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JP2002523015A - ヒトボールトrna - Google Patents

ヒトボールトrna

Info

Publication number
JP2002523015A
JP2002523015A JP2000537986A JP2000537986A JP2002523015A JP 2002523015 A JP2002523015 A JP 2002523015A JP 2000537986 A JP2000537986 A JP 2000537986A JP 2000537986 A JP2000537986 A JP 2000537986A JP 2002523015 A JP2002523015 A JP 2002523015A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polynucleotide
seq
multidrug
resistant cancer
sequence
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000537986A
Other languages
English (en)
Inventor
レオナルド エイチ. ローム,
バレリー エイ. キックホーファー,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
University of California
Original Assignee
University of California
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by University of California filed Critical University of California
Publication of JP2002523015A publication Critical patent/JP2002523015A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/46Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates
    • C07K14/47Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates from mammals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
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  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 ヒトボールト会合vRNAまたはその相補鎖をコードするポリヌクレオチド。ヒトボールトRNA、またはその相補鎖から本質的になる精製および単離されたポリヌクレオチド分子、あるいはヒトボールトRNAおよびその相補鎖から本質的になるヌクレオチド配列の組合せ。多剤耐性の癌を患う患者を診断する方法。多剤耐性の癌を患う患者を処置する方法。ヒトボールト会合vRNAとハイブリダイズするポリヌクレオチドを含む、多剤耐性の癌を処置するための組成物。多剤耐性の癌を患う患者を処置するための組成物についてスクリーニングする方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (連邦政府により援助された研究または開発に関する陳述) 本発明は、国立衛生研究所により授与された、助成金番号GM 38097の
下での政府の援助によりなされた。米国政府は、本発明に特定の権利を有する。
【0002】 (関連出願の相互参照) 本出願は、1998年3月27日に出願され、「ヒトボールト(vault)
RNA」と表題を付された、同時係属米国特許出願第60/079,634号の
一部継続出願である。
【0003】 (背景) 癌は、米国における罹患率および死亡率の主要な原因である。癌の処置は、一
般に、化学療法、放射線治療および手術を含む。あいにく、ほとんどの癌は、化
学療法を使用して治療され得ない。なぜなら、腫瘍細胞は、時間の経過とともに
いくつかの化学療法剤に対して耐性を発生する傾向があるからである。これらの
癌は、「多剤耐性の癌」(MDR)といわれる。
【0004】 多数のタンパク質の過剰発現が、MDR細胞株と関連していることが見出され
ており、このタンパク質としては、P糖タンパク質(Pgp)および多剤耐性関
連タンパク質(MRP)が挙げられる。これらのタンパク質は、細胞傷害性薬物
の流出ポンプとして作用することによって、薬物耐性を媒介するようである。し
かし、P糖タンパク質または多剤耐性関連タンパク質のいずれかの過剰発現と関
連しない多数のMDR癌細胞株が、公知である。
【0005】 最近、P糖タンパク質または多剤耐性関連タンパク質のいずれかを過剰発現し
ないMDR腫瘍細胞株において過剰発現されるタンパク質が記載されている。こ
のタンパク質は、本来、そのタンパク質が本来同定された細胞株を参照して、肺
耐性関連タンパク質(LRP)と名付けられた。しかし、一旦肺耐性関連タンパ
ク質についてのcDNAが単離され、そして対応するタンパク質配列が明らかに
されると、肺耐性関連タンパク質は、以前に公知のタンパク質であるヒト主要ボ
ールトタンパク質(MVP)であることが見出された。
【0006】 ボールトは、実質的に全ての高等生物においてかつほとんどの正常組織におい
て見出される、大きなバレル形状の多サブユニットの細胞質リボ核タンパク質小
器官である。哺乳動物のボールトは、ラットにおいて、およそ210kDa、1
93kDaおよび104kDa(MVP)、ならびに小RNA(vRNA)の分
子量を、1:1:24:4の相対的なモル比で有する、3つのタンパク質からな
る。ヒトボールトRNAは、まだ特徴付けされていない。
【0007】 MVPは、多数の非Pgp MDR腫瘍細胞株において過剰発現されることが
示されており、これには、SW1573/2R120(非小細胞肺癌)、GLC
4/ADR(小細胞肺癌)、MDF−7/MR(乳癌)、および8226/MR
20(骨髄腫)細胞株が挙げられる。さらに、薬物の非存在下で培養することに
よって単離された復帰変異細胞株は、MVPの発現を下方制御する。しかし、ト
ランスフェクション研究は、MVP cDNA単独の過剰発現が薬物耐性の表現
型を付与するに十分ではないことを示した。
【0008】 従って、多剤耐性の癌を標的とする薬剤についての必要性が残ったままである
。さらに、多剤耐性の癌を処置するための方法に必要性が残ったままである。さ
らに、ヒトボールトRNAを特徴付けするための必要性が残ったままである。
【0009】 (要約) 本発明の1つの実施態様に従って、配列番号1、配列番号2、配列番号3また
はそれらの相補鎖に示されるような配列を有するポリヌクレオチドを含む、ヒト
ボールト関連vRNAをコードするポリヌクレオチドが提供される。本発明の別
の実施態様に従って、配列番号4またはその相補鎖に示されるような配列を有す
る精製および単離されたポリヌクレオチド分子が提供される。
【0010】 本発明の別の実施態様に従って、ヒトボールトvRNAまたはその相補鎖から
本質的になる精製および単離されたポリヌクレオチド分子、あるいはヒトボール
トvRNAおよびその相補鎖から本質的になるヌクレオチド配列の組合せを提供
する。
【0011】 本発明のさらに別の実施態様に従って、多剤耐性の癌を患う患者を診断する方
法が提供され、この方法は、最初に患者由来の組織および液体のサンプルを提供
することおよび患者サンプル中のヒトボールト関連vRNAのレベルを決定する
ことを包含する。次いで、決定されたヒトボールト関連vRNAのレベルは、多
剤耐性の癌を患う患者におけるヒトボールト関連vRNAの公知の範囲のレベル
と比較される。決定されたヒト関連ボールト関連vRNAのレベルが、多剤耐性
の癌を患う患者におけるヒトボールト関連vRNAのレベルの範囲内である場合
、多剤耐性の癌の診断がなされる。
【0012】 本発明の別の実施態様に従って、多剤耐性の癌を患う患者を診断する方法が提
供され、この方法は、最初に患者由来の組織または液体のサンプルを提供するこ
とおよび患者サンプルにおけるボールトのレベルを決定することを包含する。次
いで、決定されたボールトのレベルは、多剤耐性の癌を患う患者におけるボール
トの公知の範囲のレベルと比較される。決定されるボールトのレベルが、多剤耐
性の癌を患う患者におけるボールトのレベルの範囲内である場合、多剤耐性の癌
の診断がなされる。
【0013】 本発明のなお別の実施態様に従って、多剤耐性の癌を患う患者を処置する方法
