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JP2002160584A - ミラー部材の制振装置 - Google Patents

ミラー部材の制振装置

Info

Publication number
JP2002160584A
JP2002160584A JP2000359607A JP2000359607A JP2002160584A JP 2002160584 A JP2002160584 A JP 2002160584A JP 2000359607 A JP2000359607 A JP 2000359607A JP 2000359607 A JP2000359607 A JP 2000359607A JP 2002160584 A JP2002160584 A JP 2002160584A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror
weight
housing
vibration
vibration damping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000359607A
Other languages
English (en)
Inventor
Kengo Okamura
健吾 岡村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2000359607A priority Critical patent/JP2002160584A/ja
Publication of JP2002160584A publication Critical patent/JP2002160584A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な振動周波数の振動を減衰でき、狭いス
ペースでも設置可能なミラー部材の制振装置を提供する
ことを課題とする。 【解決手段】 車両に設けられたミラー部材(電動ドア
ミラー)DMの制振装置(インパクトダンパ)1であっ
て、ミラー部材DMの内部に、錘2と、錘2を収納する
ハウジング3とを備え、錘2とハウジング3との間に隙
間3cが形成されていることを特徴とする。さらに、制
振装置1は、錘2の外周面またはハウジング3の内周面
に緩衝部材(ゴムカバー)2bを備えることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に設けられた
電動ドアミラーやルームミラー等のミラー部材の振動物
の振動を減衰する制振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両は、エンジンの駆動等に
より振動が発生し、また、走行中においては路面からの
振動が車輪を介して入力される。この振動が激しいと、
振動がドライバに伝わったり、騒音が発生したりしてド
ライバに不快感を与える等の弊害が生じる。特に、車両
の中でもミラーを備えるドアミラーやルームミラー等の
ミラー部材は、車体の振動によってミラーが振動し、ミ
ラーに写っている物体が不規則に動く。そこで、車両に
備えられるミラー部材等の各種部材や部品には、振動を
吸収するための制振装置として、従来、マスダンパやダ
イナミックダンパ、あるいは制振材等が用いられてい
る。
【0003】マスダンパは、振動伝達部材に錘を付加す
ることで固有振動数を変化させるものであり、十分な振
動減衰効果を得るためには錘の重量を増す必要がある。
また、ダイナミックダンパは、緩衝部材のばね定数と錘
の重量により制振させるものであり、特定の振動周波数
を有する振動を制振する。さらに、制振材は、板状の振
動伝達部材に単層または複数層にシート状の弾性部材を
貼着したものであり、ある程度広い面積に貼着しないと
効果がない上、振動減衰作用が温度に依存する。そのた
め、制振材は、温度によって制振効果が低下する場合が
あるので、使用温度範囲の広い車両には不向きである。
【0004】例えば、実開昭60−57454号公報に
は、アイドリング時等の特定の振動周波数の振動を減衰
するためのダイナミックダンパを備える室外後写鏡につ
いて開示されている。この室外後写鏡は、ミラーボディ
の内部に、ダイナミックダンパとして左右方向にのみ振
