JP2003035633A - 土壌中揮発成分の採取方法及び採取装置 - Google Patents
土壌中揮発成分の採取方法及び採取装置Info
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- JP2003035633A JP2003035633A JP2001219030A JP2001219030A JP2003035633A JP 2003035633 A JP2003035633 A JP 2003035633A JP 2001219030 A JP2001219030 A JP 2001219030A JP 2001219030 A JP2001219030 A JP 2001219030A JP 2003035633 A JP2003035633 A JP 2003035633A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 短時間で土壌ガス中の揮発成分を採取できる
うえ、高感度法及び中感度法のいずれにも適用でき且つ
両者の整合性を図ることができ、揮発成分で汚染された
地上の外気を吸引する恐れがなく、高いサンプリング精
度で土壌中の揮発成分を採取する方法及びその採取装置
を提供する。 【解決手段】 土壌中に設けた採取穴Aを地表部で封鎖
する蓋体3を通して採取穴A内に吸引管4と排出管5を
挿入し、吸引管4の地上側開放端に吸着剤2a、2bが
充填された揮発成分の採取管1を接続し、採取穴A内の
土壌ガスを定量ポンプ6で所定時間吸引して揮発成分を
採取管1に吸着させると共に、定量ポンプ6から排出さ
れる土壌ガスを吸着装置7に導き、クリーンエアーにし
て排出管5から採取穴A内に戻す。
うえ、高感度法及び中感度法のいずれにも適用でき且つ
両者の整合性を図ることができ、揮発成分で汚染された
地上の外気を吸引する恐れがなく、高いサンプリング精
度で土壌中の揮発成分を採取する方法及びその採取装置
を提供する。 【解決手段】 土壌中に設けた採取穴Aを地表部で封鎖
する蓋体3を通して採取穴A内に吸引管4と排出管5を
挿入し、吸引管4の地上側開放端に吸着剤2a、2bが
充填された揮発成分の採取管1を接続し、採取穴A内の
土壌ガスを定量ポンプ6で所定時間吸引して揮発成分を
採取管1に吸着させると共に、定量ポンプ6から排出さ
れる土壌ガスを吸着装置7に導き、クリーンエアーにし
て排出管5から採取穴A内に戻す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土壌中に含まれる
揮発性成分を測定する際に、測定サンプルとしての土壌
中の揮発ガスを採取する方法、及び採取装置に関するも
のである。
揮発性成分を測定する際に、測定サンプルとしての土壌
中の揮発ガスを採取する方法、及び採取装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から、土壌に残留する有害物質の発
見及びその分布状態の調査、あるいは石油や天然ガスの
ような地下資源の探索などの目的で、土壌中に含まれる
各種揮発成分の測定が行なわれている。
見及びその分布状態の調査、あるいは石油や天然ガスの
ような地下資源の探索などの目的で、土壌中に含まれる
各種揮発成分の測定が行なわれている。
【0003】特に最近では、トリクロロエタンやトリク
ロロエチレンなどの有機塩素系化合物や、ベンゼン、キ
シレン、トルエンなどの芳香族化合物による土壌汚染が
全国各地で問題となっている。このため、これらの汚染
物質の濃度分布や拡散経路など、汚染区域の全体像を把
握するための概況調査の一環として、土壌中を拡散して
くる揮発性成分を測定することが行われている。
ロロエチレンなどの有機塩素系化合物や、ベンゼン、キ
シレン、トルエンなどの芳香族化合物による土壌汚染が
全国各地で問題となっている。このため、これらの汚染
物質の濃度分布や拡散経路など、汚染区域の全体像を把
握するための概況調査の一環として、土壌中を拡散して
