JP2003011103A - 木製トレイの製造方法 - Google Patents
木製トレイの製造方法Info
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Landscapes
- Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】形状の安定性に優れた木製トレイを提供するこ
とを目的とすること。 【解決手段】底板部となる第1の領域12と同第1の領
域周囲12に配置されて壁板部となる第2の領域13と
を備えた平板状の木材薄板をプレス加工して底板部と同
底板部を包囲する壁板部とにより構成される木製トレイ
を得るようにした木製トレイの製造方法において、前記
第2の領域13の角部に圧縮領域としての三角形領域Δ
とし他の部分を圧縮されない拘束領域とする。同第2の
領域13を同第1の領域12に対して表裏いずれかの方
向に起立させると同時に起立に伴って生ずる余剰面積分
を三角形領域Δを圧縮して圧縮部8とすることで吸収さ
せる。次いで圧縮部8が復元しないように貼り付け板を
接着剤で貼って木製トレイを得る。
とを目的とすること。 【解決手段】底板部となる第1の領域12と同第1の領
域周囲12に配置されて壁板部となる第2の領域13と
を備えた平板状の木材薄板をプレス加工して底板部と同
底板部を包囲する壁板部とにより構成される木製トレイ
を得るようにした木製トレイの製造方法において、前記
第2の領域13の角部に圧縮領域としての三角形領域Δ
とし他の部分を圧縮されない拘束領域とする。同第2の
領域13を同第1の領域12に対して表裏いずれかの方
向に起立させると同時に起立に伴って生ずる余剰面積分
を三角形領域Δを圧縮して圧縮部8とすることで吸収さ
せる。次いで圧縮部8が復元しないように貼り付け板を
接着剤で貼って木製トレイを得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品等の包装容器
として使用される木製トレイの製造方法に関するもので
ある。
として使用される木製トレイの製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から食品等の商品の包装容器とし
て、発泡スチロール等を材料とするプラスチック製トレ
イが多く使用されている。それは、工業的に生産される
発泡スチロール等のプラスチックが安価な上、材質が均
質で加工が容易であることが主な理由である。しかしな
がら、プラスチックは焼却や埋め立てなどの方法で処分
すると、環境汚染の原因になることがある。そのため、
木材を利用した木製トレイが見直されるようになってき
ている。例えば、木製トレイについては、特開2000
−52306号や、特開平8−25301号等にその製
造技術が開示されている。
て、発泡スチロール等を材料とするプラスチック製トレ
イが多く使用されている。それは、工業的に生産される
発泡スチロール等のプラスチックが安価な上、材質が均
質で加工が容易であることが主な理由である。しかしな
がら、プラスチックは焼却や埋め立てなどの方法で処分
すると、環境汚染の原因になることがある。そのため、
木材を利用した木製トレイが見直されるようになってき
ている。例えば、木製トレイについては、特開2000
−52306号や、特開平8−25301号等にその製
造技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開2
000−52306号による木製トレイの形成方法にお
いては、木製トレイを製造するために多数の木材薄板や
生分解性シートを準備しなければならず、多大な手間が
掛かるので材料費や加工の過程でコスト高となる問題が
ある。また、特開平8−25301号による木製トレイ
の形成方法は、木材の形状復元作用が使用される木材薄
板毎に異なるために、形成された木製トレイの形状や寸
法が不揃いになり易いという問題がある。また、材料と
して圧縮木材を木材薄板に加工したものを使用するた
め、やはりコスト高になる。更にこれら従来の従来の木
製トレイ形成方法は、いずれもトレイ形状のプレス型に
よって1工程で圧縮変形を行うため、圧縮変形する部位
や変形量がコントロールされていない。このため、時と
して局部的に過大な変形を受けて割れが発生したり、形
状復元作用を確実に抑止できず形状や寸法が不揃いにな
り易いなどの原因となっていた。本発明はこのような従
来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであ
る。その目的とするところは、形状の安定性に優れた木
製トレイを提供することである。
000−52306号による木製トレイの形成方法にお
いては、木製トレイを製造するために多数の木材薄板や
生分解性シートを準備しなければならず、多大な手間が
掛かるので材料費や加工の過程でコスト高となる問題が
ある。また、特開平8−25301号による木製トレイ
の形成方法は、木材の形状復元作用が使用される木材薄
板毎に異なるために、形成された木製トレイの形状や寸
法が不揃いになり易いという問題がある。また、材料と
して圧縮木材を木材薄板に加工したものを使用するた
め、やはりコスト高になる。更にこれら従来の従来の木
製トレイ形成方法は、いずれもトレイ形状のプレス型に
よって1工程で圧縮変形を行うため、圧縮変形する部位
や変形量がコントロールされていない。このため、時と
して局部的に過大な変形を受けて割れが発生したり、形
状復元作用を確実に抑止できず形状や寸法が不揃いにな
り易いなどの原因となっていた。本発明はこのような従
来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであ
る。その目的とするところは、形状の安定性に優れた木
製トレイを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに請求項1に記載の発明では、底板部となる第1の領
域と同第1の領域周囲に配置されて壁板部となる第2の
領域とを備えた平板状の木材薄板をプレス加工して底板
部と同底板部を包囲する壁板部とにより構成される木製
トレイを得るようにした木製トレイの製造方法におい
て、前記第2の領域の一部を圧縮領域とするとともに他
の部分を圧縮されない拘束領域とし、同第2の領域を同
第1の領域に対して表裏いずれかの方向に起立させると
同時に起立に伴って生ずる余剰面積分を同圧縮領域を幅
方向に圧縮して圧縮部を形成することで吸収させ、次い
で同圧縮部が復元しないように復元防止処理を施すよう
にしたことをその要旨とする。上記のような構成では例
えば上下金型等で平板状の木材薄板を挟持し、第2の領
域を第1の領域周囲に対して表裏いずれかの方向に起立
させる。このとき第2の領域は起立に伴って生ずる余剰
面積分が圧縮領域に集中しながら圧縮されて圧縮部を形
成する。一方、拘束領域は第2の領域の起立によって変
化はない。但し、圧縮部は圧縮加工されているためある
程度の形状保持能力はあるものの、格別接着しているわ
けではないのでそれだけでは高い形状保持能力はない。
このようにして部分的に集中して圧縮された圧縮部には
復元しないように復元防止処理が施される。復元防止処
理としては例えば圧縮後であれば圧縮部上に平面状の薄
板を貼着すること等が考えられる。また、圧縮部を圧縮
する前に圧縮部となる前記第2の領域の一部に接着剤を
塗布しておくことが考えられる。
めに請求項1に記載の発明では、底板部となる第1の領
域と同第1の領域周囲に配置されて壁板部となる第2の
領域とを備えた平板状の木材薄板をプレス加工して底板
部と同底板部を包囲する壁板部とにより構成される木製
トレイを得るようにした木製トレイの製造方法におい
て、前記第2の領域の一部を圧縮領域とするとともに他
の部分を圧縮されない拘束領域とし、同第2の領域を同
第1の領域に対して表裏いずれかの方向に起立させると
同時に起立に伴って生ずる余剰面積分を同圧縮領域を幅
方向に圧縮して圧縮部を形成することで吸収させ、次い
で同圧縮部が復元しないように復元防止処理を施すよう
にしたことをその要旨とする。上記のような構成では例
えば上下金型等で平板状の木材薄板を挟持し、第2の領
域を第1の領域周囲に対して表裏いずれかの方向に起立
させる。このとき第2の領域は起立に伴って生ずる余剰
面積分が圧縮領域に集中しながら圧縮されて圧縮部を形
成する。一方、拘束領域は第2の領域の起立によって変
化はない。但し、圧縮部は圧縮加工されているためある
程度の形状保持能力はあるものの、格別接着しているわ
けではないのでそれだけでは高い形状保持能力はない。
このようにして部分的に集中して圧縮された圧縮部には
復元しないように復元防止処理が施される。復元防止処
理としては例えば圧縮後であれば圧縮部上に平面状の薄
板を貼着すること等が考えられる。また、圧縮部を圧縮
する前に圧縮部となる前記第2の領域の一部に接着剤を
塗布しておくことが考えられる。
【0005】請求項2に記載の発明では底板部となる第
1の領域と同第1の領域周囲に配置されて壁板部となる
第2の領域とを備えた平板状の木材薄板をプレス加工し
て底板部と同底板部を包囲する壁板部とにより構成され
る木製トレイを得るようにした木製トレイの製造方法に
おいて、少なくとも前記第2の領域の一部を第1の圧縮
領域とするとともに他の部分を圧縮されない拘束領域と
し、同第1の圧縮領域を幅方向に圧縮して一時圧縮部と
第2の領域の所定位置に配置される恒久圧縮部とを形成
する第1の加工工程と、前記底板部に対して壁板部を起
立させると同時に前記第1の加工工程によって成形され
た第1の圧縮領域の一時圧縮部を復元させる一方、起立
に伴って第2の領域に生ずる余剰面積分を同恒久圧縮部
を復元させないことで吸収させるようにした第2の加工
工程と、第2の加工工程によって加工された前記木材薄
板に対して前記恒久圧縮部が復元しないように復元防止
処理を施すようにした第3の加工工程を有するようにし
たことをその要旨とする。上記のような構成では、まず
