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JP2003056361A - ターボファンジェットエンジン。 - Google Patents

ターボファンジェットエンジン。

Info

Publication number
JP2003056361A
JP2003056361A JP2001248256A JP2001248256A JP2003056361A JP 2003056361 A JP2003056361 A JP 2003056361A JP 2001248256 A JP2001248256 A JP 2001248256A JP 2001248256 A JP2001248256 A JP 2001248256A JP 2003056361 A JP2003056361 A JP 2003056361A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cowling
swirl
engine
air
swirl vane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001248256A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Nagano
茂 長野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2001248256A priority Critical patent/JP2003056361A/ja
Publication of JP2003056361A publication Critical patent/JP2003056361A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ターボジェットエンジン内への充填時に生じ
る種々の損失を低減させ、かつターボジェットエンジン
のカウリングの外側外壁に流れる空気の流れを円滑にさ
せる。 【解決手段】 エンジン内11に低圧コンプレッサー1
3を介して吸入充填される燃焼用空気または空気を、エ
ンジン内11に導くように管状に形成された吸気通路の
吸込口部21において、その半径方向内側に突出する旋
回羽根30を、吸気通路の吸い込み口部の内壁部21に
沿って螺旋状に設けることにより、燃焼用空気または空
気に旋回流を発生させて、エンジン内11に吸入充填さ
せるように構成させて、かつさらにエンジン11を収納
するカウリング12の外側前面の外壁において、その半
径方向外側に突出する旋回羽根35を、カウリング12
の外側前面の外壁部に沿って螺旋状に設けることによ
り、カウリング12の外側外壁に流れる空気の流れを円
滑に後方に排出させるように構成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターボファンジェ
ットエンジンに関し、詳しくはターボファンジェットエ
ンジンの推進空気を導入する吸い込み口部の構造の改良
と空気抵抗を低減させるカウリングの外壁部の構造の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】航空機用ターボファンジェットエンジン
は、エンジン前面の空気取り入れ口から吸引した空気を
圧縮機の前に取り付けられたプロペラ状の羽根にて、前
方から取り入れた空気を加速させて後方へ圧縮空気を送
る。この加速された空気の流れの一部は圧縮機にてさら
に圧縮されてから、圧縮空気として燃焼室にてジェット
燃料と混合させて燃焼させる。この燃焼によって生成さ
れた高温高圧の排気ガスをタービンに通過させる。この
時に高温高圧の排気ガスによってタービンを駆動させて
一連の圧縮機の駆動力を得てから排気ガスとしてエンジ
ン後方に激しく噴出させて推進力を得ている。 また一
方この一連の燃焼行程を通過していない残りの加速され
た圧縮空気はバイパスを通ってエンジンから噴出させる
構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構成を備え
る航空機用ターボファンジェットエンジンでは、エンジ
ン内の低圧圧縮ファンに吸入される空気は、その流れ方
向が低圧圧縮ファン内へ流入した直後に略直角に変換さ
れる。低圧圧縮ファンの吸込口部までスムーズに流れて
いた気体は、こうして気体の流れ方向が大きく変えられ
ることと相まって、低圧圧縮ファン内に流れ込む際に
は、低圧圧縮ファンの回転によって一時的に乱流状態と
なる。このため、その気体抵抗などによって流速や圧力
などの損失が発生し、これらの種々の損失が、エンジン
内への空気の充填効率を低下させる要因となっていた。
またカウリングの外側を流れる空気は、カウリング付近
において空気の滞りが生じ空気の境界層が発生して剥離
性を低下させている。このカウリング付近における空気
の境界層の発生に伴う剥離性の低下は、カウリングを含
むエンジン自体への空気抵抗の増大を招いている。よっ
てターボファンジェットエンジンにおける空気の流動性
に関しては、エンジン内を流れる燃焼用空気並びに圧縮
空気またはカウリングの外側を流れる流動空気に対し
て、いかに空気の境界層の発生を低減させて剥離性良く
空気抵抗を少なくすることができるかが問われている。
【0004】したがって、本発明の課題は、ターボファ
ンジェットエンジン内の低圧圧縮ファンを介して吸入充
填される燃焼用空気並びに圧縮空気が、エンジン内のタ
ービンへ流入充填する時に生じる種々の損失を低減させ
るべく、その低圧圧縮ファンを介して吸入充填される直
前の燃焼用空気並びに圧縮空気に旋回流を発生させる旋
回羽根を設けるようにした、ターボファンジェットエン
