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JP2003291495A - インクジェット記録材料 - Google Patents

インクジェット記録材料

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Publication number
JP2003291495A
JP2003291495A JP2002095733A JP2002095733A JP2003291495A JP 2003291495 A JP2003291495 A JP 2003291495A JP 2002095733 A JP2002095733 A JP 2002095733A JP 2002095733 A JP2002095733 A JP 2002095733A JP 2003291495 A JP2003291495 A JP 2003291495A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording layer
recording material
ink jet
recording
hydrophilic binder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002095733A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuzo Kinoshita
周三 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Paper Mills Ltd filed Critical Mitsubishi Paper Mills Ltd
Priority to JP2002095733A priority Critical patent/JP2003291495A/ja
Publication of JP2003291495A publication Critical patent/JP2003291495A/ja
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  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、にじみ(過度なドットの広が
り)を制御でき、膜強度および耐水性に優れたインクジ
ェット記録媒体を提供するものである。本発明の他の目
的は、はがきのように両面印字を必要とする記録材料を
多数枚積層してプリント印字する場合の重送による搬送
性不良の発生、インク吸収ムラおよび擦れ傷の発生を防
止する記録材料を提供するものである。 【解決手段】支持体の両面にそれぞれ一層以上の記録層
を有するインクジェット記録材料において、該支持体の
片面に非カルボキシ変性ラテックス、親水性バインダー
および無機微粒子を含有する記録層(A)を設け、反対
面にコロイダルシリカおよび親水性バインダーを含有す
る記録層(B)を設けることを特徴とするインクジェッ
ト記録材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録材料に関するものであり、更に詳しくは、支持体の両
面に記録層を有する、はがき用等のインクジェット記録
材料に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式に使用される記
録材料として、通常の紙やインクジェット記録用紙と称
される支持体上に水等の溶剤膨潤性のバインダーからな
る膨潤性記録層や、シリカ等の顔料とゼラチンあるいは
ポリビニルアルコール等の水溶性バインダーからなる多
孔性記録層を設けてなる記録材料が知られている。
【0003】インク吸収性からは多孔性のものが好まし
く用いられている。例えば、特開昭55−51583
号、同56−157号、同57−107879号、同5
7−107880号、同59−230787号、同62
−160277号、同62−184879号、同62−
183382号、及び同64−11877号公報等に開
示のごとく、シリカ等の含珪素顔料を水系バインダーと
共に紙支持体に塗布して得られる記録材料が提案されて
いる。
【0004】一方、インクジェット記録材料として、紙
が一般的に使用されており、紙自体に記録層としての役
割を持たせていた。近年、紙支持体を用いた記録シート
は、光沢、質感、耐水性、印字後のコックリング(皺あ
るいは波打ち)等の問題があり、耐水性支持体、例え
ば、紙にポリエチレン等のポリオレフィン樹脂をラミネ
ートした樹脂ラミネート紙(ポリオレフィン樹脂被覆
紙)、プラスチックフィルム等が用いられるようになっ
てきた。
【0005】耐水性支持体は記録層との接着強度が得ら
れ難いため、記録層内に占める顔料とバインダーの比
(P/B比)を減少させる必要が生じた。その結果、イ
ンク吸収速度低下およびインク吸収性低下にともなうに
じみ(過度なドットの広がり)が生じ、画像の鮮明さが
低下するという問題が生じた。
【0006】一方、はがき用インクジェット記録材料の
ように両面印字が必要な記録材料では、多数枚積層した
状態で印字する際には、複数枚を積層状態でプリンター
にセットし連続印字を行うため、記録材料−記録材料間
に生じる摩擦係数が重要となった。摩擦係数が高くなり
すぎると、重層(2枚以上が重なって搬送される現象)
するという問題が発生した。その際、記録層に擦れ傷が
発生するという問題も発生した。
【0007】接着強度を維持したまま、にじみを改良さ
せる方法として、記録層に含有される顔料の粒径を増加
させる方法があるが、この方法では膜表面の凹凸が大き
くなることによって記録材料−記録材料間の摩擦係数が
高くなり、プリンター搬送時に重層するという問題を回
避できなかった。また、特開平06−092011号公
報等に開示されているようにSBRラテックスを添加し
たが、十分な膜強度を得ることができなかった。
【0008】記録層中に撥水剤を添加することによっ
て、インク吸収速度を制御するにじみを改良させる方法
が、特開平03−030112号、特開平07−096
654号、特開平08−300808号、特開平09−
109545号公報等に開示されている。しかしなが
ら、これらの方法ではプリンター印字の際に加わる圧力
により、一方の面に含有された撥水剤が反対面に転写
し、反対面のインク吸収性にムラが生じるという問題が
生じた。
