JP2003065293A - 軸流ファン用羽根車 - Google Patents
軸流ファン用羽根車Info
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Abstract
及び前傾とし、さらに、羽根前縁側の肉厚を後縁側の肉
厚よりも大きくした軸流ファン用羽根車においても、強
度を確保し軸流ファン用羽根車の破損を抑えられる構造
を提供する 【解決手段】 軸流ファン用羽根車1は、主に、円筒形
状のハブ2と、ハブ2の外周面に送風方向に傾斜して設
けられている3枚の羽根3とを樹脂一体成形することに
より形成されている。各羽根3の根元の前縁には、羽根
3の前縁の形状に沿ってハブ2の外周面から延びる第1
リブ4が形成されている。また、各羽根3の第1リブ4
の後縁側の根元には、第2リブ5が形成されている。第
2リブ5は、羽根3の第1リブ4の外周端に交わり、第
1リブ4と一体を成すように延びている。
Description
車、特に、回転軸を中心として回転するハブとハブの外
周面に設けられた複数の羽根との樹脂一体成形品からな
る軸流ファン用羽根車に関する。
いる軸流ファンは、モーターの回転軸に装着されたハブ
と、その外周に設けられた複数の羽根との樹脂一体成型
品からなる羽根車を備えている。このような軸流ファン
用羽根車に対しては、従来から静音化の要求があり、以
下のような静音化設計がなされている。
根車11を図1及び図2に示す。軸流ファン用羽根車1
1の羽根13は、図1に示すように、2点鎖線で図示さ
れた静音化設計されていない羽根23の前進角αよりも
大きな前進角α1を有している。また、図2の羽根の子
午面の模式図に示すように、実線で図示された羽根13
は、2点鎖線で図示された静音化設計されていない羽根
23の前傾角βよりも大きな前傾角β1を有している。
このように、羽根形状を前進及び前傾にすることで、軸
流ファン用羽根車を静音化している。
回転時の遠心力により、回転軸方向に羽根を押さえつけ
ようとする力が作用するため、羽根の根元には大きな曲
げ応力が発生している。そして、特に、上記のように羽
根形状を前進及び前傾にして静音化した軸流ファン用羽
根車では、回転時の遠心力により羽根を回転軸方向に曲
げようとする応力が羽根の根元の前縁側に集中するよう
になる。
の根元の肉厚を大きくしたり、羽根前縁のアールを大き
くすることにより、羽根の根元の前縁における応力緩和
が図られている。
及び前傾にして静音化した羽根車に対して、さらなる静
音化が求められている。その要求に対して、羽根形状を
前進及び前傾にすることに加えて羽根の前縁側の肉厚を
後縁側の肉厚よりも大きくする場合がある。このような
軸流ファン用羽根車では、前縁側の肉厚が後縁側の肉厚
よりも大きいため、羽根の重心が前縁側に偏重して羽根
の根元の前縁に応力がさらに集中することになる。この
ため、一層の応力緩和が必要となる。
対して、上記の応力緩和方法で対応しようとすると、以
下のような問題が生じる。羽根の根元の肉厚を厚くして
応力緩和する場合については、肉厚を大きくするのに限
界があり、また、軸流ファン用羽根車の樹脂材料の使用
量の増加及びそれに伴う成形冷却時間が増加による生産
性の低下が生じる。さらに、肉厚の部分は、成形冷却時
にヒケを生じ易く軸流ファン用羽根車の成形不良の原因
にもなる。
る場合については、アールが大きくなり過ぎて、軸流フ
ァン用羽根車を平面視した際に羽根の前縁と隣り合う羽
根の後縁とが重なってしまうことがある。この場合、上
下抜きの金型によって樹脂一体成形することが困難にな
る。本発明の課題は、軸流ファン用羽根車、特に、羽根
形状を前進及び前傾とし、さらに、羽根前縁側の肉厚を
後縁側の肉厚よりも大きくした軸流ファン用羽根車にお
