JP2003230629A - カテーテル - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 脳血管のような分岐部または屈曲部の多い血
管にステントを埋め込む、あるいは複数の病変部で同時
にPTCAを実施するのに適したバルーンカテーテルを
提供する。 【解決手段】 複数のバルーン(1a〜1d)を有し、バル
ーンとバルーンを連結する連結部(2)が可撓部分を有
するバルーンカテーテルで(10)あり、好ましくは少な
くとも1のバルーンが他の少なくとも1のバルーンから
独立して膨張し得る。
管にステントを埋め込む、あるいは複数の病変部で同時
にPTCAを実施するのに適したバルーンカテーテルを
提供する。 【解決手段】 複数のバルーン(1a〜1d)を有し、バル
ーンとバルーンを連結する連結部(2)が可撓部分を有
するバルーンカテーテルで(10)あり、好ましくは少な
くとも1のバルーンが他の少なくとも1のバルーンから
独立して膨張し得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カテーテル、特に
血管内でステントを拡張するのに適したカテーテルに関
する。
血管内でステントを拡張するのに適したカテーテルに関
する。
【0002】
【従来の技術】閉塞性組織により狭小化した冠動脈を拡
張する治療法として、バルーンカテーテルを用いる経皮
的冠動脈形成術(PTCA)が知られている。PTCA
は狭窄部中央にバルーンカテーテルを固定し、その場所
にてバルーンを膨張させることによって、狭窄部を拡張
する治療法である。
張する治療法として、バルーンカテーテルを用いる経皮
的冠動脈形成術(PTCA)が知られている。PTCA
は狭窄部中央にバルーンカテーテルを固定し、その場所
にてバルーンを膨張させることによって、狭窄部を拡張
する治療法である。
【0003】PTCAは非侵襲性の治療法であって、患
者への負担が少ないという利点を有する。一方、PTC
Aの問題として、施術後、治療部位が再度狭小化する、
いわゆる再狭窄がある。この問題に対処するため、別の
治療方法が検討されている。その1つとして、ステント
と呼ばれる円筒形の金属管を冠動脈に埋め込む治療法が
着目されている。
者への負担が少ないという利点を有する。一方、PTC
Aの問題として、施術後、治療部位が再度狭小化する、
いわゆる再狭窄がある。この問題に対処するため、別の
治療方法が検討されている。その1つとして、ステント
と呼ばれる円筒形の金属管を冠動脈に埋め込む治療法が
着目されている。
【0004】ステントの埋め込みは、1)すぼんだ状態
のステントをバルーンカテーテルとともに病変部に送
り、2)バルーンを膨張させることによりステントを拡
張して血管を拡張し、3)バルーンカテーテルのみを取
り出して、ステントのみを血管内に留置させることによ
り実施する。金属製のステントは剛性が大きいため、拡
張後も血管壁を強い力で支える。したがって、再狭窄は
発生しにくい。
のステントをバルーンカテーテルとともに病変部に送
り、2)バルーンを膨張させることによりステントを拡
張して血管を拡張し、3)バルーンカテーテルのみを取
り出して、ステントのみを血管内に留置させることによ
り実施する。金属製のステントは剛性が大きいため、拡
張後も血管壁を強い力で支える。したがって、再狭窄は
発生しにくい。
【0005】ステントは、一般にメッシュ状であり、種
々の形態(デザイン)のものが提供されている。ステン
トの埋め込みに際しては、病変部の状態および拡張する
冠動脈の位置等に応じて、適切な寸法および形状(デザ
イン)のステントが選択される。フレキシビリティを有
するステントも開発されている。そのようなステントは
血管に沿って変形し得るので、血管の屈曲部においても
血管を拡張することが可能である。
々の形態(デザイン)のものが提供されている。ステン
トの埋め込みに際しては、病変部の状態および拡張する
冠動脈の位置等に応じて、適切な寸法および形状(デザ
イン)のステントが選択される。フレキシビリティを有
するステントも開発されている。そのようなステントは
血管に沿って変形し得るので、血管の屈曲部においても
血管を拡張することが可能である。
【0006】ステントを拡張するために使用されるバル
ーンカテーテルの一例を図1に示す。図1は、バルーン
カテーテル(10’)のバルーン(1’)が膨張して、ス
テント(20)を拡張した(即ち、ステントの直径を大き
くした)状態を示している。
ーンカテーテルの一例を図1に示す。図1は、バルーン
カテーテル(10’)のバルーン(1’)が膨張して、ス
テント(20)を拡張した(即ち、ステントの直径を大き
くした)状態を示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようにステントの
埋め込みを利用して、冠動脈を拡張すれば、再狭窄を有
効に防止できる。そのため、冠動脈のみならず、他の狭
窄した動脈の拡張にもステントの埋め込みを適用するこ
とが試みられている。そのような試みは、例えば、頭蓋
内部の脳血管についてなされている。脳血管にステント
を埋め込むことができれば、開頭手術を実施する必要が
なくなり、あるいは、開頭手術によっても治療すること
が困難な脳血管の疾病を治療する道が開かれる。
埋め込みを利用して、冠動脈を拡張すれば、再狭窄を有
効に防止できる。そのため、冠動脈のみならず、他の狭
窄した動脈の拡張にもステントの埋め込みを適用するこ
とが試みられている。そのような試みは、例えば、頭蓋
内部の脳血管についてなされている。脳血管にステント
を埋め込むことができれば、開頭手術を実施する必要が
なくなり、あるいは、開頭手術によっても治療すること
が困難な脳血管の疾病を治療する道が開かれる。
【0008】しかし、一般的なバルーンカテーテルをス
テントと組み合わせて脳血管で使用することは、必ずし
も適切ではない。その理由の1つとして、脳血管が分岐
および屈曲部の多い血管であることが挙げられる。一般
的なバルーンカテーテルは、図1に示すように真っ直ぐ
な棒状に膨張するものである。そのため、例えば、図2
に示すように、血管の病変部(30)が分岐部付近または
分岐部よりも遠位側の部分に位置する場合、すぼんだ状
態のバルーンカテーテルを分岐部を通過させて挿入した
後、バルーンを膨張させると、バルーンカテーテル(1
