[go: up one dir, main page]

JP2002518000A - 血清アルブミンの除去/精製のための方法およびその方法に使用する手段 - Google Patents

血清アルブミンの除去/精製のための方法およびその方法に使用する手段

Info

Publication number
JP2002518000A
JP2002518000A JP2000554768A JP2000554768A JP2002518000A JP 2002518000 A JP2002518000 A JP 2002518000A JP 2000554768 A JP2000554768 A JP 2000554768A JP 2000554768 A JP2000554768 A JP 2000554768A JP 2002518000 A JP2002518000 A JP 2002518000A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
serum albumin
binding
ligand
albumin
matrix
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000554768A
Other languages
English (en)
Inventor
ハンス・ヨハンソン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cytiva Sweden AB
Original Assignee
Amersham Bioscience AB
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amersham Bioscience AB filed Critical Amersham Bioscience AB
Publication of JP2002518000A publication Critical patent/JP2002518000A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/76Albumins
    • C07K14/765Serum albumin, e.g. HSA

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 a)血清アルブミンに親和性があり、血清アルブミンに選択的に結合可能であり、そしてb)使用する水性媒体に不溶なベースマトリクスに結合するか、または血清アルブミンと結合した後にそのようなマトリクスに結合することが可能である、リガンドと当該混合物を接触させることによって、血清アルブミンを他の化合物の混合物から除去する方法であって当該リガンドがアルブミン結合細菌細胞表面レセプターから誘導されること、および当該リガンドがこれらの型の細菌レセプターの天然形で見られるIgG-結合および/またはα2-マクログロブリン結合能を欠くことを特徴とする、当該方法。また、細胞表面細菌レセプターから誘導され、担体マトリクスに共有結合するアルブミン結合リガンドであって、当該リガンドが血清アルブミンとの結合能に関して一価であることを特徴とする、アルブミン結合リガンド。非血清アルブミン成分をアッセイすべきサンプルから血清アルブミンを除去する方法。その特徴は、アルブミン結合細菌レセプターから誘導されるアルブミン結合リガンドにより、サンプルを親和性吸着させることである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は、実質的に血清アルブミンの含まれない溶液/製剤を得るため、タン
パク質混合物を含む溶液から哺乳類の血清アルブミンを分離/精製するための方
法に関係する。当該発明は、1つまたはそれ以上の血清アルブミンに結合し得る
天然型細菌レセプターから誘導される新規固定型アルブミン結合リガンドにも関
係する。
【0002】 背景技術 長期間、哺乳類の血清アルブミン、例えば、ヒトまたはウシの血清アルブミン
(それぞれ、HSAおよびBSA)の大きな需要があった。HSAの場合、血漿体
積増量剤として主に治療的に使用されている。元来、血清アルブミンは、適当な
種源の血清/血漿から得られた。ここ数年間、組換え血清アルブミン、特にHS
Aの製造が注目されて来た。細菌により産生された組換え型の場合、インビボに
おいて哺乳類を危険にさらすため宿主細胞の混入物の除去が緊急の問題であった
。最近、トランスジェニック動物、例えばトランスジェニックウシにおけるHS
A産生は有利であることが判明した。しかし、この変法は、HSAが宿主動物の
HSA類似体と混合して存在するという欠点を有している(例えば、ウシでHS
Aを産生する場合、BSAと混在する)。これにより、新規な精製の問題、例え
