[go: up one dir, main page]

JP2002039152A - 樹脂線入りのアウターケーシング、インナーケーブルおよびそれらを組み合わせたコントロールケーブル - Google Patents

樹脂線入りのアウターケーシング、インナーケーブルおよびそれらを組み合わせたコントロールケーブル

Info

Publication number
JP2002039152A
JP2002039152A JP2000220159A JP2000220159A JP2002039152A JP 2002039152 A JP2002039152 A JP 2002039152A JP 2000220159 A JP2000220159 A JP 2000220159A JP 2000220159 A JP2000220159 A JP 2000220159A JP 2002039152 A JP2002039152 A JP 2002039152A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
synthetic resin
cable
outer casing
wires
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000220159A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Yanagida
隆 柳田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hi Lex Corp
Original Assignee
Nippon Cable System Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Cable System Inc filed Critical Nippon Cable System Inc
Priority to JP2000220159A priority Critical patent/JP2002039152A/ja
Publication of JP2002039152A publication Critical patent/JP2002039152A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B1/00Constructional features of ropes or cables
    • D07B1/12Ropes or cables with a hollow core
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B1/00Constructional features of ropes or cables
    • D07B1/005Composite ropes, i.e. ropes built-up from fibrous or filamentary material and metal wires
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B1/00Constructional features of ropes or cables
    • D07B1/16Ropes or cables with an enveloping sheathing or inlays of rubber or plastics
    • D07B1/162Ropes or cables with an enveloping sheathing or inlays of rubber or plastics characterised by a plastic or rubber enveloping sheathing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C1/00Flexible shafts; Mechanical means for transmitting movement in a flexible sheathing
    • F16C1/10Means for transmitting linear movement in a flexible sheathing, e.g. "Bowden-mechanisms"
    • F16C1/20Construction of flexible members moved to and fro in the sheathing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C1/00Flexible shafts; Mechanical means for transmitting movement in a flexible sheathing