0’)は分岐部で無理に曲がろうとする。その結果、例
えば図2において矢印Fで示すような大きな力を病変部
(30)以外の部分(特に屈曲部)に及ぼし得る。この力
Fの大きさが血管壁が許容する大きさを越える場合に
は、病変部以外の部分で血管の内壁に過大な力が加わる
こととなる。その結果、血管組織を損傷する可能性があ
り、あるいは分岐部付近に動脈瘤が存在する場合には、
動脈瘤破裂を引き起こす可能性がある。病変部が血管の
屈曲部に位置する場合も同様である。
テントと組み合わせて脳血管で使用することは、必ずし
も適切ではない。その理由の1つとして、脳血管が分岐
および屈曲部の多い血管であることが挙げられる。一般
的なバルーンカテーテルは、図1に示すように真っ直ぐ
な棒状に膨張するものである。そのため、例えば、図2
に示すように、血管の病変部(30)が分岐部付近または
分岐部よりも遠位側の部分に位置する場合、すぼんだ状
態のバルーンカテーテルを分岐部を通過させて挿入した
後、バルーンを膨張させると、バルーンカテーテル(1
0’)は分岐部で無理に曲がろうとする。その結果、例
えば図2において矢印Fで示すような大きな力を病変部
(30)以外の部分(特に屈曲部)に及ぼし得る。この力
Fの大きさが血管壁が許容する大きさを越える場合に
は、病変部以外の部分で血管の内壁に過大な力が加わる
こととなる。その結果、血管組織を損傷する可能性があ
り、あるいは分岐部付近に動脈瘤が存在する場合には、
動脈瘤破裂を引き起こす可能性がある。病変部が血管の
屈曲部に位置する場合も同様である。
【0009】さらに、血管の屈曲部に沿って拡張し得る
フレキシブルなステントが開発されているにもかからわ
ず、バルーンカテーテルが屈曲部に沿って膨張できない
ためにステントのフレキシビリティが十分に活用されて
いないという問題もある。
フレキシブルなステントが開発されているにもかからわ
ず、バルーンカテーテルが屈曲部に沿って膨張できない
ためにステントのフレキシビリティが十分に活用されて
いないという問題もある。
【0010】さらに別の問題として、従来のバルーンカ
テーテルでは、複数の病変部でPTCAを適切かつ効率
的に実施できないという問題がある。病変部が分かれて
存在し、各病変部でバルーンカテーテルによるPTCA
を実施する場合、一般にはバルーンを移動させてバルー
ンの膨張を繰り返す。そのため、施術者は各病変部にバ
ルーンを正確に位置させる必要がある。バルーンの位置
決めは時間を要する作業であるため、治療すべき病変部
の数が多いほど、患者および施術者の負担が大きくな
る。そこで、例えば、複数の病変部が近接している場合
には、バルーンカテーテルを1回だけ膨張させて、複数
の病変部を同時に膨張させることも実施されている。し
かし、そのようにバルーンカテーテルを膨張させると、
病変部と病変部との間の血管に力が加えられ、病変部と
病変部との間の血管を損傷する可能性がある。特に、病
変部と病変部との間に分岐部または屈曲部がある場合に
おいて、各病変部を1つのバルーンカテーテルで同時に
拡張すると、先に脳血管に関連して説明したように、血
管の損傷等を引き起こす可能性がより高くなる。
テーテルでは、複数の病変部でPTCAを適切かつ効率
的に実施できないという問題がある。病変部が分かれて
存在し、各病変部でバルーンカテーテルによるPTCA
を実施する場合、一般にはバルーンを移動させてバルー
ンの膨張を繰り返す。そのため、施術者は各病変部にバ
ルーンを正確に位置させる必要がある。バルーンの位置
決めは時間を要する作業であるため、治療すべき病変部
の数が多いほど、患者および施術者の負担が大きくな
る。そこで、例えば、複数の病変部が近接している場合
には、バルーンカテーテルを1回だけ膨張させて、複数
の病変部を同時に膨張させることも実施されている。し
かし、そのようにバルーンカテーテルを膨張させると、
病変部と病変部との間の血管に力が加えられ、病変部と
病変部との間の血管を損傷する可能性がある。特に、病
変部と病変部との間に分岐部または屈曲部がある場合に
おいて、各病変部を1つのバルーンカテーテルで同時に
拡張すると、先に脳血管に関連して説明したように、血
管の損傷等を引き起こす可能性がより高くなる。
【0011】このように、PTCAまたはステント埋め
込みのために一般的に使用されているバルーンカテーテ
ルは、分岐部または屈曲部に位置する病変部を拡張する
ために使用し、あるいは複数の病変部を同時に拡張する
ために使用するのに必ずしも適していない。本発明は、
かかる実情に鑑みてなされたものであり、脳血管のよう
な分岐部または屈曲部の多い血管にステントを埋め込
む、あるいは複数の病変部で同時にPTCAを実施する
のに適したバルーンカテーテルを提供することを課題と
する。
込みのために一般的に使用されているバルーンカテーテ
ルは、分岐部または屈曲部に位置する病変部を拡張する
ために使用し、あるいは複数の病変部を同時に拡張する
ために使用するのに必ずしも適していない。本発明は、
かかる実情に鑑みてなされたものであり、脳血管のよう
な分岐部または屈曲部の多い血管にステントを埋め込
む、あるいは複数の病変部で同時にPTCAを実施する
のに適したバルーンカテーテルを提供することを課題と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、複数のバルーンを有し、バルーンとバル
ーンとを連結する連結部が可撓部分を有するバルーンカ
テーテルを提供する。
め、本発明は、複数のバルーンを有し、バルーンとバル
ーンとを連結する連結部が可撓部分を有するバルーンカ
テーテルを提供する。
【0013】本発明のバルーンカテーテルは、膨張する
部分が複数のバルーンに分割され、バルーンとバルーン
の間が可撓部分を有する連結部で繋がれた構造を有す
る。この構造によれば、各バルーンが膨張することによ
って、拡張すべき対象をバルーン全体が拡張するととも
に、連結部の可撓部分が曲がることによって、拡張され
る部位の形状に合わせてバルーンとバルーンの間を容易
に屈曲させることができる。したがって、本発明のバル
ーンカテーテルを用いれば、血管の分岐部付近または屈
曲部に位置する病変部を、病変部以外の部分に大きな力
を及ぼすことなく拡張することが可能である。
部分が複数のバルーンに分割され、バルーンとバルーン
