JP2003096398A - 塗膜形成方法 - Google Patents
塗膜形成方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 調色作業が簡単な粉体調色方法、すなわち2
種以上の色相の異なる熱硬化性粉体塗料を用いて、目視
上均一な色相を有する塗膜を形成することができ、かつ
塗装作業性にも優れる熱硬化性粉体塗料組成物の塗膜形
成方法を提供すること。 【解決手段】 熱硬化性樹脂(B)と硬化剤(C)、着
色剤(D)、有機溶剤(E)とを含んでなる粉体塗料原
料溶液を噴霧乾燥させて得られた、色相の異なる2種以
上の熱硬化性粉体塗料(A)を乾式混合して得られた熱
硬化性粉体塗料組成物を用いて、被塗物上に塗膜を形成
する塗膜形成方法。
種以上の色相の異なる熱硬化性粉体塗料を用いて、目視
上均一な色相を有する塗膜を形成することができ、かつ
塗装作業性にも優れる熱硬化性粉体塗料組成物の塗膜形
成方法を提供すること。 【解決手段】 熱硬化性樹脂(B)と硬化剤(C)、着
色剤(D)、有機溶剤(E)とを含んでなる粉体塗料原
料溶液を噴霧乾燥させて得られた、色相の異なる2種以
上の熱硬化性粉体塗料(A)を乾式混合して得られた熱
硬化性粉体塗料組成物を用いて、被塗物上に塗膜を形成
する塗膜形成方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規にして有用な
る熱硬化性粉体塗料を用いた塗膜形成方法に関する。さ
らに詳細には、本発明は、2種以上の色相の異なる熱硬
化性粉体塗料を含有する熱硬化性粉体塗料組成物を用い
た塗膜形成方法に関する。
る熱硬化性粉体塗料を用いた塗膜形成方法に関する。さ
らに詳細には、本発明は、2種以上の色相の異なる熱硬
化性粉体塗料を含有する熱硬化性粉体塗料組成物を用い
た塗膜形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】粉体塗料は、塗装時に有機溶剤を大気中
に揮散することのない、環境調和型塗料として金属塗装
全般に広く使用されている。なかでも、熱硬化性粉体塗
料はその優れた塗膜性能が認められ各種の用途に適用さ
れてきている。
に揮散することのない、環境調和型塗料として金属塗装
全般に広く使用されている。なかでも、熱硬化性粉体塗
料はその優れた塗膜性能が認められ各種の用途に適用さ
れてきている。
【0003】熱硬化性粉体塗料は、一般に樹脂、硬化
剤、顔料、添加剤などの原料を混合した後、溶融混練
し、その後、冷却、粉砕、分級を経て製造されている。
この様にして製造された、粉体塗料は、その製造工程か
ら、小粒径化しようとすると、その粒径分布が広くな
り、その形状も不均一なものとなってしまうため塗膜形
成時に流動性が不均一になることから、色相の異なる2
種類以上の熱硬化性粉体塗料を乾式混合した粉体塗料組
成物を用いて塗装しても、目視上均一な色相を有する塗
膜を形成することができなかった。また、塗装作業性が
著しく低下する問題点を有していた。
剤、顔料、添加剤などの原料を混合した後、溶融混練
し、その後、冷却、粉砕、分級を経て製造されている。
この様にして製造された、粉体塗料は、その製造工程か
ら、小粒径化しようとすると、その粒径分布が広くな
り、その形状も不均一なものとなってしまうため塗膜形
成時に流動性が不均一になることから、色相の異なる2
種類以上の熱硬化性粉体塗料を乾式混合した粉体塗料組
成物を用いて塗装しても、目視上均一な色相を有する塗
膜を形成することができなかった。また、塗装作業性が
著しく低下する問題点を有していた。
【0004】したがって、熱硬化性粉体塗料を用いて所
望の色相の塗膜を形成するためには、粉体塗料の原料で
ある樹脂、硬化剤、添加剤などに加えて、所望の色相を
出すため数色の顔料を混合した後、溶融混練し、その
後、冷却、粉砕、分級することにより製造せざるを得
ず、要求される色相毎に粉体塗料を用意することが必要
となり、その品揃えは膨大な数になっているのが、実状
である。
望の色相の塗膜を形成するためには、粉体塗料の原料で
ある樹脂、硬化剤、添加剤などに加えて、所望の色相を
出すため数色の顔料を混合した後、溶融混練し、その
後、冷却、粉砕、分級することにより製造せざるを得
ず、要求される色相毎に粉体塗料を用意することが必要
となり、その品揃えは膨大な数になっているのが、実状
である。
【0005】そのため、特表平4−504431号広報
には、好ましくは10μm以下の数種の着色粉体を混合
した後、凝集させて15〜75μmの粒子に複合化させ
る方法が開示されている。また、特開平7−18858
6号公報には、平均粒子径10μm以下の原色粉体塗料
を2種類以上乾式混合することで調色を行い、30〜5
0μmまで造粒する方法や、特開2001−19905
号公報には90%粒子径が20μm以下でかつ、単独で
形成された塗膜間の△L値が30以下であり、△E値が
43以下である2種以上の粉体塗料を用いる方法などが
開示されている。
には、好ましくは10μm以下の数種の着色粉体を混合
した後、凝集させて15〜75μmの粒子に複合化させ
る方法が開示されている。また、特開平7−18858
6号公報には、平均粒子径10μm以下の原色粉体塗料
を2種類以上乾式混合することで調色を行い、30〜5
0μmまで造粒する方法や、特開2001−19905
号公報には90%粒子径が20μm以下でかつ、単独で
形成された塗膜間の△L値が30以下であり、△E値が
43以下である2種以上の粉体塗料を用いる方法などが
開示されている。
【0006】しかしながら、これらの方法を用いても、
20μm以下の小粒子径化の影響で塗装作業性が著しく
低下することや、色相によっては均一な色相を有する塗
膜を得る事は困難であった。
20μm以下の小粒子径化の影響で塗装作業性が著しく
低下することや、色相によっては均一な色相を有する塗
膜を得る事は困難であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上述の
従来技術における種々の問題点などを解決し、実用性の
高い熱硬化性粉体塗料の塗装方法を得るべく鋭意研究を
開始した。本発明が解決しようとする課題は、調色作業
が簡単な粉体調色方法、言い換えれば、2種以上の色相
の異なる熱硬化性粉体塗料を用いて、目視上均一な色相
を有する塗膜を形成することができ、かつ塗装作業性に
も優れる熱硬化性粉体塗料組成物の塗膜形成方法を提供
することにある。
従来技術における種々の問題点などを解決し、実用性の
高い熱硬化性粉体塗料の塗装方法を得るべく鋭意研究を
開始した。本発明が解決しようとする課題は、調色作業
が簡単な粉体調色方法、言い換えれば、2種以上の色相
の異なる熱硬化性粉体塗料を用いて、目視上均一な色相
を有する塗膜を形成することができ、かつ塗装作業性に
も優れる熱硬化性粉体塗料組成物の塗膜形成方法を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述した
課題を解決するべく、鋭意、研究を重ねた結果、熱硬化
性樹脂(B)と硬化剤(C)、着色剤(D)、有機溶剤
(E)とを必須の構成成分として含んでなる粉体塗料原
料溶液を、噴霧乾燥させて得られる2種以上の色相の異
なる熱硬化性粉体塗料(A)を乾式混合して得られる粉
体塗料組成物であって、熱硬化性粉体塗料の体積平均粒
径が1〜20μmで、その粒径分布の標準偏差が20以
下であり、平均円形度が0.9〜1.0である熱硬化性
粉体塗料組成物を用いて形成される塗膜が、塗膜外観及
び塗装作業性に特段に優れ、しかも目視上均一な色相を
有する塗膜を形成することができること等を見出し、こ
こに本発明を完成させるに至った。
課題を解決するべく、鋭意、研究を重ねた結果、熱硬化
性樹脂(B)と硬化剤(C)、着色剤(D)、有機溶剤
(E)とを必須の構成成分として含んでなる粉体塗料原
料溶液を、噴霧乾燥させて得られる2種以上の色相の異
なる熱硬化性粉体塗料(A)を乾式混合して得られる粉
体塗料組成物であって、熱硬化性粉体塗料の体積平均粒
径が1〜20μmで、その粒径分布の標準偏差が20以
下であり、平均円形度が0.9〜1.0である熱硬化性
粉体塗料組成物を用いて形成される塗膜が、塗膜外観及
び塗装作業性に特段に優れ、しかも目視上均一な色相を
有する塗膜を形成することができること等を見出し、こ
こに本発明を完成させるに至った。
【0009】すなわち本発明は、色相の異なる2種以上
の熱硬化性粉体塗料(A)を乾式混合して得られた熱硬
化性粉体塗料組成物を用いて、被塗物上に塗膜を形成す
る塗膜形成方法であって、該熱硬化性粉体塗料(A)
が、熱硬化性樹脂(B)と硬化剤(C)、着色剤
(D)、有機溶剤(E)とを必須の構成成分として含ん
でなる粉体塗料原料溶液を、噴霧乾燥させて得られたも
のであることを特徴とする塗膜形成方法、を提供するも
のである。
の熱硬化性粉体塗料(A)を乾式混合して得られた熱硬
化性粉体塗料組成物を用いて、被塗物上に塗膜を形成す
る塗膜形成方法であって、該熱硬化性粉体塗料(A)
が、熱硬化性樹脂(B)と硬化剤(C)、着色剤
(D)、有機溶剤(E)とを必須の構成成分として含ん
でなる粉体塗料原料溶液を、噴霧乾燥させて得られたも
のであることを特徴とする塗膜形成方法、を提供するも
のである。
【発明の実施の形態】以下に、本発明の詳細を具体的に
述べることにする。本発明の粉体塗料の粒径は体積平均
粒径が1〜20μmであることが好ましい。薄膜時の色
相均一性を考慮すればより好ましくは15μm以下であ
る。上記の平均粒径は体積平均メディアン径を意味し、
例えば、島津製作所製のレーザー回折式粒度測定装置
(SALD―2000)で測定することができる。ま
た、粒子径の分布として標準偏差は20以下が好まし
く、より好ましくは15以下である。標準偏差値が小さ
くなる程、色相均一性が高まる。
述べることにする。本発明の粉体塗料の粒径は体積平均
粒径が1〜20μmであることが好ましい。薄膜時の色
相均一性を考慮すればより好ましくは15μm以下であ
る。上記の平均粒径は体積平均メディアン径を意味し、
例えば、島津製作所製のレーザー回折式粒度測定装置
(SALD―2000)で測定することができる。ま
た、粒子径の分布として標準偏差は20以下が好まし
く、より好ましくは15以下である。標準偏差値が小さ
くなる程、色相均一性が高まる。
【0010】ここでいう標準偏差とは、標準偏差Sは粒
径測定装置で得られたデータを用いて次式で求めること
ができる。
径測定装置で得られたデータを用いて次式で求めること
ができる。
【0011】S=〔Σ{(D-X)2F}/ΣF〕1/2
【0012】式中、Sは粒径分布標準偏差を示し、Dは
個々の粒子の粒径、Xは体積平均粒径、Fは粒子の頻度
である。
個々の粒子の粒径、Xは体積平均粒径、Fは粒子の頻度
である。
【0013】また、本発明の粉体塗料は本質的に球状で
あり、その平均円形度は0.9以上であることが必要で
ある。特定平均粒径でかつ特定範囲の粒径分布を有する
球状の粉体塗料を用いることにより、色相均一性が著し
く向上すると共に塗装作業性が著しく改善される。この
観点から、好ましくは円形度0.9以上の粒子が頻度5
0%以上、より好ましくは頻度70%以上であることが
好適である。
あり、その平均円形度は0.9以上であることが必要で
ある。特定平均粒径でかつ特定範囲の粒径分布を有する
球状の粉体塗料を用いることにより、色相均一性が著し
く向上すると共に塗装作業性が著しく改善される。この
観点から、好ましくは円形度0.9以上の粒子が頻度5
0%以上、より好ましくは頻度70%以上であることが
好適である。
【0014】ここでいう円形度及び平均円形度とは、粒
子表面の凹凸状態を表す粒子形状指数のひとつであり、
次式のように表される。
子表面の凹凸状態を表す粒子形状指数のひとつであり、
次式のように表される。
【0015】円形度=(粒子投影面積と同じ面積の円の
周長)/(粒子投影像の周長)
周長)/(粒子投影像の周長)
【0016】したがって、円形度は粒子像が真円であれ
ば1となり、粒子像が真円から逸脱し、細長い形状ある
いはデコボコしているほど小さい値となる。平均円形度
は各粒子の円形度を全て足し合わせた値を、全粒子数で
割算することにより求められる。上記粉体塗料の形状及
び平均円形度は、フロー式粒子像分析装置(FPIA−
