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JP2003175567A - 多層フィルム、その製造方法、容器の蓋材および袋 - Google Patents

多層フィルム、その製造方法、容器の蓋材および袋

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JP2003175567A
JP2003175567A JP2002243417A JP2002243417A JP2003175567A JP 2003175567 A JP2003175567 A JP 2003175567A JP 2002243417 A JP2002243417 A JP 2002243417A JP 2002243417 A JP2002243417 A JP 2002243417A JP 2003175567 A JP2003175567 A JP 2003175567A
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resin layer
resin
multilayer film
adhesive
styrene
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JP2002243417A
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Hiroaki Matsubara
弘明 松原
Takashi Moriya
貴史 森谷
Junichi Mikami
順一 三上
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低臭性で、ゲル、フィッシュアイ等の外
観不良がなく、しかも長時間の連続製造が可能な再封性
の良好な多層フィルム、その製造方法、該多層フィルム
からなる容器の蓋材、および、袋を提供すること。 【解決手段】 熱可塑性樹脂(a)を含有してなる表面
樹脂層(A)と、スチレンブロックとジエンブロックと
を含有するゴム質ブロック共重合体の水素添加物(b
1)と粘着付与剤(b2)とを含有してなる粘着樹脂層
(B)と、熱可塑性樹脂(c)を含有してなるヒートシ
ール樹脂層(C)とが順に積層され、ヒートシールされ
たヒートシール樹脂層(C)を引き剥がした場合に、ヒ
ートシール樹脂層(C)と粘着樹脂層(B)が破断する
と共に粘着樹脂層(B)と表面樹脂層(A)の層間が剥
離して、粘着樹脂層(B)がヒートシール領域表面にお
いて再封止可能な粘着状態で露出する多層フィルムとそ
の製造方法、このフィルムからなる容器の蓋材と袋。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加工時の熱安定性が良
好で、臭気が少なく、良好な粘着性を有する再封止が可
能な多層フィルム、その製造方法、それを利用した容器
の蓋材および袋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の再封止が可能な多層フィルムとし
ては、基層、その基層に隣接した粘着接着剤の層及びそ
の粘着接着剤層を覆っている表皮層からなる柔軟包装材
料であって:その包装材料の各表面は、その材料が包装
機中で機械加工できるような摩擦係数を有し;その材料
は、包装機のシールジョーによってそれ自身に対しシー
ルされて、通常の取扱い中には閉じたままであるような
初期接合強度を有するが、開封のためには手で容易に引
き離されうるシールをもつパッケージを形成することが
でき;この表皮層は、シールが引き離されるときには、
破断して粘着接着剤がシール領域表面において露出さ
れ、それにより包装材料が手の圧力のみの適用によりシ
ールの領域においてそれ自身に対してシールされてパッ
ケージを再閉鎖しうる柔軟包装材料(特表平4−502
588号公報)が知られている。
【0003】前記特表平4−502588号公報に記載
の柔軟包装材料の粘着接着剤層用樹脂としては、スチレ
ン・ブタジエンコポリマー、スチレン・イソプレンコポ
リマー、エチレン・酢酸ビニルコポリマー等のエラスト
マーと、テルペン樹脂、石油炭化水素樹脂等の粘着付与
剤の混合物である感圧接着剤が例示されており、その実
施例には、ポリ(エチレンテレフタレート)フィルム上
に、イソプレン・スチレンブロックコポリマーと脂肪族
石油炭化水素樹脂からなる粘着接着剤の層とポリスチレ
ンからなる表皮層とを同時に加熱溶融押出することによ
り積層した多層フィルムや、高密度ポリエチレンフィル
ム上に、市販の感圧接着剤からなる粘着接着剤の層とア
イオノマーからなる表皮層とを同時に加熱溶融押出する
ことにより積層した多層フィルムが記載されている。
【0004】しかしながら、前記特表平4−50258
8号公報に記載の柔軟包装材料は、粘着接着剤層として
粘着付与剤と共にスチレン・ブタジエンコポリマー、ス
チレン・イソプレンコポリマー等の熱安定性の劣るエラ
ストマーを用いているため、臭気が強く、食品等の包装
には不適な多層フィルムとなってしまうという欠点があ
るうえ、加熱溶融押出による製造を長時間行うと、粘着
接着剤層にゲル、フィッシュアイ、流動乱れ等が発生
し、フィルム外観が不良となり易いという欠点がある。
特に、基層と粘着接着剤層と表皮層を、通常200℃を
越える高温で同時に加熱溶融して共押出積層成形する共
押出多層フィルムの製造では、粘着接着剤層にゲル、フ
ィッシュアイ、流動乱れ等が発生し易く、長時間連続で
製造することは事実上不可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、低臭
性で、ゲル、フィッシュアイ、流動乱れ等の外観不良が
なく、良好な粘着性を有し、しかも、長時間の連続製造
が可能な再封性の良好な多層フィルム、その製造方法、
該多層フィルムからなる容器の蓋材、および、袋を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、表面樹脂
層(A)(前記特表平4−502588号公報の基材層
に該当する。)と、粘着樹脂層(B)(前記特表平4−
502588号公報の粘着接着剤層に該当する。)と、
ヒートシール樹脂層(C)(前記特表平4−50258
8号公報の表皮層に該当する。)とが、(A)/(B)
/(C)の順に積層されている多層フィルムについて鋭
意検討した結果、以下の(1)および(2)の知見を見
出し、本発明を完成するに至った。
【0007】(1)粘着樹脂層(B)に粘着付与剤(b
2)と共に含有させるゴム質熱可塑性樹脂(前記特表平
4−502588号公報のエラストマーに該当する。)
として、スチレンブロックとジエンブロックとを含有す
るゴム質ブロック共重合体の水素添加物(b1)を用い
ると、低臭性で、良好な粘着性を有し、しかも、長時間
の連続製造が可能で、ヒートシール部を引き剥がした場
合に、粘着樹脂層(B)がヒートシール部分において再
封止可能な粘着状態で露出し、手による圧力だけで容易
に再シールできる再封性多層フィルムとなり、容器の蓋
材や袋として各種食品等の包装に好適であること。
【0008】(2)しかも、前記多層フィルムは、20
0℃を越える高温で同時に加熱溶融して共押出積層され
る共押出積層成形でも、粘着接着剤層(B)にゲルや流
動乱れ等が発生がなく、長時間連続の製造が可能である
こと。
【0009】即ち、本発明は、熱可塑性樹脂(a)を含
有してなる表面樹脂層(A)と、スチレンブロックとジ
エンブロックとを含有するゴム質ブロック共重合体の水
素添加物(b1)と粘着付与剤(b2)とを含有してな
る粘着樹脂層(B)と、熱可塑性樹脂(c)を含有して
なるヒートシール樹脂層(C)とが、(A)/(B)/
(C)の順に積層されている多層フィルムであって、ヒ
ートシール樹脂層(C)と、このヒートシール樹脂層
(C)とヒートシール可能な熱可塑性樹脂層とをヒート
シールし、次いで引き剥がした場合に、ヒートシール樹
脂層(C)と粘着樹脂層(B)が破断すると共に粘着樹
脂層(B)と表面樹脂層(A)の層間が剥離して、粘着
樹脂層(B)がヒートシール部分において再封止可能な