ジンの吸気系統の吸い込み口構造を提供するとともに更
に、ターボファンジェットエンジンを収納格納したカウ
リングの外側外壁を流れる流動空気に対してカウリング
付近における空気の境界層の発生を削減させ、空気の剥
離性を向上させるべく、カウリングの外側外壁の前面に
旋回流を発生させる旋回羽根を設けるようにした、ター
ボファンジェットエンジンのカウリングの外側外壁を提
供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の第1の
発明は、推進空気を生成させる外気をエンジン内または
燃焼室に導入させる圧縮圧の異なった複数の圧縮ターボ
ファン設備と前記圧縮ターボファン設備を駆動させるた
めに高圧の燃焼ガスによって駆動される複数の駆動用タ
ービン設備を備え、燃料供給手段により燃焼室に燃料を
供給する設備と燃焼室設備とを備える一連の燃焼設備を
備え、この一連の燃焼設備を収納するカウリングを備え
たターボファンジェットエンジンにおいて、前記エンジ
ン内または前記燃焼室に吸入される空気を、前記ターボ
ファンジェットエンジン内の低圧圧縮ファンの前面の吸
い込み口部において、前記低圧圧縮ファンの前面の吸い
込み口部の半径方向内側に突出する旋回羽根を、前記低
圧圧縮ファンの前面の吸い込み口部の内壁部に沿って螺
旋状に設けることにより、前記エンジン内の低圧圧縮フ
ァンに吸入される空気を、旋回させながら、前記エンジ
ン内の低圧圧縮ファンに流れ込ませるように構成するこ
とを特徴としている。
【0006】上記発明によると、ターボファンジェット
エンジン内の低圧圧縮ファンを介して吸い込まれる燃焼
用空気または圧縮空気が、低圧圧縮ファンの手前の吸い
込み口部を流れる際に、その低圧圧縮ファンの手前の吸
い込み口部の内壁部近傍の燃焼用空気または圧縮空気
は、螺旋状の旋回羽根に沿うように回転方向に曲げられ
旋回流として流れる。このとき、燃焼用空気または圧縮
空気には円周方向の流れ成分が与えられ、次第にその円
周方向に旋回するようになる。こうした旋回羽根の作用
により、吸い込み口部を流れる燃焼用空気または圧縮空
気には、低圧圧縮ファンと同じ回転方向の旋回流が発生
する。そして、この旋回流により旋回しながら低圧圧縮
ファンに到達した燃焼用空気または圧縮空気は、低圧圧
縮ファンの回転動作によってターボファンジェットエン
ジン内へ流れ込み、エンジン内においても旋回流が解消
されることなく各圧縮ファンによって強力な圧縮空気が
生成される。
【0007】請求項2に記載の第2の発明は、第1の発
明の構成に加え、前記旋回羽根の突端部までの高さが、
前記低圧圧縮ファンに遠い位置から同低圧圧縮ファンに
近づくにつれて徐々に高くなるように形成することを特
徴としている。
【0008】上記第2の発明によると、旋回羽根の高さ
が低圧圧縮ファンに近づくにつれて徐々に高くなり、低
圧圧縮ファン直前で最大となるため、吸い込み口部で発
生する旋回流の大きさもまた、低圧圧縮ファンに近づく
につれて徐々に大きくなり、低圧圧縮ファン直前で最大
となる。一方、旋回羽根の高さを高くすると、エンジン
内に吸入される燃焼用空気または圧縮空気による気体は
受ける抵抗がそれだけ大きくなり、流速の損失の度合い
も大きくなる傾向がある。しかし、旋回羽根を上記のよ
うな構成とすることで、流速の損失をできるだけ抑えな
がら、低圧圧縮ファンにより近いところで効果的に旋回
流が発生するようになる。
【0009】請求項3に記載の第3の発明は、第1又は
第2の発明の構成に加え、前記込口部の軸線方向に対す
る前記旋回羽根のねじれ角が、前記低圧圧縮ファンに遠
い位置から同低圧圧縮ファンに近づくにつれて徐々に大
きくなるようにして、前記旋回羽根を設けることを特徴
としている。
【0010】上記第3の発明によると、旋回羽根のねじ
れ角が低圧圧縮ファンに近づくにつれて徐々に大きくな
り、低圧圧縮ファン直前で最大となるため、エンジン吸
い込み口部で発生する旋回流の大きさもまた、低圧圧縮
ファンに近づくにつれて徐々に大きくなり、低圧圧縮フ
ァン直前で最大となる。一方、旋回羽根のねじれ角を大
きくすると、その旋回羽根に沿って流れる燃焼用空気ま
たは圧縮空気による気体は円周方向の速度成分がより大
きくなる反面、エンジン吸気通路の吸い込み口部の軸線
方向の速度成分がそれに応じて減ぜられる。しかし、旋
回羽根を上記のような構成とすることで、低圧圧縮ファ
ンにより近いところで効果的に旋回流が発生するように
なる。
【0011】請求項4に記載の第4の発明は、第3の発
明の構成に加え、前記旋回羽根の側面部を、前記吸込口
部の半径方向から旋回流の回転方向側に傾斜させるよう
にして、前記旋回羽根を設けることを特徴としている。
【0012】上記第4の発明によると、旋回流の回転方
向側に傾斜させた旋回羽根は、燃焼用空気または圧縮空
気による気体に旋回流を生じさせるとともに、この燃焼
用空気または圧縮空気による気体を吸い込み口部の内壁
部付近からその軸中心方向に流れるよう案内する。これ
により、旋回羽根が直接作用しない低圧圧縮ファン手前
の吸い込み口部の軸中心付近においても、旋回流が効果
的に発生するようになる。また、一般的に管路を流れる
気体の流速はその内壁部で最も小さく、内壁部から離れ
るにしたがって上昇し、軸中心付近で最大となる傾向に
ある。しかし、上記のように構成された旋回羽根は、流
速の遅い管路の内壁部付近の燃焼用空気または圧縮空気
による気体を、より流速の速いその軸中心付近に誘導す
るため、管路内の燃焼用空気または圧縮空気による気体
全体の流れがよりスムーズになる。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明の構成に加え、前記吸込口部の軸線方向に垂直な