の間が可撓部分を有する連結部で繋がれた構造を有す
る。この構造によれば、各バルーンが膨張することによ
って、拡張すべき対象をバルーン全体が拡張するととも
に、連結部の可撓部分が曲がることによって、拡張され
る部位の形状に合わせてバルーンとバルーンの間を容易
に屈曲させることができる。したがって、本発明のバル
ーンカテーテルを用いれば、血管の分岐部付近または屈
曲部に位置する病変部を、病変部以外の部分に大きな力
を及ぼすことなく拡張することが可能である。
【0014】本発明はまた、複数のバルーンを有し、バ
ルーンとバルーンの間を連結する連結部が可撓部分を有
するバルーンカテーテルであって、少なくとも1のバル
ーンが他の少なくとも1のバルーンから独立して膨張し
得るバルーンカテーテルを提供する。そのようなバルー
ンカテーテルは、例えば、複数のバルーンを半分に分
け、遠位側にある半数のバルーンと近位側にある半数の
バルーンが独立して膨張し得るものである。好ましく
は、各バルーンは独立して膨張し得る。
ルーンとバルーンの間を連結する連結部が可撓部分を有
するバルーンカテーテルであって、少なくとも1のバル
ーンが他の少なくとも1のバルーンから独立して膨張し
得るバルーンカテーテルを提供する。そのようなバルー
ンカテーテルは、例えば、複数のバルーンを半分に分
け、遠位側にある半数のバルーンと近位側にある半数の
バルーンが独立して膨張し得るものである。好ましく
は、各バルーンは独立して膨張し得る。
【0015】このバルーンカテーテルによれば、特定の
1又は複数のバルーンを膨張させ、他のバルーンを膨張
させないことができる。それにより、例えば、血管内の
複数の病変部を、病変部以外の部分を拡張することなく
同時に拡張できる。あるいは、このバルーンカテーテル
を用いれば、血管またはその他の管腔内の一部を塞ぐこ
とができ、それにより例えば血液の流れを変えること、
ならびに所定の臓器等への液体(例えば薬液)の流入を
阻止すること等が可能となる。
1又は複数のバルーンを膨張させ、他のバルーンを膨張
させないことができる。それにより、例えば、血管内の
複数の病変部を、病変部以外の部分を拡張することなく
同時に拡張できる。あるいは、このバルーンカテーテル
を用いれば、血管またはその他の管腔内の一部を塞ぐこ
とができ、それにより例えば血液の流れを変えること、
ならびに所定の臓器等への液体(例えば薬液)の流入を
阻止すること等が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本発明のバルーンカテーテルは、複数のバルーン
を有し、バルーンとバルーンの間を連結する連結部が可
撓部分を有するバルーンカテーテルである。
する。本発明のバルーンカテーテルは、複数のバルーン
を有し、バルーンとバルーンの間を連結する連結部が可
撓部分を有するバルーンカテーテルである。
【0017】各バルーンの形状は、使用する目的等に応
じて任意に選択することができる。バルーンは、膨張し
たときの形状が、例えば、球状、棒状、ラグビーボール
状、両端部が円錐形である円柱状、または六角柱状とな
るような形状を有してよい。
じて任意に選択することができる。バルーンは、膨張し
たときの形状が、例えば、球状、棒状、ラグビーボール
状、両端部が円錐形である円柱状、または六角柱状とな
るような形状を有してよい。
【0018】各バルーンは、バルーンカテーテルを構成
する高分子材料として一般的に採用されている高分子材
料で形成される。バルーンを構成する材料は、具体的に
は、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
プロピレン、エチレン−プロピレン共重合体等のエチレ
ンと他のα−オレフィンとの共重合体、エチレン−酢酸
ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、架橋型エチレン−酢
酸ビニル共重合体、ポリウレタン、ポリアミド、ポリア
ミドエラストマー、ポリイミド、ポリイミドエラストマ
ー、シリコーンゴムおよび天然ゴムから選択される。バ
ルーンは、好ましくは、ポリエチレンまたはその誘導体
で構成される。
する高分子材料として一般的に採用されている高分子材
料で形成される。バルーンを構成する材料は、具体的に
は、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
プロピレン、エチレン−プロピレン共重合体等のエチレ
ンと他のα−オレフィンとの共重合体、エチレン−酢酸
ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、架橋型エチレン−酢
酸ビニル共重合体、ポリウレタン、ポリアミド、ポリア
ミドエラストマー、ポリイミド、ポリイミドエラストマ
ー、シリコーンゴムおよび天然ゴムから選択される。バ
ルーンは、好ましくは、ポリエチレンまたはその誘導体
で構成される。
【0019】本発明のバルーンカテーテルは、バルーン
とバルーンの間を連結する連結部が可撓部分を有する。
即ち、本発明のバルーンカテーテルは、隣り合うバルー
ンどうしを連結する部分の少なくとも一部が可撓部分で
あるバルーンカテーテルである。連結部とは、複数のバ
ルーンを有するバルーンカテーテルを1つのバルーンカ
テーテルとして機能させるために、バルーンの間に位置
する部分をいう。したがって、連結部においてバルーン
を構成する膜が一体につながっている必要はない。
とバルーンの間を連結する連結部が可撓部分を有する。
即ち、本発明のバルーンカテーテルは、隣り合うバルー
ンどうしを連結する部分の少なくとも一部が可撓部分で
あるバルーンカテーテルである。連結部とは、複数のバ
ルーンを有するバルーンカテーテルを1つのバルーンカ
テーテルとして機能させるために、バルーンの間に位置
する部分をいう。したがって、連結部においてバルーン
を構成する膜が一体につながっている必要はない。
【0020】本明細書において、可撓部分とは、可撓性
を有し、容易に曲げることができる部分をいう。可撓部
分はまた、実質的に膨張しない部分である。
を有し、容易に曲げることができる部分をいう。可撓部
分はまた、実質的に膨張しない部分である。
【0021】連結部において可撓部分は、1つの連結部
の長さの5%以上を占めることが好ましい。可撓部分の
占める割合が小さいと、バルーンとバルーンの間を十分