粘着状態で露出することを特徴とする多層フィルムを提
供するものである。
【0010】また、本発明は、熱可塑性樹脂(a)を含
有してなる表面樹脂層(A)用樹脂と、スチレンブロッ
クとジエンブロックとを含有するゴム質ブロック共重合
体の水素添加物(b1)と粘着付与剤(b2)とを含有
してなる粘着樹脂層(B)用樹脂と、熱可塑性樹脂
(c)を含有してなるヒートシール樹脂層(C)用樹脂
とを、それぞれ別の押出機で加熱溶融させ、(A)/
(B)/(C)の順でフィルム状に共押出積層成形する
する多層フィルムの製造方法であって、表面樹脂層
(A)と粘着樹脂層(B)の層間接着強度が2〜23N
/15mmで、かつ、粘着樹脂層(B)とヒートシール
樹脂層(C)の層間接着強度よりも小さくなる組み合わ
せで、表面樹脂層(A)用樹脂と粘着樹脂層(B)用樹
脂とヒートシール樹脂層(C)用樹脂とを用いることを
特徴とする多層フィルムの製造方法を提供するものであ
る。
【0011】さらに、本発明は、前記多層フィルムから
なることを特徴とする容器の蓋材、および、前記多層フ
ィルムのヒートシール層同士を重ね合わせてヒートシー
ルしてなるものであることを特徴とする袋を提供するも
のである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳述する。本発明
の多層フィルムは、熱可塑性樹脂(a)を含有してなる
表面樹脂層(A)と、スチレンブロックとジエンブロッ
クとを含有するゴム質ブロック共重合体の水素添加物
(b1)と粘着付与剤(b2)とを含有してなる粘着樹
脂層(B)と、熱可塑性樹脂(c)を含有してなるヒー
トシール樹脂層(C)とが、(A)/(B)/(C)の
順に積層されている多層フィルムであって、ヒートシー
ル樹脂層(C)と、このヒートシール樹脂層(C)とヒ
ートシール可能な熱可塑性樹脂層とをヒートシール〔ヒ
ートシール樹脂層(C)同志のヒートシールでもよ
い。〕して引き剥がした場合に、ヒートシール樹脂層
(C)と粘着樹脂層(B)が破断すると共に粘着樹脂層
(B)と表面樹脂層(A)の層間が剥離して、粘着樹脂
層(B)がヒートシール部分において再封止可能な粘着
状態で露出する多層フィルムであればよく、製造方法等
に特に限定はない。
【0013】前記本発明の多層フィルムの表面樹脂層
(A)は、熱可塑性樹脂(a)を主成分として含有して
なる樹脂層あればよく、単層構成の樹脂層であっても、
多層構成の樹脂層であってもよい。ここで用いる熱可塑
性樹脂(a)としては、エチレン系樹脂、プロピレン系
樹脂等のオレフィン系樹脂、スチレン系樹脂、エステル
系樹脂、アミド系樹脂、イミド系樹脂、エチレン−酢酸
ビニル共重合体のケン化物系樹脂等が挙げられ、単独も
しくは2種以上の混合による単層構成、または、多層構
成用として用いられる。
【0014】前記エチレン系樹脂としては、超低密度ポ
リエチレン(VLDPE)、線状低密度ポリエチレン
(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、中
密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン
(HDPE)等のエチレン系樹脂;エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体(EVA)、エチレン−メチルメタアクリレ
ート共重合体(EMMA)、エチレン−エチルアクリレ
ート共重合体(EEA)、エチレン−メチルアクリレー
ト(EMA)共重合体、エチレン−エチルアクリレート
−無水マレイン酸共重合体(E−EA−MAH)、エチ
レン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタ
クリル酸共重合体(EMAA)等のエチレン系共重合
体;更にはエチレン−アクリル酸共重合体の金属中和
物、エチレン−メタクリル酸共重合体の金属中和物等が
挙げられる。
【0015】また、プロピレン系樹脂としては、プロピ
レン単独重合体、プロピレンと他のα−オレフィン、例
えばエチレン、ブテン等との共重合体が挙げられ、共重
合体としてはランダム共重合体、ブロック共重合体のい
ずれもが使用できる。プロピレン単独重合体としては、
アイソタクチックポリプロピレン、シンジオタクチック
ポリプロピレン、アタックチックポリプロピレンを挙げ
ることができるが、この内ではアイソタクチックポリプ
ロピレンが好ましい。
【0016】これら熱可塑性樹脂(a)としては、安価
で成形加工性に優れることから、エチレン系樹脂、プロ
ピレン系樹脂等が好ましく、なかでも、粘着樹脂層
(B)との層間接着強度が適当でヒートシール部分を引
き剥がした場合には容易に層間剥離し、表面樹脂層
(A)と粘着樹脂層(B)の層間剥離面の荒れが少な
く、開封と再封を繰り返した場合の再封強度が高いこと
から、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチ
レン−メタクリル酸共重合体(EMAA)等のエチレン
−(メタ)アクリル酸共重合体および/またはその金属
中和物が好ましく、エチレン−(メタ)アクリル酸共重
合体の金属中和物が特に好ましい。該エチレン−(メ
タ)アクリル酸共重合体の金属中和物としては、例え
ば、そのカルボキシル基のうちの少なくとも10モル
%、好ましくは10〜60モル%がナトリウム、亜鉛等
の金属のイオンで中和されているものが挙げられる。
【0017】さらに、表面樹脂層(A)には、必要に応
じて、防曇剤、帯電防止剤、熱安定剤、造核剤、酸化防
止剤、滑剤、アンチブロッキング剤、離型剤、紫外線吸
収剤等の成分が、本発明の目的を損なわない範囲で添加
されても良い。
【0018】粘着樹脂層(B)としては、スチレンブロ
ックとジエンブロックとを含有するゴム質共重合体の水
素添加物(b1)と粘着付与剤(b2)とを含有してな
る粘着樹脂層であって、粘着性を有するものであればよ
い。ここで使用される該ゴム質共重合体の水素添加物
(b1)としては、スチレンブロックとジエンブロック
とを含有するゴム質共重合体の水素添加物であればよ
く、例えば、スチレン−ブタジエンブロック共重合体
(SB)の水素添加物、スチレン−ブタジエン−スチレ
ンブロック共重合体(SBS)の水素添加物、スチレン
−エチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体
(SEBS)の水素添加物、スチレン−ブタジエン−ブ
チレン−スチレンブロック共重合体(SBBS)の水素
添加物、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重
合体(SIS)の水素添加物、スチレン−イソプレンブ
ロック共重合体(SI)の水素添加物等が挙げられる。
これらのなかでも、スチレン−ブタジエンブロック共重
合体(SB)の水素添加物(HSB)、スチレン−ブタ
ジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)の水素添
加物〔スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロッ
ク共重合体(SEBS)またはスチレン−ブタジエン−
ブチレン−スチレンブロック共重合体(SBBS)〕、
および、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重
合体(SIS)の水素添加物〔スチレン−エチレン−プ
ロピレン−スチレンブロック共重合体(SEPS)〕か
らなる群から選ばれる1種以上のゴム質ブロック共重合
体水素添加物が好ましい。これらゴム質共重合体の水素
添加物の水素添加割合は、通常10〜100モル%であ
り、なかでも30〜100モル%であることが好まし
い。また、メルトインデックス(MI、JIS K−7
210に準拠して190℃で測定したもの。)は、流動
乱れが起きにくいことから、2〜30g/10分間であ
ることが好ましい、
【0019】粘着付与剤(b2)としては、天燃樹脂や
合成樹脂からなる常温で粘着性を有する樹脂が挙げら
れ、例えば、天然樹脂ロジン、重合ロジン、水素添加ロ
