JP2003236594A - 汚泥の処理装置 - Google Patents
汚泥の処理装置Info
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- JP2003236594A JP2003236594A JP2002037735A JP2002037735A JP2003236594A JP 2003236594 A JP2003236594 A JP 2003236594A JP 2002037735 A JP2002037735 A JP 2002037735A JP 2002037735 A JP2002037735 A JP 2002037735A JP 2003236594 A JP2003236594 A JP 2003236594A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 汚泥の流動性および付着性を改善し、これに
より予熱する際の伝熱効率の低下を防止するとともに、
配管の閉塞を防止することができ、しかも汚泥を水熱反
応装置に供給する高圧ポンプの耐圧性能をより簡便にす
ることができ、かつ流動性が低く付着しやすい汚泥を処
理する場合でも安定して効率よく水熱反応により酸化分
解することができる汚泥の処理装置を提供する。 【解決手段】 下水汚泥13をオゾン処理槽3に導入
し、オゾンをオゾン供給路15から吹き込んで汚泥と接
触させ、汚泥中の粘質物を分解して流動性および付着性
を改善する。この汚泥は高圧ポンプ21により熱交換器
4に導入して予熱したのち、水熱反応装置5の供給装置
23に送り、酸化剤7と混合し、この混合流を水熱反応
装置5に下向流で供給し、水の超臨界または亜臨界状態
に保って水熱反応を行い、汚泥を分解する。
より予熱する際の伝熱効率の低下を防止するとともに、
配管の閉塞を防止することができ、しかも汚泥を水熱反
応装置に供給する高圧ポンプの耐圧性能をより簡便にす
ることができ、かつ流動性が低く付着しやすい汚泥を処
理する場合でも安定して効率よく水熱反応により酸化分
解することができる汚泥の処理装置を提供する。 【解決手段】 下水汚泥13をオゾン処理槽3に導入
し、オゾンをオゾン供給路15から吹き込んで汚泥と接
触させ、汚泥中の粘質物を分解して流動性および付着性
を改善する。この汚泥は高圧ポンプ21により熱交換器
4に導入して予熱したのち、水熱反応装置5の供給装置
23に送り、酸化剤7と混合し、この混合流を水熱反応
装置5に下向流で供給し、水の超臨界または亜臨界状態
に保って水熱反応を行い、汚泥を分解する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は汚泥を水の超臨界ま
たは亜臨界状態で水熱反応により酸化分解する汚泥の処
理装置に関するものである。
たは亜臨界状態で水熱反応により酸化分解する汚泥の処
理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】下水汚泥等の有機性汚泥の処理方法とし
て、水の超臨界状態で水熱反応により酸化分解する処理
方法が提案されている。水熱反応は水の超臨界または亜
臨界状態で、被反応物を酸化反応や加水分解反応させて
廃棄物を分解したり、エネルギーを生成したり、化学物
質を製造したりする方法である。下水汚泥等の有機性汚
泥の場合、水の超臨界または亜臨界状態で有機物を含む
被反応物と、酸化剤を反応させることにより酸化反応を
生じさせ、被反応物中の有機物を短時間で、ほぼ完全に
分解することができる。
て、水の超臨界状態で水熱反応により酸化分解する処理
方法が提案されている。水熱反応は水の超臨界または亜
臨界状態で、被反応物を酸化反応や加水分解反応させて
廃棄物を分解したり、エネルギーを生成したり、化学物
質を製造したりする方法である。下水汚泥等の有機性汚
泥の場合、水の超臨界または亜臨界状態で有機物を含む
被反応物と、酸化剤を反応させることにより酸化反応を
生じさせ、被反応物中の有機物を短時間で、ほぼ完全に
分解することができる。
【0003】このように水熱反応により被反応物中の有
機物を酸化分解する場合、被反応物、酸化剤および水を
加熱装置で加熱するとともに、高圧ポンプで加圧して反
応器へ供給し、酸化反応させる。この場合、被反応物が
予め適正量の水を含む場合は、水を供給する必要はな
い。
機物を酸化分解する場合、被反応物、酸化剤および水を
加熱装置で加熱するとともに、高圧ポンプで加圧して反
応器へ供給し、酸化反応させる。この場合、被反応物が
予め適正量の水を含む場合は、水を供給する必要はな
い。
【0004】反応の結果、有機物は酸化分解され、水と
二酸化炭素からなる高温高圧の液体と、乾燥またはスラ
リー状態の灰分や塩類などの固体を含む反応生成物が得
られる。反応生成物のうち固体は固液分離装置によって
分離される。固体を分離した流体はエネルギー回収され
るか、冷却、減圧され、ガス分と液分とに分離される。
二酸化炭素からなる高温高圧の液体と、乾燥またはスラ
リー状態の灰分や塩類などの固体を含む反応生成物が得
られる。反応生成物のうち固体は固液分離装置によって
分離される。固体を分離した流体はエネルギー回収され
るか、冷却、減圧され、ガス分と液分とに分離される。
【0005】下水汚泥中には粘質物といわれているタン
パク質、酸性多糖類、中性多糖類、核酸などが多く含ま
れており、このため粘性が高くて流動性が低く、かつ装
置壁面などに付着しやすい。このような汚泥を反応器に
供給して処理する場合、熱交換器などの加熱装置の伝熱