【0009】また、特開2000−301823号公報
には紙基材の一方の面に比較的薄い疎水性樹脂層を介し
て多孔性の記録層を有し、他面に直接記録層を有するイ
ンクジェット記録用紙の提案がなされているが、片面の
みに疎水性樹脂層を設けているためにカール性の問題が
発生しやすくプリンターでの搬送性に問題があった。特
にハガキの宛名面のインク受容層には予め枠線等を印刷
するのが一般的であるが、カールが大きいと印刷適性が
低下するほか、通信面のインク受容層が高光沢でインク
ジェット用インクの吸収性が高い場合には傷が発生しや
すい問題があった。
【0010】
【本発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、インクジェットプリント時ににじみ(過度なドット
の広がり)を制御でき、膜強度および耐水性に優れたイ
ンクジェット記録材料を提供することである。本発明の
他の目的は、はがきのように両面印字を必要とする記録
材料を多数枚積層してプリント印字する場合の重送によ
る搬送性不良の発生、インク吸収性ムラおよび擦れ傷の
発生を防止する記録材料を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、主とし
て、支持体の両面にそれぞれ一層以上の記録層を有する
インクジェット記録材料において、該支持体の片面に非
カルボキシ変性ラテックス、親水性バインダーおよび無
機微粒子を含有する記録層Aを設け、反対面にコロイダ
ルシリカおよび親水性バインダーを含有する記録層Bを
設けることを特徴とするインクジェット記録材料によっ
て達成された。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明について詳細に説明
する。本発明は両面に記録層を有するインクジェット記
録材料であり、特に両面に印字するはがきに好ましく用
いられるインクジェット記録材料である。以下、はがき
用インクジェット記録材料の場合について説明する。は
がき用インクジェット記録材料は、通信面およびその反
対面の宛名面にそれぞれ少なくとも1層以上の記録層を
有する。記録層には個々の層に必要とされるにじみ、膜
強度および耐水性の問題と、記録材料を多数枚積層して
プリント印字する場合の重送による搬送性不良の問題、
インク吸収性のムラおよび擦れ傷の発生という問題が生
じる。これらの問題は支持体のはがきの場合の宛名面で
ある片面に非カルボキシ変性ラテックス、親水性バイン
ダーおよび無機微粒子を含有する記録層Aを設け、はが
きの場合の通信面である支持体を挟んだ反対面にコロイ
ダルシリカおよび親水性バインダーを含有する記録層B
を設けることを特徴とするインクジェット記録材料によ
り、解決されることを見出した。
【0013】まず、通信面の記録層の形態について説明
を行う。本発明の通信面の記録層は、支持体と記録層B
の間に無機微粒子と親水性バインダーを含有する記録層
Cを設けるのが好ましく、無機微粒子は気相法シリカ、
アルミナおよびアルミナ水和物の少なくとも1種を主体
に含有する層であることが好ましい。記録層Cを設ける
ことより、優れたインク吸収性を得ることができる。記
録層Cは2層以上でも良い。記録層Cは記録層Cの全固
形分に対して無機微粒子を50質量%以上、特に60〜
90質量%含有するのが、インク吸収性から好ましい。
本発明に用いられる無機微粒子としては、シリカ微粒子
やアルミナ微粒子が挙げられるが、特に好ましくは平均
一次粒子径が50nm以下の無機微粒子である。シリカ
微粒子は、合成法の違いによって、湿式法によるものと
気相法によるものに分けられる。通常シリカ微粒子とい
えば湿式法シリカを指す場合が多い。湿式法シリカとし
ては、ケイ酸ナトリウムの酸などによる複分解やイオ
ン交換樹脂層を通して得られるシリカゾル、またはこ
のシリカゾルを加熱熟成して得られるコロイダルシリ
カ、シリカゾルをゲル化させ、その生成条件を変える
ことによって数μmから10μm位の一次粒子がシロキ
サン結合をした三次元的な二次粒子となったシリカゲ
ル、更にはシリカゾル、ケイ酸ナトリウム、アルミン
酸ナトリウム等を加熱生成させて得られるもののような
ケイ酸を主体とする合成ケイ酸化合物等がある。
【0014】本発明の記録層Cに好ましく用いられる気
相法シリカは、湿式法に対して乾式法とも呼ばれ、一般
的には火炎加水分解法によって作られる。具体的には四
塩化ケイ素を水素及び酸素と共に燃焼して作る方法が一
般的に知られているが、四塩化ケイ素の代わりにメチル
トリクロロシランやトリクロロシラン等のシラン類も、
単独または四塩化ケイ素と混合した状態で使用すること
ができる。気相法シリカは、日本アエロジル(株)から
アエロジル、トクヤマ(株)からQSタイプとして市販
されており入手することができる。
【0015】本発明の記録層Cには、上記した気相法シ
リカが好ましく用いられる。気相法シリカは、湿式法シ
リカに比べて、空隙率の高い三次元構造を形成しやすい
ために好ましい。この理由は明確ではないが、表面シラ
ノール基の密度が影響していると考えられている。即
ち、湿式法シリカに比べて気相法シリカは、表面シラノ
ール基の密度が低く、そのために粗な軟凝集(フロキュ
レート)となり、空隙率が高い構造となると考えられて
いる。
【0016】気相法シリカのなかでも、特に平均一次粒
子径が3〜20nmのもの好ましい。また、BET法に
よる比表面積で表せば、100〜500m2/gである気
相法シリカが好ましい。
【0017】本発明で云うBET法とは、気相吸着法に
よる粉体の表面積測定法の一つであり、吸着等温線から
1gの試料の持つ総表面積、即ち比表面積を求める方法
である。通常吸着気体としては、窒素ガスが多く用いら
れ、吸着量を被吸着気体の圧、または容積の変化から測
定する方法が最も多く用いられている。多分子吸着の等
温線を表すのに最も著名なものは、Brunauer、
Emmett、Tellerの式であってBET式と呼
ばれ表面積決定に広く用いられている。BET式に基づ
いて吸着量を求め、吸着分子1個が表面で占める面積を
掛けて、表面積が得られる。
【0018】本発明において、記録層Cにはアルミナま
たはアルミナ水和物も好ましく用いられる。アルミナと
しては酸化アルミニウムのγ型結晶であるγ−アルミナ
が好ましく、中でもδグループ結晶が好ましい。γ−ア
ルミナは一次粒子を10nm程度まで小さくすることが
可能であるが、通常は、数千から数万nmの二次粒子結
