下のたるみ」、「口元のたるみ」、触診「なめら
かさ(有意差あり)」、「しっとりさ(有意差あ
り)」、「はりのよさ(有意差あり)」であった。
【0039】2−3.水分量 スタート時を基準とした、2週間後および4週間後の水
分量の変化を図5と6に示した。目尻の水分量は4週間
後に試験群がスタート時に比べて有意(p<0.05)
に上昇していた。頬部についても有意ではないがやや良
好な保湿効果が認められた。一方プラセボ群は、目尻、
頬部とも有意ではないが徐々に減少する傾向が見られ
た。また、4週間後の変化量について、試験群とプラセ
ボ群に有意差(p<0.05)が認められた。
【0040】2−4.皮脂量 スタート時を基準とした、2週間後および4週間後の皮
脂量の変化を図7および図8に示した。額および頬部と
も試験群において変化は見られなかった。一方プラセボ
群においては減少していた。試験実施時期から考慮する
と、試験群の方が肌状態が良い傾向にあると言える。
【0041】2−5.皮膚表面観察 シワの状態の改善が認められた例(M4およびM11)
の拡大写真を図9および図10に示した。全体的に試験
群の方が肌状態が良い傾向にあった。
【0042】強力な抗酸化作用を有するアスタキサンチ
ンとトコトリエノールの内用での皮膚に対する影響をダ
ブルブラインド方式による臨床試験により評価した。そ
の結果、肌水分量(目尻)、被験者の自己肌診断(シミ
・ソバカス、にきび・ふきでもの)、美容専門家による
視診・触診(クマ、なめらかさ、しっとりさ、はりのよ
さ)において有意な改善が認められた。これらの項目は
いずれも肌状態を示す重要な項目である。しかも、肌に
は悪い環境にある試験時期であったことも考慮すべきで
ある。
【0043】以上のことから、アスタキサンチンとトコ
トリエノールの併用投与により優れた美肌効果が確認さ
れた。
【0044】本研究により、アスタキサンチンとトコト
リエノールを併用した内用での美肌効果が確認された
が、既に報告しているアスタキサンチンの外用での美容
効果も考え合わせると、内用と外用によってさらなる美
肌効果が期待できる。
【0045】本発明の配合物は優れた美肌作用を有する
ので健康補助食品として有用である。配合食品は各種形
態で使用可能であり、例えば、食品分野で一般的に用い
られる担体と均一に混合して製造できる。具体的には、
シュークロース、ソルビトール、フラクトース等の糖
類、ポリエチレングリコール、プロピレングリコールな
どのグリコール類、ゴマ油、菜種油、オリーブ油、大豆
油などの油類、ストロベリー・フレーバー、ペッパーミ
ントなどのフレーバー類などを使用して製造できる。ま
た、散剤、丸剤、カプセル、錠剤の形態で、ラクトー
ス、グリコース、シュークロース、マニトールなどの賦
形剤、デンプン、アルギン酸ソーダなどの崩壊剤、マグ
ネシウムステアレート、タルクなどの滑沢剤、ポリビニ
ルアルコール、ヒドロキシプロピルセルロース、ゼラチ
ンなどの結合剤、脂肪酸エステルなどの表面活性剤、グ
リセリンなどの可塑剤を用いて製造できる。錠剤および
カプセルは摂取が容易であるので好ましい。
【0046】配合物の製造例 製造例2〜6 前記製造例1の調製方法と同様にして、アスタリールオ
イル50Fとトコミン50%を下記表の様に配合し、菜
種油で220mgとなるように調製後、ゼラチン、グリ
セリンからなるソフトカプセルを調製した。
【0047】
【表3】
【0048】アスタリールオイル50Fとトコミン50
%の組成を以下に示す。 アスタリールオイル50F アスタキサンチン(遊離型換算) 5% 植物性油脂 95% トコミン50% トコトリエノール 37.5% トコフェロール 12.5% パーム由来油脂 50%
【0049】製造例7 常法により次の組成により錠剤を作成する。 アスタキサンチン (遊離体に換算して) 2mg トコトリエノール (遊離体に換算して)20mg 乳糖 60mg バレイショデンプン 40mg ポリビニルアルコール 2mg ステアリン酸マグネシウム 1mg
【0050】
【発明の効果】本発明により、アスタキサンチン−トコ
トリエノール配合物を含有してなる経口用美肌用剤およ
び該美肌用剤を含有する食品を提供することができた。
本発明のアスタキサンチン−トコトリエノール配合物
は、摂取することにより、肌水分量(目尻)、シミ・ソ
バカス、にきび・ふきでもの、クマ、なめらかさ、しっ
とりさ、はりのよさを良好な状態に導き且つ維持するこ
とができる等、肌状態を良好に保つことができる。従っ
て美肌作用を有する健康補助食品として有用である。長
