JP2003192863A - ガスバリア剤及びその製造方法 - Google Patents
ガスバリア剤及びその製造方法Info
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Abstract
たガスバリア性を有し、ガスバリア剤の塗工時にはじき
がなく、更に安定して製造することができるガスバリア
剤を提供すること。 【解決手段】 ポリビニルアルコール系樹脂、層状珪酸
塩、及び珪素アルコキシドの加水分解物を含有する水性
溶液よりなるガスバリア剤であって、層状珪酸塩が分散
してなるポリビニルアルコール系樹脂の水性溶液と珪素
アルコキシドとを混合して珪素アルコキシドを加水分解
する際のpHを、イオン交換により1〜5の範囲に調整
して、該珪素アルコキシドを加水分解して得ることを特
徴とするガスバリア剤。
Description
バリア剤及びその製造方法に関する。詳しくは、塗工時
のガスバリア剤のはじきがなく、高湿度下で高いガスバ
リア性を発揮することができるガスバリア剤に関する。
テレフタレートフィルム等の熱可塑性樹脂フィルムは、
優れた透明性、機械強度、良好な加工適性、製袋性等の
二次加工性等により、包装用フィルムとして汎用されて
いる。
ア性機能を付与させる目的で該熱可塑性樹脂フィルムの
フィルム表面に塩化ビニリデン系樹脂や、ポリビニルア
ルコール系樹脂等のガスバリア性を有する樹脂からなる
層を積層することが行われている。
ア性には優れるものの、塩素系樹脂であるため焼却性や
廃棄性に関してデメリットがある。また、ポリビニルア
ルコール系樹脂は、乾燥状態での酸素バリア性は優れて
いるものの、高湿度下での酸素バリア性が、吸湿により
極端に低下するという問題がある。
化合物と複合したりする工夫がなされている。例えば、
特許文献1には、熱可塑性樹脂フィルム上に、シリカ/
ポリビニルアルコール系複合ポリマーからなる被覆層を
設けたガスバリア性フィルムが開示されている。また、
特許文献2には、熱可塑性樹脂フィルム上に金属アルコ
キシド或いは金属アルコキシドの加水分解物と、ポリビ
ニルアルコールなど水酸基を有する水溶性樹脂との複合
物からなる被膜を設けたガスバリア剤が開示されてい
る。
に記載のガスバリア性フィルムは、高湿度下での酸素バ
リア性が吸湿により極端に低下するという問題の改善が
図れるものの、特に90%RHを越えるような高湿度下
では、そのガスバリア効果は十分でないのが現状であっ
た。
おいて更にガスバリア性能を改良したフィルムとして、
特許文献3には、熱可塑性樹脂フィルム上にポリビニル
アルコールなど水酸基を有する水溶性樹脂、無機層状化
合物及び金属アルコキシドの加水分解物よりなる複合物
からなる被膜を設けたガスバリア性フィルムも開示され
ているが、かかるガスバリア性フィルムにおいても、高
湿度下でのガスバリア性について、未だ改善の余地があ
った。
いては、一般的に、熱可塑性樹脂フィルムとガスバリア
層との密着力を高めるために、熱可塑性樹脂フィルムと
ガスバリア層の間にアンカーコート層を設けたり、熱可
塑性樹脂フィルムの表面に表面処理を施すことが多い。
スバリア層間の密着性の改良を試みると、ガスバリア剤
の塗工時にガスバリア剤がはじかれ均一に塗工できなく
なる場合があるという問題があった。また、ガスバリア
剤のpHを4付近に調整した場合、珪素アルコキシドの
加水分解によるゲル化が早く、ガスバリア剤を製造する
ことが困難であるという問題点があった。
1)
1−3)
項1−6)
目的は、塗工時に塗工液のはじきがなく、熱可塑性樹脂
フィルムに塗工したとき高湿度下でも高いガスバリア性
を発揮するガスバリア剤を容易に製造することができる
ガスバリア剤及びその製造方法を提供することにある。
を達成すべく鋭意研究を重ねてきた。その結果、ポリビ
ニルアルコール系樹脂と層状珪酸塩とを混合して懸濁液
としたのちに珪素アルコキシドを加水分解するためにp
H調整をする際に、イオン交換によりpH調整を行って
ガスバリア剤を製造すると、該ガスバリア剤の塗工時に
はじきがなく、得られるガスバリア性フィルムが高湿度
下でも高いガスバリア性を発揮するガスバリア剤を、製
造時に珪素アルコキシドの急速な加水分解によるゲル化
が生じることなく製造することができることを見出し、
本発明を完成するに至った。
樹脂、層状珪酸塩、及び珪素アルコキシドの加水分解物
を含有する水性溶液よりなるガスバリア剤であって、層
状珪酸塩が分散してなるポリビニルアルコール系樹脂の
水性溶液と珪素アルコキシドとを混合して珪素アルコキ
シドを加水分解する際のpH調整を、イオン交換により
行って得ることを特徴とするガスバリア剤及びその製造
方法である。
るポリビニルアルコール系樹脂としては、ビニルアルコ
ール系重合体及びその誘導体が採用できる。例えば、け
ん化度75モル%以上のポリビニルアルコール、全水酸
基の40モル%以下がアセタール化されているポリビニ
ルアルコール、アルコール可溶変性ポリビニルアルコー
ル、ビニルアルコール単位が60モル%以上であるエチ
レン−ビニルアルコール共重合体等の共重合ポリビニル
アルコール等が、好ましく用いられる。その中でも、け
ん化度75モル%以上のポリビニルアルコールが、得ら
れるフィルムの透明性や高湿度下でのガスバリア性が良
好なことからより好ましく用いられる。
重合度は、加工性を勘案すると、300〜5000であ
ることが好ましく、500〜3500であることがより
好ましい。
