JP2003180366A - 高等植物における伸展活性化カルシウム透過チャンネルのAtMID1A遺伝子および当該遺伝子を用いたトランスジェニック植物 - Google Patents
高等植物における伸展活性化カルシウム透過チャンネルのAtMID1A遺伝子および当該遺伝子を用いたトランスジェニック植物Info
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Abstract
および当該遺伝子を用いたトランスジェニック植物を提
供する。 【解決手段】 酵母のmid1変異株の致死性を機能的
に相補しうる遺伝子として、高等植物のシロイヌナズナ
から、伸展活性化カルシウム透過チャンネルをコードす
る遺伝子を同定した。
Description
重力屈性に関連する遺伝子および当該遺伝子を用いたト
ランスジェニック植物に関する。詳細には、高等植物の
伸展活性化カルシウム透過チャンネルをコードするAt
MID1A遺伝子、前記遺伝子によりコードされ、且つ
伸展活性化Ca2+透過チャンネルの機能を有するタンパ
ク質に関する。本発明はまた、前記遺伝子の発現が変更
されたトランスジェニック植物に関する。
力に逆らって成長するが、この当たり前の生命現象は植
物の重力屈性として知られ、まず最初に植物が重力を感
知するということから開始されると考えられている。植
物の重力屈性は長く研究の対象となっており、また、宇
宙ステーションが現実のものとなった今日その研究はあ
らためて注目を集めている。しかし、植物が如何にして
重力を感知するか、その植物における重力センサーおよ
び重力屈性の分子レベルの機構は生化学的、分子生物学
的には全く知られていない。
センサーは重力という機械的刺激を受容し、そのシグナ
ルを細胞内に伝達しうる機械受容チャンネル分子、例え
ば伸展活性化Ca2+透過チャンネル等であろうと予測さ
れていたが、細菌などの原核生物ではいくつかの分子が
同定されているものの、真核生物では配列相同性のある
分子は全く知られていなかった。近年、酵母の突然変異
株を用いた分子生物学的・電気生理学的解析により真核
生物として初めて機械受容チャンネル遺伝子MID1が
同定され、この遺伝子が伸展活性化カルシウム透過チャ
ンネルであることが報告された(Iida H., et al., Mo
l. Cell. Biol. 14 (1994), pp. 8259-8271 ; Kanzaki
M. et al., Science 285 (1999), pp. 882-886)。しか
し、この分子はそれ自体が直接重力を関知するわけでは
なく、重力等の機械的刺激により生じる細胞や組織の荷
重が細胞に対して作用し、この伸展活性化Ca2+透過チ
ャンネルが活性化されると予測されており、生体に対す
る重力作用の多くはこのような形で細胞に作用すると考
えられた。その意味で機械受容チャンネルは、実質的に
細胞の重力センサーの有力な候補である。
ゲノム構造を解析するゲノムプロジェクトが進行し、高
等植物においては、単子葉類では例えばイネなど、そし
て双子葉類では例えばシロイヌナズナについてゲノムの
解析が急速に進行している。特にシロイヌナズナではゲ
ノム構造の解析は既に完了しているが、これらの遺伝子
データバンクをサーチしても、酵母にて見出されたMI
D1と配列相同性がある遺伝子は、シロイヌナズナのゲ
ノムを含む高等植物からは見出されなかった。
の機構を解明することは、風雨などに対して耐性を有
し、また倒れたとしても立て直すことが可能な農作物、
特に穀物を作製しうるために、基礎科学の分野のみなら
ず、農業においても非常に重要である。このため、高等
植物において重力センサーに関連する、伸展活性化Ca
2+透過チャンネルなどの機械受容チャンネルの遺伝子の
取得が求められている。
高等植物において重力屈性に関連する遺伝子および当該
遺伝子を用いたトランスジェニック植物を提供すること
である。
解決するため鋭意研究した結果、酵母のmid1変異株
