JP2003038049A - 縦型養液栽培装置 - Google Patents
縦型養液栽培装置Info
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/20—Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions in agriculture, e.g. CO2
- Y02P60/21—Dinitrogen oxide [N2O], e.g. using aquaponics, hydroponics or efficiency measures
Landscapes
- Hydroponics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 傾斜地においても使用でき、簡単な構造で養
液を均一に供給でき、軽量且つ安価に製造できる縦型養
液栽培装置を提供する。 【解決手段】 傾斜配置された保持部2を備えた架台3
と、保持部2に固定可能なトレイ6と、トレイ6の中に
配置されて保水可能な保水部7と、保水部7の上面側に
配置され、上下に透水可能で且つ植物13の根の侵入を
防止する遮根シート8と、遮根シート8の上面側に配置
され、植物13を貫通させて取り付ける支持部14が複
数箇所に形成された撥水シート9と、斜面部の下側に設
けられ保水部7の下端部から液分を回収可能な集水タン
ク5と、集水タンク5から保持部2の上端部まで液分を
汲み上げる循環ポンプとを有する。
液を均一に供給でき、軽量且つ安価に製造できる縦型養
液栽培装置を提供する。 【解決手段】 傾斜配置された保持部2を備えた架台3
と、保持部2に固定可能なトレイ6と、トレイ6の中に
配置されて保水可能な保水部7と、保水部7の上面側に
配置され、上下に透水可能で且つ植物13の根の侵入を
防止する遮根シート8と、遮根シート8の上面側に配置
され、植物13を貫通させて取り付ける支持部14が複
数箇所に形成された撥水シート9と、斜面部の下側に設
けられ保水部7の下端部から液分を回収可能な集水タン
ク5と、集水タンク5から保持部2の上端部まで液分を
汲み上げる循環ポンプとを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土壌を用いずに作
物を栽培する養液栽培装置に関する。
物を栽培する養液栽培装置に関する。
【0002】
【従来の技術】農業における養液栽培は、土壌を用いる
ことなく作物の生育に必要な養水分や酸素などを人為的
に調整した培養液によって作物を栽培するものである。
養液栽培によって、通常行われている土耕栽培で問題と
なっている連作障害(土壌病害の発生によって作物栽培
ができなくなる現象)を回避することができる。また、
養液栽培は、土耕に比べて栽培マニュアルが容易である
ことから将来的に注目されており、また、土壌を使用し
ないため、農地の無い都心部においても使用できる。
ことなく作物の生育に必要な養水分や酸素などを人為的
に調整した培養液によって作物を栽培するものである。
養液栽培によって、通常行われている土耕栽培で問題と
なっている連作障害(土壌病害の発生によって作物栽培
ができなくなる現象)を回避することができる。また、
養液栽培は、土耕に比べて栽培マニュアルが容易である
ことから将来的に注目されており、また、土壌を使用し
ないため、農地の無い都心部においても使用できる。
【0003】従来、養液栽培を行う場合には、大容量の
養液栽培タンク、栽培ベッド、養液供給装置、培養液の
加温装置など栽培するに当たっては高額で大型の装置が
必要であり、直接的な栽培装置だけで10a当たり数百
万から一千万円を超す費用が必要である。またこのよう
な高額備品を使用することから、使用する設備も重装備
型の施設を使う必要がある。また、養液を栽培ベッドに
均一に供給する必要があるため、栽培ベッドは特に水平
に気をつけて設置されている。
養液栽培タンク、栽培ベッド、養液供給装置、培養液の
加温装置など栽培するに当たっては高額で大型の装置が
必要であり、直接的な栽培装置だけで10a当たり数百
万から一千万円を超す費用が必要である。またこのよう
な高額備品を使用することから、使用する設備も重装備
型の施設を使う必要がある。また、養液を栽培ベッドに
均一に供給する必要があるため、栽培ベッドは特に水平
に気をつけて設置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の養液栽培装置は、栽培に要する養液供給装置などが
大型で施設費が高くなるため、ビルの屋上で栽培を行い
たい場合でも手軽に導入することができなかった。ま
た、最近は都市部において廃熱によるヒートアイランド
現象が社会問題となっており、この対策として都市のビ
ル等の建築物の屋上を利用した緑化事業が始まっている
が、通常の土耕栽培や従来の養液栽培装置では建築物の
上部の重量が大きくなるため、建築物の耐性によって
は、このような緑化設備を採用できないこともある。
来の養液栽培装置は、栽培に要する養液供給装置などが
大型で施設費が高くなるため、ビルの屋上で栽培を行い
たい場合でも手軽に導入することができなかった。ま
た、最近は都市部において廃熱によるヒートアイランド
現象が社会問題となっており、この対策として都市のビ
ル等の建築物の屋上を利用した緑化事業が始まっている
が、通常の土耕栽培や従来の養液栽培装置では建築物の
上部の重量が大きくなるため、建築物の耐性によって
は、このような緑化設備を採用できないこともある。
【0005】特に、養液栽培では、養液の流量を一定に
し、均一な供給を図るために施工時に精密な水準をとる
必要があり、平坦でない場所や斜面での栽培には水準を
保つための高価な設備が必要になる。このため、ビルの
屋上を利用して栽培を行ったとしても栽培面積はそれほ
ど広くとれず、また、せまいベランダ等で栽培を行いた
