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JP2003021618A - ゲル充填キャピラリー及びこれを用いたマイクロアレイ並びにそれらの製造法 - Google Patents

ゲル充填キャピラリー及びこれを用いたマイクロアレイ並びにそれらの製造法

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Publication number
JP2003021618A
JP2003021618A JP2001208495A JP2001208495A JP2003021618A JP 2003021618 A JP2003021618 A JP 2003021618A JP 2001208495 A JP2001208495 A JP 2001208495A JP 2001208495 A JP2001208495 A JP 2001208495A JP 2003021618 A JP2003021618 A JP 2003021618A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gel
capillary
filled
capillaries
polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001208495A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuko Ogami
暢子 大上
Teruhiro Ishimaru
輝太 石丸
Takayuki Makino
隆之 槙野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP2001208495A priority Critical patent/JP2003021618A/ja
Publication of JP2003021618A publication Critical patent/JP2003021618A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャピラリー電気泳動で見られる界面の電気
浸透現象を解決したキャピラリー及びこれを用いたマイ
クロアレイの提供。 【解決手段】 キャピラリーの中空部に高分子ゲルが充
填されたゲル充填キャピラリーにおいて、高分子ゲルの
構造が中空部の半径方向で異なる充填キャピラリー及び
生体関連物質がゲルに固定されたゲル充填キャピラリー
が平面状シート内に該平面に対し垂直方向に2個以上配
列されてなるマイクロアレイ並びにそれらの製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はDNAや蛋白質など
の生体関連物質の分析、詳しくは電気泳動に用いられる
キャピラリーやマイクロアレイ並びにそれらの製造法に
関する。
【0002】
【従来の技術】ポリアクリルアミドやアガロースゲルを
ガラスやプラスチックからなるキャピラリーに充填した
キャピラリーはキャピラリー電気泳動用としてDNAの
分離、定量に最近用いられている。また、DNA等の生
体関連物質を平面シート上の複数の区画にプローブとし
て固定化し検体中のDNAを分析するマイクロアレイ技
術も最近注目されている技術である。高分子からなるキ
ャピラリーの例としては特開平11−211694号に
開示されている。また、マイクロアレイ技術としては例
えば特開2000−270878号などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のゲルを充填した
キャピラリーによる電気泳動においては、キャピラリー
中空部に充填されたゲルは均一な構造を有するものであ
った。すなわち、前記特開平11−211694号に開
示されているように、キャピラリー内部に、例えば、ア
クリルアミドを主成分とするモノマーを充填して、それ
を重合することによって得られていた。しかしながら、