ば、HSAからBSAの特異的除去という問題が生じた。
【0003】 インビボの使用を目的とした血清アルブミン製剤は、許容される実施において
、製剤が投与される種とは異種のタンパク質を0.01%未満、例えば0.00
1%未満含むものでなければならない。例えば、ヒトにおいて使用されるHSA
製剤は、BSAを0.01%未満、例えば0.001%未満含むものでなければ
ならない。パーセンテージはすべてw/wである。
【0004】 血清アルブミンの除去は、血清アルブミンを含むサンプルを他の成分について
アッセイする際にも重要である。全血液、血清および血漿のような血液由来サン
プルが典型的な例である。この種のサンプルにおいて、血清アルブミンは、最も
豊富に含まれる物質の1つであり、より少量存在する他の物質のアッセイを妨害
し得る。例えば、二次元ゲル電気泳動または断片マススペクトロメトリーによる
タンパク質成分分析において、血清アルブミンは、容易に妨害する。
【0005】 様々の型のアフィニティークロマトグラフィーおよび/またはイオン交換クロ
マトグラフィーは、血清アルブミン精製の初期に適用された。アフィニティーク
ロマトグラフィーの場合、一般的な目的は、十分な特異性を提供するグロマトグ
ラフィー媒体(クロマトグラフィーのベースマトリクスに結合するリガンド)の発
見である。それは、事前に決定された混入物質、または複合混合物からの最終産
物として望ましい血清アルブミンの何れかを除去するためである。
【0006】 従来から使用されており、血清アルブミンに対し選択性を有するリガンドの実
例は、Theodore PetersらによってAll about Alubumin-Biochemistry, Genetics
and Medical Applicationから得られる(Ed. Theodore Peters, Jr., Academic
Press (1996) pages 77-126)。種々の理由により血清アルブミンの選択的/特異
的および/または精製に使用されなかった。種特異性さえも備えた血清アルブミ
ン結合性の他の化合物もまた知られている。実例は、ある細菌、典型的には連鎖
球菌の細胞表面に存在するアルブミン結合レセプター(タンパク質)である。例え
ば、Nygren et al., Eur. J. Biochem. 193 (1990) 143-148(プロテインG)、Gu
ss et al., WO9507300(プロテインMAG)、Jonsson et al., Infect. Immun. 6
3 (1955) 2968-2975 (プロテインZAG)参照。これら細菌レセプターは、他の
タンパク質、例えば、プロテインGはIgGに、プロテインMAGおよびZAG
はIgGおよびα2-マクログロブリンにもしばしば結合する。これらタンパク質
の種々の特定結合能により、それらは、複合タンパク質混合物から血清アルブミ
ンの選択的/特異的除去用のリガンドとして適さなくなる。アルブミン結合断片
の主な使用は、融合パートナーとしての使用である。それは、例えば、精製すべ
きタンパク質に親和性ハンドルを与えるためである。固定化型が製造されたのは
、種々の哺乳類種の血清アルブミンに関係する結合性試験をするためであった。
更に、Nygren et al., (Eur. J. Biochem. 193 (1990) 143-148)参照。Guss et
al (WO9507300)は、特許の中で、哺乳類血液からアルブミンを大雑把に精製する
試みおいて、未処理プロテインMAGの使用例について概説している。しかし、
IgGおよびα2-マクログロブリンもまたアルブミンに結合するという結果がGu
ssらにより明らかとされた。
【0007】 血清アルブミンに結合する既知細菌レセプターの更なる例は、プロテインHお
よびMプロテインであり、両方とも連鎖球菌由来である。
【0008】 この種のレセプターの天然型は、アルブミンまたはIgGへの結合に応答する
1を超える部分配列を典型的に有する。当該レセプターは、1、2または3のア
ルブミン結合および/またはIgG結合領域を含み得る。機能的に類似する領域
は配列が異なり得る。
【0009】 本発明の目的 本発明の第一の目的は、タンパク質の混合物から血清アルブミンを除去する改
善された親和性方法を提供することである。純粋型の血清アルブミンまたは除去
血清アルブミンを実質的に含まない製品をつくるためである。
【0010】 第二の目的は、上記定義されるような親和性方法であって、1つまたはそれ以
上の他の血清アルブミンと混合して存在する血清アルブミンに対する改善された
選択性を有する親和性方法を提供することである。
【0011】 第三の目的は、血清アルブミンに対する選択性を改善したアルブミン結合リガ
ンドを有する新規親和性マトリクスを提供することである。