面や配管に付着残留しやすく、このため伝熱効率を低下
させたり、配管の閉塞を引き起こすなどの問題点があ
る。また反応器に供給する際の圧力損失が大きいので、
臨界圧力以上に連続的に昇圧し、安定して反応器に供給
するためには、高い圧力で吐出できる能力が高い高圧ポ
ンプが必要である。さらに高圧ポンプにより高い圧力で
吐出して反応器に供給する場合でも、高濃度の汚泥ほど
流動性が低い傾向があるため、高濃度の汚泥を水熱反応
装置に供給することは難しく、このため有機物の供給量
が少なくなり、補助燃料が必要になる。
パク質、酸性多糖類、中性多糖類、核酸などが多く含ま
れており、このため粘性が高くて流動性が低く、かつ装
置壁面などに付着しやすい。このような汚泥を反応器に
供給して処理する場合、熱交換器などの加熱装置の伝熱
面や配管に付着残留しやすく、このため伝熱効率を低下
させたり、配管の閉塞を引き起こすなどの問題点があ
る。また反応器に供給する際の圧力損失が大きいので、
臨界圧力以上に連続的に昇圧し、安定して反応器に供給
するためには、高い圧力で吐出できる能力が高い高圧ポ
ンプが必要である。さらに高圧ポンプにより高い圧力で
吐出して反応器に供給する場合でも、高濃度の汚泥ほど
流動性が低い傾向があるため、高濃度の汚泥を水熱反応
装置に供給することは難しく、このため有機物の供給量
が少なくなり、補助燃料が必要になる。
【0006】流動性の低い汚泥を水の超臨界状態で水熱
反応により処理する方法として、特開平11−9049
4号には、汚泥濃度を5〜15重量%に調整し、250
〜450℃に予熱する方法が記載されている。また特開
平11−33568号には、5〜15MPa、200℃
以上の高温高圧条件で汚泥を前処理することで流動性を
改善し、高圧ポンプでの水の臨界圧力以上への昇圧操作
を容易にし、反応器への汚泥の供給を安定して行う方法
が記載されている。
反応により処理する方法として、特開平11−9049
4号には、汚泥濃度を5〜15重量%に調整し、250
〜450℃に予熱する方法が記載されている。また特開
平11−33568号には、5〜15MPa、200℃
以上の高温高圧条件で汚泥を前処理することで流動性を
改善し、高圧ポンプでの水の臨界圧力以上への昇圧操作
を容易にし、反応器への汚泥の供給を安定して行う方法
が記載されている。
【0007】上記従来の方法では、反応器に導入する汚
泥の流動性は向上しているが、汚泥を予熱する際の粘質
物の付着による伝熱効率の低下や、配管の閉塞の問題は
依然残されている。
泥の流動性は向上しているが、汚泥を予熱する際の粘質
物の付着による伝熱効率の低下や、配管の閉塞の問題は
依然残されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、汚泥
の流動性および付着性を改善し、これにより予熱する際
の伝熱効率の低下を防止するとともに、配管の閉塞を防
止することができ、しかも汚泥を水熱反応装置に供給す
る高圧ポンプの耐圧性能をより簡便にすることができ、
かつ流動性が低く付着しやすい汚泥を処理する場合でも
安定して効率よく水熱反応により酸化分解することがで
きる汚泥の処理装置を提供することである。
の流動性および付着性を改善し、これにより予熱する際
の伝熱効率の低下を防止するとともに、配管の閉塞を防
止することができ、しかも汚泥を水熱反応装置に供給す
る高圧ポンプの耐圧性能をより簡便にすることができ、
かつ流動性が低く付着しやすい汚泥を処理する場合でも
安定して効率よく水熱反応により酸化分解することがで
きる汚泥の処理装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は次の汚泥の処理
装置である。 (1) 汚泥中の粘質物を分解する分解装置と、分解装
置で粘質物を分解した汚泥を水の超臨界または亜臨界状
態で水熱反応により酸化分解する水熱反応装置とを有す
る汚泥の処理装置。 (2) 分解装置が汚泥にオゾンを接触させて粘質物を
分解するオゾン処理装置である上記(1)記載の汚泥の
処理装置。 (3) 分解装置の後段に汚泥を予熱する加熱装置を有
する上記(1)または(2)記載の汚泥の処理装置。
装置である。 (1) 汚泥中の粘質物を分解する分解装置と、分解装
置で粘質物を分解した汚泥を水の超臨界または亜臨界状
態で水熱反応により酸化分解する水熱反応装置とを有す
る汚泥の処理装置。 (2) 分解装置が汚泥にオゾンを接触させて粘質物を
分解するオゾン処理装置である上記(1)記載の汚泥の
処理装置。 (3) 分解装置の後段に汚泥を予熱する加熱装置を有
する上記(1)または(2)記載の汚泥の処理装置。
【0010】本発明において処理の対象となる汚泥は、
有機性の汚泥であれば制限されないが、流動性が低い汚
泥、特に下水処理から発生する下水汚泥が適している。
下水汚泥は微生物の作用により粘質物といわれているタ
ンパク質、酸性多糖類、中性多糖類、核酸などが増加
し、通常粘性が高くて流動性が低く、装置壁面などに付
着しやすい場合が多いが、本発明ではこのような下水汚
泥でも効率よく処理することができる。下水汚泥には初
沈汚泥や生物処理の余剰汚泥などが含まれ、脱水前のス
ラリー状のものでも、脱水したケーキ状のものでもよ
い。
有機性の汚泥であれば制限されないが、流動性が低い汚
泥、特に下水処理から発生する下水汚泥が適している。
下水汚泥は微生物の作用により粘質物といわれているタ
ンパク質、酸性多糖類、中性多糖類、核酸などが増加
し、通常粘性が高くて流動性が低く、装置壁面などに付
着しやすい場合が多いが、本発明ではこのような下水汚
