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JP2003246869A - 金属缶蓋貼合せ用フィルム - Google Patents

金属缶蓋貼合せ用フィルム

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Publication number
JP2003246869A
JP2003246869A JP2002047639A JP2002047639A JP2003246869A JP 2003246869 A JP2003246869 A JP 2003246869A JP 2002047639 A JP2002047639 A JP 2002047639A JP 2002047639 A JP2002047639 A JP 2002047639A JP 2003246869 A JP2003246869 A JP 2003246869A
Authority
JP
Japan
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film
polymer
metal
titanium
mmol
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Pending
Application number
JP2002047639A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Kawai
伸一 河合
Shinichiro Okada
真一郎 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内容物の保護性、特に保味保香性、長期保存
性に優れ、良好な製蓋加工性を備えるとともに、高温保
持されてもスコア加工部に腐蝕を生じない、金属缶蓋貼
合せ用フィルムを提供する。 【解決手段】 チタン元素およびリン元素を含有するポ
リエチレンテレフタレートポリマーからなり、チタン元
素は触媒に由来し、ポリマーに溶解して存在し、含有量
が金属元素として2〜10ミリモル%であり、ポリマー
はチタン元素およびリン元素の含有量として下記式
(1)および(2)を満足し、チタン元素以外の金属元
素を実質的に含有しないことを特徴とする金属缶蓋貼合
せ用フィルム。 2≦P/Ti≦15・・・・・(1) 5≦Ti+P≦100・・・・(2) (ここでTiはポリマー中のチタン元素の濃度(ミリモ
ル%)、Pはポリマー中のリン元素の濃度(ミリモル
%)を表わす。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属缶蓋貼合せ用フ
ィルムに関し、詳しくは金属缶イージーオープン蓋貼合
せ用フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】缶切り等を用いることなく開封できる金
属缶蓋として、所謂プルトップ型、ステイオンタブ型或
いはステイオンタブ型のイージーオープン缶蓋が広く使
用されている。この金属缶蓋は、金属素材としてアル
ミ、ブリキ、ティンフリースチール(TFS)などを用
い、内面に防食用の塗膜を設けた後金属板で厚み方向に
スコアを設けて、イージーオープンとなるようにしたも
のである。
【0003】このスコア加工では、内面の塗膜などに傷
や亀裂が入る為、一般に補正塗りが施されている。この
補正塗りを省く方法として、特定のポリエステルフィル
ムを金属素材に貼り合せて用いること(特開昭62−5
2045号公報、特開昭63−12445号公報、特開
平1−124551号公報、特開平1−182248号
公報、特開平3−63124号公報)が提案されてい
る。
【0004】これらフィルムに要求される特性として、
例えば金属板へのラミネート性に優れていることや、金
属缶に対する衝撃によってポリエステルフィルムが剥離
したりクラック、ピンホールが発生しないこと、更には
スコア加工部の金属に腐蝕を生じないこと、特に飲料や
食用前に高温保持(60℃以上)された際に腐食を生じ
ないことが重要である。最近では例えば金属缶の内容物
への金属触媒成分及び金属触媒成分に混入している不純
物成分を少量化することにより、内容物の味特性の変化
を防ぎ、長期保存性を維持する要求も高まっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、内容
物の保護性、特に保味保香性、長期保存性に優れ、良好
な製蓋加工性を備えるとともに、高温保持されてもスコ
ア加工部に腐蝕を生じない、金属缶蓋貼合せ用フィルム
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、チタ
