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JP2003018196A - パケット転送装置、半導体装置、および、パケット転送システム - Google Patents

パケット転送装置、半導体装置、および、パケット転送システム

Info

Publication number
JP2003018196A
JP2003018196A JP2001310116A JP2001310116A JP2003018196A JP 2003018196 A JP2003018196 A JP 2003018196A JP 2001310116 A JP2001310116 A JP 2001310116A JP 2001310116 A JP2001310116 A JP 2001310116A JP 2003018196 A JP2003018196 A JP 2003018196A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packet
information
input
control information
header information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001310116A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Nagatomo
晃彦 長友
Kazuya Asano
和也 浅野
Junichi Hashida
淳一 橋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2001310116A priority Critical patent/JP2003018196A/ja
Priority to US10/079,405 priority patent/US7154890B2/en
Priority to TW91103207A priority patent/TW571534B/zh
Publication of JP2003018196A publication Critical patent/JP2003018196A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/30Peripheral units, e.g. input or output ports
    • H04L49/3081ATM peripheral units, e.g. policing, insertion or extraction
    • H04L49/309Header conversion, routing tables or routing tags
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/25Routing or path finding in a switch fabric
    • H04L49/253Routing or path finding in a switch fabric using establishment or release of connections between ports
    • H04L49/255Control mechanisms for ATM switching fabrics
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/30Peripheral units, e.g. input or output ports
    • H04L49/3009Header conversion, routing tables or routing tags
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/60Software-defined switches
    • H04L49/602Multilayer or multiprotocol switching, e.g. IP switching

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レイヤ2スイッチを有するパケット転送装置
において3層以上のヘッダ情報を参照してスイッチング
する。 【解決手段】 入出力ポート1a〜1cは、パケット転
送装置に接続された他の装置との間でパケットを授受す
る。ヘッダ情報抽出回路1eは、複数の入出力ポート1
a〜1cのそれぞれから入力されたパケットより、ネッ
トワークプロトコルの3層(ネットワーク層)以上に属
するヘッダ情報を抽出する。テーブル1gは、ヘッダ情
報と、当該ヘッダ情報に対応する制御情報とを関連付け
て記憶している。制御情報取得回路1fは、ヘッダ情報
抽出回路1eによって抽出されたヘッダ情報に対応する
制御情報をテーブル1gから取得する。処理回路1d
は、制御情報取得回路1fによって取得された制御情報
に基づいて、パケットを処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパケット転送装置お
よび半導体装置に関し、特に、複数の入出力ポートから
入力されたパケットを該当する入出力ポートに転送する
パケット転送装置、半導体装置、および、パケット転送
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットの普及により、一
般家庭やいわゆるSOHO(Small Office Home Offic
e)でもアクセスルータが使用されつつある。
【0003】現在、主に使用されているアクセスルータ
は、ISDN(Integrated ServiceDigital Network)
ルータと呼ばれるものであり、インターネットにアクセ
スするWAN(Wide Area Network)側の帯域は64K
bpsのインターフェースを有し、家庭側やSOHO側
は帯域10Mbpsのイーサーネットのインターフェー
スを複数有するものが一般的である。
【0004】ところで、近年では、CATV(Cable Te
levision)、ADSL(AsymmetricDigital Subscriber
Line)、および、FTTH(Fiber To The Home)等の
ブロードバンドと呼ばれる通信サービスが台頭してき
た。これらは、WAN側の帯域が1Mbps以上であ
り、中には100Mbpsの広帯域を提供するサービス
も存在する。一方、家庭内またはSOHO内でも、マル
チメディアデータを送受信する必要性から、今後、10
0Mbpsクラスの帯域が要求される可能性がある。
【0005】図28は、従来のアクセスルータの一例を
示す図である。この図に示すように、従来のアクセスル
ータは、レイヤ2(データリンク層)スイッチ10、お
よび、CPU(Central Processing Unit)20によっ
て構成されている。
【0006】ここで、レイヤ2スイッチ10は、入出力
ポート11〜13、MAC(MediaAccess Control)ブ
ロック14〜16、スイッチブロック17、および、参
照ブロック18によって構成されている。
【0007】入出力ポート11〜13は、例えば、WA
Nやホストに接続され、これらとの間で情報を授受す
る。処理回路14〜16は、入出力ポート11〜13に
よって受信されたパケットから宛先MACアドレスを抽
出して参照ブロック18に供給し、出力すべき入出力ポ
ートを特定する。そして、スイッチブロック17に対し
てそのパケットを供給し、特定された入出力ポートから
出力させる。
【0008】図29(A)は、処理回路14の詳細な構
成例を示している。この図に示すように、処理回路14
は、参照ブロックインターフェース14a、スイッチブ
ロックインターフェース14b、および、ヘッダ情報抽
出回路14cによって構成されている。
【0009】参照ブロックインターフェース14aは、
参照ブロック18との間のインターフェースである。ス
イッチブロックインターフェース14bは、スイッチブ
ロック17との間のインターフェースである。
【0010】ヘッダ情報抽出回路14cは、パケットか
らヘッダ情報(宛先MACアドレス)を抽出する。な
お、処理回路14〜16は、同様の構成とされているの
で、処理回路15,16の説明は省略する。
【0011】図28に戻って、参照ブロック18は、処
理回路14〜16から供給された宛先MACアドレスか
ら、出力すべき入出力ポートを特定する。図29(B)
は、参照ブロック18の詳細な構成例を示す図である。
この図に示すように、参照ブロック18は、参照テーブ
ル18aおよび比較回路18bによって構成されてい
る。
【0012】参照テーブル18aは、図30に示すよう
に、参照フィールドとデータフィールドから構成されて
いる。参照フィールドには宛先MACアドレスが格納さ
れており、また、データフィールドには該当する入出力
ポートのポート番号が格納されている。
【0013】比較回路18bは、処理回路14〜16か
ら供給された宛先MACアドレスと、参照テーブルの参
照フィールドとを比較し、該当するMACアドレスが存
在する場合には、対応するデータフィールドから制御情
報であるポート番号を取得し、要求を行った処理回路に
対して供給する。
【0014】CPU20は、ルーティング処理を実行す
る場合に、パケットのヘッダの変更やCRC(Cyclic R
edundancy Check)コードの再計算等の処理を実行す
る。次に、以上の従来例の動作について説明する。仮
に、入出力ポート11がポート番号#1であり、入出力
ポート12,13がそれぞれポート番号#2,#3であ
るとする。また、入出力ポート11および入出力ポート
12は、ホストに接続されており、入出力ポート13は
WANに接続されているとする。
【0015】このような場合において、入出力ポート1
1に接続されているホストから入出力ポート12に接続
されているホストに向けてパケットが送信されたとす
る。すると、入出力ポート11は、ホストから送信され
たパケットを入力し、処理回路14に供給する。
【0016】処理回路14のヘッダ情報抽出回路14c
は、パケットから宛先MACアドレスを抽出する。いま
の例では、入出力ポート12に接続されているホストの
MACアドレスであるMACアドレス#2が取得され
る。
【0017】このようにして抽出された宛先MACアド
レスは、参照ブロックインターフェース14aを介して
参照ブロック18に供給される。参照ブロック18の比
較回路18bは、取得した宛先MACアドレスと、参照
テーブル18aの参照フィールドとを比較する。その結
果、宛先MACアドレスであるMACアドレス#2は第
2番目の項目と一致することから、比較回路18bは、
対応するポート番号#2を取得し、要求を行った処理回
路14に供給する。
【0018】処理回路14は、参照ブロックインターフ
ェース14aを介してポート番号を取得し、この取得し
たポート番号をパケットとともにスイッチブロックイン
ターフェース14bを介してスイッチブロック17に供
給する。
【0019】スイッチブロック17は、内蔵されたバッ
ファにパケットを一時的に格納した後、当該パケット
を、特定されたポート番号#2に対応する処理回路15
に供給する。
【0020】処理回路15のスイッチブロックインター
フェースは、スイッチブロック17から供給されたパケ
ットを受信し、入出力ポート12を介してホストに供給
する。
【0021】以上の動作により、パケットをホスト間で
転送することが可能になる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】図28に示すような従
来のアクセスルータの場合では、ハードウエアであるレ
イヤ2スイッチ10によって処理できるのは、文字通り
レイヤ2に属する情報のレベルである。従って、それ以
外の高度な判断を伴う処理(例えば、フィルタリング処
理)を実現するためには、CPU20が処理を分担する
必要がある。
【0023】また、前述したように、近年では通信速度
が高速化していることから、それに伴って、CPU20
にかかる負担も増大する傾向にある。その結果、前述の
ような高度な処理を実行しようとすると、CPU20が
過負荷になり、場合によっては処理が追いつかずにパケ
ットが消失する場合が発生するという問題点があった。
【0024】更に、アクセスルータでは、通信の目的に
応じて最適な帯域割り当てを行うことで、それぞれの通
信に求められるレスポンスタイムやスループットを確実
に確保し、QoS(Quality of Service)を向上させる
ことが望まれる。
【0025】また、従来において、QoSをレイヤ2ス
イッチで実現するためには、例えば、IEEE802.