いても、強度を確保し軸流ファン用羽根車の破損を抑え
られる構造を提供することにある。
ァン用羽根車は、回転軸を中心として回転するハブと、
ハブの外周面に設けられた複数の羽根との樹脂一体成形
品からなる軸流ファン用羽根車である。そして、複数の
羽根の両面には、羽根の根元の前縁から前縁の形状に沿
って延びる第1リブが設けられている。
に羽根の根元の前縁から前縁の形状に沿って第1リブを
設けて羽根の亀裂の方向に対して断面積を大きくしてい
る。このため、羽根形状を前進及び前傾とし、さらに、
羽根前縁側の肉厚を後縁側の肉厚よりも大きくして静音
化された軸流ファン用羽根車のように、羽根の根元の前
縁にかかる曲げ力が非常に大きい場合でも、十分に応力
を緩和することができる。これにより、軸流ファン用羽
根車の破損を抑えられる。
請求項1において、複数の羽根の両面には、羽根の第1
リブの後縁側の根元から第1リブの外周端と交わるよう
に延びる第2リブがさらに設けられている。この軸流フ
ァン用羽根車では、第1リブの後縁側に設けられた第2
リブが第1リブとその外周端で交わり一体の構造体を形
成している。これにより、リブの剛性を高めることがで
き、軸流ファン用羽根車の強度をさらに向上することで
きる。
の内周側には、ハブの外周面、第2リブ及び第1リブに
よって囲まれた窪みが形成されている。これにより、こ
れらのリブの形成による樹脂使用量の増加並びに軸流フ
ァン用羽根車成形時の成形冷却時間の増加を抑えること
ができる。また、成形冷却時のリブのヒケも生じにく
い。
請求項2において、第1リブ及び第2リブは、回転軸線
に平行に延び壁形状をなしている。請求項4に記載の軸
流ファン用羽根車は、請求項2又は3において、第1リ
ブ及び第2リブは、ハブ及び複数の羽根とともに樹脂一
体成形されている。この軸流ファン用羽根車では、第1
リブ及び第2リブが回転軸線に対して平行に延びる壁形
状をなしているため、従来の樹脂製の軸流ファン用羽根
車と同様、上下抜きの金型によって樹脂一体成形するこ
とが可能である。
に基づいて説明する。 (1)軸流ファン用羽根車の構成 本発明の一実施形態である軸流ファン用羽根車1を図3
〜図5に示す。軸流ファン用羽根車1は、エアコンの室
外機等の送風を行うためのファンに用いられており、主
に、円筒形状のハブ2と、ハブ2の外周面に送風方向に
傾斜して設けられている複数(本実施形態では3枚)の
羽根3とを樹脂一体成形することにより形成されてい
る。ハブ2の内周部は、モーター(図示せず)の回転軸
に装着される。ここで、この軸流ファン用羽根車1の回
転軸を回転軸O−Oとする。
ファン用羽根車11と同様に、前進及び前傾した羽根形
状を有している(図1及び図4参照)。そして、羽根3
は、従来例の静音化設計された軸流ファン用羽根車11
の羽根13に比べて、羽根前縁側の肉厚を後縁側の肉厚
よりも大きくした羽根形状を有している(図5参照)。
ここで、軸流ファン用羽根車1を回転させたときに気流
が流入する側の面、すなわち、羽根3の前縁が前傾して
いる方の面を負圧面3aとし、その反対側の面を圧力面
3bとする。
の形状に沿ってハブ2の外周面から延びる第1リブ4が
形成されている。第1リブ4は、羽根3の負圧面3a側
に形成された負圧面側第1リブ4aと、羽根3の圧力面
3b側に形成された圧力面側第1リブ4bとから構成さ
れている。負圧面側第1リブ4aは、図5に示すよう
に、ハブ2の負圧面3a側の端部から回転軸O−Oに略
直交する方向に、かつ、羽根3の外周側に向かって延
び、羽根3の負圧面3aと滑らかに一体となるように形
成されている。また、負圧面側第1リブ4aは、回転軸
O−Oに対して平行に延びる壁形状に形成されている。
3b側の外周部から羽根3の外周側に向かって傾斜して
延び、羽根3の圧力面3bと滑らかに一体となるよう