ン元素およびリン元素を含有するポリエチレンテレフタ
レートポリマーからなり、チタン元素は触媒に由来し、
ポリマーに溶解して存在し、含有量が金属元素として2
〜10ミリモル%であり、ポリマーはチタン元素および
リン元素の含有量として下記式(1)および/または
(2)を満足し、チタン元素以外の金属元素を実質的に
含有しないことを特徴とする金属缶蓋貼合せ用フィルム
である。 2≦P/Ti≦15・・・・・(1) 5≦Ti+P≦100・・・・(2) (ここでTiはポリマー中のチタン元素の濃度(ミリモ
ル%)、Pはポリマー中のリン元素の濃度(ミリモル
%)を表わす。)
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。 [ポリエチレンテレフタレートポリマー]本発明におい
ては、フィルムはポリエチレンテレフタレートポリマー
から構成される。ポリエチレンテレフタレートポリマー
は、ジカルボン酸成分としてテレフタル酸とジオール成
分としてエチレングリコールとからなる線状ポリエステ
ルである。
【0008】ポリエチレンテレフタレートのうち融点が
270℃以下のものが、フィルム、特に二軸延伸フィル
ムを工業的に生産することが容易であり好ましい。
【0009】ポリエチレンテレフタレートポリマーは共
重合ポリマーであってもよい。共重合ポリマーである場
合、共重合成分はジカルボン酸成分として含有されても
よく、ジオール成分として含有されてもよく、ジカルボ
ン酸成分とジオール成分の両方に含有されてもよい。ジ
カルボン酸成分としては、例えばイソフタル酸、フタル
酸、ナフタレンジカルボン酸の如き芳香族ジカルボン
酸;アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デカンジ
カルボン酸の如き脂肪族ジカルボン酸;シクロヘキサン
ジカルボン酸の如き脂環族ジカルボン酸を挙げることが
できる。ジオール成分としては、例えばブタンジオー
ル、ヘキサンジオールの如き脂肪族ジオール;シクロヘ
キサンジメタノールの如き脂環族ジオールを挙げること
ができる。
【0010】共重合成分としてイソフタル酸および/ま
たはナフタレン−2,6−ジカルボン酸を用いることが
本発明の課題を達成するうえで好ましい。共重合成分は
単独で用いてもよく、2種以上用いてもよい。
【0011】ポリエチレンテレフタレートが共重合ポリ
マーの場合の共重合成分の割合は、共重合成分の種類に
もよるが、結果としてポリマーの融点が270℃以下で
あることが好ましい。ここでポリマーの融点は、示差走
査熱量計(Du PontInstruments社製
910 DSC)を用い、サンプル量を20mgとし
て、昇温速度20℃/分で融解ピークを求める方法によ
る。
【0012】このような融点のポリマーを得るために
は、全ジカルボン酸成分に対する共重合成分量をイソフ
タル酸を用いる場合には0.1〜18モル%とし、ナフ
タレンジカルボン酸を用いる場合0.1〜18モル%と
すればよい。
【0013】このポリマーは、例えば、テレフタル酸お
よびエチレングリコールならびに必要に応じて共重合成
分をエステル化反応させ、次いで得られる反応生成物を
重縮合反応させてポリエステルポリマーとする方法によ
り製造することができる。あるいは、ジメチルテレフタ
レートおよびエチレングリコールならびに必要に応じて
共重合成分をエステル交換反応させ、次いで得られる反
応生成物を重縮合反応させてポリエステルとする方法に
より製造することができる。
【0014】共重合ポリマーを用いる場合、ポリエチレ
ンテレフタレートに、例えばポリエチレンイソフタレー
ト、ポリエチレン−2,6−ナフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレートといったポリエステルを複数種類を混
合溶融し、エステル交換反応を利用して共重合ポリマー
としてもよい。
【0015】缶に貼り合わせて用いたときの内容物の保
味保香性を優れたもととするために、ポリマーの重合触
媒としてはチタン化合物を用いる。ポリエステルの重合
触媒としては、従来チタン化合物の他に例えばアンチモ
ン化合物やゲルマニウム化合物が用いられてきたが、こ
れらに起因するアンチモン元素やゲルマニウム元素がポ
リマー内に含まれていると、内容物の保味保香性、特に
レトルト処理後の保味保香性が劣るので本用途には適さ
ない。そのため本発明では、ポリマーは触媒由来の金属
元素としてチタン元素のみを含有し、チタン元素以外の
金属元素を実質的に含有しないことが必要である。本発
明でチタン元素は、触媒のチタン化合物に由来し、ポリ
マーに溶解して存在し、含有量が金属元素として2〜1
0ミリモル%である。チタン化合物としては、チタンテ
トラブトキシド、酢酸チタンが好ましく用いられる。チ
