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JP2003313167A - 新規複素環誘導体 - Google Patents

新規複素環誘導体

Info

Publication number
JP2003313167A
JP2003313167A JP2002124873A JP2002124873A JP2003313167A JP 2003313167 A JP2003313167 A JP 2003313167A JP 2002124873 A JP2002124873 A JP 2002124873A JP 2002124873 A JP2002124873 A JP 2002124873A JP 2003313167 A JP2003313167 A JP 2003313167A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
substituent
group
dimethoxybenzoyl
salt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002124873A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Kakihana
満 垣花
Kaneyoshi Katou
金芳 加藤
Masaaki Mori
森  正明
Toshiro Yamashita
敏郎 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Priority to JP2002124873A priority Critical patent/JP2003313167A/ja
Publication of JP2003313167A publication Critical patent/JP2003313167A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Quinoline Compounds (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 神経変性疾患さらに脳血管障害時の神経細胞
障害の治療に有効な、可溶性ベ−タ・アミロイド前駆蛋
白質分泌促進剤の提供。 【解決手段】 本発明では、式(I) 【化1】 [式中、R1およびR2は、水素原子または低級アルキル
基等、Ar1およびB環は置換基を有していてもよい芳
香族基、A環は置換基を有していてもよいベンゼン環、
C環はさらに置換基を有していてもよい環を縮合してい
てもよく、置換基を有していてもよい4〜8員環、Xは
CHまたはN、YはCHまたはNを示す。]で表される
新規な化合物若しくはその塩またはそのプロドラッグに
より、上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬、特にアルツ
ハイマー病、パーキンソン病、ダウン症、筋萎縮性側索
硬化症、プリオン病(クロイツフェルト-ヤコブ病)、
ハンチントン舞踏病、ニューロパチー(好ましくは、糖
尿病性ニューロパチー等)等の神経変性疾患さらに脳血
管障害時の神経細胞障害の治療に有効な、可溶性ベータ
・アミロイド前駆蛋白質分泌促進剤、およびアポトーシ
ス阻害剤に関する。
【0002】
【従来の技術】神経変性疾患であるアルツハイマー病や
パーキンソン病などにおける神経細胞死を抑制し、病気
の進行を食い止める薬剤は開発されていない。アルツハ
イマー病は、神経細胞変性・脱落と共に、老人斑の形成
および神経原線維変化を特徴とする疾患である。本疾患
の最も特徴的な脳病理像である老人斑はベータ・アミロ
イド前駆蛋白質(βamyloid precursor protein、以下
βAPPと略すこともある)の代謝産物であるベータ・ア
ミロイド蛋白(以下Aβと略すこともある)が細胞外に
沈着した物である(Biochem. Biophys. Res. Commun.
122, 1131 (1984); Proc. Natl. Acad. Sci. USA. 82,
4245 (1985); J. Neurochem. 46, 1820 (1986); Neuron
6, 487 (1991))。アミノ酸40あるいは42個からなるA
βは、神経細胞に対して毒性を示すこと(Science 250,
279 (1990); Brain Res. 563, 311 (1991); J. Neurosc
i. 12, 376 (1992))、神経原線維変化を惹起する(Proc.
Natl. Acad. Sci. USA. 90, 7789-7793 (1993))ことが
知られている。βAPPはAβへ代謝されるだけではなく、
Aβが生成されない様にも代謝され、代謝産物である可
溶性ベータ・アミロイド前駆蛋白質(soluble APP、sAPP
と略する時もある)は細胞外へ分泌される(Science 24
8, 492 (1990);Science 248, 1122(1990))。このsAPPが
神経栄養因子作用、すなわち神経線維の伸長を促進した
り、神経細胞死を抑制することが、初代培養神経細胞あ
るいは神経芽細胞腫PC12細胞などを用いて数多く報告さ
れている(Neuron 9, 129 (1992); Neuron 10, 243(199
3); Physiol. Rev. 77, 1081 (1997))。アルツハイマー
病患者の脳脊髄液中のsAPP量が低下していることも報告
されている(Lancet 340, 453 (1992); Ann. Neurol. 3
2, 215 (1992); Proc. Natl. Acad. Sci. USA 89, 2551
(1992); Alzheimer Disease and Associated Disorder
s 11, 201 (1997))ことから、アルツハイマー病ではβ
APPの代謝がsAPPではなくAβの産生へ傾いていること、
すなわち細胞毒であるAβの増加と細胞外への蓄積、神
経栄養因子であるsAPPの低下が病気の発症に極めて重要
な働きをしていることが推察される。従って、神経系組
織においてsAPP産生・分泌量を増大させる化合物は、sA
PPの神経栄養因子作用を介して、種々の原因による神経
細胞の損傷を軽減したり神経細胞死を抑制することか
ら、種々の神経変性疾患の予防治療薬として期待されて
いると同時に、神経毒のAβの産生を抑制することも可
能であり、特に、アルツハイマー病の予防治療薬として
期待されている(J. Biol. Chem. 268, 22959 (1993); A
nn. New York Acad. Sci.777, 175 (1997))。実際に、
蛋白リン酸化酵素C(protein kinase C, PKCと略する
こともある)の活性化剤、ホルボールエステルは強力な
sAPP 分泌促進作用のみならずAβの産生・分泌を抑制す
ることが知られている(Proc. Natl. Acad. Sci. USA.
87, 6003 (1990); Proc. Natl. Acad. Sci. USA. 90, 9
195 (1993); J. Neurochem. 61, 2326 (1993); J. Bio
l. Chem. 269, 8376 (1994))。そこで、各種細胞や脳
組織切片を用いて、sAPPを増加させる方策が試みられて
いる。例えば、上記ホルボールエステル以外にも、M1
ムスカリニックリセプタ-アゴニスト (Science 258, 30
4 (1992); Proc. Natl. Acad. Sci. USA. 89, 10075 (1
992); J. Neurosci. 15, 7442 (1995))、グルタミン酸
アゴニスト(Proc.Natl. Acad. Sci. USA. 92, 8083 (19
95)、さらにセロトニンアゴニスト(J. Biol. Chem. 23,
4188 (1996)などによるsAPP分泌促進作用が報告されて
おり、各アゴニストが各々のレセプターを介してPKCや
チロシンリン酸化酵素(tyrosine kinase)あるいはリン
脂質分解酵素A2(phospholipase A2)を活性化することに
よると考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような観点から、
上記化合物に代わりうるsAPP分泌促進剤を発掘すること
が期待されていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を行い、式(I)
【化20】 [式中、R1およびR2はそれぞれ同一または異なって、
水素原子、置換基を有していてもよい低級アルキル基ま
たは置換基を有していてもよいヒドロキシ基を示すか、
1およびR2は結合し隣接する炭素原子とともに4ない
し7員環を形成し、Ar1は置換基を有していてもよい
芳香族基を示し、A環は置換基を有していてもよいベン
ゼン環を示し、B環は置換基を有していてもよい芳香環
を示し、C環はさらに置換基を有していてもよい環を縮
合していてもよく、置換基を有していてもよい4〜8員
環を示し、XはCHまたはNを示し、 は、単結合又は二重結合を示し、前記結合が単結合の場
合には、YはCHまたはNを示し、二重結合の場合に
は、YはCを示す。]で表される新規な化合物若しくは
その塩またはそのプロドラッグが、予想外にも可溶性ベ
ータ・アミロイド前駆蛋白質分泌促進作用を有すること
を見出し、これらの化合物等が、優れたアポトーシス阻
害作用、神経機能障害改善作用を有することを見出し
た。さらに、本発明者らは該化合物等がこれらの作用に
より、アルツハイマー病、パーキンソン病、プリオン病
またはニューロパチー(好ましくは、糖尿病性ニューロ
パチー等)等の神経変性疾患、老年性痴呆、脳血管性痴
呆、脳血管障害時の神経細胞障害の予防・治療剤として
有用であることをも見出し、これらの知見に基づき本発
明を完成した。
【0005】即ち、本発明は、(1)式(I)
【化21】 [式中、R1およびR2はそれぞれ同一または異なって、
水素原子、置換基を有していてもよい低級アルキル基ま
たは置換基を有していてもよいヒドロキシ基を示すか、
1およびR2は結合し隣接する炭素原子とともに4ない
し7員環を形成し、Ar1は置換基を有していてもよい
芳香族基を示し、A環は置換基を有していてもよいベン
ゼン環を示し、B環は置換基を有していてもよい芳香環
を示し、C環はさらに置換基を有していてもよい環を縮
合していてもよく、置換基を有していてもよい4〜8員
環を示し、XはCHまたはNを示し、 は、単結合又は二重結合を示し、前記結合が単結合の場
合には、YはCHまたはNを示し、二重結合の場合に
は、YはCを示す。]で表される化合物もしくはその塩
またはそのプロドラッグ、(2)式(I’)
【化22】 [式中、R1およびR2はそれぞれ同一または異なって、
水素原子または置換基を有していてもよい低級アルキル
基を示すか、R1およびR2は結合し隣接する炭素原子と
ともに4ないし7員環を形成し、Ar1は置換基を有し
ていてもよい芳香族基を示し、A環は置換基を有してい
てもよいベンゼン環を示し、B環は置換基を有していて
もよい芳香環を示し、C環は置換基を有していてもよい
4〜8員環を示し、XはCHまたはNを示し、YはCH
またはNを示す。]で表される化合物もしくはその塩ま
たはそのプロドラッグ、(3)式
【化23】 [式中、B環、C環、Xは上記(1)記載と同意義を示
す。]で表される部分構造が、式
【化24】 [式中、R3は水素原子、ハロゲン原子、置換基を有し
ていてもよい低級アルキル基または置換基を有していて
もよい低級アルコキシ基を示し、B’環は置換基を有し
ていてもよいベンゼン環を示し、XはCHまたはNを示
し、Zは酸素原子、硫黄原子、CR45、NR6または
【化25】 (R4、R5、R6、R7はそれぞれ同一または異なって、
水素原子または置換基を有していてもよい低級アルキル
基を示す。)を示し、mは0ないし1を示し、nは1〜
4の整数を示す。]である上記(1)記載の化合物もし
くはその塩またはそのプロドラッグ、(4)C環が、B
環のほかにさらに単環が縮合している環である上記
(1)記載の化合物もしくはその塩またはそのプロドラ
ッグ、(5)R1が水素原子である上記(1)記載の化
合物もしくはその塩またはそのプロドラッグ、(6)R
1がヒドロキシ基、置換基を有していてもよいアルコキ
シ基または置換基を有していてもよいアシルオキシ基で
ある上記(1)記載の化合物もしくはその塩またはその
プロドラッグ、(7)R2が水素原子または置換基を有
していてもよい低級アルキル基である上記(1)記載の
化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグ、(8)
Ar1が置換基を有していてもよい単環式芳香族基であ
る上記(1)記載の化合物もしくはその塩またはそのプ
ロドラッグ、(9)Ar1がそれぞれ置換基を有してい
てもよいフェニル基、フリル基、チエニル基またはピリ
ジル基である上記(1)記載の化合物もしくはその塩ま
たはそのプロドラッグ、(10)A環が無置換のベンゼ
ン環である上記(1)記載の化合物もしくはその塩また
はそのプロドラッグ、(11)X及びYの少なくともい
ずれか一方がNである上記(1)記載の化合物もしくは
その塩またはそのプロドラッグ、(12)XがNであ
り、YがCである上記(1)記載の化合物もしくはその
塩またはそのプロドラッグ、(13)R1が水素原子、
アルキルオキシ基またはアシルオキシ基であり、R2
水素原子または置換基を有していてもよい低級アルキル
基であり、Ar1が置換基を有していてもよいフェニル
基、置換基を有していてもよいフリル基、置換基を有し
ていてもよいチエニル基または置換基を有していてもよ
いピリジル基であり、A環が無置換のベンゼン環であ
り、B環が置換されていてもよいベンゼン環であり、C
環が無置換のベンゼン環が縮合していてもよく、置換基
を有していてもよい窒素含有5〜7員複素環であり、X
がNであり、YがCHである上記(1)記載の化合物も
しくはその塩またはそのプロドラッグ、(14)R1
水素原子またはアシルオキシ基であり、R2が無置換の
1-6アルキル基であり、Ar1がハロゲン化されていて
もよいC1-6アルコキシ基で置換されていてもよいフェ
ニル基であり、A環が無置換のベンゼン環であり、B環
が無置換のベンゼン環であり、C環がテトラヒドロピロ
ール、ヘキサヒドロピリジン、ヘキサヒドロピラジン、
テトラヒドロ−1,4−オキサジン、テトラヒドロ−
1,4−チアジン、ペルヒドロアゼピンまたはピロール
であり、XがNであり、YがCHである上記(1)記載
の化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグ、(1
5)(−)-2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-
メチル-4-(1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)- 1,
2,3,4-テトラヒドロキノリン、(−)-2,4-シス-4-(3,4-
ジヒドロ-2H-1,4-ベンズオキサジン-4-イル)-1-(3,4-ジ
メトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロ
キノリン、2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-
メチル-4-(1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)- 1,
2,3,4-テトラヒドロキノリン、2,3-トランス-2,4-シス-
3-アセトキシ-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル
-4-(1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)- 1,2,3,4-
テトラヒドロキノリン、2,4-シス-4-(3,4-ジヒドロ-2H-
1,4-ベンゾチアジン-4-イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾ
イル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン、2,4-
シス-4-(1-ベンジル-1,2,3,4-テトラヒドロキノキサリ
ン-4-イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)- 2-メチル-
1,2,3,4-テトラヒドロキノリン、2,4-シス-1-(3,4-ジメ
トキシベンゾイル)-2-メチル-4-(2,3,4,5-テトラヒドロ
-1H-1-ベンズアゼピニル)- 1,2,3,4-テトラヒドロキノ
リン、2,3-トランス-2,4-シス-3-{[(ベンジルアミノ)
カルボニル]オキシ}-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2
-メチル-4-(2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-1-ベンズアゼピ
ニル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン、2,4-シス-4-(9H
-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メ
チル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン、(−)-2,4-シス-4
-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-
2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン、または2-ブ
チル-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾ
イル)-1,2-ジヒドロキノリンもしくはそれらの塩または
それらのプロドラッグである上記(1)記載の化合物、
(16)式(I)中、2位と4位の立体配置がシス体の
(−)体である上記(1)記載の化合物もしくはその塩
またはそのプロドラッグ、
【0006】(17)式
【化26】 [式中、R1およびR2はそれぞれ同一または異なって、
水素原子、置換基を有していてもよい低級アルキル基ま
たは置換基を有していてもよいヒドロキシ基を示すか、
1およびR2は結合し隣接する炭素原子とともに4ない
し7員環を形成し、Ar1は置換基を有していてもよい
芳香族基を示し、A環は置換基を有していてもよいベン
ゼン環を示し、Q1は反応性置換基を示す。]で表され
る化合物またはその塩を、式
【化27】 [式中、B環は置換基を有していてもよい芳香環を示
し、C環はさらに置換基を有していてもよい環を縮合し
ていてもよく、置換基を有していてもよい4〜8員環を
示す。]で表される化合物またはその塩と反応させるこ
とを特徴とする、式
【化28】 [式中、R1、R2、Ar1、A環、B環およびC環は上
記と同意義を示す。]で表される化合物もしくはその塩
またはそのプロドラッグの製造方法、(18)式
【化29】 [式中、R1およびR2はそれぞれ同一または異なって、
水素原子、置換基を有していてもよい低級アルキル基ま
たは置換基を有していてもよいヒドロキシ基を示すか、
1およびR2は結合し隣接する炭素原子とともに4ない
し7員環を形成し、Ar1は置換基を有していてもよい
芳香族基を示し、A環は置換基を有していてもよいベン
ゼン環を示す。]で表される化合物またはその塩を、式
【化30】 [式中、Q2は反応性置換基を示し、B環は置換基を有
していてもよい芳香環を示し、C環はさらに置換基を有
していてもよい環を縮合していてもよく、置換基を有し
ていてもよい4〜8員環を示す。]で表される化合物ま
たはその塩と反応させることを特徴とする、式
【化31】 [式中、R1、R2、Ar1、A環、B環およびC環は上
記と同意義を示す。]で表される化合物もしくはその塩
またはそのプロドラッグの製造方法、(19)式
【化32】 [式中、R2は水素原子、置換基を有していてもよい低
級アルキル基または置換基を有していてもよいヒドロキ
シ基を示し、Ar1は置換基を有していてもよい芳香族
基を示し、A環は置換基を有していてもよいベンゼン環
を示す。]で表される化合物またはその塩を、式
【化33】 [式中、B環は置換基を有していてもよい芳香環を示
し、C環はさらに置換基を有していてもよい環を縮合し
ていてもよく、置換基を有していてもよい4〜8員環を
示す。]で表される化合物またはその塩と反応させ、式
【化34】 [式中、R2、Ar1、A環、B環およびC環は上記と同
意義を示す。]で表される化合物またはその塩を製造
し、必要により、さらに上記式中のヒドロキシ基を、R
1[R1は、水素原子、置換基を有していてもよい低級ア
ルキル基または置換基を有していてもよいヒドロキシ基
を示す。]で表される基に置換することを特徴とする、
【化35】 [式中、R1、R2、Ar1、A環、B環およびC環は上
記と同意義を示す。]で表される化合物もしくはその塩
またはそのプロドラッグの製造方法、(20)式
【化36】 [式中、R1およびR2はそれぞれ同一または異なって、
水素原子、置換基を有していてもよい低級アルキル基ま
たは置換基を有していてもよいヒドロキシ基を示すか、
1およびR2は結合し隣接する炭素原子とともに4ない
し7員環を形成し、A環は置換基を有していてもよいベ
ンゼン環を示し、B環は置換基を有していてもよい芳香
環を示し、C環はさらに置換基を有していてもよい環を
縮合していてもよく、置換基を有していてもよい4〜8
員環を示す。]で表される化合物またはその塩を、式A
1COOH[式中、Ar1は置換基を有していてもよい
芳香族基を示す。]で表される化合物またはその塩と反
応させることを特徴とする、式
【化37】 [式中、R1、R2、Ar1、A環、B環およびC環は上
記と同意義を示す。]で表される化合物もしくはその塩
またはそのプロドラッグの製造方法、(21)式
【化38】 [式中、R2は水素原子、置換基を有していてもよい低
級アルキル基または置換基を有していてもよいヒドロキ
シ基を示し、Ar1は置換基を有していてもよい芳香族
基を示し、A環は置換基を有していてもよいベンゼン環
を示し、B環は置換基を有していてもよい芳香環を示
し、C環はさらに置換基を有していてもよい環を縮合し
ていてもよく、置換基を有していてもよい4〜8員環を
示す。]で表される化合物またはその塩を、塩基と反応
させることを特徴とする、式
【化39】 [式中、R2、Ar1、A環、B環およびC環は上記と同
意義を示し、R1は水素原子を示す。]で表される化合
物もしくはその塩またはそのプロドラッグの製造方法 (22)上記(1)記載の化合物もしくはその塩または
そのプロドラッグを含有してなる医薬組成物、(23)
可溶性ベータ・アミロイド前駆蛋白質分泌促進剤および
/またはアポトーシス阻害剤である上記(22)記載の
医薬組成物、(24)アルツハイマー病、パーキンソン
病、ニューロパチー、老年性痴呆、脳血管障害時の神経
細胞障害または脳血管性痴呆の予防および/または治療
剤である上記(22)記載の医薬組成物、(25)ヒト
またはその他の哺乳動物に対して、上記(1)記載の化
合物もしくはその塩またはそのプロドラッグを含有して
なる可溶性ベータ・アミロイド前駆蛋白質分泌促進剤お
よび/またはアポトーシス阻害剤である医薬組成物を有
効量投与することを特徴とする治療方法、(26)ヒト
またはその他の哺乳動物に対して、上記(1)記載の化
合物もしくはその塩またはそのプロドラッグを含有して
なる医薬組成物を有効量投与することを特徴とする神経
変性疾患または神経細胞障害の予防および/または治療
方法、(27)ヒトまたはその他の哺乳動物に対して、
上記(1)記載の化合物もしくはその塩またはそのプロ
ドラッグを含有してなるアルツハイマー病、パーキンソ
ン病、ニューロパチー、老年性痴呆、脳血管障害時の神
経細胞障害または脳血管性痴呆の予防および/または治
療剤である医薬組成物を有効量投与することを特徴とす
る治療方法、(28)可溶性ベータ・アミロイド前駆蛋
白質分泌促進剤および/またはアポトーシス阻害剤であ
る医薬組成物を製造するための上記(1)記載の化合物
もしくはその塩またはそのプロドラッグの使用、(2
9)神経変性疾患または神経細胞障害の予防および/ま
たは治療剤である医薬組成物を製造するための上記
(1)記載の化合物もしくはその塩またはそのプロドラ
ッグの使用、(30)アルツハイマー病、パーキンソン
病、ニューロパチー、老年性痴呆、脳血管障害時の神経
細胞障害または脳血管性痴呆の予防および/または治療
剤である医薬組成物を製造するための上記(1)記載の
化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグの使用等
に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】R1およびR2で示される「置換基
を有していてもよい低級アルキル基」の「低級アルキル
基」としては、例えば、C1-6アルキル(例、メチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチ
ル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘ
キシルなど)などが挙げられる。好ましくはメチル、エ
チル、プロピルである。
【0008】上記式中、R1およびR2で示される「置換
基を有していてもよい低級アルキル基」の「置換基」と
しては、例えば、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、C1-6アルキル−
6-10アリール−C2-6アルケニル(例、メチルフェニ
ルエテニルなど)、C1-6アルキル−カルバモイル−C2
-6アルケニル(例、プロピルカルバモイルペンテニルな
ど)、ハロゲン化されていてもよいC3-6シクロアルキ
ル、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルコキシ、ハ
ロゲン化されていてもよいC1-6アルキルチオ、ヒドロ
キシ、置換基を有していてもよいC6-10アリールオキ
シ、C6-10アリール−C7-16アラルキルオキシ(例、フ
ェニルベンジルオキシなど)、アミノ、モノ−C1-6
ルキルアミノ(例、メチルアミノ、エチルアミノ、プロ
ピルアミノ、イソプロピルアミノ、ブチルアミノな
ど)、ジ−C1-6アルキルアミノ(例、ジメチルアミ
ノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジブチルアミ
ノ、エチルメチルアミノなど)、置換基を有していても
よい5ないし7員飽和環状アミノ、アシル、アシルアミ
ノ、アシルオキシ、置換基を有していてもよいC6-10
リール、C6-10アリール−C1-6アルキルオキシ(例、
フェニルメチルオキシ)、置換基を有していてもよいシ
リルオキシなどが挙げられ、なかでもハロゲン原子、ハ
ロゲン化されていてもよいC1-6アルコキシ、ハロゲン
化されていてもよいC1-6アルキルチオ、ヒドロキシ、
置換基を有していてもよいC6-10アリールオキシ、アシ
ル、アシルオキシ、モノ−C1-6アルキルアミノ、ジ−
1-6アルキルアミノ、アミノ、アシルアミノ、C6-10
アリール、C6-10アリール−C1-6アルキルオキシなど
が好ましい。
【0009】R1およびR2で表わされる「置換基を有し
ていてもよい低級アルキル基」の「低級アルキル基」
は、例えば、上記置換基を、低級アルキル基の置換可能
な位置に1ないし13個、好ましくは1ないし5個有し
ていてもよく、置換基数が2個以上の場合、各置換基は
同一または異なっていてもよい。
【0010】本明細書中、「ハロゲン化されていてもよ
いC3-6シクロアルキル」としては、例えば、1ないし
5個、好ましくは1ないし3個のハロゲン原子(例、フ
ッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)を有していてもよいC
3-6シクロアルキル(例、シクロプロピル、シクロブチ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシルなど)などが挙げ
られる。具体例としては、シクロプロピル、シクロブチ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシル、4,4−ジクロ
ロシクロヘキシル、2,2,3,3−テトラフルオロシ
クロペンチル、4−クロロシクロヘキシルなどが挙げら
れる。本明細書中、「ハロゲン化されていてもよいC
1-6アルコキシ」としては、例えば、1ないし5個、好
ましくは1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素など)を有していてもよいC1-6アル
コキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキ
シ、ペンチルオキシなど)などが挙げられる。具体例と
しては、例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリ
フルオロメトキシ、エトキシ、2,2,2−トリフルオ
ロエトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、
4,4,4−トリフルオロブトキシ、イソブトキシ、s
ec−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシなど
が挙げられる。本明細書中、「ハロゲン化されていても
よいC1-6アルキルチオ」としては、例えば、1ないし
5個、好ましくは1ないし3個のハロゲン原子(例、フ
ッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)を有していてもよいC
1-6アルキルチオ(例、メチルチオ、エチルチオ、プロ
ピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、sec−ブ
チルチオ、tert−ブチルチオなど)などが挙げられ
る。具体例としては、メチルチオ、ジフルオロメチルチ
オ、トリフルオロメチルチオ、エチルチオ、プロピルチ
オ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、4,4,4−トリ
フルオロブチルチオ、ペンチルチオ、ヘキシルチオなど
が挙げられる。
【0011】前記「置換基を有していてもよいC6-10
リールオキシ」の「C6-10アリールオキシ」としては、
例えば、フェニルオキシ、ナフチルオキシなどが挙げら
れる。「置換基を有していてもよいC6-10アリールオキ
シ」の「置換基」としては、それぞれ、例えば、ハロゲ
ン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、C
1-3アルキレンジオキシ(例、メチレンジオキシ、エチ
レンジオキシなど)、ニトロ、シアノ、ハロゲン化され
ていてもよいC1-6アルキル、ハロゲン化されていても
よいC3-6シクロアルキル、ハロゲン化されていてもよ
いC1-6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1-6
アルキルチオ、ヒドロキシ、アミノ、モノ−C1-6アル
キルアミノ(例、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピ
ルアミノ、イソプロピルアミノ、ブチルアミノなど)、
ジ−C1-6アルキルアミノ(例、ジメチルアミノ、ジエ
チルアミノ、ジプロピルアミノ、ジブチルアミノ、エチ
ルメチルアミノなど)、ホルミル、カルボキシ、カルバ
モイル、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル−
カルボニル、C1-6アルコキシ−カルボニル(例、メト
キシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカル
ボニル、tert−ブトキシカルボニルなど)、モノ−
1-6アルキル−カルバモイル(例、メチルカルバモイ
ル、エチルカルバモイルなど)、ジ−C1-6アルキル−
カルバモイル(例、ジメチルカルバモイル、ジエチルカ
ルバモイル、エチルメチルカルバモイルなど)、ハロゲ
ン化されていてもよいC1-6アルキルスルホニル、ホル
ミルアミノ、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキ
ル−カルボキサミド、C1-6アルコキシ−カルボキサミ
ド(例、メトキシカルボキサミド、エトキシカルボキサ
ミド、プロポキシカルボキサミド、ブトキシカルボキサ
ミドなど)、C1-6アルキルスルホニルアミノ(例、メ
チルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノな
ど)、C1-6アルキル−カルボニルオキシ(例、アセト
キシ、プロパノイルオキシなど)、C1-6アルコキシ−
カルボニルオキシ(例、メトキシカルボニルオキシ、エ
トキシカルボニルオキシ、プロポキシカルボニルオキ
シ、ブトキシカルボニルオキシなど)、モノ−C1-6
ルキル−カルバモイルオキシ(例、メチルカルバモイル
オキシ、エチルカルバモイルオキシなど)、ジ−C1-6
アルキル−カルバモイルオキシ(例、ジメチルカルバモ
イルオキシ、ジエチルカルバモイルオキシなど)などが
1ないし5個挙げられる。
【0012】本明細書中、「ハロゲン化されていてもよ
いC1-6アルキル」としては、例えば、1ないし5個、
好ましくは1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、
塩素、臭素、ヨウ素など)を有していてもよいC1-6
ルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−
ブチル、ペンチル、ヘキシルなど)が挙げられる。具体
例としては、メチル、クロロメチル、ジフルオロメチ
ル、トリクロロメチル、トリフルオロメチル、エチル、
2−ブロモエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、
ペンタフルオロエチル、プロピル、3,3,3−トリフ
ルオロプロピル、イソプロピル、ブチル、4,4,4−
トリフルオロブチル、イソブチル、sec−ブチル、t
ert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチ
ル、5,5,5−トリフルオロペンチル、ヘキシル、
6,6,6−トリフルオロヘキシルなどが挙げられる。
本明細書中、「ハロゲン化されていてもよいC1-6アル
キル−カルボニル」としては、例えば、1ないし5個、
好ましくは1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、
塩素、臭素、ヨウ素など)を有していてもよいC1-6
ルキル−カルボニル(例、アセチル、プロパノイル、ブ
タノイル、ペンタノイル、ヘキサノイルなど)などが挙
げられる。具体例としては、例えば、アセチル、モノク
ロロアセチル、トリフルオロアセチル、トリクロロアセ
チル、プロパノイル、ブタノイル、ペンタノイル、ヘキ
サノイルなどが挙げられる。本明細書中、「ハロゲン化
されていてもよいC1-6アルキルスルホニル」として
は、例えば、1ないし5個、好ましくは1ないし3個の
ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)
を有していてもよいC1-6アルキルスルホニル(例、メ
チルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニ
ル、イソプロピルスルホニル、ブチルスルホニル、se
c−ブチルスルホニル、tert−ブチルスルホニルな
ど)などが挙げられる。具体例としては、メチルスルホ
ニル、ジフルオロメチルスルホニル、トリフルオロメチ
ルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニ
ル、イソプロピルスルホニル、ブチルスルホニル、4,
4,4−トリフルオロブチルスルホニル、ペンチルスル
ホニル、ヘキシルスルホニルなどが挙げられる。本明細
書中、「ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル−
カルボキサミド」としては、例えば、1ないし5個、好
ましくは1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素など)を有していてもよいC1-6アル
キル−カルボキサミド(例、アセトアミドなど)などが
挙げられる。具体例としては、アセトアミド、トリフル
オロアセトアミド、プロパンアミド、ブタンアミドなど
が挙げられる。
【0013】前記「置換基を有していてもよい5ないし
7員飽和環状アミノ」の「5ないし7員飽和環状アミ
ノ」としては、例えば、モルホリノ、チオモルホリノ、
ピペラジン−1−イル、ピペリジノ、ピロリジン−1−
イル、ヘキサメチレンイミン−1−イルなどが挙げられ
る。「置換基を有していてもよい5ないし7員飽和環状
アミノ」の「置換基」としては、例えば、C1-6アルキ
ル、置換基を有していてもよいC6-14アリール、置換基
を有していてもよいC7-19アラルキル、置換基を有して
いてもよい5ないし10員芳香族複素環基、置換基を有
していてもよいC6-10アリール−カルボニル、ハロゲン
化されていてもよいC1-6アルキル−カルボニル、ハロ
ゲン化されていてもよいC1-6アルキルスルホニルなど
が1ないし3個挙げられる。「置換基を有していてもよ
いC6-14アリール」の「C6-14アリール」としては、例
えば、フェニル、1−ナフチルまたは2−ナフチルなど
のナフチル、2−インデニルなどのインデニル、2−ア
ンスリルなどのアンスリルなどが挙げられる。「置換基
を有していてもよいC7-19アラルキル」の「C7-19アラ
ルキル」としては、例えば、ベンジル、フェネチル、ジ
フェニルメチル、トリフェニルメチル、1−ナフチルメ
チル、2−ナフチルメチル、2,2−ジフェニルエチ
ル、3−フェニルプロピル、4−フェニルブチル、5−
フェニルペンチルなどが挙げられる。「置換基を有して
いてもよい5ないし10員芳香族複素環基」の「5ない
し10員芳香族複素環基」としては、例えば2−,3−
または4−ピリジルなどのピリジル、1−,2−または
3−インドリルなどのインドリル、2−または3−チエ
ニルなどのチエニルなどが挙げられる。 「置換基を有
していてもよいC6-10アリール−カルボニル」の「C
6-10アリール−カルボニル」としては、例えば、ベンゾ
イル、1−ナフトイル、2−ナフトイルなどである。
【0014】これらの「置換基を有していてもよいC
6-14アリール」、「置換基を有していてもよいC7-19
ラルキル」、「置換基を有していてもよい5ないし10
員芳香族複素環基」および「置換基を有していてもよい
6-10アリール−カルボニル」がそれぞれ有していても
よい「置換基」としては、例えば、ハロゲン原子(例、
フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、C1-3アルキレン
ジオキシ(例、メチレンジオキシ、エチレンジオキシな
ど)、ニトロ、シアノ、ハロゲン化されていてもよいC
1-6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC3-6シクロ
アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルコキ
シ、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルチオ、
ヒドロキシ、アミノ、モノ−C1-6アルキルアミノ
(例、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、
イソプロピルアミノ、ブチルアミノなど)、ジ−C1-6
アルキルアミノ(例、ジメチルアミノ、ジエチルアミ
ノ、ジプロピルアミノ、ジブチルアミノ、エチルメチル
アミノなど)、ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、
ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル−カルボニ
ル、C1 -6アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカル
ボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、
tert−ブトキシカルボニルなど)、モノ−C1-6
ルキル−カルバモイル(例、メチルカルバモイル、エチ
ルカルバモイルなど)、ジ−C1-6アルキル−カルバモ
イル(例、ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイ
ル、エチルメチルカルバモイルなど)、ハロゲン化され
ていてもよいC1-6アルキルスルホニル、ホルミルアミ
ノ、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル−カル
ボキサミド、C1-6アルコキシ−カルボキサミド(例、
メトキシカルボキサミド、エトキシカルボキサミド、プ
ロポキシカルボキサミド、ブトキシカルボキサミドな
ど)、C1-6アルキルスルホニルアミノ(例、メチルス
ルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノなど)、C
1-6アルキル−カルボニルオキシ(例、アセトキシ、プ
ロパノイルオキシなど)、C1-6アルコキシ−カルボニ
ルオキシ(例、メトキシカルボニルオキシ、エトキシカ
ルボニルオキシ、プロポキシカルボニルオキシ、ブトキ
シカルボニルオキシなど)、モノ−C1-6アルキル−カ
ルバモイルオキシ(例、メチルカルバモイルオキシ、エ
チルカルバモイルオキシなど)、ジ−C1-6アルキル−
カルバモイルオキシ(例、ジメチルカルバモイルオキ
シ、ジエチルカルバモイルオキシなど)などが1ないし
5個挙げられる。
【0015】前記R1およびR2で示される「置換基を有
していてもよい低級アルキル基」の「置換基」としての
「アシル」、「アシルアミノ」および「アシルオキシ」
における「アシル」としては、ホルミル、カルボキシ、
カルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1-6アル
キル−カルボニル、C1-6アルコキシ−カルボニル
(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロ
ポキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニルな
ど)、置換基を有していてもよいC6-10アリール−カル
ボニル、置換基を有していてもよいC6-10アリールオキ
シ−カルボニル、置換基を有していてもよいC7-16アラ
ルキルオキシ−カルボニル、置換基を有していてもよい
5〜6員複素環カルボニル、置換基を有していてもよい
5〜6員複素環チオカルボニル、置換基を有していても
よいモノ−C1-6アルキル−カルバモイル、ジ−C1-6
ルキル−カルバモイル(例、ジメチルカルバモイル、ジ
エチルカルバモイル、エチルメチルカルバモイルな
ど)、置換基を有していてもよいC6- 10アリール−カル
バモイル、C6-10アリール−C1-6アルキル−カルバモ
イル(例、フェニルメチルカルバモイル、フェニルエチ
ルカルバモイルなど)、置換基を有していてもよい5〜
6員複素環カルバモイル、ハロゲン化されていてもよい
1-6アルキルスルホニル、置換基を有していてもよい
6-10アリールスルホニルなどであり、なかでもハロゲ
ン化されていてもよいC1-6アルキル−カルボニル、C
1-6アルコキシ−カルボニル(例、エトキシカルボニル
など)、置換基を有していてもよいC6-10アリール−カ
ルボニル、置換基を有していてもよいC6- 10アリールス
ルホニルなどが挙げられる。
【0016】前記「置換基を有していてもよいC6-10
リール−カルボニル」の「C6-10アリール−カルボニ
ル」としては、例えば、ベンゾイル、1−ナフトイル、
2−ナフトイルなどが挙げられる。前記「置換基を有し
ていてもよいC6-10アリールオキシ−カルボニル」の
「C 6-10アリールオキシ−カルボニル」としては、例え
ば、フェノキシカルボニルなどが挙げられる。前記「置
換基を有していてもよいC7-16アラルキルオキシ−カル
ボニル」の「C7-16アラルキルオキシ−カルボニル」と
しては、例えば、ベンジルオキシカルボニル、フェネチ
ルオキシカルボニルなどが挙げられる。前記「置換基を
有していてもよい5〜6員複素環カルボニル」の「5〜
6員複素環カルボニル」としては、例えば、ニコチノイ
ル、イソニコチノイル、2−テノイルまたは3−テノイ
ルなどのテノイル、2−フロイルまたは3−フロイルな
どのフロイル、モルホリノカルボニル、ピペリジノカル
ボニル、ピロリジン−1−イルカルボニルなどが挙げら
れる。前記「置換基を有していてもよいモノ−C1-6
ルキル−カルバモイル」の「モノ−C1-6アルキル−カ
ルバモイル」としては、例えば、メチルカルバモイル、
エチルカルバモイルなどが挙げられる。前記「置換基を
有していてもよい5〜6員複素環チオカルボニル」の
「5〜6員複素環チオカルボニル」としては、例えば、
モルホリノチオカルボニル、ピペリジノチオカルボニ
ル、ピロリジン−1−イルチオカルボニル、イミダゾー
ル−1−イルチオカルボニルなどが挙げられる。前記
「置換基を有していてもよいC6-10アリール−カルバモ
イル」の「C6-10アリール−カルバモイル」としては、
例えば、フェニルカルバモイル、1−ナフチルカルバモ
イル、2−ナフチルカルバモイルなどが挙げられる。前
記「置換基を有していてもよい5〜6員複素環カルバモ
イル」の「5〜6員複素環カルバモイル」としては、例
えば、2−ピリジルカルバモイル、3−ピリジルカルバ
モイルまたは4−ピリジルカルバモイルなどのピリジル
カルバモイル、2−チエニルカルバモイルまたは3−チ
エニルカルバモイルなどのチエニルカルバモイルなどが
挙げられる。前記「置換基を有していてもよいC6-10
リールスルホニル」の「C6-10アリールスルホニル」と
しては、例えば、ベンゼンスルホニル、1−ナフタレン
スルホニル、2−ナフタレンスルホニルなどが挙げられ
る。
【0017】これら「置換基を有していてもよいC6-10
アリール−カルボニル」、「置換基を有していてもよい
6-10アリールオキシ−カルボニル」、「置換基を有し
ていてもよいC7-16アラルキルオキシ−カルボニル」、
「置換基を有していてもよい5〜6員複素環カルボニ
ル」、「置換基を有していてもよいモノ−C1-6アルキ
ル−カルバモイル」、「置換基を有していてもよい5〜
6員複素環チオカルボニル」、「置換基を有していても
よいC6-10アリール−カルバモイル」、「置換基を有し
ていてもよい5〜6員複素環カルバモイル」および「置
換基を有していてもよいC6-10アリールスルホニル」の
「置換基」としては、ハロゲン原子、C1- 3アルキレン
ジオキシ、ニトロ、シアノ、ハロゲン化されていてもよ
いC1-6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1-6
ルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル
チオ、ヒドロキシ、アミノ、モノ−C1-6アルキルアミ
ノ、ジ−C1-6アルキルアミノ、ホルミル、カルボキ
シ、カルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1-6
アルキル−カルボニル、C1-6アルコキシ−カルボニ
ル、モノ−C1-6アルキル−カルバモイル、ジ−C1-6
ルキル−カルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC
1-6アルキルスルホニル、ホルミルアミノ、ハロゲン化
されていてもよいC1-6アルキル−カルボキサミド、C
1-6アルコキシ−カルボキサミド、C1-6アルキルスルホ
ニルアミノ、C1-6アルキル−カルボニルオキシ、C1-6
アルコキシ−カルボニルオキシ、モノ−C1-6アルキル
−カルバモイルオキシおよびジ−C1-6アルキル−カル
バモイルオキシから選ばれる置換基1ないし5個、好ま
しくは1ないし3個が挙げられ、なかでも、ハロゲン原
子、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル、ハロ
ゲン化されていてもよいC1-6アルコキシなどが好まし
い。
【0018】前記R1およびR2で示される「置換基を有
していてもよい低級アルキル基」の「置換基」としての
「アシルアミノ」としては、例えば、前記「置換基を有
していてもよい芳香族基」の「置換基」において詳述し
た「アシル」で1ないし2個置換されたアミノが挙げら
れ、好ましくは、ホルミルアミノ、ハロゲン化されてい
てもよいC1-6アルキル−カルボキサミド、置換基を有
していてもよいC6-10アリール−カルボキサミド(例、
フェニルカルボキサミド、ナフチルカルボキサミドな
ど)、C1-6アルコキシ−カルボキサミド(例、メトキ
シカルボキサミド、エトキシカルボキサミド、プロポキ
シカルボキサミド、ブトキシカルボキサミドなど)、C
1-6アルキルスルホニルアミノ(例、メチルスルホニル
アミノ、エチルスルホニルアミノなど)などが挙げられ
る。
【0019】前記R1およびR2で示される「置換基を有
していてもよい低級アルキル基」の「置換基」としての
「アシルオキシ」としては、例えば、前記「置換基を有
していてもよい芳香族基」の「置換基」において詳述し
た「アシル」1個で置換されたオキシが挙げられ、好ま
しくは、C1-6アルキル−カルボニルオキシ(例、アセ
トキシ、プロパノイルオキシなど)、置換基を有してい
てもよいC6-10アリール−カルボニルオキシ(例、ベン
ゾイルオキシ、1−ナフトイルオキシ、2−ナフトイル
オキシなど)、C1-6アルコキシ−カルボニルオキシ
(例、メトキシカルボニルオキシ、エトキシカルボニル
オキシ、プロポキシカルボニルオキシ、ブトキシカルボ
ニルオキシなど)、モノ−C1-6アルキル−カルバモイ
ルオキシ(例、メチルカルバモイルオキシ、エチルカル
バモイルオキシなど)、ジ−C1-6アルキル−カルバモ
イルオキシ(例、ジメチルカルバモイルオキシ、ジエチ
ルカルバモイルオキシなど)、置換基を有していてもよ
いC6-10アリール−カルバモイルオキシ(例、フェニル
カルバモイルオキシ、ナフチルカルバモイルオキシな
ど)、ニコチノイルオキシなどが挙げられる。前記R1
およびR2で示される「置換基を有していてもよい低級
アルキル基」の「置換基」としての「置換基を有してい
てもよいC6-10アリール」の「C6-10アリール」として
は、例えば、フェニル、ナフチルなどが挙げられる。
