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JP2003081839A - トレハロースを含有する免疫賦活剤 - Google Patents

トレハロースを含有する免疫賦活剤

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Publication number
JP2003081839A
JP2003081839A JP2001269859A JP2001269859A JP2003081839A JP 2003081839 A JP2003081839 A JP 2003081839A JP 2001269859 A JP2001269859 A JP 2001269859A JP 2001269859 A JP2001269859 A JP 2001269859A JP 2003081839 A JP2003081839 A JP 2003081839A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trehalose
tumor
active ingredient
immunostimulant
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001269859A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Ukawa
裕一 卯川
Yasushi Kojima
靖 小嶋
Makoto Hisamatsu
眞 久松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oji Paper Co Ltd filed Critical Oji Paper Co Ltd
Priority to JP2001269859A priority Critical patent/JP2003081839A/ja
Publication of JP2003081839A publication Critical patent/JP2003081839A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】トレハロースと、トレハロースの摂取を容
易ならしめる他の成分を含む。トレハロースとして、キ
ノコ類から抽出されたトレハロースを含む。トレハロー
スを有効成分として0.1%(w/w)以上含む。 【効果】 本発明であるトレハロースを有効成分とする
免疫賦活剤は、Sarcoma180移植ガンに対し強い抗腫瘍活
性を持っており、新規なBRM として有用である。本抗腫
瘍活性は、免疫賦活効果(マクロファージの活性化)に
よるものと考えられ、免疫活性低下による様々な疾病に
対しても有効である。また、食品の原料や甘味料として
も利用されているトレハロースは、従来の抗癌剤と比べ
毒性がなく、安価で安全である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は免疫賦活剤、とり
わけ、有効成分としてトレハロースを含んでなる免疫賦
活剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、種々の制癌剤が微生物や天然
植物から生産されていることが知られている。その内の
いくつかのものは、制癌剤として実用化されている。特
に、放線菌由来の制癌剤として、マイトマイシンC、ブ
レオマイシン、アドリアマイシン、ネオカルチノスタチ
ン等が、キノコからはクレスチン、レンチナンが、さら
に西洋イチイからタキソールが知られており、治療に応
用されている。さらに、核酸塩基合成阻害剤として、5
−FUが知られているが、これらのうち多くの制癌剤は、
骨髄抑制、胃腸障害、心機能障害や脱毛といった副作用
を伴い、癌の患者にとって大きな負担となっている。
又、多くの癌患者において免疫能が低下し、癌の進行の
促進が見られたり、各種細菌に対する抵抗性が減弱し、
重篤な感染症にかかりやすくなる。このような背景か
ら、近年、臨床サイドから癌の治療法として、クオリテ
ィー・オブ・ライフという概念が検討されるようにな
り、制癌剤の領域についても、より副作用の少ない、か
つ癌患者の免疫能を亢進して癌の治療を試みることがで
きる免疫賦活剤の利用が盛んになってきている。
【0003】トレハロースは2分子のグルコースが還元
性基同士で結合してなる二糖類であり、自然界において
は細菌、真菌、藻類、昆虫、甲殻類などに広く分布して
いる。食品、化粧品及び医薬品の諸分野においては、蔗
糖に代わる糖質としてのトレハロースの需要が急速に伸
びつつあるが、腫瘍に対して予防又は治療効果があるこ
とは全く知られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、トレ
ハロースから構成される新規な免疫賦活剤を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、か
かる問題を解決するために鋭意研究した結果、トレハロ
ースがSarcoma180固形ガン細胞に対し、免疫賦活作用に
よる極めて高い抗腫瘍効果が存在することを見出し、本