に屈曲させることが困難となる。より好ましくは、バル
ーンとバルーンの間の連結部は、全部が可撓部分であ
る、即ち、全体が可撓性を示すものである。
の長さの5%以上を占めることが好ましい。可撓部分の
占める割合が小さいと、バルーンとバルーンの間を十分
に屈曲させることが困難となる。より好ましくは、バル
ーンとバルーンの間の連結部は、全部が可撓部分であ
る、即ち、全体が可撓性を示すものである。
【0022】可撓部分を有する連結部は、好ましくは高
分子材料から成る。高分子材料は、バルーンカテーテル
を構成する高分子材料として一般的に採用されているも
のから選択される。可撓部分を有する連結部を構成する
のに適した具体的な高分子材料は、バルーンを構成する
材料として先に列挙したものと同じである。可撓部分を
有する連結部はバルーンと同じ高分子材料で形成してよ
く、あるいはバルーンと異なる高分子材料で形成しても
よい。
分子材料から成る。高分子材料は、バルーンカテーテル
を構成する高分子材料として一般的に採用されているも
のから選択される。可撓部分を有する連結部を構成する
のに適した具体的な高分子材料は、バルーンを構成する
材料として先に列挙したものと同じである。可撓部分を
有する連結部はバルーンと同じ高分子材料で形成してよ
く、あるいはバルーンと異なる高分子材料で形成しても
よい。
【0023】本発明のバルーンカテーテルは、具体的に
は、可撓部分を有する線条物(例えばチューブ)に、間
隔をあけてバルーンを取り付けることにより構成され
る。その場合、バルーンとバルーンとの間に位置する線
条物の部分が、連結部に相当することとなる。したがっ
て、線条物は、連結部に相当する部分が可撓部分を有す
るものである必要がある。あるいは、線条物の可撓部分
が連結部となるように、バルーンを配置して取り付ける
必要がある。線条物は、バルーンを膨張させるのに使用
する流体(例えば水又は空気)を送り込むルーメンを有
するチューブであることが好ましい。
は、可撓部分を有する線条物(例えばチューブ)に、間
隔をあけてバルーンを取り付けることにより構成され
る。その場合、バルーンとバルーンとの間に位置する線
条物の部分が、連結部に相当することとなる。したがっ
て、線条物は、連結部に相当する部分が可撓部分を有す
るものである必要がある。あるいは、線条物の可撓部分
が連結部となるように、バルーンを配置して取り付ける
必要がある。線条物は、バルーンを膨張させるのに使用
する流体(例えば水又は空気)を送り込むルーメンを有
するチューブであることが好ましい。
【0024】線条物にバルーンを取り付けて一体化させ
る方法としては、溶着および接着のほか、糸を巻き付け
ることにより取り付ける方法がある。連結部の長さは、
バルーンを取り付ける位置によって調節することができ
る。
る方法としては、溶着および接着のほか、糸を巻き付け
ることにより取り付ける方法がある。連結部の長さは、
バルーンを取り付ける位置によって調節することができ
る。
【0025】バルーンおよび連結部の寸法ならびに連結
部に占める可撓部分の割合は、カテーテルの使用目的等
に応じて決定される。例えば、先端(即ち、遠位端)の
バルーンから末端(即ち、近位端)のバルーンまでの長
さ(連結部を含む)が、拡張すべき対象(例えばステン
トまたは血管内の病変部)の全体の長さと同じとなるよ
うに、各バルーンの長手方向の寸法を決定してよい。そ
の場合、各バルーンの長手方向の寸法を小さくして、連
結部の数をより多くすれば、より複雑な形状に沿ってバ
ルーンを膨張させることができる。あるいは、ステント
等を所望のように拡張し得るかぎりにおいて、先端(即
ち、遠位端)のバルーンから末端(即ち、近位端)のバ
ルーンまでの長さは、ステント等の長さよりも小さくて
よい。
部に占める可撓部分の割合は、カテーテルの使用目的等
に応じて決定される。例えば、先端(即ち、遠位端)の
バルーンから末端(即ち、近位端)のバルーンまでの長
さ(連結部を含む)が、拡張すべき対象(例えばステン
トまたは血管内の病変部)の全体の長さと同じとなるよ
うに、各バルーンの長手方向の寸法を決定してよい。そ
の場合、各バルーンの長手方向の寸法を小さくして、連
結部の数をより多くすれば、より複雑な形状に沿ってバ
ルーンを膨張させることができる。あるいは、ステント
等を所望のように拡張し得るかぎりにおいて、先端(即
ち、遠位端)のバルーンから末端(即ち、近位端)のバ
ルーンまでの長さは、ステント等の長さよりも小さくて
よい。
【0026】バルーンの形状および寸法が一定であれ
ば、1つのバルーンカテーテルにおいて各連結部の長さ
を合わせた長さが大きいほど、対象を拡張する全体の力
は小さくなる。したがって、連結部が長いと、例えばス
テントを十分に拡張できなくなることがある。PTCA
により病変部を拡張する場合も同様である。したがっ
て、連結部の長さは、バルーンの寸法および対象の拡張
に要する力等を考慮して、適切に選択する必要がある。
ば、1つのバルーンカテーテルにおいて各連結部の長さ
を合わせた長さが大きいほど、対象を拡張する全体の力
は小さくなる。したがって、連結部が長いと、例えばス
テントを十分に拡張できなくなることがある。PTCA
により病変部を拡張する場合も同様である。したがっ
て、連結部の長さは、バルーンの寸法および対象の拡張
に要する力等を考慮して、適切に選択する必要がある。
【0027】連結部に占める可撓部分の割合もまた、バ
ルーンカテーテルの用途等に応じて選択される。1つの
バルーンカテーテルにおいて各連結部に占める可撓部分
の割合は必ずしも一定である必要はなく、連結部ごとに
異なっていてよい。連結部は、好ましくは全部が可撓性
を有する。即ち、連結部に占める可撓部分の割合はほぼ
100%であることが好ましい。
ルーンカテーテルの用途等に応じて選択される。1つの
バルーンカテーテルにおいて各連結部に占める可撓部分
の割合は必ずしも一定である必要はなく、連結部ごとに
異なっていてよい。連結部は、好ましくは全部が可撓性
を有する。即ち、連結部に占める可撓部分の割合はほぼ
100%であることが好ましい。
【0028】例えば、冠動脈でステントを拡張するため
に使用するバルーンカテーテルは、膨張したときの形状
が直径1.5〜6.0mmの小球状になるバルーンを選択
し、連結部全体を可撓性とし、連結部の長さを0.5〜
