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JP2003061677A - 全身性エリテマトーデスの感受性遺伝子およびその使用 - Google Patents

全身性エリテマトーデスの感受性遺伝子およびその使用

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Publication number
JP2003061677A
JP2003061677A JP2001258494A JP2001258494A JP2003061677A JP 2003061677 A JP2003061677 A JP 2003061677A JP 2001258494 A JP2001258494 A JP 2001258494A JP 2001258494 A JP2001258494 A JP 2001258494A JP 2003061677 A JP2003061677 A JP 2003061677A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
genotype
gene
human
polymorphism
score
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001258494A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsushi Tokunaga
勝士 徳永
Naoyuki Tsuchiya
尚之 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2001258494A priority Critical patent/JP2003061677A/ja
Publication of JP2003061677A publication Critical patent/JP2003061677A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全身性エリテマトーデスの感受性遺伝子、こ
の感受性遺伝子を用いて全身性エリテマトーデスの発症
危険率を予測する方法および装置を提供する。 【解決手段】 以下の群より選択される新規多型遺伝
子: (1)ヒトCD19遺伝子におけるc.705G>T; (2)ヒトCD19遺伝子におけるIVS14−30C
>T; (3)ヒトCD19遺伝子におけるc.132(G
T)12−18;および (4)ヒトFCGR2Bにおけるc.695T>C。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リウマチ性疾患の
感受性遺伝子に関する。特に、日本人における全身性エ
リテマトーデス(以下、SLEと称す)の発症に関連す
る感受性遺伝子に関する。また、当該感受性遺伝子を用
いてSLEの発症危険率を予測する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】慢性関節リウマチ(以下、RAと称す)
や全身性エリテマトーデス(以下、SLEと称す)に代
表されるリウマチ性疾患は、全身の主要臓器に難治性の
慢性炎症をきたす自己免疫疾患である。
【0003】RAは、全身の関節の破綻をきたす頻度の
高い疾患である。その病態の特徴は、関節包を裏打ち
し、関節腔を覆う数層の細胞からなる滑膜の異常増殖と
慢性炎症、それに伴う骨および/または軟骨吸収であ
る。また、全人口における有病率は0.5から1.0%
である(文献1参照)。30から40歳代の女性に初発す
ることが多く、罹患の男女比はおおよそ1:4である。
第一度近親にリウマチの患者がいる場合には、その人が
将来罹患する確率は、そうでない人に比べ4から8倍高
いと言われる(文献2参照)。更に、双生児における発症
の一致率は一卵性で12%、二卵性で4%(文献3-5参
照)と差があることから、遺伝的要素の関与が強く示唆
される。
【0004】SLEは、RAに比べると頻度が低く、そ
の有病率は0.01から0.10%程度である。10か
ら30歳代の女性に初発することが多い疾患であり、男
女比は1:9である。自己の細胞中の核や細胞質成分に
対する自己抗体の出現を伴う全身性の免疫反応により、
全身の各臓器や血球形が侵される。これまでに、SLE
の患者同胞の罹患率が一般に比べ約20から400倍と
高いことや、双生児研究によって一卵性双生児が二卵性
のものに比べておよそ12倍リスクが高いことが報告さ
れているおり(文献6参照)、SLEはRAよりも更に強
い遺伝的な影響が疑われる。
【0005】以上のように、リウマチ性疾患の発症に何
らかの遺伝要因が関与することには疑問の余地はない
が、一卵性双生児における発症一致率が100%よりか
なり低いことや、家族集積例におけるメンデル遺伝様式
も見られないことから、リウマチ性疾患の発症には、複
数の遺伝要因と環境要因、更には遺伝子再編成などの免
疫学的な後天的要因の相互作用が関与することが示唆さ
れる。即ち、リウマチ性疾患は多因子疾患であると考え
られる。しかしながら、その発症に関与する遺伝要因は
未だに十分には解明されていない。
【0006】一方、CD19は、B細胞の分化、活性化
および増殖を調節する分子である。CD19の欠損およ
び過剰発現は、夫々、低ガンマグロブリン血症および自
己抗体産生の原因となることがマウスにおいて証明され
ている。ヒトCD19遺伝子は、16p11.2の遺伝
子座に位置し、慢性関節リウマチ(以下、RAと称す)
とクローン病(以下、CDと称す)の候補遺伝子座の1
つであると示唆されている。
【0007】CD19遺伝子は、Bリンパ球に特異的な
95kDaの遺伝子であり、H鎖再編成時からプラズマ
細胞分化までの早期のプレB細胞により発現される免疫
グロブリン遺伝子スーパーファミリーに属する(文献7-9
参照)。また、CD19分子は、B細胞表面のCD2
1、CD18およびLeu13と結合して、B細胞共受
容体複合体を形成し、B細胞受容体(BCR)のシグナルを
調節する。
【0008】現在、CD19分子のリガンドは同定され
てはいないが、CD19のシグナルは、活性化された該
補体成分の断片C3dのCD21に対する結合の結果と
して、CD19のシグナルが生じ得ると考えられる。こ
れは、CD21が補体第3成分(以下、C3と記す)切
断フラグメントの受容体であり、抗原−C3d複合体は
CD21を介してB細胞に結合することに起因すると考
えられる。
【0009】また、CD19は、CD40(文献10参
照)、CD38(文献11参照)、CD72(文献10参照)、
VLA4(文献12参照)およびFcγRIIB(文献13,14
参照)を含む他の幾つかの細胞表面受容体のシグナル伝
達のパートナーとして影響を与える。遺伝子ターゲティ
ングマウスまたはトランスジェニックマウスにおいて細
胞表面でのCD19の密度を変化させると、B細胞の機
能に顕著な影響が生じることが示されている。CD19
欠失(CD19-/-)マウスからのB細胞は、膜貫通シグナル
に対して低反応性であり、分化、活性化の異常を示す
(文献15-21参照)。これに対して、トランスジェニック
マウスにおけるCD19の過剰発現は、膜貫通シグナル
に対して過反応性であり、且つ体液性の免疫反応の上昇
したB細胞を生じる。また、そのようなマウスは、おそ
らく骨髄における高い負の選択により生じると考えられ
る末梢プールにおけるB細胞数の減少を示す。加えて、
抗二本鎖(ds)DNA抗体およびリウマトイド因子を
含む自己抗体の産生も観察される(文献15、17-20、22、23
参照)。このように、CD19は、末梢のB細胞プール
の増殖のための重要なシグナル閾値を調節するための、
いわば分子として機能するようである(文献24参照)。
【0010】CD19の240アミノ酸の細胞質領域
は、9つの保存されたチロシン残基を含み(文献8参
照)、BCRおよび/またはCD19のライゲーション
に続くそのリン酸化は、当該細胞表面に対して調節分子
を供給するSrcホモロジー(SH2)認識モチーフを提供
する。Lyn、FynおよびLckタンパクチロシンキ
ナーゼ(PTKs)、並びにプロトオンコジーンVavは、C
D19と相互作用する。また、CD19は、ホスファチ
ジルイノシトール3−キナーゼ(PI3-キナーゼ)とも相互
作用する(文献25参照)。PI3−キナーゼは、シグナル
下流の多くのエフェクター分子の膜局在化および活性化
を調節する。
【0011】現在、自己免疫疾患の発症は多くの遺伝的
要因を含むという仮説に従って、ゲノムワイドなスクリ
ーニングから示唆された感受性候補遺伝子座が多くの染
色体領域においてマッピングされている。特に、RAま
たはクローン病の候補領域は16p11.2を含み、そ
こにはCD19をコードする遺伝子も含まれる(文献26,
27参照)。加えて、SLE患者におけるB細胞は、活性
化されていると考えられる(文献28参照)。興味深いこと
に、B細胞におけるCD19発現のレベルは、抗核抗体
に関連する全身性自己免疫疾患の1つである、全身硬化
を伴う患者において約20%高いことが示されている
(文献29参照)。
【0012】一方、ゲノムワイドな連鎖解析により、染
色体領域1q23がヒトSLEの候補領域(文献30,31参
照)、およびマウスループスエリテマトーデスにおける
そのシンテニー領域(文献32参照)であることが示唆され
た。3つのFcγRII遺伝子(即ち、FCGR2A,2Bおよび
2C)と2つのFCγRIII遺伝子(即ち、FCGR3Aおよび
3B)は1q23における約200kbの領域にマッピン
グされており(文献33-36参照)、SLEの感受性遺伝子
候補と見なされている。種々の集団におけるFcγRs
多型とSLEとの関連性は、広範に研究されており、F
cγRIIA−131H/R、FcγRIIIA−17
6F/VおよびFcγRIIIB−NA1/2多型が一
部の人類集団でSLEと関連していることが示された
(文献38,40参照)。しかしながら、その結果は、異なる
遺伝子背景を有する集団においては矛盾するものであ
り、この染色体領域における他の遺伝子がSLEと主に
関連する可能性を示唆している。
【0013】FCγR2Bは、FcγRファミリーの中
で唯一、免疫レセプターチロシン基抑制性モチーフ(IT
IMとも記す)をコードする遺伝子であり、B細胞および
骨髄単球細胞における抑制性シグナルを伝達する能力を
有している(文献39参照)。マウスにおけるFcγRII
Bの欠失は、コラーゲン誘導関節炎およびグットパスチ
ャー症候群等の自己免疫疾患と関連性があることが最近
になって示されている(文献41,42参照)。更にその上、
抗核抗体と糸球体腎炎の自然発生的な進展が、C57B
L/6マウスの背景にFcγRIIB欠失を導入した場
合に報告されている(文献43参照)。(NZB × NZ
W)F1マウス(文献44参照)および他の自己免疫傾向マ
ウス(文献45参照)の脾臓胚中心のB細胞におけるFcγ
RIIB発現レベルの低下と関連し、IgG抗体産生の
異常な亢進を誘導することが報告された。加えて、互い
に連鎖不平衡にある翻訳領域内の4つのSNPsがlu
pus−proneマウス系ではFcγRIIBの感受
性の対立遺伝子を形成することも示された。これらの発
見は、FCGR2Bが、染色体領域1q23におけるヒ
トSLEに対する主な感受性遺伝子であり得ることを提
起するものである。
【0014】これまでのところ、以上のようなSLEお
よび免疫機能に関連する種々の分子に関する部分的な知
見が報告されるのみであって、SLEに感受性のある遺
伝子的な要因に関する具体的な報告はなされてはいな
い。
【0015】
【発明の解決しようとする課題】このような状況に鑑
み、本発明は、全身性エリテマトーデスの感受性遺伝子
を提供することと、当該感受性遺伝子を用いて全身性エ
リテマトーデスの発症危険率を予測する方法を提供する
ことである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、代表的リ
ウマチ性疾患、特に、全身性エリテマトーデス(SL
E)の病因および病態を解明するために、病態上の重要
性、正常組織と病変組織のmRNA発現プロファイリン
グ、連鎖解析の成果、動物モデルからの情報などに基づ
いて、設定した多数の候補遺伝子の変異解析を系統的に
行い、疾患との関連性を解析した。このような鋭意研究
の結果、以下のような解決手段を見出した。
【0017】即ち、本願発明は、 1. 以下の群より選択される少なくとも1の新規多型
遺伝子: (1)ヒトCD19遺伝子におけるc.705G>T; (2)ヒトCD19遺伝子におけるIVS14−30C
>T; (3)ヒトCD19遺伝子におけるc.132(G
T)12−18;および (4)ヒトFCGR2Bにおけるc.695T>C。
【0018】2. 以下を具備する対象における全身性
エリテマトーデスの発症危険率を予測する方法; (1)対象からのゲノムDNAサンプルを準備するこ
と; (2)得られたゲノムDNAサンプルについて以下の少
なくとも1の多型の遺伝子型を決定すること; (a)ヒトCD19遺伝子におけるc.705の遺伝子
型; (b)ヒトCD19遺伝子におけるIVS14−30の
遺伝子型; (c)ヒトCD19遺伝子におけるc.132(G
T)の反復回数; (d)ヒトFCGR2Bにおけるc.695の遺伝子
型;並びに (3)前記(2)で選択された多型が前記(d)の多型
であり、且つ該遺伝子型がコドン232T/Tを生じる
ような多型である場合には、更に(e)ヒト白血球HL
A−DRB11501の有無を決定すること; (4)前記(2)および(3)において決定された遺伝
子型を基にSLEの発症危険率を判定することにより対
象における全身性エリテマトーデスの発症危険率を予測
すること。
【0019】3. コンピュータを利用した対象におけ
る全身性エリテマトーデスの発症危険率を予測する装置
であって、以下を具備する装置; (1)ゲノムDNAを精製するための装置; (2)前記(1)で精製されたゲノムDNAについて、
以下からなる群より選択される少なくとも1の多型の遺
伝子型を決定するための装置 (a)ヒトCD19遺伝子におけるc.705の遺伝子
