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JP2002169110A - 光学素子、光学装置および撮影装置 - Google Patents

光学素子、光学装置および撮影装置

Info

Publication number
JP2002169110A
JP2002169110A JP2000365469A JP2000365469A JP2002169110A JP 2002169110 A JP2002169110 A JP 2002169110A JP 2000365469 A JP2000365469 A JP 2000365469A JP 2000365469 A JP2000365469 A JP 2000365469A JP 2002169110 A JP2002169110 A JP 2002169110A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
interface
optical element
optical
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000365469A
Other languages
English (en)
Inventor
Eirishi Kawanami
英利子 川浪
Ichiro Onuki
一朗 大貫
Goro Noto
悟郎 能登
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000365469A priority Critical patent/JP2002169110A/ja
Publication of JP2002169110A publication Critical patent/JP2002169110A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/004Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements based on a displacement or a deformation of a fluid
    • G02B26/005Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements based on a displacement or a deformation of a fluid based on electrowetting

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレクトロウエッティング効果を利用した光
学素子の偏心を防止するのが難かしい。 【解決手段】 導電性又は有極性を有する第1の液体1
21およびこの第1の液体と混合することのない第2の
液体122を容器内に収容し、第1の液体と容器105
側に設けられた電極103間への印加電圧の変化に応じ
て第1の液体と第2の液体との界面124の形状が変化
することにより光学特性が変化する光学素子において、
容器内に、上記界面の一部に接して、この界面における
光学作用部分の光軸の変位を抑制する界面保持部11
3,114を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレクトロウェッ
ティング効果(電気毛管現象)を利用した光学素子およ
びこの光学素子を有する光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液体を利用した光学素子としては、液晶
を用い、電場・磁場・温度を変化させ屈折率分布を形成
・変化させることで焦点距離を調節する可変焦点レンズ
が特開平11−352453号公報にて提案されてい
る。
【0003】また、エレクトロウェッティング効果(電
気毛管現象)を利用して、電圧を変化させて2液体間の
界面形状を変化させることで焦点距離を調節する可変焦
点レンズが国際公開99/184456号にて開示され
ている。
【0004】ところで、このような液体を利用した可変
焦点レンズにおいては、電圧などの駆動手段によって焦
点距離が変化した際にレンズの偏心が起きるという問題
がある。
【0005】これに対し、上記特開平11−35245
3号公報には、焦点距離を可変にする方法は提案されて
いるものの、レンズの偏心を防止するための方法に関す
る提案はされていない。
【0006】一方、国際特許99/184456号にて
開示の構成は、本願図9に示すとおりである。
【0007】図9において、光学素子は、基板901
と、電極902,905と、絶縁層903と、表面処理
層905と、シリコーンオイル906と、電解液907
とから構成されている。そして、この光学素子では、絶
縁層903の厚さが光軸中心から径方向外方に向かって
薄くなるように変化させている。
【0008】このように絶縁層903の厚さを変化させ
ることにより、絶縁層903内の電解強度に分布を持た
せ、電気的に偏心を防止している。
【0009】
【課題を解決するための手段】図9に示す光学素子にお
いて、電極902,905間に印加する界面駆動電圧を
下げるためには絶縁層903を薄くする必要がある。
【0010】しかしながら、絶縁層903を薄くした上
で、光学素子の偏心を防止するために厚みに変化をつけ
るのは技術的に困難である。
【0011】そこで本発明は、エレクトロウェッティン
グ効果を利用した光学素子において、その偏心を簡単な
構成で防止できるようにすることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、導電性又は有極性を有する第1の液
体およびこの第1の液体と混合することのない第2の液
