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JP2002030080A - (3s−トランス)−2−[3,4−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−3−(フェニルメチル)−2h−1−ベンゾピラン−7−イル]−4−(トリフルオロメチル)−安息香酸の新規結晶形体 - Google Patents

(3s−トランス)−2−[3,4−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−3−(フェニルメチル)−2h−1−ベンゾピラン−7−イル]−4−(トリフルオロメチル)−安息香酸の新規結晶形体

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JP2002030080A
JP2002030080A JP2001174171A JP2001174171A JP2002030080A JP 2002030080 A JP2002030080 A JP 2002030080A JP 2001174171 A JP2001174171 A JP 2001174171A JP 2001174171 A JP2001174171 A JP 2001174171A JP 2002030080 A JP2002030080 A JP 2002030080A
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JP
Japan
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compound
polymorph
benzopyran
trifluoromethyl
phenylmethyl
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001174171A
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English (en)
Inventor
Douglas John Meldrum Allen
ダグラス・ジョン・メルドラム・アレン
David Bruning Joseph
デーヴィッド・ブラニング・ジョセフ
Nancy Anne Sage
ナンシー・アン・セージ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pfizer Products Inc
Original Assignee
Pfizer Products Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Pfizer Products Inc filed Critical Pfizer Products Inc
Publication of JP2002030080A publication Critical patent/JP2002030080A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D311/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings
    • C07D311/02Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D311/04Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring
    • C07D311/22Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring with oxygen or sulfur atoms directly attached in position 4
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無水結晶(3S−トランス)−2−[3,4
−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−3−(フェニルメチル)
−2H−1−ベンゾピラン−7−イル]−4−(トリフ
ルオロメチル)−安息香酸(以下、化合物(I))の新
規多形物、及び新規塩、及び前記化合物の水和物を提供
することを目的とする。 【化1】 【課題手段】 各新規組成物は、医薬調合物における使
用に寄与する特別の特徴を有する。化合物(I)の新規
一水和物を記載し、有利に水湿性溶媒から単離され、か
つ湿式粒化法によって調剤されることが可能である。新
規エチレンジアミン(一)塩についても記載し、優れた
溶解性と生物学的利用能を示す。さらに、無水結晶化合
物(I)の多形体Aは優れた熱的安定性、多形体Bは優
れた溶解性を有する。さらに該物質から成る医薬組成
物、及び、それらによる炎症性疾患等の治療方法につい
て記載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無水(3S−トラ
ンス)−2−[3,4−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−3
−(フェニルメチル)−2H−1−ベンゾピラン−7−
イル]−4−(トリフルオロメチル)−安息香酸の新規
結晶形体、及び、それらの製造方法に関する。(3S−
トランス)−2−[3,4−ジヒドロ−4−ヒドロキシ
−3−(フェニルメチル)−2H−1−ベンゾピラン−
7−イル]−4−(トリフルオロメチル)−安息香酸
(以下、化合物(I))は、ロイコトリエンB4(以下
“LTB4”と略す)のベンゾピラン由来のアンタゴニ
ストであり、そのため、炎症性疾患を含む多数の疾患の
治療に有効である。化合物(I)は化学式C24174
3を有し、適切に[(+)−2−(3−ベンジル−4
−ヒドロキシ−クロマン−7−イル)−4−トリフルオ
ロメチル−安息香酸]とも称され、また、次の立体特異
的な構造を有する。
【0002】
【化1】 本発明はまた、化合物(I)の新規結晶塩及び新規結晶
水和物に関する。本発明の新規結晶形体は、医療応用に
おける化合物(I)の使用を驚くほど容易にする、熱安
定性の増加、水系溶媒への溶解度の改善、生物学的利用
能の改良、水湿性溶媒からの迅速な単離、及び、湿式製
