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JP2003253262A - 抗酸化剤 - Google Patents

抗酸化剤

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Publication number
JP2003253262A
JP2003253262A JP2002054730A JP2002054730A JP2003253262A JP 2003253262 A JP2003253262 A JP 2003253262A JP 2002054730 A JP2002054730 A JP 2002054730A JP 2002054730 A JP2002054730 A JP 2002054730A JP 2003253262 A JP2003253262 A JP 2003253262A
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Japan
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antioxidant
lactobacillus
gasseri
foods
vitamin
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Application number
JP2002054730A
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Shigeru Fujiwara
茂 藤原
Yasuyuki Seto
泰幸 瀬戸
Katsumi Imaizumi
勝己 今泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Snow Brand Milk Products Co Ltd
Original Assignee
Snow Brand Milk Products Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 食品、飼料、化粧品またはこれらの原料
等の酸化による品質低下を防ぐのに有効な抗酸化活性を
有し、食品、飼料、化粧品に添加することにより、それ
を有効に利用するヒトまたは動物の生体内酸化により発
生する活性酸素やフリーラジカルを消去もしくは低減、
またはそれらによる活性酸素やフリーラジカルを消去も
しくは低減、またはそれらによる過酸化脂質の発生を低
減するのに有効な抗酸化活性を有する、天然物由来の抗
酸化剤の提供。 【解決手段】 ラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillu
s gasseri)に属する乳酸菌を培養して得られる菌体及
びその培養物を有効成分とする培養物及び/または菌体
を有効成分とする抗酸化剤、さらにこのような有効成分
を含有してなる抗酸化作用のある飲食品を調製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】食品、飼料、化粧品またはこ
れらの原料等の酸化による品質低下を防ぐのに有効な抗
酸化活性を有し、食品、飼料、化粧品に添加することに
より、それを利用するヒトまたは動物の生体内酸化によ
り発生する活性酸素やフリーラジカルを消去もしくは低
減、またはそれらによる過酸化脂質の発生を低減するの
に有効な抗酸化活性を有する、天然物由来の抗酸化剤に
関する。本発明はまた、天然物由来の抗酸化剤を含有す
る、食品または飼料に関する。本発明はまた、食品、飼
料、化粧品に添加することにより、それを利用するヒト
または動物の生体内で発生する活性酸素やフリーラジカ
ルを消去もしくは低減、またはそれらによる過酸化脂質
の発生を低減するための治療剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、食生活の欧風化に伴い、高脂肪食
品を摂取する機会が増え、高脂血症、動脈硬化症等の成
人病が増加している。この現象は、中高年層のみなら
ず、若年層にまで及んでいる。その結果、生体内脂質の
酸化によってさまざまな疾病が招来されることとなっ
た。抗酸化剤には、食品、飼料及び化粧品に添加し、そ
の品質を保持する目的で使用されるものと、その抗酸化
剤を生体に投与することにより、生体内酸化により発生
する活性酸素、フリーラジカル及び過酸化脂質を消去ま
たは低減し、つまり生体内酸化を防止または低減する目
的で使用されるものがある。
【0003】食品、飼料または化粧品に含まれる油脂
類、色素、その他の有効成分が保存中に酸化されると、
製品の樹脂化、異臭発生、着色、変色、毒性物質の生成
または栄養価の低下を引き起こす。このため、食品、飼
料及び化粧品には品質保持のための抗酸化剤が含有され
ていることが多い。このような抗酸化効果は、油脂の酸