の致死性を機能的に相補しうる遺伝子として、高等植物
のシロイヌナズナから、伸展活性化カルシウム透過チャ
ンネルをコードする遺伝子を同定した。
活性化カルシウム透過チャンネルの遺伝子および当該遺
伝子を用いたトランスジェニック植物に関する。詳細に
は、シロイヌナズナ由来のAtMID1A遺伝子および
当該遺伝子によりコードされる伸展活性化カルシウム透
過チャンネルの機能を有するタンパク質に関する。
物のシロイヌナズナのcDNAライブラリーから酵母m
id1変異株の致死性を機能的に相補しうる遺伝子とし
てスクリーニングして特定された、421アミノ酸をコ
ードする全長1,266bpからなる新規遺伝子である。
本発明のAtMID1Aは、酵母mid1変異株の致死
性を機能的に相補しうること、さらに実際に酵母におい
て発現させた結果から、酵母の伸展活性化カルシウム透
過チャンネルをコードする遺伝子MID1と同じ機能を
有する、即ちシロイヌナズナ由来の伸展活性化カルシウ
ム透過チャンネルをコードする遺伝子であることが示さ
れている。
ングに際して、酵母で同定された伸展活性化カルシウム
透過チャンネルをコードする遺伝子MID1と配列相同
性を有する遺伝子は遺伝子データベース上では見出され
なかったため、直接、高等植物のcDNAから伸展活性
化カルシウム透過チャンネルをコードする遺伝子のクロ
ーニングを試みた。材料としては、栽培が容易で世代交
代も早く、且つゲノム構造の解析が進行しているシロイ
ヌナズナを用いた。
t等のシロイヌナズナ由来のcDNAライブラリーcD
NAを用いた(Minet M. et al., Plant J. 2 (1992),
pp.417-422を参照)。前記ライブラリーのcDNAクロ
ーンを包含する組換えベクターで酵母mid1変異株を
形質転換し、選択培地にてインキュベートして形質転換
体を得た(Minet 等)。前記変異株はMID1遺伝子欠
失株であり、α因子を添加すると死に至る。そこで、前
記形質転換体にα因子を添加し、外来性遺伝子によりM
ID1遺伝子の機能が補足され、生存する株を得た。得
られた陽性クローンについて、そのcDNAの塩基配列
およびコードされるアミノ酸配列を決定した。
展活性化Ca2+透過チャンネルの機能を有し、且つ下記
のアミノ酸配列: (a)SEQ ID NO: 2 に示されるアミノ酸配列、または
(b)(a)に示されるアミノ酸配列において1もしくは
数個のアミノ酸が欠失、置換もしくは付加されたアミノ
酸配列からなるタンパク質をコードする遺伝子に関す
る。
活性化カルシウム透過チャンネルをコードする遺伝子
は、次の塩基配列: (a)SEQ ID NO: 1 に示される塩基配列、(b)(a)
に示される塩基配列とストリンジェントな条件下でハイ
ブリダイズする塩基配列、または(c)上記(a)もしく
は(b)の塩基配列と相補的な塩基配列からなる。
の向きにて作動的なプロモーター配列に連結された本発
明の遺伝子をコードするDNAを含む組換え発現ベクタ
ーに関する。本発明の遺伝子の高レベル発現および/ま
たは部位もしくは時期特異的な発現を所望する場合に
は、当該DNAをセンスの向きにてプロモーターに連結
する。一方、伸展活性化Ca2+透過チャンネルの発現を
阻害(例えば部位または時期特異的な阻害)を所望する
場合には、アンチセンスの向きにてプロモーターに連結
する。
めに、RNAi(RNA interference)を利用することが
できる。この方法では、標的RNA(本発明においては
AtMID1AのmRNA)のセンスおよびアンチセン
スRNAを、連結した1つの分子として植物細胞内で発
現させる。発現したそのRNA分子は分子内水素結合に
より二本鎖RNA分子を形成するが、本来のmRNAと
も二本鎖RNAを形成する。このような二本鎖RNA分
子は細胞内RNA分解機構により分解されるため、結果
的に標的RNAが分解される(Chuang C. F. and Meyer