1p/Qに従ってデータリンク層のパケットヘッダに含
まれる優先度を示す識別子を基にスイッチが順次パケッ
トを処理する方法があるが、前述のように、アプリケー
ションレベルの統一されたポリシーを適用することが困
難である。これは、各アプリケーションは、パケットの
優先順位等を決定の際にIPパケットヘッダにあるTO
Sフィールドや、TCP/UDPヘッダ中のポート番号
で優先度を管理するからである。これらの情報はOSI
の7階層モデルの3層、4層の情報にあたり、これらを
どのようにレイヤ2にマッピングするかは、ネットワー
ク管理者の手腕に依存する。即ち、管理者がアプリケー
ションの意図しない優先順位付けを行ってしまったり、
デフォルト設定のままで放置しておき、優先順位が2層
(データリンク層)に反映されなかったり等の問題が生
じる場合があった。
【0026】3層、4層に含まれる情報をベースにアプ
リケーションレベルで優先度を設定できると、どのよう
なアプリケーションを実装した端末からのパケットでも
統一された優先度を設定できるようになる。具体的に
は、宛先IPアドレス、送信元IPアドレス、宛先TC
P/UDPポート番号、送信元TCP/UDPポート番
号を組み合わせた、いわゆるフローベースの優先度を指
定することができるわけであるが、従来のレイヤ2スイ
ッチではこれらの情報は参照できないため、このしくみ
は適用できないという問題点があった。
【0027】また、これらの機能をCPUによりソフト
的に処理しようとすると、全てのインターフェースから
受信される全てのパケットに対してCPUが処理を行う
ことになり、現実的には処理能力が充分でないという問
題点があった。
【0028】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、CPU等の中央制御装置の負担を増大するこ
となく高度な処理を実行するとともに、通信速度の高速
化にも対応することが可能なパケット転送装置および半
導体装置を提供することを特徴とする。
【0029】また、本発明は、CPU等の中央制御装置
の負担を増大することなくQoSを改善することが可能
なパケット転送装置および半導体装置を提供することを
特徴とする。
【0030】
【課題を解決するための回路】本発明では上記課題を解
決するために、図1に示す、複数の入出力ポート1a〜
1cと、前記複数の入出力ポート1a〜1cのそれぞれ
から入力されたパケットより、ネットワークプロトコル
の3層(ネットワーク層)以上に属するヘッダ情報を抽
出するヘッダ情報抽出回路1eと、ヘッダ情報と、当該
ヘッダ情報に対応する制御情報とを関連付けて記憶した
テーブル1gと、前記ヘッダ情報抽出回路1eによって
抽出されたヘッダ情報に対応する制御情報を前記テーブ
ル1gから取得する制御情報取得回路1fと、前記制御
情報取得回路1fによって取得された制御情報に基づい
て、パケットを処理する処理回路1dと、を有すること
を特徴とするパケット転送装置1が提供される。
【0031】ここで、入出力ポート1a〜1cは、パケ
ット転送装置1に接続された他の装置との間でパケット
を授受する。ヘッダ情報抽出回路1eは、複数の入出力
ポート1a〜1cのそれぞれから入力されたパケットよ
り、ネットワークプロトコルの3層(ネットワーク層)
以上に属するヘッダ情報を抽出する。テーブル1gは、
ヘッダ情報と、当該ヘッダ情報に対応する制御情報とを
関連付けて記憶している。制御情報取得回路1fは、ヘ
ッダ情報抽出回路1eによって抽出されたヘッダ情報に
対応する制御情報をテーブル1gから取得する。処理回
路1dは、制御情報取得回路1fによって取得された制
御情報に基づいて、パケットを処理する。
【0032】また、複数の入出力ポートと、前記複数の
入出力ポートのそれぞれから入力されたパケットより、
ネットワークプロトコルの3層(ネットワーク層)以上
に属するヘッダ情報を抽出するヘッダ情報抽出回路と、
ヘッダ情報と、当該ヘッダ情報に対応する制御情報とを
関連付けて記憶したテーブルと、前記ヘッダ情報抽出回
路によって抽出されたヘッダ情報に対応する制御情報を
前記テーブルから取得する制御情報取得回路と、前記制
御情報取得回路によって取得された制御情報に基づい
て、パケットを処理する処理回路と、を有することを特
徴とする半導体装置が提供される。
【0033】ここで、複数の入出力ポートは、半導体装
置の外部に接続された他の装置との間でパケットを授受
する。ヘッダ情報抽出回路は、複数の入出力ポートのそ
れぞれから入力されたパケットより、ネットワークプロ
トコルの3層(ネットワーク層)以上に属するヘッダ情
報を抽出する。テーブルは、ヘッダ情報と、当該ヘッダ
情報に対応する制御情報とを関連付けて記憶する。制御
情報取得回路は、ヘッダ情報抽出回路によって抽出され
たヘッダ情報に対応する制御情報をテーブルから取得す
る。処理回路は、制御情報取得回路によって取得された
制御情報に基づいて、パケットを処理する。
【0034】また、図1に示す、複数のネットワークが
パケット転送装置によって接続され、それぞれのネット
ワーク間でパケットを転送するパケット転送システムに
おいて、複数の入出力ポート1a〜1cと、前記複数の
入出力ポート1a〜1cのそれぞれから入力されたパケ
ットより、ネットワークプロトコルの3層(ネットワー
ク層)以上に属するヘッダ情報を抽出するヘッダ情報抽
出回路1eと、ヘッダ情報と、当該ヘッダ情報に対応す
る制御情報とを関連付けて記憶したテーブル1gと、前
記ヘッダ情報抽出回路1eによって抽出されたヘッダ情
報に対応する制御情報を前記テーブル1gから取得する
制御情報取得回路1fと、前記制御情報取得回路1fに
よって取得された制御情報に基づいて、パケットを処理
する処理回路1dと、を有することを特徴とするパケッ
ト転送システムが提供される。
【0035】ここで、入出力ポート1a〜1cは、パケ
ット転送装置1に接続された他の装置との間でパケット
を授受する。ヘッダ情報抽出回路1eは、複数の入出力
ポート1a〜1cのそれぞれから入力されたパケットよ
り、ネットワークプロトコルの3層(ネットワーク層)
以上に属するヘッダ情報を抽出する。テーブル1gは、
ヘッダ情報と、当該ヘッダ情報に対応する制御情報とを
関連付けて記憶している。制御情報取得回路1fは、ヘ
ッダ情報抽出回路1eによって抽出されたヘッダ情報に
対応する制御情報をテーブル1gから取得する。処理回
路1dは、制御情報取得回路1fによって取得された制
御情報に基づいて、パケットを処理する。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の動作原理を説明
する原理図である。この図に示すように、本発明のパケ
ット転送装置1は、入出力ポート1a〜1c、処理回路
1d、ヘッダ情報抽出回路1e、制御情報取得回路1
f、および、テーブル1gによって構成されている。
【0037】ここで、入出力ポート1a〜1cは、外部
に接続されている装置との間でパケットを授受する。ヘ
ッダ情報抽出回路1eは、入出力ポート1a〜1cから
入力されたパケットから、ネットワークプロトコルの2
層(データリンク層)および3層(ネットワーク層)以
上に属するヘッダ情報を抽出する。
【0038】テーブル1gは、ヘッダ情報と、当該ヘッ
ダ情報に対応する制御情報とを関連付けて記憶してい
る。制御情報取得回路1fは、ヘッダ情報抽出回路1e
によって抽出されたヘッダ情報に対応する制御情報をテ
ーブル1gから取得する。
【0039】処理回路1dは、制御情報取得回路1fに
よって取得された制御情報に基づいて、パケットを処理
する。次に、以上の原理図の動作について説明する。
【0040】仮に、入出力ポート1aは、WANに接続
されており、入出力ポート1bは、WEBサーバに、ま
た、入出力ポート1cは、クライアントに接続されてい
るとする。
【0041】このような場合、WEBサーバについて
は、所定のTCPポート番号以外は、アクセスを禁止す
ることが望ましい場合がある。その実施例を以下に説明
する。いま、入出力ポート1aからパケット2が入力さ
れたとする。なお、このパケット2は、入出力ポート1
bに接続されたWEBサーバに対して宛てられたもので
あり、アクセスが禁止されているポート番号を宛先TC
Pポート番号として含んでいるとする。
【0042】入出力ポート1aから入力されたパケット
2は、ヘッダ情報抽出回路1eによってヘッダが抽出さ
れる。この例では、4層に属するTCPヘッダが抽出さ
れ、制御情報取得回路1fに供給される。
【0043】制御情報取得回路1fは、ヘッダ情報抽出
回路1eによって抽出されたヘッダ情報に対応する制御
情報をテーブル1gから取得する。ここで、テーブル1
gには、4層に属するTCPヘッダと制御情報とが関連
付けて格納されており、制御情報取得回路1fには、ヘ
ッダ情報抽出回路1eから供給されたヘッダ情報に対応
する制御情報が返される。
【0044】いまの例では、アクセスが禁止されている
宛先TCPポート番号を含んでいるので、テーブル1g
から取得された制御情報には、そのパケットをフィルタ
リング(廃棄)することが指示されている。
【0045】このような制御情報は、処理回路1dに供
給される。処理回路1dは、制御情報取得回路1fから
供給された制御情報に基づいて、入出力ポート1aから
入力されたパケットを、出力先として指定された入出力
ポート1bには供給せずに廃棄する。
【0046】以上の処理によれば、ネットワークの4層
に属する情報に基づいてパケットをフィルタリングする
ことが可能になる。次に、図2を参照して本発明の実施
の形態について説明する。
【0047】図2は、本発明の実施の形態の構成例を示
す図である。この図において、本発明のパケット転送装
置40は、通信装置41を介してインターネット42に
接続されるとともに、ホスト43,44に接続されてい
る。
【0048】ここで、パケット転送装置40は、ホスト
43,44およびインターネット42に接続された他の
ホストとの間で情報を授受する。通信装置41は、モデ
ム等によって構成されており、例えば、公衆網を介して
インターネット42に接続する際に、パケット転送装置
40からのディジタルデータをアナログデータに変換す
るとともに、公衆回線からのアナログ信号をディジタル
信号に変換する。
【0049】ホスト43,44は、例えば、WEBサー
バおよびPOPサーバ等によってそれぞれ構成されてい
る。図3は、パケット転送装置40の詳細な構成例を示
す図である。
【0050】この図に示すように、パケット転送装置4
0は、レイヤ2スイッチ10、および、CPU20によ
って構成されている。ここで、レイヤ2スイッチ10
は、入出力ポート11〜13、処理回路30〜32、ス
イッチブロック17、および、テーブル33によって構
成されている。
【0051】ここで、入出力ポート11〜13は、それ
ぞれ、通信装置41、ホスト43、および、ホスト44
に接続されており、これらとの間でパケットを授受す
る。処理回路30〜32(図28のMACブロックに対
応)は、入出力ポート11〜13によって受信されたパ
ケットから宛先MACアドレス、IPアドレス、およ
び、TCPポート番号等のレイヤ2〜レイヤ4に属する
ヘッダ情報を抽出し、テーブル33に供給し、そのパケ
ットに対してなすべき処理の指定を受ける。
【0052】図4(A)は、処理回路30の詳細な構成
例を示す図である。この図に示すように、処理回路30
は、2層ヘッダ情報抽出回路30a、3層ヘッダ情報抽
出回路30b、4層ヘッダ情報抽出回路30c、参照ブ
ロックインターフェース30d、および、スイッチブロ
ックインターフェース30eによって構成されている。
【0053】2層ヘッダ情報抽出回路30aは、入出力
ポート11から供給されたパケットから2層ヘッダ情報
を抽出する。3層ヘッダ情報抽出回路30bは、入出力
ポート11から供給されたパケットから3層ヘッダ情報
を抽出する。
【0054】4層ヘッダ情報抽出回路30cは、入出力
ポート11から供給されたパケットから4層ヘッダ情報
を抽出する。参照ブロックインターフェース30dは、
テーブル33との間のインターフェースである。
【0055】スイッチブロックインターフェース30e