キャピラリーの内壁面とゲルの間には界面が存在するた
め、電場を印加すると界面近辺で電気浸透現象が起こ
り、界面はDNA等の検体の移動が早く起こることが指
摘されている。このような現象を防ぐためにキャピラリ
ーの内壁面とゲルの間で化学結合を持たせることが提案
されている。ガラス製のキャピラリーではガラス表面の
シラノール基を利用して化学結合が導入されやすいが、
キャピラリーが高分子材料の場合、その材料に特定の官
能基を導入する必要があり、材料によっては困難な場合
がある。本発明はキャピラリーの材質に異存せずに、キ
ャピラリー電気泳動で見られる界面の電気浸透現象を解
決したキャピラリーの提供を基本課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らはすべく鋭意
検討を行った結果、キャピラリー中空部に充填されるゲ
ルの構造を中空部の半径方向で変えることが上記課題の
解決に極めて有効であることを見出し、本発明を完成さ
せた。
【0005】すなわち、本発明の第1は、キャピラリー
の中空部に高分子ゲルが充填されたゲル充填キャピラリ
ーにおいて、高分子ゲルの構造が中空部の半径方向で相
違することを特徴とするゲル充填キャピラリーである。
中空部の半径方向で相違するとは、例えば、高分子ゲル
の架橋密度及び/又は高分子濃度に因る。また、高分子
ゲルには生体関連物質を保持することができる。
【0006】本発明の第2は、高分子ゲルに生体関連物
質が固定された上記ゲル充填キャピラリーが、長さ
(軸)方向に2個以上配列し、包埋材で固定化した後、
該配列体をキャピラリーの長さ(軸)と交叉する方向に
切断して得られるマイクロアレイである。生体関連物質
の種類は、各キャピラリーの全部又は一部において異な
るものとすることができる。
【0007】本発明の第3は、キャピラリーを形成する
原液M個(Mは1又は2以上の整数でそれぞれ組成が異
なる)と高分子ゲルを形成する原液N個(Nは2以上の
整数でそれぞれ組成が異なる)を、同心円上に配置され
た(M+N)個の環状オリフィスからなる複合紡糸ノズ
ルより、原液Nを中心部に原液Mは外周部になるように
積層吐出し、次いで、硬化処理をすることを特徴とする
ゲル充填キャピラリーの製造法である。
【0008】本発明の第4は、キャピラリーを形成する
原液M個(Mは1又は2以上の整数でそれぞれ組成が異
なる)と、生体関連物質を含む高分子ゲルを形成する原
液N個(Nは2以上の整数でそれぞれ組成が異なる)
を、同心円上に配置された(M+N)個の環状オリフィ
スからなる複合紡糸ノズルより、原液Nを中心部に原液
Mは外周部になるように積層吐出し、次いで、硬化処理
をすることを特徴とするゲル充填キャピラリーの製造法
である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のゲル充填キャピラリーの
内径は、電気泳動用として用いられる場合は1mm以下
数十ミクロン以上である。材質は、ガラスや高分子材料
を用いることができるが、電気泳動でキャピラリーの側
面から光を照射して泳動中の検体を検出する場合は、透
明材料が好ましい。しかしながら、電気泳動法でもシー
スフロー方式で検体の検出を一旦キャピラリーから排出
した状態で行う場合や、ゲル充填キャピラリーを切断し
てマイクロアレイとして用いる場合は、材質は透明であ
る必要はない。また、マイクロアレイに使用されるゲル
充填キャピラリーの内径は、0.5mm以下0.02m
m以上である。また、マイクロアレイ用にはキャピラリ
ーの切断工程を必要とするためガラスよりも高分子材料
が好ましい。
【0010】本発明では、キャピラリーの中空部に充填
される高分子ゲルは、その構造が半径方向に相違してい
ることが必要である。本発明の高分子ゲルは、直鎖状高
分子が分子間で結合して3次元の網目構造を有したもの
で、分子間の結合としては共有結合や非共有結合、すな
わち、水素結合、イオン結合、疎水的相互作用等の物理
化学的な結合が挙げられる。ゲルの構造は、この結合間
の分子量や架橋密度、高分子の濃度などで変化する。ま