粒法を用いて医薬組成物として調合される可能性の中か
ら選択された1つまたはそれ以上の特徴を有する。
【0003】
【従来の技術】ロイコトリエンは、局所的に作用するホ
ルモン様化学伝達物質として機能するアラキドン酸の、
炭素数20の脂肪酸骨格から誘導された化合物の一種で
ある。ロイコトリエンは、化学伝達物質の大きいファミ
リーをなし、炭素数20のポリ不飽和脂肪酸から誘導さ
れ、リポキシン、トロンボキサン、ヒドロペルオキシ脂
肪酸、及びプロスタグランジンも含む、エイコサノイド
の1つの主要部分を規定する。
【0004】一般に、エイコサノイドの合成は局所的な
組織の損傷、ホルモン刺激、若しくは細胞活性化経路
(例えば免疫グロブリンIgEの細胞表面受容体への結
合)によって刺激される。貯蔵され、予め形成される化
学伝達物質とは異なり、エイコサノイド脂質伝達物質は
典型的に、活性化する出来事が起こってはじめて細胞に
現れる。エイコサノイドは、続いて特異的な細胞表面受
容体に結合し、それによって多数の組織における非常に
様々な効果を伝達する。様々な種類のエイコサノイドに
対して、エイコサノイド−受容体結合の通常の効果を妨
げるように作用するアンタゴニスト化合物が開発されて
きた。
【0005】1つの明確にされた経路では、アラキドン
酸は、活性化された細胞で1つまたはそれ以上のリパー
ゼ酵素の作用により、細胞膜リン脂質から生成される。
アラキドン酸はまず、ロイコトリエンA4(LTA4
として知られ、ロイコトリエンB4(LTB4)へ酵素
的に(5−リポキシゲナーゼによって)水和されること
が可能な不安定なエポキシドに変換される。あるいは、
酵素グルタチオンS−トランスフェラーゼの働きによ
り、LTA4が共有結合でグルタチオンと結合して、ロ
イコトリエンC4(LTC4)を生成することも可能で
あり、そこから、ロイコトリエンD4(LTD4)及び
ロイコトリエンE4(LTE4)が、γ−グルタミル基
及び引き続いてグリシニル基をそれぞれ脱離することに
より、連続的に生成することも可能である。
【0006】システイン化ロイコトリエン(C4、D4
及びE4)は、IgEが介在する気管支喘息の急性発作
の主な伝達物質であるらしく、またさらに、細気管支の
収縮への効果において、モル濃度基準でヒスタミンの1
00倍効果的である。従って、ロイコトリエン−受容体
相互作用のアンタゴニストとして作用することにより、
ロイコトリエン介在過程を阻害する薬剤を開発すること
は非常に関心があることである。
【0007】ロイコトリエンB4の生物学的役割は、1
980年代に、LTB4の単離した好中球(一種の白血
球)への添加が、走化性、化学運動性の、及び集合化反
応を引き起こし、好中球の内皮細胞の単層への付着を増
加したときに、はじめて認識された。細菌を取り込み、
破壊する能力を持つため、好中球は例えば生体内の感染
部位への反応において重要な役割を担う。好中球はま
た、本来はLTB4の主要源として同定された。続い
て、免疫及び炎症に関連した経路に関係する他の種類の
細胞(即ち、単球、マクロファージ、ケラチノサイト、
リンパ球、及び肥満細胞)もまた、病態生理学的な刺激
に関連するような状況のもとではLTB4を生成するこ
とが明らかにされてきた。LTB4はまた、免疫機構の
様々なT細胞及びB細胞における、種々のサイトカイン
及びその受容体の遺伝子の転写と翻訳に関係しているこ
とが明らかになってきた。総合すると、これら及び他の
結果は、LTB4が炎症過程で広い役割を担っているこ
とを示している。好中球がLTB4を分泌し、及びLT
4に走化的に反応することは、炎症反応を制御するフ
ィードバック機構を強く示唆する。
【0008】概して、炎症反応は局所的な損傷に対する
反応を促進する防御機構である。例えば、組織液が患部
に漏出すると抗体との接触が容易になり、及び、白血球
が移動して直接任意の有害物質と奮闘することを可能に
する。残念ながら、炎症反応によっては不適当なものも
あって、すなわち、過度に長い時間続いたり、若しくは
残念なことに体に損傷を与えるように作用して、それに
よって疾患状態に寄与したり、その境界を明確にしたり
するような炎症系成分の関与を含むこともあり得る。従
って、炎症過程に干渉することが医学的にふさわしい多
くの場合がある。
【0009】炎症経路は多くの病態の病状に含まれるの
で、ロイコトリエンB4介在効果へのアンタゴニストと
して作用する化合物は、ある種の重要な医薬として定義
される。ヒトの様々な炎症性疾患及びその他の疾患での
LTB4の関与は、強力なLTB4受容体アンタゴニスト
が前臨床動物疾患モデルでも効果的であることによって
も示唆される(総説は、H.J.Showell等、J
ournal ofPharmacology and
Experimental Therapeutic
s,285(3),pp.946−954,1998及
びそこに引用されている原著論文参照)。
【0010】LTB4の作用を阻害する医薬はLTB4
よって引き起こされ、あるいはLTB4が一因となる疾
患の治療に有効であり、その疾患は、非限定的に、炎症
性疾患、例えば、リウマチ性関節炎、骨関節炎、炎症性
腸疾患;乾癬、湿疹、紅斑、掻痒症、及び、座瘡を含む
皮膚の疾病;発作、及び、再潅流傷害によって徴候が見
られる任意の疾患;移植片拒絶反応;自己免疫疾患;ア
レルギー及び喘息;並びに、例えば、著しい好中球の湿
潤が起こるような他の任意の状態を含む。1つより多く
のそのような状態が同時に起こったり、あるいは、個々
の病態が1つより多くの原因を有することもありうる
が、それにもかかわらず、本発明の実施にしたがえば、
治療可能であることが認められるだろう。
【0011】LTB4アンタゴニストはまた欧州特許公
開第276064号及び第292977号にも開示され
ており、それぞれ、(a)ジフェニルエーテル、ベンゾ
フェノン、及び、2つのフェニル基を含む他の化合物、
並びに、(b)7−(3−アルコキシ−4−アルカノイ
ル−フェノキシ)アルコキシベンゾピランの誘導体に言
及している。それ以上の種類のLTB4アンタゴニス
ト、及び、それらに関する原著引用については、Inf
lammation:Basic Principal
s and Clinical Correlate
s、第3版、 J.I.Gallin等、74章、p
p.1177−1193,Lippincott,Ph
iladelphia,PA,1999中の、H.J.