    • F16C1/26Construction of guiding-sheathings or guiding-tubes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ropes Or Cables (AREA)
  • Flexible Shafts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱処理あるいは高温環境における使用時に、
蛇行やうねりが生じにくく、高温下におけるケーシング
キャップのかしめ強度が低下しにくいコントロールケー
ブルを提供する。 【解決手段】 合成樹脂製のチューブ状のライナー1
1、その周囲に螺旋状に巻かれた複数本の補強線12、
および補強線の周囲に被覆した被覆層13を備え、補強
線12が交互に配列される金属線17と合成樹脂線16
とからなり、合成樹脂線16が、140℃における長手
方向の熱収縮率が20%以下であるアウターケーシング
10と、金属製の心線およびその周囲に螺旋状に巻き付
けた側ストランドを備え、側ストランドが交互に配列さ
れる金属線と合成樹脂線とからなり、合成樹脂線の14
0℃における長手方向の熱収縮率が20%以下であるイ
ンナーケーブルとを備えたコントロールケーブル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコントロールケーブ
ルのアウターケーシング(導管)およびインナーケーブ
ル(内索)に関する。さらに詳しくは、自動車のオート
マチック・トランスミッションやマニュアル・トランス
ミッションなどの動力伝達に用いるプッシュプルコント
ロールケーブルのアウターケーシングおよびインナーケ
ーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプッシュプルコントロールケーブ
ル用のアウターケーシングは、たとえば図8に示すよう
に、合成樹脂製のチューブ状のライナー101と、その
周囲に螺旋状に巻き付けられる金属製の複数本の補強線
(AD線)102と、その周囲に被覆される合成樹脂製
の被覆層103とからなる。複数本の補強線102は、
配索のために可撓性を保持しながら、アウターケーシン
グ100内を通されるインナーケーブルの張力および圧
縮力の反力を受けるためのものであり、全体として鎧層
を構成している。
【0003】他方、従来のプッシュプルコントロールケ
ーブル用のインナーケーブルは、図9aに示すように、
オイルテンパー線などの金属製の心線105と、その心
線の周囲に螺旋状に巻かれた複数本の側ストランド10
6とを備えている。側ストランド106は図9aのよう
に単線の場合のほか、図9bのように、撚り線を用いる
場合もある。
【0004】前記従来のアウターケーシングやインナー
ケーブルは、いずれも強度要素を金属製としているた
め、重量が重い。そのため、強度要素の一部を合成樹脂
製として、軽量化を図ることが提案されている。たとえ
ば特公昭44−27088号公報では、補強線を金属線
(針金)と合成樹脂線(プラスチック繊維部品)とを交
互に配列した構成とすることが示されている。
【0005】また、米国特許第3,177,901号に
は、金属線の周囲に合成樹脂を厚く被覆した複合材料線
と、通常の金属線とを交互に配列して鎧層を構成するこ
とが記載されている。
【0006】またインナーケーブルについても、米国特
許第5,669,214号には、心線や挿入要素を合成
樹脂製としたものが開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の金属線と合
成樹脂線とを組み合わせたアウターケーシングやインナ
ーケーブルは、軽量化の点では所定の効果を上げてお
り、耐久性でも満足できるものである。また強度の面で
はいくらか低下するが、実用面では差し支えがない。し
かしながら合成樹脂線は熱により収縮するものが多く、
ほとんど収縮しない金属線との間で長さの差が大きくな
る。とくにコントロールケーブルとした後の熱処理の
際、あるいは使用中に高温に曝されると、両者の長さに
差が生じ、それにより合成樹脂線の引っ張り応力が大き
くなり、コントロールケーブルに蛇行やうねりが発生
し、有効なストロークが得られなくなる場合がある。
【0008】また、コントロールケーブルとして製品に
するには、所定の長さに切断し、アウターケーシングの
場合はその端部にケーシングキャップをかしめて固着
し、インナーケーブルではその端部にケーブルエンドを
かしめて固着する必要がある。その場合、アウターケー
シングやインナーケーブルを切断したときに合成樹脂線
のみが収縮する。そのため、その状態でケーシングキャ
ップやケーブルエンドをかしめると、かしめ力が金属線
にのみ依存する状態となり、かしめ強度が低下する。ま
たサイクルテストなどでもケーシングキャップ、ケーブ
ルエンドの下の合成樹脂線が縮み、かしめ強度の低下が