た、ゲルの構造変化としては、ゲルを構成する分子の1
次構造の変化も本発明では含まれる。すなわち、ゲルに
結合させる生体関連物質の種類や量が変化する場合であ
る。本発明のゲルの構造変化としては、架橋密度あるい
は結合密度及び/又は高分子濃度を変化させたものが好
ましい。このような構造変化は、合成高分子からなるゲ
ルを使用することにより容易に制御することができる。
例えば、アクリルアミドの場合、モノマー濃度や架橋剤
濃度を変化させることによって変えることができる。ア
ガロースなどの天然高分子の場合はその水溶液の濃度を
変えることでゲルの構造を変えることができる。
【0011】また、半径方向の構造変化は、連続的であ
っても良いが、その使用目的から階段状であることが好
ましい。すなわち、キャピラリーの内壁に接する部分の
高分子ゲルの構造を、それ以外の部分に接する高分子ゲ
ルの構造に比べて、架橋密度や高分子濃度を高くするこ
とにより、キャピラリーの内壁に接する部分の電気浸透
現象が軽減される。あるいは、キャピラリーの内壁に接
する部分への検体の移動を極力抑えて、それ以外の部分
で正常な検体の電気泳動を達成させることができる。
【0012】本発明のゲル充填キャピラリーは、そのゲ
ルにプローブとして生体関連物質を保持することができ
る。生体関連物質としては、核酸、蛋白質、核酸蛋白
質、抗原体、抗体、多糖類等が例示される。
【0013】保持の方法としては、例えば、プローブと
して1本鎖からなるDNAを適切なリンカーを介してゲ
ルに保持することができる。このような場合、検体に含
まれる前記DNAと相補的な塩基配列を有するDNAと
ハイブリダイゼーションを形成することにより、検体中
の特定のDNAを検出することが可能である。その場
合、キャピラリーの半径方向でキャピラリーの界面付近
のゲルにはプローブを固定化させずに、その他の領域に
プローブを固定化すること等の設計が可能である。この
ようにプローブを固定化したゲルはプローブと界面の相
互作用がないため有効に機能させることができる。
【0014】次に、本発明のゲル充填キャピラリーの製
造法について説明する。キャピラリーを形成する原液と
しては、高分子と重合性モノマーの混合溶液を用いるの
が好ましい。高分子の濃度を変えることによって原液の
粘度が調整しやすく複合紡糸ノズルから安定に吐出する
ことができる。例えば、ポリメチルメタクリレート(P
MMA)を高分子として用いた場合、重合性モノマーと
してメチルメタクリレート(MMA)を用いることがで
きる。
【0015】高分子と重合性モノマーの割合は紡糸方式
や紡糸温度によって適宜選択されるが、例えば、図1に
示した下からの紡糸では、粘度が10〜10ポイズ
の範囲に調整することが望ましい。図1の装置におい
て、1は複合紡糸ノズル、2は糸状物(キャピラリ
ー)、3は紡糸筒、4は硬化処理部、5は引き取りロー
ラー、6は巻き取り部である。この装置は下から上への
紡糸方式であるが、キャピラリーの直径変動を小さくす
るのに効果的な紡糸法である。
【0016】高分子ゲル形成原液としては、上記と同様
に高分子と重合性モノマー溶液を用いるのが好ましい。
例えば、ポリアクリルアミドとアクリルアミドモノマ
ー、さらに架橋剤として少量のメチレンビスアクリルア
ミドの混合溶液を用いることができる。例えば、図2で
示した環状オリフィスからなる複合紡糸ノズルを用い
て、最外層にキャピラリー形成原液(21)、中間層に
ゲル形成原液(22)、中心部にゲル形成原液(23)
を吐出すると、図3で示した断面を有するゲル充填キャ
ピラリーを得ることができる。その場合、原液(22)
の組成を(23)に比べて硬化後のポリマー濃度が高く
なるか、あるいは架橋密度が高くなるように組成を変更
していけば、硬化後のゲルは半径方向に構造が異なった
ものとなる。また、生体関連物質を、原液(23)に添
加し、原液(22)に無添加としておくことにより、硬
化後のゲルの構造を変化させることもできる。ゲル形成
用液にも重合開始剤を少量添加しておくことが好まし
い。
【0017】図2の環状オリフィスからなる複合紡糸ノ