くる揮発性成分を測定することが行われている。
【0004】土壌中を拡散してくる揮発成分を測定する
方法としては、検知管法、ポータブルガスクロマトグラ
フ法、フィンガープリント法等が知られている。検知管
法は、土壌中に検知管を挿入し、揮発成分との反応によ
る色の変化を利用して検知する現場での簡易な測定法で
ある。しかし、検知限界がppmのオーダーであるう
え、複数の揮発成分が共存する場合には各々を識別する
ことができない。
方法としては、検知管法、ポータブルガスクロマトグラ
フ法、フィンガープリント法等が知られている。検知管
法は、土壌中に検知管を挿入し、揮発成分との反応によ
る色の変化を利用して検知する現場での簡易な測定法で
ある。しかし、検知限界がppmのオーダーであるう
え、複数の揮発成分が共存する場合には各々を識別する
ことができない。
【0005】また、ポータブルガスクロマトグラフ法
は、土壌中の採取穴に自動サンプリングバルブを挿入し
て揮発ガスをサンプリングし、その場でポータブルガス
クロマトグラフ装置により分析する方法である。この方
法はppbオーダーの測定が可能な中感度法であり、そ
の場で簡便に分析を行なうことができる反面、低濃度の
揮発成分の測定には十分でなく、油などの妨害成分が存
在すると目的の揮発成分を識別することができなくな
る。
は、土壌中の採取穴に自動サンプリングバルブを挿入し
て揮発ガスをサンプリングし、その場でポータブルガス
クロマトグラフ装置により分析する方法である。この方
法はppbオーダーの測定が可能な中感度法であり、そ
の場で簡便に分析を行なうことができる反面、低濃度の
揮発成分の測定には十分でなく、油などの妨害成分が存
在すると目的の揮発成分を識別することができなくな
る。
【0006】一方、フィンガープリント法は、ハンドオ
ーガーなどを用いて表層土壌に穴を開け、この採取穴に
吸着剤を充填したサンプルコレクターを埋設して1〜数
週間放置した後、サンプルコレクターを回収し、吸着剤
に吸着されている揮発成分を熱脱離させ、得られた脱離
ガスを二重収束型質量分析装置を用いて分析する方法で
ある。
ーガーなどを用いて表層土壌に穴を開け、この採取穴に
吸着剤を充填したサンプルコレクターを埋設して1〜数
週間放置した後、サンプルコレクターを回収し、吸着剤
に吸着されている揮発成分を熱脱離させ、得られた脱離
ガスを二重収束型質量分析装置を用いて分析する方法で
ある。
【0007】このフィンガープリント法は、上記公知の
方法の中では最も高感度であり、検出下限値が0.1p
pbのオーダーである点で優れているが、揮発成分の吸
着や分析にかなりの長時間を必要とする。更に、採取ガ
ス量が測定できず、揮発成分の吸着量でしか測定するこ
とができないため、中感度法のポータブルガスクロマト
グラフ法で測定した結果との相関がとれず、測定結果の
整合性が図れないという問題がある。
方法の中では最も高感度であり、検出下限値が0.1p
pbのオーダーである点で優れているが、揮発成分の吸
着や分析にかなりの長時間を必要とする。更に、採取ガ
ス量が測定できず、揮発成分の吸着量でしか測定するこ
とができないため、中感度法のポータブルガスクロマト
グラフ法で測定した結果との相関がとれず、測定結果の
整合性が図れないという問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のごとく、フィン
ガープリント法は高感度法であって、土壌中の揮発成分
の測定には適しているが、サンプリング時間の長さや、
これに続く中感度法による絞込み調査の際に用いるポー
タブルガスクロマトグラフ法との整合性に問題があっ
た。
ガープリント法は高感度法であって、土壌中の揮発成分
の測定には適しているが、サンプリング時間の長さや、
これに続く中感度法による絞込み調査の際に用いるポー
タブルガスクロマトグラフ法との整合性に問題があっ
た。
【0009】また、フィンガープリント法では、土壌中
に埋設したサンプルコレクターが目的の揮発成分と共に
