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JP2003135612A - マスク用フィルタ及びマスク - Google Patents

マスク用フィルタ及びマスク

Info

Publication number
JP2003135612A
JP2003135612A JP2001335483A JP2001335483A JP2003135612A JP 2003135612 A JP2003135612 A JP 2003135612A JP 2001335483 A JP2001335483 A JP 2001335483A JP 2001335483 A JP2001335483 A JP 2001335483A JP 2003135612 A JP2003135612 A JP 2003135612A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
mask
absorbent
nonwoven fabric
sheet material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001335483A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadayuki Abe
忠幸 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hakugen Co Ltd
Original Assignee
Hakugen Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hakugen Co Ltd filed Critical Hakugen Co Ltd
Priority to JP2001335483A priority Critical patent/JP2003135612A/ja
Publication of JP2003135612A publication Critical patent/JP2003135612A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】マスクの外側からの塵やホコリ、花粉などの異
物を効率よく吸着し、かつ、使用者が湿った空気を長時
間吸気できる充分な量の水分が保持され、使用者が息苦
しくない通気度を確保できるようにする。 【解決手段】マスク用フィルタ1は、吸水性繊維を含有
する吸水性不織布2と疎水性不織布3を少なくとも含む
シート材4に水分を保持させたものである。吸水性不織
布2は、吸水性繊維を含有する。シート材4は、前記吸
水性不織布2に液体を保持させ、含液率15v/v%〜
90v/v%としたときの該吸水性不織布2の通気度が
15cc/cm/sec〜80 cc/cm/sec としたもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスクの内側に重
ねて使用するマスク用フィルタ及びマスクに係り、特に
液体を保持したウエットタイプのマスク用フィルタ及び
マスクに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マスク本体にまたはマスクに別途
設けたフィルタ部材等に水分を保持させた部材を設ける
ことで、水分を含んだ空気を吸入可能にする方法が知ら
れている。また、前記フィルタ部材等に水分が保持され
ていることで、塵やホコリ、花粉などを効率よく吸着さ
せることも知られている。
【0003】例えば、実開昭63−186448号公報
には、通気性の平面状体物にて形成されたマスク本体の
内面側、または内部に、既に水を含んだ高吸水性ポリマ
ーを内装する疎水性繊維シートを装着したことを特徴と
するマスクが記載されている。
【0004】また、実開平3−126156号公報に
は、少なくとも一部に高吸水性樹脂を有するシートで形
成されたことを特徴とするマスク用濾過シートが記載さ
れており、当該シートは高吸水性樹脂を塗布又は含有さ
せた繊維を使用した不織布を用いてもよいとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
疎水性繊維シートに高吸水性ポリマーを内装したマスク
では、含水させるとポリマーが膨潤してゲル状物とな
り、疎水性繊維シートが隙間なく詰まった状態となるた
