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JP2003265190A - 核酸の定量方法及び核酸定量キット - Google Patents

核酸の定量方法及び核酸定量キット

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JP2003265190A
JP2003265190A JP2002380549A JP2002380549A JP2003265190A JP 2003265190 A JP2003265190 A JP 2003265190A JP 2002380549 A JP2002380549 A JP 2002380549A JP 2002380549 A JP2002380549 A JP 2002380549A JP 2003265190 A JP2003265190 A JP 2003265190A
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nucleic acid
target nucleic
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dna
synthetic polynucleotide
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JP2002380549A
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Makoto Kobayashi
真 小林
Toshimitsu Arai
俊光 荒井
Ayuka Matsumura
歩佳 松村
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 核酸の定量方法及び核酸定量キット 【解決手段】 試料中の特定の標的核酸を定量するため
に用いられる検量線を作成するために用いられる標準品
であって、化学合成によって得られる合成ポリヌクレオ
チドからなる標準品、これを用いる定量方法および定量
キット、特定疾患の診断方法などを提供する。 【効果】 本発明の標準品は、化学合成によって得られ
る合成ポリヌクレオチドであり、従来の生合成によって
得られるポリヌクレオチドからなる標準品と比較して、
簡便な方法で目的とする配列のものを正確に得ることが
できるという利点がある。また、本発明の標準品は、生
物学的コンタミネーションがないので、環境に対して安
全であり、また高精度の定量を阻害する要因を少なくで
きるという利点がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】本発明は、試料中の特定の標的核酸を定
量するために用いられる検量線を作成するために用いら
れる標準品、それを用いた核酸の定量方法及び定量キッ
トなどに関する。また、本発明は、その核酸の定量方法
または定量キットを用いた特定疾患の診断方法、及びそ
の特定された遺伝子DNAまたはその遺伝子産物を含む
医薬品にも関する。
【0002】PCR(polymerase chain reaction)法
は、微量の標的核酸を指数的に増幅した後に検出するこ
とができるので、遺伝子の発現解析、疾患の診断、遺伝
子組換え食品の検査、自然食品における組換え遺伝子の
混入の判定などの分野において幅広く用いられている。
PCR法については、例えば、米国特許第4,683,
195号、同第4,683,202号及び同第4,96
5,188号などに詳しく記載されている。一般的なP
CR法では、標的核酸を含み得る試料と、標的核酸に対
応する一対のオリゴヌクレオチドプライマー、反応基質
(デオキシヌクレオチド三リン酸)、DNAポリメラー
ゼなどを含む増幅試薬とを反応させ、標的核酸を指数的
に増幅させることにより、微量に含まれる標的核酸の検
出を容易にする。また、PCR法において特定のmRN
Aを精度よく定量する方法として、蛍光プローブを用い
るTaqMan法等が知られている。例えば、特許公開
第2001−204483号公報には、hTERT m
RNAを定量するTaqMan法が開示されている。
【0003】一方、微量に含まれる標的核酸の定量の精
度をあげるために、内部標準を用いた技術が開発されて
おり、例えば、特開平11−123095号公報に開示
されている。この公報には、内部標準となるDNA配列
を含有するプラスミドを、増幅試薬中に存在させ、この
プラスミドが産生するcRNAを内部標準として用いる
標的核酸の定量方法が記載されている。
【特許文献1】米国特許第4,683,195号
【特許文献2】米国特許第4,683,202号
【特許文献3】米国特許第4,965,188号
【特許文献4】特許公開第2001−204483号公
【特許文献5】特開平11−123095号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記方法によれば、内
部標準を用いない方法と比較してより正確に標的核酸を
定量することができる。しかしながら、この方法では、
内部標準となるRNAがプラスミドから反応容器内で得
られるので、試薬の保存状態、反応条件、その他の要因
によっては、必ずしも一定量のRNAが産生されるとは
限らない。また従来の酵素あるいは生物により合成され
た標準品はその調製が煩雑でありしばしば困難である場
合が存在する。従来の方法で標準品を調製するには、配
列情報を基にして目的とする生物種の細胞、臓器、ウイ
ルスなどからゲノムDNAもしくはRNAもしくはmR
NAを抽出しそこから目的とする遺伝子の断片もしくは
その情報を有するDNAもしくはRNAを酵素的もしく
は生物的に合成する必要がある。また、材料となる生物
種には入手困難なものや強い病原性を持つものなども含
まれる。さらに、標準品の調製が生物から抽出された酵
素類もしくは生物そのものを用いるため標準品に高精度
の定量を阻害する生物学的コンタミネーションがおこる
ことも考えられる。したがって、上記のような不都合が
なく、簡便な方法で得られ、生物学的コンタミネーショ
ンのない標準品、及びそれを用いて標的核酸を高精度に
定量できる方法があれば、疾患遺伝子の特定、特定疾患
の診断、その疾患の治療等の分野で有用である。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、以下
に示す、標準品、核酸の定量方法、核酸の定量キット、
特定疾患の診断方法などを提供する。 (1)化学合成によって得られる合成ポリヌクレオチド
を含む、試料中の特定の標的核酸を定量または検出する
際に用いられる標準品、(2)前記合成ポリヌクレオチ
ドがRNA、DNA又はそれらの修飾物である前記
(1)記載の標準品、(3)前記合成ポリヌクレオチド
がRNAまたはDNAである前記(1)記載の標準品、
(4)前記合成ポリヌクレオチドがRNAのときにセン
ス鎖、あるいはDNAのときにアンチセンス鎖である前
記(3)記載の標準品、(5)前記合成ポリヌクレオチ
ドが標的核酸の一部を合成したものであって、ヌクレオ
チドの数が60〜200個である上記(1)記載の標準
品、(6)前記(1)〜(5)のいずれかに記載の標準
品を含む核酸定量キット、(7)前記(1)〜(5)の
いずれかに記載の標準品と少なくとも1対のプライマー
対を含む核酸定量キット、(8)さらに蛍光プローブま
たはリン酸化プローブを含んでなる前記(7)記載のキ
ット、(9)さらにDNAポリメラーゼを含んでなる前
記(8)記載のキット、(10)さらに逆転写酵素を含
む前記(9)記載のキット、(11)複数の標的核酸を
定量するための核酸定量キットであって、複数の反応場
所を有する反応器具の各反応場所に、標的核酸に対応す
るプライマー対を含む増幅試薬を充填し、その標的核酸
に対応するプライマー対を充填していない反応場所に前
記(1)〜(5)のいずれかに記載の標準品とその標準
品に対応するプライマー対を含む増幅試薬を充填してな
る核酸定量キット、(12)前記複数の標的核酸が特定
疾患に関与するDNAまたはmRNAであり、その特定
疾患を診断するために用いられる前記(11)記載の核
酸定量キット、(13)前記複数の標的核酸が遺伝子組
換え食品に含有される組換えDNAであり、食品中の組
換えDNAを検知するために用いられる前記(11)記
載の核酸定量キット、(14)試料中の特定の標的核酸
を定量する方法であって、試料に標的核酸に対応する少
なくとも一対のプライマー対をそれぞれ含む増幅試薬を
加え、標準品としての化学合成ポリヌクレオチドにその
合成ポリヌクレオチドに対応するプライマー対を含む増
幅試薬を加えて、それぞれ増幅反応を行い、増幅された
標準品の量と増幅された標的核酸の量を測定し、これら
の情報に基づいて増幅前の標的核酸の量を計算する核酸
の定量方法、(15)前記合成ポリヌクレオチドがRN
A、DNA又はそれらの修飾物である前記(14)記載
の方法、(16)前記合成ポリヌクレオチドがRNAで
ある前記(14)記載の方法、(17)前記合成ポリヌ
クレオチドがセンス鎖である前記(16)記載の方法、
(18)前記合成ポリヌクレオチドが標的核酸の一部を
合成したものであって、ヌクレオチドの数が60〜20
0個である前記(14)〜(17)記載の方法、(1
9)前記試料がヒトまたはその他の動物由来のmRNA
試料である前記(14)〜(18)記載の方法、(2
0)前記増幅試薬がさらに蛍光プローブまたはリン酸化
プローブを含んでなる前記(19)記載の方法、(2
1)前記増幅試薬がさらにDNAポリメラーゼを含んで
なる前記(20)記載の方法、(22)前記増幅試薬が
さらに逆転写酵素を含む前記(21)記載の方法、(2
3)(1)標的核酸に対応する少なくとも一対のプライ
マー対をそれぞれ含む増幅試薬に含まれる蛍光プローブ
またはリン酸化プローブのプローブ部分が、標的核酸の
うち該プライマー対に挟まれる領域の核酸からなるプロ
ーブであり、(2)合成ポリヌクレオチドに対応するプ
ライマー対を含む増幅試薬に含まれる蛍光プローブまた
はリン酸化プローブのプローブ部分が、合成ポリヌクレ
オチドのうち該プライマー対に挟まれる領域の核酸から
なるプローブである前記(20)〜(22)記載の方
法、(24)DNAポリメラーゼによって蛍光プローブ