晶を超音波や高圧ホモジナイザー、対向衝突型ジェット
粉砕機等で300nm以下程度まで粉砕したものが好ま
しく、より好ましくは100nm以下のものが使用出来
る。
【0019】アルミナ水和物は、Al23・nH2
(n=1〜3)の構成式で表される。nが1の場合がベ
ーマイト構造のアルミナ水和物を表し、nが1より大き
く3未満の場合が擬ベーマイト構造のアルミナ水和物を
表す。アルミニウムイソプロポキシド等のアルミニウム
アルコキシドの加水分解、アルミニウム塩のアルカリに
よる中和、アルミン酸塩の加水分解等の公知の製造方法
により得られる。
【0020】上記アルミナ水和物の一次粒子の平均粒径
は、5〜50nmが好ましく、特に5〜30nmでかつ
平均アスペクト比(平均厚さに対する平均粒径の比)が
2以上の平板状の粒子を用いるのが好ましい。
【0021】本発明の通信面に用いられる無機微粒子の
最も好ましいものは、前述した気相法シリカである。こ
の気相法シリカを用いることによって、インク吸収性お
よびインク吸収速度の点で極めて好ましい結果が得られ
る。
【0022】本発明の無機微粒子、有機粒子、無機粒子
の平均粒径は、分散された粒子の電子顕微鏡観察により
一定面積内に存在する100個の粒子各々の投影面積に
等しい円の直径を粒子の粒径として求めた。本発明のア
ルミナ水和物の一次粒子の平均粒径は、平板状の場合は
平面状態で測定される。平板状アルミナ水和物の平均厚
さは、アルミナ水和物をフィルム上に塗布したシートの
断裁面の観察より得られ、アルミナ水和物のアスペクト
比は平均厚みに対する平均粒径の比で得られる。
【0023】本発明の記録層Cには、皮膜としての特性
を維持するために透明性が高く、インクのより高い浸透
性が得られる親水性バインダーが用いられる。親水性バ
インダーの含有量は、無機微粒子に対して5〜30質量
%の範囲が好ましい。親水性バインダーの使用に当たっ
ては、親水性バインダーがインクの初期の浸透時に膨潤
して空隙を塞いでしまわないことが重要であり、この観
点から比較的室温付近で膨潤性の低い親水性バインダー
が好ましく用いられる。ポリビニルアルコール、ポリエ
チレングリコール、澱粉、デキストリン、カルボキシメ
チルセルロース等やそれらの誘導体が使用されるが、特
に好ましい親水性バインダーは完全または部分ケン化の
ポリビニルアルコールまたはカチオン変性ポリビニルア
ルコールである。
【0024】ポリビニルアルコールの中でも特に好まし
いのは、ケン化度が80%以上の部分または完全ケン化
したものである。平均重合度500〜5000のポリビ
ニルアルコールが好ましい。
【0025】また、カチオン変性ポリビニルアルコール
としては、例えば特開昭61−10483号公報に記載
されているような、第1〜3級アミノ基や第4級アンモ
ニウム基をポリビニルアルコールの主鎖あるいは側鎖中
に有するポリビニルアルコールである。
【0026】記録層Cの固形分塗布量は、10〜35g
/m2が好ましく、13〜30g/m2の範囲がより好まし
い。上記範囲内で記録層Cを設けることにより、インク
吸収性が良好となる。
【0027】次に本発明の通信面の記録層Bについて説
明する。記録層Bは支持体から最も離れた層に用いられ
る。記録層Bに用いられるコロイダルシリカは、ケイ酸
ナトリウムの酸などによる複分解やイオン交換樹脂層を
通して得られるシリカゾルを加熱熟成して得られる二酸
化珪素をコロイド状に水中に分散させたものであり、平
均一次粒径が数nm〜100nm程度の湿式法合成シリ
カである。コロイダルシリカとしては、日産化学工業
(株)社からスノーテックスST−20、ST−30、
ST−40、ST−C、ST−N、ST−20L、ST
−O、ST−OL、ST−S、ST−XS、ST−X
L、ST−YL、ST−ZL、ST−OZL、ST−A
K、ST−UP等が、市販されている。
【0028】記録層Bに用いられるコロイダルシリカ
は、インク吸収性及び光沢の観点から平均一次粒子径が
30nm〜100nmの範囲のものが好ましい。更に非
球状コロイダルシリカを用いることが、擦れ傷の発生防
止から好ましい。これは局部的な圧力が加わった時、非
球状コロイダルシリカの方が空隙構造が変化しにくいと
いうことが理由であると推定される。
【0029】本発明の非球状コロイダルシリカは、一般
的なコロイダルシリカが球状または球状に近い粒子が連
結せずに独立して存在しているのに対して、小さいシリ
カ粒子が細長く連結した鎖状粒子、またそれらが三次元
網目構造を有しているもの、球状の一次粒子が複数個連
結し、真珠のネックレスに似た形状を示すパールネック
レス状の粒子等の形状で存在する。
【0030】細長い形状の鎖状粒子とは三次元方向には
伸長を有さず、同一平面内に伸長したものをいう。細長
い形状の鎖状粒子には、ほぼ真っ直ぐなもの、屈曲して
いるもの、分枝を有するもの、環を有するもの等が含ま
れる。これに対し、三次元網目構造を有する粒子とは、
これらの細長い形状の鎖状粒子が文字通り三次元的に絡
まった網目状構造を有するもの等である。
【0031】パールネックレス状粒子や鎖状粒子はいず
れもシリカの一次粒子が連結した、分岐を有する細長い
形状であるが、両者の違いは球状一次粒子の占める割合
にある。ここでパールネックレス状粒子とは電子顕微鏡
による二次元像において、球状一次粒子に起因する円状
図形が真円度70%以上を有し、かつ各円状図形の内接
円の合計面積がパールネックレス状粒子全投影面積の7
0%以上を占め、かつ各円状図形の内接円が互いに重な
らないもの等である。ここで真円度とは、対象とする図
形輪郭の外接円の半径に対する内接円の半径の比率で表
され、真円では100%となる。
【0032】本発明におけるこれら非球状のシリカ粒子
は公知の種々の方法によって得られ、本発明において
は、いかなる方法によって得られたものでも、シリカ粒
子が非球状を有していれば、好ましく用いることができ
る。
【0033】本発明の記録層Bには、更に親水性バイン
ダーを含有する。親水性バインダーはコロイダルシリカ
に対して10質量%以下で用いるのが好ましく、下限は
0.5質量%程度である。より好ましくは、1〜7質量
%の範囲で親水性バインダーを用いる。親水性バインダ
ーをこの範囲で含有させることによってインク吸収性を
低下させずに擦れ傷の防止を更に向上させることができ
る。
【0034】上記親水性バインダーとしては、記録層C
で使用されるものと同様の各種親水性バインダーを挙げ
ることができる。
【0035】記録層Bの固形分塗布量は、0.1〜8g
