JP2003010654A - 中空糸膜の製造方法 - Google Patents
中空糸膜の製造方法Info
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- JP2003010654A JP2003010654A JP2002120811A JP2002120811A JP2003010654A JP 2003010654 A JP2003010654 A JP 2003010654A JP 2002120811 A JP2002120811 A JP 2002120811A JP 2002120811 A JP2002120811 A JP 2002120811A JP 2003010654 A JP2003010654 A JP 2003010654A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 乾燥工程における中空糸膜のつぶれ、膠着お
よび膜性能の低下を抑制することができる中空糸膜の製
造方法を提供すること。 【解決手段】 高分子および溶媒からなる製膜原液を製
膜して中空部に液体が存在する湿潤中空糸膜を得、該湿
潤中空糸膜を乾燥する中空糸膜の製造方法であって、乾
燥工程内の気体が下記式(I)および/または式(II)
を満足する中空糸膜の製造方法。 A≦0.3モル% (I) B≦15モル% (II) [式中、Aは乾燥工程内の気体中の水蒸気濃度(モル
%)、Bは乾燥工程内の気体中の有機溶媒蒸気濃度(モ
ル%)を表す。]
よび膜性能の低下を抑制することができる中空糸膜の製
造方法を提供すること。 【解決手段】 高分子および溶媒からなる製膜原液を製
膜して中空部に液体が存在する湿潤中空糸膜を得、該湿
潤中空糸膜を乾燥する中空糸膜の製造方法であって、乾
燥工程内の気体が下記式(I)および/または式(II)
を満足する中空糸膜の製造方法。 A≦0.3モル% (I) B≦15モル% (II) [式中、Aは乾燥工程内の気体中の水蒸気濃度(モル
%)、Bは乾燥工程内の気体中の有機溶媒蒸気濃度(モ
ル%)を表す。]
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は中空糸膜の製造方法
に関する。本発明の製造方法によれば、中空糸膜の乾燥
工程において、中空糸膜のつぶれ、膠着および膜性能の
低下が抑制され、高品質の中空糸膜を効率よく製造する
ことができる。
に関する。本発明の製造方法によれば、中空糸膜の乾燥
工程において、中空糸膜のつぶれ、膠着および膜性能の
低下が抑制され、高品質の中空糸膜を効率よく製造する
ことができる。
【0002】
【従来の技術】選択的な透過性を有する中空糸膜を分離
操作に用いる技術が医療分野、工業分野等において実用
化されている。このような中空糸膜の素材としては、ポ
リスルホン系、ポリアクリロニトリル系、酢酸セルロー
ス等のセルロース系、ポリアミド系、ポリカーボネート
系、エチレン−ビニルアルコール系(以下、「EVA
系」と略称することがある)等のポリビニルアルコール
系の重合体などの多くの高分子が使用されている。
操作に用いる技術が医療分野、工業分野等において実用
化されている。このような中空糸膜の素材としては、ポ
リスルホン系、ポリアクリロニトリル系、酢酸セルロー
ス等のセルロース系、ポリアミド系、ポリカーボネート
系、エチレン−ビニルアルコール系(以下、「EVA
系」と略称することがある)等のポリビニルアルコール
系の重合体などの多くの高分子が使用されている。
【0003】一般に、中空糸膜の乾燥工程における、中
空糸膜のつぶれ、膠着、膜性能の低下は、品質上大きな
問題となるため、例えば中空糸膜にマイクロ波を照射す
るとともに蒸気による湿熱処理を行う方法(特開平11
−332980号公報参照)、EVA系重合体からなる
中空糸膜(以下、「EVA中空糸膜」と略称することが
ある)等において、乾燥時に多価脂肪族アルコールを含
有させる方法(特開2001−276585号公報参
照)等により、乾燥工程における膜性能の低下を抑制す
る方法が知られている。
空糸膜のつぶれ、膠着、膜性能の低下は、品質上大きな
問題となるため、例えば中空糸膜にマイクロ波を照射す
るとともに蒸気による湿熱処理を行う方法(特開平11
−332980号公報参照)、EVA系重合体からなる
中空糸膜(以下、「EVA中空糸膜」と略称することが
ある)等において、乾燥時に多価脂肪族アルコールを含
有させる方法(特開2001−276585号公報参
照)等により、乾燥工程における膜性能の低下を抑制す
る方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年、中空
糸膜の高性能化に伴う膜強度の低下、乾燥工程における
糸速度の高速化等により、従来の乾燥方法では、乾燥工
程における中空糸膜のつぶれ、膠着、膜性能の低下を十
分に抑制することが困難となってきた。
糸膜の高性能化に伴う膜強度の低下、乾燥工程における
糸速度の高速化等により、従来の乾燥方法では、乾燥工
程における中空糸膜のつぶれ、膠着、膜性能の低下を十
分に抑制することが困難となってきた。
【0005】上記の課題に鑑み、本発明は、中空糸膜の
高性能化による膜強度の低下や糸速度の高速化等に伴
う、乾燥工程における中空糸膜のつぶれ、膠着および膜