め通気性がなくなるか、著しく通気性が低下する。
【0006】また、高吸水性樹脂を塗布したシート又は
高吸水性樹脂を含有させた繊維のみを使用したシートの
場合にも、前記と同様に含液させた際に高吸水性樹脂が
膨潤してシート材自身の空隙を埋めてしまい、通気性が
著しく損なわれ、高吸水性樹脂の含有量を減らせば、通
気度は上がるが充分な量の水分が保持できず、短時間で
乾燥状態となってしまうという問題点があった。
【0007】すなわち、従来の技術においては、長時間
湿潤状態を保つために充分な量の水分を保持させた際
に、同時に通気度を保つことができないという欠点があ
った。
【0008】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
ものであり、マスクの外側からの塵やホコリ、花粉など
の異物を効率よく吸着し、かつ、使用者が湿った空気を
長時間吸気できる充分な量の水分が保持され、使用者が
息苦しくない通気度を有するマスク及び通常のマスクに
取り付けて使用するマスク用フィルタを提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載のマスク用フィルタは、吸水性繊維を含
有する吸水性不織布と、前記吸水性不織布に液体を保持
させ、該吸水性不織布の含液率を15v/v%〜90v
/v%としたときの該吸水性不織布の通気度を15cc/
cm/sec〜80 cc/cm/sec にするシート材と、を
具備したことを特徴とする。
【0010】請求項2に記載のマスク用フィルタは、請
求項1に記載のマスク用フィルタであって、前記シート
材は、一方の面に吸水性繊維の層を有し、かつ、他方の
面に疎水性繊維の層を有する吸水性不織布からなること
を特徴とする。
【0011】請求項3に記載のマスク用フィルタは、請
求項1に記載のマスク用フィルタであって、前記シート
材は、前記吸水性不織布に疎水性不織布を積層してなる
ことを特徴とする。
【0012】請求項4に記載のマスク用フィルタは、口
や鼻を覆う通気性のあるシート材からなるマスク本体部
と、該マスク本体部に設けられ顔面に装着するための装
着部とを具備したマスクであって、前記マスク本体部が
吸水性繊維を含有する吸水性不織布と疎水性不織布を少
なくとも含むシート材から構成され、該シート材に液体
を保持させ、該シート材の含液率15v/v%〜90v
/v%としたときの該シート材の通気度が15 cc/cm
/sec〜80 cc/cm/sec であることを特徴とす
る。
【0013】請求項5に記載のマスク用フィルタ又はマ
スクは、請求項1乃至3のいずれか1つに記載のマスク
用フィルタであって、前記吸水性不織布は、吸水性繊維
と疎水性繊維との混紡であることを特徴とする。
【0014】請求項6に記載のマスク用フィルタ又はマ
スクは、請求項1乃至5のいずれか1つに記載のマスク
用フィルタ又はマスクであって、前記吸水性繊維は、芯
がポリオレフィンで鞘が高吸水性樹脂である芯鞘構造の
繊維であることを特徴とする。
【0015】請求項7に記載のマスク用フィルタ又はマ
スクは、請求項1に記載のマスク用フィルタ又は請求項
4に記載のマスクであって、前記吸水性不織布は、前記
吸水性繊維と疎水性繊維との混紡割合が、20:80〜
80:20の割合であることを特徴とする。
【0016】請求項8に記載のマスク用フィルタ又はマ
スクは、請求項3乃至7のいずれか1つに記載のマスク
用フィルタ又はマスクであって、前記シート材の一方の
面の色と、他方の面の色が、互いに異なることを特徴と
する。
【0017】なお、本発明で用いている含液率(v/v
%)とは、吸水性不織布の単位体積当たりの含液量で表
される。この場合、含液率(v/v%)は、以下の式に
示すように、マスク用フィルタに用いられる吸水性不織
布の縦×横×厚みで算出される吸水性不織布の体積から
含液する液体の体積を除して100を乗じてパーセント
で表記したものが用いられる。
【0018】含液率(v/v%)={含液量(ml)/含
液前吸水性不織布(cm)}×100 ここで、含液させた際には吸水性繊維が膨潤して不織布
自体の体積は増加するが、本発明では含液させる前の不
織布体積と含液量から含液率を算出した。
【0019】本発明で用いられる含液率としてv/v%
では、15〜90が好ましく、さらに好ましくは18〜
85が良い。15未満では、単位体積当たりの含液量が
不足してマスク用フィルターが塵やホコリ、花粉などを