6.0mmとし、先端のバルーンから末端のバルーンまで
の距離がステントの長さの0.5〜2倍となるようにバ
ルーンの個数を選択して、構成することが好ましい。冠
動脈以外の血管でステントを拡張するために使用するバ
ルーンカテーテルもまた、血管の太さおよび病変部の大
きさ等に応じて、バルーンの寸法、連結部の長さ、連結
部に占める可撓部分の割合およびバルーンの個数を選択
する。例えば、血管が細い場合には、より小さいバルー
ンが選択される。
に使用するバルーンカテーテルは、膨張したときの形状
が直径1.5〜6.0mmの小球状になるバルーンを選択
し、連結部全体を可撓性とし、連結部の長さを0.5〜
6.0mmとし、先端のバルーンから末端のバルーンまで
の距離がステントの長さの0.5〜2倍となるようにバ
ルーンの個数を選択して、構成することが好ましい。冠
動脈以外の血管でステントを拡張するために使用するバ
ルーンカテーテルもまた、血管の太さおよび病変部の大
きさ等に応じて、バルーンの寸法、連結部の長さ、連結
部に占める可撓部分の割合およびバルーンの個数を選択
する。例えば、血管が細い場合には、より小さいバルー
ンが選択される。
【0029】PTCA用のバルーンカテーテルは、膨張
したときの形状が直径1.5〜6.0mmの小球状になる
バルーンを選択し、連結部全体を可撓性とし、連結部の
長さを0.5〜6.0mmとし、先端のバルーンから末端
のバルーンまでの距離が拡張すべき血管部分の長さの
0.5〜2倍となるようにバルーンの個数を選択して、
構成することが好ましい。PTCA用のバルーンカテー
テルは、ステントを拡張するために使用するバルーンカ
テーテルと比較して、連結部の長さが短くなるように形
成することが好ましい。PTCA用のバルーンカテーテ
ルは、バルーンのみで血管を拡張するものであるから、
連結部の長さが大きいと、バルーンと接触しない部分が
適切に拡張されないことがある。
したときの形状が直径1.5〜6.0mmの小球状になる
バルーンを選択し、連結部全体を可撓性とし、連結部の
長さを0.5〜6.0mmとし、先端のバルーンから末端
のバルーンまでの距離が拡張すべき血管部分の長さの
0.5〜2倍となるようにバルーンの個数を選択して、
構成することが好ましい。PTCA用のバルーンカテー
テルは、ステントを拡張するために使用するバルーンカ
テーテルと比較して、連結部の長さが短くなるように形
成することが好ましい。PTCA用のバルーンカテーテ
ルは、バルーンのみで血管を拡張するものであるから、
連結部の長さが大きいと、バルーンと接触しない部分が
適切に拡張されないことがある。
【0030】通常のバルーンカテーテルと同様、バルー
ンは流体(例えば水または空気)を用いて膨張させる。
したがって、本発明のバルーンカテーテルは各バルーン
に流体を送り込む通路となるルーメン(このルーメンを
「バルーン拡張用ルーメン」とも呼ぶ)を有する。
ンは流体(例えば水または空気)を用いて膨張させる。
したがって、本発明のバルーンカテーテルは各バルーン
に流体を送り込む通路となるルーメン(このルーメンを
「バルーン拡張用ルーメン」とも呼ぶ)を有する。
【0031】すべてのバルーンが同時に膨張するバルー
ンカテーテルは、1つのバルーン拡張用ルーメンを有す
る。また、バルーンカテーテルの近位端(施術者に近い
端)に設けられるハブには、バルーン拡張用ルーメンに
流体を送るポートが1つ設けられる。ポートには、施術
者が細いバルーン拡張用ルーメンに流体を注入できるよ
う、適当な注入器が接続される。
ンカテーテルは、1つのバルーン拡張用ルーメンを有す
る。また、バルーンカテーテルの近位端(施術者に近い
端)に設けられるハブには、バルーン拡張用ルーメンに
流体を送るポートが1つ設けられる。ポートには、施術
者が細いバルーン拡張用ルーメンに流体を注入できるよ
う、適当な注入器が接続される。
【0032】本発明のバルーンカテーテルが、少なくと
も1つのバルーンが他の少なくとも1つのバルーンカテ
ーテルから独立して膨張し得るものである場合、当該カ
テーテルは、独立して膨張し得るバルーンもしくはバル
ーンの集合の数と同じ数のバルーン拡張用ルーメンを有
する。バルーンカテーテルの近位端には、バルーン拡張
用ルーメンそれぞれに独立して流体を送り込むことがで
きるよう、バルーン拡張用ルーメンと同数のハブが設け
られる。各ハブは、バルーン拡張用ルーメンに流体を送
るポートを有する。
も1つのバルーンが他の少なくとも1つのバルーンカテ
ーテルから独立して膨張し得るものである場合、当該カ
テーテルは、独立して膨張し得るバルーンもしくはバル
ーンの集合の数と同じ数のバルーン拡張用ルーメンを有
する。バルーンカテーテルの近位端には、バルーン拡張
用ルーメンそれぞれに独立して流体を送り込むことがで
きるよう、バルーン拡張用ルーメンと同数のハブが設け
られる。各ハブは、バルーン拡張用ルーメンに流体を送
るポートを有する。
【0033】例えば、4個のバルーンを有し、遠位側の
2個のバルーンと近位側の2個のバルーンが独立して膨
張し得るバルーンカテーテルは、2つのバルーン拡張用
ルーメンと、2つのハブとを有する。各ハブには流体を
注入するためのポートが設けられる。このカテーテルを
使用する際に、遠位側の2個のバルーンと連通している
バルーン拡張用ルーメンにのみ流体を供給すれば、この
2個のバルーンだけを膨張させることができる。各バル
ーンが独立して膨張し得るバルーンカテーテルは、バル
ーンの数と同じ数のバルーン拡張用ルーメンおよびハブ
を有する。
2個のバルーンと近位側の2個のバルーンが独立して膨
張し得るバルーンカテーテルは、2つのバルーン拡張用
ルーメンと、2つのハブとを有する。各ハブには流体を
注入するためのポートが設けられる。このカテーテルを
使用する際に、遠位側の2個のバルーンと連通している
バルーン拡張用ルーメンにのみ流体を供給すれば、この
2個のバルーンだけを膨張させることができる。各バル
ーンが独立して膨張し得るバルーンカテーテルは、バル
ーンの数と同じ数のバルーン拡張用ルーメンおよびハブ
を有する。
【0034】図3に本発明のバルーンカテーテルの一態
様を示す。図示したバルーンカテーテル(10)は4個の
バルーン(1a〜1d)を有し、バルーンとバルーンの間に
可撓部分を有する連結部(2)を有する。バルーン(1a
〜1d)は、バルーンを拡張するためのルーメン(3)を