owitz E. M., Proc. Natl Acad. Sci USA 97: pp. 4985
-4990, 2000)。
リボザイムもまた用いることができる。所望の標的RN
Aを特異的に切断し、標的RNAを機能的に不活性化す
るリボザイムを設計することが可能である。また、アン
チセンスRNA中にリボザイム配列を包含させることも
効果的であり、そのような標的RNA特異的リボザイム
の設計と使用は、例えばHaseloff et al., Nature 334,
pp.585-591 (1988)に記載されている。また、本発明の
遺伝子の発現を阻害するために、T−DNA挿入法(Fe
ldmann, K. A. Plant J. 1: pp.71-82, 1991)およびエ
チルメタンスルホン酸などによる突然変異誘発法を用い
ることができる。
させるためのプロモーター/エンハンサー配列は、植物
細胞において本発明の遺伝子を発現しうる任意のもの、
例えばアグロバクテリウムまたはリゾビウムのような植
物細胞内で発現する遺伝子を含む、植物、植物ウイル
ス、細菌由来のプロモーターを用いることができる。そ
のようなプロモーターの例には、Agrobacterium tumefa
ciensのT−DNA由来のプロモーター、Smasプロ
モーター、桂皮アルコールデヒドロゲナーゼプロモー
タ、Nosプロモーター、リブロース二リン酸カルボキ
シラーゼオキシゲナーゼ(Rubisco)プロモーター、G
RP1−8プロモーター、カリフラワー・モザイク・ウ
イルス(CaMV)からの35Sプロモーター、植物由
来のアクチンやヒストン等のプロモーター/エンハンサ
ーおよび公知である種々の植物遺伝子からのその他の転
写開始領域が包含される。また、AtMID1A遺伝子
のプロモーター配列も用いることができる。
るために、遺伝子のコード領域のポリヌクレオチドコー
ディング領域の3′末端にポリ(A)+配列を包含させる
のが好ましい。ポリ(A)+配列は、種々の植物遺伝子ま
たはT−DNA由来のものを用いることができるが、こ
れらに限定されるものではない。また、所望の遺伝子を
高レベルにて発現させるのに有用な他の配列、例えば特
定の遺伝子のイントロン配列、5′不翻訳領域の配列な
どを本願発明の組換え発現ベクターに包含させることが
できる。
カー遺伝子として種々の抗生物質耐性遺伝子や他のマー
カー遺伝子をコードする配列を包含させるのが好まし
い。マーカー遺伝子の例には、抗スペクチノマイシン遺
伝子、ストレプトマイシン耐性遺伝子(ストレプトマイ
シンホスホトランスフェラーゼ(SPT)遺伝子)、カナ
マイシンまたはジェネティシン耐性のネオマイシンホス
ホトランスフェラーゼ(NPTII)遺伝子、ハイグロマイ
シン耐性のハイグロマイシンホスホトランスフェラーゼ
(HPT)遺伝子、アセト乳酸合成酵素(ALS)を阻害する
除草剤に対する耐性遺伝子、グルタミン合成酵素を阻害
する除草剤に対する耐性遺伝子(例えばbar 遺伝子)、
β−グルクロニダーゼ遺伝子、ルシフェラーゼ遺伝子等
が包含される。
的なベクターは当該技術分野においてよく知られてお
り、Rogers et al., Methods Enzymol., 153: pp.253-2
77 (1987)に記載されるAgrobacterium tumefaciensのT
iプラスミド由来のベクターなどのベクターDNAの一
部を植物細胞に導入した際に宿主植物のゲノムに組込み
うるベクター、例えばTiプラスミド由来のpKYLX
6、pKYLX7、pBI101、pBH2113、p
BI121(Clontech Laboratories, Inc., Palo Alt
o, CA)およびこれらから誘導し得る組換えプラスミド
が含まれる。
伝子を植物細胞に導入するための公知の方法、例えばパ
ーティクルガン法、エレクトロポレーション法、ポリエ
チレングリコール(PEG)法、リン酸カルシウム法、
DEAEデキストラン法、マイクロインジェクション、
リポフェクション法およびアグロバクテリウム法などの