1000、東亜医用電子(株)製)により測定すること
ができる。また、走査型電子顕微鏡によっても、粉体塗
料の形状を確認することができる。
ば1となり、粒子像が真円から逸脱し、細長い形状ある
いはデコボコしているほど小さい値となる。平均円形度
は各粒子の円形度を全て足し合わせた値を、全粒子数で
割算することにより求められる。上記粉体塗料の形状及
び平均円形度は、フロー式粒子像分析装置(FPIA−
1000、東亜医用電子(株)製)により測定すること
ができる。また、走査型電子顕微鏡によっても、粉体塗
料の形状を確認することができる。
【0017】次に噴霧乾燥について説明する。本発明の
粉体塗料は、熱硬化性樹脂(B)と硬化剤(C)、着色
剤(D)、有機溶剤(E)とを必須の構成成分として含
んでなる粉体塗料原料溶液(以下、粉体塗料原料溶液と
記述する。)の噴霧乾燥により得られる。噴霧乾燥に用
いる装置は、噴霧された粉体塗料原料溶液から有機溶剤
を除去することのできるものであればよく、例えば噴霧
された粉体塗料原料溶液を熱源ガスと接触させて有機溶
剤を揮発させる噴霧乾燥装置などが使用できる。有機溶
剤を揮発させることから、装置は防爆仕様であることが
望ましい。また、噴霧された粉体塗料原料溶液を乾燥さ
せるために使用される、熱源ガス中の溶剤の蒸気含有量
を低く保つという観点からは、溶剤回収装置を備えるこ
とが望ましい。
粉体塗料は、熱硬化性樹脂(B)と硬化剤(C)、着色
剤(D)、有機溶剤(E)とを必須の構成成分として含
んでなる粉体塗料原料溶液(以下、粉体塗料原料溶液と
記述する。)の噴霧乾燥により得られる。噴霧乾燥に用
いる装置は、噴霧された粉体塗料原料溶液から有機溶剤
を除去することのできるものであればよく、例えば噴霧
された粉体塗料原料溶液を熱源ガスと接触させて有機溶
剤を揮発させる噴霧乾燥装置などが使用できる。有機溶
剤を揮発させることから、装置は防爆仕様であることが
望ましい。また、噴霧された粉体塗料原料溶液を乾燥さ
せるために使用される、熱源ガス中の溶剤の蒸気含有量
を低く保つという観点からは、溶剤回収装置を備えるこ
とが望ましい。
【0018】上記の、噴霧された粉体塗料原料溶液を熱
源ガスと接触させて有機溶剤を揮発させる噴霧乾燥装置
を使用する場合において、粉体塗料原料溶液と熱源ガス
の接触方式は特に限定されず、通常用いられているよう
な、並流式、向流式、並流・向流混合式のようないずれ
の方式でもよい。
源ガスと接触させて有機溶剤を揮発させる噴霧乾燥装置
を使用する場合において、粉体塗料原料溶液と熱源ガス
の接触方式は特に限定されず、通常用いられているよう
な、並流式、向流式、並流・向流混合式のようないずれ
の方式でもよい。
【0019】粉体塗料原料溶液の噴霧方式についても、
回転円盤式、二流体ノズル式、圧力ノズル式など、公知
慣用のものがいずれも使用できる。噴霧する際の、粒子
径をコントロールするための因子としては、回転円盤式
においては、円盤の回転速度、二流体ノズル式において
は、ノズルからの吐出速度、原料溶液と混合して使用さ
れる圧縮空気と原料溶液の混合比、圧力ノズル式におい
ては、吐出圧力等があるが、これらの値については、目
標とする粒子径に応じて適宜決定すればよい。
回転円盤式、二流体ノズル式、圧力ノズル式など、公知
慣用のものがいずれも使用できる。噴霧する際の、粒子
径をコントロールするための因子としては、回転円盤式
においては、円盤の回転速度、二流体ノズル式において
は、ノズルからの吐出速度、原料溶液と混合して使用さ
れる圧縮空気と原料溶液の混合比、圧力ノズル式におい
ては、吐出圧力等があるが、これらの値については、目
標とする粒子径に応じて適宜決定すればよい。
【0020】原料溶液の供給速度、熱源ガスの流量につ
いても、目標とする粒子径にあわせて、適宜決定すれば
良いが、噴霧乾燥中に原料溶液の供給速度や熱源ガスの
流量が変化すると、得られる粒子の粒子径、粒子径分布
や不揮発分の値も変化するため、噴霧乾燥中は一定に保
つことが望ましい。
いても、目標とする粒子径にあわせて、適宜決定すれば
良いが、噴霧乾燥中に原料溶液の供給速度や熱源ガスの
流量が変化すると、得られる粒子の粒子径、粒子径分布
や不揮発分の値も変化するため、噴霧乾燥中は一定に保
つことが望ましい。
【0021】通常、噴霧乾燥により得られた粒子を含む
熱源ガスは、引き続き、サイクロンに代表される分級装
置へ導かれ、粒子の捕集・分級が行われる。本発明の粉
体塗料の粒度分布を整えるため、粗大粒子や微細粒子を
除去するための分級が必要な場合は市販されている一般
的な分級機を用いることもできる。
熱源ガスは、引き続き、サイクロンに代表される分級装
置へ導かれ、粒子の捕集・分級が行われる。本発明の粉
体塗料の粒度分布を整えるため、粗大粒子や微細粒子を
除去するための分級が必要な場合は市販されている一般
的な分級機を用いることもできる。
【0022】熱源ガスとしては、不活性ガスが望まし
い。なかでもコスト等の点からは窒素ガスの使用が望ま
しい。熱源ガスの温度は、粉体塗料原料溶液の熱硬化性
粉体塗料が実質的に硬化反応を起こさないような温度、
すなわち、一部硬化反応が起こったとしても得られる粉
体塗料の塗料としての性能が実質的に損なわれることの
ないような温度範囲で、適宜決定すればよい。熱源ガス
の温度の下限については特に制限はないが、効率よく溶
剤を蒸発させるためには、30℃以上が好ましく、40
℃以上とすることがより好ましい。通常は、熱源ガスの
温度は30〜160℃、好ましくは40〜130℃の範
囲で適宜決定される。
い。なかでもコスト等の点からは窒素ガスの使用が望ま
しい。熱源ガスの温度は、粉体塗料原料溶液の熱硬化性
粉体塗料が実質的に硬化反応を起こさないような温度、
すなわち、一部硬化反応が起こったとしても得られる粉
体塗料の塗料としての性能が実質的に損なわれることの
ないような温度範囲で、適宜決定すればよい。熱源ガス
の温度の下限については特に制限はないが、効率よく溶
剤を蒸発させるためには、30℃以上が好ましく、40
℃以上とすることがより好ましい。通常は、熱源ガスの
温度は30〜160℃、好ましくは40〜130℃の範
囲で適宜決定される。
【0023】熱源ガスの流量及び粉体塗料原料溶液の供
給速度は、得られる粒子の不揮発分が99重量%以上と
なるような条件下で、目的とする粒子径に合わせて適宜
調整すれば良い。装置内の圧力は、常圧でも、減圧ある
いは加圧でも特に制限されない。
給速度は、得られる粒子の不揮発分が99重量%以上と
なるような条件下で、目的とする粒子径に合わせて適宜
調整すれば良い。装置内の圧力は、常圧でも、減圧ある
いは加圧でも特に制限されない。
【0024】また、噴霧乾燥を行う際の粉体塗料原料溶
液の不揮発分濃度は、噴霧乾燥装置の仕様、噴霧乾燥す
る条件に応じて適宜決定すればよい。
液の不揮発分濃度は、噴霧乾燥装置の仕様、噴霧乾燥す
る条件に応じて適宜決定すればよい。
【0025】さらに溶剤の蒸発をより効率的に行わせる
ために、粉体塗料原料溶液を、噴霧乾燥する前に予備加
熱しても良い。その際に予備加熱する温度は、粉体塗料
原料溶液のゲル化を防止するため、70℃以下であるこ
とが好ましく、また予備加熱後できるだけ速やかに噴霧
乾燥することが好ましい。
ために、粉体塗料原料溶液を、噴霧乾燥する前に予備加
熱しても良い。その際に予備加熱する温度は、粉体塗料
原料溶液のゲル化を防止するため、70℃以下であるこ
とが好ましく、また予備加熱後できるだけ速やかに噴霧
乾燥することが好ましい。
【0026】かくして得られた粉体塗料は、そのままで
粉体塗料として使用することができるが、さらに、必要
に応じて、真空乾燥等の他の乾燥方法で二次乾燥させて
もよい。その際には、粉体塗料のゲル化を防止するた
め、二次乾燥は約70℃以下の温度で行うことが望まし
い。
粉体塗料として使用することができるが、さらに、必要
に応じて、真空乾燥等の他の乾燥方法で二次乾燥させて
もよい。その際には、粉体塗料のゲル化を防止するた
め、二次乾燥は約70℃以下の温度で行うことが望まし
い。
【0027】本発明で用いられる粉体塗料原料溶液は、
熱硬化性樹脂(B)と硬化剤(C)が有機溶剤に完全に
溶解した状態にあることが好ましい。完全に溶解してい
る場合には、顔料がより均一に混合され、特に塗膜の色
相均一性が著しく向上した粉体塗料を得ることができる
からである。なお樹脂(B)及び硬化剤の両方を溶解し
ないような溶剤であっても、粉体塗料原料溶液の保存安
定性を損なわない範囲であれば、使用することができ
る。
熱硬化性樹脂(B)と硬化剤(C)が有機溶剤に完全に
溶解した状態にあることが好ましい。完全に溶解してい
る場合には、顔料がより均一に混合され、特に塗膜の色
相均一性が著しく向上した粉体塗料を得ることができる
からである。なお樹脂(B)及び硬化剤の両方を溶解し
ないような溶剤であっても、粉体塗料原料溶液の保存安
定性を損なわない範囲であれば、使用することができ
る。
【0028】次に本発明で用いられる有機溶剤について
述べる。有機溶剤としては、熱硬化性樹脂(B)と硬化
剤(C)を溶解する溶剤が使用でき、1種でも、2種以
上の溶剤を併用してもよい。
述べる。有機溶剤としては、熱硬化性樹脂(B)と硬化
剤(C)を溶解する溶剤が使用でき、1種でも、2種以
上の溶剤を併用してもよい。
【0029】さらに、有機溶剤中に常圧における沸点が
150〜300℃である高沸点溶剤を含んでなることも
好適である。有機溶剤の一部に高沸点溶剤を使用するこ
とにより、ワキやピンホールのような塗膜欠陥を生じる
ことのない塗膜を形成する粉体塗料を得ることができ
る。高沸点溶剤は、単一成分でも、複数成分からなる混
合物でもよい。
150〜300℃である高沸点溶剤を含んでなることも
好適である。有機溶剤の一部に高沸点溶剤を使用するこ
とにより、ワキやピンホールのような塗膜欠陥を生じる
ことのない塗膜を形成する粉体塗料を得ることができ
る。高沸点溶剤は、単一成分でも、複数成分からなる混
合物でもよい。
【0030】高沸点溶剤の常圧における沸点としては、
150〜250℃のものが好ましく用いられる。さら
に、常圧における沸点が、本発明の粉体塗料を焼き付け
硬化させる際の温度に対して+5〜+150℃であるも
のが特に好ましい。
150〜250℃のものが好ましく用いられる。さら
に、常圧における沸点が、本発明の粉体塗料を焼き付け
硬化させる際の温度に対して+5〜+150℃であるも
のが特に好ましい。
【0031】高沸点溶剤の使用量は、粉体塗料原料溶液
中の固形分100部に対して0.005〜2部、より好
ましくは、0.005〜1部であることが好ましい。
中の固形分100部に対して0.005〜2部、より好
ましくは、0.005〜1部であることが好ましい。
【0032】高沸点溶剤の常圧における沸点及び使用量
が上記した範囲であれば、本発明の粉体塗料中に適切な
量の高沸点溶剤が残留し、焼き付け硬化時のワキやピン
ホール等の塗膜欠陥の生成を防止することができる。
が上記した範囲であれば、本発明の粉体塗料中に適切な
量の高沸点溶剤が残留し、焼き付け硬化時のワキやピン
ホール等の塗膜欠陥の生成を防止することができる。
【0033】かかる高沸点溶剤として特に代表的なもの
のみを例示すると、n−ヘキサノール、n−オクタノー
ル、2−エチルヘキサノール、シクロヘキサノール、ベ
ンジルアルコールの如き、アルコール類;エチレングリ
コール、プロピレングリコール、グリセリンの如き、多
価アルコール類;ブチルセロソルブ、ヘキシルセロソル
ブ、エチレングリコールジプロピルエーテル、エチレン
グリコールジブチルエーテル、プロピレングリコールモ
ノブチルエーテル、プロピレングリコールジプロピルエ
ーテル、プロピレングリコールジブチルエーテル、メチ
ルカルビトール、エチルカルビトール、ジエチレングリ
コールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチ
ルエーテル、ジエチレングリコールジプロピルエーテ
ル、ジエチレングリコールジブチルエーテルの如き、グ
リコールエーテル類;
のみを例示すると、n−ヘキサノール、n−オクタノー
ル、2−エチルヘキサノール、シクロヘキサノール、ベ
ンジルアルコールの如き、アルコール類;エチレングリ
コール、プロピレングリコール、グリセリンの如き、多
価アルコール類;ブチルセロソルブ、ヘキシルセロソル