酸塩としては、公知のものが特に制限なく使用される。
例えば、モンモリロナイト、バイデライト、ノントロナ
イト、サポナイト、ヘクトライト、スチーブンサイト、
有機ベントナイト、カオリナイト、ディッカイト、ナク
ライト、ハロイサイト、クリソタイル、リザーダイト、
アンチゴライト、ペコラアイト、ネポーアイト、グリー
ナライト、カリオピライト、アメサイト、Alリザーダ
イト、バーチェリン、ブリンドリアイト、ケリアイト、
クロンステダイト、パイロフィライト、タルク、ケロラ
イト、ウイレムスアイト、ピメライト、ミネソタアイ
ト、雲母、白雲母、フェンジャイト、イライト、セリサ
イト、海緑石、セラドナイト、トベライト、パラゴナイ
ト、金雲母、黒雲母、緑泥石、バーミキュライト等が挙
げられる。これらの多くは天然の鉱物として産するが、
化学合成法によって製造されたものでもよい。
られたガスバリア性フィルムが、ガスバリア性に優れ、
好適である。
は、ポリビニルアルコール系樹脂100重量部に対し
て、10〜150重量部、好ましくは、20〜100重
量部となるように存在せしめることが、優れたガスバリ
ア性を発揮するために好ましい。
は、前記優れたガスバリア性や得られるガスバリア性フ
ィルムの透明性等を勘案すると、平面の最大長径が数n
m〜10μmが好適であり、上限が2μm以下となるよ
うに調整したものがより好適である。
分解物は、層状珪酸塩が分散してなるポリビニルアルコ
ール系樹脂の水性溶液と珪素アルコキシドとを混合して
珪素アルコキシドを加水分解する際のpH調整を、イオ
ン交換により行って得られるものである。
ポリビニルアルコール系樹脂の水性溶液と珪素アルコキ
シドとを混合する前又は混合した後のどちらに行っても
よい。層状珪酸塩が分散してなるポリビニルアルコール
系樹脂の水性溶液と珪素アルコキシドとを混合する前に
pH調整をする場合には、層状珪酸塩が分散してなるポ
リビニルアルコール系樹脂の水性溶液のpH調整をイオ
ン交換により行った後に、該水性溶液と珪素アルコキシ
ドとを混合して、該珪素アルコキシドを加水分解すれば
よい。また、層状珪酸塩が分散してなるポリビニルアル
コール系樹脂の水性溶液と珪素アルコキシドとを混合し
た後にpH調整をする場合には、層状珪酸塩が分散して
なるポリビニルアルコール系樹脂の水性溶液と珪素アル
コキシドとを混合した後に、該混合液のpH調整をイオ
ン交換により行って珪素アルコキシドを加水分解すれば
よい。
うと、得られるガスバリア剤をフィルムに塗工する際に
フィルム表面ではじきが生じ、均一に塗工できない場合
がある。また、無機酸の添加によりpH調整を行うとp
H4付近では珪素アルコキシドの加水分解進行によるゲ
ル化が早く、ガスバリア剤を製造することが困難とな
る。
ルコキシドの加水分解物には、珪素アルコキシドのアル
コキシ基の一部又は全部の加水分解による生成物、珪素
アルコキシドの重縮合体、該重縮合体のアルコキシ基の
一部又は全部の加水分解による生成物、およびそれらの
種々の混合物が包含される。
物が形成可能であれば特に制約されない。具体的には、
テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、メチル
トリメトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、プロ
ピルトリメトシシラン、イソプロピルトリメトキシシラ
ン、ブチルトリメトキシシラン、グリシドキシメチルト
リメトキシシラン、2−グリシドキシエチルトリメトキ
シシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、3−グリシドキシプロピルトリブトキシシラン、
(3,4−エポキシシクロヘキシル)メチルトリプロポ
キシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)
エチルトリメトキシシラン、3−(3,4−エポキシシ
クロヘキシル)プロピルトリメトキシシラン、アミノメ
チルトリエトキシシラン、2−アミノエチルトリメトキ
シシラン、1−アミノエチルトリメトキシシラン、3−
アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピ
ルトリエトキシシラン、N−アミノメチルアミノメチル
トリメトキシシラン、N−アミノメチル−3−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)
−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、ビニル
トリメトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、N
−β−(N−ビニルベンジルアミノエチル)−γ−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン等の加水分解物が形成可
能な珪素アルコキシドが挙げられる。
体のアルコキシ基の一部又は全部の加水分解による生成
物には、上記珪素アルコキシドの加水分解と共に起こ
る、脱水及び/又は脱アルコールによる重縮合反応の結
果として形成されるものが包含される。
シドの加水分解物は、珪素アルコキシド由来の珪素がポ
リビニルアルコール系樹脂100重量部に対して、Si
O2換算で90〜500重量部、好ましくは、100〜
350重量部、より好ましくは、100〜250重量