第1の加工工程において少なくとも前記第2の領域の一
部を第1の圧縮領域とし他の部分を圧縮されない拘束領
域として、第1の圧縮領域のみを幅方向に圧縮する。こ
のとき形成される第1の圧縮領域は一時圧縮部と第2の
領域の所定位置に配置される恒久圧縮部との2種類があ
る。そして、第2の加工工程においてこのように加工し
た木材薄板の第2の領域を第1の領域に対して起立させ
る。同時に起立に伴って一時圧縮部を自己復元作用によ
って復元させるとともに第2の領域に生ずる余剰面積分
を恒久圧縮部に吸収させるようにする。すなわち、本来
第2の領域の起立によって生じるはずの余剰面積を前も
って圧縮した恒久圧縮部として残すことで相殺する。こ
のようにして部分的に集中して圧縮された恒久圧縮部に
は復元しないように復元防止処理が施される。復元防止
処理としては例えば圧縮後であれば恒久圧縮部上に平面
状の薄板を貼着すること等が考えられる。また、第1の
加工工程が終了した時点で恒久圧縮部となる前記第2の
領域の一部に接着剤を塗布しておくことが考えられる。
1の領域と同第1の領域周囲に配置されて壁板部となる
第2の領域とを備えた平板状の木材薄板をプレス加工し
て底板部と同底板部を包囲する壁板部とにより構成され
る木製トレイを得るようにした木製トレイの製造方法に
おいて、少なくとも前記第2の領域の一部を第1の圧縮
領域とするとともに他の部分を圧縮されない拘束領域と
し、同第1の圧縮領域を幅方向に圧縮して一時圧縮部と
第2の領域の所定位置に配置される恒久圧縮部とを形成
する第1の加工工程と、前記底板部に対して壁板部を起
立させると同時に前記第1の加工工程によって成形され
た第1の圧縮領域の一時圧縮部を復元させる一方、起立
に伴って第2の領域に生ずる余剰面積分を同恒久圧縮部
を復元させないことで吸収させるようにした第2の加工
工程と、第2の加工工程によって加工された前記木材薄
板に対して前記恒久圧縮部が復元しないように復元防止
処理を施すようにした第3の加工工程を有するようにし
たことをその要旨とする。上記のような構成では、まず
第1の加工工程において少なくとも前記第2の領域の一
部を第1の圧縮領域とし他の部分を圧縮されない拘束領
域として、第1の圧縮領域のみを幅方向に圧縮する。こ
のとき形成される第1の圧縮領域は一時圧縮部と第2の
領域の所定位置に配置される恒久圧縮部との2種類があ
る。そして、第2の加工工程においてこのように加工し
た木材薄板の第2の領域を第1の領域に対して起立させ
る。同時に起立に伴って一時圧縮部を自己復元作用によ
って復元させるとともに第2の領域に生ずる余剰面積分
を恒久圧縮部に吸収させるようにする。すなわち、本来
第2の領域の起立によって生じるはずの余剰面積を前も
って圧縮した恒久圧縮部として残すことで相殺する。こ
のようにして部分的に集中して圧縮された恒久圧縮部に
は復元しないように復元防止処理が施される。復元防止
処理としては例えば圧縮後であれば恒久圧縮部上に平面
状の薄板を貼着すること等が考えられる。また、第1の
加工工程が終了した時点で恒久圧縮部となる前記第2の
領域の一部に接着剤を塗布しておくことが考えられる。
【0006】請求項3に記載の発明では請求項1又は2
に記載の発明の構成に加え、前記復元防止処理は前記圧
縮部形成後に同圧縮部上に平面状の薄板を同圧縮部を被
覆するように貼着することをその要旨とする。これによ
って上記作用に加え圧縮部の復元が防止できとともに圧
縮部を隠すことができる。請求項4に記載の発明では請
求項1〜3のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記
底板部を方形とし、同底板部を四方から4つの長尺の壁
板部によって包囲させるとともに、前記圧縮部は対向し
た一対の同壁板部上の角部寄りに配設するようにしたこ
とをその要旨とする。請求項5に記載の発明では請求項
1〜4のいずれかの構成に加えて、前記圧縮部は繊維方
向に対して交差する方向に圧縮されるようにしたことを
その要旨とする。
に記載の発明の構成に加え、前記復元防止処理は前記圧
縮部形成後に同圧縮部上に平面状の薄板を同圧縮部を被
覆するように貼着することをその要旨とする。これによ
って上記作用に加え圧縮部の復元が防止できとともに圧
縮部を隠すことができる。請求項4に記載の発明では請
求項1〜3のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記
底板部を方形とし、同底板部を四方から4つの長尺の壁
板部によって包囲させるとともに、前記圧縮部は対向し
た一対の同壁板部上の角部寄りに配設するようにしたこ
とをその要旨とする。請求項5に記載の発明では請求項
1〜4のいずれかの構成に加えて、前記圧縮部は繊維方
向に対して交差する方向に圧縮されるようにしたことを
その要旨とする。
【0007】
【発明の効果】請求項1及び2に記載の発明では平板状
の木材薄板第1の領域周囲に対して表裏いずれかの方向
に第2の領域を起立させる際に第2の領域の重複する圧
縮部と圧縮されない部分に分け、その圧縮部が復元しな
いように処理するようにしている。そのため、第2の領
域が起立して構成される壁板部全体に復元防止処理を施
す必要がなく、製造作業が簡略化されるとともに圧縮部
だけの部分的な変形に留まるため木製トレイの形状の安
定性に優れる。請求項3に記載の発明では上記請求項1
又は2に記載の発明のいずれかの効果に加え、平面状の
薄板を貼着することで圧縮部の復元を防止できるととも
に圧縮部を隠すことができるため、木製トレイの外観が
良好に保たれる。請求項4に記載の発明では上記請求項
1〜3に記載の発明のいずれかの効果に加え、もっとも
余剰面積分が集中する角部寄りに圧縮部を設けたため、
圧縮が速やかに行われ結果として木製トレイの形状安定
性に優れることとなる。請求項5に記載の発明では上記
請求項1〜4のいずれかに記載の発明の効果に加え、繊
維方向に対して交差する方向への圧縮であるため圧縮し
やすく木材繊維が折れにくいため、圧縮部の強度が低下
しにくくかつ、外観が損なわれにくくなる。
の木材薄板第1の領域周囲に対して表裏いずれかの方向
に第2の領域を起立させる際に第2の領域の重複する圧
縮部と圧縮されない部分に分け、その圧縮部が復元しな
いように処理するようにしている。そのため、第2の領
域が起立して構成される壁板部全体に復元防止処理を施
す必要がなく、製造作業が簡略化されるとともに圧縮部
だけの部分的な変形に留まるため木製トレイの形状の安
定性に優れる。請求項3に記載の発明では上記請求項1
又は2に記載の発明のいずれかの効果に加え、平面状の
薄板を貼着することで圧縮部の復元を防止できるととも
に圧縮部を隠すことができるため、木製トレイの外観が
良好に保たれる。請求項4に記載の発明では上記請求項
1〜3に記載の発明のいずれかの効果に加え、もっとも
余剰面積分が集中する角部寄りに圧縮部を設けたため、
圧縮が速やかに行われ結果として木製トレイの形状安定
性に優れることとなる。請求項5に記載の発明では上記
請求項1〜4のいずれかに記載の発明の効果に加え、繊
維方向に対して交差する方向への圧縮であるため圧縮し
やすく木材繊維が折れにくいため、圧縮部の強度が低下
しにくくかつ、外観が損なわれにくくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の方法
について図面に基づいて説明する。 (実施の形態1)図1に示すように、本実施の形態1の
方法で製造した一例としての木製トレイ1は木材薄板が
圧縮変形された本体2と、本体2に対して接着された2
枚の貼り付け板3により構成されている。本体2は略長
方形の底板部5と同底板部5を四方から包囲する第1及
び第2の壁板部6,7とからなる。第1の壁板部6は底
板部5の長辺部に沿って対向配置され、第2の壁板部7
は底板部5の短辺部に沿って対向配置されている。各第
2の壁板部7の両端寄りにはそれぞれ圧縮部8が形成さ
れている。圧縮部8は第1及び第2の壁板部6,7を底
板部5から立ち上げる際に第2の壁板部7の一部が圧縮
された部分であって、圧縮量に応じた傾斜をもって第1
及び第2の壁板部6,7が底板部5から立ち上げられて
いる。
について図面に基づいて説明する。 (実施の形態1)図1に示すように、本実施の形態1の
方法で製造した一例としての木製トレイ1は木材薄板が
圧縮変形された本体2と、本体2に対して接着された2
枚の貼り付け板3により構成されている。本体2は略長
方形の底板部5と同底板部5を四方から包囲する第1及
び第2の壁板部6,7とからなる。第1の壁板部6は底
板部5の長辺部に沿って対向配置され、第2の壁板部7
は底板部5の短辺部に沿って対向配置されている。各第
2の壁板部7の両端寄りにはそれぞれ圧縮部8が形成さ
れている。圧縮部8は第1及び第2の壁板部6,7を底
板部5から立ち上げる際に第2の壁板部7の一部が圧縮
された部分であって、圧縮量に応じた傾斜をもって第1
及び第2の壁板部6,7が底板部5から立ち上げられて
いる。
【0009】本実施の形態の各貼り付け板3は第2の壁
板部7に接着剤によって貼着されている。貼り付け板3
は第2の壁板部7と略同形状の木製の薄板から構成され
ている。各貼り付け板3を第2の壁板部7に貼着した状
態で圧縮部8は第2の壁板部7外面側が貼り付け板3に
よって被覆状態とされる。図1に示すように、木製トレ
イ1の繊維方向は本実施の形態ではY方向、すなわち第
1の壁板部6に概略沿った方向とされている。貼り付け
板3の繊維方向はX方向、すなわち第2の壁板部7に概
略沿った方向とされている。つまり、木製トレイ1の繊
維方向に対して貼り付け板3は略直交する方向に配設さ
れることとなる。
板部7に接着剤によって貼着されている。貼り付け板3
は第2の壁板部7と略同形状の木製の薄板から構成され
ている。各貼り付け板3を第2の壁板部7に貼着した状
態で圧縮部8は第2の壁板部7外面側が貼り付け板3に
よって被覆状態とされる。図1に示すように、木製トレ
イ1の繊維方向は本実施の形態ではY方向、すなわち第
