JP2003033065A - 電動モータの制御装置及びその設計手法 - Google Patents
電動モータの制御装置及びその設計手法Info
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- JP2003033065A JP2003033065A JP2001219620A JP2001219620A JP2003033065A JP 2003033065 A JP2003033065 A JP 2003033065A JP 2001219620 A JP2001219620 A JP 2001219620A JP 2001219620 A JP2001219620 A JP 2001219620A JP 2003033065 A JP2003033065 A JP 2003033065A
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- electric motor
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- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P25/00—Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details
- H02P25/02—Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details characterised by the kind of motor
- H02P25/08—Reluctance motors
- H02P25/098—Arrangements for reducing torque ripple
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Control Of Electric Motors In General (AREA)
- Feedback Control In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高いロバスト安定性及び追従特性を両立可能
な電動モータの制御装置及びその設計手法を提供する。 【解決手段】 マイコン7のコントローラKにおいて、
検出されたモータ回転数Nmを基にフィードバック補正
量が得られ、演算された目標トルクReq_trq を基にフィ
ードフォワード補正量が得られる。そして、マイコン7
は、これらフィードバック補正量及びフィードフォワー
ド補正量に基づきSRモータ3にトルク制御の指令をす
る。
な電動モータの制御装置及びその設計手法を提供する。 【解決手段】 マイコン7のコントローラKにおいて、
検出されたモータ回転数Nmを基にフィードバック補正
量が得られ、演算された目標トルクReq_trq を基にフィ
ードフォワード補正量が得られる。そして、マイコン7
は、これらフィードバック補正量及びフィードフォワー
ド補正量に基づきSRモータ3にトルク制御の指令をす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動モータの制御
装置及びその設計手法に関するものである。
装置及びその設計手法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電気自動車等の走行用モータとし
てSRモータ(スイッチド・リラクタンスモータ)が知
られている。一般にSRモータの制御では、アクセルペ
ダルの操作量(アクセル開度)に基づき目標トルクReq_
trq が演算され、これが予め用意されたマップによりS
Rモータへの指示値に変換されて、SRモータに付与さ
れる。これにより、SRモータは上記目標トルクReq_tr
q に応じたトルクを発生するように制御される。
てSRモータ(スイッチド・リラクタンスモータ)が知
られている。一般にSRモータの制御では、アクセルペ
ダルの操作量(アクセル開度)に基づき目標トルクReq_
trq が演算され、これが予め用意されたマップによりS
Rモータへの指示値に変換されて、SRモータに付与さ
れる。これにより、SRモータは上記目標トルクReq_tr
q に応じたトルクを発生するように制御される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】こうしたSRモータの
制御系はオープンループで構成されている。このSRモ
ータを搭載した車両がシャフトやタイヤのねじれ及びサ
スペンションのバネなどの影響で共振特性を有している
場合には、例えば目標トルクの急激な変化に対してモー
タ回転数が共振してしまい、車両の前後の振動(小刻み
な揺れ)となって乗員に不快感を与える。
制御系はオープンループで構成されている。このSRモ
ータを搭載した車両がシャフトやタイヤのねじれ及びサ
スペンションのバネなどの影響で共振特性を有している
場合には、例えば目標トルクの急激な変化に対してモー
タ回転数が共振してしまい、車両の前後の振動(小刻み
な揺れ)となって乗員に不快感を与える。
【0004】そこで、この種の振動を抑制できるように
H∞制御理論を用いたSRモータの制御が提案されてい
る。図21は、このようなH∞制御理論を用いて設計さ
れたコントローラK(H∞コントローラ)を有するSR
モータの制御内容を示すブロック図である。すなわち、
この制御系において、アクセル開度に基づき目標トルク
Req_trq が演算され、これが予め用意されたマップによ
りSRモータへの指示値に変換されて、SRモータに付
与される。このとき、目標トルクReq_trq は検出された
モータ回転数Nmに基づきコントローラKにおいて演算
されるフィードバック補正量uによって補正される。
H∞制御理論を用いたSRモータの制御が提案されてい
る。図21は、このようなH∞制御理論を用いて設計さ
れたコントローラK(H∞コントローラ)を有するSR
モータの制御内容を示すブロック図である。すなわち、
この制御系において、アクセル開度に基づき目標トルク
Req_trq が演算され、これが予め用意されたマップによ
りSRモータへの指示値に変換されて、SRモータに付
与される。このとき、目標トルクReq_trq は検出された
モータ回転数Nmに基づきコントローラKにおいて演算
されるフィードバック補正量uによって補正される。
【0005】図22は、このようなSRモータの制御に
おいて、例えばアクセルペダルを踏み込んだり離したり
して目標トルクを急変化させ、ステップ入力を生じさせ
たときの応答特性(モータ回転数特性)を示すタイムチ
ャートである。すなわち、目標トルクの急変化に対する
オープンループ制御及びH∞制御での各モータ回転数特
性を示している。同図に示されるように、H∞制御を行
うことで、オープンループ制御に比してステップ入力に
対するモータ回転数の振動(共振)は抑制されている。
おいて、例えばアクセルペダルを踏み込んだり離したり
して目標トルクを急変化させ、ステップ入力を生じさせ
たときの応答特性(モータ回転数特性)を示すタイムチ
ャートである。すなわち、目標トルクの急変化に対する
オープンループ制御及びH∞制御での各モータ回転数特
性を示している。同図に示されるように、H∞制御を行
うことで、オープンループ制御に比してステップ入力に
対するモータ回転数の振動(共振)は抑制されている。
【0006】ところで、ロバスト安定化問題(ロバスト
安定性の確保)を主体としたH∞制御問題では、ロバス
ト安定性に対する要求性能が著しく高い場合は、それと
トレードオフになる追従特性(制振性及びトルク追従
性)の性能が劣化してしまう。そこで、高いロバスト安
定性及び追従特性を両立可能な高性能なSRモータの制
御が望まれている。
安定性の確保)を主体としたH∞制御問題では、ロバス
ト安定性に対する要求性能が著しく高い場合は、それと
トレードオフになる追従特性(制振性及びトルク追従
性)の性能が劣化してしまう。そこで、高いロバスト安
定性及び追従特性を両立可能な高性能なSRモータの制
御が望まれている。
【0007】本発明の目的は、高いロバスト安定性及び
追従特性を両立可能な電動モータの制御装置及びその設
計手法を提供することにある。
追従特性を両立可能な電動モータの制御装置及びその設
計手法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、電動モータと、前記電
動モータのモータ回転数を検出する検出手段と、前記電
動モータの目標トルクを演算する演算手段と、前記検出
されたモータ回転数を基に、フィードバック補正量を得
るフィードバック補償器と、前記演算された目標トルク
を基に、フィードフォワード補正量を得るフィードフォ
ワード補償器と、前記フィードバック補正量及びフィー
ドフォワード補正量に基づき前記電動モータにトルク制
御の指令をする制御手段とを備えたことを要旨とする。
めに、請求項1に記載の発明は、電動モータと、前記電
動モータのモータ回転数を検出する検出手段と、前記電
動モータの目標トルクを演算する演算手段と、前記検出
されたモータ回転数を基に、フィードバック補正量を得
るフィードバック補償器と、前記演算された目標トルク
を基に、フィードフォワード補正量を得るフィードフォ
ワード補償器と、前記フィードバック補正量及びフィー
ドフォワード補正量に基づき前記電動モータにトルク制
御の指令をする制御手段とを備えたことを要旨とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の電動モータの制御装置において、前記電動モータの特
性変動は、運転状態の相違、電動モータの相違、該電動
モータが組付けられた被組付体の相違、トルクリップ