ブ、エチレングリコールジプロピルエーテル、エチレン
グリコールジブチルエーテル、プロピレングリコールモ
ノブチルエーテル、プロピレングリコールジプロピルエ
ーテル、プロピレングリコールジブチルエーテル、メチ
ルカルビトール、エチルカルビトール、ジエチレングリ
コールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチ
ルエーテル、ジエチレングリコールジプロピルエーテ
ル、ジエチレングリコールジブチルエーテルの如き、グ
リコールエーテル類;
【0034】プロピルベンゼン、ブチルベンゼン、ペン
チルベンゼン、ジエチルベンゼン、ジプロピルベンゼ
ン、ジペンチルベンゼン、ドデシルベンゼン、シクロヘ
キシルベンゼンの如き芳香族炭化水素類;ソルベッソ1
00、ソルベッソ150、ソルベッソ200(いずれも
米国エクソン社製)の如き、芳香族炭化水素を含有する
混合炭化水素類;エクソンナフサNo.3、エクソンナ
フサNo.5、エクソンナフサNo.6、エクソンソル
ベントNo.7、アイソパーG、アイソパーH、アイソ
パーL、アイソパーM、エクソールD40、エクソール
D90、エクソールD110(いずれも米国エクソン社
製)、IPソルベント1620、IPソルベント202
8(出光石油化学社製)、メルベイユ20,メルベイユ
30、メルベイユ40(昭和シェル石油社製)、ミネラ
ルスピリットの如き、脂肪族炭化水素を含有する混合炭
化水素類;
チルベンゼン、ジエチルベンゼン、ジプロピルベンゼ
ン、ジペンチルベンゼン、ドデシルベンゼン、シクロヘ
キシルベンゼンの如き芳香族炭化水素類;ソルベッソ1
00、ソルベッソ150、ソルベッソ200(いずれも
米国エクソン社製)の如き、芳香族炭化水素を含有する
混合炭化水素類;エクソンナフサNo.3、エクソンナ
フサNo.5、エクソンナフサNo.6、エクソンソル
ベントNo.7、アイソパーG、アイソパーH、アイソ
パーL、アイソパーM、エクソールD40、エクソール
D90、エクソールD110(いずれも米国エクソン社
製)、IPソルベント1620、IPソルベント202
8(出光石油化学社製)、メルベイユ20,メルベイユ
30、メルベイユ40(昭和シェル石油社製)、ミネラ
ルスピリットの如き、脂肪族炭化水素を含有する混合炭
化水素類;
【0035】グリセリンアルキルエーテル、グリセリン
アルキルエステル;ジイソブチルケトン、メチルアミル
ケトン、シクロヘキサノン、イソホロンの如き、ケトン
類;酢酸シクロヘキシル、酢酸2−エチルブチル、酢酸
2−エチルヘキシル、酢酸シクロヘキシル、プロピオン
酸イソアミル、酪酸アルキルエステル、ステアリン酸ア
ルキルエステル、安息香酸アルキルエステル、アジピン
酸ジアルキルエステル、フタル酸ジアルキルエステルの
如き、エステル類;
アルキルエステル;ジイソブチルケトン、メチルアミル
ケトン、シクロヘキサノン、イソホロンの如き、ケトン
類;酢酸シクロヘキシル、酢酸2−エチルブチル、酢酸
2−エチルヘキシル、酢酸シクロヘキシル、プロピオン
酸イソアミル、酪酸アルキルエステル、ステアリン酸ア
ルキルエステル、安息香酸アルキルエステル、アジピン
酸ジアルキルエステル、フタル酸ジアルキルエステルの
如き、エステル類;
【0036】N−メチルピロリドン、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミド、エチレンカーボネート等
がある。上記した高沸点溶剤のうち、なかでも芳香族系
溶剤及び/又は脂肪族系溶剤の使用が、塗膜欠陥生成防
止の効果がより顕著であることから好ましく使用され
る。
ミド、ジメチルアセトアミド、エチレンカーボネート等
がある。上記した高沸点溶剤のうち、なかでも芳香族系
溶剤及び/又は脂肪族系溶剤の使用が、塗膜欠陥生成防
止の効果がより顕著であることから好ましく使用され
る。
【0037】高沸点溶剤を粉体塗料原料溶液に添加する
方法としては、特に制限はないが、例えば、粉体塗料原
料溶液を噴霧乾燥する直前に添加する等の方法が簡便で
あるので推奨される。
方法としては、特に制限はないが、例えば、粉体塗料原
料溶液を噴霧乾燥する直前に添加する等の方法が簡便で
あるので推奨される。
【0038】有機溶剤(C)には、上記した高沸点溶剤
以外にも、樹脂への溶解性を考慮して公知慣用の有機溶
剤を使用することができる。
以外にも、樹脂への溶解性を考慮して公知慣用の有機溶
剤を使用することができる。
【0039】かかる有機溶剤として代表的なもののみを
例示するにとどめれば、メタノール、エタノール、n−
プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イ
ソブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノ
ール、n−ペンタノール、イソペンタノールの如き、ア
ルキルアルコール類;
例示するにとどめれば、メタノール、エタノール、n−
プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イ
ソブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノ
ール、n−ペンタノール、イソペンタノールの如き、ア
ルキルアルコール類;
【0040】メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、エ
チレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコー
ルジエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチル
エーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、
プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレ
ングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコール
ジエチルエーテルの如き、グリコールエーテル類;
チレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコー
ルジエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチル
エーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、
プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレ
ングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコール
ジエチルエーテルの如き、グリコールエーテル類;
【0041】ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベ
ンゼンの如き芳香族炭化水素類;エクソンアロマティッ
クナフサNo.2(米国エクソン社製)の如き、芳香族
炭化水素を含有する混合炭化水素類;n−ペンタン、n
−ヘキサン、n−オクタンの如き、脂肪族炭化水素類;
アイソパーC、アイソパーE、エクソールDSP100
/140,エクソールD30(いずれも米国エクソン社
製)、IPソルベント1016(出光石油化学社製)の
如き、脂肪族炭化水素を含有する混合炭化水素類;シク
ロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、
エチルシクロヘキサンの如き、脂環族炭化水素類;
ンゼンの如き芳香族炭化水素類;エクソンアロマティッ
クナフサNo.2(米国エクソン社製)の如き、芳香族
炭化水素を含有する混合炭化水素類;n−ペンタン、n
−ヘキサン、n−オクタンの如き、脂肪族炭化水素類;
アイソパーC、アイソパーE、エクソールDSP100
/140,エクソールD30(いずれも米国エクソン社
製)、IPソルベント1016(出光石油化学社製)の
如き、脂肪族炭化水素を含有する混合炭化水素類;シク
ロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、
エチルシクロヘキサンの如き、脂環族炭化水素類;
【0042】テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジイソ
プロピルエーテル、ジ−n−ブチルエーテルの如き、エ
ーテル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトンの如き、ケトン類;酢酸メチル、酢酸エチ
ル、酢酸n−プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸n−ブ
チル、酢酸イソブチル、酢酸n−アミル、酢酸イソアミ
ル、酢酸ヘキシル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸
ブチルの如き、エステル類;等がある。
プロピルエーテル、ジ−n−ブチルエーテルの如き、エ
ーテル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトンの如き、ケトン類;酢酸メチル、酢酸エチ
ル、酢酸n−プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸n−ブ
チル、酢酸イソブチル、酢酸n−アミル、酢酸イソアミ
ル、酢酸ヘキシル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸
ブチルの如き、エステル類;等がある。
【0043】噴霧乾燥時の塗料粒子の乾燥性を向上させ
るという点からは、有機溶剤のうち、高沸点溶剤を除い
た残りの溶剤成分において、常圧における沸点が100
℃以下の溶剤が65〜100重量%を占めていることが
好ましい。
るという点からは、有機溶剤のうち、高沸点溶剤を除い
た残りの溶剤成分において、常圧における沸点が100
℃以下の溶剤が65〜100重量%を占めていることが
好ましい。
【0044】次に熱硬化性樹脂(B)について述べる。
熱硬化性樹脂(B)としては、アクリル樹脂、ポリエス
テル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂がいずれも使用
できるが、なかでもアクリル樹脂、ポリエステル樹脂が
好ましい。また、当該熱硬化性樹脂(B)としては、貯
蔵時の保存安定性や塗膜外観のバランスに優れる粉体塗
料が得られることから、ガラス転移点50〜100℃の
範囲内にある樹脂が特に好ましい。
熱硬化性樹脂(B)としては、アクリル樹脂、ポリエス
テル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂がいずれも使用
できるが、なかでもアクリル樹脂、ポリエステル樹脂が
好ましい。また、当該熱硬化性樹脂(B)としては、貯
蔵時の保存安定性や塗膜外観のバランスに優れる粉体塗
料が得られることから、ガラス転移点50〜100℃の
範囲内にある樹脂が特に好ましい。
【0045】熱硬化性樹脂(B)がアクリル樹脂の場
合、当該主剤アクリル樹脂を調製するには、公知慣用の
方法が適用できるが、各種のビニル単量体を、さらに必
要に応じて共重合可能な硬化反応性基含有のビニル単量
体類を用いて、有機溶剤中で重合せしめるという方法
が、最も簡便であるので推奨される。その際に使用する
重合開始剤や溶剤としては、公知慣用のものがそのまま
使用できる。
合、当該主剤アクリル樹脂を調製するには、公知慣用の
方法が適用できるが、各種のビニル単量体を、さらに必
要に応じて共重合可能な硬化反応性基含有のビニル単量
体類を用いて、有機溶剤中で重合せしめるという方法
が、最も簡便であるので推奨される。その際に使用する
重合開始剤や溶剤としては、公知慣用のものがそのまま
使用できる。
【0046】熱硬化性樹脂(B)の硬化反応性基として
は、エポキシ基、カルボキシル基、水酸基、アミノ基、
イソシアネート基、加水分解性シリル基、ブロック化カ
ルボキシル基、ブロック化アミノ基、ブロック化イソシ
アネート基からなる群から選ばれる少なくとも1種の硬