吸着する効率が悪くなったり、使用者に湿った空気を吸
入させることが困難になったりする。15〜90v/v
%の範囲にあると液体が吸水性不織布に対して均一に広
がりやすく、適度な湿潤状態を得ることができる。90
を超えると不織布の通気性を維持することが困難となる
ため好ましくない。
【0020】不織布などのシート体では厚さを特定する
ことが困難な場合には、含液率は、以下の式に示すよう
に、吸水性不織布の単位重量当たりの含液重量で算出し
ても良く、吸水性不織布の重量から含液する液体の重量
を除して100を乗じてパーセントで表記したものが用
いられる。
【0021】含液率(wt%)={含液重量(g)/含
液前吸水性不織布重量(g)}×100 この場合、含液率は、150wt%〜850wt%が好
ましく、さらに好ましくは170wt%〜800wt%
がよい。
【0022】また、通気度とは、単位時間当たりの通気
量で表される。
【0023】上記のように構成された請求項1乃至3、
5乃至8に記載のマスク用フィルタによれば、通常のマ
スクにセットされ、まず、吸水性繊維を含有する吸水性
不織布に保持された液体により湿潤状態を保っているの
で、塵やホコリ、花粉などを効率よく吸着しつつ、同時
に充分な通気度を保っているので、使用者は湿った空気
を吸入するため、喉に潤いを与えつつ、息苦しさを感じ
ることなく長時間使用することができる。
【0024】請求項4,6乃至8に記載のマスクによれ
ば、吸水性繊維を含有する吸水性不織布に保持された液
体により湿潤状態を保っているので、塵やホコリ、花粉
などを効率よく吸着しつつ、同時に充分な通気度を保っ
ているので、使用者は湿った空気を吸入するため、喉に
潤いを与えつつ、息苦しさを感じることなく長時間使用
することができる。
【0025】請求項2,5,6,8に記載のマスク用フ
ィルタによれば、疎水性側を口に当たるようにマスクに
セットして使用することで、さらに、含液した不織布が
直接口にあたらないため、ぺちゃぺちゃした感覚を与え
ることがなく快適に使用することが可能である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態
に係るマスク用フィルタを示す斜視図である。
【0027】図1において、マスク用フィルタ1は、吸
水性繊維を含有する吸水性不織布2と疎水性不織布3を
少なくとも含むシート材4に水分を保持させたものであ
る。
【0028】吸水性不織布2は、吸水性繊維を含有す
る。シート材4は、前記吸水性不織布2に液体を保持さ
せ、含液率15v/v%〜90v/v%としたときの該
吸水性不織布2の通気度が15cc/cm/sec〜80 cc
/cm/sec としたものである。
【0029】吸水性不織布2としては、吸水性繊維を少
なくとも含有していれば良く、親水性繊維、疎水性繊維
を混紡していても良い。この吸水性繊維は、特に制限は
なく、吸水性繊維が芯鞘構造であると、吸水性繊維が繊
維状の吸水性樹脂からなるものに比べて繊維自体に腰が
あるため空隙を確保することが容易になり、通気度15
cc/cm/sec〜80 cc/cm/sec の範囲に調整す
ることが容易で好ましい。
【0030】吸水性繊維として直接ポリアクリル酸系ポ
リマーを紡糸して製造したものも用いられる。
【0031】芯鞘構造繊維として、例えば、芯物質とし
ては、低密度ポリエチレン、高密護ポリエチレン、ポリ
プロピレンで代表される結晶性ポリオレフィンが用いら
れ、鞘物質としては、熱可塑性エラストマーおよび、又
は高吸水性樹脂を主成分とするもので、熱可塑性エラス
トマーとしては、例えばオレフィン系、スチレン系、ポ
リエステル系、ジエン系、アミド系熱可塑性エラストマ
ーを用いることができ、高吸水性樹脂としては、例えば
デンプン・アクリロニトリルグラフト重合体の加水分解
物、カルボキシメチルセルロース架橋物の他、ポリアク
リル酸塩系、ポリオキシエチレン系、ポリビニルアルコ
ール・無水マレイン酸系、酢ピ・アクリル酸塩系等多く
の市販の吸水性樹脂の中から適宜選択して使用すること
ができる。なお、無機充填剤の添加は繊維表面を粗面化
し、乾燥状態のみならず吸水状態においても繊維のブロ
ッキングや粘着を防止する効果を有するため適宜添加す
るのが好ましい。
【0032】疎水性不織布3は、疎水性繊維を主に含む
不織布からなる。この疎水性繊維は、ポリオレフィン系
樹脂が少なくとも繊維表面とした繊維が用いられる。こ
のポリオレフィン系樹脂としては、ポリエステル、ポリ