水分も吸着するため、土壌中の水分の影響を受けやすい
という欠点があった。このため、我が国のように雨天の
比較的多い気象条件のもとでは、埋込み中に雨水などに
よる水分量の変動があると測定値に大きなバラツキが表
れ、安定した測定結果を得ることが極めて困難であっ
た。
に埋設したサンプルコレクターが目的の揮発成分と共に
水分も吸着するため、土壌中の水分の影響を受けやすい
という欠点があった。このため、我が国のように雨天の
比較的多い気象条件のもとでは、埋込み中に雨水などに
よる水分量の変動があると測定値に大きなバラツキが表
れ、安定した測定結果を得ることが極めて困難であっ
た。
【0010】かかるフィンガープリント法に対して、特
開平5−10935号公報には、揮発成分を短時間で効
率よく採取でき、採取現場で直ちに測定結果を得ること
ができる土壌中の揮発成分の測定方法が記載されてい
る。即ち、土壌に穿設した採取穴に、チューブに接続し
た吸着管を挿入し、土壌ガスを強制的に吸引して揮発成
分を吸着させた後、これを熱離脱させ、ポータブルガス
クロマトグラフ装置により測定する方法である。
開平5−10935号公報には、揮発成分を短時間で効
率よく採取でき、採取現場で直ちに測定結果を得ること
ができる土壌中の揮発成分の測定方法が記載されてい
る。即ち、土壌に穿設した採取穴に、チューブに接続し
た吸着管を挿入し、土壌ガスを強制的に吸引して揮発成
分を吸着させた後、これを熱離脱させ、ポータブルガス
クロマトグラフ装置により測定する方法である。
【0011】この方法は、ガスを強制的に吸引すること
による動的吸着と、ポータブルガスクロマトグラフ装置
による現場での簡易測定とを組み合わせた方法であり、
簡便で迅速性に優れている。しかし、この方法はポータ
ブルガスクロマトグラフ装置を用いた中感度法であると
共に、揮発成分の採取に際して、強制的に吸引するに伴
って採取穴内が減圧された状態となり、土壌中とは異な
る揮発成分で汚染された地上の空気が採取穴内に流入す
るため、揮発成分のサンプリング精度が低下しやすく、
信頼性の高いデータが得られないという欠点があった。
による動的吸着と、ポータブルガスクロマトグラフ装置
による現場での簡易測定とを組み合わせた方法であり、
簡便で迅速性に優れている。しかし、この方法はポータ
ブルガスクロマトグラフ装置を用いた中感度法であると
共に、揮発成分の採取に際して、強制的に吸引するに伴
って採取穴内が減圧された状態となり、土壌中とは異な
る揮発成分で汚染された地上の空気が採取穴内に流入す
るため、揮発成分のサンプリング精度が低下しやすく、
信頼性の高いデータが得られないという欠点があった。
【0012】本発明は、かかる従来の事情に鑑み、雨水
などによって土壌中の水分量が変動しても揮発成分の吸
着量が影響を受けず、短時間で土壌ガス中の揮発成分を
採取できるうえ、高感度法及び中感度法のいずれにも適
用でき且つ両者の整合性を図ることができ、揮発成分で
汚染された地上の外気の影響を受けることなく、揮発成
分のサンプリング精度を高め、信頼性の高いデータを得
ることが可能な、土壌中の揮発成分の採取方法及びその
採取装置を提供することを目的とする。
などによって土壌中の水分量が変動しても揮発成分の吸
着量が影響を受けず、短時間で土壌ガス中の揮発成分を
採取できるうえ、高感度法及び中感度法のいずれにも適
用でき且つ両者の整合性を図ることができ、揮発成分で
汚染された地上の外気の影響を受けることなく、揮発成
分のサンプリング精度を高め、信頼性の高いデータを得
ることが可能な、土壌中の揮発成分の採取方法及びその
採取装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明が提供する土壌中揮発成分の採取方法は、土
壌中に設けた採取穴を地表部で封鎖する蓋体を通して採
取穴内に吸引管と排出管を挿入し、吸引管の地上側開放
端に吸着剤が充填された揮発成分の採取管を接続し、採
取穴内の土壌ガスを定量ポンプで所定時間吸引して土壌
