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JP2002037845A - ポリイソシアネートポリ付加物、これを用いた分散剤及び分散液 - Google Patents

ポリイソシアネートポリ付加物、これを用いた分散剤及び分散液

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Publication number
JP2002037845A
JP2002037845A JP2000225996A JP2000225996A JP2002037845A JP 2002037845 A JP2002037845 A JP 2002037845A JP 2000225996 A JP2000225996 A JP 2000225996A JP 2000225996 A JP2000225996 A JP 2000225996A JP 2002037845 A JP2002037845 A JP 2002037845A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyisocyanate
compound
group
amount
dispersant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000225996A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Kasai
鉄夫 笠井
Kazuo Shirasaki
一男 白崎
Yuji Soejima
裕司 副島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP2000225996A priority Critical patent/JP2002037845A/ja
Publication of JP2002037845A publication Critical patent/JP2002037845A/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 非常に微細な平均粒径を有する顔料等をも
良好に分散するポリイソシアネートポリ付加物、およ
び、これを用いた分散剤および分散液を提供する。 【解決手段】 平均3.5〜8個のイソシアナート基
を有するポリイソシアネート化合物を出発物質とし、一
価のOH基含有高分子、高分子ジオール、一価のアルコ
ールと特定の組成で反応させ、残存するすべてのイソシ
アネート基を同一分子内に活性水素と第3級アミノ基を
有する化合物と反応させて得られるポリイソシアネート
ポリ付加化合物および、これを用いた分散剤および分散
液。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規なポリイソシア
ネートポリ付加物とその用途に存し、具体的には顔料等
の個体微粒子を有機溶媒や合成樹脂配合物中にて良好に
分散可能であり、分散剤として有用な新規なポリイソシ
アネートポリ付加化合物と、これを用いた各種顔料等の
固体が良好に分散された分散液に存する。
【0002】
【従来の技術】顔料等の固体微粒子を、水や有機溶媒等
の液体中、またはこれらに合成樹脂等の高分子化合物等
を含有した樹脂溶液中などに均一に分散する為には通
常、凝集状態で入手される粒子を強力なせん断力で一次
粒子へ分散し、同時に当該粒子の再凝集を阻止する必要
がある。
【0003】この様な目的を達成する為に、一般的には
分散剤の添加を行う。例えば特開平2−8212号公報
には、イソシアナート基と活性水素基を有する第3級ア
ミン、及び水酸基を有する単官能性及び多官能性ポリエ
ーテル及びポリエステルを当量量以下反応させることに
よって得られるポリイソシアネートポリ付加物、及びこ
れを用いた分散剤が記載されている。また特公平2−1
9844号公報、特公平6−192号公報には、単官能
性水酸基を有する長鎖化合物と多官能性水酸基を有する
長鎖化合物、及び活性水素原子を有する窒素原子含有塩
基性基をイソシアナート基と当量反応させて得られるポ
リイソシアネートポリ付加物、及びこれを用いた分散剤
が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、顔料等の固体微
粒子を分散させた分散液においては、分散させる固体微
粒子系の小径化が著しく、良好な分散が困難になりつつ
ある。例えば液晶画面用カラーフィルターの作成に使用
するカラーレジスト等、光学用途顔料分散液の製造にお
いて用いる顔料は、平均粒径1μm以下、多くは0.1
μm以下であり、良好な分散液の製造が困難になってき
ている。
【0005】一方で、従来から分散剤の選択に関しては
特定の粒子や溶媒等により最適組成が異なることが一般
に知られており、先述したような従来公知の分散剤をカ
ラーレジスト等の分散液を製造すべく分散剤として用い
ても、著しく粘度が増加し、使用に供せなくなるという
問題が発生している。
【0006】
【課題を解決する手段】本発明者らはこの様な状況を鑑
みて鋭意検討した結果、分散剤として使用するポリイソ
シアネートポリ付加物に着目し、このポリイソシアネー
トポリ付加物の製造方法において、各工程において特定
割合のイソシアナート基との反応を行い、且つ特定の製
造工程を追加することで、特定組成のポリイソシアネー
トポリ付加物が得られ、この得られたポリイソシアネー
トポリ付加物が、非常に微細な平均粒径を有する顔料等
をも良好に分散することを見出し、本発明を完成した。
【0007】具体的には、ポリイソシアネートポリ付加
物の製造方法において、以下に述べる一連のポリイソシ
アネートポリ付加物の製造工程(A)、(B)及び
(D)において、各工程におけるイソシアナート基との
反応率を特定のものとし、且つ工程(B)と(D)の間
に工程(C)を設けたことを特徴とし、これによって良
好な分散性能を有するポイソシアネートポリ付加物を得
ることを見出したものである。
【0008】即ち本発明の要旨は、平均3.5〜8個の
イソシアナート基を有するポリイソシアネート化合物を
出発物質とし、以下の(A)〜(D)工程を経て得られ
る、ポリイソシアネートポリ付加化合物に存する。 (A)出発物質ポリイソシアネートと、この全イソシア
ナート基の15〜40当量%と反応する量の、水酸基を
1つ有する化合物とを反応させる工程。 (B)工程(A)の生成物と、該生成物における出発物
質ポリイソシアネートの全イソシアナート基の10〜3
0当量%であるイソシアナート基と反応する量の、水酸
基を2つ有する化合物とを反応させる工程。 (C)工程(B)の生成物と、該生成物における出発物
質ポリイソシアネートの全イソシアナート基の5〜60
%当量で且つ工程(A)、(B)で反応したイソシアナ
ート基との合計が出発物質ポリイソシアネートの全イソ
シアナート基の80当量%以下となる量のイソシアナー
ト基と反応する量の、炭素数1〜10の置換又は無置換
のアルコールとを反応させる工程。 (D)工程(C)の生成物と、該生成物におけるイソシ
アナート基全てと反応する量の、同一分子内に活性水素
