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JP2002537039A - 改良された低弾性率カバー付きゴルフボール - Google Patents

改良された低弾性率カバー付きゴルフボール

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Publication number
JP2002537039A
JP2002537039A JP2000599474A JP2000599474A JP2002537039A JP 2002537039 A JP2002537039 A JP 2002537039A JP 2000599474 A JP2000599474 A JP 2000599474A JP 2000599474 A JP2000599474 A JP 2000599474A JP 2002537039 A JP2002537039 A JP 2002537039A
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JP
Japan
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golf ball
cover
weight percent
ionomer
hard
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000599474A
Other languages
English (en)
Inventor
ネスビット,アール,デニス
メルヴィン,テランス
サリヴァン,マイクル,ジェイ
Original Assignee
スポルディング、スポーツ、ワールドワイド、インク
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by スポルディング、スポーツ、ワールドワイド、インク filed Critical スポルディング、スポーツ、ワールドワイド、インク
Publication of JP2002537039A publication Critical patent/JP2002537039A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • C08L23/02Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08L23/04Homopolymers or copolymers of ethene
    • C08L23/08Copolymers of ethene
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    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
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    • A63B37/00Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
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    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ゴルフボール(10)を構成するための改良されたカバー(14)組成物及び、この改良されたカバー(14)組成物を利用して製造された、結果として得られた低い弾性率のゴルフボール(10)に向けられている。本発明の新規のゴルフボールカバー(14)組成物は、比較的大量(すなわち約75〜約85〜90%)の少なくとも1つの軟質イオノマー樹脂の配合物を含んで成る。ゴルフボール(10)を製造するのに本発明のカバー(14)組成物が利用される場合、こうして製造されたゴルフボール(10)は、既知の硬質軟質イオノマー配合物に比べたとき、耐久性及び/又は飛距離特性を著しく犠牲にすることなく低いスイング速度で改善された競技好適性という性質を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 関連出願に対する相互参照 本発明は、1990年7月27日に出願された米国特許出願第07/559,1
77号(米国特許第5,120,791号)の一部継続出願である1992年3月
30日に出願された米国特許出願第07/860,455号の継続出願である19
94年3月28日に出願された米国特許第08/218,699号(放棄)の継続
出願である、1996年5月13日に出願された米国特許出願第08/645,
185号の一部継続出願であり、そして、この出願は、1990年7月27日に
出願された米国特許出願第07/559,177号の一部継続出願であり、199
2年4月8日に出願された米国特許出願第07/865,212号の一部継続出願
である1992年8月6日に出願された米国特許出願第07/927,922号(
放棄)の継続出願である1995年1月20日に出願された米国特許出願第08
/376,281号(放棄)の1996年5月13日に出願された米国特許出願
第08/647,276号の一部継続出願でもある。
【0002】発明の背景 本発明は、特にゴルフボールのカバー組成物の処方に充分適した改良された硬
質−軟質イオノマー樹脂混合物(又は配合物)に関する。さらに、本発明は、本
発明のカバー組成物を利用して製造された改良されたの低弾性率ゴルフボールに
向けられている。
【0003】 より詳細には、本発明は、約25〜約10(好ましくは25未満〜約15まで
)重量パーセントの硬質イオノマー樹脂及び約75〜約90(好ましくは75超
〜約85)重量パーセントの軟質イオノマー樹脂を含む低弾性率の配合物の新規
ゴルフボールカバー組成物に関する。本発明の新しい組成物は、ゴルフボール製
造特にツーピースゴルフボールの製造のために利用された場合、走行飛距離、丸
形精度、耐衝撃性及び/又は耐久性といったような特性を著しく犠牲にすること
なく高い競技好適特性(スピン速度)を示すゴルフボールを作り出す。
【0004】 イオノマー樹脂は、鎖間イオン結合を含む重合体である。その靱性、耐久性そ
して飛行特性の結果として、E.I DuPont de Nemours & Company(米国特許第4,
884,814号参照)によって「Surlyn®」という商標で、そしてさらに最
近ではExxon Corporation(米国特許第4,911,451号)により「Escor&reg
;」という商標及び「Iotek」という商品名で販売されているさまざまなイオノマ
ー樹脂が、ゴルフボールカバーを製造する上で従来の「バラタ」(トランスポリ
イソプレン、天然又は合成)ゴムよりもさらに好まれる材料となってきている。
より軟質のバラタカバーは、増強された競技好適性を示すものの、反復的プレイ
に必要な耐久性が欠如している。
【0005】 イオノマー樹脂は一般に、不飽和カルボン酸、例えばアクリル酸、メタクリル
酸又はマレイン酸のエチレン及び金属塩といったようなオレフィンのイオン共重
合体又は三元共重合体である。ナトリウム又は亜鉛といったような金属イオンは
、共重合体中の酸性基の一部分を中和して、その結果バラタに比べて、ゴルフボ
ールカバーを製造する上で増強された特性、すなわち改善された耐久性などを示
す熱可塑性エラストマーをもたらす。しかしながら、耐久性増大において得られ
る利点は、競技好適性において生じる減少によってある程度相殺されてきた。こ
れは、イオノマー樹脂が、非常に高い耐久性をもつものの、ゴルフボールカバー
製造に利用された場合に硬度がきわめて高くなる傾向を有し、こうして、飛行中
のボールを制御するために必要なスピンを付与するのに求められる軟質度に欠け
ている。
【0006】 その結果として、金属カチオンの種類及び量、基本樹脂の分子量、組成(すな
わちエチレン及びメタクリル酸及び/又はアクリル酸基の相対的含有量)及び補
強材などといった添加剤成分に応じて変化する広範囲の特性を伴う50より多い
商業グレードのイオノマーがDuPont及びExxon から現在入手可能であるが、「硬
質」イオノマー樹脂によって生み出される改善された耐衝撃性及びキャリー特性
のみならず、より技能の高いゴルファーからは今なお望まれている特性である、
以前は「軟質」バラタカバーに付随していた競技好適性(すなわち「スピン」)
特性をも示すゴルフボールカバー組成物を開発するための多大な研究が今なお続
けられている。
【0007】 このような理想的なゴルフボールを製造するためのさまざまな試みにおいて、
ゴルフ業界は、より軟質のポリウレタンといったような数多くのさらに軟質の重
合体材料と硬質イオノマー樹脂を配合してきた。しかしながら、より軟質の重合
体材料と硬質イオノマー樹脂の配合物は一般に、それらが数多くの加工上の問題
を示すという点において満足のいくものではなかった。さらに、このような組合
せによって製造されたボールは通常飛距離に欠けていた。
【0008】 さらに、さまざまな「硬−軟質イオノマー配合物」すなわち硬度及び/又は曲
げ弾性率が著しく異なるイオノマー樹脂の混合物も試みられてきた。しかしなが
ら、低弾性率のゴルフボールカバー組成物に向けられた米国特許第4,884,8