微生物媒介トランスフェクション法を用いて所望の植物
細胞に導入することができる。植物細胞においては、パ
ーティクルガン法、エレクトロポレーション法、ポリエ
チレングリコール(PEG)法およびアグロバクテリウ
ム法が好ましく、アグロバクテリウム法が特に好ましい
(Bechtold N. & Pelletier G., Methods Mol. Biol. 8
2, pp.259-266, 1998)。
発現ベクターを用いて作成され、且つその発現が変更さ
れたトランスジェニック植物に関する。本発明によれ
ば、例えば重力に影響を受けないまたは風雨等に対して
耐性を有するトランスジェニック植物が提供される。伸
展活性化カルシウム透過チャンネルは重力、接触、浸透
圧、風圧などを感知するセンサーとしての役割を果たし
ており、その機能は植物の生長に大きく影響する。この
ため、本発明は前記遺伝子を植物体全体、または局所的
および/または時期特異的に発現させることからなる、
トランスジェニック植物における重力屈性を制御する方
法。別の態様において、本発明は、請求項1〜3のいず
れか1項に記載の遺伝子に対するアンチセンスRNA、
RNAiおよび/またはリボザイムを植物体全体または
局所的に発現させること、並びにT−DNAの挿入また
は突然変異誘発剤を使用することにより、内在性の当該
遺伝子の発現を阻害することからなる、トランスジェニ
ック植物における重力屈性を制御する方法に関する。植
物体全体、または局所的および/または時期特異的な発
現は、その発現に用いるプロモーター・エンハンサーを
適宜選択することにより達成することができる。
胞においても発現している。気孔は高等植物の光合成に
重要な役割を果たしており、その機能は光合成能を決定
する大きな要因の一つである。本発明の遺伝子を用いれ
ば、その植物の光合成能を向上させることができる。故
に、本発明はまた、その光合成能が改善されたトランス
ジェニック植物を提供する。
導入された伸展活性化Ca2+透過チャンネルをコードす
る遺伝子は宿主の植物細胞のゲノムに組み込まれ、後の
世代まで安定的に保持される。故に、本発明は、上記ト
ランスジェニック植物細胞から再生される植物体、その
部分並びにその繁殖体(例えば種子や無性生殖体)およ
び子孫を包含する。
は、植物全体、植物器官(例えば葉、幹、根など)、種
子および植物細胞およびその子孫を包含する。また、
「植物細胞」は種子懸濁培養物、胚、分裂組織部位、カ
ルス組織、葉および根由来の細胞、並びに配偶体(胚、
花粉)およびその前駆体細胞が包含される。本発明の方
法で使用され得る植物は、一般に形質転換技術に従う高
度な植物と同じように広く、単子葉および双子葉植物の
両方を含む。
ドされ、伸展活性化Ca2+透過チャンネルの機能を有す
るタンパク質に関する。当該タンパク質、その断片また
はアミノ酸配列の情報から得られるペプチドを抗原とし
て用いて、伸展活性化Ca2+透過チャンネルを特異的に
認識しうる抗体の作製に用いることができる。故に、あ
る態様において、本発明は伸展活性化Ca2+透過チャン
ネルを特異的に認識しうる抗体、例えばポリクローナル
抗体またはモノクローナル抗体に関する。前記抗原とし
て、抽出した天然のタンパク質、組換えタンパク質、こ
れらのタンパク質の部分的分解物、または本発明のタン
パク質のアミノ酸配列に基づく合成ペプチドを用いるこ
とができる。合成ペプチドは、例えばSEQ ID NO: 2に示
されるアミノ酸配列から選択される少なくとも5個の連
続したアミノ酸配列、好ましくは10〜15アミノ酸残
基からなるポリペプチドである。本発明の抗体は、常法
(例えば、Harlow, E. & Lane,D, in Antibodies-Labor
atory Manual Cold SpringHarbor Laboratory Press.,
pp.53-138, 1988)に従って作製することができる。
伝子によりコードされる伸展活性化Ca2+透過チャンネ
