JP2003103544A - セルロースエステルフィルムの製造方法 - Google Patents
セルロースエステルフィルムの製造方法Info
- Publication number
- JP2003103544A JP2003103544A JP2001300170A JP2001300170A JP2003103544A JP 2003103544 A JP2003103544 A JP 2003103544A JP 2001300170 A JP2001300170 A JP 2001300170A JP 2001300170 A JP2001300170 A JP 2001300170A JP 2003103544 A JP2003103544 A JP 2003103544A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- web
- drying
- cellulose ester
- endless belt
- ester film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 229920002678 cellulose Polymers 0.000 title claims abstract description 58
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 34
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 19
- 238000001035 drying Methods 0.000 claims abstract description 150
- 238000007664 blowing Methods 0.000 claims abstract description 40
- 239000013557 residual solvent Substances 0.000 claims abstract description 30
- 238000005266 casting Methods 0.000 claims abstract description 22
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 6
- 230000007704 transition Effects 0.000 claims description 21
- 230000003068 static effect Effects 0.000 claims description 18
- 238000005507 spraying Methods 0.000 claims description 7
- 239000007921 spray Substances 0.000 claims description 6
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 4
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 3
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 abstract description 10
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 abstract description 6
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 abstract 1
- 235000014113 dietary fatty acids Nutrition 0.000 description 6
- 229930195729 fatty acid Natural products 0.000 description 6
- 239000000194 fatty acid Substances 0.000 description 6
- 229920002284 Cellulose triacetate Polymers 0.000 description 5
- NNLVGZFZQQXQNW-ADJNRHBOSA-N [(2r,3r,4s,5r,6s)-4,5-diacetyloxy-3-[(2s,3r,4s,5r,6r)-3,4,5-triacetyloxy-6-(acetyloxymethyl)oxan-2-yl]oxy-6-[(2r,3r,4s,5r,6s)-4,5,6-triacetyloxy-2-(acetyloxymethyl)oxan-3-yl]oxyoxan-2-yl]methyl acetate Chemical compound O([C@@H]1O[C@@H]([C@H]([C@H](OC(C)=O)[C@H]1OC(C)=O)O[C@H]1[C@@H]([C@@H](OC(C)=O)[C@H](OC(C)=O)[C@@H](COC(C)=O)O1)OC(C)=O)COC(=O)C)[C@@H]1[C@@H](COC(C)=O)O[C@@H](OC(C)=O)[C@H](OC(C)=O)[C@H]1OC(C)=O NNLVGZFZQQXQNW-ADJNRHBOSA-N 0.000 description 5
- -1 fatty acid ester Chemical class 0.000 description 4
- YMWUJEATGCHHMB-UHFFFAOYSA-N Dichloromethane Chemical compound ClCCl YMWUJEATGCHHMB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000001913 cellulose Substances 0.000 description 3
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N Ethanol Chemical compound CCO LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 150000004665 fatty acids Chemical class 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 238000007711 solidification Methods 0.000 description 2
- 230000008023 solidification Effects 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 229910002012 Aerosil® Inorganic materials 0.000 description 1
- 229920008347 Cellulose acetate propionate Polymers 0.000 description 1
- 229920001747 Cellulose diacetate Polymers 0.000 description 1
- DQEFEBPAPFSJLV-UHFFFAOYSA-N Cellulose propionate Chemical compound CCC(=O)OCC1OC(OC(=O)CC)C(OC(=O)CC)C(OC(=O)CC)C1OC1C(OC(=O)CC)C(OC(=O)CC)C(OC(=O)CC)C(COC(=O)CC)O1 DQEFEBPAPFSJLV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 101000650817 Homo sapiens Semaphorin-4D Proteins 0.000 description 1