前記旋回羽根の断面形状が、同旋回羽根の突端部から前
記吸い込み口部の内壁部に近づくにつれて徐々に幅広と
なるように形成することを特徴としている。
【0014】上記第5の発明によると、旋回羽根の断面
が末広がり状となるように形成することで、旋回羽根自
体の強度及びその取り付け強度が十分に確保され、鋳造
など比較的容易な方法による一体形成が可能となる。
【0015】請求項6に記載の第6の発明は、推進空気
を生成させる外気をエンジン内または燃焼室に導入させ
る圧縮圧の異なった複数の圧縮ターボファン設備と前記
圧縮ターボファン設備を駆動させるために高圧の燃焼ガ
スによって駆動される複数の駆動用タービン設備を備
え、燃料供給手段により燃焼室に燃料を供給する設備と
燃焼室設備とを備える一連の燃焼設備を備え、この一連
の燃焼設備であるエンジンを収納するカウリングを備え
たターボファンジェットエンジンにおいて、前記カウリ
ングの外側の前面において、カウリングの半径方向外側
に突出する旋回羽根を、前記カウリングの外側の外壁部
に沿って螺旋状に設けることにより、前記カウリングの
外側の外壁部に沿って流れる空気を旋回させながら、前
記エンジンの後方へ排出させるように構成することを特
徴としている。
【0016】上記第6の発明によると、ターボファンジ
ェットエンジンを収納格納するカウリングの外周を沿っ
てを流れる空気が、カウリングの前面を流れる際に、そ
のカウリングの外壁部近傍の空気は、螺旋状の旋回羽根
に沿うように回転方向に曲げられ旋回流として流れる。
このとき、カウリングの外壁部近傍の空気には円周方向
の流れ成分が与えられ、次第にその円周方向に旋回する
ようになる。こうした旋回羽根の作用により、カウリン
グの外壁部近傍を流れる空気には、エンジン内の低圧圧
縮ファンと同じ回転方向の旋回流が発生する。そして、
この旋回流により旋回しながら空気は、境界層を生成す
ることなくターボファンジェットエンジンの後方へ排出
される。
【0017】請求項7に記載の第7の発明は、第6の発
明の構成に加え、前記カウリングの外側の外壁部に設置
される前記旋回羽根の突端部までの高さが、前記カウリ
ングの前面から同カウリングの後方に向けて徐々に高く
なるように形成することを特徴としている。
【0018】上記第7の発明によると、カウリングの外
側の外壁部に設置される旋回羽根の高さがカウリング後
方の旋回羽根の終点に向けて徐々に高くなり、旋回羽根
の終点にて最大となるため、カウリング前面にて発生す
る旋回流の大きさもまた、カウリング後方の旋回羽根の
終点にて徐々に大きくなり、カウリング後方の旋回羽根
の終点にて最大となる。一方、旋回羽根の高さを高くす
ると、カウリング前面において旋回させる空気は、周辺
空気との抵抗がそれだけ大きくなり、気流の差が生じて
乱流となる傾向がある。しかし、旋回羽根を上記のよう
な構成とすることで、乱流をできるだけ抑えながら、効
果的に旋回流が発生するようになる。
【0019】請求項8に記載の第8の発明は、第6の発
明の構成に加え、前記カウリングの外側の外壁部に設置
される前記旋回羽根の突端部までの高さが、旋回羽根終
了地点の手前において、旋回羽根の高さを最大ピークと
し、その後は旋回羽根の高さを徐々に低くなるように形
成することを特徴としている。
【0020】上記第8の発明によると、カウリングの外
側の外壁部に設置される旋回羽根の高さが旋回羽根終了
地点の手前において、旋回羽根の高さを最大ピークと
し、その後は旋回羽根の高さを徐々に低くなるようにし
ている。一方、旋回羽根の高さを高くすると、カウリン
グ前面において旋回させる空気は、周辺空気との抵抗が
それだけ大きくなり、気流の差が生じて乱流となる傾向
がある。しかし、旋回羽根を上記のような構成とするこ
とで、乱流をできるだけ抑えながら、効果的に旋回流が
発生するようになる。
【0021】請求項9に記載の第9の発明は、第6さら
に第7又は第8の発明の構成に加え、前記カウリングの
外側の外壁部に設置される前記旋回羽根のねじれ角が、
前記カウリングの前面から同カウリングの後方に向けて
徐々にに大きくなるようにして、前記旋回羽根を設ける
ことを特徴としている。
【0022】上記第9の発明によると、旋回羽根のねじ
れ角がカウリングの後方に向かうにつれて徐々に大きく
なり、旋回羽根の終点にて最大となるため、カウリング
の前面にて発生する旋回流の大きさもまた、旋回羽根の
終点にて徐々に大きくなり、旋回羽根の終点にて最大と
なる。一方、旋回羽根のねじれ角を大きくすると、その
旋回羽根に沿って流れる空気による気体は円周方向の速
度成分がより大きくなる反面、周辺空気との抵抗がそれ
だけ大きくなり、気流の差が生じて乱流となる傾向があ
る。しかし、旋回羽根を上記のような構成とすること
で、乱流をできるだけ抑えながら、効果的に旋回流が発
生するようになる。
【0023】請求項10に記載の第10の発明は、第9
の発明の構成に加え、前記カウリングの外側の外壁部に
設置される前記旋回羽根の側面部を、前記カウリングの
半径方向から旋回流の回転方向側に傾斜させるようにし
て、前記旋回羽根を設けることを特徴としている。
【0024】上記第10の発明によると、旋回流の回転
方向側に傾斜させた旋回羽根は、カウリングの外壁周辺
を流れる空気に旋回流を生じさせるとともに、このカウ
リングの外壁周辺を流れる空気をカウリングの外壁部付
近からそのカウリングの後方へと流れるよう案内する。
これにより、旋回羽根が直接作用しない周辺の空気にお
いても、弱いながらも旋回流が効果的に発生するように
なる。また、一般的に旋回流を発生させると外に向かう
につれて旋回流が起きにくくなる傾向にある。しかし、
上記のように構成された旋回羽根は、周辺の空気にも弱
いながらも旋回流へと誘導するためカウリング周辺を流