14号に記された特定の配合物の組合せが開発されるまでは、これらのボールは
、商業的に特に実行可能なものではなかった。この点において、硬−軟質イオノ
マー配合物を用いて製造されたボールは、増強された競技好適性特性を示してい
たが、連続的プレイのために必要とされる耐久性に欠けていた。
【0009】 発明者の以前の特許の1つである米国特許第4,884,814号は、さまざま
な「硬質」メタクリル酸ベースのイオノマー樹脂(すなわちASTM法D−22
40に従って測定された場合、ショアDスケール上で約60〜66の硬度をもつ
ようなイオノマー樹脂)を類似の量又はそれ以上の量の1つ以上の「軟質」イオ
ノマーメタクリル酸ベースのイオノマー樹脂(すなわちショアDスケール上で測
定した場合に約25〜40の硬度を有するようなイオノマー樹脂)と配合した場
合、先行技術の硬質イオノマーカバーよりも軟質であるだけでなく、反復的プレ
イに充分な程度の耐久性をも示すような比較的低い弾性率のゴルフボールカバー
組成物を製造することができる、という発見した事実に向けられている。これら
の比較的低い弾性率のカバー組成物は一般に、約25〜約70重量パーセントの
硬質イオノマー樹脂及び約30〜約75重量パーセントの軟質イオノマー樹脂で
構成されていた。カバー処方内へのより大きい百分率の軟質イオノマー樹脂の取
込みは一般に、それによって生み出された飛距離及び/又は耐久性での犠牲によ
り望ましくないものとみなされてきた。
【0010】 しかしながら、上述のことにも関わらず、現在では、約25〜約10(好まし
くは25未満〜約15まで)重量パーセントの1つ以上の硬質イオノマー樹脂及
び約75〜約90(好ましくは75超〜約85)重量パーセントの1つ以上の硬
質イオノマー樹脂から成る特定の硬質/軟質イオノマー樹脂の配合物が、ゴルフ
ボールカバーの構成に利用されたとき、熟練度の高いプロゴルファーに対して特
別な利点を提供する、ということがわかっている。具体的には、本発明の新しい
低弾性率のカバー組成物を使用して製造されたゴルフボールは、非常に低いクラ
ブヘッド速度で高いスピン速度を示すことが発見された。これらのボールは、低
いクラブヘッド速度の「ピッチ」又は「ウェッジ」ショットに対してより大きい
コントロールを望む高技能の及び/又はプロのゴルファーにとってきわめて有益
なものである。
【0011】 過去において、高レベルの軟質イオノマーで構成されたカバーは、軟度の増大
に伴うC.O.R.(すなわち走行飛距離)及び耐切断性の低下が原因で、非機能
的であると考えられてきた。しかしながら、P.G.A.ツアープロゴルファー及
びその他のきわめて技能の高いゴルファーにとっては、飛距離及び耐久性は一般
に関心事ではない。この線に沿っていうと、P.G.A.ツアープロゴルファーが
カバーを切断するほどひどくボールを打ち損なうことは、ほぼ絶対にあり得ない
。その上、プロゴルファーが作り出すクラブヘッド速度は、典型的にはアマチュ
アよりもはるかに速く、これにより、より大きい飛距離を生み出す。従って、ボ
ールのレジリエンス特性は、プロゴルファーにとっては平均的プレイヤほど重要
なことではない。
【0012】 その上、P.G.A.ツアープロゴルファーは通常、特にグリーン回りのショッ
トに関し、コントロールを増大させるためにあえて飛距離を犠牲にする。本発明
のボールが先行技術及びバラタでカバーされた糸巻きボールの硬質/軟質イオノ
マー配合物に比べて顕著な利点を示すのは、これらのピッチ又はハーフ及びクオ
ータウェッジショットにおいてである。
【0013】 本発明は、既知の硬質−軟質イオノマー配合物及びバラタでカバーされた糸巻
きボールに比べて高い競技好適特性(すなわち硬質度及びスピン)といった特性
を示す新しいゴルフボールカバー組成物に向けられている。これらの特性は、低
い弾性率のゴルフボールカバーを製造するため本発明の改良された硬質−軟質イ
オノマー配合物を使用して生み出すことができるということが見出された。
【0014】 以上では、本発明の最も適切な目的の一部分が概略的に記された。これらの目
的は、意図された発明のより顕著な特徴及び利用分野の一部を例示するにすぎな
いものとみなされるべきである。開示した発明を異なる形で応用することによっ
てか又は開示の範囲内で本発明を修正することによって、その他の有益な結果を
達成することが可能である。従って、以下に続く発明の概要、発明の詳細な説明
及び請求の範囲を参照することによって、本発明のその他の目的を知り、本発明
をさらに充分に理解することができる。
【0015】発明の概要 本発明は、ゴルフボールを構成するための改良されたカバー組成物及び、この
改良された組成物を利用して製造された、結果としてのゴルフボールに向けられ
ている。本発明の新規のゴルフボールカバー組成物は、硬質イオノマー樹脂,好
ましくはアクリル酸ベースのイオノマー及び最近開発されたアクリル酸ベースの
軟質イオノマーの配合物から成る。ゴルフボールを製造するのに本発明のカバー
組成物が利用される場合、こうして製造されたゴルフボールは、既知の硬質−軟
質イオノマー配合物に比べたとき、競技好適性及び/又は耐久性を犠牲にするこ
となく改善された飛距離という性質を示す。
【0016】 本発明の新規ゴルフボールカバー組成物は、約25〜約10(好ましくは25
未満〜約15まで)重量パーセントの硬質イオノマー樹脂と約75から約90(
好ましくは約10〜75超)重量パーセントの軟質イオノマー樹脂の配合物を含
む。本発明のより好ましい実施態様においては、軟質イオノマー樹脂はメタクリ
ル酸及びアクリル酸ベースの軟質イオノマー樹脂である。最も好ましくは、軟質
イオノマー樹脂はアクリル酸ベースの軟質イオノマーである。本発明のカバー組
成物がゴルフボールの製造のために利用される場合、こうして製造されたゴルフ
ボールは、既知の硬質−軟質イオノマー配合物に比べたとき、飛距離及び/又は
耐久性を著しく犠牲にすることなく、特に低いスイング速度で改善された競技好
適特性を示す。
【0017】 ゴルフボールの性能に関与する主たる特性のうちの2つは、レジリエンスと硬
度である。レジリエンスは、直接的衝撃の前後の2つの弾性球体の相対速度の比
率、又はより一般的には、はね返るボールの出速度と入速度の比率である定数の
「e」で表わされる反発係数(C.O.R.)によって決定される。その結果、反
発係数(すなわち「e」)は、ゼロから1まで変動し得るが、ここで1は弾性衝
突に等しく、ゼロは非弾性衝突に等しい。
【0018】 レジリエンス(C.O.R.)は、クラブヘッド速度、弾道角度及びボール形態
(すなわちディンプルパターン)といったような付加的な要因と共に、一般に、
打撃したときにボールが飛行することになる距離を決定する。クラブヘッド、弾
道角度は、特にゴルフボールメーカーによって容易に制御できる因子ではなく、
ゴルフボールメーカーの間で問題となる要因は、反発係数(C.O.R.)とボー
ルの表面形態である。
【0019】 中実コアボールの反発係数(C.O.R.)は、成形されたコア及びカバーの組
成の一関数である。糸巻きコアを含むボール(すなわち液体又は固体の中心、弾
性巻線及びカバーを含むボール)においては、反発係数は、中心及びカバーの組
成のみならずエラストマー巻線の組成及びテンションの関数である。コアとカバ
ー双方ともに反発係数によるものであるが、本発明は、カバー組成物に影響され
る反発係数に唯一向けられる。
【0020】 この点において、ゴルフボールの反発係数は、一般に、硬質表面に対し一定の
与えられた速度でボールを推進し、ボールの入及び出速度を電子的に測定するこ
とによって計測される。上述のように、反発係数は入速度に対する出速度の割合
である。反発係数は、ボールが米国ゴルファー協会(「U.S.G.A.」)によっ
て規定された仕様の範囲内に入るよう、全ての市販ゴルフボールにおいて、入念
に制御されなくてはならない。この線に沿って、U.S.G.A基準は、「規則準
拠」ボールが1秒あたり255フィートを超える初期速度(すなわちクラブを離
れる速度)を有することができないということを指示している。ボールの反発係
数はボールの初速度に関係づけされることから、増強された競技適合性(すなわ
ちスピンなど)を生み出すため充分な柔軟度(すなわち硬度)をもつ一方で、初
速度に対するU.S.G.A.の限度にきわめて近くなるよう充分に高い反発係数を
もつボールを製造することがきわめて望ましい。
【0021】 ボールの硬度は、ゴルフボールの性能に関与する第2の主な特性である。ボー
ルの硬度は、打撃時のボールの競技適合性及び生成される音、つまり「クリック
」に影響を及ぼしうる。硬度は、ボールの直径を横断して適用されたさまざまな
負荷条件下でのボールの変形(すなわち圧縮力)として決定される(すなわち圧
縮力値が低くなればなるほど、材料は硬くなる)。「より軟質の」カバーによっ
て、秀でたゴルファーは適切なスピンを付与することができるようになる。これ
は、より軟質のカバーが、「より硬質の」イオノマー樹脂カバーをもつボールに
比べて衝撃時により一層変形するからである。その結果、こうして、より優れた
プレイヤはボールに対し、フェード、ドロー又はバックスピンをかけ、競技好適
性を高めることができる。このような特性は、以下で記す「9番アイアン」スピ
ン速度試験といったようなさまざまな「スピン速度試験」によって決定すること
ができる。
【0022】 従って、本発明は一般に、低弾性率のカバー組成物を作るべく中実又は糸巻き