- 102100027744 Semaphorin-4D Human genes 0.000 description 1
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000003963 antioxidant agent Substances 0.000 description 1
- 230000003078 antioxidant effect Effects 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 125000004432 carbon atom Chemical group C* 0.000 description 1
- 229920002301 cellulose acetate Polymers 0.000 description 1
- 229920006217 cellulose acetate butyrate Polymers 0.000 description 1
- 229920001727 cellulose butyrate Polymers 0.000 description 1
- 229920006218 cellulose propionate Polymers 0.000 description 1
- 210000002858 crystal cell Anatomy 0.000 description 1
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 238000009472 formulation Methods 0.000 description 1
- 239000006224 matting agent Substances 0.000 description 1
- 239000004014 plasticizer Substances 0.000 description 1
- 230000010287 polarization Effects 0.000 description 1
- 230000002250 progressing effect Effects 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 1
- 239000003381 stabilizer Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- XZZNDPSIHUTMOC-UHFFFAOYSA-N triphenyl phosphate Chemical compound C=1C=CC=CC=1OP(OC=1C=CC=CC=1)(=O)OC1=CC=CC=C1 XZZNDPSIHUTMOC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000006097 ultraviolet radiation absorber Substances 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Polarising Elements (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
護フィルムとして好適なセルロースエステルフィルムを
溶液流延製膜法により製造するに際し、エンドレスベル
ト上での乾燥によりウェブ表面の平面性(ユラギ)を向
上する。これによってウェブ剥離工程後の搬送張力及び
温度などの条件を多少高い目にしても、高品質のセルロ
ースエステルフィルムを製造することができ、生産性を
向上する。 【解決手段】 溶液流延製膜法により膜厚20〜200
μmのセルロースエステルフィルムを製造する方法であ
って、セルロースエステル溶液を回転金属製エンドレス
ベルト1の上部移行部1aのキャスト面上に流延して得
られた膜(ウェブ)に対し、エンドレスベルト1の上部
移行部1aに設けられた乾燥ゾーン11においてウェブ
Wの表面残留溶媒量が300%以下となされた状態から
ウェブ表面への乾燥風の吹付けを開始して、ウェブWの
乾燥を行う。
Description
示装置における偏光板の保護フィルムとして好適なセル
ロースエステルフィルムの製造方法に関する。
かつ低消費電力でIC回路への直結が可能であり、しか
も薄型化が可能であるから、ワードプロセッサーやパー
ソナルコンピュータ等の表示装置として広く使用されて
いる。ところで、このLCDの基本的な構成は、液晶セ
ルの両側に偏光板を設けたものである。偏光板は、一定
方向の偏波面の光だけを通すので、LCDにおいては、
電界による液晶の配向の変化を可視化させる重要な役割
を担っており、偏光板の性能によってLCDの性能が大
きく左右される。偏光板は偏光子と、偏光子の両面に積
層された保護フィルムとよりなる。そして、このような
偏光板の保護フィルムとして、膜厚20〜200μmの
セルロースエステルフィルムが広く用いられている。
用されるセルロースエステルフィルムの重要な特性とし
て、フィルム表面の平面性(いわゆるユラギ)があり、
例えばフィルム表面の平面性を蛍光灯の反射度合いで見
た場合、蛍光灯の光がまっすぐに写り、表面に細かい凹
凸がほとんど見られないフィルムが、偏光板の保護フィ
ルムに適したフィルムと言える。
溶液流延製膜方法によるセルロースエステルフィルムの
製造方法においては、エンドレスベルト上の製造条件に
よってフィルム表面の平面性が左右されるという認識は
あったが、その条件の探索は試行錯誤で決定していた。
このため、セルロースエステルフィルムの膜厚、製膜速
度、剥離残留溶媒量等の条件を変更する場合は、条件の
探索を1から行わなければならず、非常に手間がかかっ
て、面倒であるという問題があった。
重ねた結果、溶液流延製膜方法によるセルロースエステ
ルフィルムの製造方法において、エンドレスベルト上に
おいてウェブの適正表面残留溶媒量域にて乾燥風を吹か
すと、フィルム表面の平面性(ユラギ)を向上し得るこ
とを見い出し、本発明を完成するに至った。
解決し、溶液流延製膜法によりセルロースエステルフィ
ルムを製造する方法において、エンドレスベルト上での
乾燥によりウェブ表面の平面性(ユラギ)を向上するこ
とができ、これによってウェブ剥離工程後の搬送張力及
び温度などの条件を多少高い目にしても、偏光板の保護
フィルムに適した品質の良いセルロースエステルフィル
ムを製造することができて、セルロースエステルフィル
ムの生産性を大幅に向上し得る方法を提供しようとする
ことにある。
ルロースエステルフィルムの製造方法は、溶液流延製膜
法により膜厚20〜200μmのセルロースエステルフ
ィルムを製造する方法において、セルロースエステル溶
液を回転金属製エンドレスベルトの上部移行部のキャス
ト面上に流延して得られた膜(以下「ウェブ」という)
に対し、エンドレスベルトの上部移行部に設けられた乾
燥ゾーンにおいてウェブの表面残留溶媒量が300%以
下となされた状態からウェブ表面への乾燥風の吹付けを
開始して、ウェブの乾燥を行うことを特徴としている。
ンドレスベルトの上部移行部に設けられた乾燥ゾーンに
乾燥風吹付け用ヘッダが備えられており、ウェブ表面に
対し、温度20〜60℃、及びヘッダ内静圧500〜1
500Paの乾燥風を吹き付けることを特徴としてい
る。
ンドレスベルト上に2つの乾燥ゾーンが設けられてお
り、温度20〜60℃、及びヘッダ内静圧500〜15
00Paの乾燥風を吹き付ける第1乾燥ゾーンを通過後
に、表面残留溶媒量が100%未満になった状態のウェ
ブ表面に、さらに第2乾燥ゾーンにおいて温度40〜8
0℃、及びヘッダ内静圧100〜1200Paの乾燥風