有するチューブに取り付けられている。したがって、連
結部(2)は、バルーンとバルーンとの間に位置するチ
ューブの部分である。図3は各バルーン(1a〜1d)が小
球状に膨張した状態を示している。
様を示す。図示したバルーンカテーテル(10)は4個の
バルーン(1a〜1d)を有し、バルーンとバルーンの間に
可撓部分を有する連結部(2)を有する。バルーン(1a
〜1d)は、バルーンを拡張するためのルーメン(3)を
有するチューブに取り付けられている。したがって、連
結部(2)は、バルーンとバルーンとの間に位置するチ
ューブの部分である。図3は各バルーン(1a〜1d)が小
球状に膨張した状態を示している。
【0035】図4は、血管の分岐部付近に存在する病変
部(即ち、狭窄部)(30)で図3のバルーンカテーテル
(10)を用いてステント(20)を拡張している状態を示
す。図4では図面が煩雑になることを避けるためにステ
ント(20)を簡略化して示している。図4に示すよう
に、連結部(2)が曲がることにより、バルーン(1a〜
1d)は全体として血管の経路に沿って膨張する。それに
より、狭窄部以外で膨張するバルーン(図では近位側の
バルーン(1c,1d))が血管に対して過度に大きい力を
及ぼすことを防止できる。
部(即ち、狭窄部)(30)で図3のバルーンカテーテル
(10)を用いてステント(20)を拡張している状態を示
す。図4では図面が煩雑になることを避けるためにステ
ント(20)を簡略化して示している。図4に示すよう
に、連結部(2)が曲がることにより、バルーン(1a〜
1d)は全体として血管の経路に沿って膨張する。それに
より、狭窄部以外で膨張するバルーン(図では近位側の
バルーン(1c,1d))が血管に対して過度に大きい力を
及ぼすことを防止できる。
【0036】図5は、図3のバルーンカテーテル(10)
を用いて、血管の屈曲部に存在する病変部(30)にてス
テント(20)を拡張している状態を示す。図面が煩雑に
なることを避けるために、図5においてもステント(2
0)を簡略化して示している。図5に示すように、連結
部(2)が曲がることにより、バルーン(1a〜1d)は全
体として血管の経路(形状)に沿って膨張する。図5に
おいて、ステント(20)はフレキシビリティを有するも
のであり、バルーン(1a〜1d)の膨張に合わせて(即
ち、血管の形状に合わせて)拡張している。
を用いて、血管の屈曲部に存在する病変部(30)にてス
テント(20)を拡張している状態を示す。図面が煩雑に
なることを避けるために、図5においてもステント(2
0)を簡略化して示している。図5に示すように、連結
部(2)が曲がることにより、バルーン(1a〜1d)は全
体として血管の経路(形状)に沿って膨張する。図5に
おいて、ステント(20)はフレキシビリティを有するも
のであり、バルーン(1a〜1d)の膨張に合わせて(即
ち、血管の形状に合わせて)拡張している。
【0037】図6は、4個のバルーン(1a〜1d)が独
立して膨張し得るバルーンカテーテルを用いて、血管中
の2箇所の病変部(30a,30b)を同時に拡張している
状態を示す。図6では、先端および末端に位置するバル
ーン(1a,1d)だけが膨張しており、それらの間に位置
する2つのバルーン(1b,1c)は膨張していない。した
がって、病変部(30a,30b)以外の部分はバルーンに
よって拡張されない。このバルーンカテーテルは、各バ
ルーン(1a〜1d)に独立して流体を供給できるよう、
4個のバルーン拡張用ルーメン(3a〜3d)を有する。各
ルーメンの近位端(施術者側)には、流体を注入するポ
ート(5a〜5d)を有するハブ(4a〜4d)が設けられてい
る。
立して膨張し得るバルーンカテーテルを用いて、血管中
の2箇所の病変部(30a,30b)を同時に拡張している
状態を示す。図6では、先端および末端に位置するバル
ーン(1a,1d)だけが膨張しており、それらの間に位置
する2つのバルーン(1b,1c)は膨張していない。した
がって、病変部(30a,30b)以外の部分はバルーンに
よって拡張されない。このバルーンカテーテルは、各バ
ルーン(1a〜1d)に独立して流体を供給できるよう、
4個のバルーン拡張用ルーメン(3a〜3d)を有する。各
ルーメンの近位端(施術者側)には、流体を注入するポ
ート(5a〜5d)を有するハブ(4a〜4d)が設けられてい
る。
【0038】本発明のバルーンカテーテルの別の形態
は、膨張したときに、少なくとも1つのバルーンの形状
および/または寸法が他のバルーンと異なるバルーンカ
テーテルである。バルーンの形状および/または寸法
は、各バルーンごとに異なっていてよい。この形態に
は、例えば、図7に示すように、各バルーン(1a〜1d)
を膨張させたときに、先端のバルーン(1a)が相対的に
最も小さく、末端のバルーン(1d)が相対的に最も大き
くなるように、バルーンの寸法を先端から末端に向かっ
て漸増させたものが含まれる。そのようなバルーンは、
血管において比較的末端部位で用いるのに適している。
通常、血管の末端は先細になっているためである。バル
ーンの寸法は、膨張したときに先端のバルーンが最も大
きく、末端のバルーンが最も小さくなるように、先端か
ら末端に向かって漸減させてよい。
は、膨張したときに、少なくとも1つのバルーンの形状
および/または寸法が他のバルーンと異なるバルーンカ
テーテルである。バルーンの形状および/または寸法
は、各バルーンごとに異なっていてよい。この形態に
は、例えば、図7に示すように、各バルーン(1a〜1d)
を膨張させたときに、先端のバルーン(1a)が相対的に
最も小さく、末端のバルーン(1d)が相対的に最も大き
くなるように、バルーンの寸法を先端から末端に向かっ
て漸増させたものが含まれる。そのようなバルーンは、
血管において比較的末端部位で用いるのに適している。
通常、血管の末端は先細になっているためである。バル
ーンの寸法は、膨張したときに先端のバルーンが最も大
きく、末端のバルーンが最も小さくなるように、先端か
ら末端に向かって漸減させてよい。
【0039】本発明のバルーンカテーテルのさらに別の
形態は、少なくとも1つのバルーンにおいて、バルーン
壁の一部が他の部分と異なる膨張性を有するバルーンカ
テーテルである。バルーン壁の一部が他の部分と異なる
膨張性を有するバルーンは、具体的には、バルーン壁の