ルのタンパク質の検出に用いることができるが、これら
と配列相同性がある他の伸展活性化Ca2+透過チャンネ
ルの検出および検索にも使用することができる。従っ
て、本発明はまた、前記抗体を用いる伸展活性化Ca2+
透過チャンネルの検出および/または検索方法に関し、
前記方法によって同定される新規な伸展活性化Ca2+透
過チャンネルもまた本発明に包含される。本発明の検出
および/または検索法によれば、他の高等植物における
伸展活性化Ca2+透過チャンネルを容易に同定すること
が可能である。
基配列およびその相補的配列において、少なくとも10
個の連続した塩基配列からなるオリゴヌクレオチドに関
する。オリゴヌクレオチドの長さは、好ましくはアミノ
酸5個の長さに対応する14個であるのが好ましく、ア
ミノ酸7個に対応する20個以上であるのがさらに好ま
しい。そのようなプライマーにはその5′末端に適する
制限酵素部位を包含させることができる。オリゴヌクレ
オチドプライマーは、本発明の伸展活性化Ca 2+透過チ
ャンネルをコードするDNAおよびRNAの検出に用い
るとができ、その手法としては公知の遺伝子検出法を用
いることができるが、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)
法が特に好ましい。
高等植物由来のDNAライブラリー(cDNA、ゲノム
DNA)から、新規な伸展活性化Ca2+透過チャンネル
をコードするDNAをクローニングすることもできる。
その手段としては、公知の適する方法を用いることがで
きるが、PCR法が好ましい。
等植物においてその生育に必須であるため、これをコー
ドする遺伝子は全ての高等植物(即ち、単子葉類、双子
葉類)に存在し、その塩基配列や当該遺伝子によりコー
ドされるアミノ酸配列は全体的にまたは部分的に保存さ
れていると考えられる。このため、本発明の遺伝子およ
び/またはその配列情報に基づいて、他の植物から伸展
活性化カルシウム透過チャンネルおよび/またはこれを
コードする遺伝子は、例えば上述の方法を用いて容易に
取得することができる。
ーニング シロイヌナズナ由来のcDNAライブラリーを用いてス
クリーニングを行った。このライブラリー中の各クロー
ンは、ホスホグリセリン酸キナーゼのプロモーターおよ
び酵母のURA3遺伝子を含む酵母における発現ベクタ
ーpFL61中にあり、選択したcDNAクローンを酵
母にて発現させることができる(MinetM. et al., Plan
t J. 2 (1992), pp.417-422)。このライブラリーを用
いて酢酸カリウム形質転換法により、ウラシル栄養要求
性のmid1変異体(MATamid1 ura3)を
形質転換した。次いで形質転換体は、ロイシン、アデニ
ンおよびトリプトファンを補足したSD培地(0.67
%イーストチッソベース[Yeast Nitrogen Base, YNB]
(アミノ酸不含),2%デキストロース)にて30℃で3
〜10日間インキュベートした。得られたUra+形質
転換体をα因子(最終濃度6μM)を含む前記培地中に
おいて30℃で2〜3日インキュベートし、次いでメチ
レンブルーを培地に添加して、白色のコロニーを得た。
このクローンは、MID遺伝子の機能を補足しうるシロ
イヌナズナ由来の遺伝子(cDNA)を包含するクロー
ンである。
ース解析 得られたクローンのcDNAの塩基配列をチェインター
ミネーション法(Shimadzu DSQ-2000)を用いて決定
し、得られた遺伝子をAtMID1Aと命名した。At
MID1A遺伝子の塩基配列をSEQ ID NO: 1に、この遺
伝子がコードするアミノ酸配列をSEQ ID NO: 2に示す。
また、AtMID1A遺伝子産物と酵母のMID1遺伝
子産物についてに疎水性プロットおよび配列相同性につ
いて解析したところ、両者の疎水性プロットのパターン
は似ている(図1を参照)が、アミノ酸配列の比較で
は、同一のアミノ酸:13.1%、類似のアミノ酸19.