と第3級アミノ基を含有する化合物とを反応させる工
程。
【0009】更に本発明の今一つの要旨は、先述のポリ
イソシアネートポリ付加物を含有する分散剤、及びこの
ポリイソシアネートポリ付加物と粒状又は繊維状固体を
含有してなる分散液に存する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。
【0011】本発明における平均3.5〜8個のイソシ
アナート基を有するポリイソシアネート化合物として
は、ポリイソシアネート化合物が有するイソシアナート
基の平均個数は平均4〜6個であることが好ましく、具
体的には例えばポリイソシアネート化合物の3量化によ
ってイソシアヌレート環を導入(イソシアヌレート化反
応)したポリイソシアヌレート化合物や、ジイソシアネ
ート化合物と多官能活性水素化合物との反応により得ら
れるイソシアネート基末端ポリウレタンポリイソシアネ
ート化合物、ポリウレアポリイソシアネート化合物、ポ
リメリックイソシアネート又はジフェニルメタンジイソ
シアネート等が挙げられる。中でもポリイソシアネート
化合物の3量化によってイソシアヌレート環を導入した
ポリイソシアヌレート化合物が好ましい。
【0012】ポリイソシアヌレート化合物の製造に用い
られるポリイソシアネート化合物としては任意のポリイ
ソシアネート化合物を使用すればよく、例えば脂肪族ジ
イソシアネート化合物類、脂環族ジイソシアネート化合
物類、及び芳香族ジイソシアネート化合物類等が挙げら
れる。
【0013】脂肪族ジイソシアネート化合物類としては
例えばテトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、2−メチルペンタン−1,5−ジ
イソシアネート、リジンジイソシアネート等が挙げられ
る。
【0014】脂環式ジイソシアネート化合物類としては
例えばイソホロンジイソシアネート、水添化トリレンジ
イソシアネート、水添化キシリレンジイソシアネート、
水添化ジフェニルメタンジイソシアネート等が挙げられ
る。
【0015】芳香族ジイソシアネート化合物類としては
例えば2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−ト
リレンジイソシアネート、1,4−キシリレンジイソシ
アネート、1,3−キシリレンジイソシアネート、4,
4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4′−
ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4′−ジフェ
ニルエーテルジイソシアネート、3,3′−ジメチルジ
フェニルメタン−4,4′−ジイソシアネート、m−フ
ェニレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシア
ネート、ナフチレン−1,4−ジイソシアネート、ナフ
チレン−1,5−ジイソシアネート、3,3′−ジメト
キシジフェニル−4,4′−ジイソシアネート、α,
α,α’,α’−テトラメチルキシリレンジイソシアネ
ート、ポリフェニレンポリメチレンポリイソシアネー
ト、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネートのカ
ルボジイミド変性体、ウレトンイミン変性体等が挙げら
れる。
【0016】これらポリイソシアネート化合物類の中で
も、芳香族ジイソシアネート化合物類や脂環族ジイソシ
アネート化合物類等の様な、環状構造を有するものが好
ましく、特にイソホロンジイソシアネート、水添化トリ
レンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネ
ート、2,6−トリレンジイソシアネート等が好まし
い。
【0017】ポリイソシアヌレート化合物は従来公知の
製造方法により製造すればよく、例えばジイソシアネー
ト化合物類をイソシアヌレート化触媒の存在下で反応さ
せることにより行われる。イソシアヌレート化触媒とし
ては従来公知のものが使用でき、具体例としては、2,
4,6−トリス(ジメチルアミノメチルフェノール)、
トリエチルアミン、N,N’,N’’−トリスジメチル
アミノプロピルヘキサヒドロトリアジン、テトラアルキ
ルアルキレンジアミン、ジアザビシクロオクタン及びそ
の低級アルキル置換体等の3級アミン類、第3級アミン
およびエチルアルコール、モノ置換カルバミン酸エステ
ル、アルデヒド、アルキレンオキシド、アルキレンイミ
ン、エチレンカーボネート、2,3−ブタンジオン等の
共触媒併用系、第3級アルキルホスフィン類、テトラメ
チルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム、テトラ
ブチルアンモニウム等の第4級アルキルアンモニウムの
ハイドロオキサイド、トリメチルヒドロキシプロピルア
ンモニウム、トリメチルヒドロキシエチルアンモニウ
ム、例えばトリエチルヒドロキシプロピルハイドロオキ
サイド等のヒドロキシアルキルアンモニウムハイドロオ
キサイド等の第4級アンモニウム塩類が挙げられる。
【0018】イソシアヌレート化触媒の他の具体例とし
ては、フタル酸イミドカリウム等のイミドのアルカリ金
属塩類;N,P,As、Sbの第4級オニウムヒドロキ
シ化合物、S又はSeのオニウムヒドロキシ化合物等の
オニウム化合物類、N−メチルエチレンイミン等のアル
キル置換エチレンイミン類、酢酸カリウム、酢酸ナトリ
ウム、2−エチルヘキサン酸鉛、安息香酸ナトリウム、
ナフテン酸カリウム、ナフテン酸マグネシウム等のカル
ボン酸の金属塩類、アルカリ金属およびアルカリ土類金
属の酸化物、水酸化物、炭酸塩、エノール性化合物およ
びフェノールの金属塩等、エポキシ化合物類、エポキシ
化合物と第3級アミン類、芳香族第2級アミンの金属塩
例えばジフェニルアミンのナトリウム塩等の共触媒類と
の併用系、チタンテトラブチレート、トリブチルアンチ
モン酸化物等の各種有機金属類、塩化アルミニウム、三
フッ化ホウ素の等フリーデルクラフツ触媒類、サリチル
アルデヒドナトリウム等のアルカリ金属のキレート化合
物類、アルミニウムアセチルアセトン、リチウムアセチ
ルアセトン等のβ−ジケトンの金属キレート化合物類等
が挙げられる。
【0019】上記イソシアヌレート化触媒の中でもN,
N’,N’’トリスジメチルアミノプロピルヘキサヒド
ロトリアジン等の第3級アミン類、酢酸ナトリウム、酢
酸コバルト、ナフテン酸カリウム、ナフテン酸マグネシ
ウム等のカルボン酸金属塩類が好ましい。
【0020】イソシアヌレート触媒の濃度は使用する触
媒および反応温度により異なるが、通常ポリイソシアネ
ート化合物に対して0.01〜10重量%の範囲から選
択される。
【0021】上記触媒の他に助触媒として、メタノー
ル、エタノール、ブタノール等の脂肪族アルコール類、
エチレングリコール、1,3−ブタンジオール、ネオペ
ンチルグリコール、トリメチロールプロパン等の多価ア
ルコール類、ポリプロピレングリコール等のポリエーテ
ル類、フェノール類、第2級アミン類およびイミダゾー
ル類等をポリイソシアネート化合物類に対して通常0.