は、スイッチブロック17との間のインターフェースで
ある。なお、処理回路30〜32は、全て同様の構成と
されているので、処理回路31,32の説明は省略す
る。
【0056】テーブル33(図28の参照ブロック18
に対応)は、処理回路30〜32のそれぞれから供給さ
れた2層〜4層ヘッダ情報に基づいて対象となるパケッ
トをどのように処理すべきかを決定する。
【0057】図4(B)は、テーブル33の詳細な構成
例を示す図である。この図に示すように、テーブル33
は、比較回路33a、連結比較回路33b、および、参
照テーブル33c〜33eによって構成されている。
【0058】比較回路33aは、各処理回路から供給さ
れた単一のヘッダ情報と、参照テーブルの参照フィール
ドとを比較し、該当するデータが存在する場合にはデー
タフィールドから制御情報を取得し、要求を行った処理
回路に供給する。
【0059】連結比較回路33bは、各処理回路から供
給された複数のヘッダ情報を適宜連結して得られた情報
と、参照テーブルの参照フィールドとを比較し、該当す
るデータが存在する場合にはデータフィールドから制御
情報を取得し、要求を行った処理回路に供給する。
【0060】図5は、連結比較回路33bの詳細な構成
例を示す図である。この図に示すように、連結比較回路
33bは、情報連結回路50、参照情報レジスタ51〜
53、出力ポート情報セレクタ54、および、フィルタ
情報セレクタ55によって構成されている。
【0061】情報連結回路50は、各処理回路から供給
されたヘッダ情報(2層〜4層のヘッダ情報)を各参照
テーブルに応じて適宜連結し、参照情報レジスタ51〜
53に対して出力する。
【0062】参照情報レジスタ51〜53は、情報連結
回路50によって連結されたヘッダ情報を取得し、一時
的に格納するとともに、参照テーブル33c〜33eに
供給する。
【0063】出力ポート情報セレクタ54は、参照テー
ブル33c〜33eからバス60を介して供給された制
御情報のうち、出力ポートを示す情報である出力ポート
情報を取得する。そして、出力ポート情報が複数存在す
る場合には、最も高い層のヘッダ情報を含むテーブルに
対応する出力ポート情報を選択し、要求を行った処理回
路に供給する。
【0064】フィルタ情報セレクタ55は、参照テーブ
ル33c〜33eからバス60を介して供給された制御
情報のうち、フィルタの有無を示すフィルタ情報を取得
する。そして、フィルタ情報が複数存在する場合には、
これらの何れか1つでもフィルタ処理が“有”になって
いれば、フィルタ処理が必要である旨を、要求を行った
処理回路に通知する。
【0065】参照テーブル33c〜33eは、図6に示
すように、参照フィールドとデータフィールドから構成
され、参照フィールドには2層〜3層に属するヘッダ情
報が適宜組み合わされたものが格納されている。この図
の例では、参照フィールドには、3層に属する送信元I
Pアドレスおよび宛先IPアドレスと、4層に属する送
信元TCPポート番号および宛先TCPポート番号とが
格納されている。
【0066】データフィールドには、入出力すべきポー
トを指定する出力ポート情報と、フィルタの有無を示す
フィルタ情報とが格納されている。具体的には、例え
ば、第1行目に格納された情報の場合、送信元IPアド
レスがSA#1であり、宛先IPアドレスがDA#1で
あり、送信元TCPポート番号がSP#1であり、宛先
TCPポート番号がDP#1である場合には、入出力ポ
ートはP#1であり、また、フィルタ処理は不要(無)
である。
【0067】なお、参照テーブル33c〜33eにはそ
れぞれ異なるテーブルが格納されており、これらの情報
は外部から必要に応じて書き換えることができる。次
に、以上の実施の形態の動作について説明する。
【0068】最初に、図7に示すテーブルが、例えば、
参照テーブル33cに格納されている場合に、図8に示
すパケット#1およびパケット#2がインターネット4
2からパケット転送装置40に入力された場合の動作に
ついて説明する。なお、図8に示す2つのパケットは、
宛先TCPポート番号のみが異なっており、その他は同
一である。
【0069】先ず、パケット#1がパケット転送装置4
0に入力されると、入出力ポート11を介してパケット
が取り込まれ、処理回路30に供給される。処理回路3
0では、2層ヘッダ情報抽出回路30a、3層ヘッダ情
報抽出回路30b、および、4層ヘッダ情報抽出回路3
0cが、パケット#1からそれぞれ2層〜4層のヘッダ
情報を抽出する。具体的には、パケットには、図9に示
すように、2層ヘッダ、3層ヘッダ、および、4層ヘッ
ダが順に格納されている。2層ヘッダは宛先MACアド
レスおよび送信元MACアドレスによって構成され、3
層ヘッダは宛先IPアドレスおよび送信元IPアドレス
によって構成され、また、4層ヘッダは宛先TCPポー
ト番号および送信元TCPポート番号によって構成され
ている。なお、図の空白部分には、他のヘッダの情報が
格納されている。
【0070】いまの例では、2層ヘッダ情報抽出回路3
0aは、宛先MACアドレス“ma#1”および送信元
MACアドレス“max”を抽出し、3層ヘッダ情報抽
出回路30bは、送信元IPアドレス“gax”および
宛先IPアドレス“ga#1”を抽出し、また、4層ヘ
ッダ情報抽出回路30cは、送信元TCPポート番号
“x”および宛先TCPポート番号“80”を抽出す
る。
【0071】2層ヘッダ情報抽出回路30a〜4層ヘッ
ダ情報抽出回路30cによって抽出された2層〜3層ヘ
ッダ情報は、参照ブロックインターフェース30dを介
してテーブル33に供給される。
【0072】いまの例では、参照テーブル33cには、
図7に示す、複数のヘッダ情報を含むテーブルが格納さ
れているので、テーブル33では、連結比較回路33b
が対応するヘッダ情報を連結した後、参照テーブル33
cに格納されている参照フィールドと、ヘッダ情報とを
比較する。
【0073】即ち、連結比較回路33bの情報連結回路
50は、処理回路30から供給された2層〜4層のヘッ
ダ情報を取得し、3層および4層のヘッダ情報を抽出し
て連結した後、入力された入出力ポートのポート番号を
更に連結し、参照情報レジスタ51に供給する。
【0074】参照情報レジスタ51は、情報連結回路5
0から供給された3層および4層のヘッダ情報および受
信した入出力ポートの情報を一時的に格納するとともに
参照テーブル33cに供給する。
【0075】参照テーブル33cは、参照情報レジスタ
51から供給されたヘッダ情報と、参照フィールドとを
比較し、該当するデータが存在する場合にはデータフィ
ールドに格納されている制御情報を取得し、バス60を
介して、出力ポート情報は出力ポート情報セレクタ54
に、また、フィルタ情報はフィルタ情報セレクタ55に
供給する。
【0076】いまの例では、パケット#1のヘッダ情報
および入力された入出力ポートとは、図7に示す参照テ
ーブルの第1行目の項目と一致するので、データフィー
ルドから出力ポート情報として“CPU”が、また、フ
ィルタ情報として“無”が取得され、“CPU”は出力
ポート情報セレクタ54に、また、“無”はフィルタ情
報セレクタ55に供給される。なお、図7において“g
aany”および“tcpany”は任意のIPアドレ
スおよびTCPポート番号を示している。
【0077】ここで、参照テーブル33c以外の参照テ
ーブルからの情報は存在しないので、出力ポート情報セ
レクタ54およびフィルタ情報セレクタ55は、出力ポ
ート情報“CPU”およびフィルタ情報“無”を、要求
を行った処理回路30に供給する。
【0078】処理回路30は、参照ブロックインターフ
ェース30dを介してこれらの情報を受信する。そし
て、フィルタ情報は“無”であることから、フィルタ処
理は不要であることを了知し、また、出力ポート情報は
“CPU”であることから、パケット#1はCPU20
によって処理されるべきものであることを了知し、パケ
ット#1をCPU20に供給する。
【0079】その結果、CPU20は、パケット#1に
対して所定の処理(例えば、ルーティング処理)を施し
た後、該当する入出力ポート(例えば、入出力ポート1
2)から出力する。
【0080】続いて、パケット#2が入力された場合の
動作について説明する。パケット#2が入力された場合
も、前述の場合と同様の処理が実行されるが、パケット
#2は宛先TCPポート番号が100であるので、図7
に示す参照テーブルの第2行目の情報に該当する。従っ
て、出力ポート情報は存在しない(“−”である)の
で、出力ポート情報セレクタ54からは出力ポート情報
は出力されず、また、フィルタ情報セレクタ55からは
“有”が出力される。
【0081】その結果、処理回路30は、パケット#2
については破棄することになる。以上の実施の形態によ
れば、入出力ポート11に接続されているインターネッ
ト42から、ホスト43の所定のTCPのポートに対し
てアクセスがなされた場合には、CPU20の判断を仰
ぐことなく、パケットを破棄することが可能になるの
で、CPU20にかかる負担を増大することなく、フィ
ルタリング処理を実行できる。
【0082】次に、図10に示すテーブルが参照テーブ
ル33cに格納されている場合に、図11に示すパケッ
ト#1およびパケット#2がホスト43からパケット転
送装置40に入力された場合の動作について説明する。
【0083】先ず、パケット#1がパケット転送装置4
0に入力されると、入出力ポート12を介してパケット
が取り込まれ、処理回路31に供給される。処理回路3
1では、2層ヘッダ情報抽出回路30a、3層ヘッダ情
報抽出回路30b、および、4層ヘッダ情報抽出回路3
0cが、パケット#1からそれぞれ2層〜4層のヘッダ
情報を抽出する。
【0084】いまの例では、2層ヘッダ情報抽出回路3
0aは、宛先MACアドレス“mpa#2”および送信
元MACアドレス“mpa#1”を抽出し、3層ヘッダ
情報抽出回路30bは、送信元IPアドレス“pa#
1”および宛先IPアドレス“pa#2”を抽出し、ま
た、4層ヘッダ情報抽出回路30cは、送信元TCPポ
ート番号“x”および宛先TCPポート番号“110”
を抽出する。
【0085】2層ヘッダ情報抽出回路30a〜4層ヘッ
ダ情報抽出回路30cによって抽出された2層〜3層ヘ
ッダ情報は、参照ブロックインターフェース30dを介
してテーブル33に供給される。
【0086】いまの例では、参照テーブル33cに図1
0に示す、複数のヘッダ情報を含むテーブルが格納され
ているので、テーブル33では、連結比較回路33bが
参照テーブル33cに格納されている参照フィールド
と、ヘッダ情報とを比較する。
【0087】即ち、連結比較回路33bの情報連結回路
50は、処理回路31から供給された2層〜4層のヘッ
ダ情報を取得し、3層および4層のヘッダ情報を抽出し
て連結した後、参照情報レジスタ51に供給する。
【0088】参照情報レジスタ51は、情報連結回路5
0から供給された3層および4層のヘッダ情報を一時的
に格納するとともに参照テーブル33cに供給する。参
照テーブル33cは、参照情報レジスタ51から供給さ
れたヘッダ情報と、参照フィールドとを比較し、該当す
るデータが存在する場合にはデータフィールドに格納さ
れている制御情報を取得し、バス60を介して、出力ポ
ート情報は出力ポート情報セレクタ54に、また、フィ
ルタ情報はフィルタ情報セレクタ55に供給する。
【0089】いまの例では、パケット#1のヘッダ情報
は、図10に示す参照テーブルの第1行目の情報と一致
するので、データフィールドから出力ポート情報として
“ポート13”が、また、フィルタ情報として“無”が
取得され、“ポート13”は出力ポート情報セレクタ5
4に、また、“無”はフィルタ情報セレクタ55に供給
される。
【0090】ここで、それ以外の参照テーブル33d,
33eからの情報は存在しないので、出力ポート情報セ
レクタ54およびフィルタ情報セレクタ55は、出力ポ
ート情報“ポート13”およびフィルタ情報“無”を、
要求を行った処理回路31に供給する。
【0091】処理回路31は、参照ブロックインターフ
ェース30dを介してこれらの情報を受信する。そし
て、フィルタ情報は“無”であることから、フィルタ処