を吹き付けることを特徴としている。
いて、エンドレスベルト上に設けられた乾燥ゾーンの乾
燥風吹付け用ヘッダにスリット状開口部を有するノズル
が装着されており、該スリット状開口部を有するノズル
からウェブの表面に乾燥風を吹き付けることを特徴とし
ている。
ェブの表面残留溶媒量300%以下及び100%以上で
ある第1乾燥ゾーンにおける乾燥風吹付けノズルのピッ
チが、50〜300mmとなされ、ウェブの表面残留溶
媒量100%未満である第2乾燥ゾーンにおける乾燥風
吹付けノズルのピッチが、150mm〜600mmとな
されていることを特徴としている。
いて、スリット状開口部を有するノズルの配置間隙を、
2〜10mmとすることを特徴としている。
いずれか一項において、スリット状開口部を有するノズ
ルの先端部と、エンドレスベルト上面との間の間隙を5
〜100mmとすることを特徴としている。
いずれか一項において、エンドレスベルト上のウェブに
対し、スリット状開口部を有するノズルからの乾燥風の
吹付け角度を90〜45度とすることを特徴としてい
る。
いずれか一項において、エンドレスベルト上においてウ
ェブを、ベルトの表面側から乾燥させるゾーンを、乾燥
条件の異なる少なくとも3つの乾燥ゾーンに分割するこ
とを特徴としている。
のいずれか一項において、エンドレスベルト上において
ウェブを、ベルトの裏面側から乾燥させるゾーンを、乾
燥条件の異なる少なくとも2つの乾燥ゾーンに分割する
ことを特徴としている。
ちのいずれか一項において、ウェブに対し乾燥風の吹付
けを開始する第1乾燥ゾーンから上流側に10〜200
mm離れた箇所に排気手段を設けることを特徴としてい
る。
ちのいずれか一項において、ウェブを、エンドレスベル
ト上の乾燥ゾーンにおいて乾燥した後、エンドレスベル
トから剥離ロールにより剥離し、さらに剥離ウェブの乾
燥工程もしくは冷却工程を設け、該工程においてはウェ
ブを幅手方向に引っ張る手段を装備することを特徴とし
ている。
て、ウェブを幅手方向に引っ張る手段が、エキスパンダ
ーロール、テンター、及び熱矯正ロールよりなる群の中
から選ばれた少なくとも1つの手段であることを特徴と
している。
いて、テンターが、1台の2軸テンター及び/又は複数
台の1軸もしくは2軸テンターであることを特徴として
いる。
ちのいずれか一項において、ウェブを、エンドレスベル
ト上の乾燥ゾーンにおいて乾燥した後、エンドレスベル
トから剥離ロールにより剥離し、いくつかの工程を経過
したフィルムの平均残留溶媒量が10%以下になった段
階で、フィルムを20〜140℃の温度を有するゾーン
を通過させ、かつ該ゾーンにおけるフィルムの温度上昇
又はかつ温度降下の平均速度を15℃/秒以下とするこ
とを特徴としている。
ちのいずれか一項において、剥離後のフィルムの平均残
留溶媒量が10%以下になった段階で、フィルムを搬送
張力62〜135N/mを有するゾーンを通過させるこ
とを特徴としている。
ステルフィルムの製造方法は、製品状態での膜厚が20
〜200μm、好ましくは20〜85μm、さらに好ま
しくは20〜60μmのフィルムを製造の対象としてい
る。本発明で対象となるセルロースエステルフィルム
は、セルロースの低級脂肪酸エステルからなる。ここ
で、セルロースの低級脂肪酸エステルにおける低級脂肪
酸とは炭素原子数が6以下の脂肪酸を意味し、例えばセ
ルロースジアセテートやセルローストリアセテート等の
セルロースアセテート、セルロースプロピオネート、セ
ルロースブチレート、セルロースアセテートプロピオネ
ートやセルロースアセテートブチレート等の混合脂肪酸
エステルが挙げられる。最も好ましいセルロースの低級
脂肪酸エステルはセルローストリアセテートである。
剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、加工安定剤、及びマッ
ト剤などを含有させることにより、セルロースエステル
フィルムに起因する液晶画像表示装置の性能を向上させ
ることができる。
トの上部移行部のキャスト面上に流延して得られた膜
(ウェブ)に対し、エンドレスベルトの上部移行部に設
けられた乾燥ゾーンにおいてウェブの表面残留溶媒量が
300%以下となされた状態からウェブ表面への乾燥風
の吹付けを開始して、ウェブの乾燥を行うことが限定さ
れている。
表せる。
N}×100 ここで、Mはウェブの任意時点での質量、Nは質量Mの
ものを110℃で3時間乾燥させたときの質量である。
た乾燥ゾーンにおいてウェブの表面残留溶媒量が300
%以下となされた状態からウェブ表面への乾燥風の吹付
けを開始して、ウェブの乾燥を行っているが、その理由
は、ウェブの表面残留溶媒量が300%を超えた状態か
らウェブ表面への乾燥風の吹付けを開始すると、乾燥後
のセルロースエステルフィルムに粗い面が生じるからで
ある。
上部移行部に設けられた乾燥ゾーンの乾燥風吹付け用ヘ
ッダにより、ウェブ表面に対し、温度20〜60℃、及
びヘッダ内静圧500〜1500Paの乾燥風を吹き付
けることが、限定されている。その理由は、乾燥風の温
度が20℃未満であると、必要な乾燥風の吹付けゾーン
が長くなりすぎるので、好ましくなく、60℃を超える
と、上部表面の皮膜化が進み、吹付け効果が得られなく
なるので、好ましくないからである。また、乾燥風のヘ
ッダ内静圧500Pa未満であると、吹付け力が弱く、
乾燥後のセルロースエステルフィルムに粗い面が生じる
し、乾燥風のヘッダ内静圧が1500Paを超えると、
吹付け風の跡形が残るので、好ましくない。
に2つの乾燥ゾーンが設けられており、温度20〜60
℃、及びヘッダ内静圧500〜1500Paの乾燥風を
吹き付ける第1乾燥ゾーンを通過後に、表面残留溶媒量
が100%未満になった状態のウェブ表面に、さらに第
2乾燥ゾーンにおいて温度40〜80℃、及びヘッダ内
静圧100〜1200Paの乾燥風を吹き付けること
が、限定されている。その理由は、第1乾燥ゾーンを通
過後には、ウェブ表面の固化が進んでいるので、第2乾
燥ゾーンの乾燥風の温度とヘッダ内静圧は、第1乾燥ゾ
ーンより高温かつ低いヘッダ内静圧で良い。第2乾燥ゾ
ーンの乾燥風の温度が40℃未満であると、乾燥能力が
低すぎるため、剥離残溶が上がり、剥離不良が生じるの
で、好ましくなく、80℃を超えると、発泡が生じるの
で、好ましくないからである。また、第2乾燥ゾーンの
乾燥風のヘッダ内静圧100Pa未満であると、乾燥能
力が低すぎるため、剥離残溶が上がり、剥離不良が生じ
るので、好ましくなく、乾燥風のヘッダ内静圧が120
0Paを超えると、乾燥能力として充分のため、それ以
上高くすることは、使用エネルギーの無駄となるので、
好ましくない。
に設けられた乾燥ゾーンの乾燥風吹付け用ヘッダにスリ
ット状開口部を有するノズルが装着されており、該ノズ
ルのスリット状開口部からウェブの表面に乾燥風を吹き
付けている。
における乾燥風吹付けノズルのピッチが50〜300m
mとなされ、第2乾燥ゾーンにおける乾燥風吹付けノズ
ルのピッチが150〜600mmとなされていること
が、限定されている。その理由は、第1乾燥ゾーンにお
ける乾燥風吹付けノズルのピッチが50mm未満であれ
ば、ノズルの数が多すぎて、必要な風速が得られないの
で、好ましくない。またノズルのピッチが300mmを
超えると、ウェブの長手方向に乾燥ムラが生じるので、
好ましくない。第1乾燥ゾーンを通過後の第2乾燥ゾー
ンでは、ウェブ表面の固化が進んでいるので、第2乾燥
ゾーンにおける乾燥風吹付けノズルのピッチは150m
m未満に細かくする必要がない。また第2乾燥ゾーンに
おける乾燥風吹付けノズルのピッチが600mmを超え
ると、乾燥が進まず、剥離残溶が上がってしまうので、
好ましくない。
開口部の間隙を、2〜10mmとすることが、限定され
ている。その理由は、ノズルのスリット状開口部の間隙
が、2mm未満であれば、精度が出ずに、ウェブ幅手方