性能の低下を抑制することができ、高品質の中空糸膜を
効率よく製造することが可能な中空糸膜の製造方法を提
供することを目的とする。
高性能化による膜強度の低下や糸速度の高速化等に伴
う、乾燥工程における中空糸膜のつぶれ、膠着および膜
性能の低下を抑制することができ、高品質の中空糸膜を
効率よく製造することが可能な中空糸膜の製造方法を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる目
的を達成するために鋭意検討した結果、湿潤中空糸膜を
乾燥する乾燥工程内の気体中の水蒸気濃度および/また
は有機溶媒蒸気濃度を、特定の値以下に調整することに
より、中空糸膜のつぶれ、膠着および膜性能の低下を著
しく抑制することができることを見出し、本発明を完成
するに至った。
的を達成するために鋭意検討した結果、湿潤中空糸膜を
乾燥する乾燥工程内の気体中の水蒸気濃度および/また
は有機溶媒蒸気濃度を、特定の値以下に調整することに
より、中空糸膜のつぶれ、膠着および膜性能の低下を著
しく抑制することができることを見出し、本発明を完成
するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、高分子および溶媒か
らなる製膜原液を製膜して中空部に液体が存在する湿潤
中空糸膜を得、該湿潤中空糸膜を乾燥する中空糸膜の製
造方法であって、乾燥工程内の気体が下記式(I)を満
足することを特徴とする中空糸膜の製造方法である。
らなる製膜原液を製膜して中空部に液体が存在する湿潤
中空糸膜を得、該湿潤中空糸膜を乾燥する中空糸膜の製
造方法であって、乾燥工程内の気体が下記式(I)を満
足することを特徴とする中空糸膜の製造方法である。
【0008】A≦0.3モル% (I)
[式中、Aは乾燥工程内の気体中の水蒸気濃度(モル
%)を表す。]
%)を表す。]
【0009】また、本発明は、高分子および溶媒からな
る製膜原液を製膜して中空部に液体が存在する湿潤中空
糸膜を得、該湿潤中空糸膜を乾燥する中空糸膜の製造方
法であって、乾燥工程内の気体が下記式(II)を満足す
ることを特徴とする中空糸膜の製造方法である。
る製膜原液を製膜して中空部に液体が存在する湿潤中空
糸膜を得、該湿潤中空糸膜を乾燥する中空糸膜の製造方
法であって、乾燥工程内の気体が下記式(II)を満足す
ることを特徴とする中空糸膜の製造方法である。
【0010】B≦15モル% (II)
[式中、Bは乾燥工程内の気体中の有機溶媒蒸気濃度
(モル%)を表す。]
(モル%)を表す。]
【0011】さらに、本発明は、高分子および溶媒から
なる製膜原液を製膜して中空部に液体が存在する湿潤中
空糸膜を得、該湿潤中空糸膜を乾燥する中空糸膜の製造
方法であって、乾燥工程内の気体が下記式(I)および
式(II)を満足することを特徴とする中空糸膜の製造方
法である。
なる製膜原液を製膜して中空部に液体が存在する湿潤中
空糸膜を得、該湿潤中空糸膜を乾燥する中空糸膜の製造
方法であって、乾燥工程内の気体が下記式(I)および
式(II)を満足することを特徴とする中空糸膜の製造方
法である。
【0012】A≦0.3モル% (I)
B≦15モル% (II)
[式中、Aは乾燥工程内の気体中の水蒸気濃度(モル
%)、Bは乾燥工程内の気体中の有機溶媒蒸気濃度(モ
ル%)を表す。]
%)、Bは乾燥工程内の気体中の有機溶媒蒸気濃度(モ
ル%)を表す。]
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の中空糸膜の製造方
法について説明する。まず、膜素材となる少なくとも1
種の高分子を溶媒に溶解して製膜原液を調製する。膜素
材となる高分子は特に限定されるものではなく、例えば
酢酸セルロース等のセルロース系高分子、ポリアミド系
重合体、EVA系重合体等のポリビニルアルコール系重
合体などの親水性高分子;ポリスルホン系重合体、ポリ
アクリロニトリル系重合体、ポリカーボネート系重合体
などの疎水性高分子を用いることができる。医療用途に
用いる場合、生体適合性、化学的安定性に優れ、溶出物
が少ないことから、親水性高分子が好ましく、EVA系
重合体がより好ましい。
法について説明する。まず、膜素材となる少なくとも1
種の高分子を溶媒に溶解して製膜原液を調製する。膜素
材となる高分子は特に限定されるものではなく、例えば
酢酸セルロース等のセルロース系高分子、ポリアミド系
重合体、EVA系重合体等のポリビニルアルコール系重
合体などの親水性高分子;ポリスルホン系重合体、ポリ
アクリロニトリル系重合体、ポリカーボネート系重合体
などの疎水性高分子を用いることができる。医療用途に
用いる場合、生体適合性、化学的安定性に優れ、溶出物
が少ないことから、親水性高分子が好ましく、EVA系
重合体がより好ましい。
【0014】上記のEVA系重合体としては、エチレン
含有率10〜60モル%、ケン化度95モル%以上であ
るものが好ましい。また、EVA系重合体の重合形態
は、ランダム、ブロック、グラフトのいずれであっても
よい。該EVA系重合体には、例えば、メタクリル酸、
ビニルクロライド、メチルメタクリレート、アクリロニ
トリルなどの共重合可能な重合性単量体が15モル%以
下の割合で共重合されていてもよい。
含有率10〜60モル%、ケン化度95モル%以上であ
るものが好ましい。また、EVA系重合体の重合形態