/m2が好ましく、0.3〜5g/m2の範囲がより好まし
い。上記範囲内で記録層Bを設けることにより、インク
吸収性および擦れ傷の防止が良好となる。
【0036】本発明の記録層Aである宛名面について説
明する。記録層Aには平均一次粒径が5μm以下の無機
微粒子を含有することが好ましく、特に1〜10μmの
無機微粒子が好ましい。これらの無機微粒子としては、
シリカ、アルミナ、アルミナ水和物、水酸化アルミニウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、二酸化チタ
ン、クレー、カオリン、タルク等が挙げられる。無機微
粒子としては、これらの中でもシリカが好ましく、特に
湿式法シリカが好ましい。有機微粒子も使用でき、例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポ
リアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、ポ
リアクリルアミド、ポリ塩化ビニル等やこれらの共重合
体、尿素樹脂、メラミン樹脂等が挙げられる。
【0037】本発明の記録層Aに含有される非カルボキ
シ変性ラテックスとは、カルボキシル基を含まないモノ
マーから乳化重合法により重合されたラテックスであ
り、不飽和結合を分子内に少なくとも1個有する重合可
能なモノマーの重合体、または2種類以上のモノマーの
重合体である。
【0038】本発明の非カルボキシ変性ラテックスで使
用可能なモノマーとしては、例えば、エチレン、スチレ
ン、ジビニルベンゼン、ブタジエン、アクリル酸エステ
ル、メタクリル酸エステル、酢酸ビニル、アクリルアミ
ド、アクリルアミド誘導体、ビニルエーテル、塩化ビニ
ル、ビニルピロリドン等が挙げられる。
【0039】本発明の記録層Aの固形分塗布量は、1〜
15g/m2であり、好ましくは3〜14g/m2である。
また、記録層の全固形分に対する無機微粒子の割合は、
30〜90質量%の範囲が好ましい。上記範囲内で記録
層Aを設けることにより、インク吸収性、膜強度、プリ
ンター搬送性が良好となる。
【0040】本発明の記録層Aには、上記無機微粒子と
ともに親水性バインダーを含有する。親水性バインダー
としては、ポリビニルアルコール、ゼラチン、ポリビニ
ルピロリドン、プルラン等やこれらの誘導体が使用さ
れ、好ましくはゼラチンである。非カルボキシ変性ラテ
ックスと親水性バインダーの固形含有比は1:3〜1:
100であることが好ましい、さらに好ましくは1:4
〜1:7である。ゼラチンを用いることによって、イン
ク吸収性、膜強度および優れたプリンター搬送性がバラ
ンス良く得られ、特に非カルボキシ変性ラテックスとゼ
ラチンの組み合わせでは、乾燥中にゼラチン間で良好な
水素結合が生じることにより、より良好なにじみ制御と
膜強度を得ることができる。
【0041】本発明において、上述した記録層には、更
に以下のような化合物を用いることができる。例えば、
カチオン性ポリマーを含有するのが好ましい。本発明に
用いられるカチオン性ポリマーとしては、当分野で公知
のものを用いることができる。例えば、ポリエチレンイ
ミン、ポリジアリルアミン、ポリアリルアミン、特開昭
59−20696号、同59−33176号、同59ー
33177号、同59−155088号、同60−11
389号、同60−49990号、同60−83882
号、同60−109894号、同62−198493
号、同63−49478号、同63−115780号、
同63−280681号、特開平1−40371号、同
6−234268号、同7−125411号、同10−
193776号、同10−217601号公報等に記載
された1〜3級アミノ基、4級アンモニウム塩基、ある
いはホスホニウム塩基を有する水溶性カチオン性ポリマ
ーが挙げられる。これらのカチオン性ポリマーの中でも
4級アンモニウム基を有するものが好ましい。
【0042】上記カチオン性ポリマーの質量平均分子量
は1万以上であることが好ましく、上限は10万程度で
ある。より好ましくは1万〜8万程度であり、この範囲
のカチオン性ポリマーを用いることによって、インク吸
収速度及び水、アルコールに対する画像変化に効果的で
ある。カチオン性ポリマーの含有量は、上記した無機微
粒子に対して1〜20質量%の範囲が適当であり、好ま
しくは1〜10質量%である。
【0043】本発明の各記録層には、皮膜の脆弱性を改
良するために各種油滴を含有することが好ましいが、そ
のような油滴としては室温における水に対する溶解性が
0.01質量%以下の疎水性高沸点有機溶媒(例えば、
流動パラフィン、ジオクチルフタレート、トリクレジル
ホスフェート、シリコンオイル等)や重合体粒子(例え
ば、スチレン、ブチルアクリレート、ジビニルベンゼ
ン、ブチルメタクリレート、ヒドロキシエチルメタクリ
レート等の重合性モノマーを一種以上重合させた粒子)
を含有させることができる。そのような油滴は好ましく
は親水性バインダーに対して5〜50質量%の範囲で用
いることができる。
【0044】本発明の各記録層には、耐水性、ドット再
現性をさらに向上させる目的で適当な硬膜剤で硬膜する
ことができる。硬膜剤の具体的な例としては、ホルムア
ルデヒド、グルタルアルデヒドの如きアルデヒド系化合
物、ジアセチル、クロルペンタンジオンの如きケトン化
合物、ビス(2−クロロエチル尿素)−2−ヒドロキシ
−4,6−ジクロロ−1,3,5トリアジン、4,6−
ジクロロ−2−ヒドロキシ−S−トリアジンナトリウム
塩、米国特許第3,288,775号記載の如き反応性
のハロゲンを有する化合物、ジビニルスルホン、米国特
許第3,635,718号記載の如き反応性のオレフィ
ンを持つ化合物、米国特許第2,732,316号記載
の如きN−メチロール化合物、米国特許第3,103,
437号記載の如きイソシアナート類、米国特許第3,
017,280号、同2,983,611号記載の如き
アジリジン化合物類、米国特許第3,100,704号
記載の如きカルボジイミド系化合物類、米国特許第3,
091,537号記載の如きエポキシ化合物、ムコクロ
ル酸の如きハロゲンカルボキシアルデヒド類、ジヒドロ
キシジオキサンの如きジオキサン誘導体、クロム明ば
ん、硫酸ジルコニウム、ほう酸及びほう酸塩の如き無機
硬膜剤等があり、これらを1種または2種以上組み合わ
せて用いることができる。上記硬膜剤の中でもほう酸及
びほう酸塩が好ましい。硬膜剤の添加量はポリビニルア
