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JP2002538173A - 経口投与された薬剤化合物の生物学的利用能を増大させるための没食子酸エステルの使用 - Google Patents

経口投与された薬剤化合物の生物学的利用能を増大させるための没食子酸エステルの使用

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JP2002538173A
JP2002538173A JP2000602309A JP2000602309A JP2002538173A JP 2002538173 A JP2002538173 A JP 2002538173A JP 2000602309 A JP2000602309 A JP 2000602309A JP 2000602309 A JP2000602309 A JP 2000602309A JP 2002538173 A JP2002538173 A JP 2002538173A
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gallic
ester
compound
bioavailability
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ジェイ. ワッチャー,ビンセント
ゼット. ベネット,レスリー
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アブマックス,インコーポレイティド
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Publication date
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Publication of JP2002538173A5 publication Critical patent/JP2002538173A5/ja
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Abstract

(57)【要約】 経口投与された薬剤化合物の生物学的利用能を増大させるための方法は、その化合物による治療を必要とする哺乳動物に、その薬剤化合物と、没食子酸エステルとを経口共投与することを含む。本発明の好ましい没食子酸エステルは、没食子酸オクチル、没食子酸プロピル、没食子酸ラウリルおよび没食子酸メチルを含む。薬剤化合物の改良された処方は、その薬剤化合物の活性成分の生物学的利用能を高めるために没食子酸エステルを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、薬理学の分野に向けられ、特に増大された生物学的利用能(bioava
ilability)および低減された個人間(inter-individual)および個人内の変動
性のための経口薬剤組成物の処方に向けられる。
【0002】 背景 薬物動態学(pharmacokinetics)は、それらが摂取された時から体から排出さ
れるまでの薬剤の運命の学問である。経口組成物のための事象のシーケンスは、
種々の粘膜表面を介する吸収、種々の組織への血流を介する分配、肝臓および他
の組織における生体内変換、標的部位における作用、および尿または胆汁におけ
る薬物または代謝生成物の排出を含む。
【0003】 経口服用に続く薬物(薬剤組成物)の生物学的利用能は、式: F(経口)=FABS×F×F (式中、F(経口)は、活性な、変化しない形で、循環に到達する経口用量の
フラクションである、経口生物学的利用能のフラクションである) によって近似できる重要な薬物動態学の決定因子である。(1)薬物が、腸の管
腔(lumen)から出て小腸の細胞内へ吸収されず、且つ大便中に排出される;(
2)薬物が、小腸の細胞内へ吸収されるが、腸の管腔に逆輸送される;(3)薬
物が、小腸の細胞によって(不活性な代謝生成物に)生体内変換される;または
(4)薬物が、生体内変換によって、および/又は胆汁への輸送によってのいず
れかで、肝臓の細胞によって排出される、という4つの理由により、F(経口)
は、経口用量における活性成分の100%未満である。従って、経口生物学的利
用能は、吸収された経口用量のフラクション(FABS)、胃腸管の血液側に成
功裏に到達する吸収された用量のフラクション(F)、および肝臓の心臓側に
到達するGI血液供給における薬物のフラクション(F)の積である。腸壁吸
収、逆輸送および代謝、および肝臓排出の程度は、全て広範な個人間および個人
内の変動性に従属する。
【0004】 本発明者の1人の実験室で行われ以前の検討は、生物学的利用能に関係してい
る因子の新しい理解を与え、且つ米国特許第5,567,592号で記述された
発明を与えた。その’592特許は、経口薬剤組成物の生物学的利用能を増大さ
せるための一般的な方法、および生物学的利用能を増大させる化合物を同定する
方法を記載している。しかしながら、その発明は、以前に生物学的利用能を高め
ることにおいて有用でないと思われていた多数のクラスの化合物を検討すること
を可能としたが、ある程度機能するバイオエンハンサーの中で、優れたバイオエ
ンハンサーである化合物の特定のクラスを同定する実際のプロセスは、検討およ
び発見の過程のままである。例えば、経口投与された薬剤組成物の生物学的利用
能を高める精油の使用は、米国特許第5,665,386号において開示されて
いる。
【0005】 発明の概要 本発明の目的は、特にチトクロームP450薬物代謝を抑制することによる腸
壁における薬物生体内変換を減少させるか、および/又は正味の薬物吸収を増大
させることによって、薬物の生物学的利用能を増大させるための優れた能力を有
する組成物を同定することにある。
【0006】 発明の他の目的は、以前に薬物代謝の一次的サイトであると考えられていた他
の位置(例えば肝臓)におけるものに優先して、腸においてチトクロームP45
0 3Aクラス(CYP3A)の酵素を強く阻害する組成物を提供することにあ
る。
【0007】 本発明の1つの特定の目的は、活性薬剤化合物の全身濃度の個人間の変動性、
並びに投与された薬剤化合物の全身濃度の個人内変動性を低減することにある。
【0008】 本発明は、薬物の生物学的利用能を増大させるために、経口薬剤化合物(薬物
)または複数の化合物とともに、没食子酸エステルを共投与することによって行
われる。特に好ましいエステルは、没食子酸オクチル、没食子酸ラウリル、およ
び没食子酸メチルである。本発明の組成物および方法は、ヒトおよび他の哺乳動
物において、薬効を増大させるために使用することができる。獣医の使用が特に
予想されるが、主な使用はヒト治療であろう。投与スキームは、(これらに制限
されないが)ヒトにおける経口および局所的処方の使用、家畜のための類似した
処方の使用を含む。
【0009】 具体的な態様の記述 没食子酸エステルは薬物の生物学的利用能を増大させる 本発明は、本発明者のうちの1人の実験室に由来する以前の出願で記述された
薬物の生物学的利用能に影響を及ぼしている因子の継続した研究に由来する。「
薬物の生物学的利用能」は、時間に関して(over time)全身的に利用できる薬
物の総量として、ここで定義される。本発明者は、経口投与された薬剤化合物の
生物学的利用能を増大させるための方法において、単一化合物の没食子酸プロピ
ルが有用であることを以前に発見した(米国特許第5,962,522号)。驚
くべきことに、没食子酸エステルの化合物のクラスが、この点で有用であること
が、今や発見された。本発明は、したがって、ここに記述された化合物のうちの
1つ以上を用いて、腸における薬物生体内変換を阻害することによって薬物の生
物学的利用能を増大させる方法を提供する。増大された薬物の生物学的利用能に
関与する1または複数の化合物は、没食子酸エステルである。本発明者は、没食
子酸エステルが、一般に、腸における薬物生体内変換のために関与する1または
複数の酵素を阻害できることを発見した。
【0010】 一般に、本発明は、没食子酸エステル不存在下における薬剤化合物の時間に対
する積分された全身性濃度より大きい、薬剤化合物の時間に対する積分された全
身性濃度を与えるために充分な量の没食子酸エステルとともに、治療を必要とす
る哺乳動物へ薬剤化合物を経口的に共投与(co-administrating)することによ
り、経口投与された薬剤化合物(特に、疎水性であるもの)の生物学的利用能を
増大させるための方法を提供する。生物学的利用能を増大させるために、少なく
とも1つの没食子酸エステルが本発明の方法において利用される。しかしながら
、2つ以上の没食子酸エステルを同時に本発明の実施において使用することがで
き、その化合物の特性に従って、薬剤化合物の更に増大された生物学的利用能を
もたらすことができる。時間に対する積分された全身濃度における変化は、後で
詳述する承認された薬理学的技術である、「曲線下の面積」(AUC)測定によ
って示される。
【0011】 没食子酸エステル 本発明において有用な没食子酸エステルは、下記の一般式を有する:
【0012】
【化4】
【0013】 前記R基は、それらの全ての基が置換または非置換であってもよいアルキル(