【0012】 第四の目的は、1つまたはそれ以上の非血清アルブミン成分をアッセイするサ
ンプルにおける血清アルブミンの除去方法を改善することである。
【0013】 血清アルブミンの除去方法は、アルブミン結合リガンドを有するマトリクスに
基く。
【0014】 本発明 上記細菌細胞表面レセプター型のアルブミン結合能を、血清アルブミンの選択
的除去および/または精製に有利にも利用し得ることであることが今回驚くべき
ことに明らかとなった。
【0015】 発明の方法には、(a)ある哺乳類種から誘導される血清アルブミンおよび(b)
他の成分、特にタンパク質を含む混合物を、血清アルブミンをリガンドに結合(
吸着)し得る条件下、リガンドと接触させることが含まれる。当該リガンドは、
血清アルブミンに親和性のあるものを事前に選び、ベースマトリクスに結合させ
、または血清アルブミンに結合した後ベースマトリクスに結合することができる
。当該リガンドが、血清アルブミンに対し親和性のある細菌レセプターのアルブ
ミン結合型(当該型は、これら種類のレセプターの天然型のIgG-またはα2-マ
クログロブリン結合能を含まない)から誘導されることを本発明の特徴とする。
当該型は、典型的には、IgG-および/またはα2-マクログロブリンに対する
結合能に応答するアミノ酸配列を含まない断片である。
【0016】 リガンド アルブミン結合断片が上記細菌細胞表面レセプター、例えば、プロテインG、
MAGおよびZAGおよびプロテインHおよびM-プロテインから得ることがで
きることが従来から知られていた。現在の知識では、リガンドとして使用する最
も好ましい断片は、アルブミン結合に関して一価である、例えば、1つを除くす
べてのアルブミン結合領域が中和されている天然レセプターの形態である。これ
は、他の結合能阻害が存在しない限り、二価、三価および他の多数価断片をも使
用され得ることを排除するものではない。組換え技術により、任意の数のアルブ
ミン結合領域を互いに連続して結合させることが原理的に可能である。
【0017】 連鎖球菌のプロテインG(SPG)では、様々な領域が株G148で述べられて
いるように配置されている。例えば、Nygren et al., J. Mol. Recognit.1(1988
) 69-によるSjoelander et al., J. Immunol. Meth. 201 (1997) 115-123中の図
1:
【化1】 参照。alb1、alb2およびalb3は、株G148由来SPGの3つのア
ルブミン結合領域に相当する。アルブミン結合領域の数は、株によって異なる。
【0018】 純粋な断片に加えて、天然型およびそのアルブミン結合断片から誘導された様
々な組換え構成もまた使用し得る。アルブミン結合能は保持するが、IgGおよ
び/またはα2-マクログロブリンへの結合能を欠く変異型、および担体マトリク
スへの共有結合を促進する1つまたはそれ以上のアミノ酸、例えばシステインが
付加または挿入された型が実例である。アミノ酸残基の付加/挿入は、好ましく
は、アルブミン結合部位の外側、例えば、カルボキシおよび/またはアミノ末端
で生じる。当該変化が、アルブミン結合部位内で生じ、かつ、当該部位の結合能
が保持される場合、置換するアミノ酸残基は、置換される残基に関連して保存さ
れている。
【0019】 除去/精製されるべき血清アルブミンを含むサンプル 除去および/または精製されるべき血清アルブミンは、典型的に、他のタンパ
ク質および/または生体分子を伴う混合物中に存在する。当該サンプルは、(a)
血液製剤(血漿および血清のような)、(b)血清アルブミンを発現するように形質
転換された培養宿主細胞から得られる発酵液(fermentaion liquid)、(c)他の種
の血清アルブミンを生ずるように形質転換されたトランスジェニック哺乳類から
得られた体液、および(d)これらの型の液体の何れかから得られた処理(working
up)物等である。液体がトランスジェニック動物から得られる場合、当該液体は
、しばしば、その種に関係する通常の血清アルブミンも含む。
【0020】 マトリクスおよびリガンドによるそのマトリクスへの結合 本発明の好ましい形式では、当該リガンドは、使用する水性媒体に不溶なベー
スマトリクスに結合する。そのマトリクスは、しばしば、使用する水性媒体に親
水性表面を呈示する、すなわち、外側表面および存在するならば内側表面におい
て、ヒドロキシ(-OH)、カルボキシ(-COOH)、カルボキシアミド(-CONH 2 、あるいはN-置換型)、アミノ(-NH2、あるいは置換型)、オリゴ-またはポリ
エチレンオキシ基を呈示するポリマーをベースとする。典型的に、当該マトリク
スは、クロマトグラフィーマトリクスとして通常使用するもと同じ種類のもので