Showell等“Inhibitors and A
ntagonists of Cyclooxygen
ase,5−Lipoxygenase,and Pl
atelet Activating Factor”
に開示されている。
【0012】本発明の化合物は、米国特許第5,55
2,435号に一般に開示されており、その全ての記載
が本明細書中に参考文献として援用される。無水化合物
(I)は結晶質の多形体で存在することが可能であり、
それらの安定性、物理的特性、スペクトルデータ、及び
製造方法において互いに異なることが現在明らかになっ
ている。また、化合物(I)の特別な塩及び水和物は、
薬剤としてのそれらの有用性に寄与するような特性を持
つことも明らかになっている。
【0013】先に述べたように、化合物(I)のそれぞ
れの新規多形結晶形体、あるいは化合物(I)の塩若し
くは水和物は、本明細書中に述べられるように、驚くほ
ど化合物(I)の医療応用における使用を促進する1つ
またはそれ以上の特性(熱安定性の改善、水系溶媒への
溶解度の増加、生物学的利用能の改良、水湿性溶媒から
の迅速な単離、及び、湿式製粒法を用いて医薬組成物と
して製薬される可能性から選択される)を有する。米国
特許第5,552,435号は本明細書中に記載されて
いるような無水化合物(I)の特別な多形結晶形体、あ
るいは特別な塩若しくは水和物については言及していな
い。
【0014】
【発明が解決しようとする課題及び課題を解決するため
の手段】従って、以下のような、無水結晶(3S−トラ
ンス)−2−[3,4−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−3
−(フェニルメチル)−2H−1−ベンゾピラン−7−
イル]−4−(トリフルオロメチル)−安息香酸、化合
物(I)、
【0015】
【化2】 の新規な多形体、及び化合物(I)の新規な塩、及び水
和物を提供する。
【0016】(i)角度2θがおよそ5.490;1
0.242;10.791;12.060;12.46
0;13.811;16.033;16.360;1
7.054;19.045;19.647;20.67
9;21.053;及び21.663で表される特徴的
なピークを持つX線粉末回折パターンを示す、無水(3
S−トランス)−2−[3,4−ジヒドロ−4−ヒドロ
キシ−3−(フェニルメチル)−2H−1−ベンゾピラ
ン−7−イル]−4−(トリフルオロメチル)−安息香
酸の結晶多形体(“A”)を提供する。
【0017】(ii)角度2θがおよそ4.881;1
3.585;14.498;14.720;16.62
3;及び19.222で表される特徴的なピークを持つ
X線粉末回折パターンを示す、無水(3S−トランス)
−2−[3,4−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−3−(フ
ェニルメチル)−2H−1−ベンゾピラン−7−イル]
−4−(トリフルオロメチル)−安息香酸の結晶多形体
(“B”)を提供する。
【0018】(iii)本発明はまた、(3S−トラン
ス)−2−[3,4−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−3−
(フェニルメチル)−2H−1−ベンゾピラン−7−イ
ル]−4−(トリフルオロメチル)−安息香酸の結晶一
水和物も提供する。
【0019】結晶形体では、一般に観察されるように、
(3S−トランス)−2−[3,4−ジヒドロ−4−ヒ
ドロキシ−3−(フェニルメチル)−2H−1−ベンゾ
ピラン−7−イル]−4−(トリフルオロメチル)−安
息香酸の一水和物は、角度2θがおよそ4.464;
6.310;7.827;9.158;13.218;
16.831;18.315;20.176;及び2
1.558で表される特徴的なピークを持つX線粉末回
折パターンを示す。
【0020】(iv)本発明はまた、(3S−トラン
ス)−2−[3,4−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−3−
(フェニルメチル)−2H−1−ベンゾピラン−7−イ
ル]−4−(トリフルオロメチル)−安息香酸のエチレ
ンジアミン(一)塩も提供する。
【0021】結晶形体では、一般に観察されるように、
(3S−トランス)−2−[3,4−ジヒドロ−4−ヒ
ドロキシ−3−(フェニルメチル)−2H−1−ベンゾ
ピラン−7−イル]−4−(トリフルオロメチル)−安
息香酸のエチレンジアミン(一)塩は、角度2θがおよ
そ6.829;9.751;12.270;14.63
8;15.776;16.345;16.554;1
7.354;19.468;19.760;及び22.