「置換基を有していてもよいC6-10アリール」の「置換
基」としては、例えば、ハロゲン原子(例、フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素など)、C1-3アルキレンジオキシ
(例、メチレンジオキシ、エチレンジオキシなど)、ニ
トロ、シアノ、ハロゲン化されていてもよいC1-6アル
キル、ハロゲン化されていてもよいC3-6シクロアルキ
ル、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルコキシ、ハ
ロゲン化されていてもよいC1-6アルキルチオ、ヒドロ
キシ、アミノ、モノ−C1-6アルキルアミノ(例、メチ
ルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピ
ルアミノ、ブチルアミノなど)、ジ−C1-6アルキルア
ミノ(例、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピ
ルアミノ、ジブチルアミノ、エチルメチルアミノな
ど)、ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、ハロゲン
化されていてもよいC1-6アルキル−カルボニル、C1-6
アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカルボニル、エ
トキシカルボニル、プロポキシカルボニル、tert−
ブトキシカルボニルなど)、モノ−C1-6アルキル−カ
ルバモイル(例、メチルカルバモイル、エチルカルバモ
イルなど)、ジ−C1-6アルキル−カルバモイル(例、
ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、エチル
メチルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていてもよ
いC1-6アルキルスルホニル、ホルミルアミノ、ハロゲ
ン化されていてもよいC1-6アルキル−カルボキサミ
ド、C1-6アルコキシ−カルボキサミド(例、メトキシ
カルボキサミド、エトキシカルボキサミド、プロポキシ
カルボキサミド、ブトキシカルボキサミドなど)、C
1-6アルキルスルホニルアミノ(例、メチルスルホニル
アミノ、エチルスルホニルアミノなど)、C1-6アルキ
ル−カルボニルオキシ(例、アセトキシ、プロパノイル
オキシなど)、C1-6アルコキシ−カルボニルオキシ
(例、メトキシカルボニルオキシ、エトキシカルボニル
オキシ、プロポキシカルボニルオキシ、ブトキシカルボ
ニルオキシなど)、モノ−C1-6アルキル−カルバモイ
ルオキシ(例、メチルカルバモイルオキシ、エチルカル
バモイルオキシなど)、ジ−C1-6アルキル−カルバモ
イルオキシ(例、ジメチルカルバモイルオキシ、ジエチ
ルカルバモイルオキシなど)などが1ないし5個挙げら
れる。前記R1およびR2で示される「置換基を有してい
てもよい低級アルキル基」の「置換基」としての「置換
基を有していてもよいシリルオキシ」の「置換基」とし
ては、例えば、C1-6アルキル、C6-10アリールが1な
いし3個挙げられる。R1およびR2で示される「置換基
を有していてもよいヒドロキシ基」の「置換基」として
は、置換基を有していてもよい低級アルキル基、置換基
を有していてもよいC6-14アリ−ル基、アシル基が挙げ
られる。「置換基を有していてもよい低級アルキル基」
の「低級アルキル基」としては、例えば、C1-6アルキ
ル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチ
ル、ペンチル、ヘキシルなど)などが挙げられる。好ま
しくはメチル、エチル、プロピルである。「置換基を有
していてもよいC6-14アリ−ル基」の「C6-14アリ−ル
基」としては、例えば、フェニル、1−ナフチルまたは
2−ナフチルなどのナフチル、2−インデニルなどのイ
ンデニル、2−アンスリルなどのアンスリルなどが挙げ
られる。前記R1およびR2で示される「置換基を有して
いてもよいヒドロキシ基」の「置換基」としての「アシ
ル」は、前記R1およびR2で示される「置換基を有して
いてもよい低級アルキル基」の「置換基」としての「ア
シル」において説明したのと同様であり、なかでもハロ
ゲン化されていてもよいC1-6アルキル−カルボニル、
置換基を有していてもよいカルバモイル、置換基を有し
ていてもよいチオカルバモイル基などが好ましい。
【0020】上記式(I)で表わされる化合物におい
て、R1およびR2が結合して隣接する炭素原子とともに
4ないし7員環を形成したものとしては、式
【化40】 [式中、各記号は前記と同義を表す。]で表わされる化
合物などが挙げられる。R1として好ましくは水素原
子、置換されていてもよいヒドロキシ基が用いられる。
置換されていてもよいヒドロキシ基としては、アルキル
オキシ基、アシルオキシ基が好ましい。R2として好ま
しくは水素原子または置換基を有していてもよい低級ア
ルキル基、より好ましくは水素原子またはC1-6アルキ
ル、さらに好ましくは水素原子またはメチルなどが用い
られる。
【0021】Ar1で示される「置換基を有していても
よい芳香族基」の「芳香族基」としては、例えば単環式
芳香族基、環集合芳香族基、縮合芳香族基などが挙げら
れる。前記、「単環式芳香族基」としては、例えば、ベ
ンゼン環、5または6員芳香族複素環から任意の1個の
水素原子を除いて形成される1価基などが挙げられる。
「5または6員芳香族複素環」としては、例えば、炭素
原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ば
れるヘテロ原子1個以上(例えば1〜3個)を含む5ま
たは6員芳香族複素環などが挙げられる。具体的には、
チオフェン、フラン、ピロール、イミダゾール、ピラゾ
ール、チアゾール、オキサゾール、ピリジン、ピラジ
ン、ピリミジン、ピリダジンなどが挙げられる。「単環
式芳香族基」の具体例としては、フェニル、2−または
3−チエニルなどのチエニル、2−または3−フリルな
どのフリル、1−,2−または3−ピロリルなどのピロ
リル、2−または4−イミダゾリルなどのイミダゾリ
ル、3−または4−ピラゾリルなどのピラゾリル、2
−,4−または5−チアゾリルなどのチアゾリル、2
−,4−または5−オキサゾリルなどのオキサゾリル、
2−,3−または4−ピリジルなどのピリジル、2−ピ
ラジニルなどのピラジニル、2−,4−または5−ピリ
ミジニルなどのピリミジニル、3−または4−ピリダジ
ニルなどのピリダジニルなどが挙げられる。
【0022】前記「環集合芳香族基」としては、2個以
上(好ましくは2または3個)の芳香環が単結合で直結
していて、環を直結している結合の数が環系の数より1
個少ない芳香環集合体から任意の水素原子1個を除いて
形成される基などが挙げられる。「芳香環」としては、
芳香族炭化水素、芳香族複素環などが挙げられる。「芳
香族炭化水素」としては、例えば、炭素数6ないし14
個の単環式または縮合多環式(2または3環式)芳香族
炭化水素(例、ベンゼン、ナフタレン、インデン、アン
トラセンなど)などが挙げられる。「芳香族複素環」と
しては、例えば、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子お
よび酸素原子から選ばれるヘテロ原子1個以上(例えば
1〜4個)を含む5ないし14員、好ましくは5ないし
10員の芳香族複素環などが挙げられる。具体的には、
チオフェン、ベンゾチオフェン、ベンゾフラン、ベンズ
イミダゾール、ベンズオキサゾール、ベンゾチアゾー
ル、ベンズイソチアゾール、ナフト[2,3−b]チオ
フェン、フラン、フェノキサチイン、ピロール、イミダ
ゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソオキサゾー
ル、1,2,4−オキサジアゾールまたは1,3,4−
オキサジアゾールなどのオキサジアゾール、1,2,4
−チアジアゾールまたは1,3,4−チアジアゾールな
どのチアジアゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジ
ン、ピリダジン、インドール、イソインドール、1H−
インダゾール、プリン、4H−キノリジン、イソキノリ
ン、キノリン、フタラジン、ナフチリジン、キノキサリ
ン、キナゾリン、シンノリン、カルバゾール、β−カル
ボリン、フェナントリジン、アクリジン、フェナジン、
チアゾール、イソチアゾール、フェノチアジン、フラザ
ン、フェノキサジン、フタルイミドなどの芳香族複素
環、またはこれらの環(好ましくは単環)が1ないし複
数個(好ましくは1または2個)の芳香環(例、ベンゼ
ン環等)と縮合して形成された環などが挙げられる。こ
れらの芳香環が単結合で直結した芳香環集合体として
は、例えば、ベンゼン環、ナフタレン環および5ないし
10員(好ましくは5または6員)芳香族複素環から選
ばれる2または3個(好ましくは2個)で形成される芳
香環集合体などが挙げられる。芳香環集合体の好ましい
例としては、ベンゼン、ナフタレン、ピリジン、ピリミ
ジン、チオフェン、フラン、チアゾール、イソチアゾー
ル、オキサゾール、1,2,4−オキサジアゾールまた
は1,3,4−オキサジアゾールなどのオキサジアゾー
ル、1,2,4−チアジアゾールまたは1,3,4−チ
アジアゾールなどのチアジアゾール、キノリン、イソキ
ノリン、インドール、ベンゾチオフェン、ベンズオキサ
ゾール、ベンゾチアゾールおよびベンゾフランから選ば
れる2または3個の芳香環からなる芳香環集合体であ
る。具体例としては、2−,3−または4−ビフェニリ
ルなどのビフェニリル、3−(1−ナフチル)−1,
2,4−オキサジアゾール−5−イルまたは3−(2−
ナフチル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル
などのナフチル置換オキサジアゾリル、3−(2−ベン
ゾフラニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イ
ルなどのベンゾフラニル置換オキサジアゾリル、3−フ
ェニル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イルまた
は5−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−2−
イルなどのフェニル置換オキサジアゾリル、3−(2−
ベンズオキサゾリル)−1,2,4−オキサジアゾール
−2−イルなどのベンズオキサゾリル置換オキサジアゾ
リル、3−(3−インドリル)−1,2,4−オキサジ
アゾール−2−イルまたは3−(2−インドリル)−
1,2,4−オキサジアゾール−2−イルなどのインド
リル置換オキサジアゾリル、4−フェニルチアゾール−
2−イルなどのフェエニル置換チアゾリル、4−(2−
ベンゾフラニル)チアゾール−2−イルなどのベンゾフ
ラニル置換チアゾリル、4−フェニル−1,3−オキサ
ゾール−5−イルまたは5−フェニルオキサゾール−2
−イルなどのフェニル置換オキサゾリル、5−フェニル
−イソチアゾール−4−イルなどのフェニル置換イソチ
アゾリル、4−(2−チエニル)フェニルまたは4−
(3−チエニル)フェニルなどのチエニル置換フェニ
ル、3−(3−ピリジル)フェニルまたは4−(3−ピ
リジル)フェニルなどのピリジル置換フェニル、6−フ
ェニル−3−ピリジルなどのフェニル置換ピリジル、4
−(2−ナフチル)フェニルなどのナフチル置換フェニ
ル、4−(2−ベンゾフラニル)フェニルなどのベンゾ
フラニル置換フェニル、4,4’−テルフェニリルなど
のテルフェニリルなどが挙げられる。
【0023】前記「縮合芳香族基」としては、例えば、
縮合多環式(好ましくは2ないし4環式、好ましくは2
または3環式)芳香環から任意の1個の水素原子を除い
て形成される1価基などが挙げられる。該「縮合多環式
芳香環」としては、縮合多環式芳香族炭化水素、縮合多
環式芳香族複素環などが挙げられる。「縮合多環式芳香
族炭化水素」としては、例えば、炭素数9ないし14個
の縮合多環式(2または3環式)芳香族炭化水素(例、
ナフタレン、インデン、アントラセンなど)などが挙げ
られる。「縮合多環式芳香族複素環」としては、例え
ば、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子
から選ばれるヘテロ原子を1個以上(例えば1〜4個)
を含む9ないし14員、好ましくは9または10員の縮
合多環式芳香族複素環などが挙げられる。具体的には、
ベンゾフラン、ベンズイミダゾール、ベンズオキサゾー
ル、ベンゾチアゾール、ベンズイソチアゾール、ナフト
[2,3−b]チオフェン、イソキノリン、キノリン、
インドール、キノキサリン、フェナントリジン、フェノ
チアジン、フェノキサジン、フタルイミドなどの芳香族
複素環などが挙げられる。前記「縮合芳香族基」の具体
例としては、1−ナフチルまたは2−ナフチルなどのナ
フチル、2−キノリル、3−キノリルまたは4−キノリ
ルなどのキノリル、2−ベンゾフラニルなどのベンゾフ
ラニル、2−ベンゾチアゾリルなどのベンゾチアゾリ
ル、2−ベンズイミダゾリルなどのベンズイミダゾリ
ル、1−インドリル、2−インドリルまたは3−インド
リルなどのインドリルなどが挙げられる。
【0024】上記したなかでも、Ar1で示される芳香
族基としては、例えば、(1)フェニル、2−または3
−チェニルなどのチエニル、2−または3−フリルなど
のフリル、2−,3−または4−ピリジルなどのピリジ
ルなどの単環式芳香族基、(2)2−,3−または4−
ビフェニリルなどのビフェニリル、3−(1−ナフチ
ル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イルまたは
3−(2−ナフチル)−1,2,4−オキサジアゾール
−5−イルなどのナフチル置換オキサジアゾリル、3−
(2−ベンゾフラニル)−1,2,4−オキサジアゾー
ル−5−イルなどのベンゾフラニル置換オキサジアゾリ
ル、3−フェニル−1,2,4−オキサジアゾール−5
−イルなどのフェニル置換オキサジアゾリル、3−(2
−ベンズオキサゾリル)−1,2,4−オキサジアゾー
ル−2−イルなどのベンズオキサゾリル置換オキサジア
ゾリル、3−(3−インドリル)−1,2,4−オキサ
ジアゾール−2−イルまたは3−(2−インドリル)−
1,2,4−オキサジアゾール−2−イルなどのインド
リル置換オキサジアゾリル、4−フェニルチアゾール−
2−イルなどのフェニル置換チアゾリル、4−(2−ベ
ンゾフラニル)チアゾール−2−イルなどのベンゾフラ
ニル置換チアゾリル、4−フェニル−1,3−オキサゾ
ール−5−イルなどのフェニル置換オキサゾリル、4−
(2−チエニル)フェニルなどのチエニル置換フェニ
ル、4−(3−ピリジル)フェニルなどのピリジル置換
フェニル、4−(2−ナフチル)フェニルなどのナフチ
ル置換フェニル、4,4’−テルフェニリルなどのテル
フェニリルなどの環集合芳香族基、(3)2−,3−ま
たは4−キノリルなどのキノリル、1−,2−または3
−インドリルなどのインドリルなどの縮合芳香族基など
が好ましい。Ar1で示される芳香族基としては、例え
ば、フェニル、2−または3−チェニルなどのチエニ
ル、2−または3−フリルなどのフリル、2−,3−ま
たは4−ピリジルなどのピリジルなどの単環式芳香族基
などがより好ましい。
【0025】B環で示される「置換基を有していてもよ
い芳香環」の「芳香環」としては、例えば単環式芳香
環、環集合芳香環、縮合芳香環などが挙げられる。前記
「単環式芳香環」としては、例えば、ベンゼン環、5ま
たは6員芳香族複素環などが挙げられる。「5または6
員芳香族複素環」としては、例えば、炭素原子以外に窒
素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原
子1個以上(例えば1〜3個)を含む5または6員芳香
族複素環などが挙げられる。具体的には、チオフェン、
フラン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、チアゾ
ール、オキサゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジ
ン、ピリダジンなどが挙げられる。
【0026】前記、「環集合芳香環」としては、2個以
上(好ましくは2または3個)の芳香環が単結合で直結
していて、環を直結している結合の数が環系の数より1
個少ない芳香環集合体などが挙げられる。「芳香環」と
しては、芳香族炭化水素、芳香族複素環などが挙げられ
る。「芳香族炭化水素」としては、例えば、炭素数6な
いし14個の単環式または縮合多環式(2または3環
式)芳香族炭化水素(例、ベンゼン、ナフタレン、イン
デン、アントラセンなど)などが挙げられる。「芳香族
複素環」としては、例えば、炭素原子以外に窒素原子、
硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原子1個以
上(例えば1〜4個)を含む5ないし14員、好ましく
は5ないし10員の芳香族複素環などが挙げられる。具
体的には、チオフェン、ベンゾチオフェン、ベンゾフラ
ン、ベンズイミダゾール、ベンズオキサゾール、ベンゾ
チアゾール、ベンズイソチアゾール、ナフト[2,3−
b]チオフェン、フラン、フェノキサチイン、ピロー
ル、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソオ
キサゾール、1,2,4−オキサジアゾールまたは1,
3,4−オキサジアゾールなどのオキサジアゾール、
1,2,4−チアジアゾールまたは1,3,4−チアジ
アゾールなどのチアジアゾール、ピリジン、ピラジン、
ピリミジン、ピリダジン、インドール、イソインドー
ル、1H−インダゾール、プリン、4H−キノリジン、
イソキノリン、キノリン、フタラジン、ナフチリジン、
キノキサリン、キナゾリン、シンノリン、カルバゾー
ル、β−カルボリン、フェナントリジン、アクリジン、
フェナジン、チアゾール、イソチアゾール、フェノチア
ジン、フラザン、フェノキサジン、フタルイミドなどの
芳香族複素環、またはこれらの環(好ましくは単環)が
1ないし複数個(好ましくは1または2個)の芳香環
(例、ベンゼン環等)と縮合して形成された環などが挙
げられる。これらの芳香環が単結合で直結した芳香環集
合体としては、例えば、ベンゼン環、ナフタレン環およ
び5ないし10員(好ましくは5または6員)芳香族複
素環から選ばれる2または3個(好ましくは2個)で形
成される芳香環集合体などが挙げられる。芳香環集合体
の好ましい例としては、ベンゼン、ナフタレン、ピリジ
ン、ピリミジン、チオフェン、フラン、チアゾール、イ
ソチアゾール、オキサゾール、1,2,4−オキサジア
ゾールまたは1,3,4−オキサジアゾールなどのオキ
サジアゾール、1,2,4−チアジアゾールまたは1,
3,4−チアジアゾールなどのチアジアゾール、キノリ
ン、イソキノリン、インドール、ベンゾチオフェン、ベ
ンズオキサゾール、ベンゾチアゾールおよびベンゾフラ
ンから選ばれる2または3個の芳香環からなる芳香環集
合体である。具体例としては、ビフェニル、3−(1−
ナフチル)−1,2,4−オキサジアゾールまたは3−
(2−ナフチル)−1,2,4−オキサジアゾールなど
のナフチル置換オキサジアゾール、3−(2−ベンゾフ
ラニル)−1,2,4−オキサジアゾールなどのベンゾ
フラニル置換オキサジアゾール、3−フェニル−1,
2,4−オキサジアゾールまたは5−フェニル−1,
3,4−オキサジアゾールなどのフェニル置換オキサジ
アゾール、3−(2−ベンズオキサゾリル)−1,2,
4−オキサジアゾールなどのベンズオキサゾリル置換オ
キサジアゾール、3−(3−インドリル)−1,2,4
−オキサジアゾールまたは3−(2−インドリル)−
1,2,4−オキサジアゾールなどのインドリル置換オ
キサジアゾール、4−フェニルチアゾールなどのフェニ
ル置換チアゾール、4−(2−ベンゾフラニル)チアゾ
ールなどのベンゾフラニル置換チアゾール、4−フェニ
ル−1,3−オキサゾールまたは5−フェニルオキサゾ
ールなどのフェニル置換オキサゾール、5−フェニル−
イソチアゾールなどのフェニル置換イソチアゾール、
(2−チエニル)ベンゼンまたは(3−チエニル)ベン
ゼンなどのチエニル置換ベンゼン、(3−ピリジル)ベ
ンゼンまたは(3−ピリジル)ベンゼンなどのピリジル
置換ベンゼン、6−フェニルピリジンなどのフェニル置
換ピリジン、(2−ナフチル)ベンゼンなどのナフチル
置換ベンゼン、(2−ベンゾフラニル)ベンゼンなどの
ベンゾフラニル置換ベンゼン、p−テルフェニルなどの
テルフェニルなどが挙げられる。
【0027】前記「縮合芳香環」としては、例えば、縮
合多環式(好ましくは2ないし4環式、好ましくは2ま
たは3環式)芳香環などが挙げられる。該「縮合多環式
芳香環」としては、縮合多環式芳香族炭化水素、縮合多
環式芳香族複素環などが挙げられる。「縮合多環式芳香
族炭化水素」としては、例えば、炭素数9ないし14個
の縮合多環式(2または3環式)芳香族炭化水素(例、
ナフタレン、インデン、アントラセンなど)などが挙げ
られる。「縮合多環式芳香族複素環」としては、例え
ば、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子
から選ばれるヘテロ原子を1個以上(例えば1〜4個)
を含む9ないし14員、好ましくは9または10員の縮
合多環式芳香族複素環などが挙げられる。具体的には、
ベンゾフラン、ベンズイミダゾール、ベンズオキサゾー
ル、ベンゾチアゾール、ベンズイソチアゾール、ナフト
[2,3−b]チオフェン、イソキノリン、キノリン、
インドール、キノキサリン、フェナントリジン、フェノ
チアジン、フェノキサジン、フタルイミドなどの芳香族
複素環などが挙げられる。
【0028】上記したなかでも、B環で示される芳香環
としては、例えば、(1)ベンゼン、チオフェン、フラ
ン、ピリジンなどの単環式芳香環、(2)ビフェニル、
3−(1−ナフチル)−1,2,4−オキサジアゾール
または3−(2−ナフチル)−1,2,4−オキサジア
ゾールなどのナフチル置換オキサジアゾール、3−(2
−ベンゾフラニル)−1,2,4−オキサジアゾールな
どのベンゾフラニル置換オキサジアゾール、3−フェニ
ル−1,2,4−オキサジアゾールなどのフェニル置換
オキサジアゾール、3−(2−ベンズオキサゾリル)−
1,2,4−オキサジアゾールなどのベンズオキサゾリ
ル置換オキサジアゾール、3−(3−インドリル)−
1,2,4−オキサジアゾールまたは3−(2−インド
リル)−1,2,4−オキサジアゾールなどのインドリ
ル置換オキサジアゾール、4−フェニルチアゾールなど
のフェニル置換チアゾール、4−(2−ベンゾフラニ
ル)チアゾールなどのベンゾフラニル置換チアゾール、
4−フェニル−1,3−オキサゾールなどのフェニル置
換オキサゾール、(2−チエニル)ベンゼンなどのチエ
ニル置換ベンゼン、(3−ピリジル)ベンゼンなどのピ
リジル置換ベンゼン、(2−ナフチル)ベンゼンなどの
ナフチル置換ベンゼン、p−テルフェニルなどのテルフ
ェニルなどの環集合芳香環、(3)キノリン、インドー
ルなどの縮合芳香環などが好ましい。B環で示される芳
香環としては、例えば、ベンゼンなどの単環式芳香環な
どがより好ましい。
【0029】C環で示される「さらに置換基を有してい
てもよい環を縮合していてもよく、置換基を有していて
もよい4〜8員環」の「4〜8員環」としては、例え
ば、4〜8員飽和環及び4〜8員不飽和環が挙げられ
る。「4〜8員飽和環」としては、4〜8員飽和環炭化
水素、4〜8員飽和複素環などが挙げられる。「4〜8
員飽和環炭化水素」としては、例えば、シクロブタン、
シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン、シ
クロオクタンなどが挙げられる。「4〜8員飽和複素
環」としては、例えば、炭素原子以外に窒素原子、硫黄
原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原子1個以上
(例えば1〜3個)を含む4〜8員飽和複素環などが挙
げられる。具体的には、テトラヒドロチオフェン、テト
ラヒドロフラン、テトラヒドロピロール、テトラヒドロ
イミダゾール、テトラヒドロピラゾール、テトラヒドロ
チアゾール、テトラヒドロオキサゾール、ヘキサヒドロ
ピリジン、ヘキサヒドロピラジン、ヘキサヒドロピリミ
ジン、ヘキサヒドロピリダジン、テトラヒドロ-1,4-
オキサジン、テトラヒドロ-1,4-チアジン、ペルヒド
ロアゼピン、ペルヒドロ-1,4-ジアゼピン、ペルヒド
ロ-1,4−オキサゼピン、ペルヒドロ-1,4−チアゼ
ピンおよびペルヒドロアゾシンなどが挙げられる。
【0030】上記したなかでも、例えば、
【化41】 [式中、R3は水素原子、ハロゲン原子、置換基を有し
ていてもよい低級アルキル基または置換基を有していて
もよい低級アルコキシ基を示し、XはCHまたはNを示
し、Zは酸素原子、硫黄原子、CR45、NR6または
【化42】 (R4、R5、R6、R7はそれぞれ同一または異なって、
水素原子または置換基を有していてもよい低級アルキル
基を示す。)を示し、mは0ないし1を示し、nは1〜
4の整数を示す。]が好ましい。
【0031】R3、R4、R5、R6およびR7で示される
置換基を有していてもよい低級アルキル基の「低級アル
キル基」としては、例えば、C1-6アルキル(例、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、
ヘキシルなど)などが挙げられる。好ましくはメチル、
エチル、プロピルである。R3で示されるハロゲン原子
としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素などが挙げられ
る。好ましくは塩素である。R3で示される置換基を有
していてもよい低級アルコキシ基の「低級アルコキシ
基」としては、例えば、C1-6アルコキシ(例、メトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキシ
など)などが挙げられる。好ましくはメトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、イソプロポキシである。
【0032】上記式中、R3、R4、R5、R6およびR7
で示される「置換基を有していてもよい低級アルキル
基」の「置換基」の説明は、R1およびR2で示される
「置換基を有していてもよい低級アルキル基」の「置換
基」として説明したのと同様である。
【0033】上記式中、R3で示される「置換基を有し
ていてもよい低級アルコキシ基」の「置換基」として
は、例えば、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、
ヨウ素など)、C1-3アルキレンジオキシ(例、メチレ
ンジオキシ、エチレンジオキシなど)、ニトロ、シア
ノ、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル、C
6-10アリールオキシ−C1-6アルキル(例、フェノキシ
メチルなど)、C1-6アルキル−C6-10アリール−C2-6
アルケニル(例、メチルフェニルエテニルなど)、ハロ
ゲン化されていてもよいC3-6シクロアルキル、置換基
を有していてもよいC7 -16アラルキル、ハロゲン化され
ていてもよいC1-6アルコキシ、ハロゲン化されていて
もよいC1-6アルキルチオ、ヒドロキシ、置換基を有し
ていてもよいC6-1 0アリールオキシ、C6-10アリール−
7-16アラルキルオキシ(例、フェニルベンジルオキシ
など)、アミノ、モノ−C1-6アルキルアミノ(例、メ
チルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロ
ピルアミノ、ブチルアミノなど)、ジ−C1-6アルキル
アミノ(例、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロ
ピルアミノ、ジブチルアミノ、エチルメチルアミノな
ど)、置換基を有していてもよい5ないし7員飽和環状
アミノ、アシル、アシルアミノ、アシルオキシなどが挙
げられ、なかでもハロゲン原子、C1-3アルキレンジオ
キシ、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル、C
6-10アリールオキシ−C1-6アルキル、C1-6アルキル−
6-10アリール−C2-6アルケニル、置換基を有してい
てもよいC7-16アラルキル、ハロゲン化されていてもよ
いC1-6アルコキシ、ヒドロキシ、置換基を有していて
もよいC6-10アリールオキシ、アシル、アシルオキシな
どが好ましい。
【0034】R3で表わされる「置換基を有していても
よい低級アルコキシ基」の「低級アルコキシ基」は、例
えば、上記置換基を、低級アルコキシ基の置換可能な位
置に1ないし13個、好ましくは1ないし5個有してい
てもよく、置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一
または異なっていてもよい。前記「置換基を有していて
もよいC7-16アラルキル」の「C7-16アラルキル」とし
ては、例えば、ベンジル、フェネチル、ナフチルメチル
などが挙げられる。前記「置換基を有していてもよいC
6-10アリールオキシ」の「C6-10アリールオキシ」とし
ては、例えば、フェニルオキシ、ナフチルオキシなどが
挙げられる。これら「置換基を有していてもよいC7-16
アラルキル」、「置換基を有していてもよいC6-10アリ
ールオキシ」の「置換基」としては、それぞれ、例え
ば、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素な
ど)、C1-3アルキレンジオキシ(例、メチレンジオキ
シ、エチレンジオキシなど)、ニトロ、シアノ、ハロゲ
ン化されていてもよいC1-6アルキル、ハロゲン化され
ていてもよいC3-6シクロアルキル、ハロゲン化されて
いてもよいC1-6アルコキシ、ハロゲン化されていても
よいC1-6アルキルチオ、ヒドロキシ、アミノ、モノ−
1-6アルキルアミノ(例、メチルアミノ、エチルアミ
ノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、ブチルアミ
ノなど)、ジ−C1-6アルキルアミノ(例、ジメチルア
ミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジブチルア
ミノ、エチルメチルアミノなど)、ホルミル、カルボキ
シ、カルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1-6
アルキル−カルボニル、C1-6アルコキシ−カルボニル
(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロ
ポキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニルな
ど)、モノ−C1-6アルキル−カルバモイル(例、メチ
ルカルバモイル、エチルカルバモイルなど)、ジ−C
1-6アルキル−カルバモイル(例、ジメチルカルバモイ
ル、ジエチルカルバモイル、エチルメチルカルバモイル
など)、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルス
ルホニル、ホルミルアミノ、ハロゲン化されていてもよ
いC1-6アルキル−カルボキサミド、C1-6アルコキシ−
カルボキサミド(例、メトキシカルボキサミド、エトキ
シカルボキサミド、プロポキシカルボキサミド、ブトキ
シカルボキサミドなど)、C1-6アルキルスルホニルア
ミノ(例、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニル
アミノなど)、C1-6アルキル−カルボニルオキシ
(例、アセトキシ、プロパノイルオキシなど)、C1-6
アルコキシ−カルボニルオキシ(例、メトキシカルボニ
ルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、プロポキシカル
ボニルオキシ、ブトキシカルボニルオキシなど)、モノ
−C1-6アルキル−カルバモイルオキシ(例、メチルカ
ルバモイルオキシ、エチルカルバモイルオキシなど)、
ジ−C1-6アルキル−カルバモイルオキシ(例、ジメチ
ルカルバモイルオキシ、ジエチルカルバモイルオキシな
ど)などが1ないし5個挙げられる。
【0035】前記「置換基を有していてもよい5ないし
7員飽和環状アミノ」の「5ないし7員飽和環状アミ
ノ」としては、例えば、モルホリノ、チオモルホリノ、
ピペラジン−1−イル、ピペリジノ、ピロリジン−1−
イル、ヘキサメチレンイミン−1−イルなどが挙げられ
る。「置換基を有していてもよい5ないし7員飽和環状
アミノ」の「置換基」としては、例えば、C1-6アルキ
ル、置換基を有していてもよいC6-14アリール、置換基
を有していてもよいC7-19アラルキル、置換基を有して
いてもよい5ないし10員芳香族複素環基、置換基を有
していてもよいC6-10アリール−カルボニル、ハロゲン
化されていてもよいC1-6アルキル−カルボニル、ハロ
ゲン化されていてもよいC1-6アルキルスルホニルなど
が1ないし3個挙げられる。「置換基を有していてもよ
いC6-14アリール」の「C6-14アリール」としては、例
えば、フェニル、1−ナフチルまたは2−ナフチルなど
のナフチル、2−インデニルなどのインデニル、2−ア
ンスリルなどのアンスリルなどが挙げられる。好ましく
はフェニルなどである。「置換基を有していてもよいC
7-19アラルキル」の「C7-19アラルキル」としては、例
えば、ベンジル、フェネチル、ジフェニルメチル、トリ
フェニルメチル、1−ナフチルメチル、2−ナフチルメ
チル、2,2−ジフェニルエチル、3−フェニルプロピ
ル、4−フェニルブチル、5−フェニルペンチルなどが
挙げられる。好ましくはベンジルなどである。「置換基
を有していてもよい5ないし10員芳香族複素環基」の
「5ないし10員芳香族複素環基」としては、例えば2
−,3−または4−ピリジルなどのピリジル、1−,2
−または3−インドリルなどのインドリル、2−または
3−チエニルなどのチエニルなどが挙げられる。好まし
くは、2−,3−または4−ピリジルなどのピリジルな
どである。「置換基を有していてもよいC6-10アリール
−カルボニル」の「C6-10アリール−カルボニル」とし
ては、例えば、ベンゾイル、1−ナフトイル、2−ナフ
トイルなどである。
【0036】これらの「置換基を有していてもよいC
6-14アリール」、「置換基を有していてもよいC7-19
ラルキル」、「置換基を有していてもよい5ないし10
員芳香族複素環基」および「置換基を有していてもよい
6-10アリール−カルボニル」がそれぞれ有していても
よい「置換基」としては、例えば、ハロゲン原子(例、
フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、C1-3アルキレン
ジオキシ(例、メチレンジオキシ、エチレンジオキシな
ど)、ニトロ、シアノ、ハロゲン化されていてもよいC
1-6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC3-6シクロ
アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルコキ
シ、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルチオ、
ヒドロキシ、アミノ、モノ−C1-6アルキルアミノ
(例、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、
イソプロピルアミノ、ブチルアミノなど)、ジ−C1-6
アルキルアミノ(例、ジメチルアミノ、ジエチルアミ
ノ、ジプロピルアミノ、ジブチルアミノ、エチルメチル
アミノなど)、ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、
ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル−カルボニ
ル、C1 -6アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカル
ボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、
tert−ブトキシカルボニルなど)、モノ−C1-6
ルキル−カルバモイル(例、メチルカルバモイル、エチ
ルカルバモイルなど)、ジ−C1-6アルキル−カルバモ
イル(例、ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイ
ル、エチルメチルカルバモイルなど)、ハロゲン化され
ていてもよいC1-6アルキルスルホニル、ホルミルアミ
ノ、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル−カル
ボキサミド、C1-6アルコキシ−カルボキサミド(例、
メトキシカルボキサミド、エトキシカルボキサミド、プ
ロポキシカルボキサミド、ブトキシカルボキサミドな
ど)、C1-6アルキルスルホニルアミノ(例、メチルス
ルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノなど)、C
1-6アルキル−カルボニルオキシ(例、アセトキシ、プ
ロパノイルオキシなど)、C1-6アルコキシ−カルボニ
ルオキシ(例、メトキシカルボニルオキシ、エトキシカ
ルボニルオキシ、プロポキシカルボニルオキシ、ブトキ
シカルボニルオキシなど)、モノ−C1-6アルキル−カ
ルバモイルオキシ(例、メチルカルバモイルオキシ、エ
チルカルバモイルオキシなど)、ジ−C1-6アルキル−
カルバモイルオキシ(例、ジメチルカルバモイルオキ
シ、ジエチルカルバモイルオキシなど)などが1ないし
5個挙げられる。
【0037】前記R3で示される「置換基を有していて
もよい低級アルコキシ基」の「置換基」としての「アシ
ル」、「アシルアミノ」および「アシルオキシ」におけ
る「アシル」としては、ホルミル、カルボキシ、カルバ
モイル、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル−
カルボニル、C1-6アルコキシ−カルボニル(例、メト
キシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカル
ボニル、tert−ブトキシカルボニルなど)、置換基
を有していてもよいC6-10アリール−カルボニル、置換
基を有していてもよいC6-10アリールオキシ−カルボニ
ル、置換基を有していてもよいC7-16アラルキルオキシ
−カルボニル、置換基を有していてもよい5〜6員複素
環カルボニル、モノ−C1-6アルキル−カルバモイル、
ジ−C1-6アルキル−カルバモイル(例、ジメチルカル
バモイル、ジエチルカルバモイル、エチルメチルカルバ
モイルなど)、置換基を有していてもよいC6-10アリー
ル−カルバモイル、置換基を有していてもよい5〜6員
複素環カルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC
1-6アルキルスルホニル、置換基を有していてもよいC
6-1 0アリールスルホニルなどであり、なかでもハロゲン
化されていてもよいC1-6アルキル−カルボニル、C1-6
アルコキシ−カルボニル(例、エトキシカルボニルな
ど)、置換基を有していてもよいC6-10アリール−カル
ボニル、置換基を有していてもよいC6-10アリールスル
ホニルなどが挙げられる。
【0038】前記「置換基を有していてもよいC6-10
リール−カルボニル」の「C6-10アリール−カルボニ
ル」としては、例えば、ベンゾイル、1−ナフトイル、
2−ナフトイルなどが挙げられる。前記「置換基を有し
ていてもよいC6-10アリールオキシ−カルボニル」の
「C 6-10アリールオキシ−カルボニル」としては、例え
ば、フェノキシカルボニルなどが挙げられる。前記「置
換基を有していてもよいC7-16アラルキルオキシ−カル
ボニル」の「C7-16アラルキルオキシ−カルボニル」と
しては、例えば、ベンジルオキシカルボニル、フェネチ
ルオキシカルボニルなどが挙げられる。前記「置換基を
有していてもよい5〜6員複素環カルボニル」の「5〜
6員複素環カルボニル」としては、例えば、ニコチノイ
ル、イソニコチノイル、2−テノイルまたは3−テノイ
ルなどのテノイル、2−フロイルまたは3−フロイルな
どのフロイル、モルホリノカルボニル、ピペリジノカル
ボニル、ピロリジン−1−イルカルボニルなどが挙げら
れる。前記「置換基を有していてもよいC6-10アリール
−カルバモイル」の「C6-10アリール−カルバモイル」
としては、例えば、フェニルカルバモイル、1−ナフチ
ルカルバモイル、2−ナフチルカルバモイルなどが挙げ
られる。前記「置換基を有していてもよい5〜6員複素
環カルバモイル」の「5〜6員複素環カルバモイル」と
しては、例えば、2−ピリジルカルバモイル、3−ピリ
ジルカルバモイルまたは4−ピリジルカルバモイルなど
のピリジルカルバモイル、2−チエニルカルバモイルま
たは3−チエニルカルバモイルなどのチエニルカルバモ
イルなどが挙げられる。前記「置換基を有していてもよ
いC6-10アリールスルホニル」の「C6-10アリールスル
ホニル」としては、例えば、ベンゼンスルホニル、1−
ナフタレンスルホニル、2−ナフタレンスルホニルなど
が挙げられる。
【0039】これら「置換基を有していてもよいC6-10
アリール−カルボニル」、「置換基を有していてもよい
6-10アリールオキシ−カルボニル」、「置換基を有し
ていてもよいC7-16アラルキルオキシ−カルボニル」、
「置換基を有していてもよい5〜6員複素環カルボニ
ル」、「置換基を有していてもよいC6-10アリール−カ
ルバモイル」、「置換基を有していてもよい5〜6員複
素環カルバモイル」および「置換基を有していてもよい
6-10アリールスルホニル」の「置換基」としては、ハ
ロゲン原子、C1-3アルキレンジオキシ、ニトロ、シア
ノ、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル、ハロ
ゲン化されていてもよいC1-6アルコキシ、ハロゲン化
されていてもよいC1-6アルキルチオ、ヒドロキシ、ア
ミノ、モノ−C1-6アルキルアミノ、ジ−C1-6アルキル
アミノ、ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、ハロゲ
ン化されていてもよいC1-6アルキル−カルボニル、C
1-6アルコキシ−カルボニル、モノ−C1-6アルキル−カ
ルバモイル、ジ−C1-6アルキル−カルバモイル、ハロ
ゲン化されていてもよいC1-6アルキルスルホニル、ホ
ルミルアミノ、ハロゲン化されていてもよいC1-6アル
キル−カルボキサミド、C1 -6アルコキシ−カルボキサ
ミド、C1-6アルキルスルホニルアミノ、C1-6アルキル
−カルボニルオキシ、C1-6アルコキシ−カルボニルオ
キシ、モノ−C1-6アルキル−カルバモイルオキシおよ
びジ−C1-6アルキル−カルバモイルオキシから選ばれ
る置換基1ないし5個、好ましくは1ないし3個が挙げ
られ、なかでも、ハロゲン原子、ハロゲン化されていて
もよいC1-6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC
1-6アルコキシなどが好ましい。
【0040】前記R3で示される「置換基を有していて
もよい低級アルコキシ基」の「置換基」としての「アシ
ルアミノ」としては、例えば、前記「置換基を有してい
てもよい芳香族基」の「置換基」において詳述した「ア
シル」で1ないし2個置換されたアミノが挙げられ、好
ましくは、ホルミルアミノ、ハロゲン化されていてもよ
いC1-6アルキル−カルボキサミド、置換基を有してい
てもよいC6-10アリール−カルボキサミド(例、フェニ
ルカルボキサミド、ナフチルカルボキサミドなど)、C
1-6アルコキシ−カルボキサミド(例、メトキシカルボ
キサミド、エトキシカルボキサミド、プロポキシカルボ
キサミド、ブトキシカルボキサミドなど)、C1-6アル
キルスルホニルアミノ(例、メチルスルホニルアミノ、
エチルスルホニルアミノなど)などが挙げられる。
【0041】前記R3で示される「置換基を有していて
もよい低級アルコキシ基」の「置換基」としての「アシ
ルオキシ」としては、例えば、前記「置換基を有してい
てもよい芳香族基」の「置換基」において詳述した「ア
シル」1個で置換されたオキシが挙げられ、好ましく
は、C1-6アルキル−カルボニルオキシ(例、アセトキ
シ、プロパノイルオキシなど)、置換基を有していても
よいC6-10アリール−カルボニルオキシ(例、ベンゾイ
ルオキシ、1−ナフトイルオキシ、2−ナフトイルオキ
シなど)、C1-6アルコキシ−カルボニルオキシ(例、
メトキシカルボニルオキシ、エトキシカルボニルオキ
シ、プロポキシカルボニルオキシ、ブトキシカルボニル
オキシなど)、モノ−C1-6アルキル−カルバモイルオ
キシ(例、メチルカルバモイルオキシ、エチルカルバモ
イルオキシなど)、ジ−C1-6アルキル−カルバモイル
オキシ(例、ジメチルカルバモイルオキシ、ジエチルカ
ルバモイルオキシなど)、置換基を有していてもよいC
6-10アリール−カルバモイルオキシ(例、フェニルカル
バモイルオキシ、ナフチルカルバモイルオキシなど)、
ニコチノイルオキシなどが挙げられる。
【0042】R3、R4、R5、R6およびR7として好ま
しくは水素原子またはC1-6アルキル、さらに好ましく
は水素原子またはメチルなどが用いられる。
【0043】前記C環で示される「さらに置換基を有し
ていてもよい環を縮合していてもよく、置換基を有して
いてもよい4〜8員環」の「4〜8員環」としての「4
〜8員不飽和環」としては非芳香性不飽和環及び4〜8
員芳香環が含まれる。「非芳香性不飽和環」としては、
シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロヘキサジエ
ン、シクロヘプテン、シクロヘプタジエンなどの炭化水
素環、チアジン、オキサジン、オキサチイン、ジアゼピ
ン、オキサゼピン、チアゼピンなどの非芳香性複素環が
挙げられる。該「4〜8員芳香環」としては、例えば、
ベンゼン環、5または6員芳香族複素環などが挙げられ
る。「5または6員芳香族複素環」としては、例えば、
炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から
選ばれるヘテロ原子1個以上(例えば1〜3個)を含む
5または6員芳香族複素環などが挙げられる。具体的に
は、チオフェン、フラン、ピロール、イミダゾール、ピ
ラゾール、チアゾール、オキサゾール、ピリジン、ピラ
ジン、ピリミジン、ピリダジン、トリアゾールなどが挙
げられる。
【0044】前記C環で示される「さらに置換基を有し
ていてもよい環を縮合していてもよく、置換基を有して
いてもよい4〜8員環」の「置換基を有していてもよ
い」「縮合する」「環」としては、飽和環と芳香環が挙
げられる。
【0045】「飽和環」としては、4〜8員単環式飽和
環、4〜8員環集合飽和環、7〜12員縮合飽和環など
が挙げられる。前記「4〜8員単環式飽和環」として
は、4〜8員飽和環炭化水素、4〜8員飽和複素環など
が挙げられる。「4〜8員飽和環炭化水素」としては、
例えば、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサ
ン、シクロヘプタン、シクロオクタンなどが挙げられ
る。「4〜8員飽和複素環」としては、例えば、炭素原
子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれ
るヘテロ原子1個以上(例えば1〜3個)を含む4〜8
員飽和複素環などが挙げられる。具体的には、テトラヒ
ドロチオフェン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピ
ロール、テトラヒドロイミダゾール、テトラヒドロピラ
ゾール、テトラヒドロチアゾール、テトラヒドロオキサ
ゾール、ヘキサヒドロピリジン、ヘキサヒドロピラジ
ン、ヘキサヒドロピリミジン、ヘキサヒドロピリダジ
ン、テトラヒドロ-1,4-オキサジン、テトラヒドロ-
1,4-チアジン、ペルヒドロアゼピン、ペルヒドロ-
1,4-ジアゼピン、ペルヒドロ-1,4−オキサゼピ
ン、ペルヒドロ-1,4−チアゼピンおよびペルヒドロ
アゾシンなどが挙げられる。前記「4〜8員環集合飽和
環」としては、2個以上(好ましくは2個)の飽和環が
単結合で直結していて、環を直結している結合の数が環
系の数より1個少ない飽和環集合体などが挙げられる。
「飽和環」としては、飽和環炭化水素、飽和複素環など
が挙げられる。「飽和環炭化水素」としては、例えば、
炭素数4ないし8個の単環式または縮合多環式(2環
式)飽和環炭化水素(例、シクロブタン、シクロペンタ
ンなど)などが挙げられる。「飽和複素環」としては、
例えば、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素
原子から選ばれるヘテロ原子1個以上(例えば1〜4
個)を含む4ないし8員の飽和複素環などが挙げられ
る。具体的に、テトラヒドロチオフェン、テトラヒドロ
フラン、テトラヒドロピロール、テトラヒドロイミダゾ
ール、テトラヒドロピラゾール、テトラヒドロチアゾー
ル、テトラヒドロオキサゾール、ヘキサヒドロピリジ
ン、ヘキサヒドロピラジン、ヘキサヒドロピリミジン、
ヘキサヒドロピリダジン、テトラヒドロ-1,4-オキサ
ジン、テトラヒドロ-1,4-チアジン、ペルヒドロアゼ
ピン、ペルヒドロ-1,4-ジアゼピン、ペルヒドロ-
1,4−オキサゼピン、ペルヒドロ-1,4−チアゼピ
ンおよびペルヒドロアゾシンなどの飽和複素環などが挙
げられる。これらの飽和環が単結合で直結した4〜8員
飽和環集合体としては、例えば、4ないし8員飽和複素
環から選ばれる2個で形成される飽和環集合体などが挙
げられる。飽和環集合体の好ましい例としては、シクロ
ブタン、シクロペンタン、テトラヒドロチオフェン、テ
トラヒドロフラン、テトラヒドロピロール、テトラヒド
ロイミダゾール、テトラヒドロピラゾール、テトラヒド
ロチアゾール、テトラヒドロオキサゾール、ヘキサヒド
ロピリジン、ヘキサヒドロピラジン、ヘキサヒドロピリ
ミジン、ヘキサヒドロピリダジン、テトラヒドロ-1,
4-オキサジン、テトラヒドロ-1,4-チアジン、ペル
ヒドロアゼピン、ペルヒドロ-1,4-ジアゼピン、ペル
ヒドロ-1,4−オキサゼピン、ペルヒドロ-1,4−チ
アゼピンおよびペルヒドロアゾシンから選ばれる2個の
飽和環からなる飽和環集合体である。前記「7〜12員
縮合飽和環」としては、例えば、縮合多環式(好ましく
は2環式)飽和環などが挙げられる。該「縮合多環式飽
和環」としては、縮合多環式飽和環炭化水素、縮合多環
式飽和複素環などが挙げられる。「縮合多環式飽和炭化
水素」としては、例えば、炭素数7ないし12個の縮合
多環式(2環式)飽和環炭化水素(例、ビシクロ[4.