泥でも効率よく処理することができる。下水汚泥には初
沈汚泥や生物処理の余剰汚泥などが含まれ、脱水前のス
ラリー状のものでも、脱水したケーキ状のものでもよ
い。
【0011】下水汚泥は予め破砕しておくのが好まし
い。破砕の手段は限定されない。例えば、下水汚泥が脱
水ケーキと呼ばれる固形の状態(通常、濃度が15重量
%〜20重量%以上)の場合には、破砕機を使用し、さ
らに必要であればポンプで循環させて破砕機に複数回通
すことにより、あるいはミルですりつぶすことにより、
1mm程度に破砕することが好ましい。下水汚泥の濃度
がそれほど高くなくいわゆるスラリー状の場合は、同様
に破砕機やミルを使用してもよいし、攪拌機による攪拌
やポンプへの循環通液によって破砕できれば破砕機を使
用しなくてもよい。
い。破砕の手段は限定されない。例えば、下水汚泥が脱
水ケーキと呼ばれる固形の状態(通常、濃度が15重量
%〜20重量%以上)の場合には、破砕機を使用し、さ
らに必要であればポンプで循環させて破砕機に複数回通
すことにより、あるいはミルですりつぶすことにより、
1mm程度に破砕することが好ましい。下水汚泥の濃度
がそれほど高くなくいわゆるスラリー状の場合は、同様
に破砕機やミルを使用してもよいし、攪拌機による攪拌
やポンプへの循環通液によって破砕できれば破砕機を使
用しなくてもよい。
【0012】汚泥濃度は5〜20重量%、好ましくは1
0〜20重量%、またはCOD濃度で200,000〜
500,000mg/L、好ましくは300,000〜
400,000mg/Lであるのが望ましい。このよう
な濃度の汚泥を本発明の装置で処理すると、汚泥中の有
機分の熱量で水熱反応の温度を維持できる。汚泥濃度が
上記範囲外の場合は、分解装置の前段または後段におい
て濃縮、希釈または他の汚泥との混合などの手段によ
り、濃度調整することができる。
0〜20重量%、またはCOD濃度で200,000〜
500,000mg/L、好ましくは300,000〜
400,000mg/Lであるのが望ましい。このよう
な濃度の汚泥を本発明の装置で処理すると、汚泥中の有
機分の熱量で水熱反応の温度を維持できる。汚泥濃度が
上記範囲外の場合は、分解装置の前段または後段におい
て濃縮、希釈または他の汚泥との混合などの手段によ
り、濃度調整することができる。
【0013】本発明における分解装置は汚泥中の粘質物
を分解する装置であり、分解手段または分解方法は制限
されないが、オゾン処理装置が好ましい。オゾン処理装
置としては、汚泥にオゾンを接触させて粘質物を分解す
ることができる装置であればどのような構成の装置でも
使用することができる。この場合の接触方法としては、
オゾン処理槽に汚泥を導入してオゾンを吹込む方法、機
械攪拌による方法、充填層を利用する方法などが採用で
きる。
を分解する装置であり、分解手段または分解方法は制限
されないが、オゾン処理装置が好ましい。オゾン処理装
置としては、汚泥にオゾンを接触させて粘質物を分解す
ることができる装置であればどのような構成の装置でも
使用することができる。この場合の接触方法としては、
オゾン処理槽に汚泥を導入してオゾンを吹込む方法、機
械攪拌による方法、充填層を利用する方法などが採用で
きる。
【0014】オゾンとしてはオゾンガスの他、オゾン含
有空気、オゾン化空気などのオゾン含有ガスが使用でき
る。オゾンの使用量は0.02g−O3/g−SS以
上、好ましくは0.05g−O3/g−SS以上とする
のが望ましい。これらオゾン含有ガスは、汚泥の粘質物
を分解するために消費されるが、オゾンや酸素が残存し
た場合は、酸化剤として機能するので、トータルの酸化
剤使用量を少なくすることも可能である。
有空気、オゾン化空気などのオゾン含有ガスが使用でき
る。オゾンの使用量は0.02g−O3/g−SS以
上、好ましくは0.05g−O3/g−SS以上とする
のが望ましい。これらオゾン含有ガスは、汚泥の粘質物
を分解するために消費されるが、オゾンや酸素が残存し
た場合は、酸化剤として機能するので、トータルの酸化
剤使用量を少なくすることも可能である。
【0015】オゾン処理などの分解処理により、汚泥中
の粘質物が分解され、汚泥の流動性および/または付着
性が改善するが、どの程度まで汚泥の粘度を低く処理す
るかは、使用する高圧ポンプの性能によって適宜設定す
ればよい。具体的には、あるポンプ流量における使用す
る高圧ポンプの最大許容粘度は、使用する高圧ポンプの
性能により決まるので、設定流量での高圧ポンプ最大許
容粘度を下回るまで、オゾン処理などの分解処理を行
う。
の粘質物が分解され、汚泥の流動性および/または付着
性が改善するが、どの程度まで汚泥の粘度を低く処理す
るかは、使用する高圧ポンプの性能によって適宜設定す
ればよい。具体的には、あるポンプ流量における使用す
る高圧ポンプの最大許容粘度は、使用する高圧ポンプの
性能により決まるので、設定流量での高圧ポンプ最大許
容粘度を下回るまで、オゾン処理などの分解処理を行
う。
【0016】オゾン処理などの分解処理により、汚泥中
の粘質物が分解され、汚泥の流動性および/または付着
性が改善する。このため、熱交換器などの加熱装置の伝
熱面や配管への汚泥の付着は防止され、伝熱効率の低下
や配管の閉塞は生じない。また汚泥を水熱反応装置に供
給するために使用する高圧ポンプの耐圧性能をより簡便
にすることができる。さらに、高濃度の汚泥を処理する
ことが可能となるので、補助燃料が不要になるか、使用
する場合でも使用量を少なくすることができる。
の粘質物が分解され、汚泥の流動性および/または付着