型; (b)ヒトCD19遺伝子におけるIVS14−30の
遺伝子型; (c)ヒトCD19遺伝子におけるc.132(G
T)の反復回数; (d)ヒトFCGR2Bにおけるc.695の遺伝子
型;および (3)上記(2)に記載の多型の遺伝子型に対して所定
のスコアが対応させられているスコアテーブルを記憶す
る記憶手段;並びに (4)(2)で決定された遺伝子型を基に前記(3)の
記憶手段に記憶される前記スコアテーブルを検索して、
対応する得点データを抽出し、抽出された前記スコアデ
ータの全て、および前記スコアの合計得点を出力する手
段。
【0020】4. コンピュータを利用した対象におけ
る全身性エリテマトーデスの発症危険率を予測する装置
であって、以下を具備する装置; (1)以下からなる群より少なくとも1で選択された全
身性エリテマトーデス感受性多型遺伝子; (a)ヒトCD19遺伝子におけるc.705G>T; (b)ヒトCD19遺伝子におけるIVS14−30C
>T; (c)ヒトCD19遺伝子におけるc.132(G
T)12−18;および (d)ヒトFCGR2Bにおけるc.695T>C の遺伝子型に対して所定のスコアが対応させられている
スコアテーブルを記憶する記憶手段;並びに (2)選択された多型について決定された遺伝子型を基
に前記(1)の記憶手段に記憶されたスコアテーブルを
検索して、対応する得点データを抽出し、抽出された前
記スコアデータの全て、および前記スコアの合計得点を
出力する手段。
【0021】5. コンピュータに、 (1)得られたゲノムDNAサンプルについて以下の少
なくとも1の多型の遺伝子型を決定すること; (a)ヒトCD19遺伝子におけるc.705の遺伝子
型; (b)ヒトCD19遺伝子におけるIVS14−30の
遺伝子型; (c)ヒトCD19遺伝子におけるc.132(G
T)の反復回数; (d)ヒトFCGR2Bにおけるc.695の遺伝子
型;並びに (2)前記(1)で選択された多型が前記(d)の多型
であり、且つ該遺伝子型がコドン232T/Tを生じる
ような多型である場合には、更に(e)ヒト白血球HL
A−DRB11501の有無を決定すること; (3)前記(1)および(2)において決定された遺伝
子型を基にSLEの発症危険率を判定することにより対
象における全身性エリテマトーデスの発症危険率を予測
すること;を実行させるためのプログラム。
【0022】6. コンピュータに (1)ゲノムDNAを精製すること; (2)前記(1)で精製されたゲノムDNAについて、
以下からなる群より選択される少なくとも1の多型の遺
伝子型を決定すること; (a)ヒトCD19遺伝子におけるc.705の遺伝子
型; (b)ヒトCD19遺伝子におけるIVS14−30の
遺伝子型; (c)ヒトCD19遺伝子におけるc.132(G
T)の反復回数; (d)ヒトFCGR2Bにおけるc.695の遺伝子
型;および (4)(2)で決定された遺伝子型を基に、上記(2)
に記載の多型の遺伝子型に対して所定のスコアが対応さ
せられているスコアテーブルを記憶する記憶手段に記憶
される該スコアテーブルを検索して、対応する得点デー
タを抽出し、抽出された前記スコアデータの全て、およ
び前記スコアの合計得点を出力すること; (5)(4)で得られた合計得点から対象における全身
性エリテマトーデスの発症危険率を予測すること;を実
行させるためのプログラム。
【0023】7. 対象における全身性エリテマトーデ
スの発症危険率を予測する方法であって、以下を具備す
る方法。
【0024】(1)ゲノムDNAを精製すること; (2)前記(1)で精製されたゲノムDNAについて、
以下からなる群より選択される少なくとも1の多型の遺
伝子型を決定すること; (a)ヒトCD19遺伝子におけるc.705の遺伝子
型; (b)ヒトCD19遺伝子におけるIVS14−30の
遺伝子型; (c)ヒトCD19遺伝子におけるc.132(G
T)の反復回数;および (d)ヒトFCGR2Bにおけるc.695の遺伝子
型; (4)(2)で決定された遺伝子型を基に、上記(2)
に記載の多型の遺伝子型に対して所定のスコアが対応さ
せられているスコアテーブルを検索して、対応する得点
データを抽出し、抽出された前記スコアデータの全て、
および前記スコアの合計得点を出力すること;並びに (5)(4)で得られた合計得点から対象における全身
性エリテマトーデスの発症危険率を予測することであ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明は、本発明者らが、B細胞
においてB細胞の活性化を制御する分子であるCD19
とFcγR2B受容体がSLE発症に関連する可能性が
あるというこれまでの知見を基に、CD19およびFc
γR2B受容体の遺伝子における変異を検出し、検出さ
れた変異とSLE発症との関連を解析し、それによりS
LE感受性遺伝子を初めて同定したことによって達成さ
れた。
【0026】1.用語の説明 ここで使用される「感受性遺伝子」(susceptibility ge
ne)とは、SLEの発症危険率を左右する発症関連遺伝
子をいう。ここで使用される「SLEの発症危険率」と
は、SLEの発症の危険性の相対的な度合いを示す。
【0027】ここにおいて「多型遺伝子」とは、1つの
遺伝子座を占める複数種の対立遺伝子群、又はこのよう
な対立遺伝子群に属する個々の対立遺伝子を指称するも
のとする。また、多型部位の中で1塩基のみが異なるも
のは、特に「単塩基多型」(Single Nucleotide Polymo
rphism、以後、SNPと称する)と指称する。また、ここ
で使用する「遺伝子型」の語は、注目している遺伝子座
の対立遺伝子の存在状態を示す。
【0028】ここで使用される「ポリヌクレオチド」の
語は、便宜的にポリヌクレオチドおよびオリゴヌクレオ
チド等を総括した意味で用いる{ここで「オリゴヌクレ
オチド」とは、数個から数十個のヌクレオシドのリン酸
エステル(即ち、ヌクレオチド)がホスホジエステル結合
で重合した物質を意味し、オリゴリボヌクレオチドとオ
リゴデオキシリボヌクレオチドとが含まれるが、これに
限定されるものではない。また、ここで「ポリヌクレオ
チド」とは、2以上のヌクレオシドがリン酸エステル結
合によって結合されてなる物質を意味する}。ヌクレオ
シドには、デオキシリボヌクレオシドおよびリボヌクレ
オシドが含まれるが、これに限定されない。更に、本発
明において「ポリヌクレオチド」とは、ペプチド核酸、
モルホリノ核酸、メチルフォスフォネート核酸、S-オ
リゴ核酸などの人工合成核酸も指称するものとする。
【0029】2.多型とSLE発症との関連 (1)CD19遺伝子 CD19遺伝子における多型のスクリーニングは、1本
鎖DNA高次構造多型PCR(PCR−single
strand conformation polym
orphism;以下PCR−SSCP法と略す)と直
接シーケンス法を用いて行った。更に、検出された多型
の疾患に対する関連性を、日本人集団におけるケースコ
ントロール関連解析法(case−control a
ssociation analysis)によって解
析した。
【0030】その結果、本発明者らはCD19遺伝子に
おける6つの新規多型を同定し、更に、同定された多型
のうちの3つの多型にSLE発症との関連性が存在する
ことを明らかにした。以下、発明者により新たに同定さ
れ、且つSLE発症との関連が明かとなった3つの多
型、即ち、c.705G>T(P235P)、IVS14−3
0C>T、およびc.132(GT)12−18につ
いて説明する。
【0031】ここで使用される「c.705G>T」の
語は、CD19遺伝子の翻訳領域の705位に存在する
SNPにおいて存在し得る遺伝子型、即ち、チミン(T
と略す)およびグアニン(Gと略す)のうちの遺伝子型
Tの遺伝子を示す。また、これらの遺伝子型のうち、従
来から一般的に知られている配列における当該位置の塩
基はGである。c.705の遺伝子型がTである場合
に、ホモ接合体であってもヘテロ接合体であっても、S
LEを発症する危険性が低い(即ち、低危険率遺伝子型
である)。また、本多型においては、Gの場合であって
もTの場合であっても、相当するコドンの235位のア
ミノ酸はプロリン(Pと略す)であり、同義置換であ
る。ここで使用される「c.705T」は該遺伝子の対
立遺伝子c.705が遺伝子型Tであることを示す。
【0032】ここで使用される「IVS14−30C>
T」の語は、CD19遺伝子の転写開始部位から数えて
14番目のイントロン領域の30位に存在するSNPに
おいて存在しうる遺伝子型、即ち、シトシン(Cと略
す)とチミン(Tと略す)のうちの遺伝子型Tの遺伝子
を示す。また、これらの遺伝子型のうち、従来から一般
的に知られている配列における当該位置の塩基はCであ
る。IVS14−30の遺伝子型がTである場合に、ホ
モ接合体であってもヘテロ接合体であっても、SLEを
発症する危険率が低い。ここで使用される「IVS14
−30T」は該遺伝子の対立遺伝子IVS14−30が
遺伝子型Tであることを示す。
【0033】また、対立遺伝子c.705およびIVS
14−30は、連鎖不平衡で結ばれるハプロタイプの関
係にある。従って、どちらか一方が存在すれば残る他方
も存在する可能性は非常に高い。従って、何れかを検出
することにより、患者におけるSLE発症の危険率を予
測することが可能である。
【0034】ここで使用される「c.132(GT)
12−18」の語は、CD19の非翻訳領域(即ち、
3’UTR)の132位に対応するゲノムDNAにおけ
る12回から18回のGT反復の多型を示す。この反復
回数が15回以上に伸長されている個体の場合、SLE
発症の危険率は高い。このような関連は、RAおよびク
ローン病においては観察されなかった。「c.132
(GT)15−」は該遺伝子座のマイクロサテライト多
型の反復回数が15以上である遺伝子を示す。
【0035】これらの多型は平成12年12月19日に
GenBank/EMBL/DDBJに登録番号AB0
5799、AB052814、AB052815、AB
052816、AB052817およびAB05281
8として発明者らにより登録された。
【0036】(2)Fcγ受容体IIB(FCGR2B
遺伝子) ヒト低親和性Fcγ受容体遺伝子群は、FcγRII
A、IIB、IIC、IIIAおよびIIIBからなる
遺伝子ファミリーを構成し、染色体1q23領域に位置
する。それらは、リガンド親和性、細胞の分布およびエ
フェクター機能(文献37,38参照)において互いに異な
る。特に、FcγRIIBは、その細胞質ドメインにお
ける免疫レセプターチロシン基抑制性モチーフ(ITI
M)を介しての抑制性シグナルを伝達する能力において
ユニークである。
【0037】今回、発明者らは、ヒトFCGR2B遺伝
子における新規のSNP、即ち、c.695T>Cを同
定し、その多型の遺伝子型とSLEとの関連性を明らか
にした。c.695T>Cはエクソン5に位置する多型
である。
【0038】ここで使用される「c.695T>C」の
語は、ヒトFCGR2B遺伝子の翻訳領域の695位に
存在するSNPにおいて存在し得る遺伝子型、即ち、T
およびCのうちの遺伝子型Cの遺伝子を示す。また、こ
れらの遺伝子型のうち、従来から一般的に知られている
配列における当該位置の塩基はTであることを示す。こ
こで使用される「c.695C」は該遺伝子の対立遺伝
子c.695が遺伝子型Cであることを示す。
【0039】また、この多型は、Fcγ受容体IIBの
膜貫通ドメインにおけるコドン232の位置に2つの対
立遺伝子を与える。即ち、遺伝子型がCの場合には、コ
ドン232はトレオニン(ThrまたはTと略す)、即
ち、232T、がコードされる。一方、遺伝子型がTの
場合には、コドン232はイソロイシン(Ileまたは
Iと略す)、即ち、232I、がコードされる。
【0040】SLE患者における232T/T遺伝子型
を有する個体は、健常者と比較して顕著に多い。即ち、
2つの対立遺伝子の該多型の遺伝子型が共にCのホモ接
合体である場合にSLEの発症危険率が高い。
【0041】また、強い連鎖不平衡が、FcγRIIB
−232I/TとFcγRIIIB−NA1/2多型の
間において検出されたが、その関連性の強さの比較によ
り、SLEとの関連においては、上記のFCGR2Bの
多型が第一義の感受性遺伝子であると考えられた。また
更に、相乗作用効果がFCGR2B 232T/T遺伝
子型と、HLA−DRB11501との間に存在する
ようである。自己免疫の調節におけるFcγRIIBの
役割を証明する最近の動物実験の結果を考え合わせる
と、本研究は、ヒトSLEに対する遺伝子感受性におけ
るFcγRIIBの役割を強力に示唆するものである。
【0042】本発明者らが決定したFCGR2B遺伝子
における多型は、登録番号AB050934およびAB
051387で平成12年11月8日および同年11月
20日にGenBankに発明者らによって登録され
た。また、ここで使用した公知のFCGR2B遺伝子配
列は、AH005422およびNM004001、FC
GR2AはAH003095、FCGR2CはAH00
2832である。
【0043】3.多型 本発明の1つの側面に従うと、以下の群より選択される
新規多型遺伝子: (1)ヒトCD19遺伝子におけるc.705G>T; (2)ヒトCD19遺伝子におけるIVS14−30C
>T; (3)ヒトCD19遺伝子におけるc.132(G
T)12−18;および (4)ヒトFCGR2Bにおけるc.695T>C; が提供される。
【0044】上述の通り、これらはSLEに感受性のあ
るまたは低危険率の多型、特に、日本人におけるSLE
に感受性または抵抗性のある多型である。従って、これ
らの遺伝子型の少なくとも1を決定すれば、対象におけ
る相対的なSLE発症危険率を予想することが可能であ
る。
【0045】4.予測方法 本発明の1つの側面に従うと、SLEの発症危険率を予
測する方法が提供される。即ち、以下を具備するSLE
の発症危険率を予測する方法; (1)対象からゲノムDNAサンプルを準備すること; (2)得られたゲノムDNAサンプルについて以下の少
なくとも1の遺伝子型を決定すること; (a)ヒトCD19遺伝子におけるc.705の遺伝子