ジン、グリセルネステルロジン、ペンタエリスリトール
等のロジン系樹脂;テルペン、芳香族変性テルペン、テ
ルペンフェノール、水素添加テルペン等のテルペン系樹
脂;脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、水添脂環式
系石油樹脂等の石油樹脂;常温で液状のポリブタジエ
ン、常温で液状のポリイソプレン、常温で液状のポリイ
ソブチレンなどが挙げられ、なかでも、ロジン系樹脂、
テルペン系樹脂、石油樹脂が好ましい。
【0020】スチレンブロックとジエンブロックとを含
有するゴム質共重合体の水素添加物(b1)と粘着付与
剤(b2)の配合比率は、粘着効果と押出成形加工性の
バランスが良好なことから、該ゴム質共重合体の水素添
加物(b1)と粘着付与剤(b2)の重量比(b1/b
2)が50/50〜98/2となる範囲が好ましく、な
かでも60/40〜90/10となる範囲が特に好まし
い。
【0021】前記粘着樹脂層(B)には、必要に応じ
て、種々の添加剤、例えば軟化剤、オイル(鉱物油)、
安定剤(酸化防止剤等)、流動パラフィン等を添加して
もよい。
【0022】本発明の多層フィルムは、該フィルムのヒ
ートシール樹脂層(C)と、このヒートシール樹脂層
(C)とヒートシール可能な熱可塑性樹脂層とをヒート
シールし、次いで引き剥がした場合に、ヒートシール樹
脂層(C)と粘着樹脂層(B)が破断すると共に粘着樹
脂層(B)と表面樹脂層(A)の層間が剥離するもので
あることから、表面樹脂層(A)と粘着樹脂層(B)の
組み合わせは、これらの層間接着強度が、粘着樹脂層
(B)とヒートシール樹脂層(C)の層間接着強度より
も小さいが、容易に層間剥離することがなく、多層フィ
ルムとしての機能が維持できる程度の層間接着強度、例
えば2〜23N/mmとなる組み合わせとすることが好
ましい。
【0023】このような条件を満たす表面樹脂層(A)
と粘着樹脂層(B)の組み合わせとしては、前記したよ
うに、これらの層間の接着強度が2〜23N/15mm
と小さいことが好ましく、例えば、粘着樹脂層(B)と
して、スチレンブロックとジエンブロックとを含有する
ゴム質共重合体の水素添加物(b1)と、ロジン系樹
脂、テルペン系樹脂および石油樹脂からなる群から選ば
れる1種以上の樹脂からなる粘着付与剤とからなる樹脂
層を用いた場合、この粘着樹脂層に、該粘着樹脂層と適
度の接着性があり、これらの層間の接着強度が2〜23
N/15mm程度に小さくなるオレフィン系樹脂(a
1)から構成された単層構成の樹脂層を表面樹脂層
(A)として用いた組み合わせや、該粘着樹脂層との接
着性に劣る樹脂(a2)から構成された層(表面側の樹
脂層)と、オレフィン系接着性樹脂等を用いて構成され
た接着層〔粘着樹脂層(B)と接する側の樹脂層〕とか
らなる多層構成の樹脂層であって、該粘着樹脂層との層
間接着強度が2〜23N/15mm程度に小さくなる樹
脂層を表面樹脂層(A)として用いた組み合わせなどが
挙げられる。
【0024】前記オレフィン系樹脂(a1)としては、
表面樹脂層(A)と粘着樹脂層(B)との層間接着強度
が適当となってヒートシール部分を引き剥がした場合に
は容易に層間剥離し、表面樹脂層(A)と粘着樹脂層
(B)の層間剥離面の荒れが少なく、開封と再封を繰り
返した場合の再封強度が高いことから、エチレン−アク
リル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタクリル酸共
重合体(EMAA)等のエチレン−(メタ)アクリル酸
共重合体および/またはその金属中和物が好ましく、エ
チレン−(メタ)アクリル酸共重合体の金属中和物が特
に好ましい。また、粘着樹脂層との接着性に劣る樹脂
(a2)としては、例えば、スチレン系樹脂、エステル
系樹脂、アミド系樹脂、イミド系樹脂、エチレン−酢酸
ビニル共重合体のケン化物系樹脂等が挙げられる。
【0025】ヒートシール樹脂層(C)としては、熱可
塑性樹脂(c)を主成分として含有してなるシートシー
ル可能な樹脂層であればよいが、粘着樹脂層(B)との
層間接着強度が、表面樹脂層(A)と粘着樹脂層(B)
の層間接着強度、例えば2〜23N/mmよりも大きく
なる樹脂層であることが好ましい。
【0026】ここで用いる前記熱可塑性樹脂(c)とし
ては、本発明の多層フィルムを蓋材や容器として用いる
場合の被着体である容器や蓋材のシール面の材質を考慮
して適切なヒートシール強度となるように任意に選択す
ることが可能であり、例えば、エチレン系樹脂、プロピ
レン系樹脂等のオレフィン系樹脂、スチレン系樹脂、エ
ステル系樹脂、エステル系樹脂との接着性を有するエチ
レン系樹脂、スチレン系樹脂またはスチレン系樹脂との
接着性を有するエチレン系樹脂等が挙げられる。
【0027】前記エチレン系樹脂としては、熱可塑性樹
脂(a)として前記したエチレン系樹脂と同様のもの
や、スチレン系、エステル系樹脂との接着性を有するエ
チレン系樹脂が使用できる。また、前記プロピレン系樹
脂としては、プロピレンと他のα−オレフィンとの共重
合体、例えばプロピレン−エチレン共重合体、プロピレ
ン−ブテン共重合体等が挙げられる。
【0028】また、スチレン系またはエステル系樹脂と
の接着性を有するエチレン系樹脂としては、エチレン−
酢酸ビニル共重合体(EVA)や、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体(EVA)にロジン、水添ロジン、ロジンエ
ステル誘導体、重合ロジン、テルペン、変性テルペン樹
脂、脂肪族系石油樹脂等を混合して変性、または、無水
マレイン酸等を反応させて変性した変性EVAが好まし
く、なかでも変性EVAが特に好ましい。
【0029】例えば、本発明の多層フィルムを、そのま
ま、または、他のフィルムやシートと積層して、蓋材や
容器として用い、かつ、その被着体である容器や蓋材の
シール面の材質がポリスチレンベースのレジンで構成さ
れている場合、本発明の多層フィルムのヒートシール樹
脂層(C)に用いる熱可塑性樹脂(c)としては、安価
で、成形加工性、シール適性等に優れることから、スチ
レン系樹脂またはスチレン系樹脂との接着性を有するエ
チレン系樹脂が好ましい。ここで熱可塑性樹脂(c)と
して用いるスチレン系樹脂としては、例えば、ポリスチ
レンの他、スチレンモノマーに対して少量のゴム分や他
のビニル系単量体が共重合されているスチレン系共重合
体等が挙げられる。他のビニル系単量体としては、例え
ば、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン等のスチ
レン系モノマーや、アクリルニトリル、アクリル酸メチ
ル、メタクリル酸メチル、アクリル酸、メタクリル酸、
無水マレイン酸等が挙げられる。また、ゴム分の使用割
合は通常0.1〜20重量%、他のビニル系単量体の使
用割合は通常0.1〜30重量%である。熱可塑性樹脂
(c)として用いるスチレン系樹脂として好ましいもの
としては、ポリスチレンや、ジエン系ゴムとスチレンの
共重合体であるハイインパクトポリスチレン(HIP
S)が挙げられる。
【0030】また、被着体である容器や蓋材のシール面
の材質がポリプロピレンベースのレジンで構成されてい
る場合、本発明の多層フィルムのヒートシール樹脂層
(C)に用いる熱可塑性樹脂(c)としては、安価で、
成形加工性、シール適性等に優れることから、プロピレ
ンと他のα−オレフィンとの共重合体、例えばプロピレ
ン−エチレン共重合体、プロピレン−ブテン共重合体等
が好ましく、特にプロピレン−エチレン共重合体、例え
ばエチレン由来成分含有率2〜10重量%のプロピレン
−エチレン共重合体が好ましい。これら共重合体として
は、ランダム共重合体、ブロック共重合体のいずれもが
使用できるが、ランダム共重合体が好ましい。
【0031】なお、熱可塑性樹脂(c)として、エチレ
ン系樹脂、プロピレン系樹脂等のオレフィン系樹脂や、
スチレン系樹脂を使用する場合、容器と蓋材の密着性、
シール強度の安定性等に優れることから、JIS K−
7210に準拠して、エチレン系樹脂では190℃、プ
ロピレン系樹脂系では210℃、スチレン系樹脂では2
00℃で測定したMI(メルトインデックス)が2〜8