性が改善する。このため、熱交換器などの加熱装置の伝
熱面や配管への汚泥の付着は防止され、伝熱効率の低下
や配管の閉塞は生じない。また汚泥を水熱反応装置に供
給するために使用する高圧ポンプの耐圧性能をより簡便
にすることができる。さらに、高濃度の汚泥を処理する
ことが可能となるので、補助燃料が不要になるか、使用
する場合でも使用量を少なくすることができる。
【0017】本発明では分解装置の後段に汚泥を予熱す
る加熱装置を設けるのが好ましい。加熱装置としては熱
交換器などが使用できる。熱交換器は、加熱媒体として
水熱反応装置から排出される反応物を使用するように構
成することもできる。加熱装置では、汚泥中の粘質物は
前段の分解装置で分解されているので、伝熱面などへの
付着が防止され、効率よく加熱することができる。
る加熱装置を設けるのが好ましい。加熱装置としては熱
交換器などが使用できる。熱交換器は、加熱媒体として
水熱反応装置から排出される反応物を使用するように構
成することもできる。加熱装置では、汚泥中の粘質物は
前段の分解装置で分解されているので、伝熱面などへの
付着が防止され、効率よく加熱することができる。
【0018】本発明における水熱反応装置は前記分解装
置で処理された汚泥、または加熱装置で予熱された汚泥
を水熱反応させ、有機物の酸化分解を行う装置である。
水熱反応装置は汚泥を酸化剤の存在下に水の超臨界また
は亜臨界状態で水熱反応により酸化分解するように構成
される。
置で処理された汚泥、または加熱装置で予熱された汚泥
を水熱反応させ、有機物の酸化分解を行う装置である。
水熱反応装置は汚泥を酸化剤の存在下に水の超臨界また
は亜臨界状態で水熱反応により酸化分解するように構成
される。
【0019】ここで水熱反応は、超臨界または亜臨界状
態の高温高圧の水および酸化剤の存在下に汚泥を酸化反
応により酸化分解する反応である。超臨界状態とは37
4℃以上、22MPa以上の状態である。また亜臨界状
態とは例えば374℃以上、2.5MPa以上22MP
a未満あるいは374℃未満、22MPa以上の状態、
あるいは374℃以下、22MPa未満であっても臨界
点に近い高温高圧の状態をいう。
態の高温高圧の水および酸化剤の存在下に汚泥を酸化反
応により酸化分解する反応である。超臨界状態とは37
4℃以上、22MPa以上の状態である。また亜臨界状
態とは例えば374℃以上、2.5MPa以上22MP
a未満あるいは374℃未満、22MPa以上の状態、
あるいは374℃以下、22MPa未満であっても臨界
点に近い高温高圧の状態をいう。
【0020】このような水熱反応は被反応物である汚泥
が酸化剤と混合した状態で水熱反応装置において行わ
れ、これらの混合物が水熱反応装置の反応器内部で水熱
反応を受ける。酸化剤としては、空気、酸素、液体酸
素、過酸化水素水、オゾン、硝酸、亜硝酸、硝酸塩、亜
硝酸塩等を用いることができる。酸化剤は汚泥と混合さ
れて供給されてもよいし、供給口を二重管ノズルにして
複層流として供給してもよい。また必要により触媒や中
和剤等が添加される場合があるが、これらも汚泥と混合
して、あるいは別々に反応器に供給することができる。
が酸化剤と混合した状態で水熱反応装置において行わ
れ、これらの混合物が水熱反応装置の反応器内部で水熱
反応を受ける。酸化剤としては、空気、酸素、液体酸
素、過酸化水素水、オゾン、硝酸、亜硝酸、硝酸塩、亜
硝酸塩等を用いることができる。酸化剤は汚泥と混合さ
れて供給されてもよいし、供給口を二重管ノズルにして
複層流として供給してもよい。また必要により触媒や中
和剤等が添加される場合があるが、これらも汚泥と混合
して、あるいは別々に反応器に供給することができる。
【0021】本発明で用いられる水熱反応装置は超臨界
または亜臨界状態で水熱反応を行うように、耐熱、耐圧
材料により、実質的に垂直方向に配置した筒状反応器で
形成される。反応熱だけでは超臨界または亜臨界状態に
達しない場合には外部加熱手段を設けることができる。
反応器の形状は円筒、だ円筒、多角筒のものを用いるこ
とができ、下端部はコーン状とすることができる。この
ような水熱反応装置により超臨界または亜臨界状態で水
熱反応を行うと、被反応物の有機物は酸化剤により酸化
されて最終的に水と二酸化炭素に分解され、あるいは加
水分解により低分子化し、無機物は固体あるいは溶融状
態で分離する。反応生成物は固形物を分離後、冷却、減
圧され、ガス分と液分に分離される。
または亜臨界状態で水熱反応を行うように、耐熱、耐圧
材料により、実質的に垂直方向に配置した筒状反応器で
形成される。反応熱だけでは超臨界または亜臨界状態に
達しない場合には外部加熱手段を設けることができる。
反応器の形状は円筒、だ円筒、多角筒のものを用いるこ
とができ、下端部はコーン状とすることができる。この
ような水熱反応装置により超臨界または亜臨界状態で水
熱反応を行うと、被反応物の有機物は酸化剤により酸化
されて最終的に水と二酸化炭素に分解され、あるいは加
水分解により低分子化し、無機物は固体あるいは溶融状
態で分離する。反応生成物は固形物を分離後、冷却、減
圧され、ガス分と液分に分離される。
【0022】上記の水熱反応装置は従来より水熱反応に
用いられているものをそのまま用いることができるが、
特開平11−156186号に示されているように、上
部に逆流を伴う混合反応域、下部に栓状流反応域を形成
する実質的に垂直な反応器に、さらに上部に設けられた
噴射装置から被反応物と酸化剤の混合流を下向流で噴射
して上部の混合反応域で逆流を伴う混合流を形成して水
熱反応を行い、下部の栓状流反応域で平行な下向栓流を