れる板ばねとその板ばねの下端に取り付けられた錘とを
備える。このダイナミックダンパは、アイドリング時の
左右方向の振動周波数に対して錘の振動が半波分だけ位
相遅れが生じるように、板ばねのばね定数と錘の重量が
設定されている。つまり、アイドリング時の車体振動に
よって室外後写鏡が左右方向に振動すると、ダイナミッ
クダンパの錘が半波分だけ位相が遅れて振動する。その
ため、室外後写鏡の振幅が錘の振幅により相殺されて小
さくなり、室外後写鏡のミラーの振動が減衰する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た室外後写鏡のダイナミックダンパは、板ばねのばね定
数と錘の重量とが特定の振動周波数に対して設定されて
いるため、アイドリング時等の特定の振動周波数でしか
ミラーの振動を減衰できない。つまり、ダイナミックダ
ンパは、特定の振動周波数の振動を制振するダンパであ
るため、複数の共振周波数を有する振動を制振できな
い。ところが、車両ではエンジンの駆動状態や路面状態
等によって様々な振動周波数を有する振動が発生し、こ
の振動によってドアミラー等のミラーを振動させる。そ
のため、ドアミラー等のミラー部材の制振には、この様
々な振動周波数を有する振動を制振できる制振装置が必
要となる。また、ミラーの角度をモータによって調節す
る電動ドアミラーでは、モータから発生する振動によっ
て電動ドアミラーのミラーが振動する。そのため、モー
タを備えるミラー部材の制振には、モータによって発生
する振動周波数の振動を制振できる制振装置が必要とな
る。
【0006】さらに、電動ドアミラーは、内部にモータ
や駆動軸等の各種部品を備えるため、制振装置を設ける
ためのスペースが限られる。しかし、前記したダイナミ
ックダンパやマスダンパは、錘の重量を増さないと十分
な制振効果を発揮しない。そのため、これらの制振装置
を設けるためには、大きな錘を収納するための広いスペ
ースが必要となる。特に、ダイナミックダンパは、大き
な錘を振動させるための広いスペースが必要となる。ち
なみに、前記した室外後写鏡は、手動でミラーの角度を
調節するため、内部に広いスペースを確保できる。ま
た、ルームミラーは、手動でミラーの角度を調節する
が、車室内に設けられるため薄型である。
【0007】そこで、本発明の課題は、様々な振動周波
数の振動を減衰でき、狭いスペースでも設置可能なミラ
ー部材の制振装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決した本発
明に係るミラー部材の制振装置は、車両に設けられたミ
ラー部材の制振装置であって、前記ミラー部材の内部
に、錘と、前記錘を収納するハウジングとを備え、前記
錘と前記ハウジングとの間に隙間が形成されていること
を特徴とする。このミラー部材の制振装置によれば、形
成された隙間によって錘がハウジング内を移動可能なの
で、車体振動等によりミラー部材の振動物が振動する
と、錘がハウジングの内周面に衝突する。そして、この
制振装置は、この衝突時のすべり摩擦および衝突による
エネルギ損失に基づいて振動物の振動を減衰する。さら
に、この制振装置は、複数の共振周波数を有する振動の
場合でも、その振動により錘がハウジングの内周面に衝
突すれば前記したように振動物の振動を減衰する。
【0009】さらに、前記ミラー部材の制振装置におい
て、前記ミラー部材は内部にミラーの角度を調節する電
動駆動手段を備え、前記電動駆動手段の駆動軸の周囲に
環状の錘を設けたことを特徴とする。このミラー部材の
制振装置によれば、錘の重量が少なくても前記した制振
効果を十分に発揮できるので、錘の容積を小さくして薄
型に構成できる。したがって、この制振装置は、電動駆
動手段によってミラー部材内部に広いスペースを確保で
きなくても、取り付け可能である。
【0010】なお、ミラー部材は、車両に搭載され、ド
ライバ等の後方や死角等を視認するためのミラーを備え
る部材である。例えば、ミラー部材としては、車室内に
設けられるルームミラーや車室外に設けられるドアミラ
ーやフェンダミラー等がある。さらに、ミラーの角度の
調節をモータ等で行う電動駆動手段を備える電動ドアミ
ラー等もある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係るミラー部材の制振装置の実施の形態について説明す