0g/10分間であるものが好ましい。
【0032】前記ヒートシール樹脂層(C)としては、
成膜時の加工適性、充填機の包装適性を考慮すると、ヒ
ートシール樹脂層(C)の摩擦係数が0.7以下、なか
でも0.5以下であることが望ましい。このため、ヒー
トシール樹脂層(C)には、滑剤やアンチブロッキング
剤を適宜添加することが好ましい。なお、ヒートシール
部分を引き剥がした場合に粘着樹脂層(B)とヒートシ
ール樹脂層(C)の層間剥離が起こる多層フィルムで
は、滑剤、アンチブロッキング剤等の添加剤のヒートシ
ール樹脂層(C)への添加による悪影響があり、再封強
度の低下が発生しやすくなるため、注意を要するが、本
発明の多層フィルムのように、ヒートシール部分を引き
剥がした場合に表面樹脂層(A)と粘着樹脂層(B)の
層間剥離が起こる多層フィルムでは、滑剤、アンチブロ
ッキング剤等の添加剤のヒートシール樹脂層(C)への
添加による層間剥離部分への悪影響を受けにくいため、
再封強度の低下がなく、再封止接着強度の安定した多層
フィルムが得られるという利点がある。
【0033】また、前記ヒートシール樹脂層(C)の表
面には、粘着樹脂層(B)中の粘着付与剤(b2)から
低分子量成分等が経時的にブリート(析出)してくる場
合があり、滑り性の悪化やフィルムのブロッキングの問
題が生じる易くなる。その解決策として、ヒートシール
樹脂層(C)に充填剤を添加することが有効である。充
填剤としては、炭酸カルシュウムやタルク等の無機材料
が価格面と表面に大きな凹凸が発現された状態になり、
良好な摩擦係数を維持できるので望ましい。
【0034】さらに、ヒートシール樹脂層(C)には、
必要に応じて、防曇剤、帯電防止剤、熱安定剤、造核
剤、酸化防止剤、滑剤、アンチブロッキング剤、離型
剤、紫外線吸収剤等を、本発明の目的を損なわない範囲
で添加しても良い。
【0035】前記本発明の多層フィルムを製造する方法
としては、特に限定されないが、例えば、熱可塑性樹
脂(a)を含有してなる表面樹脂層(A)用フィルム上
に、スチレンブロックとジエンブロックとを含有するゴ
ム質ブロック共重合体の水素添加物(b1)と粘着付与
剤(b2)とを含有してなる粘着樹脂層(B)と、熱可
塑性樹脂(c)を含有してなるヒートシール樹脂層
(C)とを同時に加熱溶融押出することにより(A)/
(B)/(C)の順で積層する方法(加熱溶融押出コー
ティング法)や、熱可塑性樹脂(a)を含有してなる
表面樹脂層(A)用樹脂と、スチレンブロックとジエン
ブロックとを含有するゴム質ブロック共重合体の水素添
加物(b1)と粘着付与剤(b2)とを含有してなる粘
着樹脂層(B)用樹脂と、熱可塑性樹脂(c)を含有し
てなるヒートシール樹脂層(C)用樹脂とを、それぞれ
別の押出機で加熱溶融させ、(A)/(B)/(C)の
順でフィルム状に共押出積層成形する本発明の製造方法
(共押出法)等が挙げられ、なかでも、比較的自由に層
間接着強度を調製することが可能で、衛生性に優れ、コ
ストパフォーマンスも良好な多層フィルムが得られるこ
とから、前記の共押出法が好ましい。
【0036】本発明では、前記本発明の多層フィルムと
共に、前記の共押出法を採用した多層フィルムの製造
方法を提供している。即ち、本発明が提供する多層フィ
ルムの製造方法は、前記の多層フィルムの製造方法で
あって、表面樹脂層(A)と粘着樹脂層(B)の層間接
着強度が2〜23N/15mmで、かつ、粘着樹脂層
(B)とヒートシール樹脂層(C)の層間接着強度より
も小さくなる組み合わせで、表面樹脂層(A)用樹脂と
粘着樹脂層(B)用樹脂とヒートシール樹脂層(C)用
樹脂とを用いる、多層フィルムの製造方法である。
【0037】従って、前記本発明の製造方法では、表面
樹脂層(A)用樹脂と粘着樹脂層(B)用樹脂とヒート
シール樹脂層(C)用樹脂とを、表面樹脂層(A)と粘
着樹脂層(B)の層間接着強度が2〜23N/15mm
で、かつ、粘着樹脂層(B)とヒートシール樹脂層
(C)の層間接着強度よりも小さくなる組み合わせで用
いて得られる共押出多層フィルムが得られる。
【0038】前記本発明の製造方法で得られる共押出多
層フィルムの各層の組み合わせとしては、前記本発明の
多層フィルムと同様であるが、好ましいものとしては、
例えば、熱可塑性樹脂(a)としてエチレン系樹脂また
はプロピレン系樹脂を用いた表面樹脂層(A)と、スチ
レンブロックとジエンブロックとを含有するゴム質共重
合体の水素添加物(b1)としてスチレンブロックとジ
エンブロックとを含有するゴム質共重合体の水素添加物
(b1)としてスチレン−ブタジエンブロック共重合体
(SB)の水素添加物、スチレン−ブタジエン−スチレ
ンブロック共重合体(SBS)の水素添加物、および、
スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(S
IS)の水素添加物からなる群から選ばれる1種以上の
ゴム質ブロック共重合体水素添加物を用いた粘着樹脂層
(B)と、熱可塑性樹脂(c)としてエチレン系樹脂、
プロピレン系樹脂、スチレン系樹脂、または、スチレン
系樹脂あるいはエステル系樹脂との接着性を有するエチ
レン系樹脂を用いたヒートシール樹脂層(C)の組み合
わせが挙げられる。これらのなかでも、粘着樹脂層
(B)中の粘着付与剤(b2)として、ロジン系樹脂、
テルペン系樹脂および石油樹脂からなる群から選ばれる
1種以上の樹脂を用いたものが好ましい。
【0039】さらに、これら共押出多層フィルムのなか
でも、熱可塑性樹脂(a)としてエチレン−(メタ)ア
クリル酸共重合体および/またはその金属中和物を用い
た表面樹脂層(A)を有するものは、ヒートシール樹脂
層(C)に含有させる熱可塑性樹脂(c)としてエチレ
ン系樹脂、プロピレン系樹脂、スチレン系樹脂、また
は、スチレン系樹脂あるいはエステル系樹脂との接着性
を有するエチレン系樹脂等の各種の熱可塑性樹脂を採用
することが可能で、被着体である容器や蓋材のヒートシ
ール面の各種の材質に対応できることから、特に好まし
い。なお、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体の金
属中和物としては、該金属として亜鉛またはナトリウム
を用いたものが好ましい。
【0040】前記本発明の多層フィルムの製造方法とし
ては、例えば、3台以上の押出機を用いて、それぞれ加
熱溶融し、共押出多層ダイス法やフィードブロック法等
の公知の方法で溶融状態で積層した後、インフレーショ
ンやTダイ・チルロール法等により多層フィルムとする
共押出積層成形方法等が挙げられる。また、印刷の接着
性、ラミネート適性を向上させるために、表面樹脂層
(A)に表面処理を施すことが望ましい。
【0041】表面処理としてはコロナ放電処理、クロム
酸処理、火炎処理、熱風処理、オゾン・紫外線処理等の
表面酸化処理、あるいはサンドブラスト等の表面凹凸処
理を挙げることができるが、好ましいにはコロナ処理で
ある。
【0042】前記のような共押出法による本発明の多層
フィルムの製造方法では、粘着樹脂層(B)が熱安定性
に優れるスチレンブロックとジエンブロックとを含有す
るゴム質共重合体の水素添加物(b1)を含有している
ため、熱安定性性に優れる。また、この製造方法では、
粘着樹脂層(B)が表面樹脂層(A)とヒートシール樹
脂層(C)とに挟まれているため、通常200℃を越え
る高温に加熱されているフィードブロックやダイス等か
らの直接の熱履歴を受けにくく、粘着樹脂層(B)にゲ
ル、フィッシュアイ、流動乱れ等が発生しにくいという
利点がある。
【0043】なお、前記本発明の多層フィルムや本発明
の製造方法で得られる多層フィルムのように再封性を有
する包装材料は、開封された後、再封されて陳列販売さ
れる危険を防止できることから、開封時の痕跡が容易に
判別できるものであることが好ましい。開封時の痕跡が
残るようにする方法としては、表面樹脂層(A)に充填
剤を添加することが有効である。表面樹脂層(A)に充
填剤を添加する場合、表面樹脂層(A)を多層構成とし
て粘着樹脂層(B)に接する樹脂層のみに充填剤を添加
してもよい。充填剤としては、炭酸カルシュウムやタル