向に風速ムラが生じるので、好ましくない。またスリッ
ト状開口部の間隙が、10mmを超えると、所望の風速
が得られないので、好ましくない。
有するノズルの先端部と、エンドレスベルト上面との間
の間隙を5〜100mmとすることが、限定されてい
る。その理由は、スリット状開口部を有するノズルの先
端部と、エンドレスベルト上面との間の間隙を5mm未
満では、ドープ流延時のトラブル等により、厚膜のフィ
ルムベースが通過した時に、これがノズルに当たり、場
合によっては、ベルトにキズを付けてしまうので、好ま
しくなく、また間隙が100mmを超えると、ベルト上
のウェブへの衝突風速が低すぎて、本発明の効果が得ら
れない。
のウェブに対し、スリット状開口部を有するノズルから
の乾燥風の吹付け角度を90〜45度とすることが、限
定されている。その理由は、ノズルからの乾燥風の吹付
け角度が90度を超えると、乾燥風の吹付けがベルト搬
送に逆らう方向となり、乾燥にムラが生じるので、好ま
しくなく、またノズルからの乾燥風の吹付け角度が45
度未満であれば、スリット状開口部とベルトとの距離が
広くなりすぎて、衝突風速が低くなりすぎるので、好ま
しくない。
においてウェブを、ベルトの表面側から乾燥させるゾー
ンを、乾燥条件の異なる少なくとも3つの乾燥ゾーンに
分割し、上記のように、ウェブの表面残留溶媒量が30
0%以下となされた状態からウェブ表面への乾燥風の吹
付けを開始して、ウェブの乾燥を行う第1乾燥ゾーン、
及びウェブの表面残留溶媒量が100%未満の状態にお
いて、ウェブ表面へ乾燥風を吹き付け乾燥を行う第2乾
燥ゾーンの後に、さらに、ウェブの表面残留溶媒量が5
0%未満の状態において、ウェブ表面へ乾燥風を吹き付
け乾燥を行う第3乾燥ゾーンを設けることにより、効率
の良い乾燥が可能となる。
上においてウェブを、ベルトの裏面側から乾燥させるゾ
ーンを、乾燥条件の異なる少なくとも2つの乾燥ゾーン
に分割する。ここで、エンドレスベルトの裏面側にも乾
燥ゾーンを設けることにより、ウェブに吹き付ける乾燥
風の温度を、ベルトの表裏両面からできるだけ一定に安
定化させて、効率の良い乾燥を実現するためである。ま
た、ベルトの裏面側からの乾燥ゾーンを、乾燥条件の異
なる少なくとも2つの乾燥ゾーンに分割する理由は、ベ
ルトの表面側からの乾燥の場合と同様に、エンドレスベ
ルトの前半と後半で温度ゾーンを分けることにより、効
率の良い乾燥が可能となるからである。
風の吹付けを開始する第1乾燥ゾーンから上流側に10
〜200mm離れた箇所に排気手段を設けている。その
理由は、第1乾燥ゾーンがドープの流延部に近接してお
り、かつヘッダ内静圧が高い場合には、ダイから流延さ
れる流延膜に風が当たり、故障の原因となる場合がある
ので、これを防止するためである。
レスベルト上の乾燥ゾーンにおいて乾燥した後、エンド
レスベルトから剥離ロールにより剥離し、さらに剥離ウ
ェブの乾燥工程もしくは冷却工程を設け、該工程におい
てはウェブを幅手方向に引っ張る手段を装備している。
請求項13の発明では、このウェブを幅手方向に引っ張
る手段としては、エキスパンダーロール、テンター、及
び熱矯正ロールよりなる群の中から選ばれた少なくとも
1つの手段が用いられる。
1台の2軸テンター及び/又は複数台の1軸もしくは2
軸テンターを用いることが、好ましく、このようなテン
ターを用いることにより、ウェブの幅手方向の引っ張り
がさらに強調され、セルロースエステルフィルムの平面
性が良好となるので、好ましい。
レスベルト上の乾燥ゾーンにおいて乾燥した後、エンド
レスベルトから剥離ロールにより剥離し、いくつかの工
程を経過したフィルムの平均残留溶媒量が10%以下に
なった段階で、フィルムを20〜140℃の温度を有す
るゾーンを通過させている。その理由は、乾燥ゾーンの
温度が20℃未満では、フィルムの乾燥長(乾燥に必要
な長さ)が著しく長くなり、乾燥ゾーンの温度が140
℃を超えると、フィルムの平面性の劣化が著しくなるか
らである。また、該ゾーンにおけるフィルムの温度上昇
又は温度降下の平均速度が15℃/秒を超えると、フィ
ルムの平面性の劣化が著しくなるので、好ましくない。
の平均残留溶媒量が10%以下になった段階で、フィル
ムを搬送張力62〜135N/mを有するゾーンを通過
させることを限定している。その理由は、該ゾーンにお
けるフィルムの搬送張力が62N/m未満であれば、ロ
ール滑りが生じ、これが原因でフィルムに擦り傷が発生
するので、好ましくない。またフィルムの搬送張力が1
35N/mを超えると、フィルムの平面性の劣化が著し
くなるので、好ましくないからである。
図面を参照して説明する。
膜厚20〜200μmのセルロースエステルフィルムの
製造方法に用いる装置は、前後一対のドラム(2)(3)に巻
き掛けられた回転金属製エンドレスベルト(1) と、エン
ドレスベルト(1) の上部移行部(1a)のキャスト面にセル
ロースエステルフィルムの原料溶液であるドープを流延
するダイ(4) と、ダイ(4) によってエンドレスベルト
(1) 上に形成された膜(ウェブ)(W)、エンドレスベ
ルト(1) から剥離させる剥離ロール(5) と、剥離したウ
ェブ(W)もしくはフィルムを巻き取る巻取手段(図示
略)とを具備している。
造方法によれば、エンドレスベルト(1) の上部移行部(1
a)のキャスト面上に流延して得られたウェブ(W)に対
し、エンドレスベルト(1) 上に設けられた乾燥ゾーン(1
1)においてウェブ(W)の表面残留溶媒量が300%以
下となされた状態からウェブ(W)表面への乾燥風の吹
付けを開始して、ウェブ(W)の乾燥を行うものであ
る。
(1a)及び下部移行部(1b)の全長は、例えば通常、20〜
60mであり、上部移行部(1a)及び下部移行部(1b)の幅
は、製造するセルロースエステルフィルムの幅にもよる
が、例えば通常、1.5〜3.0mである。
ト(1) の表面側からの乾燥ゾーンが3つに分割されてお
り、エンドレスベルト(1) の上部移行部(1a)に対向して
ベルト表面側第1及び第2乾燥ゾーン(11)(12)が設けら
れ、エンドレスベルト(1) の下部移行部(1b)に対向して
ベルト表面側第3乾燥ゾーン(13)が設けられている。
は、ウェブ(W)の表面残留溶媒量が300%以下とな
された状態からウェブ(W)表面への乾燥風の吹付けを
開始して、ウェブ(W)の乾燥を行うものであるが、こ
の場合、乾燥風吹付け用ヘッダ(14)により、ウェブ
(W)表面に対し、温度20〜60℃、及びヘッダ内静
圧500〜1500Paの乾燥風を吹き付ける。なお、
図2に示すように、ヘッダ(14)にはファン(17)から乾燥
用空気が圧送せしめられる。
通過後に、ベルト表面側第2乾燥ゾーン(12)において、
表面残留溶媒量が100%未満になった状態のウェブ
(W)表面に、乾燥風吹付け用ヘッダ(14)により、温度
40〜80℃、及びヘッダ内静圧100〜1200Pa
の乾燥風を吹き付ける。さらに、この第2乾燥ゾーン(1
2)の通過後に、エンドレスベルト(1) の下部移行部(1b)
に対向して設けられた第3乾燥ゾーン(13)において、表
面残留溶媒量が50%未満になった状態のウェブ(W)
表面に、乾燥風吹付け用ヘッダ(14)により、温度50〜
85℃、及びヘッダ内静圧70〜1100Paの乾燥風
を吹き付ける。
スベルト(1) の表面に対するように設けられた表面側第
1〜第3乾燥ゾーン(11)(12)(13)の各乾燥風吹付け用ヘ
ッダ(14)には、スリット状開口部(16)を有するノズル(1
5)が装着されており、該ノズル(15)のスリット状開口部
(16)からウェブ(W)の表面に乾燥風を吹き付けてい
る。
る乾燥風吹付けノズルのピッチ(P)が50〜300m
mとなされ、表面側第2乾燥ゾーン(12)における乾燥風
吹付けノズル(15)のピッチ(P)が150〜600mm
となされ、さらに、第3乾燥ゾーン(13)における乾燥風