3.0]ノナン、ビシクロ[4.4.0]デカンなど)
などが挙げられる。「縮合多環式飽和複素環」として
は、例えば、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および
酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1個以上(例えば1
〜4個)を含む4ないし8員の縮合多環式飽和複素環な
どが挙げられる。
【0046】前記C環で示される「さらに置換基を有し
ていてもよい環を縮合していてもよく、置換基を有して
いてもよい4〜8員環」の「縮合していてもよいく」
「置換基を有していてもよい」「縮合する」「環」とし
ての「芳香環」としては、4〜8員単環式芳香環、4〜
8員環集合芳香環、7〜12員縮合芳香環などが挙げら
れる。前記「4〜8員単環式芳香環」としては、例え
ば、ベンゼン環、5または6員芳香族複素環などが挙げ
られる。「5または6員芳香族複素環」としては、例え
ば、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子
から選ばれるヘテロ原子1個以上(例えば1〜3個)を
含む5または6員芳香族複素環などが挙げられる。具体
的には、チオフェン、フラン、ピロール、イミダゾー
ル、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、ピリジ
ン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジンなどが挙げられ
る。前記「4〜8員環集合芳香環」としては、2個以上
(好ましくは2個)の芳香環が単結合で直結していて、
環を直結している結合の数が環系の数より1個少ない芳
香環集合体などが挙げられる。「芳香環」としては、芳
香族炭化水素、芳香族複素環などが挙げられる。「芳香
族炭化水素」としては、例えばベンゼンなどが挙げられ
る。「芳香族複素環」としては、例えば、炭素原子以外
に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテ
ロ原子1個以上(例えば1〜4個)を含む4ないし8員
(好ましくは5員)の芳香族複素環などが挙げられる。
具体的には、チオフェン、フラン、ピロール、イミダゾ
ール、ピラゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、
1,2,4−オキサジアゾールまたは1,3,4−オキ
サジアゾールなどのオキサジアゾール、1,2,4−チ
アジアゾールまたは1,3,4−チアジアゾールなどの
チアジアゾール、チアゾール、イソチアゾール、ピリジ
ン、ピリミジン、ピリダジンなどの芳香族複素環などが
挙げられる。前記「7〜12員縮合芳香環」としては、
例えば、縮合多環式(好ましくは2環式)芳香環などが
挙げられる。該「縮合多環式芳香環」としては、縮合多
環式芳香族炭化水素、縮合多環式芳香族複素環などが挙
げられる。「縮合多環式芳香族炭化水素」としては、例
えば、炭素数7ないし12個の縮合多環式(2環式)芳
香族炭化水素などが挙げられる。「縮合多環式芳香族複
素環」としては、例えば、炭素原子以外に窒素原子、硫
黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1個以
上(例えば1〜4個)を含む7ないし12員の縮合多環
式芳香族複素環などが挙げられる。
【0047】前記C環で示される「さらに置換基を有し
ていてもよい環を縮合していてもよく、置換基を有して
いてもよい4〜8員環」の「縮合していてもよく」「置
換基を有していてもよい環」の「環」としては、単環の
飽和環、芳香環が好ましい。
【0048】C環で示される4〜8員環としては、例え
ば、窒素を含む複素環が好ましく、特にテトラヒドロピ
ロール、ヘキサヒドロピリジン、ヘキサヒドロピラジ
ン、テトラヒドロ-1,4-オキサジン、テトラヒドロ-
1,4-チアジン、ペルヒドロアゼピン、ピロールが好
ましく用いられる。
【0049】上記式中、Ar1で示される「置換基を有
していてもよい芳香族基」、「置換基を有していてもよ
い単環式芳香族基」、「置換基を有していてもよいフェ
ニル基、フリル基、チエニル基またはピリジル基」、A
環およびB’環で示される「置換基を有していてもよい
ベンゼン環」、B環で示される「置換基を有していても
よい芳香環」、C環で示される「さらに置換基を有して
いてもよい環を縮合していてもよく、置換基を有してい
てもよい4〜8員環」における「置換基を有していても
よい4〜8員環」の「置換基」及び「さらに置換基を有
していてもよい環を縮合していてもよく」の「置換基」
としては、例えば、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、
臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、ハロゲン化され
ていてもよいC1-6アルキル、C6-10アリールオキシ−
1-6アルキル(例、フェノキシメチルなど)、C1-6
ルキル−C6-10アリール−C2-6アルケニル(例、メチ
ルフェニルエテニルなど)、ハロゲン化されていてもよ
いC3-6シクロアルキル、置換基を有していてもよいC
7-16アラルキル、置換基を有していてもよいC1-6アル
コキシ、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルチ
オ、ヒドロキシ、置換基を有していてもよいC6-10アリ
ールオキシ、C6-10アリール−C1-6アルキルオキシ
(例、フェニルメチルオキシなど)、C6-10アリール−
7-16アラルキルオキシ(例、フェニルベンジルオキシ
など)、アミノ、モノ−C1-6アルキルアミノ(例、メ
チルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロ
ピルアミノ、ブチルアミノなど)、ジ−C1-6アルキル
アミノ(例、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロ
ピルアミノ、ジブチルアミノ、エチルメチルアミノな
ど)、置換基を有していてもよい5ないし7員飽和環状
アミノ、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、置換基
を有していてもよいC6-14アリール、置換基を有してい
てもよい5ないし10員芳香族複素環基)、5ないし7
員飽和環状アミノ以外の飽和複素環基(例、テトラヒド
ロピラン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン)な
どが挙げられ、なかでもハロゲン原子、ハロゲン化され
ていてもよいC1- 6アルキル、置換基を有していてもよ
いC7-16アラルキル、ハロゲン化されていてもよいC
1-6アルコキシ、置換基を有していてもよいC6-10アリ
ールオキシ、アシル、アシルアミノ、フェニル、ナフチ
ル、ピリジル、フリル、チエニル、テトラヒドロピラ
ン、テトラヒドロフランなどが好ましい。
【0050】Ar1で表わされる「置換基を有していて
もよい芳香族基」の「芳香族基」は、例えば、上記置換
基を、芳香族基の置換可能な位置に1ないし5個、好ま
しくは1ないし3個有していてもよく、置換基数が2個
以上の場合、各置換基は同一または異なっていてもよ
い。また、置換基が環状の場合は、芳香族基の芳香環と
置換基とはスピロ結合によって結合されていてもよい。
また、A環およびB’環で表わされる「置換基を有して
いてもよいベンゼン環」の「ベンゼン環」は、例えば、
上記置換基を、ベンゼン環の置換可能な位置に1ないし
4個、好ましくは1ないし2個有していてもよく、置換
基数が2個以上の場合、各置換基は同一または異なって
いてもよい。また、置換基が環状の場合は、ベンゼン環
と置換基とはスピロ結合によって結合されていてもよ
い。また、B環で表される「置換基を有していてもよい
芳香環」の「芳香環」は、例えば、上記置換基を、芳香
環の置換可能な位置に1ないし4個、好ましくは1ない
し2個有していてもよく、置換基数が2個以上の場合、
各置換基は同一または異なっていてもよい。また、置換
基が環状の場合は、芳香環と置換基とはスピロ結合によ
って結合されていてもよい。また、C環で表わされる
「さらに置換基を有していてもよい環を縮合していても
よく、置換基を有していてもよい4〜8員環」の「4〜
8員環」は、例えば、上記置換基を、環の置換可能な位
置に1ないし4個、好ましくは1ないし2個有していて
もよく、置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一ま
たは異なっていてもよい。また、置換基が環状の場合
は、環と置換基とはスピロ結合によって結合されていて
もよい。また、C環で表わされる「さらに置換基を有し
ていてもよい環を縮合していてもよく、置換基を有して
いてもよい4〜8員環」の「縮合していてもよい」
「環」は、例えば、上記置換基を、環の置換可能な位置
に1ないし4個、好ましくは1ないし2個有していても
よく、置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一また
は異なっていてもよい。また、置換基が環状の場合は、
環と置換基とはスピロ結合によって結合されていてもよ
い。
【0051】前記「置換基を有していてもよいC7-16
ラルキル」の「C7-16アラルキル」としては、例えば、
ベンジル、フェネチル、ナフチルメチルなどが挙げられ
る。前記「置換基を有していてもよいC1-6アルコキ
シ」の「C1-6アルコキシ」としては、例えば、メトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシなどが挙げられ
る。前記「置換基を有していてもよいC6-10アリールオ
キシ」の「C6-10アリールオキシ」としては、例えば、
フェニルオキシ、ナフチルオキシなどが挙げられる。前
記「置換基を有していてもよいC6-14アリール」の「C
6-14アリール」としては、例えば、フェニル、1−ナフ
チルまたは2−ナフチルなどのナフチル、2−インデニ
ルなどのインデニル、2−アンスリルなどのアンスリル
などが挙げられる。好ましくはフェニルなどである。前
記「置換基を有していてもよい5ないし10員芳香族複
素環基」の「5ないし10員芳香族複素環基」として
は、例えば2−,3−または4−ピリジルなどのピリジ
ル、1−,2−または3−インドリルなどのインドリ
ル、2−または3−チエニルなどのチエニルなどが挙げ
られる。好ましくは、2−,3−または4−ピリジルな
どのピリジルなどである。これら「置換基を有していて
もよいC7-16アラルキル」、「置換基を有していてもよ
いC1-6アルコキシ」、「置換基を有していてもよいC
6-10アリールオキシ」、「置換基を有していてもよいC
6-14アリール」、「置換基を有していてもよい5ないし
10員芳香族複素環基」の「置換基」としては、それぞ
れ、例えば、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、
ヨウ素など)、C1-3アルキレンジオキシ(例、メチレ
ンジオキシ、エチレンジオキシなど)、ニトロ、シア
ノ、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル、ハロ
ゲン化されていてもよいC3-6シクロアルキル、ハロゲ
ン化されていてもよいC1-6アルコキシ、ハロゲン化さ
れていてもよいC1-6アルキルチオ、ヒドロキシ、アミ
ノ、モノ−C1-6アルキルアミノ(例、メチルアミノ、
エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、
ブチルアミノなど)、ジ−C1-6アルキルアミノ(例、
ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、
ジブチルアミノ、エチルメチルアミノなど)、ホルミ
ル、カルボキシ、カルバモイル、ハロゲン化されていて
もよいC1-6アルキル−カルボニル、C1-6アルコキシ−
カルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボ
ニル、プロポキシカルボニル、tert−ブトキシカル
ボニルなど)、モノ−C1-6アルキル−カルバモイル
(例、メチルカルバモイル、エチルカルバモイルな
ど)、ジ−C1-6アルキル−カルバモイル(例、ジメチ
ルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、エチルメチル
カルバモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC
1-6アルキルスルホニル、ホルミルアミノ、ハロゲン化
されていてもよいC1-6アルキル−カルボキサミド、C
1-6アルコキシ−カルボキサミド(例、メトキシカルボ
キサミド、エトキシカルボキサミド、プロポキシカルボ
キサミド、ブトキシカルボキサミドなど)、C1-6アル
キルスルホニルアミノ(例、メチルスルホニルアミノ、
エチルスルホニルアミノなど)、C1-6アルキル−カル
ボニルオキシ(例、アセトキシ、プロパノイルオキシな
ど)、C1-6アルコキシ−カルボニルオキシ(例、メト
キシカルボニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、プ
ロポキシカルボニルオキシ、ブトキシカルボニルオキシ
など)、モノ−C1-6アルキル−カルバモイルオキシ
(例、メチルカルバモイルオキシ、エチルカルバモイル
オキシなど)、ジ−C1-6アルキル−カルバモイルオキ
シ(例、ジメチルカルバモイルオキシ、ジエチルカルバ
モイルオキシなど)などが1ないし5個挙げられる。
【0052】前記「置換基を有していてもよい5ないし
7員飽和環状アミノ」の「5ないし7員飽和環状アミ
ノ」としては、例えば、モルホリノ、チオモルホリノ、
ピペラジン−1−イル、ピペリジノ、ピロリジン−1−
イル、ヘキサメチレンイミン−1−イルなどが挙げられ
る。「置換基を有していてもよい5ないし7員飽和環状
アミノ」の「置換基」としては、例えば、C1-6アルキ
ル、置換基を有していてもよいC6-14アリール、置換基
を有していてもよいC7-19アラルキル、置換基を有して
いてもよい5ないし10員芳香族複素環基、置換基を有
していてもよいC6-10アリール−カルボニル、ハロゲン
化されていてもよいC1-6アルキル−カルボニル、ハロ
ゲン化されていてもよいC1-6アルキルスルホニルなど
が1ないし3個挙げられる。「置換基を有していてもよ
いC6-14アリール」の「C6-14アリール」としては、例
えば、フェニル、1−ナフチルまたは2−ナフチルなど
のナフチル、2−インデニルなどのインデニル、2−ア
ンスリルなどのアンスリルなどが挙げられる。好ましく
はフェニルなどである。「置換基を有していてもよいC
7-19アラルキル」の「C7-19アラルキル」としては、例
えば、ベンジル、フェネチル、ジフェニルメチル、トリ
フェニルメチル、1−ナフチルメチル、2−ナフチルメ
チル、2,2−ジフェニルエチル、3−フェニルプロピ
ル、4−フェニルブチル、5−フェニルペンチルなどが
挙げられる。好ましくはベンジルなどである。「置換基
を有していてもよい5ないし10員芳香族複素環基」の
「5ないし10員芳香族複素環基」としては、例えば2
−,3−または4−ピリジルなどのピリジル、1−,2
−または3−インドリルなどのインドリル、2−または
3−チエニルなどのチエニルなどが挙げられる。好まし
くは、2−,3−または4−ピリジルなどのピリジルな
どである。「置換基を有していてもよいC6-10アリール
−カルボニル」の「C6-10アリール−カルボニル」とし
ては、例えば、ベンゾイル、1−ナフトイル、2−ナフ
トイルなどである。
【0053】これらの「置換基を有していてもよいC
6-14アリール」、「置換基を有していてもよいC7-19
ラルキル」、「置換基を有していてもよい5ないし10
員芳香族複素環基」および「置換基を有していてもよい
6-10アリール−カルボニル」がそれぞれ有していても
よい「置換基」としては、例えば、ハロゲン原子(例、
フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、C1-3アルキレン
ジオキシ(例、メチレンジオキシ、エチレンジオキシな
ど)、ニトロ、シアノ、ハロゲン化されていてもよいC
1-6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC3-6シクロ
アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルコキ
シ、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルチオ、
ヒドロキシ、アミノ、モノ−C1-6アルキルアミノ
(例、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、
イソプロピルアミノ、ブチルアミノなど)、ジ−C1-6
アルキルアミノ(例、ジメチルアミノ、ジエチルアミ
ノ、ジプロピルアミノ、ジブチルアミノ、エチルメチル
アミノなど)、ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、
ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル−カルボニ
ル、C1 -6アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカル
ボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、
tert−ブトキシカルボニルなど)、モノ−C1-6
ルキル−カルバモイル(例、メチルカルバモイル、エチ
ルカルバモイルなど)、ジ−C1-6アルキル−カルバモ
イル(例、ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイ
ル、エチルメチルカルバモイルなど)、ハロゲン化され
ていてもよいC1-6アルキルスルホニル、ホルミルアミ
ノ、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル−カル
ボキサミド、C1-6アルコキシ−カルボキサミド(例、
メトキシカルボキサミド、エトキシカルボキサミド、プ
ロポキシカルボキサミド、ブトキシカルボキサミドな
ど)、C1-6アルキルスルホニルアミノ(例、メチルス
ルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノなど)、C
1-6アルキル−カルボニルオキシ(例、アセトキシ、プ
ロパノイルオキシなど)、C1-6アルコキシ−カルボニ
ルオキシ(例、メトキシカルボニルオキシ、エトキシカ
ルボニルオキシ、プロポキシカルボニルオキシ、ブトキ
シカルボニルオキシなど)、モノ−C1-6アルキル−カ
ルバモイルオキシ(例、メチルカルバモイルオキシ、エ
チルカルバモイルオキシなど)、ジ−C1-6アルキル−
カルバモイルオキシ(例、ジメチルカルバモイルオキ
シ、ジエチルカルバモイルオキシなど)などが1ないし
5個挙げられる。
【0054】前記Ar1で示される「置換基を有してい
てもよい芳香族基」、「置換基を有していてもよい単環
式芳香族基」、「置換基を有していてもよいフェニル
基、フリル基、チエニル基またはピリジル基」、A環お
よびB’環で示される「置換基を有していてもよいベン
ゼン環」、B環で示される「置換基を有していてもよい
芳香環」、C環で示される「置換基を有していてもよい
4〜8員環」の「置換基」としての「アシル」、「アシ
ルアミノ」および「アシルオキシ」における「アシル」
としては、ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、ハロ
ゲン化されていてもよいC1-6アルキル−カルボニル、
1-6アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、te
rt−ブトキシカルボニルなど)、置換基を有していて
もよいC6-10アリール−カルボニル、置換基を有してい
てもよいC6-10アリールオキシ−カルボニル、置換基を
有していてもよいC7-16アラルキルオキシ−カルボニ
ル、置換基を有していてもよい5〜6員複素環カルボニ
ル、モノ−C1-6アルキル−カルバモイル、ジ−C1-6
ルキル−カルバモイル(例、ジメチルカルバモイル、ジ
エチルカルバモイル、エチルメチルカルバモイルな
ど)、置換基を有していてもよいC6-10アリール−カル
バモイル、置換基を有していてもよい5〜6員複素環カ
ルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキ
ルスルホニル、置換基を有していてもよいC6-10アリー
ルスルホニルなどであり、なかでもハロゲン化されてい
てもよいC1-6アルキル−カルボニル、C1-6アルコキシ
−カルボニル(例、エトキシカルボニルなど)、置換基
を有していてもよいC6-10アリール−カルボニル、置換
基を有していてもよいC6-10アリールスルホニルなどが
挙げられる。
【0055】前記「置換基を有していてもよいC6-10
リール−カルボニル」の「C6-10アリール−カルボニ
ル」としては、例えば、ベンゾイル、1−ナフトイル、
2−ナフトイルなどが挙げられる。前記「置換基を有し
ていてもよいC6-10アリールオキシ−カルボニル」の
「C 6-10アリールオキシ−カルボニル」としては、例え
ば、フェノキシカルボニルなどが挙げられる。前記「置
換基を有していてもよいC7-16アラルキルオキシ−カル
ボニル」の「C7-16アラルキルオキシ−カルボニル」と
しては、例えば、ベンジルオキシカルボニル、フェネチ
ルオキシカルボニルなどが挙げられる。前記「置換基を
有していてもよい5〜6員複素環カルボニル」の「5〜
6員複素環カルボニル」としては、例えば、ニコチノイ
ル、イソニコチノイル、2−テノイルまたは3−テノイ
ルなどのテノイル、2−フロイルまたは3−フロイルな
どのフロイル、モルホリノカルボニル、ピペリジノカル
ボニル、ピロリジン−1−イルカルボニルなどが挙げら
れる。前記「置換基を有していてもよいC6-10アリール
−カルバモイル」の「C6-10アリール−カルバモイル」
としては、例えば、フェニルカルバモイル、1−ナフチ
ルカルバモイル、2−ナフチルカルバモイルなどが挙げ
られる。前記「置換基を有していてもよい5〜6員複素
環カルバモイル」の「5〜6員複素環カルバモイル」と
しては、例えば、2−ピリジルカルバモイル、3−ピリ
ジルカルバモイルまたは4−ピリジルカルバモイルなど
のピリジルカルバモイル、2−チエニルカルバモイルま
たは3−チエニルカルバモイルなどのチエニルカルバモ
イルなどが挙げられる。前記「置換基を有していてもよ
いC6-10アリールスルホニル」の「C6-10アリールスル
ホニル」としては、例えば、ベンゼンスルホニル、1−
ナフタレンスルホニル、2−ナフタレンスルホニルなど
が挙げられる。
【0056】これら「置換基を有していてもよいC6-10
アリール−カルボニル」、「置換基を有していてもよい
6-10アリールオキシ−カルボニル」、「置換基を有し
ていてもよいC7-16アラルキルオキシ−カルボニル」、
「置換基を有していてもよい5〜6員複素環カルボニ
ル」、「置換基を有していてもよいC6-10アリール−カ
ルバモイル」、「置換基を有していてもよい5〜6員複
素環カルバモイル」および「置換基を有していてもよい
6-10アリールスルホニル」の「置換基」としては、ハ
ロゲン原子、C1-3アルキレンジオキシ、ニトロ、シア
ノ、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル、ハロ
ゲン化されていてもよいC1-6アルコキシ、ハロゲン化
されていてもよいC1-6アルキルチオ、ヒドロキシ、ア
ミノ、モノ−C1-6アルキルアミノ、ジ−C1-6アルキル
アミノ、ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、ハロゲ
ン化されていてもよいC1-6アルキル−カルボニル、C
1-6アルコキシ−カルボニル、モノ−C1-6アルキル−カ
ルバモイル、ジ−C1-6アルキル−カルバモイル、ハロ
ゲン化されていてもよいC1-6アルキルスルホニル、ホ
ルミルアミノ、ハロゲン化されていてもよいC1-6アル
キル−カルボキサミド、C1 -6アルコキシ−カルボキサ
ミド、C1-6アルキルスルホニルアミノ、C1-6アルキル
−カルボニルオキシ、C1-6アルコキシ−カルボニルオ
キシ、モノ−C1-6アルキル−カルバモイルオキシおよ
びジ−C1-6アルキル−カルバモイルオキシから選ばれ
る置換基1ないし5個、好ましくは1ないし3個が挙げ
られ、なかでも、ハロゲン原子、ハロゲン化されていて
もよいC1-6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC
1-6アルコキシなどが好ましい。
【0057】前記Ar1で示される「置換基を有してい
てもよい芳香族基」、「置換基を有していてもよい単環
式芳香族基」、「置換基を有していてもよいフェニル
基、フリル基、チエニル基またはピリジル基」、A環お
よびB’環で示される「置換基を有していてもよいベン
ゼン環」、B環で示される「置換基を有していてもよい
芳香環」、C環で示される「置換基を有していてもよい
4〜8員環」の「置換基」としての「アシルアミノ」と
しては、例えば、前記「置換基を有していてもよい芳香
族基」の「置換基」において詳述した「アシル」で1な
いし2個置換されたアミノが挙げられ、好ましくは、ホ
ルミルアミノ、ハロゲン化されていてもよいC1-6アル
キル−カルボキサミド、置換基を有していてもよいC
6-10アリール−カルボキサミド(例、フェニルカルボキ
サミド、ナフチルカルボキサミドなど)、C1-6アルコ
キシ−カルボキサミド(例、メトキシカルボキサミド、
エトキシカルボキサミド、プロポキシカルボキサミド、
ブトキシカルボキサミドなど)、C1-6アルキルスルホ
ニルアミノ(例、メチルスルホニルアミノ、エチルスル
ホニルアミノなど)などが挙げられる。
【0058】前記Ar1で示される「置換基を有してい
てもよい芳香族基」、「置換基を有していてもよい単環
式芳香族基」、「置換基を有していてもよいフェニル
基、フリル基、チエニル基またはピリジル基」、A環お
よびB’環で示される「置換基を有していてもよいベン
ゼン環」、B環で示される「置換基を有していてもよい
芳香環」、C環で示される「置換基を有していてもよい
4〜8員環」の「置換基」としての「アシルオキシ」と
しては、例えば、前記「置換基を有していてもよい芳香
族基」の「置換基」において詳述した「アシル」1個で
置換されたオキシが挙げられ、好ましくは、C1-6アル
キル−カルボニルオキシ(例、アセトキシ、プロパノイ
ルオキシなど)、置換基を有していてもよいC6-10アリ
ール−カルボニルオキシ(例、ベンゾイルオキシ、1−
ナフトイルオキシ、2−ナフトイルオキシなど)、C
1-6アルコキシ−カルボニルオキシ(例、メトキシカル
ボニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、プロポキシ
カルボニルオキシ、ブトキシカルボニルオキシなど)、
モノ−C1-6アルキル−カルバモイルオキシ(例、メチ
ルカルバモイルオキシ、エチルカルバモイルオキシな
ど)、ジ−C1-6アルキル−カルバモイルオキシ(例、
ジメチルカルバモイルオキシ、ジエチルカルバモイルオ
キシなど)、置換基を有していてもよいC6-10アリール
−カルバモイルオキシ(例、フェニルカルバモイルオキ
シ、ナフチルカルバモイルオキシなど)、ニコチノイル
オキシなどが挙げられる。
【0059】上記式(I)で表される化合物中、R1
しては、水素原子、置換されていてよいヒドロキシ基が
好ましい。置換されていてもよいヒドロキシ基として
は、アルキルオキシ基、アシルオキシ基がより好まし
い。R2としては、水素原子または置換基を有していて
もよい低級アルキル基が好ましく、水素原子またはC
1-6アルキル基がより好ましく、メチル基が特に好まし
い。Ar1としては、置換基を有していてもよい単環式
芳香族基が好ましく、それぞれ置換基を有していてもよ
いフェニル基、フリル基、チエニル基またはピリジル基
がより好ましく、ハロゲン原子、C1-3アルキレンジオ
キシ基、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル基
またはハロゲン化されていてもよいC1-6アルコキシ基
で置換されていてもよいフェニル基が特に好ましい。A
環としては、無置換のベンゼン環が好ましい。B環とし
ては、置換されていてもよいベンゼン環が好ましく、無
置換のベンゼン環がより好ましい。C環としては、置換
基を有していてもよい5−7員飽和環が好ましく、置換
基を有していてもよい5−7員飽和複素環がより好まし
く、置換基を有していてもよい窒素含有5−7員飽和複
素環が更に好ましく、置換基を有していてもよいテトラ
ヒドロピロール、ヘキサヒドロピリジン、ヘキサヒドロ
ピラジン、テトラヒドロ-1,4-オキサジン、テトラヒ
ドロ-1,4-チアジン、ペルヒドロアゼピン、が特に好
ましい。また、C環としては、B環の他にさらに置換基
を有していてもよい単環が縮合した環(以下このよう
に、B環を除いて、単環が縮合して2環を形成している
環を、単に2環性縮合環のように称することがある)で
あることが好ましく、そのなかでも置換基を有していて
もよい2環性縮合複素環であることが好ましく、置換基
を有していてもよい窒素含有2環性縮合複素環であるこ
とが更に好ましく、置換基を有していてもよいインドー
ル、イソキノリンが特に好ましい。この場合、それぞ
れ、B環とC環とでカルバゾール、5,6−ジヒドロフ
ェナントリジンを構成していることが好ましい。Xとし
ては、Nが好ましい。Yとしては、CHが好ましい。X
及びYの少なくともいずれか一方がNであることが好ま
しい。また、上記式(I)中、2位と4位の立体配置が
シス体の(−)体であることが好ましい。上記式(I)
で表される化合物は、特に、(−)-2,4-シス-1-(3,4-ジ
メトキシベンゾイル)-2-メチル-4-(1,2,3,4-テトラヒド
ロキノリン-1-イル)- 1,2,3,4-テトラヒドロキノリン、
(−)-2,4-シス-4-(3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンズオキサ
ジン-4-イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル
-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン、2,4-シス-1-(3,4-ジ
メトキシベンゾイル)-2-メチル-4-(1,2,3,4-テトラヒド
ロキノリン-1-イル)- 1,2,3,4-テトラヒドロキノリン、
2,3-トランス-2,4-シス-3-アセトキシ-1-(3,4-ジメトキ
シベンゾイル)-2-メチル-4-(1,2,3,4-テトラヒドロキノ
リン-1-イル)- 1,2,3,4-テトラヒドロキノリン、2,4-シ
ス-4-(3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾチアジン-4-イル)-1
-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-テト
ラヒドロキノリン、2,4-シス-4-(1-ベンジル-1,2,3,4-
テトラヒドロキノキサリン-4-イル)-1-(3,4-ジメトキシ
ベンゾイル)- 2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリ
ン、2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル
-4-(2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-1-ベンズアゼピニル)-
1,2,3,4-テトラヒドロキノリン、2,3-トランス-2,4-シ
ス-3-{[(ベンジルアミノ)カルボニル]オキシ}-1-(3,4
-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-4-(2,3,4,5-テトラ
ヒドロ-1H-1-ベンズアゼピニル)-1,2,3,4-テトラヒドロ
キノリン、2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジ
メトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロ
キノリン、(−)-2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラ
ヒドロキノリン、または2-ブチル-4-(9H-9-カルバゾリ
ル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2-ジヒドロキノ
リンであることが好ましい。
【0060】式(I)で表わされる化合物(以下、化合
物(I)と略称する場合がある)の塩としては薬学的に
許容される塩が好ましく、例えば、無機塩基との塩、有
機塩基との塩、無機酸との塩、有機酸との塩、塩基性ま
たは酸性アミノ酸との塩などが挙げられる。無機塩基と
の塩の好適な例としては、例えば、ナトリウム塩、カリ
ウム塩などのアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシ
ウム塩などのアルカリ土類金属塩;ならびにアルミニウ
ム塩、アンモニウム塩などが挙げられる。有機塩基との
塩の好適な例としては、例えば、トリメチルアミン、ト
リエチルアミン、ピリジン、ピコリン、エタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジシ
クロヘキシルアミン、N',N'-ジベンジルエチレンジアミ
ンなどとの塩が挙げられる。無機酸との塩の好適な例と
しては、例えば、塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン
酸などとの塩が挙げられる。有機酸との塩の好適な例と
しては、例えば、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、フマ
ール酸、シュウ酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コ
ハク酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホ
ン酸、p-トルエンスルホン酸などとの塩が挙げられる。
塩基性アミノ酸との塩の好適な例としては、例えば、ア
ルギニン、リジン、オルニチンなどとの塩が挙げられ、
酸性アミノ酸との塩の好適な例としては、例えば、アス
パラギン酸、グルタミン酸などとの塩が挙げられる。
【0061】化合物(I)のプロドラッグは、生体内に
おける生理条件下で酵素や胃酸等による反応により化合
物(I)に変換する化合物、すなわち酵素的に酸化、還
元、加水分解等を起こして化合物(I)に変化する化合
物、胃酸等により加水分解などを起こして化合物(I)
に変化する化合物をいう。化合物(I)のプロドラッグ
としては、化合物(I)のアミノ基がアシル化、アルキ
ル化、リン酸化された化合物(例、化合物(I)のアミ
ノ基がエイコサノイル化、アラニル化、ペンチルアミノ
カルボニル化、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジ
オキソレン−4−イル)メトキシカルボニル化、テトラ
ヒドロフラニル化、テトラヒドロピラニル化、ピロリジ
ルメチル化、ピバロイルオキシメチル化、tert−ブ
チル化された化合物など);化合物(I)の水酸基がア
シル化、アルキル化、リン酸化、ほう酸化された化合物
(例、化合物(I)の水酸基がアセチル化、パルミトイ
ル化、プロパノイル化、ピバロイル化、サクシニル化、
フマリル化、アラニル化、ジメチルアミノメチルカルボ
ニル化、テトラヒドロピラニル化された化合物など);
化合物(I)のカルボキシル基がエステル化、アミド化
された化合物(例、化合物(I)のカルボキシル基がエ
チルエステル化、フェニルエステル化、カルボキシメチ
ルエステル化、ジメチルアミノメチルエステル化、ピバ
ロイルオキシメチルエステル化、エトキシカルボニルオ
キシエチルエステル化、フタリジルエステル化、(5−
メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イ
ル)メチルエステル化、シクロヘキシルオキシカルボニ
ルエチルエステル化、メチルアミド化された化合物な
ど);等が挙げられる。これらの化合物は公知の方法に
よって化合物(I)から製造することができる。また、
化合物(I)は、同位元素(例、3H, 14C, 35S,125Iな
ど)などで標識されていてもよい。さらに、化合物
(I)は、無水物であっても、水和物であってもよい。
【0062】化合物(I)の製造法について以下に述べ
る。以下の製法説明は、化合物(I)のみならず、その
塩およびそのプロドラッグにも適用されるが、以下の説
明では単に化合物(I)と略称することもある。また、
化合物(I)の製造において用いられる各化合物につい
ても、例えば、化合物(II)と略称した場合であって
も、その塩およびそのプロドラッグも含むものとする。
化合物(I)は、公知の手段を用いて、例えば以下の製
造法で示される方法などにより製造できる。このように
して得られる化合物(I)は、反応混合物から公知の手
段、例えば、溶媒抽出、濃縮、中和、濾過、結晶化、再
結晶、カラムクロマトグラフィー、高速液体クロマトグ
ラフィー、再結晶などによって目的物を高純度で反応溶
液から単離・精製できる。
【0063】化合物(I)は水和物であっても無水和物
であってもよい。該水和物としては1水和物、0.5水
和物、2水和物などがあげられる。また、化合物(I)
は同位元素(例、3H、14C、35S、125Iなど)などで
標識されていてもよい。本発明の化合物(I)またはそ
の塩が不斉炭素を有する場合、得られた光学活性体の混
合物(ラセミ体)は慣用の光学分割手段、例えば、光学
活性酸(例、カンファースルホン酸など)または光学活
性塩基(例、1−メチルベンジルアミンなど)との塩を
生成させる方法や、各種クロマトグラフィー(例、光学
活性カラムを用いる液体クロマトグラフィーなど)、分
別再結晶などの分離手段によってそれぞれの光学活性体
に分割することができる。