プロピル以外)、アルケニル、アルキニル、アリール、ベンジル、フェニル、脂
環式または複素環式の基である。Rは、好ましくは、それらの全ての基が置換ま
たは非置換であってもよく、直鎖または分枝鎖であってもよいC〜C22アル
キル基(プロピル以外)、C〜C22アルケニル基、またはC〜C22アル
キニル基である。Rは、より好ましくはC〜C12アルキル基であり、特にメ
チル、オクチルまたはドデシル(ラウリル)基、またはC〜C18アルケニル
基、特に、シス−9−ヘキサデセニル(パルミトレイル)、シス−9−オクタデ
セニル(オレイル)、シス,シス−9,12−オクタデカジエニル(リノレイル
)、トランス,トランス−9,12−オクタデカジエニル(リノレライジル)、
シス,シス,シス−9,12,15−オクタデカトリエニル(リノレニル)、ト
ランス,トランス,トランス−9、12,15−オクタデカトリエニル(リノレ
ネライジル)、シス,シス,シス−6,9,12−オクタデカトリエニル(ガン
マ−リノレニル)、トランス−9−オクタデセニル(エライジル)、またはトラ
ンス−9−ヘキサデセニル(パルミテライジル)基である。本発明において特に
有用な他の没食子酸エステルは、没食子酸(−)−エピカテキン、没食子酸(−
)−エピガロカテキン、没食子酸(−)−ガロカテキン、およびタンニン酸を含
む。
【0014】 本発明の実施において用いられる没食子酸エステルの多くは、商業的に入手可
能な化合物であるか、または当該技術において周知である方法、例えば、Furnis
s,B.S.らによって改訂されたフォーゲル(Vogel)A.、「フォーゲルの有
機化学教科書」(Vogel's Textbook of Organic Chemistry)、第4版、ロング
マン社、NY(1978)に記載されているように、没食子酸および適当なアル
コール(R−OH)を標準的な条件を用いて酸の存在下で還流することによって
、容易に合成することができる。最近発表された例において、p−トルエンスル
ホン酸およびゼオライトの存在下、ジオキサン中で没食子酸およびラウリルアル
コールを還流することによって、没食子酸ラウリルは90%を超える収率で調製
された(チェン(Chen),L.、およびWu,K.、「没食子酸ラウリルの新し
い合成法」、Huaxue Shiji、19:382(1997))。
【0015】 没食子酸エステルは、好ましくは、1ユニットの薬物に対して、0.01〜1
00ユニットの没食子酸エステルの範囲の没食子酸エステル対薬物の比で、共投
与のために供される。例えば、100mgの薬物当たり1mgの没食子酸エステ
ルを有する処方は、この範囲の下端を表し、5mgの薬物当たり500mgの没
食子酸エステルを有する処方は、この範囲の上端を表す。本発明に従う薬物に対
する没食子酸エステルのより好ましい範囲は、1ユニットの薬物に対する0.1
〜10ユニットの没食子酸エステルである。最も好ましい範囲は、1ユニットの
薬物に対する0.5〜2ユニットの没食子酸エステルである。
【0016】 没食子酸エステルの性質 没食子酸プロピル(3,4,5−トリヒドロキシ安息香酸 n−プロピルエス
テル)の構造は、下記で示される:
【0017】
【化5】
【0018】 没食子酸プロピルは、1948年以後、食品、薬物、化粧品および農薬製品に
おける酸化防止剤または保存剤として使用されて来た。この化合物は、FDAに
より「一般的に安全と承認」(Generally Recognized As Safe;GRAS)され
ており、「米国における食品全添加物」(Everything Added to Food in the Un
ited States;EAFUS)データベース、並びに米国薬局方−国家処方集(Uni
ted States Phrmacopeia-National Formulary;USP−NF)および食品化学
製剤・処方集(Food Chemical Codex)にリストされている。「食品添加物に関
する食品農業機構/世界保健機構の合同専門家委員会」(Joint Food and Agric
ultural Organization/World Health Organization Expert Committee on Food
Additives)は、この化合物のために許容できる0〜1.4mg/kg/日の一
日摂取を確立した。この値は、ラットにおける90日間の摂食研究において決定
された「観察された影響が無い」レベル(「没食子酸エステル:プロピル、オク
チル、ドデシル」、WHO食品添加物シリーズ(Food Additive Series)、32
:3〜23(1993))の1/100である。
【0019】 没食子酸オクチルおよび没食子酸ラウリルも、食品において酸化防止剤として
使用されて来た;しかしながら、それらの現在の使用は制限されている。「食品
添加物に関する食品農業機構/世界保健機構の合同専門家委員会」は、没食子酸
オクチルに対して0〜0.1mg/kg/日、没食子酸ラウリルに対して0〜0
.05mg/kg/日の暫定的な許容できる一日摂取レベルを確立した。これら
の値は、ラットにおける90日間の摂食研究において決定された「観察された影
響が無いレベル」(「没食子酸エステル:プロピル、オクチル、ドデシル」、W
HO食品添加物シリーズ、32:3〜23(1993);FAO/WHO合同専
門家委員会の第41次報告、ある食品添加物および汚染物質の評価(Evaluation
of certain food additives and contaminants)、WHO技術報告シリーズ8
37:6,46(1993))の1/200である。没食子酸ラウリルおよび没
食子酸オクチルは、「米国における食品全添加物」(EAFUS)データベース
にリストされているが、これらのいずれも、「米国薬局方処方集」(USP−N
F)または「食品化学製剤・処方集」にはリストされていない。
【0020】 上記した酸化防止剤目的のために用いられたように、非常に低い濃度における
これらのアルキル没食子酸エステルは低い活性を有し、従ってここで一般的に記
述される目的のためには有用そうでないため、阻害活性(共投与された薬物の生
物学的利用能の増大を生じる)を与える没食子酸エステルの濃度のみが、本発明
中に包含される。1:1の没食子酸エステル:薬物の比で少なくとも20%の阻
害を示す没食子酸エステルの処方が好ましく;同じ没食子酸エステル:薬物の比
で少なくとも50%の阻害を示す没食子酸エステルの処方が更に好ましい。
【0021】 生物学的利用能の測定 没食子酸エステルの投与に起因する薬物の生物学的利用能における増大は、薬
物および没食子酸エステルの共投与の後、および没食子酸エステルのみの投与の
後の、時間に対する全身性薬物濃度の全体を測定することによって、決定するこ
とができる。薬物の生物学的利用能における増大は、曲線下の面積(AUC)に
おける増大として定義される。AUCは、質量−時間/体積ユニットにおける時
間に対する全身性薬物濃度の積分された測定である。時間ゼロ(投薬の時間)か
ら、薬物用量の投与に続く、時間無限大(薬物が体内に残らないとき)までのA
UCは、患者の薬物への暴露の尺度である。没食子酸エステルの効力が測定され
ているとき、投与された活性薬物の量および形は、没食子酸エステルおよび薬物
の共投与、および薬物単独の投与において同じであるべきである。例えば、薬物
単独の10mgの投与は、時間に関して(AUCによって測定されるように)デ
リバリーされた500μg・hr/mlの全体の全身性薬物を生じる可能性があ
る。共投与において(すなわち、没食子酸エステルの存在下で)、全身性薬物の
AUCは、700μg・hr/mlまで増大する可能性がある。没食子酸エステ
ルの存在下で有意に(significantly)増大された薬物の生物学的利用能が予期
されるならば、薬物用量は安全性のために低減が必要である可能性がある。
【0022】 全身性薬物濃度は、標準的な薬物測定技術を用いて測定される。「全身性薬物
濃度」は、哺乳動物の身体の流体(例えば血清、血漿または血液)中の薬物濃度
を言う;その用語は、皮膚を含む、全身性流体によって浸された組織における薬
物濃度を含む。全身性薬物濃度は、消化液に関連しない。全体の全身性薬物濃度
の増大は、没食子酸エステルおよび薬物の共投与による薬物の生物学的利用能の
増大を定義する1つの方法である。尿中に部分的に非代謝で排出される薬物のた
めに、尿における変化しない薬物の増大された量は、全身濃度における増大を反
映するであろう。
【0023】 没食子酸エステルとともに使用される薬物の特性 ここで用いられる「薬物」の語は、有機体の生理を修正するか、または変える
、有機体へ投与が可能な化学物質として定義される。より好ましくは、ここで用
いられる「薬物」の語は、疾患の治療または予防のための使用を意図する任意の
物質として定義される。薬物は、合成および天然に存在する毒および生体作用性
の(bioaffecting)物質、並びにこれらの文献の化合物を参照することによりこ
こに取り込む、「内科医の卓上参考書(The Physicians Desk Reference)」、
第49版(1995)、頁101〜338;「グッドマンおよびギルマンの治療
の薬剤学基礎(The Pharmacological Basis of Therapeutics)、第9版、(1