形成して追加の水熱反応を行う構造のものが好ましい。
用いられているものをそのまま用いることができるが、
特開平11−156186号に示されているように、上
部に逆流を伴う混合反応域、下部に栓状流反応域を形成
する実質的に垂直な反応器に、さらに上部に設けられた
噴射装置から被反応物と酸化剤の混合流を下向流で噴射
して上部の混合反応域で逆流を伴う混合流を形成して水
熱反応を行い、下部の栓状流反応域で平行な下向栓流を
形成して追加の水熱反応を行う構造のものが好ましい。
【0023】水熱反応装置の材質は制限されないが、ハ
ステロイ、インコネル、ステンレス等の耐食性の材質が
好ましい。水熱反応装置には耐腐食性ライナーを設ける
のが好ましい。耐腐食性ライナーは特に限定されず、特
開平11−156186号に開示されたような耐腐食性
ライナーと圧力負荷壁との間に間隙が存在するような耐
腐食性ライナーを用いることができる。
ステロイ、インコネル、ステンレス等の耐食性の材質が
好ましい。水熱反応装置には耐腐食性ライナーを設ける
のが好ましい。耐腐食性ライナーは特に限定されず、特
開平11−156186号に開示されたような耐腐食性
ライナーと圧力負荷壁との間に間隙が存在するような耐
腐食性ライナーを用いることができる。
【0024】水熱反応装置には反応混合物を排出口から
排出する前に冷却するための冷却手段を設けることがで
きる。冷却手段は特に限定されないが、反応器内に水を
導入して冷却し、無機塩を溶解してその排出を促進する
ことができる。また、反応器内に酸やアルカリを含む水
を導入して冷却し、アルカリや酸の中和を行うことがで
きる。固体の付着性が著しい場合には、反応器の内壁に
付着した固体を除去するための機械的除去装置を設ける
ことができる。固体除去のための機械的除去装置は特に
限定されないが、特開平11−156186号で開示さ
れた切欠窓部分を含む実質的に円筒状のスクレーパが好
適である。
排出する前に冷却するための冷却手段を設けることがで
きる。冷却手段は特に限定されないが、反応器内に水を
導入して冷却し、無機塩を溶解してその排出を促進する
ことができる。また、反応器内に酸やアルカリを含む水
を導入して冷却し、アルカリや酸の中和を行うことがで
きる。固体の付着性が著しい場合には、反応器の内壁に
付着した固体を除去するための機械的除去装置を設ける
ことができる。固体除去のための機械的除去装置は特に
限定されないが、特開平11−156186号で開示さ
れた切欠窓部分を含む実質的に円筒状のスクレーパが好
適である。
【0025】水熱反応装置から排出される反応流体中の
固形物を分離する分離手段を設けることができる。特
に、超臨界状態の反応流体中では無機塩類が溶解せずに
固体として含まれているため、不溶化している無機物を
分離することにより、処理水の再利用が容易になる。固
形物分離手段は特に限定されず、水熱反応装置から反応
流体を導入する流入口および固体を除去した流体を排出
する流出口を備えた容器と、容器内に配設されて前記反
応流体に含まれている前記固体を除去し、排出する手段
とを備えたものが使用できる。なお、冷却、減圧の工程
で、固体分離や気液分離の手段を含むこともできる。
固形物を分離する分離手段を設けることができる。特
に、超臨界状態の反応流体中では無機塩類が溶解せずに
固体として含まれているため、不溶化している無機物を
分離することにより、処理水の再利用が容易になる。固
形物分離手段は特に限定されず、水熱反応装置から反応
流体を導入する流入口および固体を除去した流体を排出
する流出口を備えた容器と、容器内に配設されて前記反
応流体に含まれている前記固体を除去し、排出する手段
とを備えたものが使用できる。なお、冷却、減圧の工程
で、固体分離や気液分離の手段を含むこともできる。
【0026】水熱反応装置による反応開始の手段は特に
制限されない。通常、反応器は反応開始にあたって所定
の反応温度付近に予熱される。予熱は加熱装置を反応器
に設けるか、あるいは汚泥および/または酸化剤供給路
に設けて加熱された水や空気を導入して実施することが
できる。また、通常、反応器に水や酸化剤を供給し、通
常設けられる圧力調整弁によって所定の圧力に加圧され
る。所定の温度、圧力に調整された後、被反応物である
汚泥を含む流体を供給して水熱反応を開始する。反応に
よって有機物が分解され、反応熱が発生する。水熱反応
装置上部(反応器上部)に逆流を伴う混合反応域を設け
た場合、ここで逆流を伴う混合作用で被反応物、酸化剤
および反応器内容物などが十分に混合されるため、流体
の温度が上昇する。これにより供給される被反応物は速
やかに水熱反応を開始し、安定した反応が継続されるこ
とになる。反応流体は反応器内を下向きに移動し、栓状
流反応域で継続反応した後、排出口から排出される。反
応器の長さ:直径の比は1:1〜100:1が好まし
い。
制限されない。通常、反応器は反応開始にあたって所定
の反応温度付近に予熱される。予熱は加熱装置を反応器
に設けるか、あるいは汚泥および/または酸化剤供給路
に設けて加熱された水や空気を導入して実施することが
できる。また、通常、反応器に水や酸化剤を供給し、通
常設けられる圧力調整弁によって所定の圧力に加圧され
る。所定の温度、圧力に調整された後、被反応物である
汚泥を含む流体を供給して水熱反応を開始する。反応に
よって有機物が分解され、反応熱が発生する。水熱反応
装置上部(反応器上部)に逆流を伴う混合反応域を設け
た場合、ここで逆流を伴う混合作用で被反応物、酸化剤
および反応器内容物などが十分に混合されるため、流体