化抑制効果および色素退色抑制効果を試験することによ
り測定される。
【0004】このような目的で、従来主として食品、化
粧品あるいは医薬品などの分野で用いられている抗酸化
剤としては、例えば、トコフェロール(ビタミンE)、
アスコルビン酸(ビタミンC)等の天然抗酸化剤や、ブ
チルヒドロキシアニソール(BHA)、ジブチルヒドロキ
シトルエン(BHT)などのフェノール系合成抗酸化剤が
知られている。トコフェロールは油脂の抗酸化剤として
よく用いられるが、水に溶けにくいため用途が限られ、
また肝心の抗酸化力があまり高くないためほかの抗酸化
剤と併用するなどの必要があった。アスコルビン酸は、
水溶性の抗酸化剤として用いられ油脂へは使用しにく
く、また食品に用いる場合にその酸味が付与されること
から食品の味を変えてしまい、また合成抗酸化剤と比較
してその抗酸化力が劣るという欠点があった。一方、BH
AやBHTのような合成抗酸化剤は、その抗酸化力は強い
が、その発ガン性や肺・肝臓への悪影響が指摘されてい
ること等、安全性が疑問視されるようになった。このよ
うなことから、抗酸化力の強い、汎用性の高い、天然の
抗酸化剤の開発が望まれてきた。
【0005】従来、天然の抗酸化剤として以下のような
ものが報告されている。ミカン科植物果皮の水または含
水アルコール抽出物を有効成分として含有する抗酸化性
組成物(特開平8−259945号公報)、ミカン科コブミカ
ンの葉の抽出物を有効成分とする抗酸化剤組成物(特開
平11−199427号公報)、緑色植物の緑葉から抽出した抗
酸化活性画分を配合した飲食品類(特開平11−123071号
公報)、成熟前期の麦類の緑葉に水に可溶性またはn−
ヘキサンに不溶性で且つ含水率が80%以下の含水エタノ
ールに可溶性の画分であって、2-O-グルコシル−イソビ
テキシンを含有することを特徴とする麦類の緑葉の抗酸
化活性画分(特開平5−65480号公報)、ヤマモモ科ヤ
マモモ属植物から炭素数1から5までの脂肪族アルコー
ル系有機溶媒および/またはその他の有機溶媒の1種以
上を用いて抽出した抗酸化剤(特開平5−156249号公
報)、冬葵子の溶媒抽出物を含む食品および化粧品(特
開平9−59127号公報)、クフェア属植物に含有される
抗酸化性物質を極性溶媒で抽出、採取することを特徴と
する抗酸化性物質の製造法(特開平6−212154号公
報)、オリーブ植物溶媒抽出物の加水分解物を有効成分
としてなる抗酸化剤(特開平9−78061号公報)等が報
告されている。また、乳酸菌の抽出物にも抗酸化効果が
見出されており、本出願人は特開平4−264034号、特開
平5−276912号公報に技術を開示している。この技術
は、乳酸菌の中のラクトバチルス・デルブルッキー及び
ラクトバチルス・ブルガリクスに属する乳酸菌に由来す
るものである。この乳酸菌はヒト腸管に定着性を有しな
い。
【0006】従来一般に、抗酸化剤とは食品、飼料、化
粧品などの酸化を防止する保存料であるととらえられて
いた。しかし、近年になって、これまで食品に用いられ
てきた抗酸化剤に、生体内酸化により発生するフリーラ
ジカル、活性酸素及び過酸化脂質を消去または低減する
抗酸化効果を有するものがあることが明らかになり、ま
た生体内抗酸化力が強い天然抽出物の探索(Food &
Food Ingredients Journal of Japan, 163, 19-29 (19
95)、New Food Industry, 39(3), 17-24 (1997)、月刊
フードケミカル1998-8, P.33-41)が行われるようにな
った。
【0007】生体内酸化により生成するフリーラジカル
や活性酸素には様々なものが知られている。フリーラジ
カルは不対電子を持つ分子種の総称であるため、様々な
生体内フリーラジカルが存在するが、活性酸素でもある
フリーラジカルとしてスーパーオキシドアニオン、ヒド
ロキシルラジカルが知られている。また、フリーラジカ
ルではない活性酸素には、過酸化水素および一重項酸素
が知られている。これらの中で一般に生体内抗酸化効果
の指標として測定されるものは、1,1-ジフェニル-2-ピ
クリルヒドラジル(DPPH)を用いたラジカル消去活性、
スーパーオキシドアニオン消去活性、ヒドロキシルラジ
カルの消去活性および過酸化脂質生成抑制活性であり、
一般にこれらの活性を有するものを生体内抗酸化力のあ
る抗酸化剤と位置づけている(月刊フードケミカル1998
-8, P.33-41)。
【0008】最近では、臨床レベルで食品による老化防
止の可能性を評価する際に、遺伝子レベルにおける酸化
的障害を測定する方法が研究されている。なかでも、生
体内脂質過酸化反応の結果生じた活性酸素によるDNA中
の核酸塩基(デオキシグアノシン)に対する攻撃の結
果、8-ヒドロキシデオキシグアノシン(8-OHdG)が生成
し、このDNA中に生じた8-OhdGは、通常はDNA修復酵素に
より切り取られ、血中を経て最終的には尿中に排出され