996)(頁103〜1645および1707〜1792);および「米国薬局
方、国家処方集」(USP 23NF 18(1995))においてリストされ
たもの等の承認された薬剤を含む。用語「薬物」は、米国においてまだ発見され
ていないか、または利用可能でない、示された性質を有する化合物を含む。用語
「薬物」は、前活性な(pro-active)、活性化された、および代謝された形を含
む。本発明は、荷電性、非荷電性、親水性、双性イオン性(zwitter-ionic)ま
たは疎水種、並びにこれらの物理的な特性の任意の組み合わせから成る薬物とと
もに、使用することができる。疎水性薬物は、その非イオン化形のものが、水に
おけるより、脂質または脂肪において更に可溶である薬物として定義される。疎
水性薬物の好ましいクラスは、水におけるより、オクタノールで可溶な薬物であ
る。
【0024】 本発明の方法においては、没食子酸エステルとともに投与できる化合物の多数
のクラスからの化合物(または薬物)は、例えば、アセトアニリド類、アニリド
類、アミノキノリン類、ベンズヒドリル化合物類、ベンゾジアゼピン類、ベンゾ
フラン類、カンナビノイド類、環状ペプチド類、ジベンゾアゼピン類、ジギタリ
スグリコシド類、麦角アルカロイド類、フラボイド類、イミダゾール類、キノリ
ン類、マクロライド類、ナフタレン類、オピエート(またはモルフィナン)類、
オキサジン類、オキサゾール類、フェニルアルキルアミン類、ピペリジン類、多
環式芳香族炭化水素類、ピロリジン類、ピロリジノン類、スチルベン類、スルホ
ニル尿素類、スルホン類、トリアゾール類、トロパン類、およびビンカアルカロ
イド類のクラスを含む。
【0025】 チトクロームP450の阻害による増大された生物学的利用能 フェーズI 生体内変換 薬物生体内変換に関与する腸細胞(enterocyte)チトクロームP450の阻害
は、本発明の1つの目的である。薬物代謝に関係する主要な酵素は、多くの種類
の細胞の小胞体に存在するが、肝細胞で最も高い濃度である。伝統的に、腸細胞
の生体内変換は、肝臓に比較して、生体内変換においてマイナーな重要性と考え
られていた。多くの化合物は、チトクロームP450を阻害する。これらは、(
これらに制限されないが)、ケトコナゾール、トロレアンドマイシン、ゲストデ
ン、ナリンゲニン、ケルセチン等のフラボン類、エリスロマイシン、エチニルエ
ストラジオール、およびプレドニソロンを含む。本発明の一次的な目的は、薬物
の生物学的利用能を増大させるために、腸における薬物のチトクロームP450
生体内変換を阻害するために没食子酸エステルを用いることである。
【0026】 チトクロームおよび組織位置のタイプ チトクロームP450は、ヘム蛋白質の超科のメンバーである。それらは、混
合機能オキシダーゼ系の末端なオキシダーゼ類を代表する。チトクロームP45
0遺伝子超科は、それらの進化の関係に基づいて命名された少なくとも207の
遺伝子から構成される。この命名システムに対して、チトクロームP450遺伝
子の全てのシーケンスは比較され、および少なくとも40%の同一性を共有する
チトクロームP450は、科(CYPおよび後に続くローマ数字またはアラビア
数字によって示される、例えばCYP3)として定義され、更に亜科(大文字で
示される、例えばCYP3A)に分けられ、およびそれらは、それらの導かれた
アミノ酸シーケンスにより少なくとも55%関連されたそれらの形から構成され
る(ネルソンら、P450超科:最新版 新しいシーケンス、遺伝子マッピング
アクセス番号および命名法、Pharmacogenetics 6:142(1996))。最
後に、チトクロームP450の各個々の形のための遺伝子は、アラビア語の数(
例えばCYP3A4)を割り当てられる。
【0027】 チトクロームP450遺伝子ファミリー(CYP1、CYP2、およびCYP
3)大部分の薬物代謝に関与するように思われる。少なくとも15個のチトクロ
ームP450類は、ヒトの肝臓において程度を変えて特徴づけられて来た。生理
学的条件下で見出される基質の濃度で、酵素動態学は、特定の薬物または他の酵
素基質の代謝の一次的触媒として、しばしばチトクロームP450の単一の形に
好都合である。
【0028】 チトクロームP450のタイプ3をコード化しているCYP3遺伝子ファミリ
ーは、おそらくヒト薬物代謝において最も重要なファミリーである。少なくとも
5つの形のチトクロームP450がヒトの3A亜科で見出され、これらの形は構
造的に多様な薬物の多数の代謝に対して関与する。非誘導の個人において、3A
は肝臓におけるP450酵素の20%を構成する可能性がある。腸細胞において
、3A亜科のメンバーは、チトクローム含有酵素の70%を超えるものを構成す
る。本発明者は、没食子酸エステルが、CYP1およびCYP2ファミリーから
の酵素に対して、CYP3A形を優先して阻害することを発見した。同定された
最初の2つのヒト3A亜科メンバーは、3A3および3A4であった。これら2
つのチトクロームP450は、現在までに行われた大多数の研究がそれらの寄与
を区別できない程に密接に関連しており、従ってそれらはしばしば3A3/4と
称される。エリスロマイシンのN−脱メチル化、サイクロスポリン酸化、ニフェ
ジピン酸化、ミダゾラムのヒドロキシル化、テストステロン6β−ヒドロキシル
化、およびコルチゾールの6β−ヒドロシキシル化は、全てインビトロの3A3
/4触媒活性のプローブである。3A3/4のレベルは、ヒト肝臓ミクロソーム
のサンプル間で60倍程度に変動し、3A形のレベルは、3A3/4のインデュ
ーサを受けている個人からのヒト肝臓サンプル中に存在する全体のチトクローム
P450の50%に近づく。最近研究されたCYP3A5も、3A3/4と同じ
くらい重要な役割を果たす可能性がある。
【0029】 肝臓はチトクロームP450の多くのイソ形を含み、多種多様な物質を生体内
変換することができる。小腸の管腔をライニングしている腸細胞も、重要な(si
gnificant)チトクロームP450活性を有し、この活性は薬物代謝で最も重要
なイソ形である、アイソザイム、3Aの単一ファミリーによって支配される。
【0030】 CYP3A薬物生体内変換の低減による増大された薬効 本発明に従って用いられる没食子酸エステルは、腸上皮細胞におけるCYP3
A活性を阻害することにより腸における薬物の生体内変換を低減するが、それは
、血清中の薬物の生物学的利用能全体の増大をもたらす。没食子酸エステルの存
在下で、より少ない(fewer)薬物分子は、腸におけるフェーズI酵素によって
代謝されて、フェ−ズII共役酵素に利用可能とならないであろう。これは、腸
から血液に通過して、体内の組織上へ至る未変換の薬物の増大された濃度をもた
らす。
【0031】 没食子酸エステルの一次的な目的が腸におけるCYP3A薬物生体内変換を阻
害することであるが、没食子酸エステルが血液流に吸収されるならば、他の組織
においても同様に、いくらかの生体内変換が減少する可能性がある。他の組織に
よる生体内変換における減少も、薬物の生物学的利用能を増大させる。しかしな
がら、没食子酸エステルの標的を腸とする利点は、肝臓におけるCYP3Aを標
的とする阻害剤と比較して、それが没食子酸エステルのより低い全身性濃度の使
用を可能とすることである。没食子酸エステルの経口投与の後、濃度は腸上皮の
管腔表面で最も高くなるであろうし、体の全身性流体および組織によって希釈さ
れないであろう。血液濃度と比較して、より大きい管腔濃度は、肝臓に代えて、
腸におけるCYP3A阻害を優先させるであろう。従って、経口投与された没食
子酸エステルが腸において優先してCYP3Aを阻害するため、それらは共投与
された薬物の薬物生物学的利用能を増大させる特に効果的な手段である。
【0032】 没食子酸エステルの共投与は、経口の生物学的利用能の変動性をも低減する。
生物学的利用能の増大が、理論的に最大の100%の経口生物学的利用能に近似
し始めるため、薬物生体内変換の低減または増大された薬物吸収は、ある程度に
経口生物学的利用能の変動性を減少させるであろう。経口生物学的利用能の増大
は、より低い経口生物学的利用能を有する被検者において、一般により大きいで
あろう。この結果、個人間、および個人内変動が低減する。没食子酸エステルの
添加は、薬物または化合物の全身濃度の個人間および個人内変動を低減する。
【0033】 CYP3A活性における減少による薬物の生物学的利用能における正味の増大 阻害に供されるCYP3Aの触媒的な活性は、(これらに制限されないが)デ
アルキラーゼ、オキシダーゼおよびヒドロラーゼ活性を含む。CYP3Aの異な
る触媒活性に加えて、CYP3Aの異なる形が、分子量の範囲で存在する(例え
ば、コモリら、J. Biochem., 104:912〜16(1988)で示されるよ
うに、51kDから54kD)。
【0034】 没食子酸エステルは、CYP3A活性の阻害剤の働きをすることによって、C
YP3Aの薬物生体内変換を低減する。可能なメカニズムは、CYP3A薬物生
体内変換の競争的、非競争的、非拮抗的、混合、または不可逆的な阻害を含む。
【0035】 CYP3A薬物生体内変換の低減による没食子酸エステルの濃度の選択 特定の薬物の薬物の生物学的利用能を増大させる没食子酸エステルの能力は、
インビトロおよびインビボの薬物の生物学的利用能の測定を用いて、評価するこ