ガス中の揮発成分を採取管の吸着剤に吸着させると共
に、定量ポンプから排出される土壌ガスを吸着装置に導
き、クリーンエアーにして排出管から採取穴内に戻すこ
とを特徴とするものである。
め、本発明が提供する土壌中揮発成分の採取方法は、土
壌中に設けた採取穴を地表部で封鎖する蓋体を通して採
取穴内に吸引管と排出管を挿入し、吸引管の地上側開放
端に吸着剤が充填された揮発成分の採取管を接続し、採
取穴内の土壌ガスを定量ポンプで所定時間吸引して土壌
ガス中の揮発成分を採取管の吸着剤に吸着させると共
に、定量ポンプから排出される土壌ガスを吸着装置に導
き、クリーンエアーにして排出管から採取穴内に戻すこ
とを特徴とするものである。
【0014】また、本発明が提供する土壌中揮発成分の
採取装置は、土壌中に設けた採取穴を地表部で封鎖する
蓋体と、蓋体に保持された吸引管及び排出管と、吸引管
を通して採取穴から土壌ガスを定量的に吸引する定量ポ
ンプと、吸引管と定量ポンプとの間に接続される吸着剤
が充填された揮発成分の採取管と、定量ポンプから排出
される土壌ガスをクリーンエアーにして、排出管を通し
て採取穴内に戻すための吸着装置とを備えることを特徴
とする。
採取装置は、土壌中に設けた採取穴を地表部で封鎖する
蓋体と、蓋体に保持された吸引管及び排出管と、吸引管
を通して採取穴から土壌ガスを定量的に吸引する定量ポ
ンプと、吸引管と定量ポンプとの間に接続される吸着剤
が充填された揮発成分の採取管と、定量ポンプから排出
される土壌ガスをクリーンエアーにして、排出管を通し
て採取穴内に戻すための吸着装置とを備えることを特徴
とする。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明においては、土壌中に設け
た採取穴から土壌ガスを強制的に吸引して採取管内の吸
着剤に揮発成分を吸着採取させた後、その土壌ガスを更
に吸着装置に通してクリーンエアーとし、元の採取穴に
戻すことができる。従って、採取穴内は殆ど減圧状態と
ならないので、サンプリングする土壌周囲の地上の空気
が揮発成分、例えば土壌中の揮発成分とは異なる揮発成
分で汚染されていても、そのような地上の空気が採取穴
内に流入することを防止でき、土壌中の揮発成分のみを
正確にサンプリングすることができる。
た採取穴から土壌ガスを強制的に吸引して採取管内の吸
着剤に揮発成分を吸着採取させた後、その土壌ガスを更
に吸着装置に通してクリーンエアーとし、元の採取穴に
戻すことができる。従って、採取穴内は殆ど減圧状態と
ならないので、サンプリングする土壌周囲の地上の空気
が揮発成分、例えば土壌中の揮発成分とは異なる揮発成
分で汚染されていても、そのような地上の空気が採取穴
内に流入することを防止でき、土壌中の揮発成分のみを
正確にサンプリングすることができる。
【0016】また、土壌中の揮発成分を吸着するための
吸着剤を充填した採取管は地上に設置され、土壌ガスを
強制的に吸引することにより揮発成分を吸着するので、
極めて短時間で土壌ガス中の揮発成分を採取できるう
え、従来の高感度法であるフィンガープリント法のよう
にサンプルコレクターを土壌中に長期間埋設する必要が
なくなるため、雨水などにより土壌中の水分量が変動に
よって揮発成分の吸着量が影響を受けることがない。
吸着剤を充填した採取管は地上に設置され、土壌ガスを
強制的に吸引することにより揮発成分を吸着するので、
極めて短時間で土壌ガス中の揮発成分を採取できるう
え、従来の高感度法であるフィンガープリント法のよう
にサンプルコレクターを土壌中に長期間埋設する必要が
なくなるため、雨水などにより土壌中の水分量が変動に
よって揮発成分の吸着量が影響を受けることがない。
【0017】本発明で使用する採取管は、分析対象とな
る揮発成分を吸着する能力を有すると共に、後のガスク
ロマトグラフ装置での分析の際に吸着している揮発成分
を熱離脱することができる、1種類又は2種類の吸着剤
を充填したものである。好ましくは、細いガラス製又は
金属製のチューブ内に支持層としてシラン処理ガラスビ
