JP2002078180A - 直流cvケーブル線路のプレハブ接続箱 - Google Patents
直流cvケーブル線路のプレハブ接続箱Info
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- JP2002078180A JP2002078180A JP2000256753A JP2000256753A JP2002078180A JP 2002078180 A JP2002078180 A JP 2002078180A JP 2000256753 A JP2000256753 A JP 2000256753A JP 2000256753 A JP2000256753 A JP 2000256753A JP 2002078180 A JP2002078180 A JP 2002078180A
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 直流CVケーブル1の導体接続部を包囲
し、ケーブルの絶縁体2に密着する絶縁体ブロック11
に、ケーブル1の絶縁体2とほぼ等しい体積抵抗率の絶
縁体材料を使用する。 【効果】 ケーブル絶縁体2と絶縁体ブロック11の界
面に不要な電荷の蓄積が抑制され、ケーブル導体3に直
流高電圧を加えた場合においても、充分な絶縁特性を示
すプレハブ接続箱を得ることができる。
し、ケーブルの絶縁体2に密着する絶縁体ブロック11
に、ケーブル1の絶縁体2とほぼ等しい体積抵抗率の絶
縁体材料を使用する。 【効果】 ケーブル絶縁体2と絶縁体ブロック11の界
面に不要な電荷の蓄積が抑制され、ケーブル導体3に直
流高電圧を加えた場合においても、充分な絶縁特性を示
すプレハブ接続箱を得ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高圧、超高圧で使用
される直流CVケーブル線路のプレハブ接続箱に関する
ものである。
される直流CVケーブル線路のプレハブ接続箱に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】22KV〜500KV程度の電圧で使用
される直流CVケーブルのプレハブ接続箱に、従来交流
用のCVケーブルに使用されていたプレハブ接続箱をそ
のまま採用するかどうかの検討が行われている。図2
は、従来一般の交流CVケーブルのプレハブ接続箱縦断
面図である。図に示すように、交流CVケーブル1は、
絶縁体2を所定長剥離して、導体3を露出させた部分
を、圧縮スリーブ4を用いて直線接続されている。この
外周を絶縁保護するためにプレハブ接続箱5が設けられ
ている。この、プレハブ接続箱5は、内部導電体層6、
絶縁補強層7及び外部導電体層8により、導体接続部を
順に包囲している。
される直流CVケーブルのプレハブ接続箱に、従来交流
用のCVケーブルに使用されていたプレハブ接続箱をそ
のまま採用するかどうかの検討が行われている。図2
は、従来一般の交流CVケーブルのプレハブ接続箱縦断
面図である。図に示すように、交流CVケーブル1は、
絶縁体2を所定長剥離して、導体3を露出させた部分
を、圧縮スリーブ4を用いて直線接続されている。この
外周を絶縁保護するためにプレハブ接続箱5が設けられ
ている。この、プレハブ接続箱5は、内部導電体層6、
絶縁補強層7及び外部導電体層8により、導体接続部を
順に包囲している。
【0003】CVケーブル1の絶縁体2は架橋ポリエチ
レン絶縁体である。絶縁補強層7はEPゴムから成る。
このように、このプレハブ接続箱5では、架橋ポリエチ
レン絶縁体2にEPゴムの絶縁補強層7を密着させて、
導体接続部を密閉するようにしている。そしてEPゴム
と架橋ポリエチレンとの界面に圧力をかけて密着度を高
めることによって、高電圧に耐える構造としている。
レン絶縁体である。絶縁補強層7はEPゴムから成る。
このように、このプレハブ接続箱5では、架橋ポリエチ
レン絶縁体2にEPゴムの絶縁補強層7を密着させて、
導体接続部を密閉するようにしている。そしてEPゴム
と架橋ポリエチレンとの界面に圧力をかけて密着度を高