化反応性基を有していることが望ましい。なかでも、貯
蔵安定性や塗膜外観に優れることから、硬化反応性基の
少なくとも一種はエポキシ基であることがより好まし
い。
は、エポキシ基、カルボキシル基、水酸基、アミノ基、
イソシアネート基、加水分解性シリル基、ブロック化カ
ルボキシル基、ブロック化アミノ基、ブロック化イソシ
アネート基からなる群から選ばれる少なくとも1種の硬
化反応性基を有していることが望ましい。なかでも、貯
蔵安定性や塗膜外観に優れることから、硬化反応性基の
少なくとも一種はエポキシ基であることがより好まし
い。
【0047】熱硬化性樹脂(B)がアクリル樹脂の場合
に用いられる単量体類として特に代表的なもののみを例
示するにとどめれば、例えばメチルアクリレート、エチ
ルアクリレート、ブチルアクリレート、シクロヘキシル
アクリレートの如き、各種のアクリル酸エステル類;メ
チルメタクリレート、エチルメタクリレート、n−ブチ
ルメタクリレート、iso−ブチルメタクリレート、t
ert−ブチルメタクリレート、シクロヘキシルメタク
リレート、ベンジルメタクリレートの如き、各種のメタ
クリル酸エステル類;
に用いられる単量体類として特に代表的なもののみを例
示するにとどめれば、例えばメチルアクリレート、エチ
ルアクリレート、ブチルアクリレート、シクロヘキシル
アクリレートの如き、各種のアクリル酸エステル類;メ
チルメタクリレート、エチルメタクリレート、n−ブチ
ルメタクリレート、iso−ブチルメタクリレート、t
ert−ブチルメタクリレート、シクロヘキシルメタク
リレート、ベンジルメタクリレートの如き、各種のメタ
クリル酸エステル類;
【0048】エチレン、プロピレン、ブテン−1の如
き、各種のα−オレフィン類;塩化ビニル、塩化ビニリ
デンの如き、フルオロオレフィンを除く各種のハロゲン
化オレフィン類(ハロ・オレフィン類);スチレン、α
−メチルスチレン、ビニルトルエンの如き、各種の芳香
族ビニル単量体;
き、各種のα−オレフィン類;塩化ビニル、塩化ビニリ
デンの如き、フルオロオレフィンを除く各種のハロゲン
化オレフィン類(ハロ・オレフィン類);スチレン、α
−メチルスチレン、ビニルトルエンの如き、各種の芳香
族ビニル単量体;
【0049】フマル酸ジメチル、フマル酸ジエチル、フ
マル酸ジブチル、フマル酸ジオクチル、マレイン酸ジメ
チル、マレイン酸ジエチル、マレイン酸ジブチル、マレ
イン酸ジオクチル、イタコン酸ジメチル、イタコン酸ジ
エチル、イタコン酸ジブチル、イタコン酸ジオクチルの
如き、各種の不飽和ジカルボン酸と、炭素数が1〜18
なる1価アルコールとのジエステル類;
マル酸ジブチル、フマル酸ジオクチル、マレイン酸ジメ
チル、マレイン酸ジエチル、マレイン酸ジブチル、マレ
イン酸ジオクチル、イタコン酸ジメチル、イタコン酸ジ
エチル、イタコン酸ジブチル、イタコン酸ジオクチルの
如き、各種の不飽和ジカルボン酸と、炭素数が1〜18
なる1価アルコールとのジエステル類;
【0050】N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリ
ルアミド、N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリル
アミド、N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリル
アミド、N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリル
アミドの如き、各種のアミノ基含有アミド系不飽和単量
体類;ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジ
エチルアミノエチル(メタ)アクリレートの如き、各種
のジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート類;
ルアミド、N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリル
アミド、N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリル
アミド、N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリル
アミドの如き、各種のアミノ基含有アミド系不飽和単量
体類;ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジ
エチルアミノエチル(メタ)アクリレートの如き、各種
のジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート類;
【0051】tert−ブチルアミノエチル(メタ)ア
クリレート、tert−ブチルアミノプロピル(メタ)
アクリレート、アジリジニルエチル(メタ)アクリレー
ト、ピロリジニルエチル(メタ)アクリレート、ピペリ
ジニルエチル(メタ)アクリレートの如き、各種のアミ
ノ基含有単量体類;無水マレイン酸、無水イタコン酸、
無水シトラコン酸、無水(メタ)アクリル酸、無水テト
ラヒドロフタル酸の如き、各種の酸無水基含有単量体
類;
クリレート、tert−ブチルアミノプロピル(メタ)
アクリレート、アジリジニルエチル(メタ)アクリレー
ト、ピロリジニルエチル(メタ)アクリレート、ピペリ
ジニルエチル(メタ)アクリレートの如き、各種のアミ
ノ基含有単量体類;無水マレイン酸、無水イタコン酸、
無水シトラコン酸、無水(メタ)アクリル酸、無水テト
ラヒドロフタル酸の如き、各種の酸無水基含有単量体
類;
【0052】ジエチル−2−(メタ)アクリロイルオキ
シエチルフォスフェート、ジブチル−2−(メタ)アク
リロイルオキシブチルフォスフェート、ジオクチル−2
−(メアクリロイルオキシエチルフォスフェート、ジフ
ェニル−2−(メタ)アクリロイルオキシエチルフォス
フェートの如き、各種の燐酸エステル基含有単量体類;
γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリメトキシ
シラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリ
エトキシシラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロ
ピルメチルジメトキシシランの如き、各種の加水分解性
シリル基含有単量体;
シエチルフォスフェート、ジブチル−2−(メタ)アク
リロイルオキシブチルフォスフェート、ジオクチル−2
−(メアクリロイルオキシエチルフォスフェート、ジフ
ェニル−2−(メタ)アクリロイルオキシエチルフォス
フェートの如き、各種の燐酸エステル基含有単量体類;
γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリメトキシ
シラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリ
エトキシシラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロ
ピルメチルジメトキシシランの如き、各種の加水分解性
シリル基含有単量体;
【0053】酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビ
ニル、イソ酪酸ビニル、カプロン酸ビニル、カプリル酸
ビニル、カプリン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、炭素原
子数9なる分岐状(分枝状)脂肪族カルボン酸ビニル、
炭素原子数10なる分岐状脂肪族カルボン酸ビニル、炭
素原子数11なる分岐脂肪族カルボン酸ビニル、ステア
リン酸ビニルの如き、各種の脂肪族カルボン酸ビニル
類;
ニル、イソ酪酸ビニル、カプロン酸ビニル、カプリル酸
ビニル、カプリン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、炭素原
子数9なる分岐状(分枝状)脂肪族カルボン酸ビニル、
炭素原子数10なる分岐状脂肪族カルボン酸ビニル、炭
素原子数11なる分岐脂肪族カルボン酸ビニル、ステア
リン酸ビニルの如き、各種の脂肪族カルボン酸ビニル
類;
【0054】シクロヘキサンカルボン酸ビニル、メチル
シクロヘキサンカルボン酸ビニル、安息香酸ビニル、p
−tert−ブチル安息香酸ビニルの如き、環状構造を
有するカルボン酸の、各種のビニルエステル類などがあ
る。
シクロヘキサンカルボン酸ビニル、安息香酸ビニル、p
−tert−ブチル安息香酸ビニルの如き、環状構造を
有するカルボン酸の、各種のビニルエステル類などがあ
る。
【0055】硬化反応性基を有するビニル単量体類とし
て特に代表的なもののみを例示するにとどめれば、ま
ず、硬化反応性基がエポキシ基の場合には、例えばグリ
シジル(メタ)アクリレート、β−メチルグリシジル
(メタ)アクリレート、グリシジルビニルエーテル、ア
リルグリシジルエーテルの如き、各種のエポキシ基含有
単量体類;(2−オキソ−1,3−オキソラン)メチル
(メタ)アクリレートの如き、(2−オキソ−1,3−
オキソラン)基含有ビニル単量体類;3,4−エポキシ
シクロヘキシル(メタ)アクリレート、3,4−エポキ
シシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレート、3,4
−エポキシシクロヘキシルエチル(メタ)アクリレート
の如き、各種の脂環式エポキシ基含有ビニル単量体など
がある。
て特に代表的なもののみを例示するにとどめれば、ま
ず、硬化反応性基がエポキシ基の場合には、例えばグリ
シジル(メタ)アクリレート、β−メチルグリシジル
(メタ)アクリレート、グリシジルビニルエーテル、ア
リルグリシジルエーテルの如き、各種のエポキシ基含有
単量体類;(2−オキソ−1,3−オキソラン)メチル
(メタ)アクリレートの如き、(2−オキソ−1,3−
オキソラン)基含有ビニル単量体類;3,4−エポキシ
シクロヘキシル(メタ)アクリレート、3,4−エポキ
シシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレート、3,4
−エポキシシクロヘキシルエチル(メタ)アクリレート
の如き、各種の脂環式エポキシ基含有ビニル単量体など
がある。
【0056】硬化反応性基がカルボキシル基の場合に
は、例えば(メタ)アクリル酸、クロトン酸、イタコン
酸、マレイン酸、フマル酸の如き、各種のカルボキシル
基含有単量体類;フマル酸モノメチル、フマル酸モノエ
チル、フマル酸モノブチル、フマル酸モノイソブチル、
フマル酸モノtert−ブチル、フマル酸モノヘキシ
ル、フマル酸モノオクチル、フマル酸モノ2−エチルヘ
キシル、マレイン酸モノメチル、マレイン酸モノエチ
ル、マレイン酸モノブチル、マレイン酸モノイソブチ
ル、マレイン酸モノtert−ブチル、マレイン酸モノ
ヘキシル、マレイン酸モノオクチル、マレイン酸モノ2
−エチルヘキシルの如き、各種のα,β−不飽和ジカル
ボン酸と、炭素数が1〜18なる1価アルコールとのモ
ノエステル類;イタコン酸モノメチル、イタコン酸モノ
エチル、イタコン酸モノブチル、イタコン酸モノイソブ
チル、イタコン酸モノヘキシル、イタコン酸モノオクチ
ル、イタコン酸モノ2−エチルヘキシルの如き、イタコ
ン酸モノアルキルエステルなどがある。
は、例えば(メタ)アクリル酸、クロトン酸、イタコン
酸、マレイン酸、フマル酸の如き、各種のカルボキシル
基含有単量体類;フマル酸モノメチル、フマル酸モノエ
チル、フマル酸モノブチル、フマル酸モノイソブチル、
フマル酸モノtert−ブチル、フマル酸モノヘキシ
ル、フマル酸モノオクチル、フマル酸モノ2−エチルヘ
キシル、マレイン酸モノメチル、マレイン酸モノエチ
ル、マレイン酸モノブチル、マレイン酸モノイソブチ
ル、マレイン酸モノtert−ブチル、マレイン酸モノ
ヘキシル、マレイン酸モノオクチル、マレイン酸モノ2
−エチルヘキシルの如き、各種のα,β−不飽和ジカル
ボン酸と、炭素数が1〜18なる1価アルコールとのモ
ノエステル類;イタコン酸モノメチル、イタコン酸モノ
エチル、イタコン酸モノブチル、イタコン酸モノイソブ
チル、イタコン酸モノヘキシル、イタコン酸モノオクチ
ル、イタコン酸モノ2−エチルヘキシルの如き、イタコ