ルコールに対して0.01〜40質量%が好ましい。
【0045】その他、本発明の各記録層の用途に応じて
用いられることができる添加剤として、カチオン系染料
定着剤、顔料分散剤、増粘剤、流動性改良剤、粘度安定
剤、pH調製剤、界面活性剤、消泡剤、抑泡剤、離型
剤、発泡剤、浸透剤、着色染料、着色顔料、白色無機顔
料、白色有機顔料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防
止剤、レベリング剤、防腐剤、防バイ剤、耐水化剤、湿
潤紙力増強剤、乾燥紙力増強剤などを本発明の目的を害
しない範囲で適且添加することもできる。
【0046】本発明において、各記録層の塗布方法は、
特に限定されず、公知の塗布方法を用いることができ
る。例えば、スライドビード方式、カーテン方式、エク
ストルージョン方式、エアナイフ方式、ロールコーティ
ング方式、ロッドバーコーティング方式等が用いられる
が、特にスライドビード方式、スライドカーテン方式が
好ましく用いられる。
【0047】塗工後に乾燥する手段としては、一般の公
知の方法を用いることができ、限定されない。例えば、
熱源により発生した加熱空気を送風した加温器内に搬送
する方法、ヒーター等の熱源近傍を通過させる方法であ
る。
【0048】本発明に用いられる支持体としては、耐水
性支持体が好ましく、特に樹脂被覆紙が好ましい。以
下、樹脂被覆紙について詳細に説明する。本発明に用い
られる樹脂被覆紙は、その含水率は特に限定しないが、
カール性より好ましくは5.0〜9.0%の範囲であ
り、より好ましくは6.0〜9.0%の範囲である。樹
脂被覆紙の含水率は、任意の水分測定法を用いて測定す
ることができる。例えば、赤外線水分計、絶乾質量法、
誘電率法、カールフィッシャー法等を用いることができ
る。
【0049】樹脂被覆紙を構成する基紙は、特に制限は
なく、一般に用いられている紙が使用できるが、より好
ましくは例えば写真用支持体に用いられているような平
滑な原紙が好ましい。基紙を構成するパルプとしては天
然パルプ、再生パルプ、合成パルプ等を1種もしくは2
種以上混合して用いられる。この基紙には一般に製紙で
用いられているサイズ剤、紙力増強剤、填料、帯電防止
剤、蛍光増白剤、染料等の添加剤が配合される。
【0050】さらに、表面サイズ剤、表面紙力剤、蛍光
増白剤、帯電防止剤、染料、アンカー剤等が表面塗布さ
れていてもよい。
【0051】また、基紙は、紙を抄造中または抄造後カ
レンダー等にて圧力を印加して圧縮するなどした表面平
滑性の良いものが好ましく、ハガキ用途では適度の剛度
が必要であり、その坪量は80〜250g/m2が一般的
であり、好ましくは150〜230g/m2である。
【0052】基紙を被覆する樹脂としてはポリオレフィ
ン樹脂が好ましく、例えば低密度ポリエチレン、高密度
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリペン
テンなどのオレフィンのホモポリマーまたはエチレン−
プロピレン共重合体などのオレフィンの2つ以上からな
る共重合体及びそれらの混合物が使用され、各種の密
度、溶融粘度指数(メルトインデックス)のものを単独
にあるいはそれらを混合して使用できる。
【0053】また、樹脂被覆紙の樹脂中には、酸化チタ
ン、酸化亜鉛、タルク、炭酸カルシウムなどの白色顔
料、ステアリン酸アミド、アラキジン酸アミドなどの脂
肪酸アミド、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシ
ウムなどの脂肪酸金属塩、イルガノックス1010、イ
ルガノックス1076などの酸化防止剤、コバルトブル
ー、群青、セシリアンブルー、フタロシアニンブルーな
どのブルーの顔料や染料、コバルトバイオレット、ファ
ストバイオレット、マンガン紫などのマゼンタの顔料や
染料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤などの各種の添加剤を
適宜組み合わせて加えるのが好ましい。
【0054】樹脂被覆紙の主な製造方法としては、走行
する基紙上にポリオレフィン樹脂を加熱溶融した状態で
流延する、いわゆる押出コーティング法により製造さ
れ、その少なくとも片面が樹脂により被覆される。ま
た、樹脂を基紙に被覆する前に、基紙にコロナ放電処
理、火炎処理などの活性化処理を施すことが好ましい。
カール防止の必要から両面を樹脂被覆する。裏面は通常
無光沢面であり、表面あるいは必要に応じて表裏両面に
もコロナ放電処理、火炎処理などの活性処理を施すこと
ができる。
【0055】本発明の樹脂被覆紙の記録層が塗設される
面(以後樹脂被覆紙の表面と称す)は、主として原紙の
片面にポリオレフィン樹脂を押出機で加熱溶融し、基紙
とクーリングロールとの間にフィルム状に押出し、圧
着、冷却して製造される。この際、クーリングロールは
ポリオレフィン樹脂コーティング層の表面形状の形成に
使用され、樹脂層の表面はクーリングロール表面の形状
により鏡面、微粗面、またはパターン化された絹目状や
マット状等に型付け加工することができる。
【0056】基紙の表面や裏面に樹脂被覆層を設ける方
法は、加熱溶融樹脂を押し出して塗設する以外に電子線
硬化樹脂を塗設後、電子線を照射する方法や、ポリオレ
フィン樹脂エマルジョンの塗液を塗設後乾燥、表面平滑
化処理を施す方法等がある。いずれも凹凸を有する熱ロ
ール等での型付けを行うことで本発明に適応可能な樹脂
被覆紙が得られる。
【0057】本発明に用いられる樹脂被覆紙の表面、裏
面には塗布性や界面の接着強度向上のために下引き層を
設けても良い。この下引き層は、記録層が塗設される前
に、予め支持体の樹脂層表面に塗布乾燥されたものであ
る。この下引き層は、皮膜形成可能な水溶性ポリマーや
ポリマーラテックス等を主体に含有する。好ましくは、
ゼラチン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、水溶性セルロース等の水溶性ポリマーであり、特に
好ましくはゼラチンである。これらの水溶性ポリマーま
たはポリマーラテックスの付着量は、0.1〜2g/m2
が好ましい。更に下引き層には、他に界面活性剤や硬膜
剤を含有するのが好ましい。また、樹脂被覆紙に下引き
層を塗布する前には、コロナ放電することが好ましい。
下引き層を設けた場合で本発明の各条件式を計算するに
は樹脂層上の各下引き層の厚さを下層の樹脂層の厚さに
加算して計算される。
【0058】本発明の樹脂被覆紙の樹脂層の厚さは樹脂
