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JP2003063922A - 皮膚外用剤用組成物、パール化物、及び、皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤用組成物、パール化物、及び、皮膚外用剤

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Publication number
JP2003063922A
JP2003063922A JP2001295082A JP2001295082A JP2003063922A JP 2003063922 A JP2003063922 A JP 2003063922A JP 2001295082 A JP2001295082 A JP 2001295082A JP 2001295082 A JP2001295082 A JP 2001295082A JP 2003063922 A JP2003063922 A JP 2003063922A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
composition
external preparation
acid ester
fatty alcohol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001295082A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Tagawa
正人 田川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定で、使用感、保湿効果、及びスキンケア
効果に優れ、優れたパール光沢を有する皮膚外用剤を好
適に製造可能な皮膚外用剤用組成物及びパール化物等の
提供。 【解決手段】 炭素数が14〜22の少なくともいずれ
かの直鎖脂肪アルコールと、炭素数が8〜12の少なく
ともいずれかの直鎖アルキル基を有するポリグリセリン
脂肪酸エステルとを、質量比(直鎖脂肪アルコール/ポ
リグリセリン脂肪酸エステル)で50.0/50.0〜
98.0/2.0含有することを特徴とする皮膚外用剤
用組成物である。又、前記皮膚外用剤用組成物及び水
を、質量比(皮膚外用剤用組成物/水)で0.1/9
9.9〜50.0/50.0含有することを特徴とする
パール化物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安定で、パール光
沢、使用感等に優れる皮膚外用剤を好適に製造可能な皮
膚外用剤用組成物及びパール化物、並びに、これらを用
い、安定で、さっぱり感、しっとり感等の使用感、スキ
ンケア効果に優れ、優れたパール光沢を有する皮膚外用
剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧料を始めとする皮膚外用剤
は、肌を外部刺激から保護する目的で使用されている。
その主成分は、水、油脂類、ワックス類、界面活性剤等
であり、その他、水溶性高分子、活性成分(ビタミン
類、植物抽出物等)、添加剤等が配合されている。これ
らの中でも、前記ワックス類は、主に、粘性や皮膚感触
の調整等を目的として、殆どのクリーム、乳液の処方等
に使用されている。該ワックス類は、クリーム、乳液等
の化粧品に配合された場合、油脂類(室温で液状の油)
に溶解し、皮膚上で脂肪膜を形成し、皮膚を保護する役
割を果たしていると考えられる。該ワックス類として
は、例えば、融点50℃以上の炭化水素、脂肪族アルコ
ール(主に、炭素数16〜18の高級アルコール等)、
脂肪族アルコール及び脂肪酸のエステル、トリグリセリ
ド等が挙げられる。
【0003】しかし、ワックスを化粧料の処方に用いる
際には、ワックスの適切な種類・量等を決定するのが困
難であるという問題があった。即ち、配合するワックス
量が多過ぎると、経日的に凝集固化し、硬くなってしま
うため、皮膚に塗布した際の感触や、化粧料等の安定性
が悪くなるという問題がある。これらは、ワックスの結
晶化により引き起こされる現象である。又、ワックスに
高級アルコールが用いられている場合、該高級アルコー
ルは、温度により結晶形が変化し、低温では凝集固化し
てしまうという問題がある。従って、このような凝集固
化を防止しつつ、塗布した際に、しっとり感等に優れた
脂質膜を形成可能なワックス類の調製が困難であるとい
う問題があった。
【0004】更に従来、パール化物を化粧料等に配合さ
せることにより、パール光沢を付与した化粧料が各種提
供されている。しかし、従来のパール化物として用いら
れているマイカ等の無機顔料は、透明な化粧品(美容
液、化粧水等)に均一に配合できなかったり、経時によ
りパール化物が沈降したり、塗布の際、使用感が悪い等
の問題があった。グリコール系脂肪酸エステルをシャン
プー等へ配合することによりパール光沢を付与する技術
も提供されているものの、透明化粧品には適用できなか
ったり、塗布の際の使用感が劣る等の問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来に
おける諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課
題とする。即ち、本発明は、安定で、さっぱり感、しっ
とり感等の使用感、保湿効果、及び、スキンケア効果に
優れ、優れたパール光沢を有する皮膚外用剤を好適に製
造可能な皮膚外用剤用組成物及びパール化物、並びに、
これらを用い、安定で、さっぱり感、しっとり感等の使
用感、保湿効果、スキンケア効果に優れ、優れたパール
光沢を有する皮膚外用剤を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段としては、以下の通りである。 <1> 炭素数が14〜22の少なくともいずれかの直
鎖脂肪アルコールと、炭素数が8〜12の少なくともい
ずれかの直鎖アルキル基を有するポリグリセリン脂肪酸
エステルとを、質量比(直鎖脂肪アルコール/ポリグリ
セリン脂肪酸エステル)で50.0/50.0〜98.