い場合には、設備が入り切らずに設置不可能となる場合
が多く、また、採光を十分に行えないために植物の栽培
が困難である。
し、均一な供給を図るために施工時に精密な水準をとる
必要があり、平坦でない場所や斜面での栽培には水準を
保つための高価な設備が必要になる。このため、ビルの
屋上を利用して栽培を行ったとしても栽培面積はそれほ
ど広くとれず、また、せまいベランダ等で栽培を行いた
い場合には、設備が入り切らずに設置不可能となる場合
が多く、また、採光を十分に行えないために植物の栽培
が困難である。
【0006】そこで本発明が解決しようとする課題は、
傾斜地においても特別な設備を用いずに使用でき、簡単
な構造で養液を均一に供給でき、軽量且つ安価に製造で
きる縦型養液栽培装置を提供することにある。
傾斜地においても特別な設備を用いずに使用でき、簡単
な構造で養液を均一に供給でき、軽量且つ安価に製造で
きる縦型養液栽培装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の縦型養液栽培装置は、傾斜配置された保持
部を備えた架台と、前記保持部に固定可能なトレイと、
前記トレイの中に配置されて保水可能な保水部と、前記
保水部の上面側に配置され、上下に透水可能で且つ植物
の根の侵入を防止する遮根シートと、前記遮根シートの
上面側に配置され、植物を貫通させて取り付ける支持部
が複数箇所に形成された撥水シートと、前記斜面部の下
側に設けられ前記保水部の下端部から養水分を回収可能
な集水タンクと、前記集水タンクから前記保持部の上端
部まで養水分を汲み上げる循環ポンプとを有している。
め、本発明の縦型養液栽培装置は、傾斜配置された保持
部を備えた架台と、前記保持部に固定可能なトレイと、
前記トレイの中に配置されて保水可能な保水部と、前記
保水部の上面側に配置され、上下に透水可能で且つ植物
の根の侵入を防止する遮根シートと、前記遮根シートの
上面側に配置され、植物を貫通させて取り付ける支持部
が複数箇所に形成された撥水シートと、前記斜面部の下
側に設けられ前記保水部の下端部から養水分を回収可能
な集水タンクと、前記集水タンクから前記保持部の上端
部まで養水分を汲み上げる循環ポンプとを有している。
【0008】保持部は、任意の傾斜角度に設定すること
ができ、設定角度は固定でも可変でもよい。架台は例え
ば、木、金属、硬質プラスチック等で組み立てることが
でき、台車を設けて移動可能に構成してもよい。
ができ、設定角度は固定でも可変でもよい。架台は例え
ば、木、金属、硬質プラスチック等で組み立てることが
でき、台車を設けて移動可能に構成してもよい。
【0009】トレイは、傾斜配置した状態で液体を流入
したとき、下端部以外からはこぼれない構造であればよ
く、例えば溝形に形成したものも使用可能である。トレ
イの材質には、例えば硬質プラスチックを使用すること
ができ、また、可撓性プラスチック製シートの外周を底
部より高い位置で固定して用いることも可能である。
したとき、下端部以外からはこぼれない構造であればよ
く、例えば溝形に形成したものも使用可能である。トレ
イの材質には、例えば硬質プラスチックを使用すること
ができ、また、可撓性プラスチック製シートの外周を底
部より高い位置で固定して用いることも可能である。
【0010】また、保水可能とは、液体を流動しない状
態で保持できることをいい、例えば、スポンジのような
海綿状の多孔構造を有する物や、多数の繊維からなる織
布や不織布あるいは繊維そのものが吸水性の素材等に養
水分を浸透させて用いられる。遮根シートは、植物の根
が通過できない大きさの隙間を有する目の細かい織布や
多数の小孔を有するプラスチック製シートが使用され
る。養水分とは、養分や水分やこれらの混合物をいう。
態で保持できることをいい、例えば、スポンジのような
海綿状の多孔構造を有する物や、多数の繊維からなる織
布や不織布あるいは繊維そのものが吸水性の素材等に養
水分を浸透させて用いられる。遮根シートは、植物の根
が通過できない大きさの隙間を有する目の細かい織布や
多数の小孔を有するプラスチック製シートが使用され
る。養水分とは、養分や水分やこれらの混合物をいう。
【0011】保水部を有しているので、傾斜させても養
水分が流出せずに一定時間保持されている。そして、床
面積に対する栽培面積が大きいため、効率よく植物を育
成することができる。また、簡単な構造なので、簡単に
設置及び撤去を行うことができ、さらに軽量なので、設
置場所の構造に負担をかけない。また、根部が繊維に残
ると分解する時に有害な物質が発生したり、腐敗して腐
臭が発生したりして、不衛生となるが、遮根シートを設
けているので、植物の根が保水部内に浸入することがな
くなり、複数の植物の根に保水部から養水分を均一に供
給することができると共に、根の上部に空気を自然に供
給することができ、また栽培終了時の片づけも容易にで
きる。さらに、撥水シートを設けているので、撥水シー
トの外側から内側への雨水や農薬の浸入を防止すると共
に内側から外側への養液の漏出を防止して養液濃度の変
動が防止される。
水分が流出せずに一定時間保持されている。そして、床
面積に対する栽培面積が大きいため、効率よく植物を育
成することができる。また、簡単な構造なので、簡単に
設置及び撤去を行うことができ、さらに軽量なので、設
置場所の構造に負担をかけない。また、根部が繊維に残
ると分解する時に有害な物質が発生したり、腐敗して腐
臭が発生したりして、不衛生となるが、遮根シートを設
けているので、植物の根が保水部内に浸入することがな
くなり、複数の植物の根に保水部から養水分を均一に供
給することができると共に、根の上部に空気を自然に供
給することができ、また栽培終了時の片づけも容易にで
きる。さらに、撥水シートを設けているので、撥水シー
トの外側から内側への雨水や農薬の浸入を防止すると共
に内側から外側への養液の漏出を防止して養液濃度の変