体を容器内に収容し、第1の液体と容器側に設けられた
電極間への印加電圧の変化に応じて第1の液体と第2の
液体との界面の形状が変化することにより光学特性が変
化する光学素子において、容器内に、上記界面の一部に
接して、この界面における光学作用部分の光軸の変位を
抑制する界面保持部を設けている。
【0013】これにより、印加電圧の変化に応じて第1
の液体と第2の液体との界面の形状が変化しても、界面
保持部の作用により上記界面における光学作用部分の光
軸変位(すなわち、偏心)が抑制されるため、光学素子
の光学性能を維持することが可能である。しかも、容器
内に界面保持部を設けるだけでよいので、簡単な構成で
光学作用部分の偏心を抑制することが可能である。
【0014】さらに、界面保持部に、上記光学作用部分
の光軸直交面上での形状・大きさおよび位置の変化を抑
制させることにより、印加電圧の変化に応じて上記光学
作用部分の曲率のみが変化することとなり、光学作用部
分の有効径を維持しつつ光学パワーを容易に制御するこ
とが可能となる。
【0015】具体的には、界面保持部を、第1の液体お
よび第2の液体に対してそれぞれ吸着性を有する第1お
よび第2の吸着部により構成すればよい。
【0016】また、界面保持部は、光学作用部分の外周
を囲むように界面に接する形状(特に、円環形状)に形
成することが好ましい。円環形状とすることで、光学作
用部分として光軸を中心とした球面を得ることが可能で
ある。
【0017】そして、界面保持部を第1の液体側から上
記界面に接する部材の先端に設けることにより、第2の
液体の体積を変えることなく光学作用部分の有効径を自
由に設定することが可能である。
【0018】また、界面保持部を第2の液体側から上記
界面に接する部材の先端に設けることにより、第2の液
体の体積を変化させることによって電圧未印加状態での
光学作用部分の曲率設定を行うことが可能である。
【0019】なお、界面保持部の内径を3mm以上とす
ることにより、シリコーンオイル等の第2の液体を界面
保持部の内側にスムーズに入り込ませることが可能とな
り、より効果的に光学作用部分の偏心を抑制することが
可能となる。
【0020】そして、上記の光学素子と、第1の液体と
容器側に設けられた電極間への印加電圧を変化させる給
電制御回路とを設けることにより、光学的偏心を伴わず
にエレクトロウェッティング効果により光学パワーを可
変とした光学装置を実現することが可能である。
【0021】さらに、上記光学素子を含む撮影光学系を
備えた撮影装置を構成することにより、光学的偏心を伴
わずにエレクトロウェッティング効果により焦点距離を
可変とした撮像装置を実現することが可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1および図2
には、本発明の第1実施形態である光学素子の構成およ
び光学作用について説明する。なお、本実施形態では、
光学素子の光軸123が上下方向に延びているものとし
て説明する。
【0023】これらの図において、101は本実施形態
の光学素子全体を示している。102は透明アクリル製
の透明基板である。この透明基板102の上面には、酸
化インジウムスズ製の透明電極(ITO)103がスパ
ッタリングで形成され、さらにその上面には透明アクリ
ル製の絶縁層104が密着して設けられている。
【0024】絶縁層104は、透明電極103の中央に
レプリカ樹脂を滴下し、ガラス板で押しつけて表面を平
滑にした後、UV照射を行ない硬化させて形成する。
【0025】この絶縁層104の上面には、遮光性を有
した円筒型の容器本体105が接着固定され、その上面
には透明アクリル製の上カバー106が接着固定されて
いる。さらに、上カバー106の上面には、中央部に直
径D2の開口を有した絞り板107が配置されている。
【0026】以上の構成において、絶縁層104、容器
本体105および上カバー106で囲まれた所定体積の
空間、すなわち液室を有した容器が形成される。そし
て、液室を囲む内壁面には、以下に示す表面処理が施さ
れる。
【0027】まず、絶縁層104の中央上面には、直径
D1の範囲内に撥水処理剤が塗布され、撥水膜111が
形成される。撥水処理剤としては、フッ素化合物等が好
適である。
【0028】また、絶縁層104上の撥水膜111の直
径D1より外側の範囲には、親水処理剤が塗布され、親
水膜112が形成される。親水剤としては、界面活性
剤、親水性ポリマー等が好適である。
【0029】一方、上カバー106の下面には、絞り板
107の直径D2と等しい内径B1を有する高さt1の
円筒部材(後述する第1の液体側から界面に接する位置
まで延びる部材)128が設けられている。この円筒部
材128の周壁部には、最低1箇所以上の孔129が形
成されている。
【0030】円筒部材128の内径B1は、後述するレ
ンズ底面の直径A1より小さく、かつB1≧3mmに設
定するのが望ましい。この理由については後述する。
【0031】また、円筒部材128の内面には親水処理
が施され、親水膜112と同様の性質を有した親水膜
(第1の吸着部)113が形成されている。また、円筒
部材128の先端部には、親油処理が施され、後述する
第2の液体に対して吸着性(親和性又は濡れ性)を有す
る親油膜(第2の吸着部)114が形成されている。
【0032】そして、これまでに説明したすべての構成
部材は、光軸123に対して回転対称形状をしている。
【0033】さらに、容器本体105の一部には孔が開
けられており、ここに棒状電極125が挿入されてい
る。棒状電極125と孔との隙間は接着剤で封止され、
上記液室の密閉性が維持されている。そして、透明電極
103と棒状電極125には、後述する給電回路131
が接続され、両電極間に所定の電圧が印加可能になって
いる。