【0064】「室温」は通常0ないし30℃を示す。製
造法に記載されている化学構造式中の各記号は、特記し
ない限り前記と同意義を示す。本明細書中、「脱離基」
は、ハロゲン原子(例、クロロ、ブロモ、ヨードな
ど)、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルスル
ホニルオキシ(例、メタンスルホニルオキシ、エタンス
ルホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシ
など)、置換基を有していてもよいC6-10アリールスル
ホニルオキシ、ヒドロキシなどを示す。該「置換基を有
していてもよいC6-10アリールスルホニルオキシ」の
「置換基」としては、ハロゲン原子、ハロゲン化されて
いてもよいC1-6アルキルまたはC1-6アルコキシなどが
1ないし3個挙げられる。「置換基を有していてもよい
6-10アリールスルホニルオキシ」の具体例としては、
ベンゼンスルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオ
キシ、1−ナフタレンスルホニルオキシ、2−ナフタレ
ンスルホニルオキシなどが挙げられる。
【0065】本明細書中、「塩基」は、 1)例えば、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水
素化物(例、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素
化カリウム、水素化カルシウムなど)、アルカリ金属ま
たはアルカリ土類金属のアミド類(例、リチウムアミ
ド、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミ
ド、リチウムジシクロヘキシルアミド、リチウムヘキサ
メチルジシラジド、ナトリウムヘキサメチルジシラジ
ド、カリウムヘキサメチルジシラジドなど)、アルカリ
金属またはアルカリ土類金属の低級アルコキシド(例、
ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウ
ム tert−ブトキシドなど)などの強塩基; 2)例えば、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水
酸化物(例、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化リチウム、水酸化バリウムなど)、アルカリ金属また
はアルカリ土類金属の炭酸塩(例、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、炭酸セシウムなど)、アルカリ金属または
アルカリ土類金属の炭酸水素塩(例、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸水素カリウムなど)などの無機塩基;または、 3)例えば、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチル
アミン、N−メチルモルホリン、ジメチルアミノピリジ
ン、DBU(1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウ
ンデス−7−エン)、DBN(1,5−ジアザビシクロ
〔4.3.0〕ノン−5−エン)などのアミン類、例え
ばピリジン、イミダゾール、2,6−ルチジンなどの塩
基性複素環化合物などの有機塩基などを示す。本明細書
記載の反応、例えば、アルキル化反応、加水分解反応、
アミノ化反応、エステル化反応、アミド化反応、エステ
ル化反応、エーテル化反応、酸化反応、還元反応などは
公知の方法を用いる。その例としてはオーガニック フ
ァンクショナル グループ プレパレーションズ(OR
GANIC FUNCTIONAL GROUP PR
EPARATIONS)第2版、アカデミックプレス社
(ACADEMIC PRESS, INC.)198
9年刊等に記載の方法などが挙げられる。
【0066】以下に化合物(I)の具体的な製造法を示
す。 製造法1
【化43】 [式中、各記号は前記と同義を表す。] 上記化合物(I)において、XがN、YがCHである化
合物(1a)は、化合物(III')を文献 (例えばテトラヘドロ
ンレターズ 38(15) 2673(1997)) 記載の方法に準じ
て、塩基存在下、化合物(II)で置換して製造することが
できる。塩基は、前記のものが使用されるが、好ましく
は、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸バリウム、炭
酸水素ナトリウム、トリエチルアミン、N−メチルモル
ホリン、ピリジンなどが用いられる。塩基の使用量は、
好ましくは1ないし10当量である。本反応は不活性溶媒
中で行なわれる。「不活性溶媒」としては、例えば、エ
ーテル系溶媒、ハロゲン化炭化水素系溶媒、芳香族系溶
媒、ニトリル系溶媒、アミド系溶媒、ケトン系溶媒、ス
ルホキシド系溶媒などが挙げられる反応温度は-20℃な
いし200℃、好ましくは0℃ないし50℃である。反応時間
は0.1時間ないし48時間、好ましくは1ないし24時間であ
る。化合物(II)は市販のアニリン類、あるいは新実験化
学講座14巻(III)などに記載の方法で合成されたアニ
リン類などが使用される。使用量は、好ましくは1ない
し10当量である。中間体化合物(III')として、反応性
置換基Q1が水酸基以外の反応性置換基である化合物を
用いる時、このような化合物(III')は化合物(III)のヒ
ドロキシ基を反応性置換基Q1に変換して製造すること
ができる。反応性置換基としては、例えばハロゲン原子
(例、塩素、臭素、ヨウ素など)、ハロゲン化されてい
てもよいC1-6アルキルスルホニルオキシ(例、メタン
スルホニルオキシ、エタンスルホニルオキシ、トリフル
オロメタンスルホニルオキシなど)、置換基を有してい
てもよいC6-10アリールスルホニルオキシなどが挙げら
れる。該「置換基を有していてもよいC6-10アリールス
ルホニルオキシ」における「置換基」としては、例えば
ハロゲン原子(例、塩素、臭素、ヨウ素など)、ハロゲ
ン化されていてもよいC1-6アルキルまたはC1-6アルコ
キシなどが挙げられる。置換基の数は、例えば1ないし
3個である。「置換基を有していてもよいC6- 10アリー
ルスルホニルオキシ」の具体例としては、ベンゼンスル
ホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシ、1−ナ
フタレンスルホニルオキシ、2−ナフタレンスルホニル
オキシなどが挙げられる。該「反応性置換基」は、好ま
しくは、ハロゲン原子(例、塩素、臭素、ヨウ素な
ど)、メタンスルホニルオキシ、トリフルオロメタンス
ルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシなどで
ある。ハロゲン化反応は、例えば化合物(III)と1ないし
10当量のハロゲン化剤を、不活性溶媒中で反応させるこ
とにより行われる。該ハロゲン化剤としては、例えばチ
オニルクロリド、チオニルブロミド、三塩化リン、五塩
化リン、オキシ塩化リンなどの無機酸ハロゲン化物;塩
化水素酸、臭化水素酸などのハロゲン化水素酸、あるい
はヨードトリメチルシランなどのシリルハロゲン化物が
挙げられ、好ましくはヨードトリメチルシランが使用さ
れる。「不活性溶媒」としては、例えば、エーテル系溶
媒、ハロゲン化炭化水素系溶媒、芳香族系溶媒、ニトリ
ル系溶媒、アミド系溶媒、スルホキシド系溶媒などが挙
げられる反応温度は-20℃ないし200℃、好ましくは0℃
ないし100℃である。反応時間は0.1時間ないし48時間、
好ましくは1ないし24時間である。スルホニル化反応は
例えば化合物(III)と1ないし5当量の対応するスルホニ
ルハライドとを、塩基の存在下に不活性溶媒中で反応さ
せることにより行われる。塩基は、好ましくは、炭酸カ
リウム、炭酸水素ナトリウム、トリエチルアミン、N−
メチルモルホリン、ピリジンなどである。塩基の使用量
は、好ましくは1ないし10当量である。「不活性溶媒」
としては、例えば、エーテル系溶媒、ハロゲン化炭化水
素系溶媒、芳香族系溶媒、ニトリル系溶媒、アミド系溶
媒、ケトン系溶媒、スルホキシド系溶媒などが挙げられ
る反応温度は-20℃ないし200℃、好ましくは0℃ないし1
00℃である。反応時間は0.1時間ないし48時間、好まし
くは1ないし24時間である。化合物(II)は市販のアニリ
ン類、あるいは新実験化学講座14巻(III)などに記載
の方法で合成されたアニリン類などが使用される。使用
量は、好ましくは1ないし10当量である。塩基は、前
記のものが使用されるが、好ましくは、炭酸カリウム、
炭酸バリウム、炭酸水素ナトリウム、トリエチルアミ
ン、N−メチルモルホリン、ピリジンなどである。塩基
の使用量は、好ましくは1ないし10当量である。本反応
は不活性溶媒中で行なわれる。「不活性溶媒」として
は、例えば、エーテル系溶媒、ハロゲン化炭化水素系溶
媒、芳香族系溶媒、ニトリル系溶媒、アミド系溶媒、ケ
トン系溶媒、スルホキシド系溶媒などが挙げられる反応
温度は-20℃ないし200℃、好ましくは0℃ないし50℃で
ある。反応時間は0.1時間ないし48時間、好ましくは1な
いし24時間である。
【0067】化合物(III)は、化合物(IV)を不活性溶媒
中、適当な還元剤で還元して製造することができる。
「不活性溶媒」としては、例えば、アルコール系溶媒、
エーテル系溶媒、ハロゲン化炭化水素系溶媒、芳香族系
溶媒、ニトリル系溶媒、アミド系溶媒、有機酸系溶媒な
どが挙げられる。これらは、二種以上を適宜の割合で混
合して用いてもよい。なかでも、メタノール、エタノー
ル、などが好ましい。還元剤としては、例えば水素化ホ
ウ素ナトリウム、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウ
ム、シアノ水素化ホウ素ナトリウム、水素化アルミニウ
ムリチウムなどが用いられる。還元剤の使用量は、通常
1ないし20当量、好ましくは1ないし5当量である。反応
温度は、通常−20℃ないし150℃、好ましくは0ないし50
℃である。反応時間は、通常5分間ないし24時間、好ま
しくは1ないし12時間である。化合物(IV)は、化合物(V)
と化合物(VI)をアミド化反応に付して製造することがで
きる。
【0068】本工程は、脱水縮合剤を用いる方法と化合
物(VI)を一旦その反応性誘導体に変換後に縮合させる方
法により行うことができる。 i) 脱水縮合剤を用いる方法 1当量の化合物(V)またはその塩、1当量〜5当量の化合物
(VI)、および1当量〜2当量の脱水縮合剤を不活性溶媒
中、室温下、10時間〜24時間反応させる。必要に応じ、
1当量〜1.5当量の1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HO
BT)、および/または触媒量〜5当量の塩基(例、トリエ
チルアミン、4−ジメチルアミノピリジンなど)を添加し
て反応を行ってもよい。該「脱水縮合剤」としては、例
えばジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、1−エチル
−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド 塩
酸塩(WSC)などが挙げられる。中でもWSCが好ましい。不
活性溶媒としては、例えば、ニトリル系溶媒(好ましく
はアセトニトリル)、アミド系溶媒(好ましくはジメチル
ホルムアミド(DMF))、 ハロゲン化炭化水素系溶媒(好
ましくはジクロロメタン)、エーテル系溶媒(好ましくは
テトラヒドロフラン(THF))などの単独またはこれらの
二種以上を混合して用いることができる。
【0069】ii)化合物(VI)の反応性誘導体を用いる方
法 化合物(VI)の反応性誘導体および1当量〜5当量(好まし
くは1当量〜3当量)の化合物(V)を不活性溶媒中、−20℃
〜50℃(好ましくは室温)、5分間〜40時間(好ましくは1
時間〜18時間)反応させる。必要に応じ、1当量〜10当
量、好ましくは1当量〜3当量の塩基を共存させて反応を
行ってもよい。化合物(VI)の「反応性誘導体」として
は、酸ハライド(例、酸クロリド、酸ブロミドなど)、混
合酸無水物(例、C1-6アルキル−カルボン酸、C6-10アリ
ール−カルボン酸またはC1-6アルキル炭酸との酸無水物
など)、活性エステル(例、置換基を有していてもよいフ
ェノール、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールまたはN−
ヒドロキシスクシンイミドとのエステルなど)などが挙
げられる。該「置換基を有していてもよいフェノール」
の「置換基」としては、ハロゲン原子、ニトロ、ハロゲ
ン化されていてもよいC1-6アルキルまたはハロゲン化さ
れていてもよいC1 -6アルコキシが1ないし5個挙げられ
る。「置換基を有していてもよいフェノール」の具体例
としては、フェノール、ペンタクロロフェノール、ペン
タフルオロフェノール、p−ニトロフェノールなどが挙
げられる。反応性誘導体として、酸ハライドが好まし
い。「塩基」として、水素化ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、トリエチ
ルアミン、ピリジンなどが好ましい。不活性溶媒として
は、例えばエーテル系溶媒、ハロゲン化炭化水素系溶
媒、芳香族系溶媒、ニトリル系溶媒、アミド系溶媒、ケ
トン系溶媒、スルホキシド系溶媒、水などを単独または
これらの二種以上を混合して用いることができる。中で
も、ピリジン、アセトニトリル、THF、ジクロロメタ
ン、クロロホルムなどが好ましい。中でも、ピリジン、
THF 、アセトニトリルなどがさらに好ましい。化合物
(V)は公知の方法(例えばバイオオーガニック アンド
メディシナルケミストリーレターズ 1009(1
999)に記載の方法など)により製造することができ
る。
【0070】製造法2
【化44】 [式中、各記号は前記と同義を表す。] 上記化合物(I)において、XがCH、YがNである化
合物(1b)は、化合物(VIII)を不活性溶媒中、適当な塩基
の存在下、化合物 (VII)[式中、Q2は製造法1記載の反
応性置換基Q1と同義]と反応して製造することができ
る。「塩基」としては、前記と同様のものが用いられる
が、好ましくは、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、水
素化カリウムなどである。塩基の使用量は、好ましくは
1ないし10当量である。化合物(VII)は例えば市販の塩
化アルキル、臭化アルキル、ヨウ化アルキル、あるいは
新実験化学講座14巻(I)に記載の方法などにより合成
されたものが使用される。使用量は、好ましくは1ない
し20当量である。「不活性溶媒」としては、例えば、ア
ルコール系溶媒、エーテル系溶媒、ハロゲン化炭化水素
系溶媒、芳香族系溶媒、ニトリル系溶媒、アミド系溶
媒、ケトン系溶媒、スルホキシド系溶媒、などが挙げら
れる。これらは、二種以上を適宜の割合で混合して用い
てもよい。なかでも、アセトニトリル、DMF、DMSO、
アセトンなどが好ましい。反応温度は、通常約−20℃
ないし100℃、好ましくは室温ないし80℃である。
反応時間は、例えば約0.5時間ないし48時間である。
化合物(VIII)は、製造法1と同様の方法で、化合物(IX)
と化合物(VI)をアミド化反応に付して製造することがで
きる。化合物(IX)は公知の方法(例えばジャーナル オ
ブ ファーマーシューチカル ブレタン 32(6) 2421
(1984))に記載の方法など)により製造することができ
る。 製造法3
【化45】 [式中、各記号は前記と同義を表す。] 上記化合物(I)において、XがN、YがCHである化合物(1a)
は、化合物(XI)のオキシラン環を例えば文献記載の方法
(テトラヘドロンレターズ 39(21) 3459(1998)など)に
より開環し、生成した化合物(X)のヒドロキシ基をR1
変換して製造することができる。化合物(XI)のオキシラ
ン環の開環反応は、不活性溶媒中、必要であれば触媒存
在下、化合物(II)を作用させて行う。触媒としては、塩
化アルミニウム、臭化亜鉛、塩化亜鉛、4塩化チタン、
チタンテトライソプロポキシド、3フッ化ホウ素ジエチ
ルエーテル錯体などのルイス酸、塩酸、硫酸などの無機
酸、酢酸、メタンスルホン酸などの有機酸、トリメチル
アルミニウム、トリエチルアルミニウムなどのアルキル
アルミニウム試薬、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化リチウムなどのアルカリ金属またはアルカリ
土類金属の水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
炭酸セシウムなどのアルカリ金属またはアルカリ土類金
属の炭酸塩、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムな
どのアルカリ金属またはアルカリ土類金属の炭酸水素
塩、過塩素酸リチウム、過塩素酸ナトリウムなどの過塩
素酸塩、水素化ナトリウム、水素化カリウムなどのアル
カリ土類金属の水素化物、ナトリウムアミド、リチウム
ジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジ
ドなどのアルカリ金属またはアルカリ土類金属のアミド
類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カ
リウム tert−ブトキシドなどのアルカリ金属また
はアルカリ土類金属の低級アルコキシド、トリエチルア
ミン、DBUなどの有機塩基、トリストリフェニルホス
フィンパラジウム錯体、硝酸ニアンモニウムセリウム(I
V)などの金属錯体などが挙げられ、好ましくはトリメチ
ルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、臭化亜鉛、
過塩素酸リチウム、硝酸ニアンモニウムセリウム(IV)、
水酸化カリウムなどが用いられる。不活性溶媒として
は、例えばエーテル系溶媒、ハロゲン化炭化水素系溶
媒、芳香族系溶媒、ニトリル系溶媒、アミド系溶媒、ケ
トン系溶媒、スルホキシド系溶媒、アルコール系溶媒な
どが挙げられる。これらは、二種以上を適宜の割合で混
合して用いてもよい。なかでも、アセトニトリル、TH
F、ジクロロメタン、クロロホルムなどが好ましい。本
反応は化合物(XI)に対し、1ないし20等量好ましくは
1.5ないし5等量の化合物(II)、必要ならば0.01ないし1
0等量好ましくは0.1ないし2等量の触媒を用いて行われ
る。反応温度は、通常−50℃ないし100℃、好ましくは0
℃ないし50℃である。反応時間は、通常5分間ないし48
時間、好ましくは0.5ないし18時間である。化合物(1a)
において、R1が水素である場合は、文献記載(ジャーナ
ル オブオーガニックケミストリー 65(15) 4565(200
0)、アカウント オブ ケミカルリサーチ 25(4) 188(19
92)など)の方法により、化合物(X)のヒドロキシ基を一
旦反応性置換基に変換後、反応性置換基を還元して製造
することができる。反応性置換基としては、例えばハロ
ゲン原子(例、塩素、臭素、ヨウ素など)、アルキルス
ルホニルオキシ(例、メタンスルホニルオキシ、エタン
スルホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキ
シなど)、アリールスルホニルオキシ(ベンゼンスルホ
ニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシなど)、ア
ルキルジチオカルボニルオキシ(メチルジチオカルボニ
ルオキシなど)、アリ−ルチオカルボニルオキシ(イミダ
ゾリルチオカルボニルオキシなど)、アリ−ルオキシチ
オカルボニルオキシ(フェノキシチオカルボニルオキ
シ)、アリ−ルセレノキシカルボニルオキシ(フェニルセ
レノキシカルボニルオキシ)などが挙げられ、好ましく
はメチルジチオカルボニルオキシ、イミダゾリルチオカ
ルボニルオキシなどである。反応性置換基への変換反応
は、例えば化合物(X)と1ないし10当量の活性化剤を、
不活性溶媒中で、必要ならば塩基の存在下、反応させる
ことにより行われる。活性化剤としては、例えばチオニ
ルクロリド、チオニルブロミド、三塩化リン、五塩化リ
ン、オキシ塩化リンなどの無機酸ハロゲン化物、塩化水
素酸、臭化水素酸などのハロゲン化水素酸、あるいはヨ
ードトリメチルシランなどのシリルハロゲン化物、メタ
ンスルホニルクロリド、p−トルエンスルホニルクロリ
ドなどのスルホニルクロリド、チオカルボニルジイミダ
ゾール、二硫化炭素―ヨードメタン系などが使用され
る。「不活性溶媒」としては、例えば、エーテル系溶
媒、ハロゲン化炭化水素系溶媒、芳香族系溶媒、ニトリ
ル系溶媒、アミド系溶媒、スルホキシド系溶媒などが挙
げられる反応温度は-50℃ないし200℃、好ましくは0℃
ないし150℃である。反応時間は0.1時間ないし48時間、
好ましくは1ないし24時間である。塩基は、好ましく
は、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、トリエチルア
ミン、N−メチルモルホリン、ピリジンなどが用いられ
る。反応性置換基の還元反応は、例えば反応性置換基化
合物と1ないし10当量もしくは大過剰の還元剤を、不活
性溶媒中で反応させることにより行われる。還元剤とし
ては、ジボラン、水素化ホウ素ナトリウム、水素化トリ
エチルホウ素リチウムなどの水素化ホウ素試薬、水素化
アルミニウムリチウムなどの水素化アルミニウム試薬、
トリブチルチンハイドライドーAIBNなどのスズ試薬、ト
リストリメチルシリルシラン、トリエチルシランなどの
シラン試薬、亜鉛、酢酸クロムなどの金属、あるいは接
触水素添加などが用いられる。「不活性溶媒」として
は、例えば、エーテル系溶媒、ハロゲン化炭化水素系溶
媒、芳香族系溶媒、ニトリル系溶媒、アミド系溶媒、ス
ルホキシド系溶媒、アルコール系溶媒などが挙げられ
る。反応温度は-50℃ないし200℃、好ましくは0℃ない
し150℃である。反応時間は0.1時間ないし48時間、好ま
しくは1ないし24時間である。化合物(1a)において、R1
がアルコキシ基、アシルオキシ基である場合は、公知の
方法により、化合物(X)のヒドロキシ基をアルキル化、
アシル化を行って製造することができる。このような方
法としては、オーガニック ファンクショナル グルー
プ プレパレーションズ(ORGANIC FUNCT
IONALGROUP PREPARATIONS)第
2版、アカデミックプレス社(ACADEMIC PR
ESS, INC.)1989年刊;コンプリヘンシブ
・オーガニック・トランスフォーメーション (Comprehe
nsive Organic Transformations) VCH Publishers In
c.,1989年刊等に記載の方法などが挙げられる。化合物
(XI)は、文献既知の方法(例えば、ヘテロサイクル 41
(5) 897(1995)により、化合物(XII)から製造すること
ができる。化合物(XII)は、同文献法の他に、製造法1
で得られた化合物(III)を通常の脱水反応に付して製造
することができる。 製造法4
【化46】 [式中、各記号は前記と同義を表す。] 化合物(Ia)は、製造法1で述べた化合物(IV)の製造と同
様の方法で、化合物(VI)とアミド化反応を行い製造する
ことができる。化合物(XIII)は、文献既知の方法(例え
ば、ジャーナル オブ オーガニックケミストリー 60
(13) 3993(1995))などにより製造することができる。 製造法5
【化47】 [式中、各記号は前記と同義を表す。] 化合物(Ic)は、化合物(X)を不活性溶媒中、必要であれ
ば活性化剤の存在下、塩基と反応させて製造することが
できる。「塩基」としては、例えばアルカリ金属または
アルカリ土類金属の水素化物(例、水素化リチウム、水
素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化カルシウムな
ど)、アルカリ金属またはアルカリ土類金属のアミド類
(例、リチウムアミド、ナトリウムアミド、リチウムジ
イソプロピルアミド、リチウムジシクロヘキシルアミ
ド、リチウムヘキサメチルジシラジド、ナトリウムヘキ
サメチルジシラジド、カリウムヘキサメチルジシラジド
など)、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の低級ア
ルコキシド(例、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエ
トキシド、カリウム tert−ブトキシドなど)、ア
ルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物(例、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水
酸化バリウムなど)、アルカリ金属またはアルカリ土類
金属の炭酸塩(例、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭
酸セシウムなど)、アルカリ金属またはアルカリ土類金
属の炭酸水素塩(例、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カ
リウムなど)、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチ
ルアミン、N−メチルモルホリン、ジメチルアミノピリ
ジン、DBU(1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕
ウンデス−7−エン)、DBN(1,5−ジアザビシク
ロ〔4.3.0〕ノン−5−エン)などのアミン類、ピ
リジン、イミダゾール、2,6−ルチジンなどの塩基性
複素環化合物などが挙げられる。上記した塩基のなかで
も、水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、水酸化カリ
ウムなどの強塩基が好ましい。また、活性化剤の存在下
であれば、トリエチルアミン、ピリジンなどの有機塩基
が好ましい。「不活性溶媒」としては、例えば、エーテ
ル系溶媒、ハロゲン化炭化水素系溶媒、芳香族系溶媒、
ニトリル系溶媒、アミド系溶媒、スルホキシド系溶媒、
アルコール系溶媒、水などが挙げられる。活性化剤とし
ては、例えばチオニルクロリド、チオニルブロミド、三
塩化リン、五塩化リン、オキシ塩化リンなどの無機酸ハ
ロゲン化物、塩化水素酸、臭化水素酸などのハロゲン化
水素酸、あるいはヨードトリメチルシランなどのシリル
ハロゲン化物、アセチルクロリド、ベンゾイルクロリド
などの酸クロリド物、メタンスルホニルクロリド、p−
トルエンスルホニルクロリドなどのスルホニルクロリ
ド、クロロ炭酸エチルなどの炭酸塩化物、無水酢酸、無
水トリフルオロメタンスルホン酸などの酸無水物、メチ
ルイソシアネートなどのイソシアネート、チオイソシア
ネート類、カルボニルジイミダゾール、チオカルボニル
ジイミダゾールなどが使用される。本反応は化合物(X)
に対し、1ないし20等量好ましくは1.5ないし5等量の
塩基、0.01ないし10等量好ましくは1ないし2等量の活
性化剤を用いて行われる。反応温度は、通常−50℃ない
し200℃、好ましくは0℃ないし150℃である。反応時間
は、通常5分間ないし48時間、好ましくは0.5ないし18時
間である。
【0071】化合物(I)若しくはその塩またはそのプ
ロドラッグは、優れた可溶性ベータ・アミロイド前駆蛋
白質分泌促進作用を有し、かつ毒性が低く、ヒトおよび
哺乳動物(例えば、マウス、ラット、モルモット、ウサ
ギ、イヌ、ネコ、ウシ、ブタ、ヒツジ、サル、チンパン
ジーなど)に対する安全な可溶性ベータ・アミロイド前
駆蛋白質分泌促進剤として使用することができ、アポト
ーシス阻害剤、神経機能障害改善剤として使用すること
ができるしたがって、化合物(I)若しくはその塩また
はそのプロドラッグは、アルツハイマー病、パーキンソ
ン病、プリオン病またはニューロパチー(好ましくは、
糖尿病性ニューロパチー等)等の神経変性疾患、老年性
痴呆、脳血管性痴呆、脳血管障害時の神経細胞障害に対
する予防・治療薬として、ヒトおよび哺乳動物に対して
安全に使用できる。
【0072】化合物(I)若しくはその塩またはそのプ
ロドラッグを医薬として用いる場合には、それ自体ある
いは適宜の薬理学的に許容される担体、賦形剤、希釈剤
などと混合し、経口投与剤(例、散剤、顆粒剤、錠剤、
カプセル剤(ソフトカプセル、マイクロカプセルを含
む)、シロップ剤など)、非経口投与剤(例、注射剤、
外用剤(例、経鼻投与製剤、経皮投与製剤など)、坐剤
(例、直腸坐剤、膣坐剤など)、ペレットなど)の医薬
組成物として経口的または非経口的に安全に投与するこ
とができる。
【0073】これらの製剤は、例えば、製剤の製造にお
いて通常一般に用いられる公知の方法を適用することに
より製造することができる。製剤中の化合物(I)の配
合割合は、その形態によっても異なるが、例えば前記し
た経口投与剤においては約10ないし95重量%が好ま
しく、例えば前記した非経口投与剤では約0.001な
いし95重量%が好ましい。
【0074】例えば注射剤は、化合物(I)を可溶化剤
(例、β−シクロデキストリン類など)、分散剤(例、
ツイーン(Tween)80(アトラスパウダー社製、米
国)、HCO60(日光ケミカルズ製)、カルボキシメ
チルセルロース、アルギン酸ナトリウムなど)、保存剤
(例,メチルパラベン、プロピルパラベン、ベンジルア
ルコール、クロロブタノールなど)、等張化剤(例、塩
化ナトリウム、グリセリン、ソルビトール、ブドウ糖な
ど)などとともに常法に従って水性注射剤にすることも
でき、あるいは植物油(例、オリーブ油、ゴマ油、ラッ
カセイ油、綿実油、コーン油など)、プロピレングリコ
ールなどに、適宜溶解、懸濁あるいは乳化して油性注射
剤に成形することもできる。経口投与製剤は、化合物
(I)に、例えば、賦形剤(例、乳糖、白糖、デンプン
など)、崩壊剤(例、デンプン、炭酸カルシウムな
ど)、結合剤(例、デンプン、アラビアゴム、カルボキ
シメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ヒドロキ
シプロピルセルロースなど)または滑沢剤(例、タル
ク、ステアリン酸マグネシウム、ポリエチレングリコー
ル6000など)などを適宜添加して圧縮成形し、次いで必
要に応じて、味のマスキング、腸溶性あるいは持続性の
目的のための公知の方法でのコーティングなどを施すこ
とにより製造することもできる。コーティング剤として
は、例えばヒドロキシプロピルメチルセルロース、エチ
ルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルセルロース、ポリオキシエチレングリコー
ル、ツイーン80、プルロニック F68、セルロースアセテ
ートフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロース
フタレート、ヒドロキシメチルセルロースアセテートサ
クシネート、オイドラギッド(ローム社製、西ドイツ、
メタアクリル酸、アクリル酸共重合)、色素(例、酸化
チタン、ベンガラなど)などが適宜用いられる。
【0075】本発明化合物(I)は、固状、半固状ある
いは液状の外用剤としても用いることができる。例え
ば、固状の外用剤は、化合物(I)をそのまま、あるい
は賦形剤(例、グリコール、マンニトール、デンプン、
微結晶セルロースなど)、増粘剤(例、天然ガム類、セ
ルロース誘導体、アクリル酸重合体など)などを添加、
混合し、粉状の組成物とすることにより製造されること
もできる。半固状の外用剤は、常法に従って製造し、水
性または油性のゲル剤、あるいは軟膏剤として用いるこ
とが好ましい。液状の外用剤は、注射剤の製造に用いる
手段あるいはそれに準じた手段により、油性あるいは水
性の懸濁剤とすることにより製造されることもできる。
また、固状、半固状または液状の外用剤に、pH調節剤
(例、炭酸、リン酸、クエン酸、塩酸、水酸化ナトリウ
ムなど)、防腐剤(例、パラオキシ安息香酸エステル
類、クロロブタノール、塩化ベンザルコニウムなど)な
どを適宜加えてもよい。具体的には、例えばワセリン、
ラノリンなどを基剤として、1gあたり本発明化合物
(I)を通常約0.1乃至約100mg含有する軟膏剤と
して、用いることもできる。化合物(I)は、油性また
は水性の固状、半固状あるいは液状の坐剤とすることも
できる。坐剤を製造する際の油性基剤としては、例えば
高級脂肪酸のグリセライド(例、カカオ脂、ウィテップ
ゾール類(ダイナマイトノーベル社製)など)、中級脂
肪酸(例、ミグリオール酸(ダイナマイトノーベル社
製)など)、あるいは植物油(例、ゴマ油、大豆油、綿
実油など)などが適宜用いられる。また水性基剤として
は、例えばポリエチレングリコール類、プロピレングリ
コールなどが用いられ、水性ゲル基剤としては、例えば
天然ガム類、セルロース誘導体、ビニール重合体、アク
リル酸重合体などが適宜用いられる。
【0076】化合物(I)若しくはその塩またはそのプ
ロドラッグの投与量は、対象疾患、対象のヒトまたは哺
乳動物、症状、年齢、体重、症状、剤形、投与方法、投
与期間などにより異なるが、例えば、アルツハイマー病
の治療において経口投与の場合、ヒトまたは哺乳動物6
0kg体重あたり、通常、化合物(I)若しくはその塩
またはそのプロドラッグとして約0.1ないし100mg、好ま
しくは約0.1ないし50mg、より好ましくは約1ないし50m
g、なかでも約2.5ないし50mgであり、これを1日1〜3回
に分けて投与する。もちろん、前記したように投与量は
種々の条件で変動するので、前記投与量より少ない量で
十分な場合もあり、また範囲を超えて投与してもよい場
合もある。
【0077】
【実施例】以下、本発明をさらに詳しく説明するために
実施例および実験例を記載するが、本発明はこれら実施
例、実験例により限定されるものではない。
【0078】参考例1 シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4
-テトラヒドロ-4-キノリノール
【化48】 1) 1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-2,3-ジヒ
ドロ-4 (1H)-キノリノン文献既知の方法(バイオオーガ
ニック アンド メデイシナルケミストリーレターズ
1009(1999))で合成した2-メチル2,3-ジ
ヒドロ-4(1H)-キノロン1.19g(7.38mmol)をピリジン15m
lに溶解し、3,4-ジメトキシベンゾイルクロリド1.63g
(8.12mmol)を加え、室温で16時間撹拌した。反応液を濃
縮し、酢酸エチルと水を加え抽出した。有機層を乾燥後
濃縮し、残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/2)に付し、溶
出物を酢酸エチル-ヘキサンより再結晶し、目的物であ
るシス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-2,3-
ジヒドロ-4 (1H)-キノリノン1.57g(収率65%)を白色結
晶として得た。 元素分析値 C19H19NO4として 計算値:C, 70.14; H, 5.89; N, 4.31 実験値:C, 70.18; H, 5.86; N, 4.46 2) シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,
3,4-テトラヒドロ-4-キノリノール 1)で得られたシス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メ
チル-2,3-ジヒドロ-4(1H)-キノリノン4.65g (14.3mmol)
を、メタノール40mlとTHF80mlの混合溶液に溶解し、水
素化ホウ素ナトリウム540mg(14.3mmol)を加え、室温
で2時間撹拌した。反応液を水にあけ酢酸エチルで抽出
した。有機層を乾燥後濃縮し、残査をTHF-ヘキサンから
再結晶し、目的物であるシス-1-(3,4-ジメトキシベンゾ
イル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリノール
3.84g(収率82%)を白色結晶として得た。 元素分析値 C19H21NO4として 計算値:C, 69.71; H, 6.47; N, 4.28 実験値:C, 69.88; H, 6.51; N, 4.18
【0079】参考例2 1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-
4-キノリノール
【化49】 1) 1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)- 2,3-ジヒドロ-4
(1H)-キノリノン 2,3-ジヒドロ-4(1H)-キノロン2.60g(16.54mmol)から参
考例1-1)と同様にして、1-(3,4-ジメトキシベンゾイ
ル)-2,3-ジヒドロ4(1H)-キノリノン4.42g(収率86
%)を白色結晶として得た。1 H-NMR(CDCl3) δ: 2.90(2H, t, J=6.3Hz), 3.80(3H,
s), 3.90(3H, s), 4.35(2H, t, J=6.3Hz), 6.76 (1H,
d, J=8.4Hz), 6.95(1H, d, J=7.5Hz), 7.03-7.29(4H,
m), 8.01(1H, dd, J=1.2Hz, 7.8Hz). 2)1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒ
ドロ-4-キノリノール1)で得られた1-(3,4-ジメトキシ
ベンゾイル)- 2,3-ジヒドロ-4(1H)-キノリノン2.00g
(14.3mmol)から 参考例1-2)と同様にして1-(3,4-ジメ
トキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリノ
ール1.54g(収率77%)を白色結晶として得た。1 H-NMR(CDCl3) δ: 2.05-2.13(1H, m), 2.21-2.27(1H,
m), 3.76(3H, s), 3.76-3.84(1H, m), 3.88(3H, s), 4.
09-4.20(1H, m), 4.89-4.90(1H, m), 6.74 (1H,d, J=7.
8Hz), 6.88(1H, d, J=7.8Hz), 6.96-7.12(4H, m), 7.45
(1H, d, J= 6.0Hz).