ある。例えば、当該ポリマーは、デキストラン、デンプン、セルロース、プルラ
ン、アガロース等のようなポリサッカライドをベースとし、必要ならば、例えば
、ビスエポキシド、エピハロヒドリン、1,2,3-トリハロ置換低級炭化水素と
架橋し、適当な多孔性および剛性を供与する。当該マトリクスはまた、ポリビニ
ルアルコール、ポリヒドロキシアルキルアクリレート、ポリヒドロキシアルキル
メタクリレート、ポリアクリルアミド、ポリメタクリルアミド等のような合成ポ
リマーをベースとする。ジビニルおよびモノビニル置換ベンゼンをベースとする
疎水性ポリマーのようなものの場合、当該マトリクスの表面を、上記のような親
水性基を周囲の水性溶液に呈示させるために、しばしば親水性とする。
【0021】 当該マトリクスは、無機化学的性質、例えば、シリカ、酸化ジルコニウム等で
もある。
【0022】 物理的に不溶なマトリクスは、多孔性モノリス型であるか、または多孔性もし
くは非多孔性であるビーズ/粒子型であり得る。ビーズ/粒子型のマトリクスは
、充填ベッドまたは懸濁型として使用し得る。懸濁型には、分級拡張型ベッド(c
lassified expanded bed)および粒子/ビーズが円運動する純粋懸濁型が含まれ
る。モノリス、充填ベッドおよび分級拡張型ベッドの場合、分離操作は、流向に
そって生ずる吸着分子の濃度勾配による通常のクロマトグラフィーとして分類さ
れる。純粋懸濁の場合、当該分離操作は、回分型である。
【0023】 懸濁の場合、ビーズ/粒子には、分級拡張型ベッドとしたときに流速を増加で
きるように高密度充填物質(densifying filler material)を加えることができ、
親和性結合(吸着)の後ビーズ/粒子の沈降が促進される。例えば、WO-A-9717132
(Amersham Pharmacia Biotech AB)およびWO-A-9200799(Upfront Chromatography
)参照。
【0024】 当該リガンドをマトリクスに、通常のカップリング技術を利用して、例えば、
リガンドに存在するアミノおよび/またはカルボキシル基を介して結合させ得る
。システイン残基が存在する場合、同様に利用され得る(チオエーテルまたはジ
スルフィド結合)。ビスエポキシド、エピクロロヒドリン、CNBr、N-ヒドロ
キシスクシンイミド(NHS)等が典型的な結合剤である。
【0025】 ベースマトリクスとリガンドの間には、リガンドの有用性が改善され、かつ、
マトリクスに対するリガンドの化学結合が促進される導入スペーサーがしばしば
存在する。一般的に、当該スペーサーは、1-50原子の長さの炭化水素鎖であ
る。炭化水素鎖は、直線状、分枝状、または環状であり、所望により、1つまた
はそれ以上のエーテル酸素原子またはアミノ窒素原子が介在し、および/または
所望により1つまたはそれ以上のヒドロキシ、低級アルコキシ、またはアミノ基
で置換されている(-NH2/NH3 +、各水素は、低級アルキルまたは低級アシル
基で置換され得る)。低級アルキルまたはアシル基は、主として、C1−C10アル
キル/アシルを意味する。当該スペーサー基はまた、結合方法論に依存し、重要
な加水分解安定性を有するエステル、アミド、チオエーテル基等を含む。
【0026】 当該スペーサーはまた、スペーサーあたり幾つかのリガンドによる結合を重合
的に供与し得る。この型のスペーサーは、しばしば、親水性であり、エクステン
ダー、テンタクル(tentacle)等と呼ばれている。例えば、国際特許出願PCT/SE98
/00189(Amersham Pharmacia Biotech AB)参照。
【0027】 当該リガンドはまた、物理的吸着または生物特異的吸着のような非共有結合に
よりマトリクスに結合し得ると考えられる。後者の結合型の場合、ビオチン-ス
トレプトアビジンシステムを使用し得る。
【0028】 可能性ある変形として、当該リガンドは、可溶性型であって、血清アルブミン
に結合した後に不溶性となるものであってもよい。これは、例えば、リガンドを
ビオチンに結合させることにより、およびストレプトアビジンマトリクスを伴う
可溶性リガンドビオチン結合体と血清アルブミンとの間で形成される複合体を接
触させることによる不溶性化により、達成し得る。
【0029】 操作段階 吸着段階の間、当該条件は、リガンドと目的の血清アルブミンとの間の結合を
促進するように選択する。pHは、典型的には、4-8の間から選択され、イオ
ン強度は、0-3M NaClの間であり、温度は0-40℃の間、好ましくは4-
37℃である。正確な値は、除去/精製されるべき血清アルブミンおよびマトリ
クスに結合するリガンドの種類に依存する。
【0030】 吸着後、リガンドに結合する血清アルブミンは、例えば、結合血清アルブミン
を第一に吸着し、例えば、イオン交換体において、続けてそれを吸着させること