起こることがある。そのようなかしめ強度の低下がおこ
ると、ケーシングキャップやケーブルエンドが抜ける不
具合が生ずることがある。
【0009】本発明は熱処理あるいは高温環境における
使用時に、蛇行やうねりが生じにくいコントロールケー
ブルのアウターケーシングおよびインナーケーブルを提
供することを技術課題としている。さらに本発明は、熱
処理あるいは高温環境下におけるケーシングキャップや
ケーブルエンドのかしめ強度が低下しにくいアウターケ
ーシングおよびインナーケーブルを提供することを技術
課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のアウターケーシ
ングは、合成樹脂製のチューブ状のライナーと、その周
囲に螺旋状に巻かれた複数本の補強線と、その補強線の
周囲に被覆した被覆層とを備え、前記補強線が、実質的
に交互に配列される金属線と合成樹脂線とからなり、か
つ、合成樹脂線の140℃における長手方向の熱収縮率
が20%以下であることを特徴としている。前記熱収縮
率は15%以下、さらに10%以下にするのが好まし
い。前記ライナーの内孔は、断面多角形状とすることが
できる。
【0011】本発明のインナーケーブル(請求項3)
は、単線または撚り線からなる金属製の心線と、その周
囲に螺旋状に巻き付けた側ストランドとを備え、前記側
ストランドが、実質的に交互に配列される撚り線または
単線からなる金属線と撚り線または単線からなる合成樹
脂線とからなり、かつ、合成樹脂線の140℃における
長手方向の熱収縮率が20%以下であることを特徴とし
ている。その場合も熱収縮率は、15%以下、10%以
下とするのが好ましい。前記側ストランドの金属線を撚
り線とし、合成樹脂線を単線とするのが好ましい(請求
項4)。本発明のコントロールケーブルは、前記いずれ
かのアウターケーシングと、いずれかのインナーケーブ
ルとを使用していることを特徴としている(請求項
5)。
【0012】
【作用および発明の効果】本発明のアウターケーシング
(請求項1)は、鎧層を構成する補強線の合成樹脂線の
140℃における長手方向の熱収縮率が20%以下であ
るので、通常の使用環境(100〜120℃程度)では
収縮率がほぼ10〜15%以下となる。そのため、高温
環境下で合成樹脂線に生ずる引っ張り応力の増加が抑制
され、蛇行やうねりが生じにくい。また、切断したとき
に合成樹脂線の縮みが少なく、金属線との長さの差が小
さい。そのため、ケーシングキャップのかしめ強度が低
下しない。なお140℃における熱収縮率で規定するの
は、熱収縮が大きくなるので実験データが取りやすく、
しかも通常の使用環境(100〜120℃程度)の温度
範囲では、温度と熱収縮率とがほぼ比例関係に保たれる
ため、データとして取り扱いやすいためである。また、
熱収縮率が15%以下、あるいは10%以下の場合は、
一層コントロールケーブルの蛇行やうねりが生じにく
く、ケーシングキャップのかしめ強度が低下しにくい。
【0013】ライナーの内孔の断面形状を多角形状にす
る場合(請求項2)は、合成樹脂線が熱収縮してライナ
ーを圧縮する場合でも、その中を通るインナーケーブル
とライナーの内面との間にグリースなどの潤滑材が通る
空間が確保される。そのため、インナーケーブルの摺動
抵抗が大きくならない。
【0014】本発明のインナーケーブル(請求項3)
は、側ストランドを構成する合成樹脂線の140℃にお
ける長手方向の熱収縮率が20%以下であるので、通常
の使用環境(100〜120℃程度)では収縮率が10
〜15%以下となる。そのため、高温環境下で合成樹脂
線に生ずる引っ張り応力の増加が抑制され、蛇行やうね
りが生じにくい。また、切断したときに合成樹脂線の縮
みが少なく、金属線との長さの差が小さい。そのため、
ケーブルエンドのかしめ強度が低下しない。熱収縮率が
15%以下、あるいは10%以下の場合は、一層コント
ロールケーブルの蛇行やうねりが生じにくく、ケーブル
エンドのかしめ強度が低下しにくい。
【0015】側ストランドを構成する金属線が撚り線の
場合は撓み易く、配索が容易になり、合成樹脂線が単線
の場合は、耐圧縮性が高く、アウターケーシングの圧潰
強度が高くなる(請求項4)。なお、金属線を単線とす
る場合は、製造が容易であり、合成樹脂線を撚り線とす
る場合は、可撓性が高くなり、配索が容易になる。本発
明のコントロールケーブル(請求項5)は、前述のアウ
ターケーシングおよびインナーケーブルを使用している
ので、前述の作用効果を奏しうる。
【0016】
【発明の実施の形態】つぎに図面を参照しながら本発明
のアウターケーシングおよびインナーケーブルの実施の
形態を説明する。図1aおよび図1bはそれぞれ本発明
のアウターケーシングの一実施形態を示す断面図および
側面図、図2は本発明アウターケーシングの他の実施形
態を示す断面図、図3aおよび図3bはそれぞれ本発明
のインナーケーブルの一実施形態を示す断面図および側
面図、図4は本発明のインナーケーブルの他の実施形態