理は不要であることを了知し、また、出力ポート情報は
“ポート13”であることから、パケット#1は入出力
ポート13から出力されるべきものであることを了知
し、スイッチブロック17に供給する。
【0092】スイッチブロック17は、パケット#1を
内蔵されているバッファに一旦格納した後、処理回路3
2に供給する。処理回路32は、供給されたパケット#
1を入出力ポート13を介して出力する。
【0093】その結果、パケット#1はホスト44に転
送されることになる。次に、パケット#2が入力された
場合の動作について説明する。パケット#2が入力され
た場合も、前述の場合と同様の処理が実行されるが、パ
ケット#2は宛先ポート番号が100であるので、図1
0に示す参照テーブルの第2行目の情報に該当する。こ
の場合、出力ポート情報は存在しない(“−”である)
ので、出力ポート情報セレクタ54からは出力ポート情
報は出力されず、また、フィルタ情報セレクタ55から
は“有”が出力される。
【0094】その結果、処理回路31は、パケット#2
については破棄することになる。以上の処理によれば、
3層および4層の情報に基づいてルーティングではな
く、スイッチを行っていることになるので、MACアド
レスの付け替えが不要となり、それに付随する処理を省
略することができるので、装置の構成を簡略化すること
が可能になる。
【0095】また、フィルタリング処理を処理回路のレ
ベルで実行するようにしたので、CPU20の判断を仰
ぐことなくフィルタリングができるので、CPU20の
負担を軽減することが可能になる。
【0096】次に、図12に示すテーブルが参照テーブ
ル33cに格納され、また、図13に示すテーブルが参
照テーブル33dに格納されている場合に、図14に示
すパケット#1およびパケット#2がインターネット4
2からパケット転送装置40に入力された場合の動作に
ついて説明する。
【0097】先ず、パケット#1がパケット転送装置4
0に入力されると、入出力ポート11を介してパケット
が取り込まれ、処理回路30に供給される。処理回路3
0では、2層ヘッダ情報抽出回路30a、3層ヘッダ情
報抽出回路30b、および、4層ヘッダ情報抽出回路3
0cが、パケット#1からそれぞれ2層〜4層のヘッダ
情報を抽出する。
【0098】いまの例では、2層ヘッダ情報抽出回路3
0aは、宛先MACアドレス“ma#1”および送信元
MACアドレス“ma#2”を抽出し、3層ヘッダ情報
抽出回路30bは、送信元IPアドレス“pa#4”お
よび宛先IPアドレス“pa#1”を抽出し、また、4
層ヘッダ情報抽出回路30cは、送信元TCPポート番
号“x”および宛先TCPポート番号“110”を抽出
する。
【0099】2層ヘッダ情報抽出回路30a〜4層ヘッ
ダ情報抽出回路30cによって抽出された2層〜4層ヘ
ッダ情報は、参照ブロックインターフェース30dを介
してテーブル33に供給される。
【0100】いまの例では、参照テーブル33cに図1
2に示すテーブルが格納され、また、参照テーブル33
dに図13に示すテーブルが格納されており、それぞれ
異なる層に属するヘッダ情報を含んでいることから、テ
ーブル33では、連結比較回路33bが参照テーブル3
3cおよび参照テーブル33dのそれぞれの参照フィー
ルドと、ヘッダ情報とを比較する。
【0101】即ち、連結比較回路33bの情報連結回路
50は、処理回路30から供給された2層〜4層のヘッ
ダ情報から、送信元IPアドレスおよび宛先IPアドレ
スを抽出して参照情報レジスタ51に供給し、また、送
信元IPアドレス、宛先IPアドレス、送信元TCPポ
ート番号、および、宛先TCPポート番号を抽出して参
照情報レジスタ52に供給する。
【0102】参照情報レジスタ51および参照情報レジ
スタ52は、情報連結回路50から供給されたヘッダ情
報を一時的に格納するとともに参照テーブル33cおよ
び参照テーブル33dにそれぞれ供給する。
【0103】参照テーブル33cは、参照情報レジスタ
51から供給されたヘッダ情報と、参照フィールドとを
比較し、該当するデータが存在する場合にはデータフィ
ールドに格納されている制御情報を取得し、バス60を
介して、出力ポート情報は出力ポート情報セレクタ54
に、また、フィルタ情報はフィルタ情報セレクタ55に
供給する。
【0104】参照テーブル33dも同様に、参照情報レ
ジスタ52から供給されたヘッダ情報と、参照フィール
ドとを比較し、該当するデータが存在する場合にはデー
タフィールドに格納されている制御情報を取得し、バス
60を介して、出力ポート情報は出力ポート情報セレク
タ54に、また、フィルタ情報はフィルタ情報セレクタ
55に供給する。
【0105】いまの例では、パケット#1のヘッダ情報
は、図12に示す参照テーブルの第1行目の情報と一致
するので、データフィールドから出力ポート情報として
“ポート12,13”が、また、フィルタ情報として
“無”が取得され、“ポート12,13”は出力ポート
情報セレクタ54に、また、“無”はフィルタ情報セレ
クタ55に供給される。
【0106】また、パケット#1のヘッダ情報は、図1
3に示す参照テーブルの第1行目の情報と一致するの
で、データフィールドから出力ポート情報として“ポー
ト13”が、また、フィルタ情報として“無”が取得さ
れ、“ポート13”は出力ポート情報セレクタ54に、
また、“無”はフィルタ情報セレクタ55に供給され
る。
【0107】ここで、出力ポート情報セレクタ54は、
参照テーブル33cから供給された出力ポート情報と、
参照テーブル33dから供給された出力ポート情報とが
異なっているので、より高い層のヘッダ情報を含む参照
テーブルである参照テーブル33dからの出力ポート情
報である“ポート13”を選択し、処理回路31に供給
する。
【0108】また、フィルタ情報セレクタ55は、参照
テーブル33cおよび参照テーブル33dから供給され
たフィルタ情報の双方が“無”であることから、フィル
タ情報として“無”を処理回路31に供給する。
【0109】処理回路31は、参照ブロックインターフ
ェース30dを介してこれらの情報を受信する。そし
て、フィルタ情報は“無”であることから、フィルタ処
理は不要であることを了知し、また、出力ポート情報は
“ポート13”であることから、パケット#1は入出力
ポート13から出力されるべきものであることを了知
し、スイッチブロック17に供給する。
【0110】スイッチブロック17は、内蔵されている
バッファにパケット#1を一旦格納した後、処理回路3
2に供給する。処理回路32は、供給されたパケット#
1を入出力ポート13を介して出力する。
【0111】以上の処理の結果、パケット#1はホスト
44に転送されることになる。次に、パケット#2が入
力された場合の動作について説明する。パケット#2が
入力された場合も、前述の場合と同様の処理が実行され
るが、パケット#2は宛先IPアドレスが“pa#2”
であり、また、送信元IPアドレスが“pa#1”であ
るので、参照テーブル33cからは出力ポート情報とし
て“ポート13”が、フィルタ情報として“有”が取得
される。
【0112】また、送信元IPアドレスは“pa#4”
であり、宛先IPアドレスは“pa#2”であり、宛先
TCPポート番号は“100”であるので、参照テーブ
ル33dからは出力ポート情報として“ポート13”
が、フィルタ情報として“無”が取得されることにな
る。
【0113】ここで、出力ポート情報セレクタ54は、
参照テーブル33cから供給された出力ポート情報と、
参照テーブル33dから供給された出力ポート情報の双
方が“ポート13”であり、一致しているので、“ポー
ト13”を処理回路31に供給する。
【0114】また、フィルタ情報セレクタ55は、参照
テーブル33cから供給されたフィルタ情報は“有”で
あり、参照テーブル33dから供給されたフィルタ情報
は“無”であり、一致していない。しかし、何れかの参
照テーブルが“有”を指定している場合には、そのパケ
ットは廃棄した方がセキュリティを向上させるという観
点からは妥当である。そこで、フィルタ情報として
“有”を処理回路31に供給する。
【0115】処理回路31は、フィルタ情報が“有”で
あるので、パケット#2は転送せずに廃棄することにな
る。以上の処理によれば、複数の参照テーブルを設定
し、出力ポート情報については最も高い層のヘッダ情報
を参照フィールドに含む参照テーブルからの出力を選択
し、フィルタ情報については何れかの参照テーブルから
“有”が出力された場合にはフィルタリング処理を実行
するようにしたので、フィルタリング処理については複
数の設定のうち、何れかひとつにでも該当する場合には
パケットを廃棄することが可能になるので、セキュリテ
ィを向上させることが可能になるとともに、ネットワー
ク上を流れるパケットを有効に減少させることが可能に
なる。
【0116】また、出力ポート情報については、最も層
が高いヘッダ情報を参照フィールドに含む参照テーブル
の情報を選択するようにしたので、アプリケーションプ
ログラムに近いレベルでのパケットの転送制御が可能に
なる。
【0117】なお、以上の実施の形態では、複数の層に
属するヘッダ情報が参照フィールドに含まれている参照
テーブルを例として説明したが、例えば、図15に示す
ように、単一の層に属するヘッダ情報のみが参照フィー
ルドに格納されているテーブルを複数の参照テーブルに
格納することも可能である。
【0118】図15(A)はIPアドレスのみが参照フ
ィールドに格納されている例であり、また、図15
(B)はTCPポート番号のみが参照フィールドに格納
されている例である。具体的には、図15(A)には、
宛先IPアドレスと入出力ポート番号とが対応付けて格
納されている。また、図15(B)には、宛先TCPポ
ート番号と、入出力ポート番号とが対応付けて格納され
ている。
【0119】このような単一のヘッダ情報を参照フィー
ルドに含むテーブルを用いた場合でも、参照テーブルか
ら出力される制御情報を、一定のルールに基づいて選択
するようにすれば、前述のような複数のヘッダ情報を含
む参照テーブルと同様の機能を実現することが可能にな
る。
【0120】次に、図16を参照して、連結比較回路3
3bにおいて実行される処理について説明する。このフ
ローチャートが開始されると、以下のステップが実行さ
れる。
【0121】ステップS11:パケットが供給された入
出力ポートは、パケットを受信し、処理回路に供給す
る。
【0122】ステップS12:処理回路の2層ヘッダ抽
出回路〜4層ヘッダ抽出回路は、2層〜4層のヘッダ情
報を抽出し、連結比較回路33bに供給する。
【0123】ステップS13:連結比較回路33bは、
供給されたヘッダ情報を連結して参照情報レジスタ51
〜53に供給し、その結果として参照テーブル33c〜
33eから出力される制御情報を取得する。
【0124】ステップS14:フィルタ情報セレクタ5
5は、制御情報のうちフィルタ情報を抽出する。 ステップS15:フィルタ情報セレクタ55は、複数の
セレクタ情報が存在する場合には、“有”が1つ以上存
在するか否かを判定し、1つ以上存在する場合にはステ
ップS16に進み、それ以外の場合にはステップS17
に進む。
【0125】ステップS16:パケットを受信した処理
回路は、フィルタ処理によりパケットを破棄する。 ステップS17:出力ポート情報セレクタ54は、制御
情報から出力ポート情報を抽出する。
【0126】ステップS18:出力ポート情報セレクタ
54は、出力ポート情報が複数存在する場合には、これ
らが不一致であるか否かを判定し、不一致である場合に
はステップS19に進み、それ以外の場合にはステップ
S20に進む。
【0127】ステップS19:出力ポート情報セレクタ
54は、参照フィールドに最上層のヘッダ情報を含む参
照テーブルの出力ポート情報を選択する。
【0128】ステップS20:パケットを受信した処理
回路は、パケットを対応するスイッチブロック17に供
給する。その結果、スイッチブロック17は、指定され
た入出力ポートからパケットを出力させる。
【0129】このようなフローチャートによれば、上述
した機能を実現することが可能になる。以上に説明した