部、となるように存在せしめることが優れたガスバリア
性を発揮するために好ましい。
水と相溶性があり且つ乾燥が容易な有機溶媒と水との混
合溶媒を溶媒とする水性溶液である。この中でも、ガス
バリア剤を容易に製造すること、及び熱可塑性樹脂フィ
ルムとの積層を勘案すると、水/低級アルコール混合溶
媒を用いることが好適である。
〜3のアルコール、具体的には、メタノール、エタノー
ル、n−プロピルアルコール、またはイソプロピルアル
コールが好適である。
割合は、重量比で99/1〜20/80の範囲から適宜
選択される。
ビニルアルコール系樹脂の濃度は、0.1〜20重量%
となるように決定すればよく、より好ましくは、溶媒に
対するポリビニルアルコール系樹脂の濃度が1〜10重
量%となる範囲から決定される。
の効果を損なわない範囲で、その他の成分を配合しても
よい。
チレンオキシド;炭酸カルシウム、硫酸バリウム、フッ
化カルシウム、フッ化リチウム、リン酸カルシウム等の
無機微粒子;ウレタン系架橋剤、イソシアネート系架橋
剤、メラミン系架橋剤、エポキシ系架橋剤等の架橋剤;
シラン系カップリング剤、チタン系カップリング剤等の
カップリング剤;水性イソシアネート、水性ポリウレタ
ン系樹脂、ポリエチレンイミン、水性エポキシエステル
等の水溶性アンカーコート剤;アルミ系有機化合物;ジ
ルコニア系有機化合物等が挙げられる。
お互いに分散・混合された状態であっても、更に一部架
橋された状態であってもよい。
散してなるポリビニルアルコール系樹脂の水性溶液と珪
素アルコキシドとを混合して珪素アルコキシドを加水分
解する際のpH調整を、イオン交換により行うことによ
り製造される。
コール系樹脂の水性溶液の調製であるが、調製方法は特
に制限されない。調製方法としては、水単独、或いは水
と相溶性があり且つ乾燥が容易な有機溶媒と水との混合
溶媒にポリビニルアルコール系樹脂を添加・溶解してポ
リビニルアルコール系樹脂の水性溶液とし、該ポリビニ
ルアルコール系樹脂の水性溶液中に層状珪酸塩を添加・
分散して層状珪酸塩が分散してなるポリビニルアルコー
ル系樹脂の水性溶液を調整する方法、水単独、或いは水
と相溶性があり且つ乾燥が容易な有機溶媒と水との混合
溶媒に層状珪酸塩を添加・分散して層状珪酸塩の水性分
散液とし、該層状珪酸塩の水性分散液中にポリビニルア
ルコール系樹脂を添加・溶解して層状珪酸塩が分散して
なるポリビニルアルコール系樹脂の水性溶液を調整する
方法、水単独、或いは水と相溶性があり且つ乾燥が容易
な有機溶媒と水との混合溶媒にポリビニルアルコール系
樹脂を添加・溶解したポリビニルアルコール系樹脂の水
性溶液と、水単独、或いは水と相溶性があり且つ乾燥が
容易な有機溶媒と水との混合溶媒に層状珪酸塩を添加・
分散した層状珪酸塩の水性分散液とを混合する方法が挙
げられる。
コール系樹脂の水性溶液は、公知の微分散装置、例え
ば、超音波分散、ビーズミル、ボールミル、ロールミ
ル、ホモミキサー、ウルトラミキサー、ディスパーミキ
サー、貫通型高圧分散装置、衝突型高圧分散装置、多孔
型高圧分散装置、だまとり型高圧分散装置、(衝突+貫
通)型高圧分散装置、超高圧ホモジナイザー等によって
更に分散して微分散化することが、層状珪酸塩を良好な
分散状態とし、得られるガスバリア層が高湿度下でも優
れたガスバリア性を示すことから好ましい。なかでも微
分散装置として、ホモミキサー、ウルトラミキサー、デ
ィスパーミキサー、貫通型高圧分散装置、衝突型高圧分
散装置、多孔型高圧分散装置、だまとり型高圧分散装
置、(衝突+貫通)型高圧分散装置、超高圧ホモジナイ
ザーを用いることがより好ましい。
るポリビニルアルコール系樹脂の水性溶液と珪素アルコ
キシドとを混合して、珪素アルコキシドを加水分解す
る。該加水分解は、イオン交換によってpH調整を行う
ことにより、行う。珪素アルコキシドは、その一部を加
水分解しても全部を加水分解してもよい。本発明におい
ては、このときのpH調整をイオン交換により行うこと
が必須である。
ポリビニルアルコール系樹脂の水性溶液と珪素アルコキ
シドとを混合する前又は混合した後のどちらに行っても
よい。層状珪酸塩が分散してなるポリビニルアルコール
系樹脂の水性溶液と珪素アルコキシドとを混合する前に
pH調整をする場合には、層状珪酸塩が分散してなるポ
リビニルアルコール系樹脂の水性溶液のpH調整をイオ
ン交換により行った後に、該水性溶液と珪素アルコキシ
ドとを混合して、該珪素アルコキシドを加水分解すれば
よい。また、層状珪酸塩が分散してなるポリビニルアル
コール系樹脂の水性溶液と珪素アルコキシドとを混合し
た後にpH調整をする場合には、層状珪酸塩が分散して
なるポリビニルアルコール系樹脂の水性溶液と珪素アル
コキシドとを混合した後に、該混合液のpH調整をイオ
ン交換により行って珪素アルコキシドを加水分解すれば
よい。
好ましくは2〜4の範囲にpH調整することが好まし
い。
有機酸等の酸の添加によりpH調整を行うと、得られた
ガスバリア剤をフィルムに塗工する際にフィルム表面で
はじきが生じ、均一に塗工できない場合がある。また、
無機酸の添加によりpH調整を行うとpH4付近では珪
素アルコキシドの加水分解進行によるゲル化が早く、ガ
スバリア剤を製造することが困難となる。さらに、例え
ば、塩酸・硫酸・無水マレイン酸等の添加する無機酸や
有機酸の種類によっては、得られたガスバリア剤による
コーティング機械への金属腐食の問題が懸念される。
樹脂による方法、即ち層状珪酸塩が分散してなるポリビ