342で表される特徴的なピークを持つX線粉末回折パ
ターンを示す。
【0022】本発明の実施よる、化合物(I)の新規な
塩、水和物、及び無水結晶形体のすべては式Iに示され
るような立体特異性を有する。先に述べたように、本発
明の特定の新規な多形体、塩、及び水和物はそれぞれ、
医薬組成物としての化合物(I)の調製、保存、及び使
用を増大させる1つまたはそれ以上の特徴を有する。概
して、これらの特徴は、熱安定性の増加、水系溶媒への
溶解度の改善、生物学的利用能の改良、水湿性溶媒から
の迅速な単離、及び、湿式製粒法を用いて医薬組成物と
して製剤される可能性、の中から選択される。
【0023】化合物(I)の他のすべての既知の形体と
関連して、無水化合物(I)の多形A体はより高い熱的
安定性を示し、医薬品の保存及び製剤を容易にする。無
水化合物(I)の多形A体と関連して、無水化合物
(I)の多形B体は水系溶媒へのより高い溶解度を示
し、より良い生物学的利用能を示すことが期待される。
【0024】化合物(I)の他のすべての既知の形体と
関連して、化合物(I)の一水和物は水湿性溶媒から有
利に単離され、湿式製粒法を用いて製剤、例えば錠剤化
することができる。
【0025】化合物(I)の他のすべての既知の形体と
関連して、化合物(I)のエチレンジアミン(一)塩は
水系溶媒により高い溶解度を示し、優れた生物学的利用
能を示すことが期待される。
【0026】本発明はまた、LTB4によって引き起こ
される、あるいはLTB4が一因となる疾患の治療のた
めの医薬組成物であって、前記疾患の治療に有効な量
の、化合物(I)の前記塩、水和物、若しくは多形無水
結晶形多の1つ、及び、薬学的に有効な担体を含む、又
はそれらから誘導される、医薬組成物にも関する。
【0027】本発明はさらに、炎症性の疾病、例えば、
リウマチ性関節炎、骨関節炎、炎症性腸疾患;乾癬、湿
疹、紅斑、心因掻痒症、及び、坐瘡を含む皮膚の疾病;
発作、及び、再潅流傷害によって徴候が見られる任意の
疾患;移植片拒絶反応;自己免疫疾患;アレルギー及び
喘息;並びに、著しい好中球の湿潤が起こるような他の
任意の状態、から選択される病態の治療のための医薬組
成物(ここにおいて、前記医薬組成物は、前記疾患の治
療に有効な量の、化合物(I)の前記塩、水和物、若し
くは多形無水結晶形体の1つ、及び、薬理的に効果的な
担体を含む)に関する。
【0028】医薬組成物及びそれらの製剤に関して、本
発明はまた、化合物(I)、あるいはその任意の多形
体、塩、共有結合による誘導体、溶媒和物、若しくは水
和物を含む医薬組成物にも関し、ここにおいて、上記化
合物は、本発明の新規組成物がそこにおいて中間体若し
くは出発物質である過程で調製される。
【0029】本発明はまた、LTB4によって引き起こ
され、あるいはLTB4が一因となる疾患の治療方法に
関する。本発明はさらに、炎症性の疾病、例えば、リウ
マチ性関節炎、骨関節炎、及び炎症性腸疾患;乾癬、湿
疹、紅斑、掻痒症、及び、坐瘡を含む皮膚の疾病;発
作、及び、再潅流傷害によって徴候が見られる任意の疾
患;移植片拒絶反応;自己免疫疾患;アレルギー及び喘
息;並びに、著しい好中球の湿潤が起こるような他の任
意の状態、から選択される病態の治療方法に関する。上
記方法の実施に当たり、本発明の医薬組成物が投与さ
れ、それ自体は治療に有効な量の化合物(I)の新規
塩、水和物、若しくは多形無水結晶形体、及び、薬学的
な担体を含む。
【0030】本明細書中の疾患の治療に関して、本発明
はまた化合物(I)あるいはその任意の多形、塩、共有
結合による誘導体、溶媒和物、若しくは水和物を含む医
薬組成物の投与に関し、ここにおいて、前記化合物は本
発明の新規組成物が中間体若しくは出発物質である過程
で調製される。
【0031】本発明はさらに、LTB4のその受容体へ
の結合阻害を必要とする患者におけて該結合を阻害する
方法に関するものであり、前記方法は前述のように医薬
組成物を投与することを含む。
【0032】本発明はさらに、無水結晶化合物(I)の
新規多形体の調製過程、及び、化合物(I)の新規塩及
び水和物に関する。本発明のこれら及び他の特徴は、以
下により完全に詳述される。
【0033】
【発明の実施の形態】新規組成物の物理的性質 本発明の実施に従うと、本発明書中に記載の通り、化合
物(I)の特別の多形体、一水和物、若しくは塩の純性
(pure)組成物を製造することが可能である。この
ような純性組成物を大気条件下でX線粉末回折によって
調べると、化合物(I)の他の結晶形体、あるいはその
塩、水和物、若しくは溶媒和物の混入は検出できない。
本発明の実施においては、本発明書中記載されている化
合物(I)の多形体、一水和物、若しくは塩から成る医
薬組成物は、化合物(I)の他の結晶形体、その塩、溶
媒和物、若しくは水和物の混入という観点からは、少な
くとも95%純性であることが好ましい。
【0034】以下の特性が本発明の新規多形体A及び
B、一水和物、及びエチレンジアミン(一)塩に対して
決定された。大気条件下における多形体(A及びB)の
平衡によって評価すると、多形体Aの方が低エネルギー
の形体である。また大気条件下における平衡によって測
定すると、一水和物は多形体Aよりエネルギー的に高い
と決定された。多形体Aはもっともエネルギーの低い形
体として決定された。
【0035】化合物(I)のB多形体、若しくは一水和
物の結晶のサンプルは、多形体B若しくは一水和物がい
くらか溶解する乾燥溶媒中で、十分な時間(96時間以
上は必要ない)攪拌すると多形体Aに変換するであろ
う。
【0036】
【実施例】実施例1−結晶無水化合物(I)の多形体A
の調製と特性評価 多形体Aは無水化合物(I)をそれが溶ける溶媒、例え
ば、酢酸エチル、アセトニトリル、アセトン、テトラヒ
ドロフラン、シクロヘキサン、及び、(かろうじて)n
−ヘキサンに溶かすことにより調製される。過飽和を得
るために、溶媒を減圧溜去(かつ或いは減圧溜去及び緩
やかな冷却)により、多形体Aを回収する。
【0037】多形体Aは、すでに述べたように(図1)
その形体に独特なX線粉末回折パターンを有する。顕微
鏡観察によると、結晶は見たところ小さい針状とそれら
の集合体らしいが、多形体B(図2)の結晶と確実に区
別することはできない。融解の顕微鏡観察によると、多
形体Aは約144℃で溶け始めることが決定され、それ
以上温度が上がっても再結晶は検知されなかった。示差
走査熱量測定法によって測定された融解は145.4℃
で開始する(図5)。多形体Aは実質上非吸湿性で、8
7%RH(周囲温度)で72時間後0.2%の重量増
加、及び87%RH(再び周囲温度)で72時間後0.