05〜10重量%併用することが好ましい。
【0022】助触媒の脂肪族アルコール、多価アルコー
ル、フェノール類等のアルコール類はイソシアヌレート
化触媒と同時に添加することも可能であるし、あらかじ
めジイソシアネート化合物類と反応させてウレタン結合
を形成させた後、イソシアヌレート化反応を行うことも
可能である。
【0023】イソシアヌレート化の反応温度は通常0〜
200℃、好ましくは0〜100℃の範囲である。また
イソシアヌレート化反応には適宜溶剤を用いて反応を行
ってもよい。使用される溶剤としてはポリウレタン製造
に常用の不活性溶剤、たとえばトルエン、キシレン等の
芳香族炭化水素系溶剤、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤、
酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル等のエステル
系溶剤、ジエチレングリコールエチルエーテルアセテー
ト、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート、
3−メチル−3−メトキシブチルアセテート、エチル−
3−エトキシプロピオネート等のグリコールエーテルエ
ステル系溶剤、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエ
ーテル系溶剤、N−メチルピロリドン等の非プロトン性
極性溶剤が挙げられ、これらを1または2種以上を任意
の割合で使用することができる。使用する溶剤の種類、
量、樹脂濃度を選択することにより、反応液は使用条件
に応じた粘度に調整することができる。反応の進行は、
反応液のNCO含有量の測定、赤外分光測定、屈折率測
定等で追跡することが可能である。
【0024】上述の測定によって、所定のイソシアナー
ト基含有量(又はイソシアヌレート化率)に達した時点
で、使用した触媒の種類に適した重合停止剤で反応を停
止し、所望のポリイソシアネート化合物を得ることがで
きる。
【0025】この際に用いる反応停止剤としては塩酸、
リン酸、亜リン酸等の無機酸、リン酸モノメチル、リン
酸モノエチル、リン酸モノブチル、リン酸ジメチル、リ
ン酸ジエチル、リン酸ジブチル等のリン酸エステル類、
亜リン酸モノメチル、亜リン酸モノエチル、亜リン酸モ
ノブチル、亜リン酸ジメチル、亜リン酸ジエチル、亜リ
ン酸ジブチル等の亜リン酸エステル類、メタンスルホン
酸、p−トルエンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸
メチル、p−トルエンスルホン酸エチル等のスルホン酸
または、そのアルキルエステル類、ノナフルオロブタン
スルホン酸等の過フッ素化スルホン酸類等が挙げられ
る。反応停止剤の添加量は添加触媒量と当量から2倍量
の範囲が好ましい。
【0026】ポリイソシアヌレート化合物類中には、イ
ソシアヌレート化率によっては未反応モノマーを多量に
含有する可能性があり、その未反応モノマーが悪影響を
及ぼす場合には、薄膜蒸留等を用いて未反応モノマーを
除去すればよい。
【0027】ジイソシアネート化合物類と多官能活性水
素化合物との反応により得られるイソシアネート基末端
ポリウレタンポリイソシアネート化合物の製造において
は、ジイソシアネート化合物類として先述したようなジ
イソシアネート化合物類、並びにこれらのビュレット変
性体、ウレトンイミン変性体、カルボジイミド変性体等
も同様に挙げることができる。これらは単独又は2種以
上を任意の割合で併用してもよい。
【0028】イソシアネート基末端ポリウレタンポリイ
ソシアネート化合物の製造に用いられる多官能活性水素
化合物としては、例えば多官能ヒドロキシ化合物が挙げ
られ、具体的にはグリセリン、トリメチロールプロパ
ン、トリメチロールエタン、1,2,6−ヘキサントリ
オール、2−ヒドロキシエチル−1,6−ヘキサンジオ
ール、1,2,4−ブタントリオール、エリスリトー
ル、ソルビトール、ペンタエリスリトール、ジペンタエ
リスリトール等の3官能以上の多価アルコール類;エチ
レングリコール、ジエチレングリコール、プロピレング
リコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレング
リコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジ
オール、1、4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオ
ール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、2、2
−ジエチル−1、3−プロパンジオール、2−メチル−
2−プロピル−1,3−プロパンジオール、2−ブチル
−2−エチル−1,3−プロパンジオール、1、5−ペ
ンタンジオール、3−メチル−1、5−ペンタンジオー
ル、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、1,6−
ヘキサンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオ
ール、ネオペンチルグリコール、1,3,5−トリメチ
ル−1,3−ペンタンジオール、2,2,4−トリメチ
ル−1,3−ペンタンジオール、1,8−オクタンジオ
ール、1,9−ノナンジオール、2−メチル−1,8−
オクタンジオール等の脂肪族グリコール;1,4−シク
ロへキサンジオール、1,4−シクロへキサンジメタノ
ール等の脂環族グリコール;キシリレングリコール、ビ
スヒドロキシエトキシベンゼン等の芳香族グリコール等
が挙げられる。
【0029】工程(A)の説明 本発明の工程(A)においてポリイソシアネート化合物