めることによって、高電圧に耐える構造としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な交流用CVケーブルのプレハブ接続箱をそのまま直流
CVケーブルに採用すると、次のような問題が生じるこ
とがわかった。即ち、直流CVケーブルに高電圧を課電
すると、接続箱の内部においてケーブル絶縁体やその外
周に密着した絶縁材料の体積抵抗率によって内部の電界
分布が大きく影響を受ける。また、架橋ポリエチレン絶
縁体とEPゴムの絶縁補強層の界面に電荷が蓄積され、
各部に複雑な電界を発生させる。とくに界面に蓄積され
る電荷の量が大きい場合には、その界面付近に異常な電
位差が生じ、絶縁破壊の原因になる。こうした現象は、
交流では生じない。直流高電圧を印加した場合にのみこ
うした問題が発生する。従って、交流用CVケーブルの
ために開発されたプレハブ接続箱を直流CVケーブルへ
採用するための新たな技術の開発が要求されている。
な交流用CVケーブルのプレハブ接続箱をそのまま直流
CVケーブルに採用すると、次のような問題が生じるこ
とがわかった。即ち、直流CVケーブルに高電圧を課電
すると、接続箱の内部においてケーブル絶縁体やその外
周に密着した絶縁材料の体積抵抗率によって内部の電界
分布が大きく影響を受ける。また、架橋ポリエチレン絶
縁体とEPゴムの絶縁補強層の界面に電荷が蓄積され、
各部に複雑な電界を発生させる。とくに界面に蓄積され
る電荷の量が大きい場合には、その界面付近に異常な電
位差が生じ、絶縁破壊の原因になる。こうした現象は、
交流では生じない。直流高電圧を印加した場合にのみこ
うした問題が発生する。従って、交流用CVケーブルの
ために開発されたプレハブ接続箱を直流CVケーブルへ
採用するための新たな技術の開発が要求されている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉直流CVケーブルの導体接続部を包囲し、上
記ケーブルの絶縁体に密着する絶縁体ブロックに、上記
ケーブルの絶縁体とほぼ等しい体積抵抗率の絶縁体材料
を使用したことを特徴とする直流CVケーブル線路のプ
レハブ接続箱。
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉直流CVケーブルの導体接続部を包囲し、上
記ケーブルの絶縁体に密着する絶縁体ブロックに、上記
ケーブルの絶縁体とほぼ等しい体積抵抗率の絶縁体材料
を使用したことを特徴とする直流CVケーブル線路のプ
レハブ接続箱。
【0006】〈構成2〉構成1に記載の直流CVケーブ
ル線路のプレハブ接続箱において、上記ケーブル絶縁体
が架橋ポリエチレンの体積抵抗率が5×1016〜5×1
018Ω・cmである場合に、絶縁体ブロックに使用する
シリコーンゴムは、誘電率が2.7〜3.1で体積抵抗率
が5×1016〜5×1018Ω・cmであって、かつ、上
記ケーブルの絶縁体とほぼ等しい体積抵抗率のものとす
ることを特徴とする直流CVケーブル線路のプレハブ接
続箱。
ル線路のプレハブ接続箱において、上記ケーブル絶縁体
が架橋ポリエチレンの体積抵抗率が5×1016〜5×1
018Ω・cmである場合に、絶縁体ブロックに使用する
シリコーンゴムは、誘電率が2.7〜3.1で体積抵抗率
が5×1016〜5×1018Ω・cmであって、かつ、上
記ケーブルの絶縁体とほぼ等しい体積抵抗率のものとす
ることを特徴とする直流CVケーブル線路のプレハブ接
続箱。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。図1は、本発明の直流CVケーブ
ル線路のプレハブ接続箱主要部縦断面図である。本発明
では、構造上は図2に示したような従来の交流用CVケ
ーブルに用いられたプレハブ接続箱をそのまま利用す
る。図1の(a)中、図2と同一部分は同一符号を付し
て重複する説明を省略する。
例を用いて説明する。図1は、本発明の直流CVケーブ
ル線路のプレハブ接続箱主要部縦断面図である。本発明
では、構造上は図2に示したような従来の交流用CVケ
ーブルに用いられたプレハブ接続箱をそのまま利用す
る。図1の(a)中、図2と同一部分は同一符号を付し
て重複する説明を省略する。
【0008】ここで、本発明では、プレハブ接続箱の絶
縁体ブロック7にシリコーンゴム絶縁体を使用する。即