は、ランダム、ブロック、グラフトのいずれであっても
よい。該EVA系重合体には、例えば、メタクリル酸、
ビニルクロライド、メチルメタクリレート、アクリロニ
トリルなどの共重合可能な重合性単量体が15モル%以
下の割合で共重合されていてもよい。
【0015】製膜原液における溶媒としては、上記の高
分子を溶解する溶媒であれば特に限定されないが、例え
ば、ジメチルスルホキシド(DMSO)、N,N−ジメ
チルアセトアミド(DMAc)、N−メチルピロリドン
(NMP)などを挙げることができ、これらの溶媒を単
独で、または二種以上を混合して用いることができる。
EVA系重合体を膜素材となる高分子として用いる場合
には、膜性能を制御し易く、比較的毒性が低いDMSO
を用いるのが好ましい。
分子を溶解する溶媒であれば特に限定されないが、例え
ば、ジメチルスルホキシド(DMSO)、N,N−ジメ
チルアセトアミド(DMAc)、N−メチルピロリドン
(NMP)などを挙げることができ、これらの溶媒を単
独で、または二種以上を混合して用いることができる。
EVA系重合体を膜素材となる高分子として用いる場合
には、膜性能を制御し易く、比較的毒性が低いDMSO
を用いるのが好ましい。
【0016】また、製膜原液中の高分子の濃度は、5〜
50重量%の範囲内であるのが好ましく、10〜30重
量%の範囲内がより好ましい。この範囲を外れて濃度が
高くなりすぎると、得られる中空糸膜の物質透過性が下
がる場合がある。また、この範囲を外れて濃度が低くな
りすぎると、製膜原液の粘度が低くなって曳糸性に乏し
くなったり、得られる中空糸膜の機械的強度が低下する
ことがある。
50重量%の範囲内であるのが好ましく、10〜30重
量%の範囲内がより好ましい。この範囲を外れて濃度が
高くなりすぎると、得られる中空糸膜の物質透過性が下
がる場合がある。また、この範囲を外れて濃度が低くな
りすぎると、製膜原液の粘度が低くなって曳糸性に乏し
くなったり、得られる中空糸膜の機械的強度が低下する
ことがある。
【0017】上記の製膜原液には、相分離温度および粘
度を調整するために、必要に応じて添加剤を加えてもよ
い。添加剤としては、例えば、水;メタノール、エタノ
ール、グリセリン、エチレングリコール、ジエチレング
リコール等のアルコール類;アセトン、メチルエチルケ
トン等のケトン類;ポリエチレングリコール、キトサ
ン、キチン、デキストラン、ポリビニルピロリドン等の
高分子類;塩化リチウム、塩化ナトリウム、塩化カルシ
ウム、酢酸リチウム、硫酸ナトリウム、水酸化ナトリウ
ム等の塩類を挙げることができ、1種または2種以上を
用いることができる。これらのうちでも揮発性で、毒性
の心配がない水が好ましい。また、ポリスルホン系重合
体等の疎水性高分子を膜素材として用いる場合、膜全体
の親水性を高めるため、ポリエチレングリコール、ポリ
ビニルピロリドン等の親水性高分子を添加して使用する
のが好ましい。
度を調整するために、必要に応じて添加剤を加えてもよ
い。添加剤としては、例えば、水;メタノール、エタノ
ール、グリセリン、エチレングリコール、ジエチレング
リコール等のアルコール類;アセトン、メチルエチルケ
トン等のケトン類;ポリエチレングリコール、キトサ
ン、キチン、デキストラン、ポリビニルピロリドン等の
高分子類;塩化リチウム、塩化ナトリウム、塩化カルシ
ウム、酢酸リチウム、硫酸ナトリウム、水酸化ナトリウ
ム等の塩類を挙げることができ、1種または2種以上を
用いることができる。これらのうちでも揮発性で、毒性
の心配がない水が好ましい。また、ポリスルホン系重合
体等の疎水性高分子を膜素材として用いる場合、膜全体
の親水性を高めるため、ポリエチレングリコール、ポリ
ビニルピロリドン等の親水性高分子を添加して使用する
のが好ましい。
【0018】上記のようにして得られる製膜原液を、二
重環状ノズルの内部に後述する凝固液または非凝固性の
溶媒(製膜原液を凝固させない溶媒)等の中空形成剤を
注入しながら、二重環状ノズルから押し出し、必要に応
じて凝固液中に導入することにより製膜する。製膜原液
への凝固液の接触は、中空糸の内側のみ、外側のみ、両
側のいずれであってもよい。
重環状ノズルの内部に後述する凝固液または非凝固性の
溶媒(製膜原液を凝固させない溶媒)等の中空形成剤を
注入しながら、二重環状ノズルから押し出し、必要に応
じて凝固液中に導入することにより製膜する。製膜原液
への凝固液の接触は、中空糸の内側のみ、外側のみ、両
側のいずれであってもよい。
【0019】凝固液としては、膜素材となる高分子を凝
固させる作用を有し、かつ製膜原液の溶媒と混和性があ
るものであれば特に制限なく用いることができる。かか
る凝固液としては、通常、水性の媒体が使用され、例え
ば、水;DMSO、DMAc、NMP、アルコール等の
水溶性溶媒と水との混合物などを挙げることができる。
また、必要に応じて、塩化リチウム、塩化ナトリウム、
塩化カルシウム、酢酸リチウム、硫酸ナトリウム、水酸
化ナトリウム等の無機塩;ポリエチレングリコール、キ
トサン、キチン、デキストラン、ポリビニルピロリドン
等の高分子類を含有する水溶液などを使用することもで
きる。なお、製膜原液への凝固液の接触が中空糸の内側
のみの場合、中空糸の外側には窒素、空気等の気体また
はヘキサン等の非凝固性の溶媒などを用いることがで