またはリン酸化プローブから遊離される蛍光物質の蛍光
強度またはリン酸基の量を指標として、増幅された標準
品の量と増幅された標的核酸の量を測定する前記(2
3)記載の方法、(25)前記(11)記載のキット又
は前記(14)の方法を用いてSNPの解析を行う方
法、(26)前記(12)記載のキット又は前記(1
4)の方法を用いて特定疾患を診断する方法、(27)
前記(13)記載のキット又は前記(14)の方法を用
いて食品中に遺伝子組換えDNAが含まれているか否か
を判定する方法、および(28)前記(12)記載のキ
ット又は前記(26)記載の方法によって特定される、
ある細胞や組織において特徴的に発現が亢進または減少
している遺伝子DNAもしくはその遺伝子産物、又はそ
の遺伝子産物に対するアゴニスト、アンタゴニストもし
くは抗体を含んでなる医薬。
【0006】以下、本発明について詳細に説明する。
【発明の実施の形態】(標準品)まず、本発明の標準品
は、試料中の特定の標的核酸を定量又は検出する際に用
いられる標準品であって、化学合成によって得られる合
成ポリヌクレオチドを含むことを特徴とする。ここで、
「標準品」とは、標的核酸を増幅し、得られた増幅生成
物の量から、増幅前の標的核酸の量を計算する際に用い
られる検量線を作成するため、あるいはSNPなどの特
定の核酸配列を検出する際に用いられる標準品のことを
いう。検量線の作成、増幅前の標的核酸の計算方法など
については後述する。
【0007】本発明で用いる標準品は、合成ポリヌクレ
オチドであり、好ましくは、化学合成によって得られた
1本鎖もしくは2本鎖RNA、1本鎖もしくは2本鎖D
NA又はそれらの修飾物である。ここで、「修飾物」と
は、一部が化学修飾されたものをいい、例えば、(1)
プリン環および/またはピリミジン環が化学修飾された
もの(例えば、メチル化されたプリンおよびピリミジン
環、アシル化されたプリンおよびピリミジン環などを有
するもの)、あるいはその他の複素環を含むもの、
(2)糖部分が化学修飾されたもの(例えば、1個以上
の水酸基がハロゲンとか、脂肪族基などで置換されてい
たり、あるいはエーテル、アミンなどの官能基に変換さ
れているもの)、(3)ビオチン化されたもの、(4)
FITC化されたもの、(5)ジゴキシゲニンで修飾さ
れたもの、(6)リン酸化されたもの、(7)ペルオキ
シダーゼで修飾されたもの、(8)アルカリホスファタ
ーゼで修飾されたもの、(9)ルシフェラーゼで修飾さ
れたものなどが挙げられる。化学合成によれば、単一の
化学構造を有する目的ポリヌクレオチドを必要な量だけ
確実に得ることができるので、本発明では化学合成ポリ
ヌクレオチドが使用される。本発明の標準品は、好まし
くは、化学合成によって得られた1本鎖RNAであり、
より好ましくは化学合成によって得られたセンス鎖であ
る。また、化学合成による一本鎖DNAを用いる際は好
ましくはアンチセンス鎖を用いるのがよい。2本鎖よ
り、1本鎖のほうが、被定量物に近い状態のものを標準
とすることができるので、定量の精度が向上するからで
ある。
【0008】本発明の合成ポリヌクレオチドとしては、
標的核酸またはその一部の塩基配列と同一の塩基配列を
有する合成ポリヌクレオチドであり、従来の生合成によ
って得られる標準品と同様の配列を有するものを用いる
ことができる。このような標準品としては、18Sリボソ
ームRNA(18S Ribosomal RNA)、酸性リボソームタ
ンパク質(Acidic Ribosomal Protein)、ベータアクチ
ン(β-actin)、サイクロフィリン(Cyclophilin)、
グリセルアルデヒド−3−リン酸デヒドロゲナーゼ(Gl
yceraldehyde-3-phosphate dehydrogenase)、ホスフォ
グリセロキナーゼ(Phosphoglycerokinase)、ベータ2
−ミクログロブリン(β2-Microglobulin)、ベータ−
グルクロニダーゼ(β-Glucuronidase)、ヒボキサンチ
ンリボシルトランスフェラーゼ(Hypoxanthine Ribosyl
Transferase)、転写因子IID(Transcription Fact
or IID)/TATA結合因子(TATA Binding Facto
r)、トランスフェリンレセプター(Transferrin Recep
tor)等が挙げられる。当業者であれば、公知の配列に
基づき、化学合成によって本発明の標準品であるポリヌ
クレオチドを合成することは容易である。公知のポリヌ
クレオチドの合成方法として、例えば、ホスホアミダイ
ド法、H−ホスフェート法等が知られている。ホスホア
ミダイド法については、例えば、Wu,T.,Ogilvie,K.K.,
and Pon,R.T.(1989). Prevention of chain cleavage i
n the chemical synthesis of 2'-O-silylated oligori
bonucleotides.Nucl. Acids Res. 17, 3501-3517; St
awinski,J.,Stromberg,R.,Thelin,M., and Westman,E..
(1988); Studies on the t-butyldimethyl-silyl gro
up as 2'-O-protection in oligoribonucleotide synth
esis via the H-phosphonate approach.Nucl. Acids Re
s. 16, 9285-9288; Scaringe,SA.A.,Franklyn,C., an
d Usman,N. (1990). Chemical synthesis of biologica
lly active oligoribinucleotides using b-cyanoethyl
protected ribonucleoside phosphoramidites.Nucl. A
cids Res. 18, 5433-5441; Chaix,C.,Molko,D. and T
eoule,R. (1989). The use of labile base protecting
groups in oligoribonucleotide synthesis.Tetrahedr
on Lett. 30, 71-74; Gasparutto,D.,Livache,T.,Bazi
n,H.,Duplaa,A.M.,Guy,A.,Khorlin,A.,Molko,D.,Roget,
A.,and Teoule,R. (1992);Chemical synthesis of a b
iologically active natural tRNA with its minor bas
es. Nucleic Acids Res. 20, 5159-5166; Vinayak,R.,
Anderson,P.McCollum,C., and Hampel,A. (1992). Chem
ical synthesis ofRNA using fast oligonucleotide de
protection chemistry.Tetrahedron Lett.31, 7269-727
2などの文献に記載されている。また、H-ホスフェート
法については、例えば、Garegg,P.J., Regberg,T., Sta
winski,J. and Stromberg,R. (1985). Formation of in
ternucleotidic bonds via phosphonate intermediate
s. Chem. Scripta 25, 280-282; Garegg,P.J., Regber
g,T., Stawinski,J. and Stromberg,R. (1986). Nucleo
side hydrogenphosphonates in oligonucleotide synth
esis. Chem. Scripta 26, 59-62; Garegg,P.J., Lidh,
I.,Regberg,T., Stawinski,J. and Stromberg,R. (198
6); Nucleoside H-phosphonates.III.Chemicalsynthes
is of oligodeoxyribonucleotides by the hydrogenpho
sphonateapproach. Tetrahedron Lett. 27, 4051-405
4; Froehler,B.C., Ng,P.G., andMatteucci,M.D. (198
6). Synthesis of DNA via deoxynucleoside H-phospho
nate intermediates. Nucleic Acids Res. 14, 5399-54
07; Froehler,B.C., and Matteucci,M.D. (1986). Nuc
leoside H-phosphonates : Valuable intermediatesin
the synthesis of oligonucleotides. Tetrahedron Let
t. 27, 469-472などに記載されている。なお、本発明で
用いる合成ポリヌクレオチドは、増幅効率を考慮すると
短いもののほうが好ましく、例えば、60〜150me
r、より好ましくは、60〜100merのサイズを有す
る。本発明で用いる合成ポリヌクレオチドのヌクレオチ
ドの数は特に限定されないが、通常60〜200個、好
ましくは60〜100個である。
【0009】(核酸定量キット)本発明において用いら
れる核酸定量キットは、上記標準品としての合成ポリヌ
クレオチドを含むものであり、さらには標的核酸に対応
する少なくとも一対のプライマー対、標的核酸に対応す
るプローブ、DNAポリメラーゼ、緩衝液等を含んでい
てもよい。これらのキットは、必要に応じて、例えば、
プライマー伸長生成物の合成を触媒する薬剤、基質のヌ
クレオシド三リン酸塩、標識に使用する手段(例えば、
標識がビオチンならば、アビジン−酵素抱合体及び酵素
の基質及び色素原)、PCR又はハイブリダイゼーショ
ン反応に適した緩衝液などを含むことができる。
【0010】ここで、本発明において用いられる「標的