【0080】実施例1 4-(テトラヒドロキノリン-1-イル)-1-(3,4-ジメトキシ
ベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化50】 参考例2で得られた1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,
2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリノール400mg(1.28mmol)を
クロロホルム(10ml)に溶解し、氷冷下ヨードトリメチル
シラン638mg(3.19mmol)を加え2時間撹拌した。反応液を
濃縮し、残査にTHF(10ml)を加え溶解し、1,2,3,4-テト
ラヒドロキノリン511mg(3.84mmol)、炭酸バリウム505mg
(2.56mmol)を加え室温で48時間撹拌した。不溶物をろ去
後濃縮し、残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/3)に付し、溶
出物をジエチルエーテルーヘキサンより再結晶し、目的
物である4-(テトラヒドロキノリン-1-イル)-1-(3,4-ジ
メトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン20
2mg(収率37%)を白色結晶として得た。 元素分析値 C22H21N3O・0.20H2Oとして 計算値:C, 75.05; H, 6.62; N, 6.48 実験値:C, 74.88; H, 6.65; N, 6.31 融点: 88-90 ℃ (結晶化溶媒:ジエチルエーテル−
ヘキサン)
【0081】実施例2 4-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-1-(3,4-ジメ
トキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化51】 参考例2で得られた1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,
2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリノール390mg(1.19mmol)と
インドリン425mg(3.57mmol)から実施例1と同様の方法
で、目的物である4-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
ル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒ
ドロキノリン268mg(収率54%)を白色結晶として得
た。 融点:121-123 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ヘキサ
ン) FABMS(pos) 415.1 [M+H+]
【0082】実施例3 4-(1'-ベンジルスピロ[インドリン-3,4'-ピペリジン]-1
-イル)- 1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テト
ラヒドロキノリン
【化52】 参考例2で得られた1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,
2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリノール250mg(0.76mmol)と
1'-ベンジルスピロ[インドリン-3,4'-ピペリジン]532mg
(1.91mmol)から実施例1と同様の方法で、目的物である
4-(1'-ベンジルスピロ[インドリン-3,4'-ピペリジン]-1
-イル)- 1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テト
ラヒドロキノリン211mg(収率48%)を白色結晶として
得た。 融点:155-157 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピルエー
テル−ヘキサン) FABMS(pos) 574.2 [M+H+]
【0083】実施例4 1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-4-(テトラヒ
ドロキノリン-1-イル)- 1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化53】 参考例1で得られたシス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイ
ル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリノール40
0mg(1.22mmol)と1,2,3,4-テトラヒドロキノリン487mg
(3.66mmol)から実施例1と同様の方法で、目的物である
1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-4-(テトラヒ
ドロキノリン-1-イル)- 1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
216mg(収率40%)を無色油状物として得た。(シス:ト
ランス=1.6:1) FABMS(pos) 465.2 [M+Na+]
【0084】参考例3 3-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1a,2,3,7b-テ
トラヒドロオキシレノ[2,3-c]キノリン
【化54】 文献既知の方法により合成した1-(3,4-ジメトキシベン
ゾイル)-2-メチル-1,2-ジヒドロキノリン10.2g(0.033mo
l)をクロロホルム50mlに溶解し、氷冷下、メタ過安息香
酸17.08g(0.099mol)を1時間かけて加えた。6時間攪拌
後、酢酸エチル、チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えて分
液し、有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液、水で洗浄
後、濃縮した。残査をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(展開溶媒:クロロホルム)に付し、溶出物をジイ
ソプロピルエーテルーヘキサンより再結晶し、表題化合
物7.3g(収率68%)を白色結晶として得た。 融点 123-124℃
【0085】参考例4 2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-2-メチル-1,2,3,4-テ
トラヒドロキノリン
【化55】 文献既知の方法(J.Org.Chem.1995,60,3993)に従い、ベ
ンゾトリアゾール11.9g(100mmol)、アニリン9.1ml(100m
mol)をジエチルエーテル200mlに溶解し、アセトアルデ
ヒド6.1ml(110mmol)を氷冷下、滴下した。室温で15分
間撹拌し、マイナス20℃で一晩静置した。晶出物をろ取
し、ジエチルエーテルで洗浄後、乾燥し、α-メチル-N-
フェニル-1H-ベンゾトリアゾール-1-メタンアミン22.3g
を白色結晶として得た。得られたα-メチル-N-フェニル
-1H-ベンゾトリアゾール-1-メタンアミン 2.31g(10mmo
l)と9-ビニルカルバゾール1.93g(10mmol)をクロロホル
ム10mlに懸濁し、パラトルエンスルホン酸一水和物20mg
(0.105mmol)を加え、室温で2時間撹拌した。反応液に
水を加え、クロロホルムで抽出し、有機層を10%炭酸ナ
トリウム水溶液と水で洗浄後、濃縮した。残査をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル
/ヘキサン=1/10)に付し、表題化合物644mg(2段階
収率20%)を白色結晶として得た。1 H NMR (CDCl3)δ1.27 (d, J = 6.3 Hz, 3H), 2.04-2.1
6 (m, 1H), 2.45 (q, J= 11.8 Hz, 1H), 3.74-3.85 (m,
1H), 3.90 (br s, 1H), 6.13 (dd, J = 11.9,6.4 Hz,
1H), 6.47 (t, J = 8.2 Hz, 1H), 6.63 (d, J = 8.3 H
z, 2H), 6.86-6.88 (m, 1H), 7.04 (t, J = 7.7 Hz, 1
H), 7.15 (dt, J = 7.3, 1.4 Hz, 2H), 7.22-7.30 (m,
1H), 7.40-7.60 (m, 2H), 8.08-8.15 (m, 2H)
【0086】参考例5 2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-2-エチル-1,2,3,4-テ
トラヒドロキノリン
【化56】 プロピルアルデヒド0.91g(15mmol)から、参考例4と同
様の方法で、表題化合物1.79g(2段階収率39%)を白
色結晶として得た。1 H NMR (CDCl3) δ0.98 (t, J = 7.4 Hz, 3H), 1.56-1.
66 (m, 2H), 2.15-2.22(m, 2H), 2.41 (q, J = 12.0 H
z, 1H), 3.54-3.62 (m, 1H), 3.95 (br s, 1H),6.13
(dd, J = 11.8, 6.3 Hz, 1H), 6.47 (t, J = 7.4 Hz, 1
H), 6.64 (t, J =7.0 Hz, 2H), 6.80-7.51 (m, 7H), 8.
08-8.15 (m, 2H).
【0087】参考例6 2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-2-プロピル-1,2,3,4-
テトラヒドロキノリン
【化57】 ブチルアルデヒド3.54g(40mmol)から、参考例4と同様
の方法で、表題化合物1.67g(2段階収率27%)を白色結
晶として得た。1 H NMR (CDCl3) δ0.97 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.30-1.
60 (m, 4H), 2.10-2.25(m, 1H), 2.45 (q, J = 12.0 H
z, 1H), 3.60-3.75 (m, 1H), 3.95 (br s, 1H),6.13 (d
d, J = 11.8, 6.3 Hz, 1H), 6.47 (t, J = 7.4 Hz, 1
H), 6.64 (t, J =7.0 Hz, 2H), 6.80-7.60 (m, 7H), 8.
08-8.15 (m, 2H). FABMS(pos) 340.2 [M+]
【0088】参考例7 2,4-シス-2-ブチル-4-(9H-9-カルバゾリル)-1,2,3,4-テ
トラヒドロキノリン
【化58】 吉草酸アルデヒド3.45g(40mmol)から、参考例4と同様
の方法で、表題化合物2.12g(2段階収率23%)を白色結
晶として得た。1 H NMR (CDCl3) δ0.91 (t, J = 6.8 Hz, 3H), 1.20-1.
80 (m, 6H), 2.10-2.25(m, 1H), 2.44 (q, J = 11.7 H
z, 1H), 3.70-3.85 (m, 1H), 3.95 (br s, 1H),6.12 (d
d, J = 11.8, 6.2 Hz, 1H), 6.40-6.70 (m, 3H), 6.80-
6.90 (m, 1H), 7.00-7.50 (m, 6H), 8.00-8.15 (m, 2
H). FABMS(pos) 354.1 [M+]
【0089】参考例8 2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-2-イソブチル-1,2,3,
4-テトラヒドロキノリン
【化59】 イソ吉草酸アルデヒド3.54g(40mmol)から、参考例4と
同様の方法で、表題化合物2.52g(2段階収率54%)を白
色結晶として得た。1 H NMR (CDCl3) δ0.95-0.98 (m, 6H), 1.35-1.60 (m,
2H), 1.70-1.85 (m, 1H), 2.10-2.20 (m, 1H), 2.38-2.
50(m, 1H), 3.70-3.80 (m, 1H), 3.95 (br s, 1H), 6.1
3 (dd, J = 11.8, 6.3 Hz, 1H), 6.40-6.90 (m, 4H),
7.00-7.40 (m, 6H), 7.40-7.60 (m, 2H), 8.00-8.20
(m, 2H).
【0090】参考例9 2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)- 2-(2-フェニルエチ
ル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化60】 3−フェニルプロピオンアルデヒド5.37g(40mmol)か
ら、参考例4と同様の方法で、表題化合物2.98g(2段
階収率60%)を無色油状物として得た。1 H NMR (CDCl3) δ1.80-2.00 (m, 2H), 2.15-2.30 (m,
1H), 2.50-2.80 (m, 2H), 3.55-3.75 (m, 1H), 4.16(br
s, 1H), 6.11 (dd, J = 11.9, 6.3 Hz, 1H), 6.45-6.7
0(m, 4H), 6.80-6.90 (m, 1H), 7.00-7.50 (m, 7H), 7.
80-7.90 (m, 1H),8.00-8.15 (m, 3H).
【0091】参考例10 2,4-シス-2-[(ベンジルオキシ)メチル]- 4-(9H-9-カル
バゾリル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化61】 ベンジルオキシアセトアルデヒド10g(66.6mmol)から、
参考例4と同様の方法で、表題化合物10.9g(2段階収
率60%)を無色油状物として得た。1 H NMR (CDCl3) δ2.00-2.12 (m, 1H), 2.44 (q, J = 1
1.9 Hz, 1H), 3.47 (t,J = 9.0 Hz, 1H), 3.59 (dd, J
= 9.0, 3.6 Hz, 1H), 3.9-4.15 (m, 1H), 4.58(s, 2H),
6.17 (dd, J = 13.9, 6.5 Hz, 1H), 6.40-6.90 (m, 4
H), 7.00-7.50 (m, 11H), 8.07-8.14 (m, 2H).
【0092】参考例11 2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-2-(2-シアノエチル)-
1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化62】 β-シアノプロピオンアルデヒド7.73g(93.0mmol)から、
参考例4と同様の方法で、表題化合物2.95g(2段階収
率25%)を白色結晶として得た。 融点: 178-179 ℃ (結晶化溶媒:ジエチルエ−テル
−ヘキサン)1 H NMR (CDCl3) δ1.93-2.10 (m, 2H), 2.10-2.18 (m,
1H), 2.35-3.65 (m, 3H), 3.80-4.00 (m, 2H), 6.15 (d
d, J = 11.6, 6.2 Hz, 1H), 6.53 (t, J = 7.5 Hz, 1
H), 6.68 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 6.79-6.86 (m, 1H),
7.08 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 7.13-7.39 (m, 3H), 7.52
(d, J = 3.6 Hz, 2H), 8.08-8.15 (m, 2H).
【0093】参考例12 2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-5,7-ジメトキシ-2-メ
チル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化63】 3,5-ジメトキシアニリン5.50g(35.9mmol)から、参考例
4と同様の方法で、表題化合物1.18g(2段階収率9%)を
白色結晶として得た。1 H NMR (CDCl3) δ1.24 (d, J = 6.2, 3H), 2.31-2.37
(m, 2H), 2.95 (s, 3H),2.56 (m, 1H), 3.73 (s, 3H),
3.88 (s, 1H), 5.66 ( s, 1H), 5.87 (s, 1H),6.09 (t,
J = 9.7 Hz, 1H), 6.79-6.86 (m, 1H), 7.10-7.22 (m,
4H), 7.46-7.57 (m, 2H), 8.03-8.09 (m, 2H).
【0094】参考例13 2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-5,8-ジメトキシ-2-メ
チル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化64】 2,5-ジメトキシアニリン1.70g(11.1mmol)から、参考例
4と同様の方法で、表題化合物1.60g(2段階収率38%)
を白色結晶として得た。1 H NMR (CDCl3) δ1.30 (d, J = 6.2, 3H), 2.36-2.44
(m, 2H), 2.86 (s, 3H),3.55 (m, 1H), 3.87 (s, 3H),
4.51 (s, 1H), 5.95 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.17 (t, J
= 9.4 Hz, 1H), 6.61 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.06-7.2
3 (m, 4H), 7.47-7.58 (m, 2H), 8.02-8.09 (m, 2H).
【0095】参考例14 2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-8-メトキシ-2-メチル
-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化65】 2-メトキシアニリン2.11g(13.8mmol)から、参考例4と
同様の方法で、表題化合物1.74g(2段階収率 44%)を
白色結晶として得た。1 H NMR (CDCl3) δ1.32 (d, J = 6.3, 3H), 2.14 (dd,
J = 12.7, 6.4 Hz, 1H),2.48 (m, 1H), 3.77 (m, 1H),
3.90 (s, 3H), 4.41 (s, 1H), 6.18 (m, 1H), 6.29 (t,
J = 7.8 Hz, 1H), 6.44 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 6.68
(d, J = 7.8 Hz,1H), 6.88 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.13
-7.25 (m, 2H), 7.48-7.50 (m, 2H), 8.09-8.14 (m, 2
H).
【0096】参考例15 2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-6-メトキシ-2-メチル
-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化66】 4-メトキシアニリン2.94g(23.9mmol)から、参考例4と
同様の方法で、表題化合物2.3g(2段階収率35%)を白
色結晶として得た(シス、トランス混合物)。 2,4‐シス1 H NMR (CDCl3) δ1.19 (d, J = 6.3 Hz, 3H), 2.01-2.
12 (m, 1H), 2.35 (q, J= 12.0 Hz, 1H), 3.35 (s, 3
H), 3.59 (br s, 1H), 3.65-3.72 (m, 1H), 6.07(m, 1
H), 6.24 (m, 1H), 6.60-7.00 (m, 3H), 7.10-7.47 (m,
5H), 8.00-8.12 (m, 2H). 2,4‐トランス1 H NMR (CDCl3) δ1.14 (d, J = 6.3 Hz, 3H), 1.80-2.
10 (m, 1H), 2.34-2.37(m, 1H), 3.46 (s, 3H), 3.43-
3.52 (m, 1H), 3.85 (br s, 1H), 5.87-5.90 (m,1H),
6.50 (m, 1H), 6.60-7.00 (m, 3H), 7.10-7.47 (m, 5
H), 8.00-8.12 (m,2H).
【0097】実施例5 (−)-2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチ
ル-4-(1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)- 1,2,3,
4-テトラヒドロキノリン
【化67】 実施例4で得られた2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾ
イル)-2-メチル-4-(1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-
イル)- 1,2,3,4-テトラヒドロキノリン145mgを、キラル
HPLC(カラム:CHIRALPAK AD、展開溶媒:エタノー
ル/ヘキサン=1/1)により分取後、濃縮乾固し、表
題化合物23mgを白色粉末として得た。Shodex OR-2(波
長470nm)による旋光性の分析において、本化合物は
(−)の符号を示した。1 H-NMR(CDCl3) δ:1.38(d,J=6.2Hz,3H),1.69-1.80(m,1
H),1.97-2.16(m,2H),2.69-2.77(m,1H),2.84-2.92(m,2
H),3.34-3.38(m,2H),3.61(s,3H),3.86(s,3H),4.77-4.89
(m,2H),6.49(d,J=8.2Hz,1H),6.60-6.66(m,3H),6.73(d,J
=8.4Hz,1H),6.94-7.10(m,6H). [α]D=−449.2° (C=1.01, EtOH)
【0098】実施例6 (+)-2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチ
ル-4-(1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)- 1,2,3,
4-テトラヒドロキノリン
【化68】 実施例4で得られた2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾ
イル)-2-メチル-4-(1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-
イル)- 1,2,3,4-テトラヒドロキノリン145mgを、キラル
HPLC(カラム:CHIRALPAK AD、展開溶媒:エタノー
ル/ヘキサン=1/1)により分取後、濃縮乾固し、表
題化合物24mgを白色粉末として得た。Shodex OR-2(波
長470nm)による旋光性の分析において、本化合物は
(+)の符号を示した。1 H-NMR(CDCl3) δ:1.38(d,J=6.2Hz,3H),1.69-1.80(m,1
H),1.97-2.16(m,2H),2.69-2.77(m,1H),2.84-2.92(m,2
H),3.34-3.38(m,2H),3.61(s,3H),3.86(s,3H),4.77-4.89
(m,2H),6.49(d,J=8.2Hz,1H),6.60-6.66(m,3H),6.73(d,J
=8.4Hz,1H),6.94-7.10(m,6H). [α]D=+408.2° (C=1.00, EtOH)
【0099】実施例7 (−)-2,4-トランス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-
メチル-4-(1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)- 1,
2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化69】 実施例4で得られた2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾ
イル)-2-メチル-4-(1.2.3.4-テトラヒドロキノリン-1-
イル)- 1,2,3,4-テトラヒドロキノリン145mgを、キラル
HPLC(カラム:CHIRALPAK AD、展開溶媒:エタノー
ル/ヘキサン=1/1)により分取後、濃縮乾固し、表
題化合物36mgを白色粉末として得た。Shodex OR-2(波
長470nm)による旋光性の分析において、本化合物は
(−)の符号を示した。1 H-NMR(CDCl3) δ:1.37(d,J=6.9Hz,3H),1.80-2.00(m,2
H),2.09-2.17(m,1H),2.25-2.40(m,1H),2.80-2.84(m,2
H),3.14(t,J=5.2Hz,2H),3.76(s,3H),3.89(s,3H),5.00-
5.20(m,1H),5.34(dd,J=11.2,7.4Hz,1H),6.63(t,J=7.3H
z,1H),6.71-6.80(m,3H),6.85-7.10(m,6H),7.34(d,J=7.4
Hz,1H).
【0100】実施例8 (+)-2,4-トランス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-
メチル-4-(1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)- 1,
2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化70】 実施例4で得られた2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾ
イル)-2-メチル-4-(1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-
イル)- 1,2,3,4-テトラヒドロキノリン145mgを、キラル
HPLC(カラム:CHIRALPAK AD、展開溶媒:エタノー
ル/ヘキサン=1/1)により分取後、濃縮乾固し、表
題化合物36mgを白色粉末として得た。Shodex OR-2(波
長470nm)による旋光性の分析において、本化合物は
(+)の符号を示した。1 H-NMR(CDCl3) δ:1.37(d,J=6.9Hz,3H),1.80-2.00(m,2
H),2.09-2.17(m,1H),2.25-2.40(m,1H),2.80-2.84(m,2
H),3.14(t,J=5.2Hz,2H),3.76(s,3H),3.89(s,3H),5.00-
5.20(m,1H),5.34(dd,J=11.2,7.4Hz,1H),6.63(t,J=7.3H
z,1H),6.71-6.80(m,3H),6.85-7.10(m,6H),7.34(d,J=7.4
Hz,1H).
【0101】実施例9 4-(3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンズオキサジン-4-イル)-1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラ
ヒドロキノリン
【化71】 参考例1で得られたシス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイ
ル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリノール40
0mg(1.22mmol)と3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンズオキサジ
ン495mg(3.66mmol)から実施例1と同様の方法で、表題
化合物320mg(収率59%)を無色油状物として得た。
(シス:トランス=1:2.3) 元素分析値 C27H28N2O4として 計算値:C, 72.95; H, 6.35; N, 6.30 実験値:C, 72.76; H, 6.37; N, 6.24
【0102】実施例10 (−)-2,4-シス-4-(3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンズオキサ
ジン-4-イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル
-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化72】 実施例9で得られた4-(3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンズオ
キサジン-4-イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メ
チル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン320mgを、キラルH
PLC(カラム:CHIRALPAK AD、展開溶媒:エタノール
/ヘキサン=1/1)により分取後、濃縮乾固し、表題
化合物21mgを白色粉末として得た。ShodexOR-2(波長47
0nm)による旋光性の分析において、本化合物は(−)の
符号を示した。1 H-NMR(CDCl3) δ:1.38(d,J=6.2Hz,3H),1.50-1.80(m,1
H),2.67-2.75(m,1H),3.49(brs,2H),3.62(s,3H),3.86(s,
3H),4.36(brs,2H),4.75-4.95(m,2H),6.60-6.80(m,6H),
6.89-6.97(m,3H),7.02-7.10(m,2H).
【0103】実施例11 (+)-2,4-シス-4-(3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンズオキサ
ジン-4-イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル
-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化73】 実施例9で得られた4-(3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンズオ
キサジン-4-イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メ
チル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン320mgを、キラルH
PLC(カラム:CHIRALPAK AD、展開溶媒:エタノール
/ヘキサン=1/1)により分取後、濃縮乾固し、表題
化合物26mgを白色粉末として得た。ShodexOR-2(波長47
0nm)による旋光性の分析において、本化合物は(+)の
符号を示した。1 H-NMR(CDCl3) δ:1.38(d,J=6.2Hz,3H),1.50-1.80(m,1
H),2.67-2.75(m,1H),3.49(brs,2H),3.62(s,3H),3.86(s,
3H),4.36(brs,2H),4.75-4.95(m,2H),6.60-6.80(m,6H),
6.89-6.97(m,3H),7.02-7.10(m,2H).
【0104】実施例12 (−)-2,4-トランス-4-(3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンズオ
キサジン-4-イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メ
チル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化74】 実施例9で得られた4-(3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンズオ
キサジン-4-イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メ
チル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン320mgを、キラルH
PLC(カラム:CHIRALPAK AD、展開溶媒:エタノール
/ヘキサン=1/1)により分取後、濃縮乾固し、表題
化合物50mgを白色粉末として得た。ShodexOR-2(波長47
0nm)による旋光性の分析において、本化合物は(−)の
符号を示した。1 H-NMR(CDCl3) δ:1.31(d,J=6.9Hz,3H),2.10-2.28(m,2
H),3.13-3.29(m,2H),3.20-3.35(m,1H),3.80(s,3H),3.89
(s,3H),4.24(t,J=4.8Hz,2H),5.30(dd,J=11.0,7.6Hz,1
H),6.60-6.70(m,1H),6.76-6.87(m,5H),6.90-7.03(m,3
H),7.09(d,J=1.8Hz,1H),7.36(d,J=7.2Hz,1H).
【0105】実施例13 (+)-2,4-トランス-4-(3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンズオ
キサジン-4-イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メ
チル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化75】 実施例9で得られた4-(3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンズオ
キサジン-4-イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メ
チル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン320mgを、キラルH
PLC(カラム:CHIRALPAK AD、展開溶媒:エタノール
/ヘキサン=1/1)により分取後、濃縮乾固し、表題
化合物56mgを白色粉末として得た。ShodexOR-2(波長47
0nm)による旋光性の分析において、本化合物は(+)の
符号を示した。1 H-NMR(CDCl3) δ:1.31(d,J=6.9Hz,3H),2.10-2.28(m,2
H),3.13-3.29(m,2H),3.20-3.35(m,1H),3.80(s,3H),3.89
(s,3H),4.24(t,J=4.8Hz,2H),5.30(dd,J=11.0,7.6Hz,1
H),6.60-6.70(m,1H),6.76-6.87(m,5H),6.90-7.03(m,3
H),7.09(d,J=1.8Hz,1H),7.36(d,J=7.2Hz,1H).
【0106】実施例14 2,3-トランス-2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)
-3-ヒドロキシ-2-メチル-4-(1,2,3,4-テトラヒドロキノ
リン-1-イル)- 1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化76】 参考例3で得られた3-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-
メチル-1a,2,3,7b-テトラヒドロオキシレノ[2,3-c]キノ
リン500mg(1.54mmol)と1,2,3,4-テトラヒドロキノリン4
09mg(3.07mmol)をTHF20mlに溶解し、窒素雰囲気下、ト
リメチルアルミニウム(0.98M−ヘキサン溶液)0.79ml
(0.77mmol)を氷冷下滴下し、室温で3時間撹拌した。反
応液に水1.5mlを加え30分撹拌後、無水硫酸マグネシ
ウムを加え20分撹拌した。不溶物をろ去後、ろ液を濃
縮し、残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展
開溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/2)に付し、溶出物
をジエチルエーテルーヘキサンより再結晶し、表題化合
物 229mg(33%)(収率37%)を白色結晶として得た。 FABMS(pos) 458.2 [M+]
【0107】実施例15 2,3-トランス-2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)
-3-[(1H-イミダゾ-ル-1-イルカルボチオイル)オキシ]-2
-メチル-4-(1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)-
1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化77】 実施例14で得られた2,3-トランス-2,4-シス-1-(3,4-ジ
メトキシベンゾイル)-3-ヒドロキシ-2-メチル-4-(1,2,
3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)- 1,2,3,4-テトラヒ
ドロキノリン560mg(1.22mmol)と1,1'-チオカルボニルジ
イミダゾール617mg(0.872mmol)を1,2-ジクロロエタン25
mlに溶解し、18時間加熱還流した。反応液を濃縮し、残
査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:
酢酸エチル/ヘキサン=1/1)に付し、表題化合物370mg
(収率53%)を黄色油状物として得た。 FABMS(pos) 568.1 [M+]
【0108】実施例16 2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-4-
(1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)- 1,2,3,4-テ
トラヒドロキノリン
【化78】 水素化トリブチルスズ0.095ml(0.352mmol)と2,2'-アゾ
ビスイソブチロニトリル2mg(0.012mmol)のトルエン溶液
10mlを窒素雰囲気下、30分間加熱還流した後、実施例
15で得られた2,3-トランス-2,4-シス-1-(3,4-ジメト
キシベンゾイル)-3-[(1H-イミダゾ-ル-1-イルカルボチ
オイル)オキシ]-2-メチル-4-(1,2,3,4-テトラヒドロキ
ノリン-1-イル)- 1,2,3,4-テトラヒドロキノリン 100mg
(0.176mg)のトルエン溶液10mlを30分かけて滴下し
た。反応液を4時間加熱還流した後濃縮し、残査をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチ
ル/ヘキサン=1/3)に付し、溶出物をジエチルエーテ
ルーヘキサンより再結晶し、表題化合物27.5mg(収率35
%)を白色結晶として得た。 融点:187-189 ℃
【0109】実施例17 2,3-トランス-2,4-シス-3-アセトキシ-1-(3,4-ジメトキ
シベンゾイル)-2-メチル-4-(1,2,3,4-テトラヒドロキノ
リン-1-イル)- 1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化79】 実施例14で得られた2,3-トランス-2,4-シス-1-(3,4-ジ
メトキシベンゾイル)-3-ヒドロキシ-2-メチル-4-(1,2,
3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)- 1,2,3,4-テトラヒ
ドロキノリン 250mg(0.55mmol)をピリジン5mlに溶解
し、無水酢酸2mlを滴下した後、室温で4時間撹拌し
た。反応液を濃縮後、残査を酢酸エチルに溶解し、飽和
重曹水で洗浄後、濃縮した。残査をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=
1/2)に付し、溶出物をジエチルエーテルーヘキサンよ
り再結晶し、表題化合物27.5mg(収率35%)を白色結晶
として得た。 FABMS(pos) 500.1 [M+] 融点: 130-131 ℃ (結晶化溶媒:ジエチルエーテル
−ヘキサン)
【0110】実施例18 2,3-トランス2,4-シス-4-(3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾ
チアジン-4-イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-3-ヒ
ドロキシ-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化80】 3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾチアジン930mg(6.14mmol)
から実施例14と同様にして、表題化合物764mg(収率5
2%)を白色結晶として得た。1 H-NMR(CDCl3) δ:1.45(d,J=6.0Hz,3H),2.50-2.65(m,1
H),3.00-3.15(m,1H),3.20-3.35(m,1H),3.55-3.86(m,9
H),4.55-4.65(m,1H),4.75-4.90(m,1H),6.50-7.40(m,11
H).
【0111】実施例19 2,3-トランス2,4-シス-4-(3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾ
チアジン-4-イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-3-
[(1H-イミダゾ-ル-1-イルカルボチオイル)オキシ]-2-メ
チル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化81】 実施例18で得られた2,3-トランス2,4-シス-4-(3,4-ジ
ヒドロ-2H-1,4-ベンゾチアジン-4-イル)-1-(3,4-ジメト
キシベンゾイル)-3-ヒドロキシ-2-メチル-1,2,3,4-テト
ラヒドロキノリン500mg(1.05 mmol)から、実施例15と
同様の方法で、表題化合物580mg(収率94%)を黄色油
状物として得た。 FABMS(pos) 587.1 [M+H+]
【0112】実施例20 2,4-シス-4-(3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾチアジン-4-
イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,
4-テトラヒドロキノリン
【化82】 実施例19で得られた2,3-トランス2,4-シス-4-(3,4-ジ
ヒドロ-2H-1,4-ベンゾチアジン-4-イル)-1-(3,4-ジメト
キシベンゾイル)-3-[(1H-イミダゾ-ル-1-イルカルボチ
オイル)オキシ]-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリ
ン580mg(0.94 mmol)から、実施例16と同様の方法で、
表題化合物30mg(収率7%)を白色結晶として得た。 元素分析値 C27H28N2O3Sとして 計算値:C, 70.41; H, 6.13; N, 6.08 実験値:C, 69.91; H, 6.02; N, 6.97 融点: 178-180 ℃ (結晶化溶媒:ジエチルエーテル
−ヘキサン) 実施例5〜20までの表題化合物について表1にまとめ
た。
【表1】
【0113】実施例21 2,3-トランス-2,4-シス-4-(1
-ベンジル-1,2,3,4-テトラヒドロキノキサリン-4-イル)
1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-3-ヒドロキシ-2-メチル
-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化83】 4-ベンジル-1,2,3,4-テトラヒドロキノキサリン630mg
(2.81mmol)から実施例14と同様にして、表題化合物72
0mg(収率61%)を白色結晶として得た。融点 99-102
【0114】実施例22 2,3-トランス-2,4-シス-4-(1-ベンジル-1,2,3,4-テトラ
ヒドロキノキサリン-4-イル)1-(3,4-ジメトキシベンゾ
イル)-3-[(1H-イミダゾ-ル-1-イルカルボチオイル)オキ
シ]-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化84】 実施例21で得られた2,3-トランス-2,4-シス-4-(1-ベ
ンジル-1,2,3,4-テトラヒドロキノキサリン-4-イル)1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-3-ヒドロキシ-2-メチル-
1,2,3,4-テトラヒドロキノリン600mg(1.09 mmol)から、
実施例15と同様の方法で、表題化合物596mg(収率83
%)を黄色油状物として得た。1 H-NMR(CDCl3) δ:1.42(d,J=7.0Hz,3H),3.20-3.57(m,4
H),3.73(s,3H),3.83(s, 3H),4.30-4.50(m,2H),5.05-5.2
0(m,1H),5.35-5.51(m,1H),5.80-5.95(m,1H),6.58-6.75
(m,6H),6.89-7.00(m,3H),7.02-7.32(m,7H),7.30-7.42
(m,2H),8.14(brs.1H).
【0115】実施例23 2,4-シス-4-(1-ベンジル-1,2,3,4-テトラヒドロキノキ
サリン-4-イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)- 2-メ
チル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化85】 実施例22で得られた2,3-トランス-2,4-シス-4-(1-ベ
ンジル-1,2,3,4-テトラヒドロキノキサリン-4-イル)-1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-3-[(1H-イミダゾ-ル-1-イ
ルカルボチオイル)オキシ]-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒ
ドロキノリン590mg(0.89 mmol)から、実施例16と同様
の方法で、表題化合物340mg(収率71%)を白色結晶と
して得た。 融点192-194℃
【0116】実施例24 2,3-トランス-2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)
-3-ヒドロキシ-2-メチル-4-(2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-
1-ベンズアゼピニル)- 1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化86】 2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-1-ベンズアゼピン520mg(3.53
mmol)から実施例14と同様にして、表題化合物300mg
(収率26%)を白色結晶として得た。 融点 88-92℃
【0117】実施例25 2,3-トランス-2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)
-3-[(1H-イミダゾ-ル-1-イルカルボチオイル)オキシ]-2
-メチル-4-(2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-1-ベンズアゼピ
ニル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化87】 実施例24で得られた2,3-トランス-2,4-シス-1-(3,4-
ジメトキシベンゾイル)-3-ヒドロキシ-2-メチル-4-(2,
3,4,5-テトラヒドロ-1H-1-ベンズアゼピニル)- 1,2,3,4
-テトラヒドロキノリン190mg(0.41 mmol)から、実施例
15と同様の方法で、表題化合物130mg(収率54%)を
黄色油状物として得た。1 H-NMR(CDCl3) δ:1.40(d,J=7.0Hz,3H),1.50-1.65(m,2
H),1.75-1.90(m,2H),2.41-2.50(m,1H),2.60-2.75(m,1
H),3.16-3.24(m,1H),3.59-3.63(m,1H),3.76(s,3H),3.88
(s,3H),4.99(d,J=8.8Hz,1H),5.10-5.16(m,1H),5.73(d,J
=8.7Hz,1H),6.65-7.70(m,1H),6.75(d,J=8.4Hz,1H),6.85
-6.95(m,3H),6.95-7.08(m,3H),7.10-7.15(m,2H),7.15-
7.21(m,1H),7.42-7.46(m,1H),7.50(s,1H),8.24(s,1H).