一部が他の部分よりも膨張しやすい特性を有するバルー
ンである。例えば、小球状に膨張する1つのバルーンを
2つの部分に分けたときに、一方の部分におけるバルー
ン壁の厚さを他方の部分におけるバルーン壁の厚さより
も大きくすれば、バルーン壁の厚さが相対的に小さい部
分はバルーン壁の厚さが相対的に大きい部分よりも膨張
しやすくなる。
形態は、少なくとも1つのバルーンにおいて、バルーン
壁の一部が他の部分と異なる膨張性を有するバルーンカ
テーテルである。バルーン壁の一部が他の部分と異なる
膨張性を有するバルーンは、具体的には、バルーン壁の
一部が他の部分よりも膨張しやすい特性を有するバルー
ンである。例えば、小球状に膨張する1つのバルーンを
2つの部分に分けたときに、一方の部分におけるバルー
ン壁の厚さを他方の部分におけるバルーン壁の厚さより
も大きくすれば、バルーン壁の厚さが相対的に小さい部
分はバルーン壁の厚さが相対的に大きい部分よりも膨張
しやすくなる。
【0040】例えば、少なくとも1つのバルーンを長手
方向の軸を含む平面を基準として2つの部分に分け、上
記のように2つの部分のバルーン壁の厚さに差を設けた
バルーンカテーテルによれば、例えば、血管の病変部が
血管断面の円周方向において一部のみに存在する場合
に、バルーン壁の厚さが相対的に小さい部分を病変部に
対向する位置に配した後、バルーンを膨張させることに
よって、病変部においてのみバルーンを膨張させ、病変
部以外の部分に力を加えないようにし得る。それによ
り、病変部以外の部分の損傷を防止できる。
方向の軸を含む平面を基準として2つの部分に分け、上
記のように2つの部分のバルーン壁の厚さに差を設けた
バルーンカテーテルによれば、例えば、血管の病変部が
血管断面の円周方向において一部のみに存在する場合
に、バルーン壁の厚さが相対的に小さい部分を病変部に
対向する位置に配した後、バルーンを膨張させることに
よって、病変部においてのみバルーンを膨張させ、病変
部以外の部分に力を加えないようにし得る。それによ
り、病変部以外の部分の損傷を防止できる。
【0041】本発明のバルーンカテーテルには、上記の
形態の特徴を組み合わせたバルーンカテーテルが含まれ
る。例えば: (1)少なくとも1つのバルーンカテーテルの形状およ
び/または寸法が他のバルーンカテーテルのそれらと異
なっており、かつバルーン壁の一部が他の部分と異なる
膨張性を有するバルーンを少なくとも1つ含むバルーン
カテーテル; (2)複数のバルーンが独立して膨張し得、かつ少なく
とも1つのバルーンカテーテルの形状および/または寸
法が他のバルーンカテーテルのそれらと異なっているバ
ルーンカテーテル;ならびに (3)バルーン壁の一部が他の部分と異なる膨張性を有
するバルーンを少なくとも1つ含む(2)のバルーンカ
テーテル等もまた、本発明のバルーンカテーテルであ
る。
形態の特徴を組み合わせたバルーンカテーテルが含まれ
る。例えば: (1)少なくとも1つのバルーンカテーテルの形状およ
び/または寸法が他のバルーンカテーテルのそれらと異
なっており、かつバルーン壁の一部が他の部分と異なる
膨張性を有するバルーンを少なくとも1つ含むバルーン
カテーテル; (2)複数のバルーンが独立して膨張し得、かつ少なく
とも1つのバルーンカテーテルの形状および/または寸
法が他のバルーンカテーテルのそれらと異なっているバ
ルーンカテーテル;ならびに (3)バルーン壁の一部が他の部分と異なる膨張性を有
するバルーンを少なくとも1つ含む(2)のバルーンカ
テーテル等もまた、本発明のバルーンカテーテルであ
る。
【0042】
【発明の効果】本発明のバルーンカテーテルは、複数の
バルーンを有し、バルーンとバルーンを連結する連結部
が可撓部分を有することを特徴とする。かかる特徴によ
り、本発明のバルーンカテーテルを用いれば、例えば、
血管の分岐部および屈曲部で血管の一部に大きな力を加
えることなく、即ち、血管組織を損傷することなく、血
管の形状に合わせてバルーンを膨張させることができ
る。したがって、本発明のバルーンカテーテルはステン
トと組み合わせて、特に分岐部付近および屈曲部でステ
ントを埋め込むために使用するのに適している。本発明
のバルーンカテーテルはまた、PTCAを施術するに際
し、分岐部付近および屈曲部に存在する病変部を拡張す
るのに適している。
バルーンを有し、バルーンとバルーンを連結する連結部
が可撓部分を有することを特徴とする。かかる特徴によ
り、本発明のバルーンカテーテルを用いれば、例えば、
血管の分岐部および屈曲部で血管の一部に大きな力を加
えることなく、即ち、血管組織を損傷することなく、血
管の形状に合わせてバルーンを膨張させることができ
る。したがって、本発明のバルーンカテーテルはステン
トと組み合わせて、特に分岐部付近および屈曲部でステ
ントを埋め込むために使用するのに適している。本発明
のバルーンカテーテルはまた、PTCAを施術するに際
し、分岐部付近および屈曲部に存在する病変部を拡張す
るのに適している。
【0043】本発明のバルーンカテーテルは、少なくと
も1のバルーンが他の少なくとも1のバルーンから独立
して膨張し得るように構成できる。この構成により特定
の2以上のバルーンを選択的に膨張させることが可能と
なる。それにより、例えば、血管に複数の病変部が存在
する場合に、病変部以外の部分を拡張することなく当該
複数の病変部を同時に拡張することができる。
も1のバルーンが他の少なくとも1のバルーンから独立
して膨張し得るように構成できる。この構成により特定
の2以上のバルーンを選択的に膨張させることが可能と
なる。それにより、例えば、血管に複数の病変部が存在
する場合に、病変部以外の部分を拡張することなく当該
複数の病変部を同時に拡張することができる。
【図1】 従来のバルーンカテーテルでステントを拡張
した状態を示す模式図である。
した状態を示す模式図である。
【図2】 従来のバルーンカテーテルで血管の分岐部付
近の病変部にてステントを拡張した状態を示す模式図で
ある。
近の病変部にてステントを拡張した状態を示す模式図で
ある。
【図3】 本発明のバルーンカテーテルの一例を示す模
式図である。
式図である。
【図4】 本発明のバルーンカテーテルで血管の分岐部
付近の病変部にてステントを拡張した状態を示す模式図
である。
付近の病変部にてステントを拡張した状態を示す模式図