ズルから吐出された原液は、積層状態で熱や光を照射す
ることによって硬化処理される。硬化したゲル充填キャ
ピラリーは図1の装置では上方に引き取られ巻き取られ
るが、直径が太い場合は巻き取る前に適当な長さに切断
しても良い。
【0018】高分子ゲル形成用原液にプローブとして生
体関連物質を導入し、上述の方法で複合紡糸ノズルから
吐出して硬化させると、高分子ゲルにプローブが固定化
されたゲル充填キャピラリーを製造することができる。
この場合も、ゲルに構造変化を持たせるため、原液を2
種類以上用意する必要がある。生体関連物質としてDN
Aを用いた場合、DNAの末端に適当な反応で重合性官
能基を導入し、それを上記の高分子と重合性モノマー溶
液に添加して原液とすればよい。
【0019】このような生体関連物質(プローブ)を固
定化するためにはキャピラリー形成段階でプローブが変
性しないように注意しなければならない。例えば、紡糸
温度はできるだけ低い方が好ましく100℃以下、より
好ましくは80℃以下である。
【0020】本発明によって得られるゲル充填キャピラ
リーは、さらに、ゲルの水分蒸発防止、強度向上等を目
的として、キャピラリー外周部に被覆を設けることもで
きる。また、外周層を多層にして紡糸を行えば、例え
ば、ゲルの水分蒸発防止、ゲルの密着性向上のための層
を外周層内に形成することが可能である。
【0021】次に、上記ゲル充填キャピラリーを用いた
マイクロアレイ及びその製造法について例示する。本発
明のゲル充填キャピラリーを利用したマイクロアレイは
下記の製造法に限定されない。
【0022】先ず、ゲル充填キャピラリーを、配列治具
を用いて長さ(キャピラリーの軸)方向に配列させる。
配列本数はアレイ中のプローブ密度に関係するので目的
に応じて変化させるが、数十本から数万本の範囲が好ま
しい。キャピラリーを配列した状態でポリウレタンやエ
ポキシ樹脂などの包埋剤を注入し、全てのキャピラリー
に均一にしみわたらせた後、包埋剤を硬化させて配列体
樹脂ブロックを形成させる。このブロックを適切なスラ
イサーでキャピラリーの軸と交差する方向に切断して平
面状シート物を得る。シートの厚みは1mm以下数十ミ
クロン以上が好ましい。また、シートの断面積は数ミリ
角から数センチ角の範囲が好ましい。
【0023】プローブの種類は各キャピラリーの全部又
は一部において変えることができる。また、配列体のど
の位置にどの種類のプローブが固定されているかを位置
決めしておく必要がある場合は、位置決めが容易なよう
に、予めキャピラリーを染料で染めたもの、キャピラリ
ーに充填される高分子ゲルに染料を保持したもの等を配
列体中に入れておくこともできる。その後、上記と同じ
ようにスライスすることによりマイクロアレイを得るこ
とができる。
【0024】分子量の低い検体の場合、マイクロアレイ
と検体溶液を接触するだけで、検体の自然拡散によりプ
ローブとの結合が起こるが、高分子量の検体の場合は電
気泳動が有効となる。すなわち、マイクロアレイの表裏
に電極を設け検体溶液をアレイのキャピラリー中に泳動
させることが必要である。この場合も、キャピラリー界
面での電気浸透現象を軽減するためには、本発明のキャ
ピラリーは有用である。
【0025】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。ただし、本発明はこれら実施例によりその技術範囲
が限定されるものではない。
【0026】<実施例1>ゲル前駆体溶液として、次の
2種類の液を用意した。一つは、アクリルアミド4.8
質量部、メチレンビスアクリルアミド0.4質量部、ポ
リアクリルアミド2.8質量部、ベンゾインイソプロピ
ルエーテル1質量部、メチルハイドロキノン0.01質
量部を水91質量部と混合し、中心層の原液とした。も
う一つは、アクリルアミド4.4質量部、メチレンビス
アクリルアミド0.8質量部、ポリアクリルアミド2.
8質量部、ベンゾインイソプロピルエーテル1質量部、
メチルハイドロキノン0.01質量部を水91質量部と
混合し、中間層の原液とした。
【0027】ポリメチルメタクリレート(〔η〕=0.