【0118】実施例26 2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-4-
(2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-1-ベンズアゼピニル)- 1,2,
3,4-テトラヒドロキノリン
【化88】 実施例25で得られた2,3-トランス-2,4-シス-1-(3,4-
ジメトキシベンゾイル)-3-[(1H-イミダゾ-ル-1-イルカ
ルボチオイル)オキシ]-2-メチル-4-(2,3,4,5-テトラヒ
ドロ-1H-1-ベンズアゼピニル)-1,2,3,4-テトラヒドロキ
ノリン130mg(0.22 mmol)から、実施例16と同様の方法
で、表題化合物61mg(収率60%)を白色結晶として得
た。 融点150-151℃
【0119】実施例27 2,3-トランス-2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)
-3-{[(ヘキシルアミノ)カルボニル]オキシ}-2-メチル
-4-(2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-1-ベンズアゼピニル)-1,
2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化89】 実施例24で得られた2,3-トランス-2,4-シス-1-(3,4-
ジメトキシベンゾイル)-3-ヒドロキシ-2-メチル-4-(2,
3,4,5-テトラヒドロ-1H-1-ベンズアゼピニル)- 1,2,3,4
-テトラヒドロキノリン150mg(0.33mmol)、トリエチルア
ミン101mg(1mmol)を、トルエン10mlに溶解し、ヘキシル
イソシアネート124mg(0.98mmol)を加えて80℃で5時間
攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残査をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル/ヘキサ
ン=3/7)に付し、溶出物をヘキサンより再結晶し、表
題化合物159mg(収率83%)を白色結晶として得た。 融点:152-154℃
【0120】実施例28 2,3-トランス-2,4-シス-3-{[(ベンジルアミノ)カルボ
ニル]オキシ}-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチ
ル-4-(2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-1-ベンズアゼピニル)-
1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化90】 ベンジルイソシアネート75mg(0.50mmol)から実施例27
と同様にして表題化合物133mg(収率78%)を、白色結晶と
して得た。 融点:173-174℃
【0121】実施例29 2,3-トランス-2,4-シス-4-(2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-3-ヒドロキ
シ-2-メチル- 1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化91】 2,3-ジヒドロ-1H-インドール190mg(1.60mmol)から実施
例14と同様にして、表題化合物443mg(収率81%)を
白色結晶として得た。 融点 182-183℃
【0122】実施例30 2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-4-(1H-インド
ール-1-イル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化92】 実施例29で得られた2,3-トランス-2,4-シス-4-(2,3-
ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-1-(3,4-ジメトキシベ
ンゾイル)-3-ヒドロキシ-2-メチル- 1,2,3,4-テトラヒ
ドロキノリンから、実施例15、16と同様にして2,4-
シス-4-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-1-(3,4-
ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒド
ロキノリンと表題化合物の混合物(混合比2:1)を得た。
この混合物85mgをトルエン5mlに溶解し、オルトクロラ
ニル 68mgを加えて、室温で2時間攪拌した。反応液を
減圧濃縮し、残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(展開溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/3)に付し、溶
出物をジイソプロピルエーテル-ヘキサンより再結晶
し、表題化合物50mgを白色結晶として得た。 融点:226-227℃
【0123】実施例31 2,3-トランス-2,4-シス-4-(2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-3
-({[(2-フェニルエチル)アミノ]カルボニル}オキシ)-
1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化93】 実施例29で得られた2,3-トランス-2,4-シス-4-(2,3-
ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-1-(3,4-ジメトキシベ
ンゾイル)-3-ヒドロキシ-2-メチル- 1,2,3,4-テトラヒ
ドロキノリン150mg(0.34mmol)、フェネチルイソシアネ
ート149mg(1.01mmol)から実施例27と同様にして表題
化合物190mg(収率95%)を、白色結晶として得た。 融点:146-149℃ 実施例21〜31までの表題化合物について表2にまと
めた。
【表2】
【0124】実施例32 2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベ
ンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化94】 参考例4で得られた2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-2
-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン361mg(1.16mmo
l)をピリジン15mlに溶解し、氷冷下3,4-ジメトキシベン
ゾイルクロリド279mg(1.39mmol)を加え、60℃で4時間
撹拌した。反応液を濃縮し、残査に酢酸エチルと水を加
え抽出した。有機層を水洗後濃縮し、残査を酢酸エチル
-ヘキサンより再結晶し、表題化合物155mg(収率28%)
を白色結晶として得た。 融点: 229-231 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ヘキ
サン) 元素分析値 C31H28N2O3 ・0.25H2Oとして 計算値:C, 77.40; H, 5.97; N, 5.82 実験値: C, 77.44; H, 5.70; N, 5.86
【0125】実施例33 (−)-2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメト
キシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノ
リン
【化95】 実施例32で得られた2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)
-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-テ
トラヒドロキノリン1.1gをキラルHPLC(カラム:CH
IRALPAK AD、展開溶媒:エタノール/ヘキサン=1/
1)により分取後、濃縮乾固し、表題化合物430mgを白
色結晶として得た。Shodex OR-2(波長470nm)による旋
光性の分析において、本化合物は(−)の符号を示した。
融点:278-280℃
【0126】実施例34 (+)-2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメト
キシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノ
リン
【化96】 実施例32で得られた2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)
-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-テ
トラヒドロキノリン1.1gをキラルHPLC(カラム:CH
IRALPAK AD、展開溶媒:エタノール/ヘキサン=1/
1)により分取後、濃縮乾固し、表題化合物470mgを白
色結晶として得た。Shodex OR-2(波長470nm)による旋
光性の分析において、本化合物は(+)の符号を示した。
融点:279-280℃
【0127】実施例35 2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベ
ンゾイル)-2-エチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化97】 参考例5で得られた2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-2
-エチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン1.47g(4.50 mmo
l)から、実施例32と同様の方法で、表題化合物0.93g
(収率42%)を白色結晶として得た。1 H NMR (CDCl3) δ0.99 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 1.65
(m, 1H), 1.93 (m, 1H), 2.62 (m, 1H), 2.75 (m, 1H),
3.67 (s, 3H), 3.85 (s, 3H), 4.97 (m, 1H), 5.91(m,
1H), 6.70 (t, J = 8.5 Hz, 2H), 6.80-7.35 (m, 9H),
7.50 (m, 2H), 8.19 (d, J = 7.6 Hz, 2H), FABMS(pos) 491.2 [M+]
【0128】実施例36 (−)-2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメト
キシベンゾイル)-2-エチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノ
リン
【化98】 実施例35で得られた2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)
-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-エチル-1,2,3,4-テ
トラヒドロキノリン1.21gをキラルHPLC(カラム:C
HIRALPAK AD、展開溶媒:エタノール/ヘキサン=1/
1)により分取後、濃縮乾固し、表題化合物0.50gを白
色結晶として得た。Shodex OR-2(波長470nm)による旋
光性の分析において、本化合物は(−)の符号を示した。 元素分析値 C32H30N2O3 ・0.25H2Oとして 計算値: C, 77.63; H, 6.21; N, 5.66 実験値:C, 77.98; H, 6.08; N, 5.55
【0129】実施例37 (+)-2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメト
キシベンゾイル)-2-エチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノ
リン
【化99】 実施例35で得られた2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)
-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-エチル-1,2,3,4-テ
トラヒドロキノリン1.21gをキラルHPLC(カラム:C
HIRALPAK AD、展開溶媒:エタノール/ヘキサン=1/
1)により分取後、濃縮乾固し、表題化合物0.47gを白
色結晶として得た。Shodex OR-2(波長470nm)による旋
光性の分析において、本化合物は(+)の符号を示した。 元素分析値 C32H30N2O3 ・0.25H2Oとして 計算値: C, 77.63; H, 6.21; N, 5.66 実験値:C, 77.83; H, 6.40; N, 5.57
【0130】実施例38 2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベ
ンゾイル)-2-プロピル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化100】 参考例6で得られた2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-2
-プロピル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン1.63g(4.90mm
ol)から、実施例32と同様の方法で、表題化合物471mg
(収率20%)を白色結晶として得た。 融点: 195-196 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ヘキ
サン) 元素分析値 C35H32N2O3 ・0.5H2Oとして 計算値: C, 77.17; H, 6.48; N, 5.45 実験値:C, 77.36; H, 6.50; N, 5.16
【0131】実施例39 (−)-2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメト
キシベンゾイル)-2-プロピル-1,2,3,4-テトラヒドロキ
ノリン
【化101】 実施例38で得られた2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)
-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-プロピル-1,2,3,4-
テトラヒドロキノリン345mgを、キラルHPLC(カラ
ム:CHIRALPAK AD、展開溶媒:エタノール/ヘキサン=
1/1)により分取後、濃縮乾固し、表題化合物137mg
を白色結晶として得た。Shodex OR-2(波長470nm)によ
る旋光性の分析において、本化合物は(−)の符号を示し
た。 融点:194-195℃
【0132】実施例40 2,4-シス-2-ブチル-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジ
メトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化102】 参考例7で得られた2,4-シス-2-ブチル-4-(9H-9-カルバ
ゾリル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン2.12g(5.98mmo
l)から、実施例32と同様の方法で、表題化合物920mg
(収率30%)を白色結晶として得た。 融点: 213 ℃(結晶化溶媒:酢酸エチル−ヘキサン) 元素分析値 C34H34N2O3として 計算値: C, 78.74; H, 6.61; N, 5.40 実験値:C, 78.35; H, 6.53; N, 5.36
【0133】実施例41 2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベ
ンゾイル)-2-イソブチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリ
【化103】 参考例8で得られた2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-2
-イソブチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン1.10g(3.10
mmol)から、実施例32と同様の方法で、表題化合物636
mg(収率40%)を白色結晶として得た。 融点: 191-193 ℃(結晶化溶媒:THF−ヘキサン) 元素分析値 C34H34N2O3・H2Oとして 計算値: C, 77.39; H, 6.69; N, 5.31 実験値:C, 77.77; H, 7.01; N, 5.03
【0134】実施例42 2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベ
ンゾイル)-2-(2-フェニルエチル)-1,2,3,4-テトラヒド
ロキノリン
【化104】 参考例9で得られた2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-
2-(2-フェニルエチル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
2.98g(7.40mmol)から、実施例32と同様の方法で、表
題化合物886mg(収率22%)を白色結晶として得た。 融点:223-225 ℃(結晶化溶媒:酢酸エチル−ヘキサ
ン) 元素分析値 C38H34N2O33として 計算値: C, 80.54; H, 6.05; N, 4.94 実験値:C, 80.29; H, 6.00; N, 5.05
【0135】実施例43 2-[(ベンジルオキシ)メチル]-4-(9H-9-カルバゾリル)-1
-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロキ
ノリン
【化105】 参考例10で得られた2,4-シス-2-[(ベンジルオキシ)メ
チル]-4-(9H-9-カルバゾリル)-1,2,3,4-テトラヒドロキ
ノリン3.27g(7.81mmol)から、実施例32と同様の方法
で、表題化合物1.01g(収率22%)を白色結晶として得
た。(シス:トランス=1:1) 融点:203-204 ℃(結晶化溶媒:ジエチルエーテル−酢
酸エチル) 元素分析値 C38H34N2O4として 計算値:C, 78.33; H, 5.83; N, 4.81 実験値:C, 77.90; H, 5.83; N, 4.76
【0136】実施例44 2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-2-(2-シアノエチル)-
1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロ
キノリン
【化106】 参考例11で得られた2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-2
-(2-シアノエチル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン2.00
g(5.69mmol)から、実施例32と同様の方法で、表題化
合物1.61g(収率55%)を白色結晶として得た。 融点:181-182 ℃(結晶化溶媒:酢酸エチル−ヘキサ
ン) FABMS(pos) 544.2 [M+H+]
【0137】実施例45 2,4-シス-2-{3-[(t-ブトキシカルボニル)アミノ]プロ
ピル}-4-(9H-カルバゾール-9-イル)-1-(3,4-ジメトキ
シベンゾイル)- 1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化107】 実施例44で得られた2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)
-2-(2-シアノエチル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-
1,2,3,4-テトラヒドロキノリン400mg(0.78mmol)、塩化
ニッケル(II)六水和物370mg(1.56mmol)、二炭酸ジ-t-
ブチル340mg(1.56mmol)をメタノール10mlとTHF20mlの混
合溶液に溶解し、水素化ホウ素ナトリウム590mg(15.6m
mol)を加え、室温で一晩撹拌した。反応液を水にあけ
酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥後濃縮し、残査を
酢酸エチル-ヘキサンから再結晶し、表題化合物282mg
(収率56%)を白色結晶として得た。 融点:180-181 ℃(結晶化溶媒:酢酸エチル−ヘキサ
ン) 元素分析値 C35H35N3O4 ・0.3H2Oとして 計算値: C, 73.01; H, 6.71; N, 6.72 実験値:C, 73.19; H, 7.10; N, 6.42
【0138】実施例46 2,4-シス-2-(3-アミノプロピル)-4-(9H-カルバゾール-9
-イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)- 1,2,3,4-テト
ラヒドロキノリン 塩酸塩
【化108】 実施例45で得られた2,4-シス-2-{3-[(t-ブトキシカ
ルボニル)アミノ]プロピル}-4-(9H-カルバゾール-9-イ
ル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)- 1,2,3,4-テトラヒ
ドロキノリン250mg(0.403mmol)をTHF5mlに溶解し、4規
定塩化水素―酢酸エチル溶液5ml(20mmol)を加え、室温
で5時間撹拌した。反応液を濃縮後、残査を酢酸エチル
-ヘキサンから再結晶し、表題化合物141mg(収率67%)
を白色結晶として得た。 融点:203-204 ℃(結晶化溶媒:酢酸エチル−ヘキサ
ン) 元素分析値 C33H34N3O3Cl・1.0H2Oとして 計算値:C, 69.04; H, 6.32; N, 7.32; Cl, 6.18 実験値:C, 69.20; H, 6.09; N, 7.31; Cl, 6.12 実施例32〜46までの表題化合物について表3にまと
めた。
【表3】
【0139】実施例47 2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)- 5,7-ジメトキシ-1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラ
ヒドロキノリン
【化109】 参考例12で得られた2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)
-5,7-ジメトキシ-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノ
リン0.83g(2.22mmol)から、実施例32と同様の方法
で、表題化合物0.26g(収率22%)を白色結晶として得た。 元素分析値 C33H32N2O5 ・0.5H2Oとして 計算値: C, 72.64; H, 6.10; N, 5.13 実験値:C, 72.94; H, 5.86; N, 5.18
【0140】実施例48 2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)- 5,8-ジメトキシ-1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラ
ヒドロキノリン
【化110】 参考例13で得られた2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)
-5,8-ジメトキシ-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノ
リン1.10g(2.95mmol)から、実施例32と同様の方法
で、表題化合物0.19g(収率12%)を白色結晶として得た。 元素分析値 C33H32N2O5として 計算値: C, 73.86; H, 6.01; N, 5.22 実験値:C, 73.56; H, 6.06; N, 5.05
【0141】実施例49 2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベ
ンゾイル)-8-メトキシ-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロ
キノリン
【化111】 参考例14で得られた2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)
-8-メトキシ-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン6
85mg(2.0mmol)から、実施例32と同様の方法で、表題
化合物100mg(収率10%)を白色結晶として得た。 元素分析値 C32H30N2O4 ・0.25H2Oとして 計算値: C, 75.20; H, 6.01; N, 5.48 実験値:C, 75.36; H, 6.11; N, 5.40
【0142】実施例50 4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)
-6-メトキシ-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化112】 参考例15で得られた4-(9H-9-カルバゾリル)-6-メトキ
シ-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン800mg(2.34
mmol)から、実施例32と同様の方法で、表題化合物306
mg(収率26%)を白色結晶として得た(シス、トランス混合
物)。 元素分析値 C32H30N2O4 ・0.6H2Oとして 計算値: C, 74.28; H, 6.08; N, 5.41 実験値:C, 74.62; H, 6.17; N, 5.02
【0143】実施例51 2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(2-フロイル)- 2-
メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化113】 参考例4で得られた2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-2
-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン600mg(1.90mmo
l)から、実施例32と同様の方法で、表題化合物379mg
(収率49%)を白色結晶として得た。 元素分析値 C27H22N2O2 ・0.1H2Oとして 計算値:C, 79.43; H, 5.48; N, 6.86 実験値:C, 79.42; H, 5.54; N, 6.76 融点:202-203 ℃
【0144】実施例52 2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)- 2-メチル-1-(2-チエ
ノイル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化114】 参考例4で得られた2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-2
-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン600mg(1.90mmo
l)から、実施例32と同様の方法で、表題化合物250mg
(収率31%)を白色結晶として得た。 元素分析値 C27H22N2O1S ・0.2H2Oとして 計算値:C, 76.10; H, 5.30; N, 6.57 実験値:C, 76.40; H, 5.21; N, 6.33
【0145】実施例53 2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)- 2-エチル-1-(3-チエ
ノイル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化115】 参考例5で得られた2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-2
-エチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン200mg(0.61mmo
l)から、実施例32と同様の方法で、表題化合物90mg
(収率33%)を白色結晶として得た。Mass m/z 437.2 (M
H+) 実施例47〜53までの表題化合物について表4にまと
めた。
【表4】
【0146】実施例54 1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-4-(1,2,3,4-
テトラヒドロキノリン-1-イル)- 1,2-ジヒドロキノリン
【化116】 実施例14で得られた2,3-トランス-2,4-シス-1-(3,4-ジ
メトキシベンゾイル)-3-ヒドロキシ-2-メチル-4-(1,2,
3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)- 1,2,3,4-テトラヒ
ドロキノリン560mg (1.22mmol)と1,1'-チオカルボニル
ジイミダゾール617mg(0.872mmol)を1,2-ジクロロエタン
25mlに溶解し、18時間加熱還流した。反応液を濃縮し、
残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶
媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/5)に付し、表題化合物6
6mg(収率12%)を黄色油状物として得た。 元素分析値 C28H28N2O3・0.5H2Oとして 計算値:C, 74.81; H, 6.50; N, 6.23 実験値:C, 74.53; H, 6.29; N, 6.48 FABMS(pos) 441.2 [M+H+]
【0147】実施例55 1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-4-(2,3,4,5-
テトラヒドロ-1H-1-ベンズアゼピニル)- 1,2-ジヒドロ
キノリン
【化117】 実施例24で得られた2,3-トランス-2,4-シス-1-(3,4-
ジメトキシベンゾイル)-3-ヒドロキシ-2-メチル-4-(2,
3,4,5-テトラヒドロ-1H-1-ベンズアゼピニル)- 1,2,3,4
-テトラヒドロキノリン190mg(0.41mmol)から、実施例5
4と同様にして、表題化合物27mg(収率15%)を白色結晶
として得た。 融点:151-152℃
【0148】実施例56 4-(3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾチアジン-4-イル)-1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2-ジヒドロキ
ノリン
【化118】 実施例19で得られた2,3-トランス2,4-シス-4-(3,4-ジ
ヒドロ-2H-1,4-ベンゾチアジン-4-イル)-1-(3,4-ジメト
キシベンゾイル)-3-[(1H-イミダゾ-ル-1-イルカルボチ
オイル)オキシ]-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリ
ン580mg(0.94 mmol)から、実施例16と同様の方法で、
表題化合物42mg(収率10%)を白色結晶として得た。 融点: 166-168 ℃ (結晶化溶媒:ジエチルエーテル
−ヘキサン)
【0149】実施例57 2,3-トランス-2,4-シス-4-(5,6-ジヒドロフェナンスル
ジン-5-イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-3-ヒドロ
キシ-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化119】 5,6-ジヒドロ-フェナンスルジン579mg(3.20mmol)から実
施例14と同様にして、表題化合物950mg(収率76%)
を白色結晶として得た。 融点 120-123℃
【0150】実施例58 4-(5,6-ジヒドロフェナンスルジン-5-イル)-1-(3,4-ジ
メトキシベンゾイル)-2-メチル- 1,2, -ジヒドロキノリ
【化120】 実施例57で得られた2,3-トランス-2,4-シス-4-(5,6-
ジヒドロフェナンスルジン-5-イル)-1-(3,4-ジメトキシ
ベンゾイル)-3-ヒドロキシ-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒ
ドロキノリン550mg(1.09mmol)から、実施例54と同様
にして、表題化合物120mg(収率23%)を白色結晶として得
た。 融点:196-198℃
【0151】実施例59 2-ブチル-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベ
ンゾイル)-1,2-ジヒドロキノリン
【化121】 参考例18で得られた2-ブチル-3-(3,4-ジメトキシベン
ゾイル)-1a,2,3,7b-テトラヒドロオキシレノ[2,3-c]キ
ノリン1g (2.7 mmol)をTHF 30 mlに溶解し、カルバゾー
ルカリウム塩 554 mg (2.7 mmol)を加え、24時間加熱還
流した。反応液を減圧下濃縮し、水を加え酢酸エチルで
2回抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸
ナトリウムで乾燥後、減圧下で濃縮した。得られた残査
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘ
キサン-酢酸エチル= 80:20)に付し、溶出物をヘキサン
-酢酸エチルより再結晶し、表題化合物 105mg(収率8
%)を白色結晶として得た。 元素分析値 C34H32N2O3 として 計算値:C, 79.04; H, 6.24; N, 5.42 実験値:C, 78.81; H, 6.26; N, 5.32 融点:174-175 ℃ 実施例54〜59までの表題化合物について表5にまと
めた。
【表5】
【0152】参考例16 2,4-トランス-4-(ベンゾトリアゾール-1-イル)-2-メチ
ル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化122】 べンゾトリアゾール5.0g(4.20mmol)、アニリン3.91 g
(4.20mmol)をジエチルエーテル85mlに溶解し、アセトア
ルデヒド2.03g(4.62mmol)を氷冷下で滴下した。室温で
15分間撹拌し、−20℃で一晩静置した。晶出物をろ取
し、ジエチルエーテルで洗浄後、乾燥し、α-メチル-N-
フェニル-1H-ベンゾトリアゾール-1-メタンアミン8.7g
を白色結晶として得た。得られたα-メチル-N-フェニル
-1H-ベンゾトリアゾール-1-メタンアミン 2.86g(12mmo
l)とビニルフタルイミド2860mg(12.0mmol)をクロロホル
ム10mlに懸濁し、p-トルエンスルホン酸一水和物190mg
(1.0mmol)を加え、室温で10時間撹拌した。反応液に水
を加え、クロロホルムで抽出し、有機層を飽和炭酸ナト
リウム水溶液と水で洗浄後、濃縮した。残査をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーに付し、表題化合物1.03g
(2段階収率25%)を白色結晶として得た。1 H-NMR(CDCl3)δ1.21(d,J=6.2Hz,3H),2.14(m,1H),2.41
(d,J=13.7Hz,1H),3.41(m,1H),4.15(s,1H),6.22(dd,J
=4.4,3.2Hz,1H),6.64-6.72(m,2H),6.88(d,J=7.1Hz,1
H),7.00(t,J=7.1Hz,1H),7.19-7.29(m,3H),8.03(m,1H),
8.03(m,1H).FABMS(pos) 264.1 [M+]
【0153】参考例17 3-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-プロピル-1a,2,3,7b-
テトラヒドロオキシレノ[2,3-c]キノリン
【化123】 文献既知の方法により合成した1-(3,4-ジメトキシベン
ゾイル)-2-プロピル-1,2-ジヒドロキノリン850mg(0.023
mol)から、参考例3と同様にして表題化合物540mg(収率
61%)を白色結晶として得た。1 H-NMR(CDCl3)δ0.93(t,J=7.3Hz,3H), 1.15-1.30(m,1
H), 1.35-1.58(m,3H), 3.66(s,3H), 3.83 (s,3H), 3.86
(dd,J=2.3,4.2Hz,1H), 3.96(d,J=4.2Hz,1H),5.22-5.28
(m,1H), 6.47(d,J=7.8Hz,1H), 6.66 (d,J=7.8Hz, 1H),
6.89(d,J=2.0Hz,1H),6.94-7.08(m,3H), 7.42(dd,J=1.6,
7.2Hz,1H).
【0154】参考例18 2-ブチル-3-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1a,2,3,7b-テ
トラヒドロオキシレノ[2,3-c]キノリン
【化124】 文献既知の方法により合成した2-ブチル-1-(3,4-ジメト
キシベンゾイル)-1,2-ジヒドロキノリン8.00g(0.023mo
l)から、参考例3と同様にして表題化合物6.12g(収率73
%)を白色結晶として得た。 融点 133-134℃
【0155】参考例19 1-(4-エトキシ-3-メトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,
3,4-テトラヒドロ-4-キノリノール
【化125】 文献既知の方法により合成した2-メチル-1,2,3,4-テト
ラヒドロ-4-キノリノール7.1g(43.5mmol)をピリジン50m
lに溶解し、4-エトキシ-3-メトキシ安息香酸 9.2g(46.4
mmol)より調整した4-エトキシ-3-メトキシベンゾイルク
ロリドを加え、室温で16時間撹拌した。反応液を濃縮
し、酢酸エチルと水を加え抽出した。有機層を乾燥後濃
縮し、残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展
開溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/1)に付し、溶出物
を酢酸エチル-ヘキサンより再結晶し、表題化合物4.4g
(収率30%)を白色結晶として得た。1 H NMR (CDCl3)δ1.29 (d, J = 6.4 Hz, 3H), 1.43 (t,
J = 6.9 Hz, 3H), 1.44-1.55 (m, 1H), 2.00 (d, J =
6.2 Hz, 1H), 2.73-2.82 (m, 1H), 3.64 (s, 3H), 4.04
(q, J = 6.4 Hz, 2H), 4.79-4.88 (m, 2H), 6.57 (d,
J = 7.9 Hz, 1H),6.63 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 6.75-6.7
7 (m, 2H), 6.96 (dd, J = 7.7, 7.7 Hz,1H), 7.15 (d
d, J = 7.5,7.5 Hz, 1H), 7.53 (d, J = 7.5 Hz, 1H)
【0156】参考例20 1-(3,4-ジエトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-テト
ラヒドロ-4-キノリノール
【化126】 文献既知の方法により合成した2-メチル-1,2,3,4-テト
ラヒドロ-4-キノリノール10.0g(61.3mmol)から参考例1
9と同様の方法で、表題化合物 4.67g(収率21%)を白
色結晶として得た。 融点:164-165 ℃
【0157】参考例21 1-(3-メトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒ
ドロ-4-キノリノール
【化127】 文献既知の方法により合成した2-メチル-1,2,3,4-テト
ラヒドロ-4-キノリノール3.00g(18.3mmol)と3-メトキシ
安息香酸3.34g(22.0mmol)から、参考例19と同様の方
法で表題化合物1.45g(収率27%)を白色結晶として得
た。(シス:トランス=1:1) 融点:148-149 ℃
【0158】参考例22 1-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-
テトラヒドロ-4-キノリノール
【化128】 文献既知の方法により合成した2-メチル-1,2,3,4-テト
ラヒドロ-4-キノリノール3.00g(18.3mmol)と、3,4,5-ト
リメトキシ安息香酸2.0g(10.9mmol)から、参考例19と
同様の方法で表題化合物1.30g(収率33%)を白色結晶
として得た。(シス:トランス=1:1)
【0159】参考例23 1-(3,4-ジメチルベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラ
ヒドロ-4-キノリノール
【化129】 文献既知の方法により合成した2-メチル-1,2,3,4-テト
ラヒドロ-4-キノリノール1.00g(6.12mmol)と、3,4-ジメ
チル安息香酸1.20g(7.96mmol)から、参考例19と同様
の方法で表題化合物1.13g(収率48%)を油状物として
得た。(シス:トランス=1:1)1 H NMR (CDCl3)δ1.25-1.28 (m, 3H), 1.44-2.78 (m, 9
H), 4.86-4.94 (m, 2H),6.57-7.53 (m, 7H).
【0160】参考例24 9-[2,4-シス-2-(3-フェニルプロピル)-1,2,3,4-テトラ
ヒドロキノリン-4-イル]-9H-カルバゾール
【化130】 4-フェニルブチルアルデヒド6.48g(43.7mmol)から、参
考例4と同様の方法を用いて表題化合物4.40g(2段階
収率24%)を無色油状物として得た。1 H NMR (CDCl3)δ1.50-1.80 (m, 2H), 2.10-2.25 (m, 1
H), 2.30-2.50 (m, 1H),2.50-2.80 (m, 4H), 3.60-3.75
(m, 1H), 6.10 (dd, J = 11.9, 6.4 Hz, 1H),6.40-8.2
0 (m, 17H).
【0161】参考例25 9-[2,4-シス-2-[3-[[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]
オキシ]プロピル]-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-4-イ
ル]-9H-カルバゾール
【化131】 4-[[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ]ブタナー
ル6.10g(18.7mmol)から、参考例4と同様の方法を用い
て表題化合物1.08g(2段階収率10%)を無色油状物とし
て得た。1 H NMR (CDCl3)δ1.03-1.06 (m, 9H), 1.70-1.85 (m, 2
H), 2.10-2.20 (m, 1H),2.30-2.50 (m, 1H), 3.60-3.80
(m, 3H), 3.96 (br s, 1H), 6.09 (dd, J = 11.8, 6.2
Hz, 1H), 6.40-8.20 (m, 22H).
【0162】実施例60 4-(1'-ベンジルスピロ[インドリン-3,4'-ピペリジン]-1
-イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,
3,4-テトラヒドロキノリン
【化132】 参考例1で得られたシス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイ
ル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリノール40
0mg(1.22mmol)と1'-ベンジルスピロ[インドリン-3,4'-
ピペリジン] 849mg(3.05mmol)から実施例1と同様の方
法で、表題化合物376mg(収率44%)を無色油状物とし
て得た。(シス:トランス=1:1.5) FABMS(pos) 588.2 [M+H+]
【0163】実施例61 4-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-1-(3,4-ジメ
トキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキ
ノリン
【化133】 参考例1で得られたシス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイ
ル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリノール 4
00mg(1.22mmol)とインドリン436mg(3.66mmol)から実施
例1と同様の方法で、表題化合物267mg(収率51%)を
白色結晶として得た。(シス:トランス=1:1.8) 融点:147-148 ℃ (結晶化溶媒:ジエチルエーテル−
ヘキサン) FABMS(pos) 451.2 [M+Na+]
【0164】実施例62 1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-4-(2,3,4,5-
テトラヒドロ-1H-ベンズアゼピン-1-イル)-1,2,3,4-テ
トラヒドロキノリン
【化134】 参考例1で得られたシス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイ
ル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリノール28
0mg(0.82mmol)と2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-1-ベンズア
ゼピン362mg(2.46mmol)から実施例1と同様の方法で、
表題化合物32mg(収率9%)を無色油状物として得た。
(シス:トランス=1:1.5) FABMS(pos) 479.2 [M+Na+]
【0165】実施例63 (+)-2,4-トランス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-
メチル-4-(2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-ベンズアゼピン-1
-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化135】 実施例5と同様の方法により、実施例62で得られた1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-4-(2,3,4,5-テ
トラヒドロ-1H-ベンズアゼピン-1-イル)-1,2,3,4-テト
ラヒドロキノリン431mgから標題化合物198mgを得た。Sh
odex OR-2(波長470nm)による旋光性の分析において、
本化合物は(+)の符号を示した。1 H NMR (CDCl3)δ(d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.50-1.80 (m,
4H), 1.99-2.05 (m, 1H), 2.55-2.60 (m, 1H), 2.78-
2.81 (m, 2H), 2.92-2.98 (m, 1H), 3.00-3.20 (m, 1
H), 3.62 (s, 3H), 3.87 (s, 3H), 4.82 (dd, J = 8.1,
5.5 Hz, 1H), 4.89-4.95 (m, 1H), 6.63 (d, J = 8.0
Hz, 1H), 6.72 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.89-7.15 (m, 8
H), 7.51 (d, J = 7.2 Hz, 1H).
【0166】実施例64 (−)-2,4-トランス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-
メチル-4-(2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-ベンズアゼピン-1
-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化136】 実施例5と同様の方法により、実施例62で得られた1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-4-(2,3,4,5-テ
トラヒドロ-1H-ベンズアゼピン-1-イル)-1,2,3,4-テト
ラヒドロキノリン431mgから標題化合物199mgを得た。Sh
odex OR-2(波長470nm)による旋光性の分析において、
本化合物は(−)の符号を示した。1 H NMR (CDCl3)δ(d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.50-1.80 (m,
4H), 1.99-2.05 (m, 1H), 2.55-2.60 (m, 1H), 2.78-
2.81 (m, 2H), 2.92-2.98 (m, 1H), 3.00-3.20 (m, 1
H), 3.62 (s, 3H), 3.87 (s, 3H), 4.82 (dd, J = 8.1,
5.5 Hz, 1H), 4.89-4.95 (m, 1H), 6.63 (d, J = 8.0
Hz, 1H), 6.72 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.89-7.15 (m, 8
H), 7.51 (d, J = 7.2 Hz, 1H).
【0167】実施例65 4-(6-クロロ-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)-1
-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-テト
ラヒドロキノリン
【化137】 参考例1で得られたシス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイ
ル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリノール40
0mg(1.22mmol)と6-クロロ-1,2,3,4-テトラヒドロキノリ
ン614mg(3.66mmol)から実施例1と同様の方法で、表題
化合物216mg(収率37%)を無色油状物として得た。
(シス:トランス=3.4:1) 元素分析値 C28H29N2O3Clとして 計算値:C, 70.50; H, 6.13; N, 5.87 実験値:C, 70.32; H, 6.17; N, 5.86
【0168】実施例66 (+)-2,4-トランス-4-(6-クロロ-1,2,3,4-テトラヒドロ
キノリン-1-イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メ
チル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化138】 実施例5と同様の方法により、実施例65で得られた4-
(6-クロロ-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)-1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラ
ヒドロキノリン150mgから標題化合物55mgを得た。Shode
x OR-2(波長470nm)による旋光性の分析において、本
化合物は(+)の符号を示した。1 H NMR (CDCl3)δ1.36 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 1.80-2.0
0 (m, 2H), 2.06-2.14 (m, 1H), 2.22-2.31 (m, 1H),
2.76-2.80 (m, 2H), 3.13 (t, J = 5.6 Hz, 2H),3.77
(s, 3H), 3.89 (s, 3H), 5.00-5.15 (m, 1H), 5.26 (d
d, J = 11.2 Hz, 7.4 Hz, 1H), 6.67-6.79 (m, 3H), 6.
90-7.05 (m, 6H), 7.29 (d, J = 7.2 Hz, 1H).
【0169】実施例67 (−)-2,4-トランス-4-(6-クロロ-1,2,3,4-テトラヒドロ
キノリン-1-イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メ
チル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化139】 実施例5と同様の方法により、実施例65で得られた4-
(6-クロロ-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)-1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラ
ヒドロキノリン150mgから標題化合物53mgを得た。Shode
x OR-2(波長470nm)による旋光性の分析において、本
化合物は(−)の符号を示した。1 H NMR (CDCl3)δ1.36 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 1.80-2.0
0 (m, 2H), 2.06-2.14 (m, 1H), 2.22-2.31 (m, 1H),
2.76-2.80 (m, 2H), 3.13 (t, J = 5.6 Hz, 2H),3.77
(s, 3H), 3.89 (s, 3H), 5.00-5.15 (m, 1H), 5.26 (d
d, J = 11.2 Hz, 7.4 Hz, 1H), 6.67-6.79 (m, 3H), 6.
90-7.05 (m, 6H), 7.29 (d, J = 7.2 Hz, 1H).
【0170】実施例68 (+)-2,4-シス-4-(6-クロロ-1,2,3,4-テトラヒドロキノ
リン-1-イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル
-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化140】 実施例5と同様の方法により、実施例65で得られた4-
(6-クロロ-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)-1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラ
ヒドロキノリン150mgから標題化合物18mgを得た。Shode
x OR-2(波長470nm)による旋光性の分析において、本
化合物は(+)の符号を示した。1 H NMR (CDCl3)δ1.38 (d, J = 6.2 Hz, 3H), 1.60-1.8
0 (m, 1H), 1.90-2.20 (m, 2H), 2.68-2.76 (m, 1H),
2.80-2.90 (m, 2H), 3.33-3.37 (m, 2H), 3.62 (s, 3
H), 3.86 (s, 3H), 4.73-4.90 (m, 2H), 6.38 (d, J =
8.8 Hz, 1H), 6.62 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.60-6.73
(m, 2H), 6.85-7.10 (m, 6H).
【0171】実施例69 (−)-2,4-シス-4-(6-クロロ-1,2,3,4-テトラヒドロキノ
リン-1-イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル
-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化141】 実施例5と同様の方法により、実施例65で得られた4-
(6-クロロ-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)-1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラ
ヒドロキノリン150mgから標題化合物17mgを得た。Shode
x OR-2(波長470nm)による旋光性の分析において、本
化合物は(−)の符号を示した。1 H NMR (CDCl3)δ1.38 (d, J = 6.2 Hz, 3H), 1.60-1.8
0 (m, 1H), 1.90-2.20 (m, 2H), 2.68-2.76 (m, 1H),
2.80-2.90 (m, 2H), 3.33-3.37 (m, 2H), 3.62 (s, 3
H), 3.86 (s, 3H), 4.73-4.90 (m, 2H), 6.38 (d, J =
8.8 Hz, 1H), 6.62 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.60-6.73
(m, 2H), 6.85-7.10 (m, 6H).
【0172】実施例70 1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-4-(6-メチル-
1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)-1,2,3,4-テト
ラヒドロキノリン
【化142】 参考例1で得られたシス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイ
ル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリノール50
0mg(1.53mmol)と6-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリ
ン676mg(4.59mmol)から実施例1と同様の方法で、表題
化合物117mg(収率18%)を白色結晶として得た。(シ
ス:トランス=1.6:1) 元素分析値 C29H32N3O3として 計算値:C, 76.29; H, 7.06; N, 6.14 実験値:C, 75.89; H, 6.94; N, 6.25 融点:139-140 ℃(結晶化溶媒:ジエチルエーテル−ヘ
キサン)
【0173】実施例71 N-[1-[1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,
4-テトラヒドロキノリン-4-イル]-1,2,3,4-テトラヒド
ロキノリン-6-イル]アセトアミド
【化143】 参考例1で得られたシス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイ
ル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリノール35
0mg(1.07mmol)とN-(1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-6-
イル)アセトアミド 475mg(2.50mmol)から実施例1と同
様の方法で、表題化合物38mg(収率7%)を無色油状物
として得た。(シス:トランス=1:1.7) FABMS(pos) 522.1 [M+Na+]
【0174】実施例72 4-[1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-
テトラヒドロキノリン-4-イル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-
ベンゾチアジン
【化144】 参考例1で得られたシス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイ
ル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリノール1.
00g(2.93mmol)と3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾチアジン
1.22g(8.07mmol)から実施例1と同様の方法で、表題化
合物335mg(収率25%)を白色結晶として得た。(シス:
トランス=1.5:1) FABMS(pos) 483.1 [M+Na+] 融点:113-114 ℃(結晶化溶媒:ジイソプロピルエーテ
ル−ヘキサン)
【0175】実施例73 1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-4-(1,2,3,4-
テトラヒドロイソキノリン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒ
ドロキノリン
【化145】 参考例1で得られたシス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイ
ル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリノール40
0mg(1.22mmol)と1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン 48
7mg(3.66mmol)から実施例1と同様の方法で、表題化合
物210mg(収率39%)を白色結晶として得た。(シス:ト
ランス=1:1) 元素分析値 C28H30N2O3として 計算値:C, 75.99; H, 6.83; N, 6.33 実験値:C, 75.86; H, 7.20; N, 6.32 融点:128-129 ℃(結晶化溶媒:ジエチルエーテル−ヘ
キサン) 実施例60〜73までの表題化合物について表6にまと
めた。
【表6】
【0176】実施例74 2,3-トランス-2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)
-3-ヒドロキシ-2-プロピル-4-(1,2,3,4-テトラヒドロキ
ノリン-1-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化146】 参考例17で得られた3-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2
-プロピル-1a,2,3,7b-テトラヒドロオキシレノ[2,3-c]
キノリン400mg(1.13mmol)から実施例14と同様にし
て、表題化合物169mg(収率31%)を白色結晶として得
た。 元素分析値 C30H34N2O4・0.25H2Oとして 計算値:C, 73.37; H, 7.08; N, 5.70 実験値:C, 73.65; H, 7.04; N, 5.44 融点:160-162 ℃(結晶化溶媒:ジイソプロピルエーテ
ル−ヘキサン)
【0177】実施例75 2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-プロピル-4
-(1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)-1,2,3,4-テ
トラヒドロキノリン
【化147】 実施例74で得られた2,3-トランス2,4-シス-1-(3,4-ジ
メトキシベンゾイル)-3-ヒドロキシ-2-プロピル-4-(1,
2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)-1,2,3,4-テトラ
ヒドロキノリン353mg(0.72 mmol)から、実施例15およ
び実施例16と同様の方法で、表題化合物131mg(2段
階収率39%)を白色結晶として得た。 元素分析値 C30H34N2O3として 計算値:C, 76.57; H, 7.28; N, 5.95 実験値:C, 76.36; H, 7.41; N, 5.98 融点: 176-177 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ヘキ
サン)
【0178】実施例76 2,3-トランス-2,4-シス-2-ブチル-1-(3,4-ジメトキシベ
ンゾイル)-3-ヒドロキシ-4-(1,2,3,4-テトラヒドロキノ
リン-1-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化148】 参考例18で得られた2-ブチル-3-(3,4-ジメトキシベン
ゾイル)-1a,2,3,7b-テトラヒドロオキシレノ[2,3-c]キ
ノリン1.10g(3.00mmol)および1,2,3,4-テトラヒドロキ
ノリンから、実施例14と同様にして表題化合物1.11g
(収率74%)を白色結晶として得た。 元素分析値 C31H36N2O4として 計算値:C, 74.37; H, 7.25; N, 5.60 実験値:C, 74.24; H, 7.46; N, 5.43 融点: 200-202 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ヘキ
サン)
【0179】実施例77 2,4-シス-2-ブチル-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-4-
(1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)-1,2,3,4-テト
ラヒドロキノリン
【化149】 実施例76で得られた2,3-トランス-2,4-シス-2-ブチル
-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-3-ヒドロキシ-4-(1,2,
3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)-1,2,3,4-テトラヒ
ドロキノリン500mg(1.00 mmol)から、実施例15および
実施例16と同様の方法で、表題化合物560mg(2段階
収率62%)を白色結晶として得た。 元素分析値 C31H36N2O3として 計算値:C, 76.83; H, 7.49; N, 5.78 実験値:C, 76.68; H, 7.53; N, 5.68 融点: 159-160 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ヘキ
サン)
【0180】実施例78 2,3-トランス-2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)
-3-[[(イソプロピルアミノ)カルボニル]オキシ]-2-メチ
ル-4-(1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)-1,2,3,4
-テトラヒドロキノリン
【化150】 実施例14で得られた2,3-トランス-2,4-シス-1-(3,4-
ジメトキシベンゾイル)-3-ヒドロキシ-2-メチル-4-(1,
2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)-1,2,3,4-テトラ
ヒドロキノリン200mg(0.44mmol)とイソプロピルイソシ
アネート170mg(2.0mmol)から、実施例27と同様にして
表題化合物190mg(収率80%)を白色結晶として得た。 融点 183-184℃
【0181】実施例79 2,3-トランス-2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)
-2-メチル-3-[[(フェニルアミノ)カルボニル]オキシ]-4
-(1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)-1,2,3,4-テ
トラヒドロキノリン
【化151】 実施例14で得られた2,3-トランス-2,4-シス-1-(3,4-
ジメトキシベンゾイル)-3-ヒドロキシ-2-メチル-4-(1,
2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)-1,2,3,4-テトラ
ヒドロキノリン200mg(0.44mmol)とフェニルイソシアネ
ート138mg(2.0mmol)から、実施例27と同様にして表題
化合物138mg(収率55%)を白色結晶として得た。 融点 233-234℃
【0182】実施例80 2,3-トランス-2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)
-3-ヒドロキシ-2-メチル-4-(7-メチル-1,2,3,4-テトラ
ヒドロキノリン-1-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリ
【化152】 参考例3で得られた3-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-
メチル-1a,2,3,7b-テトラヒドロオキシレノ[2,3-c]キノ
リン976mg(3.00mmol)および7-メチル-1,2,3,4-テトラヒ
ドロキノリン883mg(6.00mmol)から、実施例14と同様
にして表題化合物372mg(収率26%)を白色結晶として
得た。 元素分析値 C29H32N2O4・0.25H2Oとして 計算値:C, 73.01; H, 6.87; N, 5.87 実験値:C, 73.15; H, 7.08; N, 5.87 融点: 130-131 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピルエ
ーテル−ヘキサン)
【0183】実施例81 2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-4-
(7-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)- 1,
2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化153】 実施例80で得られた2,3-トランス-2,4-シス-1-(3,4-
ジメトキシベンゾイル)-3-ヒドロキシ-2-メチル-4-(7-
メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)-1,2,3,
4-テトラヒドロキノリン473mg(1.00 mmol)から、実施例
15および実施例16と同様の方法で、表題化合物320m
g(2段階収率70%)を白色結晶として得た。 元素分析値 C29H32N2O3として 計算値:C, 76.29; H, 7.06; N, 6.14 実験値:C, 76.00; H, 7.27; N, 5.93 融点: 197-198 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピルエ
ーテル−ヘキサン)
【0184】実施例82 2,3-トランス-2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)
-3-ヒドロキシ-2-メチル-4-(6-メチル-1,2,3,4-テトラ
ヒドロキノリン-1-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリ
【化154】 参考例3で得られた3-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-
メチル-1a,2,3,7b-テトラヒドロオキシレノ[2,3-c]キノ
リン813mg(2.50mmol)および6-メチル-1,2,3,4-テトラヒ
ドロキノリン552mg(3.74mmol)から、実施例14と同様
にして表題化合物679mg(収率57%)を白色結晶として
得た。 元素分析値 C29H32N2O4として 計算値:C, 73.70; H, 6.83; N, 5.93 実験値:C, 73.39; H, 6.98; N, 5.91
【0185】実施例83 2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-4-
(6-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)-1,
2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化155】 実施例82で得られた2,3-トランス-2,4-シス-1-(3,4-
ジメトキシベンゾイル)-3-ヒドロキシ-2-メチル-4-(6-
メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)-1,2,3,
4-テトラヒドロキノリン600mg(1.27 mmol)から、実施例
15および実施例16と同様の方法で、表題化合物169m
g(収率30%)を白色結晶として得た。 融点: 184-185 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ヘキ
サン) 元素分析値 C29H32N2O3として 計算値:C, 76.29; H, 7.06; N, 6.14 実験値:C, 76.14; H, 6.99; N, 6.12
【0186】実施例84 2,3-トランス2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-
3-ヒドロキシ-4-(6-イソプロピル-1,2,3,4-テトラヒド
ロキノリン-1-イル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキ
ノリン
【化156】 参考例3で得られた3-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-
メチル-1a,2,3,7b-テトラヒドロオキシレノ[2,3-c]キノ
リン976mg(3.00mmol)および6-イソプロピル-1,2,3,4-テ
トラヒドロキノリン789mg(4.50mmol)から実施例14と
同様にして、表題化合物1.06g(収率71%)を白色結晶
として得た。 元素分析値 C31H36N2O4として 計算値:C, 74.37; H, 7.25; N, 5.60 実験値:C, 74.11; H, 7.61; N, 5.35 融点: 165-166 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ヘキ
サン)
【0187】実施例85 2,4-シス-4-(6-イソプロピル-1,2,3,4-テトラヒドロキ
ノリン-1-イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチ
ル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化157】 実施例84で得られた2,3-トランス2,4-シス-1-(3,4-ジ
メトキシベンゾイル)-3-ヒドロキシ-4-(6-イソプロピル
-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)-2-メチル-1,
2,3,4-テトラヒドロキノリン499mg(1.00 mmol)から、実
施例15および実施例16と同様の方法で、表題化合物
240mg(2段階収率50%)を白色結晶として得た。 元素分析値 C31H36N2O3として 計算値:C, 76.83; H, 7.49; N, 5.78 実験値:C, 76.45; H, 7.57; N, 5.88 融点: 187-188 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ヘキ
サン)
【0188】実施例86 2,3-トランス2,4-シス-4-(5-クロロ-1,2,3,4-テトラヒ
ドロキノリン-1-イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-
3-ヒドロキシ-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化158】 参考例3で得られた3-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-
メチル-1a,2,3,7b-テトラヒドロオキシレノ[2,3-c]キノ
リン976mg(3.00mmol)および5-クロロ-1,2,3,4-テトラヒ
ドロキノリン754mg(4.50mmol)から、実施例14と同様
にして表題化合物1.01g(収率69%)を白色結晶として
得た。元素分析値 C28H29N2O4として 計算値:C, 68.22; H, 5.93; N, 5.68 実験値:C, 68.17; H, 5.94; N, 5.56 融点: 205-206 ℃ (結晶化溶媒:テトラヒドロフラ
ン−ヘキサン)
【0189】実施例87 2,4-シス-4-(5-クロロ-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
-1-イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,
2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化159】 実施例86で得られた2,3-トランス2,4-シス-4-(5-クロ
ロ-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)-1-(3,4-ジ
メトキシベンゾイル)-3-ヒドロキシ-2-メチル-1,2,3,4-
テトラヒドロキノリン493mg(1.00 mmol)から、実施例1
5および実施例16と同様の方法で、表題化合物172mg
(2段階収率36%)を白色結晶として得た。 元素分析値 C28H29ClN2O3・0.25H2Oとして 計算値:C, 69.84; H, 6.18; N, 5.82 実験値:C, 69.64; H, 5.89; N, 5.61 融点: 194-195 ℃ (結晶化溶媒:ジエチルエーテル
−ヘキサン)
【0190】実施例88 2,3-トランス-2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)
-3-ヒドロキシ-2-メチル-4-(1,2,4,5-テトラヒドロ-3H-
3-ベンズアゼピン-3-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノ
リン
【化160】 参考例3で得られた3-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-
メチル-1a,2,3,7b-テトラヒドロオキシレノ[2,3-c]キノ
リン813mg(2.50mmol)および2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-3
-ベンズアゼピン 552mg(3.75mmol)から、実施例14と
同様にして表題化合物624mg(収率53%)を白色結晶と
して得た。 融点: 191-192 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ヘキ
サン)1 H NMR (CDCl3)δ1.32 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 2.93-3.3
0 (m, 9H), 3.65-3.76 (m, 4H), 3.83 (s, 3H), 3.89
(d, J = 8.7 Hz, 1H), 4.55-4.63 (m, 1H), 6.54-6.62
(m, 2H), 6.71 (dd, J = 8.3, 1.8 Hz, 1H), 6.83 (d,
J = 1.7 Hz, 1H),6.91 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.09 (t,
J = 7.4 Hz, 1H), 7.20 (br s, 4H), 7.53 (d, J = 7.