れる気体全体の流れがよりスムーズになる。
【0025】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の発明の構成に加え、前記カウリングの外側の外壁
部に設置される前記旋回羽根に対して前記旋回羽根の断
面形状が、同旋回羽根の突端部から前記カウリングの外
壁部に近づくにつれて徐々に幅広となるように形成する
ことを特徴としている。
【0026】上記第10の発明によると、旋回羽根の断
面が末広がり状となるように形成することで、旋回羽根
自体の強度及びその取り付け強度が十分に確保され、鋳
造など比較的容易な方法による一体形成が可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、第1及至
第5の発明をターボジェットエンジン(以下エンジン)
におけるエンジン内へ燃焼用空気または空気を吸気し、
圧縮するエンジンの吸気通路吸込口部に具体化した一実
施形態を図面に基づいて説明する。図1は本第1実施形
態におけるエンジンの主要部を示す断面図であり、図2
は吸気通路部をY−Y間で破断して示す側面断面図であ
る。
【0028】図1に示すように、本実施形態のターボジ
ェットエンジン11(以下はエンジン)の基本的構造
は、圧縮機、燃焼室、タービンの3つで構成されてい
る。エンジン11前方から入った空気は、エンジン内の
低圧コンプレッサー13を通過し、その一部の空気を燃
焼用空気として中圧コンプレッサー14次に高圧コンプ
レッサー15による一連の圧縮機にて圧縮されて燃焼室
16に入る。この燃焼室16にて燃焼用空気に燃料を噴
射すると、一気に燃焼して高温高圧の燃焼ガスが生成さ
れる。この高温高圧の燃焼ガスがタービンを回して駆動
力として圧縮機を作動させ、またエンジン後方に激しく
噴出して推進力となる。タービンは、燃焼室から順に高
圧タービン17次に中圧タービン18そして低圧タービ
ン19が設置されている。一方、エンジン内11の低圧
コンプレッサー13を通過し、燃焼室16に導入されな
い他の圧縮空気はバイパス空気としてエンジン11後方
に噴出され、低圧タービン19から噴出する高温高圧の
燃焼ガスと合流し共にジェットエンジンの推進力として
噴出される。これら構成によるエンジン11において、
エンジン11内の低圧コンプレッサー13手前の吸気通
路の吸い込み口部21に吸入される燃焼用空気は、この
吸い込み口部21において吸い込み口部内21にて流入
する燃焼用空気にスワールを発生させるため吸い込み口
部21から低圧コンプレッサー13に導くように管状に
形成された吸い込み口部21に螺旋流入形吸気ポートが
設けられている。そして螺旋流入形吸気ポートの末端に
低圧コンプレッサー13が設置されている。
【0029】続いて、本発明の特徴部分である吸気通路
の吸い込み口部21の構成について詳細に説明する。図
2は図1において吸気通路の吸い込み口部をY−Y間で
破断して示す部分斜視図であり、図3(A),(B),
(C)は吸気通路の吸い込み口部21に設けられる旋回
羽根30の1つを、それぞれ矢印A,矢印B,矢印Cの
方向から概略的に示す図であり、図4及び図5は吸気通
路の吸い込み口部21の断面図である。
【0030】図2に示すように、吸気通路の吸い込み口
部21は、燃焼用空気または空気をエンジン内11に導
くように管状に形成され、末端は低圧コンプレッサー口
部13に接続されている。エンジン内11の低圧コンプ
レッサー13の稼動により、エンジン内11に燃焼用空
気または圧縮空気が供給される。吸気通路の吸い込み口
部21の内壁部には、複数枚(図では6枚)の旋回羽根
30が一定の間隔で設けられる。各旋回羽根30は、吸
気通路の吸い込み口部21を矢印Fの方向に流れる燃焼
用空気または空気が、R方向に旋回するように、吸気通
路の吸い込み口部21の内壁部に沿って旋回方向Rに曲
げられ螺旋状に設けられる。
【0031】図3(A)〜(C)に示すように、旋回羽
根30は複雑なねじれ羽根状に形成される。旋回羽根3
0は、まず、吸気通路の吸い込み口部21の内壁部から
突端部32までの高さが、矢印Fの方向、すなわち低圧
コンプレッサー13に遠い位置からその低圧コンプレッ
サー13に近づくにつれて、徐々に高くなるように形成
される。また、旋回羽根30は、吸気通路の吸い込み口
部21の軸線方向に対するねじれ角αが、矢印Fの方
向、すなわち低圧コンプレッサー13に遠い位置からそ
の低圧コンプレッサー13に近づくにつれて、徐々に大
きくなるようにして設けられる。さらに、旋回羽根30
は、その突端部32の位置を、吸気通路の吸い込み口部
21の半径方向から旋回方向Rに沿って、傾斜角βだけ
傾斜させ、側面部31が傾斜した状態となるようにして
設けられる。
【0032】次いで、上記のように構成される吸気通路
の吸い込み口部21の作用及び効果について説明する。
【0033】低圧コンプレッサー13の稼動により吸い
込まれる燃焼用空気または空気は、吸気通路の吸い込み
口部21を通じて低圧コンプレッサー13の前面に導か
れる。このとき、吸気通路の吸い込み口部21の内壁部
近傍を流れる燃焼用空気または空気は一部が旋回羽根3
0の側面部31に当たり、螺旋状に設けられた旋回羽根
30の側面部31に沿って流れる。これにより、燃焼用
空気または空気には円周方向Rの流れ成分が与えられ、
次第にその円周方向Rに旋回するようになる。そして、
旋回流となって低圧コンプレッサー13の前面に到達し
た燃焼用空気または空気は、低圧コンプレッサー13が
回転稼動すると旋回流の流れを維持しながらエンジン内
11へ流れ込んでいく。通常のエンジンにおいてエンジ
ン内11に燃焼用空気または空気が流れ込むとエンジン
内での圧力等の影響により旋回流の損失の発生を伴う。
しかし、本実施形態のように、予め燃焼用空気または空
