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JP2003119150A - リパーゼ阻害剤 - Google Patents

リパーゼ阻害剤

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Publication number
JP2003119150A
JP2003119150A JP2001336124A JP2001336124A JP2003119150A JP 2003119150 A JP2003119150 A JP 2003119150A JP 2001336124 A JP2001336124 A JP 2001336124A JP 2001336124 A JP2001336124 A JP 2001336124A JP 2003119150 A JP2003119150 A JP 2003119150A
Authority
JP
Japan
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extract
lipase inhibitor
lipase
solvent
eucalyptus
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001336124A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsunari Takahashi
徹成 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
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Publication date
Application filed by Oji Paper Co Ltd filed Critical Oji Paper Co Ltd
Priority to JP2001336124A priority Critical patent/JP2003119150A/ja
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  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ニキビ、肌荒れ、皮膚炎、おむつかぶれ等を
抑制でき、安全性の高いリパーゼ阻害剤を提供すること
にある。 【解決手段】 ユーカリ属から選ばれる1種または2種
以上の植物種の溶媒抽出物を有効成分とするリパーゼ阻
害剤。溶媒としては、低級アルコール類、グリコール
類、ハロゲン化炭化水素、エーテル類、低級脂肪酸エス
テル類、ケトン類、水などを使用する。抽出成分のうち
ジヒドロカルコンにリパーゼ阻害作用がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リパーゼ阻害剤に
関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚表面に存在する皮脂は、バクテリア
が生産するリパーゼにより、脂肪酸に分解され、皮膚の
バリア能は低下する。その結果、刺激物が皮膚に浸透し
易くなり、炎症を誘起したり、ニキビ、肌荒れを発症さ
せたりする。また、生成した脂肪酸や脂肪酸の酸化分解
物は悪臭発生の原因となる。おむつかぶれ等の皮膚炎の
発症にもリパーゼが関与しており、皮膚の表面において
便中に存在するリパーゼの作用により、皮膚のバリア能
が低下し、炎症が誘起されると考えられている。従っ
て、リパーゼ阻害剤により、ニキビ、肌荒れ、皮膚炎、
おむつかぶれ等を抑制、予防できると考えられる。ま
た、食餌中に含まれる脂質は膵臓のリパーゼで分解され
て小腸から吸収される。脂質の過剰摂取は肥満につなが
り、高脂血症、動脈硬化、心疾患、糖尿病等の原因とな
る。リパーゼ阻害剤により、体内への脂肪の蓄積を抑え
ることができれば、肥満の抑制、予防が可能であると考
えられる。
【0003】従来より、リパーゼ阻害剤として、ダイズ
種子中の蛋白性物質(Agric. Biol.Chem., 38, 97, 197
4)、血清アルブミン(Gastroenterology, 75, 382, 19
78)、β―ラクトグロブリン(J. Clin. Invest., 64,
1303, 1979)等の蛋白質やTriton X-100(Biochimie, 5
8, 751, 1976)や胆汁酸塩(Z. Physiol. Chem., 125, 1
32, 1923) 等の界面活性剤、等が報告されている。し