36%の重量増加を示す。
【0038】実施例2−結晶無水化合物(I)の多形体
Bの調製と特性評価 多形体Bは、まず無水化合物(I)をそれが溶ける溶媒
の乾燥サンプル、例えば、酢酸エチル、アセトン、アセ
トニトリル、n−プロパノール、イソプロパノール、エ
タノール、メタノール、ジクロロメタン、ジオキサン、
若しくはジエチルエーテル、に溶かすことにより調製さ
れる。無水化合物(I)は多形体A若しくはAとBの混
合物として提供されても良い。化合物(I)一水和物の
形成を避けるために、溶媒が無水であることは非常に好
ましい。
【0039】溶解した化合物(I)を、次に素早く冷却
するとB多形体が得られる。好ましい実施例では、急速
に+5℃ないし−70℃の温度を得るために、試料をド
ライアイス/アセトン浴(或いはドライアイス/メタノ
ール浴及び同等品)に浸ける。
【0040】多形体B結晶はまた、B形体がほんのわず
かしか溶けない溶媒、例えばn−ヘキサン中に入れるこ
とにより、多形体A結晶に戻すことも可能である。一定
時間後(例えば18時間以内)に多形体Aの結晶が析出
するであろう。粒状にする時間を長くすることも(例え
ば18時間)、たとえ5℃で行っても、多形体Aに変換
するのに効果があるだろう。
【0041】しかしながら、多形体Bは固体形体で安定
に保存することが可能である。密閉した褐色ビンの中に
窒素下で保管すると、多形体B結晶は少なくとも6週間
は安定である。
【0042】顕微鏡観察では、多形体B結晶はほとんど
針状集合体として現れる。融解の顕微鏡観察によってモ
ニターされる加熱曲線では融解はおよそ100℃で始ま
り、115−120℃で多形体Aへの再結晶が起こり、
およそ140℃で物質は再び融解する。2番目の結晶化
が多形体Aを含むことの確認は、140℃の融解曲線が
適合する、既知の多形体Aを用いたスパイクテストによ
って支持される。
【0043】図6に示されるように、示差走査熱量測定
法は同様の曲線を与える。試料が加熱されるに連れ、多
形体Bの融解に伴う吸熱反応(103℃開始)がまず起
こり、物質が多形体Aとして再結晶するにつれ116℃
に発熱反応が開始し、140℃に始まる多形体Aの最終
的な融解がそれに続く。
【0044】実施例3−化合物(I)の一水和物の調製 10グラムの化合物(I)及び25MLの2−プロパノ
ールを、スターラー、滴下漏斗、冷却器、温度計、及び
温度制御装置を備えた500MLの丸底フラスコに加え
た。混合物を50℃に加熱し、その後50度に保ったま
ま、滴下漏斗で10分間にわたり、76ML(3体積)
の水を加えた。この10分間の後、及び次の経過時間に
わたって、以下の温度が達成され、処置が施された。
【0045】0から10分の間、混合物を45度に冷却
した。10分後、その混合物に少量の多形体A結晶の種
結晶を加え、さらに冷却した。
【0046】12分後、温度は44℃になり、結晶の産
物が成長し、いくつかの塊になっていることが確認され
た。13分後、温度は43℃になり、塊は散らばって均
一なスラリーになった。
【0047】16分後、及びその後30分間、温度は4
0℃に維持した。46分後、加熱機のスイッチを切り、
マントル(加熱装置)はそのままにして(記載の通り)
20−25℃までゆっくり冷却した。
【0048】この代表的な時間経過に関しては、実験条
件の変更は可能であり、当業者はありがたいし、また、
当該技術分野において認識されている標準以内で、当業
者が冷却速度等に関して上記を変更することが可能であ
る。
【0049】結果として得られる組成物は20−25
℃、1時間で粒状化され、その後、濾取し、50MLの
水で洗浄し、結晶は十分な流量の空気が流れているドラ
フト内で乾燥された。
【0050】10.44グラムの生成物が得られ、すな
わち重量収率(w/w)で104.4%であり、水の含
有率は4.42%w/wであった。化合物(I)の一水
和物のX線粉末解析パターンは図3に示した。顕微鏡観
察では結晶は不定形の針状結晶及び集合体として観察さ
れる。融解を顕微鏡で観察すると、水の消失と融解は8
3ないし93℃の間で観察される。示差走査熱量測定法
で観察すると、唯一の融解現象が80℃で開始するのが
観察される(図7参照)。
【0051】一水和物は、一水和物が極微量可溶な溶媒
中で簡単に多形体Aに架橋する。適当な溶媒の例は、酢
酸エチル:ヘキサン(1:5)を含む。ヘキサンのみで
は、一水和物の溶解度が足りないため、架橋は起こらな
い。しかし、一水和物は、しっかりと密封された褐色ビ
ンの中で少なくとも6週間、窒素下で安定に保存するこ
とが可能である。
【0052】先に述べたように、化合物(I)のその他
のすべての既知の形体に関連して、化合物(I)の一水
和物は水湿性溶媒から有利に単離され、湿式製粒法を用
いて製剤、例えば錠剤化することが可能である。
【0053】実施例4−化合物(I)のエチレンジアミ
ン(一)塩の調製 物質を節約するために、この塩の最初の実験は、以下の
構造を持ち、化合物(I)のジアステレオマーである化
合物(I’)、(3R−トランス)−2−[3,4−ジ