と反応させる、水酸基を1つ有する化合物としては、任
意のものが使用できるが、例えばポリエーテルグリコー
ル、ポリエステルグリコール、ポリカーボネートグリコ
ール、ポリオレフィングリコール等の片末端水酸基が炭
素数1〜10のアルキル基でアルコキシ化された高分子
化合物類であることが好ましい。中でも下記一般式
(I)で表わされるポリエーテル類が好ましい。 R1O−(x)n−H (I) (ここで、R1はC1〜C8のアルキル基を示し、Xは
炭素数2〜10のアルキレンオキシド基を示し、nは5
〜300を示す。) 一般式(I)で表されるポリエーテル類としては例え
ば、片末端メトキシ化ポリエチレングリコール、片末端
エトキシ化ポリエチレングリコール、片末端プロポキシ
化ポリエチレングリコール、片末端ブトキシ化ポリエチ
レングリコール、片末端メトキシ化ポリプロピレングリ
コール、片末端エトキシ化ポリプロピレングリコール、
片末端プロポキシ化ポリプロピレングリコール、片末端
ブトキシ化ポリプロピレングリコール、片末端メトキシ
化ポリオキシテトラメチレングリコール、片末端エトキ
シ化ポリオキシテトラメチレングリコール、片末端プロ
ポキシ化ポリオキシテトラメチレングリコール、片末端
ブトキシ化ポリオキシテトラメチレングリコール等が挙
げられる。
【0030】工程(A)における水酸基を一つ有する化
合物の数平均分子量は任意であるが、通常500以上、
好ましくは700であり、数平均分子量が小さすぎると
ポリイソシアネートポリ付加物を分散剤として用いた際
に、分散剤としての効果が低下することがある。数平均
分子量の上限も任意であるが、通常5000以下、好ま
しくは4000以下であり、大きすぎるとポリイソシア
ネートポリ付加物の製造時において粘度が著しく増大し
たり、また分散剤として用いた際の効果が低下すること
がある。このことから数平均分子量としては好ましくは
500〜5000、特に700〜4000とするのが好
ましい。
【0031】水酸基を1つ有する化合物は、出発原料で
あるポリイソシアネート化合物と、これにおけるイソシ
アナート基の15〜40当量%と反応する量、中でも2
0〜35当量%と反応する量とを反応させることが好ま
しい。水酸基を1つ有する化合物の量が少ないとポリイ
ソシアネートポリ付加物を分散剤として用いた際の効果
が低下することがあり、逆に多すぎるとポリイソシアネ
ートポリ付加物の製造時に粘度が著しく増大したり、ま
た分散剤として用いた際の効果が低下することがある。
【0032】工程(B)の説明 本発明の工程(B)における水酸基を二つ有する化合物
としては高分子ジオール類が好ましく、具体的には例え
ばポリエーテルグリコール類、ポリエステルグリコール
類、ポリカーボネートグリコール類、ポリオレフィング
リコール類等や、これらを2種類以上含有する混合物な
どが挙げられる。中でもポリエーテルグリコール類が好
ましく、特に下記一般式(II)で表わされるものが好
ましい。 HO−(Y)m−H (II) (ここでYは炭素数2〜10のアルキレンオキシド基を
示し、mは5〜300を示す。) 一般式(II)で表されるポリエーテルグリコール類と
しては、例えばアルキレンオキシドを単独または共重合
して得られるものが挙げられ、具体的にはポリエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレン
−プロピレングリコール、ポリオキシテトラメチレング
リコール、ポリオキシヘキサメチレングリコール、ポリ
オキシオクタメチレングリコール及びそれらの2種以上
の混合物が挙げられる。中でもポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、ポリオキシテトラエチ
レングリコールなどが好ましい。
【0033】工程(B)における、水酸基を二つ有する
化合物の数平均分子量は任意であるが、通常500以
上、好ましくは700であり、数平均分子量が小さすぎ
るとポリイソシアネートポリ付加物を分散剤として用い
た際に、分散剤としての効果が低下することがある。数
平均分子量の上限も任意であるが、通常5000以下、
好ましくは4000以下であり、大きすぎるとポリイソ
シアネートポリ付加物の製造時において粘度が著しく増
大したり、また分散剤として用いた際の効果が低下する
ことがある。このことから数平均分子量としては好まし
くは500〜5000、特に700〜4000とするの
が好ましい。また更にこの数平均分子量は、前述の工程
(A)における水酸基を一つ有する化合物の数平均分子
量の2倍以下とすることによって、最終的にポリイソシ
アネートポリ付加物の分散性能が向上するので好まし
い。
【0034】工程(B)においては、出発物質であるポ
リイソシアネート化合物におけるイソシアナート基の1
0〜30当量%、好ましくは10〜25当量%と反応す
る量の水酸基を二つ有する化合物と工程(A)の生成物
とを反応させる。水酸基を2つ有する化合物の量が少な
いとポリイソシアネートポリ付加物を分散剤として用い
た際の効果が低下することがあり、逆に多すぎるとポリ
イソシアネートポリ付加物の製造時に粘度が著しく増大
したり、また分散剤として用いた際の効果が低下するこ
とがある。
【0035】工程(C)の説明 工程(C)における炭素数1〜10の置換又は無置換の
アルコールとしては、任意のものを使用でき、具体的に
は例えばメタノール、エタノール、プロパノール、イソ
プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノー
ル、ヘプタノール、オクタノール、デカノール等があげ
られる。中でも下記一般式(III)で表わされるもの
が好ましく、特にメタノール、エタノール、プロパノー
ル、ブタノールが好ましい。