吹付けノズル(15)のピッチ(P)が150〜600mm
となされている。
6)の間隙(S)は、2〜10mmである。また、スリッ
ト状開口部(16)を有するノズル(15)の先端部と、エンド
レスベルト(1) 上面との間の間隔(T)を5〜100m
mである。
対し、各乾燥風吹付け用ヘッダ(14)のスリット状開口部
(16)を有するノズル(15)からの乾燥風の吹付け角度
(α)は、90〜45度とするのが、好ましい。
の流延ダイ(4) に近接しており、かつヘッダ内静圧が高
い場合には、ダイ(4) から流延されるウェブ(W)に風
が当たり、故障の原因となる場合があるので、ウェブ
(W)に対し乾燥風の吹付けを開始する表面側第1乾燥
ゾーン(11)から上流側に10〜200mm離れた箇所に
排気手段(6) が設けられている(図1参照)。
ルト(1) 上においてウェブ(W)を、ベルト(1) の裏面
側から乾燥させるゾーンが、乾燥条件の異なる3つの乾
燥ゾーンに分割して設けられている。
エンドレスベルト(1) 上に設けられた上記乾燥ゾーンに
おいて乾燥した後、エンドレスベルト(1) から剥離ロー
ル(5) により剥離し、さらに剥離ウェブ(W)の乾燥も
しくは冷却工程が設けられ、該工程においてはウェブ
(W)を幅手方向に引っ張る手段が装備されている。こ
のウェブ(W)を幅手方向に引っ張る手段としては、エ
キスパンダーロール、テンター、及び熱矯正ロールより
なる群の中から選ばれた少なくとも1つの手段が用いら
れる。
ら剥離ロール(5) により剥離された剥離ウェブ(W)
が、一対の移送ロール(32)(33)の中間に配置されかつ平
面よりみて円弧形を有するエキスパンダーロール(31)に
より、幅手方向に引っ張られている。この場合、ウェブ
(W)は、エキスパンダーロール(31)により、幅手方向
に、例えば1.02〜1.2倍の割合で引っ張られて、
拡大せしめられる。
ら剥離ロール(5) により剥離された剥離ウェブ(W)
が、一対の移送ロール(36)(37)の中間に配置されかつ左
右両側に所定間隔おきに配置されたクリップ(35)(35)を
有する1軸テンター(34)により、幅手方向に引っ張られ
ている。この場合、ウェブ(W)は、テンター(34)によ
り、幅手方向に、例えば1.02〜1.2倍の割合で引
っ張られて、拡大せしめられる。このようなテンター(3
4)として、1台の2軸テンター及び/又は複数台の1軸
もしくは2軸テンターを用いる。こうして、テンター(3
4)を用いることにより、ウェブ(W)の幅手方向の引っ
張りがさらに強調され、セルロースエステルフィルムの
平面性が良好となる。
張る手段としての熱矯正ロールの図示は、省略されてい
る。
明は、これらの実施例に限定されるものではない。
バスペシャルティケミカルズ社製) アエロジル200V 0.1重量部 (日本アエロジル社製) まず、上記セルローストリアセテートの組成物のドープ
を調製し、図1〜図3に示す製造装置を用いて、このド
ープを溶液流延製膜法により、セルローストリアセテー
トフィルムを作成した。なお、製膜条件は表1に示し
た。
ト(1) に対するように、ベルト表面側においては、3つ
に分割した乾燥ゾーン(11)(12)(13)を設けるとともに、
ベルト裏面側においては、2つに分割した第1及び第3
乾燥ゾーン(21)(23)を設けた。また、エンドレスベルト
(1) の前部ターン部分(1c)が巻き掛けられた前部ドラム
(2) 内の裏面側第2乾燥ゾーン(22)は省略した。これに
対し、比較例では、エンドレスベルト(1) に対するよう
に、ベルト表面側において2つに分割した乾燥ゾーンを
設けるとともに、ベルト裏面側においても2つに分割し
た乾燥ゾーンを設けた。
(ユラギ)を、蛍光灯の反射度合いで評価した。
準 ◎ 蛍光灯がまっすぐに写り、細かい凹凸がほとんど
みられない。
に細かい凹凸がみられる。
明の方法による実施例1〜3では、エンドレスベルト上
での乾燥によりウェブ表面の平面性(ユラギ)を向上す
ることができ、これによってウェブ剥離工程後の搬送張
力及び温度などの条件を多少高い目にしても、偏光板の
保護フィルムに適した品質の良いセルロースエステルフ
ィルムを製造することができた。これに対し、比較例の
方法では、得られたセルロースエステルフィルムは、蛍
光灯がかなりゆがんで写っており、偏光板の保護フィル
ムに適した品質を有していなかった。
法により膜厚20〜200μmのセルロースエステルフ
ィルムを製造する方法において、セルロースエステル溶
液を回転金属製エンドレスベルトの上部移行部のキャス
ト面上に流延して得られたウェブに対し、エンドレスベ
ルトの上部移行部に設けられた乾燥ゾーンにおいてウェ
ブの表面残留溶媒量が300%以下となされた状態から
ウェブ表面への乾燥風の吹付けを開始して、ウェブの乾
燥を行うするものであるから、ウェブ表面の平面性(ユ
ラギ)を向上することができ、これによってウェブ剥離
工程後の搬送張力及び温度などの条件を多少高い目にし
ても、偏光板の保護フィルムに適した品質の良いセルロ
ースエステルフィルムを製造することができて、セルロ
ースエステルフィルムの生産性を大幅に向上し得るとい
う効果を奏する。
法に用いる装置の概略側面図である。
略平面図である。
る。
Claims (16)
- 【請求項1】 溶液流延製膜法により膜厚20〜200
μmのセルロースエステルフィルムを製造する方法にお
いて、セルロースエステル溶液を回転金属製エンドレス
ベルトの上部移行部のキャスト面上に流延して得られた
膜(以下「ウェブ」という)に対し、エンドレスベルト
の上部移行部に設けられた乾燥ゾーンにおいてウェブの
表面残留溶媒量が300%以下となされた状態からウェ
ブ表面への乾燥風の吹付けを開始して、ウェブの乾燥を
行うことを特徴とする、セルロースエステルフィルムの
製造方法。 - 【請求項2】 エンドレスベルトの上部移行部に設けら
れた乾燥ゾーンに乾燥風吹付け用ヘッダが備えられてお
り、ウェブ表面に対し、温度20〜60℃、及びヘッダ
内静圧500〜1500Paの乾燥風を吹き付けること
を特徴とする、請求項1記載のセルロースエステルフィ
ルムの製造方法。 - 【請求項3】 エンドレスベルト上に2つの乾燥ゾーン
が設けられており、ウェブ表面に対し、温度20〜60
℃、及びヘッダ内静圧500〜1500Paの乾燥風を
吹き付ける第1乾燥ゾーンを通過後に、表面残留溶媒量
が100%未満になった状態のウェブ表面に、さらに第
2乾燥ゾーンにおいて温度40〜80℃、及びヘッダ内
静圧100〜1200Paの乾燥風を吹き付けることを
特徴とする、請求項2記載のセルロースエステルフィル
ムの製造方法。 - 【請求項4】 エンドレスベルト上に設けられた乾燥ゾ
ーンの乾燥風吹付け用ヘッダにスリット状開口部を有す
るノズルが装着されており、該スリット状開口部を有す
るノズルからウェブの表面に乾燥風を吹き付けることを
特徴とする、請求項2または3記載のセルロースエステ
ルフィルムの製造方法。 - 【請求項5】 ウェブの表面残留溶媒量300%以下及
び100%以上である第1乾燥ゾーンにおける乾燥風吹
付けノズルのピッチが、50〜300mmとなされ、ウ
ェブの表面残留溶媒量100%未満である第2乾燥ゾー
ンにおける乾燥風吹付けノズルのピッチが、150〜6
00mmとなされていることを特徴とする、請求項4記
載のセルロースエステルフィルムの製造方法。 - 【請求項6】 スリット状開口部を有するノズルの間隙
を、2〜10mmとすることを特徴とする、請求項4ま
たは5記載のセルロースエステルフィルムの製造方法。 - 【請求項7】 スリット状開口部を有するノズルの先端
部と、エンドレスベルト上面との間の間隙を5〜100
mmとすることを特徴とする、請求項4〜6のうちのい
ずれか一項に記載のセルロースエステルフィルムの製造
方法。 - 【請求項8】 エンドレスベルト上のウェブに対し、ス