ク等の無機材料が価格面と痕跡状態が明確になることか
ら望ましい。
【0044】また、前記本発明の多層フィルムや本発明
の製造方法で得られる多層フィルムにおいて、各樹脂層
の層間接着強度は、樹脂層間の接着性に大きく依存して
おり、目標とする層間接着強度するためには各樹脂層の
組み合わせを適宜選択することが重要であるが、この際
には樹脂層の厚さによっても層間接着強度が変化するこ
とも考慮する必要がある。粘着樹脂層(B)とヒートシ
ール樹脂層(C)とを接着性に比較的優れる組み合わせ
で用いたとしても、例えば、エチレン−(メタ)アクリ
ル酸共重合体の金属中和物からなるヒートシール樹脂層
の場合、その厚さが0.3〜1μmと小さいと粘着樹脂
層(B)との層間接着強度は大きく低下するし、逆に2
0〜30μmと大きいと層間接着強度は低下することな
く大きな値となる。
【0045】本発明の多層フィルムや本発明の製造方法
で得られる多層フィルムの厚さは、通常シートと言われ
る厚さまで含み、20〜500μmの範囲であるが、な
かでも、20〜200μmの範囲であることが好まし
い。例えば、厚さが50〜200μmのものはそのまま
で、厚さが20〜100μmのものは延伸基材フィルム
等にラミネートして、それぞれ、各種容器等の蓋材とし
て好適に使用でき、また、厚さが20〜100μmのも
のは基材シート等にラミネートした後、成形して、各種
容器等として好適に使用できる。さらに、厚さが20〜
500μmのものはそのままで、または、延伸基材フィ
ルム等にラミネートしてから、ヒートシール樹脂層
(C)を内側にして加熱溶融接着して製袋することによ
り袋として好適に使用できるし、厚さが200μmを越
えるものは、そのままで成形して各種容器等として使用
できる。これらの中では、厚さが50〜200μmのも
のをそのままで、あるいは、厚さが20〜100μmの
ものを延伸基材フィルム等にラミネートして、それぞ
れ、各種容器等の蓋材として使用することが特に好まし
い。
【0046】本発明の多層フィルムや本発明の製造方法
で得られる多層フィルムは、表面樹脂層(A)と粘着樹
脂層(B)の層間接着強度が、2〜23N/15mmで
あることが好ましく、なかでも4〜20N/15mmで
あることがより好ましく、5〜15N/15mmである
ことが最も好ましい。また、これらの粘着樹脂層(B)
とヒートシール樹脂層(C)の合計厚さとしては、3〜
25μmであることが好ましく、5〜20μmであるこ
とがより好ましく、5〜15μmであることが最も好ま
しい。さらに、これらのヒートシール樹脂層(C)の厚
さとしては、1〜18μmであることが好ましく、1.
5〜12μmであることが特に好ましい。
【0047】本発明の多層フィルムや本発明の製造方法
で得られる多層フィルムは、表面樹脂層(A)上に、接
着性樹脂や接着剤を介して基材を積層し、ラミネートフ
ィルムやラミネートシートとすることができる。基材と
しては、例えば、2軸延伸ポリプロピレン(OPP)フ
ィルム、2軸延伸ナイロン(ONY)フィルム、2軸延
伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ア
ルミニュウム(AL)箔、紙、不織布等が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。接着方法として
は、ウエットラミネーション、ノンソルベントラミショ
ン、ドライラミネーション、押出ラミネーション等が挙
げられる。
【0048】ドライラミネーションの接着剤としては、
例えば、ポリエステル−ポリウレタン系接着剤、ポリエ
ーテル−ポリウレタン系接着剤等が挙げられる。
【0049】従来、ラーメンカップのような即席食品用
容器の蓋材には、紙/アルミ/ホットメルトのような構
成のフィルムが使用されているが、このような構成とし
ているのは、開封が容易な易開封機能を有することと、
アルミの持つ塑性変形特性を利用して、熱湯を注ぐとき
には蓋をめくり上げた状態を保ち、調理時間中は蓋の持
ち手部分を折り曲げる等により蓋をした状態を保持する
ためである。しかし、薄いアルミを使用した時やアルミ
を抜いた構成のフィルムの場合は、前記の塑性変形性が
維持できず、元の状態に戻らないケースもあり、調理時
間中、重しを乗せて蓋を閉じたりしている。さらに、近
年の環境負荷低減および分別回収が困難である上、X線
等で中身を調べ異物混入を防止する、欠点検出機が使用
できないため等の理由からアルミの使用を抑制したい要
望が強くある。しかし、アルミと同等な塑性変形性能を
有する材料はなく、調理中は再封状態を容易に保てる素
材はなかなかの見あたらないのが現状であった。さらに
加工工程を減少させる目的で、上記の要求を満たす多層
フィルムが要望されていた。
【0050】本発明の多層フィルムや本発明の製造方法
で得られる多層フィルムを、ラーメンカップのような即
席食品用蓋材に使用すると、開封は容易な易開封機能を
有すると同時に、調理時間中は開封前の蓋をした状態を
保持することが可能となり、アルミの塑性変形性能を代
替できる素材になる。また、本発明の多層フィルムや本
発明の製造方法で得られる多層フィルムを利用すれば、
かねてから要望の強かった脱アルミ構成フィルムも可能
となり、加工工程も減少でき環境負荷の低減にも貢献で
きる。なお、本発明の多層フィルムや本発明の製造方法
で得られる多層フィルムを蓋材に使用する場合は、基材
フィルムと積層してラミネートフィルムやラミートシー
トとしてから使用することもできる。
【0051】本発明の多層フィルムや本発明の製造方法
で得られる多層フィルム、および、これらのフィルムと
ラミネート基材を積層したラミネートフィルムやラミネ
ートシートは、ヒートシール樹脂層(C)を加熱溶融さ
せることにより、気密性や実用強度を有するヒートシー
ルとすることができる上に、開封後の剥離面は粘着樹脂
層が再封止可能な状態で表面に露出し、手による感圧接
着のみで再封止(リシール)が可能であるため、前記し
たように、各種容器や、その蓋材、あるいは、袋として
好適に使用できる。
【0052】本発明の多層フィルムや本発明の製造方法
で得られる多層フィルムからなる蓋材を用いる容器とし
ては、例えば、スチレン系樹脂、発泡スチレン系樹脂、
プロピレン系樹脂、エステル系樹脂等を射出成形、真空
成形、圧空成形等の成形方法により製造されたカップや
トレー、更には、紙にポリエチレンなどのオレフィン系
樹脂を積層させて成形した紙カップや紙トレーなどが挙
げられる。これらの容器は、蓋材とのヒートシール部
分、例えば、鍔状のヒートシール部分を有しており、こ
の部分の樹脂の種類に応じて、蓋材のヒートシール樹脂
の種類を選択し、シール強度を調整することができる。
【0053】また、本発明の多層フィルムや本発明の製
造方法で得られる多層フィルムを使用するのに好ましい
ものとしては、特にインスタントラーメン容器または
蓋、スナック菓子、チョコレート菓子等の容器、蓋また
は袋、スライスハム等の畜肉加工品容器または蓋、ウェ
ットティシュ、汗取り紙、芳香剤、使い捨ておしめ等の
ように数個単位で包装されていたり、その都度開封して
使用する化粧品や生理用品の容器、蓋または袋、シップ
薬、救急絆創膏、のど飴等の医薬品の容器、蓋または袋
などが挙げられる。さらに、好ましいものとしては、深
絞り成形した容器に、インラインで、畜肉、水産練り製
品等の食品を充填した後、ヒートシールするか、あるい
は、ガス置換した後密封ヒートシールする等の食品包装
容器の蓋などが挙げられる。
【0054】さらに、本発明の多層フィルムや本発明の
製造方法で得られる多層フィルムは、幅5〜100mm
m、好ましくは幅7〜50mmのスリットして各種の袋
の開口部のシール用テープとして使用することもでき
る。例えば、封筒状の袋の製袋時に開口部の蓋部分(フ
ラップ部分)に粘着剤を塗布しながらその上面に離型フ
ィルムを貼る際の粘着剤と離型フィルムの代わりに、前
記シール用テープを用い、封筒状の袋の開口部の蓋部分
と該シール用テープのヒートシール樹脂層(C)とが接
するように重ね合わせてヒートシールすることができ
る。これにより得られた封筒状の袋は、開口部の蓋部分
のヒートシールされたシール用テープの表面樹脂層