【0034】上記液室には、以下に示す2種類の液体が
充填収容される。まず、絶縁層104上の撥水膜111
の上には、第2の液体122が所定量だけ滴下される。
この第2の液体122は、無色透明で、比重1.06、
室温での屈折率1.49のシリコンオイルが用いられ
る。
【0035】一方、液室内の残りの空間には、第1の液
体121が充填収容される。第1の液体121は、水と
エチルアルコールが所定比率で混合され、さらに所定量
の食塩が加えられた、比重1.06、室温での屈折率
1.38の電解液(導電性又は有極性を有する液体)で
ある。
【0036】すなわち、本実施形態では、第1および第
2の液体121,122としては、比重が互いに等し
く、互いに屈折率が異なり、かつ互いに混合しない(不
溶の)液体が選定されている。このため、両液体12
1,122は、後述する形状の界面124を形成し、混
ざり合わずにそれぞれが独立して液室内に収まってい
る。
【0037】次に、上記界面124の形状について説明
する。まず、図1に示すように、棒状電極125(第1
の液体121)と透明電極103との間に電圧が印加さ
れていない場合、界面124の形状は、両液体121,
122間の界面張力、第1の液体121と絶縁層104
上の撥水膜111あるいは親水膜112との界面張力、
第2の液体122と絶縁層104上の撥水膜111ある
いは親水膜112との界面張力、第2の液体122と円
筒部材128上の親油膜114との界面張力、および第
2の液体122の体積で決まる。
【0038】本実施形態では、第2の液体122の材料
であるシリコーンオイルと、撥水膜111との界面張力
が相対的に小さくなるように材料選定されている。すな
わち、両材料間の濡れ性が高いため、第2の液体122
が形成するレンズ状液滴の外縁は広がる性向を持ち、外
縁が撥水膜111の塗布領域に一致したところで安定す
る。
【0039】これにより、第2の液体122が形成する
レンズ底面の直径A1は、撥水膜111の直径D1に等
しい。また、界面124は円環状の親油膜114および
親水膜113に接しているため、レンズとしての有効径
は円筒部材128の内径B1と等しくなる。このため、
内径B1を変化させることで、有効径を自由に変化させ
ることができる。
【0040】このとき、円筒部材128は第1の液体1
21側にのみ設けられているので、第2の液体122の
体積を変える必要がない。また、内径B1は、B1≧3
mmが望ましい。これは、内径B1が3mmより小さい
と、第1の液体121および第2の液体122の界面張
力の関係で、第2の液体122が円筒部材128内に入
り込めないためである。
【0041】なお、両液体121,122の比重は、前
述したように等しいため、これら液体には見かけ上、重
力は作用しない。このため、界面124は親油膜114
と接しているところ以外では球面になり、その曲率半径
および高さは、第2の液体122の体積により決まる。
【0042】一方、図2に示すように、給電回路131
から棒状電極125(第1の液体121)と透明電極1
03間に電圧が印加されると、エレクトロウェッティン
グ効果(電気毛管現象)によって、第1の液体121と
親水膜112との界面張力が減少し、第1の液体121
が親水膜112と撥水膜111との境界を乗り越えて撥
水膜111上に入り込む。
【0043】この結果、図2に示すように、第2の液体
122が作るレンズ底面の直径はA1からA2に減少
し、第2の液体122が円筒部材128の内部に入り込
む。また、これに伴い、円筒部材128の内部に存在し
ていた第1の液体121が孔129を通して円筒部材1
28の外に押し出される。この結果、レンズの高さはh
1からh2に増加する。
【0044】この際、円筒部材128の下端には親油膜
114が形成され、かつ円筒部材128の内面および親
油膜114の内径部には親水膜113が形成されている
ため、界面124のうちこれら親油膜114と親水膜1
13の下端とに接している部分Pは、その位置が固定さ
れ、界面124のうち親水膜113よりも内側にあるレ
ンズ上面部分(光学作用部分)の曲率のみが変化する。
【0045】このように、第1の液体121と透明電極
103間への電圧印加によって、2種類の液体121,
122の界面張力の釣り合いが変化し、両液体121,
122間の界面124の形状が変わる。
【0046】このため、給電回路131による第1の液
体121と透明電極103間への印加電圧を制御するこ
とによって、界面124のうちレンズ上面部分の形状
(曲率)を自在に変えられる光学素子を構成することが
できる。
【0047】そして、第1および第2の液体121,1
22が異なる屈折率を有しているため、レンズとしての
光学パワー(1/f:fは焦点距離)が付与されること
になり、光学素子101は、界面124のうちレンズ上
面部分の曲率変化によって光学パワーが可変である可変
焦点レンズとなる。
【0048】さらに、図1の状態に比べて図2の状態に
おけるレンズ上面部分の曲率半径が小さくなるので、図
2の状態の光学素子101の方が図1の状態に比べて焦
点距離が短くなる。一方、レンズとしての有効径の形状
・大きさおよび光軸123の位置はほぼ保たれる。この
結果、給電回路131の電圧制御によって、レンズ光軸
123が一致したまま曲率(すなわち、光学パワー)の
みが変化する光学素子を実現することができる。つま
り、レンズの光軸変位(偏心)を軽減することができ
る。
【0049】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、容器内に界面保持部としての親油膜114および親
水膜113(の下端)を設けたことで、界面124のう
ち光学作用部分(レンズ上面)の形状変化(曲率変化)
に伴う光軸123の変位(偏心)を抑制することがで