【0036】R2−OH (III) (ここでR2は、炭素数1〜6のアルキル基を示す。) 工程(C)においては、出発物質であるポリイソシアネ
ート化合物におけるイソシアナート基の5〜60当量%
で且つ、先述の工程(A)、(B)で反応したイソシア
ナート基との合計が出発物質であるポリイソシアネート
化合物の全イソシアナート基の80当量%以下となる量
のイソシアナート基と反応する量の、炭素数1〜10の
置換又は無置換のアルコールとを反応させる。この条件
を満たせば反応させる量は任意であるが、好ましくは出
発物質であるポリイソシアネート化合物におけるイソシ
アナート基の10〜50当量%である。この量が少ない
と、ポリイソシアネートポリ付加物の製造時に粘度が増
大することがあり、またポリイソシアネートポリ付加物
を分散剤として用いた際の効果が低下することがある。
逆に多すぎると、ポリイソシアネートポリ付加物を分散
剤として用いた際の効果が低下することがある。
【0037】工程Cにおいて重要なことは工程(B)の
生成物とアルコール類を反応させることであって、仮に
アルコール類に代えてn−ブチルアミン等のアミン類を
反応させてしまうと、得られるポリイソシアネートポリ
付加物を用いた分散剤溶液の粘度が著しく増加してしま
う。この理由は定かではないが、アミンとイソシアナー
ト基との反応によって生成するウレア結合間の水素結合
力の方が、アルコール類とイソシアナート基の反応によ
って生成するウレタン結合間の水素結合力より強いため
に粘度が増加することが考えられ、このウレア結合間の
強い水素結合力によって、場合によっては結晶化するこ
ともある。
【0038】工程(D)の説明 工程(D)における、同一分子内に活性水素と第3級ア
ミノ基を含有する化合物としては、活性水素として活性
水素含有基を有しているものが挙げられ、例えばこれら
の基としては水酸基、アミノ基、チオール基等の官能基
が挙げられ、中でもアミノ基、特に1級アミノ基が好ま
しい。
【0039】第3級アミノ基としては例えば、ジアルキ
ルアミノ基、含窒素複素環等が挙げられるが、特にジメ
チルアミノ基、ジエチルアミノ基、イミダゾール基等が
好ましい。同一分子内に活性水素と第3級アミノ基を含
有する化合物としては、特に下記一般式(IV)で表わ
される物が好ましい。 H2N−R3−Z (IV) (ここでR3は炭素数2〜6のアルキレン基、Zは炭素
数1〜10の含窒素複素環基またはジアルキルアミノ基
を示す。) 一般式(IV)で表される化合物において、ジアルキル
アミノアミンとしては例えばN,N−ジメチル−1,3
−プロパンジアミン、N,N−ジエチル−1,3プロパ
ンジアミン、N,N−ジプロピル−1,3−プロパンジ
アミン、N,N−ジブチル−1,3−プロパンジアミ
ン、N,N−ジメチルエチレンジアミン、N,N−ジエ
チルエチレンジアミン、N,N−ジプロピルエチレンジ
アミン、N,N−ジブチルエチレンジアミン、N,N−
ジメチル−1,4−ブタンジアミン、N,N−ジエチル
−1,4−ブタンジアミン、N,N−ジプロピル−1,
4−ブタンジアミン、N,N−ジブチル−1,4−ブタ
ンジアミン等が挙げられる。
【0040】一般式(IV)で表される化合物におい
て、炭素数1〜10の含窒素複素環としてはピラゾール
環、イミダゾール環、トリアゾール環、テトラゾール
環、インドール環、カルバゾール環、インダゾール環、
ベンズイミダゾール環、ベンゾトリアゾール環、ベンゾ
オキサゾール環、ベンゾチアゾール環、ベンゾチアジア
ゾール環等の含窒素複素5員環、ピリジン環、ピリダジ
ン環、ピリミジン環、トリアジン環、キノリン環、アク
リジン環、イソキノリン環等の含窒素複素6員環が挙げ
られる。中でもイミダゾール環またはトリアゾール環が
好ましい。
【0041】これら含窒素複素環を有するアミノ化合物
としては、例えば3−アミノ−1,2,4−トリアゾー
ル、5−(2−アミノ−5−クロロフェニル)−3−フ
ェニル−1H−1,2,4−トリアゾール、3−アミノ
−5−フェニル−1H−1,3,4−トリアゾール、5
−アミノ−1,4−ジフェニル−1,2,3−トリアゾ
ール、3−アミノ−1−ベンジル−1H−2,4−トリ
アゾール等が挙げられる。
【0042】一般式(IV)で表わされる化合物のう
ち、特に好ましくは1−(3−アミノプロピル)イミダ
ゾール、N,N−ジメチルアミノプロパンジアミンが挙
げられる。
【0043】本発明のポリイソシアネートポリ付加物の
製造方法における具体的な製造の処方については、公知
のポリイソシアネートポリ付加物の製造方法に従って行
えばよい。ポリイソシアネートポリ付加物の製造方法に
おいて使用する溶媒は、通常アセトン、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン、シロペンタノン、シク
ロヘキサノン、イソホロン等のケトン類、酢酸エチル、
酢酸ブチル、酢酸セロソルブ、等のエステル類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、ヘキサン等の炭化水素類、テ
トラヒドロフラン、ジエチルエーテル、エチレングリコ
ールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチル
エーテル等のエーテル類、エチレングリコールモノエチ
ルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチ
ルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチ
ルエーテルアセテート等のエーテルアセテート類、ジメ
チルホルムアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルス
ルホキシド等の非プロトン性極性溶媒等が挙げられ、こ
れらを単独又は二つ以上を任意の割合で併用してもよ
い。これらの溶媒においては、沸点が100〜200
℃、好ましくは120〜170℃の範囲のものが好まし
い。
【0044】各工程におけるイソシアナート基との反応
においては、必要に応じて触媒等を用いてもよい。例え
ば触媒としては、トリエチルアミン、ジメチルアニリン
等の3級アミン系触媒、またはスズ、亜鉛等の金属系触
媒が挙げられる。
【0045】本発明のポリイソシアネートポリ付加物の
数平均分子量は任意であるが、ポリスチレン換算数平均
分子量として2000〜40000、中でも4000〜
20000であることが好ましい。数平均分子量が低い
と分散剤として用いた際の効果が低下することがあり、
また大きすぎるとポリイソシアネートポリ付加物の製造
時に粘度が増大し、分散剤として用いた際の効果が低下
することがある。
【0046】本発明のポリイソシアネートポリ付加物を
分散剤として使用する際には、上述したポリイソシアネ
ートポリ付加物の反応生成物をそのまま分散剤として使
用しても、またこれに界面活性剤等の添加物を添加した
ものを用いてもよい。この分散液においては、固形分で
あるポリイソシアネートポリ付加物の濃度(固形分濃
度)は任意であるが、通常は10〜60wt%、好まし
くは15〜50wt%である。また分散液の粘度は使用
する場面において適宜調整すればよいが、5〜1000
00mPa・secが実用上好適である。
【0047】本発明のポリイソシアネートポリ付加物を
分散剤として使用し、粒状又は繊維状固体を含有してな
る分散液において、これら固体の濃度は任意であるが、
通常は2〜50wt%、好ましくは5〜30wt%であ
る。分散液の粘度は使用する場面において適宜調整すれ
ばよく、例えばプロピレングリコールモノメトキシアセ
テート等を添加して調整する。
【0048】分散液に用いる固体としては通常、粒径が
5〜0.001μm、好ましくは0.5〜0.01μm
であり、形状は粒状、繊維状、板状等任意である。具体
的には、アントラキノン系顔料、ペリレン系顔料、アゾ
系顔料、フタロシアニン系顔料、イソインドリノン系顔
料、ジオキサジン系顔料等の顔料微粒子;アルミナ、シ
リカ、チタニア、酸化クロム等の研磨粒子、カーボンブ
ラック、黒鉛、チタンブラック等が挙げられる。
【0049】本発明のポリイソシアネートポリ付加物を
分散剤に用いて製造した分散液、例えば顔料インク等
は、顔料粒子の高度な分散とインクの低粘度化が可能と
なり、塗料や印刷インクとして使用した際の平滑性、光
沢、色度に優れる。また、通常では分散が困難である光
学用途向けの超微細顔料の分散も可能となり、各種ディ
スプレイ向けカラーフィルター等の性能を著しく向上さ
せる事が可能となる。
【0050】
【実施例】以下に実施例を示し本発明を更に具体的に説
明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。
【0051】尚、以下に示す実施例及び比較例における
遊離イソシアネート含有量及び分子量の測定は後述の方
法により行った。また各実施例、比較例にて得られたポ
リイソシアネートポリ付加物を含有する分散剤溶液の評
価は、後述する評価試験1〜3にて行い、結果を表1に
纏めた。 〔遊離イソシアネート含有量測定法〕1/2N−ジ−n
−ブチルアミン/トルエン溶液20mlの入った共栓付
き三角フラスコに分析対象(プレポリマー)を採取し、
1/2N−HCl水溶液にて逆滴定を行った。 〔粘度の測定法〕分散剤溶液の粘度は、回転粘度計(ブ
ルックフィールド社製DV−III+)を用いて、回転
数20rpm、標準ロータにより25℃で測定した。 〔分子量測定法〕得られたポリイソシアネートポリ付加
物の分子量測定は、LiBr/NMP溶液を調整し、G
PC装置HLC8120(東ソー社製)、カラムsup
erHM−Lを使用して80℃にて標準ポリスチレン換
算数平均分子量を分子量とした。
【0052】[実施例1]窒素雰囲気下、トリレンジイ
ソシアネートの三量体(三菱化学(株)製マイテックG
P770A、樹脂固形分49wt%、酢酸ブチル溶液、
1分子当たりの平均イソシアナート基は4.1個(イソ
シアナート基含有量は7.8重量%))440gを、触
媒としてジブチルチンジオクトエート1.1g、溶媒と
して十分に脱水したPGMEA(プロピレングリコール
モノメチルエーテルアセテート)912gを仕込み、7
0℃にて30分加熱溶解した。
【0053】ついで攪拌下に片末端がメトキシ基となっ
ている数平均分子量2000のポリエチレングリコール
(日本油脂(株)製ユニオックスM−2000)400
gを加え、イソシアナート基含量が理論残存量の1.5
wt%になるまで70℃にて2時間反応を行った(工程
(A))。
【0054】ついで数平均分子量1000のポリプロピ
レングリコール(三洋化成(株)製、サンニックスPP
−1000)100gを加え、イソシアナート基含量が
理論残存量の1.0wt%になるまで80℃にて2時間
反応を行った(工程(B))。
【0055】ついでn−プロパノール(PrOH)9.
5gを加え、イソシアナート基含量が理論残存量の0.
6wt%になるまで40℃にて1.5時間反応を行った
(工程(C))。
【0056】最後にアミノプロピルイミダゾール(AP
I)32.5gを加え、40℃にて1時間反応を行い、
残存する全てのイソシアナート基を反応させた(工程
(D))。
【0057】以上の工程から、固形分濃度40wt%の
ポリイソシアネートポリ付加物含有溶液(分散剤溶液)
を得た。分散剤溶液の粘度は1730mPa・secで
あり、ポリイソシアネートポリ付加物のポリスチレン換
算数平均分子量は7800であった。
