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JP2003253286A - グリース製造装置 - Google Patents

グリース製造装置

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Publication number
JP2003253286A
JP2003253286A JP2002056201A JP2002056201A JP2003253286A JP 2003253286 A JP2003253286 A JP 2003253286A JP 2002056201 A JP2002056201 A JP 2002056201A JP 2002056201 A JP2002056201 A JP 2002056201A JP 2003253286 A JP2003253286 A JP 2003253286A
Authority
JP
Japan
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container
grease
stirring
thickener
blade
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002056201A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Nakatani
真也 中谷
Masahiko Yamazaki
雅彦 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2002056201A priority Critical patent/JP2003253286A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】増ちょう剤の粒子が微細化(例えば、平均粒径
5μm程度に)でき、しかもグリースの生産性を向上さ
せることのできるグリース製造装置を得る。 【解決手段】このグリース製造装置は、反応容器部1と
攪拌装置2と加圧装置3と濾過装置と駆動装置5を備え
ている。反応容器部1の容器の底面に開閉自在の排出口
を設け、増ちょう剤合成反応の終了後に、この排出口に
濾過装置を連結して加圧濾過を行う。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、増ちょう剤原料を
基油中で反応させて、基油中にコロイド状に分散した状
態の増ちょう剤を得るために使用する、グリース製造装
置に関する。 【0002】 【従来の技術】電機や情報機器に使用される転がり軸受
には低騒音性が要求されている。転がり軸受に騒音が生
じる原因の一つとして、潤滑剤に含まれる夾雑物が挙げ
られる。したがって、低騒音性が要求される転がり軸受
用のグリースとしては、夾雑物を含まないものが求めら
れている。 【0003】グリースを製造する際には、先ず、増ちょ
う剤原料を基油中で反応させることにより、基油中に増
ちょう剤がコロイド状に分散したものを得る。次に、こ
の得られたもの(基油+増ちょう剤)に各種添加剤を添
加して混練した後、脱泡等の各種後処理を行ってグリー
スを得る。上述の方法で増ちょう剤を得る工程を経て得
られるグリースには、夾雑物として、原材料に含まれる
不純物、増ちょう剤の凝集物、原材料の未反応物、反応
の副生成物、添加剤の凝集粒子、工程環境等に起因する
粉塵等が挙げられる。したがって、グリースに夾雑物が
含まれないようにするためには、純度の高い原材料を用
いる、前記工程をクリーンルーム内で行う、グリースの
濾過を十分に行う等の対策を行う必要がある。 【0004】そのため従来は、グリースの濾過を2回行
っている。最初の濾過は、前記工程後の基油中に増ちょ
う剤がコロイド状に分散した状態で行う。この濾過は、
例えば、500メッシュ(公称濾過粒度27μm)の金
網と1200メッシュ(公称濾過粒度10μm)の金網
とで行っている。2回目の濾過は、各種後処理を行った
後に、製品として出荷する前に、例えば金属繊維の焼結
体からなるフィルターを用いて行っている。これによ