動が防止される。
【0012】また、前記保水部に、内部に保水可能な保
水シートと、この保水シートの上部及び側部を覆って配
置され、前記保水シートから養水分を吸い上げて上方に
運ぶ揚水シートとを設けることも可能である。かかる構
成によって、植物の根を揚水シートの上側に配置した状
態でも十分な養水分を均一に供給することができ、複雑
な配管設備が必要なくなる。
水シートと、この保水シートの上部及び側部を覆って配
置され、前記保水シートから養水分を吸い上げて上方に
運ぶ揚水シートとを設けることも可能である。かかる構
成によって、植物の根を揚水シートの上側に配置した状
態でも十分な養水分を均一に供給することができ、複雑
な配管設備が必要なくなる。
【0013】さらに、前記保水シート及び前記揚水シー
トを不織布で形成し、前記揚水シートに用いられる不織
布を、前記保水シートより目を細かく且つ厚みを薄く形
成することも可能である。かかる構成によって、保水シ
ート内に多量の養水分が保持され、また、保水シートの
下側に保持されている養水分が毛管作用によって効率よ
く上方に移動する。
トを不織布で形成し、前記揚水シートに用いられる不織
布を、前記保水シートより目を細かく且つ厚みを薄く形
成することも可能である。かかる構成によって、保水シ
ート内に多量の養水分が保持され、また、保水シートの
下側に保持されている養水分が毛管作用によって効率よ
く上方に移動する。
【0014】また、前記支持部に、貫通孔の周囲を囲む
枠部材を設けることも可能である。かかる構成によっ
て、貫通孔から養液が流出することを防止し、また、雨
水や肥料等が貫通孔から内部に流入することを防止で
き、養液の成分の変動を抑制して生育条件を均一にする
ことができる。
枠部材を設けることも可能である。かかる構成によっ
て、貫通孔から養液が流出することを防止し、また、雨
水や肥料等が貫通孔から内部に流入することを防止で
き、養液の成分の変動を抑制して生育条件を均一にする
ことができる。
【0015】さらに、前記枠部材の開口部を、鉛直上方
に向けて形成することも可能である。かかる構成によっ
て、植物を鉛直方向に向けて栽培できるので、作業を容
易に行うことができ、また、植物の茎の屈曲も小さくす
ることができる。
に向けて形成することも可能である。かかる構成によっ
て、植物を鉛直方向に向けて栽培できるので、作業を容
易に行うことができ、また、植物の茎の屈曲も小さくす
ることができる。
【0016】また、前記撥水シートの上面側に、前記撥
水シートとの間に外気を遮断して空間部を形成する透光
カバーを取り付け、この透光カバーの上端部に開閉可能
な換気口を設けることも可能である。空間部の高さは、
植物が接触しない程度の余裕を持たせることが好まし
く、例えば、20〜30cm程度に設定する。透光カバ
ーを設けるので、低温期でも生育に必要な温度が保持さ
れる。透光カバーの内部で温められた空気は上昇するの
で、換気口を上部にのみ設けておけば、内部の温度の急
激な変化を招くことなく効率的に換気が行われる。
水シートとの間に外気を遮断して空間部を形成する透光
カバーを取り付け、この透光カバーの上端部に開閉可能
な換気口を設けることも可能である。空間部の高さは、
植物が接触しない程度の余裕を持たせることが好まし
く、例えば、20〜30cm程度に設定する。透光カバ
ーを設けるので、低温期でも生育に必要な温度が保持さ
れる。透光カバーの内部で温められた空気は上昇するの
で、換気口を上部にのみ設けておけば、内部の温度の急
激な変化を招くことなく効率的に換気が行われる。
【0017】さらに、前記撥水シートの上面側に、前記
植物を覆って透光及び通気可能な防虫カバーを設けるこ
とも可能である。防虫カバーは、例えば、網目の大きさ
が0.5〜1.0mm程度の網状部材で構成することが
できる。防虫カバーを設けているので、屋外において害
虫の付着が防止される。
植物を覆って透光及び通気可能な防虫カバーを設けるこ
とも可能である。防虫カバーは、例えば、網目の大きさ
が0.5〜1.0mm程度の網状部材で構成することが
できる。防虫カバーを設けているので、屋外において害
虫の付着が防止される。
【0018】また、前記撥水シートの上面側に、前記植
物に光を照射する発光素子を多数設けることも可能であ
る。発光素子は、例えば赤や青に発光して光合成を促進
する高輝度タイプの発光ダイオードを使用する。かかる
構成によって、屋内や光が少ない場所においても植物を
健全に育成できる。また、日照角度を考慮しなくてよい
ので、トレイの傾斜角度を考慮しなくてもよくなり、傾
斜角度を大きくして設置面積を小さくし、狭い場所に密
集して配置することができる。
物に光を照射する発光素子を多数設けることも可能であ
る。発光素子は、例えば赤や青に発光して光合成を促進
する高輝度タイプの発光ダイオードを使用する。かかる
構成によって、屋内や光が少ない場所においても植物を
健全に育成できる。また、日照角度を考慮しなくてよい
ので、トレイの傾斜角度を考慮しなくてもよくなり、傾
斜角度を大きくして設置面積を小さくし、狭い場所に密
集して配置することができる。
【0019】また、前記撥水シートの上面側に、前記植
物の根の温度上昇を防止する断熱資材を設けることも可
能である。断熱資材は、例えば、発泡スチロール(発泡
ポリスチレン)等の発泡プラスチックや、間に空気層を
形成した状態で積層した複数の可撓性プラスチック製シ
ートを用いることができる。これらの資材の色は、光を
反射しやすいものが好ましい。断熱資材を用いることに
よって、直射日光による根の温度上昇を防止し、植物の
健全な生育を促すことができる。
物の根の温度上昇を防止する断熱資材を設けることも可
能である。断熱資材は、例えば、発泡スチロール(発泡
ポリスチレン)等の発泡プラスチックや、間に空気層を
形成した状態で積層した複数の可撓性プラスチック製シ
ートを用いることができる。これらの資材の色は、光を