を示す断面図、図5は本発明のアウターケーシングおよ
びインナーケーブルを用いたコントロールケーブルの一
実施形態を示す側面図、図6はアウターケーシングの蛇
行量の測定方法を示す側面図、図7aはアウターケーシ
ングのケーシングキャップの抜け強度の測定方法を示す
断面図、図7bはインナーケーブルの抜け強度の測定方
法を示す断面図である。
【0017】図1a、図1bに示すアウターケーシング
10は、チューブ状の合成樹脂製のライナー11と、そ
の周囲に螺旋状に密に巻き付けた複数本の補強線12
と、その周囲に被覆した合成樹脂製の被覆層13とから
構成されている。ライナー11は円形の輪郭を有し、断
面円状の内孔15を備えた可撓性を有するものである。
ライナー11は従来のものと同じように、ナイロン、ポ
リエチレン、ポリブチレンテレフタレート、ポリアセタ
ール、フッ素樹脂などの耐熱性、耐久性を有し、摺動摩
擦抵抗が小さい熱可塑性樹脂製であり、押出し成形など
で成形したものが用いられる。
【0018】複数本の補強線12は全体としていわゆる
鎧層を構成するものであり、図1の実施形態では20本
用いている。それらの補強線12には合成樹脂線16と
金属線17とがあり、それらは交互に配置している。合
成樹脂線16の本数と金属線17の本数は、ほぼ同数に
するのが好ましく、偶数の場合は同数とし、奇数の場合
は1本違い程度にする(図2参照)。ただし2〜5本程
度の差があってもよい。金属線17としては亜鉛めっき
した硬鋼線、バネ鋼線などが用いられる。なお金属線1
7は単線とするのが製造が容易であるので好ましいが、
素線7〜19本を撚り合わせた撚り線であってもよい。
【0019】他方、合成樹脂線16は通常は単線を用い
るが、撚り線を用いることもできる。合成樹脂線16を
構成する合成樹脂としては、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサル
ファイド、ナイロン、ポリプロピレン、ポリアセタール
などがあげられる。ただしこの合成樹脂は、線材とした
とき、140℃のときの長手方向の熱収縮率が20%以
下のものを用いている。140℃のときの熱収縮率が2
0%を超えると、後加熱(成形後の加熱)による合成樹
脂線の熱収縮が大きくなり、アウターケーシングが蛇行
したり、うねりを生じたりするからである。なお熱収縮
率が小さいほど蛇行などが生じにくくなるので、15%
以下、あるいは10%以下にするほうが好ましい。一般
的には合成樹脂の分子量や押出成形後に行う延伸処理の
条件により収縮率が異なる。したがってコントロールケ
ーブルの使用場所や負荷荷重などに応じて、適切な熱収
縮率のものを選択すればよい。
【0020】補強線12の全体の本数にはとくに制限は
ないが、コントロールケーブルの規格や金属線の規格な
どに応じて従来用いられている本数、たとえば5〜24
本、とくに19〜24本などが用いられる。補強線12
の直径は、ライナー11の直径や補強線12の本数に応
じて定められるが、通常は金属線17より変形しやすい
合成樹脂線16の方をいくらか大径とする。
【0021】被覆層13を構成する合成樹脂は従来用い
られている塩化ビニル、ポリプロピレン、ナイロン、ポ
リエステル、ポリエチレンなどがあげられる。なお被覆
層13は、補強線12をライナー11の上に巻線機で巻
き付けてから押出し成形するので、合成樹脂線16の溶
融温度よりも低い溶融温度の合成樹脂を用いる。両者の
相溶性については、とくに高くする必要はない。
【0022】上記のごとく構成されるアウターケーシン
グ10は、その内部にインナーケーブルを挿入してプッ
シュプルコントロールケーブルとして使用する。このア
ウターケーシング10は補強線12として金属線17と
合成樹脂線16とを交互に用いているので、すべての補
強線が金属線のアウターケーシングに比して軽量であ
る。さらに合成樹脂線16を構成する合成樹脂線の14
0℃における長手方向の収縮率が20%以下であるの
で、後加熱の際の熱収縮が小さく、そのため蛇行やうね
りを生じにくい。そのため、摺動抵抗が増加したり、ス
トロークに変動が生じたりすることが少ない。また、切
断したときに合成樹脂線16のみが大きく収縮すること
がなく、そのためケーシングキャップをかしめ付けると
きに、金属線17と合成樹脂線16の両方にしっかりと
かしめ付けることができる。そのため抜け強度が大きく
低下することがない。
【0023】図2に示すアウターケーシング20は、ラ
イナー11の内孔15の断面形状が略六角形で、補強線
12が19本と奇数本であることを除いて図1のアウタ
ーケーシング10と実質的に同じである。この実施形態
では金属線17が1本多く、1個所(符号18の部位)
では金属線同士が隣接している。なお合成樹脂線を1本
多くして合成樹脂線同士を隣接させるようにしてもよ
い。またライナー11の内孔15の断面形状が略六角形
であるので、内孔15内に想像線で示すようにインナー