コアのまわりに成形された時点で、より技能の高い又はプロのゴルファーが利用
した場合にボールの耐久性(すなわち耐衝撃性など)及び飛距離といった特性に
実質的に不利な影響を及ぼすことなく増強された競技好適性(すなわち硬度/軟
度、スピン速度など)という特性を示すゴルフボールを生み出すような新しい硬
質−軟質イオノマー配合物に向けられている。非常に低いクラブヘッド速度でさ
え高いスピン速度を生み出すゴルフボールは、より高いコントロール又は「ピッ
チ」又は「ウェッジ」ショットを望むプロゴルファーのために特に有用である。
【0023】 本発明のこれらの及びその他の目的及び特徴は、以下の記述及び請求の範囲か
ら明らかになることだろう。
【0024】発明の詳細な説明 本発明は、ゴルフボールを構成するための改良されたカバー組成物に関する。
より詳細には、本発明は、ゴルフボールのカバー素材を処方するのに利用された
場合、先行技術の硬質−軟質イオノマー配合物によって製造されたゴルフボール
に比べて類似であるか又は改善された競技好適特性(すなわちより高いRiehle圧
縮力、より低いショア硬度値、低いクラブヘッド速度での高いスピン速度)を伴
うより長い飛距離を含めて、増強された特性をもつ低弾性率のゴルフボールを生
成するような、硬質及び軟質イオノマーの改善された配合物に向けられている。
本発明の硬質−軟質イオノマー配合物によって生成される改善された特性は、以
下に示された硬質イオノマー樹脂と共に取込まれたとき、より低い曲げ弾性率及
び硬度(すなわち増強された軟度)及び改善された反発係数を有するカバー組成
物を生成する、最近開発されたアクリル酸ベースの軟質イオノマーの使用に起因
するものである。
【0025】 本発明の硬質−軟質イオノマー配合物によって生成される改善された特性は、
少量(すなわち約25又は25未満〜約15〜10重量パーセントまで)の硬質
イオノマー樹脂と共に取込まれたとき、より低い曲げ弾性率及び硬度(すなわち
増強された軟度)をもつカバー組成物を生み出すような大量の(すなわち約75
又は75以上から約85〜90重量パーセントまで)の軟質イオノマーの使用に
起因するものである。カバー組成物は、糸巻き又は中実コアのまわりで成形され
た時点で、あらゆるクラブヘッド速度で、特にきわめて低いスイング速度で先行
技術及びバラタカバーの備わったボールに比べて増強された競技好適特性(スピ
ン速度)を付与されたツーピース又は多層ゴルフボールを生成する。
【0026】 本発明で使用するのに適した硬質(高弾性率)イオノマーには、ASTM法D−
2240に従って測定された場合、ショアD尺度で50より大きい硬度、及びA
STM法D−790に従って測定された、約15,000〜約70,000psi
の曲げ弾性率をもつイオノマーが含まれている。
【0027】 カバー組成物を生成するのに利用される硬質イオノマー樹脂は、2〜8個の炭
素原子をもつオレフィンと3〜8個の炭素原子をもつ不飽和モノカルボン酸の反
応生成物のナトリウム、亜鉛、マグネシウム又はリチウム塩であるイオン共重合
体である。共重合体のカルボン酸基は、全体的に又は部分的に(すなわち15〜
75パーセント)中和され得る。
【0028】 好ましくは、硬質イオノマー樹脂は、エチレンとアクリル酸及び/又はメタク
リル酸との共重合体であり、エチレンとメタクリル酸の共重合体が最も好ましい
。さらに、2つ以上の種類の硬質イオノマー樹脂をカバー組成物の形に配合して
、結果として得られるゴルフボールの所望の物性を生み出すこともできる。
【0029】 特許の範囲は上述のパラメータ内に入る全ての既知の硬質イオノマー樹脂を包
含するものの、比較的制限された数のこれらの硬質イオノマー樹脂しか商業的に
利用可能ではない。この点において、E.I. Dupont de Nemours & Companyから「
SurlynTM」の商標で、及びExxon Corporation から「EscorTM」の商標又は「Iot
ek」という商品名で入手可能である硬質イオノマー樹脂が、以下に詳細が示され
る特定の組み合わせにおいて本発明で利用されうる商業的に入手可能な硬質イオ
ノマー樹脂の例である。
【0030】 「EscorTM」という呼称の下で紹介され、現在「Iotek」という新しい呼称の下
で販売されている硬質イオノマー樹脂は、「SurlynTM」の商標で販売されている
硬質イオノマー樹脂に幾分か類似している。しかしながら、「Iotek」イオノマ
ー樹脂は、ポリ(エチレンアクリル酸)のナトリウム又は亜鉛塩であり、「Surl
yn」樹脂はポリ(エチレンメタクリル酸)の亜鉛、ナトリウム、リチウムの塩で
あることから、特性に関し明確な差異が存在する。更に、「Iotek」及び「Surly
n」硬質イオノマー樹脂の種々の配合物、並びに他の入手可能なイオノマー樹脂
も本発明で利用可能である。
【0031】 本発明において利用されうる市販の硬質イオノマー樹脂の例としては、「Surl
ynTM8940」の商標で販売されている硬質ナトリウムイオン共重合体、「Surl
ynTM9910」の商標で販売されている硬質亜鉛イオン共重合体、及び「Surlyn TM 7930」又は「SurlynTM7940」の商標で販売されている硬質リチウムイ
オン共重合体が含まれる。SurlynTM8940は、約29%がナトリウムイオンで
中和される約15重量パーセントの酸を伴う、メタクリル酸とエチレンの共重合
体である。この樹脂は、約2.8の平均メルトフローインデックスをもつ。Surly
nTM9910は、約58%が亜鉛イオンで中和される約15重量パーセントの酸
を伴うメタクリル酸とエチレンの共重合体である。SurlynTM9910の平均メル
トフローインデックスは約0.7である。SurlynTM7930及びSurlynTM794
0は、メルトインデックスが異なる、2つの同様なリチウム中和化ポリ(エチレ
ン−メタクリル酸)イオノマーである。SurlynTM9910と8940の典型的な
特性を下記の図1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】 さらに、Exxon Corporation によって「Iotek」という商品名で販売されてい
る、本発明の中で使用するのに適したアクリル酸ベースの硬質イオノマー樹脂の
例としては、「Iotek 4000」(以前は「Escor 4000」)、「Iotek 40
10」、「Iotek 8000」(以前はEscor 900)、「Iotek 8020」及び
「Iotek 8030」が内含されている。Iotek 硬質イオノマーの典型的特性は、
以下の表2に記されている。
【0034】
【表2】
【0035】 本発明の配合物を処方するために利用される軟質(低弾性率)イオノマーは、
アクリル酸又はメタクリル酸ベースの軟質イオノマーである。これらの軟質イオ
ノマーは、一般に、約2〜8個の炭素原子をもつオレフィン反応生成物、アクリ
ル又はメタクリル酸、及び1〜21個の炭素原子をもつアクリレ−トエステルク
ラスの不飽和単量体のそれぞれナトリウム、亜鉛、マグネシウム又はリチウム塩
から構成されるものとして特徴づけることができる。共重合体のカルボン酸基は
、完全に又は部分的に(すなわち、約15〜75パーセント)中和することがで
きる。
【0036】 好ましくは、軟質イオノマー樹脂は、約2〜8個の炭素原子をもつオレフィン
、アクリル酸及び/又はメタクリル酸、及びより好ましくはエチレン、メタクリ
ル酸、メチル又はブチルアクリレートから成る1〜21個の炭素原子をもつアク
リレートエステルクラスの不飽和単量体のそれぞれ三元共重合体のナトリウム又
は亜鉛塩である。さらに、2種以上のタイプの軟質イオノマー樹脂をカバー組成
物の形に配合して、結果として得られるゴルフボールの所望の特性を生み出すこ
とができる。
【0037】 本発明の配合物を処方するために利用される軟質(低弾性率)イオノマーは、
アクリル酸ベースの軟質イオノマーが最も好ましい。これらの軟質イオノマーは
、約2〜8個の炭素原子をもつオレフィン、アクリル酸、及び2〜22個の炭素
原子をもつアクリレートエステルクラスの不飽和単量体のそれぞれ三元共重合体
のナトリウム又は亜鉛塩から構成されるものとして特徴づけることができる。軟
質イオノマーは、アクリル酸ベースの重合体及びアクリレートエステルクラスの
不飽和単量体から作られるのが好ましい。軟質(低弾性率)イオノマーは、ショ
アD尺度で測定された場合、約20〜約40(好ましくは、約30〜約40)の
硬度、及びASTM法D−790に従って測定された場合に約2,000〜約1
0,000psi(好ましくは、約3,000〜約7,000psi)の曲げ弾性率を
有する。
【0038】 より詳細には、本発明者は、比較的大量の上述の軟質イオノマーが以下でさら
に明確に規定し例中で実証する組合せで上述の特定の硬質イオノマーと共に利用
された場合、ゴルフボールの構成のために利用されたとき、全体的組合せは、Sp
aldingの現在のTour EditionTM100ボール(すなわち米国特許第4,884,
814号)を製造するのに用いられる硬質−軟質イオノマー配合物を含めたさま
ざまな硬質−軟質イオノマー配合物によって製造されたゴルフボールに比べ、低
いスイング速度で(すなわちフル9番アイアン、フルウェッジ及びオープンウェ
ッジショットで)より高いスピン速度,より低い硬度値及び比較的類似のC.O.