反射しやすいものが好ましい。断熱資材を用いることに
よって、直射日光による根の温度上昇を防止し、植物の
健全な生育を促すことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る縦
型養液栽培装置の側断面図、図2は栽培する植物の植え
替え方法を示す説明図である。
て説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る縦
型養液栽培装置の側断面図、図2は栽培する植物の植え
替え方法を示す説明図である。
【0021】縦型養液栽培装置1は、傾斜配置された保
持部2を備えた架台3と、その上部に傾斜させて設けら
れた薄型栽培容器4と、薄型栽培容器4の下端部が嵌入
された集水タンク5を有している。架台3は複数の木材
を組み合わせて設けられており、保持部2は接地面に対
する傾斜角度を例えば60度にし枠状に形成されてい
る。
持部2を備えた架台3と、その上部に傾斜させて設けら
れた薄型栽培容器4と、薄型栽培容器4の下端部が嵌入
された集水タンク5を有している。架台3は複数の木材
を組み合わせて設けられており、保持部2は接地面に対
する傾斜角度を例えば60度にし枠状に形成されてい
る。
【0022】薄型栽培容器4は、トレイ6を水平に配置
した状態では、例えば、縦1.8m、横0.9m、厚み
5〜20mm程度に形成され、乾燥時の重量は0.5〜
1kg程度である。また、縦型養液栽培装置1は、例え
ば、縦1.0m、横1.0m、高さ1.7m程度に形成
されており、養液を流す前の重量は1〜3kgで、設置
面積の2倍程度の栽培面積を確保することができる。な
お、架台3に階段等の昇降手段を設けることにより、高
さをさらに高くすることも可能である。なお、本明細書
中において、傾斜配置された薄型栽培容器4の法線方向
の上側及び下側をそれぞれ上面側及び下面側とし、薄型
栽培容器4の長手方向両端部のうち、高さの高い方を上
端部、低い方を下端部として説明する。
した状態では、例えば、縦1.8m、横0.9m、厚み
5〜20mm程度に形成され、乾燥時の重量は0.5〜
1kg程度である。また、縦型養液栽培装置1は、例え
ば、縦1.0m、横1.0m、高さ1.7m程度に形成
されており、養液を流す前の重量は1〜3kgで、設置
面積の2倍程度の栽培面積を確保することができる。な
お、架台3に階段等の昇降手段を設けることにより、高
さをさらに高くすることも可能である。なお、本明細書
中において、傾斜配置された薄型栽培容器4の法線方向
の上側及び下側をそれぞれ上面側及び下面側とし、薄型
栽培容器4の長手方向両端部のうち、高さの高い方を上
端部、低い方を下端部として説明する。
【0023】薄型栽培容器4は、下面側から順にトレイ
6、保水部7、遮根シート8、撥水シート9、防風ネッ
ト10を積層して設けられている。保持部2に固定可能
なトレイ6は、両側に壁部を備えた溝形の部材で硬質プ
ラスチックで形成されている。トレイ6の内部には、5
〜10mm程度の厚みを有し、目が粗い不織布からなっ
て内部に保水可能な保水シート11が配置されている。
6、保水部7、遮根シート8、撥水シート9、防風ネッ
ト10を積層して設けられている。保持部2に固定可能
なトレイ6は、両側に壁部を備えた溝形の部材で硬質プ
ラスチックで形成されている。トレイ6の内部には、5
〜10mm程度の厚みを有し、目が粗い不織布からなっ
て内部に保水可能な保水シート11が配置されている。
【0024】保水シート11の上面側には、保水シート
11を覆って配置され、保水シート11から養水分を吸
い上げて上面側に運ぶ揚水シート12が設けられてい
る。また、揚水シート12は、保水シート11の下端部
から鉛直下方に垂れ下がり、集水タンク5内の養水分を
吸い上げ可能に配置されている。揚水シート12は、保
水シート11より目が細かく且つ厚みが薄い不織布から
なっている。保水シート11及び揚水シート12によっ
て、保水部7が構成されている。
11を覆って配置され、保水シート11から養水分を吸
い上げて上面側に運ぶ揚水シート12が設けられてい
る。また、揚水シート12は、保水シート11の下端部
から鉛直下方に垂れ下がり、集水タンク5内の養水分を
吸い上げ可能に配置されている。揚水シート12は、保
水シート11より目が細かく且つ厚みが薄い不織布から
なっている。保水シート11及び揚水シート12によっ
て、保水部7が構成されている。
【0025】保水部7の上面側には、上下面方向に透水
可能で且つ植物の根の侵入を防止する遮根シート8が配
置されている。遮根シート8は編み目の細かい織布から
なり、この編み目は植物の根が通過できない大きさに形
成されている。
可能で且つ植物の根の侵入を防止する遮根シート8が配
置されている。遮根シート8は編み目の細かい織布から
なり、この編み目は植物の根が通過できない大きさに形
成されている。
【0026】遮根シート8の上面側には予め酸化チタン
コーティング処理が施された撥水シート9が配置され、
撥水シート9の下端部は、集水タンク5の外側に被せら
れている。撥水シート9の上面側には、栽培する植物1
3を貫通させて取り付ける支持部14が複数箇所に形成
されており、支持部14は、貫通孔15及びこれを囲ん
で鉛直方向上側に突出した枠部材の一例である止水枠1
6とを有している。
コーティング処理が施された撥水シート9が配置され、
撥水シート9の下端部は、集水タンク5の外側に被せら
れている。撥水シート9の上面側には、栽培する植物1
3を貫通させて取り付ける支持部14が複数箇所に形成
されており、支持部14は、貫通孔15及びこれを囲ん
で鉛直方向上側に突出した枠部材の一例である止水枠1
6とを有している。
【0027】止水枠16は、例えば硬質プラスチックか
らなる円筒形の部材を軸線に対して60度の角度で斜め
に切断して形成される。そして、斜めに切断した部分を
撥水シート9に取付け、開口部17を鉛直上方に向けて