ケーブル22を収容したとき、内孔15の内面とインナ
ーケーブル22の表面との間に、密接する部位を残しな
がら、隙間36が形成される。したがってインナーケー
ブル22の押し引き操作のときのガタやバックラッシュ
が少なく、しかも摺動抵抗が少ない。とくに合成樹脂線
16が20%以下の範囲で熱収縮し、ライナー11を強
く締め付けても、摺動抵抗の増加が少なく、スムーズな
操作が確保される。
【0024】図3aのインナーケーブル30は、金属製
の心線31と、その心線周りに螺旋状に密に巻き付けら
れる側ストランド32とからなる。側ストランド32は
合成樹脂線33と、金属線34とがあり、それらは交互
に配列されている。この場合も合成樹脂線33と金属線
34の本数はほぼ同数とするのが好ましい。なおこの実
施形態では側ストランド32が14本であるので、ちょ
うど交互に配列できるが、15本など奇数本の場合は、
たとえば金属線34を1本多くし、一部では金属線34
同士を隣接させるようにする。逆に、合成樹脂線33が
1本多い場合は、合成樹脂線33同士を隣接させる。
【0025】心線31は従来のものと同じく、たとえば
オイルテンパー線などの鋼線が用いられる。側ストラン
ドの金属線34についても、従来のものと同じように硬
鋼線などが用いられる。
【0026】側ストランドの合成樹脂線33の材料とし
ては、たとえばポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド、ナ
イロン、ポリプロピレン、ポリアセタールなどの耐久性
が高い合成樹脂が用いられる。その合成樹脂線の140
℃における長手方向の熱収縮率は20%以下である。2
0%を超える場合は高温時に合成樹脂線33の長さと金
属線34の差が大きくなり、切断時に合成樹脂線33の
みが縮み、ケーブルエンドのかしめ強度が低くなるから
である。収縮率を140℃のときの値で規定したのは前
述のアウターケーシングの場合と同じ理由である。
【0027】側ストランド32の撚り線時には、あらか
じめ撚り癖をつけるプレフォームを施すのが好ましい。
しかし合成樹脂線33が切れるなどの問題があれば、プ
レフォームは施さない。撚りのピッチは、心線31や側
ストランド32の線径などに応じて定めるが、撚り線後
に線浮きが生じない範囲で定める。また切断後にインナ
ーケーブル30の先端がばらける場合は、熱処理を行
う。熱処理は使用する合成樹脂線の種類にもよるが、た
とえばポリエチレンテレフタレートを用いる場合には、
150℃程度の温度条件で行えばよい。
【0028】上記のごとく構成されるインナーケーブル
30は、アウターケーシングに挿入してプッシュプルコ
ントロールケーブルとして使用する。このインナーケー
ブル30は側ストランド32として金属線34と合成樹
脂線33とを交互に用いているので、すべての補強線が
金属線のインナーケーブルに比して軽量である。さらに
合成樹脂線33の140℃における長手方向の熱収縮率
が20%以下であるので、後加熱の際の熱収縮が小さ
く、そのため切断時に合成樹脂線のみが大きく縮むこと
がない。そのためケーブルエンドをかしめ付けるとき
に、金属線34と合成樹脂線33の両方にしっかりとか
しめ付けることができる。そのため抜け強度が大きく低
下することがない。
【0029】図4に示すインナーケーブル35は、1本
の心線31の周囲に8本の側ストランド32を螺旋状に
密に巻き付けたものであり、側ストランド32の合成樹
脂線33および金属線34はそれぞれ7本の素線を撚り
合わせた撚り線となっている。このものは図3のインナ
ーケーブル30に比して、可撓性が高い。なお金属線3
4のみを撚り線としてもよく、合成樹脂線33のみを撚
り線としてもよい。一般的には可撓性が求められるた
め、金属線34を撚り線とし、合成樹脂線33は圧潰強
度を高くするため、単線とするのが好ましい。
【0030】図5は図1のアウターケーシング10に図
3のインナーケーブルを挿入し、アウターケーシング1
0の両端にケーシングキャップ41、41をかしめ付
け、インナーケーブル30の端部にケーブルエンド(ロ
ッドの基端)42をかしめ付けて構成したプッシュプル
コントロールケーブル40である。アウターケーシング
10の端部では、被覆層を剥がした後、補強線の上にス
ペーサリング41aをかしめ、さらにその上にケーシン
グキャップ41をかしめ付けている。
【0031】このようにして構成したコントロールケー
ブル40は、従来品に比して20〜30%程度軽く、し
かも高温の環境下でも、蛇行やうねりが生じなかった。
またケーシングキャップ41やケーブルエンド42の抜
け強度は従来品とほとんど変わらなかった。
【0032】
【実施例】つぎに実施例および比較例をあげて、本発明
のアウターケーシングおよびインナーケーブルの効果を
説明する。 [実施例1〜3] 外径5.7mm、内径3.7mmの
ポリブチレンテレフタレート製のライナー、表1に示す
直径0.9mmの合成樹脂製補強線を11本、直径0.