る。
【0012】本発明に係るミラー部材の制振装置は、ミ
ラー部材の内部に設けられ、ハウジングに錘を収納する
構成である。そして、この制振装置は、錘の外周面とハ
ウジングの内周面との間に隙間を有し、この隙間によっ
て錘がハウジング内を移動することを可能とする。その
ため、この制振装置は、ミラー等の振動物の振動に伴っ
て錘がハウジング内を移動し、錘がハウジングの内周面
に衝突する際のすべり摩擦および衝突によるエネルギ損
失によって振動物の振動を制振する。さらに、この制振
装置は、錘の外周面またはハウジングの内周面に緩衝部
材を備え、この緩衝部材によって錘がハウジングに衝突
する時に発生する衝突音を吸収する。なお、緩衝部材
は、ゴムや樹脂あるいはこれらを主成分とした弾性発砲
体等の弾性力のある部材であり、錘とハウジングとの衝
突を緩衝するための部材である。
【0013】本実施の形態では、本発明に係るミラー部
材の制振装置を、第1の実施の形態としてミラーの角度
をモータの駆動力により調節可能な自動車の電動ドアミ
ラーに適用し、第2の実施の形態として車室内に取り付
けられる自動車のルームミラーに適用する。第1の実施
の形態に係る電動ドアミラーは、制振装置としてロ形状
(環状)のハウジングをミラーホルダに取り付け、この
ハウジングにロ形状(環状)の錘を収納したインパクト
ダンパを備える。また、第2の実施の形態に係るルーム
ミラーは、制振装置としてミラーホルダにハウジングを
形成し、このハウジングに球状の錘を収納したインパク
トダンパを備える。さらに、この2つのインパクトダン
パは、錘が錘本体とゴムカバーからなり、錘本体の外周
面にゴムカバーが設けられる。
【0014】それでは、図1乃至図4を参照して、第1
の実施の形態に係る電動ドアミラーDMに備えられるイ
ンパクトダンパ1について説明する。なお、図1は、第
1の実施の形態に係るインパクトダンパ1を備える電動
ドアミラーDMの平断面図である。図2は、第1の実施
の形態に係るインパクトダンパ1を備える電動ドアミラ
ーDMのミラーMRおよびミラーホルダMRaを取り外
した時の正面図である。図3は、第1の実施の形態に係
るインパクトダンパ1を備える電動ドアミラーDMの側
断面図である。図4は、第1の実施の形態に係るインパ
クトダンパ1の外観斜視図である。
【0015】まず、図1乃至図3を参照して、電動ドア
ミラーDMの構成から説明する。電動ドアミラーDM
は、主に、ミラーMR、ミラーホルダMRa、ケースD
Ma、モータMT、駆動軸DSおよびインパクトダンパ
1で構成される。なお、第1の実施の形態では、電動ド
アミラーDMが特許請求の範囲に記載のミラー部材に相
当し、モータMTおよび駆動軸DSが特許請求の範囲に
記載の電動駆動手段に相当し、インパクトダンパ1が特
許請求の範囲に記載の制振装置に相当する。
【0016】ミラーMRは、長円形状であり、ミラーホ
ルダMRaに保持される。ミラーホルダMRaは、ミラ
ーMRを保持するために、ミラーMRより一回り大きい
長円形状である。そして、ミラーホルダMRaは、表側
の面MRbでミラーMRを保持し、裏側の面MRcには
駆動軸DSの一端およびインパクトダンパ1が取り付け
られる(図1参照)。
【0017】ケースDMaは、椀形状であり、電動ドア
ミラーDMの主な部品を収納する。ケースDMaは、ミ
ラーMRが外側となるように、椀形状の開口端の内周面
に沿ってミラーホルダMRaを収納する。したがって、
駆動軸DSとインパクトダンパ1は、ケースDMaとミ
ラーホルダMRaとの間の空間内に収納される。さら
に、ケースDMaは、椀形状の底部側にモータMTが固
定される。また、ケースDMaは、外周面の自動車側に
取り付けられた支持部DMbを介して、ドア(図示せ
ず)の外側面に取り付けられる。
【0018】モータMTは、駆動軸DSの他端が取り付
けられ、この駆動軸DSを介してミラーホルダMRaお
よびミラーMRのケースDMaに対する角度を調節す
る。モータMTは、ドライバからの操作に基づいて電動
ドアミラーDMの制御装置(図示せず)で生成した駆動
信号により回転駆動する。なお、電動ドアミラーDMは
ミラーMRの角度を調節する部品としてモータMTおよ
び駆動軸DS以外にも多数の部品を備えるが、その多数
の部品については図1乃至図3では省略し、その説明に