ニルアルコール系樹脂の水性溶液又は層状珪酸塩が分散
してなるポリビニルアルコール系樹脂の水性溶液と珪素
アルコキシドとの混合液(以下、対象液ともいう)を陽
イオン交換樹脂と接触させる方法や、イオン交換膜を用
いて電気透析する方法、即ち対象液をイオン交換膜を用
いて電気透析する方法、例えば、陰極と陽極との間に陽
イオン交換膜及びルーズ構造であることが好ましい陰イ
オン交換膜を交互に配列して陰極の存在する陰極室、陽
極の存在する陽極室、及びその間に複数の隔室を形成し
た電気透析槽を構成し、陽極側に陰イオン交換膜を陰極
側に陽イオン交換膜を有する室に対象液を、該室と隣接
する室に酸を供給しながら電気透析する方法、陰極と陽
極との間に陽イオン交換膜及びバイポーラ膜を交互に配
列して陰極の存在する陰極室、陽極の存在する陽極室、
及びその間に複数の隔室を形成した電気透析槽を構成
し、陽極側にバイポーラ膜を陰極側に陽イオン交換膜を
有する室に対象液を、該室と隣接する室に、希薄アルカ
リ水溶液であることが好ましい電解質溶液を供給しなが
ら電気透析する方法が挙げられる。その中でも、pH調
整の容易さや得られるガスバリア層の透明性等を勘案す
ると、陽イオン交換樹脂により行う方法が好適である。
合、具体的には、対象液に陽イオン交換樹脂を添加する
方法、対象液を陽イオン交換樹脂のカラムに通す方法等
が挙げられる。
した陽イオン交換樹脂を用いるのがより好適であり、例
えば、ビーズ状の水素イオン化したポリスチレン・スル
ホン酸型の強酸性陽イオン交換樹脂等の陽イオン交換樹
脂が挙げられる。
記ガスバリア剤の組成において示した割合となるように
決定すればよい。
脂を添加することによりpH調整をした場合、ガスバリ
ア剤の安定性、熱可塑性樹脂フィルムに塗工して得られ
るガスバリア層の着色、高湿度下での良好なガスバリア
性の発現等を勘案すると、層状珪酸塩が分散してなるポ
リビニルアルコール系樹脂の水性溶液のpH調整をイオ
ン交換により行った後に、該水性溶液と珪素アルコキシ
ドとを混合して、該珪素アルコキシドを加水分解する場
合は、珪素アルコキシドを混合する前、或いは、珪素ア
ルコキシドを混合し加水分解させた後に陽イオン交換樹
脂を系外に除去することが好ましい。また、層状珪酸塩
が分散してなるポリビニルアルコール系樹脂の水性溶液
と珪素アルコキシドとを混合した後に、該混合液のpH
調整をイオン交換により行って珪素アルコキシドを加水
分解する場合は、加水分解させた後に陽イオン交換樹脂
を系外に除去することが好ましい。
は、特に制限されないが、ろ過により系外に除去する方
法が好ましく採用される。
素アルコキシドの加水分解は、相分離していた液相が均
一相になるまで行うことが好ましい。このとき、珪素ア
ルコキシドの加水分解は、部分的に加水分解した状態、
完全に加水分解した状態、また、珪素アルコキシド同士
の重縮合反応が進行した状態でもよい。加水分解に必要
な時間は、常温においては、一般に、加水分解開始後
(層状珪酸塩が分散してなるポリビニルアルコール系樹
脂の水性溶液を上記pHに調整して珪素アルコキシドを
添加した後、また、層状珪酸塩が分散してなるポリビニ
ルアルコール系樹脂の水性溶液と珪素アルコキシドとの
混合液を上記pHに調整した後)、1〜24時間であ
り、好ましくは2〜18時間、さらに好ましくは2〜1
2時間行うのが好適である。
5の範囲内に調整されることが、ガスバリア剤のゲル化
防止、ガスバリア層を形成後のクラック防止、更に、高
湿度下で高いガスバリア性を発揮する上で好ましい。
熱可塑性樹脂フィルム上へ塗工するタイミングについて
は、珪素アルコキシドの加水分解が進行し、相分離して
いた液相が均一相になった時点から塗工可能である。ま
た、得られるガスバリア層のクラック発生及びガスバリ
ア性の低下を勘案すると、粘度の上昇やゲル化等、上記
ガスバリア剤の変質が起きるまでに塗工することが好ま
しい。
ア性フィルムの製造は、ガスバリア層を熱可塑性樹脂フ
ィルムよりなる基材層上に塗工して乾燥する方法によっ
て行われる。
ムとしては、特に限定されないが包装用途に用いること
を勘案すると透明性を有するフィルムが好ましい。上記
熱可塑性樹脂としては、エチレン単独重合体、エチレン
とプロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセ
ン、4−メチル−1−ペンテン等の1種または2種以上
のα−オレフィンとのランダムまたはブロック共重合
体、エチレンと酢酸ビニル、アクリル酸、メタクリル
酸、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチルとの1種ま
たは2種以上のモノマーとのランダムまたはブロック共
重合体、プロピレン単独重合体、プロピレンとプロピレ
ン以外の1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4
−メチル−1−ペンテン等の1種または2種以上のα−
オレフィンとのランダムまたはブロック共重合体、1−
ブテン単独重合体、アイオノマー樹脂、さらにこれら重
合体の混合物などのポリオレフィン系樹脂;石油樹脂、
テルペン樹脂などの炭化水素系樹脂;ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレ
ンナフタレートなどのポリエステル系樹脂;ナイロン
6、ナイロン66、ナイロン11、ナイロン12、ナイ
ロン610、ナイロン6/66、ナイロン66/61