核酸に対応するプライマー対」とは、標的遺伝子の配列
(又は標的mRNAをコードする遺伝子配列)のエクソ
ン領域の一方の鎖に相補的又は実質的に相補的である第
1のプライマーおよび該標的遺伝子配列のエクソン領域
の他方の鎖に相補的又は実質的に相補的である第2のプ
ライマーから成るプライマーの一対をいう。この第1の
プライマーと第2のプライマーに挟まれるエクソン部分
が増幅される。
【0011】本発明においては、これらのプライマー対
を少なくとも1対以上使って、標的核酸の増幅を行う。
【0012】標的核酸を増幅させるためのプライマー対
または標準品を増幅させるためのプライマー対は、その
標的核酸の配列に基づいて当業者であれば容易に設計す
ることができる(例えば、Genome Res. 1996 Oct;6(1
0):986-94参照)。
【0013】例えば、標的核酸として、hMOR1 c
DNAが選択される場合は、hMOR1 cDNA(配
列番号1)の1129〜1210位の相補配列のものを
化学合成して標準品とすることができる。この場合は、
上流プライマーとして5′-CCTTGGTTACAATCCCAGAAACTAC-
3′(配列番号:2)を、下流プライマーとして5′-AGG
CAGCTGTTTGTGTAACCTAGA-3′(配列番号:3)を用いる
ことができる。
【0014】本発明において用いられる標的核酸に対応
するプローブまたは標準品である合成ポリヌクレオチド
に対応するプローブは、標的配列に応じて当業者に容易
に設計できる(例えば、Genome Res. 1996 Oct;6(10):9
86-94参照)。例えば、標的核酸に対応するプローブ
は、標的核酸のうち第1プライマーと第2プライマーに
挟まれる領域の核酸からなるプローブである。合成ポリ
ヌクレオチドに対応するプライマーは、合成ポリヌクレ
オチドのうち第1プライマーと第2プライマーに挟まれ
る領域の核酸からなるプローブである。本発明において
用いられる適当なオリゴヌクレオチドプローブは、好ま
しくは約15〜約50ヌクレオチドの長さを有し、より
好ましくは約25〜約35ヌクレオチドの長さを有す
る。オリゴヌクレオチドプローブは、生化学的、免疫化
学的、又は化学的な手段によって検出可能な化学物質等
を組込むことによって標識することができる。有用な標
識としては、32P等の放射性同位元素、フルオレスカミ
ン、フルオレッセンイソチオシアネート等の蛍光物質、
ルミノール、ルシフェリン等の発光物質、β−ガラクト
シダーゼ、パーオキシダーゼ、アルカリフォスファター
ゼ等の酵素、ビオチン、および抗体等があげられる。な
かでも、蛍光物質で標識された蛍光プローブ、32Pで標
識されたリン酸化プローブなどが好ましく用いられる。
【0015】本発明において用いられるDNAポリメラ
ーゼとしては、逆転写活性および5'→3'エキソヌクレ
アーゼ活性を有する耐熱性DNAポリメラーゼ、例え
ば、Tth DNAポリメラーゼなどが挙げられる。
【0016】本発明においては、公知のあるいは市販さ
れている緩衝液が用いられる(例えば、PEBiosystems社
製緩衝液;Genome Res. 1996 Oct;6(10):986-94参
照)。
【0017】なお、定量キットに含まれる各種試薬など
の量は、試料の量、標的核酸の種類などに応じて適宜決
定される。
【0018】本発明のより好ましい態様によれば、複数
の標的核酸を定量するための核酸定量キットであって、
複数の各反応場所、好ましくは複数の反応場所を有する
反応器具の各反応場所に、標的核酸に対応するプライマ
ー対をそれぞれ含む各増幅試薬を充填し、その標的核酸
に対応するプライマー対を充填していない反応場所に前
記請求項1〜4のいずれかに記載の標準品とその標準品
に対応するプライマー対を含む増幅試薬を充填してなる
核酸定量キットが提供される。この定量キットを用いる
ことにより、一度の操作で、試料中の複数の標的核酸の
有無およびその量を検出することができる。複数の反応
場所とは、2つ以上の反応場所であれば特に限定されば
いが、通常2〜数万個、好ましくは2〜1000個、よ
り好ましくは10〜800個、さらに好ましくは10〜
300個の反応場所である。
【0019】この態様では、複数の反応場所を有する反
応器具が用いられ、標的核酸を含み得る試料および一連
の既知濃度に設定された合成ヌクレオチドからなる標準
品と各増幅試薬とのそれぞれの反応は、各反応場所で行
われる。標準品の濃度はいずれでもよいが101コピーか
ら107コピー程度が各容器に入っていることが好まし
い。各増幅試薬は、標的核酸またはその合成ポリヌクレ
オチドを増幅することができるプライマー対をそれぞれ
含む。ここで用いられる反応器具は、試料と各増幅試薬
とを一度に反応させることができるように、2つ以上の
反応場所を有している限り、反応器具の構成及び構造は
限定されない。好ましくは、本発明において用いられる
反応器具として、例えば、複数の穴を有するプレート、
複数のスライドグラスを備えてなる反応器具、複数の試
験管を備えてなる反応器具などが挙げられる。実験スペ
ース、操作性等を考慮した場合は、複数の穴を有するプ
レートを好ましく用いることができる。これらのプレー
トは、使用する増幅試薬の数によって決められるが、市
販されている96穴または384穴プレートが好ましく
用いられる。しかし、増幅試薬の数に応じて所望の数の
反応場所を設けた反応器具を使うことができる。
【0020】増幅試薬の数は、標的核酸の数に応じて調
整されるので、特に限定されないが、例えば、10〜8
00種類の増幅試薬および標的に応じた合成オリゴヌク
レオチドからなる標準品を含んでなる定量キットが提供
される。本発明の他の態様によれば、10〜300種類
の増幅試薬および標的に応じた合成オリゴヌクレオチド
からなる標準品を含んでなる定量キットが提供される。
増幅試薬の数が多い場合は、異なるセットの増幅試薬を
複数枚のプレート(例えば、2〜10枚のプレート)に
分けてセットしておき、定量反応を複数回に分けて行う
こともできる。
【0021】(核酸の定量方法)次に、本発明の核酸定
量方法について説明する。本発明の核酸を定量する方法
においては、試料に標的核酸に対応する一対のプライマ
ー対とをそれぞれ含む増幅試薬を加え、標準品としての
化学合成ポリヌクレオチドにその合成ポリヌクレオチド
に対応する一対のプライマー対を含む増幅試薬を加え
て、それぞれ増幅反応を行い、増幅された標準品の量と
増幅された標的核酸の量を測定し、これらの情報に基づ
いて増幅前の標的核酸の量を計算する。
【0022】[試料及び標的核酸]まず、本発明において
対象となる試料は、標的となる核酸を含み得る試料であ
ればよく、特に限定されない。本発明の対象となる試料
は、例えば、ヒトまたはその他の哺乳動物(例えば、ラ
ット、マウス、ウサギ、ヒツジ、ブタ、ウシ、ネコ、イ
ヌ、サルなど)の組織あるいはその培養細胞株から採取
したmRNA試料である。このような組織として、例え
ば、脳、脳の各部位(例、嗅球、扁頭核、大脳基底球、
海馬、視床、視床下部、視床下核、大脳皮質、延髄、小
脳、後頭葉、前頭葉、側頭葉、被殻、尾状核、脳染、黒
質)、脊髄、下垂体、胃、膵臓、腎臓、肝臓、生殖腺、
甲状腺、胆のう、骨髄、副腎、皮膚、筋肉、肺、消化管
(例、大腸、小腸)、血管、心臓、胸腺、脾臓、顎下
腺、末梢血、末梢血球、前立腺、睾丸、精巣、卵巣、胎
盤、子宮、骨、関節、骨格筋などが挙げられる。このよ
うなmRNA試料を用いて、その試料中に含まれる標的
mRNAを定量することによって、mRNA試料を採取
した部位における標的遺伝子の発現レベルを解析するこ
とができる。
【0023】また、ある特定の疾患を罹患している患者
由来のmRNA試料を用いれば、その疾患に関与してい
る遺伝子(例えば、GPCR遺伝子)の特定が容易とな
る。特に、複数の遺伝子が関与しているといわれる癌な
どの多遺伝子関与疾患に関与するGタンパク質共役型レ
セプター、チロシンリン酸化酵素型レセプター、イオン
チャンネル遺伝子を特定する場合は、本発明によれば、
各遺伝子の発現レベルを一度の定量操作で調べることが
できるので、関与遺伝子・タンパク質の特定が容易とな
る。
【0024】本発明においては、上述したとおり、本発
明の合成ポリヌクレオチドを試料中の特定の標的核酸の
定量・検出用標準品として用いることにより、(1)複
数の遺伝子個々の発現量をまとめて定量解析することに
より、ある細胞または組織においてその発現が特徴的に
亢進または減少している遺伝子を同定したり、(2)特
定の遺伝子ファミリーに属する複数の遺伝子の発現解析
をまとめて行うことにより、その遺伝子ファミリーの中
で、ある細胞または組織においてその発現が特徴的に亢
進または減少している遺伝子を、その発現量の絶対値を
算出することで同定することができる。複数の遺伝子と
は、2個以上の遺伝子を意味し、上限は実施可能な限
り、特に限定されないが、通常2〜数万個、好ましくは
2〜1000個、より好ましくは10〜800個、さら
に好ましくは10〜300個の遺伝子である。ここで、
「遺伝子の発現が特徴的に亢進または減少している」と
は、正常細胞または組織における遺伝子の発現と比較し
て、生理学的有意さがみられる程度に大量にまたは少量
に発現していることをいう。本発明において標的とする
遺伝子ファミリーは、特に限定されないが、例えば、G
タンパク質共役型レセプター遺伝子ファミリー、チロシ
ンリン酸化酵素型レセプター遺伝子ファミリー、イオン
チャネル遺伝子ファミリー、または転写因子、トランス
ポーター、プロテインキナーゼ、プロテインフォスファ
ターゼ、プロテアーゼ、ヒートショックプロテイン、A
TPaseもしくはDNA結合プロテインのいずれかに
関連する遺伝子ファミリーなどから選択される。遺伝子
発現量の定量または遺伝子発現量の絶対値の算出は、後
述する標的mRNAの定量法に従って行うことが出来
る。
【0025】また、本発明によれば、遺伝子組換え食品
に含有されるDNAを標的核酸とすることによって、遺
伝子組換え食品の検査、または遺伝子組換え技術を使用
せずに得られた自然食品に、組換え遺伝子が混入してい
るか否かの判定を行うことができる。なお、公知の遺伝
子組換え食品としては、大豆、ジャガイモ、トウモロコ
シ、トマト、パパイヤなどが知られている。そして、そ
の組換え遺伝子、これを検出するためのプライマー対、