R.及び圧縮力値をもつゴルフボールを作り出す、ということを発見した。さら
に、Acushnet Co.から入手可能なTitleistTM Tour100といったような市販の
バラタカバー付きゴルフボールと比べると、本発明のゴルフボールは、改善され
たスピン速度,C.O.R.(すなわち飛距離)及び耐久性値を示す。
【0039】 さらに、本発明者は、Spalding & Evenflo Companies, Inc., Tampa, Florida
の一部門である Spalding Sports Worldwideのために Exxon Corporationが最
近開発した新しいアクリル酸ベースの実験的軟質イオノマーが、以下でより明確
に規定し例中で実証している組合せで上述の特定の硬質イオノマーと共に利用さ
れた場合、加工性及び明澄性における改善が見られるばかりでなく、ゴルフボー
ルの構成のために利用された場合、全体的組合せは、Spaldingの現在のTour Edi
tionTMボールを製造するのに利用された軟質−硬質イオノマー配合物を含めた既
知の硬質−軟質イオノマー配合物によって製造されたゴルフボールと等しいか又
はそれよりも軟らかい硬度でより高い反発係数値(すなわち、より長い飛距離)
をもつゴルフボールを生み出す。
【0040】 本発明で使用するのに適した軟質イオノマー樹脂の例として、Exxon Corporat
ionにより呼称「Iotek7520」(中和及びメルトインデックスの差から、LD
X195、LDX196、LDX218及びLDX219と経験的に呼ばれる)
及び「Iotek 7510」により最近開発されたエチレン−アクリル酸ベースの軟
質イオノマー樹脂、並びに呼称「SurlynTM8265」及び「SurlynTM8269」
でDuPontが販売したエチレン−メタクリル酸ベ−スの軟質イオノマー樹脂がある
【0041】 この点において、本発明者は、Exxon Corporation により「Iotek7520」
、「Iotek7510」という呼称で最近開発された新しいエチレン−アクリル酸
ベースの軟質イオノマー樹脂を、上述のもののような既知の硬質イオノマーと組
み合わせると、見出した。この組合せにより、同等の又はより軟かい硬度、より
高いメルトフローでより高いC.O.R.(これは改善された、より効率のよい成
形、すなわちより低い不良率に対応する)ならびに、より低い全体的原料コスト
及び改善された収率により既知の硬質−軟質イオノマー配合物によって製造され
るボールに対する著しいコスト節約を生み出す。
【0042】 Exxon がIotek7520という呼称で販売する予定の樹脂の正確な化学組成は
、Exxon が所有権主張可能な機密情報であるとみなしているものであるが、Exxo
n の実験的製品データシートは、Exxon により開発されたエチレンアクリル酸亜
鉛イオノマーの下記の物性を列挙している。
【0043】
【表3】
【0044】 加えて、発明者が収集した試験データは、Iotek 7520樹脂が、約32〜3
6のショアD硬度(ASTM D−2240による)、3±0.5g/10分のメ
ルトフローインデックス(温度190℃、ASTM D−1288による)、約
2500〜3500psi の曲げ弾性率(ASTM D−790による)を有する
ということを示している。さらに、熱分解質量分析法により独立した研究所が実
施した試験は、Iotek 7520及びIoteku7510樹脂が全体としてエチレン、
アクリル酸及びメチルアクリレートの三元共重合体の亜鉛塩であることを示して
いる。
【0045】 本発明において使用するのに適したメタクリル酸ベースの軟質(低弾性率)イ
オノマー樹脂の例としては、Surlyn®8265及びSurlyn®8269があ
る。これらのイオノマーの典型的特性は以下に列挙されている。
【0046】
【表4】
【0047】 さらに、本発明者は、Exxon Corporation からIotek7510という呼称で市
販されているアクリル酸ベースの軟質イオノマーが、上述の硬質イオノマーと組
合わされた場合に、既知の硬−軟質イオノマー配合物によって生成されるものと
同等の又はそれより軟かい硬度でより高いC.O.R値を示すゴルフボールカバー
を製造する上で有効である、ということを見出した。この点において、Iotek7
510は、(米国特許第4,884,814号に開示されたSurlyn8265及びSu
rlyn8269の組合せといったような)当該技術分野で既知のメタクリル酸ベー
ス軟質イオノマー配合物と比べた場合、Iotek7520樹脂により生み出される
利点(すなわち、改良された流動性、等しい硬度でのより高いC.O.R値、増大
した明澄度など)を有するゴルフボールを生成する。
【0048】 さらに、Iotek7510は、Iotek7520と比較したとき、Iotek7510の
より高い硬度及び中和に起因して同等の軟度/硬度でわずかに高いC.O.R.値
を生み出す。同様にして、Iotek7510は、そのIotek7520に比べてわずか
に高い剛性及びより低い流量に起因して、より優れた離型(金型キャビティから
の)特性を生み出す。このことは、軟質カバーボールが金型内での粘着及びそれ
に伴って突出装置からの打抜きピンマークによって歩留りが低下する傾向にある
ような生産において重要なことである。
【0049】 Exxon によると、Iotek7510は、Iotek7520と類似の化学組成をもつも
のである(すなわち、エチレン、アクリル酸及びアクリル酸メチルの3元共重合
体の亜鉛塩)が、より中和度が高い。FTIR分析に基づくと、Iotek7520
は、約30〜40重量%だけ中和されていると推定され、Iotek7510は、約
40〜60重量%だけ中和されていると推定されている。Iotek7520のもの
と比べたIotek7510の典型的な特性は、下記に示されている。
【0050】
【表5】
【0051】 以上で言及しそして以下で例中により明確に示されているように、最近開発さ
れたエチレン−アクリル酸ベースの軟質イオノマー(すなわちIotek7520及
びIotek7510樹脂)は、さまざまな硬質イオノマー、特にEsor®硬質イオ
ノマーと組合せた場合、関連する主題に関する米国特許第4,884,814号に
規定されているものを含めた既知の硬質−軟質イオノマー配合物に比べて、類似
の又はより軟質の硬度でのより長い飛距離を含めた増強された性質を示すゴルフ
ボールを生み出す。この線に沿って、 '814特許は、Spaldingの現行のTour E
ddition®´ゴルフボールを処方するために利用されるような配合物に類似し
たものであるさまざまな硬質−軟質Surlynイオノマー配合物に向けられているも
のの、そこで開示されている軟質Surlynイオノマー(すなわちSurlyn8265及
び8269樹脂)はポリ(エチレン−メタクリル酸−ブチルアクリレート)タイ
プのものである。発明者は今や、アクリル酸を含有する軟質イオノマー(すなわ
ちIotek7520及びIotek7510樹脂)を使用することにより、それがさまざ
まな既知の硬質樹脂との組合せで使用された場合、耐久性を維持しながら飛距離
及び硬度(軟度)に関してより望ましいゴルフボールが生み出されるということ
を発見した。
【0052】 図に示されているように、改善された硬質−軟質イオノマー配合物を含有する
本発明のさらに優れたゴルフボール10は、一般に、中央コア12及び外部カバ
ー14から製造することができ、ここで外部カバーは、少なくとも1つの硬質イ
オノマー樹脂を約25〜約10重量パーセントと少なくとも1つの軟質イオノマ
ー樹脂約75〜約90重量パーセントの配合物から成る組成物で作られている。
中央コアは、中実又は糸巻きのいずれでもよく、又は1つ以上の層を内含するこ
ともできる(すなわち多層技術)。好ましくは、イオノマー樹脂はメタクリル酸
及びアクリル酸ベースのイオノマーである。最も好ましくは、アクリル酸ベース
のイオノマーが使用される。
【0053】 より好ましくは、耐久性及び飛行距離における著しい犠牲を払うことなく改善
された競技好適性(すなわち低いクラブヘッドスイング速度での増強されたスピ
ン速度,硬度/軟度、圧縮力の特性など)という性質を示すゴルフボールを、コ
アと25未満〜約15重量パーセントの少なくとも1つの硬質イオノマー樹脂と
75超〜約85重量パーセントの軟質イオノマー、好ましくはアクリル酸ベース
のイオノマー樹脂から成る組成物で作られているカバーで製造することができる
、ということが発見された。
【0054】 利用される硬質イオノマーがExxon によりIotekという呼称で販売されていて
、特にIotek4000及びIotek8000といったもののようなポリ(エチレンア
クリル酸)のナトリウム又は亜鉛塩であり、利用される軟質イオノマーが、Exxo
n からIotek7520及びIotek7510という呼称で最近開発された新しいアク
リル酸ベースの軟質イオノマーである場合、さらに優れた結果を達成することが
できる。
【0055】 染料(例えば、Whitaker, Clark,and Daniels of South Plains field, NJに
よって販売されているUltramarine Blue)(米国特許第4,679,795号を参
照のこと);二酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム及び硫酸亜鉛といったよう