により、更に処理し得る。適当な吸着条件には、pH、イオン強度、温度の変化
および/または結合により阻害する化合物の添加を含み得る。主な規則は、もち
ろん、血清アルブミンが不可逆的に変性する条件に変化させないことである。
【0031】 血清アルブミンのリガンドへの結合は、他の吸着段階の前に行い得る。その段
階は、例えば、イオン交換または免疫リガンドに基づき得る。
【0032】 出発混合物が2つの血清アルブミンを含む場合、一方はリガンドに吸着し、他
方は液体中に残存する。液体中に残存する血清アルブミンを精製するため、処理
を当該液体において続け得る。
【0033】 アッセイ目的で血清アルブミン中のサンプルを低く調整するため、血清アルブ
ミンを除去する場合、その後、所望により、1つまたはそれ以上の付加的なコン
ディショニング段階後、当該サンプルをアッセイする。上記参照。
【0034】 本発明の別の態様は、細胞表面細菌レセプターから誘導され、担体マトリクス
に共有結合したアルブミン結合リガンドである。この態様は、当該リガンドが血
清アルブミン結合能に関し一価であることを特徴とする。優先日における最も好
ましい形式では、当該リガンドは、実質的にSPGの領域A3に相当する。上記
参照。
【0035】 更なる本発明の態様は、上記細菌レセプターおよび/または血清アルブミンで
はない少なくとも1つの他の成分を検定すべき生体サンプルから血清アルブミン
を除去するためのアルブミン結合修飾または断片の何れかの使用である。レセプ
ターのIgG結合および/またはα2-マクログロブリン部分配列をも含むことに
より、IgGおよび/またはα2-マクログロブリンもまた除去される。マトリク
スの選択、結合技術、結合段階の条件等は、実質的に上記と同一である。血清ア
ルブミン除去後、可能ならば、IgGおよび/またはα2-マクログロブリンの除
去、および望ましいならば1つまたはそれ以上の付加的コンディショニング段階
と組合せて、当該サンプルに目的のアッセイを行う。典型的なアッセイには、二
次元ゲル電気泳動および/またはマススペクトロメトリー破砕および個々タンパ
ク質および/もしくはその断片パターンの最終アナライトが含まれる。原理的に
、任意のタンパク質は、上記前処理の後アッセイし得る。除外は血清アルブミン
であり、リガンドさらにIgGおよび/またはα2-マクログロブリンに依存する
【0036】 当該発明は、更に添付の特許請求の範囲により特定され、最も好ましい部分に
関する実験的支持により記載されている。
【0037】 実験部分 固定化:本試験で使用するタンパク質は、完全アルブミン結合ドメインA3を含
む連鎖球菌プロテインGの7.1kDa断片であった(Kraulis et al., FEBS le
tter 378 (1996) 190-194中の断片SPG−ABD3、aa254−299)。約
2mgの断片を、製造者説明書に従い1mlNHS活性化カラム、HiTrap
(Amersham Pharmacia Biotech AB, Uppsala, Sweden)に固定した。(NHS=N-
ヒドロキシ-スクシンイミド)
【0038】 クロマトグラフィーの条件:全サンプルをpH7.0に調整し、その後、カラム
にロードした。20mM リン酸ナトリウムおよび150mM 塩化ナトリウム、
pH7.0からなる緩衝液(緩衝液A)を平衡化に用い、カラムにサンプルをロー
ドした後洗浄する。
【0039】 溶出は、20mM クエン酸、150mM 塩化ナトリウム緩衝液、pH2.7
(緩衝液B)を用いることにより、pHを2.7に低下させ行った。
【0040】 サンプル:緩衝液A中のヒト血清アルブミンHSA(Sigma, St Louis, MO, U.S.
A.)2mg/mlおよび緩衝液A中のウシ血清アルブミンBSA(Sigma, St Louis
, Mo, U.S.A.)2mg/mlおよび酸処理したウシ乳清、単味またはBSAまた
はHSAでスパイクしたもの。全サンプルをpH7.0に調整し、45μl depth
フィルターで濾過した後、適用した。
【0041】 クロマトグラフィーの操作:当該カラムを約5カラム体積(Cv)の緩衝液Aで平
衡化した。その後、2mlのサンプルを適用し、更に当該カラムを更なる6Cv
の緩衝液Aで洗浄し、その後、溶出は、5Cvの緩衝液Bを適用することにより
行った。その操作の後、280nmのオンラインUV検出を行った。緩衝液Bに
よって妨害されないか、または溶出する、カラムを通過するUV吸着(adsorbing
)物質を回収し、更にタンパク質検出用のSDS-PAGEおよび銀染色により分
析した。
【0042】 結果:HSAがサンプル中に存在するとき、HSAは、カラムに量的に結合し、
その後、緩衝液Bで溶出した。BSAがサンプル中に存在するとき、BSAはブ
レイクスルーで検出され、BSAは溶出液中では検出されなかった。ウシ無添加