6 Hz, 1H).
【0191】実施例89 2,3-トランス-2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)
-3-ヒドロキシ-2-メチル-4-(1,2,3,4-テトラヒドロイソ
キノリン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化161】 参考例3で得られた3-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-
メチル-1a,2,3,7b-テトラヒドロオキシレノ[2,3-c]キノ
リン813mg(2.50mmol)および1,2,3,4-テトラヒドロイソ
キノリン499mg(3.75mmol)から実施例14と同様にし
て、表題化合物623mg(収率54%)を非晶状粉末とし
て得た。1 H-NMR(CDCl3)δ1.32(d,J=6.6Hz,3H), 2.90-3.30(m,5
H), 3.67(s,3H), 3.83(s,3H), 3.85-3.89(m,1H), 4.02
(d,J=8.3Hz,1H), 4.19(d,J=15.0Hz,1H), 4.34(d,J=15.0
Hz,1H), 4.67-4.70(m,1H), 6.57-6.63(m,2H), 6.76-6.8
0(m,1H), 6.85(m,1H), 6.93(t,J=7.7Hz,1H), 7.06-7.11
(m,2H), 7.15-7.19(m,3H), 7.57(d,J=7.7Hz,1H). FABMS(pos) 459.2 [M+H+] 実施例74〜89までの表題化合物について表7にまと
めた。
【表7】
【0192】実施例90 (+)-2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチ
ル-4-(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-2-イル)-1,
2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化162】 実施例5と同様の方法により、実施例73で得られた1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-4-(1,2,3,4-テ
トラヒドロイソキノリン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒド
ロキノリン1.7gから標題化合物343mgを得た。Shodex OR
-2(波長470nm)による旋光性の分析において、本化合
物は(+)の符号を示した。1 H NMR (CDCl3)δ1.34 (d, J = 6.4 Hz, 3H), 1.64-1.7
2 (m, 1H), 2.69-2.78 (m, 1H), 2.85-2.94 (m, 4H),
3.57 (s, 3H), 3.65-3.74 (m, 2H), 3.82 (s, 3H), 3.9
0 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 4.77-4.84 (m, 1H), 6.59-6.
63 (m, 2H), 6.79(d, J = 1.7 Hz, 1H), 6.96-7.10 (m,
7H), 7.33 (dd, J = 7.4, 1.2 Hz, 1H).
【0193】実施例91 (−)-2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチ
ル-4-(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-2-イル)-1,
2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化163】 実施例5と同様の方法により、実施例73で得られた1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-4-(1,2,3,4-テ
トラヒドロイソキノリン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒド
ロキノリン1.7gから標題化合物314mgを得た。Shodex OR
-2(波長470nm)による旋光性の分析において、本化合
物は(−)の符号を示した。1 H NMR (CDCl3)δ1.34 (d, J = 6.4 Hz, 3H), 1.64-1.7
2 (m, 1H), 2.69-2.78 (m, 1H), 2.85-2.94 (m, 4H),
3.57 (s, 3H), 3.65-3.74 (m, 2H), 3.82 (s, 3H), 3.9
0 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 4.77-4.84 (m, 1H), 6.59-6.
63 (m, 2H), 6.79(d, J = 1.7 Hz, 1H), 6.96-7.10 (m,
7H), 7.33 (dd, J = 7.4, 1.2 Hz, 1H).
【0194】実施例92 (+)-2,4-トランス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-
メチル-4-(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-2-イル)
-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化164】 実施例5と同様の方法により、実施例73で得られた1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-4-(1,2,3,4-テ
トラヒドロイソキノリン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒド
ロキノリン1.7gから標題化合物411mgを得た。Shodex OR
-2(波長470nm)による旋光性の分析において、本化合
物は(+)の符号を示した。1 H NMR (CDCl3)δ1.27-1.42 (m, 4H), 2.71-2.82 (m, 2
H), 2.93-3.16 (m, 3H),3.62 (s, 3H), 3.86 (s, 3H),
3.86-3.96 (m, 2H), 4.11 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 4.77
-4.84 (m, 1H), 6.55-6.62 (m, 2H), 6.72-6.76 (m, 2
H), 6.92 (t, J =7.5 Hz, 1H), 7.08-7.18 (m, 5H), 7.
52 (d, J = 7.5 Hz, 1H).
【0195】実施例93 (−)-2,4-トランス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-
メチル-4-(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-2-イル)
-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化165】 実施例5と同様の方法により、実施例73で得られた1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-4-(1,2,3,4-テ
トラヒドロイソキノリン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒド
ロキノリン1.7gから標題化合物451mgを得た。Shodex OR
-2(波長470nm)による旋光性の分析において、本化合
物は(−)の符号を示した。1 H NMR (CDCl3)δ1.27-1.42 (m, 4H), 2.71-2.82 (m, 2
H), 2.93-3.16 (m, 3H),3.62 (s, 3H), 3.86 (s, 3H),
3.86-3.96 (m, 2H), 4.11 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 4.77
-4.84 (m, 1H), 6.55-6.62 (m, 2H), 6.72-6.76 (m, 2
H), 6.92 (t, J =7.5 Hz, 1H), 7.08-7.18 (m, 5H), 7.
52 (d, J = 7.5 Hz, 1H).
【0196】実施例94 5-[[1-[1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,
3,4-テトラヒドロ-4-キノリニル]-1,2,3,4-テトラヒド
ロ-6-キノリニル]オキシ]ペンタン酸エチル
【化166】 参考例1で得られたシス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイ
ル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリノール1.
0g(3.05mmol)と5-[(1,2,3,4-テトラヒドロ-6-キノリニ
ル)オキシ]ペンタン酸エチル487mg(3.66mmol)から、実
施例1と同様の方法で表題化合物760mg(収率42%)を
無色油状物として得た。(シス:トランス=1:1.
2) FABMS(pos) 586.2 [M+]
【0197】実施例95 5-[[1-[1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,
3,4-テトラヒドロ-4-キノリニル]-1,2,3,4-テトラヒド
ロ-6-キノリニル]オキシ]ペンタン酸
【化167】 実施例94で得られた5-[[1-[1-(3,4-ジメトキシベンゾ
イル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリニル]-
1,2,3,4-テトラヒドロ-6-キノリニル]オキシ]ペンタン
酸エチル100mg(0.17mmol)を、THF(3ml)、エタノー
ル(2ml)、水(2ml)に溶解し、水酸化リチウム一水和
物21mg(0.51mmol)を加え室温で3時間撹拌した。反応液
を1規定塩酸で中和した後、酢酸エチルで抽出した。有
機層を乾燥後濃縮し、残査をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(展開溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=4/
1)に付し、表題化合物33mg(収率35%)を無色油状物
として得た。(シス:トランス=1:1.5) FABMS(pos) 558.2 [M+]
【0198】実施例96 5-[[1-[1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,
3,4-テトラヒドロ-4-キノリニル]-1,2,3,4-テトラヒド
ロ-6-キノリニル]オキシ]-N-プロピルペンタンアミド
【化168】 実施例95で得られた5-[[1-[1-(3,4-ジメトキシベンゾ
イル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリニル]-
1,2,3,4-テトラヒドロ-6-キノリニル]オキシ]ペンタン
酸197mg(0.35mmol)をTHF(10ml)に溶解し、オキサ
リルクロリド0.079ml(1.05mmol)とDMF(0.1ml)を氷冷
下で加えた後、室温で1時間撹拌した。反応液を濃縮
後、残渣を氷冷下でピリジン(10ml)に溶解し、プロピル
アミン62mg(1.05 mmol)を加え、室温で16時間撹拌し
た。反応液を酢酸エチルで希釈し、水洗、乾燥後濃縮
し、残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=4/1)に付し、表題化
合物51mg(収率24%)を無色油状物として得た。(シ
ス:トランス=1:2.8) FABMS(pos) 599.2 [M+]
【0199】実施例97 N,N-ジメチルカルバミン酸 [1-[1-(3,4-ジメトキシベン
ゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリニ
ル]-1,2,3,4-テトラヒドロ-6-キノリニル]
【化169】 実施例1と同様の方法で、参考例1で得られたシス-1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラ
ヒドロ-4-キノリノール600mg(1.83mmol)とN,N-ジメチル
カルバミン酸(1,2,3,4-テトラヒドロ-6-キノリニル) 1.
00g(4.58mmol)から、表題化合物290mg(収率29%)を白
色結晶として得た。(シス:トランス=3.3:1) 元素分析値 C31H35N3O5・0.2H2Oとして 計算値:C, 69.83; H, 6.69; N, 7.88 実験値:C, 69.88; H, 6.79; N, 7.66
【0200】実施例98 N-[1-[1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,
4-テトラヒドロ-4-キノリニル]-1,2,3,4-テトラヒドロ-
6-キノリニル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化170】 実施例1と同様の方法を用いて、参考例1で得られたシ
ス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-
テトラヒドロ-4-キノリノール712mg(2.18mmol)とN-(1,
2,3,4-テトラヒドロ-6-キノリニル)カルバミン酸 tert-
ブチル1.35g(5.44mmol)から、表題化合物157mg(収率13
%)を白色結晶として得た。(シス:トランス=4.
8:1) 融点: 192-193 ℃ (結晶化溶媒:ジエチルエーテル
−ヘキサン)
【0201】実施例99 N-[1-[1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,
4-テトラヒドロ-4-キノリニル]-1,2,3,4-テトラヒドロ-
6-キノリニル]ブタンアミド
【化171】 参考例1で得られたシス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイ
ル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリノール80
0mg(2.44mmol)とN-(1,2,3,4-テトラヒドロ-6-キノリニ
ル)ブタンアミド1.33g(6.1mmol)から、実施例1と同様
の方法で、表題化合物463mg(収率36%)を無色油状物
として得た。(シス:トランス=1:1.3) 1 H NMR (CDCl3)δ0.90-1.10 (m, 3H), 1.30-1.38 (m, 3
H), 1.60-2.40 (m, 11H), 3.05-3.20 (m, 1.14H), 3.30
-3.40 (m, 0.86H), 3.62 (s, 1.29H), 3.77 (s,1.71H),
3.86 (s, 1.29H), 3.89 (s, 1.71H), 4.76-4.83 (m,
0.86H), 5.10 (brs, 0.57H), 5.25-5.31 (m, 0.57H),
6.40-7.33 (m, 10H).
【0202】実施例100 2,4-トランス-4-(ベンゾトリアゾール-1-イル)-1-(3,4-
ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒド
ロキノリン
【化172】 参考例16で得られた2,4-トランス-4-(ベンゾトリアゾ
ール-1-イル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
440mg(1.50 mmol)から、実施例32と同様の方法で、表
題化合物630mg(収率98%)を白色結晶として得た。 元素分析値 C25H24N4O3・0.25H2Oとして 計算値:C, 69.35; H, 5.70; N, 12.94 実験値:C, 69.01; H, 5.71; N, 12.69
【0203】実施例101 2,4-シス-4-(6-ベンジルオキシ-1,2,3,4-テトラヒドロ
キノリン-1-イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メ
チル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化173】 参考例1で得られたシス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイ
ル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリノール 830mg(2.6mmol)と6-ベンジルオキシ-1,2,3,4-テトラヒ
ドロキノリン1.90g(8.0mmol)から実施例1と同様の方法
で、表題化合物283mg(収率20%)を白色結晶として得
た。 元素分析値 C35H36N2O4 0.2H2Oとして 計算値:C, 76.12; H, 6.64; N, 5.07 実験値:C, 76.24; H, 6.46; N, 4.88 融点:164-165 ℃ 実施例90〜101までの表題化合物について表8にま
とめた。
【表8】
【0204】実施例102 1-(3,4-ジエトキシベンゾイル)-2-メチル-4-(1,2,3,4-
テトラヒドロキノリン-1-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロ
キノリン
【化174】 参考例20で得られた1-(3,4-ジエトキシベンゾイル)-2
-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリノール600mg
(1.70mmol)と1,2,3,4-テトラヒドロキノリン679mg(5.23
mmol)から実施例1と同様の方法で、表題化合物267mg
(収率34%)を白色結晶として得た。(シス:トランス
=1:1.4) 元素分析値 C30H34N2O3 として 計算値:C, 76.57; H, 7.28; N, 5.95 実験値:C, 76.49; H, 7.38; N, 5.99 融点:157-158 ℃
【0205】実施例103 1-(4-エトキシ-3-メトキシベンゾイル)-2-メチル-4-(1,
2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)-1,2,3,4-テトラ
ヒドロキノリン
【化175】 参考例19で得られた1-(4-エトキシ-3-メトキシベンゾ
イル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリノール
600mg(1.76mmol)と1,2,3,4-テトラヒドロキノリン703mg
(5.28mmol)から実施例1と同様の方法で、表題化合物28
8mg(収率36%)を白色結晶として得た。(シス:トラン
ス=2:3) 元素分析値 C29H32N2O3 0.25H2Oとして 計算値:C, 75.54; H, 7.10; N, 6.08 実験値:C, 75.56; H, 7.05; N, 6.10 融点:140-142 ℃
【0206】実施例104 5-[[1-[1-(3-メトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-
テトラヒドロ-4-キノリニル]-1,2,3,4-テトラヒドロ-6-
キノリニル]オキシ]ペンタン酸エチル
【化176】 参考例21で得られた1-(3-メトキシベンゾイル)-2-メ
チル-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリノール1.0g(3.36m
mol)と5-[(1,2,3,4-テトラヒドロ-6-キノリニル)オキ
シ]ペンタン酸エチル2.14g(7.73mmol)から、実施例1と
同様の方法で表題化合物479mg(収率26%)を無色油状
物として得た。(シス:トランス=1:3.5) FABMS(pos) 556.2 [M+]
【0207】実施例105 5-[[1-[2-メチル-1-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル)-
1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリニル]-1,2,3,4-テトラ
ヒドロ-6-キノリニル]オキシ]ペンタン酸エチル
【化177】 参考例22で得られた2-メチル-1-(3,4,5-トリメトキシ
ベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリノール1.3
g(3.6mmol)と5-[(1,2,3,4-テトラヒドロ-6-キノリニル)
オキシ]ペンタン酸エチル2.30g(8.28mmol)から、実施例
1と同様の方法で表題化合物806mg(収率40%)を無色
油状物として得た。(シス:トランス=1:1.3)
【0208】実施例106 5-[[1-[1-(3-メトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-
テトラヒドロ-4-キノリニル]-1,2,3,4-テトラヒドロ-6-
キノリニル]オキシ]ペンタン酸
【化178】 実施例104で得られた5-[[1-[1-(3-メトキシベンゾイ
ル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリニル]-1,
2,3,4-テトラヒドロ-6-キノリニル]オキシ]ペンタン酸
エチル450mg(0.81mmol)から、実施例95と同様の方法
で表題化合物280mg(収率65%)を無色油状物として得
た。(シス:トランス=1:3.2) FABMS(pos) 528.1 [M+]
【0209】実施例107 5-[[1-[2-メチル-1-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル)-
1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリニル]-1,2,3,4-テトラ
ヒドロ-6-キノリニル]オキシ]ペンタン酸
【化179】 実施例105で得られた5-[[1-[2-メチル-1-(3,4,5-ト
リメトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノ
リニル]-1,2,3,4-テトラヒドロ-6-キノリニル]オキシ]
ペンタン酸エチル780mg(1.26mmol)から、実施例95と
同様の方法で表題化合物422mg(収率57%)を無色油状
物として得た。(シス:トランス=1:1.3)
【0210】実施例108 5-[[1-[1-(3-メトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-
テトラヒドロ-4-キノリニル]-1,2,3,4-テトラヒドロ-6-
キノリニル]オキシ]-N-プロピルペンタンアミド
【化180】 実施例106で得られた5-[[1-[1-(3-メトキシベンゾイ
ル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリニル]-1,
2,3,4-テトラヒドロ-6-キノリニル]オキシ]ペンタン酸2
60mg(0.49mmol)から、実施例96と同様の方法で表題化
合物38mg(収率12%)を無色油状物として得た。(シ
ス:トランス=1:4.5)1 H NMR (CDCl3)δ0.93 (t, J= 7.4, 1H), 1.35 (d, J=
6.9, 1H), 1.48-3.30 (m, 18H), 3.64 (s, 0.54H), 3.7
6 (s, 2.46H), 3.93 (br s, 2H), 4.70-4.90 (m,0.36
H), 5.03 (br s, 0.82H), 5.22(dd, J= 11.1, 7.1, 0.8
2H).5.52 (br s, 1H), 6.40-7.40 (m, 11H).
【0211】実施例109 5-[[1-[2-メチル-1-(3,4-ジメチルベンゾイル)-1,2,3,4
-テトラヒドロ-4-キノリニル]-1,2,3,4-テトラヒドロ-6
-キノリニル]オキシ]-N-プロピルペンタンアミド
【化181】 実施例164で得られた5-[[1-[1-(3,4-ジメチルベンゾ
イル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリニル]-
1,2,3,4-テトラヒドロ-6-キノリニル]オキシ]ペンタン
酸0.20g(0.37mmol)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール5
0mg(0.37mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(3mL)溶液に
1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミ
ド塩酸塩(WSC) 92mg(0.48mmol)を加え、混合物を室温で
10分間撹拌した。これにプロピルアミン91μlを加え、
混合物を室温でさらに15時間撹拌した。反応液に炭酸水
素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチル抽出した。抽出
液を水洗した後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1
から4:1)で精製し、表題化合物0.14g(収率68%)を
非晶状粉末として得た。(シス:トランス=3:2)1 H NMR (CDCl3)δ0.92 (t, J=7.4 Hz, 3H), 1.24-1.35
(m, 3H), 1.46-1.57 (m,2H), 1.74-2.27 (m, 16H), 2.6
2-3.34 (m, 6H), 3.88-3.94 (m, 2H), 4.71-4.89 (m,
0.8H), 5.00 (br s, 0.6H), 5.18-5.24 (m, 0.6H), 5.5
4 (br s, 1H), 6.44-7.38 (m, 10H).
【0212】実施例110 5-[[1-[2-メチル-1-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル)-
1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリニル]-1,2,3,4-テトラ
ヒドロ-6-キノリニル]オキシ]-N-プロピルペンタンアミ
【化182】 実施例107で得られた5-[[1-[2-メチル-1-(3,4,5-ト
リメトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノ
リニル]-1,2,3,4-テトラヒドロ-6-キノリニル]オキシ]
ペンタン酸0.37g(0.62mmol)から、実施例109と同様
の方法により表題化合物0.22g(収率56%)を得た。(シ
ス:トランス=1:1) 融点:124-133℃(ヘキサン−酢酸エチルから再結晶)1 H NMR (CDCl3)δ0.90-0.95 (m, 3H), 1.34-1.39 (m, 3
H), 1.46-1.58 (m, 2H),1.73-2.32 (m, 10H), 2.68-3.3
8 (m, 6H), 3.62-3.93 (m, 11H), 4.70-4.88 (m, 1H),
5.10 (br s, 0.5H), 5.21-5.29 (m, 0.5H), 5.51 (br
s, 1H), 6.37-7.39 (m, 9H).実施例102〜110まで
の表題化合物について表9にまとめた。
【表9】
【0213】実施例111 (+)-2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキ
シベンゾイル)-2-プロピル-1,2,3,4-テトラヒドロキノ
リン
【化183】 実施例5と同様の方法により、実施例38で得られた2,
4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベン
ゾイル)-2-プロピル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン345
mgから標題化合物111mgを得た。Shodex OR-2(波長470n
m)による旋光性の分析において、本化合物は(+)の符号
を示した。 融点: 191-192 ℃
【0214】実施例112 (+)-2,4-シス-2-[(ベンジルオキシ)メチル]-4-(9H-9-カ
ルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,3,4-
テトラヒドロキノリン
【化184】 実施例5と同様の方法により、実施例43で得られた2-
[(ベンジルオキシ)メチル]-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロキ
ノリン250mgから標題化合物29mgを得た。Shodex OR-2
(波長470nm)による旋光性の分析において、本化合物
は(+)の符号を示した。
【0215】実施例113 (−)-2,4-シス-2-[(ベンジルオキシ)メチル]-4-(9H-9-
カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,3,4
-テトラヒドロキノリン
【化185】 実施例5と同様の方法により、実施例43で得られた2-
[(ベンジルオキシ)メチル]-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロキ
ノリン250mgから標題化合物21mgを得た。Shodex OR-2
(波長470nm)による旋光性の分析において、本化合物
は(−)の符号を示した。
【0216】実施例114 (+)-2,4-トランス-2-[(ベンジルオキシ)メチル]-4-(9H-
9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,
3,4-テトラヒドロキノリン
【化186】 実施例5と同様の方法により、実施例43で得られた2-
[(ベンジルオキシ)メチル]-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロキ
ノリン250mgから標題化合物17mgを得た。Shodex OR-2
(波長470nm)による旋光性の分析において、本化合物
は(+)の符号を示した。
【0217】実施例115 (−)-2,4-トランス-2-[(ベンジルオキシ)メチル]-4-(9H
-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,
3,4-テトラヒドロキノリン
【化187】 実施例5と同様の方法により、実施例43で得られた2-
[(ベンジルオキシ)メチル]-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロキ
ノリン250mgから標題化合物14mgを得た。Shodex OR-2
(波長470nm)による旋光性の分析において、本化合物
は(−)の符号を示した。
【0218】実施例116 9-[2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)2-(3フェニ
ルプロピル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-4-イル]-9
H-カルバゾール
【化188】 参考例24で得られた9-[2,4-シス-2-(3-フェニルプロ
ピル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-4-イル]-9H-カル
バゾール2.00g(4.80mmol)から、実施例32と同様の方
法で、表題化合物527mg(収率19%)を白色結晶として得
た。 融点: 225-226 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ヘキ
サン) 元素分析値 C39H36N2O3・0.5H2Oとして 計算値:C, 79.34; H, 6.32; N, 4.75 実験値:C, 79.38; H, 6.41; N, 4.57
【0219】実施例117 9-[2,4-シス-2-[3-[[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]
オキシ]プロピル]-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,
3,4-テトラヒドロキノリン-4-イル]-9H-カルバゾール
【化189】 参考例25で得られた9-[2,4-シス-2-[3-[[tert-ブチル
(ジフェニル)シリル]オキシ]プロピル]-1,2,3,4-テトラ
ヒドロキノリン-4-イル]-9H-カルバゾール1.08g(1.82mm
ol)から、実施例32と同様の方法で、表題化合物382mg
(収率27%)を白色結晶として得た。 融点: 209-211 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ヘキ
サン)1 H NMR (CDCl3)δ1.00 (s, 9H), 1.67 (br s, 3H), 1.8
5-2.00 (m, 1H), 2.51-2.61 (m, 1H), 2.68-2.78 (m, 1
H), 3.44-3.71 (m, 5H), 3.85 (s, 3H), 5.01-5.06 (m,
1H), 5.90 (dd, J = 12.0, 6.7 Hz, 1H), 6.68 (d, J
= 8.2 Hz, 2H), 6.82-6.90 (m, 3H), 6.90-7.00 (m, 2
H), 7,00-7.10 (m, 1H), 7.20-7.50 (m, 9H), 7.50-7.5
5 (m, 2H), 7.59-7.63 (m, 4H), 8.20 (d, J = 6.7 Hz,
2H).
【0220】実施例118 3-[2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキ
シベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル]
-1-プロパノール
【化190】 実施例117で得られた9-[2,4-シス-2-[3-[[tert-ブチ
ル(ジフェニル)シリル]オキシ]プロピル]-1-(3,4-ジメ
トキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-4-
イル]-9H-カルバゾール350mg(0.461mmol)をTHF(10
ml)に溶解し、1規定テトラブチルアンモニウムフルオ
リドTHF溶液0.92ml(0.922mmol)を氷冷下で加えた後、室
温で4時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、水
洗、乾燥後濃縮し、残査をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(展開溶媒:酢酸エチル)に付し、溶出物を酢
酸エチル−ジエチルエーテルより再結晶し、表題化合物
156mg(収率65%)を白色結晶として得た。 融点: 192-194 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジエ
チルエーテル) FABMS(pos) 521.2 [M+H+]
【0221】実施例119 3-[2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキ
シベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル]
プロパナール
【化191】 PCC 1.94g(9mmol)のクロロホルム(10ml)懸濁液に、実施
例118で得られた3-[2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)
-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロ
キノリン-2-イル]-1-プロパノール520mg(1mmol)のクロ
ロホルム (10ml)溶液を加え、室温で6時間撹拌した。
反応液に酢酸エチルと無水硫酸マグネシウムを加えて10
分間撹拌した後、不溶物を濾過後濃縮した。残査をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチ
ル/ヘキサン=1/1)に付し、溶出物を酢酸エチル−ヘ
キサンより再結晶し、表題化合物216mg(収率42%)を
白色結晶として得た。 FABMS(pos) 519.2 [M+H+]1 H NMR (CDCl3)δ1.90-2.20 (m, 2H), 2.55-2.86 (m, 2
H), 2.55-2.86 (m, 4H),3.65 (s, 3H), 3.85 (s, 3H),
5.04-5.14 (m, 1H), 5.92 (dd, J = 6.1, 11.9Hz, 1H),
6.67-6.73 (m, 2H), 6.83-6.85 (m, 3H), 6.95-7.10
(m, 3H), 7.26-7.34 (m, 3H), 7.40-7.60 (m, 2H), 8.1
9 (d, J = 7.3 Hz, 2H), 9.85 (s, 1H).
【0222】実施例120 (Z)-8-[2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメ
トキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-
イル]-N-プロピル-5-オクテンアミド
【化192】 (4-カルボキシブチル)トリフェニルホスホニウムブロミ
ド 89mg(0.2mmol)のTHF(3ml)、DMSO(1ml)懸濁液にn-ブ
チルリチウム0.25 ml(0.39mml、1.56Mヘキサン溶液)を
氷冷下で滴下し、30分間撹拌した。実施例119で得ら
れた3-[2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメ
トキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-
イル]プロパナール52mg(0.1mmol)のTHF (4ml)溶液を加
え、さらに室温で18時間撹拌した。反応液に1規定塩酸
水溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾
燥後濃縮したのち、残査をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(展開溶媒:酢酸エチル)に付し、溶出物を酢
酸エチル−ヘキサンより再結晶し、(Z)-8-[2,4-シス-4-
(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-
1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル]-5-オクテン酸
を無色油状物として得た。得られた(Z)-8-[2,4-シス-4-
(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-
1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル]-5-オクテン酸9
0mg(0.149mmol)とn-プロピルアミン22mg(0.373mmol)か
ら、実施例109と同様の方法で表題化合物6.8mg(2段
階収率11%)を白色結晶として得た。1 H NMR (CDCl3)δ0.85-0.91 (m, 3H), 1.40-1.80 (m, 4
H), 1.90-2.30 (m, 7H),2.50-2.90 (m, 2H), 3.13-3.20
(m, 2H), 3.65 (s, 3H), 3.86 (s, 3H), 4.95-5.10
(m, 1H), 5.30-5.50 (m, 2H), 5.62 (br s, 1H), 5.92
(dd, J= 11.7, 5.9, 1H), 6.68-7.11 (m, 9H), 7.20-7.
60 (m, 4H), 8.21-8.18 (m, 2H).
【0223】実施例121 N-[3-[2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメト
キシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イ
ル]プロピル]アセトアミド
【化193】 実施例44で得られた2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)
-2-(2-シアノエチル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-
1,2,3,4-テトラヒドロキノリン300mg(0.58mmol)と無水
酢酸118mg(1.16mmol)から実施例45と同様の方法で表
題化合物108mg(収率34%)を白色結晶として得た。 融点: 203-204 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ヘキ
サン) 元素分析値 C37H39N3O4・0.5H2Oとして 計算値:C, 73.66; H, 6.36; N, 7.36 実験値:C, 73.90; H, 6.08; N, 7.18
【0224】実施例122 N-[3-[2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメト
キシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イ
ル]プロピル]ブタンアミド
【化194】 実施例46で得られた2,4-シス-2-(3-アミノプロピル)-
4-(9H-カルバゾリル-9-イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾ
イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン塩酸塩80mg(0.154
mmol)をピリジン(4ml)に溶解し、n-ブチリルクロリドを
氷冷下で加えたのち、室温で3時間撹拌した。反応液を
酢酸エチルで希釈し、水洗、乾燥後濃縮した。残査をジ
エチルエーテルより再結晶し、表題化合物61mg(収率67
%)を白色結晶として得た。 融点: 199-201 ℃ (結晶化溶媒:ジエチルエーテ
ル) 元素分析値 C37H39N3O4・0.4H2Oとして 計算値:C, 74.45; H, 6.72; N, 7.04 実験値:C, 74.63; H, 6.69; N, 6.75
【0225】実施例123 N-[3-[2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメト
キシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イ
ル]プロピル]デカンアミド
【化195】 実施例46で得られた2,4-シス-2-(3-アミノプロピル)-
4-(9H-カルバゾリル-9-イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾ
イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン塩酸塩200mg(0.38
5mmol)とデカノイルクロリド110mg(0.577mmol)から、実
施例122と同様の方法で表題化合物136mg(収率53%)を
白色結晶として得た。1 H NMR (CDCl3) δ0.86 (t, J = 6.7 Hz, 3H), 1.20-1.
40 (m, 12H), 1.50-1.80(m, 5H), 1.90-2.10 (m, 1H),
2.20 (t, J = 7.3 Hz, 2H), 2.53-2.64 (m, 1H), 2.74-
2.84 (m, 1H), 3.20-3.50 (m, 2H), 3.65 (s, 3H), 3.8
6 (s, 3H), 4.95-5.10 (m, 1H), 5.91 (dd, J = 11.9,
5.9 Hz, 1H), 6.00-6.10 (m, 1H), 6.68-6.72 (m, 2H),
6.83-6.90 (m, 3H), 6.90-7.10 (m, 3H), 7.20-7.40
(m, 3H), 7.50-7.65 (m, 2H), 8.19 (d, J = 7.3 Hz, 2
H).
【0226】実施例124 N-[3-[2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメト
キシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イ
ル]プロピル]-ベンズアミド
【化196】 実施例46で得られた2,4-シス-2-(3-アミノプロピル)-
4-(9H-カルバゾリル-9-イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾ
イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン塩酸塩100mg(0.19
2mmol)とベンゾイルクロリド0,044ml(0.385mmol)から、
実施例122と同様の方法で表題化合物39.4mg(収率33
%)を白色結晶として得た。 融点: 236-237 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ヘキ
サン) 元素分析値 C40H37N3O4・0.5H2Oとして 計算値:C, 75.93; H, 6.05; N, 6.64 実験値:C, 76.26; H, 5.99; N, 6.54
【0227】実施例125 2,4-シス-2-[(ベンジルオキシ)メチル]-4-(9H-9-カルバ
ゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テト
ラヒドロキノリン
【化197】 参考例10で得られた2,4-シス-2-[(ベンジルオキシ)メ
チル]-4-(9H-9-カルバゾリル)-1,2,3,4-テトラヒドロキ
ノリン5.40g(12.9mmol)をピリジン60mlに溶解し、氷冷
下、3,4-ジメトキシベンゾイルクロリド2.85g(14.2mmo
l)を加え、室温で一晩攪拌した。メタノール1mlを加え
て反応を止めた後、溶媒留去し、酢酸エチルと炭酸水素
ナトリウム水溶液で分配した。有機層を水洗後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥し、溶媒留去後、残査をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル/
ヘキサン=1/10)に付し、表題化合物5.39g(収率72%)
を白色結晶として得た。 融点 243-244℃
【0228】実施例126 4-[2-[4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベン
ゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-キノリニル]エチル]
安息香酸エチル
【化198】 4-(3-ホルミルプロピル)安息香酸エチル4.50g(21.8mmo
l)から、参考例4および実施例32と同様の方法で表題
化合物1.67g(総収率12%)を白色結晶として得た(シ
ス:トランス=11:1)。 融点 247-249℃ 実施例111〜126までの表題化合物について表10
にまとめた。
【表10】
【0229】実施例127 5-[4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイ
ル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-キノリニル]ペンタン酸エ
チル
【化199】 6-ホルミルヘキサン酸エチル7.20g(45.5mmol)から、参
考例4および実施例32と同様の方法で表題化合物3.50
g(総収率13%)を白色結晶として得た(シス:トランス=
3:2)。 融点 195-196℃
【0230】実施例128 5-[4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイ
ル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-キノリニル]ペンタン酸
【化200】 実施例127で得られた5-[4-(9H-9-カルバゾリル)-1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-
キノリニル]ペンタン酸エチル0.20g(0.34mmol)をテトラ
ヒドロフラン10mlに溶解し、1N NaOH5mlおよび臭化テト
ラブチルアンモニウム0.11g(0.34mmol)を加え、室温で4
時間、60℃で4時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル
と1N HClで分配し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去後、残査をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エ
チル/ヘキサン=1/5)に付し、表題化合物0.14g(収率
74%)を白色結晶として得た(シス:トランス=4:
1)。 融点 226-228℃
【0231】実施例129 5-[4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイ
ル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-キノリニル]-N-メチルペ
ンタンアミド
【化201】 実施例128で得られた5-[4-(9H-9-カルバゾリル)-1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-
キノリニル]ペンタン酸0.12g(0.21mmol)、ジクロロメタ
ン5ml、N,N-ジメチルホルムアミド100μl、塩化チオニ
ル24μlの混合物を50℃で30分撹拌した後、氷冷し、40%
メチルアミン/メタノール溶液1mlを加え、室温で4時間
撹拌した。反応混合物を酢酸エチルと飽和食塩水で分
配、洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を
留去後、残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/4)に付し、表
題化合物0.10g(収率83%)を白色結晶として得た(シ
ス:トランス=4:1)。 融点 224-225℃
【0232】実施例130 5-[4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイ
ル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-キノリニル]-N-プロピル
ペンタンアミド
【化202】 実施例128で得られた5-[4-(9H-9-カルバゾリル)-1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-
キノリニル]ペンタン酸0.09g(0.16mmol)およびn-プロピ
ルアミン52μlから、実施例129と同様の方法で、表
題化合物0.09g(総収率93%)を白色粉末として得た(シ
ス:トランス=5:2)。FABMS 604.3 [M+H+]
【0233】実施例131 3-[[5-[4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベン
ゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-キノリニル]ペンタノ
イル]アミノ]プロピオン酸エチル
【化203】 実施例128で得られた5-[4-(9H-9-カルバゾリル)-1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-
キノリニル]ペンタン酸0.50g(0.89mmol)、β-アラニン
エチルエステル塩酸塩0.15g(1mmol)、N,N-ジメチルホル
ムアミド10ml、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール0.14g
(1mmol)および1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)
カルボジイミド塩酸塩(WSC) 0.19g(1mmol)の混合物を室
温で一晩撹拌した。溶媒を留去後、酢酸エチルと飽和食
塩水で分配、洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を留去後、残査をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(展開溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/7)に
付し、表題化合物0.48g(収率81%)を白色粉末として得
た(シス:トランス=3:1)。 FABMS 662.1 [M+H+]
【0234】実施例132 3-[[5-[4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベン
ゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-キノリニル]ペンタノ
イル]アミノ]プロピオン酸
【化204】 実施例131で得られた3-[[5-[4-(9H-9-カルバゾリル)
-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロ
-2-キノリニル]ペンタノイル]アミノ]プロピオン酸エチ
ル0.45g(0.68mmol)から、実施例128と同様の方法
で、表題化合物0.29g(収率67%)を白色粉末として得た
(シス:トランス=3:1)。 FABMS 634.1 [M+H+]
【0235】実施例133 5-[4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイ
ル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-キノリニル]-N,N-ジメチ
ルペンタンアミド
【化205】 実施例128で得られた5-[4-(9H-9-カルバゾリル)-1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-
キノリニル]ペンタン酸0.20g(0.34mmol)および2Mジメチ
ルアミン/テトラヒドロフラン溶液1mlから、実施例12
9と同様の方法で、表題化合物0.12g(収率60%)を白色
粉末として得た(シス:トランス=5:1)。 FABMS 590.1 [M+H+]
【0236】実施例134 5-[4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイ
ル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-キノリニル]-N-ヘキシル-
N-メチルペンタンアミド
【化206】 実施例128で得られた5-[4-(9H-9-カルバゾリル)-1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-
キノリニル]ペンタン酸0.12g(0.21mmol)およびN-ヘキシ
ル-N-メチルアミン0.3mlから、実施例129と同様の方
法で、表題化合物0.10g(収率71%)を白色粉末として得
た(シス:トランス=3:1)。 FABMS 660.3 [M+H+]
【0237】実施例135 5-[4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイ
ル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-キノリニル]-1-ペンタノ
ール
【化207】 実施例128で得られた5-[4-(9H-9-カルバゾリル)-1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-
キノリニル]ペンタン酸0.30g(0.53mmol)、N-ヒドロキシ
こはく酸イミド64mg(0.56mmol)、N,N-ジメチルホルムア
ミド5mlおよびWSC113mg(0.59mmol)の混合物を室温で一
晩撹拌後、テトラヒドロフラン5mlおよび水素化ホウ素
ナトリウム61mg(1.6mmol)を加え、室温で4時間撹拌し
た。反応液を10%クエン酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出
後、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。溶媒を留去後、残査をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(展開溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/10)
に付し、表題化合物0.17g(収率59%)を白色結晶として
得た(シス:トランス=4:1)。 融点 239-240℃
【0238】実施例136 5-[4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイ
ル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-キノリニル]-N,N-ジメチ
ル-1-ペンタンアミン
【化208】 実施例135で得られた5-[4-(9H-9-カルバゾリル)-1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-
キノリニル]-1-ペンタノール0.36g(0.66mmol)、トリフ
ェニルホスフィン198mg(0.75mmol)、四臭化炭素249mg
(0.75mmol)およびテトラヒドロフラン10mlの混合物を室
温で4時間撹拌後ろ過し、ろ液を溶媒留去した。残渣に2
M ジメチルアミン/テトラヒドロフラン溶液10mlを加
え、室温で一晩撹拌した。溶媒留去後、クロロホルムと
飽和食塩水で分配し、有機層を水洗後、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。溶媒留去後、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル/ヘキサ
ン=1/5)に付し、表題化合物0.11g(収率29%)を白色
結晶として得た(シス:トランス=4:1)。 融点 198-200℃
【0239】実施例137 9-[1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-[5-[4-(4-フルオ
ロフェニル)-1-ピペラジニル]ペンチル]-1,2,3,4-テト
ラヒドロ-4-キノリニル]-9H-カルバゾール
【化209】 実施例135で得られた5-[4-(9H-9-カルバゾリル)-1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-
キノリニル]-1-ペンタノール0.13g(0.22mmol)および4-
(4-フルオロフェニル)ピペラジン79mg(0.44mmol)から、
実施例136と同様の方法で表題化合物0.08g(収率51
%)を白色結晶として得た(シス:トランス=4:
1)。 融点 178-179℃
【0240】実施例138 9-[1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-[5-[4-[3-(トリフ
ルオロメチル)フェニル]-1-ピペリジニル]ペンチル]-1,
2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリニル]-9H-カルバゾール
【化210】 実施例135で得られた5-[4-(9H-9-カルバゾリル)-1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-
キノリニル]-1-ペンタノール0.19g(0.32mmol)および4-
[3-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペリジン0.23g(1m
mol)から、実施例136と同様の方法で表題化合物0.13
g(収率53%)を白色結晶として得た(シス:トランス=
3:1)。 融点 149-150℃
【0241】実施例139 N-[5-[4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベン
ゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-キノリニル]ペンチ
ル]-N-メチルアセトアミド
【化211】 実施例135で得られた5-[4-(9H-9-カルバゾリル)-1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-
キノリニル]-1-ペンタノール0.12g(0.22mmol)、トリフ
ェニルホスフィン66mg(0.25mmol)、四臭化炭素83mg(0.2
5mmol)およびテトラヒドロフラン3mlの混合物を室温で4
時間撹拌後ろ過し、ろ液を溶媒留去した。残渣に40% メ
チルアミン/メタノール溶液10mlを加え、室温で一晩撹
拌した。溶媒留去後、残渣をピリジン3mlに溶解し、無
水酢酸1mlを加え、室温で一晩撹拌後、メタノール1mlを
加えて反応を停止した。溶媒留去後、酢酸エチルと飽和
重曹水で分配後、有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。溶媒留去後、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=
1/5)に付し、表題化合物0.09g(収率69%)を白色結晶
として得た(シス:トランス=4:1)。融点 173-17
5℃
【0242】実施例140 9-[1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-[5-(ヘキシルチ
オ)ペンチル]-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリニル]-9H
-カルバゾール
【化212】 実施例135で得られた5-[4-(9H-9-カルバゾリル)-1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-
キノリニル]-1-ペンタノール0.08g(0.15mmol)およびn-
ヘキシルメルカプタン0.3mlから、実施例136と同様
の方法で表題化合物0.01g(収率7%)を白色結晶として
得た(シス:トランス=6:1)。 融点 231-232℃
【0243】実施例141 9-[1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-[5-(4-フルオロフ
ェノキシ)ペンチル]-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリニ
ル]-9H-カルバゾール
【化213】 実施例135で得られた5-[4-(9H-9-カルバゾリル)-1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-
キノリニル]-1-ペンタノール0.12g(0.22mmol)、4-フル
オロフェノール50mg(0.44mmol)、テトラヒドロフラン4m
l、アゾジカルボン酸ジエチル69μl(0.44mmol)およびト
リフェニルホスフィン0.11g(0.44mmol)の混合物を室温
で一晩撹拌した後、溶媒を留去した。残渣を酢酸エチル
と水で分配し、有機層を水洗後、無水硫酸マグネシウム
で乾燥し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=
1/10)に付し、表題化合物0.13g(収率93%)を白色結晶
として得た(シス:トランス=4:1)。 融点 157-159℃
【0244】実施例142 2,4-トランス-9-[1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-[5-
(4-フルオロフェノキシ)ペンチル]-1,2,3,4-テトラヒド
ロ-4-キノリニル]-9H-カルバゾール
【化214】 実施例135で得られた5-[4-(9H-9-カルバゾリル)-1-
(3,4-ジメトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-
キノリニル]-1-ペンタノールの再結晶時の母液を濃縮
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/10)に付して得られた
トランス体0.15g (0.27mmol)から、実施例141と同様
の方法で、表題化合物0.09g(56%)を無色油状物質として
得た。 元素分析値 C41H39N2O4として 計算値: C, 76.61; H, 6.12; N, 4.36 実験値: C, 76.55; H, 6.41; N, 4.28 FABMS 643.2 [M+H+] 実施例127〜142までの表題化合物について表11
にまとめた。
【表11】
【0245】実施例143 2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(4-エトキシ-3-メ
トキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキ
ノリン
【化215】 参考例4で得られた2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-2
-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン 600mg(1.92 mm
ol)から、参考例19と同様の方法で、表題化合物 234m
g (収率26%)を白色結晶として得た。 元素分析値 C32H30N2O3・0.45H2Oとして 計算値:C, 77.06; H, 6.25; N, 5.61 実験値:C, 77.39; H, 6.58; N, 5.28 融点:214-215 ℃
【0246】実施例144 2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジエトキシベ
ンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化216】 参考例4で得られた2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-2
-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン 600mg(1.92 mm
ol)から、参考例20と同様の方法で、表題化合物 215m
g (収率23%)を白色結晶として得た。 元素分析値 C33H32N2O3・0.3H2Oとして 計算値:C, 77.71; H, 6.44; N, 5.49 実験値:C, 77.84; H, 6.72; N, 5.16 融点:240-241 ℃
【0247】実施例145 2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジエトキシベ
ンゾイル)-2-エチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化217】 参考例5で得られた2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-2
-エチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン570mg(1.75mmo
l) から、参考例19と同様の方法で、表題化合物517mg
(収率57%)を白色結晶として得た。1 H NMR (CDCl3)δ0.98 (t, J=7.4 Hz, 3H), 1.30 (t, J
=6.9 Hz, 3H), 1.42 (t,J=6.9 Hz, 3H), 1.63 (m, 1H),
1.93 (m, 1H), 2.63 (m, 1H), 2.77 (m, 1H),3.77 (m,
1H), 3.90 (m, 1H), 4.02-4.13 (m, 2H), 4.95 (m, 1
H), 5.90 (m, 1H), 6.68-6.72 (m, 2H), 6.82-7.00 (m,
5H), 7.10-7.13 (m, 1H), 7.93 (m, 3H), 8.35-8.45
(m, 2H), 8.84 (d, J=5.2 Hz, 2H).
