JP2002365251A - マイクロ化学システム - Google Patents
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Abstract
システムを提供する。 【解決手段】 マイクロ化学システム1は、冶具20,
26及び回転軸21から構成される回動機構に配された
入射光学系と検出器51とを備える。回転軸21に片持
ちに設けられた冶具20にはロッドレンズ10が貫通し
て固定されており、ロッドレンズ10の下方には板状部
材30が配置されており、板状部材30の下方には、板
状部材30に収められた試料を透過した出力光を検出す
る光電変換器51が回転軸21に片持ちに設けられた冶
具26の先端に配設されており、冶具20,26を回動
して位置を変え、板状部材30の各所に収めた試料を透
過した出力光を検出する。
Description
光照射して熱レンズを形成するとともに検出光を照射し
て、試料を透過した検出光の偏向にともなう強度の変化
を測定するマイクロ化学システムに関する。
めの集積化技術が、化学反応の高速性、微小量での反
応、オンサイト分析等の観点から注目され、世界的に精
力的に研究が進められている。
ス基板等を用いたマイクロ化学システムは、小さなガラ
ス基板等に作製した微細な流路の中で試料の混合、反
応、分離、抽出、検出等の全ての機能を発揮できること
を目指したものである。マイクロ化学システムで行う反
応の例にはジアゾ化反応、ニトロ化反応、抗原抗体反応
があり、抽出や分離の例には溶媒抽出、電気泳動分離、
カラム分離などがある。
の例に、特開平8−178897号公報で提案されてい
る電気泳動装置がある。この電気泳動装置は、極微量の
タンパクや核酸等を分析する装置であり、互いに接合さ
れた2枚のガラス基板からなる流路付き板状部材を備え
ている。この部材は板状であるので、断面が円形又は角
形のガラスキャピラリチューブに比べて破損しにくく、
取扱いが容易である。
量が微量であるので、高度な検出方法が必須であるが、
微細な流路の液中試料の光吸収によって発生する熱レン
ズ効果を利用した光熱変換分光分析法が確立されること
により、実用化の道が開かれた。
射したときに試料中の溶質の光吸収に起因して放出され
る熱エネルギーによって溶媒が局所的に温度上昇して屈
折率が変化し、その結果、熱レンズが形成されるという
光熱変換効果を利用する分析方法である。
て励起光を極微小試料に集光照射すると光熱変換効果が
誘起される。多くの物質では温度上昇に伴い屈折率が小
さくなる。したがって、励起光が集光照射された試料
は、温度上昇の度合いが大きい集光中心に近付くほど屈
折率の低下が大きく、熱拡散によって温度上昇の度合い
が小さい周辺部に近付くほど屈折率の低下が小さい。光
学的にはこの屈折率の分布はちょうど凹レンズと同じ効
果を持つので、この効果を熱レンズ効果と呼び、効果の
大きさ、即ち凹レンズの度数は試料の光吸収度に比例す
る。また、屈折率が温度に比例して大きくなる場合は逆
に、凸レンズと同じ効果が生じる。
熱の拡散、即ち屈折率変化を観察するものであるので、
極微小試料の濃度を検出するのに適している。
ロ化学システムとしては、例えば特開平10−2322
10号公報に記載された光熱変換分光分析装置が提案さ
れている。
流路付き板状部材は、顕微鏡の対物レンズの下方に配置
され、励起光源から出力された所定波長の励起光は、顕
微鏡に入射し、この顕微鏡の対物レンズにより流路付き
板状部材の分析用流路内の試料に集光照射される。この
集光照射の集光照射位置を中心として熱レンズが形成さ
れる。
光と異なる検出光は、顕微鏡に入射し、顕微鏡から出射
される検出光は、励起光によって試料に形成された熱レ
ンズに集光照射され、試料を透過して発散又は集光す
る。この試料から発散又は集光して出射された光は信号
光となり、その信号光は、集光レンズ及びフィルタ、又
はフィルタのみを経て検出器により検出される。この検
出器により検出された信号光の強度は、試料において形
成された熱レンズに応じたものになる。
においては、熱レンズは励起光の集光照射位置(以下、