ついても省略する。
【0019】このように電動ドアミラーDMは内部にミ
ラーMRの角度を調節するための多数の部品のため、ケ
ースDMaとミラーホルダMRaとの間の空間にはイン
パクトダンパ1を収納するためのスペースとしては狭い
スペースしか残っていない。なお、図1、図3および図
4では、インパクトダンパ1の構成を明確にするため
に、インパクトダンパ1を実際よりも厚型に描いてい
る。
【0020】それでは、インパクトダンパ1の構成につ
いて説明する。インパクトダンパ1は、錘2とハウジン
グ3とから構成される。なお、第1の実施の形態では、
錘2が特許請求の範囲に記載の錘に相当し、ハウジング
3が特許請求の範囲に記載のハウジングに相当する。
【0021】錘2は、錘本体2aとゴムカバー2bとか
らなる。
【0022】錘本体2aは、ケースDMaとミラーホル
ダMRaとの間の空きスペースに応じて薄く、かつ正面
視して中央に貫通孔部を有する矩形状(すなわち、ロ形
状)に形成される。また、錘本体2aは、所定の重量を
有する鋼鉄で形成される。この所定の重量は、ミラーM
RやミラーホルダMRa等の振動物の重量やインパクト
ダンパ1の取り付け位置および取り付け面積等に応じて
設定される。なお、錘本体2aは、鋼鉄に限らず、他の
高密度の素材で形成してもよい。
【0023】ゴムカバー2bは、錘本体2aの外周面を
覆う形状に形成され、錘本体2aの外周面に固着され
る。また、ゴムカバー2bは、ゴムで形成され、錘2と
ハウジング3の内周面が衝突した時の緩衝作用を有す
る。なお、ゴムカバー2bは、ゴムに限らず、樹脂や樹
脂等を主成分とした弾性発砲体等の他の素材で形成して
もよく、高比重のものが適している。
【0024】ハウジング3は、正面視して中央に貫通孔
部3dを有する矩形状(すなわち、ロ形状)に形成さ
れ、さらに錘2を収納するために中空の収納部3aが形
成される。なお、貫通孔部3dは、駆動軸DSを十分に
挿入できる大きさとし、正面視して矩形状としているが
円形状でもよい。また、ハウジング3は、ミラーホルダ
MRaの裏側の面MRcに取り付けられる側が全面開口
され(図1参照)、開口部3bが形成される(図4参
照)。なお、ハウジング3は、ミラーホルダMRaの裏
側の面MRcの状態等によって、開口部3bを有しな
い、全面閉じるための蓋を有する形状でもよい。
【0025】さらに、ハウジング3の収納部3aは、内
部に錘2を収納した時に錘2の外周面と収納部3aの内
周面との間に若干の隙間3cができるように、錘2の容
積より若干大きい容積を有するように形成される。その
ため、錘2が収納部3aに収納されると、この隙間3c
によって錘2が収納部3a内を移動することが可能とな
る。隙間3cは、0.1〜0.5mm程度が好ましい。
隙間3cが0.1mm未満であると、収納部3aでの錘
2の移動量が少なくなり、錘2とハウジング3との衝突
によるエネルギ変換が少なくなるため、良好な制振効果
を期待できなくなる。また、隙間3cが0.5mmを超
えると、錘2とハウジング3とが衝突した時に発生する
衝突音が大きくなるからである。なお、図1乃至図4で
は、隙間3cの存在を明確にするために、隙間3cを実
際よりも大きく描いている。なお、第1の実施の形態で
は、隙間3cが特許請求の範囲に記載の隙間に相当す
る。
【0026】また、ハウジング3は、樹脂で形成され
る。なお、ハウジング3は、樹脂に限らず、アルミニウ
ムや鋼鉄等の金属でもよく、剛性材で形成される。
【0027】そして、インパクトダンパ1としては、錘
2がハウジング3の収納部3aに収納され、ハウジング
3の開口部3bがミラーホルダMRaの裏側の面MRc
に固着される。固着時には駆動軸DSが貫通孔部3dに
挿入され、駆動軸DSがハウジング3の貫通孔部3dの
中央に位置するように、ハウジング3は配置される。イ
ンパクトダンパ1がミラーホルダMRaに取り付けられ
ると、錘2はハウジング3およびミラーホルダMRaの
裏側の面MRcとで密封状態で収納され、錘2とハウジ
ング3および裏側の面MRcとの間には隙間3cが各々
形成される。そこで、ミラーホルダMRaの裏側の面M
Rcをハウジング3の構成に含めてもよい。なお、図2
および図3には、電動ドアミラーDMが自動車のドア
(図示せず)に取り付けられ、錘2がハウジング3の収