ル、センサノイズ及びモータ回転数の定常成分の少なく
とも1つであることを要旨とする。
の電動モータの制御装置において、前記電動モータの特
性変動は、運転状態の相違、電動モータの相違、該電動
モータが組付けられた被組付体の相違、トルクリップ
ル、センサノイズ及びモータ回転数の定常成分の少なく
とも1つであることを要旨とする。
【0010】請求項3に記載の発明は、検出されたモー
タ回転数を基にフィードバック制御するとともに、演算
された目標トルクを基にフィードフォワード制御するコ
ントローラを備えた電動モータの制御装置の設計手法に
おいて、前記電動モータの特性変動に対するロバスト安
定性及び該電動モータの目標トルクからモータ回転数ま
での追従特性がそれぞれ独立して設定される2自由度H
∞制御問題における一般化プラントで前記コントローラ
の伝達関数を表現し、前記一般化プラントのH∞ノルム
が略最小となるように該コントローラを導出することを
要旨とする。
タ回転数を基にフィードバック制御するとともに、演算
された目標トルクを基にフィードフォワード制御するコ
ントローラを備えた電動モータの制御装置の設計手法に
おいて、前記電動モータの特性変動に対するロバスト安
定性及び該電動モータの目標トルクからモータ回転数ま
での追従特性がそれぞれ独立して設定される2自由度H
∞制御問題における一般化プラントで前記コントローラ
の伝達関数を表現し、前記一般化プラントのH∞ノルム
が略最小となるように該コントローラを導出することを
要旨とする。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の電動モータの制御装置の設計手法において、前記電動
モータの特性変動は、運転状態の相違、電動モータの相
違、該電動モータが組付けられた被組付体の相違、トル
クリップル、センサノイズ及びモータ回転数の定常成分
の少なくとも1つであることを要旨とする。
の電動モータの制御装置の設計手法において、前記電動
モータの特性変動は、運転状態の相違、電動モータの相
違、該電動モータが組付けられた被組付体の相違、トル
クリップル、センサノイズ及びモータ回転数の定常成分
の少なくとも1つであることを要旨とする。
【0012】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
検出されたモータ回転数を基にフィードバック補正量が
得られ、演算された目標トルクを基にフィードフォワー
ド補正量が得られる。そして、これらフィードバック補
正量及びフィードフォワード補正量に基づき電動モータ
にトルク制御の指令がされることで、電動モータの制御
において高いロバスト安定性及び追従特性の両立が可能
となる。
検出されたモータ回転数を基にフィードバック補正量が
得られ、演算された目標トルクを基にフィードフォワー
ド補正量が得られる。そして、これらフィードバック補
正量及びフィードフォワード補正量に基づき電動モータ
にトルク制御の指令がされることで、電動モータの制御
において高いロバスト安定性及び追従特性の両立が可能
となる。
【0013】請求項2又は4に記載の発明によれば、運
転状態の相違、電動モータの相違、電動モータが組付け
られた被組付体(例えば、車体や車種など)の相違、ト
ルクリップル、センサノイズ及びモータ回転数の定常成
分の少なくとも1つに係る特性変動に対してロバスト安
定性が向上される。
転状態の相違、電動モータの相違、電動モータが組付け
られた被組付体(例えば、車体や車種など)の相違、ト
ルクリップル、センサノイズ及びモータ回転数の定常成
分の少なくとも1つに係る特性変動に対してロバスト安
定性が向上される。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、電動モー
タの特性変動に対するロバスト安定性及び電動モータの
目標トルクからモータ回転数までの追従特性がそれぞれ
独立して設定される2自由度H∞制御問題における一般
化プラントでコントローラの伝達関数を表現してコント
ローラが導出される。従って、このコントローラにて電
動モータの制御を行うことで高いロバスト安定性及び追
従特性の両立が可能となる。
タの特性変動に対するロバスト安定性及び電動モータの
目標トルクからモータ回転数までの追従特性がそれぞれ
独立して設定される2自由度H∞制御問題における一般
化プラントでコントローラの伝達関数を表現してコント
ローラが導出される。従って、このコントローラにて電
動モータの制御を行うことで高いロバスト安定性及び追
従特性の両立が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図20に従って説明する。図1は、電気自
動車の走行駆動系の構成ブロック図を示す。
形態を図1〜図20に従って説明する。図1は、電気自
動車の走行駆動系の構成ブロック図を示す。
【0016】電気自動車1は駆動輪2に走行トルクを出
力する電動モータとしてのSRモータ(スイッチド・リ
ラクタンスモータ)3を備えている。SRモータ3は電
気自動車1の部品ルーム内の所定箇所に被組付体として
の車体1a(同図では象徴的に鎖線で示すのみで大きさ
は正確でない)に組付けられた状態で搭載されている。
バッテリ4には例えば燃料電池や充電式蓄電池などが使
用される。SRモータ3はECU(電子制御装置)5に
よりインバータ6を介して駆動制御される。ECU5は
マイクロコンピュータ(以下、単にマイコンと称す)7
と、チョッパ回路8を備える。なお、マイコン7によ
り、演算手段、コントローラ、フィードバック補償器、
フィードフォワード補償器、制御手段が構成される。
力する電動モータとしてのSRモータ(スイッチド・リ
ラクタンスモータ)3を備えている。SRモータ3は電
気自動車1の部品ルーム内の所定箇所に被組付体として
の車体1a(同図では象徴的に鎖線で示すのみで大きさ
は正確でない)に組付けられた状態で搭載されている。
バッテリ4には例えば燃料電池や充電式蓄電池などが使
用される。SRモータ3はECU(電子制御装置)5に
よりインバータ6を介して駆動制御される。ECU5は
マイクロコンピュータ(以下、単にマイコンと称す)7
と、チョッパ回路8を備える。なお、マイコン7によ
り、演算手段、コントローラ、フィードバック補償器、
フィードフォワード補償器、制御手段が構成される。
【0017】インバータ6はバッテリ電圧が印加される
ようにバッテリ4と接続され、その出力側はSRモータ
3に電気的に接続されている。インバータ6は駆動回路
9とスイッチング回路10とを備える。マイコン7から
の指令信号に基づいてチョッパ回路8がチョッパ制御さ
れて、チョッパ回路8から駆動回路9を介してスイッチ
ング回路10に入力される信号に基づきSRモータ3は
駆動制御される。
ようにバッテリ4と接続され、その出力側はSRモータ
3に電気的に接続されている。インバータ6は駆動回路
9とスイッチング回路10とを備える。マイコン7から
の指令信号に基づいてチョッパ回路8がチョッパ制御さ
れて、チョッパ回路8から駆動回路9を介してスイッチ
ング回路10に入力される信号に基づきSRモータ3は
駆動制御される。
【0018】SRモータ3は3相モータで、3相コイル
の励磁タイミングを制御することによって駆動制御され
る。インバータ6はSRモータ3に対し内部の3相コイ
ルに励磁電流を供給するそれぞれ2本ずつの計6本の電
力線で接続されている。電流比較回路11は電力線を流
れる電流値を検出する。チョッパ回路8は電流比較回路
11から入力する電流検出信号を基に駆動回路9に送る
指令値を補正する。
の励磁タイミングを制御することによって駆動制御され
る。インバータ6はSRモータ3に対し内部の3相コイ
ルに励磁電流を供給するそれぞれ2本ずつの計6本の電
力線で接続されている。電流比較回路11は電力線を流
れる電流値を検出する。チョッパ回路8は電流比較回路
11から入力する電流検出信号を基に駆動回路9に送る
指令値を補正する。
【0019】マイコン7は、アクセルペダル12の操作
量を検出するアクセルセンサ13から入力するアクセル
信号(アクセル開度α)と、バッテリ電圧検出回路14
からのバッテリ電圧検出信号(バッテリ電圧Vb)とを
インタフェイス15を介して入力する。またマイコン7
は、SRモータ3の回転状態を検出する検出手段として
のレゾルバ16からの回転検出信号をインタフェイス1
7を介して入力するようになっている。
量を検出するアクセルセンサ13から入力するアクセル
信号(アクセル開度α)と、バッテリ電圧検出回路14
からのバッテリ電圧検出信号(バッテリ電圧Vb)とを
インタフェイス15を介して入力する。またマイコン7
は、SRモータ3の回転状態を検出する検出手段として
のレゾルバ16からの回転検出信号をインタフェイス1
7を介して入力するようになっている。
【0020】マイコン7はそのメモリ18に図3に示す
マップMを記憶し、アクセルセンサ13により検出され
たアクセル開度αを基にマップMを参照して目標トルク
Req_trq を求める。また、マイコン7は、バッテリ電圧
検出回路14から検出されたバッテリ電圧Vbを得ると
ともに、レゾルバ16からの回転検出信号を基にモータ
回転数Nmを得る。
マップMを記憶し、アクセルセンサ13により検出され
たアクセル開度αを基にマップMを参照して目標トルク
Req_trq を求める。また、マイコン7は、バッテリ電圧
検出回路14から検出されたバッテリ電圧Vbを得ると
ともに、レゾルバ16からの回転検出信号を基にモータ
回転数Nmを得る。
【0021】マイコン7は、これら目標トルクReq_trq
及びモータ回転数Nmに基づき、後述のコントローラK
によって指示トルクTを求める。指示トルクTは、目標
トルクReq_trq を目標とする制御を行ううえにおいて実
際に指示する指令用の指示値に相当する。