気に旋回流を与えてエンジン内11に流れ込ませるよう
にすれば、このような損失をある程度低減させることが
できる。
【0034】また、実際に吸気通路の吸い込み口部21
を流れる燃焼用空気または空気が、整流状態となってい
ることはほとんどない。特に、低圧コンプレッサー13
の稼動によりエンジン内11に燃焼用空気または空気が
流れ込む直前では、低圧コンプレッサー13付近におい
て一時的に激しい乱流状態となり、この乱流による気流
抵抗によって、流速や圧力など種々の損失が発生してい
ると考えられる。しかし、本実施形態では、旋回羽根3
0の旋回流を与える作用により、流れに方向性が与えら
れるため、激しい乱流状態を解消し、あるいはその程度
を緩和することができる。
【0035】さらに、旋回羽根30を上述したような構
成とすることにより、旋回流を効果的に発生させること
ができる。すなわち、旋回羽根30の高さが低圧コンプ
レッサー13に近づくにつれて徐々に高くなっており、
かつ、旋回羽根30のねじれ角αが低圧コンプレッサー
13に近づくにつれて徐々に大きくなっているため、旋
回羽根30による流速の損失の影響をできるだけ抑えな
がら、低圧コンプレッサー13の前面でその大きさが最
大となるようにして旋回流を発生させることができる。
【0036】さらに、旋回羽根30が傾斜角βだけ傾斜
させて設けられることにより、吸気通路の吸い込み口部
21の内壁部付近における流体の流れが、その軸中心方
向に向かうようになるため、旋回羽根30の作用が直接
及ばない軸中心付近にも旋回流を発生させることができ
る。また、流速が遅い吸気通路の吸い込み口部21の内
壁部付近の気体が、より流速が速い軸中心付近に誘導さ
れるため、吸気通路の吸い込み口部内の流体全体の流れ
を、よりスムーズにすることができる。
【0037】以上のように、本実施形態のエンジンの吸
気通路の吸い込み口部構造21によれば、低圧コンプレ
ッサー13の稼動によりエンジン内11に燃焼用空気ま
たは空気が流れ込む直前では、気体に旋回流を発生させ
ることにより、その際に生じる種々の損失を低減させる
ことができ、これによりエンジン内11への流入空気の
充填効率を向上させることができる。
【0038】なお、本発明のエンジンの吸気通路部構造
21は、上述した実施形態に限定されるものではなく、
請求項に記載された内容を逸脱しない範囲内において変
更が可能である。例えば、次に示すような構成とするこ
ともできる。
【0039】旋回羽根30の大きさや形状、あるいはそ
の取り付け枚数や場所といった条件は適宜変更が可能で
あり、エンジンの形式や吸気通路の内径、旋回流強度、
などに応じて、最適の流れ(旋回流)が得られるように
設計してもよい。例えば、図5に示すように、旋回羽根
30の断面が略三角形状となるように形成してもよい。
この場合、旋回羽根30の裏側に半ば閉塞した空間が生
じることがないため、旋回羽根30の裏側に回り込んだ
気体がそこで滞り、気体全体のスムーズな流れを阻害す
るような状態が発生するのを回避することができる。ま
た、旋回羽根30をこのような形状とした場合、旋回羽
根30自体の強度やその取り付け強度が増すことから、
旋回羽根30と吸気通路21を鋳造などの方法により一
体成形して製作することができる。
【0040】(第2実施形態)次に、第6及至第10の
発明をターボジェットエンジン(以下エンジン)におけ
る一連の燃焼設備であるエンジン11を収納するカウリ
ング12において、このカウリング12の外側の前面部
に具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。図
6は本第2実施形態におけるエンジンの主要部を示す断
面図であり、図7はカウリングの外側の前面の部分図で
ある。
【0041】第2実施形態のターボジェットエンジン
(以下はエンジン)の基本的構造は、図1と同様に、圧
縮機、燃焼室、タービンの3つで構成されている。エン
ジン11前方から入った空気は、エンジン内11の低圧
コンプレッサー13を通過し、その一部の空気を燃焼用
空気として中圧コンプレッサー14次に高圧コンプレッ
サー15による一連の圧縮機にて圧縮されて燃焼室16
に入る。この燃焼室16にて燃焼用空気に燃料を噴射す
ると、一気に燃焼して高温高圧の燃焼ガスが生成され
る。この高温高圧の燃焼ガスがタービンを回して駆動力
として圧縮機を作動させ、またエンジン11後方に激し
く噴出して推進力となる。タービンは、燃焼室から順に
高圧タービン17次に中圧タービン18そして低圧ター
ビン19が設置されている。一方、エンジン内11の低
圧コンプレッサー13を通過し、燃焼室16に導入され
ない他の圧縮空気はバイパス空気としてエンジン11後
方に噴出され、低圧タービン19から噴出する高温高圧
の燃焼ガスと合流し共にジェットエンジンの推進力とし
て噴出される。これら構成からなる一連の燃焼設備であ
るエンジン11を収納するカウリング12において、こ
のカウリング12の外周を沿ってを流れる空気に対して
旋回流を与えるために、このカウリング12の外側の前
面部分に螺旋状の旋回羽根35が設けられている。
【0042】続いて、本発明の特徴部分であるカウリン
グ12の外側の前面部分の構成について詳細に説明す
る。図7は図6においてカウリングの外側の前面部分の
部分図であり、図8の(G),(H),(J)はカウリ
ング12の外側の前面部分の外壁に設けられる旋回羽根
35の1つを、それぞれ矢印G,矢印Hの方向から概略
的に示す図であり、またはJについてはJ−J間で破断
して示す断面図である。図9及び図10はカウリング1
2の外側の前面部分の断面図である。
【0043】図6に示すように、カウリング12の外側
の前面部分は、エンジン11を覆うように円形の筒状に