に、負圧面側第1リブ4aの真裏側に形成されている。
また、圧力面側第1リブ4bも負圧面側第1リブ4aと
同様に、回転軸O−Oに対して平行に延びる壁状に形成
されている。すなわち、負圧面側第1リブ4aと圧力面
側第1リブ4bとは、羽根3の両面3a、3bの根元の
前縁を前縁の形状に沿って延びる一体の壁形状をなして
いる。
は、第2リブ5が形成されている。第2リブ5は、羽根
3の第1リブ4の外周端に交わり、第1リブ4と一体を
成すように延びている。第2リブ5は、羽根3の負圧面
3a側に形成された負圧面側第2リブ5aと、羽根3の
圧力面3b側に形成された圧力面側第2リブ5bとから
構成されている。
3a側の端部から負圧面側第1リブ4aの外周端に交差
する方向に向かって延び、羽根3の負圧面3aと滑らか
に一体となるように形成されている。また、負圧面側第
2リブ5aは、負圧面側第1リブ4aと同様に、回転軸
O−Oに対して平行に延びる壁形状に形成されている。
3b側の外周部から圧力面側第1リブ4bの外周端と交
差する方向に延び、羽根3の圧力面3bと滑らかに一体
となるように、負圧面側第2リブ5aの真裏側に形成さ
れている。圧力面側第2リブ5bも負圧面側第2リブ5
aと同様に、回転軸O−Oに対して平行に延びる壁形状
に形成されている。すなわち、負圧面側第2リブ5aと
圧力面側第2リブ5bとは、羽根3の両面3a、3bの
第1リブ4の後縁側に形成された一体の壁形状をなして
いる。また、第1リブ4の外周端と交差する方向に延び
ているので、第1リブ4と第2リブ5とが一体となった
構造体を形成している。これにより、羽根3の負圧面3
a及び圧力面3bには、第1リブ4、第2リブ5及びハ
ブ2の外周面とによって囲まれた三角形状の窪み6a及
び6bが形成されている。
第2リブ5は、下記のサイズを採用している。リブ幅W
は、5〜7mmとしている(図6参照)。ハブ半径と中
心軸O−Oからリブ外周端までの半径との差であるリブ
長さLが羽根車半径とハブ半径との差(以下、羽根スパ
ンとする)に対して0.27倍以下になるようにしてい
る(図7参照)。
縁の進入角度をθとすると、負圧面側リブ高さHa、圧
力面側リブ高さHb及び羽根根元の肉厚tmaxを用いて、
H=Ha+tmax/cosθ+Hbで表される。(負圧面
側リブ高さHaは、Ha≒L×tanθで表される。)こ
こで、圧力面側リブ高さHbが上式の右辺第2項tmax/
cosθに対して0.3倍以上になるようにしている
(図7参照)。
ある。 軸流ファン用羽根車の強度の向上 本実施形態の軸流ファン用羽根車1では、羽根3の両面
に羽根3の根元の前縁から前縁の形状に沿って第1リブ
4を設けて亀裂の方向に対して断面積を大きくしてい
る。このため、本実施形態のような羽根形状を前進及び
前傾とし、さらに、羽根前縁側の肉厚を後縁側の肉厚よ
りも大きくして静音化された軸流ファン用羽根車1のよ
うに、羽根3の根元の前縁にかかる曲げ力が非常に大き
い場合でも、十分に応力を緩和することができる。これ
により、軸流ファン用羽根車1の破損を抑えることがで
きる。
1リブ4の後縁側に設けられた第2リブ5が羽根の根元
から第1リブ4の外周端と交わるように延びている。す
なわち、第2リブ5は、第1リブ4とその外周端で交わ
り一体の構造体を成している。これにより、リブの剛性
を高めることができ、軸流ファン用羽根車1の強度をさ
らに向上することできる。
第1リブ4とが交わる部分の内周側には、ハブ2の外周
面、第2リブ5及び第1リブ4によって窪み6a、6b
が形成されている。これにより、これらのリブ4、5の
形成による樹脂使用量の増加並びに軸流ファン用羽根車
1成形時の成形冷却時間の増加を抑えることができる。
また、成形冷却時のリブ4、5のヒケも生じにくい。具