一般的定量方法なども公知であり、例えば、「JAS分
析試験ハンドブック 遺伝子組換え食品検査・分析マニ
ュアル 定量的PCR編」、平成13年4月、東京農林
水産消費技術センター発行などに記載されている。例え
ば、トウモロコシCB351検出用として、5'―CCT T
CG CAA GAC CCT TCC TCT ATA―3'(配列番号:5)と
5'―GTA GCT GTC GGT GTA GTC CTC GT―3'(配列番
号:6)からなるプライマー対が知られている。また、
パパイヤ55−1検出用として、5'−TTA CGG CGA GTT
CTG TTA GG−3'(配列番号:7)と5'−CAT GTG CCT
GAG AAA TAG GC―3'(配列番号:8)からなるプライ
マー対が知られている。また、ジャガイモNew Leaf Y検
出用として、5'−AAA AGA GCTGTC CTG ACA GC−3'
(配列番号:9)と5'−TCC TCC TGC ATC AAT TGT GT
−3'(配列番号:10)からなるプライマー対が知ら
れている。
【0026】本発明のほかの態様によれば、標的核酸
は、Gタンパク質共役型レセプター、チロシンリン酸化
酵素型レセプター、イオンチャネルなどをコードする遺
伝子DNA又はそのmRNAである。この場合、標的G
タンパク質共役型レセプター、チロシンリン酸化酵素型
レセプター、イオンチャンネルなどのファミリーに属す
る遺伝子のmRNAに対応するプライマー対を含んでな
る各増幅試薬とmRNA試料とを、反応器具の各反応場
所において接触させることにより、増幅反応させ、mR
NA増幅生成物を定量することによって、そのmRNA
試料中に含まれていたGタンパク質共役型レセプター、
チロシンリン酸化酵素型レセプター、イオンチャンネル
などのファミリーに属する遺伝子の発現量を測定するこ
とができる。
【0027】本発明の他の態様によれば、全ての公知の
Gタンパク質共役型レセプター、チロシンリン酸化酵素
型レセプター、イオンチャンネルなどのファミリーに属
する遺伝子のmRNAに対応するプライマー対を全て準
備し、そのプライマー対をそれぞれ含む増幅試薬を各反
応場所にセットしておけば、一度の定量作業で、mRN
A試料中において、どのGタンパク質共役型レセプタ
ー、チロシンリン酸化酵素型レセプター、イオンチャン
ネルなどのファミリーに属する遺伝子のmRNAがどの
程度産生していたかを知ることができる。勿論、必要に
応じて、異なるセットの増幅試薬を複数枚のプレートに
分けてセットしておき、定量反応を複数回に分けて行う
こともできる。
【0028】本発明の他の態様によれば、ある一群のG
タンパク質共役型レセプター、チロシンリン酸化酵素型
レセプター、またはイオンチャネルのファミリーに属す
る遺伝子のmRNAに対応する一群のプライマー対を用
いることにより、一度の定量操作で、その一群のGタン
パク質共役型レセプター、チロシンリン酸化酵素型レセ
プター、またはイオンチャネルなどのファミリーに属す
る遺伝子のなかで高発現しているGタンパク質共役型レ
セプター、チロシンリン酸化酵素型レセプター、または
イオンチャネルなどのファミリーに属する遺伝子を特定
することができる。なお、現在、Gタンパク質共役型レ
セプター(または遺伝子)として次のものが公知であ
る。 (1)アセチルコリンレセプター: M1; M2; M3; M4;
M5 (2)アデノシンレセプター: A1; A2A; A2B; A3 (3)アドレノセプター(Adrenoceptors): α1A;
α1B; α1D; α2A; α2B;α2C; β1; β2; β3 (4)アンギオテンシンレセプター: AT1; AT2 (5)ボンベシン(Bombesin)レセプター: BB1; BB
2; bb3 (6)ブラジキニンレセプター: B1; B2 (7)カルシトニン・アイニリン・CGRP及びアドレ
ノメヅリン(adrenomedullin)レセプター: (8)カンナビノイドレセプター: CB1;CB2 (9)ケモカインレセプター: CCR1; CCR2; CCR3; CC
R4; CCR5; CCR6; CCR7;CCR8; CCR9; CCR10; CXCR1; CXC
R2; CXCR3; CXCR4; CXCR5; CX3CR1; XCR1; (10)ケニオタクチックペプチド(Cheniotactic)レ
セプター: C3a; C5a; fMLP (11)コレシストキニン及びガストリン(Cholecysto
kinin and gastrin)レセプター: CCK1; CCK2 (12)コーチコトロピン放出因子(Corticotropin-re
leasing factor)レセプター: CRF1; CRF2 (13)ドーパミンレセプター: D1; D2; D3; D4; D5 (14)エンドセリンレセプター: ETA; ETB (15)ガラニンレセプター(Galanin receptors):
GAL1; GAL2; GAL3 (16)グルタメートレセプター: mglu1; mglu2; mg
lu3; mglu4; mglu5; mglu6; mglu7; mglu8 (17)グリコプロテインホルモン(Glycoprotein hor
mone)レセプター: FSH; LSH; TSH (18)ヒスタミンレセプター: H1; H2; H3; H4 (19)5−HTレセプター: 5-HT1A; 5-HT1B; 5-HT
1D; 5-ht1B; 5-ht1F;5-HT2A; 5-HT2F; 5-HT2C; 5-HT3;
5-HT4; 5-ht5A; 5-ht5B; 5-HT6; 5-HT7 (20)ロイコトリエンレセプター: BLT; CysLT1; C
ysLT2 (21)リソフォスフォリピッド(Lysophospholipid)
レセプター: edg1; edg2; edg3; edg4 (22)メラノコーリン(Melanocorlin)レセプター:
MC1; MC2; MC3; MC4; MC 5 (23)メラトニンレセプター: MT1; MT2; MT3 (24)ニューロペプチドYレセプター: Y1; Y2; Y4;
Y5; Y6 (25)ニューロテンション(Neurotension)レセプタ
ー: NTS1; NTS2 (26)オピオイド: DOP; KOP; MOP; NOP (27)P2Y レセプター: P2Y1; P2Y2; P2Y4; P2Y6;
P2Y11; P2Y12 (28)パーオキシソームプロリフェレータ(Peroxiso
me proliferator)活性化レセプター: PPAR-α; PPAR
-β; PPAR-γ (29)プロスタノイド(Prostanoid)レセプター:
DP; FP; IP; TP; EP1; EP2; EP3; EP4 (30)プロテアーゼ活性化(Protease-activated)レ
セプター: PAR1; PAR2; PAR3; PAR4 (31)ソマトスタチン(Somatotatin)レセプター:
sst1; sst2; sst3; sst 4; sst5 (32)タチキニン(Tachykinin)レセプター: NK1;
NK2; NK3 (33)チロトロピン放出ホルモン(Thyrotropin-rele
asing hormone)レセプター: TRH1; TRH2 (34)ウロテンシン-II(Urotensin-II)レセプタ
ー: (35)バソアクティブインテスティナルペプチド(Va
soactive intestinal peptide)及びピチュイタリアデ
ニレートサイクラーゼ活性ペプチド(pituitary adenyl
ate cyclase activating peptide)レセプター: VPAC
1; VPAC2; PAC1 (36)バソプレシン(Vasopressin)及び オキシトシ
ン(oxytocin)レセプター: V1a; V1b; V2; OT また、現在、チロシンリン酸化酵素型レセプター、イオ
ンチャンネル遺伝子などのファミリーに属する遺伝子と
して、次のものが公知である。 (37)イオンチャネル: Na+チャネル(タイプI; タ
イプII/タイプIIA; タイプIII; SCL11/NaG; PN1; NaCh
6; NaDRG; SkM1/μ1, SkM2)、K+チャネル(Kv; EAG; K
QT; IRK; ROMK; GIRK; KATP等)、Ca2+チャネル(α1G;
α1E; α1S: α1C; α1D; α1B; α1A; IP3; リアノジ
ンレセプターなど)、Cl-チャネル(GABAA;GABAC; グリ
シンレセプター;C1C0; C1C1; CFTRなど)、非選択性カ
チオンチャネル(nAChR; 5-HT3; NMDA; AMPA; P2XATP;
CNGなど)など (38)チロシンリン酸化酵素レセプター:インスリン
レセプター;EGFレセプターなど
【0029】本発明において用いられる核酸の定量方法
は、ヒトGPCRの機能解析、SNP解析、遺伝子組換
え食品の判定以外にも種々の用途に用いることができ
る。例えば、判明している疾患遺伝子が産生するmRN
Aを検出するプライマー対を含んでなる複数の増幅試薬
のセットを用いることにより、特定疾患の診断をするこ
とができる。本発明によれば、各遺伝子の発現レベルを
正確に測定することができるので、公知の方法と比較し
て、より正確な診断ができるという利点がある。
【0030】[核酸の増幅]本発明の定量方法において、
試料中に含まれ得る標的核酸は、その標的核酸を増幅さ
せるためのプライマー対を含む増幅試薬を用いて増幅さ
れる。本発明の好ましい態様によれば、標的核酸の増幅
は公知のポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を用いて行わ
れる(米国特許第4,683,195号;第4,68
3,202号;第4,965,188号など参照)。m
RNAを標的とする場合、その標的mRNAの増幅は、
最初に、例えばウィルスの逆転写酵素を用いて、標的m
RNAを逆転写し、生じたcDNAを増幅することによ
って行うことができる。さらに好ましい態様において、
mRNAの増幅は、逆転写−ポリメラーゼ連鎖反応(R
T−PCR)を用いて行われる(米国特許第5,31
0,652号;第5,322,770号;第5,56