0/2.0含有することを特徴とする皮膚外用剤用組成
物である。 <2> 直鎖脂肪アルコールにおける90〜100質量
%が、同一炭素数の直鎖脂肪アルコールである前記<1
>に記載の皮膚外用剤用組成物である。 <3> 直鎖脂肪アルコールにおける98〜100質量
%が、炭素数が14の直鎖脂肪アルコールである前記<
1>又は<2>に記載の皮膚外用剤用組成物である。
【0007】<4> 直鎖アルキル基を有するポリグリ
セリン脂肪酸エステルにおいて、グリセリン単量体に由
来するグリセリン由来構成部の平均縮合度が、4〜10
である前記<1>から<3>のいずれかに記載の皮膚外
用剤用組成物である。 <5> 直鎖アルキル基を有するグリセリン脂肪酸エス
テルにおいて、平均エステル化度が、1〜3である前記
<1>から<4>のいずれかに記載の皮膚外用剤用組成
物である。 <6> 直鎖アルキル基を有するポリグリセリン脂肪酸
エステルが、ポリグリセリンオクタン酸エステル、ポリ
グリセリンカプリン酸エステル、ポリグリセリンラウリ
ン酸エステルの少なくともいずれかである前記<1>か
ら<5>のいずれかに記載の皮膚外用剤用組成物であ
る。
【0008】<7> 前記<1>から<6>のいずれか
に記載の皮膚外用剤用組成物及び水を、質量比(皮膚外
用剤用組成物/水)で0.1/99.9〜50.0/5
0.0含有することを特徴とするパール化物である。 <8> 前記<1>から<6>のいずれかに記載の皮膚
外用剤用組成物及び水を、50〜80℃で攪拌・混合し
た後、10〜45℃で20時間以上放置し、得られる前
記<7>に記載のパール化物である。 <9> 前記<1>から<6>のいずれかに記載の皮膚
外用剤用組成物を、0.1〜50.0質量%含有するこ
とを特徴とする皮膚外用剤である。 <10> 前記<7>又は<8>に記載のパール化物
を、0.1〜99.9質量%含有し、化粧料に用いられ
る前記<9>に記載の皮膚外用剤である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。 [皮膚外用剤用組成物]本発明の皮膚外用剤用組成物
は、直鎖脂肪アルコールと、ポリグリセリン脂肪酸エス
テルとを含有し、必要に応じてその他の成分を含有す
る。
【0010】−直鎖脂肪アルコール− 前記直鎖脂肪アルコールにおける炭素数としては、14
〜22の少なくともいずれかであれば特に制限はなく、
公知の直鎖脂肪アルコールが総て使用可能である。該直
鎖脂肪アルコールにおける炭素数としては、14〜20
が好ましく、14〜18がより好ましく、14〜16が
更に好ましく、14〜15が特に好ましく、14が最も
好ましい。前記炭素数が、14未満であると、室温で結
晶が消失するか、或いは、小さくなり、光沢も減少する
ことがある一方、22を超えると、結晶化はするもの
の、燐片状の光沢のある結晶が得られないことがある。
【0011】前記直鎖脂肪アルコールとしては、純度が
高い、即ち、同一炭素数の直鎖脂肪アルコールをできる
だけ1種単独で使用するのが好ましく、その純度として
は、該直鎖脂肪アルコールにおける90〜100質量%
が、同一炭素数の直鎖脂肪アルコールであるのが好まし
く、95〜100質量%が、同一炭素数の直鎖脂肪アル
コールであるのがより好ましく、98〜100質量%
が、同一炭素数の直鎖脂アルコールであるのが特に好ま
しい。前記純度が、90質量%未満であると、燐片状の
光沢のある結晶が得られないことがある。