ち、ケーブル1の導体接続部をシリコーンゴムのブロッ
クで包囲する。シリコーンゴムのブロックは、ケーブル
1の架橋ポリエチレン絶縁体2に密着する。即ち本発明
の接続箱では、高電界中に、架橋ポリエチレンとシリコ
ーンゴムの界面のみが存在するようにした。このシリコ
ーンゴムの体積抵抗率は、架橋ポリエチレンとほぼ等し
くなるものを選定した。
縁体ブロック7にシリコーンゴム絶縁体を使用する。即
ち、ケーブル1の導体接続部をシリコーンゴムのブロッ
クで包囲する。シリコーンゴムのブロックは、ケーブル
1の架橋ポリエチレン絶縁体2に密着する。即ち本発明
の接続箱では、高電界中に、架橋ポリエチレンとシリコ
ーンゴムの界面のみが存在するようにした。このシリコ
ーンゴムの体積抵抗率は、架橋ポリエチレンとほぼ等し
くなるものを選定した。
【0009】直流高圧CVケーブルのプレハブ接続箱中
では、絶縁体ブロック7とケーブル1の架橋ポリエチレ
ン絶縁体2の界面に、充電電流による電荷が蓄積され
る。絶縁体ブロック7と絶縁体2の体積抵抗率に差があ
ると、両者の界面に蓄積される電荷量が大きくなり、ま
た、部分的に蓄積される電荷量に相違が生じ、この界面
に沿って電位差が生じる。その状態を、図1の(b)に
示した。両者の界面12に、この例では、プラス(+)
電荷が蓄積されている。この界面12に沿う電位差が生
じると、界面12は絶縁体内部よりも絶縁耐力が小さい
から、沿面放電が生じて絶縁体を劣化させる。
では、絶縁体ブロック7とケーブル1の架橋ポリエチレ
ン絶縁体2の界面に、充電電流による電荷が蓄積され
る。絶縁体ブロック7と絶縁体2の体積抵抗率に差があ
ると、両者の界面に蓄積される電荷量が大きくなり、ま
た、部分的に蓄積される電荷量に相違が生じ、この界面
に沿って電位差が生じる。その状態を、図1の(b)に
示した。両者の界面12に、この例では、プラス(+)
電荷が蓄積されている。この界面12に沿う電位差が生
じると、界面12は絶縁体内部よりも絶縁耐力が小さい
から、沿面放電が生じて絶縁体を劣化させる。
【0010】これに対して、本発明のように、絶縁体ブ
ロック7と絶縁体2の体積抵抗率がほぼ等しくなるよう
に絶縁体ブロック7を構成するシリコーンゴムの材料を
調整すると、絶縁体ブロック7と絶縁体2の界面におけ
る電荷蓄積量が、図1(c)に示すように、各部でほぼ
均一になり、異常な高電界が発生しない。しかも実験に
よれば、界面に加える圧力が比較的大きい場合も小さい
場合も、特性がほぼ安定しているという特徴がある。
ロック7と絶縁体2の体積抵抗率がほぼ等しくなるよう
に絶縁体ブロック7を構成するシリコーンゴムの材料を
調整すると、絶縁体ブロック7と絶縁体2の界面におけ
る電荷蓄積量が、図1(c)に示すように、各部でほぼ
均一になり、異常な高電界が発生しない。しかも実験に
よれば、界面に加える圧力が比較的大きい場合も小さい
場合も、特性がほぼ安定しているという特徴がある。
【0011】図3(a)は、本発明のプレハブ接続箱に
使用する絶縁体ブロックの物性説明図である。具体的に
は、CVケーブルに使用される架橋ポリエチレンは、誘
電率が2.3〜2.4であって体積抵抗率は5×1016〜
5×1018Ω・cm程度である。一方、この絶縁体ブロ
ックに使用するシリコーンゴムは誘電率が2.7〜3.1
で体積抵抗率が5×1016〜5×1018Ω・cm程度の
ものを使用する。
使用する絶縁体ブロックの物性説明図である。具体的に
は、CVケーブルに使用される架橋ポリエチレンは、誘
電率が2.3〜2.4であって体積抵抗率は5×1016〜
5×1018Ω・cm程度である。一方、この絶縁体ブロ
ックに使用するシリコーンゴムは誘電率が2.7〜3.1
で体積抵抗率が5×1016〜5×1018Ω・cm程度の
ものを使用する。
【0012】図3(b)は実証試験に使用した材料の物
性説明図で、図3(c)は試験装置とデータの説明図で
ある。図のように、実証試験では、CVケーブルに使用
される架橋ポリエチレンは誘電率が2.4であって、体
積抵抗率は5×1017Ω・cm、絶縁体ブロックに使用
するシリコーンゴムは誘電率が2.7で体積抵抗率が5
×1017Ω・cmのものを使用した。実証試験では、図