とができる。時間に対する血清または血液の薬物濃度測定等の薬物の生物学的利
用能のインビボ測定は、全体の薬物全身利用能に最も近い尺度を与える。CYP
3A薬物代謝が、時間に対する積分された全身性薬物濃度に影響を与えるため、
CYP3A代謝のインビトロアッセイは、間接的に薬物の生物学的利用能を示す
。最小限に測定された増大さえ、没食子酸エステルが有用であるために必要とさ
れる全てであるが、CYP3Aモジュレーターとして作用する没食子酸エステル
の好ましい商業上望ましい濃度は、一般に、その不存在における生物学的利用能
と、完全経口生物学的利用能との間の差違の少なくとも10%、好ましくは少な
くとも50%、より好ましくは少なくとも75%により薬物の生物学的利用能を
増大させるであろう。例えば、薬物の生物学的利用能が没食子酸エステルなしで
40%であるならば、没食子酸エステルの添加は、生物学的利用能を85%(7
5%の増大)に増大させる可能性がある。経口投与された没食子酸エステルの充
分な量は、没食子酸エステル不存在下における時間に対する積分された全身性薬
物濃度より大きい、時間に対する積分された全身性薬物濃度を与えるであろう。
特定の組成物または処方のために薬剤化合物とともに含まれる没食子酸エステル
の実際の量または濃度は、その化合物の活性成分によって変化するであろう。一
旦特定の薬剤組成物のための成分が決定されたならば、使用されるべき没食子酸
エステルの量は、ここで記述されるAUC方法を用いて最適化されるべきである
。上述したように、特定の処方における没食子酸エステルの量のための推奨され
る尺度は、薬物の量に対する直接比較により、没食子酸エステル:薬物の比で0
.01〜100:1の範囲が好ましく、0.1〜10:1がより好ましく、0.
5〜2:1が最も好ましい。
【0036】 没食子酸エステルによる酵素のP450 3Aクラスの阻害は、種々のバイオ
アッセイによって研究することができるが、それらのいくつかを以下に述べる。
【0037】 インビトロCYP3Aアッセイおよび増大された薬物の生物学的利用能 CYP3A機能の細胞アッセイおよび増大された薬物の生物学的利用能 肝細胞または腸細胞、または肝臓または腸から新鮮に調製された細胞のいずれ
かの培養細胞は、CYP3A阻害剤としての没食子酸エステルの活性を決定する
ために使用することができる。ワトキンスらの方法、J. Clin. Invest.、80:
1029〜36(1985)等の腸上皮細胞単離の種々の方法を使用することが
できる。シュミードリン−レン(Schmiedlin-Ren)ら、Biochem. Pharmacol.、
46:905〜918(1993)で記述されたような培養細胞を使用すること
もできる。細胞におけるCYP3A代謝生成物の産生は、CYP3A活性のマイ
クロソームアッセイのための以下のセクションで記述されるように、高圧液状ク
ロマトグラフ(HPLC)方法を用いて測定することができる。
【0038】 CYP3A機能のミクロソームアッセイおよび増大された生物学的利用能 肝臓または小腸からのミクロソームは、CYP3A活性のアッセイのために用
いられるであろう。ミクロソームは、クロンバッハ(Kronbach)ら、Clin. Phar
macol. Ther.,43:630〜5(1988)で議論されたような従来法を用い
て、肝臓から調製することができる。あるいは、ミクロソームは、ワトキンスら
、J.Clin. Invest.,80:1029〜1037(1987)の方法を用いて単
離された腸細胞から調製することができる。腸上皮細胞からのミクロソームは、
ボンコフスキー(Bonkovsky)ら、Gastroenterology,88:458〜467(
1985)で記述されたようなカルシウム沈殿を用いて、調製することができる
。ミクロソームは、薬物とともにインキュベートすることができ、その代謝生成
物は、時間の関数としてモニターできる。加えて、組織サンプルにおけるこれら
の酵素のレベルは、ラジオイムノアッセイまたはウェスタンブロットを用いて測
定することができる。更に、代謝生成物の産生は、高圧液体クロマトグラフィシ
ステム(HPLC)を用いてモニターすることができ、保持時間に基づいて同定
することができる。CYP3A活性は、また、ライトン(Wrighton)ら、Mol. P
harmacol.、28:312〜321(1985)、およびナッシュ(Nash),Bio
chem. J.,55:416421(1953)におけるように、ホルムアルデヒ
ドの産生としてエリスロマイシン デメチラーゼ活性を比色定量的に測定するこ
とにより、分析することができる。
【0039】 CYP3A薬物代謝を低減するための没食子酸エステルの特性 没食子酸エステルは迅速にCYP3Aと結合し、薬物が腸細胞を通過する間に
阻害する。没食子酸エステルが心臓に到達して、体中に分配された後、没食子酸
エステルの濃度は、将来的に肝臓を通り抜ける際に希釈される。腸管腔で用いら
れる没食子酸エステルの濃度は、腸CYP3A代謝に対して効果的であるが、希
釈のために、他の組織において活性がより少ないように選ぶことが好ましい。
【0040】 経口投与のために用いられる没食子酸エステルの量は、薬物代謝のCYP3A
阻害に対するKiまたは見かけ上のKiの少なくとも0.1倍の小腸管腔の濃度
、または、全身の薬物濃度レベルを増大させるのに充分な量の、いずれか小さい
方を達成するように選ぶことができる。または、処方で使用されるであろうチト
クロームP450 3A酵素の没食子酸エステル阻害剤の量は、詳細に以下に記
述する種々のアッセイにより計算することができる。例えば、一つのこのような
アッセイは、0.1Mのリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.4)の500μl中
、50〜500μgのヒト肝臓ミクロソーム、10〜100μMのニフェジピン
、および1mmのNADPHを含むアッセイ系における、ニフェジピンのその酸
化生成物への変換を測定する。本発明の方法の実施において、没食子酸エステル
の当初量は、このアッセイによって決定される変換の速度(rate)を低減する(
好ましくは少なくとも10%の速度低減)濃度より大きいか、またはこれに等し
い小腸の管腔における濃度を与えるように選ばれる。臨床の処方における没食子
酸エステルの実際の用量は、治験(clinical trial)の結果に依存してこの最初
の用量から最適化できるが、ここに記述されるアッセイは、実用的な用量レベル
を確立するために充分である。
【0041】 これらの場合の全てにおいて、没食子酸エステルの特定の濃度を選ぶことにお
ける目的は、投与されるべき薬剤化合物の増大された生物学的利用能である。従
って、望ましい目的は、没食子酸エステルの不存在下における生物学的利用能と
、完全生物学的利用能の間の差違の少なくとも10%により、没食子酸エステル
の不存在下における時間に対する薬剤化合物の積分された全身性濃度より大きい
、没食子酸エステルの存在下における時間に対する薬剤化合物の積分された全身
性濃度を与えることである。好ましいものは、投与された用量の100%の全身
性生物学的利用能である「完全生物学的利用能」の達成である。
【0042】 優れた没食子酸エステル処方のためのスクリーニングアッセイ 要約すれば、哺乳動物の腸においてチトクロームP450酵素の阻害をアッセ
イすることによる、活性レベルのために没食子酸エステル濃度をスクリーニング
するための上記種々の技術は、哺乳動物における与えられた薬物の活性成分の生
物学的利用能を増大させるために最も有用な処方を作成する方法として、全て一
般的に有用である。これらのアッセイの全てにおいて、最良の量は、哺乳動物の
腸においてテストされた薬物の酵素的な破壊を最高に阻害するものである(イン
ビボの直接的テストによって、またはこのような活性を予想するテストによって
のいずれかで)。チトクローム酵素の活性の阻害をテストするとき、チトクロー
ムP450 3A科(特定の哺乳動物、特にヒトのために)のメンバーの阻害を
検出するアッセイは好ましい。測定と腸活性の直接的な関係のため、インビボア
ッセイが好ましいが、問題の哺乳動物の単離された腸細胞または肝細胞、または
腸細胞または肝細胞のいずれかから得られるミクロソームにおけるチトクローム
P450活性の阻害のための、または前記哺乳動物の腸からの組織または膜にお
けるチトクロームP450の阻害のため、等の他のアッセイも、スクリーニング
アッセイとして、なお有用である。CYP3A酵素が2つの位置で同一であるこ
とが示されているため(コラース(Kolars),J.C.ら、「ヒトSmall Bowel
腸細胞におけるリファンピン誘導性のP450 III A4(CYP3A4)
の同定」(Identification of Rifampin-Inducible P450 III A4(
CYP3A4) in Human Small Bowel Enterocyte),J. Clin. Invesgtig.,
90:187〜1878(1992);Lown, K.S.ら、「小腸および肝臓のチト
クロームP450 3A4 cDNAのシーケンスは同一である」(Sequences of i
ntestinal and hepatic cytochrome P450 3A4 cDNAs are identical.