き、光学素子101の光学性能を維持・向上させること
ができる。
【0050】しかも、容器内に円筒部材128を配置
し、その端部に親油膜114を、内面に親水膜113を
設けるだけの簡単な構成で、上記効果が得られるので、
コストダウンを図ることができる。
【0051】また、円筒部材128の内径を変化させる
ことで、レンズ有効径を自由に設定することができるの
で、容易に所望のレンズ有効径を有した光学素子を得る
ことができる。
【0052】なお、本実施形態では、第2の液体122
の体積を変化させることなく、レンズ有効径を自由に設
定することができる。
【0053】次に、図3を用いて、上述した給電回路1
31の出力電圧と光学素子101の界面124(レンズ
上面)の変形との関係について説明する。
【0054】同図(a)において、時刻t0に光学素子
101に対して電圧値V0の電圧を印加すると、時定数
t11で光学素子101の界面124の変形が始まる
(図3(b)参照)。このまま電圧印加を続けていて
も、界面124が所望の変化量δ0に達する迄にはかな
り長い時間が必要となる。
【0055】そこで、光学系としては誤差として許容で
きる変形量、例えば図3(b)において所望の界面変化
量δ0の95%(0.95δ0と表記)まで界面124
が変形した時(時刻t12)に所望の変形量に達したと
見なす。この変形量に達しなければ、光学素子101の
次の制御は進まない設定とする。なお、この許容できる
変形量は、光学素子101が組込まれる光学系に基いて
決定されるものである。
【0056】図4には、上記給電回路131を含み、光
学素子101に対する印加電圧制御を行う給電制御回路
の構成を示している。
【0057】図4において、130は光学素子101を
用いて構成される光学装置の動作全体の制御を司る中央
演算処理装置(以下、CPUと略す)であり、ROM、
RAM、EEPROM、A/D変換機能、D/A変換機
能、PWM(Pulse Width Modulation)機能を有する1
チップマイコンである。
【0058】図4に点線枠で囲んだ給電回路131にお
いて、132は光学装置151に組込まれている乾電池
等の直流電源、133は電源132から出力された電圧
をCPU130の制御信号に応じて所望の電圧値へと昇
圧するDC/DCコンバータ、134,135はCPU
130の制御信号、例えばPWM機能が実現される周波
数/デューティ比可変信号に応じて、その信号レベルを
DC/DCコンバータ133で昇圧された電圧レベルに
まで増幅する増幅器である。
【0059】なお、増幅器134は光学素子101の透
明電極103に、増幅器135は光学素子101の棒状
電極125にそれぞれ接続されている。
【0060】つまり、CPU130の制御信号に応じ
て、電源132の出力電圧が、DC/DCコンバータ1
33、増幅器134、増幅器135によって所望の電圧
値、周波数、およびデューティ比に変換され、光学素子
101に印加される。
【0061】図5には、増幅器134,135から出力
される電圧波形を説明する図である。なお、DC/DC
コンバータ133から増幅器134,135へそれぞれ
100Vの電圧が出力されたものとして以下説明を行
う。
【0062】図5(a)に示したように、増幅器134
は透明電極103に、増幅器135は棒状電極125に
それぞれ接続されている。
【0063】増幅器134からは、図5(b)に示すよ
うに、CPU130の制御信号に応じた所望の周波数、
デューティ比で矩形波形の電圧が出力される。一方、増
幅器135からは、図5(c)に示すように、CPU1
30の制御信号に応じて、増幅器134とは逆位相で、
同一周波数および同一デューティ比の矩形波形の電圧が
出力される。これにより、光学素子101の透明電極1
03および棒状電極125間に印加される電圧は、図5
(d)に示すように±100Vの矩形波形の電圧、つま
り交流電圧となる。
【0064】ところで、光学素子101に印加される電
圧の印加開始からの実効値は、図5(e)に示すように
表すことができるので、以後、光学素子101に印加す
る交流電圧の波形を図5(e)にならって表すこととす
る。
【0065】なお、ここでは、増幅器134,135か
ら矩形波形の電圧が出力されるものとして説明したが、
正弦波形の電圧が出力されるようにしても同様である。
【0066】また、ここでは、光学装置に電源132が
組込まれた場合について説明を行ったが、外付けの電源
や外付けの給電回路によって光学素子101に交流印加
されるようにしてもよい。
【0067】(第2実施形態)図6には、上記第1実施
形態の光学素子101を光学装置としての撮影装置に応
用した例を示している。本実施形態の撮影装置150
は、静止画像を撮像素子で電気信号に光電変換し、これ
をデジタルデータとして記録する、いわゆるデジタルス
チルカメラである。
【0068】図6において、140は複数のレンズ群か
らなる撮影光学系(結像光学系)であり、第1レンズ群
141、第2レンズ群142および光学素子101によ
り構成される。
【0069】この撮影光学系140は、第1レンズ群1
41の光軸方向の進退で焦点調節がなされ、光学素子1
01のパワー変化でズーミングがなされる。第2レンズ
群142は移動しないリレーレンズ群である。
【0070】そして、光学素子101は、第1レンズ群
141と第2レンズ群142の間に配置され、第1レン
ズ群141と光学素子101との間には、絞り開口径を
変化させて撮影光量を調整するための絞りユニット14
3が配置されている。
【0071】また、撮影光学系140の焦点位置(予定
結像面)には、撮像素子144が配置される。これは、
照射された光エネルギを電荷に変換する複数の光電変換
部、この電荷を蓄える電荷蓄積部およびこの電荷を転送