34,MEK,25℃)50質量部、メチルメタクリレ
ート50質量部、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニ
ルケトン0.2質量部、ハイドロキノン0.1質量部を
70℃に加熱、混練して、これを外周層となる未硬化物
の原液とした。
【0028】この中心層、中間層、外周層の各原液を、
図1の装置及び図2の複合紡糸ノズルを用い、吐出比を
中心層:中間層:外周層=2:1:4として、ノズル温
度40℃で同時に押し出した。次いで、図1の装置の4
に12本の円状で等間隔に設置した120cm、40W
紫外線発生蛍光灯の中心に押し出されて糸状物となった
原液を通過させ外周層を光重合により硬化させ、10c
m/分の速度で、引き取りローラーで引き取りながら、
紡糸筒内で中心層、及び中間層のゲル前駆体を光重合さ
せた。この時、紡糸筒内は70℃の窒素を充満させてお
いた。得られた糸状物(ゲル充填キャピラリー)は、直
径0.6mm、内径0.3mmであり、中空パイプ状で
内部に二層ゲルが充填されていた。
【0029】<実施例2>:メタクリレート基を有する
オリゴヌクレオチドプローブの調整 以下に示したオリゴヌクレオチド(プローブA)を合成
した。 プローブA:gcgatcgaaa ccttgctgta cgagcgaggg ctc
(配列番号1) オリゴヌクレオチドの合成はPEバイオシステムズ社の
自動合成機DNA/RNA synthesizer
(model394)を用いて行い、DNA合成の最終
ステップで、アミノリンクII(商標名)(アプライド
バイオシステム社)を用いてそれぞれのオリゴヌクレオ
チドの5′末端にNH(CH−を導入しアミノ
化したプローブを調製した。これらは、一般的手法によ
り脱保護及び精製して使用した。得られたプローブA
(500nmol/ml)5μl及びグリシジルメタク
リレート0.5μlを混合し、70℃で2時間反応さ
せ、メタクリレート基を有するオリゴヌクレオチドプロ
ーブを調整し、水190μlを加えて、100nmol
/mlのメタクリレート基を有するプローブ(GMA変
性プローブA)の溶液を得た。
【0030】次に、ゲル前駆体溶液として、2種類の液
を用意した。一つは、アクリルアミド4.8質量部、メ
チレンビスアクリルアミド0.4質量部、ポリアクリル
アミド2.8質量部、2,2’−アゾビス(2−メチル
プロピオンアミジン)二塩酸塩0.1質量部、上述のG
MA変性プローブA0.05nmol/mlを水91質
量部と混合し、中心層の原液とした。もう一つは、アク
リルアミド4.6質量部、メチレンビスアクリルアミド
0.8質量部、ポリアクリルアミド2.8質量部、2,
2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)二塩
酸塩0.1質量部を水91質量部と混合し、中間層の原
液とした。ポリメチルメタクリレート(〔η〕=0.3
4,MEK,25℃)50質量部、メチルメタクリレー
ト50質量部、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニル
ケトン0.2質量部、ハイドロキノン0.1質量部を混
練して、これを外周層となる未硬化物の原液とした。
【0031】この中心層、中間層、外周層の各原液を図
1の装置及び図2の複合紡糸ノズルを用い、吐出比を中
心層:中間層:外周層=2:1:4としてノズル温度4
0℃で同時に押し出した。次いで、図1の装置の4に1
2本の円状で等間隔に設置した120cm、40W紫外
線発生蛍光灯の中心に押し出されて糸状物となった原液
を通過させ外周層を光重合により硬化させ、10cm/
分の速度で、引き取りローラーで引き取りながら、紡糸
筒内で中心層、及び中間層のゲル前駆体を熱重合させ
た。この時、紡糸筒内は70℃の窒素を充満させておい
た。得られた糸状物(ゲル充填キャピラリー)は、直径
0.6mm、内径0.3mmであり、中空パイプ状で内
部に二層ゲルが充填されていた。中心層にはGMA変性
プローブAが固定化されていた。
【0032】<実施例3>:メタクリレート基を有する
オリゴヌクレオチドプローブの調整 以下に示したオリゴヌクレオチド(プローブB)を合成
した。 プローブB:gatgaggtgg aggtcagggt ttgggacagc ag
(配列番号2) オリゴヌクレオチドの合成はPEバイオシステムズ社の