),Drug Metab. Dispos.,26:185〜187(1998)、これらのアッ
セイのために腸と肝臓からの酵素を取り換えて用いることも可能である。
【0043】 没食子酸エステル共投与およびデリバリー 没食子酸エステルおよび薬物の共投与 本発明は、薬物とともに没食子酸エステルを共投与することによって全身性流
体または組織における薬物の生物学的利用能を増大させるであろう。「共投与」
は、少なくとも部分的に重なり合う時間の間、没食子酸エステルおよび薬物の両
方が腸管腔および/又は膜で存在する限り、同時的投与(同時の没食子酸エステ
ルおよび薬物の投与)と、時間が異なる投与(薬物のそれと異なる時間の、没食
子酸エステルの投与)を含む。「全身性流体または組織」は、血液、血漿または
血清、および薬物測定を得ることができる他の体液または組織を言う。
【0044】 デリバリーのビヒクルおよび方法 共投与は、同じデリバリービヒクルでまたは異なるデリバリービヒクルで行う
ことができる。没食子酸エステルおよび薬物は、例えば、(これらに制限されな
いが)時間放出マトリックス、時間放出コーティング、随伴イオン、および連続
した経口投与を用いることによって投与できる。または、薬物および没食子酸エ
ステルは、没食子酸エステルおよび薬物の放出のために異なる時定数を有する異
なるコーティングで、別々に処方化することができる。没食子酸エステルは、ま
た、共有結合によって、またはイオン性または極性引力のいずれかによって、保
護されている薬物に結合することもできる。
【0045】 没食子酸エステルは、腸以外の上皮組織で用いたときも、生物学的利用能を増
大させる。腸において用いた本発明における上記議論は、上皮の他のタイプに対
して適当である。例えば、CYP 3A酵素は皮膚に存在し、全身性流体と組織
に対する薬物の生物学的利用能を増大させるための経皮的な処方において、没食
子酸エステルを用ることができる。腸以外の上皮における没食子酸エステルによ
るCYP 3A酵素の阻害は作用の同じメカニズムを与えるため、このような応
用は、本発明の部分である。
【0046】 没食子酸エステルを有する処方 本発明は、少なくとも1つの没食子酸エステルを含むように、経口薬剤の組成
物を処方化することによって行われる。これは、いくつかの態様において、薬剤
化合物、通常は薬剤キャリア、および没食子酸エステルを混合することにより達
成され;その薬剤組成物が治療される動物に経口投与された際に、その薬剤化合
物の時間に対する積分された全身性濃度を与えるのに充分な量において、没食子
酸エステルは存在する(没食子酸エステルの不存在下で、薬剤化合物の時間に対
する積分された全身性濃度より大きいAUCsによって測定されるように)。更
に、1を超える没食子酸エステルを処方において用いてもよい。薬剤キャリアは
一般に、当該技術において周知であるように、活性成分の取り扱いをより容易に
するために添加される不活性なバルク剤であって、普通の方法において固体また
は液体でありえる。ここで記述されるプロセスによって製造される製薬組成物も
、本発明の部分である。
【0047】 本発明は、既存の(existing)経口薬剤組成物の活性化合物の生物学的利用能
を増大させるために使用することもできる。このように実施されるとき、活性化
合物を没食子酸エステルと混合し、既存の薬剤組成物において投与された際の、
その化合物の時間に対する積分された全身性濃度より大きい、再処方化された(
reformulated)組成物において投与された際の、その化合物の時間に対する積分
された全身性濃度を与えるために充分な量において、没食子酸エステルが存在す
るように再処方化された組成物を与えるように、既存の薬剤組成物を再処方化す
ることによって、本発明は行われる。新しい処方のために記述される基準(crit
eria)の全ては、古い組成物の再処方化にもあてはまる。再処方化の好ましい面
において、(生物学的利用能の増大のため処方の既存成分を除去することも可能
であるが)再処方化された組成物は、既存の薬剤組成物で存在する全ての成分に
プラスして没食子酸エステルを含み、従って、これにより本発明の実施を単純化
することができる。従って、既存の薬剤組成物の全ての成分にプラスした没食子
酸エステルより少ない成分を含む再処方化された組成物をも、本発明はカバーす
る。しかしながら、本発明は、この明細書において記述されたメカニズムにより
(このメカニズムについての知識なしで)生物学的利用能を増大させる成分を含
む、すでに存在する組成物(このような組成物が存在するとしても)をカバーし
ない。
【0048】 伝統的な処方は、没食子酸エステルとともに使用することができる。最適の没
食子酸エステル濃度は、没食子酸エステル投与の量およびタイミングを変えて、
生物学的利用能をモニターすることによって決定できる。一旦特定の薬物のため
に、最適な没食子酸エステル濃度または薬物に対する没食子酸エステルの比が確
立されたならば、処方(没食子酸エステル、薬物、および他の処方成分(もしあ
れば))が臨床上テストされて、増大された生物学的利用能が確認される。時間
性または持続性放出の処方の場合、生物学的利用能実験の開始から、このような
処方を用いて最適の没食子酸エステル濃度を確立することが好ましいであろう。
【0049】 いくつかの没食子酸エステルは、薬剤組成物または処方の部分を含む多くの異
なる状況の下で、酸化防止剤として用いられて来た。それらの使用は、生理作用
のためによりも、むしろ処方における材料の分解を防ぐことに限られていた。酸
化防止剤として、没食子酸エステルが少量で使用されているため、この明細書お
よび請求項によって定義されたような外の限界にさえ、このような材料は本発明
に近づきそうにない。特に、本発明の好ましい処方は、処方(存在するならば、
カプセルを含む)全体の重量と比較して、少なくとも1重量%(質量%)、より
好ましくは少なくとも2%、より好ましくは少なくとも5%の没食子酸エステル
を含む。例えば、酸化防止剤として用いられるとき、没食子酸プロピルは保護ま
たは保存されている材料の0.1%未満の量である。他の没食子酸エステル、例
えば没食子酸オクチルまたは没食子酸ラウリルは、等価であるか、またはより低
いレベルで酸化防止剤として用いられる。これらのパーセンテージを考慮すると
、これらは活性成分が存在する処方のパーセンテージであって、薬剤組成物が、
その組成物の経口摂取の後、溶解または懸濁されるであろう媒体中における濃度
としての重量または体積パーセンテージでないことが想起されるべきである。更
に、没食子酸エステルは、カプセル(例えば、硬質または軟質の標準的な薬剤ゲ
ルカプセル)で使用されてもよい。
【0050】 本発明を一般的に記述したが、例証としてのみとして提示され、且つ特に断ら
ない限り本発明を制限するものとはみなされない以下の詳細な例を参照して、本
発明はより良好に理解されるであろう。
【0051】 例1:没食子酸エステルによる薬物分解の阻害 ヒトの肝臓ミクロソーム研究においてCYP3A代謝を阻害するための種々の
没食子酸エステルのポテンシャルを評価するためのテスト基質として、公知のC
YP3A基質ニフェジピン(Gonzalez、F.J.ら,Human P450PCN1:sequ
ence,chmrosome localization, and direct evidence though cDNA expression
that P450PCN1 is nifedipine oxidase、DNA,2:79〜86(1
988))を用いた。
【0052】 ミクロソームを調製するために、1.15%の塩化カリウムでヒトの肝臓片を
灌流し、次いで1mM EDTAおよび20mMのBHTを含む0.1mMのト
リス−アセテート(pH7.4)でホモゲナイズした。ミクロソームのペレット
を、標準的な分画遠心分離手順を用いて、そのホモジネートから調製し(Guenge
rich、Analysis and characterization of enzymes in Principles and Methods
of Toxicology、A.W.ヘイズ編、レーヴンプレス、ニューヨーク、頁777
〜814(1989))、20%w/vグリセリンを含むトリスアセテート緩衝
液(pH7.4)中で−80℃で貯蔵した。ミクロソームを、代謝のインキュベ
ートに用いるために、100mMのリン酸カリウム緩衝液(pH7.4)で希釈
した。ヒトの肝臓ミクロソームのミクロソームタンパク質およびCYP含有量を
、それぞれ、ブラッドフォード(ブラッドフォード,M.M.,A rapid and se