【0012】従って、前記直鎖脂肪アルコールとして
は、98〜100質量%が、炭素数が14の直鎖脂肪ア
ルコールである態様が特に好ましい。
【0013】−ポリグリセリン脂肪酸エステル− 前記ポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、炭素数が
8〜12の少なくともいずれかの直鎖アルキル基を有し
ていれば特に制限はなく、公知のポリグリセリン脂肪酸
エステルが総て使用可能である。
【0014】前記ポリグリセリン脂肪酸エステルにおい
て、グリセリン単量体に由来するグリセリン由来構成部
の平均縮合度としては、4〜10が好ましく、6〜10
がより好ましい。前記平均縮合度が、前記数値範囲(4
〜10)外であると、燐片状の光沢のある結晶が得られ
ないことがある。
【0015】前記ポリグリセリン脂肪酸エステルにおい
て、平均エステル化度としては、1〜3が好ましく、2
程度が特に好ましい。前記平均エステル化度が、前記数
値範囲(1〜3)外であると、燐片状の光沢のある結晶
が得られないことがある。
【0016】前記ポリグリセリン脂肪酸エステルとして
は、例えば、ポリグリセリンオクタン酸エステル、ポリ
グリセリンカプリン酸エステル、ポリグリセリンラウリ
ン酸エステル、等が挙げられる。これらの中でも、燐片
状の優れた光沢のある結晶が得られる点で、ポリグリセ
リンカプリン酸エステルが特に好ましい。これらは、1
種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
【0017】<含有比(直鎖脂肪アルコール/ポリグリ
セリン脂肪酸エステル)>前記直鎖脂肪アルコール及び
ポリグリセリン脂肪酸エステルの含有比としては、質量
比(直鎖脂肪アルコール/ポリグリセリン脂肪酸エステ
ル)で50.0/50.0〜98.0/2.0である必
要があり、60.0/40.0〜95.0/5.0が好
ましく、70.0/30.0〜90.0/10.0がよ
り好ましい。前記質量比が、50.0/50.0未満で
あると、結晶化が起こらない一方、98.0/2.0を
超えると、光沢の無い硬い結晶となる。
【0018】<皮膚外用剤用組成物の製造方法>前記本
発明の皮膚外用剤用組成物の製造方法としては、例え
ば、前記直鎖脂肪アルコールと、前記ポリグリセリン脂
肪酸エステルとを、得られる組成物が、前記質量比の数
値範囲内となるよう配合し、攪拌・混合するのが好まし
い。該攪拌・混合は、ヒーターや温度調節器等が付設さ
れた攪拌器等を用い、50〜110℃程度で行なうのが
好ましい。攪拌・混合終了後、混合物の融点以上の温度
で取り出し、放冷するのが好ましい。
【0019】以上説明した本発明の皮膚外用剤用組成物
は、安定で、さっぱり感、しっとり感等の使用感、保湿
効果、及び、スキンケア効果に優れ、優れたパール光沢
を有する皮膚外用剤を好適に製造可能である。
【0020】[パール化物]本発明のパール化物は、前
記本発明の皮膚外用剤用組成物及び水を、質量比(皮膚
外用剤用組成物/水)で0.1/99.9〜50.0/
50.0含有し、必要に応じてその他の成分を含有す
る。
【0021】前記質量比としては、0.5/99.5〜
30.0/70.0が好ましく、1.0/99.0〜1
0.0/90.0がより好ましい。前記質量比が、0.
1/99.9未満であると、皮膚外用剤用組成物の配合
によるパール光沢の発現性が低いことある一方、50.