き、該凝固液の接触が中空糸の外側のみの場合、中空糸
の内側にはヘキサン等の非凝固性の溶媒などを用いるこ
とができる。
固させる作用を有し、かつ製膜原液の溶媒と混和性があ
るものであれば特に制限なく用いることができる。かか
る凝固液としては、通常、水性の媒体が使用され、例え
ば、水;DMSO、DMAc、NMP、アルコール等の
水溶性溶媒と水との混合物などを挙げることができる。
また、必要に応じて、塩化リチウム、塩化ナトリウム、
塩化カルシウム、酢酸リチウム、硫酸ナトリウム、水酸
化ナトリウム等の無機塩;ポリエチレングリコール、キ
トサン、キチン、デキストラン、ポリビニルピロリドン
等の高分子類を含有する水溶液などを使用することもで
きる。なお、製膜原液への凝固液の接触が中空糸の内側
のみの場合、中空糸の外側には窒素、空気等の気体また
はヘキサン等の非凝固性の溶媒などを用いることがで
き、該凝固液の接触が中空糸の外側のみの場合、中空糸
の内側にはヘキサン等の非凝固性の溶媒などを用いるこ
とができる。
【0020】以上のようにして製膜した中空糸膜を、例
えば、水または温水などで洗浄した後、延伸、熱処理、
液置換等の処理を施すことにより、中空部に液体が存在
する湿潤中空糸膜を得た後、該湿潤中空糸膜を乾燥させ
て中空糸膜を製造する。
えば、水または温水などで洗浄した後、延伸、熱処理、
液置換等の処理を施すことにより、中空部に液体が存在
する湿潤中空糸膜を得た後、該湿潤中空糸膜を乾燥させ
て中空糸膜を製造する。
【0021】上記した液置換に用いる液体としては、有
機溶媒が好ましく、揮発性の水溶性有機溶媒がより好ま
しい。該有機溶媒としては、例えばメタノール、エタノ
ール、アミルアルコールなどの炭素数1〜5の低級脂肪
族アルコール類;アセトン、メチルエチルケトン、ジエ
チルケトンなどのケトン類を挙げることができ、これら
のうち1種または2種以上を用いることができる。EV
A中空糸膜を製造する際には、膜性能を維持しつつ大き
な乾燥速度が得られるアセトンを用いて液置換を行うの
が好ましい。
機溶媒が好ましく、揮発性の水溶性有機溶媒がより好ま
しい。該有機溶媒としては、例えばメタノール、エタノ
ール、アミルアルコールなどの炭素数1〜5の低級脂肪
族アルコール類;アセトン、メチルエチルケトン、ジエ
チルケトンなどのケトン類を挙げることができ、これら
のうち1種または2種以上を用いることができる。EV
A中空糸膜を製造する際には、膜性能を維持しつつ大き
な乾燥速度が得られるアセトンを用いて液置換を行うの
が好ましい。
【0022】本発明では、中空部に液体が存在する湿潤
中空糸膜を乾燥するが、その際に、乾燥工程内の気体
が、下記式(I)と式(II)の少なくとも一方を満足し
ていることが必要である。
中空糸膜を乾燥するが、その際に、乾燥工程内の気体
が、下記式(I)と式(II)の少なくとも一方を満足し
ていることが必要である。
【0023】A≦0.3モル% (I)
[式中、Aは乾燥工程内の気体中の水蒸気濃度(モル
%)を表す。]
%)を表す。]
【0024】B≦15モル% (II)
[式中、Bは乾燥工程内の気体中の有機溶媒蒸気濃度
(モル%)を表す。]
(モル%)を表す。]
【0025】乾燥工程内の気体が上記式(I)を満足す
る条件下で湿潤中空糸膜を乾燥することにより、中空糸
膜のつぶれ、膠着および膜性能の低下を抑制することが
できる。乾燥工程内の気体中の水蒸気濃度(A)の低下
は、特に、中空糸膜のつぶれ、膠着の抑制に効果的であ
る。さらに、水蒸気濃度(A)は、0.1モル%以下で
あるのが好ましく、0.06モル%以下であるのがより
好ましく、0.03モル%以下であるのが特に好まし
い。なお、気体中の水蒸気濃度(A)は、ガスクロマト
グラフィー法で測定することができる。
る条件下で湿潤中空糸膜を乾燥することにより、中空糸
膜のつぶれ、膠着および膜性能の低下を抑制することが
できる。乾燥工程内の気体中の水蒸気濃度(A)の低下
は、特に、中空糸膜のつぶれ、膠着の抑制に効果的であ
る。さらに、水蒸気濃度(A)は、0.1モル%以下で
あるのが好ましく、0.06モル%以下であるのがより
好ましく、0.03モル%以下であるのが特に好まし
い。なお、気体中の水蒸気濃度(A)は、ガスクロマト
グラフィー法で測定することができる。
【0026】また、乾燥工程内の気体が上記式(II)を
満足する条件下で湿潤中空糸膜を乾燥することにより、
中空糸膜のつぶれ、膠着および膜性能の低下を抑制する
ことができる。乾燥工程内の気体中の有機溶媒蒸気濃度
(B)の低下は、特に、中空糸膜のつぶれ、膜性能の低
下の抑制に効果的である。さらに、有機溶媒蒸気濃度
(B)は、10モル%以下であるのが好ましく、5モル
%以下であるのがより好ましく、1モル%以下であるの
が特に好ましい。有機溶媒蒸気濃度(B)とは、乾燥工
程前の液置換や、その他の製造工程で用いられた有機溶
媒の蒸気濃度のことであり、特に、乾燥工程前の液置換
に用いられた水溶性有機溶媒の蒸気濃度を低下させるの
が好ましく、水溶性有機溶媒のなかでもアセトンの蒸気
濃度を低下させるのがより好ましい。なお、気体中の有
機溶媒蒸気濃度(B)は、ガスクロマトグラフィー法で
測定することができる。
満足する条件下で湿潤中空糸膜を乾燥することにより、
中空糸膜のつぶれ、膠着および膜性能の低下を抑制する