ヒドロ−4−ヒドロキシ−3−(フェニルメチル)−2
H−1−ベンゾピラン−7−イル]−4−(トリフルオ
ロメチル)−安息香酸で行われた。
【0054】
【化3】 以下に議論されるように、この手順は最終的には本来の
化合物(I)で行われ、同様の結果が得られた。
【0055】5グラム分の化合物(I’)を大気条件下
で30MLの酢酸エチルに加えた。その後、この溶液に
0.7グラム(1.05等量)のエチレンジアミンを含
む2−10MLの酢酸エチルを加えた。約2分後に結晶
化が認められた。最初の結晶化は非常に太くなり、過渡
期の結晶が生成していることを示唆し、これは酢酸エチ
ル溶媒和物であることが明らかになった。さらに周囲の
温度で1時間後、スラリーは細くなり始めた。結果とし
て得られた細く白いスラリーは15℃18時間で粒化さ
れた。この生成物を濾取し、空気中で乾燥して79%の
収率で得た。
【0056】この塩は、還流(沸騰)条件下酢酸エチル
に溶解し、続けて周囲温度に冷却しその後濾過すること
で、同様の収率で再結晶できることもまた明らかになっ
た。先に述べたように、上記手順はすべて、本来の化合
物(I)で同様の収率で行われた。
【0057】結晶エチレンジアミン(一)塩に対して決
定された物理パラメーターは以下の通りである。この塩
のX線粉末回折パターンは図4に示されている。エチレ
ンジアミン(一)塩の示差走査熱量測定法は、149.
8℃に唯一の融解開始を示す(図8)。
【0058】Haleblaine及びMcCrone
によって、Journal ofPharmaceut
ical Sciences,58(8),pp.91
1−929,1969に記載されている顕微鏡法を用い
て、化合物(I)のエチレンジアミン(一)塩に対して
多形ふるいを行った。多形体は観察されなかった。31
回の単離を含む、より大規模な多形ふるいを化合物
(I’)の(一)塩に行ったが、再び多形体は観察され
なかった。多形ふるいを行う間、化合物(I)のエチレ
ンジアミン(一)塩の平衡溶解度が決定された。周囲温
度で4日間試料を維持した後、pH7の水中での平衡溶
解度値はおよそ4mg/mlと決定された。さらに、エ
チレンジアミン(二)塩はこれらの研究では観察されな
かった。
【0059】他の塩類の挙動 再び化合物(I’)を用いて、以下の塩類を調製し、適
当な結晶特性の有無についてスクリーニングした。ナト
リウム塩は吸湿性で油状になることがわかった。オラミ
ン塩は油状物として回収された。メグルミン塩物質は無
定形であることがわかった。ベンザチン(一)塩及びベ
ンザチン(二)塩もともに無定形であることがわかっ
た。結晶固体はL−アルギニン、L−リジン、カルシウ
ム、カリウム、及びマグネシウム塩としても調製するこ
とはできなかった。
【0060】エチレンジアミン(二)塩を得るために試
みた調製法では結晶物質が得られたが、一塩であること
がわかった。薬学的な調合 本発明の化合物はLTB4が引き起こす病気の治療のた
めに、経口、非経口及び局所的を含む様々な経路で、ま
た、坐薬及び浣腸を使用して、ヒトに投与することが可
能である。経口投与では、約0.5ないし1000mg
/日の投薬量水準、好ましくは約5−500mg/日
が、1回の服用若しくは最高3回に分けた服用で与えら
れてもよい。静脈内投与では投与量水準は約0.1−5
00mg/日、好ましくは1.0−100mg/日であ
る。静脈内投与は連続的な点滴法を含むことができる。
治療される患者の年齢、体重、かつ状態、及び当業者に
知られたものになるであろう選択される特定の投与経路
によって、必然的に変更が起こるであろう。これに関し
ては米国特許番号第5,552,435号を参照されて
もよい。好ましくは、LTB4−受容体相互作用に関し
てアンタゴニストの活性の安定な状態を、実施しうる限
り最良に維持するために、十分な投与量が毎日投与され
ることが望ましい。この点から見ると、1日あたり4回
の経口投与が望ましいかもしれない。しかしながら、患
者は時々不注意で服用を抜かすことが認識され、様々な
技術が、例えば浸透圧法を含む消化管を通じての連続的
投与を供給するために存在する。この点から見ると、本
発明の医薬組成物は、参考文献として本明細書中に援用
される、米国特許第4,612,008号に開示されて
いる技術に従って投与されることが望ましい。
【0061】本発明の化合物を単一で投与することも可
能であるが、一般には、目的の投与経路と標準的な薬学
的な実施に応じて選択された、薬学的な担体との混合物
として投与されるであろう。例えば、デンプン若しくは
ラクトースのような賦形剤を含む錠剤の形で、或いは単
体若しくは賦形剤との混合物としてカプセルで、或いは
着香若しくは着色料を含むエリキシル若しくは懸濁液の
形で経口投与されることも可能である。それらは非経口
で、例えば、筋内、静脈内、若しくは皮下注射されるこ
とも可能である。非経口投与では、それらは他の溶質、
例えば溶液を等張性にするために十分な塩若しくはグル
コースを含んでも良い、無菌水溶液の形で最もよく使用
される。
【0062】本発明の化合物のLTB4活性を、本発明