2%:総計32.3%と有意な相同性は検出されなかっ
た。
コードされるアミノ酸を相同性等について、遺伝子デー
タベース(National Center for Biotechnology Inform
ationに登録されている全てのデーターベース)を用い
て検索した。解析ソフトはFASTA、BLAST等を
用いた。SEQ ID NO: 1の塩基配列については、すべての
エントリー遺伝子に対して、SEQ ID NO: 2のアミノ酸配
列については、エントリーアミノ酸配列およびエントリ
ー遺伝子より翻訳されるアミノ酸配列に対して行った。
特に、シロイヌナズナの全ゲノム構造が既に解析されて
おり、何れの遺伝子に相当するかを検索した。その結
果、SEQ ID NO: 1の塩基配列については、タンパク質を
コードしていると推測されているが機能が全く不明であ
る、シロイヌナズナの第2染色体上の遺伝子“T19K
4.50(Accession No. AL022373)”(SEQ ID NO:
3)であることが示され、同じ染色体上に相同性のある
遺伝子At2g17780(GB: ABB80785)(AtMI
D1B)が見出されたが、それ以外に相同性の高い遺伝
子は検出されなかった。SEQ ID NO: 2のアミノ酸配列に
ついても、前記T19K4.50のコード領域(SEQ ID
NO: 4)、前記At2g17780のコード領域のアミ
ノ酸配列を除いて、顕著な相同性を有する配列は検出さ
れなかった。
は421アミノ酸をコードしており、登録されているT
19K4.50のゲノム情報(即ち447アミノ酸をコ
ードする)とは相違している。これは、ゲノム情報から
推測されたコード領域(エクソン/イントロンの位置)
に誤りがあり、AtMID1A遺伝子産物には次のアミ
ノ酸配列:Val Ile Leu Pro Ala Phe Trp Ser Asn Lys
Phe Leu Cys Leu MetLeu Trp Tyr Ile Glu Ile Leu Ile
Val Ile Gln(SEQ ID NO: 5)が存在しないことが明ら
かとなった。
母における発現 AtMID1A遺伝子をmid1変異株において発現さ
せ、発現したAtMID1A遺伝子によるmid1変異
株の致死性の相補(生存率)およびCa2+イオンの取込
みについて試験した。
の相補 実施例1で得られたAtMID1A遺伝子を含む(pF
L61−AtMID1A)を用いて酵母mid1変異株
(MATa mid1 ura3)を形質転換して、次
いでα因子を添加してその生存率を調べた。具体的に
は、実施例1に従って発現プラスミドpFL61−At
MID1Aで形質転換して、ロイシン、アデニンおよび
トリプトファンを補足したSD培地中にて30℃で12
〜16時間震盪培養し、次いでα因子を添加して0〜8
時間後の形質転換体の生存率を調べた。なお、ポジティ
ブコントロールには、正常なMID1遺伝子を有する野
生株をプラスミドベクターpFL61で形質転換したも
の(MID1/pFL61)を、ネガティブコントロー
ルにはmid1変異株を同ベクターで形質転換したもの
(mid1/pFL61)を用いた。その結果、mid
1/pFL61(ネガティブコントロール)では8時間
後では生存率が10%程度まで低下するのに対し、mi
d1/pFL61−AtMID1Aでは生存率が約50
%であり、導入したAtMID1A遺伝子によりmid
1変異を部分的に相補し得ることが示された(図2を参
照)。
およびトリプトファンを補足したSD.Ca100培地
(0.67%イーストチッソベース、2%デキストロー
ス、100μMCaCl2)中にて30℃で震盪培養し、
細胞数が1〜2×106細胞個/mlになるまで培養し
た。次いで増殖した細胞を回収し、1.2mlの取り込み
溶液(10mMHepes/Tris[pH6.0]、0.
1mMMgCl2、1%グルコース)に懸濁し、30℃に
て10分間インキュベートした。次に、この培養液に2
μlの1mCi/ml(20mCi/mmol)43CaCl
2(NENTMライフサィエンスプロダクト社、ボスト
ン、MA)を添加した。培養液の一部(100μl)を
0、1、2、3、4、5、6、7、8分後に、予め洗浄
液(0.1mMCaCl2・2H2O、0.1μM LaCl3・
7H2O)に浸したフィルター(タイプHA、0.45μ
m;日本ミリポア株式会社)で濾過した。次いでこのフ
ィルターを5mlの洗浄液で5回洗浄して乾燥した後、フ
イル夕ーの放射線量を測定した。その結果、AtMID
1A遺伝子を導入した形質転換体(mid1/pFL6
1−AtMID1A)では経時的にCa2+の取込みが増
加し、ネガティブコントロール(mid1/pFL6
1:ベクターpFL61で形質転換)と比較して顕著に
Ca2+取込みが増加していることが示された。これらの
結果を図3に示す。
aIとSmaIで消化して得られたcDNA断片をセン
スの向きで、CaMV35SプロモーターおよびTiプ
ラスミドのノパリン合成酵素遺伝子のポリアデニル化シ
グナルを包含するプラスミドpBH2113(農業生物