8mmのバネ鋼線(SWRH62A)製の金属製補強線
を11本および外径9mmとなるように押出成形したポ
リプロピレン製の被覆層を備えた、補強線の収縮率以外
は図1と同様の構成のアウターケーシングを3種類作製
し、実施例1〜3のアウターケーシングとした。アウタ
ーケーシングの長さは1000mmとした。 [比較例1〜2] 実施例1と同じライナー、表1に示
す直径0.9mmの合成樹脂製補強線11本、実施例1
と同じ直径、材料の金属製補強線11本、実施例1と同
じ被覆層で同様にアウターケーシングを作製し、比較例
1、2とした。
【0033】
【表1】
【0034】[うねり度合いの測定] 上記のようにし
て得られた長さLが1000mmのアウターケーシング
10を、恒温室内で140℃で4時間維持し、うねり度
合いを測定した。うねり度合いは図6に示すように、山
と谷の幅がもっとも大きい部位で、山と谷の差Hを測定
し、うねり度合いとした。
【0035】[サイクルテスト] また130℃に2時
間保持し、ついで−40℃に2時間保持することを交互
に、全体として100サイクル繰り返し、その後、各ア
ウターケーシングを図7aに示す測定器具50に取り付
けて、ケーシングキャップ41の抜け強度を測定するサ
イクルテストを実施した。なお、測定器具50は、ケー
シングキャップ41を係止させるブラケット51と、ア
ウターケーシング10の一端を挟持し、下方に所定の荷
重を加えるためのチャック52とを備えている。それら
のうねり度合いおよび抜け強度の測定結果を表2に示
す。
【0036】
【表2】
【0037】これらの結果から明らかなように、収縮率
が2〜20%の合成樹脂線を用いた実施例1〜3のアウ
ターケーシングでは、うねり度合いが12〜22mm
と、少なく、比較例1、2では35mm以上と大きい。
また実施例1〜3では抜け強度が1.0kN以上と大き
く、比較例1、2では0.75kN以下と小さいことが
わかる。
【0038】[実施例4〜6]直径1.6mmの鋼線
(SWO−A)の周囲に、表3に示す材料、収縮率の直
径0.85mmの合成樹脂製補強線を4本と、直径0.