1の壁板部6に概略沿った方向とされている。貼り付け
板3の繊維方向はX方向、すなわち第2の壁板部7に概
略沿った方向とされている。つまり、木製トレイ1の繊
維方向に対して貼り付け板3は略直交する方向に配設さ
れることとなる。
【0010】次に、このような木製トレイ1の製造方法
について説明する。まず、木製トレイ1の原料としての
成形する前の木材薄板11について説明する。図2に示
すように、木材薄板11は変形八角形の一枚の平板とし
て構成されている。説明の都合上、木材薄板11の各頂
点を図上左上をP1として順に時計回りに番号を振る
(P1〜P8)。図上破線で包囲された長方形部分は上
記底板部5となる第1の領域12とされている。第1の
領域12の各頂点を図上左上をQ1として順に時計回り
に番号を振る(Q1〜Q4)。第1の領域12の周囲に
は第2の領域13が帯状に取り巻いている。第2の領域
13のうちP1,Q1,Q4,P8で包囲される台形部
分及びP4,Q2,Q3,P5で包囲される台形部分は
上記第1の壁板部6となる部分(これを第1のサブ領域
15とする)とされている。また,第2の領域13のう
ちP1,P2,P3,P4,Q2,Q1で包囲される変
形六角形部分及びP5,P6,P7,P8,Q4,Q3
で包囲される変形六角形部分は上記第2の壁板部7とな
る部分(これを第2のサブ領域16とする)とされてい
る。すなわち,第2の領域13は第1及び第2のサブ領
域15,16から構成されている。
について説明する。まず、木製トレイ1の原料としての
成形する前の木材薄板11について説明する。図2に示
すように、木材薄板11は変形八角形の一枚の平板とし
て構成されている。説明の都合上、木材薄板11の各頂
点を図上左上をP1として順に時計回りに番号を振る
(P1〜P8)。図上破線で包囲された長方形部分は上
記底板部5となる第1の領域12とされている。第1の
領域12の各頂点を図上左上をQ1として順に時計回り
に番号を振る(Q1〜Q4)。第1の領域12の周囲に
は第2の領域13が帯状に取り巻いている。第2の領域
13のうちP1,Q1,Q4,P8で包囲される台形部
分及びP4,Q2,Q3,P5で包囲される台形部分は
上記第1の壁板部6となる部分(これを第1のサブ領域
15とする)とされている。また,第2の領域13のう
ちP1,P2,P3,P4,Q2,Q1で包囲される変
形六角形部分及びP5,P6,P7,P8,Q4,Q3
で包囲される変形六角形部分は上記第2の壁板部7とな
る部分(これを第2のサブ領域16とする)とされてい
る。すなわち,第2の領域13は第1及び第2のサブ領
域15,16から構成されている。
【0011】本実施の形態1では第1のサブ領域15は
伸縮は全くしない部分である。一方,第2のサブ領域1
6では図2に示すようにP2,Q1,R1で包囲される
三角形部分、P3,Q2,R1で包囲される三角形部
分、P6,Q3,R1で包囲される三角形部分、P7,
Q4,R1で包囲される三角形部分(これを三角形領域
Δとする)がそれぞれ斜線で示されるQ1,R2,R3
で包囲される三角形部分、Q2,R2,R3で包囲され
る三角形部分、Q3,R2,R3で包囲される三角形部
分、Q4,R2,R3で包囲される三角形部分(すなわ
ち圧縮部8)に圧縮されて縮むこととなる。これは第2
の領域13が立ち上がることによる余剰面積分が圧縮さ
れて吸収されることによる。この圧縮方向は木材繊維方
向の長さ方向に対してほぼ直交する方向に行われること
となる。尚、R1〜R3はP1〜P2、P3〜P4、P
5〜P6、P7〜P8間を結ぶ線分の中間位置に配設さ
れる理論上の各点である。
伸縮は全くしない部分である。一方,第2のサブ領域1
6では図2に示すようにP2,Q1,R1で包囲される
三角形部分、P3,Q2,R1で包囲される三角形部
分、P6,Q3,R1で包囲される三角形部分、P7,
Q4,R1で包囲される三角形部分(これを三角形領域
Δとする)がそれぞれ斜線で示されるQ1,R2,R3
で包囲される三角形部分、Q2,R2,R3で包囲され
る三角形部分、Q3,R2,R3で包囲される三角形部
分、Q4,R2,R3で包囲される三角形部分(すなわ
ち圧縮部8)に圧縮されて縮むこととなる。これは第2
の領域13が立ち上がることによる余剰面積分が圧縮さ
れて吸収されることによる。この圧縮方向は木材繊維方
向の長さ方向に対してほぼ直交する方向に行われること
となる。尚、R1〜R3はP1〜P2、P3〜P4、P
5〜P6、P7〜P8間を結ぶ線分の中間位置に配設さ
れる理論上の各点である。
【0012】次に、上記の木材薄板11をプレス加工す
る第1及び第2の金型20,21の概略構成を説明す
る。第1及び第2の金型20,21は金型を構成する金
型片の折れ曲がり方向が互いに逆になる同一形状のプレ
ス面を有する金型である。従って第1の金型20につい
てのみ詳しく説明し、第2の金型21の詳しい説明は省
略する。図4に示すように、第1の金型20は9個の構
成部材から構成されている。図上中央の第1の金型片2
5は上記第1の領域12をプレスし、同第1の金型片2
5の左右の第2の金型片26は上記第1のサブ領域15
をそれぞれプレスする。図上第1の金型片25の上下に
は第3の金型片27が配置され、同第3の金型片27の
左右には第4の金型片28が配置される。第3の金型片
27及びその左右の第4の金型片28は上記第2のサブ
領域16をプレスする。
る第1及び第2の金型20,21の概略構成を説明す
る。第1及び第2の金型20,21は金型を構成する金
型片の折れ曲がり方向が互いに逆になる同一形状のプレ
ス面を有する金型である。従って第1の金型20につい
てのみ詳しく説明し、第2の金型21の詳しい説明は省
略する。図4に示すように、第1の金型20は9個の構
成部材から構成されている。図上中央の第1の金型片2
5は上記第1の領域12をプレスし、同第1の金型片2
5の左右の第2の金型片26は上記第1のサブ領域15
をそれぞれプレスする。図上第1の金型片25の上下に
は第3の金型片27が配置され、同第3の金型片27の
左右には第4の金型片28が配置される。第3の金型片
27及びその左右の第4の金型片28は上記第2のサブ
領域16をプレスする。
【0013】図3に示すように、第1の金型20は上記
各金型片25,26,27,28が組合わさって構成さ
れている。第3の金型片27の両側には櫛歯状の第1の
スライドレール31が形成されている。第4の金型片2
8においては第3の金型片27の第1のスライドレール
31と対向する位置に櫛歯状の第2のスライドレール3
2が形成されている。両スライドレール31,32は互
いに噛合状態に配置されている。図3において左右の第
2の金型片26は第1の金型片25に対してk2〜k7
線、及びk3〜k6線に沿って折れ曲がる。同じく上下
の第3の金型片27は第1の金型片25に対してk2〜
k3線、及びk6〜k7線に沿って折れ曲がる。4つの
第4の金型片28はそれぞれ左上から順に時計回りにk
1〜k2、k3〜k4、k5〜k6、k7〜k8の各線
に沿って折れ曲がる。尚、第4の金型片28はプレス加
工時において第3の金型片27と同期して折れ曲がる。
つまり両金型片27,28のプレス面は面一を保持され
ながら折れ曲がっていく。第2の金型片26及び第3の
金型片27の折れ曲がりに伴って第4の金型片28は第
1の金型片25の角位置(例えば図3における左上の第
4の金型片28ではk2)を中心に回動して第3の金型
片27方向に接近する。すなわち、噛合状態にある第3
及び第4の金型片27,28の両スライドレール31,
32が互いにスライドして両金型片27,28の接近を
許容することとなる。本実施の形態ではちょうど所望の
折れ曲がり状態で両スライドレール31,32の先端が
相対する金型片27,28に当接するように設計されて
いる。
各金型片25,26,27,28が組合わさって構成さ
れている。第3の金型片27の両側には櫛歯状の第1の
スライドレール31が形成されている。第4の金型片2
8においては第3の金型片27の第1のスライドレール
31と対向する位置に櫛歯状の第2のスライドレール3
2が形成されている。両スライドレール31,32は互
いに噛合状態に配置されている。図3において左右の第
2の金型片26は第1の金型片25に対してk2〜k7
線、及びk3〜k6線に沿って折れ曲がる。同じく上下
の第3の金型片27は第1の金型片25に対してk2〜
k3線、及びk6〜k7線に沿って折れ曲がる。4つの
第4の金型片28はそれぞれ左上から順に時計回りにk
1〜k2、k3〜k4、k5〜k6、k7〜k8の各線
に沿って折れ曲がる。尚、第4の金型片28はプレス加
工時において第3の金型片27と同期して折れ曲がる。
つまり両金型片27,28のプレス面は面一を保持され
ながら折れ曲がっていく。第2の金型片26及び第3の
金型片27の折れ曲がりに伴って第4の金型片28は第
1の金型片25の角位置(例えば図3における左上の第
4の金型片28ではk2)を中心に回動して第3の金型
片27方向に接近する。すなわち、噛合状態にある第3
及び第4の金型片27,28の両スライドレール31,
32が互いにスライドして両金型片27,28の接近を
許容することとなる。本実施の形態ではちょうど所望の
折れ曲がり状態で両スライドレール31,32の先端が
相対する金型片27,28に当接するように設計されて
いる。
【0014】図5及び図6に示すように、第2〜第4の
金型片26〜28のプレス面には凹部35が段違いに形
成されている。図3に示すように、各凹部35をトータ
ルすると木材薄板11の外形形状に合致する保持部36
が形成されることとなる。木材薄板11はこの保持部3
6に保持された状態でプレスされることとなる。図7〜
図10に示すように、第3及び第4の金型片27,28
の両スライドレール31,32は凹部35のプレス面
(これをPS1とする)よりも一段下がった位置にその
プレス面(これをPS21とする)が配置されている。
従って、上第1の金型20,21にプレスされる際に図
11に示すように凹部35位置におけるプレス面PS1