nsitive method for quantitation of microgram quantities of protein using
the principles of protein-dye binding, Anal. Biochem.,72:248〜2
54(1976))、およびOmuraおよびSato(Omura,T.ら、The carbon monoox
ide-binding pigment of liver microsomes II,Solubilization, purification
and properties,239:2370〜2378(1964))の方法を用いて
決定した。
【0053】 実験において、100μMニフェジピン、および5μlの没食子酸エステル(
表1で示す濃度で)のlつの溶液、または5μlの溶媒単独(コントロール)の
いずれかを、100mMのリン酸緩衝液(pH7.4)中で0.1m/mlのヒ
ト肝臓ミクロソームタンパク質および1mMのジエチレントリアミンペンタ酢酸
(DETAPAC)と一緒に37℃で5分間プレインキュベートした。1mMの
最終濃度および0.5mlの最終的な体積を与えるような還元ニコチンアミド
アデニンジヌクレオチドホスフェート(NADPH)の添加によって代謝反応を
開始した。3分後に、0.2mlの(94:6)アセトニトリル:氷酢酸の抽出
用溶媒との渦混合によって代謝反応を停止させた。タンパク質を、遠心(300
0rpm×10分)によって沈殿させ、その上澄みを、ニフェジピンおよびその
酸化生成物2,6−ジメチル−4−(2−ニトロフェニル)−3,5−ピリジン
ジカルボン酸ジメチルエステルについて高性能液体クロマトグラフィー(HPL
C)によって分析した。
【0054】 全ての実験を三重反復試験で行い、NADPHなしで、または基質なしで実施
したインキュベーションと比較した。データは、3つの測定の平均±標準偏差で
ある。
【0055】 表1で示した結果は、示した濃度でテストした全ての没食子酸エステルの存在
下で、ニフェジピン酸化速度が、Dunnettのpost hoc比較によるANOVAを用
いて、かなり(significantly)コントロールと異なった(p<0.05)こと
を示す。
【0056】
【表1】
【0057】 a:ビヒクルとしてメタノールを必要とする没食子酸ラウリル以外は、基質お
よび阻害剤をアセトニトリル中に溶解した。
【0058】 b:阻害定数Kiの決定は、1020、50および100μMのニフェジピン
基質濃度を利用し、実験を二重反復試験で行った。Ki値を、SigmaPlot V4
.OS ソフトウェア(SPSS社、サンラファエル、カリフォルニア州)を用
いて速度データの回帰分析によって決定した。
【0059】 種々の没食子酸エステルは、全てのテストした濃度で、CYP3Aによって媒
介された代謝の効果的な阻害剤として役に立った。没食子酸オクチルは、比較的
低い濃度において代謝の特に良好な阻害剤であることが判明した。薬剤化合物と
ともに没食子酸エステルの共投与によって患者に与えられる薬剤化合物の生物学
的利用能を増大させるための没食子酸エステルの有用性は、従って自明である。
【0060】 例2:没食子酸プロピルによる薬剤分解の阻害 チトクロームP450メカニズムの阻害を介する3つの代表的な薬物の代謝を
阻害するための、種々の濃度における没食子酸プロピルの能力をテストした。ヒ
トの肝臓ミクロソームを調製し、3つの薬物、アミオダロン(amiodarone)、ブ
スピロン(buspirone)またはニフェジピン(nifedipine)の個々を、没食子酸
プロピルまたはCYP3A代謝の公知の阻害剤の存在下で、ミクロソームととも
にインキュベートした。没食子酸プロピルまたは公知のCYP3A阻害剤の存在
下における代謝を、阻害剤が溶解した溶媒だけで処理したコントロールと比較し
た。
【0061】 ヒト肝臓ミクロソームによる、公知のCYP3A基質であるアミオダロン(Fa
bre,G.ら、Evidence for CYP3A-mediated N-deethylation of amidodar
one in human liver microsomal fractions,Drug. Metab. Dispos.,21:9
78〜985(1993);Triver,J.M.ら,Amidodarone N-deethylation in h
uman liver microsomes;involvement of cytochrome P450 3A enzymes
(第1報),Life Sci.、52:PL91〜96(1993))、ニフェジピン
(Gonzalez、F.J.ら,Human P450PCN1:sequence,chmrosome localiza
tion, and direct evidence though cDNA expression that P450PCN1 i
s nifedipine oxidase、DNA,2:79〜86(1988))、およびブスピ
ロン(Kivistoe,K.T.ら,Plasma buspirone concentrations are greatly incre
ased by erythromycin and itraconazole. Clin. Pharmacol. Ther.,62:3
48〜54(1997);Lilja J.J., Grapefluit juice substantially incre
ases plasma concentrations of buspirone,Clin. Pharmacol. Ther., 64:
655〜60(1998))代謝の阻害をテストした。ミクロソームを、例1に
おけるように調製した。
【0062】 アミオダロンは100μMの濃度で存在し、ブスピロンは25μM、およびニ
フェジピンは25μMの濃度で存在した。没食子酸プロピルを、25、50、お
よび100μMの濃度で、これらの個々とともにテストした。CYP3A代謝の
他の阻害剤は公知の阻害濃度で(すなわち、ケトコナゾールを1μMで、サイク
ロスポリンを25μMで、ジルチアゼム、エリスロマイシン、およびヴェラパミ
ルを100μMで)利用した。
【0063】 薬物、および所望により阻害剤を、100mMのリン酸緩衝液(pH7.4)
中で1ナノモルのCYP/ml、および1mMのDETAPACとともに、37
℃で5分間、ミクロソームとプレインキュベートした。プレインキュベーション
の後、1mMのNADPHの添加によって代謝反応を開始した。サンプルを、反
応の開始の後の1、2および3分間で採取し、HPLCによって分析した。基質
の消失および/又は代謝生成物の形成を、標準曲線との比較によって定量した。
【0064】 結果を表2に示す。代謝速度(ナノモル/ml/分)は、3つの測定の平均±
標準偏差である。また、各薬物のためのコントロールのパーセンテージとして表
した代謝速度も、表2で示す。これらの数を、括弧で示す。
【0065】
【表2】
【0066】 a:N−デスエチルアミオダロン代謝生成物の形成速度(ナノモル/ml/分
) b:ブスピロン消失(ナノモル/ml/分) c:ニフェジピン酸化生成物2,6−ジメチル−4−(2−ニトロフェニル)
−3,5−ピリジンジカルボン酸、ジメチルエステルの形成(ナノモル/ml/
分) 上記で立証したように、没食子酸プロピルは全てのテストした濃度、および各
薬物に対して、CYP3Aによって媒介される代謝の効果的な阻害剤として役に
立った。代謝のより大きい阻害は、没食子酸プロピルの濃度の増大で生じた。没
食子酸プロピルは、テストした公知のCYP3A阻害剤に有利に比較された。具
体的には、没食子酸プロピルは、確立されたCYP3A阻害剤ジルチアゼム、エ
リスロマイシン、およびヴェラパミルより、薬物代謝阻害においてより良好であ
ることが判明した。これは、薬剤化合物とともに没食子酸プロピルの共投与によ
って化合物の生物学的利用能を増大させるための、没食子酸プロピルの有用性を
示す。
【0067】 例3:ヘテロ環の没食子酸エステルによるニフェジピン分解の阻害 例1に記述したようなヒト肝臓ミクロソームによるニフェジピン酸化に対する
それらの効果で示すように、4つの商業的に入手可能な没食子酸エステルは、C
YP3A阻害に適していた。これらのアッセイの結果を、以下の表3に示す。
【0068】
【表3】
【0069】 ・より小さい数字は、代謝のより大きい阻害を示す。示された全ての濃度にお
ける阻害剤の存在下における代謝は、Dunnettのpost hoc比較によるANOVA