かし、蛋白質では、保存時の安定性に問題があったり、
人体の皮膚に対して使用する場合には、アレルギーの発
症が懸念される。又、界面活性剤は一般に皮膚刺激性が
強く、皮膚に使用する場合安全性が懸念される。従っ
て、人体の皮膚等に使用したり、経口投与する場合は、
人体に対して安全性の高い阻害剤が望まれている。植物
抽出物では、ローズマリー等の抽出物(特開平10-26260
6号公報)、阿仙薬等の抽出物(特開2000-103741号公
報)、等が報告されているが、食品添加物、化粧品用途
として安全性が確認されているユーカリ抽出物では報告
例が見あたらない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、安全性の高
いリパーゼ阻害剤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下の構成を採用する。即ち、本発明は、
「ユーカリ属から選ばれる1種または2種以上の植物種
の溶媒抽出物を有効成分とするリパーゼ阻害剤」であ
る。
【0006】上記本発明において、抽出に使用する溶媒
としては、低級アルコール類、グリコール類、ハロゲン
化炭化水素、エーテル類、低級脂肪酸エステル類、ケト
ン類、水から選ばれる1種類の溶媒、またはこれらのう
ち2種類以上の均一に混合可能な溶媒を用いた任意の混
合溶媒、であることが好ましい。
【0007】また、上記本発明においてユーカリ属植物
としては、E. globulusE. viminalisE. camaldulen
sisE. grandisE. nitensから選ばれることが好まし
い。
【0008】又、前記ユーカリ属植物の溶媒抽出物とし
ては、下記化学式(1)で表されるジヒドロカルコン化
合物を主要な活性成分として含む抽出物が挙げられる。
【化3】
【0009】更に、上記化学式(1)で表わされるジヒ
ドロカルコンは、それだけでリパーゼ阻害剤として使用
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明で使用する抽出物とは、ユ
ーカリ属植物の葉を被抽出媒体とし、これを一般に用い
られる有機溶媒や水、又はこれらの任意の混合溶媒で抽
出した抽出物である。有機溶媒としては、例えば、エタ
ノール、メタノール、プロパノール等の低級アルコール
類、プロピレングリコール、ブチレングリコール等のグ
リコール類、クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロ
エタン等のハロゲン化炭化水素類、メチルエーテル、エ
チルエーテル、ジオキサン等のエーテル類、酢酸メチ
ル、酢酸エチル、酢酸ブチル等の低級脂肪酸エステル
類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類が挙げ
られる。これらの溶媒は、単独で用いても良く、任意の
2種以上の混合溶媒として用いても良い。
【0011】ユーカリ属については、同属に属する植物
種であれば使用可能で、単独で用いても良く、2種以上
の植物種を組み合わせて用いることもできる。例えば、
ユーカリ属としては、Eucalyptus globulusE. niten
sE. camaldulensisE. viminalisE. grandis等を
用いることができる。抽出する部位としては、葉、茎、
幹、根などのいずれの部位でも良いが、抽出効率の点か
ら、葉が好ましい。
【0012】抽出方法としては、一般に用いられる方法
でよく、例えば、溶媒中に原料を長時間浸漬する方法、
有機溶媒の沸点以下の温度で加温、撹拌しながら抽出を
行い、濾過して抽出物を得る方法等がある。得られた抽
出物は、そのまま、使用することもできるし、又、減圧
濃縮等によって濃縮して用いることもできる。また、抽
出の前工程として、原料を非極性溶媒で脱脂し、精油を
除去してから溶媒で抽出しても良し、水蒸気蒸留により
精油を除去した後に溶媒で抽出しても良い。得られた抽
出物は、例えば、活性炭、セライト、シリカゲル等の吸
着剤で処理して色、臭いを除去して使用してもよい。
【0013】後記製造例に示すように、ユーカリプタス
・グロブラスの葉抽出物には、リパーゼ阻害活性を有す
る化合物として、前記化学式(1)で表されるジヒドロ
カルコン化合物(特開平11−80012)が含まれて
いる。ユーカリ葉に含まれるリパーゼ阻害活性を持つ化
合物には、これらの化合物以外の化合物も含まれている
と考えられるが、本発明に用いるユーカリ抽出物を調製
する際に、これらの化合物またはその類縁体を指標とす
ることができる。
【0014】上記植物から得られた抽出物をリパーゼ阻
害剤として使用する場合の剤型は特に制限されず、液