0/50.0を超えると、皮膚外用剤用組成物の量が多
過ぎ、同様にパール光沢の発現性に劣ることがある。
【0022】前記水としては、特に制限はなく、蒸留
水、イオン交換水、精製水、水道水等が挙げられ、実用
上精製水等が好ましい。
【0023】<パール化物の製造方法>前記パール化物
の製造方法としては、前記本発明の皮膚外用剤用組成物
及び水を、50〜80℃で攪拌・混合した後、10〜4
5℃程度で20時間以上放置し製造するのが好ましい。
このように製造することにより、高級アルコールの結晶
形が調整され、感触の優れた皮脂膜を製剤中に容易に配
合でき、凝集固化、結晶化等の品質劣化のおそれの無い
皮膚外用剤を提供可能となる。
【0024】前記攪拌・混合の際には、直鎖脂肪アルコ
ール、ポリグリセリン脂肪酸エステル、及び、水を同時
に攪拌・混合してもよく、直鎖脂肪アルコール及びポリ
グリセリン脂肪酸エステルを先に攪拌・混合し、前記本
発明の皮膚外用剤用組成物を得た後、水を更に混合し攪
拌してもよいが、製造効率の点で、前者が好ましい。前
記放置の際の温度としては、18〜28℃程度が好まし
い。又放置の時間としては、20〜40時間程度が好ま
しい。
【0025】以上説明した本発明のパール化物は、安定
で、さっぱり感、しっとり感等の使用感、保湿効果、及
び、スキンケア効果に優れ、優れたパール光沢を有する
皮膚外用剤を好適に製造可能である。特に、透明な化粧
料(化粧水、美容液等)に優れたパール光沢を付与する
ことができるため、透明化粧料等への配合が極めて有用
である。更に又、含まれる結晶は薄いリン片形状等であ
るため、これを用いた皮膚外用剤は、使用時に人体の体
温などで好適に溶解するため、特に、さっぱり感、しっ
とり感等の使用感、保湿効果、及び、スキンケア効果に
優れた皮膚外用剤が容易に提供可能である。
【0026】[皮膚外用剤]本発明の皮膚外用剤は、前
記本発明の皮膚外用剤用組成物を、0.1〜50.0質
量%含有し、必要に応じてその他の成分を含有する。
【0027】前記皮膚外用剤における、前記皮膚外用剤
用組成物の含有量としては、0.1〜30.0質量%が
好ましく、0.1〜20.0質量%がより好ましく、
0.5〜20.0質量%が更に好ましく、1.0〜5.
0質量%が特に好ましい。前記含有量が、前記数値範囲
(0.1〜50.0質量%)外であると、安定性、さっ
ぱり感、しっとり感等の使用感、保湿効果、スキンケア
効果、及び、パール光沢が両立された皮膚外用剤が得ら
れないことがある。
【0028】前記本発明の皮膚外用剤に含有されるその
他の成分としては、各種化粧品等において、使用されて
いる公知の活性成分、保湿成分、抗菌・防腐成分、色
素、粘度調整剤、及び、外観調整剤等が挙げられる。こ
れらの中でも、特に、透明化粧品に好適にパール光沢を
付与し得、かつ、皮膚に対して好適なエモリエント効果
を付与し得る点で、活性成分、保湿成分等が好ましい。
【0029】前記活性成分としては、水溶性活性成分が
好適に挙げられ、具体的には、美白成分であるアスコル
ビン酸モノパルミチン酸エステル、アルコルビン酸リン
酸エステルマグネシウム等のビタミンC誘導体、植物抽
出物、抗酸化成分であるカテキン等のポリフェノール
類、カロチノイド等、抗炎症成分であるε−アミノカプ
ロン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ニコチン酸
アミド類、パントテン酸カルシウム、等が好適に挙げら
れる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上
を併用してもよい。
【0030】前記保湿成分としては、グリセリン、ソル
ビトール等の多価アルコール類、ヒアルロン酸等の多糖
類、ピロリドンカルボン酸等のアミノ酸類等が挙げられ
る。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を
併用してもよい。
【0031】前記抗菌、防腐成分としては、メチルパラ
ベン、プロピルパラベン、フェノキシエタノール等が挙
げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種
以上を併用してもよい。前記粘度調整剤、外観調整剤等
としては、キサンタンガム、ヒドロキシエチルセルロー
ス、カルボキシビニルポリマー等の水溶性高分子、高級
脂肪酸エチレングリコール等のパール化物等が挙げられ
る。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を
併用してもよい。
【0032】前記本発明の皮膚外用剤は、例えば、シャ
ンプー、リンス、ボディーシャンプー、マッサージクリ
ーム等のほか、化粧水、乳液、美容液、下地用クリー
ム、等の化粧料に好適に用いられる。特に化粧水、美容