0、ナイロンMXDなどポリアミド系樹脂;ポリメチル
メタクリレートなどのアクリル系樹脂;ポリスチレン、
スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−アク
リロニトリル−ブタジエン共重合体、ポリアクリロニト
リルなどのスチレン、アクリロニトリル系樹脂;ポリビ
ニルアルコール、エチレン−ビニルアルコール共重合体
などのポリビニルアルコール系樹脂;ポリカーボネート
樹脂;ポリケトン樹脂;ポリメチレンオキシド樹脂;ポ
リスルホン樹脂;ポリイミド樹脂;ポリアミドイミド樹
脂などが挙げられる。これらは1種または2種以上を混
合して用いることができる。
などが優れるポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹
脂、ポリアミド系樹脂、スチレン、アクリロニトリル系
樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリカーボネート
樹脂などが好ましく、更に好ましくは、ポリオレフィン
系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂であ
る。
ては、公知の方法が制限なく使用できる。具体的には、
溶液キャスト法,Tダイ法,チューブラー法、カレンダ
ー法など公知の方法が採用される。また、機械物性等を
勘案すると、上記熱可塑性樹脂フィルムは延伸処理を施
すことが好ましい。延伸方法は、公知の方法が何ら制限
なく採用でき、例えば、ロール一軸延伸、圧延、逐次二
軸延伸、同時二軸延伸、チューブラー延伸等が挙げら
れ、これらの延伸方法の中で、厚薄精度や機械物性等を
勘案すると、逐次二軸延伸、同時二軸延伸が好ましい。
に制限されず、用いる用途等を勘案して適宜選択すれば
よく、1〜200μmの範囲から適宜選択される。その
中でも、延伸加工性、ガスバリア性、製袋加工性等を勘
案すると5〜100μmであることが好ましく、10〜
50μmであることがより好ましい。
限されないが、高速での薄膜塗工可能な、溶液または溶
媒分散コーティング法が好ましい。これらコーティング
法を具体的に例示すると、ロールコーティング、リバー
スロールコーティング、グラビアコーティング、スプレ
ーコーティング、キスコーティング、ダイコーティン
グ、ロッドコーティング、バーコーティング、チャンバ
ードクター併用グラビアコーティング、カーテンコーテ
ィング等により、ガスバリア剤を熱可塑性樹脂フィルム
表面にコートする方法が好適である。
方法としては、公知の乾燥方法が特に制限なく使用でき
る。具体的には、熱ロール接触法、空気・オイル等によ
る熱媒接触法、赤外線加熱法、マイクロ波加熱法等の1
種または2種以上が挙げられる。これらの中で、フィル
ム外観等の仕上がりや乾燥効率等を勘案すると、空気・
オイル等による熱媒接触法や赤外線加熱法が好ましい。
空気・オイル等による熱媒接触法としては、加熱空気接
触法が好ましい。
れないが、ガスバリア性の発現や乾燥効率等を勘案する
と、特に、60℃以上、基材の融点未満の温度範囲を採
用することが好ましい。また、上記乾燥温度としては、
80℃以上がより好ましく、特に90℃以上が更に好ま
しい。また、基材層の融点より10℃低い温度以下がよ
り好ましく、特に15℃低い温度以下が更に好ましい。
の酸素バリア性や乾燥効率等を勘案すると、5秒〜10
分であることが好ましく、10秒〜5分であることがよ
り好ましい。
線、X線、電子線等の高エネルギー線照射を施してもよ
い。また、高湿度下でのガスバリア性を更に向上させる
ことを勘案すると、上記乾燥後、ガスバリア層に直接コ
ロナ放電処理やフレームプラズマ処理等の表面処理を施
してもよい。
ィルムにおいて、ガスバリア層の厚みは特に制限される
ものではないが、ガスバリア性の発現、ガスバリア層の
耐久性、経済性、二次加工性など勘案すれば、0.1〜
10μmが一般的であり、特に、0.5〜3μmが好ま
しい。
強度をより向上させることを勘案すると、その層間にア
ンカーコート層を設けても良い。アンカーコート層を設
ける方法としては、公知の方法が何ら制限なく使用でき
る。
アンカーコート剤としては、公知のものが特に制限され
ず使用できる。例えば、イソシアネート系、ポリウレタ
ン系、ポリエステル系、ポリエチレンイミン系、ポリブ
タジエン系、ポリオレフィン系、アルキルチタネート系
等のアンカーコート剤が挙げられる。
ア性フィルムは、基材層上に該ガスバリア剤を塗工し、
上記温度で乾燥してガスバリア層を形成させた後、更に
エージング処理を施すことが、得られるガスバリア性フ
ィルムのガスバリア性、特に、高湿度下で高いガスバリ
ア性の発現に効果があることから、好ましく採用され
る。エージングの条件は、適宜決定すればよく、特に制
約されないものの、通常は、エージングによる基材層の
しわ・たるみ等のダメージの発生しない条件範囲で決定
される。例えば、熱可塑性樹脂フィルムが二軸延伸ポリ
プロピレンフィルムの場合、30℃〜50℃の温度で、
30%RH〜100%RHの範囲から選択され、温度4
0℃〜50℃、相対湿度40%RH〜90%RHの雰囲
気下でエージング処理を施すことがより好ましい。温度
および相対湿度は、基材層のしわ・たるみ等のダメージ
の発生しない条件範囲内であれば、より高く設定するこ
とが、エージングに要する日数を低減し得ることから好
ましい。
ばよく、生産性等を勘案すると例えば1日〜10日の範