資源研究所)のXbaI/SmaI部位に挿入し、At
MID1A遺伝子高発現用の組換えプラスミドをpBH
2113Nを作製した(図4)。また、AtMID1A
遺伝子のプロモーター領域(転写開始点の上流1.5k
bpの領域)の下流にβ−グルクロニダーゼ遺伝子(G
US)を連結して組換えプラスミドpBI101−At
MID1Apを作製した(図5)。次いで、Bechtold
とPelletierの方法(Bechtold N. & Pelletier G.,Meth
ods Mol. Biol. 82, pp.259-266, 1998)の方法に従っ
て、各組換えプラスミドでアグロバクテリウム(Agroba
cterium tumefaciens)を形質転換し、ハイグロマイシ
ン耐性により目的のDNAを含む形質転換体を選択し
た。得られた形質転換体をLB培地中にて好気性条件下
にて28℃で増殖させ、トランスジェニック植物の作製
に供した。
トリウムで消毒後、Gm培地+10μg/mlハイグロマ
イシン、Gm培地+30μg/mlカナマイシンに播種し
た。播種後、植物を低温処理(4℃、4〜6日)し、グ
ロースチャンバー内(22℃、明期16時間−暗期8時
間、相対湿度60%)に移して6〜7週間生育させた。
その後、シロイヌナズナの株を根ごと取り出した。Bech
told とPelletierの方法に従って、シロイヌナズナ株
を、減圧下(0.1気圧)で20分間、アグロバクテリ
ウム形質転換体の懸濁液に浸して形質転換を実施し、ハ
イグロマイシン耐性により形質転換体を選別した。次い
で形質転換体を22℃、明期24時間、相対湿度60%
の条件下で生育させて種子を採取した。得られた種子を
播種、生育させてその種子することを繰り返し、トラン
スジェニック植物の第2世代(T2植物)および第3世
代(T3植物)を取得し、これらを導入遺伝子の発現お
よび表現型の解析に用いた。
T3植物から種々の組織(根、茎、葉)を採取し、これ
らをX−グルクロニダーゼ緩衝液(2mg/mlX−glu
c、0.5mMフェロシアン化カリウム、0.5mMEDT
A、20%Triton−X、50mMリン酸緩衝液[p
H7.0]、2%DMSO)中にて37℃、12時間G
US反応を行った。各組織ををFAA固定溶液(1.6m
Mホルムアルデヒド、8.3mM酢酸、30%エタノール)
で固定し、次いでエタノール中に移してそのまま室温で
一晩おいて植物の脱色させた。その後、透明化液(80
%抱水クロラール、10%グリセロ―ル)にて12時間
透明化処理して、得られた植物組織からプレパラートを
作製した。これらを微分干渉顕微鏡(カールツァイス株
式会社、東京)で観察した。その結果、AtMID1A
遺伝子は、重力を感知すると考えられている根の先端部
分で多く発現し、発芽後3日までの生育の極初期に維管
束において発現することが示された。また、AtMID
1A遺伝子は気孔を構成する孔辺細胞において発現する
ことが明らかとなった。これらの結果を下記の表1に示
す。
ニック植物 pBI101−AtMID1Apを包含する、即ちCa
MVの35SプロモーターによりAtMID1A遺伝子
を異常発現(植物体全体にて高発現)するトランスジェ
ニック植物を生育させ、その表現型を野生型のものと比
較した。その結果、当該トランスジェニック植物は花弁
がなく、サヤが委縮しており、さらに植物体全体が矮小
化していた。伸展活性化Ca2+透過チャネルであるAt
MID1A遺伝子が植物体全体で高発現すると生育障害
を起こすため、当該遺伝子は局所的に発現させることが
必要であると考えられる。(図6)。
Ca2+透過チャンネルをコードする遺伝子が提供され
る。そのような遺伝子は、シロイヌナズナの全ゲノム構
造の解析が完了しているにもかかわらず、現在まで全く
知られていなかった。また、ゲノム解析の情報では、こ
れまで公知の遺伝子と機能的なホモロジーが何ら見出さ
れない、機能が不明な遺伝子として登録されており、し
かもゲノム配列から推測されるコード領域には誤りがあ
り、AtMID1Aのコード領域とは相違していた。本
発明の高等植物の伸展活性化Ca2+透過チャンネルをコ
ードする遺伝子は、植物における重力センサーとして機
能していると考えられ、当該遺伝子を用いれば風雨など
に対して耐性を有し、また倒れたとしても立て直すこと
が可能な農作物、特に穀物を作製しうるために、基礎科
学の分野のみならず、農業においても非常に重要であ
る。さらに、当該遺伝子は植物の光合成能と密接に関連
する気孔において選択的に発現しているため、光合成能
が改善されたトランスジェニック植物を作製することが
できる。
伝子産物の疎水性プロットの比較を示している。
致死性の相補を示している。
株におけるCa2+取込みを示すグラフであり、経時的に
AtMID1A遺伝子の導入によりCa2+の取込みが増
加することが示されている。
スミドpBH2113Nの模式図である。
流にβ−グルクロニダーゼ遺伝子を連結した組換えプラ
スミドpBI101−AtMID1Apの模式図であ
る。
ェニック植物体の写真である。
Claims (10)