及びモータ回転数Nmに基づき、後述のコントローラK
によって指示トルクTを求める。指示トルクTは、目標
トルクReq_trq を目標とする制御を行ううえにおいて実
際に指示する指令用の指示値に相当する。
【0022】メモリ18には、指示トルクT、モータ回
転数Nm、バッテリ電圧Vbの3つのパラメータを基
に、電流指示値Iと、通電角度(角度指示値)θとを個
別に求める2つのマップ(3次元マップ)(図示せず)
が記憶されている。マイコン7は、3つのパラメータ
(指示トルクT、モータ回転数Nm、バッテリ電圧V
b)から決まる電流指示値Iと角度指示値θとからなる
指令信号をチョッパ回路8に指令する。チョッパ回路8
はマイコン7から入力する指令信号(指示値I,θ)を
基に、角度指示値θに応じた所定の励磁タイミングで電
流指示値Iに応じた励磁電流を3相コイルに順次通電す
る指令信号を駆動回路9を介してスイッチング回路10
に出力する。
転数Nm、バッテリ電圧Vbの3つのパラメータを基
に、電流指示値Iと、通電角度(角度指示値)θとを個
別に求める2つのマップ(3次元マップ)(図示せず)
が記憶されている。マイコン7は、3つのパラメータ
(指示トルクT、モータ回転数Nm、バッテリ電圧V
b)から決まる電流指示値Iと角度指示値θとからなる
指令信号をチョッパ回路8に指令する。チョッパ回路8
はマイコン7から入力する指令信号(指示値I,θ)を
基に、角度指示値θに応じた所定の励磁タイミングで電
流指示値Iに応じた励磁電流を3相コイルに順次通電す
る指令信号を駆動回路9を介してスイッチング回路10
に出力する。
【0023】図2はインバータ6の回路構成図を示す。
インバータ6は、3相(相1,相2,相3)のモータコ
イル(3相コイル)31,32,33ごとの3つのスイ
ッチング回路10A,10B,10Cを備えている。ス
イッチング回路10はこれら3つの回路10A,10
B,10Cより構成される。各スイッチング回路10
A,10B,10Cにはバッテリ4からのバッテリ電圧
が印加されている。各スイッチング回路10A,10
B,10Cは、モータコイル31,32,33の両側に
2つずつのスイッチング素子(トランジスタ)21,2
2と、2つずつのダイオード23,24とを備えてい
る。
インバータ6は、3相(相1,相2,相3)のモータコ
イル(3相コイル)31,32,33ごとの3つのスイ
ッチング回路10A,10B,10Cを備えている。ス
イッチング回路10はこれら3つの回路10A,10
B,10Cより構成される。各スイッチング回路10
A,10B,10Cにはバッテリ4からのバッテリ電圧
が印加されている。各スイッチング回路10A,10
B,10Cは、モータコイル31,32,33の両側に
2つずつのスイッチング素子(トランジスタ)21,2
2と、2つずつのダイオード23,24とを備えてい
る。
【0024】各相における2つのスイッチング素子2
1,22の各々のゲートには、相1では駆動回路41
A,41Bが、相2では駆動回路42A,42Bが、相
3では駆動回路43A,43Bがそれぞれ信号電圧を出
力可能に接続されている。駆動回路9はこれら2つずつ
の駆動回路41A,41B,42A,42B,43A,
43Bより構成される。また各スイッチング回路10
A,10B,10Cと並列に1つずつのコンデンサC
1,C2,C3が接続され、またバッテリ4と並列にコ
ンデンサC4,C5,C6が接続されている。
1,22の各々のゲートには、相1では駆動回路41
A,41Bが、相2では駆動回路42A,42Bが、相
3では駆動回路43A,43Bがそれぞれ信号電圧を出
力可能に接続されている。駆動回路9はこれら2つずつ
の駆動回路41A,41B,42A,42B,43A,
43Bより構成される。また各スイッチング回路10
A,10B,10Cと並列に1つずつのコンデンサC
1,C2,C3が接続され、またバッテリ4と並列にコ
ンデンサC4,C5,C6が接続されている。
【0025】3相における各スイッチング素子21,2
2の各々のゲートには、チョッパ回路8で生成された電
流指示値Iに応じたデューティ値(%)のPWM信号
が、角度指示値θに応じた励磁タイミングで各相毎のモ
ータコイル31,32,33を順次通電させるタイミン
グで入力される。このため、各モータコイル31,3
2,33には、電流指示値Iに応じた励磁電流が角度指
示値θに応じた励磁タイミングで通電される。
2の各々のゲートには、チョッパ回路8で生成された電
流指示値Iに応じたデューティ値(%)のPWM信号
が、角度指示値θに応じた励磁タイミングで各相毎のモ
ータコイル31,32,33を順次通電させるタイミン
グで入力される。このため、各モータコイル31,3
2,33には、電流指示値Iに応じた励磁電流が角度指
示値θに応じた励磁タイミングで通電される。
【0026】またSRモータ3が惰性回転してモータト
ルクが零トルクになるときの指示トルクは、その時々の
モータ回転数Nmに応じて一義的に決まる。メモリ18
には、モータ回転数Nmから零トルク(つまり惰性回
転)となる指示トルクに相当する基準トルクTo を求め
るためのマップ(図示せず)を記憶している。マイコン
7は、レゾルバ16からの回転検出信号を基にモータ回
転方向を検出しており、モータ回転方向と同じ向きのト
ルクを付与するときを「力行」、モータ回転方向と逆向
きのトルクを付与するときを「回生」と判断する。つま
り現在の指示トルクTが基準トルクTo 以上のときを
「力行」、現在の指示トルクTが基準トルクTo 未満の
ときを「回生」と判断する。
ルクが零トルクになるときの指示トルクは、その時々の
モータ回転数Nmに応じて一義的に決まる。メモリ18
には、モータ回転数Nmから零トルク(つまり惰性回
転)となる指示トルクに相当する基準トルクTo を求め
るためのマップ(図示せず)を記憶している。マイコン
7は、レゾルバ16からの回転検出信号を基にモータ回
転方向を検出しており、モータ回転方向と同じ向きのト
ルクを付与するときを「力行」、モータ回転方向と逆向
きのトルクを付与するときを「回生」と判断する。つま
り現在の指示トルクTが基準トルクTo 以上のときを
「力行」、現在の指示トルクTが基準トルクTo 未満の
ときを「回生」と判断する。
【0027】「回生」であるときには、レゾルバ16か
らの回転検出信号を基に得られるモータ回転方向と逆転
方向のトルクを発生させる励磁タイミングの順序で各相
のモータコイル31,32,33を通電し、SRモータ
3を逆転トルクが発生するように制御する。また「力
行」であるときには、レゾルバ16からの回転検出信号
を基に得られるモータ回転方向と同一方向のトルクを発
生させる励磁タイミングの順序で各相のモータコイル3
1,32,33を通電し、SRモータ3を正転トルクが
発生するように制御する。この結果、SRモータ3には
指示トルクTに応じたトルクが発生する。この励磁タイ
ミングを決めるのが、角度指示値θである。
らの回転検出信号を基に得られるモータ回転方向と逆転
方向のトルクを発生させる励磁タイミングの順序で各相
のモータコイル31,32,33を通電し、SRモータ
3を逆転トルクが発生するように制御する。また「力
行」であるときには、レゾルバ16からの回転検出信号
を基に得られるモータ回転方向と同一方向のトルクを発
生させる励磁タイミングの順序で各相のモータコイル3
1,32,33を通電し、SRモータ3を正転トルクが
発生するように制御する。この結果、SRモータ3には
指示トルクTに応じたトルクが発生する。この励磁タイ
ミングを決めるのが、角度指示値θである。
【0028】次に、上記指示トルクTを求めるコントロ
ーラKの設計について以下に説明する。図4は、本実施
形態でのSRモータ3の制御内容を示すブロック図であ
る。同図に示されるように、本実施形態では制御対象と
してのSRモータ3の制御(振動抑制制御)に係るコン
トローラKを、フィードバック補償器K1及びフィード
フォワード補償器K2にて構成している。すなわち、S
Rモータ3の制御系をいわゆる2自由度の制御系として
構成している。そして、SRモータ3の制御におけるロ
バスト安定性及び追従特性の各性能をそれぞれ独立して
保証しうるコントローラK(フィードバック補償器K1
及びフィードフォワード補償器K2)を求める。なお、
制御対象としてのSRモータ3は、車種・モータ等の相
違やセンサノイズなどの特性変動を包括しているものと
して扱い、以降も同様である。換言すると、SRモータ
3の制御に係るコントローラKは車種・モータ等の相違
やセンサノイズなどの特性変動の影響を含めて設計され
る。
ーラKの設計について以下に説明する。図4は、本実施
形態でのSRモータ3の制御内容を示すブロック図であ
る。同図に示されるように、本実施形態では制御対象と
してのSRモータ3の制御(振動抑制制御)に係るコン
トローラKを、フィードバック補償器K1及びフィード
フォワード補償器K2にて構成している。すなわち、S
Rモータ3の制御系をいわゆる2自由度の制御系として
構成している。そして、SRモータ3の制御におけるロ
バスト安定性及び追従特性の各性能をそれぞれ独立して
保証しうるコントローラK(フィードバック補償器K1
及びフィードフォワード補償器K2)を求める。なお、
制御対象としてのSRモータ3は、車種・モータ等の相
違やセンサノイズなどの特性変動を包括しているものと
して扱い、以降も同様である。換言すると、SRモータ
3の制御に係るコントローラKは車種・モータ等の相違
やセンサノイズなどの特性変動の影響を含めて設計され
る。
【0029】ここで、SRモータ3の伝達関数を実モデ
ルPsysとして表すと、図4においてロバスト安定性
に係る伝達関数は下記数1式にて表される。
ルPsysとして表すと、図4においてロバスト安定性
に係る伝達関数は下記数1式にて表される。
【0030】
【数1】
一方、追従特性に係る伝達関数は下記数2式にて表され