の温度が上昇する。これにより供給される被反応物は速
やかに水熱反応を開始し、安定した反応が継続されるこ
とになる。反応流体は反応器内を下向きに移動し、栓状
流反応域で継続反応した後、排出口から排出される。反
応器の長さ:直径の比は1:1〜100:1が好まし
い。
【0027】水熱反応装置を出た反応流体は、固体を分
離した後、冷却して減圧され気液分離される。反応器内
で冷却して液体が生成している場合は反応装置を出た段
階で固体とともに液体と分離し、必要によりさらに冷却
および気液分離を行う。最終的に生成した水、気体、固
体は、そのまま、エネルギー回収されたり、物質として
再利用されたり、そのままあるいは追加処理されて廃棄
される。また水熱反応装置を出た反応流体は、汚泥を予
熱する加熱装置の加熱媒体として使用することもでき
る。
離した後、冷却して減圧され気液分離される。反応器内
で冷却して液体が生成している場合は反応装置を出た段
階で固体とともに液体と分離し、必要によりさらに冷却
および気液分離を行う。最終的に生成した水、気体、固
体は、そのまま、エネルギー回収されたり、物質として
再利用されたり、そのままあるいは追加処理されて廃棄
される。また水熱反応装置を出た反応流体は、汚泥を予
熱する加熱装置の加熱媒体として使用することもでき
る。
【0028】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、分解装置
および水熱反応装置を設け、汚泥中の粘質物を分解装置
で分解したのち、水熱反応装置において超臨界または亜
臨界状態で水熱反応により酸化分解するので、分解装置
において汚泥の流動性および付着性が改善され、これに
より予熱する際の伝熱効率の低下を防止するとともに、
配管の閉塞を防止することができ、しかも汚泥を水熱反
応装置に供給する高圧ポンプの耐圧性能をより簡便にす
ることができ、かつ流動性が低く付着しやすい汚泥を処
理する場合でも安定して効率よく処理することができ
る。
および水熱反応装置を設け、汚泥中の粘質物を分解装置
で分解したのち、水熱反応装置において超臨界または亜
臨界状態で水熱反応により酸化分解するので、分解装置
において汚泥の流動性および付着性が改善され、これに
より予熱する際の伝熱効率の低下を防止するとともに、
配管の閉塞を防止することができ、しかも汚泥を水熱反
応装置に供給する高圧ポンプの耐圧性能をより簡便にす
ることができ、かつ流動性が低く付着しやすい汚泥を処
理する場合でも安定して効率よく処理することができ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図1は実施形態の汚泥の処理装置の系
統図である。図1において、1は汚泥貯槽、2は汚泥破
砕装置、3は分解装置としてのオゾン処理槽、4は熱交
換器、5は水熱反応装置、6は固体分離器、7は酸化剤
槽、8は気液分離器である。
により説明する。図1は実施形態の汚泥の処理装置の系
統図である。図1において、1は汚泥貯槽、2は汚泥破
砕装置、3は分解装置としてのオゾン処理槽、4は熱交
換器、5は水熱反応装置、6は固体分離器、7は酸化剤
槽、8は気液分離器である。
【0030】汚泥貯槽1には下水汚泥を導入する汚泥供
給路10が連絡し、汚泥貯槽1から汚泥破砕装置2にポ
ンプ11を有する系路12が連絡している。オゾン処理
槽3には汚泥破砕装置2から連絡する系路13、オゾン
発生器14で発生させたオゾンを導入するオゾン供給路
15、および排オゾンを排出するオゾン排出路16が連
絡している。オゾン処理槽3は汚泥破砕装置2で破砕し
た下水汚泥を導入し、オゾン発生器14で発生させたオ
ゾン化空気をオゾン供給路15から吹き込んで下水汚泥
と接触させ、下水汚泥中の粘質物を分解するように構成
されている。
給路10が連絡し、汚泥貯槽1から汚泥破砕装置2にポ
ンプ11を有する系路12が連絡している。オゾン処理
槽3には汚泥破砕装置2から連絡する系路13、オゾン
発生器14で発生させたオゾンを導入するオゾン供給路
15、および排オゾンを排出するオゾン排出路16が連
絡している。オゾン処理槽3は汚泥破砕装置2で破砕し
た下水汚泥を導入し、オゾン発生器14で発生させたオ
ゾン化空気をオゾン供給路15から吹き込んで下水汚泥
と接触させ、下水汚泥中の粘質物を分解するように構成
されている。
【0031】粘質物を分解した下水汚泥を供給する高圧
ポンプ21を有する系路22が、オゾン処理槽3から熱
交換器4を介して水熱反応装置5の上部に設けられた供
給装置23に連絡している。供給装置23には酸化剤を
供給する酸化剤槽7から高圧ポンプ24を有する系路2
5が連絡している。この供給装置23は酸化剤と下水汚
泥の混合流を水熱反応装置5に下向流として供給するよ
うに取付けられている。
ポンプ21を有する系路22が、オゾン処理槽3から熱
交換器4を介して水熱反応装置5の上部に設けられた供
給装置23に連絡している。供給装置23には酸化剤を
供給する酸化剤槽7から高圧ポンプ24を有する系路2
5が連絡している。この供給装置23は酸化剤と下水汚
泥の混合流を水熱反応装置5に下向流として供給するよ
うに取付けられている。
【0032】水熱反応装置5は中空の反応器の上部に逆
流を伴う混合反応域、下部に栓状流反応域が形成される
ようになっている。水熱反応装置5には必要により加熱
装置が設けられる。水熱反応装置5の下部から系路26
が固体分離器6を介して熱交換器4に連絡し、熱交換器
4から系路27が気液分離器8に連絡している。気液分
離器8から減圧弁31を有する気体排出路32および減