型; (b)ヒトCD19遺伝子におけるIVS14−30の
遺伝子型; (c)ヒトCD19遺伝子におけるc.132(G
T)の反復回数;および (d)ヒトFCGR2Bにおけるc.695の遺伝子
型;並びに (3)決定された遺伝子型を基にSLEの発症危険率を
判定することにより対象における全身性エリテマトーデ
スの発症危険率を予測すること;が提供される。
【0046】本方法の適用が好ましい個体は、ヒトであ
り、特に、日本人が好ましい。
【0047】対象からゲノムDNAサンプルを準備する
手段は、対象から得た末梢血中の白血球、単球、リンパ
球および顆粒球等の血球細胞からフェノールクロロホル
ム法、塩析法または市販のキット等を用いて抽出する方
法等、一般的に使用される何れの手段を用いてもよい。
【0048】遺伝子型を決定する手段は、直接シークエ
ンス法、SSCP法、オリゴヌクレオチドハイブリダイ
ゼーション法および特異的プライマー法等の一般的に使
用される何れの手段を用いて行ってもよい。
【0049】遺伝子型とSLE発症危険率の判定は以下
の通りである。予測対象において、上記(1)の多型の
遺伝子型がTであることを第1の個体において検出した
場合、当該多型の遺伝子型がGである第2の個体と比較
してSLE発症危険率は低い。上記(2)の多型の遺伝
子型がTである場合、SLE発症危険率は低い。また、
上述した通り(1)と(2)の多型は互いにハプロタイ
プを形成する。従って、何れか一方を検出しても、両方
の遺伝子型を決定して判断してもよい。
【0050】予測対象において、上記(3)の多型にお
いてGTの反復回数が15回以上である場合には、それ
以下の回数の対象と比較してSLE発症の危険率が高
い。
【0051】また、予測対象において、その2つの対立
遺伝子における上記(4)の多型の遺伝子型が2つとも
にCである場合、即ち、前記対象の2つの対立遺伝子が
232T/Tのホモ接合体である場合には、そうでない
場合、即ち、該対立遺伝子が232I/Tのヘテロ接合
体または232I/Iのホモ接合体である場合、に比較
してSLE発症の危険率は高い。更にまた、予測対象の
対立遺伝子が232T/Tのホモ接合体であり、それに
加えて遺伝子座HLA−DRB11501も存在する
場合には、232T/T遺伝子型が単独で存在する場合
に比べてSLE発症の危険率は更に高い。
【0052】ここで、「HLA−DRB11501」
は、ヒト白血球抗原(HLAと略す)遺伝子のクラスI
Iに含まれるDRB1遺伝子座の対立遺伝子を示す。
【0053】SLEの発症危険率の予測には、上記の
(1)から(4)までの多型の遺伝子型を全て決定して
行っても、何れか1のみを行っても、これらを組み合わ
せて大なってもよい。例えば、ハプロタイプである上記
(1)および(2)のうちの何れか1の多型と、上記
(3)および(4)の多型の3の多型の遺伝子型を決定
して行ってもよい。或いは、上記(1)から(4)の何
れかを任意に組み合わせて決定することにより行っても
よい。更に、(4)の遺伝子型に応じてHLAの多型を
決定し、これを更に考慮して予測を行ってもよい。
【0054】5.SLEの発症危険率を予測する装置 本発明の1つの側面に従うと、SLEの発症危険率を予
測する装置が提供される。即ち、コンピュータを利用し
たSLEの発症危険率を予測する装置であって、以下を
具備する装置; (1)ゲノムDNAを精製するための装置; (2)上記(1)で得られたゲノムDNAについて、以
下からなる群より選択された多型の遺伝子型を決定する
ための装置 (1)ヒトCD19遺伝子におけるc.705の遺伝子
型; (2)ヒトCD19遺伝子におけるIVS14−30の
遺伝子型; (3)ヒトCD19遺伝子におけるc.132(G
T)の反復回数; (4)ヒトFCGR2Bにおけるc.695の遺伝子
型;および (5)ヒト白血球HLA−DRB11501の有無; (3)上記(2)に記載の多型の遺伝子型に対して所定
のスコアが対応させられているスコアテーブルを記憶す
る記憶手段;並びに (4)(2)で決定された遺伝子型を基に前記スコアテ
ーブルを検索して、対応する得点データを抽出し、抽出
された前記スコアデータの全て、および前記スコアの合
計得点を出力する手段;が提供される。
【0055】図1は、本発明のSLE発症危険率予測装
置の1態様の構成図である。全ての構成要素はバス線1
1を介したバス接続により接続されている。図1に示す
通り、対象からの試料からゲノムDNAサンプルを精製
するための手段1と、手段1により得られた核酸から所
望の多型における遺伝子型を決定するための手段2、表
示装置3、およびキーボードやマウス等の入力手段4
が、バス線11に接続されている。
【0056】CPU5は、精製プログラム12を実行し
て、ゲノムDNAサンプル精製装置1を制御して、試料
からのゲノムDNAの精製を行う。精製されたゲノムD
NAは精製装置1に接続された遺伝子型決定装置2に輸
送され、そこにおいて遺伝子型決定がなされる。この遺
伝子型決定は、CPU5が、遺伝子型決定プログラム1
3を実行し、遺伝子型決定装置2を制御することにより
達成される。
【0057】遺伝子型決定装置2の遺伝子型に関する情
報は、コンピュータによって扱うことが可能な情報形態
に変換される。例えば、そのような情報は、一般的に、
蛍光強度、放射能レベルおよび吸光度等により得られる
ので、そのような光信号等の情報を一般的な手段により
電気信号に変換すればよい。また、この工程は、手動に
より行った電気泳動の結果またはハイブリダイゼーショ
ンの結果をオペレーターが見て、その結果から陽性また
は陰性を判断することによって行ってもよい。
【0058】得られた遺伝子型に関する情報を基に、C
PU5は、予測プログラムを実行して、表示すべき画像
データの指示、遺伝子型およびその組合せからスコアの
検索等を行う。RAM6は、表示用の画像データを一旦
格納するものであり、画像処理部7は、CPU5からの
指示に従って必要な画像データを生成して表示装置3に
画像を表示する。
【0059】本SLE発症危険率予測装置内のメモリに
は、大きくわけて3つのファイルが格納される。
【0060】第1のファイル8内には、精製プログラム
12、遺伝子型決定プログラム13および精製および遺
伝子型決定に関連する画像データが記憶されている。第
2のファイル9内には、予測プログラム15と予測に関
連する画像データが記憶されている。更に第3のファイ
ル10内にはスコアテーブルが記憶されている。
【0061】図2(a)は、スコアテーブルの例を示
す。図2(b)は、表示画面の例の一部分を示す図であ
る。本表示は、図2(a)のスコアテーブルの右側に、
遺伝子型決定装置2により得たデータと、該スコアテー
ブルを検索して読み出したスコアと、これを集計したス
コア合計「3」が表示されている。
【0062】図3のフローチャートに従って、本SLE
発症危険率予測装置による動作を説明する。(S1)予
測開始の指示が出されると、精製プログラムに従って精
製が実行される。(S2)該精製が完了すると、遺伝子
型決定プログラムに従ってNo.1からNo.4までの
多型について遺伝子型の決定が実行される。(S3)N
o.4の多型がコドン232T/Tを与えるような遺伝
子であった場合、(S4)に進み、そうでない場合には
(S5)に進む。(S4)No.5の遺伝子型の検出が
行われる。(S5)スコアテーブルを検索して、決定さ
れた遺伝子型に対応するスコアを読み出し、合計のスコ
アを集計する。(S6)決定された遺伝子型、取得スコ
アおよびスコアの合計を表示装置3に表示する。
【0063】対象からの試料は、血球を含む血液および
リンパ液等の液体試料であっても、何れの組織試料であ
ってもよく、或いは、予めそれらの試料から予め所望の
程度にまでゲノムDNAを精製したものであってもよ
い。
【0064】前記試料からゲノムDNAサンプルを精製
するための装置は、DNA自動抽出装置(例えば、AB
Iまたは東洋紡等により入手可能である)の一般的に使
用される何れの装置を用いてもよい。当然ながら、この
工程は、抽出キット等を使用する、それ自身公知の一般
的な手段によりオペレーターが手動で行ってもよい。
【0065】遺伝子型を決定するための装置は、自動シ
ークエンサーおよびFRET法を用いるリアルタイムP
CR装置(例えば、ABI7700,LghyCyclex等)等
の一般的に使用される何れの装置を用いて行ってもよ
い。また当然ながら、この工程も、抽出キット等を使用
する、それ自身公知の一般的な手段によりオペレーター
が手動で行ってもよい。
【0066】また、ここでは、ゲノムDNAサンプルの
精製と遺伝子型決定を、夫々、ゲノムDNAサンプル精
製装置1および遺伝子型決定装置2により自動で行う装
置の例を示したが、ゲノムDNAサンプル精製装置1お
よび遺伝子型決定装置2は、両方共にまたはどちらか一
方のみが具備されていない装置も本発明の範囲内に含ま
れる。以下に、該装置が両方共に具備されない例を示
す。
【0067】本発明の1つの側面に従うと、SLE感受
性の新規多型の遺伝子型からSLEの発症危険率を予測
する装置が提供される。即ち、コンピュータを利用した
SLEの発症危険率を予測する装置であって、以下を具
備する装置; (1)SLE感受性多型の遺伝子型の組合せに対して所
定のスコアが対応させられているスコアテーブルを記憶
する記憶手段;並びに(2)選択された多型について決
定された遺伝子型を基に前記スコアテーブルを検索し
て、対応する得点データを抽出し、抽出された前記スコ
アデータの全て、および前記スコアの合計得点を出力す
る手段;が提供される。本態様の構成を図4に示す。S
LE感受性多型における遺伝子型を手動により決定し、
そのデータを入力手段から入力し、そのデータを基に、
SLE発症危険率予測を行う。
【0068】詳述した装置は、本発明の新規多型、即
ち、(1)ヒトCD19遺伝子におけるc.705G>
T、(2)ヒトCD19遺伝子におけるIVS14−3
0C>T、(3)ヒトCD19遺伝子におけるc.
32(GT)12−18、(4)ヒトFCGR2Bにお
けるc.695T>Cの他に、他の疾患関連遺伝子およ
び/または多型、並びに血液型に関する多型等の他の解
析を同時に行うようにプログラムしてもよい。
【0069】このような装置により、SLE発症危険率
の予測が簡便に行うことが可能である。
【0070】また、本発明の1つの側面に従うと、以下
のポリヌクレオチドが提供される。即ち、 (a) 配列番号1から8に記載の塩基配列からなる群
より選択された1の塩基配列により示されるポリヌクレ
オチド; (b) 上記(a)に記載されたポリヌクレオチドにお
いて、前記配列における多型遺伝子の存在する以外の部
位において、1若しくは数個のヌクレオチドが欠失、置
換または付加された修飾ポリヌクレオチド; (c) 配列番号1の2553位または8518位に存
在する1ヌクレオチドを含む配列番号1に含まれる連続
する10から30塩基の塩基配列によりポリヌクレオチ
ドからなる断片; (d) 配列番号5の194位から223位までに存在
する15ヌクレオチドを含む配列番号5に含まれる連続
する15から30塩基の塩基配列によりポリヌクレオチ
ドからなる断片; (e) 配列番号6は194位から229位までに存在
する18ヌクレオチドを含む配列番号6に含まれる連続
する18から30塩基の塩基配列によりポリヌクレオチ
ドからなる断片; (f) 配列番号7の304位に存在する1ヌクレオチ
ドを含む配列番号7に含まれる連続する15から30塩
基の塩基配列によりポリヌクレオチドからなる断片; (g) 配列番号8の386位に存在する1ヌクレオチ
ドを含む配列番号8に含まれる連続する15から30塩
基の塩基配列によりポリヌクレオチドからなる断片;お
よび (h) 配列番号9に記載の塩基配列により示されるポ
リヌクレオチド;である。
【0071】配列番号1に示される前記ポリヌクレオチ
ドはc.705およびIVS14−30を含むヒトCD
19遺伝子の一部である。この塩基配列のうち、SLE
の発症に関与しているのは当該配列のSNP部位、即
ち、2553位および8518位である。従って、本発
明のポリヌクレオチドが配列番号1の断片である場合に
は、当該部位に存在する少なくとも1個のヌクレオチド
を含むSNP部位を含む配列番号1の断片がより好まし
い。
【0072】配列番号2から6に示される前記ポリヌク
レオチドは、c.132(GT)の反復回数を含むヒ
トCD遺伝子である。特に、配列番号5および6は、反
復回数が15以上であり、SLE発症の危険率を求める
上で有用性が高い。
【0073】配列番号7は、c.695を含むヒトFC
GR2B遺伝子である。この塩基配列のうち、SLEの
発症に関与しているのは当該配列のSNP部位、即ち、
221位および304位である。従って、本発明のポリ
ヌクレオチドが配列番号7の断片である場合には、当該
部位に存在する少なくとも1個のヌクレオチドを含むS
NP部位を含む断片であることが好ましい。
【0074】配列番号8も配列番号7と同様に、c.6
95を含むヒトFCGR2B遺伝子である。この塩基配
列のうち、SLEの発症に関与しているのは当該配列の
SNP部位、即ち、386位である。従って、本発明の
ポリヌクレオチドが配列番号8の断片である場合には、
当該部位に存在する1個のヌクレオチドを含むSNP部
位を含む断片であることが好ましい。
【0075】これらのポリヌクレオチドは、例えば、対
象の遺伝子型を決定するための各種PCR増幅のための
プライマーとして、またはDNAチップにおいて使用す
るプローブとして使用してよい。この場合、本ポリヌク
レオチドは、10ヌクレオチド以上30ヌクレオチド以
下であることが望ましい。ポリヌクレオチド断片の長さ
が過度に長いと、1個のヌクレオチドの相違を識別する
ことが困難になる。また、基本的にポリヌクレオチドの
長さが過度に短いと試料中に含まれるポリヌクレオチド
の塩基配列の決定が困難になる。
【0076】特に、配列番号9に示すポリヌクレオチド
は、FCGR2Bに特異的なプライマーとして有用な配
列である。特に、このポリヌクレオチドは、PCRの下
流用のプライマーとして使用するのに有用である。
【0077】
【実施例】例1.日本における全身性エリテマトーデス