である。
【図5】 本発明のバルーンカテーテルで血管の屈曲部
の病変部にてステントを拡張した状態を示す模式図であ
る。
の病変部にてステントを拡張した状態を示す模式図であ
る。
【図6】 本発明のバルーンカテーテルで血管の複数の
病変部を同時に拡張した状態を示す模式図である。
病変部を同時に拡張した状態を示す模式図である。
【図7】 本発明のバルーンカテーテルの一例を示す模
式図である。
式図である。
10,10’...バルーンカテーテル、20...ステント、30,
30a,30b...病変部、1a,1b,1c,1d,
1’...バルーン、2...可撓部分を有する連結部、3,
3a,3b,3c,3d...ルーメン、4a,4b,4
c,4d...ハブ、5a,5b,5c,5d...ポート。
30a,30b...病変部、1a,1b,1c,1d,
1’...バルーン、2...可撓部分を有する連結部、3,
3a,3b,3c,3d...ルーメン、4a,4b,4
c,4d...ハブ、5a,5b,5c,5d...ポート。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 出口 潤
大阪府高槻市奈佐原2−8−3−204
(72)発明者 黒岩 敏彦
大阪府大阪市東住吉区鷹合1丁目15−4−
301
Fターム(参考) 4C167 AA07 AA44 BB28 BB39 CC08
CC12 DD01 EE13 FF01 GG02
GG03 GG06 GG07 GG09
Claims (9)
- 【請求項1】 複数のバルーンを有し、バルーンとバル
ーンとを連結する連結部が可撓部分を有するバルーンカ
テーテル。 - 【請求項2】 連結部全体が可撓部分である請求項1に
記載のバルーンカテーテル。 - 【請求項3】 少なくとも1のバルーンが他の少なくと
も1のバルーンから独立して膨張し得る請求項1または
請求項2に記載のバルーンカテーテル。 - 【請求項4】 各バルーンが独立して膨張し得る請求項
3に記載のバルーンカテーテル。 - 【請求項5】 膨張したときに、少なくとも1つのバル
ーンの形状および/または寸法が他のバルーンと異なる
請求項1〜4のいずれか1項に記載のバルーンカテーテ
ル。 - 【請求項6】 膨張したときに、先端のバルーンが最も
小さく、末端のバルーンが最も大きくなるように、バル
ーンの寸法が先端から末端に向かって漸増している請求
項5に記載のバルーンカテーテル。 - 【請求項7】 少なくとも1つのバルーンにおいて、バ
ルーン壁の一部が他の部分と異なる膨張性を有する請求
項1〜6のいずれか1項に記載のバルーンカテーテル。 - 【請求項8】 ステントを拡張するための、請求項1〜
7のいずれか1項に記載のバルーンカテーテル。 - 【請求項9】 曲った血管の形状にバルーンカテーテル
全体が沿うように、各バルーンが膨張する請求項1〜8
のいずれか1項に記載のバルーンカテーテル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002031101A JP2003230629A (ja) | 2002-02-07 | 2002-02-07 | カテーテル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002031101A JP2003230629A (ja) | 2002-02-07 | 2002-02-07 | カテーテル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003230629A true JP2003230629A (ja) | 2003-08-19 |
Family
ID=27774600
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002031101A Pending JP2003230629A (ja) | 2002-02-07 | 2002-02-07 | カテーテル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003230629A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007516795A (ja) * | 2003-12-31 | 2007-06-28 | バイオセンス・ウェブスター・インコーポレイテッド | 2つの可膨張性部材を備えた周囲切除装置アセンブリ |
| JP2008520386A (ja) * | 2004-11-18 | 2008-06-19 | コーディス・コーポレイション | 医療用複合バルーン |
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| JP2011529369A (ja) * | 2008-07-30 | 2011-12-08 | ジー・アイ・ヴュー・リミテッド | 操作性向上のためのシステムおよび方法 |
| WO2018207663A1 (ja) * | 2017-05-08 | 2018-11-15 | 国立大学法人東京工業大学 | アクチュエータおよび移動体 |
| JP2023053112A (ja) * | 2015-12-07 | 2023-04-12 | シーラス エンドバスキュラー リミテッド | 閉塞デバイス |
-
2002
- 2002-02-07 JP JP2002031101A patent/JP2003230629A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US12076022B2 (en) | 2015-12-07 | 2024-09-03 | Stryker Ireland Technology Ltd. | Occlusion device |
| JP7584549B2 (ja) | 2015-12-07 | 2024-11-15 | シーラス エンドバスキュラー リミテッド | 閉塞デバイス |
| WO2018207663A1 (ja) * | 2017-05-08 | 2018-11-15 | 国立大学法人東京工業大学 | アクチュエータおよび移動体 |
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