1,058号;第5,641,864号;5,693,
517号等参照)。
【0031】なお、本発明においては、前記ポリメラー
ゼ連鎖反応以外にも種々のmRNA増幅法が用いられ
る。そのような増幅法として、例えば、鎖置換アッセイ
法(米国特許第5,455,166号など参照)、転写
に基づく増幅法(TAS)(米国特許第5,437,9
90号;第5,409,818号;第5,399,49
1号等参照)、自立配列複製法(3SR)(WO92/
08800等参照)などが挙げられる。これらの増幅反
応の反応条件は、使用する試薬の種類等に応じて、当業
者によって容易に設定することができる。
【0032】[標的核酸の定量]次に、本発明の定量方法
においては、核酸増幅生成物の生成量を定量する。増幅
生成物の定量は、好ましくはプローブを使用する方法に
よって行われる。好ましい態様によれば、蛍光物質によ
り標識したプローブを用いた方法によって行われる。
【0033】本発明のより好ましい態様によれば、標的
mRNAの定量は「TaqMan法」又は「5’ヌクレ
アーゼアッセイ法」を用いて行われる(Proc. Natl. Ac
ad.Sci. USA、第88巻、第7276-7280頁(1991年); 米国
特許第5,210,015号;第5,487,972
号;第5,804,375号など参照)。しかし、必要
に応じて、SYBER Green法、ハイブリダイゼ
ーション法などを用いることもできる。TaqManア
ッセイ法において、5’末端を標識したプローブが用い
られる。また、このプローブは、プローブがDNA合成
のためのプライマーとして働くことを防ぐために3’末
端が修飾される。この修飾として、リン酸基、蛍光物質
等の末端への付加があげられる。標的mRNAの増幅
は、5’→3’エキソヌクレアーゼ活性を有するDNA
ポリメラーゼ、例えばTth DNAポリメラーゼを用
いて行われる。前記プライマーの下流の標的mRNAに
ハイブリダイズするプローブは、増幅反応の間、DNA
ポリメラーゼの5’→3’エキソヌクレアーゼ活性によ
って分解される。新規に標的領域が増幅されるたびに、
プローブが分解され、プローブに修飾されていた標識物
質(例、リン酸基、蛍光物質)が遊離される。この遊離
される標識物質を定量することにより、標的mRNA量
が間接的に測定される。
【0034】遊離される標識物質を定量的に検出するた
めには公知の方法が用いられる。好ましい方法におい
て、前記プローブは、2つの蛍光物質で5’および3’
末端が標識され、このうちの一方が、他方の物質の蛍光
を消光することができる。このプローブは鋳型DNAに
ハイブリダイズしている間は2つの蛍光物質の相互作用
により蛍光が消光されているが、DNAポリメラーゼが
有する5’→3’エキソヌクレアーゼ活性により分解さ
れることにより蛍光を発するようになる。増幅反応の進
行に伴い蛍光が増大し、この蛍光の増大がモニターされ
る。
【0035】[検量線の作成及び増幅前の標的核酸量の
計算]本発明では、予め知られている量の標準品である
合成ポリヌクレオチドを提供するので、これを増幅させ
て作成した「検量線」に基づいて標的核酸を含む試料の
定量を行う。
【0036】検量線の作成については、例えば、特開平
11−123095号公報に記載されている。すなわ
ち、検量線は、ポリメラーゼ連鎖反応において作られる
標準品としてのポリオリゴヌクレオチドの量を、増幅前
に存在する種々の既知量のRNAに対してプロットする
ことによって作成される。高い精度を確保するために、
増幅反応混合物の希釈度を段階的に変えた希釈系列を用
いて増幅反応を行って検量線を作成する。この検量線は
所定の増幅サイクル数に対して増幅される内部標準品及
び標的核酸の量をプロットすることによって作成され
る。増幅前の標的核酸の量は、増幅される標的核酸の量
を上記検量線と比較することによって求められる。つま
り、標準品と標的核酸の一連の希釈系列を別の反応場所
において同様の条件で増幅せしめ、そしてこの反応を増
幅の指数期において停止させ、増幅前にこの試料中に存
在している標的核酸の量を、標準品を用いて作成される
検量線に対して外挿せしめることによって決定する。
【0037】(疾患の診断方法およびその疾患を治療す
る医薬)次に、本発明の上記(23)による方法によれ
ば、患者から採取したmRNA試料を用いて遺伝子発現
解析を行い、特定疾患関連遺伝子の特徴的発現を検知す
ることによってその患者が罹患している疾患を診断する
ことができる。本発明によれば、特定疾患関連遺伝子フ
ァミリー(特に、特定疾患関連GPCR遺伝子ファミリ
ー)に属する遺伝子の発現をまとめて解析することによ
り、複数の特定疾患関連遺伝子のなかで、どの遺伝子の
発現が特徴的であるかを一度の操作で特定することがで
きる。したがって、このようにして特定された遺伝子の
遺伝子産物に対するアゴニスト、アンタゴニストもしく
は抗体、またはその遺伝子産物をコードするDNAを含
む医薬は、その診断対象の患者に対して特に有効であ
る。本発明においては、複数の異常発現遺伝子を特定す
ることができ、かつその遺伝子の発現レベルまでをも正
確に定量することができる。したがって、その患者に適
当な処方として、複数のアゴニスト、アンタゴニストま
たは抗体を選択し、その処方量についても、疾患関連遺
伝子の発現レベルに応じて調製することができる。すな
わち、本発明によれば、その患者のみに処方される、い
わゆるテーラーメード医薬の調製が可能となる。
【0038】より詳細に述べると、例えば、生体内にお
いてあるレセプタータンパク質が減少しているためにリ
ガンドの生理作用が期待できない(該レセプタータンパ
ク質の欠乏症)患者がいる場合に、そのレセプタータ
ンパク質を該患者に投与し該レセプタータンパク質の量
を補充したり、(イ)本発明のレセプタータンパク質
をコードするDNAを該患者に投与し発現させることに
よって、あるいは(ロ)対象となる細胞に本発明のレセ
プタータンパク質をコードするDNAを挿入し発現させ
た後に、該細胞を該患者に移植することなどによって、
患者の体内におけるレセプタータンパク質の量を増加さ
せ、リガンドの作用を充分に発揮させることができる。
【0039】本発明の医薬は、特定された遺伝子が関与
する疾患の予防または治療に有効であり、例えば、中枢
疾患(例えば、アルツハイマー病、痴呆、摂食障害な
ど)、内分泌疾患(例えば、高血圧症、性腺機能異常、甲
状腺機能異常、下垂体機能異常など)、代謝疾患(例え
ば、糖尿病、脂質代謝異常、高脂血症など)、癌(例え
ば、非小細胞肺癌、卵巣癌、前立腺癌、胃癌、膀胱癌、
乳癌、子宮頸部癌、結腸癌、直腸癌等)などの予防また
は治療に有用である。本発明で特定された遺伝子の遺伝
子産物(例えば、レセプタータンパク質)、それに対す
るアゴニスト、アンタゴニストもしくはその抗体、また
はその遺伝子をコードするDNAを上記予防または治療
剤として使用する場合は、常套手段に従って製剤化する
ことができる。
【0040】一方、DNA(以下、本発明のDNAと略
記する場合がある)を上記予防・治療剤として使用する
場合は、そのDNAを単独あるいはレトロウイルスベク
ター、アデノウイルスベクター、アデノウイルスアソシ
エーテッドウイルスベクターなどの適当なベクターに挿
入した後、常套手段に従って実施することができる。そ
のDNAは、そのままで、あるいは摂取促進のための補
助剤とともに、遺伝子銃やハイドロゲルカテーテルのよ
うなカテーテルによって投与できる。
【0041】例えば、本発明で用いられる医薬は、必
要に応じて糖衣を施した錠剤、カプセル剤、エリキシル
剤、マイクロカプセル剤などとして経口的に、あるいは
水もしくはそれ以外の薬学的に許容し得る液との無菌性
溶液、または懸濁液剤などの注射剤の形で非経口的に使
用できる。例えば、本発明の医薬を、生理学的に認め
られる公知の担体、香味剤、賦形剤、ベヒクル、防腐
剤、安定剤、結合剤などとともに一般に認められた製剤
実施に要求される単位用量形態で混和することによって
製造することができる。これら製剤における有効成分量
は指示された範囲の適当な用量が得られるようにするも
のである。
【0042】錠剤、カプセル剤などに混和することがで
きる添加剤としては、例えば、ゼラチン、コーンスター
チ、トラガント、アラビアゴムのような結合剤、結晶性
セルロースのような賦形剤、コーンスターチ、ゼラチ
ン、アルギン酸などのような膨化剤、ステアリン酸マグ
ネシウムのような潤滑剤、ショ糖、乳糖またはサッカリ
ンのような甘味剤、ペパーミント、アカモノ油またはチ
ェリーのような香味剤などが用いられる。調剤単位形態
がカプセルである場合には、上記タイプの材料にさらに
油脂のような液状担体を含有することができる。注射の
ための無菌組成物は注射用水のようなベヒクル中の活性
物質、胡麻油、椰子油などのような天然産出植物油など
を溶解または懸濁させるなどの通常の製剤実施に従って
処方することができる。注射用の水性液としては、例え
ば、生理食塩水、ブドウ糖やその他の補助薬を含む等張
液(例えば、D−ソルビトール、D−マンニトール、塩
化ナトリウムなど)などが用いられ、適当な溶解補助
剤、例えば、アルコール(例、エタノール)、ポリアル
コール(例、プロピレングリコール、ポリエチレングリ
コール)、非イオン性界面活性剤(例、ポリソルベート
80TM、HCO−50)などと併用してもよい。油性液
としては、例えば、ゴマ油、大豆油などが用いられ、溶
解補助剤である安息香酸ベンジル、ベンジルアルコール
などと併用してもよい。
【0043】また、上記予防・治療剤は、例えば、緩衝
剤(例えば、リン酸塩緩衝液、酢酸ナトリウム緩衝
液)、無痛化剤(例えば、塩化ベンザルコニウム、塩酸
プロカインなど)、安定剤(例えば、ヒト血清アルブミ
ン、ポリエチレングリコールなど)、保存剤(例えば、
ベンジルアルコール、フェノールなど)、酸化防止剤な
どと配合してもよい。調製された注射液は通常、適当な
アンプルに充填される。このようにして得られる製剤は
安全で低毒性であるので、例えば、ヒトやその他の哺乳
動物(例えば、ラット、マウス、ウサギ、ヒツジ、ブ
タ、ウシ、ネコ、イヌ、サルなど)に対して投与するこ
とができる。
【0044】本発明の医薬の投与量は、投与対象、対象
臓器、症状、投与方法などにより差異はあるが、経口投
与の場合、一般的に例えば、癌患者(60kgとして)