【0058】〔実施例2〕反応に使用するPGMEA量
を1085g、ポリエチレングリコール量を520g、
PrOH量を8.3gと変更し、それぞれ理論反応量ま
でイソシアナート基を反応させ、工程(D)においてA
PI量を27.5gと変更した以外は実施例1と同様に
して反応を行い、固形分濃度40wt%の分散剤溶液を
得た。この分散剤溶液の粘度は2000mPa・sec
であった。
【0059】〔実施例3〕反応に使用するPGMEA量
を1143g、ポリエチレングリコール量を560g、
PrOH量を5.9gと変更し、それぞれ理論反応量ま
でイソシアナート基を反応させ、工程(D)においてA
PI量を30gと変更した以外は実施例1と同様にして
反応を行い、固形分濃度40wt%の分散剤溶液を得
た。この溶液の粘度は2880mPa・secであっ
た。
【0060】〔実施例4〕反応に使用するPGMEA量
を1255g、ポリエチレングリコール量を640gと
し、それぞれ理論反応量までイソシアナート基を反応さ
せ、工程(D)においてAPI量を25gと変更した以
外は実施例3と同様にして反応を行い、固形分濃度40
wt%の分散剤溶液を得た。この分散剤溶液の粘度は4
080mPa・secであった。
【0061】〔実施例5〕反応に使用するPGMEA量
を537g、ポリエチレングリコールを片末端がメトキ
シ基である分子量750のポリエチレングリコール(A
ldrich(株)製)150gと変更し、理論反応量
までイソシアナート基を反応させた以外は実施例1と同
様にして反応を行い、固形分濃度40wt%の分散剤溶
液を得た。この分散剤溶液の粘度は840mPa・se
cであった。
【0062】〔実施例6〕反応に使用するPGMEA量
を903g、PrOH量を9.7gとし、それぞれ理論
反応量までイソシアナート基を反応させ、工程(D)に
おいてAPIに代えてジメチルアミノプロピルアミン
(DMPA)26.5gを用いた以外は実施例1と同様
にして反応を行い、固形分濃度40wt%の分散剤溶液
を得た。この分散剤溶液の粘度は1320mPa・se
cであった。
【0063】〔実施例7〕トリレンジイソシアネートの
三量体として三菱化学(株)製マイテックGP750A
(樹脂固形分50wt%、酢酸ブチル溶液、1分子当た
りの平均イソシアナート基は5.8個(イソシアナート
基含有量は7.8重量%))630gを用い、添加する
PGMEAを3600g、PrOHを9.7gとして理
論反応量までNCO基を反応させ、API量を75.2
gとした以外は実施例1と同様にして反応を行い、固形
分濃度20wt%の分散剤溶液を得た。この分散剤溶液
の粘度は612mPa・secであった。
【0064】〔比較例1〕反応に使用するPGMEA量
を928g、API量を52.5gと変更し、且つ工程
(C)を行わなかった以外は実施例1と同様に反応を行
った。工程(D)においてAPIを添加した後で反応溶
液はゲル化して流動性を示さなくなり、分散剤溶液は得
られなかった。比較例1は、PrOHを用いない点(工
程(C)を行わない点)で、本発明の範囲外である。
【0065】〔比較例2〕反応に使用するPGMEA量
を553g、API量を52.5gと変更し、且つ工程
(C)を行わなかった以外は実施例5と同様に反応を行
った。工程(D)においてAPIを添加した後で反応溶
液はゲル化して流動性を示さなくなり、分散剤溶液は得
られなかった。比較例2は、PrOHを用いない点(工
程(C)を行わなかった点)で、本発明の範囲外であ
る。
【0066】〔比較例3〕反応に使用するPGMEA量
を1543g、ポリエチレングリコール量を840g、
PrOH量を2.4gと変更して各々論反応量までイソ
シアナート基を反応させ、工程(D)において使用する
API量を20gとした以外は実施例1と同様にして反
応を行った。工程(D)においてAPIを添加した後で
反応溶液はゲル化して流動性を示さなくなり、分散剤溶
液は得られなかった。比較例3は工程(C)終了後のイ
ソシアナート基の反応率が81%であり、本発明の範囲
である「80当量%以内」の外である点で、本発明の範
囲外である。
【0067】〔比較例4〕反応に使用するPGMEA量
を635g、ポリエチレングリコール量を200g、
PrOH量を7.2gと変更して各々理論反応量までイ
ソシアナート基を反応させ、工程(D)において使用す
るAPI量を50gとした以外は実施例1と同様にして
反応を行い、固形分濃度40wt%の分散剤溶液を得
た。この分散剤溶液の粘度は3330mPa・secで
あった。比較例4は、工程(A)終了後のイソシアナー
ト基の反応率が低く、本発明の範囲である「15〜40
当量%」の外である点で本発明の範囲外である。
【0068】〔比較例5〕反応に使用するPGMEA量
を1180g、ポリエチレングリコール量を600g、
PrOH量を18gと変更して各々理論反応量までイソ
シアナート基を反応させ、工程(D)において使用する
API量を2.5gとした以外は実施例1と同様にして
反応を行い、固形分濃度40wt%の分散剤溶液を得
た。この溶液の粘度は1400mPa・secであっ
た。比較例5は工程(C)終了後のイソシアナート基の
反応率が98当量%であり、本発明の範囲である「80
当量%以内」の外である点で、本発明の範囲外である。
【0069】〔比較例6〕工程(C)においてPr−O
Hに代えてn−ブチルアミンを11.7g使用し、た以
外は実施例1と同様にして反応を行い、固形分濃度40
wt%の分散剤溶液を得た。この溶液の粘度は3530
mPa・secであった。比較例6は炭素数1〜10の
置換又は無置換のアルコールを用いずにアルキルアミン
類を用いたので、本発明の範囲外である。
【0070】〔比較例7〕反応に使用するPr−OH量
を1.3gとし、工程(D)におけるAPI量を92.