り、「JIS K2220」の夾雑物試験法において1
0μm以上の夾雑物が検出されないグリースを得ること
ができる。 【0005】一方、増ちょう剤の粒径が小さいグリース
ほど転がり軸受に騒音を生じさせ難いため、低騒音性が
要求される転がり軸受用のグリースとしては、増ちょう
剤の粒径を小さく(例えば、平均粒径5μm程度に)す
ることが求められている。従来は、上述の方法で増ちょ
う剤を得る工程を、ダブルモーションの攪拌翼を備えた
反応釜で行っているが、この方法では、得られる増ちょ
う剤の粒径を十分に小さく(例えば、平均粒径5μm程
度に)することができない。そのため、後処理工程で増
ちょう剤粒子を微細化する必要がある。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ダブル
モーションの攪拌翼を備えた反応釜を用い前記方法で得
られた増ちょう剤粒子を、コロイドミルやホモジナイザ
ーで十分に微細化(例えば、平均粒径5μm程度に)す
ることは困難である。また、濾過工程を2回行うことは
グリースの生産性の点で改善の余地がある。 【0007】本発明は、このような従来技術の課題を解
決するために、増ちょう剤原料を基油中で反応させるこ
とにより、基油中にコロイド状に分散した状態の増ちょ
う剤を得るために使用される装置として、増ちょう剤の
粒子が微細化(例えば、平均粒径5μm程度に)でき、
しかもグリースの生産性を向上させることのできる装置
を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、増ちょう剤原
料を基油中で反応させることにより、基油中にコロイド
状に分散した状態の増ちょう剤を得るグリース製造装置
において、前記反応を行う容器と、この容器の内容物を
攪拌する攪拌装置と、前記容器内を加圧する加圧装置
と、前記容器に設けた開閉自在の排出口と、この排出口
に連結する濾過装置とを備え、前記攪拌装置は、複数個
の攪拌翼を備え、これらの攪拌翼は、容器の開口面の中
心からずれた各位置を自転軸として自転しながら前記中
心を公転軸として公転するように構成され、前記攪拌翼
の少なくとも二つは、上下に延びる板状の翼の板面がひ
ねられたブレード型であり、前記攪拌翼の少なくとも一
つは剪断型であり、剪断型攪拌翼は公転方向で二つのブ
レード型攪拌翼の間に配置され、前記濾過装置は、前記
排出口に着脱自在のフランジ部を備えた配管に、金属製
のフィルタが取り付けられたものであることを特徴とす
るグリース製造装置を提供する。 【0009】本発明のグリース製造装置において、前記
攪拌装置は、特開平11−21580号公報に記載され
ており、この攪拌装置を用いることで、増ちょう剤粒子
を微細化(例えば、平均粒径5μm程度に)することが
できる。前記攪拌装置の攪拌条件としては、ブレード型
攪拌翼の自転速度が1〜100rpmであり、剪断型攪
拌翼の自転速度が1200〜7500rpmであり、公
転速度が3〜200rpmであることが好ましい。 【0010】また、反応終了直後に(容器の内容物が温
かい状態で)、容器の排出口に濾過装置を連結し、加圧
装置により容器内を加圧する(例えばゲージ圧で0.0
1〜1.5MPaとする)ことにより、容器の内容物を
加圧濾過する。これにより、グリースの濾過工程を効率
的に行うことができる。また、容器の内容物に含まれて
いる増ちょう剤は、前記攪拌装置の使用により微細化さ
れているため、グリースの濾過工程をこの加圧濾過1回
のみとすることができる。 【0011】前記フィルタとしては、薄くて、開口率が
大きく、均一な目開きのフィルタを使用することが好ま
しい。このようなフィルタとしては、金網(織り方は、
平織、綾織、畳織のいずれでもよい。)、金属繊維の焼
結体からなるフィルタ(以下「焼結フィルタ」と称す
る。)、電気化学的方法で作製されたフィルタ(以下
「電成篩」と称する。)が挙げられる。 【0012】フィルタの孔の大きさについては、例え
ば、バブルポイント試験法で測定される最大孔径が1μ
m以上100μm以下であるもの、前記最大孔径が1μ
m以上40μm以下であるものを使用する。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1〜7を用いて、本発明の一実施形態に相