自動合成機DNA/RNA synthesizer
(model394)を用いて行い、DNA合成の最終
ステップで、アミノリンクII(商標名)(アプライド
バイオシステム社)を用いてそれぞれのオリゴヌクレオ
チドの5′末端にNH(CH2)−を導入しアミノ
化したプローブを調製した。これらは、一般的手法によ
り脱保護及び精製して使用した。得られたプローブB
(500nmol/ml)5μl及びグリシジルメタク
リレート0.5μlを混合し、70℃で2時間反応さ
せ、メタクリレート基を有するオリゴヌクレオチドプロ
ーブを調整し、水190μlを加えて、100nmol
/mlのメタクリレート基を有するプローブ(GMA変
性プローブB)の溶液を得た。
【0033】次に、ゲル前駆体溶液として、2種類の液
を用意した。一つは、アクリルアミド4.8質量部、メ
チレンビスアクリルアミド0.4質量部、ポリアクリル
アミド2.8質量部、2,2’−アゾビス(2−メチル
プロピオンアミジン)二塩酸塩0.1質量部、上述のG
MA変性プローブB0.05nmol/mlを水91質
量部と混合し、中心層の原液とした。もう一つは、アク
リルアミド4.6質量部、メチレンビスアクリルアミド
0.8質量部、ポリアクリルアミド2.8質量部、2,
2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)二塩
酸塩0.1質量部を水91質量部と混合し、中間層の原
液とした。ポリメチルメタクリレート(〔η〕=0.3
4,MEK,25℃)50質量部、メチルメタクリレー
ト50質量部、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニル
ケトン0.2質量部、ハイドロキノン0.1質量部を7
0℃に加熱、混練して、これを外周層となる未硬化物の
原液とした。
【0034】この中心層、中間層、外周層の各原液を図
1の装置及び図2の複合紡糸ノズルを用い、吐出比を中
心層:中間層:外周層=2:1:4としてノズル温度4
0℃で同時に押し出した。次いで、図1の装置の4に1
2本の円状で等間隔に設置した120cm、40W紫外
線発生蛍光灯の中心に押し出されて糸状物となった原液
を通過させ外周層を光重合により硬化させ、10cm/
分の速度で引き取りローラーで引き取りながら、紡糸筒
内で中心層、及び中間層のゲル前駆体を熱重合させた。
この時、紡糸筒内は70℃の窒素を充満させておいた。
得られた糸状物(ゲル充填キャピラリー)は、直径0.
6mm、内径0.3mmであり、中空パイプ状で内部に
二層ゲルが充填されていた。中心層には GMA変性プ
ローブBが固定化されていた。
【0035】<実施例5>実施例3で得られたプローブ
A固定化ゲル充填キャピラリーを、表1の1、2、1
3、24、25の位置に、実施例4で得られたプローブ
B固定化ゲル充填キャピラリーを下表の3〜12、及び
14〜23の位置に計25本配列し、治具に固定した。
ポリウレタンエラストマー(コロネート4403/ニッ
ポラン4276)を適切な配合比で混合した混合液に酢
酸エチルを3質量%加えた液を上記のキャピラリー配列
体治具に流し込むことによって、室温下においてキャピ
ラリー配列体樹脂ブロックを作成した。このブロック
を、ミクロトームを用いてキャピラリーの軸と交差する
方向に切断し、厚さ750μmのプローブ固定化マイク
ロアレイを得た。
【表1】
【0036】
【発明の効果】本発明により、キャピラリー界面で電気
浸透現象の少ない高精度の電気泳動が可能なゲル充填キ
ャピラリー及びその製造法が提供される。さらに、本発
明によれば、ゲル前駆体に生体関連物質プローブを導入
しておけば、検体の電気泳動による分離だけでなく、ハ
イブリダイゼーション等により検体中の生体関連物質の
種類および量を調べることが可能なゲル充填キャピラリ
ー並びにこれを用いたマイクロアレイを提供できる。
【0037】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、ゲル充填キャピラリーの成型装置の模
式図である
【図2】図2は、環状オリフィスからなる複合紡糸ノズ
ルの模式図である。
【図3】図3は、図2における環状オリフィスを用いて
作成したゲル充填キャピラリーの断面図である。
【0038】