ることが明らかになった。従って、血液や尿中の8-OHdG
量を測定することにより老化防止効果を測定することが
できるが、この測定には免疫化学的な手法であるELISA
法を用い、この方法はまだコストが高く、一般的な方法
として確立されているわけではない。従って、現状で
は、生体内抗酸化効果の指標として、通常は前述のフリ
ーラジカル消去活性および活性酸素消去活性等の測定を
行っている。
【0009】現在、生体内酸化により引き起こされると
考えられている疾患として、以下のものが知られてい
る。脳・神経系疾患としては、脳浮腫、外傷性てんか
ん、脳虚血、パーキンソン病、脊髄損傷等が、目の疾患
としては、白内障、網膜変性、未熟児網膜症等が、呼吸
器系疾患としては、気管支喘息、肺気腫、肺繊維症、成
人呼吸窮迫症候群(ARDS)、未熟児呼吸窮迫症候群(IR
DS)等が、循環器系疾患としては、動脈硬化、心筋梗塞
等が、消化器系疾患としては、潰瘍性大腸炎、ストレス
性胃潰瘍、すい炎、消化管粘膜障害等が、皮膚疾患とし
ては、紫外線障害、アトピー性皮膚炎、火傷、凍傷、床
ずれ等が、腎臓疾患としては、腎炎、腎不全等が、その
他の疾患としては、ガン、糖尿病、膠原病、リウマチ、
アルツハイマー病、自己免疫疾患、ベーチェット病等が
挙げられる。また、老化、老化による皮膚のしわや痴呆
症も、生体内酸化によると考えられている。生体内酸化
を防止又は低減する抗酸化剤は、このような疾患の予防
・治療につながると考えられ、機能性食品あるいは健康
食品として注目されるようになった。
【0010】このような用途の抗酸化剤としては、ハン
タイカイを水または含水有機溶媒で抽出して得られる抽
出物を有効成分として含有する活性酸素消去剤(特開平
8−20544号公報)、植物種子又は胚芽類を焙煎した
後、酵素処理したものに植物種子を加えて得られる組成
物を非極性溶媒で洗浄し、その後不溶物を極性溶媒で抽
出してなることを特徴とする抗活性酸素作用組成物(特
開平4−139132号公報)、オウギより抽出したアスチル
ビンを含有することを特徴とする活性酸素消去剤(特開
平6−65074号公報)、キハダ果実を水、メタノール等
の溶媒で抽出してなる抗酸化作用を有するエキス(特開
平10−17485号公報)、新規ミント交配種のエッセンス
からなる、活性酸素消去剤(特開平10−66465号公
報)、植物繊維成分を含有する培地を用いて担子菌及び
/又は子嚢菌の菌糸体を培養し、この培養物から抽出し
て得られた糖質、蛋白質、水溶性リグニンを主成分とす
ることを特徴とする生体の抗酸化機能増強剤(特開平11
−228441号公報)、アカミノキ、ウヤク、ウワウルシ、
ジコッピ、シソ、テンチャ、ハス、ラベンダーから選ば
れる1種以上の植物抽出物を含有することを特徴とする
活性酸素消去剤(特開平11−279069号公報)、カプサン
チン又はその脂肪酸エステルを有効成分とする抗酸化剤
(特開平10−195433号公報)、ごまの植物体から誘導さ
れた増殖性細胞の培養物の溶媒抽出由来のスーパーオキ
シドディスムターゼ様活性物質(特開平4−275226号公
報)等が報告されている。また、ルイボスティー抽出
物、イチョウ葉乾燥エキス等が上市されている。
【0011】また、品質保持用の抗酸化効果と生体内抗
酸化効果の両方を持つ抗酸化剤としては、香辛料植物の
一種であるフェンネルの葉と茎から極性溶媒で抽出して
得られた物質を有効成分とする抗酸化剤(特開平6−29
9151号公報)、ユキノシタ科のユキノシタ植物抽出物を
有効成分とすることを特徴とする抗酸化剤(特開平10−
46142号公報)等が開示されている。また、茶抽出物、
ブドウ種子抽出物等が生体内酸化を抑制することが知ら
れている。しかし、ヒト腸管内定着性を示す乳酸菌が生
体内酸化を抑制することは知られていない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来報告されてきた品
質保持用の抗酸化剤には、合成品と天然抽出物がある。
合成品は安全性に問題があることから、天然で安全性の
高い抗酸化剤が求められているが、天然の抗酸化剤にも
様々な問題点があり、改善が求められている。
【0013】例えば、トコフェロール、ゴマの抽出物、
ヒマワリ種子抽出物のように基本的に脂溶性である抗酸
化剤は、水溶系の製品に用いる場合にそのままでは使用
しにくく、水溶性の抗酸化剤は油脂類には使用しにくい
という欠点があった。また、特有の味や風味を有する抗
酸化剤は、製品の味や風味に影響を与えるため使用範囲
が限られていた。従って、広範囲の食品、飼料及び化粧
品に付与される味や臭いが許容される範囲内であり、わ
ずかな投与量で酸化防止効果を示す天然の抗酸化剤が望
まれている。
【0014】また、これまで知られている生体内抗酸化
剤に関しても、様々な問題が存在する。従来、漢方やハ
ーブまたは民間薬として知られているような植物の抽出
物は、抗酸化効果以外の薬効を有し、その薬効による副
作用が発現することがあった。このようなことから、従