当するグリース製造装置を説明する。図1は、このグリ
ース製造装置を示す正面図である。図2は、このグリー
ス製造装置を示す側面図である。 【0014】このグリース製造装置は、増ちょう剤原料
を基油中で反応させることにより、基油中にコロイド状
に分散した状態の増ちょう剤を得るグリース製造装置で
あって、反応容器部1と、攪拌装置2と、加圧装置3
と、濾過装置4と、駆動装置5とを備えている。図3
は、このグリース製造装置の反応容器部1を示す断面図
である。図4は反応容器部1の昇降機構を示す図であ
り、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A断面図で
ある。図5は、このグリース製造装置の攪拌装置2を構
成する複数の攪拌翼の配置を示す図である。図5の矢印
Aは図1の正面を示す。図6は、このグリース製造装置
の濾過装置4を示す正面図である。図7は、このグリー
ス製造装置の加圧装置3と使用状態を示す側面図であ
る。 【0015】反応容器部1は、円筒形の容器11と、こ
の容器11の外側に配置された円筒状の外装体12とを
備えている。容器11の上端にはフランジ11aが形成
されている。容器11の底には、排出用の配管(排出
口)13が設けられている。この排出口13は、ボール
バルブ14により開閉自在に構成されている。このボー
ルバルブ14はレバー15により開閉される。図3の符
号16は温度検出器であり、検出信号を出力する配線が
これに接続される。 【0016】外装体12の下部は、排出口13およびボ
ールバルブ14の開閉機構と干渉しないように切り開か
れた形状となっている。外装体12の内部には、容器1
1の外周面を取り囲むように、所定温度の液体を循環さ
せる恒温槽12cが設けてある。液体循環用のポンプ
は、反応容器部1が設置された架台6の内部に配置され
ている。このポンプと恒温槽12cの各配管接続口12
dとが、図示されない配管で接続されている。架台6の
上には反応容器部1を受ける受台61が固定されてい
る。 【0017】反応容器部1は昇降機構により鉛直方向に
移動可能となっており、外装体12の外周面には、この
移動の際に使用する一対のブラケット10が設けてあ
る。このブラケット10は、平行に配置された一対の縦
板10aの下に横板10bが固定された形状であり、図
4(b)に示すように、横板10bの中心に円形の貫通
穴10cが形成されている。 【0018】この貫通穴10cに挿入される突起70
は、図4(a)に示すように、反応容器部1を挟む一対
の支持板71の上に固定されている。各支持板71の下
面にはブラケット72が固定され、支持板71およびブ
ラケット72の一端がプレート73に固定されている。
プレート73の裏面には、リニアガイドのスライダ74
が固定され、リニアガイドのレール75が駆動装置5の
ハウジング51に固定されている。 【0019】プレート73の上昇に伴い、支持板71が
図1および2の状態から上昇して、図4(b)に示すよ
うに、支持板71上の突起70がブラケット10の貫通
穴10cに入り、横板10bに支持板71が接触する。
その後は、支持板71の更なる上昇に伴って横板10b
が上昇するため、これが固定された外装体12(すなわ
ち、反応容器部1)が上昇する。反応容器部1の下降時
には、反応容器部1が受台61の上に着地した後に、支
持板71上の突起70がブラケット10の貫通穴10c
から外れる。 【0020】反応容器部1は水平方向にも移動可能とな
っており、外装体12の外周面に、この移動の際に使用
する把手12aが固定されている。反応容器部1を水平
方向に移動する際には、把手12aを使用して受台61
上をスライドさせる。攪拌装置2は、二つのブレード型
攪拌翼21と、一つの剪断型攪拌翼22と、これらの攪
拌翼21,22を回転駆動する機構を収めたギアドラム
23およびギアボックス24と、で構成されている。ブ
レード型翼21は、上下に延びる板状の翼の板面が上下
で90°ひねられた形状である。 【0021】これら3個の攪拌翼21,22は、容器1
1の開口面をなす円(中心:C11)に対して、図5に示