ーズを詰め、その上に吸着剤を充填したものである。特
に、吸着力の異なる2種類の吸着剤を充填することによ
って、選択的に目的とする数種類の揮発成分のサンプリ
ングが可能である。
る揮発成分を吸着する能力を有すると共に、後のガスク
ロマトグラフ装置での分析の際に吸着している揮発成分
を熱離脱することができる、1種類又は2種類の吸着剤
を充填したものである。好ましくは、細いガラス製又は
金属製のチューブ内に支持層としてシラン処理ガラスビ
ーズを詰め、その上に吸着剤を充填したものである。特
に、吸着力の異なる2種類の吸着剤を充填することによ
って、選択的に目的とする数種類の揮発成分のサンプリ
ングが可能である。
【0018】尚、揮発成分を吸着した採取管は、高感度
法及び中感度法のいずれにも適用可能である、即ち採取
管からの脱離ガスを二重収束型質量分析装置又はポータ
ブルガスクロマトグラフ装置を用いて分析することがで
きる。
法及び中感度法のいずれにも適用可能である、即ち採取
管からの脱離ガスを二重収束型質量分析装置又はポータ
ブルガスクロマトグラフ装置を用いて分析することがで
きる。
【0019】一方、吸着装置は、採取管の吸着剤よりも
強力で、ほぼ全ての揮発成分や水分を吸着できる吸着剤
を含み、揮発成分を採取管で吸着採取した後の土壌ガス
をクリーンエアーとするものである。具体的には、ガス
の導入口と排出口を有する金属製容器内に、活性炭を充
填した構造のものが好ましい。
強力で、ほぼ全ての揮発成分や水分を吸着できる吸着剤
を含み、揮発成分を採取管で吸着採取した後の土壌ガス
をクリーンエアーとするものである。具体的には、ガス
の導入口と排出口を有する金属製容器内に、活性炭を充
填した構造のものが好ましい。
【0020】また、定量ポンプは土壌ガスを定量的に吸
引できるものであれば良く、市販のものを使用できる。
定量ポンプを用いて土壌ガスを採取管に導くことによ
り、揮発成分の採取に要した土壌ガス量を測定すること
ができる。従って、二重収束型質量分析装置を用いた高
感度法と、ポータブルガスクロマトグラフ装置を用いた
中感度法との間の相関をとることができ、両方法での測
定結果の整合性を図ることができる。
引できるものであれば良く、市販のものを使用できる。
定量ポンプを用いて土壌ガスを採取管に導くことによ
り、揮発成分の採取に要した土壌ガス量を測定すること
ができる。従って、二重収束型質量分析装置を用いた高
感度法と、ポータブルガスクロマトグラフ装置を用いた
中感度法との間の相関をとることができ、両方法での測
定結果の整合性を図ることができる。
【0021】次に、本発明の土壌中揮発成分の採取装
置、及びその装置を用いた採取方法について、図1を参
照して具体的に説明する。図1に示すように、この土壌
中揮発成分の採取装置は、2種類の吸着剤2a、2bが
充填された揮発成分の採取管1と、採取穴を地表部で封
鎖する蓋体3と、蓋体3に保持された吸引管4及び排出
管5と、吸引管4を通して採取穴から土壌ガスを定量的
に吸引する定量ポンプ6と、金属製容器内に活性炭を充
填した吸着装置7とを備えている。
置、及びその装置を用いた採取方法について、図1を参
照して具体的に説明する。図1に示すように、この土壌
中揮発成分の採取装置は、2種類の吸着剤2a、2bが
充填された揮発成分の採取管1と、採取穴を地表部で封
鎖する蓋体3と、蓋体3に保持された吸引管4及び排出
管5と、吸引管4を通して採取穴から土壌ガスを定量的
に吸引する定量ポンプ6と、金属製容器内に活性炭を充
填した吸着装置7とを備えている。
【0022】尚、この採取管1は、両端が解放されたガ
ラス製の円筒状チューブ内に、支持層としてシラン処理
ガラスビーズを詰め、その上に低沸点の有機化合物を吸
着する吸着剤2aと、高沸点の有機化合物を吸着する吸
着剤2bとを充填したものであり、土壌環境基準項目の
11種の揮発成分を採取することができる。
ラス製の円筒状チューブ内に、支持層としてシラン処理
ガラスビーズを詰め、その上に低沸点の有機化合物を吸