(A)を剥離して粘着樹脂層(B)を粘着可能な状態で
露出させた後、該開口部の蓋部分を折って接着させるこ
とにより再封可能な状態封止することができる。また、
前記シール用テープを袋の開口部の内側に挟み込んでヒ
ートシールすることにより、再封性を有さない袋であっ
ても再封可能な包装袋とすることもできる。このような
用途で使用する場合には、表面樹脂層(A)をヒートシ
ール樹脂層(C)と同一もしくは類似の樹脂層とするこ
とが、袋とのヒートシール性が優れることから好まし
い。
【0055】
【実施例】次に、実施例および比較例を挙げて本発明を
より詳しく説明する。 実施例1 表面樹脂層(A)用樹脂として密度0.94g/cm3
のエチレン−メタアクリル酸共重合体の亜鉛中和物(ア
イオノマー樹脂)を用い、粘着樹脂層(B)用樹脂とし
てスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体
(SBS)の水素添加物〔スチレン−エチレン−ブチレ
ン−スチレンブロック共重合体(SEBS)〕60重量
部と、テルペン樹脂〔ヤスハラケミカル(株)製テルペン
樹脂、YSレジンPX1150〕38.5重量部と、フ
ェノール系酸化防止剤0.5重量部と流動パラフィン1
重量部を二軸押出機で均一に混合しペレット化した樹脂
を用い、ヒートシール樹脂層(C)用樹脂としてエチレ
ン由来成分含有率3重量%、密度0.90g/cm3
プロピレン−エチレン共重合体(COPP)に、エルカ
酸アミド(滑剤)1000ppmと、アンチブロッキン
グ剤として天然シリカ(アンチブロッキング剤)200
0ppmを添加混合した樹脂を用い、(A)層用押出機
(口径50mm)、(B)層用押出機(口径50m
m)、(C)層用押出機(口径40mm)およびフィー
ドブロックを有するTダイ・チルロール法の共押出多層
フィルム製造装置の各押出機にそれぞれ供給して、押出
機温度200〜230℃、フィードブロックおよびTダ
イ温度270℃の条件で共溶融押出を行い、A/B/C
の3層構成で、各層の平均厚さが40μm/5μm/5
μmで、全体厚さが50μmで、ヒートシール樹脂層
(C)表面の摩擦係数が0.6の共押出多層フィルム
(1)を得た。得られた共押出多層フィルム(1)の表
面樹脂層(A)と粘着樹脂層(B)の層間接着強度は1
5N/15mmで、粘着樹脂層(B)とヒートシール樹
脂(C)の層間接着強度は25N/15mmであった。
【0056】また、前記共押出多層フィルム(1)の連
続成膜を行い、熱安定性、加工安定性および臭気の有無
について、以下のように評価した。 熱安定性の評価:総吐出40kg/時間で連続成膜
し、2時間連続製膜後、4時間連続製膜後の共押出多層
フィルム(1)の0.1m当たりの直径0.2mm以
上の異物、カーボンゲルの目視でのカウント数で評価し
た。 加工安定性の評価:総吐出40kg/時間で連続成膜
し、4時間連続製膜後の共押出多層フィルム(1)の層
間の流動乱れによる外観不良の有無で評価した。 臭気の有無の評価:総吐出40kg/時間で連続成膜
し、製膜開始後、2時間連続製膜後、4時間連続製膜後
の共押出多層フィルム(1)を10cm×10cmの大
きさで10枚切り出し、500mlのサンプル瓶に入れ
て密栓し、80℃で30分間加熱した後、後記する比較
例1で得られた共押出多層フィルム(1′)を用いて同
様にしたサンプルと比較し、どちらが臭いが強いかを、
10名のパネラーによる2点評価法を用いた官能試験で
評価した。 これらの結果を第1表と第2表に示す。
【0057】次いで、得られた共押出多層フィルム
(1)の表面樹脂層(A)側に2軸延伸ポリエチレンテ
レフタレート基材(厚さ12μm)をドライラミネーシ
ョンで貼り合わせて、ラミネートフィルム(I)を得
た。この際、ドライラミネーション用接着剤としては、
大日本インキ化学工業(株)製2液硬化型接着剤(ポリエ
ステル系接着剤LX63Fおよび硬化剤KP90)を使
用した。
【0058】得られたラミネートフィルム(I)を蓋材
として、第3表に示す材質からなる外形70mm、幅5
mmの鍔を有する丸カップ容器の鍔の部分に、第3表に
示すヒートシール条件でヒートシールした後、シール強
度を測定した。また、開封した際の開封感を評価し、開
封した部分の膜残り状況も目視により評価した。更に、
開封後に指で再度蓋材と容器を圧着した後、再度開封し
た際のシール強度(リシール強度)と、開封と再シール
を5回繰り返した後のシール強度(繰り返しリシール強
度)を測定した。この結果を第4表に示す。
【0059】なお、開封感は、実際に容器から蓋剤を剥
離し、剥離に要する力が一定で円滑な剥離が容易なもの
を○、剥離に要する力が一定せず、剥離に円滑さを欠く
場合を×として、また、膜のこり状況は、剥離後の鍔部
と蓋材のシール面のフィルム残り、ケバ立ち状態を目視
観察し、フィルム残り、ケバ立ちのないものを○、フィ
ルム残り、ケバ立ちのあるものを×として、それぞれ評
価した。
【0060】さらに、得られたラミネートフィルム
(I)のヒートシール樹脂層(C)同士を重ね合わせて
ヒートシール(温度180℃、圧力2kg/cm、時
間1秒間、シール幅10mm)して、袋を作成した。
【0061】作成したの袋の開口部をヒートシールして
密閉した後、シール強度を測定した。また、開封した際
の開封感を評価し、更に、開封後に指で再度蓋材と容器
を圧着した後、再度開封した際のシール強度(リシール
強度)と、開封と再シールを5回繰り返した後のシール
強度(繰り返しリシール強度)を測定した。この結果を
第5表に示す。なお、開封感は、実際に容器から蓋剤を
剥離し、剥離に要する力が一定で円滑な剥離が容易なも
のを○、剥離に要する力が一定せず、剥離に円滑さを欠
く場合を×として評価した。この結果を第5表に示す。
【0062】実施例2 表面樹脂層(A)用樹脂として密度0.94g/cm3
でメタクリル酸由来成分含有率10重量%のエチレン−
メタアクリル酸共重合体(EMAA)を用い、粘着樹脂
層(B)用樹脂としてスチレン−ブタジエンブロック共
重合体(SB)の水素添加物(HSB)30重量部と、
スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(S
BS)の水素添加物〔スチレン−エチレン−ブチレン−
スチレンブロック共重合体(SEBS)〕30重量部
と、石油樹脂〔荒川化学(株)製水添石油樹脂、アルコ
ンP−125〕39.5重量部と、フェノール系酸化防
止剤0.5重量部を二軸押出機で均一に混合しペレット
化した樹脂を用い、ヒートシール樹脂層(C)用樹脂と
して、密度0.93g/cm3の中密度ポリエチレン樹
脂に、エルカ酸アミド1000ppmと、天然シリカ2
000ppmを添加混合した樹脂を用い、これらをそれ
ぞれ使用した以外は実施例1と同様にして、A/B/C
の3層構成で、各層の平均厚さが35μm/10μm/
5μmで、全体厚さが50μmで、ヒートシール樹脂層
(C)表面の摩擦係数が0.6の共押出多層フィルム
(2)を得た。得られた共押出多層フィルム(2)の表
面樹脂層(A)と粘着樹脂層(B)の層間接着強度は2
0N/15mmで、粘着樹脂層(B)とヒートシール樹
脂(C)の層間接着強度は15N/15mmであった。
【0063】また、前記共押出多層フィルム(2)の連
続成膜を行い、実施例1と同様にして、熱安定性、加工
安定性および臭気の有無について評価した。これらの結
果を第1表と第2表に示す。
【0064】次いで、得られた共押出多層フィルム
(2)の表面樹脂層(A)上に、ラミネート用低密度ポ
リエチレン(LDPE)(MI=10g/min)の3
30℃での溶融押出による押出ラミネーションを行っ
て、紙基材(坪量80g/cm)と貼り合わせて、ラ
ミネート紙(II)を得た。
【0065】得られたラミネートフィルム(II)を蓋材
として、第3表に示す材質からなる外形70mm、幅5
mmの鍔を有する丸カップ容器の鍔表面のポリエチレン
の部分に、第3表に示すヒートシール条件でヒートシー
ルした後、実施例1と同様にして、シール強度と、開封
感と、膜残り状況と、リシール強度と、繰り返しリシー
ル強度の評価や測定を行った。この結果を第4表に示