の最接近間隔よりも両スライドレール31,32位置に
おけるプレス面PS2の最接近間隔のほうが広くなる。
金型片26〜28のプレス面には凹部35が段違いに形
成されている。図3に示すように、各凹部35をトータ
ルすると木材薄板11の外形形状に合致する保持部36
が形成されることとなる。木材薄板11はこの保持部3
6に保持された状態でプレスされることとなる。図7〜
図10に示すように、第3及び第4の金型片27,28
の両スライドレール31,32は凹部35のプレス面
(これをPS1とする)よりも一段下がった位置にその
プレス面(これをPS21とする)が配置されている。
従って、上第1の金型20,21にプレスされる際に図
11に示すように凹部35位置におけるプレス面PS1
の最接近間隔よりも両スライドレール31,32位置に
おけるプレス面PS2の最接近間隔のほうが広くなる。
【0015】次に、このような木材薄板11をプレス装
置によってプレス加工して製造する製造工程について図
12(a)〜図12(d)に基づいて説明する。尚、同
図においては実際よりも若干厚めに木材薄板11が描か
れている。図12(a)に示すように、プレス装置に上
第1の金型20,21を装着する。そして、第1の金型
20の保持部36に木材薄板11をセットする。そし
て、第2の金型21を下降させて第2の金型21側の保
持部36を木材薄板11に嵌合させ、所定のプレス力で
木材薄板11をプレスする(図12(b))。この状態
で、木材薄板11は上下間の保持部36に保持されて拘
束されるとともに、上下に強くプレスされることとな
る。但し、上記のようにプレス面PS1を基準にプレス
しているため、両スライドレール31,32位置におけ
るプレス面PS2間には若干の余裕を有している。従っ
て、プレス面PS1にプレスされる木材薄板11部分は
拘束されて変形することはなく、プレス面PS2に面し
た上記三角形領域Δは圧縮により変形する。尚、このよ
うに木材薄板11を成型する前に上第1の金型20,2
1を単にプレスしている上第1の金型20,21の各金
型片25〜28の位置を原位置という。次いで、図12
(c)に示すように、原位置から徐々に第2〜第4の金
型片26〜28を折り曲げていく。すなわち、第1の金
型片25のプレス状態は維持させたまま下型21の第2
〜第4の金型片26〜28を内側に向かって起立させ、
上型20の第2〜第4の金型片26〜28を外側に向か
って起立させていく。このとき、第2〜第4の金型片2
6〜28のプレス力は維持させたままで折り曲げてい
く。これら第2〜第4の金型片26〜28の折れ曲がり
に伴って木材薄板11の第2の領域13が第1の領域1
2に対して起立していく。折れ曲がりに伴って両スライ
ドレール31,32は接近していく。接近に伴い両スラ
イドレール31,32のプレス面PS2の面積は徐々に
小さくなる。ちょうど両スライドレール31,32上に
位置する木材薄板11の部分、すなわち第2のサブ領域
16の三角形領域Δは両スライドレール31,32の接
近とともに圧縮されていき圧縮部8となる。この圧縮は
プレス面PS2間に若干の余裕があることによって実現
されている。
置によってプレス加工して製造する製造工程について図
12(a)〜図12(d)に基づいて説明する。尚、同
図においては実際よりも若干厚めに木材薄板11が描か
れている。図12(a)に示すように、プレス装置に上
第1の金型20,21を装着する。そして、第1の金型
20の保持部36に木材薄板11をセットする。そし
て、第2の金型21を下降させて第2の金型21側の保
持部36を木材薄板11に嵌合させ、所定のプレス力で
木材薄板11をプレスする(図12(b))。この状態
で、木材薄板11は上下間の保持部36に保持されて拘
束されるとともに、上下に強くプレスされることとな
る。但し、上記のようにプレス面PS1を基準にプレス
しているため、両スライドレール31,32位置におけ
るプレス面PS2間には若干の余裕を有している。従っ
て、プレス面PS1にプレスされる木材薄板11部分は
拘束されて変形することはなく、プレス面PS2に面し
た上記三角形領域Δは圧縮により変形する。尚、このよ
うに木材薄板11を成型する前に上第1の金型20,2
1を単にプレスしている上第1の金型20,21の各金
型片25〜28の位置を原位置という。次いで、図12
(c)に示すように、原位置から徐々に第2〜第4の金
型片26〜28を折り曲げていく。すなわち、第1の金
型片25のプレス状態は維持させたまま下型21の第2
〜第4の金型片26〜28を内側に向かって起立させ、
上型20の第2〜第4の金型片26〜28を外側に向か
って起立させていく。このとき、第2〜第4の金型片2
6〜28のプレス力は維持させたままで折り曲げてい
く。これら第2〜第4の金型片26〜28の折れ曲がり
に伴って木材薄板11の第2の領域13が第1の領域1
2に対して起立していく。折れ曲がりに伴って両スライ
ドレール31,32は接近していく。接近に伴い両スラ
イドレール31,32のプレス面PS2の面積は徐々に
小さくなる。ちょうど両スライドレール31,32上に
位置する木材薄板11の部分、すなわち第2のサブ領域
16の三角形領域Δは両スライドレール31,32の接
近とともに圧縮されていき圧縮部8となる。この圧縮は
プレス面PS2間に若干の余裕があることによって実現
されている。
【0016】所定の折り曲げ状態(両スライドレール3
1,32の先端が相対する金型片27,28に当接した
状態、図12(d))において木製トレイ1の本体2が
完成する。この状態ではまだ上第1の金型20,21に
よるプレス状態を解放させない。ここで、一旦、第3及
び第4の金型片27,28のみを折り曲げ状態から原位
置に復帰させる。すると側方から形成された本体2の第
2の壁板部7が露出することとなる。第2の壁板部7に
は圧縮部8も露出される。この段階で貼り付け板3を接
着剤によって第2の壁板部7に貼着させ、接着剤の固定
力が発揮されて圧縮部8の復元のおそれがなくなるまで
保持し、その後改めて上第1の金型20,21によるプ
レス状態を完全に解放する。
1,32の先端が相対する金型片27,28に当接した
状態、図12(d))において木製トレイ1の本体2が
完成する。この状態ではまだ上第1の金型20,21に
よるプレス状態を解放させない。ここで、一旦、第3及
び第4の金型片27,28のみを折り曲げ状態から原位
置に復帰させる。すると側方から形成された本体2の第
2の壁板部7が露出することとなる。第2の壁板部7に
は圧縮部8も露出される。この段階で貼り付け板3を接
着剤によって第2の壁板部7に貼着させ、接着剤の固定
力が発揮されて圧縮部8の復元のおそれがなくなるまで
保持し、その後改めて上第1の金型20,21によるプ
レス状態を完全に解放する。
【0017】このように構成することで本実施の形態1
では次のような効果が奏される。 (1)木材薄板11の第2の領域13を起立させる際の
面積の縮小分を一部分である圧縮部8に集中させ、それ
を復元しないように貼り付け板3で固定するようにした
ため、複雑で高コスト化を招来するような方法によらず
容易に形状が復元せず、また割れが生じない木製トレイ
1を提供することが可能となった。 (2)繊維の長さ方向に対して交差する方向に圧縮して
いるため、木材繊維が折れてしまうことが少なく、圧縮
部8の強度が保持できる。 (3)圧縮部8を貼り付け板3で隠してしまうため圧縮
部8が露出することがなく外観が損なわれることはな
い。また、貼り付け板3は第2の壁板部7における繊維
方向に対してほぼ直交する方向に交差するような繊維方
向の木製の薄板とされているため木製トレイ1のY方向
の引き裂き力に対して強化されることとなっている。
では次のような効果が奏される。 (1)木材薄板11の第2の領域13を起立させる際の
面積の縮小分を一部分である圧縮部8に集中させ、それ
を復元しないように貼り付け板3で固定するようにした
ため、複雑で高コスト化を招来するような方法によらず
容易に形状が復元せず、また割れが生じない木製トレイ
1を提供することが可能となった。 (2)繊維の長さ方向に対して交差する方向に圧縮して
いるため、木材繊維が折れてしまうことが少なく、圧縮
部8の強度が保持できる。 (3)圧縮部8を貼り付け板3で隠してしまうため圧縮
部8が露出することがなく外観が損なわれることはな
い。また、貼り付け板3は第2の壁板部7における繊維
方向に対してほぼ直交する方向に交差するような繊維方
向の木製の薄板とされているため木製トレイ1のY方向
の引き裂き力に対して強化されることとなっている。
【0018】(実施の形態2)図13に示すように、本
実施の形態2の方法で製造した一例としての木製トレイ
1は木材薄板が圧縮変形された本体2のみから構成され
ている。本体2は略長方形の底板部5と同底板部5を四
方から包囲する第1及び第2の壁板部6,7とからな
る。第1の壁板部6は底板部5の長辺部に沿って対向配
置され、第2の壁板部7は底板部5の短辺部に沿って対
向配置されている。第2の壁板部7の両端寄りには圧縮
部8が形成されている。圧縮部8は第1及び第2の壁板
部6,7を底板部5から立ち上げる際に第2の壁板部7
の一部が圧縮された部分であって、圧縮量に応じた傾斜
をもって第1及び第2の壁板部6,7が底板部5から立
ち上げられている。圧縮部8は接着剤によって復元防止
が図られている。
実施の形態2の方法で製造した一例としての木製トレイ
1は木材薄板が圧縮変形された本体2のみから構成され
ている。本体2は略長方形の底板部5と同底板部5を四
方から包囲する第1及び第2の壁板部6,7とからな
る。第1の壁板部6は底板部5の長辺部に沿って対向配
置され、第2の壁板部7は底板部5の短辺部に沿って対
向配置されている。第2の壁板部7の両端寄りには圧縮
部8が形成されている。圧縮部8は第1及び第2の壁板
部6,7を底板部5から立ち上げる際に第2の壁板部7
の一部が圧縮された部分であって、圧縮量に応じた傾斜
をもって第1及び第2の壁板部6,7が底板部5から立
ち上げられている。圧縮部8は接着剤によって復元防止