ように、本実施の形態では、パケットから2層に属する
情報のみならず、3層以上に属するヘッダ情報も抽出
し、参照テーブルと比較することにより、そのパケット
の制御内容を決定するようにしたので、CPU20の負
担を増大することなく、入出力ポート、端末、および、
パケット毎に細かな通信ポリシーを設定することが可能
になるので、柔軟でしかもセキュリティの高いシステム
を構築することが可能になる。
【0130】次に、本発明の第2の実施の形態の構成例
について説明する。本発明の第2の実施の形態は、Qo
Sを改善するために、パケットに対する優先制御を行う
ことを目的とする。
【0131】図17は、本発明の第2の実施の形態の構
成例を示す図である。なお、この図において、図3に対
応する部分には同一の符号を付してあるので、その説明
は省略する。第2の実施の形態では、図3の場合と比較
して、スイッチブロック17が70に置換されており、
また、テーブル33に格納されているデータが一部異な
っている。その他の構成は図3に示す場合と同様であ
る。
【0132】図18は、図17に示すスイッチブロック
70の詳細な構成例を示す図である。この図において、
図の上部に位置する処理回路30〜32と、図の下部に
位置する処理回路30〜32は同一回路であり、ここで
は説明を容易にするために、上部に受信機能を示すブロ
ックを配置し、下部に送信機能を示すブロックを配置し
た。
【0133】スイッチブロック70は、スケジューラ7
1、In−q/De−qユニット72、入出力ポート1
1用キュー73、入出力ポート12用キュー74、およ
び、入出力ポート13用キュー75によって構成されて
いる。
【0134】スケジューラ71は、リクエスト集約部7
1a、サービステーブル71b、サービスローテーショ
ナー71c、セレクタ71dによって構成されており、
処理回路30〜32によるパケットの受信リクエストま
たは送信リクエストを処理する順序をスケジューリング
し、In−q/De−qユニット72にスケジューリン
グの結果に基づいて指示を出す。
【0135】ここで、リクエスト集約部71aは、処理
回路30〜32から出力される受信リクエストおよび入
出力ポート11用キュー73〜入出力ポート13用キュ
ー75から出力される送信リクエストを集約し、セレク
タ71dに伝達する。
【0136】サービステーブル71bは、リクエストを
処理するためのレジスタ群を有しており、このレジスタ
に応じてリクエストを処理する。具体的には、サービス
テーブルは、受信用高優先度用レジスタ群として、RI
F[1]−H〜RIF[3]−Hと、受信用低優先度用
レジスタ群としてRIF[1]−L〜RIF[3]−L
とを有している。ここで、RIF[1]−H〜RIF
[3]−HにはそれぞれIF#1〜IF#3が登録され
ており、また、RIF[1]−L〜RIF[3]−Lに
はそれぞれIF#1〜IF#3がそれぞれ登録されてい
る。また、サービステーブル71bは、同様の構成であ
る送信用高優先度用レジスタ群として、TIF[1]−
H〜TIF[3]−Hと、送信用低優先度用レジスタ群
としてTIF[1]−L〜TIF[3]−Lとを有して
いる。なお、IF#1〜IF#3は、処理回路30〜3
2をそれぞれ示している。
【0137】セレクタ71dは、リクエスト集約部71
aによって集約されたリクエストと、サービステーブル
71bから出力されるデータとを比較し、どのリクエス
トを受け付けるかを選択し、選択結果をIn−q/De
−qユニット72に通知する。
【0138】In−q/De−qユニット72は、処理
回路30〜31のうちセレクタ71dに選択された入出
力ポートから受信データを取得して、セレクタ71dに
よって選択されたリクエストに対応するデータを、該当
する処理回路30〜31から取得して、該当する入出力
ポート11用キュー73〜入出力ポート13用キュー7
5に格納する。また、送信リクエストである場合には、
入出力ポート11用キュー73〜入出力ポート13用キ
ュー75に格納されているパケットを該当する処理回路
30〜31に供給して送信させる。
【0139】入出力ポート11用キュー73〜入出力ポ
ート13用キュー75は、高優先キュー73a〜75a
と、低優先キュー73b〜75bとをそれぞれ有してお
り、高優先度のパケットについては高優先キュー73a
〜75aに蓄積し、また、低優先度のパケットについて
は低優先キュー73b〜75bに蓄積し、送信されるま
での間、パケットを一時的に保持する。
【0140】受信リクエスト線80は、処理回路30〜
32から出力される受信リクエストをリクエスト集約部
71aに伝達する。受信データ線81は、処理回路30
〜32から出力されるパケットのデータを、In−q/
De−qユニット72に伝達する。
【0141】送信リクエスト線82は、処理回路30〜
32から出力される送信リクエストをリクエスト集約部
71aに伝達する。送信データ線83は、In−q/D
e−qユニット72から出力されるデータを、該当する
処理回路30〜32に伝達する。
【0142】図19は、参照テーブル33c〜33eの
一例を示す図である。この図に示すように、参照テーブ
ル33c〜33eは、参照フィールドとデータフィール
ドから構成され、参照フィールドには2層〜3層に属す
るヘッダ情報が適宜組み合わされたものが格納されてい
る。この図の例では、参照フィールドには、3層に属す
る送信元IPアドレスおよび宛先IPアドレスと、4層
に属する送信元TCPポート番号および宛先TCPポー
ト番号とが格納されている。
【0143】データフィールドには、入出力すべきポー
トを指定する入出力ポート情報と、パケットの優先度を
示す優先度情報とが格納されている。具体的には、例え
ば、第1行目に格納された情報の場合、送信元IPアド
レスがSA#1であり、宛先IPアドレスがDA#1で
あり、送信元TCPポート番号がSP#1であり、宛先
TCPポート番号がDP#1である場合には、入出力ポ
ートはP#1であり、また、優先度は#1である。ここ
で、優先度は、“#”に続く数値が小さい程、優先度が
高いものとする。
【0144】なお、参照テーブル33c〜33eにはそ
れぞれ異なるテーブルが格納されており、これらの情報
は外部から必要に応じて書き換えることができる。次
に、第2の実施の形態の動作について説明する。
【0145】例えば、図20に示すテーブルが、例え
ば、参照テーブル33c〜33eに格納されている場合
に、図21に示すパケット#1がインターネット42か
らホスト43に転送され、また、パケット#2がホスト
44からホスト43に転送される場合の動作について説
明する。
【0146】先ず、パケット#1がインターネット42
からパケット転送装置40に入力されると、このパケッ
ト#1は、入出力ポート11を介して取り込まれ、処理
回路30に供給される。
【0147】処理回路30では、2層ヘッダ情報抽出回
路30a、3層ヘッダ情報抽出回路30b、および、4
層ヘッダ情報抽出回路30cが、パケット#1からそれ
ぞれ2層〜4層のヘッダ情報を抽出する。具体的には、
パケットには、図9に示すように、2層ヘッダ、3層ヘ
ッダ、および、4層ヘッダが順に格納されている。2層
ヘッダは宛先MACアドレスおよび送信元MACアドレ
スによって構成され、3層ヘッダは宛先IPアドレスお
よび送信元IPアドレスによって構成され、また、4層
ヘッダは宛先TCPポート番号および送信元TCPポー
ト番号によって構成されている。なお、図の空白部分に
は、他のヘッダの情報が格納されている。
【0148】いまの例では、2層ヘッダ情報抽出回路3
0aは、宛先MACアドレス“ma#2”および送信元
MACアドレス“ma#1”を抽出し、3層ヘッダ情報
抽出回路30bは、送信元IPアドレス“pa#1”お
よび宛先IPアドレス“pa#2”を抽出し、また、4
層ヘッダ情報抽出回路30cは、送信元TCPポート番
号“6000”および宛先TCPポート番号“630
0”を抽出する。
【0149】2層ヘッダ情報抽出回路30a〜4層ヘッ
ダ情報抽出回路30cによって抽出された2層〜3層ヘ
ッダ情報は、参照ブロックインターフェース30dを介
してテーブル33に供給される。
【0150】いまの例では、参照テーブル33cには、
図20に示す、複数のヘッダ情報を含むテーブルが格納
されているので、テーブル33では、連結比較回路33
bが対応するヘッダ情報を連結した後、参照テーブル3
3cに格納されている参照フィールドと、ヘッダ情報と
を比較する。
【0151】即ち、連結比較回路33bの情報連結回路
50は、処理回路30から供給された2層〜4層のヘッ
ダ情報を取得し、3層および4層のヘッダ情報を抽出し
て連結した後、入力された入出力ポートのポート番号を
更に連結し、参照情報レジスタ51に供給する。
【0152】参照情報レジスタ51は、情報連結回路5
0から供給された3層および4層のヘッダ情報および受
信した入出力ポートの情報を一時的に格納するとともに
参照テーブル33cに供給する。
【0153】参照テーブル33cは、参照情報レジスタ
51から供給されたヘッダ情報と、参照フィールドとを
比較し、該当するデータが存在する場合にはデータフィ
ールドに格納されている制御情報を取得し、バス60を
介して、出力ポート情報は出力ポート情報セレクタ54
に、また、優先度情報は処理回路30に供給する。
【0154】いまの例では、パケット#1のヘッダ情報
および入力された入出力ポートは、図20に示す参照テ
ーブルの第1行目の項目と一致するので、データフィー
ルドから出力ポート情報として“ポート12”が出力ポ
ート情報セレクタ54によって取得され、また、優先度
情報として“優先度高”がフィルタ情報セレクタ55
(または、優先度情報を専門に扱う図示せぬ優先度情報
セレクタ)によって取得され、“ポート12”は出力ポ
ート情報セレクタ54に、また、“優先度高”は処理回
路30に供給される。
【0155】ここで、参照テーブル33c以外の参照テ
ーブルからの情報は存在しないので、出力ポート情報セ
レクタ54は、出力ポート情報“ポート12”を、要求
を行った処理回路30に供給する。
【0156】処理回路30は、参照ブロックインターフ
ェース30dを介してこれらの情報を受信する。そし
て、優先度情報より優先度が“高”であり、また、入出
力ポート情報から“入出力ポート12”が出力ポートで
あることを了知する。
【0157】続いて、処理回路30は、受信リクエスト
線80を介してリクエスト集約部71aに対して優先度
が“高”であることを示す受信リクエストを出力する。
その結果、リクエスト集約部71aはこのリクエストを
受信し、セレクタ71dに供給する。このとき、サービ
ステーブル71bは、レジスタ群RIF[n]−Hを先
ず選択し、RIF[1]−H〜RIF[3]の順に検索
する。ここで、IF#1は、RIF[1]−Hに登録さ
れているので、セレクタ71dは、リクエスト集約部7
1aからの出力と、サービステーブル71bのマッチン
グを行い、IF#1からのパケットを受信することを決
定し、In−q/De−qユニット72に供給する。
【0158】In−q/De−qユニット72は、受信
データ線81を介して処理回路30からパケット#1を
取得し、出力先である入出力ポート12に対応する入出
力ポート12用キュー74の高優先キュー74aに格納
する。
【0159】パケットの格納が終了すると、サービスロ
ーテーショナー71cは、受信が終了したIF#1をR
IF[n]−Hの最後尾に移動させる。その結果、RI
F[n]−Hには、IF#2,IF#3,IF#4,I
F#1の順でデータが格納されることになる。なお、こ
の作業は、各処理回路からのリクエストを均等に受け付
けるために行う。例えば、このような作業の後、処理回
路30と処理回路31とから高優先度の受信リクエスト
が同時になされた場合には、RIF[n]−Hに先に登
録されているIF#2のパケットが受信され、その結
果、最も要求が受け付けられていない処理回路のパケッ
トから処理が実行されることになる。
【0160】続いて、パケット#2がホスト44からパ
ケット転送装置40に入力されると、入出力ポート13
を介してこのパケット#2が取り込まれ、処理回路32
に供給される。