る。
る。
【0031】
【数2】
従って、フィードフォワード補償器(伝達関数)K2は
追従特性に係る伝達関数にのみ現れるため、フィードフ
ォワード補償器K2の変更によってロバスト安定性が影
響されることはない。そこで、SRモータ3の制御にお
けるロバスト安定性及び追従特性をそれぞれ独立して設
定し、図5に示すブロック図に基づいて2自由度H∞制
御問題としてコントローラKを設計する。
追従特性に係る伝達関数にのみ現れるため、フィードフ
ォワード補償器K2の変更によってロバスト安定性が影
響されることはない。そこで、SRモータ3の制御にお
けるロバスト安定性及び追従特性をそれぞれ独立して設
定し、図5に示すブロック図に基づいて2自由度H∞制
御問題としてコントローラKを設計する。
【0032】一般に、H∞制御問題では、図6に示され
るように外生入力(外部入力)w、制御入力u、制御量
z、観測量yを有する「一般化プラント」において、外
生入力wから制御量zまでの伝達関数Tzwに対するH∞
ノルム(||Tzw||∞)が所定値γ(例えば「1」)より
小さくなるようなコントローラKを求める。以下、コン
トローラKの設計方法について段階的に説明する。
るように外生入力(外部入力)w、制御入力u、制御量
z、観測量yを有する「一般化プラント」において、外
生入力wから制御量zまでの伝達関数Tzwに対するH∞
ノルム(||Tzw||∞)が所定値γ(例えば「1」)より
小さくなるようなコントローラKを求める。以下、コン
トローラKの設計方法について段階的に説明する。
【0033】[実モデルの決定]先ず、オープンループ
の系でSRモータ3を運転した場合における、目標トル
クw1に対する実際のモータ回転数Nmから実モデルP
sysを決定する。すなわち、目標トルクw1をオープ
ンループ系に与え、予め用意されたマップ(図4におけ
るマップMP)により電流指示値I及び角度指示値θを
決定し、これら指示値に基いて前記チョッパ回路8、駆
動回路9及びスイッチング回路10を介してSRモータ
3を実際に回転させる。そして、前記目標トルクw1に
対する実際のSRモータ3のモータ回転数Nmを計測
し、この計測結果(すなわち、目標トルクw1に対する
実際の応答Nm)から、実モデルPsysを決定する
(図7参照)。これらは、同定実験及び周波数フィッテ
ィングによるモデルパラメータの同定とも呼ばれる手法
に基いて行われる。
の系でSRモータ3を運転した場合における、目標トル
クw1に対する実際のモータ回転数Nmから実モデルP
sysを決定する。すなわち、目標トルクw1をオープ
ンループ系に与え、予め用意されたマップ(図4におけ
るマップMP)により電流指示値I及び角度指示値θを
決定し、これら指示値に基いて前記チョッパ回路8、駆
動回路9及びスイッチング回路10を介してSRモータ
3を実際に回転させる。そして、前記目標トルクw1に
対する実際のSRモータ3のモータ回転数Nmを計測
し、この計測結果(すなわち、目標トルクw1に対する
実際の応答Nm)から、実モデルPsysを決定する
(図7参照)。これらは、同定実験及び周波数フィッテ
ィングによるモデルパラメータの同定とも呼ばれる手法
に基いて行われる。
【0034】[規範モデルの導出]こうして得られた実
モデルPsysを参照しながら目標トルクw1の変化に
対する制振性及びトルク追従性が両立した理想的なモデ
ルを規範モデルRsysとして導出・作成する。この規
範モデルRsysは、共振周波数近傍で実モデルPsy
sのゲインよりも相当量小さいゲインを有するととも
に、他の周波数領域で実モデルPsysのゲインと一致
するゲインを有するように作成される(図7参照)。
モデルPsysを参照しながら目標トルクw1の変化に
対する制振性及びトルク追従性が両立した理想的なモデ
ルを規範モデルRsysとして導出・作成する。この規
範モデルRsysは、共振周波数近傍で実モデルPsy
sのゲインよりも相当量小さいゲインを有するととも
に、他の周波数領域で実モデルPsysのゲインと一致
するゲインを有するように作成される(図7参照)。
【0035】上記実モデルPsysの決定と規範モデル
Rsysの導出とが終了した段階で、コントローラKと
ともに図8に示す系を構成する。すなわち、実モデルP
sysと、コントローラK(フィードバック補償器K
1)とで閉ループを形成するとともに、目標トルクw1
に重み関数wsを考慮してコントローラK(フィードフ
ォワード補償器K2)及び規範モデルRsysにそれぞ
れ入力する。そして、規範モデルRsysの出力と実モ
デルPsysの出力との偏差(モータ回転数の差)を制
御量z1として出力させる。
Rsysの導出とが終了した段階で、コントローラKと
ともに図8に示す系を構成する。すなわち、実モデルP
sysと、コントローラK(フィードバック補償器K
1)とで閉ループを形成するとともに、目標トルクw1
に重み関数wsを考慮してコントローラK(フィードフ
ォワード補償器K2)及び規範モデルRsysにそれぞ
れ入力する。そして、規範モデルRsysの出力と実モ
デルPsysの出力との偏差(モータ回転数の差)を制
御量z1として出力させる。
【0036】これにより、実モデルPsysの応答を規
範モデルRsysの応答に近づけるコントローラKを得
るための問題を、目標トルクw1から制御量z1までの
伝達関数Tz1w1に対するH∞ノルムを所定値γより小さ
くする(||Tz1w1||∞<γ)ようなコントローラKを求
めるH∞制御問題に帰着させることが可能となる。ま
た、これにより制御対象の追従特性(制振性及びトルク
追従性)を同時に評価することが可能となる。
範モデルRsysの応答に近づけるコントローラKを得
るための問題を、目標トルクw1から制御量z1までの
伝達関数Tz1w1に対するH∞ノルムを所定値γより小さ
くする(||Tz1w1||∞<γ)ようなコントローラKを求
めるH∞制御問題に帰着させることが可能となる。ま
た、これにより制御対象の追従特性(制振性及びトルク
追従性)を同時に評価することが可能となる。
【0037】ちなみに、この系において、重み関数ws
を特定の周波数領域で大きくなるように設定すれば、同
特定の周波数領域における実際の応答を規範モデルRs
ysの応答に一層近似させるコントローラKを得ること
ができる。図9に示されるように、本実施形態では重み
関数wsのゲインを低周波数領域で大きくなるように設
定しており、これにより低周波数領域における実際の応
答を規範モデルに近づけてSRモータ3の制振性及びト
ルク追従性を向上させている。
を特定の周波数領域で大きくなるように設定すれば、同
特定の周波数領域における実際の応答を規範モデルRs
ysの応答に一層近似させるコントローラKを得ること
ができる。図9に示されるように、本実施形態では重み
関数wsのゲインを低周波数領域で大きくなるように設
定しており、これにより低周波数領域における実際の応
答を規範モデルに近づけてSRモータ3の制振性及びト
ルク追従性を向上させている。
【0038】[特性変動の導出・重み関数の設定]実験
により、運転状態や車種・モータの相違によって目標ト
ルクw1からモータ回転数Nmまでの伝達特性が変動す
ることが判明している。また、SRモータ3の各モータ
コイル31〜33への通電切換えを高周波数で行うと、
同通電の切換え時にトルクリップルが発生し、これがモ
ータ回転数Nmに影響を及ぼすことも判明している。そ
こで、図10に示されるように、このような運転状態や
車種・モータの違い、トルクリップルなどによる制御対
象の特性変動を乗法的変動Δとして扱う。この場合、乗
法的変動Δへの入力を制御量z2として捉えるととも
に、乗法的変動Δからの出力を摂動入力w2(一般化プ
ラントヘの入力)として捉え、摂動入力w2の影響が制
御量z2に現れ難いコントローラKを求める問題に帰着
させる。
により、運転状態や車種・モータの相違によって目標ト
ルクw1からモータ回転数Nmまでの伝達特性が変動す
ることが判明している。また、SRモータ3の各モータ
コイル31〜33への通電切換えを高周波数で行うと、
同通電の切換え時にトルクリップルが発生し、これがモ
ータ回転数Nmに影響を及ぼすことも判明している。そ
こで、図10に示されるように、このような運転状態や
車種・モータの違い、トルクリップルなどによる制御対
象の特性変動を乗法的変動Δとして扱う。この場合、乗
法的変動Δへの入力を制御量z2として捉えるととも
に、乗法的変動Δからの出力を摂動入力w2(一般化プ
ラントヘの入力)として捉え、摂動入力w2の影響が制
御量z2に現れ難いコントローラKを求める問題に帰着
させる。
【0039】より具体的には、図11に示されるよう
に、摂動入力w2を重み関数wm1を介して指示トルク
に加えることで、上記トルクリップル分を指示トルクに
対する外乱トルクとして扱う。すなわち、トルクリップ
ル分の周波数特性を重み関数wm1で表す。重み関数w
m1は、図12に示したように共振点に対して高周波数
側領域でのゲインが大きくなるように設定する。また、
上記運転状態や車種・モータの相違等による伝達特性の
変化を重み関数wm2で表して制御量z2を得るように
系を構成する。重み関数はwm2は、図13に示したよ
うに低周波数側領域でのゲインが大きくなるように設定
する。以上により、運転状態や車種・モータの違い、ト
ルクリップルなどによる特性変動の影響を抑制するコン
トローラKを得る問題をH∞制御問題に帰着させること
が可能となる。
に、摂動入力w2を重み関数wm1を介して指示トルク
に加えることで、上記トルクリップル分を指示トルクに
対する外乱トルクとして扱う。すなわち、トルクリップ
ル分の周波数特性を重み関数wm1で表す。重み関数w
m1は、図12に示したように共振点に対して高周波数
側領域でのゲインが大きくなるように設定する。また、