圧弁33を有する液体排出路34が系外に連絡してい
る。なお上記の装置においてポンプ、弁等が必要である
が、省略して図示されている。
流を伴う混合反応域、下部に栓状流反応域が形成される
ようになっている。水熱反応装置5には必要により加熱
装置が設けられる。水熱反応装置5の下部から系路26
が固体分離器6を介して熱交換器4に連絡し、熱交換器
4から系路27が気液分離器8に連絡している。気液分
離器8から減圧弁31を有する気体排出路32および減
圧弁33を有する液体排出路34が系外に連絡してい
る。なお上記の装置においてポンプ、弁等が必要である
が、省略して図示されている。
【0033】上記の装置における処理は以下のように行
われる。まず汚泥貯槽1からポンプ11により系路12
を通して下水汚泥を汚泥破砕装置2に導入し、下水汚泥
を破砕する。この破砕された下水汚泥を系路13からオ
ゾン処理槽3に導入し、オゾン発生器14で発生させた
オゾン化空気をオゾン供給路15から吹き込んで下水汚
泥と接触させ、下水汚泥中の粘質物を分解する。これに
より、下水汚泥の流動性および/または付着性が改善す
る。このため、熱交換器4の伝熱面や系路22などへの
下水汚泥の付着は防止され、伝熱効率の低下や配管の閉
塞は生じない。また下水汚泥を水熱反応装置5に供給す
るために使用する高圧ポンプ21の耐圧性能をより簡便
にすることができるほか、安定供給が可能になる。さら
に、高濃度の下水汚泥を処理することが可能となるの
で、補助燃料が不要になるか、使用する場合でも使用量
を少なくすることができる。排オゾンはオゾン排出路1
6から系外に排出する。
われる。まず汚泥貯槽1からポンプ11により系路12
を通して下水汚泥を汚泥破砕装置2に導入し、下水汚泥
を破砕する。この破砕された下水汚泥を系路13からオ
ゾン処理槽3に導入し、オゾン発生器14で発生させた
オゾン化空気をオゾン供給路15から吹き込んで下水汚
泥と接触させ、下水汚泥中の粘質物を分解する。これに
より、下水汚泥の流動性および/または付着性が改善す
る。このため、熱交換器4の伝熱面や系路22などへの
下水汚泥の付着は防止され、伝熱効率の低下や配管の閉
塞は生じない。また下水汚泥を水熱反応装置5に供給す
るために使用する高圧ポンプ21の耐圧性能をより簡便
にすることができるほか、安定供給が可能になる。さら
に、高濃度の下水汚泥を処理することが可能となるの
で、補助燃料が不要になるか、使用する場合でも使用量
を少なくすることができる。排オゾンはオゾン排出路1
6から系外に排出する。
【0034】粘質物を分解した下水汚泥は高圧ポンプ2
1により系路22から熱交換器4に導入して予熱したの
ち、水熱反応装置5の供給装置23に送る。ここで酸化
剤槽7から高圧ポンプ24により系路25を通して送ら
れる酸化剤(例えば空気、過酸化水素水)と混合し、混
合流を水熱反応装置5に下向流で供給して水熱反応を行
う。水熱反応装置5では水の超臨界または亜臨界状態に
保って水熱反応を行う。
1により系路22から熱交換器4に導入して予熱したの
ち、水熱反応装置5の供給装置23に送る。ここで酸化
剤槽7から高圧ポンプ24により系路25を通して送ら
れる酸化剤(例えば空気、過酸化水素水)と混合し、混
合流を水熱反応装置5に下向流で供給して水熱反応を行
う。水熱反応装置5では水の超臨界または亜臨界状態に
保って水熱反応を行う。
【0035】供給装置23から供給される混合流は水熱
反応装置5の上部では逆流を伴う混合反応域を形成して
酸化分解が行われ、下部では乱流は解消して栓状流反応
域を形成して追加反応が行われる。水熱反応装置5には
高濃度の下水汚泥を供給することができるので、下水汚
泥中の有機分の熱量だけで、あるいは少ない量の補助燃
料で水熱反応の温度を維持できる。例えば反応温度を6
00℃以上に維持することができ、このため高温で反応
を行って高分解率でアンモニアを分解することもでき
る。
反応装置5の上部では逆流を伴う混合反応域を形成して
酸化分解が行われ、下部では乱流は解消して栓状流反応
域を形成して追加反応が行われる。水熱反応装置5には
高濃度の下水汚泥を供給することができるので、下水汚
泥中の有機分の熱量だけで、あるいは少ない量の補助燃
料で水熱反応の温度を維持できる。例えば反応温度を6
00℃以上に維持することができ、このため高温で反応
を行って高分解率でアンモニアを分解することもでき
る。
【0036】水熱反応装置5の反応物は系路26から固
体分離器6に導入して固体を分離し、分離した固体を固
体排出路35から排出する。分離した反応物は熱交換器
4に導入して下水汚泥を加熱することにより自身は冷却
され、続いて気液分離器8で気液分離し、気体排出路3
2から気体を排出し、液体排出路34から処理水を排出
する。
体分離器6に導入して固体を分離し、分離した固体を固
体排出路35から排出する。分離した反応物は熱交換器
4に導入して下水汚泥を加熱することにより自身は冷却
され、続いて気液分離器8で気液分離し、気体排出路3
2から気体を排出し、液体排出路34から処理水を排出
する。
【0037】水熱反応装置5としては特開平11−15
6186号に示す装置が好ましいが、他の装置でもよ
い。また高圧ポンプ24の代わりコンプレッサを使用す
ることもできる。
6186号に示す装置が好ましいが、他の装置でもよ
い。また高圧ポンプ24の代わりコンプレッサを使用す
ることもできる。
【図1】実施形態の汚泥の処理装置の系統図である。
1 汚泥貯槽
2 汚泥破砕装置
3 オゾン処理槽
4 熱交換器
5 水熱反応装置
6 固体分離器