配置している。植物13は、株の状態で取付けられる
が、種子の状態から栽培することも可能である。
らなる円筒形の部材を軸線に対して60度の角度で斜め
に切断して形成される。そして、斜めに切断した部分を
撥水シート9に取付け、開口部17を鉛直上方に向けて
配置している。植物13は、株の状態で取付けられる
が、種子の状態から栽培することも可能である。
【0028】撥水シート9には、酸化チタンコーティン
グ処理が施されているので、藻の発生を効果的に抑える
ことができる。また、止水枠16が設けられているの
で、撥水シート9の上面側から貫通孔15を介して雨水
等が流入することを防止し、内部から養液が流出するこ
とを防止することができる。
グ処理が施されているので、藻の発生を効果的に抑える
ことができる。また、止水枠16が設けられているの
で、撥水シート9の上面側から貫通孔15を介して雨水
等が流入することを防止し、内部から養液が流出するこ
とを防止することができる。
【0029】装置の上端部で、且つ撥水シート9と遮根
シート8との間には、灌水パイプ18が水平に取り付け
られており、灌水パイプ18の外周の複数箇所には、図
示しない多数のノズル孔が形成されている。集水タンク
5と灌水パイプ18は、図示しない配管及び小型の循環
ポンプで接続されており、集水タンク5から保水部7の
上端部まで養水分を汲み上げることができる。
シート8との間には、灌水パイプ18が水平に取り付け
られており、灌水パイプ18の外周の複数箇所には、図
示しない多数のノズル孔が形成されている。集水タンク
5と灌水パイプ18は、図示しない配管及び小型の循環
ポンプで接続されており、集水タンク5から保水部7の
上端部まで養水分を汲み上げることができる。
【0030】次に、縦型養液栽培装置1の使用状態につ
いて説明する。架台3は、例えばビルの屋上やベランダ
等の設置位置で組み立てることができるが、組み立てた
ものを移動させてもよい。装置を設置するときには、ま
ず、架台3に薄型栽培容器4と集水タンク5を取付け、
循環ポンプと配管を取り付ける。次いで、集水タンク5
に養液を流入させ、循環ポンプを作動させて保水部7に
養液を供給し、薄型栽培容器4に植物13を取り付け
る。
いて説明する。架台3は、例えばビルの屋上やベランダ
等の設置位置で組み立てることができるが、組み立てた
ものを移動させてもよい。装置を設置するときには、ま
ず、架台3に薄型栽培容器4と集水タンク5を取付け、
循環ポンプと配管を取り付ける。次いで、集水タンク5
に養液を流入させ、循環ポンプを作動させて保水部7に
養液を供給し、薄型栽培容器4に植物13を取り付け
る。
【0031】ここで、植物13の取付け手順について図
2を参照して説明する。植物13は、止水枠16と同形
状の育苗ポット20内で種子の状態から育成される。育
苗ポット20は、傾斜配置された遮根シート19a上に
狭い間隔で並べて配置される。植物13の成長に伴って
根も伸びて、育苗ポット20と同じ形状に形成される。
そして、所定の大きさになったときに育苗ポット20か
ら取り出され、止水枠16内に挿入される。育苗ポット
20は、止水枠16と同じ外径を有しているので、植物
13は、止水枠16内に移動前と同じ状態で植栽するこ
とができる。
2を参照して説明する。植物13は、止水枠16と同形
状の育苗ポット20内で種子の状態から育成される。育
苗ポット20は、傾斜配置された遮根シート19a上に
狭い間隔で並べて配置される。植物13の成長に伴って
根も伸びて、育苗ポット20と同じ形状に形成される。
そして、所定の大きさになったときに育苗ポット20か
ら取り出され、止水枠16内に挿入される。育苗ポット
20は、止水枠16と同じ外径を有しているので、植物
13は、止水枠16内に移動前と同じ状態で植栽するこ
とができる。
【0032】栽培時には、循環ポンプは所定時間おき
に、例えば1日に2〜4回の頻度で運転される。養液が
不足した場合には、集水タンク5に手動で、または自動
的に補充することができる。止水枠16に移された植物
13は、遮根シート8と撥水シート9の間の隙間に根を
伸ばし、更に成長する。
に、例えば1日に2〜4回の頻度で運転される。養液が
不足した場合には、集水タンク5に手動で、または自動
的に補充することができる。止水枠16に移された植物
13は、遮根シート8と撥水シート9の間の隙間に根を
伸ばし、更に成長する。
【0033】供給された養液は、遮根シート8及び揚水
シート12を介して保水シート11に浸透し保持され
る。また、保水シート11に保持されている養液は揚水
シート12により吸い上げられる。遮根シート8の上面
部で成長した植物13の根は、揚水シート12から遮根
シート8を介して養液を吸収し、一方、空気を上面側か
ら吸収して成長する。雨が降ったときや農薬を散布した
とき、雨や農薬は撥水シート9の表面を流れて排出され
るので、内部に流入して作物の生育に悪影響を与えるこ
とを防止することができる。
シート12を介して保水シート11に浸透し保持され
る。また、保水シート11に保持されている養液は揚水
シート12により吸い上げられる。遮根シート8の上面
部で成長した植物13の根は、揚水シート12から遮根
シート8を介して養液を吸収し、一方、空気を上面側か
ら吸収して成長する。雨が降ったときや農薬を散布した
とき、雨や農薬は撥水シート9の表面を流れて排出され
るので、内部に流入して作物の生育に悪影響を与えるこ
とを防止することができる。
【0034】次に本発明の第2の実施の形態に係る縦型
養液栽培装置について説明する。図3は、本発明の第2
の実施の形態に係る縦型養液栽培装置の側断面図であ
る。縦型養液栽培装置21は、第1の実施の形態に係る
縦型養液栽培装置1の外側に防虫カバー22、透光カバ
ー23及び多数の発光素子24を取り付けたもので、そ
の他の部分の構成は同じなので、同一部材には同一番号