が提供され、この方法は、本明細書に開示される方法に従って、多剤耐性の癌を
患う患者を診断すること、および次いで、この患者を処置することを包含する。
この処置は、ヒトボールト関連vRNAとハイブリダイズするポリヌクレオチド
(例えば、配列番号1の残基21〜38に相補的な配列、配列番号1の残基39
〜53に相補的な配列、および配列番号1の残基50〜65に相補的な配列番号
からなる群より選択されるポリヌクレオチド)を、患者に投与することを包含し
得る。
【0014】 さらに、本発明の別の実施態様は、ヒトボールト関連vRNAとハイブリダイ
ズするポリヌクレオチドを含む、多剤耐性の癌を患う患者を処置するための組成
物である。このポリヌクレオチドは、配列番号1の残基21〜38に相補的な配
列を有し得るか、または配列番号1の残基39〜53に相補的な配列を有し得る
か、または配列番号1の残基50〜65に相補的な配列を有し得るか、あるいは
これら上記の配列の組合せを有し得る。
【0015】 さらに、多剤耐性の癌を患う患者を処置するための組成物をスクリーニングす
る方法が提供される。この方法は、vRNAとボールト粒子との会合を破壊する
組成物または処置を決定することを包含する。好ましい実施態様において、決定
されるこの組成物または処置は、vRNAとボールト粒子の副ボールトタンパク
質との会合を破壊する。
【0016】 (詳細な説明) 本発明は、ヒトボールトRNA(vRNA)のヌクレオチド配列およびヒトボ
ールトRNAをコードするヌクレオチド配列(hvg)の解明を含む。さらに、
ボールト数と多剤耐性の表現型との間の関係が、決定される。次いで、これらの
配列およびこの関係は、多剤耐性の癌の処置のための組成物の調製において、多
剤耐性の癌を診断する方法において、および多剤耐性の癌を処置する方法におい
て利用される。
【0017】 (A)ヒトボールトRNA配列およびヒトボールトRNAをコードするヌクレ
オチド配列の決定および特徴付け) ヒトボールトRNA配列およびヒトボールトRNAをコードするヌクレオチド
配列を、以下のように決定した。最初に、ヒトボールトRNAをコードする遺伝
子を、λFIX II(Stratagene、San Diego、CA、U
S)ヒトゲノムDNAライブラリーをスクリーニングすることによって単離した
。合計6.25×105の組換え体を、Kickhoefer,V.A.ら(1
993)J.Biol.Chem.268、7868〜7873(その全体が本
明細書中に参考として援用される)に記載される技術に従って、無作為にプライ
ムされた部分的なヒトvRNA遺伝子を使用してスクリーニングした。ラットと
ウシガエルのvRNA配列間の比較は、塩基11〜27および塩基110〜12
9(ラットvRNA配列に基づく)が保存されることを示した。これらの保存さ
れた領域に対するプライマーを、Applied Biosystems DN
A合成機で合成し、そしてゲノムDNAからの部分的なヒトvRNA遺伝子のポ
リメラーゼ連鎖反応に使用した。この精製されたポリメラーゼ連鎖反応産物を、
pBluescript SK+(Stratagene)中にサブクローニン
グし、そしてSequenase(U.S.Biochemical Corp
.)を使用してジデオキシ方法により配列決定した。これらの部分的なヒトvR
NA遺伝子を、ハイブリダイゼーションプローブとして使用した。
【0018】 2つのクローン、番号1および4を同定し、そしてプラーク精製した。サザン
ブロット分析に基づいて、350塩基のSacIフラグメントを、pBlues
cript SK+中にサブクローニングして、そして配列決定して、hvg1
(配列番号1)と命名される配列を生じた。サブクローニングおよび配列決定分
析は、互いに約7k塩基対内に、第2のクローン(番号4)が、hvg2と命名
された(配列番号2)およびhvg3と命名された(配列番号3)、という2つ
のvRNA遺伝子を含むことを示した。この配列は、GenBankTMに提出さ
れ、そして、hvg1、hvg2およびhvg3それぞれについて、登録番号A
F045143、AF045144、およびAF045145が与えられた。こ
れらの配列を使用して、GenBankTMデータベースの検索を、関連配列につ
いて実行して、そしてヒトvRNA遺伝子ファミリーの1つのさらなるメンバー
を、X染色体上(本発明者らがhvg4と命名した、番号Z97054の登録塩
基58392〜58492)に同定した。これらの4つのヒトvRNAをコード
する4つの遺伝子の配列は、以下である: 配列番号1(AF045143、hvg1):
【0019】
【化1】 配列番号2(AF045144、hvg2):
【0020】
【化2】 配列番号3(AF045145、hvg3)
【0021】
【化3】 配列番号4(Z97054の塩基58392〜58492、hvg4)
【0022】
【化4】 この4つのヒトvRNA(hvg1 vRNA、hvg2 vRNA、hvg3
vRNA およびhvg4 vRNA)は、それらのそれぞれのコード遺伝子
に対して相補的な配列を有する。
【0023】 ここで図1を参照すると、hvg1、およびhvg3の比較が示される。同一
塩基は、ダッシュにより示される。アステリスクは、欠失を示す。理解され得る
ように、hvg1は、96塩基長であり、一方hvg2およびhvg3は、88
塩基長である。さらに、hvg1、hvg2およびhvg3は、互いに約84%
の同一性を共有する。3つのヒトvRNA遺伝子の全ては、hvg1配列に基づ
いて、それぞれ、塩基11〜20および塩基65〜75に位置する、内部RNA
ポリメラーゼIII型プロモーターエレメントを含む。
【0024】 (B)非Pgp多剤耐性細胞株におけるヒトvRNAレベルの決定) 次いで、ヒトvRNAのレベルを、いくつかの非Pgp多剤耐性細胞株におい
て決定した。初めに、いくつかの多剤耐性細胞株を、以下のように維持した。S
W1573/2R120(非小細胞肺癌)、およびGLC4/ADR(小細胞肺
癌)を、それぞれ、115nMおよび1156nMのドキソルビシンの存在下で
、1週間当たり1回培養した。同様に、MCF−7/MR(乳癌細胞)および8
226/MR4、8226/MR20(骨髄腫細胞)を、それぞれ、80nM、
40nM、200nMのミトキサントロンの存在下で、1週間当たり2回培養し
た。薬物感受性SW1573、GLC4/S、MDF−7、および8226/S
細胞を、10%仔ウシ血清および抗生物質を補充した、RPMI 1640培地
中で増殖させた。
【0025】 次いで、抽出物を、以下のような、種々の薬物感受性細胞株、薬物耐性細胞株
、および薬物復帰細胞株の細胞下(subcellular)画分により調製し
た。1×108の細胞を収集して、計数して、0.5%のNonidet P−
40、1mM フェニルメチルスルホニルフッ化物、およびプロテアーゼインヒ
ビター混合物(2μg/ml アプロチニン、0.5mM ベンズアミジン、2
mg/ml キモスタチン、5μM ロイペプチン、5μM ペプスタチン)を
含有する、5mlの冷緩衝液A(50mM Tris−Cl(pH7.4)、1
.5mM MgCl2および75mM NaCl)中に再懸濁した。全ての引き
続く工程を、4℃で実行した。細胞をボルテックスして、氷上で5分間インキュ
ベートして、そして20,000×gで20分間遠心分離した。除核液(pos
tnuclear)を、100,000×gで1時間遠心分離した。得られた上
清を、S100画分と命名した。核ペレット、N画分、および100,000×
gペレット、P100画分を、10%グリセロール、1mMフェニルメチルスル
ホニルフッ化物、およびプロテアーゼインヒビターをその本来の容量で含む緩衝
液A中でDounceホモジナイゼーションにより再懸濁した。等容量の画分を
、タンパク質含量およびRNA含量について分析した。次いで、GLC4/AD
R P100画分を、緩衝液Aにおける20/30/40/45/50/60%
スクロース段階勾配(それぞれ、各層にL/2/2/2/2/1mlを含む)に
適用し、そしてBeckman SW−41ローターで16時間28,000r
pmで遠心分離した。これらの条件下で、インタクトなボールト粒子は、40/
45%スクロース層に位置した。各層の勾配画分を収集して、緩衝液Aで4倍に
希釈して、そして100,000×gで3時間遠心分離した。ペレットを、緩衝
液A中に再懸濁して、そしてタンパク質含量およびRNA含量の両方について分
析した。
【0026】 次いで、タンパク質サンプルを、SDSサンプルローディング緩衝液中に可溶
化して、7.5%SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動上で分画して、そして
電気ブロッティングによりHybond−C(Amersham Corp.)