が図られている。
【0019】実施の形態2においても上記実施の形態1
と同様の図2で示す木材薄板11から木製トレイ1を製
造する。従って、木材薄板11の詳しい説明は省略す
る。また、上記実施の形態1と同様の図3〜図11に示
す第1及び第2の金型20,21によってプレス成形さ
れる。従って、第1及び第2の金型20,21の詳しい
説明は省略する。図12(a)〜図12(d)に基づい
て、このような木材薄板11をプレス装置によってプレ
ス加工して製造する製造工程の概略について説明する。
図12(a)に示すように、プレス装置に上第1の金型
20,21を装着する。そして、第1の金型20の保持
部36に木材薄板11をセットする。ここで、木材薄板
11をセットする際に上記三角形領域Δ部分に前もって
接着剤を塗布しておく。そして、第2の金型21を下降
させて第2の金型21側の保持部36を木材薄板11に
嵌合させ、所定のプレス力で木材薄板11をプレスする
(図12(b))。この状態で、木材薄板11は上下間
の保持部36に保持されて拘束されるとともに、上下に
強くプレスされることとなる。但し、上記のようにプレ
ス面PS1を基準にプレスしているため、両スライドレ
ール31,32位置におけるプレス面PS2間には若干
の余裕を有している。従って、プレス面PS1にプレス
される木材薄板11部分は拘束されて変形することはな
く、プレス面PS2に面した上記三角形領域Δは圧縮に
より変形する。尚、このように木材薄板11を成型する
前に上第1の金型20,21を単にプレスしている上第
1の金型20,21の各金型片25〜28の位置を原位
置という。次いで、図12(c)に示すように、原位置
から徐々に第2〜第4の金型片26〜28を折り曲げて
いく。すなわち、第1の金型片25のプレス状態は維持
させたまま下型21の第2〜第4の金型片26〜28を
内側に向かって起立させ、上型20の第2〜第4の金型
片26〜28を外側に向かって起立させていく。このと
き、第2〜第4の金型片26〜28のプレス力は維持さ
せたままで折り曲げていく。これら第2〜第4の金型片
26〜28の折れ曲がりに伴って木材薄板11の第2の
領域13が第1の領域12に対して起立していく。折れ
曲がりに伴って両スライドレール31,32は接近して
いく。接近に伴い両スライドレール31,32のプレス
面PS2の面積は徐々に小さくなる。ちょうど両スライ
ドレール31,32上に位置する木材薄板11の部分、
すなわち第2のサブ領域16の三角形領域Δは両スライ
ドレール31,32の接近とともに圧縮されていき圧縮
部8となる。この圧縮はプレス面PS2間に若干の余裕
があることによって実現されている。圧縮とともに塗布
した接着剤は木材繊維中に浸透してしっかりと各繊維同
士を固定する。所定の折り曲げ状態(両スライドレール
31,32の先端が相対する金型片27,28に当接し
た状態、図12(d))において木製トレイ1の本体2
が完成する。直ちに上第1の金型20,21によるプレ
ス状態を解放させずに圧縮部8の復元のおそれがなくな
った段階で上第1の金型20,21を解放する。
と同様の図2で示す木材薄板11から木製トレイ1を製
造する。従って、木材薄板11の詳しい説明は省略す
る。また、上記実施の形態1と同様の図3〜図11に示
す第1及び第2の金型20,21によってプレス成形さ
れる。従って、第1及び第2の金型20,21の詳しい
説明は省略する。図12(a)〜図12(d)に基づい
て、このような木材薄板11をプレス装置によってプレ
ス加工して製造する製造工程の概略について説明する。
図12(a)に示すように、プレス装置に上第1の金型
20,21を装着する。そして、第1の金型20の保持
部36に木材薄板11をセットする。ここで、木材薄板
11をセットする際に上記三角形領域Δ部分に前もって
接着剤を塗布しておく。そして、第2の金型21を下降
させて第2の金型21側の保持部36を木材薄板11に
嵌合させ、所定のプレス力で木材薄板11をプレスする
(図12(b))。この状態で、木材薄板11は上下間
の保持部36に保持されて拘束されるとともに、上下に
強くプレスされることとなる。但し、上記のようにプレ
ス面PS1を基準にプレスしているため、両スライドレ
ール31,32位置におけるプレス面PS2間には若干
の余裕を有している。従って、プレス面PS1にプレス
される木材薄板11部分は拘束されて変形することはな
く、プレス面PS2に面した上記三角形領域Δは圧縮に
より変形する。尚、このように木材薄板11を成型する
前に上第1の金型20,21を単にプレスしている上第
1の金型20,21の各金型片25〜28の位置を原位
置という。次いで、図12(c)に示すように、原位置
から徐々に第2〜第4の金型片26〜28を折り曲げて
いく。すなわち、第1の金型片25のプレス状態は維持
させたまま下型21の第2〜第4の金型片26〜28を
内側に向かって起立させ、上型20の第2〜第4の金型
片26〜28を外側に向かって起立させていく。このと
き、第2〜第4の金型片26〜28のプレス力は維持さ
せたままで折り曲げていく。これら第2〜第4の金型片
26〜28の折れ曲がりに伴って木材薄板11の第2の
領域13が第1の領域12に対して起立していく。折れ
曲がりに伴って両スライドレール31,32は接近して
いく。接近に伴い両スライドレール31,32のプレス
面PS2の面積は徐々に小さくなる。ちょうど両スライ
ドレール31,32上に位置する木材薄板11の部分、
すなわち第2のサブ領域16の三角形領域Δは両スライ
ドレール31,32の接近とともに圧縮されていき圧縮
部8となる。この圧縮はプレス面PS2間に若干の余裕
があることによって実現されている。圧縮とともに塗布
した接着剤は木材繊維中に浸透してしっかりと各繊維同
士を固定する。所定の折り曲げ状態(両スライドレール
31,32の先端が相対する金型片27,28に当接し
た状態、図12(d))において木製トレイ1の本体2
が完成する。直ちに上第1の金型20,21によるプレ
ス状態を解放させずに圧縮部8の復元のおそれがなくな
った段階で上第1の金型20,21を解放する。
【0020】このように構成することで本実施の形態2
では次のような効果が奏される。 (1)木材薄板11の第2の領域13を起立させる際の
面積の縮小分を一部分である圧縮部8に集中させ、それ
を復元しないように貼り付け板3で固定するようにした
ため、複雑で高コスト化を招来するような方法によらず
容易に形状が復元せず、また割れが生じない木製トレイ
1を提供することが可能となった。 (2)繊維の長さ方向に対して交差する方向に圧縮して
いるため、木材繊維が折れてしまうことが少なく、圧縮
部8の強度が保持できる。 (3)前もって圧縮部8を形成する部分に接着剤を塗布
することで圧縮部8の復元を防止することができ、余分
な行程がないため製造コストの削減することができる。
では次のような効果が奏される。 (1)木材薄板11の第2の領域13を起立させる際の
面積の縮小分を一部分である圧縮部8に集中させ、それ
を復元しないように貼り付け板3で固定するようにした
ため、複雑で高コスト化を招来するような方法によらず
容易に形状が復元せず、また割れが生じない木製トレイ
1を提供することが可能となった。 (2)繊維の長さ方向に対して交差する方向に圧縮して
いるため、木材繊維が折れてしまうことが少なく、圧縮
部8の強度が保持できる。 (3)前もって圧縮部8を形成する部分に接着剤を塗布
することで圧縮部8の復元を防止することができ、余分
な行程がないため製造コストの削減することができる。
【0021】(実施の形態3)本実施の形態3の方法で
製造した一例としての木製トレイ1は図14に示す通り
である。図14の構成の説明は図1の実施の形態1と同
じ説明であるため(若干、圧縮部8の面積が異なる)同
じ番号を付して詳しい説明を省略する。
製造した一例としての木製トレイ1は図14に示す通り
である。図14の構成の説明は図1の実施の形態1と同
じ説明であるため(若干、圧縮部8の面積が異なる)同
じ番号を付して詳しい説明を省略する。
【0022】次に、このような木製トレイ1の製造方法
について説明する。まず、木製トレイ1の原料としての
成形する前の木材薄板11について説明する。図15に
示すように、木材薄板11は変形八角形の一枚の平板と
して構成されている。説明の都合上、木材薄板11の各
頂点を図上左上をP1として順に時計回りに番号を振る
(P1〜P8)。図上破線で包囲された長方形部分は上
記底板部5となる第1の領域12とされている。第1の
領域12の各頂点を図上左上をQ1として順に時計回り
に番号を振る(Q1〜Q4)。第1の領域12の周囲に
は第2の領域13が帯状に取り巻いている。第2の領域
13のうちP1,Q1,Q4,P8で包囲される台形部
分及びP4,Q2,Q3,P5で包囲される台形部分は
上記第1の壁板部6となる部分(これを第1のサブ領域
15とする)とされている。また,第2の領域13のう
ちP1,P2,P3,P4,Q2,Q1で包囲される変
形六角形部分及びP5,P6,P7,P8,Q4,Q3
で包囲される変形六角形部分は上記第2の壁板部7とな
る部分(これを第2のサブ領域16とする)とされてい
る。すなわち,第2の領域13は第1及び第2のサブ領
域15,16から構成されている。
について説明する。まず、木製トレイ1の原料としての
成形する前の木材薄板11について説明する。図15に
示すように、木材薄板11は変形八角形の一枚の平板と
して構成されている。説明の都合上、木材薄板11の各
頂点を図上左上をP1として順に時計回りに番号を振る
(P1〜P8)。図上破線で包囲された長方形部分は上
記底板部5となる第1の領域12とされている。第1の
領域12の各頂点を図上左上をQ1として順に時計回り
に番号を振る(Q1〜Q4)。第1の領域12の周囲に
は第2の領域13が帯状に取り巻いている。第2の領域
13のうちP1,Q1,Q4,P8で包囲される台形部
分及びP4,Q2,Q3,P5で包囲される台形部分は
上記第1の壁板部6となる部分(これを第1のサブ領域