乳清(plain bovine whey)の場合、SDS-PAGE/銀染色によりサンプル中で
検出される全タンパク質はブレイクスルー中で検出され、その一方、溶出液中で
はタンパク質は全く見られなかった。その結果が示すのは、アルブミン結合細菌
細胞表面レセプターの断片は、HSAおよびBSAの両方を含む混合物から吸着
するHSAに対し極度に高い選択性を有し得ることである。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)血清アルブミンに親和性があり、血清アルブミンに選択
    的に結合可能であり、そして b)使用する水性媒体に不溶なベースマトリクスに結合するか、または血清アル
    ブミンと結合した後にそのようなマトリクスに結合することが可能である、 リガンドと当該混合物を接触させることによって、血清アルブミンを他の化合物
    の混合物から除去する方法であって、 当該リガンドがアルブミン結合細菌細胞表面レセプター、好ましくは連鎖球菌
    表面レセプターから誘導されること、および当該リガンドがこれらの型の細菌レ
    セプターの天然形で見られるIgG-結合および/またはα2-マクログロブリン
    結合能を欠くことを特徴とする、 当該方法。
  2. 【請求項2】 当該混合物がトランスジェニック哺乳類、好ましくはウシか
    ら誘導され、当該哺乳類は形質転換されて、トランスジェニック哺乳類以外の他
    の種、好ましくはヒトの哺乳類の血清アルブミンを発現することを特徴とする、
    請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 当該リガンドには、1つまたはそれ以上の個々のサブユニッ
    トが含まれ、それぞれが血清アルブミンと結合することができることを特徴とす
    る、請求項1−2の何れかに記載の方法。
  4. 【請求項4】 当該リガンドには、1つのみの血清アルブミン結合サブユニ
    ットが含まれることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 当該アルブミン結合細菌レセプターがプロテインGであるこ
    とを特徴とする、請求項1−4の何れかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 当該血清アルブミンを異種性タンパク質として発現し、当該
    血清アルブミンが好ましくはヒト血清アルブミンである、宿主から当該混合物を
    誘導することを特徴とする、請求項1−5の何れかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 当該リガンドが当該マトリクスに共有結合していることを特
    徴とする、請求項1−6の何れかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 当該リガンドにアミノ酸配列が含まれ、当該共有結合がアミ
    ノ基および/またはカルボキシル基および/またはメルカプト基を利用しており
    、当該基がリガンドのアミノ酸配列中のアミノ酸中に存在することを特徴とする
    、請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 吸着段階後、当該血清アルブミンを当該親和性吸着剤から溶
    出させ、所望により更なる処理を行うことを特徴とする、請求項1−8の何れか
    に記載の方法。
  10. 【請求項10】 細胞表面細菌レセプターから誘導され担体マトリクスに共
    有結合するアルブミン結合リガンドであって、血清アルブミン結合能に関し一価
    であることを特徴とする、アルブミン結合リガンド。
  11. 【請求項11】 当該リガンドがSPGの領域A3に実質的に相当すること
    を特徴とする、請求項10に記載のアルブミン結合リガンド。
  12. 【請求項12】 非血清アルブミン成分をアッセイするサンプルから血清ア
    ルブミンを除去する方法であって、当該サンプルが、アルブミン結合細菌レセプ
    ターから誘導されるアルブミン結合リガンドによる親和性吸着処理に付されるこ
    とを特徴する、当該方法。
JP2000554768A 1998-06-18 1999-05-25 血清アルブミンの除去/精製のための方法およびその方法に使用する手段 Pending JP2002518000A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
SE9802213A SE9802213D0 (sv) 1998-06-18 1998-06-18 A method for the removal/purification of serum albumins and means for use in the method