すように配置されている。これら3個の攪拌翼21,2
2の各回転軸C21,C21,C22は、前記円と同心の一つ
の円11c上に配置されている。各回転軸は、図5の上
部から時計回りに、C21,C21,C22の順に配置されて
いる。ブレード型攪拌翼21の二つの回転軸C21,C21
を結ぶ弧の中心角θ1(<180°)は、ブレード型攪
拌翼21の回転軸C21と剪断型攪拌翼22の回転軸C22
とを結ぶ各弧の中心角θ2 (<180°),θ3 (<1
80°)より大きい。ここでは、θ1 =150°、θ2
=θ3 =105°とした。 【0022】これらの回転軸C21,C21,C22は、ギア
ドラム23およびギアボックス24内に収めた回転駆動
機構により、自転しながら容器11の開口面をなす円の
中心C11を公転軸として公転するように構成されてい
る。また、回転軸C21,C21,C22が配置された円11
cの半径は、各攪拌翼21,22の回転時に、各攪拌翼
21,22が互いに干渉せず、容器11の内壁にも接触
しない寸法に設定されている。また、二つのブレード型
攪拌翼21は、翼の向きが直交する配置で取り付けられ
ている。 【0023】加圧装置3は、ギアドラム23の周面に取
り付けられた真空口31、真空ブレーク口32と、真空
計33と、真空口31に図示されない配管で接続された
真空ポンプとで構成されている。真空ポンプは、反応容
器部1が設置された架台6の内部に配置されている。ギ
アドラム23の周面には、また、採光窓81と覗き窓8
2が設置されている。 【0024】濾過装置4は、上流側から第1〜第4の配
管部材41〜44と、円盤状の金属製フィルタ45と、
配管部材41〜44の連結部材46〜48とからなる。
第1の配管部材41は、反応容器部1の排出口13に着
脱自在のフランジ部41aと、上流側から下流側に向け
て径が大きくなるテーパ状の単管41bと、下流側との
接続用のフランジ部41cとで構成されている。 【0025】第2の配管部材42は、第1の配管部材4
1との接続用のフランジ部42aと、上流側から下流側
に向けて径が小さくなるテーパ状の単管42bと、下流
側との接続用のフランジ部42cとで構成されている。
第3の配管部材43は、第2の配管部材42との接続用
のフランジ部43aと、開閉弁43bと、下流側との接
続用のフランジ部43cと、フランジ部43aと開閉弁
43bとの間の短管43dと、フランジ部43cと開閉
弁43bとの間の短管43eと、で構成されている。開
閉弁43bは、レバー43f,43gにより手動で開閉
される。 【0026】第4の配管部材44は、第3の配管部材4
3との接続用のフランジ部44aと、長管44bとで構
成されている。長管44bの下流端は、管の長さ方向に
対して斜めに切断された開口部44cとなっている。こ
の配管部材44の開口部44cが、濾過されたグリース
(基油+増ちょう剤)の排出口となっている。第1の配
管部材41と第2の配管部材42は、フランジ部41c
とフランジ部42aとの間に円盤状の金属製フィルタ4
5を挟んだ状態で、両フランジ部41c,42aを連結
部材46により外側から締めつけることにより連結され
ている。 【0027】第2の配管部材42と第3の配管部材43
は、フランジ部42cとフランジ部43aを合わせて、
連結部材47により外側から締めつけることにより連結
されている。第3の配管部材43と第4の配管部材44
は、フランジ部43cとフランジ部44aを合わせて、
連結部材48により外側から締めつけることにより連結
されている。 【0028】このグリース製造装置は以下のようにして
使用される。先ず、反応容器部1の容器11内に増ちょ
う剤原料と基油を入れ、容器11内を所定温度に保持し
た状態で攪拌装置2を駆動して、容器11の内容物を攪
拌することにより、増ちょう剤原料を基油中で反応させ
る。この反応を、所定温度で所定時間行うことにより、
基油中にコロイド状に分散した状態の増ちょう剤が得ら
れる。 【0029】次に、攪拌装置2を止めた後に反応容器部
1を上昇させて、図7に示すように、ギアドラム23の
下部フランジ23aと、容器11の上部フランジ11a
とを接触させる。この状態で、図3に2点鎖線で示すよ
うに、容器11の排出口13に対して、レバー43g,