リット状開口部を有するノズルからの乾燥風の吹付け角
度を90〜45度とすることを特徴とする、請求項4〜
7のうちのいずれか一項に記載のセルロースエステルフ
ィルムの製造方法。 - 【請求項9】 エンドレスベルト上においてウェブを、
ベルトの表面側から乾燥させるゾーンを、乾燥条件の異
なる少なくとも3つの乾燥ゾーンに分割することを特徴
とする、請求項1〜8のうちのいずれか一項に記載のセ
ルロースエステルフィルムの製造方法。 - 【請求項10】 エンドレスベルト上においてウェブ
を、ベルトの裏面側から乾燥させるゾーンを、乾燥条件
の異なる少なくとも2つの乾燥ゾーンに分割することを
特徴とする、請求項1〜9のうちのいずれか一項に記載
のセルロースエステルフィルムの製造方法。 - 【請求項11】 ウェブに対し乾燥風の吹付けを開始す
る第1乾燥ゾーンから上流側に10〜200mm離れた
箇所に排気手段を設けることを特徴とする、請求項1〜
10のうちのいずれか一項に記載のセルロースエステル
フィルムの製造方法。 - 【請求項12】 ウェブを、エンドレスベルト上の乾燥
ゾーンにおいて乾燥した後、エンドレスベルトから剥離
ロールにより剥離し、さらに剥離ウェブの乾燥工程もし
くは冷却工程を設け、該工程においてはウェブを幅手方
向に引っ張る手段を装備することを特徴とする、請求項
1〜11のうちのいずれか一項に記載のセルロースエス
テルフィルムの製造方法。 - 【請求項13】 ウェブを幅手方向に引っ張る手段が、
エキスパンダーロール、テンター、及び熱矯正ロールよ
りなる群の中から選ばれた少なくとも1つの手段である
ことを特徴とする、請求項12記載のセルロースエステ
ルフィルムの製造方法。 - 【請求項14】 テンターが、1台の2軸テンター及び
/又は複数台の1軸もしくは2軸テンターであることを
特徴とする、請求項13記載のセルロースエステルフィ
ルムの製造方法。 - 【請求項15】 ウェブを、エンドレスベルト上の乾燥
ゾーンにおいて乾燥した後、エンドレスベルトから剥離
ロールにより剥離し、いくつかの工程を経過したフィル
ムの平均残留溶媒量が10%以下になった段階で、フィ
ルムを20〜140℃の温度を有するゾーンを通過さ
せ、かつ該ゾーンにおけるフィルムの温度上昇又はかつ
温度降下の平均速度を15℃/秒以下とすることを特徴
とする、請求項1〜14のうちのいずれか一項に記載の
セルロースエステルフィルムの製造方法。 - 【請求項16】 剥離後のフィルムの平均残留溶媒量が
10%以下になった段階で、フィルムを搬送張力62〜
135N/mを有するゾーンを通過させることを特徴と
する、請求項1〜15のうちのいずれか一項に記載のセ
ルロースエステルフィルムの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001300170A JP4867122B2 (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | セルロースエステルフィルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001300170A JP4867122B2 (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | セルロースエステルフィルムの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003103544A true JP2003103544A (ja) | 2003-04-09 |
| JP4867122B2 JP4867122B2 (ja) | 2012-02-01 |
Family
ID=19120786
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001300170A Expired - Lifetime JP4867122B2 (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | セルロースエステルフィルムの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4867122B2 (ja) |
Cited By (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005035290A (ja) * | 2003-06-26 | 2005-02-10 | Fuji Photo Film Co Ltd | 溶液製膜方法及びフィルム製品 |
| JP2005231185A (ja) * | 2004-02-19 | 2005-09-02 | Konica Minolta Opto Inc | 光学フィルムの製造方法及び光学フィルム |
| WO2006101220A1 (en) * | 2005-03-25 | 2006-09-28 | Fujifilm Corporation | Method for producing polymer film |
| JP2006297922A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-11-02 | Fuji Photo Film Co Ltd | 溶液製膜方法 |
| WO2007037462A1 (en) * | 2005-09-28 | 2007-04-05 | Fujifilm Corporation | Method of producing polymer film |
| JP2007290375A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-11-08 | Fujifilm Corp | ポリマーフイルムの製造装置及び製造方法 |
| US7771639B2 (en) * | 2006-03-28 | 2010-08-10 | Fujifilm Corporation | Polymer film producing apparatus and method |
| JP2012030481A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | Fujifilm Corp | 乾燥装置及び溶液製膜方法 |
| JP2012030480A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | Fujifilm Corp | 流延装置及び溶液製膜方法 |
| JP2012143989A (ja) * | 2011-01-13 | 2012-08-02 | Fujifilm Corp | 流延装置及び溶液製膜方法 |
| JP2012166549A (ja) * | 2011-01-27 | 2012-09-06 | Fujifilm Corp | 流延膜の乾燥装置、流延膜の乾燥方法及び溶液製膜方法 |
| WO2012117662A1 (ja) * | 2011-03-03 | 2012-09-07 | コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社 | 光学フィルムの製造装置及び製造方法、光学フィルム、偏光板並びに液晶表示装置 |
| JP2013043307A (ja) * | 2011-08-23 | 2013-03-04 | Fujifilm Corp | 溶液製膜設備のバンド位置制御装置及び方法 |
| JP2013075432A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Fujifilm Corp | 環状バンドの移動方向制御装置、流延設備、及び溶液製膜方法 |