ことができる。乾燥工程内の気体中の有機溶媒蒸気濃度
(B)の低下は、特に、中空糸膜のつぶれ、膜性能の低
下の抑制に効果的である。さらに、有機溶媒蒸気濃度
(B)は、10モル%以下であるのが好ましく、5モル
%以下であるのがより好ましく、1モル%以下であるの
が特に好ましい。有機溶媒蒸気濃度(B)とは、乾燥工
程前の液置換や、その他の製造工程で用いられた有機溶
媒の蒸気濃度のことであり、特に、乾燥工程前の液置換
に用いられた水溶性有機溶媒の蒸気濃度を低下させるの
が好ましく、水溶性有機溶媒のなかでもアセトンの蒸気
濃度を低下させるのがより好ましい。なお、気体中の有
機溶媒蒸気濃度(B)は、ガスクロマトグラフィー法で
測定することができる。
【0027】より効果的に中空糸膜のつぶれ、膠着、膜
性能の低下を抑制する観点から、乾燥工程内の気体が上
記式(I)および式(II)の両方を満足する条件下で乾
燥するのが特に好ましい。
性能の低下を抑制する観点から、乾燥工程内の気体が上
記式(I)および式(II)の両方を満足する条件下で乾
燥するのが特に好ましい。
【0028】湿潤中空糸膜の乾燥は、乾燥工程内の気体
が上記式(I)および/または式(II)を満足する条件
下に行われるのであれば特に制限されない。乾燥工程内
の気体中の水蒸気および/または有機溶媒蒸気の濃度を
調整する方法としては、例えば、水蒸気や有機溶媒蒸気
を実質的に含有しない気体を乾燥工程内に導入する方
法、乾燥工程内の気体を乾燥工程外に吸引して工程内を
減圧する方法等を挙げることができ、これらのなかでも
水蒸気や有機溶媒蒸気を実質的に含有しない気体を乾燥
工程内に導入する方法が好ましい。乾燥工程内に導入す
る気体としては、例えば、窒素、空気、ヘリウム、アル
ゴン等を挙げることができ、経済性の観点から、空気、
窒素が好ましく、安全性の観点から、窒素がより好まし
い。これらの気体を使用する際には、シリカゲル等の乾
燥剤中を通過させる方法、圧縮して冷却する方法、窒素
については液体窒素を蒸発させる方法、PSA法等の方
法によって得られた水蒸気等の濃度が極めて低い気体を
用いるのが好ましい。
が上記式(I)および/または式(II)を満足する条件
下に行われるのであれば特に制限されない。乾燥工程内
の気体中の水蒸気および/または有機溶媒蒸気の濃度を
調整する方法としては、例えば、水蒸気や有機溶媒蒸気
を実質的に含有しない気体を乾燥工程内に導入する方
法、乾燥工程内の気体を乾燥工程外に吸引して工程内を
減圧する方法等を挙げることができ、これらのなかでも
水蒸気や有機溶媒蒸気を実質的に含有しない気体を乾燥
工程内に導入する方法が好ましい。乾燥工程内に導入す
る気体としては、例えば、窒素、空気、ヘリウム、アル
ゴン等を挙げることができ、経済性の観点から、空気、
窒素が好ましく、安全性の観点から、窒素がより好まし
い。これらの気体を使用する際には、シリカゲル等の乾
燥剤中を通過させる方法、圧縮して冷却する方法、窒素
については液体窒素を蒸発させる方法、PSA法等の方
法によって得られた水蒸気等の濃度が極めて低い気体を
用いるのが好ましい。
【0029】乾燥工程内の温度としては、90℃以下が
好ましく、20〜40℃の範囲内がより好ましく、20
〜30℃の範囲内が特に好ましい。また、加熱方式とし
ては、対流、伝熱、輻射のいずれの方式でも採用するこ
とができる。
好ましく、20〜40℃の範囲内がより好ましく、20
〜30℃の範囲内が特に好ましい。また、加熱方式とし
ては、対流、伝熱、輻射のいずれの方式でも採用するこ
とができる。
【0030】本発明により得られる中空糸膜の膜厚とし
ては、3〜2000μmの範囲内であるのが好ましく、
10〜1000μmの範囲内であるのがより好ましい。
また該中空糸膜の内径は、20〜3000μmの範囲内
であるのが好ましく、100〜1000μmの範囲内で
あるのがより好ましい。
ては、3〜2000μmの範囲内であるのが好ましく、
10〜1000μmの範囲内であるのがより好ましい。
また該中空糸膜の内径は、20〜3000μmの範囲内
であるのが好ましく、100〜1000μmの範囲内で
あるのがより好ましい。
【0031】また、本発明により得られる中空糸膜の空
孔率としては、50〜90%の範囲内であるのが好まし
く、60〜85%の範囲内がより好ましい。空孔率が5
0%より低いと透過性が低下し、90%より高いと機械
的強度が低下する傾向がある。なお、ここでいう空孔率
は、下式により求められるものである。
孔率としては、50〜90%の範囲内であるのが好まし
く、60〜85%の範囲内がより好ましい。空孔率が5
0%より低いと透過性が低下し、90%より高いと機械
的強度が低下する傾向がある。なお、ここでいう空孔率
は、下式により求められるものである。
【0032】空孔率(%)={(WW−WD)/ρW}
/{WD/ρE+(WW−WD)/ρ W}×100 [式中、WWは含水膜の重量、WDは乾燥膜の重量、ρ
Wは水の比重、ρEは中空糸膜を構成する高分子の比重
を表す。]
/{WD/ρE+(WW−WD)/ρ W}×100 [式中、WWは含水膜の重量、WDは乾燥膜の重量、ρ
Wは水の比重、ρEは中空糸膜を構成する高分子の比重
を表す。]
【0033】乾燥後の中空糸膜は、公知の方法により適
宜モジュールに組み込まれ、例えば、血液透析、血漿分