発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明は、トレハロースを有効
成分とする免疫賦活剤に関する。
【0007】更に本発明は、有効成分としてのトレハロ
ースとして、キノコ類から抽出されたトレハロースを含
む免疫賦活剤である。
【0008】本発明免疫賦活剤は、トレハロースを有効
成分として0.1%(w/w)以上含んでいる。
【0009】そして、本発明の免疫賦活剤は、食品又は
健康食品の形態にしたことを課題解消のための手段とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、実施の形態により本発明を
具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるもので
はない。
【0011】本発明に用いられるトレハロースは、酵
母、かび、キノコ、海草等の天然物中に広く分布する非
還元性の二糖類で、上記天然物から水又はエタノールな
どで熱抽出して得る方法や微生物の発酵による方法が知
られている。澱粉から微生物による醗酵法により調製さ
れた市販品としては、結晶性トレハロース粉末(商品名
『トレハ』、固形分当りのトレハロース含量98%以
上、株式会社林原商事販売)及びトレハロース含有シロ
ップ(商品名『トレハスター』、固形分当りのトレハロ
ース含量28%以上)、株式会社林原商事販売)があ
る。また、化学構造的には、D−グルコースの還元性基
どうしが結合したもので、その結合様式からα,α−ト
レハロース、α,β−トレハロース又はβ,β−トレハ
ロースの3種の異性体が存在するが、いずれも本発明に
使用することができる。これらのうち天然に存在する
α,α−トレハロースを使用するのが好ましい。
【0012】上記本発明のトレハロースを有効成分とす
る免疫賦活剤は、これのみを含む製剤として単独で投与
してもよいが、医薬的に許容される医薬補助剤と組み合
わせた経口医薬組成物又は高カロリー輸液剤と併用して
用いるか、若しくは輸液製剤に添加して非経口組成物と
して使用することができる。また、保険機能食品、健康
食品などの医薬品以外の食品に添加する事もできる。
【0013】上記本発明のトレハロースを有効成分とす
る免疫賦活剤の投与剤型としては、各種の形態が治療目
的にに応じて選択でき、その代表的なものとして錠剤、
丸剤、顆粒剤、カプセル剤、散剤、シロップ剤等の経口
剤、座剤、液剤、懸濁剤、乳剤等の非経口剤が挙げられ
る。このような製剤は、薬理学的、製剤学的に許容され
る添加物を必要により添加し、公知の方法により製造す
ることができる。経口剤の製造に際しては、例えば通常
用いられる乳糖、白糖、澱粉、結晶セルロース、コーン
スターチ等の賦形剤、カルボキシメチルセルロース、寒
天、ゼラチン末等の崩壊剤、ポリビニルアルコール、メ
チルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等の結
合剤、シリカ、ステアリン酸マグネシウム、タルク等の
滑沢剤、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、白糖等
のコーティング剤等を使用すればよい。また、溶液剤、
懸濁剤、シロップ剤等の経口液剤、注射剤の製造に際し
ては、注射用蒸留水、生理食塩水等に溶解ないし、懸濁
し、例えば無機又は有機の酸あるいは塩基等のpH調整
剤、等張化剤、安定化剤、希釈剤等を必要により添加す
ればよい。
【0014】本発明における免疫賦活剤は、イヌ、ネ
コ、ハムスターなどのペットや、牛,馬、豚、ニワトリ
等の家畜用の薬剤または飼料に添加して用いることがで
きる。
【0015】固形製剤として投与する場合にはトレハロ
ース濃度が0.1〜100w/w%、輸液製剤として投
与する場合には0.1〜20w/w%の範囲で適宜選択
できる。
【0016】本発明のトレハロースからなる免疫賦活剤
の投与量は、投与の方法、患者の年齢、体重、症状等に
より異なるが通常成人に対して経口投与の場合、1日当
たり1〜1000mg/kg、好ましくは25〜250
mg/kgの範囲で適宜調節して投与することができ
る。
【0017】
【実施例1】[トレハロースの腹腔内投与によるSarcom
a180に対する抗腫瘍効果]5週齡のICR/Slc系雌性マウ
スを用い、1週間の予備飼育後、鼠径部皮下に継代維持
しているSarcoma180ガン細胞を約4×105移植した。
移植24時間後から連続10日間、トレハロースを生理食塩
水に懸濁した溶液(10mg/kg、25mg/kg、50mg/kg、100mg
/kg、250mg/kg)を腹腔内投与した。マウスは市販の固
形飼料(MF、オリエンタル酵母(株))および飲料水を
自由摂取させ、12時間のライトサイクル(8:00点灯、2
0:00消灯)で飼育した。移植1週間後から3週間後まで
の間、1週間に2回、生じた腫瘍の長径と短径をノギスを
用いて測定し、次の式に従って腫瘍サイズを求めた。 腫瘍サイズ(cm3) = 4/3πa2b/2、但し, a;短径(cm)
b;長径(cm) さらに、腫瘍接種3週後に腫瘍を摘出し、腫瘍重量を測
定し、以下の式より腫瘍抑制率を算出した。 腫瘍抑制率(%) = (1-T/C)×100 但し, T;サンプル投与群のマウスの腫瘍サイズの平