上記運転状態や車種・モータの相違等による伝達特性の
変化を重み関数wm2で表して制御量z2を得るように
系を構成する。重み関数はwm2は、図13に示したよ
うに低周波数側領域でのゲインが大きくなるように設定
する。以上により、運転状態や車種・モータの違い、ト
ルクリップルなどによる特性変動の影響を抑制するコン
トローラKを得る問題をH∞制御問題に帰着させること
が可能となる。
【0040】[ノイズ特性の導出・重み関数の設定]制
御に使用する検出量であるモータ回転数Nmは、レゾル
バ16のセンサノイズ(ホワイトノイズ)を含んでい
る。このセンサノイズによる系への影響は図14のブロ
ック図のように示される。
御に使用する検出量であるモータ回転数Nmは、レゾル
バ16のセンサノイズ(ホワイトノイズ)を含んでい
る。このセンサノイズによる系への影響は図14のブロ
ック図のように示される。
【0041】また、モータ回転数Nmは、SRモータ3
の発生トルクの所定時間前からの積分値に相当するた
め、同発生トルクが「0」となった場合でも直ちに
「0」となることなく一定値を維持する。これは、モー
タ回転数の定常成分と呼ばれる。一方、実モデルPsy
sは共振点近傍で線形なものとして設計される。従っ
て、性能向上のためには、モータ回転数の定常成分を除
去する必要がある。そこで、このようなセンサノイズや
モータ回転数の定常成分を除去するため、これらをセン
サノイズw3に対する重み関数wnで表し、図15に示
したようにセンサノイズw3を重み関数wnを介して実
モデルPsysとコントローラK(フィードバック補償
器K1)との間に入力する。
の発生トルクの所定時間前からの積分値に相当するた
め、同発生トルクが「0」となった場合でも直ちに
「0」となることなく一定値を維持する。これは、モー
タ回転数の定常成分と呼ばれる。一方、実モデルPsy
sは共振点近傍で線形なものとして設計される。従っ
て、性能向上のためには、モータ回転数の定常成分を除
去する必要がある。そこで、このようなセンサノイズや
モータ回転数の定常成分を除去するため、これらをセン
サノイズw3に対する重み関数wnで表し、図15に示
したようにセンサノイズw3を重み関数wnを介して実
モデルPsysとコントローラK(フィードバック補償
器K1)との間に入力する。
【0042】ちなみに、本実施形態では、図16に示さ
れるように重み関数wnのゲインを低周波数領域で大き
くなるように設定しており、これによりセンサノイズに
比して影響度の大きいモータ回転数の定常成分を好適に
除去している。
れるように重み関数wnのゲインを低周波数領域で大き
くなるように設定しており、これによりセンサノイズに
比して影響度の大きいモータ回転数の定常成分を好適に
除去している。
【0043】[コントローラKの算出]以上の態様で設
定等された外生入力w(目標トルクw1、摂動入力w
2、センサノイズw3)と制御量z(制御量z1,z
2)との関係によりこの制御系は図5に示す2自由度H
∞制御における一般化プラントで表現される。既述のよ
うに、H∞制御問題ではこの一般化プラントにおいて、
外生入力wから制御量zまでの伝達関数Tzwに対するH
∞ノルム(||Tzw||∞)が所定値γ(例えば「1」)よ
り小さくなるようなコントローラKを求める。
定等された外生入力w(目標トルクw1、摂動入力w
2、センサノイズw3)と制御量z(制御量z1,z
2)との関係によりこの制御系は図5に示す2自由度H
∞制御における一般化プラントで表現される。既述のよ
うに、H∞制御問題ではこの一般化プラントにおいて、
外生入力wから制御量zまでの伝達関数Tzwに対するH
∞ノルム(||Tzw||∞)が所定値γ(例えば「1」)よ
り小さくなるようなコントローラKを求める。
【0044】ここで、上記伝達関数Tzwに対するH∞ノ
ルム(||Tzw||∞)の評価に当たって、目標トルクw1
から制御量z1までの伝達関数Tz1w1、摂動入力w2か
ら制御量z2までの伝達関数Tz2w2及びセンサノイズw
3から制御量z2までの伝達関数Tz2w3の各H∞ノルム
が評価される。
ルム(||Tzw||∞)の評価に当たって、目標トルクw1
から制御量z1までの伝達関数Tz1w1、摂動入力w2か
ら制御量z2までの伝達関数Tz2w2及びセンサノイズw
3から制御量z2までの伝達関数Tz2w3の各H∞ノルム
が評価される。
【0045】摂動入力w2から制御量z2までの伝達関
数Tz2w2は下記数3式にて表される。
数Tz2w2は下記数3式にて表される。
【0046】
【数3】
従って、この伝達関数Tz2w2に対するH∞ノルムが下記
数4式のように値「1」よりも小さくなるようなコント
ローラK(フィードバック補償器K1)を求める。
数4式のように値「1」よりも小さくなるようなコント
ローラK(フィードバック補償器K1)を求める。
【0047】
【数4】
これにより、乗法的変動(運転状態や車種・モータの違
い、トルクリップルなどによる特性変動)に対するロバ
スト安定性が考慮される(第1のロバスト安定条件)。
い、トルクリップルなどによる特性変動)に対するロバ
スト安定性が考慮される(第1のロバスト安定条件)。
【0048】また、センサノイズw3から制御量z2ま
での伝達関数Tz2w3は下記数5式にて表される。
での伝達関数Tz2w3は下記数5式にて表される。
【0049】
【数5】
従って、この伝達関数Tz2w3に対するH∞ノルムが下記
数6式のように値「1」よりも小さくなるようなコント
ローラK(フィードバック補償器K1)を求める。
数6式のように値「1」よりも小さくなるようなコント
ローラK(フィードバック補償器K1)を求める。
【0050】
【数6】
これにより、センサノイズやモータ回転数の定常成分な
どによる特性変動に対するロバスト安定性が考慮される
(第2のロバスト安定条件)。
どによる特性変動に対するロバスト安定性が考慮される
(第2のロバスト安定条件)。
【0051】なお、既述のように制御対象のロバスト安
定性はフィードフォワード補償器K2によって影響を受
けることはなく(数1式参照)、第1及び第2のロバス
ト安定条件(数4式及び数6式)にはフィードフォワー
ド補償器K2の要素は含まれていない。
定性はフィードフォワード補償器K2によって影響を受
けることはなく(数1式参照)、第1及び第2のロバス
ト安定条件(数4式及び数6式)にはフィードフォワー
ド補償器K2の要素は含まれていない。
【0052】一方、目標トルクw1から制御量z1まで
の伝達関数Tz1w1は下記数7式にて表される。
の伝達関数Tz1w1は下記数7式にて表される。
【0053】
【数7】
従って、この伝達関数Tz1w1に対するH∞ノルムが下記
数8式のように所定値γよりも小さくなるようなコント
ローラK(フィードフォワード補償器K2)を求める。
数8式のように所定値γよりも小さくなるようなコント
ローラK(フィードフォワード補償器K2)を求める。
【0054】
【数8】
すなわち、この所定値γが略最小となるようにして実モ
デルPsysを規範モデルRsysに近づける。これに
より、制御対象(SRモータ3)の追従特性(制振性及
びトルク追従性)が考慮される。
デルPsysを規範モデルRsysに近づける。これに
より、制御対象(SRモータ3)の追従特性(制振性及
びトルク追従性)が考慮される。
【0055】以上により、主として第1及び第2のロバ
スト安定条件(数4式及び数6式)を考慮して求めたコ
ントローラK(フィードバック補償器K1)と、主とし
て制御対象の追従特性を保持したまま実モデルPsys
を規範モデルRsysに近づけるようなコントローラK
(フィードフォワード補償器K2)とを同時に求める。
これにより、SRモータ3の制御におけるロバスト安定
性及び追従特性を同時に満足するコントローラKが求め
られる。
スト安定条件(数4式及び数6式)を考慮して求めたコ
ントローラK(フィードバック補償器K1)と、主とし
て制御対象の追従特性を保持したまま実モデルPsys
を規範モデルRsysに近づけるようなコントローラK
(フィードフォワード補償器K2)とを同時に求める。
これにより、SRモータ3の制御におけるロバスト安定
性及び追従特性を同時に満足するコントローラKが求め
られる。
【0056】ここで、H∞制御問題の解法はリカッチ方
程式を解くアプローチとリカッチ方程式の不等式版であ
るLMI問題を解くアプローチとがあるが、どちらを用
いても良い。本実施形態ではLMIべースのアプローチ
でコントローラK(s)を導出している。LMIべース
のアプローチは大きな問題に対してリカッチベースの問
題より多くの計算を必要とするがリカッチベースが持つ
正則性制約を取り去ることができる。すなわち任意のプ
ラントに適用できる特徴を持つ。
程式を解くアプローチとリカッチ方程式の不等式版であ
るLMI問題を解くアプローチとがあるが、どちらを用
いても良い。本実施形態ではLMIべースのアプローチ
でコントローラK(s)を導出している。LMIべース
のアプローチは大きな問題に対してリカッチベースの問
題より多くの計算を必要とするがリカッチベースが持つ
正則性制約を取り去ることができる。すなわち任意のプ
ラントに適用できる特徴を持つ。
【0057】また、例えば設計においては制御系設計C
AD「MATLAB」を使ってコントローラK(s)等
を導出している。以上のように構築された一般化プラン
トに対して重み関数及び規範モデルRsysの設定を行
い、設計仕様を満足するように設計サイクルの中で通常
何回か修正され、設計仕様を満たせば設計完了となる。
AD「MATLAB」を使ってコントローラK(s)等
を導出している。以上のように構築された一般化プラン
トに対して重み関数及び規範モデルRsysの設定を行
い、設計仕様を満足するように設計サイクルの中で通常
何回か修正され、設計仕様を満たせば設計完了となる。