においては、一日につき約0.1mg〜100mg、好
ましくは約1.0〜50mg、より好ましくは約1.0
〜20mgである。非経口的に投与する場合は、その1
回投与量は投与対象、対象臓器、症状、投与方法などに
よっても異なるが、例えば、注射剤の形では通常例え
ば、癌患者(60kgとして)においては、一日につき
約0.01〜30mg程度、好ましくは約0.1〜20
mg程度、より好ましくは約0.1〜10mg程度を静
脈注射により投与するのが好都合である。他の動物の場
合も、60kg当たりに換算した量を投与することがで
きる。本発明のDNAの投与量は、投与対象、対象臓
器、症状、投与方法などにより差異はあるが、経口投与
の場合、一般的に例えば、癌患者(60kgとして)に
おいては、一日につき約0.1mg〜100mg、好ま
しくは約1.0〜50mg、より好ましくは約1.0〜
20mgである。非経口的に投与する場合は、その1回
投与量は投与対象、対象臓器、症状、投与方法などによ
っても異なるが、例えば、注射剤の形では通常例えば、
癌患者(60kgとして)においては、一日につき約
0.01〜30mg程度、好ましくは約0.1〜20m
g程度、より好ましくは約0.1〜10mg程度を静脈
注射により投与するのが好都合である。他の動物の場合
も、60kg当たりに換算した量を投与することができ
る。
【0045】(略号の表示)本明細書において、塩基、
アミノ酸、化合物等を略号で表示する場合、IUPAC-IUB
Commission on Biochemical Nomenclatureによる略号あ
るいは当該分野における慣用略号に基づき表示を行い、
その例を以下に記載する。またアミノ酸が光学異性体を
取りうる場合、特に明示しなければL体を表す。 DNA :デオキシリボ核酸 cDNA :相補的デオキシリボ核酸 aまたはA :アデニン tまたはT :チミン gまたはG :グアニン cまたはC :シトシン uまたはU :ウラシル RNA :リボ核酸 mRNA :メッセンジャーリボ核酸 dATP :デオキシアデノシン三リン酸 dTTP :デオキシチミジン三リン酸 dGTP :デオキシグアノシン三リン酸 dCTP :デオキシシチジン三リン酸 ATP :アデノシン三リン酸 Gly :グリシン Ala :アラニン Val :バリン Leu :ロイシン Ile :イソロイシン Ser :セリン Thr :スレオニン Cys :システイン Met :メチオニン Glu :グルタミン酸 Asp :アスパラギン酸 Lys :リジン Arg :アルギニン His :ヒスチジン Phe :フェニルアラニン Tyr :チロシン Trp :トリプトファン Pro :プロリン Asn :アスパラギン Gln :グルタミン pGlu :ピログルタミン酸
【0046】本明細書の配列表記載の配列は以下のとお
りである。 [配列番号:1]hMOR1の塩基配列を表す。 [配列番号:2]実施例1で用いた上流プライマーN−
917Fの塩基配列を表す。 [配列番号:3]実施例1で用いた下流プライマーN−
998Rの塩基配列を表す。 [配列番号:4]実施例1で用いたプローブN−945
Tの塩基配列を表す。 [配列番号:5]トウモロコシCB351検出用プライ
マーの塩基配列を表す。 [配列番号:6]トウモロコシCB351検出用プライ
マーの塩基配列を表す。 [配列番号:7]パパイヤ55−1検出用プライマーの
塩基配列を表す。 [配列番号:8]パパイヤ55−1検出用プライマーの
塩基配列を表す。 [配列番号:9]ジャガイモNew Leaf Y検出用プライマ
ーの塩基配列を表す。 [配列番号:10]ジャガイモNew Leaf Y検出用プライ
マーの塩基配列を表す。
【0047】
【実施例】以下に実施例を示して、本発明をより詳細に
説明するが、これは本発明の範囲を限定するものではな
い。 実施例1 (1)hMOR1部分配列の化学合成DNAによる検量
線の作成 この例は、TaqMan法における、hMOR1 cD
NA(配列番号1:GenBankアクセッション番号
L25119)部分配列の化学合成DNAを用いた検
量線の作成を記載する。
【0048】(2)試料 増幅は、hMOR1 cDNA部分配列の化学合成DN
A(hMOR1T/M)の連続希釈溶液を用いて行っ
た。本件のhMOR1COMの配列は、hMOR1 c
DNA(配列番号1)内1129−1210位の相補配
列に相当し、β−シアノエチルホスホアミダイド固相合
成法(化学合成法)にて合成後、アンモニアクリーベー
ジ処理を行い、ポリアクリルアミド変性ゲル電気泳動に
よる精製を行った。
【0049】(3)増幅プライマー及び検出プローブ hMOR1 cDNA部分配列の領域の増幅は、5′-CCT
TGGTTACAATCCCAGAAACTAC-3′(配列番号:2)の配列を
有する上流プライマーN−917Fを、5′-AGGCAGCTGT
TTGTGTAACCTAGA-3′(配列番号:3)の配列を有する下
流プライマーN−998Rとを一対のプライマー対とし
て用いて行った。前記の上流プライマー、N−917F
は、hMOR1 cDNA(配列番号:1)内の112
9−1153位の相補配列にハイブリダイズする。前記
の下流プライマー、N−998Rは、hMOR1 cD
NA(配列番号:1)内の1187−1210位の配列
にハイブリダイズする。これらのプライマーは一緒に、
完全長のhMOR1 cDNA配列の一部を含む、82
塩基対の生成物の増幅を触媒する。
【0050】検出は、5′-CCAGACTGTTTCTTGGCACTTCTGCA
TTG-3′(配列番号:4)を有するN−945Tをプロ
ーブとして用いて行った。このプローブは、hMOR1
cDNA(配列番号:1)内の1157−1185位
の相補配列にハイブリダイズする。前記のTaqMan
形式での検出を可能にするために、前記プローブは、
5’端にフルオレセイン型の蛍光色素(FAM:リポー
ター)3’端にローダミン型の蛍光色素(TAMRA:
クェンチャー)を標識した。標識したプローブは、ハイ
ブリダイズしない状態の場合には、蛍光共鳴エネルギー
の移動現象により、リポーターの蛍光は抑制される。D
NAポリメラーゼによる前記プローブの伸長を、増幅の
間防ぐために、前記プローブの3’末端はリン酸ブロッ
クで合成した。
【0051】(4)増幅 各々のPCR増幅は、TaqMan(商標)Unive
rsal PCR Master MIX(アプライド
バイオシステムズジャパン株式会社)を用いて、20μ
lの合計反応液量で行った。最終試薬濃度を以下の様に
した:試料遺伝子、1× TaqMan(商標)Uni
versal PCR MasterMIX(Ampl
iTaq Gold(商標)DNA Polymera
se、AmpErase(商標)Uracil−N−g
lycosylase(UNG)、ROXなどを含
む。)、900nM 各プライマー、200nM プロー
ブ。
【0052】増幅反応は、ABI PRIZM(商標)
7900HT配列検出システム(アプライドバイオシス
テムズジャパン株式会社)で行い、使用した温度周期の
プロファイルを以下に示す。サーマルサイクリングの時
間及び温度AmpErase UNG反応のインキュベ
ーション: 50℃で2分間、AmpliTaq Go
ld DNA Polymeraseの活性化:95℃
で10分間、変性・アニール/伸長: 40サイクル:
95℃で15秒間、60℃で1分間。
【0053】(5)定量的TaqMan解析 TaqMan反応において、増幅の間に、前記DNAポ
リメラーゼの5’−3’エキソヌクレアーゼ活性によ
り、前記標的配列にハイブリダイズするプローブは5’
末端から加水分解される。その結果、リポーター蛍光色
素は遊離し、蛍光強度が増加する。増幅生成物の蓄積
は、反応液の、リポーター蛍光色素の蛍光強度の増加を
測定することによって、測定した。また、同時に、反応
液の、実験誤差補正用の蛍光リファレンス(蛍光色素:
ROX)の蛍光強度も測定した。各々の増幅サイクルの
間、前記リポーター蛍光色素、及びリファレンス蛍光色
素は、その最大の励起に近い波長の光で励起し、そして
前記リポーター蛍光色素、及びリファレンス蛍光色の発
光は、その発光の最大付近で測定される。これらの周波
数は、ABIPRIZM(商標)7900HT配列検出
システムであらかじめ決定され、別の検出機器を使用し
たならば、適当な周波数を選択すべきである。
【0054】蛍光測定値は、7900HT SDSソフ
トウェア(アプライドバイオシステムズジャパン株式会
社)により解析した。まず、リポーター蛍光色素の蛍光
強度をリファレンス蛍光色素の蛍光強度で標準化し、標
準化リポーターシグナル(Rn)を算出した。更に、R
nから、PCR初期サイクルのサイクルの間で比較的一
定なRnの平均値(ベースライン)を差し引いた値をΔ
Rnとした。サイクル数に対してΔRnをプロットした増
幅曲線上で、増幅産物の指数関数的増幅に相当する蛍光
シグナル(ΔRn)の増加を解析アルゴリズムが初めて
検出したサイクル数をThreshold Cycle
(CT)とした。具体的には、このCTを決定するため
に、増幅産物の指数関数的増幅に至っていないと考えら
れるPCR初期サイクル(3−15サイクル)をベース
ラインとして、このサイクル内の平均ΔRnの標準偏差
を計算した。次にこの標準偏差を10倍した値をThr
esholdと定義し、各増幅曲線上でこのThres
holdの値に相当するサイクル数をCTとした。前記
の増幅産物の指数関数的増幅期の間、CTは、最初の標
的コピー数の対数に比例する。後期のサイクルにおける
増幅生成物の蓄積は、反応を阻害し、そしてついには反
応のプラトーをもたらす。
【0055】(6)結果 各試料で得たCT値を、以下に示す。各CT値は、4回の
反応から得た平均値を表わす。 試料 CT 値 107 コピーのhMOR1T/M 16.3 106 コピーのhMOR1T/M 19.2 105 コピーのhMOR1T/M 22.5 104 コピーのhMOR1T/M 26.0 103 コピーのhMOR1T/M 29.2 102 コピーのhMOR1T/M 32.9 0 コピーのhMOR1T/M 40.0以上
【0056】検量線は、既知量のhMOR1COMの鋳
型(標準サンプル)の増幅から得た、CT値から導い
た。具体的には標準サンプルの初期既知量(対数値)に