プロピレン(PP)、高密度ポリエチレン(HDP
E)、PP/ポリ4 メチルペンテン 1(PMP)、
PMP/HDPEおよびこれらのHDPEの代わりにポ
リメチル水素シロキサンのアルケンおよびプロピレン付
加物(NR B)などのオルガノポリシロキサン(O
S)をHDPEに数重量%練り込んだ樹脂等が用いられ
る。
【0033】吸水性不織布2に含有させる繊維として
は、吸水性繊維や疎水性繊維の他に親水性繊維を含有さ
せることができ、例えば親水性繊維としては、レイヨ
ン、コットンなどが用いられる。
【0034】吸水性不織布2に保持される液体として
は、水であっても良く、より好ましくは喉に潤いを付与
する薬効成分を水に混合して用いてもよい。また、喉に
潤いを付与する薬効成分に代えて、鼻腔の通りを良くす
る薬効成分など使用者が吸入して効能を得られる薬剤、
例えばメンソールを混合することができる。その他、防
腐剤、香料、着色剤など適宜添加しうる。
【0035】上記のような吸水性不織布2と疎水性不織
布3とを積層することで得られるマスク用フィルタ1
は、含液率が15v/v%〜90v/v%のとき、通気
度が15cc/cm/sec〜80cc/cm/secとなり、充
分な含液量と通気性を有する。
【0036】前記吸水性不織布2の色と疎水性不織布3
の色は、互いに異なるようにすることが好ましい。具体
的には、吸水性不織布2の色を青とし、疎水性不織布3
の色を白にする。このような異なる色を用いることで、
マスク用フィルタ1を後述の使用者に装着する場合にお
いて、マスク用フィルタ1を向きを確認しやすくするこ
とができる。
【0037】また、シート材4は、吸水性繊維に疎水性
繊維を積繊して、一方の面を吸水性繊維の層とし、他方
の面を疎水性繊維の層とする吸水性不織布2としてもよ
い。つまり、シート材4に疎水性の面を設ける方法とし
ては、吸水性不織布2に疎水性不織布3を積層する手段
の他に、一枚の不織布が吸水性繊維に偏った面と疎水性
繊維に偏った面を有する構造としても良く、この場合、
この一枚の不織布の断面中央付近では吸水性繊維と疎水
性繊維が混合されたもので、厳密に層状に分離している
必要はない。このように疎水性の面を設けることで使用
者の口には含水したマスク用フィルタが不快感無く装着
される。
【0038】また、シート材4は、吸水性面と疎水性面
で色を変えるのが好ましい。また、シート材4は、吸水
性不織布2の表面と裏面の両方に疎水性不織布3を取り
付ける三層構造を用いてもよい。このような構造を用い
ることで、マスク用フィルタは表面と裏面の両方の向き
で使用者に装着することができる。
【0039】図2及び図3は本発明のマスク用フィルタ
の使用方法を示す図であり、図2はマスク用フィルタを
マスクに重ねた状態を示す斜視図、図3は本発明のマス
ク用フィルタの使用状態を示す説明図である。
【0040】図2において、マスク10としては、従来
から一般に市販されているものを使用しており、 ガー
ゼ等の布で形成されたマスク本体部11の両側に装着具
12を設けたものである。装着具13は、ゴム紐等を耳
に掛けられるような形状にしたものである。マスク本体
部11の裏側には、吸水性不織布2側をマスク本体部1
1側に向けて、マスク用フィルタ1を重ねて配置する。
【0041】この後、図3のように、使用者14はマス
ク用フィルタ1を重ねたマスク10を装着する。この場
合、マスク用フィルタ1は、疎水性不織布3側を使用者
14の口15に、吸水性不織布2側をマスク10のマス
ク本体部11に当てて使用することで、含水した吸水性
不織布2が直後口にあたらない構成となっているため、
使用者14にとって快適な装着感を有する。
【0042】上記第1の実施の形態に係るマスク用フィ
ルタ1について、具体的に、親水性繊維としてレイヨン
10%、アクリル系繊維20%と、吸水性繊維としてポ
リアクリル酸系繊維10%と、疎水性繊維としてポリエ
ステル60%からなる吸水性不織布2(目付100g/
)を用いて表1に示す条件で第1乃至第5の実施例
を作成し、含液率と通気度について検証してみた。含液
させた液体は水を用いた。なお、通気度の試験方法は、
フラジール通気度試験(JIS L−1096)で行っ
た。
【0043】
【表1】 表1において、ブランクは、水分を含水しない綿製布帛
を示し、マスクの通気度は、図1のシート材4をフィル
タ材として市販の綿製マスクに重層させて測定してい
る。(この市販のマスクのみの通気度は75cc/cm