【0058】以上述べたように、SRモータ3の要求仕
様をH∞制御における一般化プラントで表現し、2自由
度H∞制御問題として最適解を求める。これにより、高
いロバスト安定性及び追従特性を両立可能なSRモータ
3の制御(振動抑制制御)を実現することができる。
様をH∞制御における一般化プラントで表現し、2自由
度H∞制御問題として最適解を求める。これにより、高
いロバスト安定性及び追従特性を両立可能なSRモータ
3の制御(振動抑制制御)を実現することができる。
【0059】[コントローラの低次元化]次に設計され
たコントローラK(s)(フィードバック補償器K1、
フィードフォワード補償器K2)の低次元化処理を行
う。コントローラをマイコン7に実装して制御を実行す
る場合、コントローラの次数が大きいとマイコン7の演
算負荷が大き<なってしまい、所定のサンプリング周期
で演算しきれなくなる。このため設計されたコントロー
ラK(s)の特性を変えないで次数を低下させる手法を
低次元化といい、高次元のコントローラをその周波数特
性を変化させないで低次元化する。本実施形態では、例
えば28次のコントローラK(s)となっており、これ
をその周波数特性を変化させないで13次まで低次元化
する。
たコントローラK(s)(フィードバック補償器K1、
フィードフォワード補償器K2)の低次元化処理を行
う。コントローラをマイコン7に実装して制御を実行す
る場合、コントローラの次数が大きいとマイコン7の演
算負荷が大き<なってしまい、所定のサンプリング周期
で演算しきれなくなる。このため設計されたコントロー
ラK(s)の特性を変えないで次数を低下させる手法を
低次元化といい、高次元のコントローラをその周波数特
性を変化させないで低次元化する。本実施形態では、例
えば28次のコントローラK(s)となっており、これ
をその周波数特性を変化させないで13次まで低次元化
する。
【0060】[離散化]その後、マイコンのサンプリン
グタイムに合わせて、低次元化したフィードバック補償
器K1及びフィードフォワード補償器K2ごとに次数n
に応じた離散化をすることにより、下記数9式により表
されるフィードバック補正量u1(k)及びフィードフ
ォワード補正量u2(k)を得ることができる。
グタイムに合わせて、低次元化したフィードバック補償
器K1及びフィードフォワード補償器K2ごとに次数n
に応じた離散化をすることにより、下記数9式により表
されるフィードバック補正量u1(k)及びフィードフ
ォワード補正量u2(k)を得ることができる。
【0061】
【数9】
なお、係数ai,biは上記低次元化されたフィードバ
ック補償器K1の離散化に伴う係数であり、係数ci,
diは同フィードフォワード補償器K2の離散化に伴う
係数である。ここで、補正量u1(k),u2(k)、
モータ回転数Nm(k)及び目標トルクReq_trq (k)
は、今回の演算で得られる補正量u1,u2、今回の演
算時におけるモータ回転数Nm及び目標トルクReq_trq
をそれぞれ意味する。また、補正量u1(k−i),u
2(k−i)、モータ回転数Nm(k−i)及び目標ト
ルクReq_trq (k−i)は、i回前の演算で得られた補
正量u1,u2、i回前の演算時におけるモータ回転数
Nm及び目標トルクReq_trq をそれぞれ意味する。本実
施形態では13次に低次元化しており、従って13回前
(n=13)までの補正量u1,u2、モータ回転数N
m及び目標トルクReq_trq に基づき今回の補正量u1
(k),u2(k)を演算する。そして、コントローラ
Kはこれら補正量u1(k),u2(k)を加算して指
示トルクTを算出する。
ック補償器K1の離散化に伴う係数であり、係数ci,
diは同フィードフォワード補償器K2の離散化に伴う
係数である。ここで、補正量u1(k),u2(k)、
モータ回転数Nm(k)及び目標トルクReq_trq (k)
は、今回の演算で得られる補正量u1,u2、今回の演
算時におけるモータ回転数Nm及び目標トルクReq_trq
をそれぞれ意味する。また、補正量u1(k−i),u
2(k−i)、モータ回転数Nm(k−i)及び目標ト
ルクReq_trq (k−i)は、i回前の演算で得られた補
正量u1,u2、i回前の演算時におけるモータ回転数
Nm及び目標トルクReq_trq をそれぞれ意味する。本実
施形態では13次に低次元化しており、従って13回前
(n=13)までの補正量u1,u2、モータ回転数N
m及び目標トルクReq_trq に基づき今回の補正量u1
(k),u2(k)を演算する。そして、コントローラ
Kはこれら補正量u1(k),u2(k)を加算して指
示トルクTを算出する。
【0062】図17は、以上に説明したコントローラK
を求めるための設計手順を示したフローチャートであ
る。簡単に説明すると、先ず、実モデルPsysを求め
るための同定実験を行い(S(ステップ)101)、次
いで周波数フィッティングによりモデルパラメータの同
定を行って(S102)、同実モデルPsysを求め
る。そして、規範モデルRsysを導出し(S10
3)、運転状態や車種の相違、トルクリップルなどによ
る上記特性変動がどのような特性を有するかを調べると
ともに(S104)、上記センサノイズの特性がどのよ
うな特性を有するかを調べる(S105)。
を求めるための設計手順を示したフローチャートであ
る。簡単に説明すると、先ず、実モデルPsysを求め
るための同定実験を行い(S(ステップ)101)、次
いで周波数フィッティングによりモデルパラメータの同
定を行って(S102)、同実モデルPsysを求め
る。そして、規範モデルRsysを導出し(S10
3)、運転状態や車種の相違、トルクリップルなどによ
る上記特性変動がどのような特性を有するかを調べると
ともに(S104)、上記センサノイズの特性がどのよ
うな特性を有するかを調べる(S105)。
【0063】次に、上記重み関数ws,wm1,wm
2,wnを上記調査した特性変動及びノイズ特性等に基
いて設定し(S106)、図5に示した一般化プラント
を作成する(S107)。次いで、上記「MATLA
B」によりコントローラK(s)(フィードバック補償
器K1及びフィードフォワード補償器K2)を算出し
(S108)、性能評価条件を満足するか否かを判定す
る(S109)。
2,wnを上記調査した特性変動及びノイズ特性等に基
いて設定し(S106)、図5に示した一般化プラント
を作成する(S107)。次いで、上記「MATLA
B」によりコントローラK(s)(フィードバック補償
器K1及びフィードフォワード補償器K2)を算出し
(S108)、性能評価条件を満足するか否かを判定す
る(S109)。
【0064】この段階で、性能評価条件が満足されなけ
れば、上記S106〜S108を繰り返す。また、S1
09にて性能評価条件が満足されれば上記コントローラ
K(s)を低次元化し(S110)、低次元化されたコ
ントローラKの離散化を行う(S111)。
れば、上記S106〜S108を繰り返す。また、S1
09にて性能評価条件が満足されれば上記コントローラ
K(s)を低次元化し(S110)、低次元化されたコ
ントローラKの離散化を行う(S111)。
【0065】図18は、低次元化されたコントローラK
(H∞コントローラ)をマイコン7に実装した場合のブ
ロック図である。すなわち、マイコン7はレゾルバ16
からのモータ回転数Nm(k)を入力し、上記コントロ
ーラK(フィードバック補償器K1)により数9式に従
ってフィードバック補正量u1(k)を求める。一方、
マイコン7は、アクセルセンサ13からアクセル開度α
を入力し、これを図3に示したマップM(目標トルクマ
ップ)により目標トルクReq_trq (k)に変換する。そ
して、マイコン7はコントローラK(フィードフォワー
ド補償器K2)により数9式に従ってフィードフォワー
ド補正量u2(k)を求める。
(H∞コントローラ)をマイコン7に実装した場合のブ
ロック図である。すなわち、マイコン7はレゾルバ16
からのモータ回転数Nm(k)を入力し、上記コントロ
ーラK(フィードバック補償器K1)により数9式に従
ってフィードバック補正量u1(k)を求める。一方、
マイコン7は、アクセルセンサ13からアクセル開度α
を入力し、これを図3に示したマップM(目標トルクマ
ップ)により目標トルクReq_trq (k)に変換する。そ
して、マイコン7はコントローラK(フィードフォワー
ド補償器K2)により数9式に従ってフィードフォワー
ド補正量u2(k)を求める。
【0066】マイコン7は、これら補正量u1(k),
u2(k)を加算して指示トルクTを算出する。そし
て、マイコン7はマップMPによりこの指示トルクTを
電流指示値I及び角度指示値θに変換し、SRモータ3
に付与する。
u2(k)を加算して指示トルクTを算出する。そし
て、マイコン7はマップMPによりこの指示トルクTを
電流指示値I及び角度指示値θに変換し、SRモータ3
に付与する。
【0067】図18に示したブロック図の制御はソフト
ウェア上で実現される。従って、本実施形態では上記コ
ントローラK(フィードバック補償器K1及びフィード
フォワード補償器K2)もソフトウェア上で実現したデ
ジタルフィルタとなっている。
ウェア上で実現される。従って、本実施形態では上記コ
ントローラK(フィードバック補償器K1及びフィード
フォワード補償器K2)もソフトウェア上で実現したデ
ジタルフィルタとなっている。
【0068】マイコン7のメモリ18には、図19にフ
ローチャートで示すモータ制御プログラムが記憶されて
いる。以下、モータ制御プログラムについて説明する。
まず、S201では、初期化をする。
ローチャートで示すモータ制御プログラムが記憶されて
いる。以下、モータ制御プログラムについて説明する。
まず、S201では、初期化をする。
【0069】S202では、前回の制御から10msec.