への感受性とCD19多型の関連性 例1では、CD19の多型配列をスクリーニングして多
型を検出し、検出された多型とSLEとの関連を調べ
た。
【0078】1.材料および方法 (1)患者および健常者 先ず初めに、RA患者127例、SLE患者(第1のS
LE群:以下、SLE1群と称す)87例、クローン病
患者156例、および健常者247例について、ケース
コントロール関連分析(case-control association stud
y)を行った。更に、SLE1群において検出された関連
性を追試するために、99例のSLE患者からなる独立
した第2のSLE群(以下、SLE2群と称す)を構成し
た。従って、SLE患者の総症例数は186例である。
【0079】対照群である健常者は、東京大学および日
本赤十字中央血液センターの研究者、研究室職員および
学生から構成される男性145例と女性102例(平均
年齢:36.6歳)である。RA患者、男性18例と女
性168例(平均年齢:57.8歳)を、米国リウマチ学
会の分類基準に従って分類した(文献46参照)。SLE1
およびSLE2は、それぞれ、男性12例と女性75例
(平均年齢:40.3歳)、男性6例と女性93例(平均
年齢:40.0歳)から構成された。SLE患者は、米
国リウマチ学会の分類基準に従って分類した(文献47参
照)。クローン患者、男性124例と女性32例(平均3
1.1歳)は、臨床学的に、X線撮影、内視鏡的検査お
よび生検標本の組織学的試験により診断された。CVI
D患者は、男性3例と女性1例であった。CVID患者
からの末梢血単核細胞中のCD19陽性B細胞の割合
は、それぞれ10%、3.3%、3.0%および0%で
あった。
【0080】ケースコントロールスタディに使用された
全健常者および患者は、互いに血縁関係にない関東在住
の日本人である。日本の中心部は、遺伝的背景に関して
比較的均質であることは既に示されているため(文献48
参照)、本研究で使用されるケースコントロールスタデ
ィによる試験が可能となる。
【0081】当該患者の臨床学的特徴は、各患者の診察
記録から得た。そこから十分な情報が得られない場合に
は、その患者は詳細な分析対象から除外した。ここでの
腎炎は、持続性蛋白尿が0.5g/day若しくは3+以上であ
るか、細胞円柱の所見のあるものをいい、中枢神経系疾
患は、痙攣または精神病をいうが、これらはACR診断
基準(文献47参照)に従って定義した。
【0082】なお、本研究は、東京大学、順天堂大学お
よびUCLAのヒト対象保護委員会の研究倫理審査委員
会によって承認された。
【0083】(2)ゲノムDNA ゲノムDNAは、患者および健常者の末梢血白血球か
ら、QIAamp・ブラッド・キット(QIAamp Blood ki
t, Qiagen,Hilden,Germany)を使用して精製した。
【0084】(3)PCR一本鎖構造多型(PCR-single
strand conformation polymorphism;以下、PCR-SSCPと
称す) PCRに使用したプライマーとアニーリング温度を表1
に示す。
【0085】
【表1】
【0086】これらは、ヒトCD19のゲノムDNA配
列に従って設計された(GenBank 受付番号M84371)。夫々
のエクソンは、隣接するイントロン配列に特異的なプラ
イマーを設定して増幅した。また、これまでの研究か
ら、当該方法に最適な断片サイズは200−400bp
であることが示唆されていることから(文献49,50参
照)、エクソン2および4は2つの断片に分割し、エク
ソン11と12および13と14は、夫々1つの断片と
して増幅した。一段階のPCRでは増幅効率が低いの
で、プロモーター領域は二段階のPCR法を用いて分析
した。第1のプライマーセットは、ロングPCRを用い
て−1351から136を増幅するために設計した。最
初の変性(96℃、10分)の後、変性(96℃、1分
間)、アニーリング(58℃、30秒)および伸長反応
(72℃、3分)を35サイクルで行う条件により、サ
ーマルサイクラー(Thermal cycler MP;Takara,Kyoto,J
apan)を用いてPCR増幅を行った。PCR−SSCP
のために、得られた長い断片を重複する3つの断片(3
00−450bp)に分割した。PCR増幅は、最初の
変性(96℃、10分)の後、変性(96℃、30
秒)、アニーリング(60℃、30秒)および伸長反応
(72℃、30秒)を35サイクルで行う条件により、
サーマルサイクラー(Thermal cycler MP;Takara または
GeneAmp PCR system 9600;Perkin-Elmer Applied Biosy
stems;Foster City,CA)を用いてPCR増幅を行った。
このような方法により−1050bpまでのプロモータ
ー領域が分析された。
【0087】この増幅されたDNAをPCR−SSCP
法を用いて分析した。PCR産物を含有する1μLの溶
液を、7μLの変性溶液(95%のホルムアミド、20mMのE
DTA、0.05%のブロモフェノールブルー、0.05%のキシ
レンシアノールFF)と混合した。この混合物を96℃で
5分間変性し、直ちに氷上で冷却した。1μLの該混合
物を7.5%のポリアクリルアミドゲル(アクリルアミ
ド:ビスアクリルアミド=49:1)を用いてエクソン
15を分析し、10%のポリアクリルアミドゲル(アク
リルアミド:ビスアクリルアミド=49:1)を用いて
その他の部分を分析した。より良好な分離のために、エ
クソン2Bと4Aを分析するためのゲルには、10%の
グリセロールを添加した。電気泳動は0.5×TBE(4
5mM トリスボレート[pH8.0]、1mM のEDTA)中において、
20mA/ゲルの定電流下で、一定温度調節系を具備す
るミニゲル電気泳動装置(90×80×1mm、AE-6410およびA
E-6370;ATTO、東京)を用いて行った。最適温度および電
気泳動時間は、予備実験により決定した。当該ゲルにお
ける一本鎖DNA断片を銀染色(第一純薬、東京)により
可視化した。
【0088】(4)PCR制限断片長多型(以下、PCR-R
FLPと称す) イントロン14におけるIVS14−30C>T多型の
遺伝子型の決定は、PCR−RFLP法を用いて行っ
た。特異的プライマーセット(CD19-3'UTRF:5'-AGAGGGAA
CAGGGTTCCTAG-3'、CD19ex15R:5'-AGGAATACAAAGGGGACTGG
-3')を使用して多型部位を含むCD19遺伝子からの2
56塩基対断片を増幅した。また、この増幅は前述した
PCR−SSCPと同じ条件を用いた。PCR反応後
に、増幅産物を、2時間、BamHIにより消化し、更
に、SYBRゴールド(商品名サイバーゴールド、Molec
ular probes,Inc.,Engene,OR)染色による10%のポリ
アクリルアミドゲル上での分析を行った。
【0089】(5)直接シーケンス法 PCR産物を増幅し、上述のPCR−SSCPと同様の
プライマーを使用して、センス鎖およびアンチセンス鎖
の両方について直接シーケンスを行った。ABI310
またはABI377シーケンサー(ABI PRISM,PE Biosys
tems)を使用し、製造者の指示に従って、ダイターミネ
ーター法を用いて(ABI PRISMTM dRhodamine Terminato
r Cycle Sequencing-Ready Reaction Kit)PCR産物
の蛍光を基にした自動サイクルシーケンシングを行っ
た。
【0090】(6)ジヌクレオチド反復多型の遺伝子型
決定 3’UTRに含まれるジヌクレオチド反復多型の遺伝子
型の決定は、PCR増幅後、シーケンサーとGENSC
ANTMソフトウェアを用いて行った。多型部位を含む
256塩基対断片をFamまたはHex標識CD19−
3’UTRFプライマーおよびCD19ex15Rプラ
イマーを使用して増幅した。また、該増幅は上述のPC
R−SSCPと同じ条件で行った。その増幅産物を、4
%のポリアクリルアミドゲル(アクリルアミド:ビスア
クリルアミド=19:1)上でABI377シーケンサ
ー(ABI-PRISM,PE Biosystems)を使用して泳動した。P
CR産物を含有する1.5μLの溶液を、2.5μLの
99.5%のホルムアミド、0.5μLのロード用緩衝
液(50mg/mLのブルーデキストラン、25mMのEDTA)および
1.0μLのジーン・スキャン(Gene Scan;登録商標)-
500[ROX]サイズ・スタンダード(ABI-PRISM,PE Biosyste
ms)の1.0μLと混合した。当該混合物を96℃で2分
間変性し、直ちに氷上で冷却した。その混合物の2μL
を、4%のポリアクリルアミドゲルに添加した。データ
はABI377コレクションソフトウェアで回収し、サ
イズ分析はジーン・スキャン−500ROX(Genescan-
500ROX)をサイズスタンダード(ABI-PRISM)として使用し
て行った。
【0091】(7)統計学的解析 日本人患者と健常者は、ケースコントロール関連解析に
より比較した。陽性率は、個体総数における対立遺伝子
(ホモ接合体およびヘテロ接合体)を有した個体の割合
として定義した。カイ2乗検定とフィッシャーの直接確
率計算法を使用して、CD19多型と夫々の疾患に対す
る感受性との関連性、またはCD19多型と日本人集団
における臨床学的特徴との関連性を解析した。個々の対
立遺伝子の有無を比較するためのP値は、13を乗じる
ことによって対立遺伝子数で補正を行った(補正後のP
値はPcorrと記す)。即ち、9種のSNPsと5個の対
立遺伝子を持つ10種類の反復配列多型が解析された
(即ち、9+5−1)。
【0092】コーカソイドSLE家系は、伝達不平衡試
験(以後、TDTと略す)を使用して通常と同様に解析
した(文献51参照)。2または3人の罹患した子供を持つ
家系では、第1子のみを解析のために選択した。TDT
の有意性は、NcNemar’s検定を使用して検定し
た。χ値は以下の式により計算した: χ=(T−NT)/(T+NT) ここで、Tは遺伝された対立遺伝子の数であり、NTは
遺伝されなかった対立遺伝子の数である。ハプロタイプ
頻度および連鎖不平衡パラメータはEHプログラムを使
用したタイピング結果から評価した(文献52参照)。相対
的連鎖不平衡(以後、RLDと略す)値は、連鎖不平衡
(以下、LDと略す)の可能な限りの最大値(LD>0
の場合)または可能な限りの最小値(LD<0の場合)
の絶対値に対するLDの割合として定義される。その結
果として、RLDは−1から1までの範囲で変化する。
【0093】2.結果 (1)CD19多型性の同定 DC19翻訳領域の全長、プロモーター領域(即ち、〜
―1050bp)および3’非翻訳領域(即ち、3’−
UTR)の系統的な変位スクリーニングを、日本人健常
者32例と患者36例(即ち、SLE患者16例、RA
患者16例およびCVID患者4例)からのゲノムDN
Aサンプルについて、PCR−SSCPを使用して行っ
た。検出された変異のヌクレオチド配列は、直接シーケ
ンス法を用いて決定した。スクリーニングを通して、翻
訳領域における3つのSNPsと、エクソン−イントロ
ン接合部に挟まれたイントロンにおける2つのSNPs
と、プロモーター領域内の4つのSNPsと、更に3’
UTRにおけるGT反復多型が同定された(図5)。図
5に、ヒトCD19遺伝子のゲノム配置および日本人に
おいて検出された変異を示す。図5においてボックスは
エクソンを示す。当該変異の名称は文献に基づいた(文
献53,54参照)。共通の変異以外の突然変異は、CVID
患者においては検出されなかった。
【0094】(2)日本人におけるSLEとCD19変
異との関連性 次に発明者らは、(1)で検出されたCD19の多型の
うちのどれが日本人集団におけるRA、SLEおよびク
ローン病の感受性に関連しているのかを分析するため
に、ケースコントロール解析を行った。RA患者127
例、SLE患者87例、クローン病患者156例および
日本人健常者247例について、これらの多型の遺伝子
型を決定した。
【0095】表2は、プロモーターおよび翻訳領域にお
いて検出されたCD19のSNPsの陽性率を示す。
【0096】
【表2】
【0097】エクソン4におけるc.705T(P23
5P)(P=0.0096、Pcorr=0.12、オ
ッズ値[OR]=0.49、95%信頼区間[CI]:
0.29−0.84)と、イントロン14におけるIV
S14−30T(P=0.028、Pcorr=0.36、
OR=0.56、95%CI:0.33−0.94)
は、SLEとのネガティブな関連性が示された。その他
の有意な関連性は、他のSNPsの何れかとSLEとの
間でも、他のSNPsの何れかとRAおよびクローン病
との間にも観察されなかった。
【0098】表3は、3’UTRの2塩基反復多型の頻
度を示す。
【0099】
【表3】
【0100】c.132(GT)18(即ち、cDN
A配列における終止コドンの3’塩基から数えて132
番目の塩基から始まる18回のGT反復をコードする対
立遺伝子)の陽性率は、健常者(17/247、6.9%)と比較し
て、SLE(15/87、17.2%)の方が有意に高かった(P=
0.005,Pcorr=0.065、OR=2.8
2、95%CI:1.37−5.79)。また、SLE
1と対照群との間の有意差が、c.132(GT)
18の対立遺伝子頻度(χ=7.6、df=1、P=
0.006、Pcorr=0.078)、遺伝子型の分
布(χ=19.0、df=10、P=0.04、P
corr=0.36)および対立遺伝子頻度(χ
9.8、df=4、P=0.04、Pcorr=0.3
6)において得られた。この関連性が追試できるか否か
を試験するために、GT反復多型性について独立したS
LE患者群(即ち、SLE2)を解析にした。SLE2
におけるc.132(GT)18の陽性率はSLE1
よりも低いものであったが、c.132(GT)15
の陽性率は有意な増加が得られた(χ=4.8、df
=1、p=0.03、Pcorr=0.39)。
【0101】これらの結果から、発明者らは、そのGT
反復数が15以上である場合に、3’UTRにおけるG
T反復がSLEに関連すると考えた。従って、c.