焦点位置と記す。)に形成され、且つ形成された熱レン
ズの屈折率の変化は、波長が励起光と異なる検出光によ
り検出される。
光熱変換分光分析装置は、光源、測定部や検出部(光電
変換部)の光学系等の構成が複雑であるために、大型で
可搬性に欠けていた。このため、この光熱変換分光分析
装置を利用して分析などを行う場合、場所や装置の操作
が限定されるという問題があり、延いては、ユーザの作
業効率が悪いという問題がある。
路付き板状部材に対して顕微鏡用対物レンズが大きいの
で装置の小型化を妨げていた。
場合は、試料を載せているステージを移動させる必要が
あった。試料が流路付き板状部材の流路内に有る場合
は、ステージの移動によって流れが乱されてしまう。こ
のため、試料を安定して測定するためには、移動したス
テージをしばらく放置して、流路中の流れの乱れが収ま
るまで待たねばならずユーザの作業効率が悪いという問
題もある。
起光の焦点位置と検出光の焦点位置とが異なっているこ
とを必要とする。
する熱レンズの形成位置と検出光の焦点位置の説明図で
あり、(a)は、対物レンズが色収差をもつ場合を示
し、(b)は、対物レンズが色収差をもたない場合を示
す。
図7(a)に示すように、熱レンズ131は、励起光の
焦点位置132に形成されると共に、検出光の焦点位置
133はΔLだけ励起光の焦点位置132からずれるの
で、この検出光により熱レンズ131の屈折率の変化を
検出光の焦点距離の変化として検出できる。一方、対物
レンズ130が色収差をもたない場合は、図7(b)に
示すように、検出光の焦点位置133は、励起光の焦点
位置132に形成される熱レンズ131の位置とほぼ一
致し、その結果、検出光は、熱レンズ131によって偏
向することはなく、熱レンズ131の屈折率の変化を検
出することができない。
色収差をもたないように製造されているので、上記の理
由により、検出光の焦点位置133は、励起光の焦点位
置132に形成される熱レンズ131の位置とほぼ一致
し(図7(b))、熱レンズ131の屈折率の変化を検
出できない。このため、測定の度に、熱レンズが形成さ
れる位置を、図8(a)及び図8(b)に示すように、
検出光の焦点位置133からずらしたり、図9に示すよ
うに、図示しないレンズを用いて検出光を若干の角度を
つけて入射させることにより検出光の焦点位置133を
熱レンズ131からずらしたりしなければならず、この
点でもユーザの作業効率が悪いという問題がある。
できるマイクロ化学システムを提供することにあり、さ
らに、小型化ができるマイクロ化学システムを提供する
ことにある。
に、請求項1記載のマイクロ化学システムは、分析対象
物を収容する板状部材と、所定波長の励起光を出力する
励起光光源と、波長が前記励起光と異なる検出光を出力
する検出光光源と、前記励起光と前記検出光を同軸的に
前記分析対象物に入射させる入射光学系と、前記分析対
象物からの出力光を検出する検出器とを備えるマイクロ
化学システムにおいて、前記板状部材は、前記入射光学
系と前記検出器との間に両者から分離して配置されたこ
とを特徴とする。
れば、板状部材は、入射光学系と検出器との間に両者か
ら分離して配置されているので、測定位置の変更が容易
であり、ユーザの作業効率を向上できる。
請求項1記載のマイクロ化学システムにおいて、回転軸
を有し、前記入射光学系及び前記検出器の相対位置を維
持しつつ前記入射光学系及び前記検出器を前記回転軸を
中心に回動させる回動機構を備えることを特徴とする。
れば、入射光学系及び検出器の相対位置を維持しつつ入
射光学系及び検出器を回転軸を中心に回動させるので、
測定位置を変更する際に板状部材を移動させる必要がな
く迅速に測定でき、もって、ユーザの作業効率をさらに
向上できるとともに、異なる測定点での測定ができるマ
イクロ化学システムとしては小型化できることとなる。
請求項2記載のマイクロ化学システムにおいて、前記入
射光学系は、前記回転軸の延びる方向の中心軸線に一致
する中心軸線光路と、該中心軸線光路を進行してきた光
を既定の角度で反射する、前記回転軸とともに回転する
第1の反射手段と、該第1の反射手段によって反射され
た光を前記検出器に向けて反射する第2の反射手段とを