により決定されたように、コントロールと比較して統計学的に有意であった(p
<0.05)。
【0070】 それらの個々の刊行物または特許出願をあたかも具体的に、および個々に、参
照することによりここに取り込むように、この明細書中で言及された全ての刊行
物および特許出願を、参照することによりここに取り込む。本発明は今や充分に
記述されたが、添付の請求項の精神および範囲から逸脱することなく、多くの変
化および修正が本発明に対して可能であることは、当業者にとって明らかであろ
う。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 9/48 A61K 9/48 31/343 31/343 31/4422 31/4422 31/506 31/506 47/22 47/22 47/48 47/48 A61P 43/00 121 A61P 43/00 121 123 123 Fターム(参考) 4C076 AA12 AA16 AA22 AA29 AA31 AA36 AA53 BB01 BB31 CC42 DD45Q DD59Q EE59Q FF65 FF66 FF68 4C086 AA01 AA02 BA08 BC25 BC50 GA07 GA08 GA12 MA02 MA05 MA17 MA21 MA35 MA36 MA37 MA41 MA43 MA52 NA03 NA05 NA11 NA15 ZC75

Claims (57)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経口投与された薬剤化合物の生物学的利用能を増大させる方
    法であって、その方法は: (1)その化合物による治療を必要とする哺乳動物に対しての薬剤化合物と、
    (2)没食子酸エステルを、没食子酸エステルの不存在下におけるその化合物の
    生物学的利用能より大きい、没食子酸エステルの存在下におけるその化合物の生
    物学的利用能を与えるのに充分な量の没食子酸エステルとを、経口的に共投与す
    ることを含み;前記没食子酸エステルが没食子酸プロピル以外である方法。
  2. 【請求項2】 前記没食子酸エステルが式: 【化1】 (式中、Rが置換または非置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール
    、ベンジル、フェニル、脂環式または複素環式の基である) を有する請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 Rが置換または非置換のアルキル、アルケニルまたはアルキ
    ニル基である請求項2の方法。
  4. 【請求項4】 RがC〜C22アルキル基またはC〜C22アルケニル
    基である請求項3の方法。
  5. 【請求項5】 RがC〜C12アルキル基である請求項4の方法。
  6. 【請求項6】 Rが、メチル基、オクチル基およびラウリル基からなる群か
    ら選ばれる請求項5の方法。
  7. 【請求項7】 RがC〜C18アルケニル基である請求項4の方法。
  8. 【請求項8】 Rが、メチル基、オクチル基、ラウリル基、シス−9−ヘキ
    サデセニル基、シス−9−オクタデセニル基、シス,シス−9,12−オクタデ
    カジエニル基、トランス,トランス−9,12−オクタデカジエニル基、シス,
    シス,シス−9,12,15−オクタデカトリエニル基、トランス,トランス,
    トランス−9、12,15−オクタデカトリエニル基、シス,シス,シス−6,
    9,12−オクタデカトリエニル基、トランス−9−オクタデセニル基、および
    トランス−9−ヘキサデセニル基からなる群から選ばれる請求項4の方法。
  9. 【請求項9】 前記没食子酸エステルが、没食子酸(−)−エピカテキン、
    没食子酸(−)−エピガロカテキン、没食子酸(−)−ガロカテキン、およびタ
    ンニン酸からなる群から選ばれる請求項1の方法。
  10. 【請求項10】 前記没食子酸エステルが、薬剤化合物の1ユニット当たり
    没食子酸エステルの0.01〜100ユニットの範囲において共投与される請求
    項1の方法。
  11. 【請求項11】 前記没食子酸エステルが、薬剤化合物の1ユニット当たり
    没食子酸エステルの0.1〜10ユニットの範囲において共投与される請求項1
    0の方法。
  12. 【請求項12】 前記没食子酸エステルが、薬剤化合物の1ユニット当たり
    没食子酸エステルの0.5〜2ユニットの範囲において共投与される請求項11
    の方法。
  13. 【請求項13】 前記没食子酸エステルが、没食子酸オクチル、没食子酸ラ
    ウリルおよび没食子酸メチルのうちの少なくとも2つを含む請求項1の方法。
  14. 【請求項14】 前記薬剤化合物が疎水性である請求項1の方法。
  15. 【請求項15】 前記量が、化合物のCYP3A阻害のKiまたは見かけK
    iの少なくとも0.1倍の、哺乳動物の腸の管腔における没食子酸エステルの濃
    度を与えるのに充分である請求項1の方法。
  16. 【請求項16】 前記没食子酸エステルの存在下における化合物の生物学的
    利用能が、没食子酸エステルの不存在下における生物学的利用能と、完全な経口
    生物学的利用能との間の差違の少なくとも10%により、没食子酸エステルの不
    存在下におけるその化合物の生物学的利用能より大きい請求項1の方法。
  17. 【請求項17】 前記没食子酸エステルの存在下における化合物の生物学的
    利用能が、没食子酸エステルの不存在下における生物学的利用能と、完全な経口
    生物学的利用能との間の差違の少なくとも50%により、没食子酸エステルの不
    存在下におけるその化合物の生物学的利用能より大きい請求項16の方法。
  18. 【請求項18】 前記没食子酸エステルの存在下における化合物の生物学的
    利用能が、没食子酸エステルの不存在下における生物学的利用能と、完全な経口
    生物学的利用能との間の差違の少なくとも75%により、没食子酸エステルの不
    存在下におけるその化合物の生物学的利用能より大きい請求項17の方法。
  19. 【請求項19】 前記没食子酸エステルと化合物が、1:1の没食子酸エス
    テル:化合物比で存在する際に、没食子酸エステルが少なくとも20%の阻害を
    示す請求項1の方法。
  20. 【請求項20】 前記薬剤化合物が、アセトアニリド、アミノアクリジン、
    アミノキノリン、アニリド、アントラサイクリン抗生物質、抗エストロゲン、ベ
    ンゾアゼピン、ベンズヒドリル化合物、ベンゾジアザピン、ベンゾフラン、カン
    ナビノイド、セファロスポリン、コルヒチン、環状ペプチド、ジベンゾアゼピン
    、ジギタリス配糖体、ジヒドロピリジン、エピフォドフィロトキシン、エルゲリ
    ン、麦角アルカロイド、イミダゾール、イソキノリン、マクロライド、ナフタレ
    ン、ナイトロジェンマスタード、オピオイド、オキサジン、オキサゾール、フェ
    ノチアジン、フェニルアルキルアミン、フェニルピペリジン、ピペラジン、ピペ
    リジン、多環式芳香族炭化水素、ピリジン、ピリドン、ピリミジン、ピロリジン
    、ピロリジノン、キナゾリン、キノリン、キノン、インド蛇木アルカロイド、レ
    チノイド、サリチレート、ステロイド、スチルベン、スルホン、スルホニル尿素
    、タキソール、トリアゾール、トロパン、またはビンカアルカロイドを含む請求
    項1の方法。
  21. 【請求項21】 前記没食子酸エステルが薬剤化合物の対イオンとして存在
    する請求項1の方法。
  22. 【請求項22】 前記没食子酸エステルが薬剤化合物に共有結合で結合して
    いる請求項1の方法。
  23. 【請求項23】 経口薬剤組成物を処方化する方法であって、その方法は以
    下を含む: 薬剤化合物、薬剤キャリアおよび没食子酸エステルを混合し;薬剤組成物が哺
    乳動物に経口で投与された際に、没食子酸エステルが、没食子酸エステルの不存
    在下におけるその化合物の生物学的利用能より大きい、没食子酸エステルの存在
    下における化合物の生物学的利用能を与えるのに充分な量の没食子酸エステルで
    存在し;前記没食子酸エステルが没食子酸プロピル以外である方法。
  24. 【請求項24】 前記没食子酸エステルが式: 【化2】 (式中、Rが置換または非置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール
    、ベンジル、フェニル、脂環式または複素環式の基である) を有する請求項23の方法。
  25. 【請求項25】 Rが置換または非置換のアルキル、アルケニルまたはアル
    キニル基である請求項24の方法。
  26. 【請求項26】 RがC〜C22アルキル基またはC〜C22アルケニ
    ル基である請求項25の方法。
  27. 【請求項27】 RがC〜C12アルキル基である請求項26の方法。
  28. 【請求項28】 Rが、メチル基、オクチル基およびラウリル基からなる群
    から選ばれる請求項27の方法。
  29. 【請求項29】 RがC〜C18アルケニル基である請求項26の方法。
  30. 【請求項30】 Rが、メチル基、オクチル基、ラウリル基、シス−9−ヘ
    キサデセニル基、シス−9−オクタデセニル基、シス,シス−9,12−オクタ
    デカジエニル基、トランス,トランス−9,12−オクタデカジエニル基、シス
    ,シス,シス−9,12,15−オクタデカトリエニル基、トランス,トランス
    ,トランス−9、12,15−オクタデカトリエニル基、シス,シス,シス−6
    ,9,12−オクタデカトリエニル基、トランス−9−オクタデセニル基、およ
    びトランス−9−ヘキサデセニル基からなる群から選ばれる請求項26の方法。
  31. 【請求項31】 前記没食子酸エステルが、没食子酸(−)−エピカテキン
    、没食子酸(−)−エピガロカテキン、没食子酸(−)−ガロカテキン、および
    タンニン酸からなる群から選ばれる請求項23の方法。
  32. 【請求項32】 前記没食子酸エステルが、薬剤化合物の1ユニット当たり
    没食子酸エステルの0.01〜100ユニットの範囲において存在する請求項2
    3の方法。
  33. 【請求項33】 前記没食子酸エステルが、薬剤化合物の1ユニット当たり
    没食子酸エステルの0.5〜2ユニットの範囲において存在する請求項32の方
    法。
  34. 【請求項34】 前記量が、化合物のCYP3A阻害のKiまたは見かけK
    iの少なくとも0.1倍の、哺乳動物の腸の管腔における没食子酸エステルの濃
    度を与えるのに充分である請求項23の方法。
  35. 【請求項35】 前記没食子酸エステルの存在下における化合物の生物学的
    利用能が、没食子酸エステルの不存在下における生物学的利用能と、完全な経口
    生物学的利用能との間の差違の少なくとも10%により、没食子酸エステルの不
    存在下におけるその化合物の生物学的利用能より大きい請求項23の方法。
  36. 【請求項36】 前記没食子酸エステルが、薬剤組成物の全体重量に対して
    、少なくとも1重量%(質量%)の没食子酸エステルを与えるのに充分な量で存
    在する請求項23の方法。
  37. 【請求項37】 前記没食子酸エステルが、没食子酸オクチル、没食子酸ラ
    ウリルおよび没食子酸メチルのうちの少なくとも2つを含む請求項23の方法。
  38. 【請求項38】 前記没食子酸エステルが薬剤化合物の対イオンとして存在
    する請求項23の方法。
  39. 【請求項39】 前記没食子酸エステルが薬剤化合物に共有結合で結合して
    いる請求項23の方法。
  40. 【請求項40】 前記薬剤化合物が、アセトアニリド、アミノアクリジン、
    アミノキノリン、アニリド、アントラサイクリン抗生物質、抗エストロゲン、ベ
    ンゾアゼピン、ベンズヒドリル化合物、ベンゾジアザピン、ベンゾフラン、カン
    ナビノイド、セファロスポリン、コルヒチン、環状ペプチド、ジベンゾアゼピン
    、ジギタリス配糖体、ジヒドロピリジン、エピフォドフィロトキシン、エルゲリ
    ン、麦角アルカロイド、イミダゾール、イソキノリン、マクロライド、ナフタレ
    ン、ナイトロジェンマスタード、オピオイド、オキサジン、オキサゾール、フェ
    ノチアジン、フェニルアルキルアミン、フェニルピペリジン、ピペラジン、ピペ
    リジン、多環式芳香族炭化水素、ピリジン、ピリドン、ピリミジン、ピロリジン
    、ピロリジノン、キナゾリン、キノリン、キノン、インド蛇木アルカロイド、レ
    チノイド、サリチレート、ステロイド、スチルベン、スルホン、スルホニル尿素
    、タキソール、トリアゾール、トロパン、またはビンカアルカロイドを含む請求
    項23の方法。
  41. 【請求項41】 請求項23の方法により製造された薬剤組成物。
  42. 【請求項42】 前記没食子酸エステルが、薬剤組成物の全体重量に対して
    、少なくとも1重量%(質量%)の没食子酸エステルを与えるのに充分な量で存
    在する請求項41の方法。
  43. 【請求項43】 既存の経口薬剤組成物の活性化合物の生物学的利用能を増
    大させる方法であって、その方法は以下を含む: 活性化合物、薬剤キャリアおよび没食子酸エステルを混合し;没食子酸エステ
    ルが、既存の薬剤組成物において投与された際のその活性化合物の生物学的利用
    能より大きい、再処方化された組成物において投与された際のその活性化合物の
    生物学的利用能を与えるのに充分な量の没食子酸エステルで存在し;前記没食子
    酸エステルが没食子酸プロピル以外である方法により、既存の組成物を再処方化
    するように、既存の組成物を再処方化する方法。
  44. 【請求項44】 前記没食子酸エステルが式: 【化3】 (式中、Rが置換または非置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール
    、フェニル、ベンジル、脂環式または複素環式の基である請求項43の方法。
  45. 【請求項45】 Rが置換または非置換のアルキル、アルケニルまたはアル
    キニル基である請求項44の方法。
  46. 【請求項46】 RがC〜C22アルキル基またはC〜C22アルケニ
    ル基である請求項45の方法。
  47. 【請求項47】 RがC〜C12アルキル基である請求項46の方法。
  48. 【請求項48】 Rが、メチル基、オクチル基およびラウリル基からなる群
    から選ばれる請求項47の方法。
  49. 【請求項49】 RがC〜C18アルケニル基である請求項46の方法。
  50. 【請求項50】 Rが、メチル基、オクチル基、ラウリル基、シス−9−ヘ
    キサデセニル基、シス−9−オクタデセニル基、シス,シス−9,12−オクタ
    デカジエニル基、トランス,トランス−9,12−オクタデカジエニル基、シス
    ,シス,シス−9,12,15−オクタデカトリエニル基、トランス,トランス
    ,トランス−9、12,15−オクタデカトリエニル基、シス,シス,シス−6
    ,9,12−オクタデカトリエニル基、トランス−9−オクタデセニル基、およ
    びトランス−9−ヘキサデセニル基からなる群から選ばれる請求項46の方法。
  51. 【請求項51】 前記没食子酸エステルが、没食子酸(−)−エピカテキン
    、没食子酸(−)−エピガロカテキン、没食子酸(−)−ガロカテキン、および
    タンニン酸からなる群から選ばれる請求項43の方法。
  52. 【請求項52】 前記没食子酸エステルが、薬剤化合物の1ユニット当たり
    没食子酸エステルの0.01〜100ユニットの範囲において存在する請求項4
    3の方法。
  53. 【請求項53】 前記没食子酸エステルが、薬剤化合物の1ユニット当たり
    没食子酸エステルの0.5〜2ユニットの範囲において存在する請求項52の方
    法。
  54. 【請求項54】 前記再処方化された経口組成物が、既存の薬剤組成物に存
    在する全ての成分にプラスして、没食子酸エステルを含む請求項43の方法。
  55. 【請求項55】 前記再処方化された経口組成物が、既存の薬剤組成物に存
    在する全ての成分より少ない成分にプラスして、没食子酸エステルを含む請求項
    43の方法。
  56. 【請求項56】 前記没食子酸エステルが、没食子酸オクチル、没食子酸ラ
    ウリルおよび没食子酸メチルのうちの少なくとも2つを含む請求項43の方法。
  57. 【請求項57】 請求項43の方法により製造された再処方化された経口薬
    剤組成物。
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