被覆紙、またはインクジェット記録材料の断面を電子顕
微鏡により観察し、測定された厚さの平均として得られ
る。
【0059】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。な
お、本発明は実施例に限定されるものではない。以下に
おける部及び%はすべて質量によるものである。
【0060】実施例1 <支持体>LBKP(50部)とLBSP(50部)の
パルプ配合からなる170g/m2の基紙の表面に低密度
ポリエチレン(70部)と高密度ポリエチレン(20
部)と酸化チタン(10部)からなる樹脂組成物を25
g/m2塗布し、裏面に高密度ポリエチレン(50部)と
低密度ポリエチレン(50部)からなる樹脂組成物を2
0g/m2塗布してなる樹脂被覆紙を用意した。
【0061】上記で得られた樹脂被覆紙の樹脂組成物を
20g/m2塗布した面にコロナ処理をした後、下記の記
録層A塗工組成物1からなる塗工液を乾燥固形分12g
/m2に成るようにスライドビードコーターで塗工乾燥
後、反対面にコロナ処理をした後、下記の記録層C塗工
組成物2からなる塗工液を乾燥固形分24g/m2、その
上層に下記の記録層B塗工組成物3からなる塗工液を乾
燥固形分1g/m2に成るようにスライドビードコーター
で塗工して、インクジェット記録材料イを作成した。
【0062】 <記録層A塗工組成物1> 湿式法シリカ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100部 (水澤化学(株)社製のミズカシルP78A;平均粒子径3μm) ゼラチン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・80部 (新田ゼラチン(株)社製のIK−2000) 非カルボキシ変性ラテックス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15部 (日本A&L(株)社製のPA−1290) 4,6−ジクロロ−2−ヒドロキシ−S−トリアジンナトリウム塩・・・・1部
【0063】 <記録層C塗工組成物2> 気相法シリカ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100部 (平均一次粒径7nm、BET法による比表面積300m2/g) ジメチルジアリルアンモニウムクロライドホモポリマー・・・・・・・4部 (第一工業製薬(株)製、シャロールDC902P、分子量9000) ほう酸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3部 ポリビニルアルコール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22部 (ケン化度88%、平均重合度3500) 塩基性ポリ水酸化アルミニウム ・・・・・・・・・・・・・・・・3部 (商品名:ピュラケムWT、(株)理研グリーン製) 界面活性剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.3部 (ベタイン系;日本サーファクタント社製、スワノールAM)
【0064】 <記録層B塗工組成物3> コロイダルシリカ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100部 (非球状コロイダルシリカ);日産化学工業(株)社製のスノーテックスUP ) カチオン性ポリマー;ポリフィックス601・・・・・・・・・・・・1部 (昭和高分子社性、特殊変性ポリアミン) ポリビニルアルコール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4部 (ケン化度88%、平均重合度3500) 界面活性剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.3部 (ベタイン系;日本サーファクタント社製、スワノールAM)
【0065】上記のようにして作製したインクジェット
記録材料イの記録層Aに粘着テープを貼りつけた後、ゆ
っくりと剥離させた。その結果、粘着テープに塗工面が
付着することなく十分な膜強度を得ることができた。ま
た、セイコーエプソン社製インクジェットプリンターP
M−800Cにセットし、記録層Aに23℃55%相対
湿度(RH)の条件下で幅100μmの細線を100μ
m間隔で印字した。その結果、ほとんどにじむことはな
く、細線と細線の間隔が明確であった。細線上に1μl
の純水を滴下した際も、ほとんどにじむことなく細線と
細線の間隔が明確であった。
【0066】インクジェット記録材料イを10枚積層状
態でセイコーエプソン社製インクジェットプリンターP
M−800Cにセットし、23℃、55%相対湿度(R
H)の条件で記録層Bの全面積の50%の黒ベタ印字を
10枚連続して行った。次いで、同条件で記録層Aに印
字するときのインクジェット記録材料の搬送性を評価し
た。その結果、重送(2枚以上重なって搬送すること)
が全く起こらなかった。その際、記録層Bにほとんど擦
れ傷が発生しなかった。これを本発明1とする。
【0067】<実施例2>実施例1で使用の樹脂被覆紙
の樹脂組成物を20g/m2塗布した面にコロナ処理をし
た後、上記の記録層A塗工組成物1からなる塗工液を乾
燥固形分12g/m2に成るようにスライドビードコータ
ーで塗工乾燥後、反対面にコロナ処理をした後、下記の
記録層C塗工組成物4からなる塗工液を乾燥固形分24
g/m2、その上層に上記の記録層B塗工組成物3からな
る塗工液を乾燥固形分1g/m2に成るようにスライドビ
ードコーターで塗工して、インクジェット記録材料ロを
作成した。
【0068】 <記録層C塗工組成物4> アルミナ水和物・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100部 (平均一次粒径:7nm) ポリジメチルジアリルアンモニウムクロライド・・・・・・・・・・・・2部 カチオン性ポリマー媒染剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4部 (里田化工社製:ジェットフィックス30) ほう酸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3部 ポリビニルアルコール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15部 (ケン化度88%、平均重合度3500) 界面活性剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.3部 (ベタイン系;日本サーファクタント社製、スワノールAM)