備えることを特徴とする。
請求項1記載のマイクロ化学システムにおいて、前記入
射光学系及び前記検出器の相対位置を維持しつつ該入射
光学系及び該検出器を前記板状部材の板面に平行に移動
させる平行移動機構を備えることを特徴とする。
れば、平行移動機構が入射光学系及び検出器の相対位置
を維持しつつ入射光学系及び検出器を板状部材の板面に
平行に移動させるので、測定位置を変更する際に板状部
材を移動させる必要がなく迅速に測定でき、もって、ユ
ーザの作業効率をさらに向上できるとともに入射光学系
及び検出器の相対位置を調整する機構が不要であり、マ
イクロ化学システムを小型化できる。
請求項4記載のマイクロ化学システムにおいて、前記入
射光学系は、前記検出器に向けて光を反射する反射手段
と、該反射手段によって反射された光の光路上に配置さ
れたレンズとを有し、前記平行移動機構は、前記板面に
平行に延びる案内部材と、少なくとも前記反射手段及び
前記レンズ並びに前記検出器が固定された、前記案内部
材に案内される可動部材とを備えることを特徴とする。
請求項1記載のマイクロ化学システムにおいて、前記入
射光学系は、少なくとも前記検出器に向けて光を反射す
る反射手段及び該反射手段によって反射された反射光の
光路上に配置されたレンズから成る複数組の入射ユニッ
トと、前記反射手段の各々に向けて反射光の光路を変更
する光路変更手段とを備えることを特徴とする。
れば、入射光学系は、少なくとも検出器に向けて光を反
射する反射手段及び該反射手段によって反射された反射
光の光路上に配置されたレンズから成る複数組の入射ユ
ニットと、反射手段の各々に向けて反射光の光路を変更
する光路変更手段とを備えるので、光路変更手段によっ
て所望の入射ユニットに光を向けることによって、異な
る測定点での測定が迅速に行え、もってユーザの作業効
率をさらに向上できるとともに、異なる測定点での測定
ができるマイクロ化学システムとしては小型化できる。
請求項6記載のマイクロ化学システムにおいて、前記光
路変更手段は、反射角度を変えることによって前記反射
光の光路を変更することを特徴とする。
請求項6記載のマイクロ化学システムにおいて、前記光
路変更手段は、入射して来る光の光路に並行に移動する
ことによって前記反射光の光路を変更することを特徴と
する。
請求項請求項1乃至4のいずれか1項に記載のマイクロ
化学システムにおいて、前記入射光学系は、屈折率分布
型レンズを備えることを特徴とする。
れば、入射光学系は、屈折率分布型レンズを備えている
ので、通常のレンズを備えたものと比較してレンズの占
める空間が相当に小さく、もって、マイクロ化学システ
ムをさらに小型化できる。
は、請求項請求項5乃至8のいずれか1項に記載のマイ
クロ化学システムにおいて、前記レンズは屈折率分布型
レンズであることを特徴とする。
よれば、レンズは、屈折率分布型レンズであるので、通
常のレンズを備えたものと比較してレンズの占める空間
が相当に小さく、もって、マイクロ化学システムをさら
に小型化できる。
は、請求項1乃至10のいずれか1項に記載のマイクロ
化学システムにおいて、前記板状部材は、前記分析対象
物を収納する流路を少なくとも1つ備えることを特徴と
する。
よれば、板状部材は、分析対象物を収納する流路を少な
くとも1つ備えるので、流路上に異なる測定点を容易に
設定でき、もって、ユーザの作業効率をより一層に向上
できる。
マイクロ化学システムの構成を図面を参照しながら説明
する。
マイクロ化学システムの概略構成を示す模式図である。
起光を出力する励起光光源41、波長が励起光とは異な
る検出光を出力する検出光光源42、試料(分析対象
物)を収容する板状部材30、励起光と検出光とを同軸
的に試料に入射させる入射光学系、試料からの出力光を
検出する検出器51から構成される。これらのうち、入
射光学系と検出器51とは、後述する冶具20,26及
び回転軸21から構成される回動機構に配されている。
上には励起光を変調するためのチョッパー43が配置さ
れている。このチョッパー43よりも励起光の進行方向
下流にはダイクロイックミラー44が配置されている。