対してCTをプロットし、検量線を作成した。近似曲線
にはCT=(Log[DNA]T−Log[DNA]0
/Log(1+e)(ここで、[DNA]0は標的テン
プレートの初期濃度であり、[DNA]Tは、CTサイク
ル時の増幅産物の濃度であり、eは、平均増幅効率であ
り、そしてLog(X)は、Xが10の底を表す対数で
ある)の一次方程式を用い、7900HT SDSソフ
トウェアにより、パラメーターを定めた。前記の試料か
ら得たCT値から、以下の検量線を得た: CT=39.34−3.331×Log[DNA]0 相関係数 R2=0.999 平均増幅効率 e=99.6%
【0057】実施例2 (1)RNAの抽出およびcDNA合成 前立腺癌細胞LNCaP−FGC細胞をプレコンフルエ
ントになるまで培養した。細胞を0.25%トリプシン
−1mM EDTA(Invitrogen社)ではがし細胞数を
測定した後、RNeasy mini KIT(QIAGEN社)のマニュア
ルに従って全RNAを抽出精製した。抽出したRNAは
SuperScript II(Invitrogen社)のマニュアルに従って
first strand cDNAを合成し、エタノール沈殿後下記の
ように溶解して用いた。合成したcDNAは10mg/
ml RNA相当になるようにTEに溶解した後、50
μg/mlの酵母tRNAを含むTEに5ng/μlに
なるように希釈した。希釈したcDNA溶液5μl(2
5ngのRNAに相当)を1種類のGPCRのmRNA
の定量の測定用試料とした。
【0058】(2)化学合成標準品を用いたGPCR
mRNAの定量 既知のGPCR 160種類の配列を基に、ソフトウエ
アPrimer Express(商標)(アプライドバイオシステム
ズジャパン株式会社)を用いてプライマーおよびプロー
ブを設計した。また、プライマーにはさまれた塩基配列
を持つ(−)鎖のDNAを化学合成した。化学合成した
DNAを50μg/mlのyeast tRNAを含むTEに10
6コピー/5μlになるように希釈した後、10倍づつ
102コピー/5μlになるまで希釈系列を作成した。
1種類のGPCRのmRNAの測定は、これらの化学合
成品による希釈系列5種と前述した測定サンプル1種の
5μlずつを各2点分注して行った。増幅反応試薬は、
TaqMan(商標) Universal PCRMaster Mix(アプライドバ
イオシステムズジャパン株式会社)および、前述のよう
に設計したTaqMan(商標) Probe Kit(アプライドバイオ
システムズジャパン株式会社)を用い、15μlの液量
に調製したのち、前述の標準品および測定試料の入った
各ウェルに加えた。各プライマー、プローブの最終濃度
はマニュアルに従った。TaqMan(商標) PCRは、ABI PRIS
M(商標)7900HT配列検出システム(アプライドバイオシ
ステムズジャパン株式会社)で行い、使用した温度周期
はTaqMan(商標) Universal PCR Master Mix(アプライ
ドバイオシステムズジャパン株式会社)のマニュアルに
従った。増幅生成物の定量的TaqMan解析は、7900HT SDS
ソフトウェア(アプライドバイオシステムズジャパン株
式会社)を用いて行った。上記の条件を用いて384ウ
ェルプレート1枚で32種類のGPCRの定量的測定を
行い、5枚の384ウェルプレートを用いることにより
前立腺癌細胞株LNCaP−FGC細胞の発現する前述
した160種類全てのGPCRの正確な定量が可能であ
った。
【0059】
【発明の効果】本発明の標準品は、化学合成によって得
られる合成ポリヌクレオチドであり、従来の生合成によ
って得られるポリヌクレオチドからなる標準品と比較し
て、簡便な方法で目的とする配列のものを正確に得るこ
とができるという利点がある。また、本発明の標準品
は、生物学的コンタミネーションがないので、環境に対
して安全であり、また高精度の定量を阻害する要因を少
なくできるという利点がある。また、本発明の定量方法
及び定量キットによれば、標準品として1本鎖のポリヌ
クレオチドを用いた場合は、被定量物に近い状態のもの
を標準とすることができるので、より高精度の定量が可
能となる。
【0060】また、本発明の他の態様に係る定量方法及
び定量キットによれば、多種類の標的核酸を含み得る試
料について、多種類の標的核酸の有無及びその量を一度
の処理で高感度で検出することができる。したがって、
本発明によれば、標的遺伝子の発現解析を高感度で迅速
に行うことができるシステムを提供することができる。
さらに、本発明の定量方法および定量キットを用いるこ
とによって、特定疾患の診断、遺伝子組換え食品の検査
または自然食品中の遺伝子組換えDNAの混入の判定な
どを高精度で行うことができる。
【0061】
【配列表】 [Sequence Listing] <110> Takeda Chemical Industries, Ltd. <120> Quantification Method and Quantification Kit of Nucleic Acids <130> P02-0156 <150> JP 2001-400280 <151> 2001-12-28 <160> 10 <210> 1 <211> 2162 <212> DNA <213> Human <220> <221> <223> (2063), (2091) <224> <400> 1 ggaattccgg ctataggcag aggagaatgt cagatgctca gctcggtccc ctccgcctga 60 cgctcctctc tgtctcagcc aggactggtt tctgtaagaa acagcaggag ctgtggcagc 120 ggcgaaagga agcggctgag gcgcttggaa cccgaaaagt ctcggtgctc ctggctacct 180 cgcacagcgg tgcccgcccg gccgtcagta ccatggacag cagcgctgcc cccacgaacg 240 ccagcaattg cactgatgcc ttggcgtact caagttgctc cccagcaccc agccccggtt 300 cctgggtcaa cttgtcccac ttagatggca acctgtccga cccatgcggt ccgaaccgca 360 ccaacctggg cgggagagac agcctgtgcc ctccgaccgg cagtccctcc atgatcacgg 420 ccatcacgat catggccctc tactccatcg tgtgcgtggt ggggctcttc ggaaacttcc 480 tggtcatgta tgtgattgtc agatacacca agatgaagac tgccaccaac atctacattt 540 tcaaccttgc tctggcagat gccttagcca ccagtaccct gcccttccag agtgtgaatt 600 acctaatggg aacatggcca tttggaacca tcctttgcaa gatagtgatc tccatagatt 660 actataacat gttcaccagc atattcaccc tctgcaccat gagtgttgat cgatacattg 720 cagtctgcca ccctgtcaag gccttagatt tccgtactcc ccgaaatgcc aaaattatca 780 atgtctgcaa ctggatcctc tcttcagcca ttggtcttcc tgtaatgttc atggctacaa 840 caaaatacag gcaaggttcc atagattgta cactaacatt ctctcatcca acctggtact 900 gggaaaacct cgtgaagatc tgtgttttca tcttcgcctt cattatgcca gtgctcatca 960 ttaccgtgtg ctatggactg atgatcttgc gcctcaagag tgtccgcatg ctctctggct 1020 ccaaagaaaa ggacaggaat cttcgaagga tcaccaggat ggtgctggtg gtggtggctg 1080 tgttcatcgt ctgctggact cccattcaca tttacgtcat cattaaagcc ttggttacaa 1140 tcccagaaac tacgttccag actgtttctt ggcacttctg cattgctcta ggttacacaa 1200 acagctgcct caacccagtc ctttatgcat ttctggatga aaacttcaaa cgatgcttca 1260 gagagttctg tatcccaacc tcttccaaca ttgagcaaca aaactccact cgaattcgtc 1320 agaacactag agaccacccc tccacggcca atacagtgga tagaactaat catcagctag 1380 aaaatctgga agcagaaact gctccgttgc cctaacaggg tctcatgcca ttccgacctt 1440 caccaagctt agaagccacc atgtatgtgg aagcaggttg cttcaagaat gtgtaggagg 1500 ctctaattct ctaggaaagt gcctactttt aggtcatcca acctctttcc tctctggcca 1560 ctctgctctg cacattagag ggacagccaa aagtaagtgg agcatttgga aggaaaggaa 1620 tataccacac cgaggagtcc agtttgtgca agacacccag tggaaccaaa acccatcgtg 1680 gtatgtgaat tgaagtcatc ataaaaggtg acccttctgt ctgtaagatt ttattttcaa 1740 gcaaatattt atgacctcaa caaagaagaa ccatcttttg ttaagttcac cgtagtaaca 1800 cataaagtaa atgctacctc tgatcaaagc accttgaatg gaaggtccga