な顔料;UV吸収剤;酸化防止剤;静電防止剤及び安定剤を含めた付加的な材料
も、本発明の組成物に添加することができる。一般に、添加剤は、望ましい濃度
のマスターバッチを提供するべくカバー組成物内で使用されるべきイオノマーと
混和され、次に望ましい量の添加剤を提供するのに充分な量のマスターバッチが
、イオノマー配合物と混和される。その上、本発明のカバー組成物も、本発明の
ゴルフボールカバーによって生み出される所望の性質が損なわれないかぎりにお
いて、可塑化剤、加工助剤などといった軟化剤及びグラスファイバー及び無機充
てん剤といったような補強材料を含有することもできる。
【0056】 本発明のカバー組成物は、従来の溶融配合手順に従って製造することができる
。一般に、硬質イオノマー樹脂は、成形に先立ち、バンバリータイプのミキサー
、2本ロール機又は押出し機内で軟質イオノマー樹脂と配合される。配合された
組成物は次にスラブの形に造形され、成形が望まれるまでこのような状態に維持
される。必要ならば、成形プロセスの開始前に、無機充てん剤、酸化防止剤、安
定剤及び/又は酸化亜鉛といったようなさらなる添加剤を添加し、均質に混合す
ることもできる。あるいはまた、ペレット化した樹脂とカラーマスターバッチの
単純な乾燥配合物を調製し、金型内への射出に先立って均質化がバレルの混合区
分内で行なわれる射出成形機の中にこれを直接補給することもできる。
【0057】 本発明のゴルフボールは、現在ゴルフボール技術において周知である成形プロ
セスにより製造することができる。具体的には、ゴルフボールは、直径約1.6
80インチで重量が約1.620オンスのゴルフボールを生成するべく糸巻き又
は中実成形コアのまわりに新規のカバー組成物を射出成形又は圧縮成形すること
によって製造される。ボールの直径及び重量の両方についての基準19は、米国
ゴルフ協会(U.S.G.A.)によって設定されている。本発明では、中実コア及
び糸巻きコアの両方を利用することができるが、コストがより低く性能がより優
れていることから、中実の成形コアの方が糸巻きコアよりも好ましい。
【0058】 従来のソリッドコアは、典型的には、高いシス含有率のポリブタジエン及びモ
ノ又はジアクリル酸亜鉛又はメタクリル酸亜鉛といったようなα、β、エチレン
不飽和カルボン酸の金属塩を含む未硬化又は軽く硬化されたエラストマー組成物
のスラッグから圧縮成形される。コア内により高い反発係数を達成するため、製
造業者は、酸化亜鉛のような少量の金属酸化物の充てん剤を内含させることがで
きる。さらに、完成ボールが1.620オンスというU.S.G.Aの重量上限によ
り接近するようにコア重量を増加するため、望ましい係数へ到達するために必要
である量よりも、より大量の金属酸化物を内含させることもできる。相容性ある
ゴム又はイオノマー及びステアリン酸といったような低分子量の脂肪酸を含め、
コア組成物中にその他の材料を使用することが可能である。過酸化物といったよ
うな遊離ラジカル重合開始剤がコア組成物と混和され、それにより、熱及び圧力
の適用時点で、複雑な硬化もしくは架橋反応が起るようになっている。
【0059】 本明細書で使用する「中実コア」という語は、ワンピースコアのみならず、米
国特許第4,431,193号にあるようなカバーより下でコアより上にある別個
の固体層をもつようなコア及びその他の多層及び/又は非糸巻きコアをも意味し
ている。
【0060】 糸巻きコアは一般に、固体又は液体が充てんされたバルーンセンタのまわりに
非常に長い弾性の糸を巻きつけることによって製造される。弾性の糸は、一般に
直径約1.4〜1.6インチの完成コアを製造するべくセンタのまわりに巻きつけ
られる。コア材料は本発明の一部を成すものではないことから、本発明のカバー
組成物と共に利用可能な特定のタイプのコア材料に関する詳細な論述は、本明細
書では行われていない。この点に関し、本発明のカバー組成物はあらゆる標準的
なゴルフボールコアと合わせて使用することが可能である。
【0061】 指示したとおり、本発明のゴルフボールは、従来の成形プロセスによってコア
のまわりに本発明の組成物から成るカバーを形成することによって製造されうる
。例えば、圧縮成形では、カバー組成物は、約380°F〜約450°Fでの射
出を介して平滑な表面の半球形シェルの形に形成され、これらのシェルは次にデ
ィンプル付きゴルフボール金型内でコアのまわりに位置づけされ、200〜30
0°Fで2〜10分間の圧縮成形に付され、それに続いて2〜10分間、50〜
70°Fで冷却され、シェルは融合されて単体構造のボールを形成することにな
る。さらに、ゴルフボールは、射出成形によって製造することもでき、その場合
、カバー組成物は50°F〜約100°Fの金型温度で一定の時間ゴルフボール
金型のセンタ内に設置したコアのまわりに直接射出される。成形後、製造された
ゴルフボールには、バフ磨き、塗装及びマーキングといったようなさまざまなさ
らなる加工段階を行うことができる。
【0062】 本発明の新規の硬質−軟質イオノマー樹脂の組合せから製造された、結果とし
て得られるゴルフボールは、走行、飛距離及び耐久性について著しい犠牲を払う
ことなく技術的現状に比べ増強された競技好適性という性質を示す。これは、上
述したような、特定の硬質/軟質イオノマー樹脂配合物率の使用に起因するもの
であり、さらに具体的には以下の例で示されている。
【0063】 本発明は、特定の成分の部が重量で表わされている以下の例によって例示され
る。本発明はこれらの例に制限されるわけではなく、その精神及び範囲から逸脱
することなく本発明にさまざまな変更及び修正を加えることが可能であるという
ことを理解すべきである。
【0064】実施例 下表6に記されている成分を配合することによって、一連の中実の成形コアが
生成された。この点に関して、ピンクのコアは、圧縮力90のゴルフボール用の
コアの代表的なものであり、グリーン及びホワイトコアは圧縮力100のゴルフ
ボールの代表的なものである。
【0065】 さらに、表7に記された処方に従って、一連のカバー組成物が製造された。な
おこの表中、カバー処方B及びCは、本発明に従ったメタクリル酸ベースの軟質
イオノマーを含む代表的カバー組成物であり、処方Aは、本発明の範囲外の量で
はあるがメタクリル酸をも含有する米国特許第4,884,814号のカバー組成
物を代表するものである。
【0066】 表6の成形コアと表7のカバー組成物を利用して、以上で簡単に記した加工手
順に従って多数のツーピース完成ゴルフボールが作られた。完成ボールが生み出
した結果は、下表8及び9に記されている。さらに成形ボールの性質も、バラタ
カバーボールを含めた一般に優れた競技好適特性をもついくつかの市販ゴルフボ
ールと比較された。
【0067】 例中で、本発明の軟質イオノマー−硬質イオノマー配合物を含有するカバー処
方(例3〜4及び8〜11)は、米国特許第4,884,814号の主題である現
在のTour EditionTM100ボール(例1〜2参照)を製造するのに利用された硬
質−軟質イオノマー配合物を含めた硬質−軟質イオノマー配合物と比較された。
さらに、本発明の軟質イオノマー−硬質イオノマー配合物で処方されたカバー組
成物によって生み出される性質は、現在Spalding & Evenflo Companies, Inc.,
Tampa Floridaによって販売されているTour EditionTM90(例7及び15)、T
our EditionTM100(例6及び14)及びTop FliteTM II(例16)ボールな
らびにAcushet Co.によって販売されているTitleistTM Tour90及び100(バ
ラタ)ボール(例5及び12〜13)を含めた入手可能な広範な競技用ゴルフボ
ールといった市販の代表的製品により生み出される特性と比較された。この線に
沿って、現行のTour EditionTMボールは、それが、歴史的にバラタカバーの糸巻
きボールでのみ得られたより優れたコントロールを要求するゴルファーのニーズ
を満たすツーピース(中実コア、成形カバー)ボールであるという点で、独特の
ものである。それは、距離に直接関係する反発係数における犠牲は少なくしなが
らより優れた競技好適性を提供する。
【0068】 Tour EditionTM100ボールは、Tour EditionTM90ボールよりもわずかに軟
質のカバーを有し、独特の422Hexディンプル設計を利用する。Tour EditionT M 100ボールは、これまでに製造されたその他のどのSpaldingボールよりも密
にプロ/ツアーゴルファーの要求を満たしている。
【0069】 Top FliteTMボールは、「硬質の」Surlyn又はIotek イオノマー樹脂ボールで
あると考えられている。そのボールの硬度の結果として、Top FliteTMボールは
、ゴルファーにとってコントロールのむずかしいボールである。一般に、ゴルフ
ボールは硬度が高くなればなるほど、ゴルファーがそれにスピンを加えること、
ひいては飛行中のボールをコントロールすることがますますむずかしくなる。し
かしながら、その傑出した耐久性及び最大の飛距離の結果として、このボールは
、大部分のゴルファーによって広く受け入れられている。
【0070】 TitleistTM Tourボールは、Acushnet Companyにより商標登録され販売されて
いる糸巻きボールである。P.G.A.ツアーに昔から存在していること、P.G.