ン酸モノアルキルエステルなどがある。
【0057】硬化反応性基が水酸基の場合には、例えば
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル
(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシブチル(メタ)
アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレ
ート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレー
トの如き、各種の水酸基含有(メタ)アクリレート類;
上掲したような各種の(メタ)アクリレートと、ε−カ
プロラクトンの付加反応生成物;
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル
(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシブチル(メタ)
アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレ
ート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレー
トの如き、各種の水酸基含有(メタ)アクリレート類;
上掲したような各種の(メタ)アクリレートと、ε−カ
プロラクトンの付加反応生成物;
【0058】2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、3
−ヒドロキシプロピルビニルエーテル、2−ヒドロキシ
プロピルビニルエーテル、4−ヒドロキシブチルビニル
エーテル、3−ヒドロキシブチルビニルエーテル、2−
ヒドロキシ−2−メチルプロピルビニルエーテル、5−
ヒドロキシペンチルビニルエーテル、6−ヒドロキシヘ
キシルビニルエーテルの如き、各種の水酸基含有ビニル
エーテル類;上掲したような各種のビニルエーテルと、
ε−カプロラクトンとの付加反応生成物;
−ヒドロキシプロピルビニルエーテル、2−ヒドロキシ
プロピルビニルエーテル、4−ヒドロキシブチルビニル
エーテル、3−ヒドロキシブチルビニルエーテル、2−
ヒドロキシ−2−メチルプロピルビニルエーテル、5−
ヒドロキシペンチルビニルエーテル、6−ヒドロキシヘ
キシルビニルエーテルの如き、各種の水酸基含有ビニル
エーテル類;上掲したような各種のビニルエーテルと、
ε−カプロラクトンとの付加反応生成物;
【0059】2−ヒドロキシエチル(メタ)アリルエー
テル、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アリルエーテ
ル、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アリルエーテル、
4−ヒドロキシブチル(メタ)アリルエーテル、3−ヒ
ドロキシブチル(メタ)アリルエーテル、2−ヒドロキ
シ−2−メチルプロピル(メタ)アリルエーテル、5−
ヒドロキシペンチル(メタ)アリルエーテル、6−ヒド
ロキシヘキシル(メタ)アリルエーテルの如き、各種の
水酸基含有アリルエーテル;上掲したような各種のアリ
ルエーテルと、ε−カプロラクトンとの付加反応生成物
などがある。
テル、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アリルエーテ
ル、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アリルエーテル、
4−ヒドロキシブチル(メタ)アリルエーテル、3−ヒ
ドロキシブチル(メタ)アリルエーテル、2−ヒドロキ
シ−2−メチルプロピル(メタ)アリルエーテル、5−
ヒドロキシペンチル(メタ)アリルエーテル、6−ヒド
ロキシヘキシル(メタ)アリルエーテルの如き、各種の
水酸基含有アリルエーテル;上掲したような各種のアリ
ルエーテルと、ε−カプロラクトンとの付加反応生成物
などがある。
【0060】以上に例示したような、種々の硬化反応性
基含有ビニル単量体の使用量は、使用するビニル単量体
総量の0〜50重量%なる範囲内が適切である。
基含有ビニル単量体の使用量は、使用するビニル単量体
総量の0〜50重量%なる範囲内が適切である。
【0061】当該熱硬化性アクリル樹脂の数平均分子量
としては、1,000〜20,000の範囲内にあるこ
とが好ましく、なかでも1,500〜15,000なる
範囲内にあることがより好ましい。当該熱硬化性アクリ
ル樹脂の数平均分子量が上記した範囲内であれば、平滑
性に優れ、しかも機械的物性にも優れる塗膜を得ること
ができる。
としては、1,000〜20,000の範囲内にあるこ
とが好ましく、なかでも1,500〜15,000なる
範囲内にあることがより好ましい。当該熱硬化性アクリ
ル樹脂の数平均分子量が上記した範囲内であれば、平滑
性に優れ、しかも機械的物性にも優れる塗膜を得ること
ができる。
【0062】熱硬化性樹脂(B)として用いるポリエス
テル樹脂を得るための調製方法については、特に制限は
なく、公知慣用の種々の方法が利用できるが、多価アル
コールと多塩基酸を縮合せしめる方法により製造する。
硬化反応性基としては、調製の容易さから、カルボキシ
ル基及び/又は水酸基が好ましく採用される。
テル樹脂を得るための調製方法については、特に制限は
なく、公知慣用の種々の方法が利用できるが、多価アル
コールと多塩基酸を縮合せしめる方法により製造する。
硬化反応性基としては、調製の容易さから、カルボキシ
ル基及び/又は水酸基が好ましく採用される。
【0063】熱硬化性樹脂(B)として用いるポリエス
テル樹脂の原料として使用し得る多価アルコールならび
に多塩基酸もまた、公知慣用の種々の化合物が使用で
き、これら多価アルコールと多塩基酸の使用量を調節す
ることにより、カルボキシル基及び/または水酸基を有
するポリエステル樹脂を得ることができる。
テル樹脂の原料として使用し得る多価アルコールならび
に多塩基酸もまた、公知慣用の種々の化合物が使用で
き、これら多価アルコールと多塩基酸の使用量を調節す
ることにより、カルボキシル基及び/または水酸基を有
するポリエステル樹脂を得ることができる。
【0064】まず、上記した多価アルコールとして特に
代表的なもののみを例示するにとどめれば、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、1,3−ブタンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、トリエチレングリコール、ビス−ヒドロキシエチル
テレフタレート、シクロヘキサンジメタノール、オクタ
ンジオール、ジエチルプロパンジオール、ブチルエチル
プロパンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオ
ール、2,2,4−トリメチルペンタンジオール、水添
ビスフェノールA、水添ビスフェノールAのエチレンオ
キサイド付加物、水添ビスフェノールAのプロピレンオ
キサイド付加物、トリメチロールエタン、トリメチロー
ルプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリ
スヒドロキシエチルイソシアヌレート、ヒドロキシピバ
リルヒドロキシピバレートなどがある。
代表的なもののみを例示するにとどめれば、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、1,3−ブタンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、トリエチレングリコール、ビス−ヒドロキシエチル
テレフタレート、シクロヘキサンジメタノール、オクタ
ンジオール、ジエチルプロパンジオール、ブチルエチル
プロパンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオ
ール、2,2,4−トリメチルペンタンジオール、水添
ビスフェノールA、水添ビスフェノールAのエチレンオ
キサイド付加物、水添ビスフェノールAのプロピレンオ
キサイド付加物、トリメチロールエタン、トリメチロー
ルプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリ
スヒドロキシエチルイソシアヌレート、ヒドロキシピバ
リルヒドロキシピバレートなどがある。
【0065】他方の、上記した多塩基酸として特に代表
的なもののみを例示するにとどめれば、テレフタル酸、
イソフタル酸、フタル酸、メチルテレフタル酸、トリメ
リット酸、ピロメリット酸あるいはそれらの無水物;コ
ハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバチン酸あるい
はそれらの無水物;マレイン酸、イタコン酸あるいはそ
れらの無水物;フマル酸、テトラヒドロフタル酸、メチ
ルテトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、メチ
ルヘキサヒドロフタル酸あるいはそれらの無水物;シク
ロヘキサンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸などがある。
的なもののみを例示するにとどめれば、テレフタル酸、
イソフタル酸、フタル酸、メチルテレフタル酸、トリメ
リット酸、ピロメリット酸あるいはそれらの無水物;コ
ハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバチン酸あるい
はそれらの無水物;マレイン酸、イタコン酸あるいはそ
れらの無水物;フマル酸、テトラヒドロフタル酸、メチ
ルテトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、メチ
ルヘキサヒドロフタル酸あるいはそれらの無水物;シク
ロヘキサンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸などがある。
【0066】さらに、ポリエステル樹脂の原料として
は、ジメタノールプロピオン酸、ヒドロキシピバレート
の如き、一分子中にカルボキシル基と水酸基とを併せ有
する化合物;「カージュラ E10」(オランダ国シェ
ル社製の、分岐脂肪族カルボン酸のグリシジルエステル
の商品名)などのモノエポキシ化合物;メタノール、プ
ロパノール、ブタノール、ベンジルアルコールの如き、
種々の1価アルコール;安息香酸、p−tert−ブチ
ル安息香酸の如き、種々の1価の塩基酸;ひまし油脂肪
酸、ヤシ油脂肪酸、大豆油脂肪酸の如き、種々の脂肪酸
類なども使用することができる。
は、ジメタノールプロピオン酸、ヒドロキシピバレート
の如き、一分子中にカルボキシル基と水酸基とを併せ有
する化合物;「カージュラ E10」(オランダ国シェ
ル社製の、分岐脂肪族カルボン酸のグリシジルエステル
の商品名)などのモノエポキシ化合物;メタノール、プ
ロパノール、ブタノール、ベンジルアルコールの如き、
種々の1価アルコール;安息香酸、p−tert−ブチ
ル安息香酸の如き、種々の1価の塩基酸;ひまし油脂肪
酸、ヤシ油脂肪酸、大豆油脂肪酸の如き、種々の脂肪酸
類なども使用することができる。
【0067】以上に掲げたような、種々の多価アルコー
ル、多塩基酸、その他の原料等を用いて得られる、ポリ
エステル樹脂としては、酸価と水酸基価との合計が1〜
250(mgKOH/g;以下同様)なる範囲内で、し
かも、数平均分子量が500〜30,000なる範囲内
であるものが好ましい。
ル、多塩基酸、その他の原料等を用いて得られる、ポリ
エステル樹脂としては、酸価と水酸基価との合計が1〜
250(mgKOH/g;以下同様)なる範囲内で、し
かも、数平均分子量が500〜30,000なる範囲内
であるものが好ましい。
【0068】当該ポリエステル樹脂の構造は、上述した
ような樹脂の諸特性値の範囲内であれば、特に制限され
るものではなく、分岐構造のものでも、線状構造のもの
でもよい。
ような樹脂の諸特性値の範囲内であれば、特に制限され
るものではなく、分岐構造のものでも、線状構造のもの
でもよい。
【0069】当該熱硬化性樹脂(B)として用いことの
できるエポキシ樹脂としては、特に限定はないが、例え