SE9802213-0 1998-06-18
PCT/SE1999/000879 WO1999065943A1 (en) 1998-06-18 1999-05-25 A method for the removal/purification of serum albumins and means for use in the method

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002518000A true JP2002518000A (ja) 2002-06-25

Family

ID=20411791

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000554768A Pending JP2002518000A (ja) 1998-06-18 1999-05-25 血清アルブミンの除去/精製のための方法およびその方法に使用する手段

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6613884B1 (ja)
EP (1) EP1086133A1 (ja)
JP (1) JP2002518000A (ja)
AU (1) AU4809499A (ja)
SE (1) SE9802213D0 (ja)
WO (1) WO1999065943A1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050037331A1 (en) * 2003-08-13 2005-02-17 William Galbraith Apparatuses and methods for reducing albumin in samples
CA2605024C (en) 2005-04-15 2018-05-22 Macrogenics, Inc. Covalent diabodies and uses thereof
US11254748B2 (en) 2005-04-15 2022-02-22 Macrogenics, Inc. Covalent diabodies and uses thereof
US9284375B2 (en) 2005-04-15 2016-03-15 Macrogenics, Inc. Covalent diabodies and uses thereof
CA2813747A1 (en) * 2010-10-11 2012-04-19 Chen Wang Processes for purification of proteins
SG11201507424WA (en) 2013-03-14 2015-10-29 Macrogenics Inc Bispecific molecules that are immunoreactive with immune effector cells that express an activating receptor
UA116479C2 (uk) 2013-08-09 2018-03-26 Макродженікс, Інк. БІСПЕЦИФІЧНЕ МОНОВАЛЕНТНЕ Fc-ДІАТІЛО, ЯКЕ ОДНОЧАСНО ЗВ'ЯЗУЄ CD32B I CD79b, ТА ЙОГО ЗАСТОСУВАННЯ
US11384149B2 (en) 2013-08-09 2022-07-12 Macrogenics, Inc. Bi-specific monovalent Fc diabodies that are capable of binding CD32B and CD79b and uses thereof
EP2840091A1 (en) 2013-08-23 2015-02-25 MacroGenics, Inc. Bi-specific diabodies that are capable of binding gpA33 and CD3 and uses thereof
EP2839842A1 (en) 2013-08-23 2015-02-25 MacroGenics, Inc. Bi-specific monovalent diabodies that are capable of binding CD123 and CD3 and uses thereof
MX386297B (es) 2014-09-29 2025-03-18 Univ Duke Moleculas biespecificas que comprenden un brazo orientado a la envoltura vih-1.