75mmのバネ鋼線( SWRH62A)の補強線4本と
を図4のように交互に配列して、実施例1〜3のインナ
ーケーブルを作製した。 [比較例7、8]同様にして合成樹脂線として表3に示
すものを用いた以外は実施例1と同様にして比較例1、
2のインナーケーブルを作製した。
【0039】
【表3】
【0040】[サイクルテスト] 上記のインナーケー
ブルについて、130℃に2時間保持し、ついで−40
℃に2時間保持することを交互に、全体として100サ
イクル繰り返し、その後、各インナーケーブルを図7b
に示す測定器具60に取り付けて、ケーブルエンド42
の抜け強度を測定するサイクルテストを実施した。な
お、測定器具60は、ケーブルエンド42を係止させる
ブラケット61と、インナーケーブル22の一端を挟持
し、下方に所定の荷重を加えるためのチャック62とを
備えている。このサイクルテストの測定結果を表4に示
す。
【0041】
【表4】 *サイクルテスト前の抜け強度はいずれも4.0kN
【0042】これらの結果から明らかなように、収縮率
が5〜20%の合成樹脂線を用いた実施例1〜3のイン
ナーケーブルでは、抜け強度が3.8kN以上と大き
く、比較例1、2では3.4kN以下と小さいことがわ
かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1aおよび図1bはそれぞれ本発明のアウ
ターケーシングの一実施形態を示す断面図および側面図
である。
【図2】 本発明アウターケーシングの他の実施形態を
示す断面図である。
【図3】 図3aおよび図3bはそれぞれ本発明のイン
ナーケーブルの一実施形態を示す断面図および側面図で
ある。
【図4】 本発明のインナーケーブルの他の実施形態を
示す断面図である。
【図5】 本発明のアウターケーシングおよびインナー
ケーブルを用いたコントロールケーブルの一実施形態を
示す側面図である。
【図6】 アウターケーシングの蛇行量の測定方法を示
す側面図である。
【図7】 図7aはアウターケーシングのケーシングキ
ャップの抜け強度の測定方法であり、図7bはインナー
ケーブルの抜け強度の測定方法を示す断面図である。
【図8】 従来のアウターケーシングの一例を示す断面
図である。
【図9】 図9aおよび図9bはそれぞれ従来のインナ
ーケーブルの例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 アウターケーシング 11 ライナー 12 補強線 13 被覆層 15 内孔 16 合成樹脂線 17 金属線 18 部位 20 アウターケーシング 22 インナーケーブル 30、35 インナーケーブル 31 心線 32 側ストランド 33 合成樹脂線 34 金属線 36 隙間 40 コントロールケーブル 41 ケーシングキャップ 41a スペーサリング 42 ケーブルエンド 50 測定器具 51 ブラケット 52 チャック 61 ブラケット 62 チャック

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製のチューブ状のライナーと、
    その周囲に螺旋状に巻かれた複数本の補強線と、その補
    強線の周囲に被覆した被覆層とを備え、前記補強線が、
    実質的に交互に配列される金属線と合成樹脂線とからな
    り、かつ、合成樹脂線の140℃における長手方向の熱
    収縮率が20%以下である、コントロールケーブルの樹
    脂線入りのアウターケーシング。
  2. 【請求項2】 前記ライナーの内孔が、断面多角形状で
    ある請求項1記載のアウターケーシング。
  3. 【請求項3】 金属製の単線または撚り線から構成され
    る心線と、その周囲に螺旋状に巻き付けた側ストランド
    とを備え、前記側ストランドが、実質的に交互に配列さ
    れる撚り線または単線からなる金属線と撚り線または単
    線からなる合成樹脂線とからなり、かつ、合成樹脂線の
    140℃における長手方向の熱収縮率が20%以下であ
    る、樹脂線入りのインナーケーブル。
  4. 【請求項4】 前記側ストランドの金属線が撚り線で、
    合成樹脂線が単線である請求項3記載のインナーケーブ
    ル。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2のアウターケー
    シングと、請求項3または請求項4のインナーケーブル
    とを使用しているコントロールケーブル。
JP2000220159A 2000-07-21 2000-07-21 樹脂線入りのアウターケーシング、インナーケーブルおよびそれらを組み合わせたコントロールケーブル Withdrawn JP2002039152A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000220159A JP2002039152A (ja) 2000-07-21 2000-07-21 樹脂線入りのアウターケーシング、インナーケーブルおよびそれらを組み合わせたコントロールケーブル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000220159A JP2002039152A (ja) 2000-07-21 2000-07-21 樹脂線入りのアウターケーシング、インナーケーブルおよびそれらを組み合わせたコントロールケーブル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002039152A true JP2002039152A (ja) 2002-02-06

Family

ID=18714813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000220159A Withdrawn JP2002039152A (ja) 2000-07-21 2000-07-21 樹脂線入りのアウターケーシング、インナーケーブルおよびそれらを組み合わせたコントロールケーブル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002039152A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006095765A1 (ja) * 2005-03-11 2006-09-14 Hi-Lex Corporation 操作用インナーケーブル