囲となるよう上記温度および相対湿度を設定すればよ
い。
としては特に制限されない。好適な方法を例示すれば、
上記基材層上にガスバリアコート剤を塗工・乾燥したフ
ィルムを、温度、相対湿度を設定した恒温恒湿室等でエ
ージング処理する方法を挙げることができる。また、フ
ィルムをロール状に巻き取る場合、巻取り張力を低くし
ガスバリア性フィルム同士に空隙を設けたうえで恒温恒
湿室でエージング処理する方法や、ロール状に巻き取る
際に該ガスバリア層へ水蒸気を噴霧しエージング処理す
る方法等を用いてもよい。
れるガスバリア性フィルムの最外層にヒートシール性等
を付与する目的で、市販のポリオレフィン、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、エチレン−メタクリレート共重合
体等のシール層等を積層してなるガスバリア性積層フィ
ルムを得ることができる。
ガスバリア性フィルムの用途は、特に制限されないが、
スナック等の乾燥食品や珍味、生麺、生菓子等の中間水
分食品や佃煮、惣菜、漬物、かまぼこ、ハム、ソーセー
ジ等の高水物食品のガスバリア性フィルムとして幅広い
用途に対して好適である。
シドの加水分解時にpH調整をイオン交換により行うこ
とによって、該ガスバリア剤をフィルムに塗工してもガ
スバリア剤がフィルムにはじかれることなく、均一にガ
スバリア剤を塗工することができ、且つ高湿度下で高い
ガスバリア性を発揮する。
コキシドの加水分解進行によるゲル化が起こらず、安定
してガスバリア剤を製造することができる。
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。なお、以下の実施例及び比較例におけるフィル
ム物性については下記の方法により行った。 (1)酸素バリア性(酸素透過度) JIS K7126 B法に準じて、酸素透過度測定装
置(Mocon社製;OX−TRAN100)を用いて
測定した。測定条件は、ガス流量20ml/minと
し、温度23℃、基材層側の湿度を90%RH、ガスバ
リア層側の湿度を90%RHとした。湿度は日立計測器
サービス製 精密湿度調整システム RH−3S型にて
調湿した。 (2)コーティング 暁機械社製テストコーターを用い、熱可塑性樹脂フィル
ムにコーティング及び乾燥させてガスバリア層を形成さ
せた。
付式 (3)塗工面の状態 得られたガスバリア性フィルムからランダムに0.3m
2づつ10ヶ所選び、ガスバリア層の塗工状態を以下の
基準で判定した。
塗工できている :○ 1〜9ヶ所は、はじきなくフィルム全面に塗工できてい
る :△ 10ヶ所全てにはじきが発生し、フィルム全面に塗工で
きていない:×
均重合度1700・鹸化率98%以上のポリビニルアル
コールを濃度が6.7重量%となるように70℃にて溶
解させ、ポリビニルアルコールの6.7重量%溶液(以
下、A液と略記する。)を得た。
合溶媒に、層状珪酸塩としてモンモリロナイト(クニミ
ネ工業(株)製、クニピアG)を濃度が3.3重量%と
なるように加え、60℃にて攪拌しながら分散させ、層
状珪酸塩の3.3重量%分散溶液(以下、B液と略記す
る。)を得た。
合した溶液を衝突型高圧分散装置((株)スギノマシン
製、HJP−25030)により微分散化処理を施し、
ポリビニルアルコール3.3重量%・層状珪酸塩1.7
重量%の微分散溶液を得た。該微分散溶液にビーズ状の
水素イオン化した強酸性陽イオン交換樹脂を加え、pH
=4.2に調整した。該pH調整した微分散溶液にテト
ラエトキシシランをポリビニルアルコール100重量部
に対し、珪素アルコキシド由来の珪素量(SiO2換
算)で150重量部となるよう加え、室温下、約12時
間攪拌しテトラエトキシシランの加水分解を行った。そ
の後、陽イオン交換樹脂や埃等の異物をろ過により除去
して、ガスバリア剤を得た。得られたガスバリア剤のp
Hは3.8であった。なお、該ガスバリア剤中のポリビ
ニルアルコール/層状珪酸塩の重量部比は100/5
0、珪素アルコキシド由来の珪素量(SiO2換算)に
対する層状珪酸塩の重量比(層状珪酸塩/珪素アルコキ
シド由来の珪素量)は0.33である。
伸ポリプロピレンフィルムのコロナ放電処理面に、ポリ
エステルポリウレタン樹脂系2液硬化型アンカーコート
剤(東洋モートン製、AD335AE/CAT10L=
10重量部/1.4重量部を、酢酸エチル/トルエン=
1重量部/1重量部の混合溶剤にて、不揮発分が6重量
%となるよう調整)をアンカーコート層の乾燥重量が
0.3g/m2となるようコーティングし、100℃で
熱風乾燥してアンカーコート剤を塗工した二軸延伸ポリ
プロピレンフィルムを得た。
リプロピレンフィルムのアンカーコート層へ、上記で得
られたガスバリア剤を、乾燥後のガスバリア層厚みが
2.0μmになるようにコーティングし、120℃で熱
風乾燥した。次いで、得られたコートフィルムを相対湿
度80%RHで、40℃×4日間のエージング処理を施
し、ガスバリア性フィルムを得た。
を表1に示した。
ルコール100重量部に対し、珪素アルコキシド由来の
珪素量(SiO2換算)で127重量部となるよう加え
た以外は、実施例1と同様にしてガスバリア剤を得た。
得られたガスバリア剤のpHは、3.8であった。な
お、該ガスバリア剤中のポリビニルアルコール/層状珪
酸塩の重量部比は100/50、珪素アルコキシド由来
の珪素量(SiO2換算)に対する層状珪酸塩の重量比
(層状珪酸塩/珪素アルコキシド由来の珪素量)は0.