3(c)に示すように、シリコーンゴムのシート15
と、架橋ポリエチレンのシート16とを重ね合わせて、
直流電源17を接続し、電極18,19を通じて直流高
電圧を印加する。このとき、図のH、K、Lの箇所に電
荷が蓄積する。この電荷の極性と電荷量を図のように表
現して比較した。
性説明図で、図3(c)は試験装置とデータの説明図で
ある。図のように、実証試験では、CVケーブルに使用
される架橋ポリエチレンは誘電率が2.4であって、体
積抵抗率は5×1017Ω・cm、絶縁体ブロックに使用
するシリコーンゴムは誘電率が2.7で体積抵抗率が5
×1017Ω・cmのものを使用した。実証試験では、図
3(c)に示すように、シリコーンゴムのシート15
と、架橋ポリエチレンのシート16とを重ね合わせて、
直流電源17を接続し、電極18,19を通じて直流高
電圧を印加する。このとき、図のH、K、Lの箇所に電
荷が蓄積する。この電荷の極性と電荷量を図のように表
現して比較した。
【0013】図4は、実証試験の結果を示す説明図であ
る。プレハブの接続箱は、一般に、ケーブルの外径があ
る程度細いものから太いものまで摘要できるように導体
接続部を包囲する絶縁体ブロックが設計されている。即
ち外径の細いものに対しては、比較的弱い力で絶縁体ブ
ロックとケーブルの絶縁体とが密着する。また外径の太
いケーブルの場合、ケーブル絶縁体と絶縁体ブロックと
が強い力で密着する。従ってこの発明の場合、シリコー
ンゴムと架橋ポリエチレン製のケーブル絶縁体との界面
における面圧が変わってくる。
る。プレハブの接続箱は、一般に、ケーブルの外径があ
る程度細いものから太いものまで摘要できるように導体
接続部を包囲する絶縁体ブロックが設計されている。即
ち外径の細いものに対しては、比較的弱い力で絶縁体ブ
ロックとケーブルの絶縁体とが密着する。また外径の太
いケーブルの場合、ケーブル絶縁体と絶縁体ブロックと
が強い力で密着する。従ってこの発明の場合、シリコー
ンゴムと架橋ポリエチレン製のケーブル絶縁体との界面
における面圧が変わってくる。
【0014】そこで、その界面の面圧が0〜1.0MP
aの範囲で実際にケーブルに直流高電圧を課電した場合
に具体的にシリコーンゴムとケーブル絶縁体の界面に発
生する電荷を調べた。その結果は後述するように、界面
における電荷の発生が少なく、面圧が変化したとしても
界面における電荷の発生状況にあまり変化がみられなか
った。即ち、本発明のプレハブ接続箱は直流高圧CVケ
ーブルに適していることが実証された。
aの範囲で実際にケーブルに直流高電圧を課電した場合
に具体的にシリコーンゴムとケーブル絶縁体の界面に発
生する電荷を調べた。その結果は後述するように、界面
における電荷の発生が少なく、面圧が変化したとしても
界面における電荷の発生状況にあまり変化がみられなか
った。即ち、本発明のプレハブ接続箱は直流高圧CVケ
ーブルに適していることが実証された。
【0015】図4では、絶縁体ブロックとケーブル絶縁
体との間に加わる面圧が0.3MPa、0.6MPa、
0.9MPaの3種類の場合について実験を行った結果
を示している。また、その時間的な変化を考慮して、電
源接続後1分と60分のものの結果を示している。電源
の電圧は直流の20KVである。この場合に電界は1ミ
リメートルあたり20KVとなった。この図に示す各グ
ラフのK点は、界面の電荷量を示す部分である。図のよ
うに、本発明の場合、界面であるK点にはほとんど電荷
の蓄積が無く、また蓄積しても少量のため、界面に沿っ
て不規則な電界が生じない。このように、本実証試験に
おいては界面における電荷の発生状況にあまり変化がみ
られなかった。即ち、本発明のプレハブ接続箱は直流高
圧CVケーブルに適していることが実証された。
体との間に加わる面圧が0.3MPa、0.6MPa、
0.9MPaの3種類の場合について実験を行った結果
を示している。また、その時間的な変化を考慮して、電
源接続後1分と60分のものの結果を示している。電源
の電圧は直流の20KVである。この場合に電界は1ミ
リメートルあたり20KVとなった。この図に示す各グ
ラフのK点は、界面の電荷量を示す部分である。図のよ
うに、本発明の場合、界面であるK点にはほとんど電荷
の蓄積が無く、また蓄積しても少量のため、界面に沿っ