形成され、上部はパイロン20によって主翼に固定され
ている。カウリング12の外側の前面部分の外壁には、
複数枚(図では6枚)の旋回羽根35が一定の間隔で設
けられる。各旋回羽根35は、カウリング12の外側の
前面部分の外壁を流れる空気が、R方向に旋回するよう
に、カウリング12の外側の前面部分の外壁部に沿って
旋回方向Rに曲げられ螺旋状に設けられる。
【0044】図8の(G)〜(J)に示すように、旋回
羽根35は複雑なねじれ羽根状に形成される。旋回羽根
35は、まず、カウリング12の外側の前面部分の外壁
部から突端部38までの高さが、すなわちカウリング1
2の先端位置からカウリング12後部に向かうにつれ
て、徐々に高くなるように形成される。そして、旋回羽
根終了地点の手前において、旋回羽根35の高さをピー
ク36とし、その後は旋回羽根35の高さを徐々に低く
なるように形成される。また、旋回羽根35は、カウリ
ング12の軸線方向に対するねじれ角αが、すなわちカ
ウリング12の先端位置からカウリング12後部に向か
うにつれて、徐々に大きくなるようにして設けられる。
さらに、旋回羽根35は、その突端部38の位置を、カ
ウリング12の半径方向から旋回方向Rに沿って、傾斜
角βだけ傾斜させ、側面部37が傾斜した状態となるよ
うにして設けられる。
【0045】次いで、上記のように構成されるカウリン
グ12の外側の前面外壁部分の作用及び効果について説
明する。
【0046】航行中の航空機において、エンジン11を
収納するカウリング12の外側の外壁に直面する空気
は、カウリング12の前面から後方へと導かれる。この
とき、カウリング12の外側の前面外壁近傍を流れる空
気は一部が旋回羽根35の側面部37に当たり、螺旋状
に設けられた旋回羽根35の側面部37に沿って流れ
る。これにより、空気には円周方向Rの流れ成分が与え
られ、次第にその円周方向Rに旋回するようになる。そ
して、旋回流となってカウリング12後方に進む空気
は、旋回流の流れを維持しながら周辺の空気にも旋回流
を与えながらカウリング12後方へと流れていく。通常
の航空機のエンジン11を収納するカウリング12の外
側外壁周辺には空気抵抗による流れの損失が発生する。
しかし、本実施形態のように、予めカウリング12周辺
の空気に旋回流を与えてカウリング12後方へと流れる
ようにすれば、このような空気抵抗による損失をある程
度低減させることができる。
【0047】また、実際にカウリング12の外側外壁周
辺を流れる空気が、整流状態となっていることはほとん
どない。特に、空気が最初に直面するカウリング12の
前面部分では、一時的に激しい乱流状態となり、この乱
流による気流抵抗によって、カウリング12の後方へと
流す空気の流速や圧力など種々の損失が発生し、ひいて
は推進力の低下を生じていると考えられる。しかし、本
実施形態では、旋回羽根35の旋回流を与える作用によ
り、流れに方向性が与えられるため、激しい乱流状態を
解消し、あるいはその程度を緩和することができる。
【0048】さらに、カウリング12の外側前面の外壁
に対して、旋回羽根35を上述したような構成とするこ
とにより、旋回流を効果的に発生させることができる。
すなわち、旋回羽根35の高さがカウリング12後方へ
と向かうにつれて徐々に高くなっており、かつ、旋回羽
根35のねじれ角αがカウリング12後方へと向かうに
つれて徐々に大きくなっているため、旋回羽根35によ
る流速の損失の影響をできるだけ抑えながら、旋回羽根
終了地点にてその大きさが最大となるようにして旋回流
を発生させることができる。
【0049】さらに、旋回羽根35が傾斜角βだけ傾斜
させて設けると共に、旋回羽根終了地点の手前におい
て、旋回羽根35の高さをピーク36とし、その後は旋
回羽根35の高さを徐々に低くさせることにより、カウ
リング12の外側前面の外壁部付近における気体の流れ
が、そのカウリング12から外方向に向かうようになる
ため、旋回羽根35の作用が直接及ばないカウリング1
2周辺付近の空気にも旋回流を発生させることができ
る。また、流速が遅いカウリング12の外側外壁部付近
の気体が、乱流の発生を抑制させながら流速が速い周辺
付近の空気に誘導されるため、カウリング12の外側外
壁部付近の流体全体の流れをよりスムーズにすることが
できる。
【0050】以上のように、本第2実施形態のエンジン
11を収納するカウリング12の外側前面の外壁構造に
よれば、カウリング12の外側前面の外壁付近の直接作
用する空気に対して、空気に旋回流を発生させることに
より、その際に生じる種々の損失を低減させることがで
き、これによりカウリング12外壁周辺の空気の境界層
を層流に保ったり、または境界層剥離を向上を向上させ
ることができる。
【0051】なお、本発明のエンジン11を収納するカ
ウリング12の外側前面の外壁構造は、上述した実施形
態に限定されるものではなく、請求項に記載された内容
を逸脱しない範囲内において変更が可能である。例え
ば、次に示すような構成とすることもできる。
【0052】旋回羽根35の大きさや形状、あるいはそ
の取り付け枚数や場所といった条件は適宜変更が可能で
あり、カウリング12の形式やカウリング12の外側の
外径、旋回流強度、などに応じて、最適の流れ(旋回
流)が得られるように設計してもよい。例えば、図10
に示すように、旋回羽根35の断面が略三角形状となる
ように形成してもよい。この場合、旋回羽根35の裏側
に半ば閉塞した空間が生じることがないため、旋回羽根
35の裏側に回り込んだ気体がそこで滞り、気体全体の
スムーズな流れを阻害するような状態が発生するのを回
避することができる。また、旋回羽根35をこのような
形状とした場合、旋回羽根35自体の強度やその取り付
け強度が増すことから、旋回羽根35とカウリング12