に転写した。ウエスタンブロットを、確立された手順に従って、抗ラットボール
トポリクローナル抗体(N2)を使用して実行した。反応性バンドを、増強した
化学発光系(Amershm Corp.)を使用して検出した。細胞画分から
のRNAを、フェノール(pheno)/クロロホルム抽出およびエタノール沈
澱により精製した。総RNAを、グアニジニウム−フェノール法により単離した
。続いて、このRNAを、8M尿素、10%ポリアクリルアミドゲルにより分画
して、そしてZeta GTメンブレン(Bio−Rad)に電気ブロットした
。このメンブレンを、無作為にプライムしたヒトvRNA遺伝子プローブ(hv
g1、比活性1×109cpm/μg)を用いてハイブリダイズした。ハイブリ
ダイゼーションを、製造業者の推奨に従い実行した。ハイブリダイズしたバンド
を、オートラジオグラフィーにより検出した。反応性バンドの定量(タンパク質
またはRNAのいずれか)を、ImageQuantソフトウエアを使用してM
olecular Dynamics Personal Densitome
ter SIで走査することによって実行した。表Iにおける倍数の変化を、G
LC4データのセット(これは、以前に公開された値と適合した)を除いて、複
数のデータのセットから算定した。
【0027】 これらの細胞下分画技術を使用して、100,000×gのボールトペレット
、P100画分、および全てのMVPを、この画分と会合させ、そしてボールト
にアセンブリした。対照的に、総細胞性vRNA画分の一部のみが、ボールトと
会合するP100画分に分画する。この非ボールト会合vRNAは、可溶性画分
またはS100画分に分画する。
【0028】 ここで図2を参照すると、分画された8226/MR4細胞において、hvg
1 vRNA、hvg2 vRNAおよびhvg3 vRNAのノーザンブロッ
トが示される。理解され得るように、hvg1 vRNAは、ボールト会合P1
00画分および非ボールト会合S100画分の両方において存在する。対照的に
、hvg2 vRNAおよびhvg3 vRNAは、非ボールト会合S100画
分にのみ存在する。
【0029】 ここで図3を参照すると、いくつかの細胞株において、総hvg1 vRNA
、hvg2 vRNAおよびhvg3 vRNAのノーザンブロットが示される
。理解され得るように、hvg1 vRNAは、全ての試験した細胞株において
存在し(レーン1〜10の上方)、一方hvg2 vRNAおよびhvg3 v
RNAの両方は、試験された10個の細胞株の5個にのみ存在した(レーン4〜
8の下方)。
【0030】 従って、複数のヒトvRNAが存在するが、本発明者らは、hvg1によりコ
ードされる形態のみが全ての細胞株に一貫して存在して、そして100,000
×gでペレットにする(pelt)ことにより明らかであるように、ボールト粒
子と一貫して会合することを決定した。対照的に、hvg2およびhvg3によ
りコードされるvRNAは、全ての細胞株に存在せず、そしてボールトと一貫し
て会合しないが、それらは、いくつかのMDR細胞株(例えば、MDR HeL
a細胞)においてボールトと会合する(データは示さず)。しかし、これらの株
由来のゲノムDNAのPCR分析は、3つの遺伝子の全てが一様に存在すること
を示す(データは示さず)。
【0031】 (C)非Pgp多剤耐性におけるヒトボールトレベルの決定:) 次に、親細胞株におけるヒトボールトのレベルを、精製したラット肝臓ボール
ト(0.05、0.10、0.15、0.20、および0.25μg)に対する
、レーン当たり4×108細胞からのP100画分のタンパク質レベルの比較に
より決定した。ウエスタン分析および定量を、本明細書中に記載されるように実
行した。ボールトの標準曲線を作成して、そして直線回帰分析を使用して、親細
胞株における1つの細胞当たりのボールト粒子数を推定した。薬物耐性細胞株お
よび薬物復帰変異細胞株についてのボールトを、表Iにおいて決定された倍数の
変化を使用して算定した。
【0032】 ここで図4を参照すると、N画分、P100画分およびS100に対する、分
画された小細胞肺癌細胞GLC4/S(親)、ならびにそれに由来する薬物耐性
細胞株GLC4/ADRおよびそれに由来する薬物復帰変異細胞株GLC4/R
EVにおけるMVPのウエスタンブロットが示される。理解され得るように、M
VPは、GLC4/ADR細胞およびGLC4/REV細胞の両方のP100画
分と主に会合し、そしてMPVレベルは、薬物耐性細胞株と比較した場合、薬物
復帰変異細胞株においての方がより低い(レーン6および9)。
【0033】 ここで図5を参照すると、RNAについて抽出されたN画分、P100画分お
よびS100に対する、分画された小細胞肺癌細胞GLC4/S、GLC4/A
DRおよびGLC4/REVにおけるhvg1 vRNAのノーザンブロットが
示される。理解され得るように、ボールト会合hvg1 vRNAは、親細胞株
から薬物耐性細胞株で、約15倍増大した(レーン3および6)。さらに、薬物
耐性株において、非ボールト会合S100画分からボールト会合P100画分で
、hvg1 vRNAの存在下でシフトが存在した(レーン5および6)。これ
は、hvg1 vRNAの漸増画分が親株においてよりも薬物耐性株において、
ボールトと会合することを示す。同様に、ボールト会合hvg1 vRNAレベ
ルは、薬物耐性細胞株と比較した場合、薬物復帰変異細胞株においての方が低か
った(レーン6および9)。さらに、MVPおよびhvg1 vRNAレベルの
両方が、薬物耐性細胞株と比較して薬物復帰変異細胞株において匹敵するレベル
に減少した(表I)。
【0034】 ここで図6を参照すると、小細胞肺癌細胞GLC4/S、GLC4/ADRお
よびGLC4/REVの10μgにおける総hvg1 vRNAのノーザンブロ
ットが示される。理解され得るように、総vRNAレベルは、この3つの細胞株
において一定のままであった。従って、薬物復帰変異細胞株および薬物耐性細胞
株におけるvRNAとボールトとの増大した会合は、vRNA遺伝子の転写にお
ける増大に起因しない。さらに、総vRNAの約20%のみが、これらのMDR
癌細胞株においてボールト粒子と会合する(データは示さず)。従って、薬物耐
性細胞株において生じるボールト粒子の総数における増大は、総vRNAプール
のボールト会合画分における増大を生じる。対応して、薬物復帰変異細胞株にお
いて、薬物耐性細胞株と比較した場合、総vRNAプールのボールト会合画分に
おける減少が存在するが、しかし親細胞株に対しては増大する。さらに、UV架
橋研究は、vRNAが副ボールトタンパク質と主に相互作用して、そしてMVP
と相互作用しないことを示した(データは示さず)。
【0035】 ここで図7を参照すると、スクロース平衡化勾配におけるMVPレベルのウエ
スタンブロットを示し、ここでレーン1〜6は、それぞれ、充填20、30、4
0、45、50および60%の層に対応し、そしてレーン7は、GLC/4/A
DR P100画分の層に対応する。レーンMは、Novagent Perf
ect Protein Markerである。ここで図8を参照すると、図7
の勾配画分から抽出されたRNA(レーン1〜6)および総RNA SW157
31標準物(レーン7)のノーザンブロットが示される。理解され得るように、
MVPおよびvRNAの大部分は45%層に存在し、これは精製されたボールト
粒子の以前に公開された挙動と一致しており、このことは、P100画分におい
てみられたMVPおよびvRNAの増大がアセンブルしたボールト粒子のレベル
を正確に反映することを確認する。従って、P100画分におけるMVPおよび
vRNAレベルの変化は、ボールト粒子レベルがこの細胞株における薬物感受性
のレベルに依存して変化することを示す。
【0036】 4つのさらなるMDR細胞株(親細胞株および入手可能である場合には、薬物
復帰変異細胞株を含む)を試験した。これらは、SW1573/2R120およ
び2R120/rev(非小細胞肺癌)、8226/MR4および8226/M
R20(骨髄腫細胞)ならびにMDF−7/MR細胞であった。
【0037】 ここで表Iを参照すると、それらのそれぞれの親細胞株におけるレベルとの6
つの試験された薬物耐性細胞株および薬物復帰変異細胞株の全てにおけるP10
0画分のMVPおよびvRNAレベルの比較を示し、ここで倍数の増大は、親細
胞株のレベルで除算された薬物耐性細胞株または薬物復帰変異細胞株のレベルと
して与えられる。
【0038】 表I 薬物耐性細胞株および薬物復帰変異細胞株中のMPVレベルおよびvRNAレ