す。
【0066】さらに、得られたラミネートフィルム(I
I)のヒートシール樹脂層(C)同士を重ね合わせてヒ
ートシール(温度160℃、圧力2kg/cm、時間
1秒間、シール幅10mm)して、袋を作成した。
【0067】作成したの袋の開口部をヒートシールして
密閉した後、実施例1と同様にして、シール強度と、開
封感と、リシール強度と、繰り返しリシール強度の評価
や測定を行った。この結果を第5表に示す。
【0068】実施例3 表面樹脂層(A)用樹脂として密度0.94g/cm3
のエチレン−メタアクリル酸共重合体のナトリウム中和
物(アイオノマー樹脂)を用い、粘着樹脂層(B)用樹
脂としてスチレン−ブタジエンブロック共重合体(S
B)の水素添加物(HSB)60重量部と、テルペン樹
脂〔ヤスハラケミカル(株)製テルペン樹脂、YSレジン
PX1150〕38.5重量部と、フェノール系酸化防
止剤0.5重量部を二軸押出機で均一に混合しペレット
化した樹脂を用い、ヒートシール樹脂層(C)用樹脂と
してハイインパクトポリスチレン〔大日本インキ化学工
業(株)製:CR8300〕を用い、これらをそれぞれ使
用した以外は実施例1と同様にして、A/B/Cの3層
構成で、各層の平均厚さが40μm/5μm/5μm
で、全体厚さが50μmで、ヒートシール樹脂層(C)
表面の摩擦係数が0.6の共押出多層フィルム(3)を
得た。得られた共押出多層フィルム(3)の表面樹脂層
(A)と粘着樹脂層(B)の層間接着強度は12N/1
5mmで、粘着樹脂層(B)とヒートシール樹脂(C)
の層間接着強度は25N/15mmであった。
【0069】また、前記共押出多層フィルム(3)の連
続成膜を行い、実施例1と同様にして、熱安定性、加工
安定性および臭気の有無について評価した。これらの結
果を第1表と第2表に示す。
【0070】次いで、得られた共押出多層フィルム
(3)の表面樹脂層(A)上に、ラミネート用低密度ポ
リエチレン(LDPE)(MI=10g/min)の3
30℃での溶融押出による押出ラミネーションを行っ
て、紙基材(坪量80g/cm)を貼り合わせて、ラ
ミネート紙(III)を得た。
【0071】得られたラミネート紙(III)を蓋材とし
て、第3表に示す材質からなる外形70mm、幅5mm
の鍔を有する丸カップ容器の鍔の部分に、第3表に示す
ヒートシール条件でヒートシールした後、実施例1と同
様にして、シール強度と、開封感と、膜残り状況と、リ
シール強度と、繰り返しリシール強度の評価や測定を行
った。この結果を第4表に示す。
【0072】実施例4 表面樹脂層(A)用樹脂として密度0.94g/cm3
のエチレン−メタアクリル酸共重合体のナトリウム中和
物を用い、粘着樹脂層(B)用樹脂としてスチレン−ブ
タジエンブロック共重合体(SB)の水素添加物(HS
B)30重量部と、スチレン−イソプレン−スチレンブ
ロック共重合体(SIS)の水素添加物〔スチレン−エ
チレン−プロピレン−スチレンブロック共重合体(SE
PS)〕30重量部と、テルペン樹脂〔ヤスハラケミカ
ル(株)製テルペン樹脂、YSレジンPX1150〕3
8.5重量部と、フェノール系酸化防止剤0.5重量部
を二軸押出機で均一に混合しペレット化した樹脂を用
い、ヒートシール樹脂層(C)用樹脂として酸変性ポリ
エチレン〔三井化学(株)製SF731〕を用い、これら
をそれぞれ使用した以外は実施例1と同様にして、A/
B/Cの3層構成で、各層の平均厚さが40μm/5μ
m/5μmで、全体厚さが50μmで、ヒートシール樹
脂層(C)表面の摩擦係数が0.6の共押出多層フィル
ム(4)を得た。得られた共押出多層フィルム(4)の
表面樹脂層(A)と粘着樹脂層(B)の層間接着強度は
12N/15mmで、粘着樹脂層(B)とヒートシール
樹脂(C)の層間接着強度は25N/15mmであっ
た。
【0073】また、前記共押出多層フィルム(4)の連
続成膜を行い、実施例1と同様にして、熱安定性、加工
安定性および臭気の有無について評価した。これらの結
果を第1表と第2表に示す。
【0074】次いで、得られた共押出多層フィルム
(4)の表面樹脂層(A)上に、ラミネート用低密度ポ
リエチレン(LDPE)(MI=10g/min)の3
30℃での溶融押出による押出ラミネーションを行っ
て、紙基材(坪量80g/cm2)を貼り合わせて、ラ
ミネート紙(IV)を得た。
【0075】得られたラミネート紙(IV)を蓋材とし
て、第3表に示す材質からなる外形70mm、幅5mm
の鍔を有する丸カップ容器の鍔の部分に、第3表に示す
ヒートシール条件でヒートシールした後、実施例1と同
様にして、シール強度と、開封感と、膜残り状況と、リ
シール強度と、繰り返しリシール強度の評価や測定を行
った。この結果を第4表に示す。
【0076】さらに、得られたラミネートフィルム(I
V)のヒートシール樹脂層(C)同士を重ね合わせてヒ
ートシール(温度170℃、圧力2kg/cm、時間
1秒間、シール幅10mm)して、袋を作成した。
【0077】作成したの袋の開口部をヒートシールして
密閉した後、実施例1と同様にして、シール強度と、開
封感と、リシール強度と、繰り返しリシール強度の評価
や測定を行った。この結果を第5表に示す。
【0078】比較例1 粘着樹脂層(B)用樹脂としてスチレン−ブタジエン−
スチレンブロック共重合体(SBS)の水素添加物〔ス
チレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合
体(SEBS)〕の代わりにスチレン−ブタジエン−ス
チレンブロック共重合体(SBS)を用いた以外は実施
例1と同様にして、A/B/Cの3層構成で、各層の平
均厚さが40μm/5μm/5μmで、全体厚さが50
μmで、ヒートシール樹脂層(C)表面の摩擦係数が
0.6の共押出多層フィルム(1′)を得た。
【0079】また、前記共押出多層フィルム(1′)の
連続成膜を行い、実施例1と同様にして、熱安定性、加
工安定性および臭気の有無について評価した。これらの
結果を第1表と第2表に示す。 比較例2 粘着樹脂層(B)用樹脂としてスチレン−ブタジエンブ
ロック共重合体(SB)の水素添加物(HSB)の代わ
りにスチレン−ブタジエンブロック共重合体(SB)を
用い、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合
体(SBS)の水素添加物〔スチレン−エチレン−ブチ
レン−スチレンブロック共重合体(SEBS)〕の代わ
りにスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体
(SBS)を用いた以外は実施例2と同様にして、A/
B/Cの3層構成で、各層の平均厚さが35μm/10
μm/5μmで、全体厚さが50μmで、ヒートシール
樹脂層(C)表面の摩擦係数が0.6の共押出多層フィ
ルム(2′)を得た。
【0080】また、前記共押出多層フィルム(2′)の
連続成膜を行い、実施例1と同様にして、熱安定性、加
工安定性および臭気の有無について評価した。これらの
結果を第1表と第2表に示す。
【0081】比較例3 粘着樹脂層(B)用樹脂としてスチレン−ブタジエンブ
ロック共重合体(SB)の水素添加物(HSB)の代わ
りにスチレン−ブタジエンブロック共重合体(SB)を
用いた以外は実施例3と同様にして、A/B/Cの3層
構成で、各層の平均厚さが40μm/5μm/5μm
で、全体厚さが50μmで、ヒートシール樹脂層(C)
表面の摩擦係数が0.6の共押出多層フィルム(3′)
を得た。
【0082】また、前記共押出多層フィルム(3′)の
連続成膜を行い、実施例1と同様にして、熱安定性、加
工安定性および臭気の有無について評価した。これらの
結果を第1表と第2表に示す。
【0083】比較例4 粘着樹脂層(B)用樹脂としてスチレン−ブタジエンブ
ロック共重合体(SB)の水素添加物(HSB)の代わ
りにスチレン−ブタジエンブロック共重合体(SB)を
用い、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合
体(SIS)の水素添加物〔スチレン−エチレン−プロ
ピレン−スチレンブロック共重合体(SEPS)〕の代
わりにスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合
体(SIS)を用いた以外は実施例4と同様にして、A
/B/Cの3層構成で、各層の平均厚さが40μm/5
μm/5μmで、全体厚さが50μmで、ヒートシール
樹脂層(C)表面の摩擦係数が0.6の共押出多層フィ
ルム(4′)を得た。
【0084】また、前記共押出多層フィルム(4′)の
連続成膜を行い、実施例1と同様にして、熱安定性、加
工安定性および臭気の有無について評価した。これらの
結果を第1表と第2表に示す。
【0085】
【表1】
【0086】
【表2】
【0087】
【表3】
【0088】
【表4】
【0089】
【表5】
【0090】
【発明の効果】本発明の多層フィルムは、低臭性で、ゲ
ル、フィッシュアイ、流動乱れ等の外観不良がなく、再
封性に優れており、容器の蓋材や袋として好適である。
また、本発明の製造方法によれば、本発明の多層フィル
ムの長時間の連続製造が可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 65/40 B65D 65/40 D 77/20 77/20 J Fターム(参考) 3E064 BA22 BA24 BA37 BA54 BB03 BC18 BC20 EA05 3E067 AB01 AB05 AB19 AB77 AB81 BA12A BB14A BB25A BC07A CA24 CA30 GD06 GD08 3E084 BA01 BA09 CC03 CC04 CC05 CC08 FD13 GB08 3E086 AD01 AD24 BA04 BB15 BB51 BB52 BB90 CA01 CA21 CA28 CA35 4F100 AA20 AK01A AK01C AK04 AK31B AK70A AK73B AL02B AL07 AL09B BA03 BA07 BA10A BA10C CA16B CA19 GB15 GB18 JB16A JB16C JK06A JK06B JL12C JL13B YY00A YY00B

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂(a)を含有してなる表面
    樹脂層(A)と、スチレンブロックとジエンブロックと
    を含有するゴム質ブロック共重合体の水素添加物(b
    1)と粘着付与剤(b2)とを含有してなる粘着樹脂層
    (B)と、熱可塑性樹脂(c)を含有してなるヒートシ
    ール樹脂層(C)とが、(A)/(B)/(C)の順に
    積層されている多層フィルムであって、ヒートシール樹
    脂層(C)と、このヒートシール樹脂層(C)とヒート
    シール可能な熱可塑性樹脂層とをヒートシールし、次い
    で引き剥がした場合に、ヒートシール樹脂層(C)と粘
    着樹脂層(B)が破断すると共に粘着樹脂層(B)と表
    面樹脂層(A)の層間が剥離して、粘着樹脂層(B)が
    ヒートシール部分において再封止可能な粘着状態で露出
    することを特徴とする多層フィルム。
  2. 【請求項2】 ゴム質ブロック共重合体の水素添加物
    (b1)がスチレン−ブタジエンブロック共重合体(S
    B)の水素添加物、スチレン−ブタジエン−スチレンブ
    ロック共重合体(SBS)の水素添加物およびスチレン
    −イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)の
    水素添加物からなる群から選ばれる1種以上のゴム質ブ
    ロック共重合体水素添加物である請求項1記載の多層フ
    ィルム。
  3. 【請求項3】 表面樹脂層(A)と粘着樹脂層(B)の
    層間接着強度が2〜23N/15mmで、かつ、粘着樹
    脂層(B)とヒートシール樹脂層(C)の層間接着強度
    よりも小さく、しかも、粘着樹脂層(B)とヒートシー
    ル樹脂層(C)の合計厚さが3〜25μmの共押出多層
    フィルムである請求項2記載の多層フィルム。
  4. 【請求項4】 熱可塑性樹脂(a)がエチレン−(メ
    タ)アクリル酸共重合体および/またはその金属中和物
    で、かつ、熱可塑性樹脂(c)がオレフィン系樹脂、ポ
    リエステル系樹脂またはスチレン系樹脂である請求項3
    記載の多層フィルム。
  5. 【請求項5】 粘着付与剤(b2)がロジン系樹脂、テ
    ルペン系樹脂および石油樹脂からなる群から選ばれる1
    種以上の樹脂からなる樹脂である請求項1〜4のいずれ
    か1項記載の多層フィルム。
  6. 【請求項6】 粘着樹脂層(B)中のゴム質ブロック共
    重合体の水素添加物(b1)と粘着付与剤(b2)の重
    量比(b1/b2)が50/50〜98/2である請求
    項5記載の多層フィルム。
  7. 【請求項7】 熱可塑性樹脂(a)を含有してなる表面
    樹脂層(A)用樹脂と、スチレンブロックとジエンブロ
    ックとを含有するゴム質ブロック共重合体の水素添加物
    (b1)と粘着付与剤(b2)とを含有してなる粘着樹
    脂層(B)用樹脂と、熱可塑性樹脂(c)を含有してな
    るヒートシール樹脂層(C)用樹脂とを、それぞれ別の
    押出機で加熱溶融させ、(A)/(B)/(C)の順で
    フィルム状に共押出積層成形するする多層フィルムの製
    造方法であって、表面樹脂層(A)と粘着樹脂層(B)
    の層間接着強度が2〜23N/15mmで、かつ、粘着
    樹脂層(B)とヒートシール樹脂層(C)の層間接着強
    度よりも小さくなる組み合わせで、表面樹脂層(A)用
    樹脂と粘着樹脂層(B)用樹脂とヒートシール樹脂層
    (C)用樹脂とを用いることを特徴とする多層フィルム
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 ゴム質ブロック共重合体の水素添加物
    (b1)がスチレン−ブタジエンブロック共重合体(S
    B)の水素添加物、スチレン−ブタジエン−スチレンブ
    ロック共重合体(SBS)の水素添加物およびスチレン
    −イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)の
    水素添加物からなる群から選ばれる1種以上のゴム質ブ
    ロック共重合体水素添加物である請求項7記載の多層フ
    ィルムの製造方法。
  9. 【請求項9】 フィルムの全厚が20〜200μmで、
    かつ、粘着樹脂層(B)とヒートシール樹脂層(C)の
    合計厚さが3〜25μmとなる条件で共押出積層成形す
    る請求項8記載の多層フィルムの製造方法。
  10. 【請求項10】 熱可塑性樹脂(a)がエチレン−(メ
    タ)アクリル酸共重合体および/またはその金属中和物
    で、かつ、熱可塑性樹脂(c)がオレフィン系樹脂、ポ
    リエステル系樹脂またはスチレン系樹脂である請求項9
    記載の多層フィルムの製造方法。
  11. 【請求項11】 粘着付与剤(b2)が、ロジン系樹
    脂、テルペン系樹脂および石油樹脂からなる群から選ば
    れる1種以上の樹脂からなる樹脂である請求項7〜10
    記載の多層フィルムの製造方法。
  12. 【請求項12】 粘着樹脂層(B)中のゴム質ブロック
    共重合体の水素添加物(b1)と粘着付与剤(b2)の
    重量比(b1/b2)が50/50〜98/2である請
    求項11記載の多層フィルムの製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項1〜6のいずれか1項記載の多
    層フィルムからなることを特徴とする容器の蓋材。
  14. 【請求項14】 請求項1〜6のいずれか1項記載の多
    層フィルムのヒートシール層同士を重ね合わせてヒート
    シールしてなるものであることを特徴とする袋。
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