を付して説明を省略する。
養液栽培装置について説明する。図3は、本発明の第2
の実施の形態に係る縦型養液栽培装置の側断面図であ
る。縦型養液栽培装置21は、第1の実施の形態に係る
縦型養液栽培装置1の外側に防虫カバー22、透光カバ
ー23及び多数の発光素子24を取り付けたもので、そ
の他の部分の構成は同じなので、同一部材には同一番号
を付して説明を省略する。
【0035】縦型養液栽培装置21には、植物13を覆
うように防虫カバー22が被せられている。防虫カバー
22は透光可能なので植物の生長を妨げず、また、通気
可能なので、内部に熱がこもることもない。外側からの
害虫の侵入を防止できるので、メンテナンスを簡単にす
ることができる。
うように防虫カバー22が被せられている。防虫カバー
22は透光可能なので植物の生長を妨げず、また、通気
可能なので、内部に熱がこもることもない。外側からの
害虫の侵入を防止できるので、メンテナンスを簡単にす
ることができる。
【0036】透光カバー23は、防虫カバー22の外側
に着脱可能に取り付けられ、外気を遮断して、撥水シー
ト9との間に空間部25を形成する。透光カバー23
は、例えば所定のフレームに透明の可撓性プラスチック
フィルムを張設することができ、また、ガラスや硬質プ
ラスチック板で構成することも可能である。透光カバー
23の上端部には、手動で又は自動的に開閉可能な換気
口26が設けられている。透光カバー23は、例えば冬
期に取り付け、夏期には取り外して使用することができ
る。また、空間部内の空気の温度が高くなりすぎた場合
には、換気口26を開放することにより換気を迅速且つ
容易に行うことができる。換気口26を自動的に開閉さ
せるときには、例えば、温度調節器への設置温度によっ
て作動するファン等を用いることができる。
に着脱可能に取り付けられ、外気を遮断して、撥水シー
ト9との間に空間部25を形成する。透光カバー23
は、例えば所定のフレームに透明の可撓性プラスチック
フィルムを張設することができ、また、ガラスや硬質プ
ラスチック板で構成することも可能である。透光カバー
23の上端部には、手動で又は自動的に開閉可能な換気
口26が設けられている。透光カバー23は、例えば冬
期に取り付け、夏期には取り外して使用することができ
る。また、空間部内の空気の温度が高くなりすぎた場合
には、換気口26を開放することにより換気を迅速且つ
容易に行うことができる。換気口26を自動的に開閉さ
せるときには、例えば、温度調節器への設置温度によっ
て作動するファン等を用いることができる。
【0037】赤や青の発光ダイオードからなる多数の発
光素子24は、複数の取付板27に所定数ずつ取り付け
られ、図示しない電源に接続されている。発光ダイオー
ド(LED)は、寿命が半永久的で、使用電力量が極め
て小さく(白熱灯の1/5〜1/10)、植物に必要な
波長の光だけを発生するので効率が良い。白熱灯や蛍光
灯では発熱のため1m以上離す必要があり、無駄な光を
照射することになるが、LEDはほとんど発熱しないの
で、光の効率を上げるために光源を植物に非常に近づけ
て(5〜10cm)も熱による障害が発生しない。多数
の発光素子24を取り付けた取付板27は着脱自在に設
けられている。かかる構成によって、日光が照射しない
場所でも植物の育成を行うことができ、また、屋内でも
装置を使用できる。
光素子24は、複数の取付板27に所定数ずつ取り付け
られ、図示しない電源に接続されている。発光ダイオー
ド(LED)は、寿命が半永久的で、使用電力量が極め
て小さく(白熱灯の1/5〜1/10)、植物に必要な
波長の光だけを発生するので効率が良い。白熱灯や蛍光
灯では発熱のため1m以上離す必要があり、無駄な光を
照射することになるが、LEDはほとんど発熱しないの
で、光の効率を上げるために光源を植物に非常に近づけ
て(5〜10cm)も熱による障害が発生しない。多数
の発光素子24を取り付けた取付板27は着脱自在に設
けられている。かかる構成によって、日光が照射しない
場所でも植物の育成を行うことができ、また、屋内でも
装置を使用できる。
【0038】次に、本発明の他の実施の形態に係る縦型
養液栽培装置について説明する。図示しない縦型養液栽
培装置は、縦型養液栽培装置1の撥水シート9の上面側
に、止水枠16の位置を避けて、植物13の根の温度上
昇を防止する断熱資材の一例であるシート部材を厚み2
〜10cmに積層したものである。所定厚みに積層した
シート部材によって直射日光を和らげ、植物の根や養水
分の温度が上昇することを防止できる。
養液栽培装置について説明する。図示しない縦型養液栽
培装置は、縦型養液栽培装置1の撥水シート9の上面側
に、止水枠16の位置を避けて、植物13の根の温度上
昇を防止する断熱資材の一例であるシート部材を厚み2
〜10cmに積層したものである。所定厚みに積層した
シート部材によって直射日光を和らげ、植物の根や養水
分の温度が上昇することを防止できる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば次の効果を奏する。
(1)保水部を有しているので、傾斜させても養水分を
流出させずに一定時間保持しておくことができ、栽培面
積を増加させて効率よく植物を育成することができる。 (2)また、簡単な構造なので、簡単に設置及び撤去を
行うことができ、さらに軽量なので、設置場所に負担を
かけず、また、遮根シートを設けているので、植物の根
が保水部内に浸入することがなくなり、根が繊維の中に
食い込まないので、収穫あるいは栽培が終了した後に片
づける際に根部が繊維中に残ることなく全部回収でき
る。さらに、複数の植物の根に保水部から養水分を均一
に供給することができると共に、根の上部に空気を自然
に供給することができる。
流出させずに一定時間保持しておくことができ、栽培面
積を増加させて効率よく植物を育成することができる。 (2)また、簡単な構造なので、簡単に設置及び撤去を