【0161】処理回路32の2層ヘッダ情報抽出回路3
2aは、宛先MACアドレス“ma#2”および送信元
MACアドレス“ma#3”を抽出し、3層ヘッダ情報
抽出回路32bは、送信元IPアドレス“pa#3”お
よび宛先IPアドレス“pa#2”を抽出し、また、4
層ヘッダ情報抽出回路32cは、送信元TCPポート番
号“x”(所定の送信元TCPポート番号)および宛先
TCPポート番号“100”を抽出する。
【0162】2層ヘッダ情報抽出回路32a〜4層ヘッ
ダ情報抽出回路32cによって抽出された2層〜3層ヘ
ッダ情報は、参照ブロックインターフェース32dを介
してテーブル33に供給される。
【0163】連結比較回路33bの情報連結回路50
は、処理回路30から供給された2層〜4層のヘッダ情
報を取得し、3層および4層のヘッダ情報を抽出して連
結した後、入力された入出力ポートのポート番号を更に
連結し、参照情報レジスタ51に供給する。
【0164】参照情報レジスタ51は、情報連結回路5
0から供給された3層および4層のヘッダ情報および受
信した入出力ポートの情報を一時的に格納するとともに
参照テーブル33cに供給する。
【0165】参照テーブル33cは、参照情報レジスタ
51から供給されたヘッダ情報と、参照フィールドとを
比較し、該当するデータが存在する場合にはデータフィ
ールドに格納されている制御情報を取得し、バス60を
介して、出力ポート情報は出力ポート情報セレクタ54
に、また、優先度情報は処理回路32に供給する。
【0166】いまの例では、パケット#2のヘッダ情報
および入力された入出力ポートは、図20に示す参照テ
ーブルの第2行目の項目と一致するので、データフィー
ルドから出力ポート情報として“ポート12”が、ま
た、優先度情報として“優先度低”が取得され、“ポー
ト12”は出力ポート情報セレクタ54に、また、“優
先度低”は処理回路32に供給される。
【0167】ここで、参照テーブル33c以外の参照テ
ーブルからの情報は存在しないので、出力ポート情報セ
レクタ54は、出力ポート情報“ポート12”を、要求
を行った処理回路32に供給する。
【0168】処理回路32は、参照ブロックインターフ
ェース32dを介してこれらの情報を受信する。そし
て、優先度情報より優先度が低であり、また、入出力ポ
ート情報から入出力ポート12が出力ポートであること
を了知する。
【0169】続いて、処理回路32は、受信リクエスト
線80を介してリクエスト集約部71aに対して優先度
が“低”であることを示す受信リクエストを出力する。
その結果、リクエスト集約部71aはこのリクエストを
受信し、セレクタ71dに供給する。このとき、サービ
ステーブル71bは、先ず、レジスタ群RIF[1]−
H〜RIF[3]−Hについて検索するが、処理回路3
2からの受信要求とは一致しないので、続いて、レジス
タ群RIF[1]−L〜RIF[3]−Lを順に検索す
る。その結果、RIF[3]−Lが処理回路32からの
要求に一致するので、セレクタ71dは、In−q/D
e−qユニット72に対してその旨を伝達する。
【0170】In−q/De−qユニット72は、受信
データ線81を介して処理回路32からパケット#2を
取得し、出力先である入出力ポート12に対応する入出
力ポート用キュー74の低優先キュー74bに格納す
る。
【0171】パケットの格納が完了すると、サービスロ
ーテーショナー71cは、受信が終了したIF#3をR
IF[n]−Lの最後尾に移動させる。その結果、RI
F[n]−Lには、IF#1,IF#2,IF#4,I
F3の順でデータが格納されることになる。
【0172】続いて、以上のようにして高優先キュー7
4aと低優先キュー74bにそれぞれ保持されたパケッ
ト#1およびパケット#2を送信する場合の動作につい
て説明する。
【0173】先ず、パケットが保持された入出力ポート
12用キュー74は、リクエスト集約部71aに対して
優先度が高であることを示すリクエストと、優先度が低
であることを示す送信リクエストを出力する。このと
き、処理回路30〜32は、パケットの送信が可能な状
態になった場合には、信号線82を介してイネーブル信
号を供給するので、リクエスト集約部71aは、送信リ
クエストと、イネーブル信号との論理積を取り、結果が
アクティブとなる送信リクエストを集約し、セレクタ7
1dに供給する。
【0174】サービステーブル71bは、前述のよう
に、送信用のレジスタ群TIF[1]−H〜TIF
[3]−HおよびTIF[1]−L〜TIF[3]−L
を具備しており、受信の場合と同様に、レジスタ群を順
次検索し、セレクタ71dに供給する。
【0175】セレクタ71dでは、リクエスト集約部7
1aから供給された送信リクエストと、サービステーブ
ル71bから供給されたデータとを照合し、該当するリ
クエストが存在する場合には、選択して出力する。
【0176】いまの例では、入出力ポート12用キュー
74からの送信リクエストは、パケット#1の高優先度
の送信リクエストと、パケット#2の低優先度の送信リ
クエストであるので、サービステーブル71bからは、
先ず、TIF[2]−Hに格納されているIF#2が出
力される。その結果、In−q/De−qユニット72
は、高優先キュー74aからパケット#1を取得し、送
信データ線83を介して処理回路31に供給する。
【0177】処理回路31は、パケット#1を入出力ポ
ート12を介してホスト43に対して送出する。パケッ
ト#1の送信が終了すると、サービスローテーショナー
71cは、TIF[n]−Hに格納されているIF#2
をレジスタ群の最後尾に移動する。そして、サービステ
ーブル71bは、TIF[n]−Hの先頭に戻って検索
を再開する。しかしながら、優先度が“高”である送信
リクエストは存在しないので、続いて、サービステーブ
ル71bは、TIF[n]−Lについて検索を行い、T
IF[2]−Lに格納されているIF#2をセレクタ7
1dに供給する。その結果、セレクタ71dはパケット
#2に対応する送信リクエストと一致することから、I
n−q/De−qユニット72に対してパケット#2を
送信するように指示する。
【0178】In−q/De−qユニット72は、低優
先キュー74bに対してパケット#2を送信するように
指示する。その結果、低優先キュー74bからパケット
#2が読み出され、処理回路31へ供給される。
【0179】処理回路31は、パケット#2を入出力ポ
ート12を介してホスト43に対して送出する。パケッ
ト#2の送信が終了すると、サービスローテーショナー
71cは、TIF[n]−Lに格納されているIF#2
をレジスタ群の最後尾に移動する。
【0180】このように、受信リクエストまたは送信リ
クエストがなされた場合には、先ず、TIF[n]−H
を参照し、続いて、TIF[n]−Lを参照するように
したので、高優先度のパケットを優先的に転送すること
が可能になる。
【0181】また、受信リクエストまたは送信リクエス
トの処理が完了した場合には、当該データをRIF
[n]−HもしくはRIF[n]−LまたはTIF
[n]−HもしくはTIF[n]−Lの最後尾に移動さ
せるようにしたので、全てのポートからのリクエストを
均等に受け付けることが可能になる。
【0182】以上の処理によれば、CPU20の判断を
仰ぐことなく、ハードウエア的にパケットに関する優先
制御を実行することが可能になる。なお、以上の実施の
形態では、優先度が“低”および“高”の2種類のみの
場合について説明したが、複数の種類の優先度を設ける
ことができる。図22は、3種類(高、中、低)の優先
度が利用可能な構成例である。この例では、図17の場
合と比較して、入出力ポート12および入出力ポート1
3に接続されているノードの配置が異なっており、ま
た、テーブル33に格納されているデータが異なってい
る。更に、スイッチブロック70が3種類の優先度に対
応できるように、入出力ポート11用キュー73〜入出
力ポート13用キュー75がそれぞれ中優先キュー(図
示せず)を有するとともに、サービステーブル71bが
中優先度用のレジスタ群RIF[n]−MおよびTIF
[n]−Mを有している。それ以外の構成は、図17の
場合と同様である。
【0183】図22に示すように、入出力ポート12に
は、ハブ90と、ホスト91〜93が接続されている。
ここで、ハブ90は、ホスト91〜93の相互間で、ま
た、ホスト91〜93とパケット転送装置10との間で
パケットの転送を可能とする装置である。
【0184】図23は、例えば、参照テーブル33cに
格納されているテーブルの一例である。なお、この図に
おいて、コントロールビットは、パケットにおいて優先
度情報が挿入されている位置を示す情報である。この例
では、「10001」が設定されており、送信元IPア
ドレスと、宛先IPアドレス中のTOSフィールドの組
み合わせを示している。なお、優先度情報と、ポート情
報とを分離して別々のテーブルに格納することも可能で
ある。このような実施の形態によれば、設定の柔軟性が
向上し、また、拡張性が向上する。
【0185】また、TOSは、TOSフィールドに埋め
込まれた情報を示している。この例では、000、10
0、010の3種類となっている。また、優先度:ポー
トは、該当するパケットの優先度と、出力する入出力ポ
ートとを示している。この例では、000が低優先度
に、100が高優先度に、010が中優先度に設定され
ている。
【0186】図24は、図22に示す構成例に入力され
るパケットの一例を示す図である。この図において、パ
ケット#1は、ホスト91からホスト94に、パケット
#2は、ホスト92からホスト94に、パケット#3
は、ホスト93からホスト94に、それぞれ転送するパ
ケットである。
【0187】次に以上の実施の形態の動作を簡単に説明
する。先ず、パケット#1がホスト91から送信される
と、このパケット#1は、ハブ90を介してパケット転
送装置40に転送される。パケット転送装置40は、入
出力ポート12を介してパケット#1を入力し、処理回
路31に供給する。
【0188】処理回路31は、テーブル33に対してパ
ケット#1のヘッダ情報を供給し、出力すべき入出力ポ
ートと、優先度を特定する。いまの例では、パケット#
1のヘッダ情報は、図23に示す第1行目の項目と一致
するので、その優先度は“低”である。従って、テーブ
ル33は、パケット#1は出力すべきポートが“入出力
ポート12”であり、また、その優先度が“低”である
ことを処理回路31に伝える。
【0189】処理回路31は、優先度と出力すべきポー
トとを、スイッチブロック70に伝達する。その結果、
スイッチブロック70は、前述の場合と同様の処理によ
り、パケット#1をキューに蓄積した後、処理回路32
からホスト94に送信する。このとき、サービステーブ
ル71bは、RIF[n]−H、RIF[n]−M、R
IF[n]−Lの順にリクエストを処理するので、優先
度が“低”であるパケット#1は低い優先度で処理され
ることになる。
【0190】また、パケット#2については、図24に
示す参照テーブルの第2行目の項目と一致するので、出
力すべきポートは入出力ポート12であり、また、その
優先度は“高”であるので、スイッチブロック70は、
前述の場合と同様の処理により、パケット#2を入出力
ポート12を介してホスト94に送信する。なお、パケ
ット#2は、優先度が“高”であるので、前述の場合と
同様の処理により高い優先度で処理されることになる。
【0191】更に、パケット#3については、図24に
示す参照テーブルの第3行目の項目と一致するので、出
力すべきポートは入出力ポート12であり、また、その
優先度は“中”であるので、スイッチブロック70は、
前述の場合と同様の処理により、パケット#2を入出力
ポート12を介してホスト94に送信する。なお、パケ
ット#3は、優先度が“中”であるので、前述の場合と
同様の処理により中程度の優先度で処理されることにな
る。
【0192】以上の処理によれば、3種類の優先度を設
定し、パケットを優先制御することができるので、例え
ば、ホスト毎に優先順位を設定するプレミアムサービス
を実現することができる。
【0193】最後に、図25〜27を参照して、図17
に示す実施の形態において実行される処理の流れについ