離等の医療用途、排水処理等の工業用途などの各種用途
に使用することができる。
宜モジュールに組み込まれ、例えば、血液透析、血漿分
離等の医療用途、排水処理等の工業用途などの各種用途
に使用することができる。
【0034】
【実施例】以下、本発明について、実施例を挙げてさら
に具体的に説明する。実施例では、血液透析膜の製造方
法について例示するが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。なお、つぶれ、膠着、β2−ミクログロブリ
ン(以下、「β2−MG」と略称する場合がある)クリ
アランスは、下記の方法で評価した。
に具体的に説明する。実施例では、血液透析膜の製造方
法について例示するが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。なお、つぶれ、膠着、β2−ミクログロブリ
ン(以下、「β2−MG」と略称する場合がある)クリ
アランスは、下記の方法で評価した。
【0035】(i)つぶれ:中空糸膜をカミソリで切断
し、断面の形状を光学顕微鏡で観察した。
し、断面の形状を光学顕微鏡で観察した。
【0036】(ii)膠着:中空糸膜同士の接着状態を目
視で観察した。
視で観察した。
【0037】(iii)β2−MGクリアランス:ダイア
ライザー性能評価基準(佐藤威他:各種の血液浄化法の
機能と適応−血液浄化器の性能評価法と機能分類、透析
会誌29(8):1231〜1245頁、1996年発
行)に従い、牛血系(濾過流量QF’=10mL/mi
n/m2)で測定した。膜面積は1.6m2とした。
ライザー性能評価基準(佐藤威他:各種の血液浄化法の
機能と適応−血液浄化器の性能評価法と機能分類、透析
会誌29(8):1231〜1245頁、1996年発
行)に従い、牛血系(濾過流量QF’=10mL/mi
n/m2)で測定した。膜面積は1.6m2とした。
【0038】実施例1〜7
エチレン含量47モル%、ケン化度99モル%のEVA
系重合体15重量部、DMSO78重量部、水5重量
部、酢酸リチウム2重量部を加熱溶解して製膜原液を得
た。二重環状ノズルの内部に水を注入しながら、二重環
状ノズルから製膜原液を押し出し、空気中を通過させて
水浴中に導入することにより製膜した。常法に従い、水
洗、湿熱処理を行った後、アセトン浴中を通過させて十
分にアセトン置換した。得られた湿潤中空糸膜(中空部
にアセトン溶液が存在)を糸速度30m/minで乾燥
した。乾燥工程内に、液体窒素を蒸発させて得た窒素を
適当量導入することにより、乾燥工程内の気体中の水蒸
気濃度および有機溶媒蒸気濃度(アセトン濃度)を下記
の表1に示した濃度となるように調整して乾燥すること
により、中空糸膜を製造した。乾燥工程での中空糸膜の
つぶれ、膠着、得られた中空糸膜のβ2−MGクリアラ
ンスの評価結果を下記の表1に示す。
系重合体15重量部、DMSO78重量部、水5重量
部、酢酸リチウム2重量部を加熱溶解して製膜原液を得
た。二重環状ノズルの内部に水を注入しながら、二重環
状ノズルから製膜原液を押し出し、空気中を通過させて
水浴中に導入することにより製膜した。常法に従い、水
洗、湿熱処理を行った後、アセトン浴中を通過させて十
分にアセトン置換した。得られた湿潤中空糸膜(中空部
にアセトン溶液が存在)を糸速度30m/minで乾燥
した。乾燥工程内に、液体窒素を蒸発させて得た窒素を
適当量導入することにより、乾燥工程内の気体中の水蒸
気濃度および有機溶媒蒸気濃度(アセトン濃度)を下記
の表1に示した濃度となるように調整して乾燥すること
により、中空糸膜を製造した。乾燥工程での中空糸膜の
つぶれ、膠着、得られた中空糸膜のβ2−MGクリアラ
ンスの評価結果を下記の表1に示す。
【0039】比較例1
乾燥工程内の気体中の水蒸気濃度を3モル%、有機溶媒
蒸気濃度(アセトン濃度)を24モル%とした以外は、
実施例1〜7と同様にして中空糸膜を製造した。乾燥工
程での中空糸膜のつぶれ、膠着、得られた中空糸膜のβ
2−MGクリアランスの評価結果を下記の表1に示す。
蒸気濃度(アセトン濃度)を24モル%とした以外は、
実施例1〜7と同様にして中空糸膜を製造した。乾燥工
程での中空糸膜のつぶれ、膠着、得られた中空糸膜のβ
2−MGクリアランスの評価結果を下記の表1に示す。
【0040】実施例8
ポリスルホン(アモコ社製、UDEL P−1700)
17重量部、分子量600のポリエチレングリコール2
0.4重量部、ポリビニルピロリドン(BASF社製、
K−90)1重量部、DMAc61.6重量部を加熱溶
解して製膜原液を得た。二重環状ノズルの内部に50重
量%DMAc水溶液を注入しながら、二重環状ノズルか
ら製膜原液を押し出し、空気中を通過させて水浴中に導
入することにより製膜した。常法に従い、水洗、湿熱処
理を行った後、エタノール浴中を通過させて十分にエタ
ノール置換した。得られた湿潤中空糸膜(中空部にエタ
ノール溶液が存在)を糸速度30m/minで乾燥し
た。乾燥工程内に、圧縮し冷却して水蒸気濃度を低下さ
せた空気を導入することにより、乾燥工程内の気体中の
水蒸気濃度を0.02モル%、有機溶媒蒸気濃度(エタ
ノール濃度)を0.6モル%となるように調整して乾燥
することにより中空糸膜を製造した。乾燥工程での中空
糸膜のつぶれ、膠着、得られた中空糸膜のβ2−MGク