タン元素の含有量が2ミリモル%未満であると重合反応
速度が遅くなり好ましくなく、10ミリモル%を超える
と溶融押出し時に乾熱劣化が発生しやすくなり好ましく
ない。ポリマーには熱安定剤としてリン化合物が添加さ
れる。そのため、ポリマーはリン元素を含有する。リン
化合物としては、リン酸、亜リン酸が好ましい。
【0016】ポリマーは、添加剤、例えば蛍光増白剤、
酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤を添
加してもよい。
【0017】ポリマー中に含有されるチタン元素および
リン元素は、下記式(1)および/または(2)を満足
する。 2≦P/Ti≦15・・・・・(1) 5≦Ti+P≦100・・・・(2) (ここでTiはポリマー中のチタン元素の濃度(ミリモ
ル%)、Pはポリマー中のリン元素の濃度(ミリモル
%)を表わす。)
【0018】この条件を満足すれば、良好な味特性、特
に長期保存性を得ることができる。特に、チタン元素の
濃度が上記範囲を超えて高いとフィルムから内容物に移
行する金属量が増加し、内容物の保味保香性や長期保存
性が悪化する。チタン元素の濃度が上記範囲に満たない
とポリエステルの重合反応速度が低下し、所定の固有粘
度を有するポリエステルを製造することができない。
【0019】ポリマーの固有粘度は好ましくは0.50
〜0.64dl/gである。固有粘度が0.50dl/
g未満であるとポリマーを溶融押出しして二軸延伸する
際にフィルムの破断が頻繁に生じるので好ましくない。
固有粘度が0.64dl/gを超えるとスコア加工時の
加工性が悪くなり好ましくない。
【0020】[滑剤]本発明のフィルムには滑剤を含有
させることが好ましい。滑剤は無機系滑剤および有機系
滑剤のいずれであってもよい。無機系滑剤としては、例
えばシリカ、アルミナ、二酸化チタン、炭酸カルシウ
ム、硫酸バリウムといった無機化合物の微粒子を用いる
ことができる。
【0021】有機系滑剤としては、例えば架橋シリコン
樹脂、架橋ポリスチレン樹脂といった樹脂の微粒子を用
いることができる。
【0022】滑剤は平均粒径が好ましくは0.001〜
2.5μm、さらに好ましくは0.01〜2.0μmの
ものを用いる。滑剤の平均粒径が2.5μmを超える
と、製蓋加工により例えばスコア加工時に粗大滑剤粒
子、例えば10μm以上の粒子、が起点となってこのピ
ンホールを生じ、スコア加工部に腐蝕が発生するために
好ましくない。平均粒径が0.001μm未満である
と、製膜の際にフィルムの滑り性が不足して円滑にフィ
ルムを製造することが困難になる。ピンホールの発生を
防ぐために滑剤は、単分散の球状滑剤が好ましい。ここ
での球状滑剤の粒径比(長径/短径)は1.0〜1.2
である。このような滑剤としては、球状シリカ、球状シ
リコン、球状炭酸カルシウムを挙げることができる。
【0023】フィルムに含有される滑剤の量は、好まし
くは0.01〜5.0重量%である。粒径の大きなもの
は少量、粒径の小さいものは多量に添加することが好ま
しい。例えば平均粒径2.3μm程度の球状シリカの場
合は0.05重量%程度、平均粒径1.5μm程度の球
状シリカの場合は0.1重量%程度含有させるのが好ま
しい。滑剤は、通常フィルムに外部から添加して用い
る。
【0024】[フィルム]本発明のフィルムは、好まし
くは面配向係数が0.115〜0.140の範囲にあ
る。面配向係数が0.115未満であるとフィルムの厚
み斑が悪く、フィルムの加工性にばらつきを生じ、腐食
性に影響するため好ましくない。面配向係数が0.14
0を超えると金属素材に貼り合せて成型加工することが
困難になり好ましくない。
【0025】本発明のフィルムは、示差走査熱量計(D
SC)において170〜270℃の範囲に2つ以上の吸
熱ピークを示し、好ましくは180〜270℃の温度範
囲に2つ以上の吸熱ピークを示す。ここでフィルムの吸
熱ピークは、示差走査熱量計(Du Pont Ins
truments社製 910 DSC)を用い、サン
プル量を20mgとして、昇温速度20℃/分で融解ピ
ークを求める方法による。
【0026】この吸熱ピークには、ポリマーの融解によ
る吸熱ピーク、すなわち融点の吸熱ピークも含まれる。
この融点の吸熱ピークは通常高温側の吸熱ピークとして
測定され、これ以外の吸熱ピークは通常低温側の吸熱ピ
ークとして測定される。この低温側の吸熱ピークの温度
が170℃未満であるとフィルムの二軸配向の熱固定が
不充分であり、金属素材に熱圧着する際にシワが入った
り貼合せ用としての強度が不足したりする。
【0027】本発明のフィルムの厚みは、好ましくは6
〜50μm、さらに好ましくは10〜40μmである。
厚みが6μm未満では製蓋等の加工時に破れ等が生じや