secであった) 表1に示すように、シート材4(フィルタ材)の含液率
15v/v%〜90v/v%としたときに、該吸水性不
織布の通気度が15cc/cm/sec〜80 cc/cm/se
c の範囲に調整可能であり、マスクの通気度は15cc/
cm/sec〜32 cc/cm/sec の範囲に調整すること
が解る。
【0044】さらに、本発明のマスク用フィルターの効
果を明確にするため比較試験を行った。
【0045】第1の比較例では、第1の実施の形態のシ
ート材4に代えて、粉粒体状の吸水性樹脂2.0gを収
容した疎水性不織布からなる袋体を用いた以外は第1の
実施の形態と同様の構成でマスク用フィルターを作成し
た。
【0046】このときの含液率および通気度については
表2に記載した。第2の比較例では、第1の実施の形態
のシート材4に代えて、レーヨンからなる親水性不織布
にポリエチレンからなる疎水性不織布を積層してなる不
織布に親水性不織布側に吸水性樹脂の粉体を0.4gを
均一に散布含有させたシート材4を用いた以外は第1の
実施の形態と同様の構成でマスク用フィルターを作成し
た。
【0047】このときの含液率および通気度については
表2に記載した。第3の比較例では、第1の実施の形態
のシート材4に代えて、吸水性繊維であるポリアクリル
酸系繊維と、親水性繊維であるレーヨンと疎水性繊維ポ
リエステルの混紡割合が1:54:45の不織布を用い
た以外は第1の実施の形態と同様の構成でマスク用フィ
ルタを作成した。
【0048】このときの含液率および通気度については
表2に記載した。
【表2】 第1及び第3の比較例では、通気度が15 cc/cm/s
ec〜80 cc/cm/sec の範囲から外れており、適切
な通気度が得られないことが解る。
【0049】本発明の実施の形態に記載のマスク用フィ
ルタは、含液率15v/v%〜90v/v%であって通
気度が15 cc/cm/sec〜80 cc/cm/sec に保
たれているため、充分な通気性があり、使用していても
息苦しくなく、また、適度な含液量であるから水分が滴
り落ちることもなく保持され、逆にすぐに乾燥してしま
わず使用者の吸気の際に適度な湿り気を与えることがで
きた。
【0050】一方で、上記第1の比較例に記載のマスク
用フィルタは、吸水性樹脂粉末が含水してゲル化し板状
となり通気性がないものとなってしまった。また、第2
の比較例に記載のマスク用フィルターでも、吸水性樹脂
粉末が含水して膨潤し不織布上でゲル化し空隙を塞いで
しまい通気度は特に低いものとなってしまった。また、
第3の比較例に記載のマスク用フィルターは、十分な通
気度を有するものの含液率が低いためすぐに乾燥してし
まった。
【0051】以上、説明したように、本実施の形態のマ
スク用フィルタによれば、吸水性繊維を含有する不織布
に保持された水分により湿潤状態を保つと同時に充分な
通気度を保っており、マスクの外側からの塵やホコリ、
花粉などの異物を効率よく吸着し、かつ、使用者が湿っ
た空気を長時間吸気できる充分な量の水分が保持され、
使用者が息苦しくない通気度を確保することができ、使
用者に好印象を与えることができる。また、疎水性不織
布側を口に当てて使用すれば含水した不織布が直接口に
あたりぺちゃぺちゃした感覚を与えることがないので、
水分により喉に潤いを与えつつ、快適に長時間使用する
ことができる。
【0052】図4は本発明の第2の実施の形態に係るマ
スクを示す斜視図である。図4に示すように、マスク2
1は、口や鼻を覆う通気性のあるシート材からなるマス
ク本体部22と、該マスク本体部22に顔面に装着する
ための装着部の装着具23とから構成されている。
【0053】前記マスク本体部22は、吸水性繊維を含
有する吸水性不織布24の裏面と表面にそれぞれ疎水性
不織布25,26を少なくとも含むシート材からなり、
該シート材に液体を保持させ、含液率15v/v%〜9
0v/v%としたときの該シート材の通気度が15 cc
/cm/sec〜80 cc/cm/sec になっている。
【0054】また、装着具23はマスク本体部22の両
端に設けられ、耳に掛けられるような形状となってお
り、材質はマスク本体部22と同素材、綿、ゴム紐等特
に限定されないが、伸縮性を有するものが好ましい。
【0055】図5は第2の実施の形態のマスク21の使
用状態を示す図である。図5に示すように、使用者14
はマスク21を装着する。この場合、マスク21のマス
ク本体部22は、疎水性不織布25側(または疎水性不