32(GT)15−18の陽性率および頻度を、SLE
1、SLE2および対照において比較した(表4)。
c.132(GT)15−18の陽性率は、SLE1
(P=0.016)およびSLE2(P=0.049)
の両群において有意に増加した。2つの群を合わせた場
合には、更に顕著な相違が対照群との間で観察された
(P=0.0096)。また、c.132(GT)
15−18対立遺伝子の頻度は、SLEにおいて有意に
高かった(P=0.012)。
【0102】
【表4】
【0103】RAおよびクローン病については、該GT
反復多型との有意な関連性は観察されなかった。
【0104】(3)多型部位間の連鎖不平衡 SLEとの有意な関連を示した多型部位c.705、I
VS14−30およびc.*132の間の関係を検討す
るために、健康な日本人個体の遺伝子型決定の結果に基
づいて解析した。有意な連鎖不平衡がCD19c.70
5TとIVS14−30Tの間で観察された(相対的連
鎖不平衡値[RLD]=0.83、χ=93.8、P
<10−10)。加えて、強い関連性が、c.705G
とc.132(GT)18の間(RLD=1.0、χ
=8.2、P=0.004)、およびc.705Gと
c.132(GT)15の間(RLD=0.84,χ
=1.12、P=NS)に観察されたが、この対立遺
伝子を有する個体数が少ないために、後者に統計学的な
有意差は得られなかった。
【0105】(4)臨床的特徴との関連性 次に、発明者らは、GT反復多型がSLEの臨床学的特
徴と関連するか否かを解析した。興味深いことに、c.
132(GT)15−18対立遺伝子を持たない患者
に比較して、c.132(GT)15またはc.
32(GT) を持つ患者の方が抗Sm抗体を有する
可能性は低かった(P=0.02)。発症年齢、ネフロ
パシーの有無、神経学的異常(発作または精神病)、漿
膜炎、低補体血症または抗dsDNA抗体等のパラメー
タについては関連は観察されなかった(表5)。
【0106】
【表5】
【0107】3.考察 本研究において、発明者らは、ヒトCD19の多くのヌ
クレオチド配列変異を同定し、その中の3つが、SLE
と有意に関連性のあることを示した。2つはSLEと負
の関連性を示し、残りは、有意な正の関連性を示した。
先の2つは後者と負の連鎖不平衡にあった。更に、イン
トロンにおける同義置換および1塩基置換をコードする
SNPsは、何らかの機能的変化に関連している可能性
は小さいと考えられるので、3’UTRのGT反復多型
が、主に機能的に重要である可能性が高いと考えられ
る。
【0108】これまでの研究では、CD19の遺伝子多
型がSLEに関連しているという報告はない。例えば、
イタリアのケースコントロールスタディにおいて解析さ
れた多型は、本発明者らが今回報告した多型と同じもの
である可能性があるが、その研究では、SLEとの関連
は認められなかった。このようなことは、CD19の
3’UTRのSLEとの関連は日本人や近隣の集団に固
有の特徴である可能性を示唆している。従って、日本人
以外のアジア系集団におけるこの関連性の有無を解析す
ることも興味深いことであろう。
【0109】現時点では、伸長されたGT反復対立遺伝
子がどのようにSLEと関連しているのかは推論でしか
ない。仮に、そのような対立遺伝子が末梢におけるCD
19のより高い発現レベルに関連するのであれば、自己
抗原に対する低親和性自己抗体の産生を導くようなB細
胞活性化の閾値の低下が生じるかもしれない。CD19
の過剰発現したマウスからのB細胞の表現型は、SHP
−1タンパクチロシンホスファターゼ(文献55,56参照)
やLyn(文献57参照)に欠陥のあるB細胞に類似する。
これら2つの分子はB細胞の反応における負の調節因子
であるため、そのシグナル閾値の低下が自己免疫の誘導
を引き起こしているのかもしれない。或いは、仮に、
c.132(GT)15−18対立遺伝子が、未熟B
細胞における低い表面CD19発現に関与しているなら
ば、骨髄における自己抗原に対する寛容誘導の欠陥を引
き起こすかもしれない(文献19参照)。末梢B細胞におけ
るCD19の発現レベルは、少数のSLE患者において
は僅かに減少したと報告されている(文献29参照)。実際
に、CD19欠失マウスの大部分は抗核抗体を示す(Sat
o S.,personal communication)。従って、おそらく未熟
B細胞におけるBCRシグナリング減少のために、欠陥
のあるCD19が自己抗原に対する寛容誘導の不足を導
くという機序も一つの可能性として考えられる(文献58
参照)。例えば、負の調節因子の遺伝子多型が不十分な
負のシグナルをもたらす場合や、他の遺伝的および/ま
たは環境的状態が提供される場合と組合わさって、SL
E患者では、低いレベルのCD19発現をもたらす多型
が自己反応性B細胞の存続と活性化を引き起こす可能性
も考えられる。
【0110】本研究において、c.132(GT)
15−18対立遺伝子を有するSLE患者が抗Sm抗体
を有している可能性が顕著に低いことが観察された。特
に興味深いことには、CD19の発現レベルが、抗Sm
重鎖導入遺伝子を発現しているマウスにおいて、B−1
およびB−2細胞群の分化や自己抗体産生を調節するこ
とが最近報告された(文献59参照)。従って、CD19発
現レベルが、核自己抗原に特異的なB細胞の分化および
活性化の調節に関連している可能性がある。
【0111】多くの多型部位が検出され、且つ検出され
た全対立遺伝子の夫々について統計学的解析が行われた
ので、P値は、多重比較のための補正の後で統計学的な
有意性には到達しなかった。しかしながら、GT反復多
型の有意な関連が、RAおよびクローン病においてでは
なく、SLEの2つの独立群においてともに観察されて
いることから、この関連が偽陽性のものとは考えられな
い。
【0112】例2.FCGR2B遺伝子における多型と
ヒト全身性エリテマトーデスとの関連性 FCGR2B遺伝子における多型とヒト全身性エリテマ
トーデスとの関連性を解析するために、FCGR2Bの
変異スクリーニングをPCR一本鎖構造多型(PCR-singl
e strand conformation polymorphism;SSCP)を使用して
行った。
【0113】図6に示すように、FcγRIIBタンパ
クは、シグナルペプチド(SP)、2つのIg様細胞外
ドメイン(図6では、夫々、EC1およびEC2と記
す)、膜貫通領域(図6ではTMと記す)および細胞質
末端(図6では、夫々、C1、C2およびC3と記す)
からなる(図6)。エクソン特異的プライマーセットと
ゲノムDNA鋳型を使用しての翻訳領域全長の初期変異
スクリーニングを経て、4つの可能な変異部位がエクソ
ン4とエクソン5において検出された(データには示さ
ず)。しかしながら、エクソン1から5を通して、Fc
γRIIBのアミノ酸およびヌクレオチド配列は、Fc
γRIIAとIICとも高い相同性を有しており(文献6
1,62参照)、従って、変異の幾つかは実際にはFCGR
2Aまたは2C多型に由来する可能性もあった。
【0114】以上の状況を考慮して、FCGR2B遺伝
子のみを増幅するために、末梢血単核細胞から抽出した
RNAを鋳型として調製したcDNAを鋳型として使用
して二段階のPCRを行った。従来報告されている通
り、大きさの異なる2つの断片が最初のPCRで観察さ
れ、これはスプライシングによる変異体FcγRIIB
1およびFcγRIIB2であると考えられた(文献63
参照)。
【0115】1.方法 (1)患者および健常者 非血縁日本人であるSLE患者75例と健常者94例に
ついて解析した。SLE患者は、年齢16歳から78歳
まで(平均年齢40.0±13.7歳)の男性12例お
よび女性63例である。また、これらのSLE患者は、
東京大学医学部附属病院および順天堂大学病院に通院中
の患者である。健常者は、年齢22歳から50歳まで
(平均年齢31.3±8.3歳)の49例の男性および
45例の女性であり、東京大学および日本赤十字中央血
液センターの研究者、研究室職員および学生からなる。
日本の関東地域の住民は、遺伝的背景に関して比較的均
質であることが示されているので(文献48参照)、本研究
で採用するケースコントロールスタディが可能となる。
また、本研究は、東京大学および順天堂大学の研究倫理
審査委員会により承認された。
【0116】(2)RNAおよびゲノムDAN RNAは、RNeasy・ミニ・キット(Qiagen,Hilde
n,Germany)を使用し、SLE患者と健常者の末梢血単
核細胞から精製し、cDNAに逆転写した。また、ゲノ
ムDNAは、患者および健常者の末梢血白血球から、Q
IAamp・ブラッド・キット(QIAamp Blood kit, Qia
gen,Hilden,Germany)を使用して精製した。
【0117】(3)FCFR2B遺伝子型の決定 FCGR2Bエクソン4、エクソン5およびエクソン6
の遺伝子型の決定は二段階のPCRとSSCP法を使用
して行った。最初のPCRのためのプライマーは、5’
UTR(2B5’UTR−F:5’−GAGAAGGCTGTGACTGC
TGT-3')およびエクソン8のITIM領域(2BITI
M−R:5'-CGGGTGCATGAGAAGTGAAT-3')に設計し、FC
GR2Bの944bpのcDNA断片を増幅した(図
6)。PCR条件は以下の通りであった:0.2μLの
cDNA、0.2μMの各プライマー、0.4mMのd
NTPs、2mMのMgCl、2.5UのLA Ta
qDNAポリメラーゼ(タカラ社)を含有する50μL
反応液。最初の変性(96℃で3分)の後、変性(96
℃で30秒)、アニーリング(60℃で30秒)、伸長
(72℃で90秒)のPCR反応を35サイクル行い、
更に最後の伸長反応(72℃で5分)行った。最初のP
CR産物は、直接シーケンス法によりFCGR2Bであ
ることを確認した。
【0118】続いて、増幅された断片を第2のPCR反
応のための鋳型として使用し、2つのプライマーセット
を用いて、即ち、その1つは(2Bエクソン3-F:5'-GCATC
TGACTGTGCTTTCTG-3'、2Bエクソン4-R:5’-CTTGGACAGTG
ATGGTCACA-3')を用いてエクソン4全長である275b
p断片を増幅し、もう1つは(2Bエクソン4.5−F:5'
-TCCAAGCTCCCAGCTCTTCA-3'、2Bエクソン6-R:5'-TGGTTTC
TCAGGGAGGGTCT-3')を用いてエクソン5およびエクソン
6を包含する176bp断片を増幅した(図6)。PC
R条件は以下の通りである:0.5μLの最初のPCR
産物、0.4μMの各プライマー、0.2mMのdNT
Ps、1.5mMのMgCl、1UのAmpliTa
q Gold DNAポリメラーゼ(パーキン−エルマ
ー・アプライド・バイオシステムズ、Norwalk、
CT、USA)を含有する25μLの反応液。96℃で
10分間の変性の後で、変性(96℃、30秒)、アニ
ーリング[60℃(275bp断片の増幅の場合)また
は62℃(175bp断片の増幅の場合)、30秒]、
伸長反応(72℃、30秒)のPCR反応を25サイク
ル行い、更に最後の伸長反応(72℃、1分)を行っ
た。
【0119】増幅された275bpと176bpのDN
A断片は、SSCP法を用いて、我々の既報に記載され
ている通りに分析した(文献40,69参照)。10%のポリ
アクリルアミドゲル(アクリルアミド:ビス=49:1)
を使用しての電気泳動を21℃で90分間、および10
℃で75分間で夫々行った。分離された断片を銀染色で
可視化した。
【0120】(4)FCGR2A、3Aおよび3Bの遺
伝子型の決定 FCGR2A−131H/R、FCGR3A−176F
/VおよびFCGR3B−NA1/2を、75例のSL
E患者と94例の健常者からのゲノムDNAを用いて決
定した。FCGR2A―131H/Rの遺伝子の決定
は、ミスマッチプライマーを用いたPCR―RFLPを
使用して行い(文献40参照)、FCGR3A−176/V
の遺伝子の決定はPCR−SSCPを使用して行い(文
献40参照)、FCGR3B−NA1/2の遺伝子の決定
はPCR−PHFA法(文献64参照)とPCR−SSP法
(文献65参照)を用いて行った。
【0121】(5)直接シーケンス法 FCGR2Bの直接シーケンスをABI PRISM
TM310遺伝子アナライザー(パーキン−エルマー・
アプライド・バイオシステムズ)とダイ−ターミネータ
ー法を用いて行った。
【0122】(6)統計学的解析 関連解析のための計算はマッキントッシュ用のStat
View−J4.11(Abacus Concepts Inc.,Berkele
y,CA,USA)を使用して行った。4つのFcγR遺伝子郡
の多型とSLE感受性の関連性についてχ検定を用い
て解析した。サンプルの数が少ない場合には、フィッシ
ャーの直接確率計算法を使用した。ハプロタイプの頻度
および連鎖不平衡パラメータの推定には、EHプログラ
ムを使用した。
【0123】2.結果 2つのプライマーセットにより増幅された第2のPCR
産物は(図6)、2つの変異部位、エクソン4における
c.612G>A(同義置換)およびエクソン6におけ
るc.772T>G(Y258D)を含み、これらは、
ヒトBリンパ芽球細胞株Raji(文献66参照)(変異部
位の名称は文献53に基づく)を用いた予備実験において
検出された変異部位として報告されている。2対立遺伝
子多型(SNP)がPCR−SSCP法によりエクソン
5において検出され(図7)、更に、直接シーケンス法
により、FcγRIIBの膜貫通領域内のコドン232
での非保存的なアミノ酸置換(I232T)を引き起こ
す新規のSNPc.695T>C(エクソン5)である
ことを明らかにした。
【0124】表6は、75例のSLE患者および94例
の健常者のFCGR2B−232I/T遺伝子型の頻度
を示す。当該遺伝子型の頻度は、SLEと健常者の間で
有意に異なる(χ=6.4、P=0.04)。SLE
の進展に関するT/TとI/T遺伝子型のオッズ値(O
R)は、I/I遺伝子型に対して、夫々、3.9(χ
=6.3、P=0.02、95%信頼区間[CI]:1.