ベルの親細胞株に対する増加
【0039】
【表1】 理解され得るように、親細胞株レベルに対して、耐性/復帰変異細胞株レベル
におけるMVPレベルの15倍もの増加、ならびに親細胞株レベルに対して耐性
/復帰変異細胞株レベルにおけるvRNAレベルの13倍もの増加が存在した。
これらの結果は、薬物耐性細胞株および薬物復帰変異細胞株に関連する増加した
MVPが、100,000×gでペレット化され得る高分子形態(例えば、ボー
ルト)へと集合したことを示す。さらに、MVPのたった1.3倍の上方制御は
、8226/MR20細胞株において薬物耐性表現型を付与するのに十分であっ
た。
【0040】 さらに、親細胞株におけるボールトのコピー数を、精製されたボールトの増加
量と比較したP100画分中のタンパク質レベルの分析により決定した。ここで
、図9を参照すると、4つの親細胞株由来の各レーン4×103細胞のP100
画分のウェスタンブロット(レーン1〜4)、および精製されたラット肝臓ボー
ルトの各レーン0.05〜0.25mgのP100画分のウェスタンブロット(
レーン5〜9に示す)を示している。これらの結果を表IIに示す。
【0041】 表II ボールト粒子のコピー数の評価
【0042】
【表2】 理解されるように、細胞当たりのボールトレベルが、試験された異なる細胞株
間でかなり変化しており、そしてより低いレベルの内因性ボールト粒子を有する
細胞株(GLC4/SおよびMCF7/S)は、表Iにおいて見られるように最
高の倍の誘導を示した。表IIに記載された細胞株の中で、GLC4およびSW
1573はドキソルビシンで選択したが、8826/SおよびMCF7/Sはミ
トキサントロンで選択した。GLC4薬物耐性細胞株における非常に多数のボー
ルト(細胞当たり245,000のボールト)は、この株が耐性である高濃度の
ドキソルビシン(1μM)を反映し得る。このドキソルビシンのレベルは、SW
1573耐性株を選択するために使用されるレベル(0.1μM)よりも10倍
高く、SW1573耐性株は、細胞当たり3分の1のボールト数しか示さない。
GLC4薬物復帰変異細胞株は、ボールト数が減少したが、このボールト数は、
なお親株の4倍を超えて高い。しかし、GLC4薬物復帰変異細胞株は、ここで
1μMのドキソルビシンによる殺傷に感受性であるが、0.1μMのドキソルビ
シンにはなお耐性であり、従って、SW1573薬物復帰変異細胞株は、薬物感
受性に関しては、SW1573薬物復帰変異体よりもSW1573薬物耐性細胞
株に、そして薬物感受性に関してはそれよりもSW1573耐性株に類似してい
る。理解され得るように、GLC4薬物復帰変異細胞株におけるボールトレベル
(71,000)は、SW1573薬物耐性細胞株におけるボールトレベル(8
5,000)に類似している。従って、絶対的ボールトレベルは、薬物耐性の程
度を直接的に示すようである。
【0043】 (D)多剤耐性の癌を処置するための方法および組成物) 本明細書中の開示から理解され得るように、vRNAとボールトの間には有力
な関係が存在し、そしてそれに由来する特定の画分が、任意の特定の時間でボー
ルト粒子と会合する、vRNAのプールが存在する。ボールトの一般的なプール
における増加(薬物耐性細胞株におけるような)は、ボールト会合するvRNA
プールの画分における増加を生じる。さらに、ボールトの過剰発現は、非Pgp
MDR癌に関与する経路の必要な構成要素である。
【0044】 vRNAは、ボールト粒子の構造成分ではない(なぜなら、リボヌクレアーゼ
消化はボールト粒子の形態学に影響しないから)が、vRNAはボールト粒子の
機能において基礎的役割を有しているようである。従って、多剤耐性の癌におけ
るボールトの役割におけるボールトの機能を破壊する1つの方法は、vRNA成
分を標的とすることである。
【0045】 本発明の1つの実施態様に従って、ボールトのvRNA成分を破壊することに
より多剤耐性の癌を処置する方法が存在する。好ましい実施態様において、この
vRNA成分を、アンチセンスオリゴヌクレオチド(ODN)(例えば、C−5
プロピン(ウリジンおよびシチジンのアナログ)を含むホスホロチオエートOD
N(C−5P S−ODN))をvRNAに結合するのに十分な量で投与するこ
とにより破壊する。有利なことに、これらの改変型ODNをナノモル濃度で使用
し得、そしてこれらはヌクレア−ゼ抵抗性であるが、RNAにハイブリダイズす
るときはRNアーゼH活性に対して感受性である。
【0046】 適切なアンチセンスオリゴヌクレオチドの配列を決定するために、一連の連続
したアンチセンスODN(長さ15〜18塩基)をhvg1の配列全体を含むよ
うに合成し、そしてアンチセンスODN指向性RNアーゼH切断アッセイを使用
して、標的化分解に感受性であるhvg1の領域を決定した。標的化分解に感受
性であるhvg1 vRNAの2つの領域(H2およびH4)を同定した。さら
に、S100抽出物を使用して非ボールト会合vRNAのプールを研究し、そし
てアンチセンスODN H5が3つすべてのvRNA(hvg1、hvg2およ
びhvg3)を標的とすることを決定した。H2 C−5P S−ODNおよび
H4 C−5P S−ODNの両方を合成し、そしてインビトロRNアーゼH活
性アッセイにおいて活性であることを決定した(データは示さず)。
【0047】 表III hvg1 vRNAに対する種々のアンチセンスヌクレオチドについてのRN
アーゼH切断アッセイの結果
【0048】
【表3】 理解され得るように、H2ハイブリダイゼーションにより、除タンパクされた
hvg1 vRNAのRNアーゼH消化(+++)、ボールトと会合されたhv
g1 vRNAのRNアーゼH消化(++)、または可溶性非ボールト画分中の
hvg1 vRNAのRNアーゼH消化(+++)が可能であった。同様に、H
3ハイブリダイゼーションにより、可溶性非ボールト画分中のhvg1 vRN
AのRNアーゼH消化(+++)、および少しの程度ボールトと会合されたhv
g1 vRNAのRNアーゼH消化(+/−)が可能であった。さらに、H4ハ
イブリダイゼーションにより、除タンパクされたhvg1 vRNAのRNアー
ゼH消化(++)、可溶性非ボールト画分中のhvg1 vRNAのRNアーゼ
H消化(+++)、そしてある程度ボールトと会合されたhvg1 vRNAの
RNアーゼH消化(+)が可能であった。最後に、H5ハイブリダイゼーション
により、可溶性非ボールト画分中のみのhvg1 vRNAのRNアーゼH消化
(+++)が可能であった。
【0049】 さらに、非接着GLC4/ADR細胞株におけるvRNAを標的とした。この
株は、その親株よりも15倍高いレベルのボールトを有する。アンチセンスOD
N濃度(100nM)は、ODNの型に依存して、24時間以内に平均約70%
のvRNA発現阻害を生じるように決定した。この濃度は、ノーザンブロット分
析により決定したところ、培養物中で3日間で50〜75%の間のvRNAレベ
ルの阻害を生じた(データは示さず)。
【0050】 従って、本発明の1つの実施態様に従って、本質的にヒトボールトRNAまた
はその相補鎖からなる、精製および単離されたポリヌクレオチド分子、あるいは
本質的にヒトボールトRNAとその相補鎖からなるヌクレオチド配列の組合せが
提供される。さらに、本発明の別の実施態様に従って、ストリンジェントな条件
下でこのようなポリヌクレオチドにハイブリダイズするポリヌクレオチド分子が
提供される。このようなストリンジェントな条件の1例は、3×SSC、1×デ
ンハート溶液、25mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.0)、0.5% S
DS、および2mM EDTA中での65℃18時間のハイブリダイゼーション
である。このハイブリダイゼーションの後は、0.3×SSC、0.1% SD
S中での65℃20分間の洗浄を3〜4回行う。
【0051】 (実施例I) (多剤耐性の癌を患う患者を診断する方法) 本発明の1つの実施態様に従って、多剤耐性の癌を患う患者を、まずその患者
由来の組織サンプルまたは流体サンプルを提供することにより診断する。このサ
ンプルは、骨髄、大脳棘液(cerebral spinal fluid)、
血液、涙、唾液、または生検標本であり得るか、あるいは他の適切な組織サンプ
ルまたは流体サンプルであり得る。次に、ボールト会合vRNA(例えば、ボー
ルト会合hvg1 vRNA)のレベルを決定する。次いで、このボールト会合
vRNAのレベルを、多剤耐性の癌を患う患者中のボールト会合vRNAについ