43fにより開閉弁43bを閉じた状態で、濾過装置4
の第1の配管部材41のフランジ部41aを、ボルト等
の連結部材により取り付ける。 【0030】次に、レバー15を動かしてボールバルブ
14を開け、容器11の内容物を排出口13から濾過装
置4内に入れる。次に、真空ブレーク口32を閉じて真
空口31を開け、真空ポンプを駆動する。真空計33に
より所定の真空度となったことを確認した後、レバー4
3g,43fを動かして開閉弁43bを開け、容器11
の内容物を加圧状態で濾過し、濾過されたグリース(基
油+増ちょう剤)を開口部44cから得る。 【0031】この実施形態のグリース製造装置によれ
ば、増ちょう剤粒子を微細化(例えば、平均粒径5μm
程度に)することができる。また、増ちょう剤合成の反
応終了直後に(容器の内容物が温かい状態で)、前述の
方法で容器の内容物を加圧濾過することにより、グリー
スの濾過工程を効率的に行うことができる。また、容器
の内容物に含まれている増ちょう剤は微細化されている
ため、濾過工程はこの加圧濾過1回のみとすることがで
きる。したがって、加圧濾過後の増ちょう剤(+基油)
に各種添加剤を添加して混練した後、脱泡等の各種後処
理を行い、更なる濾過工程を経ずにグリースを得ること
ができる。すなわち、このグリース製造装置を用いるこ
とによって、グリースの生産性が向上する。 【0032】 【実施例】[実施例1]上記実施形態のグリース製造装
置を用い、以下の方法でウレア系グリースを製造した。
攪拌装置2の駆動条件は、二つのブレード型攪拌翼21
の自転速度:100rpm、一つの剪断型攪拌翼22の
自転速度:3000rpm、三つの攪拌翼21,22の
公転速度:100rpmとした。金属製フィルタ45と
して、面積が0.06m2 であり、バブルポイント試験
法で測定された最大孔径が5μmであり、空隙率が78
%であるステンレス鋼繊維からなる焼結フィルタを取り
付けた。 【0033】鉱油(基油)と、ジフェニルメタン−4,
4−イソシアネート(ウレアの原料)と、シクロヘキシ
ルアミン(ウレアの原料)を、質量比で、81.0:
8.0:10.0となるように、容器11内に入れ、容
器11内を150℃に保持しながら1時間、前記条件で
攪拌装置2を駆動させた。これにより、鉱油中でジウレ
アを合成した。 【0034】攪拌装置2の駆動を停止した直後に(容器
11の内容物が150℃であるうちに)、昇降機構によ
り反応容器部1を上昇させて、ギアドラム23の下部フ
ランジ23aと、容器11の上部フランジ11aとを接
触させ、容器11の排出口13に濾過装置4を取り付け
た。次に、レバー15を動かしてボールバルブ14を開
け、排出口13から容器11の内容物を濾過装置4に入
れ、真空ブレーク口32を閉じて真空口31を開け、真
空ポンプを駆動した。 【0035】次に、真空計33により容器11内の真空
度をゲージ圧で0.5MPaとした後、レバー43g,
43fを動かして開閉弁43bを開けることにより、容
器11の内容物(鉱油中にコロイド状に分散した状態の
ジウレア)を加圧下で濾過した。濾過されて開口部44
cから取り出された前記内容物に含まれるジウレアの平
均粒子径を、HIAC/ROYCO社のパーティクルカ
ウンターで測定したところ、5.2μmであった。 [実施例2]上記実施形態のグリース製造装置を用い、
以下の方法でリチウム石けん系グリースを製造した。攪
拌装置2の駆動条件は実施例1と同じにした。金属製フ
ィルタ45としては、面積が0.06m2 であり、バブ
ルポイント試験法で測定された最大孔径が5μmであ
り、空隙率が90%であるステンレス製畳織金網を取り
付けた。 【0036】容器11内に、先ず、鉱油(基油)と、1
2ヒドロキシステアレート(リチウム石けんの原料)を
入れ、容器11内の温度を80〜95℃にして、12ヒ
ドロキシステアレートを溶解した。この状態で、水酸化
リチウム(リチウム石けんの原料)と予め沸騰させた水
を添加して、95〜100℃に保持しながら、1時間、
前記条件で攪拌装置2を駆動させた。これにより、鉱油
中でリチウム石けんを合成した。 【0037】各原料の添加割合は質量比で、鉱油:12
ヒドロキシステアレート:水酸化リチウム:水=81.