の外壁を鋳造などの方法により一体成形して製作するこ
とができる。
【0053】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ターボ
ファンジェットエンジン内に吸入供給される燃焼用空気
または空気に旋回流を与えることにより、ターボファン
ジェットエンジン内の低圧圧縮ファンが稼動したときに
燃焼用空気または空気を効率良く流れ込まさせターボフ
ァンジェットエンジン内に充填させることができる。こ
れにより、低圧圧縮ファンが稼動したとき燃焼用空気ま
たは空気がターボファンジェットエンジン内に流れ込む
時に生じる種々の損失を低減させることができ、ひいて
は低圧圧縮ファン及び各圧縮ファンの負荷の低減を図る
ことができる。
【0054】請求項2又は3に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明の効果に加え、流速の損失をできる
だけ抑えながら、低圧圧縮ファンに近いところで効果的
に旋回流を発生させることができる。
【0055】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜3のいずれか1つに記載の発明の効果に加え、旋回羽
根が直接作用しないカウリング内の吸気通路の吸い込み
口軸中心付近においても、旋回流を効果的に発生させる
ことができる。また、内壁部付近を流れる流速の遅い気
体を、より流速の速い軸中心付近に誘導することによ
り、エンジン内へ流入する燃焼用空気または空気の流れ
をスムーズにして低圧圧縮ファンが稼動したときに効率
良くターボファンジェットエンジン内に流れ込ませるこ
とができる。
【0056】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明の効果に加え、旋回羽根自体の強度やその
取り付け強度を高めることができる。
【0057】請求項6に記載の発明によれば、ターボフ
ァンジェットエンジンを収納するカウリングの外側前面
の外壁に流れる空気に旋回流を与えることにより、カウ
リング表面の空気における乱流は抑制され、同一方向に
気流が流れる層流を保ちながらカウリング表面の空気を
円滑に後方へ排出させることができる。これにより、カ
ウリング外側外壁表面の気流において種々の損失を低減
させることができ、ひいてはターボファンジェットエン
ジンの負荷の低減を図ることができることにより、ター
ボファンジェットエンジンの推進力の向上を図ることが
できる。
【0058】請求項7及至9に記載の発明によれば、請
求項6に記載の発明の効果に加え、流速の損失をできる
だけ抑えながら、空気が直接接触するカウリングの外側
前面の外壁に近いところで効果的に旋回流を発生させる
ことができる。
【0059】請求項10に記載の発明によれば、請求項
6及至9のいずれか1つに記載の発明の効果に加え、旋
回羽根が直接作用しないカウリングの外側周辺外壁近辺
を流れる空気においても、旋回流を効果的に発生させる
ことができる。また、カウリングの外側外壁部付近を流
れる流速の遅い気体を、より流速の速い周辺付近の空気
に誘導することにより、カウリングの外側外壁を流れる
空気をスムーズにしてカウリング後方へ乱流を押さえ、
かつ層流を保ちながら効率良く流れ込ませることができ
る。
【0060】請求項11に記載の発明によれば、請求項
10に記載の発明の効果に加え、旋回羽根自体の強度や
その取り付け強度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第1実施形態であるターボ
ジェットエンジンの概略構成を示す断面図である。
【図2】本発明を具体化した第1実施形態であるターボ
ジェットエンジンの吸気通路の吸い込み口部をY−Y間
で破断して示す部分斜視図である。
【図3】同ターボジェットエンジンの吸気通路部の吸い
込み口部における旋回羽根の1つを、それぞれ異なる方
向から概略的に示す図であって、(A)は矢印Aの方向
から示す図であり、(B)は矢印Bの方向から示す図で
あり、(C)は矢印Cの方向から示す図である。
【図4】同ターボジェットエンジンの吸気通路部の吸い
込み口部をY−Y間で破断して示す部分断面図である。
【図5】本発明を具体化した別の実施形態であるターボ
ジェットエンジンの吸気通路部の吸込口部を、図4と同
様に破断して示す部分断面図である。
【図6】本発明を具体化した第2実施形態であるターボ
ジェットエンジンの外観の概略構成を示す断面図であ
る。
【図7】本発明を具体化した第2実施形態であるターボ
ジェットエンジンのカウリング前面部分をX−X間で破
断して示す部分斜視図である。
【図8】同ターボジェットエンジンのカウリング前面部
分における旋回羽根の1つを、それぞれ異なる方向から
概略的に示す図であって、(G)は矢印Gの方向から示
す図であり、(H)は矢印Hの方向から示す図であり、
(J)はJ−J間で破断して示す断面図である。
【図9】同ターボジェットエンジンのカウリング前面部
分をX−X間で破断して示す部分断面図である。
【図10】本発明を具体化した別の実施形態であるター
ボジェットエンジンのカウリング前面部分を、図9と同
様に破断して示す部分断面図である。
【符号の説明】
11 ターボジェットエンジン 12 カウリング 13 低圧コンプレッサー 14 中圧コンプレッサー 15 高圧コンプレッサー 16 燃焼室 17 高圧タービン 18 中圧タービン 19 低圧タービン 20 パイロン 21 エンジン内の吸気通路部の吸い込み口部(吸気口
部) 30 エンジン内の吸気通路部の吸い込み口部における
旋回羽根 31 エンジン内の吸気通路部の吸い込み口部における
旋回羽根側面部 32 エンジン内の吸気通路部の吸い込み口部における