織布26側)を使用者14の口15に当てて使用するこ
とで、含水した吸水性不織布24が直接口に当たらない
構成となっている。これにより、マスク21は使用者1
4に快適な装着感を与えている。
【0056】このような第2の実施の形態によれば、吸
水性不織布24と疎水性不織布25,26を少なくとも
含むシート材に使用者への装着部23を設けたマスク2
1についても、図1の実施の形態と同様の効果が得られ
る。
【0057】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、吸水
性繊維を含有する不織布に保持された水分により湿潤状
態を保つと同時に充分な通気度を保っており、マスクの
外側からの塵やホコリ、花粉などの異物を効率よく吸着
し、かつ、使用者が湿った空気を長時間吸気できる充分
な量の水分が保持され、使用者が息苦しくない通気度を
確保することができ、使用者に好印象を与えることがで
きる。また、疎水性不織布側を口に当てて使用すれば含
水した不織布が直接口にあたりぺちゃぺちゃした感覚を
与えることがないので、水分により喉に潤いを与えつ
つ、快適に長時間使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施の形態に係るマスク
用フィルタを示す斜視図。
【図2】図1のマスク用フィルタをマスクに重ねた状態
を示す斜視図。
【図3】図3は本発明のマスク用フィルタの使用状態を
示す説明図。
【図4】図4は本発明の第2の実施の形態に係るマスク
を示す斜視図。
【図5】第2の実施の形態のマスクの使用状態を示す
図。
【符号の説明】
1 マスク用フィルタ 2,24 吸水性不織布 3,25,26 疎水性不織布 4 シート材 21 マスク 22 マスク本体部 23 装着具

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸水性繊維を含有する吸水性不織布と、 前記吸水性不織布に液体を保持させ、該吸水性不織布の
    含液率を15v/v%〜90v/v%としたときの該吸
    水性不織布の通気度を15cc/cm/sec〜80 cc/cm
    /sec にするシート材と、 を具備したことを特徴とするマスク用フィルタ。
  2. 【請求項2】 前記シート材は、一方の面に吸水性繊維
    の層を有し、かつ、他方の面に疎水性繊維の層を有する
    吸水性不織布からなることを特徴とする請求項1に記載
    のマスク用フィルタ。
  3. 【請求項3】 前記シート材は、前記吸水性不織布に疎
    水性不織布を積層してなることを特徴とする請求項1記
    載のマスク用フィルタ。
  4. 【請求項4】 口や鼻を覆う通気性のあるシート材から
    なるマスク本体部と、該マスク本体部に設けられ顔面に
    装着するための装着部とを具備したマスクであって、 前記マスク本体部が吸水性繊維を含有する吸水性不織布
    と疎水性不織布を少なくとも含むシート材から構成さ
    れ、該シート材に液体を保持させ、該シート材の含液率
    15v/v%〜90v/v%としたときの該シート材の
    通気度が15 cc/cm/sec〜80 cc/cm/sec で
    あることを特徴とするマスク。
  5. 【請求項5】 前記吸水性不織布は、吸水性繊維と疎水
    性繊維との混紡であることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれか1つに記載のマスク用フィルタ。
  6. 【請求項6】 前記吸水性繊維は、芯がポリオレフィン
    で鞘が高吸水性樹脂である芯鞘構造の繊維であることを
    特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載のマス
    ク用フィルタ又はマスク。
  7. 【請求項7】 前記吸水性不織布は、前記吸水性繊維と
    疎水性繊維との混紡割合が、20:80〜80:20の
    割合であることを特徴とする請求項1記載のマスク用フ
    ィルタ又は請求項4記載のマスク。
  8. 【請求項8】 前記シート材の一方の面の色と、他方の
    面の色が、互いに異なることを特徴とする請求項3乃至
    7のいずれか1つに記載のマスク用フィルタ又はマス
    ク。
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