体的には、リブ幅Wを5〜7mmにすることが望ましい
(図6参照)。
O−Oに対して平行に延びているため、従来の軸流ファ
ン用羽根車11と同様に、上下抜きの金型によって樹脂
一体成形することが可能である。 軸流ファン用羽根車の送風性能の確保及び強度の向上 本実施形態の軸流ファン用羽根車1では、第1リブ4及
び第2リブ5の寸法について、羽根スパン及び羽根肉厚
に対して所定の寸法範囲内になるように制限している
(図7参照)。
ァン用羽根車1の送風性能に対して悪影響が生じるた
め、リブ長さLを羽根スパンに対して0.27倍以下に
している。これにより、リブ4、5を設けることによる
送風性能の低下を抑えることができる。また、羽根3の
圧力面3b側に作用する圧縮力に耐えうるように、圧力
面側リブ高さHbをtmax/cosθに対して0.3倍以
上にしている。これにより、軸流ファン用羽根車1の強
度を向上させることができる。すなわち、軸流ファン用
羽根車1の強度の向上と送風性能の確保を両立させるこ
とができる。
だけ設けているが、さらに後縁側に複数個設けてもよ
い。この場合、さらにリブの剛性を高めることができ、
軸流ファン用羽根車の強度を向上することができる。
れば、以下の効果が得られる。請求項1にかかる発明で
は、羽根の両面に羽根の前縁の根元から前縁の形状に沿
って第1リブを設けて亀裂の方向に対して断面積を大き
くして強度を確保しているため、軸流ファン用羽根車の
破損を抑えることができる。
縁側に設けられた第2リブが第1リブとその外周端で交
わり一体の構造体となっているため、リブ自体の剛性を
高めることができ、軸流ファン用羽根車の強度をさらに
向上することできる。また、第2リブと第1リブとが交
わる部分の内周側には、ハブの外周面、第2リブ及び第
1リブによって窪みが形成されているため、これらリブ
の形成による樹脂使用量の増加並びに軸流ファン用羽根
車成形時の成形冷却時間の増加を抑えることができる。
さらに、成形冷却時のリブのヒケも少なくできる。
2リブが回転軸線に平行に延びる壁形状をなしており、
請求項4にかかる発明では第1リブ及び第2リブがハブ
及び複数の羽根とともに樹脂一体成形されているため、
従来の軸流ファン用羽根車と同様に、上下抜きの金型に
よって樹脂一体成形することが可能である。
図。
模式図。
ァン用羽根車の斜視図。
ァン用羽根車の負圧面側平面図。
ら側面視した図。
負圧面側平面図
Claims (4)
- 【請求項1】回転軸(O−O)を中心として回転するハ
ブ(2)と、前記ハブ(2)の外周面に設けられた複数
の羽根(3)との樹脂一体成形品からなる軸流ファン用
羽根車(1)であって、 前記複数の羽根(3)の両面には、前記羽根(3)の前
縁の根元から前縁の形状に沿って延びる第1リブ(4)
が形成されている、軸流ファン用羽根車(1)。 - 【請求項2】前記複数の羽根(3)の両面には、前記羽
根(3)の第1リブの後縁側の根元から前記第1リブ
(4)の外周端と交わるように延びる第2リブ(5)が
さらに設けられている、請求項1に記載の軸流ファン用
羽根車(1)。 - 【請求項3】前記第1リブ(4)及び第2リブ(5)
は、前記回転軸(O−O)線に対して平行に延びる壁形
状をなしている、請求項2に記載の軸流ファン用羽根車
(1)。 - 【請求項4】前記第1リブ(4)及び第2リブ(5)
は、前記ハブ(2)及び複数の羽根(3)とともに樹脂
一体成形されている、請求項2又は3に記載の軸流ファ
ン用羽根車(1)。
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Applications Claiming Priority (1)
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