して外部に送出する電荷転送部からなる2次元CCD等
の光電変換素子が用いられる。
【0072】145は画像信号処理回路であり、撮像素
子144から入力したアナログの画像信号をA/D変換
し、AGC制御、ホワイトバランス、γ補正、エッジ強
調等の画像処理を施す。
【0073】151は液晶ディスプレイ等の表示器で、
撮像素子144を通じて取得した被写体像やこの撮影装
置150の動作状況を表示する。
【0074】152は第1実施形態にて説明したCPU
130をスリープ状態からプログラム実行状態に起動す
るメインスイッチである。
【0075】153a,153bはそれぞれ、ワイド
(W)側およびテレ(T)側のズームスイッチであり、
撮影者によるこれらズームスイッチの操作に応じて、撮
影光学系140の焦点距離の変更駆動が行われる。
【0076】154は上記スイッチ以外の操作スイッチ
群で、撮影準備スイッチ、撮影開始スイッチ、シャッタ
ー秒時等を設定する撮影条件設定スイッチ等で構成され
る。
【0077】155は焦点検出装置で、一眼レフカメラ
に用いられる位相差検出式の焦点検出動作を行うもの
や、三角測量の原理を用いて被写体までの距離を検出す
るもの等が用いられる。
【0078】156はフォーカス駆動回路であり、第1
レンズ群141を光軸方向に進退させるアクチュエータ
とドライバ回路を含み、焦点検出装置155で演算され
たフォーカス信号に基づいてフォーカス動作を行ない、
撮影光学系140を合焦させる。
【0079】157は外部メモリであり、撮影された画
像信号を記録する。具体的には、着脱可能なPCカード
型のフラッシュメモリ等が好適である。
【0080】図7は、上記撮影装置150が有するCP
U130の動作を示す制御フローチャートである。以
下、図6および図7を用いて撮影装置150の動作を説
明する。
【0081】ステップS101において、メインスイッ
チ152がオン操作されたかどうかを判別し、オン操作
されていない時はそのまま各種スイッチの操作を待つ待
機モードの状態となる。ステップS101においてメイ
ンスイッチ152がオン操作されたと判定すると、待機
モードを解除し、次のステップS102以降へと進む。
【0082】ステップS102では、撮影者による撮影
条件の設定を受け付ける。例えば、露出制御モードの設
定(シャッター優先AE、プログラムAE等)や画質モ
ード(記録画素数の大小、画像圧縮率の大小等)、スト
ロボモード(強制発光、発光禁止等)等の設定を受け付
ける。
【0083】ステップS103では、撮影者によってW
側ズームスイッチ153aが操作されたか否かを判別す
る。オン操作されていない場合はステップS104に進
む。ここでW側ズームスイッチ153aが操作された場
合は、ステップS121に移行する。
【0084】ステップS121では、W側ズームスイッ
チ153aの操作量(操作方向やオン時間等)を検出
し、その操作量に基づいて対応する焦点距離変化量を演
算する(S122)。そして、ステップS123では、
その演算結果によって光学素子101への印加電圧量を
決定し、給電回路131の出力電圧を制御して光学素子
101に電圧を印加する(S124)。そしてステップ
S102へ戻る。
【0085】つまり、W側ズームスイッチ153aが操
作され続けている場合は、ステップS102からステッ
プS124を繰り返し実行し、W側ズームスイッチ15
3aのオン操作が終了した時点でステップS104へと
移行する。
【0086】ステップS104では、撮影者によってT
側ズームスイッチ153bが操作されたか否かを判別す
る。オン操作されていない場合はステップS105に進
む。ここでT側ズームスイッチ153bが操作された場
合は、ステップS121に移行する。
【0087】ステップS121では、T側ズームスイッ
チ153bの操作量(操作方向やオン時間等)を検出
し、その操作量に基づいて対応する焦点距離変化量を演
算する(S122)。そして、ステップS123では、
その演算結果によって光学素子101への印加電圧量を
決定し、給電回路131の出力電圧を制御して光学素子
101に電圧を印加する(S124)。そしてステップ
S102へ戻る。
【0088】つまり、T側ズームスイッチ153bが操
作され続けている場合は、ステップS102からステッ
プS124を繰り返し実行し、T側ズームスイッチ15
3bのオン操作が終了した時点でステップS105へと
移行する。
【0089】ステップS105では、撮影者によって操
作スイッチ群154のうち、撮影準備スイッチ(図7の
フローチャートではSW1と表記)のオン操作が行われ
たか否かを判別する。オン操作されていない場合はステ
ップS102に戻り、撮影条件設定の受付けや、ズーム
スイッチ153の操作の判別を繰り返す。ステップS1
05で撮影準備スイッチがオン操作されたと判定する
と、ステップS111へ移行する。
【0090】ステップS111では、撮像素子144お
よび信号処理回路145を駆動して、プレビュー画像を
取得する。プレビュー画像とは、最終記録用画像の撮影
条件を適切に設定するためおよび撮影者に撮影構図を把
握させるために撮影前に取得する画像のことである。
【0091】ステップS112では、ステップS111
で取得したプレビュー画像の受光レベルを認識する。具
体的には、撮像素子144が出力する画像信号におい
て、最高、最低および平均の出力信号レベルを演算し、
撮像素子144に入射する光量を認識する。
【0092】ステップS113では、ステップS112
で認識した受光量に基いて、撮影光学系140内に設け
られた絞りユニット143を駆動して適正光量になるよ
うに絞りユニット143の開口径を調整する。
【0093】ステップS114では、ステップS111
で取得したプレビュー画像を表示器151に表示する。
続いて、ステップS115では、焦点検出装置155を
用いて撮影光学系140の焦点調節状態を検出する。続
いて、ステップS116では、フォーカス駆動回路15
6を通じて第1レンズ群141を光軸方向に進退させ、
合焦動作を行なう。
【0094】その後、ステップS117に進み、撮影ス
イッチ(フロー図では、SW2と表記)のオン操作がな
されたか否かを判別する。オン操作されていない時はス
テップS111に戻り、プレビュー画像の取得からフォ
ーカス駆動までのステップを繰り返し実行する。
【0095】以上のように、撮影準備動作を繰り返し実
行している最中に、撮影者が撮影スイッチをオン操作す
ると、ステップS117からステップS131にジャン
プする。
【0096】ステップS131では撮像を行なう。すな
わち撮像素子144上に結像した被写体像を光電変換
し、光学像の強度に比例した電荷が各受光部近傍の電荷
蓄積部に蓄積される。
【0097】ステップS132では、ステップS131
で蓄積された電荷を電荷転送ラインを介して読み出し、
読み出しされたアナログ信号を信号処理回路145に入
力させる。
【0098】ステップS133では、信号処理回路14
5において、入力したアナログ画像信号をA/D変換
し、AGC制御、ホワイトバランス、γ補正、エッジ強
調等の画像処理を施し、さらに必要に応じてCPU13
0内に記憶された画像圧縮プログラムでJPEG圧縮等
を施す。
【0099】ステップS134では、上記ステップS1
33で得られた画像信号をメモリ157に記録すると同
時に、ステップS135にて一旦プレビュー画像を消去
した後に、ステップS133で得られた画像信号を表示
器151に改めて表示する。その後、給電回路131を
制御して光学素子101への電圧印加をオフし(S13
6)、一連の撮影動作を終了する。
【0100】なお、本実施形態では、撮影装置の例とし
てデジタルスチルカメラを取り挙げたが、本発明の光学
素子は、ビデオカメラや銀塩カメラといった他の撮影装
置や光学系を備えた各種光学装置にも効果を損なわずに
適用することができる。
【0101】(第3実施形態)図8には、本発明の第3
実施形態である光学素子の構成を示している。なお、こ
こでは、光学素子の光軸223が上下方向に延びている
ものとして説明する。
【0102】上記第1実施形態では、電圧印加によって
2液間の界面の形状が変化する光学素子の光軸変位(偏
心)を軽減するために、第1の液体121側に、第2の
液体122を吸着する親油膜114を有した円筒部材1
28を設けた場合について説明したが、本実施形態で
は、第2の液体122側に第1の液体121を吸着する
親水膜213を有した円筒部材228を設けた場合につ
いて説明する。
【0103】なお、本実施形態の光学素子201の構成
要素のうち第1実施形態のものと共通する構成要素には
第1実施形態と同符号を付して説明に代える。
【0104】本実施形態の光学素子201は、絞り径D
3を持つ絞り板207を有するとともに、内径B2,高
さt2を持つ円筒部材228が第2の液体122側、つ
まり絶縁層104上の撥水膜111上に設けられて構成
されている。この円筒部材228の周壁には最低1箇所
以上の孔229が形成されている。
【0105】円筒部材228の内径B3は、撥水膜11
1の直径D1より小さく、またB3≧3mmとするのが
望ましい。円筒部材228の内面には親油処理が施さ
れ、親油膜(第2の吸着部)214が形成されている。
【0106】また、円筒部材228の上端部には、親水
処理が施され、親水膜(第1の吸着部)213が形成さ
れる。また、容器(液室)内には、第2の液体112の
高さh3がh3≧t2となるように第2の液体122が
満たされ、さらに液室の残りの空間には第1の液体12
1が充填収容されている。なお、これら第1および第2
の液体121,122は、第1実施形態と同じものが用
いられており、両液体121,122は、後述する形状
の界面124を形成し、混ざり合わずにそれぞれが独立
して液室内に収まっている。いる。
【0107】次に、界面124の形状について説明す
る。まず、図8(a)に示すように、棒状電極125
(第1の液体121)と透明電極103間に電圧が印加
されていない場合、界面124の形状は、両液体12
1,122間の界面張力、第1の液体121と絶縁層1
04上の撥水膜111あるいは親水膜112との界面張
力、第2の液体122と絶縁層104上の撥水膜111
あるいは親水膜112との界面張力、第2の液体122
と円筒部材228内の親油膜214との界面張力、およ
び第2の液体122の体積とで決まる。
【0108】本実施形態では、第2の液体122の材料
であるシリコーンオイルと、撥水膜111との界面張力
が相対的に小さくなるように材料選定されている。すな
わち、両材料間の濡れ性が高いため、第2の液体122
が形成するレンズ状液滴の外縁は広がる性向を持ち、外
縁が撥水膜111の塗布領域に一致したところで安定す
る。
【0109】つまり、第2の液体122が形成するレン
ズ底面の直径A3は、撥水膜111の直径D1に等し
い。また、界面124は円環状の親水膜213および親
油膜114の上端に接しているため、レンズとしての有
効径は円筒部材228の内径B3と等しくなる。
【0110】また、両液体121,122の比重は等し
いため、これら液体121,122には見かけ上、重力
は作用しない。そこで、界面124は、円筒部材228
の親水膜213と接している所以外では球面になり、そ
の曲率半径および高さは第2の液体122の体積により
決まる。
【0111】一方、給電回路131から棒状電極125
(第1の液体121)と透明電極103間に電圧が印加
されると、図8(b)に示すように、エレクトロウェッ
ティング効果(電気毛管現象)によって第1の液体12
1と親水膜112との界面張力が減少し、第1の液体1