状、ゲル状、粉末状等の形態で使用することができ、
又、抽出物を、ローション、スプレー剤、ムース剤等に
配合することもできる。液状、ゲル状の製品とする場合
は抽出物を0.00001〜10重量%含有させること
が好ましく、0.001〜1重量%含有させることがさ
らに好ましい。
【0015】上記の方法により抽出された抽出物は、リ
パーゼ阻害剤として、ヒトや動物の皮膚に対して使用す
ることができる。又、おむつ、ティッシュ、おしり拭
き、衛生用シート、介護用シート等に含有させたり、ウ
エットティッシュの薬剤、洗浄剤等として使用すること
もできる。おむつに含有させる場合は、例えば、液体状
の組成物をおむつ(布、紙、不織布、等)に塗布、ある
いは含浸し乾燥する、粉末状の組成物をおむつに混合す
る、組成物をローションに配合しローションをおむつに
塗布する、等の方法により行うことができる。又、ニキ
ビ、肌荒れ、おむつかぶれ等の皮膚炎を予防、抑制する
ためのクリーム、ローション等の化粧品や、飲料、食
品、錠剤、カプセル剤等に添加したり、健康食品、医薬
品原料として使用することもできる。
【0016】上記抽出物をリパーゼ阻害剤として用いる
場合、本発明の効果を損なわない範囲で、食品、医薬
品、医薬部外品、化粧品等に一般的に用いられる各種成
分、保湿剤、酸度調節剤、安定化剤、界面活性剤、抗酸
化剤、消臭剤、抗菌剤、等に用いられている成分を配合
することができ、これらの補助成分は2成分以上を配合
しても良い。
【0017】食品、医薬品、医薬部外品、化粧品等に一
般的に用いられる各種成分としては、アレルギー抑制
剤、アトピー性皮膚炎抑制剤、かゆみ抑制剤、肌荒れ抑
制剤、低級アルコール、多価アルコール、香料、清涼
剤、動植物性多糖類及びその分解物、動植物性糖蛋白質
及びその分解物、微生物培養代謝成分、アミノ酸及びそ
の塩、脱臭剤、乳化剤等と共に配合し、併用して用いる
ことができる。
【0018】保湿剤としては、アロエエキス、延命草エ
キス、オトギリソウエキス、オオムギエキス、オレンジ
エキス、海藻エキス、カミツレエキス、キューカンバエ
キス、コンフリーエキス、ゴボウエキス、シイタケエキ
ス、ジオウエキス、シソエキス、セージエキス、デュー
クエキス、冬虫夏草エキス、ドクダミエキス、ハタケシ
メジエキス、ビワエキス、ブドウ葉エキス、フユボダイ
ジュエキス、プルーンエキス、ヘチマエキス、ボタンピ
エキス、マイカイエキス、モモノハエキス、ユリエキ
ス、リンゴエキス、アーモンド油、オリーブ油、ゴマ
油、サフラワー油、ジメチルシリコーン、シリコーン
油、変性シリコーン、大豆油、椿油、ヒマシ油、ホホバ
油、ミンク油、ヤシ油、アラビノース、ガラクトース、
キシロース、グルコース、ショ糖、ソルビトール、フル
クトース、マルトース、マルチトール、マンノース、ミ
ツロウ、ヒアルロン酸、プラセンタエキス、ラムノー
ス、キシロビオース、キシロオリゴ糖、チューベローズ
ポリサッカライド、トリサッカライド、トレハロース、
エチレングリコール、可溶性コラーゲン、グリセリン、
グリチルリチン、コンドロイチン硫酸、ジグリセリン、
スクワラン、セラミド類似化合物、トリグリセリン、尿
素、ビタミンCリン酸エステルカルシウム塩、ビタミン
E、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ヒノキチオー
ル、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコー
ル、流動パラフィン及びワセリン等が挙げられる。
【0019】これらの保湿剤のうち、アロエエキス、延
命草エキス、オトギリソウエキス、コンフリーエキス、
シソエキス、セージエキス、セラミド類似化合物、ドク
ダミエキス、ハタケシメジエキス、ビワエキス、フユボ
ダイジュエキス、ボタンピエキス、ヒマシ油、ホホバ
油、ラノリン、ヒアルロン酸、プラセンターエキス、ラ
ムノース、キシロオリゴ糖、可溶性コラーゲン、グリセ
リン、コンドロイチン硫酸、スクワラン、尿素、1,3
−ブチレングリコール及びプロピレングリコールがより
好ましく、アロエエキス、キシロオリゴ糖、セラミド類
似化合物、ハタケシメジエキス、尿素、1,3−ブチレ
ングリコール及びプロピレングリコールが特に好まし
い。
【0020】酸度調節剤及び機能の安定化剤としては、
例えば、アジピン酸、クエン酸、クエン酸三ナトリウ
ム、グリシン、グリセリン脂肪酸エステル、グルコノデ
ルタラクトン、グルコン酸、コハク酸、コハク酸一ナト
リウム、コハク酸二ナトリウム、酢酸、酢酸ナトリウ
ム、DL-酒石酸、L-酒石酸、DL-酒石酸ナトリウム、L-酒
石酸ナトリウム、炭酸塩類、二酸化炭素、乳酸、乳酸ナ