【0069】上記のようにして作製したインクジェット
記録材料ロの記録層Aに粘着テープを貼りつけた後、ゆ
っくりと剥離させた。その結果、粘着テープに塗工面が
付着することなく十分な膜強度を得ることができた。ま
た、セイコーエプソン社製インクジェットプリンターP
M−800Cにセットし、記録層Aに23℃55%相対
湿度(RH)の条件下で幅100μmの細線を100μ
m間隔で印字した。その結果、ほとんどにじむことはな
く、細線と細線の間隔が明確であった。細線上に1μl
の純水を滴下した際も、ほとんどにじむことなく細線と
細線の間隔が明確であった。
【0070】インクジェット記録材料ロを10枚積層状
態でセイコーエプソン社製インクジェットプリンターP
M−800Cにセットし、23℃、55%相対湿度(R
H)の条件で記録層Bの全面積の50%の黒ベタ印字を
10枚連続して行った。次いで、同条件で記録層Aに印
字するときのインクジェット記録材料の搬送性を評価し
た。その結果、重送(2枚以上重なって搬送すること)
が全く起こらなかった。その際、記録層Bにほとんど擦
れ傷が発生しなかった。これを本発明2とする。
【0071】<実施例3>実施例1で使用の樹脂被覆紙
の樹脂組成物を20g/m2塗布した面にコロナ処理をし
た後、上記の記録層A塗工組成物1からなる塗工液を乾
燥固形分12g/m2に成るようにスライドビードコータ
ーで塗工乾燥後、反対面にコロナ処理をした後、上記の
記録層C塗工組成物2からなる塗工液を乾燥固形分24
g/m2、その上層に下記の記録層B塗工組成物5からな
る塗工液を乾燥固形分1g/m2に成るようにスライドビ
ードコーターで塗工して、インクジェット記録材料ハを
作成した。
【0072】 <記録層B塗工組成物5> コロイダルシリカ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100部 (球状コロイダルシリカ);日産化学工業(株)社製のスノーテックス20) カチオン性ポリマー;ポリフィックス601・・・・・・・・・・・・1部 (昭和高分子社性、特殊変性ポリアミン) ポリビニルアルコール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4部 (ケン化度88%、平均重合度3500) 界面活性剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.3部 (ベタイン系;日本サーファクタント社製、スワノールAM)
【0073】上記のようにして作製したインクジェット
記録材料ハの記録層Aに粘着テープを貼りつけた後、ゆ
っくりと剥離させた。その結果、粘着テープに塗工面が
付着することなく十分な膜強度を得ることができた。ま
た、セイコーエプソン社製インクジェットプリンターP
M−800Cにセットし、記録層Aに23℃55%相対
湿度(RH)の条件下で幅100μmの細線を100μ
m間隔で印字した。その結果、ほとんどにじむことはな
く、細線と細線の間隔が明確であった。細線上に1μl
の純水を滴下した際も、ほとんどにじむことなく細線と
細線の間隔が明確であった。
【0074】インクジェット記録材料ハを10枚積層状
態でセイコーエプソン社製インクジェットプリンターP
M−800Cにセットし、23℃、55%相対湿度(R
H)の条件で記録層Bの全面積の50%の黒ベタ印字を
10枚連続して行った。次いで、同条件で記録層Aに印
字するときのインクジェット記録材料の搬送性を評価し
た。その結果、重送(2枚以上重なって搬送すること)
が全く起こらなかった。その際、記録層Bに若干擦れ傷
が発生したものの問題となる品質ではなかった。これを
本発明3とする。
【0075】<比較例1>実施例1で使用の樹脂被覆紙
の樹脂組成物を20g/m2塗布した面にコロナ処理をし
た後、下記の記録層A塗工組成物6からなる塗工液を乾
燥固形分12g/m2に成るようにスライドビードコータ
ーで塗工乾燥後、反対面にコロナ処理をした後、上記の
記録層C塗工組成物2からなる塗工液を乾燥固形分24
g/m2、その上層に上記の記録層B塗工組成物3からな
る塗工液を乾燥固形分1g/m2に成るようにスライドビ
ードコーターで塗工して、インクジェット記録材料ニを
作成した。
【0076】 <記録層A塗工組成物6> 湿式法シリカ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100部 (水澤化学(株)社製のミズカシルP78A;平均粒子径3μm) ゼラチン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・80部 (新田ゼラチン(株)社製のIK−2000) SBRラテックス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15部 (三井化学(株)社製のボンロンS−498) 4,6−ジクロロ−2−ヒドロキシ−S−トリアジンナトリウム塩・・・1部
【0077】上記のようにして作製したインクジェット
記録材料ニの記録層Aに粘着テープを貼りつけた後、ゆ
っくりと剥離させた。その結果、粘着テープに塗工面が
付着し、十分な膜強度を得ることができなかった。これ
を比較例1とする。
【0078】<比較例2>実施例1で使用の樹脂被覆紙
の樹脂組成物を20g/m2塗布した面にコロナ処理をし
た後、上記の記録層A塗工組成物1からなる塗工液を乾
燥固形分12g/m2に成るようにスライドビードコータ
ーで塗工乾燥後、反対面にコロナ処理をした後、上記の
記録層C塗工組成物2からなる塗工液を乾燥固形分24
g/m2、その上層に下記の記録層B塗工組成物7からな
る塗工液を乾燥固形分1g/m2に成るようにスライドビ
ードコーターで塗工して、インクジェット記録材料ホを
作成した。
【0079】 <記録層B塗工組成物7> 湿式法シリカP78A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100部 (水澤化学(株)社製のミズカシルP78A;平均粒子径3μm) カチオン性ポリマー;ポリフィックス601・・・・・・・・・・・・・1部 (昭和高分子社性、特殊変性ポリアミン) ポリビニルアルコール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4部 (ケン化度88%、平均重合度3500) 界面活性剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.3部 (ベタイン系;日本サーファクタント社製、スワノールAM)
【0080】上記のようにして作製したインクジェット
記録材料ホの記録層Aに粘着テープを貼りつけた後、ゆ
っくりと剥離させた。その結果、粘着テープに塗工面が
付着することなく十分な膜強度を得ることができた。ま
た、セイコーエプソン社製インクジェットプリンターP
M−800Cにセットし、記録層Aに23℃55%相対
湿度(RH)の条件下で幅100μmの細線を100μ
m間隔で印字した。その結果、ほとんどにじむことはな
く、細線と細線の間隔が明確であった。細線上に1μl
の純水を滴下した際も、ほとんどにじむことなく細線と
細線の間隔が明確であった。
【0081】インクジェット記録材料ホを10枚積層状
態でセイコーエプソン社製インクジェットプリンターP
M−800Cにセットし、23℃、55%相対湿度(R
H)の条件で記録層Bの全面積の50%の黒ベタ印字を
10枚連続して行った。次いで、同条件で記録層Aに印
字するときのインクジェット記録材料の搬送性を評価し
た。その結果、重送(2枚以上重なって搬送すること)
が起こり、宛名面に未プリントのものが発生した。その
際、記録層Bに多数の擦れ傷が発生した。これを比較例
2とする。
【0082】<比較例3>実施例1で使用の樹脂被覆紙
の樹脂組成物を20g/m2塗布した面にコロナ処理をし
た後、下記の記録層A塗工組成物8からなる塗工液を乾
燥固形分12g/m2に成るようにスライドビードコータ
ーで塗工乾燥後、反対面にコロナ処理をした後、上記の
記録層C塗工組成物2からなる塗工液を乾燥固形分24
g/m2、その上層に上記の記録層B塗工組成物3からな
る塗工液を乾燥固形分1g/m2に成るようにスライドビ
ードコーターで塗工して、インクジェット記録材料ヘを
作成した。
【0083】 <記録層A塗工組成物8> 湿式法シリカ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100部 (水澤化学(株)社製のミズカシルP78A;平均粒子径3μm) ゼラチン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・80部 (新田ゼラチン(株)社製のIK−2000) フッ素系撥水剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8部 (旭硝子(株)社製のAG−970) 4,6−ジクロロ−2−ヒドロキシ−S−トリアジンナトリウム塩・・・1部
【0084】上記のようにして作製したインクジェット
記録材料ヘの記録層Aに粘着テープを貼りつけた後、ゆ
っくりと剥離させた。その結果、粘着テープに塗工面が
付着することなく十分な膜強度を得ることができた。ま
た、セイコーエプソン社製インクジェットプリンターP
M−800Cにセットし、記録層Aに23℃55%相対
湿度(RH)の条件下で幅100μmの細線を100μ
m間隔で印字した。その結果、ほとんどにじむことはな
く、細線と細線の間隔が明確であった。細線上に1μl
の純水を滴下した際も、ほとんどにじむことなく細線と
細線の間隔が明確であった。
【0085】インクジェット記録材料ヘを10枚積層状
態でセイコーエプソン社製インクジェットプリンターP
M−800Cにセットし、23℃、55%相対湿度(R
H)の条件で記録層Bの全面積の50%の黒ベタ印字を
10枚連続して行った。その結果、記録層Bにインク吸
収性のムラに起因すると考えられる発色ムラが生じた。
これを比較例3とする。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によってに
じみ(過度なドットの広がり)を制御でき、膜強度およ
び耐水性に優れたインクジェット記録材料を提供でき
る。また、はがきのように両面印字を必要とする記録材
料を多数枚積層してプリント印字する場合の重送による
搬送性不良の発生、インク吸収性ムラおよび擦れ傷の発
生を防止するインクジェット記録媒体が提供できる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の両面にそれぞれ一層以上の記録
    層を有するインクジェット記録材料において、該支持体
    の片面に非カルボキシ変性ラテックス、親水性バインダ
    ーおよび無機微粒子を含有する記録層(A)を設け、反
    対面にコロイダルシリカおよび親水性バインダーを含有
    する記録層(B)を設けることを特徴とするインクジェ
    ット記録材料。
  2. 【請求項2】 前記記録層Aに含有される親水性バイン
    ダーが、ゼラチンであることを特徴とする請求項1に記
    載のインクジェット記録材料。
  3. 【請求項3】 前記記録層Aに含有される無機微粒子
    が、5μm以下の湿式法シリカであることを特徴とする
    請求項1または2に記載のインクジェット記録材料。
  4. 【請求項4】 前記記録層Bに含有されるコロイダルシ
    リカが非球状であることを特徴とする請求項1〜3の何
    れか1項に記載のインクジェット記録材料。
  5. 【請求項5】 前記記録層Bに含有される親水性バイン
    ダーがポリビニルアルコールであることを特徴とする請
    求項1〜4の何れか1項に記載のインクジェット記録材
    料。
  6. 【請求項6】 前記支持体と前記記録層Bの間に、無機
    微粒子と親水性バインダーを含有する少なくとも1層の
    記録層(C)を設けることを特徴とする請求項1〜5の
    何れか1項に記載のインクジェット記録材料。
  7. 【請求項7】 前記記録層Cに含有される無機微粒子
    が、平均一次粒径5〜50nmの気相法シリカ、アルミ
    ナおよびアルミナ水和物の少なくとも1種であることを
    特徴とする請求項6に記載のインクジェット記録材料。
  8. 【請求項8】 前記記録層Cに含有される親水性バイン
    ダーが、ポリビニルアルコールであることを特徴とする
    請求項6または7に記載のインクジェット記録材料。
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