て説明する。図25は、高優先度を有するパケットの受
信処理を説明するフローチャートである。このフローチ
ャートが開始されると、以下のステップが実行される。
【0194】ステップS30:スイッチブロック70の
リクエスト集約部71aは、受信リクエストが有るか否
かを判定し、受信リクエストがある場合にはステップS
31に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返
す。
【0195】ステップS31:サービステーブル71b
は、変数nに“1”を代入する。 ステップS32:サービステーブル71bは、変数nの
値が4以上になったか否かを判定し、4以上になった場
合にはステップS50に進み、それ以外の場合にはステ
ップS33に進む。
【0196】ステップS33:セレクタ71dは、リク
エスト集約部71aからの受信リクエストを参照し、テ
ーブル71b内のRIF[1]−Hに登録されている情
報と一致する場合(高優先リクエストがある場合)に
は、ステップS35に進み、それ以外の場合にはステッ
プS34に進む。
【0197】ステップS34:サービステーブル71b
は、変数nの値を“1”だけインクリメントする。 ステップS35:セレクタ71dは、In−q/De−
qユニット72に対してRIF[n]−Hの内容に該当
する入出力ポートの転送サービスを開始するように要請
する。その結果、該当する処理回路からパケットが読み
込まれ、該当するキューにパケットが格納され始める。
【0198】ここで、「サービス」とは、受信処理で
は、パケットをキューに格納する動作をいい、また、送
信処理では、パケットを送出することをいう。 ステップS36:サービスローテーショナー71cは、
RIF[n]−Hの高優先リクエストを高優先リクエス
トの最後尾に移動する。
【0199】ステップS37:スケジューラ71は、サ
ービスを終了するか否か、即ち、パケットをキューに格
納する動作を終了するか否かを判定し、サービスを終了
する場合にはステップS30に戻って同様の処理を繰り
返し、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0200】図26は、中優先度を有するパケットの受
信処理を説明するフローチャートである。このフローチ
ャートが開始されると、以下のステップが実行される。 ステップS50:サービステーブル71bは、変数nに
“1”を代入する。
【0201】ステップS51:サービステーブル71b
は、変数nの値が4以上になったか否かを判定し、4以
上になった場合にはステップS70に進み、それ以外の
場合にはステップS52に進む。
【0202】ステップS52:セレクタ71dは、リク
エスト集約部71aからの受信リクエストを参照し、テ
ーブル71b内のRIF[1]−Mに登録されている情
報と一致する場合には、ステップS54に進み、それ以
外の場合にはステップS53に進む。
【0203】ステップS53:サービステーブル71b
は、変数nの値を“1”だけインクリメントする。 ステップS54:セレクタ71dは、In−q/De−
qユニット72に対してRIF[n]−Mの内容に該当
する入出力ポートの転送サービスを開始するように要請
する。その結果、該当する処理回路からパケットが読み
込まれ、該当するキューにパケットが格納され始める。
【0204】ステップS55:サービスローテーショナ
ー71cは、RIF[n]−Mの中優先リクエストを中
優先リクエストの最後尾に移動する。
【0205】ステップS56:スケジューラ71は、サ
ービスを終了するか否かを判定し、サービスを終了する
場合にはステップS30に戻って同様の処理を繰り返
し、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0206】図27は、低優先度を有するパケットの受
信処理を説明するフローチャートである。このフローチ
ャートが開始されると、以下のステップが実行される。 ステップS70:サービステーブル71bは、変数nに
“1”を代入する。
【0207】ステップS71:サービステーブル71b
は、変数nの値が4以上になったか否かを判定し、4以
上になった場合にはステップS30に戻って次のサービ
スリクエスト待ち状態になり、それ以外の場合にはステ
ップS72に進む。
【0208】ステップS72:セレクタ71dは、リク
エスト集約部71aからの受信リクエストを参照し、テ
ーブル71b内のRIF[1]−Lに登録されている情
報と一致する場合には、ステップS74に進み、それ以
外の場合にはステップS73に進む。
【0209】ステップS73:サービステーブル71b
は、変数nの値を“1”だけインクリメントする。 ステップS74:セレクタ71dは、In−q/De−
qユニット72に対してRIF[n]−Lの内容に該当
する入出力ポートの転送サービスを開始するように要請
する。その結果、該当する処理回路からパケットが読み
込まれ、該当するキューにパケットが格納され始める。
【0210】ステップS75:サービスローテーショナ
ー71cは、RIF[n]−Lの低優先リクエストを低
優先リクエストの最後尾に移動する。
【0211】ステップS76:スケジューラ71は、サ
ービスを終了するか否かを判定し、サービスを終了する
場合にはステップS30に戻って同様の処理を繰り返
し、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0212】以上の処理により、パケットの受信リクエ
ストに対する処理を行うことが可能になる。なお、以上
では、受信リクエストに関する処理のみを示したが、送
信リクエストに対する処理も以上の場合と基本的には同
様である。
【0213】最後に、以上の実施の形態の変更実施形態
について説明する。先ず、以上の実施の形態では、MA
Cアドレスを参照テーブルに登録しないようにしたが、
MACアドレスを登録することも可能である。その場
合、例えば、家庭内またはSOHO側に属するMACア
ドレスがインターネット側から入力されてきた場合に
は、これをフィルタリングするようにすれば、外部に漏
洩したMACアドレスを利用して第三者が成りすましに
より侵入することを防止することが可能になる。
【0214】また、受信ポート情報を合わせて参照でき
るようにすると、プライベートアドレスを使用したWA
N側からの成りすましなどに対処できるようになる。ま
た、家庭内またはSOHO側の端末に対して外部からコ
ネクションを張りに来るパケットを識別できるように、
TCPヘッダ内のSYNやACKフラグを参照テーブル
に追加し、このようなフラグが立っているパケットをフ
ィルタリングすることも可能である。
【0215】また、図3に示すレイヤ2スイッチ10を
IC化して半導体装置として構成することも可能であ
る。なお、その際、CPU20については同一のチップ
上に併せて構成するようにしてもよいし、別チップとし
てもよい。
【0216】更に、図17に示す実施の形態では、レジ
スタ群を準備し、優先度が高いものから順に検索するこ
とにより、パケットに優先度を設けるようにしたが、例
えば、高い優先度のキューについては、読み出し回数を
高く設定し、低い優先度のキューについては、読み出し
回数を低く設定することにより、パケットに優先度を設
けるようにすることも可能である。
【0217】更に、以上の実施の形態では、3層・4層
の参照テーブルを別個独立の構成としたが、これらのテ
ーブルをマージして、連結比較回路33bで3層・4層
を合わせた情報を一度に比較することも可能である。こ
のような構成とすることで、ハードウエアの占有面積を
小さくすることが可能になる。
【0218】(付記1) 複数の入出力ポートと、前記
複数の入出力ポートのそれぞれから入力されたパケット
より、ネットワークプロトコルの3層以上に属するヘッ
ダ情報を抽出するヘッダ情報抽出回路と、ヘッダ情報
と、当該ヘッダ情報に対応する制御情報とを関連付けて
記憶したテーブルと、前記ヘッダ情報抽出回路によって
抽出されたヘッダ情報に対応する制御情報を前記テーブ
ルから取得する制御情報取得回路と、前記制御情報取得
回路によって取得された制御情報に基づいて、パケット
を処理する処理回路と、を有することを特徴とするパケ
ット転送装置。
【0219】(付記2) 前記制御情報は、パケットに
対するフィルタリング処理の有無を示し、前記処理回路
は、前記制御情報がフィルタリングが必要であることを
指示している場合には、当該パケットを破棄する、こと
を特徴とする付記1記載のパケット転送装置。
【0220】(付記3) 外部のネットワークに接続さ
れた入出力ポートを有し、前記処理回路は、前記外部の
ネットワークに接続された入出力ポートから入力された
パケットが、内部の装置のアドレス情報を有している場
合には、これをフィルタリングすることを特徴とする付
記2記載のパケット転送装置。
【0221】(付記4) 前記制御情報は、前記複数の
入出力ポートのいずれから当該パケットを出力するかを
指定する情報であり、前記処理回路は、前記制御情報に
基づいて、指定された入出力ポートから当該パケットを
出力する、ことを特徴とする付記1記載のパケット転送
装置。
【0222】(付記5) 前記テーブルには、異なる階
層に属する複数のヘッダ情報と、当該複数のヘッダ情報
に対応する制御情報とが対応付けて格納されていること
を特徴とする付記1記載のパケット転送装置。
【0223】(付記6) 異なる情報が格納された複数
のテーブルを有することを特徴とする付記1記載のパケ
ット転送装置。 (付記7) 前記制御情報取得回路によって、複数のテ
ーブルから複数の制御情報が1つのパケットに対して取
得された場合には、前記処理回路が実際に実行すべき処
理を決定する処理決定回路を更に有することを特徴とす
る付記1記載のパケット転送装置。
【0224】(付記8) 前記制御情報は、パケットに
対するフィルタリングの有無を示し、前記処理決定回路
は、前記複数のテーブルから複数の制御情報が取得され
た場合に何れか1つの制御情報がフィルタリングが必要
であることを指示している場合には、当該パケットを破
棄する、ことを特徴とする付記7記載のパケット転送装
置。
【0225】(付記9) 前記制御情報は、前記複数の
入出力ポートのいずれから当該パケットを出力するかを
指定する情報であり、前記処理決定回路は、前記複数の
テーブルから複数の制御情報が取得された場合には、最
も階層が高いヘッダ情報を含むテーブルから取得された
制御情報によって指定される入出力ポートから当該パケ
ットを出力する、ことを特徴とする付記7記載のパケッ
ト転送装置。
【0226】(付記10) 前記制御情報は、前記複数
の入出力ポートのいずれから当該パケットを出力するか
を指定する情報およびパケットに対するフィルタリング
の有無を示す情報の双方を含み、前記処理決定回路は、
前記複数のテーブルから前記複数の入出力ポートのいず
れから当該パケットを出力するかを指定する情報および
パケットに対するフィルタリングの有無を示す情報の双
方が取得された場合には、当該パケットを破棄すること
を決定する、ことを特徴とする付記7記載のパケット転
送装置。
【0227】(付記11) ルーティング処理を実行す
るルーティング処理回路を更に有することを特徴とする
付記1記載のパケット転送装置。 (付記12) 前記テーブルの内容を書き換えるテーブ
ル書き換え回路を更に有することを特徴とする付記1記
載のパケット転送装置。
【0228】(付記13) 前記制御情報は、パケット
の優先度を示し、前記処理回路は、前記制御情報が示す
優先度に従って当該パケットを処理することを特徴とす
る、ことを特徴とする付記1記載のパケット転送装置。
【0229】(付記14) パケットを一時的に格納す
る格納回路を有し、前記処理回路は、前記格納回路に格
納されているパケットを、その優先度に基づいて書き込
み、また、読み出して送信することを特徴とする付記1
記載のパケット転送装置。
【0230】(付記15) 複数の入出力ポートと、前
記複数の入出力ポートのそれぞれから入力されたパケッ
トより、ネットワークプロトコルの3層以上に属するヘ
ッダ情報を抽出するヘッダ情報抽出回路と、ヘッダ情報
と、当該ヘッダ情報に対応する制御情報とを関連付けて
記憶したテーブルと、前記ヘッダ情報抽出回路によって
抽出されたヘッダ情報に対応する制御情報を前記テーブ
ルから取得する制御情報取得回路と、前記制御情報取得
回路によって取得された制御情報に基づいて、パケット
を処理する処理回路と、を有することを特徴とする半導
体装置。
【0231】(付記16) 複数のネットワークがパケ
ット転送装置によって接続され、それぞれのネットワー
ク間でパケットを転送するパケット転送システムにおい
て、前記パケット転送装置は、複数の入出力ポートと、
前記複数の入出力ポートのそれぞれから入力されたパケ
ットより、ネットワークプロトコルの3層以上に属する
ヘッダ情報を抽出するヘッダ情報抽出回路と、ヘッダ情
報と、当該ヘッダ情報に対応する制御情報とを関連付け
て記憶したテーブルと、前記ヘッダ情報抽出回路によっ
て抽出されたヘッダ情報に対応する制御情報を前記テー
ブルから取得する制御情報取得回路と、前記制御情報取
得回路によって取得された制御情報に基づいて、パケッ
トを処理する処理回路と、を有することを特徴とするパ
ケット転送システム。
【0232】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、複数の
入出力ポートと、複数の入出力ポートのそれぞれから入
力されたパケットより、ネットワークプロトコルの3層
(ネットワーク層)以上に属するヘッダ情報を抽出する
ヘッダ情報抽出回路と、ヘッダ情報と、当該ヘッダ情報
に対応する制御情報とを関連付けて記憶したテーブル
と、ヘッダ情報抽出回路によって抽出されたヘッダ情報
に対応する制御情報をテーブルから取得する制御情報取
得回路と、制御情報取得回路によって取得された制御情
報に基づいて、パケットを処理する処理回路と、を設け
るようにしたので、通信ポリシーをパケット単位および
入出力ポート単位で設定できるので、柔軟なシステムを
構成することが可能になる。
【0233】また、複数の入出力ポートと、複数の入出
力ポートのそれぞれから入力されたパケットより、ネッ
トワークプロトコルの3層(ネットワーク層)以上に属
するヘッダ情報を抽出するヘッダ情報抽出回路と、ヘッ
ダ情報と、当該ヘッダ情報に対応する制御情報とを関連
付けて記憶したテーブルと、ヘッダ情報抽出回路によっ
て抽出されたヘッダ情報に対応する制御情報をテーブル
から取得する制御情報取得回路と、制御情報取得回路に
よって取得された制御情報に基づいて、パケットを処理
する処理回路と、を設けるようにしたので、CPUにか
かる負担を軽減することにより、装置全体の処理速度を
向上させることが可能になる。
【0234】また、複数のネットワークがパケット転送
装置によって接続され、それぞれのネットワーク間でパ
ケットを転送するパケット転送システムにおいて、パケ
ット転送装置は、複数の入出力ポートと、複数の入出力
ポートのそれぞれから入力されたパケットより、ネット
ワークプロトコルの3層(ネットワーク層)以上に属す
るヘッダ情報を抽出するヘッダ情報抽出回路と、ヘッダ
情報と、当該ヘッダ情報に対応する制御情報とを関連付
けて記憶したテーブルと、ヘッダ情報抽出回路によって
抽出されたヘッダ情報に対応する制御情報をテーブルか
ら取得する制御情報取得回路と、制御情報取得回路によ
って取得された制御情報に基づいて、パケットを処理す
る処理回路と、を有するようにしたので、通信ポリシー
をパケット単位および入出力ポート単位で設定できるの
で、柔軟なシステムを構成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動作原理を説明する原理図である。
【図2】本発明の実施の形態の構成例を示す図である。
【図3】図2に示すパケット転送装置の詳細な構成例を
示す図である。
【図4】図3に示す処理回路と参照ブロックの詳細な構
成例を示す図である。
【図5】図4に示す連結比較回路の詳細な構成例を示す
図である。
【図6】参照テーブルに格納されているテーブルの一例
である。
【図7】参照テーブルに格納されているテーブルの一例
である。
【図8】パケットに含まれているヘッダ情報の一例であ
る。
【図9】パケットに含まれているヘッダ情報の配置例で
ある。
【図10】参照テーブルに格納されているテーブルの一
例である。
【図11】パケットに含まれているヘッダ情報の一例で
ある。
【図12】参照テーブルに格納されているテーブルの一
例である。
【図13】参照テーブルに格納されているテーブルの一
例である。
【図14】パケットに含まれているヘッダ情報の一例で
ある。
【図15】参照テーブルに格納されているテーブルの一
例である。
【図16】連結比較回路において実行される処理を説明
するフローチャートである。
【図17】本発明の第2の実施の形態の構成例である。
【図18】図17に示すスイッチブロックの詳細な構成
例である。
【図19】図17に示すテーブルに格納されているデー
タの一例である。
【図20】図17に示すテーブルに格納されている具体
的なデータの一例である。
【図21】図17に示すテーブルに格納されている具体
的なデータの一例である。
【図22】複数の優先度を有する場合の構成例である。
【図23】図22にテーブルに格納されているデータの
一例である。
【図24】図22に示す実施の形態に入力されるパケッ
トの一例である。
【図25】図17に示す実施の形態において実行される
処理の一例である。
【図26】図17に示す実施の形態において実行される
処理の一例である。
【図27】図17に示す実施の形態において実行される
処理の一例である。
【図28】従来のアクセスルータの構成例を示す図であ
る。
【図29】図28に示す参照ブロックおよび処理回路の
構成例を示す図である。
【図30】図29に示す参照テーブルに格納されている
テーブルの一例である。
【符号の説明】
1 パケット転送装置 1a〜1c 入出力ポート 1d 処理回路 1e ヘッダ情報抽出回路 1f 制御情報取得回路 1g テーブル 2〜4 パケット 10 レイヤ2スイッチ 11〜13 入出力ポート 17 スイッチブロック 20 CPU 30〜32 処理回路 33 テーブル 40 パケット転送装置 41 通信装置 42 インターネット 43,44 ホスト 30a 2層ヘッダ情報抽出回路 30b 3層ヘッダ情報抽出回路 30c 4層ヘッダ情報抽出回路 30d 参照ブロックインターフェース 30e スイッチブロックインターフェース 33a 比較回路 33b 連結比較回路 33c〜33e 参照テーブル 50 情報連結回路 51〜53 参照情報レジスタ 54 出力ポート情報セレクタ 55 フィルタ情報セレクタ 60 バス 70 スイッチブロック 71 スケジューラ 71a リクエスト集約部 71b サービステーブル 71c サービスローテーショナー 71d セレクタ 72 In−q/De−qユニット 73 入出力ポート11用キュー 73a 高優先キュー 73b 低優先キュー 74 入出力ポート12用キュー 74a 高優先キュー 74b 低優先キュー 75 入出力ポート13用キュー 75a 高優先キュー 75b 低優先キュー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋田 淳一 神奈川県川崎市幸区堀川町66番地2 富士 通エルエスアイソリューション株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA01 HA08 HD03 KA03 KA05 KX29 LB05 LE05 LE09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入出力ポートと、 前記複数の入出力ポートのそれぞれから入力されたパケ
    ットより、ネットワークプロトコルの3層以上に属する
    ヘッダ情報を抽出するヘッダ情報抽出回路と、 ヘッダ情報と、当該ヘッダ情報に対応する制御情報とを
    関連付けて記憶したテーブルと、 前記ヘッダ情報抽出回路によって抽出されたヘッダ情報
    に対応する制御情報を前記テーブルから取得する制御情
    報取得回路と、 前記制御情報取得回路によって取得された制御情報に基
    づいて、パケットを処理する処理回路と、 を有することを特徴とするパケット転送装置。
  2. 【請求項2】 前記制御情報は、パケットに対するフィ
    ルタリング処理の有無を示し、 前記処理回路は、前記制御情報がフィルタリングが必要
    であることを指示している場合には、当該パケットを破
    棄する、 ことを特徴とする請求項1記載のパケット転送装置。
  3. 【請求項3】 外部のネットワークに接続された入出力
    ポートを有し、 前記処理回路は、前記外部のネットワークに接続された
    入出力ポートから入力されたパケットが、内部のネット
    ワークのアドレス情報を有している場合には、これをフ
    ィルタリングすることを特徴とする請求項2記載のパケ
    ット転送装置。
  4. 【請求項4】 前記制御情報は、前記複数の入出力ポー
    トのいずれから当該パケットを出力するかを指定する情
    報であり、 前記処理回路は、前記制御情報に基づいて、指定された
    入出力ポートから当該パケットを出力する、 ことを特徴とする請求項1記載のパケット転送装置。
  5. 【請求項5】 前記テーブルには、異なる階層に属する
    複数のヘッダ情報と、当該複数のヘッダ情報に対応する
    制御情報とが対応付けて格納されていることを特徴とす
    る請求項1記載のパケット転送装置。
  6. 【請求項6】 前記制御情報取得回路によって、複数の
    テーブルから複数の制御情報が1つのパケットに対して
    取得された場合には、前記処理回路が実際に実行すべき
    処理を決定する処理決定回路を更に有することを特徴と
    する請求項1記載のパケット転送装置。
  7. 【請求項7】前記制御情報は、パケットの優先度を示
    し、 前記処理回路は、前記制御情報が示す優先度に従って当
    該パケットを処理することを特徴とする、 ことを特徴とする請求項1記載のパケット転送装置。
  8. 【請求項8】 パケットを一時的に格納する格納回路を
    有し、 前記処理回路は、前記格納回路に格納されているパケッ
    トを、その優先度に基づいて書き込み、また、読み出し
    て送信することを特徴とする請求項1記載のパケット転
    送装置。
  9. 【請求項9】 複数の入出力ポートと、 前記複数の入出力ポートのそれぞれから入力されたパケ
    ットより、ネットワークプロトコルの3層以上に属する
    ヘッダ情報を抽出するヘッダ情報抽出回路と、 ヘッダ情報と、当該ヘッダ情報に対応する制御情報とを
    関連付けて記憶したテーブルと、 前記ヘッダ情報抽出回路によって抽出されたヘッダ情報
    に対応する制御情報を前記テーブルから取得する制御情
    報取得回路と、 前記制御情報取得回路によって取得された制御情報に基
    づいて、パケットを処理する処理回路と、 を有することを特徴とする半導体装置。
  10. 【請求項10】 複数のネットワークがパケット転送装
    置によって接続され、それぞれのネットワーク間でパケ
    ットを転送するパケット転送システムにおいて、 前記パケット転送装置は、 複数の入出力ポートと、 前記複数の入出力ポートのそれぞれから入力されたパケ
    ットより、ネットワークプロトコルの3層以上に属する
    ヘッダ情報を抽出するヘッダ情報抽出回路と、 ヘッダ情報と、当該ヘッダ情報に対応する制御情報とを
    関連付けて記憶したテーブルと、 前記ヘッダ情報抽出回路によって抽出されたヘッダ情報
    に対応する制御情報を前記テーブルから取得する制御情
    報取得回路と、 前記制御情報取得回路によって取得された制御情報に基
    づいて、パケットを処理する処理回路と、 を有することを特徴とするパケット転送システム。
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