【符号の説明】 11・・・・・複合紡糸ノズル 12・・・・・ノズルから押し出された糸状物 13・・・・・紡糸筒 14・・・・・硬化処理部 15・・・・・引き取りローラー 16・・・・・巻き取り部 21・・・・・キャピラリー形成原液 22・・・・・ゲル形成原液(中間層) 23・・・・・ゲル形成原液(中心層) 24・・・・・吐出部 31・・・・・キャピラリー 32・・・・・ゲル 33・・・・・ゲル
【0039】
【配列表】
<110> Mitsubishi Rayon Co., Ltd. <120> Gel-filled capillary, micro array used said
capillary and processfor the manufacture thereof <130> <210> 1 <211> 33 <212> DNA <213> Artificial Sequence <223> Synthetic DNA <400> 1 gcgatcgaaa ccttgctgta cgagcgaggg ctc 33 <210> 2 <211> 32 <212> DNA <213> Artificial Sequence <223> Synthetic DNA <400> 2 gatgaggtgg aggtcagggt ttgggacagc ag 32
【0040】
【配列表のフリーテキスト】配列番号1:合成DNA 配列番号2:合成DNA
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 37/00 102 G01N 27/26 315F 325E 315D C12N 15/00 ZNAF Fターム(参考) 4B024 AA11 AA19 CA01 CA09 CA11 HA12 4B029 AA07 AA23 BB20 CC05 FA12 FA15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャピラリーの中空部に高分子ゲルが充
    填されたゲル充填キャピラリーにおいて、高分子ゲルの
    構造が中空部の半径方向で相違することを特徴とするゲ
    ル充填キャピラリー。
  2. 【請求項2】 中空部の半径方向での相違が、高分子ゲ
    ルの架橋密度及び/又は高分子濃度に因るものである請
    求項1記載のゲル充填キャピラリー。
  3. 【請求項3】 高分子ゲルに生体関連物質が保持されて
    いる請求項1又は2記載のゲル充填キャピラリー。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のキャピラリーを、長さ
    (軸)方向に2個以上配列し、該キャピラリーを包埋材
    で固定化した後、該配列体をキャピラリーの長さ(軸)
    と交叉する方向に切断することにより得られるマイクロ
    アレイ。
  5. 【請求項5】 配列体を構成するキャピラリーの全部又
    は一部において生体関連物質の種類が異なるものである
    請求項4記載のマイクロアレイ。
  6. 【請求項6】 キャピラリーを形成する原液M個(Mは
    1又は2以上の整数でそれぞれ組成が異なる)と高分子
    ゲルを形成する原液N個(Nは2以上の整数でそれぞれ
    組成が異なる)を、同心円上に配置された(M+N)個
    の環状オリフィスからなる複合紡糸ノズルより、原液N
    を中心部に原液Mは外周部になるように積層吐出し、次
    いで、硬化処理をすることを特徴とするゲル充填キャピ
    ラリーの製造法。
  7. 【請求項7】 キャピラリーを形成する原液M個(Mは
    1又は2以上の整数でそれぞれ組成が異なる)と、生体
    関連物質を含む高分子ゲルを形成する原液N個(Nは2
    以上の整数でそれぞれ組成が異なる)を、同心円上に配
    置された(M+N)個の環状オリフィスからなる複合紡
    糸ノズルより、原液Nを中心部に原液Mは外周部になる
    ように積層吐出し、次いで、硬化処理をすることを特徴
    とするゲル充填キャピラリーの製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109929760A (zh) * 2019-04-08 2019-06-25 华子昂 同轴多层中空凝胶纤维管的制备装置及其使用方法和应用

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