経過したか否かを判断する。つまり10msec. 毎に制御
をするため、制御間隔の時間が経過したか否かを判断す
る。S203では、目標トルクReq_trq (k)を求め
る。すなわちアクセル開度αを読み込んで、アクセル開
度αを基にマップM(図3)を参照して目標トルクReq_
trq (k)を求める。
経過したか否かを判断する。つまり10msec. 毎に制御
をするため、制御間隔の時間が経過したか否かを判断す
る。S203では、目標トルクReq_trq (k)を求め
る。すなわちアクセル開度αを読み込んで、アクセル開
度αを基にマップM(図3)を参照して目標トルクReq_
trq (k)を求める。
【0070】S204では、モータ回転数Nm(k)を
検出する。S205では、補正量演算処理を実行する。
すなわち、前記数9式を用いて、モータ回転数Nmに基
づきフィードバック補正量u1(k)を、目標トルクRe
q_trq に基づきフィードフォワード補正量u2(k)を
それぞれ算出する。
検出する。S205では、補正量演算処理を実行する。
すなわち、前記数9式を用いて、モータ回転数Nmに基
づきフィードバック補正量u1(k)を、目標トルクRe
q_trq に基づきフィードフォワード補正量u2(k)を
それぞれ算出する。
【0071】S206では、モータへの指示トルクTを
算出する。すなわち、指示トルクTを、式 T=u1
(k)+u2(k) より計算する。S207では、指
示トルクTをモータへの電流指示値I及び角度指示値θ
へ変換する。すなわち、マイコン7は3つのパラメータ
(指示トルクT、モータ回転数Nm、バッテリ電圧V
b)を基に個別のマップ(図18におけるマップMP)
を参照して電流指示値I及び角度指示値θをそれぞれ求
める。
算出する。すなわち、指示トルクTを、式 T=u1
(k)+u2(k) より計算する。S207では、指
示トルクTをモータへの電流指示値I及び角度指示値θ
へ変換する。すなわち、マイコン7は3つのパラメータ
(指示トルクT、モータ回転数Nm、バッテリ電圧V
b)を基に個別のマップ(図18におけるマップMP)
を参照して電流指示値I及び角度指示値θをそれぞれ求
める。
【0072】S208では、電流指示値Iおよび角度指
示値θを出力する。すなわち、マイコン7はチョッパ回
路8に指示値I,θを指令する。従って、チョッパ回路
8は、角度指示値θから決まる励磁タイミングで電流指
示値Iに相当する励磁電流が流れるデューティ値%で駆
動回路9を介してスイッチング回路10をPWM制御す
る。その結果、モータコイル31,32,33が所定の
励磁タイミングで順次通電される。
示値θを出力する。すなわち、マイコン7はチョッパ回
路8に指示値I,θを指令する。従って、チョッパ回路
8は、角度指示値θから決まる励磁タイミングで電流指
示値Iに相当する励磁電流が流れるデューティ値%で駆
動回路9を介してスイッチング回路10をPWM制御す
る。その結果、モータコイル31,32,33が所定の
励磁タイミングで順次通電される。
【0073】S209では、電源OFFか否かを判断す
る。電源ON中はS202に戻りS202〜S209の
処理を繰り返し実行する。そして電源OFFになると、
S210において停止処理を行う。
る。電源ON中はS202に戻りS202〜S209の
処理を繰り返し実行する。そして電源OFFになると、
S210において停止処理を行う。
【0074】このように、アクセル開度αに基いて目標
トルクReq_trq (k)が決定され、この目標トルクReq_
trq (k)及び実際のモータ回転数Nm(k)とコント
ローラKとにより決定された補正量u1(k),u2
(k)により指示トルクTが決定され、この指示トルク
Tに応じてSRモータ3への通電がなされる。
トルクReq_trq (k)が決定され、この目標トルクReq_
trq (k)及び実際のモータ回転数Nm(k)とコント
ローラKとにより決定された補正量u1(k),u2
(k)により指示トルクTが決定され、この指示トルク
Tに応じてSRモータ3への通電がなされる。
【0075】図20は、このような制御を行うSRモー
タ3について、例えばアクセルペダル12を踏み込んだ
り離したりして目標トルクを急変化させ、ステップ入力
を生じさせときのモータ回転数特性を示すタイムチャー
トである。同図に示されるように、ステップ入力に対す
るモータ回転数の振動(共振)は略皆無に抑制されてい
る。
タ3について、例えばアクセルペダル12を踏み込んだ
り離したりして目標トルクを急変化させ、ステップ入力
を生じさせときのモータ回転数特性を示すタイムチャー
トである。同図に示されるように、ステップ入力に対す
るモータ回転数の振動(共振)は略皆無に抑制されてい
る。
【0076】以上詳述したように、本実施形態によれ
ば、以下に示す効果が得られるようになる。 (1)本実施形態では、コントローラKにより、検出さ
れたモータ回転数Nmを基にフィードバック補正量u1
が得られ、演算された目標トルクReq_trq を基にフィー
ドフォワード補正量u2が得られる。そして、これらフ
ィードバック補正量u1及びフィードフォワード補正量
u2に基づきSRモータ3にトルク制御の指令がされる
ことで、SRモータ3の制御において高いロバスト安定
性及び追従特性の両立が可能となる。
ば、以下に示す効果が得られるようになる。 (1)本実施形態では、コントローラKにより、検出さ
れたモータ回転数Nmを基にフィードバック補正量u1
が得られ、演算された目標トルクReq_trq を基にフィー
ドフォワード補正量u2が得られる。そして、これらフ
ィードバック補正量u1及びフィードフォワード補正量
u2に基づきSRモータ3にトルク制御の指令がされる
ことで、SRモータ3の制御において高いロバスト安定
性及び追従特性の両立が可能となる。
【0077】また、このように2自由度H∞制御問題と
してコントローラKを求めることで高いロバスト安定性
及び追従特性の両立が可能になり、これにより調整工数
の削減と部品(コントローラ)の共通化とを図ることが
できる。
してコントローラKを求めることで高いロバスト安定性
及び追従特性の両立が可能になり、これにより調整工数
の削減と部品(コントローラ)の共通化とを図ることが
できる。
【0078】(2)本実施形態では、運転状態の相違、
SRモータ3の相違、SRモータ3が組付けられた車体
1a(車種)の相違、トルクリップル、センサノイズ及
びモータ回転数Nmの定常成分に係る特性変動に対して
ロバスト安定性を向上できる。
SRモータ3の相違、SRモータ3が組付けられた車体
1a(車種)の相違、トルクリップル、センサノイズ及
びモータ回転数Nmの定常成分に係る特性変動に対して
ロバスト安定性を向上できる。
【0079】(3)本実施形態では、追従特性(制振性
及びトルク追従性)を良好とすることで振動抑制と車両
の加速性を好適にすることができる。 (4)本実施形態では、モータ回転数の振動を抑制する
ことで車体1aの前後振動を低減し、電気自動車1の乗
り心地を向上できる。
及びトルク追従性)を良好とすることで振動抑制と車両
の加速性を好適にすることができる。 (4)本実施形態では、モータ回転数の振動を抑制する
ことで車体1aの前後振動を低減し、電気自動車1の乗
り心地を向上できる。
【0080】なお、本発明の実施の形態は上記実施形態
に限定されるものではなく、次のように変更してもよ
い。 ・前記実施形態においては、コントローラKをソフトウ
ェア上で実現したデジタルフィルタとしたが、ハードウ
ェアのデジタルフィルタで実現してもよい。
に限定されるものではなく、次のように変更してもよ
い。 ・前記実施形態においては、コントローラKをソフトウ
ェア上で実現したデジタルフィルタとしたが、ハードウ
ェアのデジタルフィルタで実現してもよい。
【0081】・前記実施形態において、特性変動として
の運転状態の相違、SRモータ3の相違、SRモータ3
が組付けられた車体1a(車種)の相違、トルクリップ
ル、センサノイズ及びモータ回転数Nmの定常成分のい
ずれかを割愛してもよい。
の運転状態の相違、SRモータ3の相違、SRモータ3
が組付けられた車体1a(車種)の相違、トルクリップ
ル、センサノイズ及びモータ回転数Nmの定常成分のい
ずれかを割愛してもよい。
【0082】・前記実施形態においては、28次のコン
トローラK(s)を導出してこれを13次に低次元化し
たが、その他の次数に低次元化してもよい。また、低次
元化処理を割愛してもよい。
トローラK(s)を導出してこれを13次に低次元化し
たが、その他の次数に低次元化してもよい。また、低次
元化処理を割愛してもよい。
【0083】・前記実施形態において、各重み関数の設
定及びこれによる一般化プラントの作成は一例である。 ・前記実施形態において、電動モータはSRモータに限
定されない。例えば交流誘導モータでもよい。
定及びこれによる一般化プラントの作成は一例である。 ・前記実施形態において、電動モータはSRモータに限
定されない。例えば交流誘導モータでもよい。
【0084】・前記実施形態においては、電気自動車の
電動モータの制御に本発明を適用したがこれに限定され
るものではない。自動車以外の電気車両で適用してもよ
い。また、車両において走行駆動源以外の用途で搭載さ
れた電動モータに適用してもよい。さらに車両以外の他
の用途で使用される電動モータに適用してもよい。
電動モータの制御に本発明を適用したがこれに限定され
るものではない。自動車以外の電気車両で適用してもよ
い。また、車両において走行駆動源以外の用途で搭載さ
れた電動モータに適用してもよい。さらに車両以外の他