行うことができ、さらに軽量なので、設置場所に負担を
かけず、また、遮根シートを設けているので、植物の根
が保水部内に浸入することがなくなり、根が繊維の中に
食い込まないので、収穫あるいは栽培が終了した後に片
づける際に根部が繊維中に残ることなく全部回収でき
る。さらに、複数の植物の根に保水部から養水分を均一
に供給することができると共に、根の上部に空気を自然
に供給することができる。
【0040】(3)さらに、撥水シートを設けた場合
は、撥水シートの外側から内側への雨水や農薬の浸入を
防止すると共に内側から外側への養液の漏出を防止して
養液濃度の変動を防ぐことができる。 (4)また、保水シートと、保水シートから養水分を吸
い上げて上方に運ぶ揚水シートとを設けると、植物の根
を揚水シートの上側に配置した状態でも十分な養水分を
均一に供給することができ、複雑な配管設備が必要なく
なるので、装置を軽量且つ安価に製造することができ
る。
は、撥水シートの外側から内側への雨水や農薬の浸入を
防止すると共に内側から外側への養液の漏出を防止して
養液濃度の変動を防ぐことができる。 (4)また、保水シートと、保水シートから養水分を吸
い上げて上方に運ぶ揚水シートとを設けると、植物の根
を揚水シートの上側に配置した状態でも十分な養水分を
均一に供給することができ、複雑な配管設備が必要なく
なるので、装置を軽量且つ安価に製造することができ
る。
【0041】(5)さらに、保水シート及び揚水シート
を不織布で形成し、揚水シートに用いられる不織布を、
保水シートより目を細かく且つ厚みを薄く形成すると、
保水シート内に多量の養水分を保持することができ、ま
た、保水シートの下面側に保持されている養水分を効率
よく上方に移動させることができる。 (6)また、支持部に、貫通孔の周囲を囲む枠部材を設
けると、貫通孔から養液が流出することを防止し、ま
た、雨水や肥料等が貫通孔から内部に流入することを防
止でき、養液の成分の変動を抑制して生育条件を均一に
することができる。 (7)さらに、枠部材の開口部を、鉛直上方に向けて形
成すると、植物を鉛直方向に向けて栽培できるので、作
業を容易に行うことができ、また、茎の屈曲も小さくす
ることができる。 (8)また、透光カバーを設けたときには、低温期でも
生育に必要な温度が保持され、装置の使用期間を長くす
ることができる。また、換気口を上部にのみ設けておけ
ば効率的に換気が行われるので、作業の手間を省くこと
ができる。 (9)さらに、防虫カバーを設けると、屋外において害
虫の付着が防止され、駆除作業を省略できる。 (10)また、撥水シートの上面側に発光素子を多数設
けると、屋内や光が少ない場所においても植物が育成で
きる。また、日照角度を考慮しなくてよいので、トレイ
の傾斜角度を考慮しなくてもよくなり、傾斜角度を大き
くして設置面積を小さくし、狭い場所に密集して配置す
ることができる。 (11)また、撥水シートの上部に断熱資材を設けたと
きには、植物の根の温度上昇を防止して、植物の成長を
促進することができる。
を不織布で形成し、揚水シートに用いられる不織布を、
保水シートより目を細かく且つ厚みを薄く形成すると、
保水シート内に多量の養水分を保持することができ、ま
た、保水シートの下面側に保持されている養水分を効率
よく上方に移動させることができる。 (6)また、支持部に、貫通孔の周囲を囲む枠部材を設
けると、貫通孔から養液が流出することを防止し、ま
た、雨水や肥料等が貫通孔から内部に流入することを防
止でき、養液の成分の変動を抑制して生育条件を均一に
することができる。 (7)さらに、枠部材の開口部を、鉛直上方に向けて形
成すると、植物を鉛直方向に向けて栽培できるので、作
業を容易に行うことができ、また、茎の屈曲も小さくす
ることができる。 (8)また、透光カバーを設けたときには、低温期でも
生育に必要な温度が保持され、装置の使用期間を長くす
ることができる。また、換気口を上部にのみ設けておけ
ば効率的に換気が行われるので、作業の手間を省くこと
ができる。 (9)さらに、防虫カバーを設けると、屋外において害
虫の付着が防止され、駆除作業を省略できる。 (10)また、撥水シートの上面側に発光素子を多数設
けると、屋内や光が少ない場所においても植物が育成で
きる。また、日照角度を考慮しなくてよいので、トレイ
の傾斜角度を考慮しなくてもよくなり、傾斜角度を大き
くして設置面積を小さくし、狭い場所に密集して配置す
ることができる。 (11)また、撥水シートの上部に断熱資材を設けたと
きには、植物の根の温度上昇を防止して、植物の成長を
促進することができる。
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る縦型養液栽
培装置の側断面図である。
培装置の側断面図である。
【図2】 同縦型養液栽培装置を用いて栽培する植物の
植え替え方法を示す説明図である。
植え替え方法を示す説明図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態に係る縦型養液栽
培装置の側断面図である。
培装置の側断面図である。
1 縦型養液栽培装置
2 保持部
3 架台
4 薄型栽培容器
5 集水タンク
6 トレイ
7 保水部
8 遮根シート
9 撥水シート
10 防風ネット
11 保水シート
12 揚水シート
13 植物
14 支持部
15 貫通孔
16 止水枠(枠部材)
17 開口部
18 灌水パイプ
19a 遮根シート
20 育苗ポット
21 縦型養液栽培装置
22 防虫カバー
23 透光カバー
24 発光素子
25 空間部
26 換気口
27 取付板
Claims (9)
- 【請求項1】 傾斜配置された保持部を備えた架台と、 前記保持部に固定可能なトレイと、 前記トレイの中に配置されて保水可能な保水部と、 前記保水部の上面側に配置され、上下に透水可能で且つ