すくなり好ましくない。50μmを越えるものは過剰品
質であって不経済である。
【0028】本発明のフィルムとの貼合せに用いる製蓋
用金属板としては、ブリキ、ティンフリースチール(T
FS)、アルミニウムの板が好適である。特にティンフ
リースチール、アルミニウムの板が好ましい。
【0029】金属板へのフィルムの貼合せは、例えば、
金属板をフィルムの融点以上に加熱しておいてフィルム
を貼り合わせた後急冷し、金属板に接するフィルムの表
層部を非晶化して密着させる方法、フィルムに予め接着
剤層をプライマーコートしておき、この面と金属板を貼
り合せ、接着剤層として樹脂接着剤、例えばエポキシ系
接着剤、エポキシ−エステル系接着剤、アルキッド系接
着剤を用いる方法で行なうことができる。
【0030】[製造方法]本発明のフィルムは例えば次
の方法で製造することができる。
【0031】ポリエチレンテレフタレートポリマーを融
点より30〜60℃高い温度にて溶融押出し、回転ドラ
ム上で急冷固化して未延伸フィルムを得る。次いでこの
未延伸フィルムを100〜140℃で縦方向に2.5〜
4.0倍延伸し、次いで縦延伸温度より10〜40℃高
い温度で横方向に2.5〜4.0倍延伸した後、170
〜210℃で熱固定して金属缶蓋貼合せ用フィルムを得
る。
【0032】得られたフィルムから、ポリマ−の融点よ
り10〜40℃高い温度に加熱した例えばTFSに圧着
した後急冷して、フィルム貼合せ金属板を得ることがで
きる。
【0033】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。なお特性は以下の方法により測定評価した。
【0034】(1)固有粘度 フィルムをオルソクロロフェノールに溶解し固有粘度を
35℃で測定した。
【0035】(2)面配向係数 アッベ式屈折計を用い、ナトリウムD線に対するフィル
ムの長手方向の屈折率nMD、幅方向の屈折率nTD,
厚み方向の屈折率nZを23℃で測定した。これらの屈
折率より面配向係数を下記式より算出した。 面配向係数=(nMD+nTD)/2−nZ
【0036】(3)金属元素量およびリン元素量 フィルムを240℃に加熱して溶融し、円形状のディス
クを作成して蛍光X線分析により、フィルム中に含まれ
る金属元素量およびリン元素量を求めた。なお定量に際
しては、予め各金属元素の添加量を変更したサンプルか
ら求めた蛍光X線での検量線を使用した。
【0037】(4) 保味保香性 下記の方法で作成したフィルムを精製水に、水60cc
に対してフィルム面積48cm2の割合でガラス容器内
にて浸漬した。密封したガラス容器を60℃にて1時間
熱処理した後得られた精製水に対して、30人のパネラ
ーにて下記基準で判定を行った。なお比較液としては何
ら処理を施さない精製水を用いた。 ○:30人中3人以下が比較液と較べて味、香りの変化
を感じた。 △:30人中4〜9人が比較液と較べて味、香りの変化
を感じた。 ×:30人中10人以上が比較液と較べて味、香りの変
化を感じた。
【0038】(5)長期保存性 上記フィルムを浸漬した精製水の入ったガラス容器を密
封し、60℃にて4週間熱処理した後得られた精製水に
対して、上記(4)と同じ判定法にて判定を行った。
【0039】(6)加工性 下記実施例に記載の方法にてフィルムを金属板にラミネ
ートしてフィルム貼合せ金属板を作成し、蓋に成形する
段階にて欠点の有無を目視で検査した。この目視検査で
は、例えばフィルムにシワが入る、成形加工部にフィル
ムの破れが見られるなどの欠点の有無を調べた。欠点の
ないものを○とし、欠点のあるものを×とした。
【0040】(7)腐食性 下記実施例に記載の方法にて製蓋したサンプルを精製水
に浸漬し、60℃にて4週間熱処理を施した後に、スコ
ア加工部における腐蝕などの変化の有無を目視にて検査
した。変化のないものを○として、変化のあるものを×
とした。
【0041】(8)吸熱ピーク フィルムの吸熱ピークは、示差走査熱量計(Du Po
nt Instruments社製 910 DSC)
を用い、サンプル量を20mgとして、昇温速度20℃
/分で融解ピークを求める方法により測定した。
【0042】[実施例1]平均粒径1.0μmの球状シ
リカを0.05重量%含有し、重合触媒としてチタンテ
トラブトキシド、熱安定剤としてリン酸を用いて重合し
た、イソフタル酸成分を6モル%、ナフタレン−2,6
−ジカルボン酸成分6モル%を共重合したポリエチレン
テレフタレート(融点230℃)を280℃にて溶融押
出し、回転ドラム上で急冷固化して未延伸フィルムを得
た。次いでこの未延伸フィルムを120℃で縦方向に
3.2倍延伸し、次いで130℃で横方向に3.3倍延
伸した後、195℃で熱固定して厚み20μmの金属缶
蓋貼合せ用フィルムを得た。得られたフィルムの固有粘