JP2008032063A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Hi-Lex Corporation インナーケーブルおよびそれを用いたプッシュプルコントロールケーブル
CN103133507A (zh) * 2011-11-24 2013-06-05 林昌慧 一种导线外管
JP2013130222A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Chang-Hui Lin ケーブル
EP2746601A1 (en) * 2012-12-18 2014-06-25 Chang Hui Lin Actuating cable for cycle
KR101576226B1 (ko) 2015-03-20 2015-12-09 주식회사 인팩 푸쉬-풀 케이블의 라이너 및 이를 포함하는 푸쉬-풀 케이블
JP2018507372A (ja) * 2014-12-18 2018-03-15 コングズバーグ ドライブライン システムズ ワン インコーポレイテッドKongsberg Driveline Systems I, Inc. リモートコントロールアッセンブリ
CN111946727A (zh) * 2019-05-16 2020-11-17 温芫鋐 车辆用导管

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006095765A1 (ja) * 2005-03-11 2006-09-14 Hi-Lex Corporation 操作用インナーケーブル
JP2006283269A (ja) * 2005-03-11 2006-10-19 Hi-Lex Corporation 操作用インナーケーブル
GB2439254A (en) * 2005-03-11 2007-12-19 Hi Lex Corp Operating inner cable
GB2439254B (en) * 2005-03-11 2010-07-07 Hi Lex Corp Inner cable for operation
JP2008032063A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Hi-Lex Corporation インナーケーブルおよびそれを用いたプッシュプルコントロールケーブル
CN103133507A (zh) * 2011-11-24 2013-06-05 林昌慧 一种导线外管
JP2013130222A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Chang-Hui Lin ケーブル
EP2746601A1 (en) * 2012-12-18 2014-06-25 Chang Hui Lin Actuating cable for cycle
JP2018507372A (ja) * 2014-12-18 2018-03-15 コングズバーグ ドライブライン システムズ ワン インコーポレイテッドKongsberg Driveline Systems I, Inc. リモートコントロールアッセンブリ
KR101576226B1 (ko) 2015-03-20 2015-12-09 주식회사 인팩 푸쉬-풀 케이블의 라이너 및 이를 포함하는 푸쉬-풀 케이블
CN111946727A (zh) * 2019-05-16 2020-11-17 温芫鋐 车辆用导管

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1276248C (en) Current-carrying flexible hose
US5245887A (en) Control cable
US5636551A (en) Method of making a mechanical cable
US8450667B2 (en) Flexible, electrically heatable hose
EP1597619A1 (en) Loose tube optical cable
JP2002039152A (ja) 樹脂線入りのアウターケーシング、インナーケーブルおよびそれらを組み合わせたコントロールケーブル
US20090188231A1 (en) Twisted Electric Heating Cables And Method For Manufacturing Thereof
US9340924B2 (en) Cable with electrical conductor included therein
CN1572003A (zh) 柔性电线
US5354954A (en) Dielectric miniature electric cable
JP5091475B2 (ja) 防音有歯ケーブル
JP4347441B2 (ja) コントロールケーブルの内索
EP0415333B1 (en) Control cable
US3302479A (en) Low load flexible conduit
US5072759A (en) Reverse stranded conduit
JP2000090753A (ja) 同軸ケーブル
JP4621322B2 (ja) インナーケーブルおよびそれを用いたコントロールケーブル
US3350959A (en) Cable or conduit assembly
JP2000314416A (ja) プッシュプルコントロールケーブル用ライナー
JPH0472322B2 (ja)
GB2251441A (en) Flexible tension member
EP0640188B1 (en) A mechanical push-pull cable
JPS608482B2 (ja) 光ケ−ブルおよびその製造方法
JP2000217217A (ja) 呼び線
CA1254110A (en) Conduit device for a motion-transmitting system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070720

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090703