の用途で使用される電動モータに適用してもよい。
【0085】次に、以上の実施形態から把握することが
できる請求項以外の技術的思想を、その効果とともに以
下に記載する。 (イ)請求項1又は2に記載の電動モータの制御装置に
おいて、前記演算手段はアクセル開度に基づき前記目標
トルクを演算することを特徴とする電動モータの制御装
置。
できる請求項以外の技術的思想を、その効果とともに以
下に記載する。 (イ)請求項1又は2に記載の電動モータの制御装置に
おいて、前記演算手段はアクセル開度に基づき前記目標
トルクを演算することを特徴とする電動モータの制御装
置。
【0086】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1又は3に
記載の発明によれば、電動モータの制御において高いロ
バスト安定性及び追従特性を両立できる。
記載の発明によれば、電動モータの制御において高いロ
バスト安定性及び追従特性を両立できる。
【0087】請求項2又は4に記載の発明によれば、運
転状態の相違、電動モータの相違、電動モータが組付け
られた被組付体の相違、トルクリップル、センサノイズ
及びモータ回転数の定常成分の少なくとも1つに係る特
性変動に対してロバスト安定性を向上できる。
転状態の相違、電動モータの相違、電動モータが組付け
られた被組付体の相違、トルクリップル、センサノイズ
及びモータ回転数の定常成分の少なくとも1つに係る特
性変動に対してロバスト安定性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における電気自動車の概略構成図。
【図2】インバータの電気回路図。
【図3】アクセル開度から目標トルクを得るためのマッ
プ。
プ。
【図4】同実施形態のモータ制御内容を示すブロック
図。
図。
【図5】コントローラをH∞制御により決定するための
ブロック図。
ブロック図。
【図6】H∞制御の一般化プラントのブロック図。
【図7】実モデルおよび規範モデルの各周波数特性を示
すグラフ。
すグラフ。
【図8】実モデル、規範モデル、コントローラ及び重み
関数の関係を示すブロック図。
関数の関係を示すブロック図。
【図9】重み関数の周波数特性を示すグラフ。
【図10】特性変動を概念的に示すブロック図。
【図11】特性変動を具体化したブロック図。
【図12】重み関数の周波数特性を示すグラフ。
【図13】重み関数の周波数特性を示すグラフ。
【図14】センサノイズを概念的に示すブロック図。
【図15】センサノイズを具体化したブロック図。
【図16】重み関数の周波数特性を示すグラフ。
【図17】設計手法の手順を示すフローチャート。
【図18】同実施形態のモータ制御内容を示すブロック
図。
図。
【図19】同実施形態のモータ制御ルーチンのフローチ
ャート。
ャート。
【図20】トルク変化時のモータ回転数特性を示すタイ
ムチャート。
ムチャート。
【図21】従来のモータ制御内容を示すブロック図
【図22】従来のトルク変化時のモータ回転数特性を示
すタイムチャート。
すタイムチャート。
1a…被組付体としての車体、3…電動モータとしての
SRモータ、5…ECU、6…インバータ、7…演算手
段、コントローラ、フィードバック補償器、フィードフ
ォワード補償器、制御手段を構成するマイコン、16…
検出手段としてのレゾルバ。
SRモータ、5…ECU、6…インバータ、7…演算手
段、コントローラ、フィードバック補償器、フィードフ
ォワード補償器、制御手段を構成するマイコン、16…
検出手段としてのレゾルバ。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H02P 5/05 H02P 5/00 501
(72)発明者 葛谷 秀樹
愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ
ン精機 株式会社内
(72)発明者 瀬部 昇
福岡県糟屋郡篠栗町篠栗4856−1−1105
Fターム(参考) 5H004 GA05 GA08 GA09 GA17 GB12
HA08 HA09 HA10 HA12 HB08
HB14 JB08 JB22 JB24 KA22
KA32 KA78 KB07 KB13 KB15
KB33 KC08 KC18 KC27 KC42
KC54 KC55 KC56 LA13 MA08
5H550 AA16 BB08 CC04 DD09 GG03
HA09 HB07 HB16 JJ17 KK06
LL04 LL22 LL35
Claims (4)
- 【請求項1】 電動モータと、 前記電動モータのモータ回転数を検出する検出手段と、 前記電動モータの目標トルクを演算する演算手段と、 前記検出されたモータ回転数を基に、フィードバック補
正量を得るフィードバック補償器と、 前記演算された目標トルクを基に、フィードフォワード
補正量を得るフィードフォワード補償器と、 前記フィードバック補正量及びフィードフォワード補正
量に基づき前記電動モータにトルク制御の指令をする制
御手段とを備えたことを特徴とする電動モータの制御装
置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の電動モータの制御装
置において、 前記電動モータの特性変動は、運転状態の相違、電動モ
ータの相違、該電動モータが組付けられた被組付体の相
違、トルクリップル、センサノイズ及びモータ回転数の
定常成分の少なくとも1つであることを特徴とする電動
モータの制御装置。 - 【請求項3】 検出されたモータ回転数を基にフィー
ドバック制御するとともに、演算された目標トルクを基
にフィードフォワード制御するコントローラを備えた電
動モータの制御装置の設計手法において、 前記電動モータの特性変動に対するロバスト安定性及び
該電動モータの目標トルクからモータ回転数までの追従
特性がそれぞれ独立して設定される2自由度H∞制御問
題における一般化プラントで前記コントローラの伝達関
数を表現し、 前記一般化プラントのH∞ノルムが略最小となるように
該コントローラを導出することを特徴とする電動モータ
の制御装置の設計手法。 - 【請求項4】 請求項3に記載の電動モータの制御装
置の設計手法において、 前記電動モータの特性変動は、運転状態の相違、電動モ
ータの相違、該電動モータが組付けられた被組付体の相
違、トルクリップル、センサノイズ及びモータ回転数の
定常成分の少なくとも1つであることを特徴とする電動
モータの制御装置の設計手法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001219620A JP2003033065A (ja) | 2001-07-19 | 2001-07-19 | 電動モータの制御装置及びその設計手法 |
| US10/197,404 US6717381B2 (en) | 2001-07-19 | 2002-07-18 | Control device for electric-powered motor and designing method thereof |
| DE10232652A DE10232652A1 (de) | 2001-07-19 | 2002-07-18 | Regelungsvorrichtung für einen Elektromotor und zugehöriges Auslegungsverfahren |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001219620A JP2003033065A (ja) | 2001-07-19 | 2001-07-19 | 電動モータの制御装置及びその設計手法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003033065A true JP2003033065A (ja) | 2003-01-31 |
Family
ID=19053592
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001219620A Pending JP2003033065A (ja) | 2001-07-19 | 2001-07-19 | 電動モータの制御装置及びその設計手法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6717381B2 (ja) |
| JP (1) | JP2003033065A (ja) |
| DE (1) | DE10232652A1 (ja) |
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| JP2013055751A (ja) * | 2011-09-01 | 2013-03-21 | Yaskawa Electric Corp | 電動機制御装置 |
| WO2013175695A1 (ja) * | 2012-05-24 | 2013-11-28 | パナソニック株式会社 | 電力制御器の設計方法、電力制御器、及び電力制御装置 |
| JP2018527599A (ja) * | 2015-06-19 | 2018-09-20 | エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. | 制御システム、位置決めシステム、リソグラフィ装置及びデバイス製造方法 |
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