度、面配向係数およびDSCのピーク温度を表1に示
す。
【0043】得られたフィルムを250℃に加熱した厚
み100μmのTFS片面に2秒間圧着した後急冷し
て、フィルム貼合せ金属板を得た。更にこの金属板をプ
レス成形工程で円盤の形に打抜くと共に所望の蓋形状に
成形した。次いでスコア刻印工程でスコアダイスを用い
て蓋の外面側からスコアが金属素材の途中に達するよう
にスコアの刻印を行った。スコアにおける金属素材の残
留厚みは50μmとした。
【0044】続いてリベット成形工程に於いて、リベッ
ト成形ダイスを用いてスコア開口用部に外面側に突出し
たリベットを成形し、タブ取り付け工程でリベットに開
口タブを接着させ、鋲打ちしてタブを固定させた。かか
るサンプルを60℃の水中に4週間間保持したが、スコ
ア加工部には腐蝕などの変化は見られなかった。この結
果を表2に示す。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】[実施例2〜5、比較例1〜6]ポリエス
テルおよび触媒金属として表1に示すものを用い、さら
に表1に示す製膜条件で製膜した以外は実施例1と同様
にしてポリエステルフィルムを得、さらに製蓋腐蝕試験
を行った。得られたフィルムの特性および腐蝕試験結果
を表2に示す。
【0048】表2の結果から明らかなように、本発明の
フィルムは金属缶蓋貼合せ用として、優れた加工性、耐
腐食性を有する。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、内容物の保護性、特に
保味保香性、長期保存性に優れ、良好な製蓋加工性を備
えるとともに、高温保持されてもスコア加工部に腐蝕を
生じない、金属缶蓋貼合せ用フィルムを提供することが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 真一郎 神奈川県相模原市小山3丁目37番19号 帝 人デュポンフィルム株式会社相模原研究セ ンター内 Fターム(参考) 3E086 AB01 AD30 BA02 BA15 BA35 BB77 BB90 CA01 4F071 AA46 AH04 BA01 BB06 BB07 BC01 4F100 AB01B AB03B AK42A BA01 BA02 GB16 GB23 JA06A JA20A YY00A 4J029 AA03 AC01 AD10 AE03 BA03 CB06A CC06A JA103 JB131 JF321 JF413

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チタン元素およびリン元素を含有するポ
    リエチレンテレフタレートポリマーからなり、チタン元
    素は触媒に由来し、ポリマーに溶解して存在し、含有量
    が金属元素として2〜10ミリモル%であり、ポリマー
    はチタン元素およびリン元素の含有量として下記式
    (1)および/または(2)を満足し、チタン元素以外
    の金属元素を実質的に含有しないことを特徴とする金属
    缶蓋貼合せ用フィルム。 2≦P/Ti≦15・・・・・(1) 5≦Ti+P≦100・・・・(2) (ここでTiはポリマー中のチタン元素の濃度(ミリモ
    ル%)、Pはポリマー中のリン元素の濃度(ミリモル
    %)を表わす。)
  2. 【請求項2】 フィルムは、面配向係数が0.115〜
    0.140であり、示差走査熱量計での測定において1
    70〜270℃の範囲に2つ以上の吸熱ピークを示し、
    フィルムを構成するポリマーの固有粘度が0.50〜
    0.64dl/gである、請求項1記載の金属缶蓋貼合
    せ用フィルム。
JP2002047639A 2002-02-25 2002-02-25 金属缶蓋貼合せ用フィルム Pending JP2003246869A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20050053796A1 (en) * 2000-09-05 2005-03-10 Toyo Boseki Kabushiki Kaisha Polyester film, use thereof and metal laminated sheet made of said film, and metal can and metal lid made of the sheet
JP2014196406A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 東洋紡株式会社 ポリエステル樹脂及び缶内面ラミネート用ポリエステルフィルム

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