着する吸着剤2aと、高沸点の有機化合物を吸着する吸
着剤2bとを充填したものであり、土壌環境基準項目の
11種の揮発成分を採取することができる。
【0023】まず、土壌中に所定の大きさの採取穴Aを
穿設した後、この採取穴Aを地表部で蓋体3により封鎖
し、そのまま採取穴A内に土壌ガスが充満するよう一定
時間放置する。その際、蓋体3に保持された吸引管4及
び排出管5の上端開口は、それぞれ栓で閉鎖しておくこ
とが好ましい。
穿設した後、この採取穴Aを地表部で蓋体3により封鎖
し、そのまま採取穴A内に土壌ガスが充満するよう一定
時間放置する。その際、蓋体3に保持された吸引管4及
び排出管5の上端開口は、それぞれ栓で閉鎖しておくこ
とが好ましい。
【0024】その後、吸引管4の上端開口に採取管1を
接続し、採取管1の他端をテフロン(登録商標)製の吸
引側継手チューブ8を介して定量ポンプ6の吸引口に接
続する。また、定量ポンプ6の排出口はテフロン製の連
結チューブ9で吸着装置7に接続し、更に吸着装置7の
出口から採取穴Aに挿入されている排出管5までをテフ
ロン製の排出側継手チューブ10で接続する。
接続し、採取管1の他端をテフロン(登録商標)製の吸
引側継手チューブ8を介して定量ポンプ6の吸引口に接
続する。また、定量ポンプ6の排出口はテフロン製の連
結チューブ9で吸着装置7に接続し、更に吸着装置7の
出口から採取穴Aに挿入されている排出管5までをテフ
ロン製の排出側継手チューブ10で接続する。
【0025】定量ポンプ6のスイッチを入れると、採取
穴Aから吸引管4を通して土壌ガスが吸引され、揮発成
分が採取管1の充填剤2a、2bに吸着採取される。ま
た、採取管1から定量ポンプ6を通過した土壌ガスは、
活性炭入りの吸着装置7を通過する間にクリーンエアー
となり、排出管5から再び採取穴Aに戻される。本発明
方法では、採取穴Aに土壌ガスが充満する時間が30
分、土壌ガスの吸引速度を20ml/分とし、5分間で
100mlの土壌ガスを吸引して、採取管1に揮発成分
を採取することができる。
穴Aから吸引管4を通して土壌ガスが吸引され、揮発成
分が採取管1の充填剤2a、2bに吸着採取される。ま
た、採取管1から定量ポンプ6を通過した土壌ガスは、
活性炭入りの吸着装置7を通過する間にクリーンエアー
となり、排出管5から再び採取穴Aに戻される。本発明
方法では、採取穴Aに土壌ガスが充満する時間が30
分、土壌ガスの吸引速度を20ml/分とし、5分間で
100mlの土壌ガスを吸引して、採取管1に揮発成分
を採取することができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、雨水などによって土壌
中の水分量が変動しても揮発成分の吸着量が影響を受け
ず、短時間で土壌ガス中の揮発成分を採取できるうえ、
高感度法及び中感度法のいずれにも適用でき且つ両者の
整合性を図ることができ、しかも採取穴内が減圧になる
のを防止することにより、揮発成分で汚染された地上の
外気が採取穴内に流入して吸引されるのを防止し、揮発
成分を高いサンプリング精度で採取することができる。
中の水分量が変動しても揮発成分の吸着量が影響を受け
ず、短時間で土壌ガス中の揮発成分を採取できるうえ、
高感度法及び中感度法のいずれにも適用でき且つ両者の
整合性を図ることができ、しかも採取穴内が減圧になる
のを防止することにより、揮発成分で汚染された地上の
外気が採取穴内に流入して吸引されるのを防止し、揮発
成分を高いサンプリング精度で採取することができる。
【0027】従って、土壌中の揮発成分の分析を高精度
にて行なうことができ、広い面積の調査地域についても
土壌中に存在する揮発成分の正確な等濃度線図を簡単に
比較的短期間で得ることができるため、土壌中に含まれ
る有害物質の発見及びその分布調査や、地下資源の探査
などに極めて有効である。
にて行なうことができ、広い面積の調査地域についても
土壌中に存在する揮発成分の正確な等濃度線図を簡単に
比較的短期間で得ることができるため、土壌中に含まれ