7 酸化剤槽
8 気液分離器
10 汚泥供給路
11 ポンプ
12,13、22、25、26、27 系路
14 オゾン発生器
15 オゾン供給路
16 オゾン排出路
21、24 高圧ポンプ
23 供給装置
31、33 減圧弁
32 気体排出路
34 液体排出路
35 固体排出路
Claims (3)
- 【請求項1】 汚泥中の粘質物を分解する分解装置と、 分解装置で粘質物を分解した汚泥を水の超臨界または亜
臨界状態で水熱反応により酸化分解する水熱反応装置と
を有する汚泥の処理装置。 - 【請求項2】 分解装置が汚泥にオゾンを接触させて粘
質物を分解するオゾン処理装置である請求項1記載の汚
泥の処理装置。 - 【請求項3】 分解装置の後段に汚泥を予熱する加熱装
置を有する請求項1または2記載の汚泥の処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002037735A JP2003236594A (ja) | 2002-02-15 | 2002-02-15 | 汚泥の処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002037735A JP2003236594A (ja) | 2002-02-15 | 2002-02-15 | 汚泥の処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003236594A true JP2003236594A (ja) | 2003-08-26 |
Family
ID=27779235
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002037735A Pending JP2003236594A (ja) | 2002-02-15 | 2002-02-15 | 汚泥の処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003236594A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006052286A (ja) * | 2004-08-11 | 2006-02-23 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | プラスチック複合材料及びその製造方法、プラスチック成形体の製造方法、水熱反応処理残渣の処理方法並びに植物育成用容器の製造方法 |
| KR100902632B1 (ko) * | 2008-10-23 | 2009-06-15 | 김광득 | 오폐수처리장치 및 이를 이용한 오폐수처리방법 |
| KR101208683B1 (ko) * | 2010-02-02 | 2012-12-06 | 주식회사 크리스탈이엔지 | 생활용수와 염수의 재활용 장치 및 방법 |
| CN103570200A (zh) * | 2012-08-06 | 2014-02-12 | 吴俊斌 | 一种污泥液化及干燥处理系统及其处理方法 |
| CN105293856A (zh) * | 2015-10-10 | 2016-02-03 | 西安交通大学 | 高浓度印染污泥超临界水氧化处理系统及工艺 |
| CN109225187A (zh) * | 2018-11-16 | 2019-01-18 | 南京工业大学 | 一种污泥基陶基催化剂的制备方法及其应用 |
-
2002
- 2002-02-15 JP JP2002037735A patent/JP2003236594A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006052286A (ja) * | 2004-08-11 | 2006-02-23 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | プラスチック複合材料及びその製造方法、プラスチック成形体の製造方法、水熱反応処理残渣の処理方法並びに植物育成用容器の製造方法 |
| KR100902632B1 (ko) * | 2008-10-23 | 2009-06-15 | 김광득 | 오폐수처리장치 및 이를 이용한 오폐수처리방법 |
| WO2010047531A3 (ko) * | 2008-10-23 | 2010-07-15 | Kim Kwang Deuk | 오폐수처리장치 및 이를 이용한 오폐수처리방법 |
| KR101208683B1 (ko) * | 2010-02-02 | 2012-12-06 | 주식회사 크리스탈이엔지 | 생활용수와 염수의 재활용 장치 및 방법 |
| CN103570200A (zh) * | 2012-08-06 | 2014-02-12 | 吴俊斌 | 一种污泥液化及干燥处理系统及其处理方法 |
| CN105293856A (zh) * | 2015-10-10 | 2016-02-03 | 西安交通大学 | 高浓度印染污泥超临界水氧化处理系统及工艺 |
| CN109225187A (zh) * | 2018-11-16 | 2019-01-18 | 南京工业大学 | 一种污泥基陶基催化剂的制备方法及其应用 |
| CN109225187B (zh) * | 2018-11-16 | 2021-06-11 | 南京工业大学 | 一种污泥基陶基催化剂的制备方法及其应用 |
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