このダイクロイックミラー44には検出光光源42から
出力された検出光と励起光とが入射して、両者は同軸の
光(以下、同軸光という。)になる。
ている。このミラー23によって進行方向を変えられた
同軸光の光路は、後述する回転軸21の延びる方向の中
心軸線に一致する。この回転軸21は一端(図面上、下
端)に連結されたモータ22によって回転する。他端側
(図面上、上端側)にはミラー24(第1の反射手段)
が設けられている。
軸21に片持ちに設けられている。冶具20は回転軸2
1の延びる方向に直交する方向に延びており、先端部近
傍には屈折率分布型のロッドレンズ10が貫通して固定
されている。ロッドレンズ10よりも更に先端寄りの上
面にはミラー25(第2の反射手段)が配設されてい
る。ミラー25はロッドレンズ10の上方に位置してお
り、ミラー24によって進行方向を変えられた同軸光
は、ミラー25によって再び進行方向を変えられてロッ
ドレンズ10を通過する。
って屈折率が連続的に変化する円柱状透明体から成り
(例えば、特公昭63−63502号公報)、例えばガ
ラス又はプラスチックによって製造される。
方向にrの距離の位置における屈折率n(r)が、軸上
屈折率をn0、2乗分布定数をgとして、近似的にrに
関する2次方程式 n(r)=n0{1−(g2/2)・r2} で表わされる集束性光伝送体として知られている。
z0<π/2gの範囲内で選ぶとき、その結像特性は、
両端面が平坦でありながら通常の凸レンズと同じであ
り、平行入射光線によって出射端より、 s0=cot(gz0)/n0g の位置に焦点が作られる。
の方法で製造される。
%、B2O3:17〜23%、Na2O:5〜17%、T
l2O:3〜15%を主成分とするガラスでロッドを成
形した後、このガラスロッドを硝酸カリウム塩等のイオ
ン交換媒体中で処理してガラス中のタリウムイオン及び
ナトリウムイオンと媒体中のカリウムイオンとをイオン
交換して、ガラスロッド内に中心から周辺に向けて連続
的に低減する屈折率分布を与える。
対して検出光の焦点位置がわずかにΔLだけずれるよう
に設定され(図7(a))。
π・(d/2)2/λ1で計算される。ここで、dは、d
=1.22×λ1/NAで計算されるエアリーディスク
であり、λ1は、励起光の波長(nm)、NAは、ロッ
ドレンズ10の開口数である。
の厚みによって変化する。共焦点長よりも厚みが薄い試
料を測定する場合は、ΔL=√3・Icであることが最
も好ましい。
m、λ2=632.8nmにおけるずれΔLの値と信号
強度との関係は、ΔL=4.67μmのときの信号強度
を100とした場合の相対比係数値で表すと、図2に示
すようになり、ΔL=4.67μmのときに信号強度が
最大となる。これにより、ロットレンズ10は、この場
合、その最適焦点位置のずれΔLが4.67μmになる
ように設計するのが好ましいことが分かる。このΔLの
値は、検出光の焦点位置と励起光の焦点位置との差を表
わしているので、検出光の焦点距離が励起光の焦点距離
よりも長い場合であっても、短い場合であってもよい。
あるので、光軸を試料に合わせることが容易である。ま
た、円柱状であるので冶具20に容易に取りつけること
ができる。
レンズよりもかなり小さいので、マイクロ化学システム
1を小型化できる。
を有しているので、ロッドレンズ10のみで励起光及び
検出光双方の焦点位置をずらすことができる。したがっ
て、複数のレンズを配置する必要がなく、この点からも
ロッドレンズ10はマイクロ化学システム1の小型化に
貢献できる。
30が冶具20に平行に配置されている。この板状部材
30は3層に重ねられたガラス基板31,32,33か
ら構成されている。中間のガラス基板32には試料の混
合、攪拌、合成、分離、抽出、検出等に用いられる流路
34が形成されている。
性の点からガラスが望ましいが、用途を限定すればプラ
スチック等の有機物であってもよい。
胞等の生体試料である場合は、ガラスの中でも耐酸性及
び耐アルカリ性の高いガラスが好ましい。具体的には、
硼珪酸ガラス、ソーダライムガラス、アルミノ硼珪酸ガ
ラス、石英ガラス等である。
上で板状部材30の下方には、板状部材30に収められ