旋回羽根突端部 35 カウリング外側前面の外壁における旋回羽根 36 カウリング外側前面の外壁における旋回羽根のピ
ーク地点 37 カウリング外側前面の外壁における旋回羽根側面
部 38 カウリング外側前面の外壁における旋回羽根突端
部 R 旋回方向 F 吸気通路内の吸気の進行方向

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 推進空気を生成させる外気をエンジン内
    または燃焼室に導入させる圧縮圧の異なった複数の圧縮
    ターボファン設備と前記圧縮ターボファン設備を駆動さ
    せるために高圧の燃焼ガスによって駆動される複数の駆
    動用タービン設備を備え、燃料供給手段により燃焼室に
    燃料を供給する設備と燃焼室設備とを備える一連の燃焼
    設備を備え、この一連の燃焼設備を収納するカウリング
    を備えたターボファンジェットエンジンにおいて、前記
    エンジン内または前記燃焼室に吸入される空気を、前記
    ターボファンジェットエンジン内の低圧圧縮ファンの前
    面の吸い込み口部において、前記低圧圧縮ファンの前面
    の吸い込み口部の半径方向内側に突出する旋回羽根を、
    前記低圧圧縮ファンの前面の吸い込み口部の内壁部に沿
    って螺旋状に設けることにより、前記エンジン内の低圧
    圧縮ファンに吸入される空気を、旋回させながら、前記
    エンジン内の低圧圧縮ファンに流れ込ませるように構成
    することを特徴とするターボファンジェットエンジン。
  2. 【請求項2】 前記旋回羽根の突端部までの高さが、前
    記低圧圧縮ファンに遠い位置から同低圧圧縮ファンに近
    づくにつれて徐々に高くなるように形成することを特徴
    とする請求項1に記載のターボファンジェットエンジ
    ン。
  3. 【請求項3】 前記吸込口部の軸線方向に対する前記旋
    回羽根のねじれ角が、前記低圧圧縮ファンに遠い位置か
    ら同低圧圧縮ファンに近づくにつれて徐々に大きくなる
    ようにして、前記旋回羽根を設けることを特徴とする請
    求項1又は2に記載のターボファンジェットエンジン。
  4. 【請求項4】 前記旋回羽根の側面部を、前記吸い込み
    口部の半径方向から旋回流の回転方向側に傾斜させるよ
    うにして、前記旋回羽根を設けることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか1つに記載のターボファンジェット
    エンジン。
  5. 【請求項5】 前記吸い込み口部の軸線方向に垂直な前
    記旋回羽根の断面形状が、同旋回羽根の突端部から前記
    吸い込み口部の内壁部に近づくにつれて徐々に幅広とな
    るように形成することを特徴とする請求項4に記載のタ
    ーボファンジェットエンジン。
  6. 【請求項6】 推進空気を生成させる外気をエンジン内
    または燃焼室に導入させる圧縮圧の異なった複数の圧縮
    ターボファン設備と前記圧縮ターボファン設備を駆動さ
    せるために高圧の燃焼ガスによって駆動される複数の駆
    動用タービン設備を備え、燃料供給手段により燃焼室に
    燃料を供給する設備と燃焼室設備とを備える一連の燃焼
    設備を備え、この一連の燃焼設備であるエンジンを収納
    するカウリングを備えたターボファンジェットエンジン
    において、前記カウリングの外側の前面において、カウ
    リングの半径方向外側に突出する旋回羽根を、前記カウ
    リングの外側の外壁部に沿って螺旋状に設けることによ
    り、前記カウリングの外側の外壁部に沿って流れる空気
    を、旋回させながら、前記エンジンの後方へ排出させる
    ように構成することを特徴とするターボファンジェット
    エンジン。
  7. 【請求項7】 前記カウリングの外側の外壁部に設置さ
    れる前記旋回羽根の突端部までの高さが、前記カウリン
    グの前面から同カウリングの後方に向けて徐々に高くな
    るように形成することを特徴とする請求項6に記載のタ
    ーボファンジェットエンジン。
  8. 【請求項8】 前記カウリングの外側の外壁部に設置さ
    れる前記旋回羽根の突端部までの高さが、旋回羽根終了
    地点の手前において、旋回羽根の高さを最大ピークと
    し、その後は旋回羽根の高さを徐々に低くなるように形
    成することを特徴とする請求項6に記載のターボファン
    ジェットエンジン。
  9. 【請求項9】 前記カウリングの外側の外壁部に設置さ
    れる前記旋回羽根のねじれ角が、前記カウリングの前面
    から同カウリングの後方に向けて徐々にに大きくなるよ
    うにして、前記旋回羽根を設けることを特徴とする請求
    項6〜8に記載のターボファンジェットエンジン。
  10. 【請求項10】 前記カウリングの外側の外壁部に設置
    される前記旋回羽根の側面部を、前記カウリングの半径
    方向から旋回流の回転方向側に傾斜させるようにして、
    前記旋回羽根を設けることを特徴とする請求項6〜9の
    いずれか1つに記載のターボファンジェットエンジン。
  11. 【請求項11】 前記カウリングの外側の外壁部に設置
    される前記旋回羽根に対して前記旋回羽根の断面形状
    が、同旋回羽根の突端部から前記カウリングの外壁部に
    近づくにつれて徐々に幅広となるように形成することを
    特徴とする請求項10に記載のターボファンジェットエ
    ンジン。
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