トリウム、フマル酸、フマル酸一ナトリウム、リゾチー
ム、DL-リンゴ酸、DL-リンゴ酸ナトリウム、リン酸、リ
ン酸塩類、重合リン酸塩類、イタコン酸、フィチン酸等
が挙げられる。
【0021】界面活性剤としては例えば、モノステアリ
ン酸グリセロール、トリオレイン酸ポリグリセロール等
のグリセリン脂肪酸エステル、有機酸モノグリセリド、
プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪
酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、レシチン、リゾレ
シチン、ポリエチレングリコール、ポリオキシアルキル
エーテル、ポリオキシエチレンポリアミン、アルキルポ
リオキシエチレン硫酸エステル塩、アルキル硫酸エステ
ル塩、アシルメチルタウリン塩、N-アシルグルタミン酸
塩、アルキルアミドベタイン等が挙げられる。
【0022】抗酸化剤としてはカテキン、トコフェロー
ル、プロポリス、エラグ酸、動植物抽出物(セージ、セ
リ、ローズマリー等)が挙げられる。
【0023】消臭剤としては、消臭活性がある物質、抽
出物であれば特に制限はなく、例えば、植物・キノコ等
の抽出物、精油等が挙げられる。
【0024】抗菌剤としては、抗菌活性がある物質、抽
出物であれば特に制限はなく、例えば、ヒノキチオー
ル、トリクロサン、塩化セチルピリジニウム、グルコン
酸クロルヘキシジン、ソルビン酸カリウム、ソルビン
酸、安息香酸ナトリウム、安息香酸、パラオキシ安息香
酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル等のパラオキシ
安息香酸類、動物・植物抽出物、精油等が挙げられる。
【0025】以下、実施例により本発明を具体的に説明
するが、これらの実施例は例示的であり、本発明の範囲
は請求項の範囲により規定される。
【0026】<製造例1>ユーカリ属のEucalyptus glo
bulusE. nitensE. camaldulensisE. viminalis
E. grandis)各々の葉50gを50%エタノール(1
L)で3日間、室温で抽出を行い、各々の抽出液を得
た。これらの抽出液を減圧濃縮し、抽出物を得た。
【0027】<製造例2>ユーカリ属(Eucalyptus glo
bulusE. nitensE. camaldulensisE. viminalis
E. grandis)の葉20gを50%ブチレングリコール
(160ml)で3日間、室温で抽出を行い、抽出液を得
た。
【0028】<製造例3>ユーカリ属(E. globulus
の葉500gを50%エタノール(7L)で3日間、室
温で抽出を行い、抽出液を得た。抽出液を減圧濃縮し、
抽出物98g(葉からの収率19.6%)を得た。
【0029】次に、製造例3の抽出物をヘキサンと水で
分配抽出し、ヘキサン層を分離後、水層をジクロロメタ
ン、さらに酢酸エチル、n―ブタノールの順で分配抽出
した。活性の高い画分として酢酸エチル画分を濃縮し、
酢酸エチル抽出物を10.24g得た(葉からの収率2.0%)。
【0030】酢酸エチル抽出物をシリカゲルクロマトグ
ラフィーに吸着後、ヘキサン−酢酸エチル混合溶媒で溶
出し、分画を行った。ヘキサン/酢酸エチル=1:4混
液で溶出した画分を濃縮し、6.24gの活性画分を得た
(葉からの収率1.2%)。この画分をさらにODS-HPLC(溶
媒:80%メタノール溶液)で分取し、化合物(1)を0.4
25g得た(葉中含有率0.085%)。
【0031】化合物(1)は、次の理化学的性質より前
記した化学式(1)で表わされるジヒドロカルコンであ
ることが判明した。分子量:EI-MS m/z 286(M+), 181,
154、分子式:C17H18O4(λmax MeOH):286nm(ε=2170
0)、IR(νmax KBr):3296,2944, 2924, 1650, 1595,
1516, 1429, 1274, 1247, 1213, 1147, 1112, 1082,88
6, 799, 742, 720, 699, 468cm-1 1H-NMR(δdmso-d6):1.86(3H, s), 2.89(1H, t, J=
7.6), 3.32(1H, t, J=7.6), 3.77(3H, s), 6.08(1H,s),
7.15-7.30(5H, m), 10.92(1H, s), 13.64(1H, s)ppm 13C-NMR(δ dmso-d6):7.2, 30.1, 45.3, 55.4, 90.
3, 102.3, 104.1, 125.8, 128.3, 141.6, 160.5, 162.