4−11.2)および1.1(χ=0.1、P=0.
73、95%CI:0.6−2.2)であり、232T
/T遺伝子型とSLEとの有意な関連が示された。反対
に、232I対立遺伝子の陽性率は、当該患者において
有意に減少した(χ=6.3、P=0.02、0R:
0.3、95%CI:0.1−0.7)。更に、232
Iと232Tの対立遺伝子頻度も、SLEと健常者の間
で有意に異った(χ=5.1、P=0.02)。健常
者の遺伝子型頻度は、ハーディ−ワインバーグ平衡に適
合した。
【0125】
【表6】
【0126】発明者らは、次に、FcγRIIB−23
2I/T多型と、SLE患者における発症年齢、ループ
ス腎炎の有無、抗dsDNAおよび抗Sm等の疾患表現
型との関係を分析した。これらの臨床的および免疫学的
特徴が陽性または陰性の患者の間に遺伝子型頻度の有意
差は観察されなかった(データには示さず)。
【0127】FcγRファミリーの遺伝子が、第一義的
にSLEと関連していることを確認するために、FCG
R2A−131H/R、FCGR3A−176F/Vお
よびFCGR3B−NA1/2の遺伝子型を、FCGR
2Bについて分析した患者と健常者の同セットにおいて
比較した。FCGR2B遺伝子型の決定には、cDNA
サンプルが必要であり、且つcDNAサンプルは大多数
の患者においては入手可能であったが、健常者では約半
数で入手可能であったことから、分析された個体の数
は、発明者らの以前の報告よりも少ない(文献40参照)。
表7に示す通り、FCGR2Bを除いて、サンプルのこ
れらのセットにおいて有意な関連は検出されず、4つの
FcγR遺伝子群の中ではFcγRIIBが最もSLE
と強く関連することが示された。
【0128】
【表7】
【0129】これらの4つのFcγR遺伝子群の多型の
間の連鎖不平衡を、健常者からのデータを用いて解析し
たところ、FCGR2BおよびFCGR3B(χ=7
9.7、P<10−6)の間、FCGR2AおよびFC
GR3A(χ=6.4、P=0.01)の間で強い連
鎖不平衡が検出されたが、他の組み合わせでは検出され
なかった(表8)。
【0130】
【表8】
【0131】これらの結果は、FCGR2Bが3Bに隣
接して位置し、FCGR2Aが3Aに隣接して位置する
ことを示す報告されている物理的地図に一致する。ま
た、該SLE患者において、強い関連が、FCGR2B
−232T対立遺伝子と3B−NA2対立遺伝子との間
で観察され(χ=58.8、P<10−6)、このこ
とは、より多数のサンプルを用いて、発明者らが以前に
報告したFCGR3B−NA2対立遺伝子とSLEの関
連と合致する。
【0132】以前に検出されたFCGR3B−NA2対
立遺伝子との関連性は、FCGR2B−232T対立遺
伝子との連鎖不平衡から生じることが説明されたとはい
え、FCGR3B−NA2が免疫複合体のクリアランス
の低さによって独立した寄与を有する可能性もある。そ
のような可能性を評価するために、FCGR2Bと3B
の2遺伝子座解析を行った。オッズ値(OR)の有意な増
加が2B−232T/Tと3B−NA2/2遺伝子型を
有する固体においてのみに検出されたが(OR:3.4
1、95%CI:1.1−10.9、P=0.05)、
2B−232I/T、3B−NA2/2群を含む他の組
合せにおいては検出されなかった(図8)。この結果に
より、FCGR2B多型が一義的であり、FCGR3B
の関連は二次的なものであることが支持された。
【0133】SSCPにより検出されなかった他の変異
の存在を除外するために、FCGR2Bの翻訳領域全長
の配列を、FCGR2B−232I/I遺伝子型を有す
る10例の個体、232I/Tを有する10例の個体、
および232T/Tを有する20例の個体からのcDN
Asを用いて決定した。2つの同義置換、即ち、エクソ
ン3内のc.216G>T(R72R)およびエクソン
4内のc.612G>A(L204L)が、232−I
/Iと232−I/Tの遺伝子型の1個体ずつのみ検出
された。一方、以前に報告されたエクソン6における
c.772T>G(Y258D)は、その機能が代わる
可能性のあるヒトFCGR2Bの変異であるが(文献67
参照)、発明者らの対象においては検出されず、また、
コーカソイドおよびアフリカ系アメリカ人集団において
も希であることが示された。加えて、過去に登録された
配列(夫々、GenBank登録番号AH005422
とNM_004001)の間にc.614TとA(F2
05Y)の2種が存在するが、発明者らが解析した全サ
ンプルはc.614A(205Y)のホモ接合体であっ
たことにより、少なくとも日本人においては205Yが
高頻度であることが明かとなった。
【0134】更に、発明者らは、HLA−DRB1
501(文献68参照)およびTNFR2−196R(文献6
9参照)とFCGR2B多型の相互作用の可能性について
解析した。これらは、以前に、日本人SLEとの関連性
が示されている遺伝子である。表9に示す通り、FCG
R2B−232T/T遺伝子型と、少なくとも1のHL
A−DRB11501対立遺伝子をともに有する個体
のオッズ値(即ち、発症危険率)は、各遺伝子座の独立
した影響から予測されたものと比較して非常に高いもの
であった(OR:20.9,95%CI:2.9−15
2.7,P=0.004)。これはこれらの遺伝子の間
の相乗効果を示唆する大変興味深い結果である。そのよ
うな効果は、FCGR2BとTNFR2との間では観察
されなかった(データは示さず)。
【0135】
【表9】
【0136】以上により、発明者らの今回の発見は、F
cγRファミリーの中でもFCGR2Bが、日本人集団
におけるSLEに対する主要な感受性遺伝子であること
を強く示唆する。B細胞の負の調節因子としてのFcγ
RIIBの役割を明確に証明するインビトロおよび動物
実験を考え合わせると、FcγRIIB−232T多型
がFcγRIIBの機能低下と関連し、それによってS
LEに特有の自己抗体が産生されるという機序が推定さ
れる。膜貫通領域におけるFCGR2B−232I/T
置換に関連する機能的な相違はまだ推測の域を超えない
が、最近、B細胞のアポトーシスの惹起におけるFcγ
RIIBの膜貫通ドメインの役割が証明されている。従
って、FcγRIIB−232I/T多型がアポトーシ
スのシグナル伝達に影響し、自己抗体を産生するB細胞
の存続を可能にし、該自己免疫疾患を引き起こすこと
が、1つの可能性として考えられる。今後、この仮説を
実験によって検証することは興味深い課題である。
【0137】
【発明の効果】本発明者らは、新たなSLE感受性多型
遺伝子を初めて決定した。この決定によって、対象にお
けるSLE発症の危険率をより詳細に予測することが可
能となった。
【0138】また、このような多型遺伝子を含むポリヌ
クレオチドにより、当該多型遺伝子型を容易に決定する
ことが可能である。また、SLE発症危険率予測方法お
よびこの方法を行うための装置を使用することにより、
SLE発症の危険率を容易に予測することが可能であ
る。
【0139】参照文献
【表10】
【0140】
【表11】
【0141】
【表12】
【0142】
【表13】
【0143】
【表14】
【0144】
【表15】
【0145】
【表16】
【0146】
【配列表】 SEQUENCE LISTING <110> OLYMPUS OPTICAL CO., LTD. <120> Susceptive gene to systemic lupus erythematosus and use thereof <130> A000101594 <140> <141> <160> 9 <170> PatentIn Ver. 2.0 <210> 1 <211> 8743 <212> DNA <213> Homo sapiens gene for CD19 <220> <221> source <222> (1)..(8743) <223> /organism="Homo sapiens" /db_xref="taxon:9606" <220> <221> variation <222> (541) <223> /replace="g" <220> <221> variation <222> (908) <223> /replace="t" <220> <221> variation <222> (1104) <223> /replace="t" <220> <221> variation <222> (1391) <223> /replace="a" <220> <221> variation <222> (2367) <223> /gene="CD19" /replace="t" <220> <221> variation <222> (2481) <223> /gene="CD19" /replace="c" <220> <221> variation <222> (2553) <223> /gene="CD19" /replace="t" <220> <221> variation <222> (2785) <223> /gene="CD19" /replace="g" <220> <221> variation <222> (7248) <223> /gene="CD19" /replace="g" <220> <221> variation <222> (8518) <223> /replace="t" <300> <303> GenBank/EMBL/DDBJ <308> AB052799 <400> 1 ggatcctctc gcctcggcct cctaaagtat tgggattaca ggcatgagcc tctgtgcctg 60 gctgtaactg acatgtttta agcaggggaa tgacatgctc tagtgaaagc cagtctgggc 120 agctgggtag ctaatgaggg gattagagag attttgttga atgaaaggca gattgagtcc 180 tgctactcgc ccccttcatt ccccttcatt catgcctcat tcttccgcct cccagccgcc 240 tcaactggcc aaagggaagt ggaggccctg ccacctgtag ggagggtccc ctggggcttg 300 cccacagcaa acaggaagtc acagcctggt gagatgggcc tgggaatcag ccactgagaa 360 agtgggtctc ttgggtccct gaattctttt tctgagtccc tgcagcagtg aaaaagacac 420 agaggcacat agagagtgac agagaaagag agagacagag aggagaggca tggggcagaa 480 taagaacaga tttaggagtt agaactcctg ggttctttta aaacaatttt tcttttagag 540 acagggtctt gttgtgttgc ccggactgga gcacagtggc tattcccagg cataatcatg 600 gtgcactgca gccttgaact cctgggctca agcgatcctt ctacctcagc ctcccaagga 660 cctgggacca taggcgtgta ccactgtgcc tggcttttgc ctggttttaa actgaggcag 720 tatgacttga gctcttaggc attaattgaa gctgtatctc attaactgag ggcttatgat 780 gtgctggaca ctgggctaat agtgctgaac atattgtcat ttttaatctt cacaaacaat 840 atttgtatag gactgttttc ttttcttttt tttttttgaa acagagtctc actctggtgc 900 ccaggctgga gtgcagtggt gtgatctcgg ctcactgcaa cctccgcctc ctggtttcca 960 gtgattctcc tgcctcagcc tcctaagtag ctgggattac aggtgtgcgc caccatgccc 1020 ggctaatttt tttttttttt tttgagaagg agtctatgtg cccagcattg ttctagagca 1080 cttgcaatta gtggtgaaca acacggtctc tactccaagg ggctcacatt cttgtgcaga 1140 aaacagaaat gaacaaataa acacacaaga tcatttcccg tggtagtgag agctgggatg 1200 aaaataaaac agcgtggcag ggaggaggca agtgttgtga gtctggaggg ttcctggaga 1260 atggggcctg aggcgtgacc accgccttcc tctctggggg gactgcctgc cgcccccgca 1320 gacacccatg gttgagtgcc ctccaggccc ctgcctgccc cagcatcccc tgcgcgaagc 1380 tgggtgcccc ggagagtctg accaccatgc cacctcctcg cctcctcttc ttcctcctct 1440 tcctcacccc catggaagtc aggcccgagg aacctctagt ggtgaaggtg gaaggtatgt 1500 ccaaagggca gaaagggaag ggattgaggc tggaaacttg agttgtggct gggtgtcctt 1560 ggctgagtaa cttaccctct ctgagcctcc attttcttat ttgtaaaatt caggaaaggg 1620 ttggaaggac tctgccggct cctccactcc cagcttttgg agtcctctgc tctataacct 1680 ggtgtgagga gtcggggggc ttggaggtcc cccccaccca tgcccacacc tctctccctc 1740 tctctccaca gagggagata acgctgtgct gcagtgcctc aaggggacct cagatggccc 1800 cactcagcag ctgacctggt ctcgggagtc cccgcttaaa cccttcttaa aactcagcct 1860 ggggctgcca ggcctgggaa tccacatgag gcccctggca tcctggcttt tcatcttcaa 1920 cgtctctcaa cagatggggg gcttctacct gtgccagccg gggcccccct ctgagaaggc 1980 ctggcagcct ggctggacag tcaatgtgga gggcagcggt gagggccggg ctggggcagg 2040 ggcaggagga gagaagggag gccaccatgg acagaagagg tccgcggcca caatggagct 2100 ggagagaggg gctggaggga ttgagggcga aactcggagc taggtgggca gactcctggg 2160 gcttcgtggc ttcagtatga gctgcttcct gtccctctac ctctcactgt cttctctctc 2220 tctgcgggtc tttgtctcta tttatctctg tctttgagtc tctatctctc tccctctcct 2280 gggtgtctct gcatttggtt ctgggtctct tcccagggga gctgttccgg tggaatgttt 2340 cggacctagg tggcctgggc tgtggcctga agaacaggtc ctcagagggc cccagctccc 2400 cttccgggaa gctcatgagc cccaagctgt atgtgtgggc caaagaccgc cctgagatct 2460 gggagggaga gcctccgtgt gtcccaccga gggacagcct gaaccagagc ctcagccagg 2520 gtatggtgat gactggggag atgccgggaa gctggggtcc agagacagag gggaggggaa 2580 actgaagagg tgaaaccctg aggatcaggc tttccttgtc ttatctctcc ctgtcccaga 2640 cctcaccatg gcccctggct ccacactctg gctgtcctgt ggggtacccc ctgactctgt 2700 gtccaggggc cccctctcct ggacccatgt gcaccccaag gggcctaagt cattgctgag 2760 cctagagctg aaggacgatc gcccggccag agatatgtgg gtaatggaga cgggtctgtt 2820 gttgccccgg gccacagctc aagacgctgg aaagtattat tgtcaccgtg gcaacctgac 2880 catgtcattc cacctggaga tcactgctcg gccaggtaga gtttctctca actgggaggc 2940 atctgtgtgg gggtactggg aagaagtgga agccagtcaa tcttagattc ccccaacccg 3000 agggctactc ccagcctcac cccaaacccc aacttccaca cagaacactg actccaagtc 3060 tttctttttt ttgacagagt ctcgctctgt tgcctaggct ggagtgcagt ggtgccatct 3120 tgtcttggct cactgcaacc tccgcctccc aggttcaagt gattcccctg cctcagcctc 3180 ctgagtagct gggattacag gtgcccacca ccacgcctgg ctaatttttt tttttttttt 3240 gagacggagt cttgcactgt cacccaggct ggagtgcagt ggcacgatct cagctcactg 3300 caacctccac cttccaggtt caagtgattc tcctgcctca gcctcccgag tagctgggat 3360 taaagcctgg ctaatttttt ttgtattttt agtagagatg gggtttcatt atgttggcca 3420 ggctggtctc