- 【請求項1】 高等植物の伸展活性化Ca2+透過チャン
ネルをコードする遺伝子。 - 【請求項2】 伸展活性化Ca2+透過チャンネルの機能
を有し、且つ下記のアミノ酸配列: (a)SEQ ID NO: 2に示されるアミノ酸配列、または
(b)(a)に示されるアミノ酸配列において1もしくは
数個のアミノ酸が欠失、置換もしくは付加されたアミノ
酸配列からなるタンパク質をコードする請求項1に記載
の遺伝子。 - 【請求項3】 下記の塩基配列: (a)SEQ ID NO: 1に示される塩基配列、(b)(a)に
示される塩基配列とストリンジェントな条件下でハイブ
リダイズする塩基配列、または(c)上記(a)もしくは
(b)の塩基配列と相補的な塩基配列からなることを特徴
とする請求項1または2に記載の遺伝子。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の遺
伝子によりコードされ、且つ伸展活性化Ca2+透過チャ
ンネルの機能を有するタンパク質。 - 【請求項5】 センスまたはアンチセンスの向きでプロ
モーターに連結された請求項1〜3のいずれか1項に記
載の遺伝子を含む組換え発現ベクター。 - 【請求項6】 請求項5に記載の組換え発現ベクターで
形質転換した宿主細胞。 - 【請求項7】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の遺
伝子または請求項5に記載の組換えベクターを含むトラ
ンスジェニック植物細胞。 - 【請求項8】 請求項7に記載のトランスジェニック植
物細胞から得られる植物体、その部分並びにその繁殖体
および子孫。 - 【請求項9】 請求項8に記載の植物において、請求項
1〜3のいずれか1項に記載の遺伝子を植物体全体また
は局所的に過剰に発現させることからなる、植物におけ
る重力屈性を制御する方法。 - 【請求項10】 請求項8に記載の植物において、請求
項1〜3のいずれか1項に記載の遺伝子を植物体全体ま
たは局所的にアンチセンスRNAを発現させることによ
り内在性の当該遺伝子の発現を阻害することからなる、
植物における重力屈性を制御する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001385512A JP2003180366A (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | 高等植物における伸展活性化カルシウム透過チャンネルのAtMID1A遺伝子および当該遺伝子を用いたトランスジェニック植物 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
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|---|---|
| JP2003180366A true JP2003180366A (ja) | 2003-07-02 |
Family
ID=27594905
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|---|---|---|---|
| JP2001385512A Pending JP2003180366A (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | 高等植物における伸展活性化カルシウム透過チャンネルのAtMID1A遺伝子および当該遺伝子を用いたトランスジェニック植物 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003180366A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111454955A (zh) * | 2020-04-27 | 2020-07-28 | 广西壮族自治区林业科学研究院 | 源于尾叶桉CAD基因序列的RNAi片段及其应用 |
| CN111518803A (zh) * | 2020-04-27 | 2020-08-11 | 广西壮族自治区林业科学研究院 | 一种RNAi片段及其用于调控木质素合成的应用 |
-
2001
- 2001-12-19 JP JP2001385512A patent/JP2003180366A/ja active Pending
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|---|---|---|---|---|
| CN111454955A (zh) * | 2020-04-27 | 2020-07-28 | 广西壮族自治区林业科学研究院 | 源于尾叶桉CAD基因序列的RNAi片段及其应用 |
| CN111518803A (zh) * | 2020-04-27 | 2020-08-11 | 广西壮族自治区林业科学研究院 | 一种RNAi片段及其用于调控木质素合成的应用 |
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