液等の化粧料に用いられる場合には、前記本発明のパー
ル化物を、0.1〜99.9質量%含有するのが好まし
く、0.1〜30.0質量%含有するのがより好まし
く、0.5〜10.0質量%含有するのが更に好まし
い。
【0033】<皮膚外用剤の製造方法>前記皮膚外用剤
の製造方法としては、例えば、前記本発明の皮膚外用剤
用組成物、パール化物等を、所定温度で、前記その他の
成分を含む乳化物中に配合する方法等が挙げられる。配
合の際の温度としては、直鎖脂肪アルコールの融点以上
の温度で配合すると、パール光沢が消失してしまう点で
45℃以下が好ましい。配合の際には、パドルミキサ
ー、ディスパー、ホモミキサー等が好適に用いられる。
【0034】以上説明した本発明の皮膚外用剤は、特
に、皮膚外用剤が透明性の高い化粧料(化粧水、美容液
等)などであっても、安定で優れたパール光沢を有す
る。又、パール光沢を発現する結晶が薄いリン片形状等
であり、使用時に人体の体温などで好適に溶解するた
め、さっぱり感、しっとり感等の使用感、保湿効果、及
び、スキンケア効果に極めて優れる。
【0035】
【実施例】以下、実施例を示し、本発明を更に具体的に
説明するが、本発明は、下記実施例に何ら限定されるも
のではない。
【0036】(実施例1) −皮膚外用剤用組成物の製造− 直鎖脂肪アルコール(ミリスチルアルコール:純度;9
8質量%)90質量部と、ポリグリセリン脂肪酸エステ
ル(ポリグリセリンカプリン酸エステル(平均縮合度:
10、平均エステル化度:2))10質量部とを、ヒー
ター・温度調節器が付設された攪拌器内に配合し、攪拌
・混合しながら80℃まで昇温度し、0.5時間この温
度で維持した後、放冷し、25℃で取り出し本発明の皮
膚外用剤用組成物を得た。
【0037】−パール化物の製造− 得られた皮膚外用剤用組成物10質量部及び精製水90
質量部を、80℃で攪拌・混合した後、室温(24℃)
で24時間放置し、本発明のパール化物を得た。
【0038】−化粧料(皮膚外用剤)の製造− 得られたパール化物を用い、以下のようにして本発明の
皮膚外用剤(化粧料)を製造した。カルボキシビニルポ
リマー(商品名:カーボポール980)の0.2質量%
水溶液85質量部にグリセリンを5質量%となるように
添加し、所定量の苛性ソーダで中和した。その後、室温
(24℃)で均一に攪拌し、前記パール化物及び精製水
の混合比(質量比)90/10を10質量部添加し、均
一になるまでバドルミキサーで攪拌し皮膚外用剤を得
た。
【0039】<評価>得られた皮膚外用剤(化粧料)に
ついて、「安定性」及び「パール光沢」を以下のように
して評価した。結果を表1に示す。 <<安定性の評価>>5℃、室温(24℃)、及び、4
0℃の各温度の恒温槽中に維持し、経日的に製品が分離
するか否かを下記評価基準により目視にて観察し総合評
価した。 −評価基準− ・製品が分離せず安定性が高い・・・○ ・製品が僅かに分離している・・・△ ・製品が明らかに分離している・・・×
【0040】<<パール光沢の評価>>5℃、室温(2
4℃)、及び、40℃の各温度の恒温槽中に維持し、経
日的にパール光沢の均一性を下記評価基準により目視に
て観察し総合評価した。 −評価基準− ・パール光沢が均一であり、非常に良好である・・・◎ ・パール光沢が均一であり、良好である・・・○ ・パール光沢が不均一である・・・△ ・パール光沢が無く、品質が悪い・・・×
【0041】又、10名の被験者により、顔面に塗布し
た際の「使用感」及び「保湿効果」を、以下の評価基準
により官能評価にて評価させた。結果を表1に示す。 <<使用感の評価>> ・使用感が非常に良好である・・・◎ ・使用感が良好である・・・○ ・使用感があまり良くない・・・△ ・使用感が悪い・・・× <<保湿効果>> ・保湿効果が非常に高い・・・◎ ・保湿効果が高い・・・○ ・保湿効果があまり高くない・・・△ ・保湿効果が悪い・・・×
【0042】(実施例2)実施例1の「皮膚外用剤用組
成物の製造」において、直鎖脂肪アルコールを、直鎖脂
肪アルコール(セチルアルコール)に代えたほかは、実
施例1と同様にして皮膚外用剤用組成物、パール化物、
及び皮膚外用剤を製造し、実施例1と同様にして各評価
を行なった。結果を表1に示す。
【0043】(実施例3)実施例1の「皮膚外用剤用組
成物の製造」において、直鎖脂肪アルコールの純度を、
80質量%に代えたほかは、実施例1と同様にして皮膚
外用剤用組成物、パール化物、及び皮膚外用剤を製造
し、実施例1と同様にして各評価を行なった。結果を表
1に示す。
【0044】(実施例4)実施例1の「パール化物の製
造」において、放置時間を10時間に変えたほかは、実
施例1と同様にして皮膚外用剤用組成物、パール化物、
及び皮膚外用剤を製造し、実施例1と同様にして各評価