て既知の範囲のレベルと比較する。決定したボールと会合vRNAのレベルが、
多剤耐性の癌を患う患者中のボールト会合vRNAについてのレベルの範囲内で
ある場合に、多剤耐性の癌との診断がなされる。
【0052】 本発明の別の実施態様に従って、多剤耐性の癌を患う患者を、まずその患者由
来の組織サンプルまたは流体サンプルを提供することにより診断する。このサン
プルは、骨髄、大脳棘液、血液、涙、唾液、または生検標本であり得るか、ある
いは他の適切な組織サンプルまたは流体サンプルであり得る。次に、ボールトの
レベルを決定する。次いで、このボールトのレベルを、多剤耐性の癌を患う患者
中のボールトについて既知の範囲のレベルと比較する。決定したボールトのレベ
ルが、多剤耐性の癌を患う患者中のボールトについてのレベルの範囲内である場
合に、多剤耐性の癌との診断がなされる。
【0053】 (実施例II) (多剤耐性の癌を患う患者を処置する方法) 本発明の別の実施態様に従って、多剤耐性の癌を患う患者を、多剤耐性の癌細
胞中に存在するボールトを破壊し、これらの細胞を化学療法に感受性にすること
により処置する。これは、ヒトvRNAに親和性を有する少なくとも1つのアン
チセンスポリヌクレオチドをこの患者に投与することにより達成する。好ましい
実施態様において、このアンチセンスポリヌクレオチドは、ボールト会合してい
る場合はヒトvRNAに結合する。特に好ましい実施態様において、このアンチ
センスポリヌクレオチドを、配列番号1の残基21〜38に相補的な配列を有す
るポリヌクレオチド、配列番号1の残基39〜53に相補的な配列を有するポリ
ヌクレオチド、配列番号1の残基50〜65に相補的な配列を有するポリヌクレ
オチド、および上記の組合せからなる群から選択する。この方法はまた、ハイブ
リダイズされたvRNAを消化し得るRNアーゼをこの患者に投与する工程も包
含し得る。しかし、ハイブリダイズされたvRNAを分解する適切なRNアーゼ
は、その細胞中に存在する。
【0054】 (実施例III) (多剤耐性の癌を患う患者を処置するための組成物) 本発明の別の実施態様に従って、多剤耐性の癌を患う患者を処置するための組
成物が提供される。この組成物は、ヒトvRNAに親和性を有する少なくとも1
つのアンチセンスポリヌクレオチドを含む。好ましい実施態様において、このア
ンチセンスポリヌクレオチドは、ボールト会合している場合にヒトvRNAに結
合する。特に好ましい実施態様において、このアンチセンスポリヌクレオチドを
、配列番号1の残基21〜38に対応する配列を有するRNAポリヌクレオチド
、配列番号1の残基39〜53に対応する配列を有するRNAポリヌクレオチド
、配列番号1の残基50〜65に対応する配列を有するRNAポリヌクレオチド
、および上記の組合せからなる群から選択する。この組成物はさらに、本明細書
中の開示を参照して当業者により理解されるような、適切なキャリアおよび他の
適切な物質を含み得る。
【0055】 (実施例IV) (多剤耐性の癌を患う患者を処置するための組成物についてスクリーニングす
る方法) 本発明の1つの実施態様に従って、多剤耐性の癌を患う患者を処置するための
組成物をスクリーニングする方法が提供される。この方法は、ボールト粒子とv
RNAの会合を破壊する、組成物または処置を決定する工程を包含する。好まし
い実施態様において、この方法は、ボールト粒子の副ボールトタンパク質とのv
RNAの会合を破壊する、組成物または処置を決定する工程を包含する。
【0056】 本発明は、特定の好ましい実施態様に関してかなり詳細に議論してきたが、他
の実施態様も可能である。従って、添付の特許請求の範囲の精神および範囲は、
本出願中に含まれる好ましい実施態様の記載に限定されるべきではない。
【0057】 (図面) 本発明のこれらおよび他の特徴、局面および利点は、上記の詳細な説明、添付
された特許請求の範囲、および以下の添付した図面によってより理解される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、hvg1、hvg2およびhvg3の比較を示し、ここで同一塩基は
、ダッシュにより示され、そして欠失は、アステリスクにより示される。
【図2】 図2は、分画された8226/MR4細胞における、hvg1 vRNA、h
vg2 vRNAおよびhvg3 vRNAのノーザンブロットを示す。
【図3】 図3は、いくつかの細胞株における、総hvg1 vRNA、hvg2 vR
NAおよびhvg3 vRNAのノーザンブロットを示す。
【図4】 図4は、N画分、P100画分およびS100について、分画された小細胞肺
癌細胞GLC4/S(親)、ならびにその誘導物の薬物耐性細胞株GLC4/A
DRの細胞およびその誘導物の薬物復帰変異細胞株GLC4/REVの細胞にお
ける、MVPのウエスタンブロットを示す。
【図5】 図5は、RNAについて抽出された、N画分、P100画分およびS100に
ついての、分画された小細胞肺癌細胞GLC4/S、GLC4/ADRおよびG
LC4/REVにおける、hvg1 RNAのノーザンブロットを示す。
【図6】 図6は、10μgの小細胞肺癌細胞GLC4/S、GLC4/ADRおよびG
LC4/REVにおける、総hvg1 vRNAのノーザンブロットを示す。
【図7】 図7は、スクロース平衡勾配におけるMVPレベルのウエスタンブロットを示
し、ここでレーン1〜6は、それぞれ、充填20%、30%、40%、45%、
50%、および60%層に対応し、そしてレーン7は、GLC/4/ADR P
100画分の層に対応する。
【図8】 図8は、図7の勾配画分から抽出されたRNA(レーン1〜6)および総RN
A SW15731標準物(レーン7)のRNAのノーザンブロットを示す。
【図9】 図9は、4つの親細胞株のP100画分(レーン1〜4)、および精製された
ラット肝臓のボールトのP100画分(レーン5〜9)のウエスタンブロットを
示す。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成11年10月14日(1999.10.14)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】 ボールトは、実質的に全ての高等生物においてかつほとんどの正常組織におい
て見出される、大きなバレル形状の多サブユニットの細胞質リボ核タンパク質小
器官である。哺乳動物のボールトは、ラットにおいて、およそ240kDa、1
93kDaおよび104kDa(MVP)、ならびに小RNA(vRNA)の分
子量を、1:1:24:4の相対的なモル比で有する、3つのタンパク質からな
る。ヒトボールトRNAは、まだ特徴付けされていない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 MVPは、多数の非Pgp MDR腫瘍細胞株において過剰発現されることが
示されており、これには、SW1573/2R120(非小細胞肺癌)、GLC
4/ADR(小細胞肺癌)、MCF−7/MR(乳癌)、および8226/MR
20(骨髄腫)細胞株が挙げられる。さらに、薬物の非存在下で培養することに
よって単離された復帰変異細胞株は、MVPの発現を下方制御する。しかし、ト
ランスフェクション研究は、MVP cDNA単独の過剰発現が薬物耐性の表現
型を付与するに十分ではないことを示した。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 (A)ヒトボールトRNA配列およびヒトボールトRNAをコードするヌクレ
オチド配列の決定および特徴付け) ヒトボールトRNA配列およびヒトボールトRNAをコードするヌクレオチド
配列を、以下のように決定した。最初に、ヒトボールトRNAをコードする遺伝
子を、λFIX II(Stratagene、San Diego、CA、U
S)ヒトゲノムDNAライブラリーをスクリーニングすることによって単離した
。合計6.25×105の組換え体を、Kickhoefer,V.A.ら(1
993)J.Biol.Chem.268、7868〜7873(その全体が本
明細書中に参考として援用される)に記載される技術に従って、無作為にプライ
ムされた部分的なヒトvRNA遺伝子を使用してスクリーニングした。ラットと
ウシガエルのvRNA配列間の比較は、塩基11〜27および塩基110〜12
9(ラットvRNA配列、GenBankTM登録番号Z11771に基づく)が
保存されることを示した。これらの保存された領域に対するプライマーを、Ap