ばビスフェノール−Aのポリグリシジルエーテルの如き
エポキシ樹脂が挙げられる。
できるエポキシ樹脂としては、特に限定はないが、例え
ばビスフェノール−Aのポリグリシジルエーテルの如き
エポキシ樹脂が挙げられる。
【0070】次に、熱硬化性樹脂(B)と反応する硬化
剤(C)について述べる。硬化剤は、熱硬化性樹脂
(B)の硬化反応性基の種類に応じて、通常粉体塗料用
として使用されているようなものが、適宜選択して使用
される。
剤(C)について述べる。硬化剤は、熱硬化性樹脂
(B)の硬化反応性基の種類に応じて、通常粉体塗料用
として使用されているようなものが、適宜選択して使用
される。
【0071】かかる硬化剤としては、熱硬化性樹脂
(B)の硬化反応性基がエポキシ基の場合、特に代表的
なもののみを例示するにとどめれば、コハク酸、グルタ
ル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライ
ン酸、セバチン酸、ドデカンジカルボン酸、アイコサン
ジカルボン酸、マレイン酸、シトラコン酸、イタコン
酸、グルタコン酸、フタル酸、トリメリット酸、ピロメ
リット酸、テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル
酸、シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸、トリメリ
ット酸、ピロメリット酸、あるいはこれらの酸無水物な
どがあり、なかでも塗膜物性、貯蔵安定性に優れること
から、脂肪族二塩基酸が好ましく、特に塗膜物性に優れ
ることから、ドデカンジカルボン酸が特に好ましい。
(B)の硬化反応性基がエポキシ基の場合、特に代表的
なもののみを例示するにとどめれば、コハク酸、グルタ
ル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライ
ン酸、セバチン酸、ドデカンジカルボン酸、アイコサン
ジカルボン酸、マレイン酸、シトラコン酸、イタコン
酸、グルタコン酸、フタル酸、トリメリット酸、ピロメ
リット酸、テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル
酸、シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸、トリメリ
ット酸、ピロメリット酸、あるいはこれらの酸無水物な
どがあり、なかでも塗膜物性、貯蔵安定性に優れること
から、脂肪族二塩基酸が好ましく、特に塗膜物性に優れ
ることから、ドデカンジカルボン酸が特に好ましい。
【0072】また、熱硬化性樹脂(B)の硬化反応性基
がカルボキシル基の場合、特に代表的なもののみを例示
するにとどめれば、ビスフェノールAのポリグリシジル
エーテルの如き、種々のエポキシ樹脂;グリシジル基含
有アクリル樹脂の如き、エポキシ基含有アクリル樹脂;
1,6−ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、
トリメチロールエタンの如き、種々の多価アルコールの
ポリグリシジルエーテル類;フタル酸、テレフタル酸、
イソフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、メチルヘキサヒ
ドロフタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸の如
き、種々の多価カルボン酸のポリグリシジルエステル
類;ビス(3,4−エポキシシクロヘキシル)メチルア
ジペートの如き、種々の脂環式エポキシ基含有化合物;
トリグリシジルイソシアヌレート、β−ヒドロキシアル
キルアミドなどのヒドロキシアミド類が挙げられる。
がカルボキシル基の場合、特に代表的なもののみを例示
するにとどめれば、ビスフェノールAのポリグリシジル
エーテルの如き、種々のエポキシ樹脂;グリシジル基含
有アクリル樹脂の如き、エポキシ基含有アクリル樹脂;
1,6−ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、
トリメチロールエタンの如き、種々の多価アルコールの
ポリグリシジルエーテル類;フタル酸、テレフタル酸、
イソフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、メチルヘキサヒ
ドロフタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸の如
き、種々の多価カルボン酸のポリグリシジルエステル
類;ビス(3,4−エポキシシクロヘキシル)メチルア
ジペートの如き、種々の脂環式エポキシ基含有化合物;
トリグリシジルイソシアヌレート、β−ヒドロキシアル
キルアミドなどのヒドロキシアミド類が挙げられる。
【0073】熱硬化性樹脂(B)の硬化反応性基が水酸
基の場合、硬化剤として特に代表的なものとしては、ポ
リブロックイソシアネート化合物や、アミノプラスト等
が好適である。
基の場合、硬化剤として特に代表的なものとしては、ポ
リブロックイソシアネート化合物や、アミノプラスト等
が好適である。
【0074】ポリブロックポリイソシアネート化合物と
して特に代表的なもののみを例示するにとどめれば、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチ
レンジイソシアネートの如き、各種の脂肪族ジイソシア
ネート類;キシリレンジイソシアネート、イソホロンジ
イソシアネートの如き、各種の環状脂肪族ジイソシアネ
ート類;トリレンジイソシアネート、4,4′−ジフェ
ニルメタンジイソシアネートの如き、各種の芳香族ジイ
ソシアネート類などの有機ジイソシアネート、あるいは
此等の有機ジイソシアネートと、多価アルコール、低分
子量ポリエステル樹脂(ポリエステルポリオール)また
は水などとの付加物などを公知慣用のカプロラクタム、
オキシムなどの活性水素化合物と反応させて得られるも
のがあるし、
して特に代表的なもののみを例示するにとどめれば、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチ
レンジイソシアネートの如き、各種の脂肪族ジイソシア
ネート類;キシリレンジイソシアネート、イソホロンジ
イソシアネートの如き、各種の環状脂肪族ジイソシアネ
ート類;トリレンジイソシアネート、4,4′−ジフェ
ニルメタンジイソシアネートの如き、各種の芳香族ジイ
ソシアネート類などの有機ジイソシアネート、あるいは
此等の有機ジイソシアネートと、多価アルコール、低分
子量ポリエステル樹脂(ポリエステルポリオール)また
は水などとの付加物などを公知慣用のカプロラクタム、
オキシムなどの活性水素化合物と反応させて得られるも
のがあるし、
【0075】さらには、上掲したような有機ジイソシア
ネート同志の重合体(イソシアヌレート型ポリイソシア
ネート化合物をも含む。)や、イソシアネート・ビウレ
ット体などのような各種のポリイソシアネート化合物を
公知慣用のブロック化剤で以てブロック化せしめて得ら
れる形のものや、ウレトジオン結合を構造単位として有
する、いわゆるセルフ・ブロックポリイソシアネート化
合物等が挙げられる。
ネート同志の重合体(イソシアヌレート型ポリイソシア
ネート化合物をも含む。)や、イソシアネート・ビウレ
ット体などのような各種のポリイソシアネート化合物を
公知慣用のブロック化剤で以てブロック化せしめて得ら
れる形のものや、ウレトジオン結合を構造単位として有
する、いわゆるセルフ・ブロックポリイソシアネート化
合物等が挙げられる。
【0076】一方、アミノプラストとしては、例えばメ
ラミン、尿素、アセトグアナミン、ベンゾグアナミン、
ステログアナミン、スピログアナミンの如き、種々のア
ミノ基含有化合物と、ホルムアルデヒド、パラホルムア
ルデヒド、アセトアルデヒド、グリオキザールの如き、
種々のアルデヒド系化合物成分とを、公知慣用の種々の
方法により反応せしめることによって得られる形の縮合
物、あるいは此等の縮合物を、アルコール類で以てエー
テル化せしめることによって得られる形の化合物などが
ある。
ラミン、尿素、アセトグアナミン、ベンゾグアナミン、
ステログアナミン、スピログアナミンの如き、種々のア
ミノ基含有化合物と、ホルムアルデヒド、パラホルムア
ルデヒド、アセトアルデヒド、グリオキザールの如き、
種々のアルデヒド系化合物成分とを、公知慣用の種々の
方法により反応せしめることによって得られる形の縮合
物、あるいは此等の縮合物を、アルコール類で以てエー
テル化せしめることによって得られる形の化合物などが
ある。
【0077】かかるアミノプラストとして特に代表的な
もののみを例示するにとどめれば、ヘキサメトキシメチ
ロールメラミン、ヘキサブチルエーテル化メチロールメ
ラミン、メチルブチル混合エーテル化メチロールメラミ
ン、メチルエーテル化メチロールメラミン、n−ブチル
エーテル化メチロールメラミン、イソブチルエーテル化
メチロールメラミン、あるいはそれらの縮合物;ヘキサ
メトキシグリコールウリル、ヘキサブトキシグリコール
ウリル、テトラメトキシメチルグリコールウリルの如
き、種々の双環状化合物;脂肪族二塩基酸と、ジエタノ
ールアミンなどのような種々のアルカノールアミンとの
縮合反応によって得られるという形の種々の酸アミド
類;N−メチロールアクリルアミドのブチルエーテルな
どのような重合性単量体を単独で、あるいは他の共重合
可能なる単量体類と共重合反応せしめて得られるよう
な、種々の高分子化合物などがある。
もののみを例示するにとどめれば、ヘキサメトキシメチ
ロールメラミン、ヘキサブチルエーテル化メチロールメ
ラミン、メチルブチル混合エーテル化メチロールメラミ
ン、メチルエーテル化メチロールメラミン、n−ブチル
エーテル化メチロールメラミン、イソブチルエーテル化
メチロールメラミン、あるいはそれらの縮合物;ヘキサ
メトキシグリコールウリル、ヘキサブトキシグリコール
ウリル、テトラメトキシメチルグリコールウリルの如
き、種々の双環状化合物;脂肪族二塩基酸と、ジエタノ
ールアミンなどのような種々のアルカノールアミンとの
縮合反応によって得られるという形の種々の酸アミド
類;N−メチロールアクリルアミドのブチルエーテルな
どのような重合性単量体を単独で、あるいは他の共重合
可能なる単量体類と共重合反応せしめて得られるよう
な、種々の高分子化合物などがある。
【0078】尚、上記ヘキサメトキシメチロールメラミ
ンは「サイメル 300、301もしくは303」(三
井サイアナミッド社製品)として;メチルブチル混合エ
ーテル化メチロールメラミンは「サイメル 238、2
32もしくは266」(三井サイアナミッド社製品)と
して;n−ブチルエーテル化メチロールメラミンは「ス
ーパーベッカミン L−164」(大日本インキ化学工
業(株)社製品)として;テトラメトキシメチルグリコ
ールウリルは「パウダーリンク(POWDERLIN
K) 1174」(米国アメリカン・サイアナミッド社
製品)として;酸アミド類は「プリミド(PRIMI
D) XL−552」、「プリミド (PRIMID)
QM−1260」(EMS社製品)として、それぞれ
市販されている。
ンは「サイメル 300、301もしくは303」(三
井サイアナミッド社製品)として;メチルブチル混合エ
ーテル化メチロールメラミンは「サイメル 238、2
32もしくは266」(三井サイアナミッド社製品)と
して;n−ブチルエーテル化メチロールメラミンは「ス
ーパーベッカミン L−164」(大日本インキ化学工
業(株)社製品)として;テトラメトキシメチルグリコ
ールウリルは「パウダーリンク(POWDERLIN
K) 1174」(米国アメリカン・サイアナミッド社
製品)として;酸アミド類は「プリミド(PRIMI
D) XL−552」、「プリミド (PRIMID)
QM−1260」(EMS社製品)として、それぞれ
市販されている。
【0079】上記硬化剤は、単独でも2種以上を組み合
わせて使用してもよい。熱硬化性樹脂(B)の硬化反応
性基と硬化剤の配合量は、硬化剤の当量に対する熱硬化
性樹脂(B)の硬化反応性基の当量比が、2.0〜0.
5の間であることが好ましい。
わせて使用してもよい。熱硬化性樹脂(B)の硬化反応
性基と硬化剤の配合量は、硬化剤の当量に対する熱硬化
性樹脂(B)の硬化反応性基の当量比が、2.0〜0.