植物の根の侵入を防止する遮根シートと、 前記遮根シートの上面側に配置され、植物を貫通させて
取り付ける支持部が複数箇所に形成された撥水シート
と、 前記斜面部の下側に設けられ前記保水部の下端部から養
水分を回収可能な集水タンクと、 前記集水タンクから前記保持部の上端部まで養水分を汲
み上げる循環ポンプとを有することを特徴とする縦型養
液栽培装置。 - 【請求項2】前記保水部は、内部に保水可能な保水シー
トと、この保水シートの上部及び側部を覆って配置さ
れ、前記保水シートから養水分を吸い上げて上方に運ぶ
揚水シートとを有することを特徴とする請求項1記載の
縦型養液栽培装置。 - 【請求項3】 前記保水シート及び前記揚水シートは不
織布からなり、前記揚水シートに用いられる不織布は、
前記保水シートより目が細かく且つ厚みが薄いことを特
徴とする請求項2に記載の縦型養液栽培装置。 - 【請求項4】 前記支持部は、貫通孔の周囲を囲む枠部
材を有していることを特徴とする請求項1から3のいず
れかの項に記載の縦型養液栽培装置。 - 【請求項5】 前記枠部材の開口部は、鉛直上方に向け
て形成されていることを特徴とする請求項4記載の縦型
養液栽培装置。 - 【請求項6】 前記撥水シートの上面側には、前記撥水
シートとの間に外気を遮断して空間部を形成する透光カ
バーが取り付けられ、この透光カバーの上端部には開閉
可能な換気口が設けられていることを特徴とする請求項
1から5のいずれかの項に記載の縦型養液栽培装置。 - 【請求項7】 前記撥水シートの上面側には、前記植物
を覆って透光及び通気可能な防虫カバーが設けられてい
ることを特徴とする請求項1から5のいずれかの項に記
載の縦型養液栽培装置。 - 【請求項8】 前記撥水シートの上面側には、前記植物
に光を照射する発光素子が多数設けられていることを特
徴とする請求項1から7のいずれかの項に記載の縦型養
液栽培装置。 - 【請求項9】 前記撥水シートの上面側には、前記植物
の根の温度上昇を防止する断熱資材が設けられているこ
とを特徴とする請求項1から5のいずれかの項に記載の
薄型養液栽培装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001228518A JP2003038049A (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | 縦型養液栽培装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001228518A JP2003038049A (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | 縦型養液栽培装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003038049A true JP2003038049A (ja) | 2003-02-12 |
Family
ID=19061017
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001228518A Pending JP2003038049A (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | 縦型養液栽培装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003038049A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007049957A (ja) * | 2005-08-19 | 2007-03-01 | Utsunomiya Univ | 傾斜ベッドを用いた養液栽培システム |
| US7832144B2 (en) * | 2006-12-21 | 2010-11-16 | Marie-Christine Steffanetti | Hydroponic growing system |
| US7877927B2 (en) | 2004-12-16 | 2011-02-01 | Mario Roy | Modular aeroponic/hydroponic container mountable to a surface |
| CN102907307A (zh) * | 2012-08-15 | 2013-02-06 | 陶莉萍 | 自由组合模块立体绿化种植技术 |
| JP2014003948A (ja) * | 2012-06-26 | 2014-01-16 | Ming Tsun Lin | スプリンクラーの水耕栽培システム |
| CN106359066A (zh) * | 2016-08-13 | 2017-02-01 | 韦国中 | 盘旋式立体种植机 |
| CN109429855A (zh) * | 2018-10-23 | 2019-03-08 | 张恩祥 | 猕猴桃的栽植方法 |
-
2001
- 2001-07-27 JP JP2001228518A patent/JP2003038049A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7877927B2 (en) | 2004-12-16 | 2011-02-01 | Mario Roy | Modular aeroponic/hydroponic container mountable to a surface |
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| CN109429855A (zh) * | 2018-10-23 | 2019-03-08 | 张恩祥 | 猕猴桃的栽植方法 |
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