15とする)とされている。また,第2の領域13のう
ちP1,P2,P3,P4,Q2,Q1で包囲される変
形六角形部分及びP5,P6,P7,P8,Q4,Q3
で包囲される変形六角形部分は上記第2の壁板部7とな
る部分(これを第2のサブ領域16とする)とされてい
る。すなわち,第2の領域13は第1及び第2のサブ領
域15,16から構成されている。
【0023】本実施の形態3では図15に示すようにR
1,P2,P7,R4で包囲される帯状部分、R2,P
3,P6,R3で包囲される帯状部分(これを帯状領域
Λとする)が圧縮されて縮むこととなる。この圧縮方向
は木材繊維方向の長さ方向に対してほぼ直交する方向に
行われることとなる。尚、R1〜R4はP1〜P2、P
3〜P4、P5〜P6、P7〜P8間を結ぶ線分の中間
位置に配設される理論上の各点である。木材薄板11の
帯状領域Λ部分は後述する第1及び第2の金型50,5
1による前処理において圧縮されることで図16に示す
ように一時圧縮領域ρ1及び恒久圧縮領域ρ2とされ
る。一時圧縮領域ρ1は圧縮された後に最終的に木製ト
レイ1となった段階で元のように復元する部分であり、
恒久圧縮領域ρ2は木材薄板11が最終的に木製トレイ
1となった段階でそのまま圧縮状態で保持される部分で
ある。
1,P2,P7,R4で包囲される帯状部分、R2,P
3,P6,R3で包囲される帯状部分(これを帯状領域
Λとする)が圧縮されて縮むこととなる。この圧縮方向
は木材繊維方向の長さ方向に対してほぼ直交する方向に
行われることとなる。尚、R1〜R4はP1〜P2、P
3〜P4、P5〜P6、P7〜P8間を結ぶ線分の中間
位置に配設される理論上の各点である。木材薄板11の
帯状領域Λ部分は後述する第1及び第2の金型50,5
1による前処理において圧縮されることで図16に示す
ように一時圧縮領域ρ1及び恒久圧縮領域ρ2とされ
る。一時圧縮領域ρ1は圧縮された後に最終的に木製ト
レイ1となった段階で元のように復元する部分であり、
恒久圧縮領域ρ2は木材薄板11が最終的に木製トレイ
1となった段階でそのまま圧縮状態で保持される部分で
ある。
【0024】次に、上記の木材薄板11をプレス加工す
る第1〜第3の金型50,51,52の概略構成を説明
する。まず第1の金型50について説明する。第2の金
型51は第1の金型50のプレス面と同一形状の金型で
ある。従って第2の金型51についての詳しい説明は省
略する。図17及び図18に示すように、第1の金型5
0は3つの構成部分から構成されている。図上中央の鼓
状金型片群55は第1の金型片56とその左右の第2の
金型片57及び両金型片56,57を連結する連結プレ
ート群58とより構成されている。上記第1の領域12
は第1の金型片56及び隣接する連結プレート群58に
よりプレスされ、上記第1のサブ領域15は第2の金型
片57及び隣接する連結プレート群58によりプレスさ
れる。鼓状金型片群55の図上上下位置には台形金型片
群60が配設されている。台形金型片群60は第3の金
型片61とその左右の第4の金型片62及び両金型片6
1,62を連結する連結プレート群63とより構成され
ている。上記第2のサブ領域16はこれら台形金型片群
60によりプレスされる。図19に示すように、連結プ
レート群58,63は多数の長尺の金属製プレート体6
4を板バネを兼ねた連結金具65にて連結して構成され
ており、図19の矢印方向に圧縮可能であり更に連結プ
レート群58,63全体として可撓性を備えている。
尚、図19以外の図では連結金具65の図示が省略され
ている。
る第1〜第3の金型50,51,52の概略構成を説明
する。まず第1の金型50について説明する。第2の金
型51は第1の金型50のプレス面と同一形状の金型で
ある。従って第2の金型51についての詳しい説明は省
略する。図17及び図18に示すように、第1の金型5
0は3つの構成部分から構成されている。図上中央の鼓
状金型片群55は第1の金型片56とその左右の第2の
金型片57及び両金型片56,57を連結する連結プレ
ート群58とより構成されている。上記第1の領域12
は第1の金型片56及び隣接する連結プレート群58に
よりプレスされ、上記第1のサブ領域15は第2の金型
片57及び隣接する連結プレート群58によりプレスさ
れる。鼓状金型片群55の図上上下位置には台形金型片
群60が配設されている。台形金型片群60は第3の金
型片61とその左右の第4の金型片62及び両金型片6
1,62を連結する連結プレート群63とより構成され
ている。上記第2のサブ領域16はこれら台形金型片群
60によりプレスされる。図19に示すように、連結プ
レート群58,63は多数の長尺の金属製プレート体6
4を板バネを兼ねた連結金具65にて連結して構成され
ており、図19の矢印方向に圧縮可能であり更に連結プ
レート群58,63全体として可撓性を備えている。
尚、図19以外の図では連結金具65の図示が省略され
ている。
【0025】図17において上下の台形金型片群60は
鼓状金型片群55に対してk1,k2,k3,k4線及
びk5,k6,k7,k8線に沿って折れ曲がる。ま
た、鼓状金型片群55において第1の金型片56とその
左右の第2の金型片57とは連結プレート群58の可撓
性を利用して折れ曲がることができる。台形金型片群6
0は図21に示すように連結プレート群63の可撓性を
利用して第3の金型片61とその左右の第4の金型片6
2との接近を許容することができる。図17及び図18
に示すように、第2〜第4の金型片56、57,61,
62のプレス面には凹部66が段違いに形成されてい
る。図17に示すように、各凹部66をトータルすると
木材薄板11の外形形状に合致する保持部67が形成さ
れることとなる。木材薄板11はこの保持部67に保持
された状態でプレスされることとなる。図20〜図22
に示すように、連結プレート群58(連結プレート群6
3は図示しないが同様の構成である)は凹部66のプレ
ス面(これをPS1とする)よりも一段下がった位置に
そのプレス面(つまり、前記金属製プレート体64の先
端面。これをPS2とする)が配置されている。従っ
て、第1の金型50及び第2の金型51にプレスされる
際に図21及び図22に示すように凹部66位置におけ
るプレス面PS1の最接近間隔よりも連結プレート群5
8,63位置におけるプレス面PS2の最接近間隔のほ
うが広くなる。尚、図20〜図22においては木材薄板
11の厚みがやや誇張して表現されている。
鼓状金型片群55に対してk1,k2,k3,k4線及
びk5,k6,k7,k8線に沿って折れ曲がる。ま
た、鼓状金型片群55において第1の金型片56とその
左右の第2の金型片57とは連結プレート群58の可撓
性を利用して折れ曲がることができる。台形金型片群6
0は図21に示すように連結プレート群63の可撓性を
利用して第3の金型片61とその左右の第4の金型片6
2との接近を許容することができる。図17及び図18
に示すように、第2〜第4の金型片56、57,61,
62のプレス面には凹部66が段違いに形成されてい
る。図17に示すように、各凹部66をトータルすると
木材薄板11の外形形状に合致する保持部67が形成さ
れることとなる。木材薄板11はこの保持部67に保持
された状態でプレスされることとなる。図20〜図22
に示すように、連結プレート群58(連結プレート群6
3は図示しないが同様の構成である)は凹部66のプレ
ス面(これをPS1とする)よりも一段下がった位置に
そのプレス面(つまり、前記金属製プレート体64の先
端面。これをPS2とする)が配置されている。従っ
て、第1の金型50及び第2の金型51にプレスされる
際に図21及び図22に示すように凹部66位置におけ
るプレス面PS1の最接近間隔よりも連結プレート群5
8,63位置におけるプレス面PS2の最接近間隔のほ
うが広くなる。尚、図20〜図22においては木材薄板
11の厚みがやや誇張して表現されている。
【0026】本実施の形態3ではまず上記の木材薄板1
1の帯状領域Λをプレス加工して、一時圧縮領域ρ1と
恒久圧縮領域ρ2を形成する前処理(第1の加工工程)
が行われる。この加工は第1及び第2の金型50,51
によって行われる。まず、図示しないプレス装置に第1
及び第2の金型50,51を装着する。そして第1及び
第2の金型50,51の保持部67に木材薄板11を保
持させ図21のように第1及び第2の金型50,51に
よって上下方向からプレスする。この状態で木材薄板1
1は上下間の保持部67に保持されて拘束されるととも
に、上下に強くプレスされることとなる。但し、上記の
ようにプレス面PS1を基準にプレスしているため、連
結プレート群58位置(連結プレート群63は図示しな
いが同様である)におけるプレス面PS2間には若干の
余裕を有している。ここで、図22のように図示しない
プレス機構によって第2金型片56を幅方向(図21及
び図22において左右方向)に圧縮する。この圧縮は連
結プレート群58,63が連結金具64の付勢力に抗し
て縮むことで実現される。プレス面PS1における木材
薄板11は上下方向に強いプレス状態にあるため圧縮さ
れないが、プレス面PS2においては上下幅に余裕があ
るため木材薄板11は連結プレート群58,63位置、
すなわち帯状領域Λに圧縮力が集中する。すなわち、図
16に示すように帯状領域Λ部分に一時圧縮領域ρ1及
び恒久圧縮領域ρ2が形成される。
1の帯状領域Λをプレス加工して、一時圧縮領域ρ1と
恒久圧縮領域ρ2を形成する前処理(第1の加工工程)
が行われる。この加工は第1及び第2の金型50,51
によって行われる。まず、図示しないプレス装置に第1
及び第2の金型50,51を装着する。そして第1及び
第2の金型50,51の保持部67に木材薄板11を保
持させ図21のように第1及び第2の金型50,51に
よって上下方向からプレスする。この状態で木材薄板1
1は上下間の保持部67に保持されて拘束されるととも
に、上下に強くプレスされることとなる。但し、上記の
ようにプレス面PS1を基準にプレスしているため、連