リアランスの評価結果を下記の表1に示す。
17重量部、分子量600のポリエチレングリコール2
0.4重量部、ポリビニルピロリドン(BASF社製、
K−90)1重量部、DMAc61.6重量部を加熱溶
解して製膜原液を得た。二重環状ノズルの内部に50重
量%DMAc水溶液を注入しながら、二重環状ノズルか
ら製膜原液を押し出し、空気中を通過させて水浴中に導
入することにより製膜した。常法に従い、水洗、湿熱処
理を行った後、エタノール浴中を通過させて十分にエタ
ノール置換した。得られた湿潤中空糸膜(中空部にエタ
ノール溶液が存在)を糸速度30m/minで乾燥し
た。乾燥工程内に、圧縮し冷却して水蒸気濃度を低下さ
せた空気を導入することにより、乾燥工程内の気体中の
水蒸気濃度を0.02モル%、有機溶媒蒸気濃度(エタ
ノール濃度)を0.6モル%となるように調整して乾燥
することにより中空糸膜を製造した。乾燥工程での中空
糸膜のつぶれ、膠着、得られた中空糸膜のβ2−MGク
リアランスの評価結果を下記の表1に示す。
【0041】比較例2
乾燥工程内の気体中の水蒸気濃度を1.2モル%、有機
溶媒蒸気濃度(エタノール濃度)を18モル%とした以
外は、実施例8と同様にして中空糸膜を製造した。乾燥
工程での中空糸膜のつぶれ、膠着、得られた中空糸膜の
β2−MGクリアランスの評価結果を下記の表1に示
す。
溶媒蒸気濃度(エタノール濃度)を18モル%とした以
外は、実施例8と同様にして中空糸膜を製造した。乾燥
工程での中空糸膜のつぶれ、膠着、得られた中空糸膜の
β2−MGクリアランスの評価結果を下記の表1に示
す。
【0042】
【表1】
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、中空糸膜の高性能化に
よる膜強度の低下や糸速度の高速化に伴う、乾燥工程に
おける中空糸膜のつぶれ、膠着および膜性能の低下を抑
制することができ、高品質の中空糸膜を効率よく製造す
ることが可能な中空糸膜の製造方法が提供される。
よる膜強度の低下や糸速度の高速化に伴う、乾燥工程に
おける中空糸膜のつぶれ、膠着および膜性能の低下を抑
制することができ、高品質の中空糸膜を効率よく製造す
ることが可能な中空糸膜の製造方法が提供される。
フロントページの続き
(72)発明者 中田 国彦
岡山県倉敷市酒津1621番地 株式会社クラ
レ内
Fターム(参考) 4D006 HA01 MA01 MA24 MA31 MA33
MC22 MC22X MC32 MC32X
MC62 MC62X MC81 MC82
MC83 NA04 NA10 NA17 NA64
NA75 PA01 PB09 PC41 PC47
4L035 AA04 BB04 BB06 DD03 EE20
Claims (7)
- 【請求項1】 高分子および溶媒からなる製膜原液を製
膜して中空部に液体が存在する湿潤中空糸膜を得、該湿
潤中空糸膜を乾燥する中空糸膜の製造方法であって、乾
燥工程内の気体が下記式(I)を満足することを特徴と
する中空糸膜の製造方法。 A≦0.3モル% (I) [式中、Aは乾燥工程内の気体中の水蒸気濃度(モル
%)を表す。] - 【請求項2】 高分子および溶媒からなる製膜原液を製
膜して中空部に液体が存在する湿潤中空糸膜を得、該湿
潤中空糸膜を乾燥する中空糸膜の製造方法であって、乾
燥工程内の気体が下記式(II)を満足することを特徴と
する中空糸膜の製造方法。 B≦15モル% (II) [式中、Bは乾燥工程内の気体中の有機溶媒蒸気濃度
(モル%)を表す。] - 【請求項3】 高分子および溶媒からなる製膜原液を製
膜して中空部に液体が存在する湿潤中空糸膜を得、該湿
潤中空糸膜を乾燥する中空糸膜の製造方法であって、乾
燥工程内の気体が下記式(I)および式(II)を満足す
ることを特徴とする中空糸膜の製造方法。 A≦0.3モル% (I) B≦15モル% (II) [式中、Aは乾燥工程内の気体中の水蒸気濃度(モル
%)、Bは乾燥工程内の気体中の有機溶媒蒸気濃度(モ
ル%)を表す。] - 【請求項4】 Bが乾燥工程内の気体中の水溶性有機溶
媒蒸気濃度(モル%)を表している請求項2または3の
中空糸膜の製造方法。 - 【請求項5】 Bが乾燥工程内の気体中のアセトン蒸気
濃度(モル%)を表している請求項2または3の中空糸
膜の製造方法。 - 【請求項6】 高分子が親水性高分子であることを特徴
とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の中空糸膜の
製造方法。 - 【請求項7】 高分子がエチレン−ビニルアルコール系
重合体であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
1項に記載の中空糸膜の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002120811A JP2003010654A (ja) | 2001-04-24 | 2002-04-23 | 中空糸膜の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001-125716 | 2001-04-24 | ||
| JP2001125716 | 2001-04-24 | ||