た試料を透過した同軸光(出力光)を構成する励起光と
検出光を分離して検出光のみを選択的に透過させる波長
フィルタ52が配置されている。この波長フィルタ52
の下方には光電変換器51が配置されている。これら光
電変換器51と波長フィルタ52とは回転軸21に片持
ちに設けられた冶具26の先端部に配設されている。冶
具26も冶具20と同様に回転軸21の延びる方向に直
交する方向に延びており、かつ、冶具26は冶具20に
平行な位置に配されている。これにより、入射光学系の
ミラー24,25及びロッドレンズ10と検出器とは回
転軸に対する位置を不動のままに、互いの相対位置を維
持しつつ共通の回転軸21を中心に自在に回動できる。
試料を透過した検出光を検出することができる。この検
出光を受光した光電変換器51によって得られた信号
は、チョッパー43に同期させてS/N比を向上させる
ためにロックインアンプ53に送られた後にコンピュー
タ54によって解析される。信号強度が弱い場合は、光
電変換器51とロックインアンプ53との間にプリアン
プを挿入してもよい。また、出力光の一部のみを透過さ
せるためのピンホールを光電変換器51の前に配置して
もよい。
場合は、光電変換器51と波長フィルタ52とをロッド
レンズ10等とともに回動するのではなく、測定点毎に
光電変換器51と波長フィルタ52とのセットを設けて
もよい。
々プリズムを使用してもよい。
化学システムによれば、ロッドレンズ10を移動させる
ので測定点を変更する際に試料を移動させる必要がな
い。このため、試料を移動させる場合のように流体中の
試料に流れの乱れが生じない。したがって、流れの乱れ
が収まるまで待つ必要がなく、迅速な測定ができるので
ユーザの作業効率が向上する。
照射するためのロッドレンズ10と、このロッドレンズ
10に同軸光を導くためのミラー25とが冶具20に固
定されて1つの回動機構を構成しているので、この回動
機構と光源41,42とを分離することによって光学系
を簡易にでき、延いてはマイクロ化学システム全体を小
型化できる。
てもよく、この場合は、同軸光とロッドレンズ10との
光軸が固定されるので、温度変化等の環境変化に対して
光軸がずれにくいという利点がある。
マイクロ化学システムの概略構成を示す模式図である。
構成部材のうち図1に示したマイクロ化学システム1と
同一の構成部材には同一の符号を付して説明を省略す
る。
検出器51の相対位置を維持しつつ板状部材30の板面
に平行に移動させる平行移動機構を備えている。この平
行移動機構は板状部材30の上方に板状部材30に平行
に配置されたステージ61(案内部材)とこのステージ
61に案内されて板状部材30に平行に移動するキャリ
ヤー62(可動部材)とから構成されている。
置する上端部と板状部材30の下方に位置する下端部を
有している。上端部にはロッドレンズ10とミラー25
とを備えたユニット60が装着されている。ミラー25
は同軸光をロッドレンズ10を通して光電変換器51に
入射させる姿勢に固定されている。下端部には光電変換
器51と波長フィルタ52とが装着されている。ミラー
25を介してロッドレンズ10に同軸光を導くためのミ
ラー24がステージ61の一端部の上方に配置されてい
る。このミラー24は、反射後の同軸光がステージ61
に平行に進行してミラー25に達する角度に固定されて
いる。
施の形態に係るマイクロ化学システムによれば、ミラー
24に反射された後の同軸光の光路とユニット60の移
動方向とが平行で不変なので、同軸光とミラー25及び
ロッドレンズ10との光学配置が常に一定となる。した
がって、ミラー25の調整が不要であり、同軸光は常に
ロッドレンズ10及び光電変換器51に導かれる。ま
た、光軸を調整する機構が不要なのでマイクロ化学シス
テム2を小型化できる。
なので、ユニット60が移動してもロッドレンズ10と
板状基板30の流路34との距離は一定である。したが
って、測定点毎に焦点を合わせる必要がなく、ユーザの
作業効率がよい。
場合は、光電変換器51と波長フィルタ52とをロッド
レンズ10等とともに平行移動するのではなく、測定点
毎に光電変換器51と波長フィルタ52とのセットを設
けてもよい。また、アレイ状光電変換器を配設してもよ
い。
マイクロ化学システムの概略構成を示す模式図である。
図4において、マイクロ化学システム3の構成部材のう
ち図1に示したマイクロ化学システム1と同一の構成部
材には同一の符号を付して説明を省略する。
上方に同軸光の光路を後述する入射ユニット70に向か
うように変更するミラー24(光路変更手段)が配置さ
れている。ミラー24は反射面の角度を変えるように回
転できる。
ッドレンズ10とミラー25とを備えた複数個の入射ユ
ニット70が配設されている。入射ユニット70は板状
部材30の各測定点ごとに各測定点の上に配置されてお
り、ロッドレンズ10の光軸が測定点を通過している。
各ミラー25はミラー24から進行して来る同軸光の光
路をロッドレンズ10の光軸に一致させるように配置さ
れている。したがって、ミラー25の角度は入射ユニッ
ト70毎に異なっている。
点を通過する。測定点を通過した出力光を検出するため
に、波長フィルタ52と光電変換器51とが板状部材3
0の下方に配設されている。光電変換器51は測定点毎
に配置されている。光電変換器51はアレイ状光電変換
器でもよい。
のロッドレンズ10を試料上に配置してあるので、異な
る測定点での測定が迅速に行え、もってユーザの作業効
率の向上を実現できる。なお、ロッドレンズ10は非常
に小型であるので、試料上に複数の配置をしてもマイク
ロ化学システム3の小型化に反することはない。
るために、ミラー24を該ミラー24に入射する光の光
路に並行に移動するようにしてもよい。また、ミラーに
代えてプリズムを使用してもよい。
び検出光の光源を設けてもよい。
マイクロ化学システムの概略構成を示す模式図である。
構成部材のうち、上記したマイクロ化学システムと同種
の構成部材には同一の符号を付して説明を省略する。
マイクロ化学システムと同様に入射光学系と光電変換器
51との間にそれらと分離した板状部材30が配されて
いる。この板状部材30は冶具27上に配置されてい
る。板状部材30の下方には光電変換器51がプリアン
プ50とロックインアンプ53を介してコンピュータ5
4に接続されている。
の先端部に取り付けられた屈折率分布型のプレイナーレ
ンズ80が位置している。
切り取った部分の形状)を有しており、その平坦面80
aは、ガラス基板81の上面81aと同一面上にある。
プレイナーレンズ80は、レンズの中心に向かって屈折
率が大きくなっている。この屈折率の勾配は、ガラス基
板81中のナトリウムイオンをタリウムイオン及びカリ
ウムイオンと置換するイオン交換法によって形成するこ
とができる。
ーレンズ80を形成する部分を除いて金属膜を被覆して
マスキングして硝酸タリウム及び硝酸カリウムの溶媒塩
に浸漬することによって行われる。プレイナーレンズ8
0の屈折率の分布は、上記のロッドレンズ10の屈折率
の分布と同様である。
を用いる場合は、レンズがガラス基板に一体に作成され
るので、取付や保持が容易である。また、レンズの端面
がガラス基板の表面と同一平面内にあって、この平面と
レンズの光軸とは直交している。このため、レンズの光
軸を同軸光の光路に合わせることが容易である。
載のマイクロ化学システムによれば、板状部材は、入射
光学系と検出器との間に両者から分離して配置されてい
るので、測定位置の変更が容易であり、ユーザの作業効
率を向上できる。
ムによれば、入射光学系及び検出器の相対位置を維持し
つつ入射光学系及び検出器を回転軸を中心に回動させる
ので、測定位置を変更する際に板状部材を移動させる必
要がなく迅速に測定でき、もって、ユーザの作業効率を
さらに向上できるとともに異なる測定点での測定ができ
るマイクロ化学システムとしては小型化できることとな
る。
ムによれば、平行移動機構が入射光学系及び検出器の相
対位置を維持しつつ入射光学系及び検出器を板状部材の
板面に平行に移動させるので、測定位置を変更する際に
板状部材を移動させる必要がなく迅速に測定でき、もっ
て、ユーザの作業効率をさらに向上できるとともに入射
光学系及び検出器の相対位置を調整する機構が不要であ
り、マイクロ化学システムを小型化できる。
システムによれば、入射光学系は、少なくとも検出器に
向けて光を反射する反射手段及び該反射手段によって反
射された反射光の光路上に配置されたレンズから成る複
数組の入射ユニットと、反射手段の各々に向けて反射光
の光路を変更する光路変更手段とを備えるので、異なる
測定点での測定が迅速に行え、もってユーザの作業効率
の向上できるとともに、異なる測定点での測定ができる
マイクロ化学システムとしては小型化できる。
れば、入射光学系は、屈折率分布型レンズを備えている
ので、通常のレンズを備えたものと比較してレンズの占
める空間が相当に小さく、もって、マイクロ化学システ
ムをさらに小型化できる。
よれば、レンズは、屈折率分布型レンズであるので、通
常のレンズを備えたものと比較してレンズの占める空間
が相当に小さく、もって、マイクロ化学システムをさら
に小型化できる。
よれば、板状部材は、分析対象物を収納する流路を少な
くとも1つ備えるので、流路上に異なる測定点を容易に
設定でき、もって、ユーザの作業効率をより一層に向上
できる。
システムの概略構成を示す模式図である。
のずれΔLに対する信号強度の変化の説明図である。
システムの概略構成を示す模式図である。
システムの概略構成を示す模式図である。
システムの概略構成を示す模式図である。
の形成位置と検出光の焦点位置の説明図であり、(a)
は、対物レンズが色収差をもつ場合を示し、(b)は、
対物レンズが色収差をもたない場合を示す。
の屈折率の変化を検出する方法の説明図であり、(a)
は、熱レンズを対物レンズの焦点位置の前方に形成する
場合を示し、(b)は、熱レンズを対物レンズの焦点位
置の後方に形成する場合を示す。
の屈折率の変化を検出する方法の説明図であり、検出光
をダイバージングレンズを用いて広げる場合を示す。
Claims (11)
- 【請求項1】 分析対象物を収容する板状部材と、所定
波長の励起光を出力する励起光光源と、波長が前記励起
光と異なる検出光を出力する検出光光源と、前記励起光
と前記検出光を同軸的に前記分析対象物に入射させる入
射光学系と、前記分析対象物からの出力光を検出する検
出器とを備えるマイクロ化学システムにおいて、 前記板状部材は、前記入射光学系と前記検出器との間に
両者から分離して配置されたことを特徴とするマイクロ
化学システム。 - 【請求項2】 回転軸を有し、前記入射光学系及び前記
検出器の相対位置を維持しつつ前記入射光学系及び前記
検出器を前記回転軸を中心に回動させる回動機構を備え
ることを特徴とする請求項1記載のマイクロ化学システ
ム。 - 【請求項3】 前記入射光学系は、前記回転軸の延びる
方向の中心軸線に一致する中心軸線光路と、該中心軸線
光路を進行してきた光を既定の角度で反射する、前記回
転軸とともに回転する第1の反射手段と、該第1の反射
手段によって反射された光を前記検出器に向けて反射す
る第2の反射手段とを備えることを特徴とする請求項2
記載のマイクロ化学システム。 - 【請求項4】 前記入射光学系及び前記検出器の相対位
置を維持しつつ該入射光学系及び該検出器を前記板状部
材の板面に平行に移動させる平行移動機構を備えること
を特徴とする請求項1記載のマイクロ化学システム。 - 【請求項5】 前記入射光学系は、前記検出器に向けて
光を反射する反射手段と、該反射手段によって反射され
た光の光路上に配置されたレンズとを有し、前記平行移
動機構は、前記板面に平行に延びる案内部材と、少なく
とも前記反射手段及び前記レンズ並びに前記検出器が固
定された、前記案内部材に案内される可動部材とを備え
ることを特徴とする請求項4記載のマイクロ化学システ
ム。 - 【請求項6】 前記入射光学系は、少なくとも前記検出
器に向けて光を反射する反射手段及び該反射手段によっ
て反射された反射光の光路上に配置されたレンズから成
る複数組の入射ユニットと、前記反射手段の各々に向け
て反射光の光路を変更する光路変更手段とを備えること
を特徴とする請求項1記載のマイクロ化学システム。 - 【請求項7】 前記光路変更手段は、反射角度を変える
ことによって前記反射光の光路を変更することを特徴と