【0248】実施例146 2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(4-エトキシ-3-メ
トキシベンゾイル)-2-プロピル-1,2,3,4-テトラヒドロ
キノリン
【化218】 参考例6で得られた2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-2
-プロピル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン 500mg(1.47
mmol)から、参考例19と同様の方法で、表題化合物44m
g (収率6%)を白色結晶として得た。 元素分析値 C34H34N2O3 として 計算値:C, 78.74; H, 6.61; N, 5.40 実験値:C, 78.44; H, 6.48; N, 5.28 融点:221-222 ℃
【0249】実施例147 2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジエトキシベ
ンゾイル)-2-プロピル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
【化219】 参考例6で得られた2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-2
-プロピル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン 500mg(1.47
mmol)から、参考例20と同様の方法で、表題化合物79m
g (収率10%)を白色結晶として得た。 元素分析値 C35H36N2O3 0.1H2Oとして 計算値:C, 78.65; H, 6.83; N, 5.24 実験値:C, 78.96; H, 7.20; N, 5.00 融点:220 ℃
【0250】実施例148 2,4-シス-9-[2-ブチル-1-(4-エトキシ-3-メトキシベン
ゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリニル]-9H-カル
バゾール
【化220】 参考例7で得られた2,4-シス-2-ブチル-4-(9H-9-カルバ
ゾリル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン0.67g(2.05mmo
l)および4-エトキシ-3-メトキシベンゾイルクロリド0.4
8g(2.46mmol)を用いて、参考例19と同様の方法で、表
題化合物0.37g(34%)を白色結晶として得た。 融点 231-232℃ 元素分析値 C35H36N2O3として 計算値: C, 78.92; H, 6.81; N, 5.26 実験値: C, 78.70; H, 6.75; N, 5.25
【0251】実施例149 2,4-シス-9-[2-ブチル-1-(3,4-ジエトキシベンゾイル)-
1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリニル]-9H-カルバゾール
【化221】 参考例7で得られた2,4-シス-2-ブチル-4-(9H-9-カルバ
ゾリル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン0.50g(1.41mmo
l)および3,4-ジエトキシベンゾイルクロリド0.45g(2.12
mmol)を用いて、参考例20と同様の方法で、表題化合
物0.20g(26%)を白色結晶として得た。 融点 232-233℃ FABMS 547.2 [M+H+]
【0252】実施例150 2,4-シス-9-[2-エチル-1-(3-メトキシ-4-メチルチオベ
ンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリニル]-9H-カ
ルバゾール
【化222】 参考例5で得られた2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-2
-エチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン0.56g(1.71mmo
l)および3-メトキシ-4-メチルチオベンゾイルクロリド
0.51g(2.57mmol)から、実施例32と同様の方法で、表
題化合物0.41g(47%)を白色結晶として得た。 融点 210-211℃ FABMS 507.0 [M+H+]
【0253】実施例151 2,4-シス-9-[2-ブチル-1-(3-メトキシ-4-メチルチオベ
ンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリニル]-9H-カ
ルバゾール
【化223】 参考例7で得られた2,4-シス-2-ブチル-4-(9H-9-カルバ
ゾリル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン0.47g(1.32mmo
l)および3-メトキシ-4-メチルチオベンゾイルクロリド
0.34g(1.72mmol)から、実施例32と同様の方法で、表
題化合物0.39g(55%)を白色結晶として得た。 融点 230-231℃ FABMS 534.2 [M+]
【0254】実施例152 2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-2-(2-シアノエチル)-
1-(3,4-ジエトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロ
キノリン
【化224】 参考例11で得られた2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)
-2-(2-シアノエチル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン50
0mg(1.42mmol)と3,4-ジエトキシ安息香酸478 mg(2.27mm
ol)から、参考例19と同様の方法で表題化合物118mg
(収率15%)を白色結晶として得た。 FABMS(pos) 544.2 [M+H+]
【0255】実施例153 2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-2-(2-シアノエチル)-
1-(4-メトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノ
リン
【化225】 参考例11で得られた2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)
-2-(2-シアノエチル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン1.
0g(2.85mmol)と4-メトキシベンゾイルクロリド677 mg
(4.28mmol)から、実施例32と同様の方法で表題化合物
480mg(収率33%)を白色結晶として得た。 元素分析値 C31H27N3O2・0.3H2Oとして 計算値:C, 77.74; H, 5.81; N, 8.77 実験値:C, 77.78; H, 5.74; N, 8.50
【0256】実施例154 N-[3-[2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(4-メトキシ
ベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル]プ
ロピル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化226】 参考例153で得られた2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリ
ル)-2-(2-シアノエチル)-1-(4-メトキシベンゾイル)-1,
2,3,4-テトラヒドロキノリン3.6g(6.98mmol)から、実施
例45と同様の方法で表題化合物3.21g(収率97%)を
白色結晶として得た。1 H NMR (CDCl3)δ1.42 (s, 9H), 1.50-1.70 (m, 3H),
1.80-2.00 (m, 1H), 2.50-2.63 (m, 1H), 2.71-2.81
(m, 1H), 3.17 (br s, 2H), 3.79 (s, 3H), 4.60-4.75
(m, 1H), 4.90-5.05 (m, 1H), 5.90 (dd, J = 11.9, 5.
9 Hz, 1H), 6.66-6.97 (m, 6H), 7.07 (d, J = 7.8 Hz,
1H), 7.22-7.33 (m, 5H), 7.45-7.55 (m, 2H), 8.18
(d, J = 7.7 Hz, 2H).
【0257】実施例155 3-[2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(4-メトキシベ
ンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル]プロ
ピルアミン塩酸塩
【化227】 参考例154で得られたN-[3-[2,4-シス-4-(9H-9-カル
バゾリル)-1-(4-メトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラ
ヒドロキノリン-2-イル]プロピル]カルバミン酸 tert-
ブチル3.10g(6.55mmol)から、実施例46と同様の方法
で表題化合物1.65g(収率48%)を白色結晶として得
た。1 H NMR (CDCl3)δ1.67 (br s, 1H), 1.90 (br s, 3H),
2.47 (br s, 1H), 2.69(br s, 1H), 3.12 (br s, 2H),
3.66 (s, 3H), 5.00 (br s, 1H), 5.86 (br s,1H), 6.6
4-6.76 (m, 4H), 6.87-6.90 (m, 2H), 7.03 (d, J= 8.
0, 1H), 7.18-7.33 (m, 4H), 7.46 (br s, 2H), 8.11
(d, J= 7.7, 2H), 8.52 (br s, 3H).
【0258】実施例156 N-[3-[2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(4-メトキシ
ベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル]プ
ロピル]ブタンアミド
【化228】 参考例153で得られた2,4-シス-4-(9H-9-カルバゾリ
ル)-2-(2-シアノエチル)-1-(4-メトキシベンゾイル)-1,
2,3,4-テトラヒドロキノリン200mg(0.388mmol)と酪酸無
水物123mg(0.776mmol)から、実施例45と同様の方法で
表題化合物60mg(収率28%)を白色結晶として得た。1 H NMR (CDCl3)δ0.91-0.97 (m, 3H), 1.50-1.80 (m, 6
H), 1.90-2.10 (m, 1H),2.19 (t, J= 7.3, 2H), 2.50-
2.65 (m, 1H), 2.73-2.78 (m, 1H), 3.20-3.30 (m, 1
H), 3.35-3.50 (m, 1H), 3.79 (s, 3H), 4.95-5.10 (m,
1H), 5.91 (dd, J=11.9, 6.1, 1H), 6.12 (br s, 1H),
6.65-6.80 (m, 3H), 6.80-7.10 (m, 4H),7.20-7.35
(m, 4H), 7.40-7.55 (m, 2H), 8.17-8.20 (m, 2H).
【0259】実施例157 5-[4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(4-メトキシベンゾイル)-
1,2,3,4-テトラヒドロ-2-キノリニル]ペンタン酸エチル
【化229】 6-ホルミルヘキサン酸エチル4.51g(28.5mmol)から、参
考例4および実施例32と同様の方法で表題化合物1.70
g(総収率11%)を白色結晶として得た(シス:トランス=
12:1)。 融点 167-168℃ FABMS 561.1[M+H+]
【0260】実施例158 5-[4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(4-メトキシベンゾイル)-
1,2,3,4-テトラヒドロ-2-キノリニル]ペンタン酸
【化230】 実施例157で得られた5-[4-(9H-9-カルバゾリル)-1-
(4-メトキシベンゾイル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-キノ
リニル]ペンタン酸エチル1.60g(2.85mmol)から、実施例
128と同様の方法で、表題化合物1.51g(収率99%)を
白色粉末として得た(シス:トランス=12:1)。 FABMS 533.1[M+H+] 実施例143〜158までの表題化合物について表12
にまとめた。
【表12】
【0261】実施例159 3-[1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2-ジヒ
ドロ-4-キノリニル]-1,2,4,5-テトラヒドロ-3H-3-ベン
ズアゼピン
【化231】 実施例88で得られた2,3-トランス-2,4-シス-1-(3,4-
ジメトキシベンゾイル)-3-ヒドロキシ-2-メチル-4-(1,
2,4,5-テトラヒドロ-3H-3-ベンズアゼピン-3-イル)-1,
2,3,4-テトラヒドロキノリン560mg(1.18mmol)から、実
施例54と同様にして、表題化合物160mg(収率29%)を無
色油状物として得た。1 H NMR (CDCl3)δ1.23 (d, J = 6.7 Hz, 3H), 2.97-3.0
9 (m, 4H), 3.56-3.60 (m, 4H), 3.67 (s, 3H), 3.85
(s, 3H), 5.46 (s, 1H), 5.68 (q, J = 6.7 Hz, 1H),
6.45 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 6.62 (t, J = 7.3 Hz, 1
H), 6.69 (d, J = 8.4Hz, 1H), 6.85 (s, 1H), 6.93-7.
10 (m, 3H), 7.13 (s, 4H).
【0262】実施例160 4-(5-クロロ-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)-1
-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2-ジヒドロ
キノリン
【化232】 実施例86で得られた2,3-トランス-2,4-シス-4-(5-ク
ロロ-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)-1-(3,4-
ジメトキシベンゾイル)-3-ヒドロキシ-2-メチル-1,2,3,
4-テトラヒドロキノリン493mg(1.00mmol)から、実施例
54と同様にして、表題化合物95mg(収率28%)を白色結
晶として得た。 元素分析値 C28H27ClN2O3として 計算値:C, 70.80; H, 5.73; N, 5.90 実験値:C, 70.54; H, 5.50; N, 5.82 融点: 162-163 ℃ (結晶化溶媒:ジエチルエーテル
−ヘキサン)
【0263】実施例161 4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)
-2-メチル-1,2-ジヒドロキノリン
【化233】 参考例3で合成した3-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-
メチル-1a,2,3,7b-テトラヒドロオキシレノ[2,3-c]キノ
リン5.4g (16.6 mmol) から実施例59と同様の方法
で、表題化合物1.5g(収率19%)を白色結晶として得
た。 元素分析値 C31H26N2O3 として 計算値:C, 78.46; H, 5.52; N, 5.90 実験値:C, 78.71; H, 5.97; N, 5.86 融点:184-185 ℃
【0264】実施例162 4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)
-3-ヒドロキシ-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリ
【化234】 参考例3で合成した3-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-
メチル-1a,2,3,7b-テトラヒドロオキシレノ[2,3-c]キノ
リン5.4g (16.6 mmol)から実施例59と同様の方法で、
表題化合物175mg(収率2%)を白色結晶として得た。 元素分析値 C31H28N2O4・H2Oとして 計算値:C, 72.92; H, 5.92; N, 5.48 実験値:C, 73.22; H, 5.85; N, 5.31 融点:194-195 ℃ 実施例159〜162までの表題化合物について表13
にまとめた。
【表13】
【0265】実施例163 2,3-トランス-2,4-シス-5-[[1-[1-(3,4-ジメチルベンゾ
イル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリニル]-
1,2,3,4-テトラヒドロ-6-キノリニル]オキシ]ペンタン
酸エチル
【化235】 参考例23で得られた2-メチル-1-(3,4,ジメチルベンゾ
イル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリノール1.1g(3.7m
mol)と5-[(1,2,3,4-テトラヒドロ-6-キノリニル)オキ
シ]ペンタン酸エチル1.0g(3.7mmol)から、実施例1と同
様の方法で表題化合物0.31g(収率15%)を無色油状物
として得た。(シス:トランス=3:2)1 H NMR (CDCl3)δ1.23-1.35 (m, 6H), 1.78-2.26 (m, 1
2H), 2.35-2.40 (m, 2H), 2.63-2.87 (m, 3H), 3.06-3.
70 (m, 3H), 3.86-3.93 (m, 2H), 4.10-4.18 (m,2H),
4.69-4.88 (m, 0.8H), 4.96-5.04 (m, 0.6H), 5.18-5.2
4 (m, 0.6H), 6.44-7.38 (m, 10H).
【0266】実施例164 5-[[1-[1-(3,4-ジメチルベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4
-テトラヒドロ-4-キノリニル]-1,2,3,4-テトラヒドロ-6
-キノリニル]オキシ]ペンタン酸
【化236】 実施例163で得られた5-[[1-[1-(3,4-ジメチルベンゾ
イル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-4-キノリニル]-
1,2,3,4-テトラヒドロ-6-キノリニル]オキシ]ペンタン
酸エチル0.30g(0.54mmol)から、実施例95と同様の方
法で表題化合物0.20g(収率70%)を非晶状粉末として
得た。(シス:トランス=3:2)1 H NMR (CDCl3)δ1.13-1.33 (m, 3H), 1.70-2.32 (m, 1
4H), 2.40-2.44 (m, 2H), 2.63-3.32 (m, 4H), 3.91 (b
r s, 2H), 4.72-4.88 (m, 0.8H), 5.00 (br s, 0.6H),
5.18-5.24 (m, 0.6H), 6.44-7.38 (m, 10H). 実施例163〜164までの表題化合物について表14
にまとめた。
【表14】
【0267】[実験例−1] ラット由来フェオクロムサイト−マPC12h細胞におけるs
APP分泌促進作用および細胞死抑制作用 1)実験材料および方法 実験材料 ラット由来フェオクロムサイト−マPC12細胞の亜株PC12
h細胞は、元大阪大学教授・畠中 寛氏(故人)より分
与された。ダルベッコ改変イ−グル培地(Dulbecco's mo
dified Eagle's medium: DMEM) 、リン酸/生理食塩水
緩衝液(phosphate buffered saline: PBS)、HEPES(N-2-
hydroxyethylpiperazine-N'- 2-ethanesulfonic acid)
緩衝液(pH 7.4)、馬血清(Horse serum: HS)、ペニシリ
ン(5000 U/ml)/ストレプトマイシン(5 mg/ml)混合液はG
ibco BRL社、牛胎児血清(Fetal calfserum: FCS)はBios
cience PTY社、transferrin、insulinおよびprogestero
neはSigma社から購入した。培養用フラスコはファルコ
ン社、コラ−ゲンコ−ト済み96穴マルチウェルプレ−ト
および6穴マルチウェルプレ−トは岩城硝子社製を用い
た。LDH cytotoxic test Wakoは和光純薬より、抗βAP
P、22C11抗体はChemicon社より購入した。他の試薬は市
販の特級品を用いた。 sAPP分泌促進作用 PC12h細胞を10% FCS/ 5% HS/ ペニシリン・ストレプト
マイシン/DMEM培養液中で増殖させた後、ピペッティン
グで細胞をはがした。コラ−ゲンコ−ト済み6ウェルプ
レ−トに50-70 %コンフレントになるようにまき、1日静
置した。翌日、10mM HEPES/DMEM 1 mlでウェルを1度洗
浄し、0.5 ml の10 mM HEPES/DMEM培養液に交換し、実
施例No. 5あるいは実施例No. 32を添加した。5時間後に
培養上清を回収した。 培養上清にトリクロロ酢酸(最
終濃度15%)を添加し、蛋白質を沈殿させ濃縮した。SDS
-PAGEサンプルバッファー(第一化学)を加え、5分間煮
沸した。サンプルをSDS-PAGE(10/20%ゲル、ATTO)にか
け、PVDFメンブレン(Bio-Rad Laboratories)に転写
(2 mA/cm2 60 min)した。 5%スキムミルクを含む0.
1%Tween 20/20 mM Tris -buffered saline (pH 7.4)で4
℃、一晩ブロッキングを行った。抗βAPP 22C11抗体を
50倍希釈で添加し1時間反応させた。2次抗体はHRP(hor
se-radish peroxidase)結合抗マウス抗体(Zymed社)
を5000倍に希釈し用いた。検出にはECL Plus(Amersham
社)を用い、LAS-1000 plus (フジフィルム社)でデジタ
ル化し、NIH-imageで定量化を行った。 グルタミン酸により誘導される細胞死の抑制作用 PC12h細胞を2x104 cells/cm2に96 ウェルプレートにま
いた。翌日、5 mg/ml transferrin、5 mg/ml insulinお
よび20 nM progesterone を含むHEPES/DME培地に交換す
るとともに、グルタミン酸1 mM及び実施例No. 5、No.32
あるいは溶媒を添加した。対照群には溶媒のみを添加し
た。72時間後に生存する細胞数を測定した。細胞数は、
培養液を除いた後0.1% Tween20を含むPBSで生存細胞を
可溶化し、LDH活性を測定することから求めた。対照群
のLDH活性を100として% of controlで表した。
【0268】2)結果 a) 実施例No. 5およびNo. 32のsAPP分泌促進作用 図1には発明化合物の中から、実施例No. 5およびNo. 3
2添加5時間後のsAPP分泌促進作用を示した。図1(a)お
よび図1(b)の上部には各実施例化合物を添加した時の
ウェスタンブロッティングの結果を示した。両実施例化
合物共に濃度依存的に対照群に比し培養液中のsAPP量が
増加していた。図1(a)および図1(b)の下部には画像を
NIH imageを用いて定量化し、各実施例化合物の各濃度
3ウェルの増加率の平均値を示した。実施例No. 5が10
nMの濃度で対照群の約2.0倍に、実施例No. 32が1 nMの
濃度で約2.2倍に増加させた。 b)実施例No. 5およびNo. 32の細胞死抑制作用 PC12h細胞において、培養液中のグルタミン酸は、グル
タチオンの原料であるシスチンの細胞内への取り込みを
妨害する。従って、培養液中に1mM以上のグルタミン
酸を添加して3日間以上培養すると、PC12h細胞は、細
胞内グルタチオン量の低下に伴い、アポト−シスにより
死滅することが知られている。実施例No.5およびNo.32
はいずれも1mMグルタミン酸添加によるこの細胞死を
1 μMの濃度で完全に抑制した(図2)。
【0269】
【発明の効果】本発明の化合物は強力なsAPP分泌促進作
用を有し、神経栄養因子様作用を有する分泌されたsAPP
を介して、細胞の、特に神経細胞の機能障害やアポト−
シスを抑制する。有用な対象疾患名としては、例えばア
ルツハイマ−病、パ−キンソン病、プリオン病、糖尿病
性ニュ−ロパチ−、老年性痴呆、脳血管障害時の神経細
胞障害などが挙げられ、これらの疾患の予防または治療
に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、実施例No.5のsAPP分泌促進作用を
ウェスタンブロッティングにより測定し、その結果(3
ウェルの平均値)を示すグラフであり、図1(b)は、実
施例No.32のsAPP分泌促進作用をウェスタンブロッティ
ングにより測定し、その結果(3ウェルの平均値)を示
すグラフである。
【図2】図2は、実施例No. 5およびNo. 32のPC12
h細胞におけるグルタミン酸誘発細胞死抑制作用(3ウ
ェルの平均値)を示すグラフである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/498 A61K 31/498 31/538 31/538 31/541 31/541 31/55 31/55 A61P 25/00 A61P 25/00 25/16 25/16 25/28 25/28 43/00 111 43/00 111 123 123 C07D 401/04 C07D 401/04 401/14 401/14 405/14 405/14 409/14 409/14 413/04 413/04 417/04 417/04 417/14 417/14 471/20 471/20 (72)発明者 山下 敏郎 茨城県つくば市春日1丁目7番地9 武田 春日ハイツ1004号 Fターム(参考) 4C031 LA03 4C063 AA01 AA03 BB02 CC14 CC26 CC54 CC64 DD06 DD14 EE01 4C065 AA16 AA18 BB04 CC01 DD02 EE02 HH02 KK01 PP19 QQ02 4C086 AA01 AA03 BC13 BC28 BC30 BC32 BC38 BC52 BC74 BC89 CB05 GA06 GA07 GA09 GA10 MA01 MA04 NA14 ZA01 ZA15 ZA16

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I) 【化1】 [式中、R1およびR2はそれぞれ同一または異なって、
    水素原子、置換基を有していてもよい低級アルキル基ま
    たは置換基を有していてもよいヒドロキシ基を示すか、
    1およびR2は結合し隣接する炭素原子とともに4ない
    し7員環を形成し、Ar1は置換基を有していてもよい
    芳香族基を示し、A環は置換基を有していてもよいベン
    ゼン環を示し、B環は置換基を有していてもよい芳香環
    を示し、C環はさらに置換基を有していてもよい環を縮
    合していてもよく、置換基を有していてもよい4〜8員
    環を示し、XはCHまたはNを示し、 は、単結合又は二重結合を示し、前記結合が単結合の場
    合には、YはCHまたはNを示し、二重結合の場合に
    は、YはCを示す。]で表される化合物もしくはその塩
    またはそのプロドラッグ。
  2. 【請求項2】式(I’) 【化2】 [式中、R1およびR2はそれぞれ同一または異なって、
    水素原子または置換基を有していてもよい低級アルキル
    基を示すか、R1およびR2は結合し隣接する炭素原子と
    ともに4ないし7員環を形成し、Ar1は置換基を有し
    ていてもよい芳香族基を示し、A環は置換基を有してい
    てもよいベンゼン環を示し、B環は置換基を有していて
    もよい芳香環を示し、C環は置換基を有していてもよい
    4〜8員環を示し、XはCHまたはNを示し、YはCH
    またはNを示す。]で表される化合物もしくはその塩ま
    たはそのプロドラッグ。
  3. 【請求項3】式 【化3】 [式中、B環、C環、Xは請求項1記載と同意義を示
    す。]で表される部分構造が、式 【化4】 [式中、R3は水素原子、ハロゲン原子、置換基を有し
    ていてもよい低級アルキル基または置換基を有していて
    もよい低級アルコキシ基を示し、B’環は置換基を有し
    ていてもよいベンゼン環を示し、XはCHまたはNを示
    し、Zは酸素原子、硫黄原子、CR45、NR6または 【化5】 (R4、R5、R6、R7はそれぞれ同一または異なって、
    水素原子または置換基を有していてもよい低級アルキル
    基を示す。)を示し、mは0ないし1を示し、nは1〜
    4の整数を示す。]である請求項1記載の化合物もしく
    はその塩またはそのプロドラッグ。
  4. 【請求項4】C環が、B環のほかにさらに単環が縮合し
    ている環である請求項1記載の化合物もしくはその塩ま
    たはそのプロドラッグ。
  5. 【請求項5】R1が水素原子である請求項1記載の化合
    物もしくはその塩またはそのプロドラッグ。
  6. 【請求項6】R1がヒドロキシ基、置換基を有していて
    もよいアルコキシ基または置換基を有していてもよいア
    シルオキシ基である請求項1記載の化合物もしくはその
    塩またはそのプロドラッグ。
  7. 【請求項7】R2が水素原子または置換基を有していて
    もよい低級アルキル基である請求項1記載の化合物もし
    くはその塩またはそのプロドラッグ。
  8. 【請求項8】Ar1が置換基を有していてもよい単環式
    芳香族基である請求項1記載の化合物もしくはその塩ま
    たはそのプロドラッグ。
  9. 【請求項9】Ar1がそれぞれ置換基を有していてもよ
    いフェニル基、フリル基、チエニル基またはピリジル基
    である請求項1記載の化合物もしくはその塩またはその
    プロドラッグ。
  10. 【請求項10】A環が無置換のベンゼン環である請求項
    1記載の化合物もしくはその塩またはそのプロドラッ
    グ。
  11. 【請求項11】X及びYの少なくともいずれか一方がN
    である請求項1記載の化合物もしくはその塩またはその
    プロドラッグ。
  12. 【請求項12】XがNであり、YがCである請求項1記
    載の化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグ。
  13. 【請求項13】R1が水素原子、アルキルオキシ基また
    はアシルオキシ基であり、R2が水素原子または置換基
    を有していてもよい低級アルキル基であり、Ar1が置
    換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有してい
    てもよいフリル基、置換基を有していてもよいチエニル
    基または置換基を有していてもよいピリジル基であり、
    A環が無置換のベンゼン環であり、B環が置換されてい
    てもよいベンゼン環であり、C環が無置換のベンゼン環
    が縮合していてもよく、置換基を有していてもよい窒素
    含有5〜7員複素環であり、XがNであり、YがCHで
    ある請求項1記載の化合物もしくはその塩またはそのプ
    ロドラッグ。
  14. 【請求項14】R1が水素原子またはアシルオキシ基で
    あり、R2が無置換のC1-6アルキル基であり、Ar1
    ハロゲン化されていてもよいC1-6アルコキシ基で置換
    されていてもよいフェニル基であり、A環が無置換のベ
    ンゼン環であり、B環が無置換のベンゼン環であり、C
    環がテトラヒドロピロール、ヘキサヒドロピリジン、ヘ
    キサヒドロピラジン、テトラヒドロ−1,4−オキサジ
    ン、テトラヒドロ−1,4−チアジン、ペルヒドロアゼ
    ピンまたはピロールであり、XがNでありYがCHであ
    る請求項1記載の化合物もしくはその塩またはそのプロ
    ドラッグ。
  15. 【請求項15】(−)-2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベン
    ゾイル)-2-メチル-4-(1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1
    -イル)- 1,2,3,4-テトラヒドロキノリン、(−)-2,4-シ
    ス-4-(3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンズオキサジン-4-イル)
    -1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-テ
    トラヒドロキノリン、2,4-シス-1-(3,4-ジメトキシベン
    ゾイル)-2-メチル-4-(1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1
    -イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン、2,3-トランス-
    2,4-シス-3-アセトキシ-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)
    -2-メチル-4-(1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-1-イル)-
    1,2,3,4-テトラヒドロキノリン、2,4-シス-4-(3,4-ジヒ
    ドロ-2H-1,4-ベンゾチアジン-4-イル)-1-(3,4-ジメトキ
    シベンゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリ
    ン、2,4-シス-4-(1-ベンジル-1,2,3,4-テトラヒドロキ
    ノキサリン-4-イル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイル)- 2
    -メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン、2,4-シス-1-
    (3,4-ジメトキシベンゾイル)-2-メチル-4-(2,3,4,5-テ
    トラヒドロ-1H-1-ベンズアゼピニル)- 1,2,3,4-テトラ
    ヒドロキノリン、2,3-トランス-2,4-シス-3-{[(ベンジ
    ルアミノ)カルボニル]オキシ}-1-(3,4-ジメトキシベン
    ゾイル)-2-メチル-4-(2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-1-ベン
    ズアゼピニル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン、2,4-シ
    ス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベンゾイ
    ル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン、(−)-2,
    4-シス-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキシベン
    ゾイル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン、ま
    たは2-ブチル-4-(9H-9-カルバゾリル)-1-(3,4-ジメトキ
    シベンゾイル)-1,2-ジヒドロキノリンもしくはそれらの
    塩またはそれらのプロドラッグである請求項1記載の化
    合物。
  16. 【請求項16】式(I)中、2位と4位の立体配置がシ
    ス体の(−)体である請求項1記載の化合物もしくはそ
    の塩またはそのプロドラッグ。
  17. 【請求項17】式 【化6】 [式中、R1およびR2はそれぞれ同一または異なって、
    水素原子、置換基を有していてもよい低級アルキル基ま
    たは置換基を有していてもよいヒドロキシ基を示すか、
    1およびR2は結合し隣接する炭素原子とともに4ない
    し7員環を形成し、Ar1は置換基を有していてもよい
    芳香族基を示し、A環は置換基を有していてもよいベン
    ゼン環を示し、Q1は反応性置換基を示す。]で表され
    る化合物またはその塩を、式 【化7】 [式中、B環は置換基を有していてもよい芳香環を示
    し、C環はさらに置換基を有していてもよい環を縮合し
    ていてもよく、置換基を有していてもよい4〜8員環を
    示す。]で表される化合物またはその塩と反応させるこ
    とを特徴とする、式 【化8】 [式中、R1、R2、Ar1、A環、B環およびC環は上
    記と同意義を示す。]で表される化合物もしくはその塩
    またはそのプロドラッグの製造方法。
  18. 【請求項18】式 【化9】 [式中、R1およびR2はそれぞれ同一または異なって、
    水素原子、置換基を有していてもよい低級アルキル基ま
    たは置換基を有していてもよいヒドロキシ基を示すか、
    1およびR2は結合し隣接する炭素原子とともに4ない
    し7員環を形成し、Ar1は置換基を有していてもよい
    芳香族基を示し、A環は置換基を有していてもよいベン
    ゼン環を示す。]で表される化合物またはその塩を、式 【化10】 [式中、Q2は反応性置換基を示し、B環は置換基を有
    していてもよい芳香環を示し、C環はさらに置換基を有
    していてもよい環を縮合していてもよく、置換基を有し
    ていてもよい4〜8員環を示す。]で表される化合物ま
    たはその塩と反応させることを特徴とする、式 【化11】 [式中、R1、R2、Ar1、A環、B環およびC環は上
    記と同意義を示す。]で表される化合物もしくはその塩
    またはそのプロドラッグの製造方法。
  19. 【請求項19】式 【化12】 [式中、R2は水素原子、置換基を有していてもよい低
    級アルキル基または置換基を有していてもよいヒドロキ
    シ基を示し、Ar1は置換基を有していてもよい芳香族
    基を示し、A環は置換基を有していてもよいベンゼン環
    を示す。]で表される化合物またはその塩を、式 【化13】 [式中、B環は置換基を有していてもよい芳香環を示
    し、C環はさらに置換基を有していてもよい環を縮合し
    ていてもよく、置換基を有していてもよい4〜8員環を
    示す。]で表される化合物またはその塩と反応させ、式 【化14】 [式中、R2、Ar1、A環、B環およびC環は上記と同
    意義を示す。]で表される化合物またはその塩を製造
    し、必要により、さらに上記式中のヒドロキシ基を、R
    1[R1は、水素原子、置換基を有していてもよい低級ア
    ルキル基または置換基を有していてもよいヒドロキシ基
    を示す。]で表される基に置換することを特徴とする、
    式 【化15】 [式中、R1、R2、Ar1、A環、B環およびC環は上
    記と同意義を示す。]で表される化合物もしくはその塩
    またはそのプロドラッグの製造方法。
  20. 【請求項20】式 【化16】 [式中、R1およびR2はそれぞれ同一または異なって、
    水素原子、置換基を有していてもよい低級アルキル基ま
    たは置換基を有していてもよいヒドロキシ基を示すか、
    1およびR2は結合し隣接する炭素原子とともに4ない
    し7員環を形成し、A環は置換基を有していてもよいベ
    ンゼン環を示し、B環は置換基を有していてもよい芳香
    環を示し、C環はさらに置換基を有していてもよい環を
    縮合していてもよく、置換基を有していてもよい4〜8
    員環を示す。]で表される化合物またはその塩を、式A
    1COOH[式中、Ar1は置換基を有していてもよい
    芳香族基を示す。]で表される化合物またはその塩と反
    応させることを特徴とする、式 【化17】 [式中、R1、R2、Ar1、A環、B環およびC環は上
    記と同意義を示す。]で表される化合物もしくはその塩
    またはそのプロドラッグの製造方法。
  21. 【請求項21】式 【化18】 [式中、R2は水素原子、置換基を有していてもよい低
    級アルキル基または置換基を有していてもよいヒドロキ
    シ基を示し、Ar1は置換基を有していてもよい芳香族
    基を示し、A環は置換基を有していてもよいベンゼン環
    を示し、B環は置換基を有していてもよい芳香環を示
    し、C環はさらに置換基を有していてもよい環を縮合し
    ていてもよく、置換基を有していてもよい4〜8員環を
    示す。]で表される化合物またはその塩を、塩基と反応
    させることを特徴とする、式 【化19】 [式中、R2、Ar1、A環、B環およびC環は上記と同
    意義を示し、R1は水素原子を示す。]で表される化合
    物もしくはその塩またはそのプロドラッグの製造方法。
  22. 【請求項22】請求項1記載の化合物もしくはその塩ま
    たはそのプロドラッグを含有してなる医薬組成物。
  23. 【請求項23】可溶性ベータ・アミロイド前駆蛋白質分
    泌促進剤および/またはアポトーシス阻害剤である請求
    項22記載の医薬組成物。
  24. 【請求項24】アルツハイマー病、パーキンソン病、ニ
    ューロパチー、老年性痴呆、脳血管障害時の神経細胞障
    害または脳血管性痴呆の予防および/または治療剤であ
    る請求項22記載の医薬組成物。
  25. 【請求項25】ヒトまたはその他の哺乳動物に対して、
    請求項1記載の化合物もしくはその塩またはそのプロド
    ラッグを含有してなる可溶性ベータ・アミロイド前駆蛋
    白質分泌促進剤および/またはアポトーシス阻害剤であ
    る医薬組成物を有効量投与することを特徴とする治療方
    法。
  26. 【請求項26】ヒトまたはその他の哺乳動物に対して、
    請求項1記載の化合物もしくはその塩またはそのプロド
    ラッグを含有してなる医薬組成物を有効量投与すること
    を特徴とする神経変性疾患または神経細胞障害の予防お
    よび/または治療方法。
  27. 【請求項27】ヒトまたはその他の哺乳動物に対して、
    請求項1記載の化合物もしくはその塩またはそのプロド
    ラッグを含有してなるアルツハイマー病、パーキンソン
    病、ニューロパチー、老年性痴呆、脳血管障害時の神経
    細胞障害または脳血管性痴呆の予防および/または治療
    剤である医薬組成物を有効量投与することを特徴とする
    治療方法。
  28. 【請求項28】可溶性ベータ・アミロイド前駆蛋白質分
    泌促進剤および/またはアポトーシス阻害剤である医薬
    組成物を製造するための請求項1記載の化合物もしくは
    その塩またはそのプロドラッグの使用。
  29. 【請求項29】神経変性疾患または神経細胞障害の予防
    および/または治療剤である医薬組成物を製造するため
    の請求項1記載の化合物もしくはその塩またはそのプロ
    ドラッグの使用。
  30. 【請求項30】アルツハイマー病、パーキンソン病、ニ
    ューロパチー、老年性痴呆、脳血管障害時の神経細胞障
    害または脳血管性痴呆の予防および/または治療剤であ
    る医薬組成物を製造するための請求項1記載の化合物も
    しくはその塩またはそのプロドラッグの使用。
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