納部3aの底面3eに置かれた状態となり、錘2と底面
3eとの間の隙間がない状態を示している。
【0028】次に、インパクトダンパ1の作用について
説明する。自動車での車体振動やモータMTの振動等に
よって、電動ドアミラーDMのミラーMRやミラーホル
ダMRa等の振動物が振動する。すると、インパクトダ
ンパ1は、隙間3cの存在によってハウジング3の収納
部3a内で錘2が移動し、収納部3aの内周面に錘2が
衝突する。その衝突時に、すべり摩擦および衝突による
エネルギ損失によって、ミラーMRやミラーホルダMR
a等の振動物の振動が減衰する。なお、すべり摩擦およ
び衝突によるエネルギ損失による制振は、温度の影響は
少ない。
【0029】なお、インパクトダンパ1は、車体からの
様々な振動周波数を有する振動やモータMTによる振動
等により複数の共振周波数を有する振動が発生した場合
でも、その振動によって錘2が収納部3aの内周面に衝
突する。そのため、インパクトダンパ1は、この衝突に
よって前記したように振動物の振動を減衰するので、振
動周波数の異なる複数の共振に対しても有効に制振効果
を発揮する。また、インパクトダンパ1は、錘2の重量
が少ない場合でも制振効果を十分に発揮するので、錘2
の重量を少なくし、錘2およびハウジング3の容積を小
さくしている(薄型に形成されている)。そのため、電
動ドアミラーDMは、ケースDMa内に多数の部品を備
えるが、十分な制振効果を発揮するインパクトダンパ1
を取り付けることができる。ちなみに、インパクトダン
パ1は、従来のダイナミックダンパに比べて錘2の重量
を3分の1程度としても、従来のダイナミックダンパと
同程度の制振効果を発揮する。
【0030】さらに、インパクトダンパ1は、錘2が収
納部3aの内周面に衝突した時の衝突音を錘2のゴムカ
バー2bの緩衝作用によって吸収し、異音を低減してい
る。
【0031】次に、図5乃至図7を参照して、第2の実
施の形態に係るルームミラーRMに備えられるインパク
トダンパ11について説明する。なお、図5は、第2の
実施の形態に係るインパクトダンパ11を備えるルーム
ミラーRMの平断面図である。図6は、第2の実施の形
態に係るインパクトダンパ11を備えるルームミラーR
MのミラーMRを取り外した時の正面図である。図7
は、第2の実施の形態に係るインパクトダンパ11を備
えるルームミラーRMの側断面図である。
【0032】まず、図5乃至図7を参照して、ルームミ
ラーRMの構成から説明する。ルームミラーRMは、主
に、ミラーMR、ミラーホルダMRaおよびインパクト
ダンパ11,11で構成される。インパクトダンパ1
1,11は、同一の構成を有するものがルームミラーR
Mの左右2箇所に設けられる。なお、第2の実施の形態
では、ルームミラーRMが特許請求の範囲に記載のミラ
ー部材に相当し、インパクトダンパ11,11が特許請
求の範囲に記載の制振装置に相当する。
【0033】ミラーMRは、ミラーホルダMRaに保持
される。ミラーホルダMRaは、ミラーMRを保持する
ために、ミラーMRより一回り大きい形状である。そし
て、ミラーホルダMRaは、表側の面MRbでミラーM
Rを保持する。また、ミラーホルダMRaは、ミラーM
Rを保持しない側がルームミラーRMの外観形状となる
ため、デザイン性等を考慮して、側面視して少し厚みを
有する半球状に形成される(図7参照)。さらに、ミラ
ーホルダMRaは、外周面の上部に取り付けられた支持
部RMbを介して、自動車の天井の最前部に取り付けら
れる(図6参照)。また、ミラーホルダMRaにはイン
パクトダンパ11,11のハウジング13,13が形成
されるが、この構成について後記する。
【0034】それでは、インパクトダンパ11,11の
構成について説明する。なお、2つのインパクトダンパ
11,11は設ける位置が異なるだけで同一の構成を有
するので、一方のインパクトダンパ11について説明す
る。
【0035】インパクトダンパ11は、錘12とハウジ
ング13とから構成される。なお、第2の実施の形態で
は、錘12が特許請求の範囲に記載の錘に相当し、ハウ
ジング13が特許請求の範囲に記載のハウジングに相当
する。
【0036】錘12は、錘本体12aとゴムカバー12
bとからなる。
【0037】錘本体12aは、ミラーホルダMRaの厚
みに応じた直径を有する球形状に形成される。また、錘