する請求項6記載のマイクロ化学システム。 - 【請求項8】 前記光路変更手段は、入射して来る光の
光路に並行に移動することによって前記反射光の光路を
変更することを特徴とする請求項6記載のマイクロ化学
システム。 - 【請求項9】 前記入射光学系は、屈折率分布型レンズ
を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1
項に記載のマイクロ化学システム。 - 【請求項10】 前記レンズは、屈折率分布型レンズで
あることを特徴とする請求項請求項5乃至8のいずれか
1項に記載のマイクロ化学システム。 - 【請求項11】 前記板状部材は、前記分析対象物を収
納する流路を少なくとも1つ備えることを特徴とする請
求項1乃至10のいずれか1項に記載のマイクロ化学シ
ステム。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001172406A JP2002365251A (ja) | 2001-06-07 | 2001-06-07 | マイクロ化学システム |
| PCT/JP2002/005695 WO2002101370A1 (fr) | 2001-06-07 | 2002-06-07 | Systeme microchimique |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001172406A JP2002365251A (ja) | 2001-06-07 | 2001-06-07 | マイクロ化学システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002365251A true JP2002365251A (ja) | 2002-12-18 |
Family
ID=19014031
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001172406A Pending JP2002365251A (ja) | 2001-06-07 | 2001-06-07 | マイクロ化学システム |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002365251A (ja) |
| WO (1) | WO2002101370A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009210323A (ja) * | 2008-03-03 | 2009-09-17 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | 多チャンネル熱レンズ分光分析システム及び多チャンネル熱レンズ分光分析方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000002677A (ja) * | 1998-06-15 | 2000-01-07 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 分析装置 |
| JP4086173B2 (ja) * | 1999-08-25 | 2008-05-14 | 学校法人大阪産業大学 | 光熱レンズ型試料分析装置 |
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2001
- 2001-06-07 JP JP2001172406A patent/JP2002365251A/ja active Pending
-
2002
- 2002-06-07 WO PCT/JP2002/005695 patent/WO2002101370A1/ja not_active Ceased
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|---|---|
| WO2002101370A1 (fr) | 2002-12-19 |
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