る有害物質の発見及びその分布調査や、地下資源の探査
などに極めて有効である。
【図1】本発明に係わる採取装置により土壌中揮発成分
を採取する状態を一部切り欠いて示した概略の側面図で
ある。
を採取する状態を一部切り欠いて示した概略の側面図で
ある。
1 採取管
2a、2b 吸着剤
3 蓋体
4 吸引管
5 排出管
6 定量ポンプ
7 吸着装置
Claims (4)
- 【請求項1】 土壌中に設けた採取穴を地表部で封鎖す
る蓋体を通して採取穴内に吸引管と排出管を挿入し、吸
引管の地上側開放端に吸着剤が充填された揮発成分の採
取管を接続し、採取穴内の土壌ガスを定量ポンプで所定
時間吸引して土壌ガス中の揮発成分を採取管の吸着剤に
吸着させると共に、定量ポンプから排出される土壌ガス
を吸着装置に導き、クリーンエアーにして排出管から採
取穴内に戻すことを特徴とする土壌中揮発成分の採取方
法。 - 【請求項2】 土壌中に設けた採取穴を地表部で封鎖す
る蓋体と、蓋体に保持された吸引管及び排出管と、吸引
管を通して採取穴から土壌ガスを定量的に吸引する定量
ポンプと、吸引管と定量ポンプとの間に接続される吸着
剤が充填された揮発成分の採取管と、定量ポンプから排
出される土壌ガスをクリーンエアーにして、排出管を通
して採取穴内に戻すための吸着装置とを備えることを特
徴とする土壌中揮発成分の採取装置。 - 【請求項3】 前記採取管内に吸着力の異なる2種類の
吸着剤が充填されていることを特徴とする、請求項2に
記載の土壌中揮発成分の採取装置。 - 【請求項4】 前記吸着装置が活性炭を含むことを特徴
とする、請求項2に記載の土壌中揮発成分の採取装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001219030A JP2003035633A (ja) | 2001-07-19 | 2001-07-19 | 土壌中揮発成分の採取方法及び採取装置 |
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|---|---|---|---|---|
| WO2006005777A1 (es) * | 2004-06-18 | 2006-01-19 | Consejo Superior De Investigaciones Científicas | Sistema automático de caracterización de suelos |
| KR101410320B1 (ko) | 2013-06-13 | 2014-06-24 | 국립대학법인 울산과학기술대학교 산학협력단 | 토양 중의 잔류성유기오염물질 측정기 및 측정방법 |
| CN106769262A (zh) * | 2017-03-13 | 2017-05-31 | 环境保护部南京环境科学研究所 | 一种野外植被挥发气体自动采集装置 |
| CN108801684A (zh) * | 2018-07-14 | 2018-11-13 | 徐兴年 | 一种基于水分含量范围的土壤取样装置 |
| CN112985924A (zh) * | 2021-01-29 | 2021-06-18 | 国网河北省电力有限公司 | 土壤颗粒挥发气体用收集装置 |
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-
2001
- 2001-07-19 JP JP2001219030A patent/JP2003035633A/ja active Pending
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| JP2023098810A (ja) * | 2021-12-29 | 2023-07-11 | 生態環境部南京環境科学研究所 | エアレイションゾーンにおけるベンゼン類の生分解率を測定する実験方法 |
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