A. のプロ達に販促奨励品として提供されていることが理由で、これらは、耐久
性と飛距離に実質的な欠点があるにもかかわらず今なおP.G.A.のツアープロ
ゴルファーによって最も頻繁に利用されているボールである。
【0071】 本発明は、ゴルフボールカバー構成のために利用されたとき現在のTour Editi
onTM100ボール及びバラタカバー付きのTitleistTMツアーボールの競技好適特
性を上回る低弾性率のゴルフボールを製造する硬質イオノマーと軟質イオノマー
のさまざまな配合物に向けられている。
【0072】 この点に関して、下表6、7、8及び9で記されているカバー処方は、0.0
690〜0.0540インチの公称カバー厚みをもつ直径約1.680インチのゴ
ルフボールを製造するため約1.542〜1.572インチの完成直径をもつ表6
に記された中実タイプのコアのまわりに400°Fで射出成形された。カバー処
方のためのRiehle圧縮力、反発係数(C.O.R.),ショア硬度、耐衝撃性及び
スピン速度といった特性が決定された。各例についてのデータは、望ましい方法
に従って製造された1ダースのボールについて平均データを表わしている。特性
は、以下のパラメータに従って測定された。
【0073】 Riehle圧縮力は、200ポンドの固定静荷重下におけるゴルフボールの変形の
インチ単位による尺度である。P.G.A.圧縮力は、160からRiehle圧縮力を
減算することによって決定される。
【0074】 反発係数(C.O.R.)は、テスト砲の砲口から12フィートのところに位置
づけされた鋼板に対し結果として得られたボールを毎秒125フィートの速度で
空気テスト砲内で発射させることによって測定された。このときはね返り速度が
測定された。はね返り速度を順方向速度で除し、反発係数を得た。
【0075】 ASTM試験D−2240に従って、ショア硬度を測定した。
【0076】 耐切断性は、以下の手順に従って測定された。すなわち、前縁半径が1/32
インチ、ロフト角度が51度、ソール半径が2.5インチそしてバランス角度が
7度であるものとして、ピッチングウェッジの前縁に対し毎秒135フィートで
ゴルフボールを発射する。
【0077】 本明細書でテストされたボールの耐切断性は、1〜5のスケールで評価された
。1は、カバーを通ってコアまで完全に延びている切断を表わす; 2は、カバ
ーの中に完全に延びてはいないものの表面を破損している切断を表わす; 3は
カバーの表面を破損しないものの、永久的な痕跡を残す; 4は、永久的である
ものの3ほどはひどくないわずかな皺を残す; そして5は、目に見えるくぼみ
又は何らかの損傷が全くないことを表わしている。
【0078】 ゴルフボールのスピン速度は、得られたゴルフボールを9番アイアン、フルウ
ェッジ及びオープンウェッジで打つことによって測定され、ここで9番アイアン
のクラブヘッド速度は毎秒約105フィート(fps)であり、フルウェッジは9
5fps,オープンウェッジは60fpsである。スピン速度は、ストップアクション
ストロボ写真を用いて飛行中のボールの回転を観察することによって測定された
【0079】 初期速度は、U.S.G.Aによって測定されているようなテストに従って毎秒
143.8フィートのハンマー速度で打撃されたときのゴルフボールの速度であ
る。
【0080】
【表6】
【0081】
【表7】
【0082】
【表8】
【0083】
【表9】
【0084】 例についての考察 以上の例は、比較的少量の硬質イオノマー(すなわち約25未満〜約15〜1
0重量パーセント)と組合わせた形で比較的大量の軟質イオノマー(すなわち約
75又は75以上〜約85〜90重量パーセント)を使用することによって、低
いスイング速度で改善された圧縮力及び競技好適特性を示すゴルフボールが製造
されるということを示している。具体的に言うと、表8の例(ここで例3及び4
が現発明を表わしている)は、3つの異なるクラブヘッド速度で(すなわち上述
のとおり、フル9番アイアンは約105fps,フルウェッジは95fpsそしてオー
プンウェッジは60fpsのクラブヘッド速度でテストされた)のボールの特性及
びスピン速度を示す。Tour EditionTM100ボール及び例1及び2のカバー処方
(すなわち米国特許第4,884,814号の技術)は、フル9番アイアンによっ
て生み出される比較的速いクラブヘッド速度でTitleistTM Tour「バラタ」カバ
ー糸巻きボールと等しいか又はそれを超えるスピン速度を有するものの、フル又
はオープンウェッジのより低いクラブヘッド速度を用いて生み出されたスピン速
度は、TitleistTMバラタボールに比べ '814特許のボールについてより低いも
のとなっているということが実証されている。しかしながら、本発明のボール(
すなわち表8の例3及び4)は、バラタカバーのTitleistTMボールよりも高いC
.O.R.(増強された走行距離)及び実質的により優れた耐切断性をもつ一方で
、全ての条件下でTitleistバラタカバー糸巻きボールのスピン速度を上回ってい
る。
【0085】 表9で記されている例は、バラタカバー付きTitleistTM糸巻きボールと比べて
、異なる圧縮力のコアを伴う、80〜85重量パーセントが軟質イオノマーであ
る本発明のカバー組成物の配合物(すなわち例8〜11)がスピン速度,C.O.