plied Biosystems DNA合成機で合成し、そしてゲノムDN
Aからの部分的なヒトvRNA遺伝子のポリメラーゼ連鎖反応に使用した。この
精製されたポリメラーゼ連鎖反応産物を、pBluescript SK+(S
tratagene)中にサブクローニングし、そしてSequenase(U
.S.Biochemical Corp.)を使用してジデオキシ方法により
配列決定した。これらの部分的なヒトvRNA遺伝子を、ハイブリダイゼーショ
ンプローブとして使用した。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】 ここで図1を参照すると、hvg1、hvg2およびhvg3の比較が示され
る。同一塩基は、ダッシュにより示される。アステリスクは、欠失を示す。理解
され得るように、hvg1は、96塩基長であり、一方hvg2およびhvg3
は、88塩基長である。さらに、hvg1、hvg2およびhvg3は、互いに
約84%の同一性を共有する。3つのヒトvRNA遺伝子の全ては、hvg1配
列に基づいて、それぞれ、塩基11〜20および塩基65〜75に位置する、内
部RNAポリメラーゼIII型プロモーターエレメントを含む。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】 従って、複数のヒトvRNAが存在するが、本発明者らは、hvg1によりコ
ードされる形態のみが全ての細胞株に一貫して存在して、そして100,000
×gでペレットにする(pelt)ことにより明らかであるように、ボールト粒
子と一貫して会合することを決定した。対照的に、hvg2およびhvg3によ
りコードされるvRNAは、全ての細胞株に存在せず、そしてボールトと一貫し
て会合しないが、それらは、いくつかの癌細胞株(例えば、HeLa細胞)にお
いてボールトと会合する(データは示さず)。しかし、これらの株由来のゲノム
DNAのPCR分析は、3つの遺伝子の全てが一様に存在することを示す(デー
タは示さず)。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】 ここで図7を参照すると、スクロース平衡化勾配におけるMVPレベルのウエ
スタンブロットを示し、ここでレーン1〜6は、それぞれ、充填20、30、4
0、45、50および60%の層に対応し、そしてレーン7は、GLC/4/A
DR P100画分の層に対応する。レーンMは、Novagent Perf
ect Protein Markerである。ここで図8を参照すると、図7
の勾配画分から抽出されたRNA(レーン1〜6)および総RNA SW157
3標準物(レーン7)のノーザンブロットが示される。理解され得るように、M
VPおよびvRNAの大部分は45%層に存在し、これは精製されたボールト粒
子の以前に公開された挙動と一致しており、このことは、P100画分において
みられたMVPおよびvRNAの増大がアセンブルしたボールト粒子のレベルを
正確に反映することを確認する。従って、P100画分におけるMVPおよびv
RNAレベルの変化は、ボールト粒子レベルがこの細胞株における薬物感受性の
レベルに依存して変化することを示す。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】
【表2】 理解されるように、細胞当たりのボールトレベルが、試験された異なる細胞株
間でかなり変化しており、そしてより低いレベルの内因性ボールト粒子を有する
細胞株(GLC4/SおよびMCF7/S)は、表Iにおいて見られるように最
高の倍の誘導を示した。表IIに記載された細胞株の中で、GLC4およびSW
1573はドキソルビシンで選択したが、8826/SおよびMCF7/Sはミ
トキサントロンで選択した。GLC4薬物耐性細胞株における非常に多数のボー
ルト(細胞当たり245,000のボールト)は、この株が耐性である高濃度の
ドキソルビシン(1μM)を反映し得る。このドキソルビシンのレベルは、SW
1573耐性株を選択するために使用されるレベル(0.1μM)よりも10倍
高く、SW1573耐性株は、細胞当たり3分の1のボールト数しか示さない。
GLC4薬物復帰変異細胞株は、ボールト数が減少したが、このボールト数は、
なお親株の4倍を超えて高い。しかし、GLC4薬物復帰変異細胞株は、ここで
1μMのドキソルビシンによる殺傷に感受性であるが、0.1μMのドキソルビ
シンにはなお耐性であり、従って、GLC4薬物復帰変異細胞株は、薬物感受性
に関しては、SW1573薬物復帰変異株よりもSW1573耐性株に類似して
いる。理解され得るように、GLC4薬物復帰変異細胞株におけるボールトレベ
ル(71,000)は、SW1573薬物耐性細胞株におけるボールトレベル(
85,000)に類似している。従って、絶対的ボールトレベルは、薬物耐性の
程度を直接的に示すようである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12N 1/19 C12N 1/21 4C086 1/21 C12Q 1/68 A 5/10 G01N 33/15 C12Q 1/68 33/50 T G01N 33/15 Z 33/50 33/566 C12N 15/00 ZNAA 33/566 5/00 A (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,GE,G H,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,Z W (72)発明者 キックホーファー, バレリー エイ. アメリカ合衆国 カリフォルニア 92354, シャーマン オークス, スキャドロッ ク レーン 3918 Fターム(参考) 2G045 AA26 AA40 BB20 CA25 CB01 CB07 CB11 DA12 DA13 DA14 DA36 DA78 FB02 4B024 AA01 AA12 BA80 CA01 CA11 DA01 DA05 DA11 EA04 GA11 HA12 HA17 4B063 QA01 QA19 QQ02 QQ03 QQ52 QR08 QR42 QR56 QR62 QS25 QS34 QS36 QX02 4B065 AA01X AA57X AA87X AB01 BA02 CA23 CA44 CA46 4C084 AA02 AA03 AA13 BA35 CA18 CA25 NA14 ZB26 4C086 AA01 AA02 AA03 EA16 MA01 MA04 NA14 ZB26

Claims (69)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列番号1に示される配列からなるか、または配列番号1に
    相補的な配列からなる、単離されたポリヌクレオチドまたは精製されたポリヌク
    レオチド。
  2. 【請求項2】 配列番号1に示される配列から本質的になるか、または配列
    番号1に相補的な配列から本質的なる、単離されたポリヌクレオチドまたは精製
    されたポリヌクレオチド。
  3. 【請求項3】 配列番号1に示される配列を含むか、または配列番号1に相
    補的な配列を含む、単離されたポリヌクレオチドまたは精製されたポリヌクレオ
    チド。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の配列をコードする、単離されたポリヌクレ
    オチドまたは精製されたポリヌクレオチド。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の配列をコードする、単離されたポリヌクレ
    オチドまたは精製されたポリヌクレオチド。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の配列をコードする、単離されたポリヌクレ
    オチドまたは精製されたポリヌクレオチド。
  7. 【請求項7】 配列番号1からなるポリヌクレオチド配列にストリンジェン
    トな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチド分子、または配列番号1から
    なるポリヌクレオチドにストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌ
    クレオチド分子の相補鎖。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドを含