| JP2013123886A (ja) * | 2011-12-16 | 2013-06-24 | Konica Minolta Advanced Layers Inc | 光学フィルムの製造方法 |
| JP2014177089A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Fujifilm Corp | フィルムおよびフィルムの製造方法 |
| US9914848B1 (en) | 2016-10-31 | 2018-03-13 | Ppg Architectural Finishes, Inc. | Refinish coating composition |
| CN115210054A (zh) * | 2020-01-27 | 2022-10-18 | 百德福钢带有限公司 | 用于加热和干燥至少一个由非铁磁材料制成的产品的设备 |
Citations (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61148013A (ja) * | 1984-12-24 | 1986-07-05 | Fuji Photo Film Co Ltd | セルロ−ストリアセテ−トフイルムの製造方法 |
| JPS6264514A (ja) * | 1985-09-17 | 1987-03-23 | Fuji Photo Film Co Ltd | セルロ−ストリアセテ−トフイルムの製造方法 |
| JPS6455214A (en) * | 1987-08-27 | 1989-03-02 | Konishiroku Photo Ind | Manufacture of cellulose triacetate film |
| JPH0857879A (ja) * | 1994-08-19 | 1996-03-05 | Fuji Photo Film Co Ltd | セルロースエステルフイルムの処理方法および製造方法並びに写真材料または光学材料の製造方法 |
| JPH1158425A (ja) * | 1997-08-27 | 1999-03-02 | Fuji Photo Film Co Ltd | 流延製膜方法及び装置 |
| JP2000239403A (ja) * | 1999-02-18 | 2000-09-05 | Konica Corp | セルロースアシレートフィルムの製造方法及びセルロースアシレートフィルム |
| JP2000319412A (ja) * | 1999-05-07 | 2000-11-21 | Konica Corp | セルロースエステルフィルムの製造方法、その製造装置、及び液晶画像表示装置用セルロースエステルフィルム |
| JP2001188128A (ja) * | 1999-10-21 | 2001-07-10 | Konica Corp | 光学フィルム及びその製造方法並びにそれを用いた液晶表示装置 |
-
2001
- 2001-09-28 JP JP2001300170A patent/JP4867122B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61148013A (ja) * | 1984-12-24 | 1986-07-05 | Fuji Photo Film Co Ltd | セルロ−ストリアセテ−トフイルムの製造方法 |
| JPS6264514A (ja) * | 1985-09-17 | 1987-03-23 | Fuji Photo Film Co Ltd | セルロ−ストリアセテ−トフイルムの製造方法 |
| JPS6455214A (en) * | 1987-08-27 | 1989-03-02 | Konishiroku Photo Ind | Manufacture of cellulose triacetate film |
| JPH0857879A (ja) * | 1994-08-19 | 1996-03-05 | Fuji Photo Film Co Ltd | セルロースエステルフイルムの処理方法および製造方法並びに写真材料または光学材料の製造方法 |
| JPH1158425A (ja) * | 1997-08-27 | 1999-03-02 | Fuji Photo Film Co Ltd | 流延製膜方法及び装置 |
| JP2000239403A (ja) * | 1999-02-18 | 2000-09-05 | Konica Corp | セルロースアシレートフィルムの製造方法及びセルロースアシレートフィルム |
| JP2000319412A (ja) * | 1999-05-07 | 2000-11-21 | Konica Corp | セルロースエステルフィルムの製造方法、その製造装置、及び液晶画像表示装置用セルロースエステルフィルム |
| JP2001188128A (ja) * | 1999-10-21 | 2001-07-10 | Konica Corp | 光学フィルム及びその製造方法並びにそれを用いた液晶表示装置 |
Cited By (27)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005035290A (ja) * | 2003-06-26 | 2005-02-10 | Fuji Photo Film Co Ltd | 溶液製膜方法及びフィルム製品 |
| JP2005231185A (ja) * | 2004-02-19 | 2005-09-02 | Konica Minolta Opto Inc | 光学フィルムの製造方法及び光学フィルム |
| JP2006297922A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-11-02 | Fuji Photo Film Co Ltd | 溶液製膜方法 |
| WO2006101220A1 (en) * | 2005-03-25 | 2006-09-28 | Fujifilm Corporation | Method for producing polymer film |
| JP2006297903A (ja) * | 2005-03-25 | 2006-11-02 | Fuji Photo Film Co Ltd | ポリマーフイルムの製造方法 |
| KR101376122B1 (ko) | 2005-09-28 | 2014-03-19 | 후지필름 가부시키가이샤 | 폴리머 필름의 제조방법 |
| WO2007037462A1 (en) * | 2005-09-28 | 2007-04-05 | Fujifilm Corporation | Method of producing polymer film |
| CN102528995A (zh) * | 2005-09-28 | 2012-07-04 | 富士胶片株式会社 | 加工聚合物膜的方法 |
| JP2007118580A (ja) * | 2005-09-28 | 2007-05-17 | Fujifilm Corp | ポリマーフィルムの製造方法 |
| TWI470009B (zh) * | 2005-09-28 | 2015-01-21 | Fujifilm Corp | 聚合物薄膜之製法 |
| JP2007290375A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-11-08 | Fujifilm Corp | ポリマーフイルムの製造装置及び製造方法 |
| US7771639B2 (en) * | 2006-03-28 | 2010-08-10 | Fujifilm Corporation | Polymer film producing apparatus and method |