5の間であることが好ましい。
【0080】次に、着色剤(D)について述べる。着色
剤として特に代表的なものを例示すれば、酸化チタン、
弁柄、クロムチタンイエロー、黄色酸化鉄、カーボンブ
ラックの種々の無機顔料、フタロシアニンブルー、フタ
ロシアニングリーン等のフタロシアニン系、インダスレ
ンブルー、ジアントラキノニルレッド等のアントラキノ
ン系、キナクリドン系、レーキレッド、ファーストイエ
ロー、ジスアゾイエロー、パーマネントレッド等のアゾ
系、ナフトールイエロー等のニトロ系、ピグメントグリ
ーンB、ナフトールグリーン等のニトロソ系の如き、公
知慣用の種々の有機顔料や、炭酸カルシウム、沈降性バ
リウム、タルク、酸化亜鉛、水酸化アルミニウム、水酸
化マグネシウム、タルク、マイカ、シリカなどの公知慣
用の種々の体質顔料、必要により各色のメタリック顔
料、各色のパール顔料、金属粉末及びそれに表面処理し
たものなどを例示できる。
剤として特に代表的なものを例示すれば、酸化チタン、
弁柄、クロムチタンイエロー、黄色酸化鉄、カーボンブ
ラックの種々の無機顔料、フタロシアニンブルー、フタ
ロシアニングリーン等のフタロシアニン系、インダスレ
ンブルー、ジアントラキノニルレッド等のアントラキノ
ン系、キナクリドン系、レーキレッド、ファーストイエ
ロー、ジスアゾイエロー、パーマネントレッド等のアゾ
系、ナフトールイエロー等のニトロ系、ピグメントグリ
ーンB、ナフトールグリーン等のニトロソ系の如き、公
知慣用の種々の有機顔料や、炭酸カルシウム、沈降性バ
リウム、タルク、酸化亜鉛、水酸化アルミニウム、水酸
化マグネシウム、タルク、マイカ、シリカなどの公知慣
用の種々の体質顔料、必要により各色のメタリック顔
料、各色のパール顔料、金属粉末及びそれに表面処理し
たものなどを例示できる。
【0081】上記したような着色剤(D)を、粉体塗料
原料溶液中に分散させた後、噴霧乾燥することにより、
熱硬化性粉体塗料(A)を調製することができる。着色
剤(D)を粉体塗料原料溶液中に分散させる方法として
は、ボールミル、ペブルミル、アトライター、ロールミ
ル、高速インペラー分散機などの公知慣用の分散機を用
いて混合攪拌分散する方法が使用できる。また、粉体塗
料原料溶液中に硬化触媒、酸化防止剤、レベリング剤、
艶消し剤、消泡剤、紫外線吸収剤などの添加剤を添加し
てもよい。複数の着色された粉体塗料原料溶液を混合し
て、目的の色彩を有する着色された粉体塗料原料溶液を
調製し、噴霧乾燥することもできる。
原料溶液中に分散させた後、噴霧乾燥することにより、
熱硬化性粉体塗料(A)を調製することができる。着色
剤(D)を粉体塗料原料溶液中に分散させる方法として
は、ボールミル、ペブルミル、アトライター、ロールミ
ル、高速インペラー分散機などの公知慣用の分散機を用
いて混合攪拌分散する方法が使用できる。また、粉体塗
料原料溶液中に硬化触媒、酸化防止剤、レベリング剤、
艶消し剤、消泡剤、紫外線吸収剤などの添加剤を添加し
てもよい。複数の着色された粉体塗料原料溶液を混合し
て、目的の色彩を有する着色された粉体塗料原料溶液を
調製し、噴霧乾燥することもできる。
【0082】また、色相の異なる2種以上の熱硬化性粉
体塗料(A)の乾式混合する方法としては、ヘンシェル
ミキサー、ナウターミキサーなど公知慣用の乾式混合攪
拌方法が使用できる。塗装方法については、静電吹付法
または摩擦帯電塗装方法、流動浸漬などのような、公知
慣用の種々の方法によって、被塗物基材を塗装せしめ、
通常、かくして得られる塗装物を、約120〜約250
℃の温度で焼き付けを行なうというようにすればよく、
このようにして、粉体塗装物を得ることが出来る。
体塗料(A)の乾式混合する方法としては、ヘンシェル
ミキサー、ナウターミキサーなど公知慣用の乾式混合攪
拌方法が使用できる。塗装方法については、静電吹付法
または摩擦帯電塗装方法、流動浸漬などのような、公知
慣用の種々の方法によって、被塗物基材を塗装せしめ、
通常、かくして得られる塗装物を、約120〜約250
℃の温度で焼き付けを行なうというようにすればよく、
このようにして、粉体塗装物を得ることが出来る。
【0083】本発明の塗膜形成方法により、被塗物上に
単層または複層の塗膜を形成することができ、下塗り塗
料、トップコート塗料にも適用できる。
単層または複層の塗膜を形成することができ、下塗り塗
料、トップコート塗料にも適用できる。
【0084】ここにおいて、被塗物とは塗料が塗布され
る基材をいい、具体的には、未塗装の鋼板、未処理の若
しくは化成処理されたアルミ基材等の未塗装金属素材で
あって、自動車車体、2輪車車体等の道路車両に使用さ
れる基材や、アルミホイ−ル等の自動車部品用に使用さ
れる基材、飲料缶などに使用される基材等が挙げられる
し、また電着塗装がほどこされた状態の自動車車体等の
道路車両に使用される基材も含まれる。
る基材をいい、具体的には、未塗装の鋼板、未処理の若
しくは化成処理されたアルミ基材等の未塗装金属素材で
あって、自動車車体、2輪車車体等の道路車両に使用さ
れる基材や、アルミホイ−ル等の自動車部品用に使用さ
れる基材、飲料缶などに使用される基材等が挙げられる
し、また電着塗装がほどこされた状態の自動車車体等の
道路車両に使用される基材も含まれる。
【0085】さらに、家電製品、自動販売機、スチ−ル
家具等に使用される基材、例えば電気亜鉛メッキ鋼板、
溶融亜鉛メッキ鋼板等や、瓦類;ガラス類;または各種
の無機質建材類;門扉またはフェンス類の如き、各種の
建材類;アルミサッシ類の如き、各種の建築内外装用資
材類;道路標示板、ガードレールなどの道路用資材等も
例示される。
家具等に使用される基材、例えば電気亜鉛メッキ鋼板、
溶融亜鉛メッキ鋼板等や、瓦類;ガラス類;または各種
の無機質建材類;門扉またはフェンス類の如き、各種の
建材類;アルミサッシ類の如き、各種の建築内外装用資
材類;道路標示板、ガードレールなどの道路用資材等も
例示される。
【0086】これらの基材は、最終用途に応じた形状に
加工されたものでも良いし、またPCM(プレコ−トメ
タル)塗装法が適用される形態、即ちおおまかに平板状
の切板状基材であって本発明の方法により塗膜が形成さ
れた後に目的に応じた所定の形状に折り曲げ加工される
ものであっても良いし、さらにはコイルコ−ティングの
ような完全に後加工に供される塗装システムに使用され
る基材でも良い。
加工されたものでも良いし、またPCM(プレコ−トメ
タル)塗装法が適用される形態、即ちおおまかに平板状
の切板状基材であって本発明の方法により塗膜が形成さ
れた後に目的に応じた所定の形状に折り曲げ加工される
ものであっても良いし、さらにはコイルコ−ティングの
ような完全に後加工に供される塗装システムに使用され
る基材でも良い。
【0087】以上に述べてきたように、本発明の塗膜形
成方法は、常法により、上掲したような種々の被塗物基
材類に熱硬化性粉体塗料組成物が塗布し、次いで、常法
に従って、焼き付け乾燥せしめるということによって、
塗膜の、とりわけ、平滑性、色相均一性などに優れた粉
体塗装物を与えることが出来るものである。
成方法は、常法により、上掲したような種々の被塗物基
材類に熱硬化性粉体塗料組成物が塗布し、次いで、常法
に従って、焼き付け乾燥せしめるということによって、
塗膜の、とりわけ、平滑性、色相均一性などに優れた粉
体塗装物を与えることが出来るものである。
【0088】
【実施例】次に、本発明を参考例、実施例及び比較例に
より、一層具体的に説明するが、本発明はこれらの例示
例にのみ限定されるものではないのはいうまでもない。
以下において、特に断りのない限りは、「部」は、すべ
て「重量部」を意味するものとする。
より、一層具体的に説明するが、本発明はこれらの例示
例にのみ限定されるものではないのはいうまでもない。
以下において、特に断りのない限りは、「部」は、すべ
て「重量部」を意味するものとする。
【0089】実施例1(本発明で使用する熱硬化粉体塗
料(X−1)の調製例) ファインディック A−224S(大日本インキ化学工
業製 グリシジル基含有固形アクリル樹脂 エポキシ当
量525)84部、ドデカン二酸(宇部興産製、脂肪族
二塩基酸)16部、ベンゾイン0.5部、モダフロー
(モンサント社製レベリング剤)1部 をメチルエチル
ケトン150部、イソブタノール100部中に加熱溶解
した。ついで、タイペークCR−90(石原産業社製酸
化チタン)40部を加え、ガラスビーズを充填したサン
ドミルで60℃以下で1時間分散した。
料(X−1)の調製例) ファインディック A−224S(大日本インキ化学工
業製 グリシジル基含有固形アクリル樹脂 エポキシ当
量525)84部、ドデカン二酸(宇部興産製、脂肪族
二塩基酸)16部、ベンゾイン0.5部、モダフロー
(モンサント社製レベリング剤)1部 をメチルエチル
ケトン150部、イソブタノール100部中に加熱溶解
した。ついで、タイペークCR−90(石原産業社製酸
化チタン)40部を加え、ガラスビーズを充填したサン
ドミルで60℃以下で1時間分散した。
【0090】この有機溶剤溶液を溶剤回収装置を備えた
防爆型の垂直下降並流式噴霧乾燥装置で、噴霧方式とし
て回転円盤式を用いて噴霧乾燥した。円盤の回転速度を
15,000rpmとし、熱源ガスとしては窒素ガスを
用い、原料溶液と熱源ガスを垂直下降並流式で接触させ
た。ガスの温度は120℃に設定した。60℃に予備加
熱した粉体塗料原料溶液を供給速度0.5kg/hrで
噴霧乾燥装置中に噴霧し、装置内で乾燥された粉体塗料
の粒子をサイクロンで捕集することによって、熱硬化性
粉体塗料(X−1−1)を得た。
防爆型の垂直下降並流式噴霧乾燥装置で、噴霧方式とし
て回転円盤式を用いて噴霧乾燥した。円盤の回転速度を
15,000rpmとし、熱源ガスとしては窒素ガスを
用い、原料溶液と熱源ガスを垂直下降並流式で接触させ
た。ガスの温度は120℃に設定した。60℃に予備加
熱した粉体塗料原料溶液を供給速度0.5kg/hrで
噴霧乾燥装置中に噴霧し、装置内で乾燥された粉体塗料
の粒子をサイクロンで捕集することによって、熱硬化性
粉体塗料(X−1−1)を得た。
【0091】粒子の平均粒径は8μmで、標準偏差7.
2平均円形度は0.98であった。ついで、タイペーク
CR−90をカーボンブラックMA−100(三菱化学
社製)1部に代えた以外は(X−1−1)と同様にして
熱硬化性粉体塗料(X−1−2)を得た。粒子の平均粒
径は7μmで、標準偏差9.7、平均円形度は0.97
であった。(X−1−1)95部と(X−1−2)5部
をヘンシェルミキサーで乾式混合し、熱硬化性粉体塗料
(X−1)を得た。
2平均円形度は0.98であった。ついで、タイペーク
CR−90をカーボンブラックMA−100(三菱化学
社製)1部に代えた以外は(X−1−1)と同様にして
熱硬化性粉体塗料(X−1−2)を得た。粒子の平均粒
径は7μmで、標準偏差9.7、平均円形度は0.97
であった。(X−1−1)95部と(X−1−2)5部
をヘンシェルミキサーで乾式混合し、熱硬化性粉体塗料
(X−1)を得た。
【0092】実施例2(本発明で使用する熱硬化粉体塗
料(X−2)の調製例) ファインディック M−8034(大日本インキ化学工
業製 水酸基含有固形ポリエステル樹脂 水酸基価30
)87部、ベスタゴン B−1530(デグサ社製、
ブロックイソシアネート化合物)13部、ベンゾイン
0.5 部、モダフロー(モンサント社製レベリング
剤)1部 をメチルエチルケトン250 部、中に加熱
溶解した。ついで、ファーストゲンブルーNK(大日本
インキ化学工業製銅フタロシアニンブルー)1部を参考
例1と同様にしてサンドミルで上記樹脂溶液中に混合分
散させた後、この有機溶剤溶液を参考例1と同様にして
噴霧乾燥した。装置内で乾燥された粉体塗料の粒子をサ
イクロンで捕集することによって、熱硬化性粉体塗料
(X−2−1)を得た。
料(X−2)の調製例) ファインディック M−8034(大日本インキ化学工
業製 水酸基含有固形ポリエステル樹脂 水酸基価30
)87部、ベスタゴン B−1530(デグサ社製、
ブロックイソシアネート化合物)13部、ベンゾイン
0.5 部、モダフロー(モンサント社製レベリング
剤)1部 をメチルエチルケトン250 部、中に加熱
溶解した。ついで、ファーストゲンブルーNK(大日本
インキ化学工業製銅フタロシアニンブルー)1部を参考
例1と同様にしてサンドミルで上記樹脂溶液中に混合分
散させた後、この有機溶剤溶液を参考例1と同様にして
噴霧乾燥した。装置内で乾燥された粉体塗料の粒子をサ
イクロンで捕集することによって、熱硬化性粉体塗料
(X−2−1)を得た。
【0093】粒子の平均粒径は10μmで、標準偏差
8.9 平均円形度は0.98であった。ついで、ファ
ーストゲンブルーNKをカーミン6B(住友化学工業社
製)1部に代えた以外は(X−2−1)と同様にして熱
硬化性粉体塗料(X−2−2)を得た。粒子の平均粒径
は9μmで、標準偏差11.3、平均円形度は0.97
であった。(X−2−1)50部と(X−2−2)50
部乾式混合し、熱硬化性粉体塗料(X−2)を得た。
8.9 平均円形度は0.98であった。ついで、ファ
ーストゲンブルーNKをカーミン6B(住友化学工業社
製)1部に代えた以外は(X−2−1)と同様にして熱
硬化性粉体塗料(X−2−2)を得た。粒子の平均粒径
は9μmで、標準偏差11.3、平均円形度は0.97
であった。(X−2−1)50部と(X−2−2)50
部乾式混合し、熱硬化性粉体塗料(X−2)を得た。
【0094】比較例1(溶融混練法で調製した熱硬化性
粉体塗料(Z−1)の例) ファインディック A−224S、84部、ドデカン二
酸16部、ベンゾイン0.5 部、モダフロー1部 タ
イペークCR−90 40部をヘンシェルミキサーで混