    む、ベクター。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のベクターによって安定に形質転換またはト
    ランスフェクトされている、原核生物の宿主細胞または真核生物の宿主細胞。
  10. 【請求項10】 多剤耐性の癌を患う患者を診断する方法であって、以下: (a)該患者由来の組織または液体のサンプルを提供する工程; (b)該患者サンプルにおいて、請求項1〜6のいずれか1項に記載のポリヌ
    クレオチドのレベルを決定する工程;および (c)(b)において決定されたポリヌクレオチドのレベルを、多剤耐性の癌
    を患う患者における該ポリヌクレオチドの公知の範囲のレベルと比較する工程、
    を包含し、ここで(b)において決定される該ポリヌクレオチドのレベルが多剤
    耐性の癌を患う患者における該ポリヌクレオチドのレベルの範囲内である場合、
    多剤耐性の癌の診断がなされる、方法。
  11. 【請求項11】 前記サンプルが、骨髄、大脳脊髄液、血液、涙、唾液およ
    び生検標本からなる群より選択される、請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 多剤耐性の癌を患う患者を処置する方法であって、以下: (a)請求項10に記載の多剤耐性の癌を患う患者を診断する工程;および (b)該患者を処置する工程、 を包含する、方法。
  13. 【請求項13】 (b)が請求項1〜6のいずれか1項に記載のポリヌクレ
    オチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドを前
    記患者に投与する工程を包含する、請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載の方法であって、ここで(b)が配列番
    号1の残基21〜38、配列番号1の残基39〜53、配列番号1の残基50〜
    65、またはそれらの組合せからなる群より選択されるポリヌクレオチドとスト
    リンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドを、前記患者に投
    与する工程を包含する、方法。
  15. 【請求項15】 多剤耐性の癌を患う患者を処置する方法であって、請求項
    1〜6のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下で
    ハイブリダイズするポリヌクレオチドを該患者に投与する工程を包含する、方法
  16. 【請求項16】 、多剤耐性の癌を患う患者を処置する方法であって、配列
    番号1の残基21〜38、配列番号1の残基39〜53、配列番号1の残基50
    〜65、またはそれらの組合せからなる群より選択されるポリヌクレオチドとス
    トリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドを、該患者に投
    与する工程を包含する、方法。
  17. 【請求項17】 請求項1〜6のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドを
    含む、多剤耐性の癌を患う患者を診断または処置するための組成物。
  18. 【請求項18】 請求項1〜6のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドと
    ストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドを含む、多剤
    耐性の癌を患う患者を診断または処置するための組成物。
  19. 【請求項19】 配列番号1の残基21〜38、配列番号1の残基39〜5
    3、配列番号1の残基50〜65またはそれらの組合せからなる群より選択され
    る配列からなるポリヌクレオチドを含む、多剤耐性の癌を患う患者を診断または
    処置するための組成物。
  20. 【請求項20】 配列番号1の残基21〜38、配列番号1の残基39〜5
    3、配列番号1の残基50〜65またはそれらの組合せからなる群より選択され
    る配列から本質的になるポリヌクレオチドを含む、多剤耐性の癌を患う患者を処
    置するための組成物。
  21. 【請求項21】 配列番号1の残基21〜38、配列番号1の残基39〜5
    3、配列番号1の残基50〜65またはそれらの組合せからなる群より選択され
    る配列を含むポリヌクレオチドを含む、多剤耐性の癌を患う患者を診断または処
    置するための組成物。
  22. 【請求項22】 配列番号1の残基21〜38、配列番号1の残基39〜5
    3、配列番号1の残基50〜65またはそれらの組合せからなる群より選択され
    るポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌク
    レオチドを含む、多剤耐性の癌を患う患者を診断または処置するための組成物。
  23. 【請求項23】 配列番号2に示される配列からなるか、または配列番号2
    に相補的な配列からなる、単離されたポリヌクレオチドまたは精製されたポリヌ
    クレオチド。
  24. 【請求項24】 配列番号2に示される配列から本質的になるか、または配
    列番号2に相補的な配列から本質的になる、単離されたポリヌクレオチドまたは
    精製されたポリヌクレオチド。
  25. 【請求項25】 配列番号2に示される配列を含むか、または配列番号2に
    相補的な配列を含む、単離されたポリヌクレオチドまたは精製されたポリヌクレ
    オチド。
  26. 【請求項26】 請求項23に記載の配列をコードする、単離されたポリヌ
    クレオチドまたは精製されたポリヌクレオチド。
  27. 【請求項27】 請求項24に記載の配列をコードする、単離されたポリヌ
    クレオチドまたは精製されたポリヌクレオチド。
  28. 【請求項28】 請求項25に記載の配列をコードする、単離されたポリヌ
    クレオチドまたは精製されたポリヌクレオチド。
  29. 【請求項29】 配列番号2からなるポリヌクレオチド配列にストリンジェ
    ントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチド分子、または配列番号2か
    らなるポリヌクレオチドにストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリ
    ヌクレオチド分子の相補鎖。
  30. 【請求項30】 請求項23〜28のいずれか1項に記載のポリヌクレオチ
    ドを含む、ベクター。
  31. 【請求項31】 請求項30に記載のベクターによって安定に形質転換また
    はトランスフェクトされている、原核生物の宿主細胞または真核生物の宿主細胞
  32. 【請求項32】 多剤耐性の癌を患う患者を診断する方法であって、以下: (a)該患者由来の組織または液体のサンプルを提供する工程; (b)該患者のサンプルにおいて、請求項23〜28のいずれか1項に記載の
    ポリヌクレオチドのレベルを決定する工程;および (c)(b)で決定されたポリヌクレオチドのレベルを、多剤耐性の癌を患う
    患者における該ポリヌクレオチドの公知の範囲のレベルと比較する工程、 を包含し、ここで(b)で決定されたポリヌクレオチドのレベルが、多剤耐性の
    癌を患う患者における該ポリヌクレオチドの該範囲のレベル内である場合、多剤
    耐性の癌の診断がなされる、方法。
  33. 【請求項33】 前記サンプルが、骨髄、大脳脊髄液、血液、涙、唾液およ
    び生検標本からなる群より選択される、請求項32に記載の方法。
  34. 【請求項34】 多剤耐性の癌を患う患者を処置する方法であって、以下: (a)請求項32に記載の多剤耐性の癌を患う患者を診断する工程、および (b)該患者を処置する工程、 を包含する、方法。
  35. 【請求項35】 (b)が請求項23〜28のいずれか1項に記載のポリヌ
    クレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチド
    を、前記患者に投与する工程を包含する、請求項34に記載の方法。
  36. 【請求項36】 請求項23〜28のいずれか1項に記載のポリヌクレオチ