aaactcctga cctcgtgatc cacccgcctc ggcctcccaa agtgctggga 3480 ttacagacat gagccacagg gccgggccaa gcctaatttt gtatttttag tagagatggg 3540 gtttctccct gttggaccag gctggtcttg aactcctgac ttcaggtgat ctgcctgcct 3600 tggcctccca aagtactggg attacaggca taagccaccg cacctggcct agacttcaag 3660 tctttcttcc ctcgcttcca agacactact tttctgggtc ttcacctacc attgcttgcg 3720 cctgcccacc agcttgggtg gagtcttcct tcctccccaa ctcctcactc ttggagccct 3780 gggccctctt cttatccctg tctgcacact ttcctatttg aacttgactc tcaatggctt 3840 cttgggtcac catgccttgg tgactctatt ccaggctcca tactcagcca tctcctgtgc 3900 catttgatat cccatggaca cctcaggctc aacagataca aaatcaaact caatgtcttc 3960 cccaagtata gtcttcttgg tggcccagtg taagcagagg gcaccaccac ctgctccctc 4020 gcccaggcta agaacctggg catccttctt tttcctcacc ccgtccaaca aactggtcac 4080 agtgttctgc caattctctc tccatgcaat cctatcatgc tatcctaact gcaattcaca 4140 aacccaaccc caactttcac tccaaacttg atccaagcaa tgtgctggat cccaactgta 4200 accttgcaaa ctcaactctg cccttcactt tgaccgtgac tatccttaat tgcagcagga 4260 aactgatcat tatgctcccc tcaatccaca cattgcctct gagtacagcc atggtttgtc 4320 cacgatttgc tcaaagacac tgcccatgtc ctgtgccagg gtctgtgaca atccctgacc 4380 tcctgggaca tggctcctta gagagaggag agcctttctc acagcttggg actttgagtc 4440 tgtgtctttt tttttttctt gagacggagt tttgctgtgg ttgcccaggc tggagtgcag 4500 tgatctcggc tcactgaaac ctccgcctcc cgggttcaaa cgattctcct gcctcagcct 4560 cccaagtagc tgggattaca ggcacccacc accatgccca gctaattttt ttgtattttt 4620 agtagagatg gggtttcacc atgttggcca ggctggtctc gaactcctga cctcaggtga 4680 tccacccgcc tttgcctccc aaagtgctgg gattacaggc gtcaaccacc gcgcccggcc 4740 gagtctgtgt cttgcctctg tgcctcagac ttgcggttcc ttgagatctc aggattggga 4800 cgtaagatgc cagcctgggg tcctcgtctc atagcccctt ccccctagta ctatggcact 4860 ggctgctgag gactggtggc tggaaggtct cagctgtgac tttggcttat ctgatcttct 4920 gcctgtgttc ccttgtgggc attcttcatc ttcaaagagg tgagtcatgt ccccagtggg 4980 tctgtccaaa ccctactcca tcttccccag gataagccgg ctctggccag tctgacaacc 5040 atctttcttt cctcccatcc ctcccttcaa gaccccagaa tcctgttctc cccagtcttc 5100 ctctagcctc cctcaaactt cccaagcctc ttgcaatttt tttttttttt ttgagacagg 5160 gtctcattct gtcaccccag ctggagtgca gtggcacaat ctgagctcac tgtaacctct 5220 gcctcccagg cttaagtgat tcttgtgctt cagcctcccg agtacctggg actacaagtg 5280 tatgccacca cacccggcca attttttata tttttagtag agacgaggtt tcaccatgtt 5340 ggccagactg gtctcgaact cttgacctca aatgatccgc ccacctcggc ctcccaaagt 5400 gctgggatta caggcacgag ccaccgcgcc cgtccgcctc gcaatttgaa ctcctgtctc 5460 ctttgttgaa ccaagtgacc tccccagcac ctggccccac aaatcctcac cctgccaagc 5520 agcccctcct ctgatcacgc cctttaactc ccaccagccc tggtcctgag gaggaaaaga 5580 aagcgaatga ctgaccccac caggaggtaa tgcaaccagt gcaccccgcg gtaacaccct 5640 ccaccttcac tttatgcctt gcacttactg tttcctctgc ccaggggttc tttgctccgt 5700 ctctactgtt tcaaatactg cccaacctca aagcccagct ccaaagctac ctcctctgtg 5760 aagaactcct tggaaatgat catctcagac tcctctattg gctgtcccag cacaagtgat 5820 cacgtttaac ttctgaaggc ctggacagaa tcttgagtgg gtccgccatt ccattccaag 5880 tcggccctca ccgtgcactt cctcttctcc cgccagattc ttcaaagtga cgcctccccc 5940 aggaagcggg ccccagaacc agtacgggaa cgtgctgtct ctccccacac ccacctcagg 6000 cctcggtaag aggcaccgcc cctccagcct atagctccgc cccagatccg gggctccacc 6060 cccactctcc tcatccctcc aatccgctgt gcgccaagcc ttctggagct cggaactccg 6120 cccccggggc ggggagtccc gcccagctat gagccccgcc tctagaacca gaccccgcct 6180 ccagggctca gagccacgcc cccaggaccc agagcctgaa gtcgtaatca agagcagaac 6240 ttcgccccag aactgaaggc ctcggcccta gatttagatt ccgccccagg gttcaaggcc 6300 gggttcctag acccagagtc cattcgcaga gcccaaaaca tcctcttccc gtgccccgcc 6360 gcgcggaccc ttagccttga ccgcccccat ctcttctgac cccgtcttac aatgcccctc 6420 tcaccaggac gcgcccagcg ttgggccgca ggcctggggg gcactgcccc gtcttatgga 6480 aacccgagca gcgacgtcca ggcggatgga gccttggggt cccggagccc gccgggagtg 6540 ggtgaatgac tgggagaggg aagggtcgtt ccccacatgg agggggttgg agcggtctgt 6600 ggcccgaata gtggactggg ccctggagga gagggggcat gactcggttc cccatcccca 6660 tccccaaacc cccaggccca gaagaagagg aaggggaggg ctatgaggaa cctgacagtg 6720 aggaggactc cgagttctat gagaacgact ccaaccttgg gcaggaccag ctctcccagg 6780 gtaaggctgc cctcccccgt ggccccccac ctctgcggtg gcctgtggac tcccatggac 6840 acccctcctt ctacaccaga tggcagcggc tacgagaacc ctgaggatga gcccctgggt 6900 cctgaggatg aagactcctt ctccaacggt aacttggggc ctttgtggga cctcagagac 6960 ttaggtgtaa ttgcagcgct gtgacactcc tagaagggga tccctggagt tctctctctt 7020 ctgccacagc tgagtcttat gagaacgagg atgaagagct gacccagccg gtcgccagga 7080 caatgggtgt gtgtgaggat ggcaacagtc caggggggag gcggaggaca cctggaggcc 7140 aggaggaata gtaacctccc tcttcccttt ccagacttcc tgagccctca tgggtcagcc 7200 tgggacccca gccgggaagc aacctccctg ggtgagagat gctttcaatc agactgcctt 7260 gcccagcttg ggtgacctgg cctcagctct gacaccagat ccaactttga cctgaccctg 7320 accccaaacc cgaacccaat cctgtgactc ctctcacctc aacactgagc cccatccccc 7380 atcctgagcc ccatccccca tcctgacccc caatatttac cccctcccta actgtgaata 7440 tcaacaccga tcccaatgca gtatcagcct ggacttgatc tccacctcac ctcagcccca 7500 gtgcagacct caacttggac cccagcttac tctgcagctt cttcatgact ctgactccga 7560 ctccctccag tttcttcttt ttctttttct tttttttgag acggagtctc cctctgttgc 7620 ccaggctgga gtgcagttgc cacctctgcc tcctaggttc aagcgattct catgcctcag 7680 cctcctgagt agctgggatt atagacgttt gccaccacac ctggctaatt tttgtatttt 7740 cagtagagac agggtttcgc catgttggcc agactggtct ccaactcctg gcctctagtg 7800 atctgcccgc ctttggcttc ccaaagtgct gggattacag gcatgagcca ccacgcccag 7860 cccagttctg ttcttgaccc cttccttagc cataatctaa cccatatcta accctgaccc 7920 tacagctaac tggggcccca aactcaatgc taaccaaatc accccttccc agcacagcat 7980 gggtaatgct cctcaccttc ctctgcccct cagtcttcct ccttaccgta ggctgtactt 8040 cccatgccct agcctccaat tctccatccc ccgcccaagc agggtcccag tcctatgagg 8100 atatgagagg aatcctgtat gcagcccccc agctccgctc cattcggggc cagcctggac 8160 ccaatcatga ggaaggtggg tgcttctgcc gctgtcccct gctgtcccct gggctgactt 8220 tgccttccag cctacttcca gtgccaccca tgttctcctc ctccctggtc ctatccagat 8280 gcagactctt atgagaacat ggataatccc gatgggccag acccagcctg gggaggaggg 8340 ggccgcatgg gcacctggag caccaggtga tcctcaggtg gccaggtgag ctgggactgc 8400 ccctagggaa agcggggagg gagggagata ggcacggatg gcagtggctg ctggctttca 8460 gggagggaga gggaacaggg ttcctagggc ctggtgggca gggggaggac tgctggatcc 8520 ctccccatca ccgtttcttc tgcatagcct ggatctcctc aagtccccaa gattcacacc 8580 tgactctgaa atctgaagac ctcgagcaga tgatgccaac ctctggagca atgttgctta 8640 ggatgtgtgc atgtgtgtaa gtgtgtgtgt gtgtgtgtgt gtgtatacat gccagtgaca 8700 cttccagtcc cctttgtatt ccttaaataa actcaatgag ctc 8743 <210> 2 <211> 252 <212> DNA <213> Homo sapiens gene for CD19 <220> <221> source <222> (1)..(252) <223> /organism="Homo sapiens" /db_xref="taxon:9606" /chromosome="16" /map="16p11.2" <220> <221> satellite <222> (194)..(213) <223> /note="microsatellite GT repeat variation 5" /rpt_type=tandem /rpt_unit=gt <300> <303> GenBank/EMBL/DDBJ <308> AB052818 <400> 2 agagggaaca gggttcctag ggcctggtgg gcagggggag gactgctgga cccctcccca 60 tcaccgtttc ttctgcatag cctggatctc ctcaagtccc caagattcac acctgactct 120 gaaatctgaa gacctcgagc agatgatgcc aacctctgga gcaatgttgc ttaggatgtg 180 tgcatgtgtg taagtgtgtg tgtgtgtgtg tgtatacatg ccagtgacac ttccagtccc 240 ctttgtattc ct 252 <210> 3 <211> 258 <212> DNA <213> Homo sapiens gene for CD19 <220> <221> source <222> (1)..(258) <223> /organism="Homo sapiens" /db_xref="taxon:9606" /chromosome="16" /map="16p11.2" <220> <221> gene <222> (194)..(219) <223> gene="CD19" <220> <221> satellite <222> (194)..(219) <223> /gene="CD19" /note="microsatellite GT repeat variation 1" /rpt_type=tandem /rpt_unit=gt <300> <303> GenBank/EMBL/DDBJ <308> AB052814 <400> 3 agagggaaca gggttcctag ggcctggtgg gcagggggag gactgctgga cccctcccca 60 tcaccgtttc ttctgcatag cctggatctc ctcaagtccc caagattcac acctgactct 120 gaaatctgaa gacctcgagc agatgatgcc aacctctgga gcaatgttgc ttaggatgtg 180 tgcatgtgtg taagtgtgtg tgtgtgtgtg tgtgtgtgta tacatgccag tgacacttcc 240 agtccccttt gtattcct 258 <210> 4 <211> 260 <212> DNA <213> Homo sapiens gene for CD19 <220> <221> source <222> (1)..(260) <223> /organism="Homo sapiens" /db_xref="taxon:9606" /chromosome="16" /map="16p11.2" <220> <221> satellite <222> (194)..(221) <223> /note="microsatellite GT repeat variation 2" /rpt_type=tandem /rpt_unit=gt <300> <303> GenBank/EMBL/DDBJ <308> AB052815 <400> 4 agagggaaca gggttcctag ggcctggtgg gcagggggag gactgctgga cccctcccca 60 tcaccgtttc ttctgcatag cctggatctc ctcaagtccc caagattcac acctgactct 120 gaaatctgaa gacctcgagc agatgatgcc aacctctgga gcaatgttgc ttaggatgtg 180 tgcatgtgtg taagtgtgtg tgtgtgtgtg tgtgtgtgtg tatacatgcc agtgacactt 240 ccagtcccct ttgtattcct 260 <210> 5 <211> 262 <212> DNA <213> Homo sapiens gene for CD19 <220> <221> source <222> (1)..