合し、ブス社コニダーPR46型1軸混練機、100℃
で100回転で溶融混練し、冷却後、微粉砕し、200
メッシュ金網で分級して熱硬化性粉体塗料(Z−1−
1)を得た。平均粒径は15μmで平均円形度0.81
であった。ついで、タイペークCR−90をカーボンブ
ラックMA−100(三菱化学社製)1部に代えた以外
は(Z−1−1)と同様にして熱硬化性粉体塗料(Z−
1−2)を得た。粒子の平均粒径は11μmで、標準偏
差14.0平均円形度は0.82であった。(Z−1−
1)95部と(Z−1−2)5部をヘンシェルミキサー
で乾式混合し、熱硬化性粉体塗料(Z−1)を得た。
粉体塗料(Z−1)の例) ファインディック A−224S、84部、ドデカン二
酸16部、ベンゾイン0.5 部、モダフロー1部 タ
イペークCR−90 40部をヘンシェルミキサーで混
合し、ブス社コニダーPR46型1軸混練機、100℃
で100回転で溶融混練し、冷却後、微粉砕し、200
メッシュ金網で分級して熱硬化性粉体塗料(Z−1−
1)を得た。平均粒径は15μmで平均円形度0.81
であった。ついで、タイペークCR−90をカーボンブ
ラックMA−100(三菱化学社製)1部に代えた以外
は(Z−1−1)と同様にして熱硬化性粉体塗料(Z−
1−2)を得た。粒子の平均粒径は11μmで、標準偏
差14.0平均円形度は0.82であった。(Z−1−
1)95部と(Z−1−2)5部をヘンシェルミキサー
で乾式混合し、熱硬化性粉体塗料(Z−1)を得た。
【0095】比較例2(溶融混練法で調製した熱硬化性
粉体塗料(Z−1)の例) ファインディック M−8034(大日本インキ化学工
業製 水酸基含有固形ポリエステル樹脂 水酸基価3
0)87部、ベスタゴン B−1530(デグサ社製、
ブロックイソシアネート化合物)13部、ベンゾイン
0.5 部、モダフロー(モンサント社製レベリング
剤)1部 ファーストゲンブルーNK(大日本インキ化
学工業製銅フタロシアニンブルー)1部をヘンシェルミ
キサーで混合し、ブス社コニダーPR46型1軸混練
機、100℃で100回転で溶融混練し、冷却後、微粉
砕し、200メッシュ金網で分級して熱硬化性粉体塗料
(Z−2−1)を得た。平均粒径は9μmで標準偏差2
1.5、平均円形度0.85であった。ついで、ファー
ストゲンブルーNKをカーミン6B(住友化学工業社
製)1部に代えた以外は(Z−2−1)と同様にして熱
硬化性粉体塗料(Z−2−2)を得た。粒子の平均粒径
は9μmで、標準偏差24.8、平均円形度は0.88
であった。(Z−2−1)50部と(Z−2−2)50
部乾式混合し、熱硬化性粉体塗料(Z−2)を得た。
粉体塗料(Z−1)の例) ファインディック M−8034(大日本インキ化学工
業製 水酸基含有固形ポリエステル樹脂 水酸基価3
0)87部、ベスタゴン B−1530(デグサ社製、
ブロックイソシアネート化合物)13部、ベンゾイン
0.5 部、モダフロー(モンサント社製レベリング
剤)1部 ファーストゲンブルーNK(大日本インキ化
学工業製銅フタロシアニンブルー)1部をヘンシェルミ
キサーで混合し、ブス社コニダーPR46型1軸混練
機、100℃で100回転で溶融混練し、冷却後、微粉
砕し、200メッシュ金網で分級して熱硬化性粉体塗料
(Z−2−1)を得た。平均粒径は9μmで標準偏差2
1.5、平均円形度0.85であった。ついで、ファー
ストゲンブルーNKをカーミン6B(住友化学工業社
製)1部に代えた以外は(Z−2−1)と同様にして熱
硬化性粉体塗料(Z−2−2)を得た。粒子の平均粒径
は9μmで、標準偏差24.8、平均円形度は0.88
であった。(Z−2−1)50部と(Z−2−2)50
部乾式混合し、熱硬化性粉体塗料(Z−2)を得た。
【0096】実施例(X−1)〜(X−2)及び比較参
考用として熱硬化性粉体塗料(Z−1)〜(Z―2)
を、粉体塗装用静電スプレー塗装機で、燐酸亜鉛処理を
施した0.8mm厚の磨き鋼板上に塗装せしめ、次い
で、180℃で20分焼き付けを行なうことによって、
硬化塗膜の形成された各種の試験板を得た。それらの塗
膜の評価判定結果を、まとめて、第1表に示す。
考用として熱硬化性粉体塗料(Z−1)〜(Z―2)
を、粉体塗装用静電スプレー塗装機で、燐酸亜鉛処理を
施した0.8mm厚の磨き鋼板上に塗装せしめ、次い
で、180℃で20分焼き付けを行なうことによって、
硬化塗膜の形成された各種の試験板を得た。それらの塗
膜の評価判定結果を、まとめて、第1表に示す。
【0097】
【表1】
【0098】《塗料及び塗膜諸物性評価判定の要領》
膜厚 ;電磁膜厚計で測定した。
平滑性 ;目視判定により、5段階の評価判定を行な
った。 評価「5」 ;非常にスムーズなる平滑な塗面の場合 評価「4」 ;小さいラウンドが有る場合 評価「3」 ;大きなラウンドが有る場合 評価「2」 ;大きなラウンドが有り、細かいチリ肌
が多く認められる場合 評価「1」 ;大きなラウンドが有り、細かいチリ肌
が著しく、塗膜外観を著しく損ねている場合
った。 評価「5」 ;非常にスムーズなる平滑な塗面の場合 評価「4」 ;小さいラウンドが有る場合 評価「3」 ;大きなラウンドが有る場合 評価「2」 ;大きなラウンドが有り、細かいチリ肌
が多く認められる場合 評価「1」 ;大きなラウンドが有り、細かいチリ肌
が著しく、塗膜外観を著しく損ねている場合
【0099】色相の均一性評価基準 ;視力1.5の
評価者が塗膜から20cm〜2m20cm離れて観察し
た場合 評価 5 :20cmでも均一に見える。 評価 4 :20cmでは不均一に見えるが、70c
mでは均一に見える。 評価 3 :70cmでは不均一に見えるが、120
cmでは均一に見える。 評価 2 :120cmでは不均一に見えるが、17
0cmでは均一に見える。 評価 1 :170cmでは不均一に見えるが、22
0cmでは均一に見える。
評価者が塗膜から20cm〜2m20cm離れて観察し
た場合 評価 5 :20cmでも均一に見える。 評価 4 :20cmでは不均一に見えるが、70c
mでは均一に見える。 評価 3 :70cmでは不均一に見えるが、120
cmでは均一に見える。 評価 2 :120cmでは不均一に見えるが、17
0cmでは均一に見える。 評価 1 :170cmでは不均一に見えるが、22
0cmでは均一に見える。
【0100】塗料の搬送性 ;粉体塗料を流動層から
インジェクターを経由してホースにより2時間連続して
塗装した後、インジェクター及びホース内での粉体塗料
の堆積状態を目視判定した。 評価 ◎ ;粉体塗料が全く堆積しなかった 評価 ○ ;粉体塗料がほとんど堆積しなかった 評価 × ;粉体塗料が堆積してインジェクターまた
はホースがほとんど閉塞した。
インジェクターを経由してホースにより2時間連続して
塗装した後、インジェクター及びホース内での粉体塗料
の堆積状態を目視判定した。 評価 ◎ ;粉体塗料が全く堆積しなかった 評価 ○ ;粉体塗料がほとんど堆積しなかった 評価 × ;粉体塗料が堆積してインジェクターまた
はホースがほとんど閉塞した。
【0101】
【発明の効果】以上に詳述して明らかとなったように、
本発明によれば、2種以上の色相の異なる熱硬化性粉体
塗料を用いて、とりわけ、平滑性に優れ、均一な色相を
有する塗膜を形成することができる。
本発明によれば、2種以上の色相の異なる熱硬化性粉体
塗料を用いて、とりわけ、平滑性に優れ、均一な色相を
有する塗膜を形成することができる。
フロントページの続き
Fターム(参考) 4D075 BB16X BB24X BB63X CA48
DA06 DB02 DB07 DB12 DB13
DC03 DC05 DC10 DC12 DC13
DC18 DC38 DC42 EA02 EA19
EB13 EB14 EB15 EB19 EB20
EB22 EB32 EB33 EB35 EB37
EB38 EB42 EB45 EB57 EC11
4J038 CG001 DB001 DD001 DG001
GA03 GA06 GA07 GA09 GA11
GA15 KA03 KA06 KA08 KA20
MA02 PA07 PA19
Claims (4)
- 【請求項1】 色相の異なる2種以上の熱硬化性粉体塗
料(A)を乾式混合して得られた熱硬化性粉体塗料組成
物を用いて、被塗物上に塗膜を形成する塗膜形成方法で
あって、該熱硬化性粉体塗料(A)が、熱硬化性樹脂
(B)と硬化剤(C)、着色剤(D)、有機溶剤(E)
とを必須の構成成分として含んでなる粉体塗料原料溶液
を、噴霧乾燥させて得られたものであることを特徴とす
る塗膜形成方法。 - 【請求項2】 熱硬化性粉体塗料(A)の体積平均粒径
が1〜20μmで、その分布の標準偏差が20以下であ
り、かつ平均円形度が0.9〜1.0である、請求項1
に記載の塗膜形成方法。 - 【請求項3】 熱硬化性粉体塗料(A)が、アクリル樹
脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂及びウレタン樹脂
からなる群から選ばれた、硬化反応性基を有する樹脂を
含有するものである請求項1又は2に記載の塗膜形成方
法。 - 【請求項4】 熱硬化性粉体塗料(A)が、エポキシ
基、カルボキシル基、水酸基、アミノ基、イソシアネー
ト基、加水分解性シリル基、ブロック化カルボキシル
基、ブロック化アミノ基、及びブロック化イソシアネー
ト基からなる群から選ばれる少なくとも1種の硬化反応
性基を有するものである、請求項1又は2又は3に記載
の塗膜形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001291211A JP2003096398A (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | 塗膜形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001291211A JP2003096398A (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | 塗膜形成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003096398A true JP2003096398A (ja) | 2003-04-03 |
Family
ID=19113396
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001291211A Pending JP2003096398A (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | 塗膜形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003096398A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005187541A (ja) * | 2003-12-24 | 2005-07-14 | Kansai Paint Co Ltd | 着色粉体塗料、調色方法及び着色粉体塗装物品 |
| JP2008531457A (ja) * | 2005-02-28 | 2008-08-14 | フエロ コーポレーション | 合わせガラスの装飾方法 |
| JP2014118458A (ja) * | 2012-12-14 | 2014-06-30 | Lixil Corp | 粉体塗料及び塗装部材 |
| JP2016000794A (ja) * | 2014-06-12 | 2016-01-07 | 富士ゼロックス株式会社 | 調色方法、粉体塗料組成物及び粉体塗料セット |
| JP2016145298A (ja) * | 2015-02-09 | 2016-08-12 | 富士ゼロックス株式会社 | 粉体塗料及び粉体塗料の製造方法 |
| JP2017060920A (ja) * | 2015-09-24 | 2017-03-30 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電粉体塗装方法、及び粉体塗料 |
| JP2017060914A (ja) * | 2015-09-24 | 2017-03-30 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電粉体塗装方法、及び粉体塗料 |
| JP2017121608A (ja) * | 2016-01-07 | 2017-07-13 | 株式会社日本触媒 | 脱保護反応を利用したカルボン酸金属塩塗膜の製造方法 |
-
2001
- 2001-09-25 JP JP2001291211A patent/JP2003096398A/ja active Pending
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|---|---|---|---|---|
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| JP2017060914A (ja) * | 2015-09-24 | 2017-03-30 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電粉体塗装方法、及び粉体塗料 |
| JP2017121608A (ja) * | 2016-01-07 | 2017-07-13 | 株式会社日本触媒 | 脱保護反応を利用したカルボン酸金属塩塗膜の製造方法 |
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