5gとした以外は実施例7と同様にして反応行った。工
程(D)においてAPIを添加した後で反応溶液はゲル
化して流動性を示さなくなり、分散剤溶液は得られなか
った。比較例7は、工程(C)において使用するPr−
OH量が少ないために工程(C)でのイソシアナート基
反応当量が本発明の範囲内である「5〜60当量%」の
外である点で、本発明の範囲外である。
【0071】〔評価試験1〕顔料としてピグメントグリ
ーンPG36を10部、分散助剤としてソルスパースS
―12000(ゼネカ(株)製)1部、及び先述の実施例
1、2、4、及び比較例4〜7にて得られた分散剤溶液
を固形分換算で顔料に対して4重量部となるように加
え、全量が60部となる様に溶媒のPGMEAを加えて
混合物を得た。該混合物を0.5mmφジルコニアビー
ズ120gと共に金属円筒容器に入れ、ペイントシェー
カーにで8時間分散し、顔料インクを調整した。得られ
たインクの粘度を測定した。結果を表1に示す。また同
様にして市販分散剤BYK161、BYK170、BY
K182(いずれもビックケミー(株)製)を用いて同様
な分散を行った。結果を表1に示す。
【0072】〔評価試験2〕顔料としてピグメントイエ
ローPY150を10部、実施例1、3〜6及び比較例
4、5にて得られた分散剤溶液を固形分換算で顔料に対
して5重量部となるように加え、全量が60部となる様
に溶媒のPGMEAを加えて混合物を得た。該混合物を
0.5mmφジルコニアビーズ120gと共に金属円筒
容器に入れ、ペイントシェーカーにで4時間分散し、顔
料インクを調整した。得られたインクの粘度を測定し
た。結果を表1に示す。また同様にして先述の市販分散
剤BYK161、BYK170、BYK182を用いて
同様な分散を行った。結果を表1に示す。
【0073】〔評価試験3〕顔料としてピグメントイエ
ローPY138を10部、実施例1、4、6、7及び比
較例5、6にて得られた分散剤溶液を固形分換算で顔料
に対して5重量部となるように加え、全量が60部とな
る様に溶媒のPGMEAを加えて混合物を得た。該混合
物を0.5mmφジルコニアビーズ120gと共に金属
円筒容器に入れ、ペイントシェーカーにで1時間分散
し、顔料インクを調整した。得られたインクの粘度を測
定した。結果を表1に示す。
【0074】
【表1】
【0075】表1から明らかなとおり、本発明のポリイ
ソシアネートポリ付加物を使用した顔料分散液(イン
ク)は、比較例と比べても粘度が非常に低く、良好な分
散状態を維持していることが判る。
【0076】
【発明の効果】 本発明のポリウレタン系分散剤は顔料
インクの製造において、特に微細な顔料においても分散
度を高め、かつインク粘度を低減可能である。本分散剤
を用いて分散したインクは通常の塗料、印刷用途はもと
より、カラーフィルター等の光学用途においても特に優
れた性能を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 副島 裕司 神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1000番地三 菱化学株式会社横浜総合研究所内 Fターム(参考) 4J002 CK021 CK031 CK041 CK051 DA026 DA036 DE096 DE136 DE146 DJ016 EA066 EE056 EQ016 EU026 EU236 FA016 FA046 FD016 FD096 GH01 4J034 AA04 AA06 BA06 BA07 CA02 CA03 CA04 CA05 CA13 CB01 CB03 CB04 CB05 CB07 CC03 CC08 CC12 CC23 CC26 CC29 CC30 CC33 CC34 CC35 CC37 CC39 CC44 CC45 CC52 CC54 CC61 CC62 CC65 CD01 DA01 DB01 DB04 DB07 DC50 DF01 DF02 DG02 DG03 DG04 DG06 DG08 DG09 DG14 GA05 GA23 GA33 GA44 HA02 HA06 HA07 HB06 HB08 HB09 HB11 HB12 HC03 HC09 HC12 HC13 HC17 HC22 HC25 HC26 HC35 HC44 HC45 HC46 HC52 HC61 HC63 HC64 HC67 HC70 HC71 HC73 JA02 JA14 JA42 KA01 KA02 KB02 KB03 KC02 KC07 KC08 KC13 KC16 KC17 KC18 KC23 KC27 KC35 KD01 KD02 KD03 KD04 KD05 KD07 KD08 KD12 KD15 KD17 KD21 KD22 KD25 KE02 RA17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均3.5〜8個のイソシアナート基を
    有するポリイソシアネート化合物を出発物質とし、以下
    の(A)〜(D)工程を経て得られる、ポリイソシアネ
    ートポリ付加化合物。 (A)出発物質ポリイソシアネート化合物と、この全イ
    ソシアナート基の15〜40当量%と反応する量の、水
    酸基を1つ有する化合物とを反応させる工程。 (B)工程(A)の生成物と、該生成物における出発物
    質ポリイソシアネートの全イソシアナート基の10〜3
    0当量%であるイソシアナート基と反応する量の、水酸
    基を2つ有する化合物とを反応させる工程。 (C)工程(B)の生成物と、該生成物における出発物
    質ポリイソシアネートの全イソシアナート基の5〜60
    %当量で且つ工程(A)、(B)で反応したイソシアナ
    ート基との合計が出発物質ポリイソシアネートの全イソ
    シアナート基の80当量%以下となる量のイソシアナー
    ト基と反応する量の、炭素数1〜10の置換又は無置換
    のアルコールとを反応させる工程。 (D)工程(C)の生成物と、該生成物におけるイソシ
    アナート基全てと反応する量の、同一分子内に活性水素
    と第3級アミノ基を含有する化合物とを反応させる工
    程。
  2. 【請求項2】 水酸基を1つ有する化合物が、下記一般
    式(I)で表わされる分子量500〜5000の化合物
    である請求項1に記載のポリイソシアネートポリ付加
    物。 R1O−(x)n−H (I) (ここで、R1はC1〜C8のアルキル基を示し、Xは
    炭素数2〜10のアルキレンオキシド基を示し、nは5
    〜300を示す。)
  3. 【請求項3】 水酸基を2つ有する化合物が、下記一般
    式(II)で表わされる分子量500〜5000のポリ
    エーテルポリオールである請求項1または2に記載のポ
    リイソシアネートポリ付加物。 HO−(Y)m−H (II) (ここでYは炭素数2〜10のアルキレンオキシド基で
    あり、mは5〜300を示す。)
  4. 【請求項4】 工程(C)における炭素数1〜10の置
    換又は無置換のアルコールが、下記一般式(III)で
    表わされることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載のポリイソシアネートポリ付加物 R2−OH (III) (ここでR2は、炭素数1〜6のアルキル基を示す。)
  5. 【請求項5】 同一分子内に活性水素と第3級アミノ基
    を含有する化合物が、下記一般式(IV)で表わされる
    化合物であることを特徴とする、請求項1乃至4のいず
    れかに記載のポリイソシアネートポリ付加化合物。 H2N−R3−Z (IV) (ここでR3は炭素数2〜6のアルキレン基、Zは炭素
    数1〜10の含窒素複素環基またはジアルキルアミノ基
    を示す。)
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかひとつに記載
    のポリイソシアネートポリ付加物を含有する分散剤。
  7. 【請求項7】 少なくとも請求項1乃至6のいずれかひ
    とつに記載のポリイソシアネートポリ付加物と、粒状又
    は繊維状固体を含有してなる分散液。
JP2000225996A 2000-07-26 2000-07-26 ポリイソシアネートポリ付加物、これを用いた分散剤及び分散液 Withdrawn JP2002037845A (ja)

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