R.及び耐切断性において有利であることを、さらに実証している。
【0086】 データは、本発明の範囲が、約75〜約85〜90パーセントの軟質イオノマ
ーであり、より好ましい範囲が75超〜約85パーセントの軟質イオノマーであ
り、最も好ましい範囲が約85パーセントの軟質イオノマー(すなわち例11)
であることを示唆している。
【0087】 その結果、本発明の新しい硬質−軟質イオノマー配合物は、飛距離及び/又は
耐久性に関して著しい犠牲を払うことなく増強された競技好適性(特に低いスイ
ング速度での)という特性を示すゴルフボールを生み出す。
【0088】 さらに、本発明のアクリル酸ベースの軟質イオノマー−硬質イオノマー配合物
を含有するカバー処方が、米国特許第4,884,814号の主題である現行のTo
ur Edition®ボール(例3、11及び24参照)を製造するために利用され
た硬質−軟質イオノマー配合物を含めた先行技術の硬質−軟質イオノマー配合物
と比較された。
【0089】 本発明のアクリル酸ベースの軟質イオノマー−硬質イオノマー配合物で処方さ
れたカバー組成物により生み出される特性は、現在Spalding & Evenflo Compani
es Inc., Tampa, Florida によって販売されているTour EditionTM,Tour Editi
onTM100及びTop Flite® IIボールならびに市販のさまざまな競技用ゴル
フボールを代表するカバー材料によって生み出される特性と比較された。Tour E
ditionTM100及びTop FliteTMボールを製造するのに利用される特定の処方は
所有権主張できるものであるが、比較を目的としてカバー付きゴルフボールを製
造するために以下で記すものと同じ処理条件下で、これらの処方を利用した。
【0090】 この線に沿って、現在のTour EditionTMボールは、それが、歴史的にバラタカ
バーの糸巻きボールによってのみ得られたさらに優れたコントロールを要求する
ゴルファーのニーズを満たすツーピースソリッドコア成形カバーボールであると
いう点で、独特のものである。これは、飛距離に直接関係する反発係数を犠牲に
して、より優れた競技好適性を提供する。
【0091】 Tour EditionTM100ボールは、Tour EditionTMボールよりもわずかに軟質の
カバーを有し、独特のツインディンプル設計を利用している。Tour Edition&reg
;100ボールは、以前に製造されたその他のいずれのSpaldingボールよりもツ
アープロゴルファーの要求を綿密に満たしている。
【0092】 Top FliteTMボールは、「硬質の」Surlyn又はIotek イオノマー樹脂ボールで
あるとみなされている。その硬度の結果として、Top FliteTMボールは、ゴルフ
ァーにとってコントロールのむずかしいボールである。一般に、ゴルフボールは
硬度が高くなればなるほど、ゴルファーがそれにスピンを加えることひいては飛
行中のボールをコントロールすることがますますむずかしくなる。しかしながら
、その傑出した耐久性及び最大の飛距離の結果として、このボールは、大部分の
ゴルファーによって広く受け入れられている。
【0093】 本発明の以下の例は、ゴルフボールカバー構成のために利用されたとき、現在
のTour EditionTMボールの競技好適特性を犠牲にすることなく現在のTop FliteT M ボールによって示されたより優れた飛距離の特性に密に近づくゴルフボールを
生み出す、硬質イオノマーとアクリル酸ベースの軟質イオノマーのさまざまな配
合物に向けられている。
【0094】 下表10、11及び12で記されているカバー処方は、0.0675インチの
公称カバー厚さをもつ直径約1.680インチのゴルフボールを製造するため約
1.545インチの完成直径をもつ同一の中実タイプのコアのまわりに400°
Fで射出成形された。カバー処方のためのRiehle圧縮力、反発係数(C.O.R.
)、ショア硬度、耐衝撃性及びスピン速度といった特性が決定された。表10及
び11において、例3及び11は同一であり、例19及び22は組成が類似して
いる(すなわち、利用されている場合には、Iotek7520の異なる中和及びメ
ルトインデックスグレード)。これらの例は比較を目的として記されたものであ
る。各例についてのデータは、望ましい方法に従って製造された1ダースのボー
ルについての平均データを表わしている。特性は、以下のパラメータに従って測
定された:
【0095】 Riehle圧縮力は、225ポンドの固定静荷重下におけるゴルフボールの変形の
インチ単位による尺度である。
【0096】 反発係数(C.O.R.)は、テスト砲の砲口から12フィートのところに位置
づけされた鋼板に対し、得られたボールを毎秒125フィートの速度で空気テス
ト砲内で発射させることによって測定された。このときはね返り速度が測定され
た。はね返り速度を順方向速度で除し、反発係数を得た。
【0097】 ASTM試験D−2240に従って、ショア硬度を測定した。
【0098】 耐切断性は、以下の手順に従って測定された。 すなわち、前縁半径が1/3
2インチ、ロフト角度が51度、ソール半径が2.5インチそしてバウンス角度
が7度であるものとして、ピッチングウェッジの前縁に対し毎秒135フィート
でゴルフボールを発射する。
【0099】 本明細書でテストされたボールの耐切断性は、1〜5のスケールで評価された
。5は、カバーを通ってコアまで完全に延びている切断を表わす; 4は、カバ
ーの中に完全に延びてはいないものの表面を破損している切断を表わす; 3は
カバーの表面を破損しないものの、永久的痕跡を残す; 2は、永久的であるも
のの3ほどはひどくないわずかな皺を残す; そして1は、目に見えるくぼみ又
は何らかの損傷が全くないことを表わしている。
【0100】 ゴルフボールのスピン速度は、得られたゴルフボールをピッチングウェッジ又
は9番アイアンで打つことによって測定され、ここでクラブヘッド速度は毎秒約
80フィートであり、ボールは毎秒約110から115フィートの初期速度で2
6〜34度の角度で発進する。スピン速度は、停止動作ストロボ写真を用いて飛
行中のボールの回転を観察することによって測定された。
【0101】 初期速度は、U.S.G.Aによって測定されているようなテストに従って毎秒
143.8フィートのハンマー速度で打撃されたときのゴルフボールの速度であ
る。
【0102】
【表10】
【0103】 例についての考察 上述の例は、比較的硬質のイオノマー(すなわちSurlynTM9910及び894
0、より好ましくはIotek4000又は8000)と組合わせてアクリル酸ベー
スの軟質イオノマー(すなわちIotek7520及びIotek7510樹脂)を使用す
ることによって、現在Tour EditionTMボールで使用されているメタクリル酸ベー
スの軟質イオノマー(すなわちSurlynTM8265及び8269)で製造されたゴ
ルフボールに比べた場合にボールの軟度及び競技好適性特性を維持しかつ数多く
のケースでそれらの改善しながら、より高いC.O.R.値(ひいてはより良い飛
距離)を示すゴルフボールが生み出されることを示している。さらに、例は、カ
バー組成物の全体的耐久性を犠牲にすることなく軟度及び/又は飛距離の性質の
改善がもたらされることを示している。その結果、本発明の新しいイオノマーカ
バー処方は、その他のあらゆる先行するSpaldingゴルフボールよりも飛距離が長
く軟度が高いゴルフボールを生み出す。
【0104】 より詳細には、例1〜2は、硬質イオノマーのみを利用して生成されたゴルフ
ボールカバー組成物を表わしている。これらのカバー組成物は高いC.O.R.(
すなわち0.820より大きい)値を示すゴルフボールを生成するものの、これ
らのボールは充分な競技好適性を提供するには硬すぎる(ショアC硬度90より
多い、Riehle圧縮力50未満)。
【0105】 例3、11〜15及び24は、米国特許第4,884,814号の主題であり基
本的に現在のTour EditionTMボールと等価である硬質−軟質イオノマーカバー配
合物を表わす。例12〜15は、利用されるメタクリル酸ベースの軟質SurlynTM イオノマーのタイプに応じて変動する。
【0106】 例6〜10及び16〜23は、アクリル酸軟質イオノマーを含む硬質−軟質イ
オノマー配合物を表わす。先行技術のゴルフボール(すなわち例3及び例11〜
15)と比較したとき、これらのゴルフボールは、改善された競技好適特性を示
しながら、より高いC.O.R値を有する。これは、Tour EditionTMボールの化学
組成物を表わしている例19及び22において、特に実証されている。
【0107】 さらに、例中に記されたデータは、同様に、ポリ(エチレンアクリル酸のナト
リウム又は亜鉛塩である硬質アクリル酸ベースのイオノマー樹脂(すなわちIote
k4000及び8000)が、本発明のアクリル酸ベースの軟質イオノマーと共
に利用された時点で、ポリ(エチレンメタクリル酸)のナトリウム又は亜鉛塩で
ある硬質メタクリル酸ベースのイオノマー樹脂(すなわちSurlynTM9910及び