    ドを含む、多剤耐性の癌を患う患者を診断または処置するための組成物。
  37. 【請求項37】 請求項23〜28のいずれか1項に記載のポリヌクレオチ
    ドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドを含む、
    多剤耐性の癌を患う患者を診断または処置するための組成物。
  38. 【請求項38】 配列番号3に示される配列からなるか、または配列番号3
    に相補的な配列からなる、単離されたポリヌクレオチドまたは精製されたポリヌ
    クレオチド。
  39. 【請求項39】 配列番号3に示される配列から本質的になるか、または配
    列番号3に相補的な配列から本質的になる、単離されたポリヌクレオチドまたは
    精製されたポリヌクレオチド。
  40. 【請求項40】 配列番号3に示される配列番号を含むか、または配列番号
    3に相補的な配列を含む、単離されたポリヌクレオチドまたは精製されたポリヌ
    クレオチド。
  41. 【請求項41】 請求項38に記載の配列をコードする、単離されたポリヌ
    クレオチドまたは精製されたポリヌクレオチド。
  42. 【請求項42】 請求項39に記載の配列をコードする、単離されたポリヌ
    クレオチドまたは精製されたポリヌクレオチド。
  43. 【請求項43】 請求項40に記載の配列をコードする、単離されたポリヌ
    クレオチドまたは精製されたポリヌクレオチド。
  44. 【請求項44】 配列番号3からなるポリヌクレオチド配列にストリンジェ
    ントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチド分子、または配列番号3か
    らなるポリヌクレオチドにストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリ
    ヌクレオチド分子の相補鎖。
  45. 【請求項45】 請求項38〜43のいずれか1項に記載のポリヌクレオチ
    ドを含む、ベクター。
  46. 【請求項46】 請求項45に記載のベクターにより安定に形質転換または
    トランスフェクトされている、原核生物の宿主細胞または真核生物の宿主細胞。
  47. 【請求項47】 多剤耐性の癌を患う患者を診断する方法であって、以下: (a)該患者由来の組織または液体のサンプルを提供する工程; (b)該患者のサンプルにおいて、請求項38〜43のいずれか1項に記載の
    ポリヌクレオチドのレベルを決定する工程;および (c)(b)において決定されたポリヌクレオチドのレベルを、多剤耐性の癌
    を患う患者における該ポリヌクレオチドの公知の範囲のレベルと比較する工程、
    を包含し、ここで該(b)において決定されたポリヌクレオチドのレベルが、多
    剤耐性の癌を患う患者における該ポリヌクレオチドの該レベルの範囲内である場
    合、多剤耐性の癌の診断がなされる、方法。
  48. 【請求項48】 前記サンプルが、骨髄、大脳脊髄液、血液、涙、唾液およ
    び生検標本からなる群より選択される、請求項47に記載の方法。
  49. 【請求項49】 多剤耐性の癌を患う患者を処置する方法であって、以下: (a)請求項47に記載の多剤耐性の癌を患う患者を診断する工程、および (b)該患者を処置する工程、 を包含する、方法。
  50. 【請求項50】 (b)が請求項38〜43のいずれか1項に記載のポリヌ
    クレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチド
    を、前記患者に投与する工程を包含する、請求項49に記載の方法。
  51. 【請求項51】 請求項38〜43のいずれか1項に記載のポリヌクレオチ
    ドを含む、多剤耐性の癌を患う患者を診断または処置するための組成物。
  52. 【請求項52】 請求項38〜43のいずれか1項に記載のポリヌクレオチ
    ドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドを含む、
    多剤耐性の癌を患う患者を診断または処置するための組成物。
  53. 【請求項53】 配列番号4に示される配列からなるか、または配列番号4
    に相補的な配列からなる、単離されたポリヌクレオチドまたは精製されたポリヌ
    クレオチド。
  54. 【請求項54】 配列番号4に示される配列から本質的になるか、配列番号
    4に相補的な配列から本質的になる、単離されたポリヌクレオチドまたは精製さ
    れたポリヌクレオチド。
  55. 【請求項55】 配列番号4に示される配列を含むか、または配列番号4に
    相補的な配列を含む、単離されたポリヌクレオチドまたは精製されたポリヌクレ
    オチド。
  56. 【請求項56】 請求項53に記載の配列をコードする、単離されたポリヌ
    クレオチドまたは精製されたポリヌクレオチド。
  57. 【請求項57】 請求項54に記載の配列をコードする、単離されたポリヌ
    クレオチドまたは精製されたポリヌクレオチド。
  58. 【請求項58】 請求項55に記載の配列をコードする、単離されたポリヌク
    レオチドまたは精製されたポリヌクレオチド。
  59. 【請求項59】 配列番号4からなるポリヌクレオチド配列にストリンジェ
    ントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチド分子、または配列番号4か
    らなるポリヌクレオチドにストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリ
    ヌクレオチド分子の相補鎖。
  60. 【請求項60】 請求項53〜58のいずれか1項に記載のポリヌクレオチ
    ドを含む、ベクター。
  61. 【請求項61】 請求項60に記載のベクターにより安定に形質転換または
    トランスフェクトされた原核生物の宿主細胞または真核生物の宿主細胞。
  62. 【請求項62】 多剤耐性の癌を患う患者を診断する方法であって、以下: (a)該患者由来の組織または液体のサンプルを提供する工程; (b)該患者のサンプルにおいて、請求項53〜58のいずれか1項に記載の
    ポリヌクレオチドのレベルを決定する工程;および (c)(b)において決定された該ポリヌクレオチドのレベルを、多剤耐性の
    癌を患う患者における該ポリヌクレオチドの公知の範囲のレベルと比較する工程
    、 を包含し、ここで(b)において決定された該ポリヌクレオチドのレベルが、多
    剤耐性の癌を患う患者における該ポリヌクレオチドの該範囲のレベル内である場
    合、多剤耐性の癌の診断がなされる、方法。
  63. 【請求項63】 前記サンプルが、骨髄、大脳脊髄液、血液、涙、唾液およ
    び生検標本からなる群より選択される、請求項62に記載の方法。
  64. 【請求項64】 多剤耐性の癌を患う患者を処置する方法であって、以下: (a)請求項62に記載の多剤耐性の癌を患う患者を診断する工程、および (b)該患者を処置する工程、 を包含する、方法。
  65. 【請求項65】 (b)が請求項53〜58のいずれか1項に記載のポリヌ
    クレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチド
    を、前記患者に投与する工程を包含する、請求項64に記載の方法。
  66. 【請求項66】 請求項53〜58のいずれか1項に記載のポリヌクレオチ
    ドを含む、多剤耐性の癌を患う患者を診断または処置するための組成物。
  67. 【請求項67】 請求項53〜58のいずれか1項に記載のポリヌクレオチ
    ドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドを含む、
    多剤耐性の癌を患う患者を診断または処置するための組成物。
  68. 【請求項68】 多剤耐性の癌を患う患者を処置するための組成物をスクリ
    ーニングする方法であって、vRNAとボールト粒子との会合を破壊する組成物
    または処置を決定する工程を包含する、方法。
  69. 【請求項69】 前記決定される組成物または処置が、vRNAとボールト
    粒子の副ボールトタンパク質との会合を破壊する、請求項68に記載の方法。
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