US12161777B2 (en) 2020-07-02 2024-12-10 Davol Inc. Flowable hemostatic suspension
US11739166B2 (en) 2020-07-02 2023-08-29 Davol Inc. Reactive polysaccharide-based hemostatic agent
WO2022146917A1 (en) 2020-12-28 2022-07-07 Davol Inc. Reactive dry powdered hemostatic materials comprising a protein and a multifunctionalized modified polyethylene glycol based crosslinking agent

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5633076A (en) * 1989-12-01 1997-05-27 Pharming Bv Method of producing a transgenic bovine or transgenic bovine embryo
CA2114112A1 (en) * 1991-07-31 1993-02-18 David R. Hurwitz Transgenic protein production
GB9414651D0 (en) * 1994-07-20 1994-09-07 Gene Pharming Europ Bv Separation of human serum albumin
US6268487B1 (en) * 1996-05-13 2001-07-31 Genzyme Transgenics Corporation Purification of biologically active peptides from milk

Also Published As

Publication number Publication date
SE9802213D0 (sv) 1998-06-18
AU4809499A (en) 2000-01-05
WO1999065943A1 (en) 1999-12-23
EP1086133A1 (en) 2001-03-28
US6613884B1 (en) 2003-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6724000B2 (ja) 変異免疫グロブリン結合ポリペプチド
AU2003217119B2 (en) A mutated immunoglobulin-binding protein
JP2019165747A (ja) 突然変異免疫グロブリン結合ポリペプチド
JP4776615B2 (ja) 抗体精製
JP6843438B2 (ja) 改変κ軽鎖結合ポリペプチド
KR102577963B1 (ko) 이뮤노글로불린 결합 단백질 및 그것을 사용한 친화성 담체
EP0355047B1 (en) Purified protein a compositions and methods for their preparation
US5948894A (en) Immunoadsorbent reagents
US6613884B1 (en) Method for the removal/purification of serum albumins and means for use in the method
CA2483616A1 (en) Method, use and kit for separating albumin from contaminants in a liquid
US8088833B2 (en) Method for purifying an IgG monomer
JPS62253396A (ja) アフイニテイ・クロマトグラフイ−材料及びこれを用いてのボルデテラ属細菌の蛋白質抗原の精製法
JP6722187B2 (ja) アフィニティー担体およびイムノグロブリンを単離する方法
NARAYANAN Application of liquid Chromatography to the Purification of Proteins and Peptides
WO1996041185A1 (en) Methods and compositions for binding endotoxins
WO1996041185A9 (en) Methods and compositions for binding endotoxins
Dordick Patents and literature
Dordick Patents and literature: Affinity-based separations and purifications
Pedersen et al. Purification of recombinant proteins by immunoaffinity chromatography with preselected antibodies
JPH013198A (ja) インターリューキン−2の精製方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20041124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20041214

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20041214