の化合物がモルモットの脾臓膜上の特定のLTB4受容
体部位に対して放射線標識したLTB4と競合する能力
を比較することによって決めることも可能である。モル
モットの脾臓膜はCheng等(J. Pharmac
ology and Experimental Th
erapeutics 232:80,1985)によ
る記載のように調製した。3H−LTB4結合測定は、5
0mM Tris pH7.3、10mM MgC
2、9%メタノール、0.7nM 3H−LTB4(N
EN、約200Ci/mmol)及び0.33mg/m
lモルモット脾臓膜を含む150μl中で行われた。非
特異的結合を決定するために標識していないLTB4
5μMの濃度で添加した。実験化合物はそれらの3H−
LTB4結合への効果を評価するために様々な濃度で添
加された。反応は4℃で30分保温された。膜結合3
−LTB4はグラスファイバーフィルターにより濾取さ
れ、結合量をシンチレーション計測によって決定した。
実験化合物に対するIC50値は特異的な3H−LTB4
結合の50%が阻害される濃度である。
【0063】本発明におけるそれらの様々な結晶形体か
ら得られた、化合物(I)の生物学的活性を測る多くの
付加的な試験は、H.J.Showell等、Jour
nal of Pharmacology and E
xperimental Therapeutics,
285(3),pp.946−954,1998に記載
されている。この文献の文章は、その全てが本明細書中
に参考文献として援用され、本発明の化合物(I)でも
ある研究化合物CP−195,543の実験測定(94
7−948ページ)及びその結果(949−952ペー
ジ)を記載している。同様に参考文献として援用される
のは、H.J.Showell等、Journal o
f Pharmacology and Experi
mental Therapeutics,273
(1),pp.176−184,1995、及び、そこ
に記載の測定方法である。
【0064】化合物(I)の複数の形体、すなわち、
塩、水和物、溶媒和物、及び無水形体から選択される二
つ以上の形体、或いは上記の任意の多形体を含む組成
物、ここにおいて、前記組成物は:結晶無水化合物
(I)の多形体A;結晶無水化合物(I)の多形体B;
化合物(I)の一水和物;及び、化合物(I)のエチレ
ンジアミン(一)塩の少なくとも1つまたはそれ以上を
添加することによって形成される、を提供することも本
発明の実施の範囲内である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、大気条件下で作製された結晶無水化
合物(I)の多形体AのX線粉末回折パターンを示す。
【図2】 図2は、大気条件下で作製された結晶無水化
合物(I)の多形体BのX線粉末回折パターンを示す。
【図3】 図3は、大気条件下で作製された化合物
(I)の一水和物のX線粉末回折パターンを示す。
【図4】 図4は、大気条件下で作製された化合物
(I)のエチレンジアミン(一)塩のX線粉末回折パタ
ーンを示す。
【図5】 図5は、結晶無水化合物(I)の多形体A
の、開放測定皿条件下、5℃/分で測定したDSC溶融
曲線を示す。
【図6】 図6は、結晶無水化合物(I)の多形体B
の、開放測定皿条件下、5℃/分で測定したDSC溶融
曲線を示す。
【図7】 図7は、化合物(I)の一水和物の、開放測
定皿条件下、5℃/分で測定したDSC溶融曲線を示
す。
【図8】 図8は、化合物(I)のエチレンジアミン
(一)塩の、開放測定皿条件下、5℃/分で測定したD
SC溶融曲線を示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 17/06 A61P 17/06 19/02 19/02 29/00 29/00 101 101 37/00 37/00 37/08 37/08 43/00 105 43/00 105 // C07M 7:00 C07M 7:00 (72)発明者 デーヴィッド・ブラニング・ジョセフ アメリカ合衆国コネチカット州06340,グ ロトン,イースタン・ポイント・ロード, ファイザー・グローバル・リサーチ・アン ド・ディベロプメント (72)発明者 ナンシー・アン・セージ アメリカ合衆国コネチカット州06340,グ ロトン,イースタン・ポイント・ロード, ファイザー・グローバル・リサーチ・アン ド・ディベロプメント Fターム(参考) 4C062 EE43 4C086 AA01 AA03 BA08 GA14 GA15 GA16 MA01 MA02 MA03 MA04 MA05 NA02 NA03 ZA59 ZA66 ZA89 ZA96 ZB11 ZB13 ZB15 ZC02 ZC41

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角度2θがおよそ5.490;10.2
    42;10.791;12.060;12.460;1
    3.811;16.033;16.360;17.05