39である。実施例1と同様にしてコートフィルムを得
た後、該コートフィルムを相対湿度80%RHで、40
℃×4日間のエージング処理を施し、ガスバリア性フィ
ルムを得た。
を表1に示した。
ルコール100重量部に対し、珪素アルコキシド由来の
珪素量(SiO2換算)で100重量部となるよう加え
た以外は、実施例1と同様にしてガスバリア剤を得た。
得られたガスバリア剤のpHは、3.9であった。な
お、該ガスバリア剤中のポリビニルアルコール/層状珪
酸塩の重量部比は100/50、珪素アルコキシド由来
の珪素量(SiO2換算)に対する層状珪酸塩の重量比
(層状珪酸塩/珪素アルコキシド由来の珪素量)は0.
50である。実施例1と同様にしてコートフィルムを得
た後、該コートフィルムを相対湿度80%RHで、40
℃×4日間のエージング処理を施し、ガスバリア性フィ
ルムを得た。
を表1に示した。
合し、高圧分散装置により微分散化処理を施し、ポリビ
ニルアルコール4.5重量%・層状珪酸塩1.1重量%
の微分散溶液を得た。該微分散溶液にビーズ状の水素イ
オン化した強酸性陽イオン交換樹脂を加え、pH=4.
0に調整した。テトラエトキシシランをポリビニルアル
コール100重量部に対し、珪素アルコキシド由来の珪
素量(SiO2換算)で150重量部となるよう加えた
以外は、実施例1と同様にしてガスバリア剤を得た。得
られたガスバリア剤のpHは、3.8であった。なお、
該ガスバリア剤中のポリビニルアルコール/層状珪酸塩
の重量部比は100/25、珪素アルコキシド由来の珪
素量(SiO2換算)に対する層状珪酸塩の重量比(層
状珪酸塩/珪素アルコキシド由来の珪素量)は0.16
である。実施例1と同様にしてコートフィルムを得た
後、該コートフィルムを相対湿度80%RHで、40℃
×4日間のエージング処理を施し、ガスバリア性フィル
ムを得た。
を表1に示した。
割合で混合し、高圧分散装置により微分散化処理を施
し、ポリビニルアルコール2.5重量%・層状珪酸塩
2.1重量%の微分散溶液を得た。該微分散溶液にビー
ズ状の水素イオン化した強酸性陽イオン交換樹脂を加
え、pH=4.0に調整した。テトラエトキシシランを
ポリビニルアルコール100重量部に対し、珪素アルコ
キシド由来の珪素量(SiO2換算)で150重量部と
なるよう加え、以降は実施例1と同様にしてガスバリア
剤を得た。得られたガスバリア剤のpHは、3.8であ
った。なお、該ガスバリア剤中のポリビニルアルコール
/層状珪酸塩の重量部比は100/83、珪素アルコキ
シド由来の珪素量(SiO2換算)に対する層状珪酸塩
の重量比(層状珪酸塩/珪素アルコキシド由来の珪素
量)は0.56である。実施例1と同様にしてコートフ
ィルムを得た後、該コートフィルムを相対湿度80%R
Hで、40℃×4日間のエージング処理を施し、ガスバ
リア性フィルムを得た。
を表1に示した。
割合で混合し、高圧分散装置により微分散化処理を施
し、ポリビニルアルコール1.9重量%・層状珪酸塩
2.4重量%の微分散溶液を得た。該微分散溶液にビー
ズ状の水素イオン化した強酸性陽イオン交換樹脂を加
え、pH=4.0に調整した。テトラエトキシシランを
ポリビニルアルコール100重量部に対し、珪素アルコ
キシド由来の珪素量(SiO2換算)で150重量部と
なるよう加え、以降は実施例1と同様にしてガスバリア
剤を得た。得られたガスバリア剤のpHは、3.8であ
った。なお、該ガスバリア剤中のポリビニルアルコール
/層状珪酸塩の重量部比は100/125、珪素アルコ
キシド由来の珪素量(SiO2換算)に対する層状珪酸
塩の重量比(層状珪酸塩/珪素アルコキシド由来の珪素
量)は0.84である。実施例1と同様にしてコートフ
ィルムを得た後、該コートフィルムを相対湿度80%R
Hで、40℃×4日間のエージング処理を施し、ガスバ
リア性フィルムを得た。
を表1に示した。
塩の微分散溶液にビーズ状の水素イオン化した強酸性陽
イオン交換樹脂を加え、pH=2.4に調整し、該pH
調製した微分散溶液にテトラエトキシシランをポリビニ
ルアルコール100重量部に対し、珪素アルコキシド由
来の珪素量(SiO2換算)で150重量部となるよう
加え、室温下、約2時間攪拌しテトラエトキシシランの
加水分解を行った。その後、陽イオン交換樹脂や埃等の
異物をろ過により除去して、pH2.2のガスバリア剤
を得た。得られたガスバリア剤を用い、実施例1と同様
にしてガスバリア性フィルムを得た。
を表1に示した。
微分散溶液に平均分子量400万のポリエチレングリコ
ールをポリビニルアルコール100重量部に対し1重量
部加えた以外は、実施例1と同様にしてガスバリア剤及
びガスバリア性フィルムを得た。
を表1に示した。
塩の微分散溶液にビーズ状の水素イオン化した強酸性陽
イオン交換樹脂を加え、pH=2.4に調整した後、ろ
過により陽イオン交換樹脂を除去し、pH調整した微分
散溶液を得た。該pH調整した微分散溶液にテトラエト
キシシランをポリビニルアルコール100重量部に対
し、珪素アルコキシド由来の珪素量(SiO2換算)で
150重量部となるよう加え、室温下、約2時間攪拌し
テトラエトキシシランの加水分解を行い、pH2.2の
ガスバリア剤を得た。得られたガスバリア剤を用いて、
実施例1と同様にしてガスバリア性フィルムを得た。
を表1に示した。
塩の微分散溶液(pH=9.0)にテトラエトキシシラ
ンをポリビニルアルコール100重量部に対し、珪素ア
ルコキシド由来の珪素量(SiO2換算)で150重量
部となるよう加えた。さらに、ビーズ状の水素イオン化
した強酸性陽イオン交換樹脂をポリビニルアルコール・
層状珪酸塩の微分散溶液のpHが2.4となるよう加
え、室温下、約2時間攪拌しテトラエトキシシランの加
水分解を行った。その後、陽イオン交換樹脂や埃等の異
物をろ過により除去して、pH2.3のガスバリア剤を