均、n=7 C;生理食塩水投与群のマウスの腫瘍サイズの平均、n=7
【0018】
【表1】 表1は、トレハロース10mg/kg〜250 mg/kgを腹腔内投与
した時の腫瘍サイズの経時変化を示すグラフである。
【0019】
【表2】 表2は、トレハロース10mg/kg〜250 mg/kgを腹腔内投与
した時の腫瘍重量ならびに腫瘍抑制率を示した表であ
る。
【0020】表1に経時的な腫瘍サイズの変化を示し
た。また、表2に摘出した腫瘍の平均重量と腫瘍抑制率
を示した。50mg/kgで最大の抗腫瘍効果が認められ(抑
制率76%)、その濃度をピークに、濃度が高くても低
くても抗腫瘍効果は低下した。従って、腹腔内投与によ
る抗腫瘍効果の最適濃度は50mg/kgであることがわか
る。
【0021】
【実施例2】[トレハロースの経口投与によるSarcoma1
80に対する抗腫瘍効果]5週齡のICR/Slc系雌性マウス
を用い、1週間の予備飼育後、鼠径部皮下に継代維持し
ているSarcoma180ガン細胞を約4×105移植した。移
植24時間後から連続10日間、トレハロースを生理食塩水
に懸濁した溶液(10mg/kg、25mg/kg、50mg/kg、100mg/k
g、250mg/kg)を胃ゾンデを用いて経口投与した。マウ
スは市販の固形飼料(MF、オリエンタル酵母(株))お
よび飲料水を自由摂取させ、12時間のライトサイクル
(8:00点灯、20:00消灯)で飼育した。移植1週間後か
ら3週間後までの間、1週間に2回、生じた腫瘍の長径と
短径をノギスを用いて測定し、次の式に従って腫瘍サイ
ズを求めた。 腫瘍サイズ(cm3) = 4/3πa2b/2、但し, a;短径(cm)
b;長径(cm) さらに、腫瘍接種3週後に腫瘍を摘出し、腫瘍重量を測
定し、以下の式より腫瘍抑制率を算出した。 腫瘍抑制率(%) = (1-T/C)×100 但し, T;サンプル投与群のマウスの腫瘍サイズの平
均、n=7 C;生理食塩水投与群のマウスの腫瘍サイズの平均、n=7
【0022】
【表3】 表3は、トレハロース10mg/kg〜250 mg/kgを経口投与し
た時の腫瘍サイズの経時変化を示すグラフである。
【0023】
【表4】 表4は、トレハロース10mg/kg〜250 mg/kgを経口投与し
た時の腫瘍重量ならびに腫瘍抑制率を示した表である。
【0024】表3に経時的な腫瘍サイズの変化を示し
た。また、表4に摘出した腫瘍の平均重量と腫瘍抑制率
を示した。経口投与の場合は、腹腔内投与の場合と違っ
て、25〜250mg/kgの広範囲の濃度で抗腫瘍効果が認めら
れた。特に、100mg/kgで最大の腫瘍抑制率(73.1%)で
あり、他の濃度でも70%に近い抗腫瘍効果のあることが
わかる。
【0025】
【発明の効果】本発明であるトレハロースを有効成分と
する免疫賦活剤は、Sarcoma180移植ガンに対し強い抗腫
瘍活性を持っており、新規なBRM として有用である。本
抗腫瘍活性は、免疫賦活効果(マクロファージの活性
化)によるものと考えられ、免疫活性低下による様々な
疾病に対しても有効である。また、食品の原料や甘味料
としても利用されているトレハロースは、従来の抗癌剤
等と比べ毒性がなく、安価で安全である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C057 BB01 BB03 4C086 AA01 AA02 EA01 MA01 MA04 NA06 NA07 NA14 ZB09 ZB26 4C088 AA02 AC17 BA12 NA06 NA07 NA14 ZB09 ZB26

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有効成分としてトレハロースを含むこと
    を特徴とする免疫賦活剤。
  2. 【請求項2】 前記有効成分としてのトレハロースとし
    て、キノコ類から抽出されたトレハロースを含む請求項
    1記載の免疫賦活剤。
  3. 【請求項3】 前記トレハロースを有効成分として0.
    1%(w/w)以上含んでなる請求項1又は2記載の免
    疫賦活剤。
  4. 【請求項4】 前記免疫賦活剤は、食品又は健康食品の
    形態にある請求項1乃至3いずれかに記載の免疫賦活
    剤。
JP2001269859A 2001-09-06 2001-09-06 トレハロースを含有する免疫賦活剤 Pending JP2003081839A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9127322B2 (en) 2007-12-10 2015-09-08 Oriental Yeast Co., Ltd. Yeast having immunopotentiating capability and food or feed

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JP2000007570A (ja) * 1998-06-24 2000-01-11 Hayashibara Biochem Lab Inc 抗内分泌障害剤
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