本体12aは、所定の重量を有する鋼鉄で形成される。
この所定の重量は、ミラーMRやミラーホルダMRa等
の振動物の重量やインパクトダンパ11の取り付け位置
等に応じて設定される。なお、錘本体12aは、鋼鉄に
限らず、他の高密度の素材で形成してもよい。
【0038】ゴムカバー12bは、錘本体12aの外周
面を覆う形状に形成され、錘本体12aの外周面に固着
される。なお、ゴムカバー12bの素材については、第
1の実施の形態のゴムカバー2bと同様の素材で形成さ
れるので、説明を省略する。
【0039】ハウジング13は、ミラーホルダMRaに
形成される。ミラーホルダMRaには、錘12を収納す
るために、表側の面MRbに開口部13bを有し(図6
参照)、立方体形状の有底の孔である収納部13aが形
成される。なお、ハウジング13は、ミラーMRの取付
面MRdの状態等によって、開口部13bを有しない、
全面閉じるための蓋を有する形状でもよい。
【0040】さらに、ハウジング13の収納部13a
は、内部に錘12を収納した時に錘12の外周面と収納
部13aの内周面との間に若干の隙間13cができるよ
うに、錘12の容積より若干大きい容積を有するように
形成される。そのため、錘12が収納部13aに収納さ
れると、この隙間13cによって錘12が収納部13a
内を移動することが可能となる。隙間13cは、第1の
実施の形態と同様に、0.1〜0.5mm程度が好まし
い。なお、図5乃至図7では、隙間13cの存在を明確
にするために、隙間13cを実際よりも大きく描いてい
る。なお、第2の実施の形態では、隙間13cが特許請
求の範囲に記載の隙間に相当する。
【0041】また、ハウジング13(すなわち、ミラー
ホルダMRa)は、樹脂で形成される。
【0042】そして、インパクトダンパ11としては、
錘12がハウジング13の収納部13aに収納され、ミ
ラーMRの取付面MRdがミラーホルダMRaの表側の
面MRbに固着される。すると、錘12はハウジング1
3および取付面MRdとで密封状態で収納され、錘12
とハウジング13および取付面MRdとの間には隙間1
3cが各々形成される。そこで、ミラーMRの取付面M
Rdをハウジング13の構成に含めてもよい。なお、図
6および図7には、ルームミラーRMが自動車の天井
(図示せず)に取り付けられ、錘12がハウジング13
の収納部13aの底面13eに置かれた状態となり、錘
12と底面13eとの間の隙間がない状態を示してい
る。
【0043】次に、インパクトダンパ11の作用につい
て説明する。自動車での車体振動等によって、ルームミ
ラーRMのミラーMRやミラーホルダMRa等の振動物
が振動する。すると、インパクトダンパ11は、隙間1
3cの存在によってハウジング13の収納部13a内で
錘12が移動し、収納部13aの内周面に錘12が衝突
する。その衝突時に、すべり摩擦および衝突によるエネ
ルギ損失によって、ミラーMRやミラーホルダMRa等
の振動物の振動が減衰する。なお、すべり摩擦および衝
突によるエネルギ損失による制振は、温度の影響は少な
い。
【0044】なお、インパクトダンパ11は、第1の実
施の形態のインパクトダンパ1と同様に、振動周波数の
異なる複数の共振に対しても有効に制振効果を発揮す
る。また、インパクトダンパ11は、錘12の重量が少
ない場合でも制振効果を十分に発揮するので、錘12の
重量を少なくし、錘12およびハウジング13の容積を
小さくしている。そのため、ルームミラーRMは、薄型
の装置であるが、十分な制振効果を発揮するインパクト
ダンパ11を設けることができる。
【0045】さらに、インパクトダンパ11は、錘12
が収納部13aの内周面に衝突した時の衝突音を錘12
のゴムカバー12bの緩衝作用によって吸収し、異音を
低減している。
【0046】以上、本発明は、前記の実施の形態に限定
されることなく、様々な形態で実施される。例えば、本
実施の形態では本発明に係るミラー部材の制振装置を自
動車の電動ドアミラーとルームミラーに適用したが、フ
ェンダミラー等の自動車の他のミラー部材や自動二輪車
等の他の車両のミラー部材に適用してもよい。また、本
実施の形態では緩衝部材を錘に備える構成としたが、ハ
ウジングに備える構成としてもよいし、全く備えない構
成としてもよい。また、第1の実施の形態では電動ドア
ミラーとして電動でミラーの角度を調節する手段を備え