0, 163.2, 204.7 ppm
【0032】<実施例1>製造例1で得られた各々の抽
出物を、抽出物濃度が1%となるようにジメチルスルフ
ォキシド(和光純薬)に溶解してサンプル溶液とし、リ
パーゼ阻害活性を測定した。試薬として、リパーゼ(Si
gma; TypeII、Crude、from Porcine pancreas)、大日
本製薬製のリパーゼキットSを用いた。尚、リパーゼ
は、10mMリン酸緩衝液pH8.0に溶解した。サンプル溶液5
0μl、発色液(0.1mg/mlの5,5-ジオビスを含む緩衝液)
780μl、エステラーゼ阻害液(3.48mg/mlのフェニルメ
チルスルフォニルオリド)20μlを添加し、30℃で5
分間加温後、基質液(6.69mg/ml三酪酸メチルカプノー
ル+5.73mg/mlドデシル硫酸ナトリウム)100μl及びリ
パーゼ液50μlを添加し、暗所で30℃で30分間イ
ンキュベーションを行った。反応停止液を2ml添加し、4
12nmの吸光度を測定し、阻害率(%)を求めた。結果を
表1に示すが、各ユーカリ抽出物にリパーゼ阻害活性が
認められた。
【0033】<比較例1>クスノキ(Cinnamomum camph
ore)、エゴノキ(Styrax japonica)、トベラ(Pittos
porum tobira)の葉50gを50%エタノール(1L)
で3日間、室温で抽出を行い、抽出液を得た。この抽出
液を減圧濃縮し、抽出物を得た。各々の抽出物について
抽出物濃度が1%のジメチルスルフォキシド溶液を作成
しサンプル溶液とし、以下、実施例1と同様の方法でリ
パーゼ阻害活性を測定した。結果を表1に示すが、阻害
活性は認められなかった。
【0034】
【表1】
【0035】<実施例2>製造例2で得られた抽出液
(原液)をブチレングリコールで希釈し、抽出物濃度1
%溶液を作成した。これをサンプル溶液とし、以下、実
施例1記載の方法でリパーゼ阻害活性を測定した結果を
表2に示す。各ユーカリ抽出物にリパーゼ阻害活性が認
められた。
【0036】<比較例2>クスノキ(Cinnamomum camph
ore)、エゴノキ(Styrax japonica)、トベラ(Pittos
porum tobira)の葉20gを50%ブチレングリコール
(160ml)で3日間、室温で抽出を行い、抽出液を得
た。各々の抽出物について実施例2と同様の方法でリパ
ーゼ阻害活性を測定した。結果を表2に示すが、阻害活
性は認められなかった。
【0037】
【表2】
【0038】<実施例3>製造例3で得られた抽出物に
ついて、実施例1と同様にリパーゼ阻害活性を測定した
結果を表3に示す。更に、製造例3で得られた化合物
(1)をその濃度が1%となるようにジメチルスルフォ
キシド(和光純薬)に溶解してサンプル溶液とし、実施
例1と同様にしてリパーゼ阻害活性を測定した。結果を
表3に記載する。
【0039】
【表3】
【0040】
【発明の効果】表1,表2より、本発明で得られるユー
カリ属の抽出物はリパーゼ阻害剤が充分認められ、従っ
て、リパーゼ阻害剤を含有することは明らかである。更
に、表3より、化学式(1)で表わされるジヒドロカル
コンはリパーゼ阻害活性を有することも確認された。ま
た、本発明で得られたリパーゼ阻害剤は天然物由来であ
り、安全性が高い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 17/00 A61P 17/00 43/00 111 43/00 111 C12N 9/99 C12N 9/99 Fターム(参考) 4B018 MD08 MD61 ME14 MF01 4C083 AA111 AA112 CC02 EE13 4C088 AB57 AC05 AC06 AC11 BA08 BA09 BA10 CA05 CA06 CA07 CA09 CA13 NA14 ZA70 ZA89 ZC20 4C206 AA01 AA02 AA04 CB18 MA01 MA04 NA14 ZA70 ZA89 ZC20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーカリ属から選ばれる1種または2種
    以上の植物種の溶媒抽出物を有効成分とするリパーゼ阻
    害剤。
  2. 【請求項2】 抽出に使用する溶媒が、低級アルコール
    類、グリコール類、ハロゲン化炭化水素、エーテル類、
    低級脂肪酸エステル類、ケトン類、水から選ばれる1種
    類の溶媒、またはこれらのうち2種類以上の均一に混合
    可能な溶媒を用いた任意の混合溶媒、であることを特徴
    とする請求項1記載のリパーゼ阻害剤。
  3. 【請求項3】 ユーカリ属から選ばれる植物種が、E. g
    lobulusE. viminalisE. camaldulensisE. grandi
    sE. nitensからなる群より選ばれた植物種であること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のリパーゼ
    阻害剤。
  4. 【請求項4】 該抽出物が、下記化学式(1)で表され
    るジヒドロカルコンを主要な活性成分として含むことを
    特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のリパ
    ーゼ阻害剤。 【化1】
  5. 【請求項5】 下記化学式(1)で表わされるジヒドロ
    カルコンを有効成分とするリパーゼ阻害剤。 【化2】
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