(262) <223> /organism="Homo sapiens" /db_xref="taxon:9606" /chromosome="16" /map="16p11.2" <220> <221> gene <222> (194)..(223) <223> /gene="CD19" <220> <221> satellite <222> (194)..(223) <223> /gene="CD19" /note="microsatellite GT repeat variation 3" /rpt_type=tandem /rpt_unit=gt <300> <303> GenBank/EMBL/DDBJ <308> AB052816 <400> 5 agagggaaca gggttcctag ggcctggtgg gcagggggag gactgctgga cccctcccca 60 tcaccgtttc ttctgcatag cctggatctc ctcaagtccc caagattcac acctgactct 120 gaaatctgaa gacctcgagc agatgatgcc aacctctgga gcaatgttgc ttaggatgtg 180 tgcatgtgtg taagtgtgtg tgtgtgtgtg tgtgtgtgtg tgtatacatg ccagtgacac 240 ttccagtccc ctttgtattc ct 262 <210> 6 <211> 268 <212> DNA <213> Homo sapiens gene for CD19 <220> <221> source <222> (1)..(268) <223> /organism="Homo sapiens" /db_xref="taxon:9606" /chromosome="16" /map="16p11.2" <220> <221> gene <222> (194)..(229) <223> /gene="CD19" <220> <221> satellite <222> (194)..(229) <223> /gene="CD19" /note="microsatellite GT repeat variation 4" /rpt_type=tandem /rpt_unit=gt <300> <303> GenBank/EMBL/DDBJ <308> AB052817 <400> 6 agagggaaca gggttcctag ggcctggtgg gcagggggag gactgctgga cccctcccca 60 tcaccgtttc ttctgcatag cctggatctc ctcaagtccc caagattcac acctgactct 120 gaaatctgaa gacctcgagc agatgatgcc aacctctgga gcaatgttgc ttaggatgtg 180 tgcatgtgtg taagtgtgtg tgtgtgtgtg tgtgtgtgtg tgtgtgtgta tacatgccag 240 tgacacttcc agtccccttt gtattcct 268 <210> 7 <211> 369 <212> DNA <213> Homo sapiens gene for FCGR2B exon4,5 <220> <221> variation <222> (221) <223> /replace="a" <220> <221> variation <222> (304) <223> /replace="c" <300> <303> GenBank/EMBL/DDBJ <308> AB050934 <400> 7 agtggctggt gctccagacc cctcacctgg agttccagga gggagaaacc atcgtgctga 60 ggtgccacag ctggaaggac aagcctctgg tcaaggtcac attcttccag aatggaaaat 120 ccaagaaatt ttcccgttcg gatcccaact tctccatccc acaagcaaac cacagtcaca 180 gtggtgatta ccactgcaca ggaaacatag gctacacgct atactcatcc aagcctgtga 240 ccatcactgt ccaagctccc agctcttcac cgatggggat cattgtggct gtggtcactg 300 ggactgctgt agcggccatt gttgctgctg tagtggcctt gatctactgc aggaaaaagc 360 ggatttcag 369 <210> 8 <211> 567 <212> DNA <213> Homo sapiens gene for FCGR2B exon5 & flanking intron <220> <221> variation <222> (95) <223> /replace="t" <220> <221> variation <222> (100) <223> /replace="c" <220> <221> variation <222> (134) <223> /replace="t" <220> <221> variation <222> (148) <223> /replace="t" <220> <221> variation <222> (153) <223> /replace="g" <220> <221> variation <222> (251) <223> /replace="t" <220> <221> variation <222> (328) <223> /replace="c" <220> <221> variation <222> (386) <223> /replace="c" <220> <221> variation <222> (468) <223> /replace="a" <220> <221> variation <222> (477) <223> /replace="g" <300> <303> GenBank/EMBL/DDBJ <308> AB062416 <400> 8 aaggctgtgc tccatagagt aatgatgcct ccagctatgc gaggctttgg gcccaccctt 60 cccactgccc ctgagggcta aggggagccc ttccttctgc tcctgcctgc tcaccagtgt 120 gcctttatta gtttggtgga gaaaccttgg taggcaggag gcataagtcc agccacagaa 180 accctgtgca gatgaggctg gggatgtagt gagtgctgca gaagtgagtg actcagacac 240 agaagagctt tgggtgacaa gcactaggac atagcattgg atggggggga ggtgggacaa 300 ggagagtact gcctgtcctg atgtctgcct tccctagctc ccagctcttc accgatgggg 360 atcattgtgg ctgtggtcac tgggactgct gtagcggcca ttgttgctgc tgtagtggcc 420 ttgatctact gcaggaaaaa gcggatttca ggtttgtagc tcctcccagt ccctttggtt 480 atcagtttcc acttggccca ggccctaacc ccagacattg ccagaatccc tctctttggg 540 ctagatacac attcagatct aggcccg 567 <210> 9 <211> 20 <212> DNA <213> Homo sapiens gene for FCGR2B exon7 <400> 9 cccaactttg tcagcctcat 20
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1態様であるSLE発症危険率予測装
置の構成図。
【図2】本発明において用いるスコアテーブルの例を示
す図。
【図3】本発明の1態様において使用する処理フローを
示す図。
【図4】本発明の1態様であるSLE発症危険率予測装
置の構成図。
【図5】ヒトCD19遺伝子のゲノム配置および日本人
において検出された変異を示す図。
【図6】FCFR2B遺伝子のcDNA構造とネステッ
トPCR戦略を示す図。
【図7】FCGR2B−232I/T多型の代表的なS
SCPパターンを示す電気泳動写真。
【図8】2遺伝子座解析により得られたFCGR2Bの
主な役割を示す図。
【符号の説明】
1.ゲノムDNAサンプル精製装置 2.遺伝子型決
定手段 3.入力手段 4.表示装置 5.CPU 6.RAM 7.画
像処理部 8.フィル 11.バス線
フロントページの続き Fターム(参考) 4B024 AA11 AA19 CA01 CA04 CA06 CA12 CA20 HA11 4B029 AA07 AA23 BB20 FA15 4B063 QA13 QA17 QA19 QQ02 QQ42 QQ53 QR08 QR14 QR32 QR35 QR40 QR42 QR62 QS16 QS25 QS36 QS39 QX01 QX10

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の群より選択される少なくとも1の
    新規多型遺伝子: (1)ヒトCD19遺伝子におけるc.705G>T; (2)ヒトCD19遺伝子におけるIVS14−30C
    >T; (3)ヒトCD19遺伝子におけるc.132(G
    T)12−18;および(4)ヒトFCGR2Bにおけ
    るc.695T>C。
  2. 【請求項2】 以下を具備する対象における全身性エリ
    テマトーデスの発症危険率を予測する方法; (1)対象からのゲノムDNAサンプルを準備するこ
    と; (2)得られたゲノムDNAサンプルについて以下の少
    なくとも1の多型の遺伝子型を決定すること; (a)ヒトCD19遺伝子におけるc.705の遺伝子
    型; (b)ヒトCD19遺伝子におけるIVS14−30の
    遺伝子型; (c)ヒトCD19遺伝子におけるc.132(G
    T)の反復回数; (d)ヒトFCGR2Bにおけるc.695の遺伝子
    型;並びに (3)前記(2)で選択された多型が前記(d)の多型
    であり、且つ該遺伝子型がコドン232T/Tを生じる
    ような多型である場合には、更に(e)ヒト白血球HL
    A−DRB11501の有無を決定すること; (4)前記(2)および(3)において決定された遺伝
    子型を基にSLEの発症危険率を判定することにより対
    象における全身性エリテマトーデスの発症危険率を予測
    すること。
  3. 【請求項3】 コンピュータを利用した対象における全
    身性エリテマトーデスの発症危険率を予測する装置であ
    って、以下を具備する装置; (1)ゲノムDNAを精製するための装置; (2)前記(1)で精製されたゲノムDNAについて、
    以下からなる群より選択される少なくとも1の多型の遺
    伝子型を決定するための装置 (a)ヒトCD19遺伝子におけるc.705の遺伝子
    型; (b)ヒトCD19遺伝子におけるIVS14−30の
    遺伝子型; (c)ヒトCD19遺伝子におけるc.132(G
    T)の反復回数; (d)ヒトFCGR2Bにおけるc.695の遺伝子
    型;および (3)上記(2)に記載の多型の遺伝子型に対して所定
    のスコアが対応させられているスコアテーブルを記憶す
    る記憶手段;並びに (4)(2)で決定された遺伝子型を基に前記(3)の
    記憶手段に記憶される前記スコアテーブルを検索して、
    対応する得点データを抽出し、抽出された前記スコアデ
    ータの全て、および前記スコアの合計得点を出力する手
    段。
  4. 【請求項4】 コンピュータを利用した対象における全
    身性エリテマトーデスの発症危険率を予測する装置であ
    って、以下を具備する装置; (1)以下からなる群より少なくとも1で選択された全
    身性エリテマトーデス感受性多型遺伝子; (a)ヒトCD19遺伝子におけるc.705G>T; (b)ヒトCD19遺伝子におけるIVS14−30C
    >T; (c)ヒトCD19遺伝子におけるc.132(G
    T)12−18;および (d)ヒトFCGR2Bにおけるc.695T>C の遺伝子型に対して所定のスコアが対応させられている
    スコアテーブルを記憶する記憶手段;並びに(2)選択
    された多型について決定された遺伝子型を基に前記
    (1)の記憶手段に記憶されたスコアテーブルを検索し
    て、対応する得点データを抽出し、抽出された前記スコ
    アデータの全て、および前記スコアの合計得点を出力す
    る手段。
  5. 【請求項5】 コンピュータに、 (1)得られたゲノムDNAサンプルについて以下の少
    なくとも1の多型の遺伝子型を決定すること; (a)ヒトCD19遺伝子におけるc.705の遺伝子
    型; (b)ヒトCD19遺伝子におけるIVS14−30の
    遺伝子型; (c)ヒトCD19遺伝子におけるc.132(G
    T)の反復回数; (d)ヒトFCGR2Bにおけるc.695の遺伝子
    型;並びに (2)前記(1)で選択された多型が前記(d)の多型
    であり、且つ該遺伝子型がコドン232T/Tを生じる
    ような多型である場合には、更に(e)ヒト白血球HL
    A−DRB11501の有無を決定すること; (3)前記(1)および(2)において決定された遺伝
    子型を基にSLEの発症危険率を判定することにより対
    象における全身性エリテマトーデスの発症危険率を予測
    すること;を実行させるためのプログラム。
  6. 【請求項6】 コンピュータに (1)ゲノムDNAを精製すること; (2)前記(1)で精製されたゲノムDNAについて、
    以下からなる群より選択される少なくとも1の多型の遺
    伝子型を決定すること; (a)ヒトCD19遺伝子におけるc.705の遺伝子
    型; (b)ヒトCD19遺伝子におけるIVS14−30の
    遺伝子型; (c)ヒトCD19遺伝子におけるc.132(G
    T)の反復回数; (d)ヒトFCGR2Bにおけるc.695の遺伝子
    型;および (4)(2)で決定された遺伝子型を基に、上記(2)
    に記載の多型の遺伝子型に対して所定のスコアが対応さ
    せられているスコアテーブルを記憶する記憶手段に記憶
    される該スコアテーブルを検索して、対応する得点デー
    タを抽出し、抽出された前記スコアデータの全て、およ
    び前記スコアの合計得点を出力すること; (5)(4)で得られた合計得点から対象における全身
    性エリテマトーデスの発症危険率を予測すること;を実
    行させるためのプログラム。
  7. 【請求項7】 対象における全身性エリテマトーデスの
    発症危険率を予測する方法であって、以下を具備する方
    法。 (1)ゲノムDNAを精製すること; (2)前記(1)で精製されたゲノムDNAについて、
    以下からなる群より選択される少なくとも1の多型の遺
    伝子型を決定すること; (a)ヒトCD19遺伝子におけるc.705の遺伝子
    型; (b)ヒトCD19遺伝子におけるIVS14−30の
    遺伝子型; (c)ヒトCD19遺伝子におけるc.132(G
    T)の反復回数;および (d)ヒトFCGR2Bにおけるc.695の遺伝子
    型; (4)(2)で決定された遺伝子型を基に、上記(2)
    に記載の多型の遺伝子型に対して所定のスコアが対応さ
    せられているスコアテーブルを検索して、対応する得点
    データを抽出し、抽出された前記スコアデータの全て、
    および前記スコアの合計得点を出力すること;並びに (5)(4)で得られた合計得点から対象における全身
    性エリテマトーデスの発症危険率を予測すること。
  8. 【請求項8】 配列番号1から8に記載の塩基配列から
    なる群より選択された1の塩基配列により示されるポリ
    ヌクレオチド。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載されたポリヌクレオチド
    において、前記配列における多型遺伝子の存在する以外
    の部位において、1若しくは数個のヌクレオチドが欠
    失、置換または付加された修飾ポリヌクレオチド。
  10. 【請求項10】 配列番号1の2553位または851
    8位に存在する1ヌクレオチドを含む配列番号1に含ま
    れる連続する10から30塩基の塩基配列によりポリヌ
    クレオチドからなる断片。
  11. 【請求項11】 配列番号5の194位から223位ま
    でに存在する15ヌクレオチドを含む配列番号5に含ま
    れる連続する15から30塩基の塩基配列によりポリヌ
    クレオチドからなる断片。
  12. 【請求項12】 配列番号6は194位から229位ま
    でに存在する18ヌクレオチドを含む配列番号6に含ま
    れる連続する18から30塩基の塩基配列によりポリヌ
    クレオチドからなる断片。
  13. 【請求項13】 配列番号7の304位に存在する1ヌ
    クレオチドを含む配列番号7に含まれる連続する15か
    ら30塩基の塩基配列によりポリヌクレオチドからなる
    断片。
  14. 【請求項14】 配列番号8の386位に存在する1ヌ
    クレオチドを含む配列番号8に含まれる連続する15か
    ら30塩基の塩基配列によりポリヌクレオチドからなる
    断片。
  15. 【請求項15】 配列番号9に記載の塩基配列により示
    されるポリヌクレオチド。
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