21が親水膜112と撥水膜111との境界を乗り越え
て撥水膜111上に入り込む。この結果、第2の液体1
22が作るレンズの底面の直径はA3からA4に減少
し、第2の液体122が孔229を通して円筒部材22
8の内部に入り込み、レンズの高さはh3からh4に増
加する。
【0112】また、円筒部材228の上端には親水膜2
13が形成され、かつ円筒部材228の内面および親水
膜213の内径部には親油膜214が形成されているた
め、界面124のうちこれら親水膜213と親油膜21
4の上端とに接している部分Qは、その位置が固定さ
れ、界面124のうち親油膜214よりも内側にあるレ
ンズ上面部分(光学作用部分)の曲率のみが変化する。
【0113】このように、第1の液体121と透明電極
103への電圧印加によって、2種類の液体121,1
22の界面張力の釣り合いが変化し、両液体121,1
22間の界面124の形状が変わる。
【0114】このため、給電回路131による第1の液
体121と透明電極103間への印加電圧を制御するこ
とによって、界面124のうちレンズ上面部分の形状
(曲率)を自在に変えられる光学素子を構成することが
できる。
【0115】そして、第1および第2の液体121,1
22が異なる屈折率を有しているため、レンズとしての
光学パワー(1/f:fは焦点距離)が付与されること
になり、光学素子101は、界面124のうちレンズ上
面部分の曲率変化によって光学パワーが可変である可変
焦点レンズとなる。
【0116】一方、レンズとしての有効径の形状・大き
さおよび光軸223の位置はほぼ保たれる。この結果、
給電回路131の電圧制御によって、レンズ光軸223
が一致したまま曲率(すなわち、光学パワー)のみが変
化する光学素子を実現することができる。つまり、レン
ズの光軸変位(偏心)を軽減することができる。
【0117】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、容器内に界面保持部としての親水膜213および親
油膜2114(の上端)を設けたことで、界面124の
うち光学作用部分(レンズ上面)の形状変化(曲率変
化)に伴う光軸223の変位(偏心)を抑制することが
でき、光学素子201の光学性能を維持・向上させるこ
とができる。
【0118】しかも、容器内に円筒部材228を配置
し、その端部に親水膜213を、内面に親油膜214を
設けるだけの簡単な構成で、上記効果が得られるので、
コストダウンを図ることができる。
【0119】また、円筒部材228の内径を変化させる
ことで、レンズ有効径を自由に変化させることができる
ので、容易に所望のレンズ有効径を有した光学素子を得
ることができる。
【0120】なお、本実施形態では、第2の液体122
の体積を変化させることで、光学作用部分の電圧未印加
状態での曲率を決めることができる。
【0121】また、本発明の光学素子では、第1および
第3実施形態に示したように、界面保持部を設けるため
の円筒部材128,228を第1の液体121側でも第
2の液体122側のどちらにも設けることが可能である
ため、組み込む形態によって使い分けることができる。
【0122】例えば、小型化・薄型化が望まれる場合、
光軸と平行方向に薄型化するには液室の内面をテーパー
面にする必要がある。例えば, テーパーのつけ方が、上
カバー106の開口部>透明基板102側の開口部の場
合、円筒部材128は第1の液体121側に設ける方が
望ましく、これにより光軸と垂直方向の大きさが大きく
なることが避けられる。
【0123】また、テーパーのつけ方が逆の場合には、
円筒部材128は第2の液体側に設ける方が望ましい。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1の液体と第2の液体との界面の一部に接して、上記
界面における光学作用部分の光軸の変位を抑制する界面
保持部を設けているので、印加電圧の変化に応じて第1
の液体と第2の液体との界面の形状が変化しても、界面
保持部の作用により上記界面における光学作用部分の光
軸変位(すなわち、偏心)を抑制することができ、光学
素子の光学性能を維持することができる。
【0125】しかも、容器内に界面保持部を設けるだけ
でよいので、簡単な構成で光学作用部分の偏心を抑制す
ることができる。
【0126】さらに、界面保持部に、上記光学作用部分
の光軸直交面上での形状・大きさおよび位置の変化を抑
制させるようにすれば、印加電圧の変化に応じて上記光
学作用部分の曲率のみが変化することとなり、光学作用
部分の有効径を維持しつつ光学パワーを容易に制御する
ことができる。
【0127】また、界面保持部を、光学作用部分の外周
を囲むように界面に接する形状(特に、円環形状)に形
成すれば、光学作用部分として光軸を中心とした球面を
得ることができる。
【0128】そして、界面保持部を第1の液体側から上
記界面に接する部材の先端に設けることにより、第2の
液体の体積を変えることなく光学作用部分の有効径を自
由に設定することができる。
【0129】また、界面保持部を第2の液体側から上記
界面に接する部材の先端に設けることにより、第2の液
体の体積を変化させることによって電圧未印加状態での
光学作用部分の曲率設定を行うことができる。
【0130】さらに、界面保持部の内径を3mm以上と
することにより、シリコーンオイル等の第2の液体を界
面保持部の内側にスムーズに入り込ませることが可能と
なり、より効果的に光学作用部分の偏心を抑制すること
ができる。
【0131】そして、上記の光学素子と、第1の液体と
容器側に設けられた電極間への印加電圧を変化させる給
電制御回路とを設けることにより、光学的偏心を伴わず
にエレクトロウェッティング効果により光学パワーを可
変とした光学装置を実現することができる。