来より食品として扱われてきた、安全な植物由来の天然
抗酸化剤が望まれている。また、従来の天然抗酸化剤
は、抗酸化剤の抽出目的で栽培され、使用されるため、
コストが高いという問題もあった。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、以上の問
題点に鑑み、ヒトあるいは動物に安全な、低コストで製
造できる、用途の広い抗酸化剤について鋭意検討を重ね
てきた。本発明者らは、種々の発酵乳の研究を行ってい
たところ、これらの発酵乳から分離された乳酸菌やヒト
由来の乳酸菌の中で特にラクトバチルス・ガセリに従来
に見られない高いヒト腸管内定着性を有しており、さら
にこのラクトバチルス・ガセリ乳酸菌及び、その変異株
の培養物および菌体が生体内抗酸化効果をもたらすこと
を見出し、上記課題の解決に成功した。
【0016】本明細書において、「抗酸化効果」とは、
食品、飼料をヒトあるいは動物に投与した際に、生体内
で発生するフリーラジカルや活性酸素を消去または低減
して細胞膜の安定化効果を発揮する、生体内酸化防止効
果を包含する。「抗酸化剤」とはこのような抗酸化効果
を有する剤である。すなわち、本発明は、ラクトバチル
ス・ガセリ(Lactobacillus gasseri)に属する乳酸菌を
培養して得られる菌体、その培養物を有効成分とする抗
酸化剤に関する。さらに、本発明は、このような有効成
分を含有してなる抗酸化作用を有する飲食品に関する。
即ち本発明は特許請求範囲に記載した下記の構成からな
る発明である。
【0017】(1)ラクトバチルス・ガセリ(Lactobac
illus gasseri)に属する乳酸菌を培養して得られる培養
物及び/または菌体を有効成分とする抗酸化剤。 (2)ラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus gasser
i)に属する乳酸菌が、ヒト腸管内定着性を有するラクト
バチルス・ガセリ(Lactobacillus gasseri)である
(1)記載の抗酸化剤。 (3)ラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus gasser
i)に属する乳酸菌を培養して得られる培養物が醗酵乳で
ある、(1)又は(2)のいずれかに記載の抗酸化剤。 (4)ラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus gasser
i)に属する乳酸菌がLG2055(FERM P-15535)である
(1)〜(3)のいずれかに記載の抗酸化剤。 (5)ラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus gasser
i)属に属する乳酸菌を培養して得られる培養物及び/ま
たは菌体を添加した抗酸化作用を有する飲食品又は飼
料。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明は、上記した課題を解決す
るためになされたものであって、本発明者らは、目的と
する乳酸菌をスクリーニングするに際し、次のような基
準を新たに設定し目的に合致する株を選定した。すなわ
ち、本発明者らは、醗酵乳やヒト由来の数多くのラクト
バチルス・ガセリのうち、胃酸耐性が高い、低pH条件
下での生育が良好である、血清コレステロールの上昇を
抑制する、ヒト腸管へ高い定着性を示す、ヒト腸管細胞
親和性を示す、胆汁酸耐性がある、生体内酸化を強く抑
制する、食品に適用した際に生残性が高く、香味、物性
も優れている等々の条件を設定し、菌株の選定につき鋭
意研究を重ねた。このような条件を満足するラクトバチ
ルス・ガセリ菌については全く知られていなかった。本
条件によってスクリーニングした結果、これらの条件に
合致する菌株として以下の菌株を選択することができ
た。なお、これらの菌株は、下記の寄託番号により独立
行政法人産業技術総合研究所特許生物寄託センターに寄
託されている。
【0019】菌株ラクトハ゛チルス・カ゛セリ (Lactobacillus gasseri) SBT10801 FE
RM P-18137ラクトハ゛チルス・カ゛セリ (Lactobacillus gasseri) SBT1703 FE
RM P-17785ラクトハ゛チルス・カ゛セリ (Lactobacillus gasseri) SBT10241 FE
RM P-17786ラクトハ゛チルス・カ゛セリ (Lactobacillus gasseri) SBT0274 F
ERM P-17784ラクトハ゛チルス・カ゛セリ (Lactobacillus gasseri) SBT10239 F
ERM P-16639ラクトハ゛チルス・カ゛セリ (Lactobacillus gasseri) SBT2055 F
ERM P-15535 さらにこれらの菌株は、ヒト腸管細胞に高い親和性を有
し、経口で投与した時、生存して腸管内に到達すること