を行なった。結果を表1に示す。
【0045】(比較例1)実施例1の「皮膚外用剤用組
成物の製造」において、直鎖脂肪アルコールを、直鎖脂
肪アルコール(ラウリルアルコール)に代えたほかは、
実施例1と同様にして、比較例1の皮膚外用剤用組成
物、パール化物、及び皮膚外用剤を製造し、実施例1と
同様にして各評価を行なった。結果を表1に示す。
【0046】
【表1】
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、安定で、さっぱり感、
しっとり感等の使用感、保湿効果、及び、スキンケア効
果に優れ、優れたパール光沢を有する皮膚外用剤を好適
に製造可能な皮膚外用剤用組成物及びパール化物、並び
に、これらを用い、安定で、さっぱり感、しっとり感等
の使用感、保湿効果、スキンケア効果に優れ、優れたパ
ール光沢を有する皮膚外用剤を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 9/10 A61K 9/10 47/10 47/10 47/14 47/14 A61P 17/16 A61P 17/16 Fターム(参考) 4C076 AA08 AA09 AA13 AA17 AA23 BB31 CC18 DD37A DD37X DD46A DD46X FF36 FF57 4C083 AB032 AB051 AB052 AC071 AC072 AC122 AC421 AC422 AD092 CC01 CC03 CC04 CC05 CC23 CC38 CC39 DD01 DD02 DD31 EE01 EE03 EE06 EE12 FF05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素数が14〜22の少なくともいずれ
    かの直鎖脂肪アルコールと、炭素数が8〜12の少なく
    ともいずれかの直鎖アルキル基を有するポリグリセリン
    脂肪酸エステルとを、質量比(直鎖脂肪アルコール/ポ
    リグリセリン脂肪酸エステル)で50.0/50.0〜
    98.0/2.0含有することを特徴とする皮膚外用剤
    用組成物。
  2. 【請求項2】 直鎖脂肪アルコールにおける90〜10
    0質量%が、同一炭素数の直鎖脂肪アルコールである請
    求項1に記載の皮膚外用剤用組成物。
  3. 【請求項3】 直鎖脂肪アルコールにおける98〜10
    0質量%が、炭素数が14の直鎖脂肪アルコールである
    請求項1又は2に記載の皮膚外用剤用組成物。
  4. 【請求項4】 直鎖アルキル基を有するポリグリセリン
    脂肪酸エステルにおいて、グリセリン単量体に由来する
    グリセリン由来構成部の平均縮合度が、4〜10である
    請求項1から3のいずれかに記載の皮膚外用剤用組成
    物。
  5. 【請求項5】 直鎖アルキル基を有するグリセリン脂肪
    酸エステルにおいて、平均エステル化度が、1〜3であ
    る請求項1から4のいずれかに記載の皮膚外用剤用組成
    物。
  6. 【請求項6】 直鎖アルキル基を有するポリグリセリン
    脂肪酸エステルが、ポリグリセリンオクタン酸エステ
    ル、ポリグリセリンカプリン酸エステル、ポリグリセリ
    ンラウリン酸エステルの少なくともいずれかである請求
    項1から5のいずれかに記載の皮膚外用剤用組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載の皮膚
    外用剤用組成物及び水を、質量比(皮膚外用剤用組成物
    /水)で0.1/99.9〜50.0/50.0含有す
    ることを特徴とするパール化物。
  8. 【請求項8】 請求項1から6のいずれかに記載の皮膚
    外用剤用組成物及び水を、50〜80℃で攪拌・混合し
    た後、10〜45℃で20時間以上放置し、得られる請
    求項7に記載のパール化物。
  9. 【請求項9】 請求項1から6のいずれかに記載の皮膚
    外用剤用組成物を、0.1〜50.0質量%含有するこ
    とを特徴とする皮膚外用剤。
  10. 【請求項10】 請求項7又は8に記載のパール化物
    を、0.1〜99.9質量%含有し、化粧料に用いられ
    る請求項9に記載の皮膚外用剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018509471A (ja) * 2015-03-27 2018-04-05 アーチ・パーソナル・ケア・プロダクツ・エルピー パーソナルケア製品のための粘度増強組成物

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