【0132】さらに、上記光学素子を含む撮影光学系を
備えた撮影装置を構成することにより、光学的偏心を伴
わずにエレクトロウェッティング効果により焦点距離を
可変とした撮像装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である光学素子(電圧未
印加時)の断面構成図である。
【図2】上記光学素子(電圧印加時)の断面構成図であ
【図3】上記光学素子における印加電圧と界面変形量と
の関係を示す説明図である。
【図4】上記光学素子への印加電圧を制御する給電制御
回路の構成図である。
【図5】上記給電制御回路の動作説明図である。
【図6】本発明の第2実施形態である撮影装置(光学装
置)の構成図である。
【図7】上記撮影装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】本発明の第3実施形態である光学素子の断面構
成図である。
【図9】従来の光学素子の断面構成図である。
【符号の説明】
101,201 光学素子 102 透明基板 103 透明電極 104 絶縁層 107,207 絞り板 111 撥水膜 112 親水膜 113,213 親水膜 114,214 親油膜 121 第1の液体 122 第2の液体 123,223 光軸 124 界面 125 棒状電極 128,228 円筒部材 129,229 孔 130 CPU 131 給電回路 132 直流電源 133 DC/DCコンバータ 134,135 増幅器 140 撮影光学系 141 第1レンズ群 142 第2レンズ群 143 絞りユニット 144 撮像素子 145 画像信号処理回路 150 撮影装置(光学装置) 151 表示器 152 メインスイッチ 153a W側ズームスイッチ 153b T側ズームスイッチ 154 操作スイッチ群 155 焦点検出装置 156 フォーカス駆動回路 157 メモリ 901 基板 902,905 電極 903 絶縁層 904 表面処理部 906 シリコーンオイル 907 電解液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 能登 悟郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H041 AA12 AB32 AC06 AZ06 AZ08 2H087 KA03 MA12 RA27 SA11 SA63 SA72 SA74 5C022 AA13 AB21 AB66 AC03 AC42 AC54 AC69

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性又は有極性を有する第1の液体お
    よびこの第1の液体と混合することのない第2の液体を
    容器内に収容し、前記第1の液体と前記容器側に設けら
    れた電極間への印加電圧の変化に応じて前記第1の液体
    と前記第2の液体との界面の形状が変化することにより
    光学特性が変化する光学素子において、 前記容器内に、前記界面の一部に接して、この界面にお
    ける光学作用部分の光軸の変位を抑制する界面保持部を
    設けたことを特徴とする光学素子。
  2. 【請求項2】 前記界面保持部は、前記界面の一部に接
    して、前記光学作用部分の光軸直交面上での形状・大き
    さおよび位置の変化を抑制することを特徴とする請求項
    1に記載の光学素子。
  3. 【請求項3】 前記界面保持部が、前記光学作用部分の
    外周を囲むように前記界面に接することを特徴とする請
    求項1又は2に記載の光学素子。
  4. 【請求項4】 前記界面保持部が円環形状に形成されて
    いることを特徴とする請求項3に記載の光学素子。
  5. 【請求項5】 前記界面保持部が、前記第1の液体側か
    ら前記界面に接する位置まで延びる部材の先端に設けら
    れていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに
    記載の光学素子。
  6. 【請求項6】 前記界面保持部が、前記第2の液体側か
    ら前記界面に接する位置まで延びる部材の先端に設けら
    れていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに
    記載の光学素子。
  7. 【請求項7】 前記界面保持部が、前記第1の液体に対
    して吸着性を有する第1の吸着部と、前記第2の液体に
    対して吸着性を有する第2の吸着部とから構成されてい
    ることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の
    光学素子。
  8. 【請求項8】 前記界面に入射する光を通過させる開口
    が形成された絞り部材を有しており、 前記界面保持部の内径が、前記絞り部材の開口径よりも
    大きいことを特徴とする請求項3又は4に記載の光学素
    子。
  9. 【請求項9】 前記界面保持部の内径が、3mm以上で
    あることを特徴とする請求項3又は4に記載の光学素
    子。
  10. 【請求項10】 請求項1から9のいずれかに記載の光
    学素子と、前記第1の液体および前記容器側に設けられ
    た電極間への印加電圧を変化させる給電制御回路とを有
    することを特徴とする光学装置。
  11. 【請求項11】 請求項1から9のいずれかに記載の光
    学素子を含む撮影光学系と、前記第1の液体および前記
    容器側に設けられた電極間への印加電圧を変化させる給
    電制御回路とを有することを特徴とする撮影装置。
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