| JP2012030481A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | Fujifilm Corp | 乾燥装置及び溶液製膜方法 |
| JP2012030480A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | Fujifilm Corp | 流延装置及び溶液製膜方法 |
| KR101844807B1 (ko) * | 2010-07-30 | 2018-04-03 | 후지필름 가부시키가이샤 | 유연 장치 및 용액 제막 방법 |
| JP2012143989A (ja) * | 2011-01-13 | 2012-08-02 | Fujifilm Corp | 流延装置及び溶液製膜方法 |
| JP2012166549A (ja) * | 2011-01-27 | 2012-09-06 | Fujifilm Corp | 流延膜の乾燥装置、流延膜の乾燥方法及び溶液製膜方法 |
| WO2012117662A1 (ja) * | 2011-03-03 | 2012-09-07 | コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社 | 光学フィルムの製造装置及び製造方法、光学フィルム、偏光板並びに液晶表示装置 |
| TWI600517B (zh) * | 2011-08-23 | 2017-10-01 | 富士軟片股份有限公司 | 溶液製膜設備的帶邊緣位置控制裝置及方法 |
| JP2013043307A (ja) * | 2011-08-23 | 2013-03-04 | Fujifilm Corp | 溶液製膜設備のバンド位置制御装置及び方法 |
| JP2013075432A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Fujifilm Corp | 環状バンドの移動方向制御装置、流延設備、及び溶液製膜方法 |
| JP2013123886A (ja) * | 2011-12-16 | 2013-06-24 | Konica Minolta Advanced Layers Inc | 光学フィルムの製造方法 |
| JP2014177089A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Fujifilm Corp | フィルムおよびフィルムの製造方法 |
| US9914848B1 (en) | 2016-10-31 | 2018-03-13 | Ppg Architectural Finishes, Inc. | Refinish coating composition |
| US10358573B2 (en) | 2016-10-31 | 2019-07-23 | Ppg Architectural Finishes, Inc. | Refinish coating composition |
| CN115210054A (zh) * | 2020-01-27 | 2022-10-18 | 百德福钢带有限公司 | 用于加热和干燥至少一个由非铁磁材料制成的产品的设备 |
| CN115210054B (zh) * | 2020-01-27 | 2024-01-30 | 百德福钢带有限公司 | 用于加热和干燥至少一个由非铁磁材料制成的产品的设备 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4867122B2 (ja) | 2012-02-01 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2003103544A (ja) | セルロースエステルフィルムの製造方法 | |
| TW200902278A (en) | Cellulose ester film and production method thereof | |
| JP4218305B2 (ja) | ポリマーフィルムの製造方法及び位相差フィルム | |
| JP5279861B2 (ja) | ナーリング形成方法及び装置、並びに溶液製膜方法 | |
| KR101655735B1 (ko) | 용액 제막 방법 | |
| JP2001315147A (ja) | セルロースエステルフィルムの製造方法 | |
| US7455801B2 (en) | Method of producing film | |
| JP5621594B2 (ja) | 光学フィルムの製造方法、及び光学フィルム | |
| JP2001129839A (ja) | セルロースエステルフィルムの製造方法及びセルロースエステルフィルム | |
| KR20100014461A (ko) | 광학 필름, 그의 제조 방법, 광학 필름을 사용한 편광판 및 표시 장치 | |
| JP2554553B2 (ja) | 写真感光材料用支持体の製造方法 | |
| JP2003276037A (ja) | セルロースエステル積層フィルムの製造方法 | |
| JP3950597B2 (ja) | セルロースエステルフィルムの製造方法 | |
| JP2002036266A (ja) | フィルム製造方法、フィルムおよび偏光板用フィルム | |
| JP4581176B2 (ja) | セルロースエステルフィルムの製造方法 | |
| JP2005007808A (ja) | 光学フィルムの製造方法 | |
| JP2003285344A (ja) | 溶液製膜方法及びその製造物 | |
| JP2008119868A (ja) | セルロースエステルフィルムの製造方法 | |
| JP2003019726A (ja) | セルロースエステルフィルムの製造装置 | |
| JP2004314529A (ja) | セルロースエステルフィルムの製造方法 | |
| JP2012071476A (ja) | ポリマーフィルムの延伸設備及び方法 | |
| JP4186467B2 (ja) | 溶液流延製膜方法 | |
| JP2003071863A (ja) | セルロースエステルフィルムの製造方法 | |
| JP2003033933A (ja) | セルロースエステルフィルムの製造装置 | |
| JP4710160B2 (ja) | 液晶表示装置用光学補償セルロースエステルフィルムの製造装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080825 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110606 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110628 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110826 |
|
| RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20110826 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111018 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111031 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4867122 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141125 Year of fee payment: 3 |
|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |