JP2003329984A - 累進屈折力レンズのインセット量計算方法および計算装置およびプログラム記録媒体 - Google Patents
累進屈折力レンズのインセット量計算方法および計算装置およびプログラム記録媒体Info
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Landscapes
- Eyeglasses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】累進屈折力レンズの近用部インセット量を、個
々の使用者に合わせて設定する際、従来の近似計算方法
では正しい値が得られなかった。 【解決手段】累進屈折力レンズの累進帯に沿った方向の
プリズム計算を行うことにより、近用インセット量を精
度良く計算できるようにした。
々の使用者に合わせて設定する際、従来の近似計算方法
では正しい値が得られなかった。 【解決手段】累進屈折力レンズの累進帯に沿った方向の
プリズム計算を行うことにより、近用インセット量を精
度良く計算できるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、累進屈折力レンズ
のインセット量計算方法および計算装置、さらにはプロ
グラム記録媒体に関する。
のインセット量計算方法および計算装置、さらにはプロ
グラム記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に累進屈折力レンズには、図3に
示すように、レンズの上方に有って遠くのものを見るた
めの遠用部領域1と、レンズの下方に有って近くのもの
を見るための近用部領域2と、遠用部領域1と近用部領
域2のとの中間に有って連続的に屈折力の変わる累進部
領域3と、側方部領域4、5とが存在する。さらに、レ
ンズのほぼ中央を通り、遠用部領域1、累進部領域3、
近用部領域2を貫いて、主注視線6が存在する。主注視
線6は最も良く視線が通過することが期待されるため、
レンズの収差が良く補正されている。
示すように、レンズの上方に有って遠くのものを見るた
めの遠用部領域1と、レンズの下方に有って近くのもの
を見るための近用部領域2と、遠用部領域1と近用部領
域2のとの中間に有って連続的に屈折力の変わる累進部
領域3と、側方部領域4、5とが存在する。さらに、レ
ンズのほぼ中央を通り、遠用部領域1、累進部領域3、
近用部領域2を貫いて、主注視線6が存在する。主注視
線6は最も良く視線が通過することが期待されるため、
レンズの収差が良く補正されている。
【0003】通常、近くの物体を見る場合には、人間の
眼は輻輳と呼ばれる眼球運動を生じ、遠くを見る場合よ
り視線が鼻側へと変位する。従って、累進屈折力レンズ
ではこの視線の変位量を考慮し、遠用部領域1より近用
部領域2を鼻側に変位させている。このとき、遠用部領
域1における主注視線6の水平位置と、近用部領域2に
おける主注視線6の水平位置との差を、以下ではインセ
ット量と呼ぶ。なお、近用部領域2が鼻側に変位した状
態をプラス符号のインセット量で表し、耳側に変位した
場合をマイナス符号のインセット量で表す。
眼は輻輳と呼ばれる眼球運動を生じ、遠くを見る場合よ
り視線が鼻側へと変位する。従って、累進屈折力レンズ
ではこの視線の変位量を考慮し、遠用部領域1より近用
部領域2を鼻側に変位させている。このとき、遠用部領
域1における主注視線6の水平位置と、近用部領域2に
おける主注視線6の水平位置との差を、以下ではインセ
ット量と呼ぶ。なお、近用部領域2が鼻側に変位した状
態をプラス符号のインセット量で表し、耳側に変位した
場合をマイナス符号のインセット量で表す。
【0004】従来の累進屈折力レンズでは、インセット
量は2.5〜3.0mm程度に設定されているが、古く
から眼鏡レンズの枠入れの基準として知られているドイ
ツのRAL−RG915には、遠用屈折力や加入屈折力
の他、近用作業距離、遠用PDなどによってインセット
量を調整するという概念が明示されている。
量は2.5〜3.0mm程度に設定されているが、古く
から眼鏡レンズの枠入れの基準として知られているドイ
ツのRAL−RG915には、遠用屈折力や加入屈折力
の他、近用作業距離、遠用PDなどによってインセット
量を調整するという概念が明示されている。
【0005】また、特開平11−305173号公報に
は、RAL−RG915と同様の考えを累進屈折力レン
ズに適用している。
は、RAL−RG915と同様の考えを累進屈折力レン
ズに適用している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】インセット量を遠用屈
折力や加入屈折力の他、近用作業距離、遠用PDなどに
よって計算する場合のポイントの一つは、近用部領域1
2におけるプリズム屈折力の水平成分をどのように決定
するかということである。つまり、近用部プリズムの水
平成分によって視線がどれくらい屈折させられるかによ
って、レンズ上の視線の通過位置が異なるからである。
特開平11−305173号公報では、遠用屈折力と加
入屈折力の和から近用屈折力を求め、これにインセット
量を掛けたものが近用プリズムの水平成分で有るとして
いる。しかしながら、この計算はかなり粗い近似計算で
あり、近用度数が大きくなると誤差が無視できなくな
る。
折力や加入屈折力の他、近用作業距離、遠用PDなどに
よって計算する場合のポイントの一つは、近用部領域1
2におけるプリズム屈折力の水平成分をどのように決定
するかということである。つまり、近用部プリズムの水
平成分によって視線がどれくらい屈折させられるかによ
って、レンズ上の視線の通過位置が異なるからである。
特開平11−305173号公報では、遠用屈折力と加
入屈折力の和から近用屈折力を求め、これにインセット
量を掛けたものが近用プリズムの水平成分で有るとして
いる。しかしながら、この計算はかなり粗い近似計算で
あり、近用度数が大きくなると誤差が無視できなくな
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】従来の荒い近似計算に替
わり、本件の累進屈折力レンズのインセット量計算方法
は累進屈折力レンズの近用インセット量を計算する方法
において、累進屈折力レンズの遠用部基準点と近用部基
準点を通る断面上の屈折力に基づき近用部プリズムを求
める手順を有することを特徴とする。
わり、本件の累進屈折力レンズのインセット量計算方法
は累進屈折力レンズの近用インセット量を計算する方法
において、累進屈折力レンズの遠用部基準点と近用部基
準点を通る断面上の屈折力に基づき近用部プリズムを求
める手順を有することを特徴とする。
【0008】さらに、近用部プリズムの水平成分を求め
る手順と、前記近用プリズムの水平成分に応じて視線の
屈折量を求める手順とを有することを特徴とする。
る手順と、前記近用プリズムの水平成分に応じて視線の
屈折量を求める手順とを有することを特徴とする。
【0009】上記の計算方法を実行するために、本件の
累進屈折力レンズのインセット量計算装置は、累進屈折
力レンズの装用者の個別装用状況データを入力する手段
と、累進屈折力レンズの遠用部基準点と近用部基準点を
通る断面上の屈折力変化に基づき近用部プリズムを求め
る演算手段とを有することを特徴とする。
累進屈折力レンズのインセット量計算装置は、累進屈折
力レンズの装用者の個別装用状況データを入力する手段
と、累進屈折力レンズの遠用部基準点と近用部基準点を
通る断面上の屈折力変化に基づき近用部プリズムを求め
る演算手段とを有することを特徴とする。
【0010】また、近用部プリズムの水平成分を求める
演算手段と、前記近用プリズムの水平成分に応じて視線
の屈折量を求める演算手段とを有することを特徴とす
る。
演算手段と、前記近用プリズムの水平成分に応じて視線
の屈折量を求める演算手段とを有することを特徴とす
る。
【0011】さらに、本件のコンピュータ読み取り可能
なプログラム記録媒体は累進屈折力レンズの遠用部基準
点と近用部基準点を通る断面上の屈折力変化に基づき近
用部プリズムを求める演算機能をコンピュータに実行さ
せるためのプログラムを記録されていることを特徴とす
る。
なプログラム記録媒体は累進屈折力レンズの遠用部基準
点と近用部基準点を通る断面上の屈折力変化に基づき近
用部プリズムを求める演算機能をコンピュータに実行さ
せるためのプログラムを記録されていることを特徴とす
る。
【0012】また、近用部プリズムの水平成分を求める
演算機能と、前記近用プリズムの水平成分に応じて視線
の屈折量を求める演算機能とをコンピュータに実行させ
るためのプログラムを記録されていることを特徴とす
る。
演算機能と、前記近用プリズムの水平成分に応じて視線
の屈折量を求める演算機能とをコンピュータに実行させ
るためのプログラムを記録されていることを特徴とす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明のインセット量計算
装置の構成を示す図である。情報入力装置11により、
遠用度数DF、加入屈折力ADD、近用物体距離OD、
遠用瞳孔間距離PDといった、累進屈折力レンズ装用者
の個別装用状況データを入力する。演算装置12はこれ
らの情報を元に、近用部のプリズム量を予測計算し、近
用物体を両眼視するために最も良い近用インセット量H
を算出する。近用インセット量Hを算出する手順は、プ
ログラム記録媒体14に記録されたプログラムにより指
示される。計算結果は記録装置13に記録された後、電
話回線やネットワークその他の手段によって、レンズ製
造場所に伝えられる。
装置の構成を示す図である。情報入力装置11により、
遠用度数DF、加入屈折力ADD、近用物体距離OD、
遠用瞳孔間距離PDといった、累進屈折力レンズ装用者
の個別装用状況データを入力する。演算装置12はこれ
らの情報を元に、近用部のプリズム量を予測計算し、近
用物体を両眼視するために最も良い近用インセット量H
を算出する。近用インセット量Hを算出する手順は、プ
ログラム記録媒体14に記録されたプログラムにより指
示される。計算結果は記録装置13に記録された後、電
話回線やネットワークその他の手段によって、レンズ製
造場所に伝えられる。
【0014】図2は、インセット量を決定する要因を説
明する図である。同図は、近用物体距離OD、遠用瞳孔
間距離PD、眼球回旋距離EP、及びインセット量Hの
関係を示す。また、レンズの要素として遠用度数DF、
加入屈折力ADDがある。このような図は特開平11−
305173号公報にも記載されているが、本件の大き
な違いは、図2のレンズ断面図が眼球の正面位置で、プ
リズムを伴っているように、凸面と凹面が非並行になっ
ている点である。単焦点レンズのように、レンズの光軸
付近での議論では眼球の正面で凸面と凹面とが並行であ
るという仮定は成り立つが、累進屈折力レンズの場合は
問題が生じる。
明する図である。同図は、近用物体距離OD、遠用瞳孔
間距離PD、眼球回旋距離EP、及びインセット量Hの
関係を示す。また、レンズの要素として遠用度数DF、
加入屈折力ADDがある。このような図は特開平11−
305173号公報にも記載されているが、本件の大き
な違いは、図2のレンズ断面図が眼球の正面位置で、プ
リズムを伴っているように、凸面と凹面が非並行になっ
ている点である。単焦点レンズのように、レンズの光軸
付近での議論では眼球の正面で凸面と凹面とが並行であ
るという仮定は成り立つが、累進屈折力レンズの場合は
問題が生じる。
【0015】図3は累進屈折力レンズの遠用部、累進
部、近用部のレイアウトを示すものである。インセット
量を考えるべき近用部は、レンズの中心から離れた位置
にあり、また、近用部の側方は複雑に度数が変化してい
るため、この位置でのレンズの水平断面の形状を特定す
ることは困難である。特開平11−305173号公報
のような近似を行った場合には、特に遠用度数や加入屈
折力が大きい場合に誤差が無視できなくなる。
部、近用部のレイアウトを示すものである。インセット
量を考えるべき近用部は、レンズの中心から離れた位置
にあり、また、近用部の側方は複雑に度数が変化してい
るため、この位置でのレンズの水平断面の形状を特定す
ることは困難である。特開平11−305173号公報
のような近似を行った場合には、特に遠用度数や加入屈
折力が大きい場合に誤差が無視できなくなる。
【0016】本発明では、累進帯に沿ったレンズ度数の
変化は、累進レンズ設計のパラメータの一つであり、レ
ンズによって一義的に決まっていることに注目し、より
正確にインセット量を計算する方法を提供する。図3の
遠用部基準点Dpと近用部基準点Npを結ぶ線上の屈折
力を、Dpからの距離lの関数としてf(l)と表す
と、レンズのプリズムを計算するプレンティスの公式の
拡張から、NpにおけるDp−Np方向のプリズムPn
は以下の式により求まる。
変化は、累進レンズ設計のパラメータの一つであり、レ
ンズによって一義的に決まっていることに注目し、より
正確にインセット量を計算する方法を提供する。図3の
遠用部基準点Dpと近用部基準点Npを結ぶ線上の屈折
力を、Dpからの距離lの関数としてf(l)と表す
と、レンズのプリズムを計算するプレンティスの公式の
拡張から、NpにおけるDp−Np方向のプリズムPn
は以下の式により求まる。
【0017】
【化1】
【0018】ここで、PwはDp−Np方向の遠用度数
成分である。また、LはDpからNpまでの距離であ
り、累進帯長と呼ぶ。[Δ]はプリズム屈折力の単位を
表す記号で、プリズムディオプトリと読む。関数f
(l)は累進レンズ設計パラメータの一つであるから、
レンズ製造者には既知であり、従って式(1)によるプ
リズムは容易に計算できる。
成分である。また、LはDpからNpまでの距離であ
り、累進帯長と呼ぶ。[Δ]はプリズム屈折力の単位を
表す記号で、プリズムディオプトリと読む。関数f
(l)は累進レンズ設計パラメータの一つであるから、
レンズ製造者には既知であり、従って式(1)によるプ
リズムは容易に計算できる。
【0019】式(1)によりDp−Np方向のプリズム
量は求まったが、インセットに寄与するのはこの内の水
平方向成分だけであるから、以下の式により水平方向プ
リズムPnxを求める。
量は求まったが、インセットに寄与するのはこの内の水
平方向成分だけであるから、以下の式により水平方向プ
リズムPnxを求める。
【0020】
【化2】
【0021】ここで、θはDp−Npの方向と、レンズ
の鉛直方向の成す角度である。
の鉛直方向の成す角度である。
【0022】以上で、任意の近用位置におけるプリズム
の水平成分が決まるので、この近用位置に眼球の視線を
向けたとき、プリズム作用によって視線が変位する量が
計算できる。この変位した視線が、近用物体距離ODを
通過しない場合は、近用部の位置を変えて再計算する。
の水平成分が決まるので、この近用位置に眼球の視線を
向けたとき、プリズム作用によって視線が変位する量が
計算できる。この変位した視線が、近用物体距離ODを
通過しない場合は、近用部の位置を変えて再計算する。
【0023】図4はこれらの計算手順を示したフローチ
ャートである。
ャートである。
【0024】以下では、簡単な例を用いて具体的な計算
例を示す。遠用度数DF=3.00(ディオプトリー:
以下ではDと表す)、加入屈折力ADD=2.00
(D)、DpからNpまでの屈折力がf(l)=(AD
D/L)・l+PWで表されるとする。遠用部は乱視屈
折力を持たないのでどの方向にも3.00(D)の屈折
力を有するから、Dp−Np方向の屈折力Pwも3.0
0(D)である。また、DpとNpの間の距離をL=
1.4(cm)とする。式(1)にこの関数f(l)を
代入すると、以下のようにNpにおけるDp−Np方向
のプリズム屈折力Pnが求まる。
例を示す。遠用度数DF=3.00(ディオプトリー:
以下ではDと表す)、加入屈折力ADD=2.00
(D)、DpからNpまでの屈折力がf(l)=(AD
D/L)・l+PWで表されるとする。遠用部は乱視屈
折力を持たないのでどの方向にも3.00(D)の屈折
力を有するから、Dp−Np方向の屈折力Pwも3.0
0(D)である。また、DpとNpの間の距離をL=
1.4(cm)とする。式(1)にこの関数f(l)を
代入すると、以下のようにNpにおけるDp−Np方向
のプリズム屈折力Pnが求まる。
【0025】
【化3】
【0026】プリズム屈折力の水平成分を求めるために
Dp−Npの角度θを求める必要があるが、インセット
量をHとするとθ=sin-1(H/L)で求まる。従っ
て、仮のインセット量をH=0.25(cm)とする
と、近用プリズム屈折力Pnの水平成分Pnxは以下の
様に計算される。
Dp−Npの角度θを求める必要があるが、インセット
量をHとするとθ=sin-1(H/L)で求まる。従っ
て、仮のインセット量をH=0.25(cm)とする
と、近用プリズム屈折力Pnの水平成分Pnxは以下の
様に計算される。
【0027】
【化4】
【0028】このように、仮のインセット量H=0.2
5(cm)に対して、近用プリズムの水平成分が求まっ
たので、レンズ通過後の視線の方向がどれくらいずれる
かは、一般的なプリズムによる屈折計算から求まる。さ
らにこの視線が顔の正面からどれくらいの距離で中心線
と交差するかも容易に計算できる。この交差点の位置
が、初めに指定された近用作業距離に合致すれば、この
レンズにおけるインセット量Hは0.25(cm)で良
いことになる。もし、視線が近用作業距離と合致しない
場合には仮のインセット量を増減させて、視線が近用作
業距離の点を通過するようなHを求めてやれば良い。
5(cm)に対して、近用プリズムの水平成分が求まっ
たので、レンズ通過後の視線の方向がどれくらいずれる
かは、一般的なプリズムによる屈折計算から求まる。さ
らにこの視線が顔の正面からどれくらいの距離で中心線
と交差するかも容易に計算できる。この交差点の位置
が、初めに指定された近用作業距離に合致すれば、この
レンズにおけるインセット量Hは0.25(cm)で良
いことになる。もし、視線が近用作業距離と合致しない
場合には仮のインセット量を増減させて、視線が近用作
業距離の点を通過するようなHを求めてやれば良い。
【0029】
【発明の効果】本発明の累進屈折力レンズのインセット
量計算方法は、近用部のプリズム計算を、従来の計算方
法に比べて精度良く行うことができる。
量計算方法は、近用部のプリズム計算を、従来の計算方
法に比べて精度良く行うことができる。
【0030】本発明の累進屈折力レンズのインセット量
計算方法は、コンピュータのプログラムにして20〜3
0行程度の非常に簡単な手順で実現することができる。
このため、記録媒体に記録して、眼鏡小売店などに有る
一般的なコンピュータで計算を行うことができ、小売店
から眼鏡レンズメーカーに発注する際に、個々のお客の
寸法に合わせて近用インセット量を設定することができ
る。
計算方法は、コンピュータのプログラムにして20〜3
0行程度の非常に簡単な手順で実現することができる。
このため、記録媒体に記録して、眼鏡小売店などに有る
一般的なコンピュータで計算を行うことができ、小売店
から眼鏡レンズメーカーに発注する際に、個々のお客の
寸法に合わせて近用インセット量を設定することができ
る。
【0031】さらに、この計算プログラムはファイルの
要領が非常に少ないので、インターネットなどのネット
ッワークを使って配布することもできる。このようにし
て配布されたプログラムを記録した場合、その記録媒体
も本発明に含まれる。
要領が非常に少ないので、インターネットなどのネット
ッワークを使って配布することもできる。このようにし
て配布されたプログラムを記録した場合、その記録媒体
も本発明に含まれる。
【図1】本発明のインセット量計算装置の構成を示す概
念図。
念図。
【図2】インセット量を決定する要因を示す図。
【図3】累進屈折力レンズのレイアウトを示す図。
【図4】計算手順を示したフローを示す図。
1 遠用部領域
2 近用部領域
3 累進部領域
4、5 側方部領域
6 主注視線
11 情報入力装置
12 演算装置
13 記録装置
14 プログラム記憶媒体
OD 近用作業距離
EP レンズ後面から眼球回旋中心までの距離
H 近用部のインセット量
PD 遠方視時の瞳孔間距離
DF 遠用度数
ADD 加入屈折力
Dp 遠用部基準点
Np 近用部基準点
L DpとNpの距離
θ Dp−Np方向の角度
Claims (6)
- 【請求項1】 累進屈折力レンズの近用インセット量を
計算する方法において、累進屈折力レンズの遠用部基準
点と近用部基準点を通る断面上の屈折力に基づき近用部
プリズムを求める手順を有することを特徴とする累進屈
折力レンズのインセット量計算方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載のインセット量計算方法
において、近用部プリズムの水平成分を求める手順と、
前記近用プリズムの水平成分に応じて視線の屈折量を求
める手順とを有することを特徴とする累進屈折力レンズ
のインセット量計算方法。 - 【請求項3】 累進屈折力レンズの装用者の個別装用状
況データを入力する手段と、累進屈折力レンズの遠用部
基準点と近用部基準点を通る断面上の屈折力変化に基づ
き近用部プリズムを求める演算手段とを有することを特
徴とする累進屈折力レンズのインセット量計算装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載のインセット量計算装置
において、近用部プリズムの水平成分を求める演算手段
と、前記近用プリズムの水平成分に応じて視線の屈折量
を求める演算手段とを有することを特徴とする累進屈折
力レンズのインセット量計算装置。 - 【請求項5】 累進屈折力レンズの遠用部基準点と近用
部基準点を通る断面上の屈折力変化に基づき近用部プリ
ズムを求める演算機能をコンピュータに実行させるため
のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なプ
ログラム記録媒体。 - 【請求項6】 請求項5に記載のプログラム記録媒体に
おいて、近用部プリズムの水平成分を求める演算機能
と、前記近用プリズムの水平成分に応じて視線の屈折量
を求める演算機能とをコンピュータに実行させるための
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なプロ
グラム記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002137605A JP2003329984A (ja) | 2002-05-13 | 2002-05-13 | 累進屈折力レンズのインセット量計算方法および計算装置およびプログラム記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002137605A JP2003329984A (ja) | 2002-05-13 | 2002-05-13 | 累進屈折力レンズのインセット量計算方法および計算装置およびプログラム記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003329984A true JP2003329984A (ja) | 2003-11-19 |
Family
ID=29699310
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002137605A Withdrawn JP2003329984A (ja) | 2002-05-13 | 2002-05-13 | 累進屈折力レンズのインセット量計算方法および計算装置およびプログラム記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003329984A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1701201A1 (en) | 2005-03-09 | 2006-09-13 | Seiko Epson Corporation | Method of designing progressive power lens group |
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-
2002
- 2002-05-13 JP JP2002137605A patent/JP2003329984A/ja not_active Withdrawn
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