て不規則な電界が生じない。このように、本実証試験に
おいては界面における電荷の発生状況にあまり変化がみ
られなかった。即ち、本発明のプレハブ接続箱は直流高
圧CVケーブルに適していることが実証された。
【0016】なお、交流高電圧を課電した場合において
も同様の結果を得た、また、比較のため、従来の交流高
圧プレハブ接続箱で使用する材料を用いたものに直流高
電圧を印加すると、K点部分に、数倍から十数倍の電荷
が蓄積された。また、上記のシリコーンゴムには、末端
にジオルガノポリシロキサを持つベースポリマーを使用
し、シラン、シロキサン等の架橋剤と、硬化触媒を使用
したものを採用した。
も同様の結果を得た、また、比較のため、従来の交流高
圧プレハブ接続箱で使用する材料を用いたものに直流高
電圧を印加すると、K点部分に、数倍から十数倍の電荷
が蓄積された。また、上記のシリコーンゴムには、末端
にジオルガノポリシロキサを持つベースポリマーを使用
し、シラン、シロキサン等の架橋剤と、硬化触媒を使用
したものを採用した。
【0017】また、縮合反応により硬化するものと、付
加重合反応により硬化するものとがあるが、いずれもゴ
ムの粘度を15000ポイズ〜35000ポイズ程度に
なるよう調整するとよい。こうしたRTV系のシリコー
ンゴムのほかに、LSR系のシリコーンゴムも採用でき
る。この場合、ジメチルシロキサンをベースポリマーと
し、補強剤はシリカで、架橋剤を配合するとよい。ゴム
の粘度は35000ポイズ以上になるよう調整するとよ
い。さらに、HTV系、XLPE系のシリコーンゴムを
使用することもできる。
加重合反応により硬化するものとがあるが、いずれもゴ
ムの粘度を15000ポイズ〜35000ポイズ程度に
なるよう調整するとよい。こうしたRTV系のシリコー
ンゴムのほかに、LSR系のシリコーンゴムも採用でき
る。この場合、ジメチルシロキサンをベースポリマーと
し、補強剤はシリカで、架橋剤を配合するとよい。ゴム
の粘度は35000ポイズ以上になるよう調整するとよ
い。さらに、HTV系、XLPE系のシリコーンゴムを
使用することもできる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明のプレハブ接続箱
は、ケーブルの導体接続部を包囲し、ケーブル絶縁体に
密着する絶縁体ブロックに、ケーブル絶縁体とほぼ等し
い体積抵抗率の絶縁体材料を使用したので、ケーブル絶
縁体と絶縁体ブロックの界面に不要な電荷の蓄積が抑制
される。従って、ケーブル導体に直流高電圧を加えた場
合においても、充分な絶縁特性を示すプレハブ接続箱を
得ることができる。
は、ケーブルの導体接続部を包囲し、ケーブル絶縁体に
密着する絶縁体ブロックに、ケーブル絶縁体とほぼ等し
い体積抵抗率の絶縁体材料を使用したので、ケーブル絶
縁体と絶縁体ブロックの界面に不要な電荷の蓄積が抑制
される。従って、ケーブル導体に直流高電圧を加えた場
合においても、充分な絶縁特性を示すプレハブ接続箱を
得ることができる。
【図1】本発明の直流CVケーブル線路のプレハブ接続
箱主要部縦断面図である。
箱主要部縦断面図である。
【図2】従来一般の交流CVケーブルのプレハブ接続箱
縦断面図である。
縦断面図である。
【図3】(a)は、本発明のプレハブ接続箱に使用する
絶縁体ブロックの物性説明図、(b)は実証試験に使用
した材料の物性説明図、(c)は試験装置とデータの説
明図である。
絶縁体ブロックの物性説明図、(b)は実証試験に使用
した材料の物性説明図、(c)は試験装置とデータの説
明図である。
【図4】実証試験の結果を示す説明図である。
【符号の説明】 1 ケーブル 2 ケーブルの絶縁体 3 ケーブルの導体 4 圧縮スリーブ 5 プレハブ接続箱 7 絶縁体ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植田 正明 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 伊藤 一己 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 Fターム(参考) 5G375 AA06 BA26 BB43 CA02 CA14 CB03 CB07 CB38 CB46 CB53 DB32