    4;19.045;19.647;20.679;2
    1.053;及び21.663に表示される特徴的なピ
    ークを持つX線粉末回折パターンを示す、無水(3S−
    トランス)−2−[3,4−ジヒドロ−4−ヒドロキシ
    −3−(フェニルメチル)−2H−1−ベンゾピラン−
    7−イル]−4−(トリフルオロメチル)−安息香酸の
    結晶多形体。
  2. 【請求項2】 図1に例示されるX線粉末回折パターン
    を示す、無水(3S−トランス)−2−[3,4−ジヒ
    ドロ−4−ヒドロキシ−3−(フェニルメチル)−2H
    −1−ベンゾピラン−7−イル]−4−(トリフルオロ
    メチル)−安息香酸の結晶多形体。
  3. 【請求項3】 角度2θがおよそ4.881;13.5
    85;14.498;14.720;16.623;及
    び19.222に表示される特徴的なピークを持つX線
    粉末回折パターンを示す、無水(3S−トランス)−2
    −[3,4−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−3−(フェニ
    ルメチル)−2H−1−ベンゾピラン−7−イル]−4
    −(トリフルオロメチル)−安息香酸の結晶多形体。
  4. 【請求項4】 図2に例示されるX線粉末回折パターン
    を示す、無水(3S−トランス)−2−[3,4−ジヒ
    ドロ−4−ヒドロキシ−3−(フェニルメチル)−2H
    −1−ベンゾピラン−7−イル]−4−(トリフルオロ
    メチル)−安息香酸の結晶多形体。
  5. 【請求項5】 (3S−トランス)−2−[3,4−ジ
    ヒドロ−4−ヒドロキシ−3−(フェニルメチル)−2
    H−1−ベンゾピラン−7−イル]−4−(トリフルオ
    ロメチル)−安息香酸の結晶一水和物。
  6. 【請求項6】 角度2θがおよそ4.464;6.31
    0;7.827;9.158;13.218;16.8
    31;18.315;20.176;及び21.558
    に表示される特徴的なピークを持つX線粉末回折パター
    ンを示す、請求項5に記載の結晶一水和物。
  7. 【請求項7】 図3に例示されるX線粉末回折パターン
    を示す、請求項5に記載の結晶一水和物。
  8. 【請求項8】 (3S−トランス)−2−[3,4−ジ
    ヒドロ−4−ヒドロキシ−3−(フェニルメチル)−2
    H−1−ベンゾピラン−7−イル]−4−(トリフルオ
    ロメチル)−安息香酸のエチレンジアミン(一)塩。
  9. 【請求項9】 結晶形体である、請求項8に記載のエチ
    レンジアミン(一)塩。
  10. 【請求項10】 角度2θがおよそ6.829;9.7
    51;12.270;14.638;15.776;1
    6.345;16.554;17.354;19.46
    8;19.760;及び22.342に表示される特徴
    的なピークを持つX線粉末回折パターンを示す、請求項
    9に記載のエチレンジアミン(一)塩。
  11. 【請求項11】 図4に例示されるX線粉末回折パター
    ンを示す、請求項9に記載のエチレンジアミン(一)
    塩。
  12. 【請求項12】 LTB4によって引き起こされ、若し
    くはLTB4が一因となる疾患の治療のための医薬組成
    物であって、該疾患の治療に有効な量の、請求項1、
    2、3、4、5、6、7、8、9、10、若しくは11
    に記載の化合物(I)の1形体、及び、薬学的に有効な
    担体を含む、前記医薬組成物。
  13. 【請求項13】 炎症性の疾病、例えば、リウマチ性関
    節炎、骨関節炎、炎症性腸疾患;乾癬、湿疹、紅斑、掻
    痒症、及び、坐瘡を含む皮膚の疾病;発作、及び、再潅
    流傷害によって徴候が見られる任意の疾患;移植片拒絶
    反応;自己免疫疾患;アレルギー及び喘息;並びに、著
    しい好中球の湿潤が起こるような他の任意の状態、から
    選択された病態の治療のための医薬組成物であって、こ
    こにおいて、該医薬組成物が、前記疾患の治療に有効な
    量の、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、1
    0、若しくは11に記載の化合物(I)の1形体、及
    び、薬学的に有効な担体を含む、前記医薬組成物。
  14. 【請求項14】 LTB4のその受容体への結合を阻害
    することが必要な患者において該結合を阻害するための
    医薬組成物であって、前記阻害の達成に有効な量の請求
    項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、若しく
    は11に記載の化合物(I)の1形体、及び、薬学的に
    有効な担体を含む、前記医薬組成物。
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