期のモニターテストにおける肌測定で、なお且つ今回の
ように実年齢・肌年齢同一の2群(テスト群とプラセボ
群)に分け、測定においても厳密なダブルブラインドで
行っているにもかかわらず、肌状態を示す多くの項目で
統計的な有意差が明らかになったことは、テスト品摂取
による美肌効果を確認することができたといえる。今回
有意差が認められた項目は、肌水分量(目尻)と、モニ
ターの自己肌診断(シミ・ソバカス、にきび・ふきでも
の)、美容専門家による視診・触診(クマ、なめらか
さ、しっとりさ、はりのよさ)であるが、これらの項目
はいずれも肌状態を示す重要な項目である。とくに、テ
スト前後の水分量の変化量、視診触診結果において確認
されたということは、テスト品であるアスタキサンチン
−トコトリエノール配合物に優れた美肌効果があること
を示している。また、“飲む化粧品”的なインナーコス
メというコンセプトは健康食品分野において注目されて
いる。本発明者らは、既に外用で有効なアスタキサンチ
ンとトコトリエノールが、内用でしかも組合せによって
皮膚に対志美肌作用を示すことを確認することができ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、スタート時を基準とした、自己申告に
よる肌状態の2週間後の変化を示すものである。図中の
項目名は、図の左端から順に、しっとり感、すべすべ
感、あぶらっぽさ、はりのよさ、つや、にきび・ふきで
もの、肌のくすみ、しみ・そばかす、赤み、額や眉間の
しわ、目尻の小じわ、眼の下たるみ、口元たるみ、化粧
のり、化粧もちおよび総合評価を示す。
【図2】図2は、スタート時を基準とした、自己申告に
よる肌状態の4週間後の変化を示すものである。図中の
項目名は、図1と同様である。
【図3】図3は、スタート時を基準とした、2週間後の
美容専門家による視診・触診の結果を示すものである。
図中の項目名は、図の左端から順に、視診肌色、しみ・
そばかす、肌のくすみ、くま、あぶらっぽい、つやが悪
い、にきび・ふきでもの、赤み、目尻のしわ、額・眉間
のしわ、きめ、眼の下たるみ、口元たるみ、触診なめら
かさ、しっとりさ、さらっとさ、はりのよさおよびかた
さを示す。
【図4】図4は、スタート時を基準とした、4週間後の
美容専門家による視診・触診の結果を示すものである。
図中の項目名は、図3と同様である。
【図5】図5は、目尻の水分量の変化を示す。目尻の水
分量は4週間後に試験群が有意に上昇していた。図中の
縦軸は変化量(μS)を示す。
【図6】図6は、頬部の水分量の変化を示す。頬部の水
分量については有意ではないがやや良好な保湿効果が認
められた。図中の縦軸は変化量(μS)を示す。
【図7】図7は、額部での皮脂量の変化を示すものであ
る。額は試験群について有意差はないが上昇していた。
一方プラセボ群においては減少していた。図中の縦軸は
変化量(皮脂レベル)を示す。
【図8】図8は、頬部での皮脂量の変化を示すものであ
る。図中の縦軸は変化量(皮脂レベル)を示す。
【図9】図9は、被験者(M4)の目尻の拡大写真を示
すものである。シワの改善が認められている。
【図10】図10は、被験者(M11)の目尻の拡大写
真を示すものである。シワの改善が認められている。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/48 A61K 7/48 31/122 31/122 A61P 17/16 A61P 17/16 Fターム(参考) 4B018 MD48 MD74 ME14 4C083 AA112 AA122 AC122 AC422 AC491 AC492 AD661 AD662 CC01 CC50 DD14 EE12 4C086 AA01 AA02 BA09 MA02 MA04 MA37 MA52 NA14 ZA89 4C206 AA01 AA02 CB25 MA02 MA04 MA57 MA72 ZA89

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アスタキサンチン−トコトリエノール配
    合物を有効成分とする経口用美肌用剤。
  2. 【請求項2】 配合物がアスタキサンチンの1〜5重量
    部とトコトリエノールの10〜100重量部からなる請
    求項1記載の経口用美肌用剤。
  3. 【請求項3】 アスタキサンチン−トコトリエノール配
    合物を有効成分とする経口用美肌用剤を含有する食品。
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