Claims (2)
- 【請求項1】 直流CVケーブルの導体接続部を包囲
し、前記ケーブルの絶縁体に密着する絶縁体ブロック
に、前記ケーブルの絶縁体とほぼ等しい体積抵抗率の絶
縁体材料を使用したことを特徴とする直流CVケーブル
線路のプレハブ接続箱。 - 【請求項2】 請求項1に記載の直流CVケーブル線路
のプレハブ接続箱において、 前記ケーブル絶縁体が架橋ポリエチレンの体積抵抗率が
5×1016〜5×10 18Ω・cmである場合に、絶縁体
ブロックに使用するシリコーンゴムは、誘電率が2.7
〜3.1で体積抵抗率が5×1016〜5×1018Ω・c
mであって、かつ、前記ケーブルの絶縁体とほぼ等しい
体積抵抗率のものとすることを特徴とする直流CVケー
ブル線路のプレハブ接続箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000256753A JP2002078180A (ja) | 2000-08-28 | 2000-08-28 | 直流cvケーブル線路のプレハブ接続箱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000256753A JP2002078180A (ja) | 2000-08-28 | 2000-08-28 | 直流cvケーブル線路のプレハブ接続箱 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002078180A true JP2002078180A (ja) | 2002-03-15 |
Family
ID=18745315
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000256753A Withdrawn JP2002078180A (ja) | 2000-08-28 | 2000-08-28 | 直流cvケーブル線路のプレハブ接続箱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002078180A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016085071A1 (ko) * | 2014-11-26 | 2016-06-02 | 엘에스전선 주식회사 | 초고압 직류 전력케이블용 중간접속함 |
| KR20160063219A (ko) * | 2014-11-26 | 2016-06-03 | 엘에스전선 주식회사 | 초고압 직류 전력케이블용 중간접속함 |
| KR20160088780A (ko) * | 2015-01-15 | 2016-07-26 | 엘에스전선 주식회사 | 조인트슬리브 및 중간접속구조 |
| WO2018190497A1 (ko) * | 2017-04-11 | 2018-10-18 | 엘에스전선 주식회사 | 초고압 직류 전력케이블용 증간접속함 및 이를 포함하는 초고압 직류 전력케이블 시스템 |
-
2000
- 2000-08-28 JP JP2000256753A patent/JP2002078180A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016085071A1 (ko) * | 2014-11-26 | 2016-06-02 | 엘에스전선 주식회사 | 초고압 직류 전력케이블용 중간접속함 |
| KR20160063219A (ko) * | 2014-11-26 | 2016-06-03 | 엘에스전선 주식회사 | 초고압 직류 전력케이블용 중간접속함 |
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| KR20160088780A (ko) * | 2015-01-15 | 2016-07-26 | 엘에스전선 주식회사 | 조인트슬리브 및 중간접속구조 |
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