8940)に比べて同じか又は類似の硬度で、増強されたC.O.R.値(すなわ
ち改善された走行距離)を示すカバー組成物を生成する、ということをも示して
いる。このことは、例6〜10を例4及び5と比較することによってわかる。こ
のようにして、本発明のより好ましい組成物は、アクリル酸ベースの硬質イオノ
マー樹脂とアクリル酸ベースの軟質イオノマー樹脂から成る硬質−軟質イオノマ
ー配合物を含んで成る。さらに、表7に記されたデータは、Iotek7510をIot
ek7520の代りに使用した場合(すなわち例25及び26に比較して例28及
び29を参照のこと)に、C.O.R.値のわずかな改善がもたらされるというこ
とを示している。その上、データは、Iotek7510を単独で及び/又はIotek7
520と組合せた形で使用することにより、硬質イオノマーと結びつけて使用さ
れたとき、既知の硬質−軟質イオノマー配合物によって生み出されるものに比べ
、類似の硬度でより高いC.O.R.値を示すゴルフボールカバーが生み出される
、ということをも実証している。
【0108】 さらに、表12に記されたデータは、Iotek7510をIotek7520の代りに
使用した場合(すなわち例25及び26に比較して例28及び29を参照のこと
)に、C.O.R.値のわずかな改善がもたらされるということを示している。そ
の上、データは、Iotek7510を単独で及び/又はIotek7520と組合せた形
で使用することにより、硬質イオノマーと結びつけて使用されたとき、既知の硬
質−軟質イオノマー配合物によって生み出されものに比べ、類似の硬度でより高
いC.O.R.値を示すゴルフボールカバーが生み出される、ということをも実証
している。
【0109】 さらに、Exxon からIotekという呼称(すなわちIotek7520及びIotek75
10)で入手可能なアクリル酸ベースの軟質イオノマー樹脂は、いかなるワック
スもその他の加工添加剤も含有していない(すなわち、SurlynTM8265及び8
269は、加工中の凝集及び混合を防ぐために0.5〜1重量のビスステアラミ
ドワックスを使用していると考えられている)ことから、エポキシプライマをと
り除く可能性に起因して、かなり実質的なコスト削減を生み出すことができ、こ
れにより揮発分の発出が低減され白色度が改善される。
【0110】 上述のテスト結果に加えて、アクリル酸軟質イオノマーを利用した処方(すな
わち、Spaldingのより長い飛距離であって、かつわずかに軟質のTour Edition &
reg;90ゴルフボールの化学組成を表わす例19及び22)の飛距離及び競技好
適性の特性を、SpaldingのTour Edition®(TE), Tour EditionTM100
(TE100)及びTop FliteTMII(TFII)ゴルフボールならびに多数の競技
用ゴルフボールのさまざまな組合せと比較し、以下の性能結果が生み出された。
【0111】
【表13】
【0112】
【表14】
【0113】 コメント: 結果を統計的に分析すると、TE90対(4)種類の競技用ブラ
ンド(Titleist Balata、Maxfli St.、Maxfli Balata、Balata Precept)につい
て、合計飛距離の差はきわめて有意であることがわかる。このことはすなわち、
より長い合計飛距離が、ボールの性能の差に起因する可能性が高く、無作為な選
択によるものでないということを意味している。
【0114】
【表15】
【0115】 以上のテスト結果ならびに内部試験によって生み出された付加的データをかん
がみ、アクリル酸軟質イオノマーを含む処方(すなわちより軟質のTour Edition TM 90ゴルフボールに関する例19及び22)の以下の性能プロフィールが作成
された。
【0116】 1.機械試験では、Tour EditionTM90の5番アイアン及びドライバーによる
飛距離は、現在のTour EditionTM100より、僅かに低い弾道でより長い。 2.Tour EditionTM90は、5番アイアンによる飛距離がTop FliteTMIIに等
しく、ドライバーではTop FliteTMIIより2ヤード短いが、複数のトップ競争ブ
ランドよりドライバーでかなり遠くに飛ぶ。 3.正規の9番アイアンによるスピンは、Tour EditionTMに等しく、Tour Edi
tionTM100より僅かに少ない。 4.実験室試験での耐久性はTour EditionTM又はTour EditionTM100に等し
い。
【0117】 本発明は、好ましい実施態様を参照して記述されてきた。前述の詳細な説明を
読み理解した時点で、修正及び変更が生じることは明白である。本発明は、それ
らが冒頭の請求の範囲又はその等価物の範囲内に入るかぎりにおいて、このよう
な修正及び変更を全て含むものとみなされることが意図されている。
【図面の簡単な説明】
以下に記すのは、本発明を制限するためではなくそれらを例示することを目的
として提供されている図面の簡単な説明である。 図は、本発明に従ったゴルフボールの一実施態様の部分破断図を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 サリヴァン,マイクル,ジェイ アメリカ合衆国マサチューシッツ州01020、 チコピー、マールバラ・ストリート 58番

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コア及びカバーを含むゴルフボールにおいて、該カバーが、 2〜8個の炭素原子をもつオレフィンと3〜8個の炭素原子をもつ不飽和モノ
    カルボン酸の共重合体のナトリウム、亜鉛又はリチウム塩である少なくとも1つ
    の硬質イオノマーであって、ショアDスケール上で50を超える硬度及び約15
    000〜約70000psi の曲げ弾性率を有するイオノマーを25重量パーセン
    ト未満〜約10重量パーセント、及び 2〜8個の炭素原子をもつオレフィン,アクリル酸及び1〜21個の炭素原子
    をもつアクリレートエステルクラスの不飽和単量体の三元共重合体のナトリウム
    又は亜鉛塩である少なくとも1つの軟質イオノマーであって、ショアDスケール
    上で約20〜約40の硬度及び約2000〜10000psi の曲げ弾性率を有す
    る軟質イオノマーを75重量パーセント超〜約90重量パーセント、 含むゴルフボール。
  2. 【請求項2】 硬質イオノマーが、エチレン及びメタクリル酸の共重合体の
    ナトリウム又は亜鉛塩である、請求項1記載のゴルフボール。
  3. 【請求項3】 軟質イオノマーが、エチレン、アクリル酸及びメチルアクリ
    レートの三元共重合体のナトリウム又は亜鉛塩である、請求項1記載のゴルフボ
    ール。
  4. 【請求項4】 前記カバー組成物が、25重量パーセント未満〜約10重量
    パーセントの硬質イオノマー及び75重量パーセント超〜約85重量パーセント
    の軟質イオノマーを含む、請求項1記載のゴルフボール。
  5. 【請求項5】 前記カバー組成物が、25重量パーセント未満〜約15重量
    パーセントの硬質イオノマー及び75重量パーセント超から約85重量パーセン
    トの軟質イオノマーを含む、請求項1記載のゴルフボール。
  6. 【請求項6】 前記カバー組成物が、約20重量パーセントの硬質イオノマ
    ー及び約80重量パーセントの軟質イオノマーを含む、請求項1記載のゴルフボ
    ール。
  7. 【請求項7】 前記カバー組成物が、約15重量パーセントの硬質イオノマ
    ー及び約85重量パーセントの軟質イオノマーを含む、請求項1記載のゴルフボ
    ール。
  8. 【請求項8】 コア及びカバーを含むゴルフボールにおいて、前記カバーが
    25重量パーセント未満〜約15重量パーセントの少なくとも1つのメタクリル
    酸ベースの硬質イオノマー及び75重量パーセント超〜約85重量パーセントの
    少なくとも1つのアクリル酸ベースの軟質イオノマーの配合物を含むゴルフボー
    ル。
  9. 【請求項9】 コア及びカバーを含むゴルフボールにおいて、前記カバーが
    、25重量パーセント未満〜約15重量パーセントの、エチレン、メタクリル酸
    、メチル又はブチルアクリレート三元共重合体のナトリウム又は亜鉛塩である少
    なくとも1つの硬質イオノマー、及び75重量パーセント超〜約85重量パーセ
    ントの、エチレン、アクリル酸及びメチル又はブチルアクリレートの三元共重合
    体の亜鉛塩である少なくとも1つの軟質イオノマーの配合物を含むゴルフボール
  10. 【請求項10】 前記カバーが1つ以上の顔料、螢光増白剤及び/又は染料
    の混合物を含む、請求項1記載のゴルフボール。
  11. 【請求項11】 前記カバーが1つ以上の顔料、螢光増白剤及び/又は染料
    の混合物を含む、請求項8記載のゴルフボール。
  12. 【請求項12】 前記カバーが1つ以上の顔料、螢光増白剤及び/又は染料
    の混合物を含む、請求項9記載のゴルフボール。
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