5:16.1:2.4:4.8とした。攪拌装置2の駆
動を停止した後に、昇降機構により反応容器部1を上昇
させて、ギアドラム23の下部フランジ23aと、容器
11の上部フランジ11aとを接触させ、容器11の排
出口13に濾過装置4を取り付けた。次に、容器11内
の温度を205℃に上昇させてリチウム石けんを溶解し
た後、レバー15を動かしてボールバルブ14を開け、
排出口13から容器11の内容物を濾過装置4に入れ
た。次に、真空ブレーク口32を閉じて真空口31を開
け、真空ポンプを駆動した。 【0038】次に、真空計33により容器11内の真空
度をゲージ圧で0.35MPaとした後、レバー43
g,43fを動かして開閉弁43bを開けることによ
り、容器11の内容物(鉱油中にコロイド状に分散した
状態のリチウム石けん)を加圧下で濾過した。濾過され
て開口部44cから取り出された前記内容物に含まれる
リチウム石けんの平均粒子径を、HIAC/ROYCO
社のパーティクルカウンターで測定したところ、5.1
μmであった。 [実施例3]上記実施形態のグリース製造装置を用い、
以下の方法でリチウムコンプレックス石けん系グリース
を製造した。攪拌装置2の駆動条件は実施例1と同じに
した。金属製フィルタ45としては、面積が0.06m
2 であり、バブルポイント試験法で測定された最大孔径
が5μmであり、空隙率が95%である電成篩を取り付
けた。 【0039】容器11内に、先ず、鉱油(基油)と、1
2ヒドロキシステアレート(リチウムコンプレックス石
けんの原料)と、アゼライン酸(リチウムコンプレック
ス石けんの原料)を入れ、容器11内の温度を80〜9
5℃にして、12ヒドロキシステアレートとアゼライン
酸を溶解した。この状態で、水酸化リチウム(リチウム
コンプレックス石けんの原料)と予め沸騰させた水を添
加して、95〜100℃に保持しながら、1時間、前記
条件で攪拌装置2を駆動させた。これにより、鉱油中で
リチウムコンプレックス石けんを合成した。 【0040】各原料の添加割合は、質量比で、鉱油:1
2ヒドロキシステアレート:アゼライン酸:水酸化リチ
ウム:水=85.4:9.6:2.4:2.6:5.2
とした。攪拌装置2の駆動を停止した後に、昇降機構に
より反応容器部1を上昇させて、ギアドラム23の下部
フランジ23aと、容器11の上部フランジ11aとを
接触させ、容器11の排出口13に濾過装置4を取り付
けた。次に、容器11内の温度を230℃に上昇させて
リチウムコンプレックス石けんを溶解した後、レバー1
5を動かしてボールバルブ14を開け、排出口13から
容器11の内容物を濾過装置4に入れた。次に、真空ブ
レーク口32を閉じて真空口31を開け、真空ポンプを
駆動した。 【0041】次に、真空計33により容器11内の真空
度をゲージ圧で0.4MPaとした後、レバー43g,
43fを動かして開閉弁43bを開けることにより、容
器11の内容物(鉱油中にコロイド状に分散した状態の
リチウムコンプレックス石けん)を加圧下で濾過した。
濾過されて開口部44cから取り出された前記内容物に
含まれるリチウムコンプレックス石けんの平均粒子径
を、HIAC/ROYCO社のパーティクルカウンター
で測定したところ、5.3μmであった。 [比較例1]攪拌装置がダブルモーション型攪拌装置で
ある以外は前記実施形態と同じ構造のグリース製造装置
を用いて、以下の方法でウレア系グリースを製造した。 【0042】このグリース製造装置の攪拌装置は、2個
のブレード型攪拌翼の回転軸が、円筒体の容器の開口面
をなす円の直径に沿った位置であって、前記円の中心か
らずれた位置に配置されている。そして、これら2個の
回転軸が自転しながら前記円の中心を公転軸として公転
するように構成されている。また、2個のブレード型攪
拌翼は、翼の向きが直交する配置で取り付けられてい
る。この2個のブレード型攪拌翼を、自転速度:100
rpm、公転速度:100rpmの条件で駆動した。 【0043】金属製フィルタ45として、実施例1と同
じ焼結フィルタを取り付けた。容器11内に入れる基油
とウレアの原料も、実施例1と同じにした。反応温度お
よび時間も同じにして、前述のダブルモーション型攪拌
装置を駆動させた。これにより、鉱油中でジウレアを合
成した。攪拌装置の駆動を停止した直後に(容器11の
内容物が150℃であるうちに)実施例1と同じ操作を
行い、容器11の内容物(鉱油中にコロイド状に分散し
た状態のジウレア)を加圧下で濾過しようとしたが、容
器11内の真空度をゲージ圧で1.5MPa以上として
も、開口部44cから前記内容物は排出されなかった。 【0044】すなわち、ダブルモーション型攪拌装置で
攪拌しながら反応させて得られたジウレアの粒径が5μ
mより大きかったため、容器11内を加圧した状態で濾
過装置4により濾過することができなかった。 【0045】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
増ちょう剤原料を基油中で反応させることにより、基油
中にコロイド状に分散した状態の増ちょう剤を得るため
に使用される装置として、増ちょう剤の粒子が微細化
(例えば、平均粒径5μm程度に)でき、しかもグリー
スの生産性を向上させることのできる装置が提供され
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態に相当するグリース製造装
置を示す正面図である。 【図2】本発明の一実施形態に相当するグリース製造装
置を示す側面図である。 【図3】図1のグリース製造装置の反応容器部を示す断
面図である。 【図4】図1のグリース製造装置を構成する反応容器部
の昇降機構を示す平面図(a)と、そのA−A断面図
(b)である。 【図5】図1のグリース製造装置の攪拌装置を構成する
複数の攪拌翼の配置を示す図である。 【図6】図1のグリース製造装置の濾過装置を示す正面
図である。 【図7】図1のグリース製造装置の加圧装置と使用状態
を示す側面図である。 【符号の説明】 1 反応容器部 10 ブラケット 10a 縦板 10b 横板 10c 貫通穴 11 容器 12 外装体 12a 把手 12c 恒温槽 12d 配管接続口 11a フランジ 11c 容器の開口面をなす円の同心円 13 排出用の配管(排出口) 14 ボールバルブ 15 ボールバルブの開閉レバー 16 温度検出器 2 攪拌装置 21 ブレード型攪拌翼 22 剪断型攪拌翼 23 ギアドラム 24 ギアボックス 3 加圧装置 31 真空口 32 真空ブレーク口 33 真空計 4 濾過装置 41 第1の配管部材 41a 反応容器部の排出口に着脱自在のフランジ部 42 第2の配管部材 43 第3の配管部材 43b 開閉弁 43f 開閉弁の開閉レバー 43g 開閉弁の開閉レバー 44 第4の配管部材 44c 開口部 45 円盤状の金属製フィルタ 46〜48 連結部材 5 駆動装置 51 ハウジング 6 架台 61 受台 70 突起 71 支持板 72 ブラケット 73 プレート 74 スライダ 75 レール 81 採光窓 82 覗き窓 C11 容器の開口面をなす円の中心 C21 ブレード型攪拌翼の回転軸 C22 剪断型攪拌翼の回転軸

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 増ちょう剤原料を基油中で反応させるこ
    とにより、基油中にコロイド状に分散した状態の増ちょ
    う剤を得るグリース製造装置において、 前記反応を行う容器と、この容器の内容物を攪拌する攪
    拌装置と、前記容器内を加圧する加圧装置と、前記容器
    に設けた開閉自在の排出口と、この排出口に連結する濾
    過装置とを備え、 前記攪拌装置は、複数個の攪拌翼を備え、これらの攪拌
    翼は、容器の開口面の中心からずれた各位置を自転軸と
    して自転しながら前記中心を公転軸として公転するよう
    に構成され、前記攪拌翼の少なくとも二つは、上下に延
    びる板状の翼の板面がひねられたブレード型であり、前
    記攪拌翼の少なくとも一つは剪断型であり、剪断型攪拌
    翼は公転方向で二つのブレード型攪拌翼の間に配置され
    ており、 前記濾過装置は、前記排出口に着脱自在のフランジ部を
    備えた配管に、金属製のフィルタが取り付けられたもの
    であることを特徴とするグリース製造装置。
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