| JP2002120811A JP2003010654A (ja) | 2001-04-24 | 2002-04-23 | 中空糸膜の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003010654A true JP2003010654A (ja) | 2003-01-14 |
Family
ID=26614077
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002120811A Pending JP2003010654A (ja) | 2001-04-24 | 2002-04-23 | 中空糸膜の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003010654A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011056458A (ja) * | 2009-09-14 | 2011-03-24 | Toyobo Co Ltd | 中空糸膜の製造方法 |
| WO2011065469A1 (ja) | 2009-11-30 | 2011-06-03 | 味の素株式会社 | L-システイン生産菌及びl-システインの製造法 |
| EP2345667A2 (en) | 2010-01-15 | 2011-07-20 | Ajinomoto Co., Inc. | A method for producing an L-amino acid using a bacterium of the enterobacteriaceae family |
| WO2012036151A1 (ja) | 2010-09-14 | 2012-03-22 | 味の素株式会社 | 含硫アミノ酸生産菌及び含硫アミノ酸の製造法 |
| WO2012074222A3 (ko) * | 2010-12-01 | 2012-08-23 | 엘지전자 주식회사 | 셀룰로오스계 수지를 이용한 수처리용 중공사막의 제조방법 |
| WO2012114802A1 (ja) | 2011-02-22 | 2012-08-30 | 味の素株式会社 | L-システイン生産菌及びl-システインの製造法 |
| WO2012137689A1 (ja) | 2011-04-01 | 2012-10-11 | 味の素株式会社 | L-システインの製造法 |
| WO2017126612A1 (ja) * | 2016-01-19 | 2017-07-27 | 株式会社クラレ | 半透膜及びその製造方法 |
| WO2018167280A1 (de) | 2017-03-17 | 2018-09-20 | Fresenius Medical Care Deutschland Gmbh | Hohlfasermembran mit verbesserten diffusionseigenschaften |
-
2002
- 2002-04-23 JP JP2002120811A patent/JP2003010654A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2011056458A (ja) * | 2009-09-14 | 2011-03-24 | Toyobo Co Ltd | 中空糸膜の製造方法 |
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| WO2012074222A3 (ko) * | 2010-12-01 | 2012-08-23 | 엘지전자 주식회사 | 셀룰로오스계 수지를 이용한 수처리용 중공사막의 제조방법 |
| WO2012114802A1 (ja) | 2011-02-22 | 2012-08-30 | 味の素株式会社 | L-システイン生産菌及びl-システインの製造法 |
| WO2012137689A1 (ja) | 2011-04-01 | 2012-10-11 | 味の素株式会社 | L-システインの製造法 |
| WO2017126612A1 (ja) * | 2016-01-19 | 2017-07-27 | 株式会社クラレ | 半透膜及びその製造方法 |
| US11058795B2 (en) | 2016-01-19 | 2021-07-13 | Kuraray Co., Ltd. | Semipermeable membrane and method of manufacturing the same |
| WO2018167280A1 (de) | 2017-03-17 | 2018-09-20 | Fresenius Medical Care Deutschland Gmbh | Hohlfasermembran mit verbesserten diffusionseigenschaften |
| US11628407B2 (en) | 2017-03-17 | 2023-04-18 | Fresenius Medical Care Deutschland Gmbh | Hollow fiber membrane having improved diffusion properties |
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