ができ長期間腸管内に常在することが可能である。そし
てラクトバチルス・ガセリに属する乳酸菌が腸内に定着
し、生体内酸化を防止する効果を示すことは全く知られ
ておらず、本発明者らによって始めて明らかにされた。
さらに本発明では、上記寄託菌に限らずヒトや醗酵乳か
ら分離されるラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus
gasseri)であって、上記の作用を示すものであれば、い
ずれのものでも使用できる。
【0020】次にこれらの乳酸菌の培養方法を記す。本
発明のラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus gasser
i)の培養基には、乳培地または乳成分を含む培地、これ
を含まない半合成培地等種々の培地を用いることができ
る。このような培地としては、脱脂乳を還元して加熱殺
菌した還元脱脂乳培地を例示することができる。培養法
は静置培養またはpHを一定にコントロールした中和培
養で行うが、菌が良好に生育する条件であれば特に培養
法に制限はない。
【0021】本発明は上述のようにして得られる培養物
及び/または菌体を有効成分とする。また乾燥した粉末
を有効成分としてもよい。これらの乾燥は凍結乾燥で行
なうことが菌体を変質させることなく乾燥することがで
きるので好ましい。これらの有効成分は経口摂取するこ
とが望ましい。その摂取に際しては、高コレステロール
含有食品に添加して同時に摂取するか、それ自体を高コ
レステロール食品の摂取の前後に摂取してもよい。ま
た、これらの粉末は乳糖等の適当な賦形剤と混合し粉
剤、錠剤、丸剤、カプセル剤または粒剤等として経口投
与することができる。投与量は、投与対象者の症状、年
齢等を考慮してそれぞれ個別に適宜決定されるが、通常
成人1日当たり乾燥物として0.5〜50gであり、これを
1日数回に分けて投与するとよい。本発明においては、
ヒト腸管内にラクトバチルス・ガセリが定着することに
よってより強い効果を発揮する。このため特に好ましく
は、生菌として成人一人当たり108〜1012cuf/日投与す
ることで本発明の目的とする効果を発揮させることが可
能となる。このようにして摂取することによって腸管内
に定着し所望の効果を発揮する。
【0022】また、本発明の有効成分は、飲食品の製造
工程中に原料に添加してもよい。飲食品としてはどのよ
うな飲食品でもよく、その例として、果汁、乳飲料、清
涼飲料等の飲料、菓子類、或いは脂質含量の高いバター
等の乳製品、マヨネーズ等の卵加工品、バターケーキ等
の食品をあげることができる。但し、本発明の特性とし
て乳酸菌が生存した状態で腸管に定着することが必要で
あり、過度の加熱は避けなければならない。また、マイ
クロカプセル等の従来技術を採用して、加熱を避ける手
段を講じることも必要であろう。さらにまた、本発明に
おける飲食品は、前述したラクトバチルス・ガセリ(La
ctobacillus gasseri)の菌株を使用して乳酸発酵を行な
って製造されたヨーグル等であっても良い。
【0023】以下に本発明に用いる乳酸菌株としてLG20
55(FERM P-15535)を用いた試験例を示し、菌学的性状
及びインビトロ、インビボによる効果を具体的に説明す
る。しかし、本発明はこの記載内容に限定されるもので
はない。 乳酸菌の性状
【0024】
【表1】
【0025】遺伝学的特性 DNA相同性試験 以下に記載した、ラクトバチルスの基準株、被験菌LG20
55株 、そしてコントロールとして、大腸菌(Escherich
ia. coli)のDNAを抽出、精製した。 LG2055株のDNA同士の相同性を100%、LG2055株と大腸菌
とのDNA相同性を0%としたときの、LG2055株と各基準株
のDNA相同性をDNAハイブリダイゼーション法により検討
した。その結果、LG2055株はラクトバチルス・ガセリJC
M1131株と90%以上の相同性を有していたため、LG2055
株はラクトバチルス・ガセリと同定された。
【0026】胃酸耐性 胃酸耐性試験は瀧口らの方法(腸内細菌学雑誌 14.11-1
8.2000)に従ってpH2.0の人工胃液を調製し胃酸耐性
試験を行ったところLG2055株は3時間以上生残した。
【0027】人工腸液耐性 瀧口らの方法(腸内細菌学雑誌 14.11-18.2000)に従
って胆汁末を含む人工腸液を調製し、これに前記の人工
胃液処理を行ったLG2055株を加えて耐性を試験したとこ
ろ、20時間以上の生存性を示した。LG2055株は、消化管
を通過し、大腸まで生存して到達することが確認され
た。
【0028】インビトロでの抗酸化作用 B. Halliwellらのデオキシリボース法(Analytical Bio
chemistry,Vol.165,pp.215-219 (1987))によりLG2055
株の培養産物を用いて調べたところヒドロキシルラジカ
ル消去効果を示した。また、SOD様活性をSODテストワコ
ー(和光純薬工業社製)を用いて測定したところSOD様
活性を示した。
【0029】 ヒトの腸管通過能と腸内定着性無脂乳固形9.5%、乳脂
肪3.0%の乳にLG2055のスターターを4%接種して39度
で4時間醗酵させた醗酵乳を健康な成人ボランティア42
名に4週間、毎日100gを1日1回食させて腸内菌の変化
を観察した。試験期間中は腸内菌に影響のある食品やオ
リゴ糖、薬品の摂取を禁ずる以外は自由に食事をさせて
評価を行った。試験前は検出されなかったLG2055株がす
べての被験者から4週間後には検出され、LG2055株が高
い腸内定着性を有することがわかった。
【0030】インビボでの生体内抗酸化効果試験 1. 乳酸菌脱脂乳培養物の調製 LG2055を用い、115℃、20分間の滅菌処理をした0.5%酵
母エキス(アサヒビール社製)添加11.55%脱脂乳培地
にて、37℃、16時間の培養を3代以上行って賦活させ
た。これを同培地に3%接種し、37℃で16時間培養し
た。得られた培養物は、凍結乾燥後、乳鉢で粉砕した。
【0031】2.試験飼料 食餌組成 表2にAIN-76TM(オリエンタル酵母社製)に準拠した食
餌組成を示した。この飼料に10%脱脂粉乳、又は上記脱
脂粉乳乳酸菌培養物を添加し、さらに、添加物に含まれ
るタンパク質量を考慮してガゼインを添加した。
【0032】
【表2】
【0033】脱脂粉乳培養物と脱脂粉乳の粗タンパク質
含量(%)は35.0と34.1で、アミノ酸組成に差異は認めら
れなかった。抗酸化性成分の効果の評価を容易にするた
めに、齧歯類用飼料中の通常のビタミンEレベルよりも
低いビタミンEを含む飼料に調製を行った。この目的の
ために、ビタミンEフリーのビタミン混合物を用いた。
また、油脂源として市販のサフラワー油(9.4mgα−トコ
フェロール)を用いた(それぞれの油脂を含む飼料を高ビ
タミンE及び低ビタミンE飼料とした)。ビタミンEは
両乳製品で検出されなかった。なお、脱脂粉乳培養物は
脱脂乳と比較してコハク酸、乳酸、ギ酸、酪酸を高濃度
含んでいた。脱脂乳とサフラワー油あるいは活性炭処理
とサフラワー油を含む飼料群をそれぞれ、1、3群とし
た。脱脂粉乳培養物とサフラワー油あるいは活性炭処理
とサフラワー油を含む飼料群をそれぞれ、2、4群とし
た。
【0034】実験動物 5週齢のSprague-Dawley系雄ラット(各群12匹)を用い
た。表2の飼料で4週間飼育した。この間水を自由に与
えた。飼育終了後、エーテル麻酔下で大動脈採血によっ
てと殺した。
【0035】分析 常法に従って、赤血球の溶血反応抑制活性、血清、肝臓
と赤血球のthiobarbituric acid reactive substance(T
BARS)濃度、血漿と肝臓のα−トコフェロール濃度およ
び肝臓のグルタチオン濃度をそれぞれ測定した。血漿と
肝臓のホモジネート(0.25ml)について、FeSO4とCumene
hydoroperoxideを添加し一定時間インキュベーション
し、過酸化物の生成を、TBARSを指標にして測定した。
【0036】統計処理 結果は平均値と標準誤差で表し、Duncanの多重比較検定
法およびANOVA検定を行った。
【0037】実験結果 表3から明かなように、Sprague-Dawley系ラットの体重
増加量、摂食量は食事の影響を受けなかったが、高ビタ
ミンE食−脱脂乳群で肝臓重量がやや低下した。
【0038】
【表3】
【0039】赤血球の溶血阻害活性に対する食事の影響
を図 1に示した。低ビタミンEー脱脂乳群(3)で、僅か
ではあるが赤血球の溶血阻害活性が低下した。一方、低
ビタミンE−発酵脱脂乳群では溶血阻害活性の低下は見
られなかった。
【0040】赤血球のTBARS濃度は、低ビタミンE食ラ
ット(3,4)で高ビタミンE食ラット(1,2)よりも低下した
(図2)。赤血球の場合と類似して、Cumene hydoroperox
ideで処理してない血漿のTBARS濃度も低ビタミンE食ラ
ット(3,4)で低下した(図3)。この場合のTBARS濃度は、
発酵脱脂乳群(2,4)で対応する脱脂乳群(1,3)と比較して
低い傾向にあり、特に、高ビタミンE−発酵脱脂乳群の
TBARS濃度は相当する脱脂乳群と比較して有意に低下し
た(図3)。ヒドロペルオキシド処理によって血漿TBARS
濃度はいずれも増加したが、その増加は低ビタミンE食
ラット(3,4)で顕著であり、発酵脱脂乳群(4)でその上昇
は脱脂乳添加群(3)よりも抑制された。
【0041】図4に肝臓のTBARS濃度を示した。赤血球
や血漿の場合と異なり、ヒドロペルオキシド処理を行っ
ていない肝臓ホモジネートのTBARS濃度は低ビタミンE
食ラット(3,4)で、高ビタミンE食ラット(1,2)よりも低
かった。ヒドロペルオキシド処理によって肝臓ホモジネ
ートのTBARS濃度増加し、特に、低ビタミンE食ラット
(3,4)で顕著であった。この場合、発酵脱脂乳添加の影
響は見られなかった。
【0042】図5に肝臓のグルタチオン濃度を示した。
還元型グルタチオン濃度は高ビタミンE食ラット(1,2)
と比較して低ビタミンE食ラット(3,4)で高かった。還
元型グルタチオン濃度に対する発酵脱脂乳添加の影響は
見られなかった。酸化型グルタチオン濃度は高ビタミン
E−脱脂乳群(1)で相当する発酵脱脂乳群(2)や他群(3,
4)よりも高値を示した。
【0043】血漿、赤血球、肝臓のα−トコフェロール
濃度を図6に示した。これらのα−トコフェロール濃度
は、予想されるように、低ビタミンE食ラット(3,4)で
高ビタミンE食ラット(1,2)と比較して顕著に低かっ
た。血漿のα−トコフェロール濃度は、発酵脱脂乳群
(2,4)で対応する脱脂乳群(1,3)よりも高い傾向にあり、
特に、低ビタミンEラット飼料−発酵脱脂乳群(4)で相
当する脱脂乳群(3)と比較して有意に高かった。赤血球
α−トコフェロール濃度には発酵脱脂乳添加の影響は見
られなかった。肝臓では、高ビタミンEー発酵脱脂乳群
(2)で相当する脱脂乳群(1)よりもα−トコフェロール濃
度は、高かった。
【0044】表4に血漿と肝臓の脂質濃度を示した。低
ビタミンE食ラット(3,4)で高ビタミンE食ラット(1,2)
と比較して血清トリグリセリド濃度は高く、また、発酵
脱脂乳群(2,4)で脱脂乳群(1,3)よりも高い傾向にあっ
た。血漿のコレステロールとリン脂質、肝臓のトリグリ
セリド濃度には食事の影響は見られなかった。肝臓のコ
レステロールとリン脂質濃度は低ビタミンE食ラット
(3,4)で高ビタミンE食ラット(1,2)と比較して低下し
た。
【0045】
【表4】
【0046】以上の結果以下のことが判明した。本実験
では、ラット食餌のビタミンEレベルを調整することに
よって生体内の酸化的ストレスが異なる条件を設定し
た。そのために、食事のビタミン混合からビタミンEを
除いた。また、市販の植物油にはビタミンEが含まれて
いることから、飼料に用いる植物油を活性炭処理するこ
とでビタミンEを除いた。そして、飼料中のビタミンE
のレベルが、AIN-76食のビタミン混合を用いて調製され
た標準食から供給される量の約98.8%(高ビタミンE食)
と18.8%(低ビタミンE食)の2段階となるように設定し
た。その結果、低ビタミン食を与えた場合には、血漿の
Cumene hydoroperoxideによる過酸化反応の亢進に対し
て、本発明の発酵乳は抗酸化作用を示した。また、赤血
球の溶血阻害活性に対しても、本発明の発酵乳は有効で
あった。低ビタミンE食ラットにおける血漿ビタミンE
レベルの低下は脱脂乳群で本発明の発酵脱脂乳群よりも
高かった。
【0047】したがって、本発明の発酵脱脂乳はビタミ
ンE消耗の抑制を介して、生体内の酸化的ストレス上昇
に伴う過酸化物の上昇や溶血阻害活性の低下に対して作
用したものと判断できる。以上のインビボ実験の結果本
発明が生体内抗酸化効果を有していることが確認され
た。
【0048】以下に実施例を示して本発明を具体的に説
明する。しかし、本発明はこの実施例に限定されるもの
ではない。
【実施例】実施例1 LG2055株を10%還元脱脂乳培地(121℃、10分加熱)で
培養し、本培養物を凍結乾燥し粉末化し、抗酸化剤を調
製した(A)。
【0049】実施例2 LG2055株をヨーグルトミックス(生乳に2%脱脂乳を添
加し、100℃、10分加熱した)に接種し、20℃で24時間
培養した。紙カップに充填し冷却後、抗酸化ヨーグルト
とした(B)。
【0050】実施例3 LG2055株をホエー培地(0.5%酵母エキス、0.1%トリプ
チケースペプトン添加)で培養後遠心分離で菌体を回収
した。この菌体1gを乳糖5gと混合し顆粒状に成形し
て顆粒剤を得た。
【0051】実施例4 高コレステロール含有食品に配合した例を示す。 発酵バター (wt/wt) 乳脂肪 96.8% 食塩 1.2 実施例1で得られた抗酸化剤(A) 2
【0052】バターケーキ (wt/
wt) バター 24% 薄力粉 24 砂糖 24 全卵 24 実施例2で得られた抗酸化剤(B) 4 香料 少々
【0053】マヨネーズ (wt/
wt) サラダ油 65.4% 卵黄 17 食酢 10 実施例1で得られた抗酸化剤(A) 3 香辛料 4.4 グルタミン酸モノナトリウム 0.6
【0054】実施例5 LG2055株をMRS液体培地(Difco社製)5Lに接種後、37
℃、18時間静置培養を行った。培養終了後、7,000rpm、
15分間遠心分離を行い、培養液の1/50量の濃縮菌体を
得た。次いで、この濃縮菌体を脱脂粉乳10%(重量)、
グルタミン酸ソーダ1%(重量)を含む分散媒と同量混
合し、pH7に調整後、凍結乾燥を行った。得られた凍
結乾燥物を60メッシュのフルイで粉体化し、凍結乾燥菌
末を得た。
【0055】実施例6 第13改正日本薬局方解説書製剤総則「散剤」の規定に準
拠し、上記実施例で得られたLG2055株の凍結乾燥菌末1
gにラクトース(日局)400g、バレイショデンプン
(日局)600gを加えて均一に混合し、散剤を製造し
た。
【0056】実施例7 脱脂乳を80〜85℃で20〜30分間殺菌した後、ホモゲナイ
ズし、冷却した。これにスターターとして本菌株LG2055
株の純培養物を2〜5%加え、37〜40℃で16時間発酵さ
せ、乳酸含量2%の酸乳(脱脂乳培地における培養物)
を得た。ついで、生じたカードを砕きながら、5℃に冷
却し、これを酸乳とした。別に、しょ糖15%のほかに適
量の酸味料、香料、色素を含有する糖液を調合し、ホモ
ジナイズし、70〜80℃で20〜30分間殺菌した後、5℃に
冷却し、糖液とした。このようにして得た酸乳35に対し
て糖液65の割合で混合して酸乳飲料を得た。
【0057】実施例8 ビタミンC40gまたはビタミンCとクエン酸の等量混合
物40g、グラニュー糖100g、コーンスターチと乳糖の
等量混合物60gに、上記実施例1で得た本菌株の脱脂乳
培地における培養物の凍結乾燥物を40g加えて十分に混
合した。混合物を袋に詰め、1袋1.5gのステック状栄
養健康食品を150袋製造した。
【0058】実施例9 次の配合により生体内抗酸化剤を製造した。 (1)LG2055株の脱脂粉乳培地における培養物の凍結乾
燥物50g、 (2)ラクトース90g、 (3)コーンスターチ29g、 (4)ステアリン酸マグネシウム1g、この混合物を圧
縮錠剤機により圧縮して、1錠あたり有効成分を40mg含
有する錠剤100個を製造した。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、ラクトバチルス・ガセ
リ(Lactobacillus gasseri)に属する乳酸菌を培養して
得られる菌体、その培養物を有効成分とする抗酸化剤に
乳酸菌及び/またはその変異株を主成分とする抗酸化剤
が提供することができる。本発明の抗酸化剤は、毒性及
び副作用が極めて少なく、また、食品素材としても有用
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】飼育ラットの赤血球溶血阻害活性を示す。
【図2】飼育ラットの赤血球チオバルビツール酸反応物
質量を示す。
【図3】血漿中のチオバルビツール酸反応物質量を示
す。
【図4】肝臓中のチオバルビツール酸反応物質量を示
す。
【図5】肝臓中のグルタチオン濃度を示す。
【図6】血漿中、赤血球、肝臓のビタミンE濃度を示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 35/20 A61K 35/74 A 4H025 35/74 A61P 39/06 A61P 39/06 A23L 2/00 F Fターム(参考) 2B150 AC05 AC06 DD12 DD26 4B001 AC31 BC14 EC05 4B017 LC03 LK18 LK21 4B018 LB07 MD86 ME06 MF13 4C087 AA01 AA02 AA03 BB39 BC56 CA09 CA10 MA35 MA36 MA37 MA41 MA43 MA52 NA14 ZC37 4H025 BA00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus
    gasseri)に属する乳酸菌を培養して得られる培養物及び
    /または菌体を有効成分とする抗酸化剤。
  2. 【請求項2】ラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus
    gasseri)に属する乳酸菌が、ヒト腸管内定着性を有する
    ラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus gasseri)であ
    る請求項1記載の抗酸化剤。
  3. 【請求項3】ラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus
    gasseri)に属する乳酸菌を培養して得られる培養物が醗
    酵乳である、請求項1又は2記載の抗酸化剤。
  4. 【請求項4】ラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus
    gasseri)に属する乳酸菌がラクトバチルス・ガセリ(La
    ctobacillus gasseri)・SBT2055(以下LG2055という)
    (FERM P-15535)である請求項1〜3のいずれかに記載
    の抗酸化剤。
  5. 【請求項5】 ラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillu
    s gasseri)に属する乳酸菌を培養して得られる培養物及
    び/または菌体を添加した抗酸化作用を有する飲食品又
    は飼料。
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