る構成としたが、さらにドアミラーを電動で可倒する手
段を備える構成を追加したとしても、インパクトダンパ
は薄くかつ面積を小さく構成しても制振効果が得られる
ので、インパクトダンパを取り付けることは可能であ
る。また、第2の実施の形態ではインパクトダンパを2
個設けたが、ルームミラーの厚さ、ミラーの大きさや錘
の重量等を考慮して、十分な制振効果が得られるよう
に、他の個数のインパクトダンパを設けてもよい。
【0047】
【発明の効果】本発明の請求項1に係るミラー部材の制
振装置は、形成された隙間によって錘がハウジング内を
移動可能としたなので、車体振動等によってミラー部材
の振動物が振動すると、錘がハウジングの内周面に衝突
する。そして、この衝突時のすべり摩擦および衝突によ
るエネルギ損失に基づいて振動が減衰し、振動物の振動
が制振される。さらに、この制振装置は、複数の共振周
波数を有する振動の場合でも、その振動によって錘がハ
ウジングの内周面に衝突することによって前記したよう
に振動物の振動が減衰するので、低周波から高周波まで
の広い領域の振動周波数に対して有効に制振効果を発揮
する。
【0048】本発明の請求項2に係るミラー部材の制振
装置は、錘の重量が少なくても前記した制振効果を十分
に発揮するので、薄型に構成できる。したがって、この
制振装置は、電動駆動手段によってミラー部材の内部に
広いスペースを確保できなくても、取り付け可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るインパクトダンパを備
える電動ドアミラーの平断面図である。
【図2】第1の実施の形態に係るインパクトダンパを備
える電動ドアミラーのミラーおよびミラーホルダを取り
外した時の正面図である。
【図3】第1の実施の形態に係るインパクトダンパを備
える電動ドアミラーの側断面図である。
【図4】第1の実施の形態に係るインパクトダンパの外
観斜視図である。
【図5】第2の実施の形態に係るインパクトダンパを備
えるルームミラーの平断面図である。
【図6】第2の実施の形態に係るインパクトダンパを備
えるルームミラーのミラーを取り外した時の正面図であ
る。
【図7】第2の実施の形態に係るインパクトダンパを備
えるルームミラーの側断面図である。
【符号の説明】
1,11・・・インパクトダンパ(制振装置) 2,12・・・錘 2a,12a・・・錘本体 2b,12b・・・ゴムカバー 3,13・・・ハウジング 3c,13c・・・隙間 DM・・・電動ドアミラー(ミラー部材) DS・・・駆動軸(電動駆動手段) RM・・・ルームミラー(ミラー部材) MR・・・ミラー MRa・・・ミラーホルダ MT・・・モータ(電動駆動手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に設けられたミラー部材の制振装置
    であって、 前記ミラー部材の内部に、 錘と、 前記錘を収納するハウジングと、 を備え、 前記錘と前記ハウジングとの間に隙間が形成されている
    ことを特徴とするミラー部材の制振装置。
  2. 【請求項2】 前記ミラー部材は、内部にミラーの角度
    を調節する電動駆動手段を備え、 前記電動駆動手段の駆動軸の周囲に環状の錘を設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のミラー部材の制振装
    置。
JP2000359607A 2000-11-27 2000-11-27 ミラー部材の制振装置 Pending JP2002160584A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002206593A (ja) * 2001-01-09 2002-07-26 Tokai Rubber Ind Ltd 車両用の支持構造体および車両用の支持構造体に用いられる防振装置
JP2013050722A (ja) * 2005-07-14 2013-03-14 Carl Zeiss Smt Gmbh 光学素子
CN104842879A (zh) * 2015-04-23 2015-08-19 常州市凯凌车配有限公司 客车后视镜平衡器

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