結プレート群58位置(連結プレート群63は図示しな
いが同様である)におけるプレス面PS2間には若干の
余裕を有している。ここで、図22のように図示しない
プレス機構によって第2金型片56を幅方向(図21及
び図22において左右方向)に圧縮する。この圧縮は連
結プレート群58,63が連結金具64の付勢力に抗し
て縮むことで実現される。プレス面PS1における木材
薄板11は上下方向に強いプレス状態にあるため圧縮さ
れないが、プレス面PS2においては上下幅に余裕があ
るため木材薄板11は連結プレート群58,63位置、
すなわち帯状領域Λに圧縮力が集中する。すなわち、図
16に示すように帯状領域Λ部分に一時圧縮領域ρ1及
び恒久圧縮領域ρ2が形成される。
【0027】上記前処理完了後、第1の金型50はその
ままで第2の金型51を第3の金型52に交換して製造
工程(第2及び第3の加工工程)に移行する。ここに、
第3の金型52は成形される本体2の内周面形状に応答
した断面台形形状の金型とされている。図24(a)〜
図24(c)に基づいて、このような木材薄板11をプ
レス装置によってプレス加工して製造する製造工程の概
略について説明する。尚、同図においては実際よりも若
干厚めに木材薄板11が描かれている。図24(a)に
示すように、プレス装置に第1及び第3の金型50、5
2を装着する。(前処理からそのまま移行していれば木
材薄板11は第1の金型50の保持部67に圧縮されて
セットされている)。そして、第3の金型52を下降さ
せて所定のプレス力で木材薄板11をプレスする(図2
4(b))。このとき、木材薄板11は上下間の保持部
67に図16に示すように上下に強くプレスされた状態
で幅方向に圧縮されることとなる。次いで、図24
(c)に示すように、第1の金型50は木材薄板11に
対する幅方向の圧縮を解除しながら徐々に第2〜第4の
金型片57,61,62を折り曲げていく。これら第2
〜第4の金型片57,61,62の折れ曲がりに伴って
木材薄板11の第2の領域13が第1の領域12に対し
て起立していく。このようにして図25に示すような構
造の木製トレイ1を得ることができる。
ままで第2の金型51を第3の金型52に交換して製造
工程(第2及び第3の加工工程)に移行する。ここに、
第3の金型52は成形される本体2の内周面形状に応答
した断面台形形状の金型とされている。図24(a)〜
図24(c)に基づいて、このような木材薄板11をプ
レス装置によってプレス加工して製造する製造工程の概
略について説明する。尚、同図においては実際よりも若
干厚めに木材薄板11が描かれている。図24(a)に
示すように、プレス装置に第1及び第3の金型50、5
2を装着する。(前処理からそのまま移行していれば木
材薄板11は第1の金型50の保持部67に圧縮されて
セットされている)。そして、第3の金型52を下降さ
せて所定のプレス力で木材薄板11をプレスする(図2
4(b))。このとき、木材薄板11は上下間の保持部
67に図16に示すように上下に強くプレスされた状態
で幅方向に圧縮されることとなる。次いで、図24
(c)に示すように、第1の金型50は木材薄板11に
対する幅方向の圧縮を解除しながら徐々に第2〜第4の
金型片57,61,62を折り曲げていく。これら第2
〜第4の金型片57,61,62の折れ曲がりに伴って
木材薄板11の第2の領域13が第1の領域12に対し
て起立していく。このようにして図25に示すような構
造の木製トレイ1を得ることができる。
【0028】木材薄板11の折れ曲がりに伴って第1の
金型50は幅方向の圧縮を解除するため、上記一時圧縮
領域ρ1及び恒久圧縮領域ρ2は自身の有する復帰力
(圧縮力に対する一種の反力)によって帯状領域Λの状
態に復帰しようとする。このとき、一時圧縮領域ρ1は
復帰するが、恒久圧縮領域ρ2は第2の領域13(第2
のサブ領域16)が起立することに伴って図23に示す
ように連結金具64が圧縮されるため、第1の金型50
の圧縮の解除と相殺されて復帰しないで圧縮部8を形成
する。図24(c)に示す折り曲げ状態において木製ト
レイ1の本体2が完成する。この状態ではまだ第1及び
第3の金型50、52によるプレス状態を解放させな
い。ここで、一旦、第3及び第4の金型片61,62の
みを折れ曲げ状態から原位置に復帰させる。すると側方
から形成された本体2の第2の壁板部7が露出すること
となる。第2の壁板部7には圧縮部8も露出される。こ
の段階で貼り付け板3を接着剤によって第2の壁板部7
に貼着させ、接着剤の固定力が発揮されて圧縮部8の復
元のおそれがなくなるまで保持し、その後改めて第1及
び第3の金型50、52によるプレス状態を完全に解放
する。
金型50は幅方向の圧縮を解除するため、上記一時圧縮
領域ρ1及び恒久圧縮領域ρ2は自身の有する復帰力
(圧縮力に対する一種の反力)によって帯状領域Λの状
態に復帰しようとする。このとき、一時圧縮領域ρ1は
復帰するが、恒久圧縮領域ρ2は第2の領域13(第2
のサブ領域16)が起立することに伴って図23に示す
ように連結金具64が圧縮されるため、第1の金型50
の圧縮の解除と相殺されて復帰しないで圧縮部8を形成
する。図24(c)に示す折り曲げ状態において木製ト
レイ1の本体2が完成する。この状態ではまだ第1及び
第3の金型50、52によるプレス状態を解放させな
い。ここで、一旦、第3及び第4の金型片61,62の
みを折れ曲げ状態から原位置に復帰させる。すると側方
から形成された本体2の第2の壁板部7が露出すること
となる。第2の壁板部7には圧縮部8も露出される。こ
の段階で貼り付け板3を接着剤によって第2の壁板部7
に貼着させ、接着剤の固定力が発揮されて圧縮部8の復
元のおそれがなくなるまで保持し、その後改めて第1及
び第3の金型50、52によるプレス状態を完全に解放
する。
【0029】このように構成することで本実施の形態3
では次のような効果が奏される。 (1)木材薄板11の第2の領域13を起立させる際の
面積の縮小分を一部分である圧縮部8に集中させ、それ
を復元しないように貼り付け板3で固定するようにした
ため、複雑で高コスト化を招来するような方法によらず
容易に形状が復元せず、また割れが生じない木製トレイ
1を提供することが可能となった。 (2)繊維の長さ方向に対して交差する方向に圧縮して
いるため、木材繊維が折れてしまうことが少なく、圧縮
部8の強度が保持できる。 (3)圧縮部8を貼り付け板3で隠してしまうため圧縮
部8が露出することがなく外観が損なわれることはな
い。また、貼り付け板3は第2の壁板部7における繊維
方向に対してほぼ直交する方向に交差するような繊維方
向の木製の薄板とされているため木製トレイ1のY方向
の引き裂き力に対して強化されることとなっている。
では次のような効果が奏される。 (1)木材薄板11の第2の領域13を起立させる際の
面積の縮小分を一部分である圧縮部8に集中させ、それ
を復元しないように貼り付け板3で固定するようにした
ため、複雑で高コスト化を招来するような方法によらず
容易に形状が復元せず、また割れが生じない木製トレイ
1を提供することが可能となった。 (2)繊維の長さ方向に対して交差する方向に圧縮して
いるため、木材繊維が折れてしまうことが少なく、圧縮
部8の強度が保持できる。 (3)圧縮部8を貼り付け板3で隠してしまうため圧縮
部8が露出することがなく外観が損なわれることはな
い。また、貼り付け板3は第2の壁板部7における繊維
方向に対してほぼ直交する方向に交差するような繊維方
向の木製の薄板とされているため木製トレイ1のY方向
の引き裂き力に対して強化されることとなっている。
【0030】尚、この発明は、次のように変更して具体
化することも可能である。 ・貼り付け板3は側面第2の壁板部7全体でなくとも圧
縮部8のみを覆うようにしてもよい。 ・貼り付け板3は本体2の繊維方向と略直交する方向に
貼り付けるようにしていた。これはその方が強度が向上
するからである。しかし、特に略直交方向に限定はされ
ない。 ・貼り付け板3は木製でなくとも構わない。 ・上記各実施の形態において使用される接着剤は瞬間接
着剤であるが、他の接着剤であっても構わない。また、
環境保全の観点からは生分解性接着剤が好ましい。 ・上記実施の形態1及び3では一部金型片を原位置に復
帰させて圧縮部8を形成した面を露出させて貼り付け板
3を貼るようにしていた。しかし、このようにせずとも
例えば、 1)プレス時に木材薄板11の上下から添え板(例えば
鉄板製)で挟持し、この添え板もろとも成形するように
する。このようにすれば金型を解放してもプレス状態の
形状を維持できるためここで貼り付け板3を貼るように
する。 2)短い時間であれば圧縮部8は復元しないので、金型
を解放して本体2を取り出し迅速に貼り付け板3を貼っ
てクランプで復元しないように(特に圧縮部8を中心
に)締め付ける。 ・圧縮部8の位置は上記各実施の形態の位置に限定され
ることはない。要は木材薄板11の第2の領域13を起
立させる際の余剰部分を一部分に集中させて圧縮させる
ようにすればよい。 ・木材薄板11の形状は上記各実施の形態に限定される
ものではない。 ・四角形形状の木製トレイに限定されるものではない。 その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更した態様
で実施することは自由である。
化することも可能である。 ・貼り付け板3は側面第2の壁板部7全体でなくとも圧
縮部8のみを覆うようにしてもよい。 ・貼り付け板3は本体2の繊維方向と略直交する方向に
貼り付けるようにしていた。これはその方が強度が向上
するからである。しかし、特に略直交方向に限定はされ
ない。 ・貼り付け板3は木製でなくとも構わない。 ・上記各実施の形態において使用される接着剤は瞬間接
着剤であるが、他の接着剤であっても構わない。また、
環境保全の観点からは生分解性接着剤が好ましい。 ・上記実施の形態1及び3では一部金型片を原位置に復
帰させて圧縮部8を形成した面を露出させて貼り付け板
3を貼るようにしていた。しかし、このようにせずとも