得た。得られたガスバリア剤を用いて実施例1と同様に
してガスバリア性フィルムを得た。
を表1に示した。
換樹脂を1N−塩酸に替え、得られるガスバリア剤のp
Hが2.1となるよう1N−塩酸を所定量添加して、室
温下、1時間攪拌しテトラエトキシシランの加水分解を
行った他は、実施例1と同様にしてガスバリア剤を調整
した。
してアンカーコート剤を塗工した二軸延伸ポリプロピレ
ンフィルムのアンカーコート層へコーティングを施した
が、該ガスバリア剤が全面に濡れず、はじきが発生し
た。
換樹脂を1N−塩酸に替え、得られるガスバリア剤のp
Hが4.0となるよう1N−塩酸を所定量添加して室温
下、テトラエトキシシランの加水分解が進行して均一相
になるよう攪拌を続けたが、均一相となる前にゲル化し
た。
イオン交換樹脂を加え、pH=4.4に調整し、テトラ
エトキシシランをポリビニルアルコール100重量部に
対し、珪素アルコキシド由来の珪素量(SiO2換算)
で127重量部となるよう加え、室温下、テトラエトキ
シシランの加水分解が進行して均一相になるまで攪拌し
た。その後、陽イオン交換樹脂や埃等の異物をろ過によ
り除去して、ガスバリア剤を得た。得られたガスバリア
剤は、透明な液体でpHは4.2であった。該ガスバリ
ア剤を用い、実施例1と同様にしてガスバリア性フィル
ムを得た。
を表1に示した。
の微分散溶液(pH=9.0)を、実施例1と同じアン
カーコート剤を塗工した二軸延伸ポリプロピレンフィル
ムのアンカーコート層へ、乾燥後のガスバリア層厚みが
2.0μmとなるようにコーティングし、120℃で熱
風乾燥した他は、実施例1と同様にしてガスバリア性フ
ィルムを得た。
を表1に示した。
Claims (8)
- 【請求項1】ポリビニルアルコール系樹脂、層状珪酸
塩、及び珪素アルコキシドの加水分解物を含有する水性
溶液よりなるガスバリア剤であって、層状珪酸塩が分散
してなるポリビニルアルコール系樹脂の水性溶液と珪素
アルコキシドとを混合して珪素アルコキシドを加水分解
する際のpH調整を、イオン交換により行って得ること
を特徴とするガスバリア剤。 - 【請求項2】層状珪酸塩が分散してなるポリビニルアル
コール系樹脂の水性溶液のpH調整をイオン交換により
行った後に、該水性溶液と珪素アルコキシドとを混合し
て、該珪素アルコキシドを加水分解して得ることを特徴
とする請求項1記載のガスバリア剤。 - 【請求項3】層状珪酸塩が分散してなるポリビニルアル
コール系樹脂の水性溶液と珪素アルコキシドとを混合し
た後に、該混合液のpH調整をイオン交換により行って
珪素アルコキシドを加水分解して得ることを特徴とする
請求項1記載のガスバリア剤。 - 【請求項4】層状珪酸塩が分散してなるポリビニルアル
コール系樹脂の水性溶液と珪素アルコキシドとを混合し
て珪素アルコキシドを加水分解する際のpH調整を、イ
オン交換により行うことを特徴とするガスバリア剤の製
造方法。 - 【請求項5】 層状珪酸塩が分散してなるポリビニルア
ルコール系樹脂の水性溶液のpH調整をイオン交換によ
り行った後に、該水性溶液と珪素アルコキシドとを混合
して、該珪素アルコキシドを加水分解することを特徴と
する請求項4記載のガスバリア剤の製造方法。 - 【請求項6】層状珪酸塩が分散してなるポリビニルアル
コール系樹脂の水性溶液と珪素アルコキシドとを混合し
た後に、該混合液のpH調整をイオン交換により行って
珪素アルコキシドを加水分解することを特徴とする請求
項4記載のガスバリア剤。 - 【請求項7】 イオン交換を陽イオン交換樹脂により行
うことを特徴とする請求項4記載のガスバリア剤の製造
方法。 - 【請求項8】 pH調整により、pHを1〜5の範囲と
することを特徴とする請求項4記載のガスバリア剤の製
造方法。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2002283337A JP3846876B2 (ja) | 2001-10-01 | 2002-09-27 | ガスバリア剤及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
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|---|---|---|---|
| JP2001-305127 | 2001-10-01 | ||
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| Publication Number | Publication Date |
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|---|---|
| JP (1) | JP3846876B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004315781A (ja) * | 2003-04-04 | 2004-11-11 | Tokuyama Corp | ガスバリアコート剤及びガスバリア性フィルム |
| JP2009051988A (ja) * | 2007-08-29 | 2009-03-12 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 樹脂混合液の製造方法 |
| JP2020146914A (ja) * | 2019-03-13 | 2020-09-17 | 住友化学株式会社 | ガスバリア積層体 |
-
2002
- 2002-09-27 JP JP2002283337A patent/JP3846876B2/ja not_active Expired - Fee Related
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