gtctttttag 1860 tgtttttgca agggaatgaa tccattattc tattttagac ttttaacttc aacttaaaat 1920 tagcatctgg ctaaggcatc attttcacct ccatttcttg gttttgtatt gtttaaaaaa 1980 aataacatct ctttcatcta gctccataat tgcaagggaa gagattagca tgaaaggtaa 2040 tctgaaacac agtcatgtgt canctgtaga aaggttgatt ctcatgcact ncaaatactt 2100 ccaaagagtc atcatggggg atttttcatt cttaggcttt cagtggtttg ttcctggaat 2160 tc 2162 <210> 2 <211> 25 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Primer N917F <400> 2 ccttggttac aatcccagaa actac 25 <210> 3 <211> 24 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Primer N-998R <400> 3 aggcagctgt ttgtgtaacc taga 24 <210> 4 <211> 29 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <221> misc_binding <223> Probe N-945T, labeled 5'-terminal with FAM and 3'-terminal with TA MRA <400> 4 ccagactgtt tcttggcact tctgcattg 29 <210> 5 <211> 24 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Primer <400> 5 ccttcgcaag acccttcctc tata 24 <210> 6 <211> 23 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Primer <400> 6 gtagctgtcg gtgtagtcct cgt 23 <210> 7 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Primer <400> 7 ttacggcgag ttctgttagg 20 <210> 8 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Primer <400> 8 catgtgcctg agaaataggc 20 <210> 9 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Primer <400> 9 aaaagagctg tcctgacagc 20 <210> 10 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Primer <400> 10 tcctcctgca tcaattgtgt 20
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G045 AA20 AA25 AA40 BA11 CB17 CB20 CB30 DA12 DA13 DA14 DA77 FB02 FB07 4B024 AA01 AA11 CA09 CA12 HA20 4B063 QA01 QA12 QA18 QQ42 QQ53 QR08 QR32 QR35 QR56 QR62 QS25 QS36 QX01 QX02

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化学合成によって得られる合成ポリヌク
    レオチドを含む、試料中の特定の標的核酸を定量または
    検出する際に用いられる標準品。
  2. 【請求項2】 前記合成ポリヌクレオチドがRNA、D
    NA又はそれらの修飾物である請求項1記載の標準品。
  3. 【請求項3】 前記合成ポリヌクレオチドがRNAまた
    はDNAである請求項1記載の標準品。
  4. 【請求項4】 前記合成ポリヌクレオチドがRNAのと
    きにセンス鎖、あるいはDNAのときにアンチセンス鎖
    である請求項3記載の標準品。
  5. 【請求項5】 前記合成ポリヌクレオチドが標的核酸の
    一部を合成したものであって、ヌクレオチドの数が60
    〜200個である請求項1記載の標準品。
  6. 【請求項6】 前記請求項1〜5のいずれかに記載の標
    準品を含む核酸定量キット。
  7. 【請求項7】 前記請求項1〜5のいずれかに記載の標
    準品と少なくとも1対のプライマー対を含む核酸定量キ
    ット。
  8. 【請求項8】 さらに蛍光プローブまたはリン酸化プロ
    ーブを含んでなる請求項7記載のキット。
  9. 【請求項9】 さらにDNAポリメラーゼを含んでなる
    請求項8記載のキット。
  10. 【請求項10】 さらに逆転写酵素を含む請求項9記載
    のキット。
  11. 【請求項11】 複数の標的核酸を定量するための核酸
    定量キットであって、複数の反応場所を有する反応器具
    の各反応場所に、標的核酸に対応するプライマー対を含
    む増幅試薬を充填し、その標的核酸に対応するプライマ
    ー対を充填していない反応場所に前記請求項1〜5のい
    ずれかに記載の標準品とその標準品に対応するプライマ
    ー対を含む増幅試薬を充填してなる核酸定量キット。
  12. 【請求項12】 前記複数の標的核酸が特定疾患に関与
    するDNAまたはmRNAであり、その特定疾患を診断
    するために用いられる請求項11記載の核酸定量キッ
    ト。
  13. 【請求項13】 前記複数の標的核酸が遺伝子組換え食
    品に含有される組換えDNAであり、食品中の組換えD
    NAを検知するために用いられる請求項11記載の核酸
    定量キット。
  14. 【請求項14】 試料中の特定の標的核酸を定量する方
    法であって、試料に標的核酸に対応する少なくとも一対
    のプライマー対をそれぞれ含む増幅試薬を加え、標準品
    としての化学合成ポリヌクレオチドにその合成ポリヌク
    レオチドに対応するプライマー対を含む増幅試薬を加え
    て、それぞれ増幅反応を行い、増幅された標準品の量と
    増幅された標的核酸の量を測定し、これらの情報に基づ
    いて増幅前の標的核酸の量を計算する核酸の定量方法。
  15. 【請求項15】 前記合成ポリヌクレオチドがRNA、
    DNA又はそれらの修飾物である請求項14記載の方
    法。
  16. 【請求項16】 前記合成ポリヌクレオチドがRNAで
    ある請求項14記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記合成ポリヌクレオチドがセンス鎖
    である請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記合成ポリヌクレオチドが標的核酸
    の一部を合成したものであって、ヌクレオチドの数が6
    0〜200個である請求項14〜17記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記試料がヒトまたはその他の動物由
    来のmRNA試料である請求項14〜18記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記増幅試薬がさらに蛍光プローブま
    たはリン酸化プローブを含んでなる請求項19記載の方
    法。
  21. 【請求項21】 前記増幅試薬がさらにDNAポリメラ
    ーゼを含んでなる請求項20記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記増幅試薬がさらに逆転写酵素を含
    む請求項21記載の方法。
  23. 【請求項23】 (1)標的核酸に対応する少なくとも
    一対のプライマー対をそれぞれ含む増幅試薬に含まれる
    蛍光プローブまたはリン酸化プローブのプローブ部分
    が、標的核酸のうち該プライマー対に挟まれる領域の核
    酸からなるプローブであり、(2)合成ポリヌクレオチ
    ドに対応するプライマー対を含む増幅試薬に含まれる蛍
    光プローブまたはリン酸化プローブのプローブ部分が、
    合成ポリヌクレオチドのうち該プライマー対に挟まれる
    領域の核酸からなるプローブである請求項20〜22記
    載の方法。
  24. 【請求項24】 DNAポリメラーゼによって蛍光プロ
    ーブまたはリン酸化プローブから遊離される蛍光物質の
    蛍光強度またはリン酸基の量を指標として、増幅された
    標準品の量と増幅された標的核酸の量を測定する請求項
    23記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記請求項11記載のキット又は前記
    請求項14の方法を用いてSNPの解析を行う方法。
  26. 【請求項26】 前記請求項12記載のキット又は前記
    請求項14の方法を用いて特定疾患を診断する方法。
  27. 【請求項27】 前記請求項13記載のキット又は前記
    請求項14の方法を用いて食品中に遺伝子組換えDNA
    が含まれているか否かを判定する方法。
  28. 【請求項28】 前記請求項12記載のキット又は前記
    請求項26記載の方法によって特定される、ある細胞や
    組織において特徴的に発現が亢進または減少している遺
    伝子DNAもしくはその遺伝子産物、又はその遺伝子産
    物に対するアゴニスト、アンタゴニストもしくは抗体を
    含んでなる医薬。
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