例えば、 1)プレス時に木材薄板11の上下から添え板(例えば
鉄板製)で挟持し、この添え板もろとも成形するように
する。このようにすれば金型を解放してもプレス状態の
形状を維持できるためここで貼り付け板3を貼るように
する。 2)短い時間であれば圧縮部8は復元しないので、金型
を解放して本体2を取り出し迅速に貼り付け板3を貼っ
てクランプで復元しないように(特に圧縮部8を中心
に)締め付ける。 ・圧縮部8の位置は上記各実施の形態の位置に限定され
ることはない。要は木材薄板11の第2の領域13を起
立させる際の余剰部分を一部分に集中させて圧縮させる
ようにすればよい。 ・木材薄板11の形状は上記各実施の形態に限定される
ものではない。 ・四角形形状の木製トレイに限定されるものではない。 その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更した態様
で実施することは自由である。
【0031】本発明の目的を達成するために上記実施の
形態から把握できるその他の技術的思想について下記に
付記として説明する。 (1) 前記復元防止処理は前記圧縮部の圧縮加工前に
同圧縮部となる前記第2の領域の一部に接着剤を塗布す
ることである請求項1又は2のいずれかに記載の木製ト
レイの製造方法。 (2)前圧縮部は前記底板部と壁板部との交点を頂点と
する三角形部分である請求項1〜5若しくは付記1のい
ずれかに記載の木製トレイの製造方法。 (3)前記木材薄板は第1及び第2の金型によって挟持
され、両金型のプレス面の間隔は圧縮させる部分を圧縮
させない部分に比較して広くなるように構成し圧縮させ
ない部分を拘束するようにしたことを特徴とする請求項
1〜5若しくは付記1又は2のいずれかに記載の木製ト
レイの製造方法。
形態から把握できるその他の技術的思想について下記に
付記として説明する。 (1) 前記復元防止処理は前記圧縮部の圧縮加工前に
同圧縮部となる前記第2の領域の一部に接着剤を塗布す
ることである請求項1又は2のいずれかに記載の木製ト
レイの製造方法。 (2)前圧縮部は前記底板部と壁板部との交点を頂点と
する三角形部分である請求項1〜5若しくは付記1のい
ずれかに記載の木製トレイの製造方法。 (3)前記木材薄板は第1及び第2の金型によって挟持
され、両金型のプレス面の間隔は圧縮させる部分を圧縮
させない部分に比較して広くなるように構成し圧縮させ
ない部分を拘束するようにしたことを特徴とする請求項
1〜5若しくは付記1又は2のいずれかに記載の木製ト
レイの製造方法。
【0032】
【図1】 実施の形態1の木製トレイの分解斜視図。
【図2】 実施の形態1及び2の木材薄板の平面図。
【図3】 実施の形態1及び2の第1の金型の平面図。
【図4】 図3の金型の分解平面図。
【図5】 図3の金型のA−A線における断面図。
【図6】 図3の金型のB−B線における断面図。
【図7】 図4の金型のC−C線における断面図。
【図8】 図4の金型のD−D線における断面図。
【図9】 図4の金型のE−E線における断面図。
【図10】 図4の金型のF−F線における断面図。
【図11】 実施の形態1及び2において第1及び第2
の金型で木材薄板をプレスしている状態の説明図。
の金型で木材薄板をプレスしている状態の説明図。
【図12】 (a)〜(d)は実施の形態1及び2にお
ける木製トレイの製造行程の概略を説明する説明図。
ける木製トレイの製造行程の概略を説明する説明図。
【図13】 実施の形態2の木製トレイの斜視図。
【図14】 実施の形態3の木製トレイの分解斜視図。
【図15】 実施の形態3の木材薄板の平面図。
【図16】 実施の形態3の木材薄板を幅方向に圧縮し
た状態の平面図。
た状態の平面図。
【図17】 実施の形態3の第1の金型の平面図。
【図18】 図17の金型の分解平面図。
【図19】 実施の形態3の連結プレート群の一部を拡
大して示す側面図。
大して示す側面図。
【図20】 図18の金型のG−G線における断面図。
【図21】 実施の形態3において第1及び第3の金型
で木材薄板を挟持した状態を説明する断面図。
で木材薄板を挟持した状態を説明する断面図。
【図22】 図21において幅方向に木材薄板を圧縮し
た状態を説明する断面図。
た状態を説明する断面図。
【図23】 実施の形態3の第3及び第4の金型片を連
結する連結プレート群付近の拡大図。
結する連結プレート群付近の拡大図。
【図24】 (a)〜(d)は実施の形態3における木
製トレイの製造行程の概略を説明する説明図。
製トレイの製造行程の概略を説明する説明図。
【図25】 実施の形態3の木製トレイの平面図。
3…復元防止処理としての貼り付け板、5…底板部、
6,7…壁板部、8…圧縮部、11…木材薄板、12…
第1の領域、13…第2の領域、Δ…圧縮領域としての
三角形領域、ρ1…一時圧縮領域、ρ2…恒久圧縮領
域。
6,7…壁板部、8…圧縮部、11…木材薄板、12…
第1の領域、13…第2の領域、Δ…圧縮領域としての
三角形領域、ρ1…一時圧縮領域、ρ2…恒久圧縮領
域。
Claims (5)
- 【請求項1】 底板部となる第1の領域と同第1の領域
周囲に配置されて壁板部となる第2の領域とを備えた平
板状の木材薄板をプレス加工して底板部と同底板部を包
囲する壁板部とにより構成される木製トレイを得るよう
にした木製トレイの製造方法において、 前記第2の領域の一部を圧縮領域とするとともに他の部
分を圧縮されない拘束領域とし、同第2の領域を同第1
の領域に対して表裏いずれかの方向に起立させると同時
に起立に伴って生ずる余剰面積分を同圧縮領域を幅方向
に圧縮して圧縮部を形成することで吸収させ、次いで同
圧縮部が復元しないように復元防止処理を施すようにし
たことを特徴とする木製トレイの製造方法。 - 【請求項2】 底板部となる第1の領域と同第1の領域
周囲に配置されて壁板部となる第2の領域とを備えた平
板状の木材薄板をプレス加工して底板部と同底板部を包
囲する壁板部とにより構成される木製トレイを得るよう
にした木製トレイの製造方法において、 少なくとも前記第2の領域の一部を第1の圧縮領域とす
るとともに他の部分を圧縮されない拘束領域とし、同第
1の圧縮領域を幅方向に圧縮して一時圧縮部と第2の領
域の所定位置に配置される恒久圧縮部とを形成する第1
の加工工程と、 前記底板部に対して壁板部を起立させると同時に前記第
1の加工工程によって成形された第1の圧縮領域の一時
圧縮部を復元させる一方、起立に伴って第2の領域に生
ずる余剰面積分を同恒久圧縮部を復元させないことで吸
収させるようにした第2の加工工程と、 第2の加工工程によって加工された前記木材薄板に対し
て前記恒久圧縮部が復元しないように復元防止処理を施
すようにした第3の加工工程を有することを特徴とする
木製トレイの製造方法。 - 【請求項3】 前記復元防止処理は前記圧縮部形成後に
同圧縮部上に平面状の薄板を同圧縮部を被覆するように
貼着することである請求項1又は2に記載の木製トレイ
の製造方法。 - 【請求項4】 前記底板部は方形をなし、同底板部は四
方から4つの長尺の壁板部によって包囲されるととも
に、前記圧縮部は対向した一対の同壁板部の角部寄りに
配設されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
記載の木製トレイの製造方法。 - 【請求項5】 前記圧縮部は繊維方向に対して交差する
方向に圧縮されることを特徴とする請求項1〜4のいず
れかに記載の木製トレイの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001204512A JP2003011103A (ja) | 2001-07-05 | 2001-07-05 | 木製トレイの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001204512A JP2003011103A (ja) | 2001-07-05 | 2001-07-05 | 木製トレイの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003011103A true JP2003011103A (ja) | 2003-01-15 |
Family
ID=19040965
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001204512A Pending JP2003011103A (ja) | 2001-07-05 | 2001-07-05 | 木製トレイの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003011103A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008123191A1 (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Nissha Printing Co., Ltd. | 樹脂成形体及びその製造方法 |
-
2001
- 2001-07-05 JP JP2001204512A patent/JP2003011103A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008123191A1 (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Nissha Printing Co., Ltd. | 樹脂成形体及びその製造方法 |
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Effective date: 20090408 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20090807 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |