JP2001303243A - スパッタリングターゲットとその製造方法、および電子部品 - Google Patents
スパッタリングターゲットとその製造方法、および電子部品Info
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Abstract
ット内部の組織や状態、さらには加工面(特にスパッタ
面)の状態などに起因するパーティクルの発生を抑制す
る。 【解決手段】 MSix(式中、MはW、Mo、Ta、
Ti、ZrおよびCoから選ばれる少なくとも1種の元
素を、xは2〜4の範囲の数を示す)で表される金属シリ
サイドにより構成され、かつ連鎖状に形成された金属シ
リサイド相と、過剰なSi粒子が結合して形成され、金
属シリサイド相の間隙に不連続に存在するSi相とを含
む微細組織を有するスパッタリングターゲットである。
この金属シリサイドは、ビッカース硬さで1300Hv以下の
硬度を有しており、この低硬度化に基づいて残留応力が
開放された状態となっている。
Description
らなるスパッタリングターゲットとその製造方法、およ
びそれを用いて形成した金属シリサイド薄膜を有する電
子部品に関する。
れる電子部品においては、配線や電極の形成材料、また
素子構成膜などとして、W、Mo、Ta、Ti、Zr、
Coなどの高融点金属のシリサイド化合物が使用されて
いる。特に、半導体素子の高集積化、高密度化に伴う電
極や配線の細長化によって、電気信号の遅延が問題とな
っているが、抵抗値の低いWやMoなどの金属シリサイ
ド薄膜は、低抵抗な電極や配線の形成材料として有用で
ある。金属シリサイド薄膜は、エレクトロマイグレーシ
ョンの抑制などにも効果を発揮する。
合物(WSi2やMoSi2など)からなる薄膜を形成す
る方法としては、スパッタリング法とCVD法が代表的
な成膜法として挙げられるが、成膜の生産性、安定性、
製造コストなどの観点から、特にスパッタリング法が一
般的に使用されている。
ッタリング法で形成する場合、金属シリサイドでスパッ
タリングターゲットの作製する必要がある。ここで、一
般的なスパッタリングターゲットの製造方法としては、
電子ビーム(EB)溶解などを適用した溶解法、あるい
はホットプレス(HP)や熱間静水圧プレス(HIP)
などを適用した粉末焼結法が知られている。
には、成膜する金属シリサイド膜の組成制御が容易であ
ることなどから、粉末焼結法が一般的に使用されている
(例えば特開平5-214523号公報参照)。具体的には、ま
ずWやMoなどの高融点金属(M)粉末とシリコン(S
i)粉末とを、Siの原子比が2〜4程度となるように混
合し、この混合粉末に熱処理を施して金属シリサイド
(MSi2)の合成反応を行う。得られた金属シリサイ
ド粉末に、さらにシリコン(Si)粉末を加えた後に、
HPやHIPなどを適用して高真空中、高圧力下で加圧
焼結することによって、金属シリサイドターゲットを作
製している。
金属シリサイドターゲットは、MSi2相の間隙に微細
なSi相を配置する形態をとっている。しかしながら、
従来の粉末焼成法では合成金属シリサイド末にSi粉末
を加えて焼結体を作製しているため、例えばMSi
2.2〜3の焼結体ではSi相の占容積率が8〜25%の範囲と
なり、MSi2相に比べてSi相が非常に少なくなって
しまう。従って、MSi2相の周囲にSi相をくまなく
行き渡らせるのが容易ではなく、MSi2相同士が凝集
したり、また局所的にSi相が存在するなど、不均一な
組織を有するシリサイドターゲットとなってしまう。
ーゲット性能に大きく影響している。例えば、WS
i2、MoSi2、TiSi2、TaSi2の各融点は2165
℃、2030℃、1540℃、2200℃である。このように、融点
が大きく異なるMSi2と融点1414℃のSiとを、共晶
温度直下で加圧焼結しているため、熱的に安定なMSi
2粒子間では焼結が進まず、粒子間の結合力が弱くなっ
てしまう。このため、シリサイドターゲット中にポアが
残存し、緻密化が不十分となってしまう。
トを用いてスパッタ成膜を行うと、スパッタ時のAr照
射エネルギーにより粒子間の結合が切れ、ターゲットの
スパッタ面から欠陥部を起点として破壊、欠落などが生
じてしまう。これらはパーティクルの発生原因となる。
このパーティクルとは、ターゲットから発生した微細な
粒子、例えば直径が0.2〜10μm程度の粒子である。この
ような粒子が成膜した薄膜中に混入すると、配線間のシ
ョートや配線のオープン不良などの原因となり、半導体
素子や液晶表示素子などの電子部品の製造歩留りを低下
させることになる。このようなことから、パーティクル
の発生量を大幅に低減することが強く望まれている。
上記したターゲット組織の不均一性や緻密化不足の他
に、焼結により得たターゲット素材(金属シリサイド焼
結体)を機械加工で仕上げた際に生じる微小な加工欠陥
相、表面状態、残留応力などを挙げることができる。
している研削砥石の硬い砥粒で被加工物を削り取ってい
く方法であり、このような方法で硬くて脆い金属シリサ
イド焼結体を加工した場合、不可避的に粒状チップが加
工面から飛散するチッピング現象が起こる。これは、研
削時に砥粒の接触応力により加工面に微小なクラックが
生じ、砥粒の通過後、応力の急激な開放によりクラック
の肩部が押上げられて破片として離脱することによって
生成されるものと考えられる。
当りの切り込み深さ、または荷重を適当に大きくして、
砥粒により誘起される局所応力場にクラックが含まれる
くらいにし、材料の微小破砕の集積により加工を進めて
いる。従って、シリサイドターゲットの研削面、例えば
スパッタ面には、研削条痕、脱落孔、微小クラックなど
が多数発生する。また、加工面には残留応力が生じる。
このようなシリサイドターゲットを用いてスパッタ成膜
を行うと、欠陥部を起点として破壊、欠落などが起こ
り、パーティクルを発生させることになる。
ティクルの発生を使用初期から低減するターゲットとし
て、ターゲット材が化学量論的な高融点金属シリサイド
MSi2および純シリコンSiで構成されると仮定して
計算された理論密度に対するターゲット材の真密度の比
である相対密度が100%以上であり、ターゲット材のスパ
ッタ面のX線回折強度測定においてMSi2相の(101)ピ
ークの半価幅が0.7deg以下である金属シリサイドターゲ
ットが記載されている。
ターゲットは、歪を低減することにより初期パーティク
ルの減少を図ったものであり、そのためにX線回折強度
測定における半価幅を規定している。この公報に記載さ
れている製造方法は、鏡面加工後の歪を除去するため
に、加工後のターゲットに対して800〜1250℃の温度で
熱処理を施すことが記載されている。
なされたものであって、シリサイドターゲットの内部組
織や内部状態、さらには加工面(特にスパッタ面)の状
態などに起因するパーティクルの発生を大幅に抑制する
ことを可能にしたスパッタリングターゲット、およびそ
のようなスパッタリングターゲットの製造方法を提供す
ることを目的としている。さらには、そのようなスパッ
タリングターゲットを用いることによって、製造歩留り
および品質の向上を図った電子部品を提供することを目
的としている。
リサイドターゲットの内部組織や内部状態に起因すると
考えられるパーティクルの発生を抑制するために、種々
の検討を重ねた結果、スパッタ時にシリサイドターゲッ
トの内部残留応力が開放されることがパーティクルの発
生要因の1つとなっていることを見出した。
は、予めターゲットの残留応力を開放しておくことで大
幅に抑制することができ、さらにこの残留応力の開放状
態はターゲットの硬度から判断することができること
を、本発明者らは見出した。すなわち、シリサイドター
ゲットの残留応力を予め開放し、この残留応力の開放に
基づいてシリサイドターゲットを低硬度化することによ
って、上記した応力開放に基づくパーティクルを大幅に
抑制することが可能となる。
て、残留応力を低減し得るような加工方法を適用し、そ
れに基づいて残留応力の小さい表面状態とすることによ
って、応力開放に基づくパーティクルの発生量をより一
層低減することができる。ターゲット表面(スパッタ
面)に関しては、大きな凹凸や偏った凹凸がパーティク
ルの発生原因の1つとなっていることから、このような
凹凸を減少させることで、さらにパーティクルの発生量
を低減することが可能となる。
たもので、本発明のスパッタリングターゲットは請求項
1に記載したように、 一般式:MSix (式中、MはW、Mo、Ta、Ti、Zr、Hf、Ni
およびCoから選ばれる少なくとも1種の元素を、xは2
〜4の範囲の数を示す)で表される金属シリサイドによ
り構成され、かつ連鎖状に形成された金属シリサイド相
と、過剰なSi粒子が結合して形成され、前記金属シリ
サイド相の間隙に不連続に存在するSi相とを含む微細
組織を有するスパッタリングターゲットにおいて、前記
ターゲットはビッカース硬さで1300Hv以下の硬度を有す
ることを特徴としている。
ーゲットによれば、上記した応力開放に基づくパーティ
クルの発生量を大幅に低減することができる。また、本
発明のスパッタリングターゲットにおいては、さらにタ
ーゲット全体のビッカース硬さのバラツキを±20%以内
とすることが好ましい。
らに請求項4に記載したように、前記ターゲットのスパ
ッタ面は、最大高さRyで表される表面粗さが2μm以下
であることを特徴としている。ターゲットのスパッタ面
の表面粗さは請求項5に記載したように、最大高さRy
に加えてゆがみ値Rskで表される表面粗さを-3〜+3の範
囲とすることが好ましい。このような表面状態とするこ
とによって、スパッタ面の状態に起因するパーティクル
を含めて、パーティクルの発生量をより一層低減するこ
とが可能となる。
の製造方法は、請求項6に記載したように、上記した本
発明のスパッタリングターゲットを製造する方法であっ
て、前記金属シリサイドからなるターゲット素材を作製
する工程と、前記ターゲット素材を1250℃を超え1400℃
以下の温度で熱処理し、前記ターゲット素材の硬度をビ
ッカース硬さで1300Hv以下とする工程と、前記ターゲッ
ト素材を所望の寸法に加工する工程とを具備することを
特徴としている。
ように、上記した本発明のスパッタリングターゲットを
用いて形成した金属シリサイド薄膜を、少なくとも一部
として含む電極または配線を有することを特徴としてい
る。このような電子部品の具体例としては、半導体素子
や液晶表示素子が挙げられる。
態について説明する。
およびCoから選ばれる少なくとも1種の元素を、xは2
〜4の範囲の数を示す)で表される金属シリサイドから
なるものである。
成するSi量と過剰のSi量とから設定されるものであ
る。xの値が2未満であると、目的とする金属シリサイ
ド(MSi2)薄膜を再現性よく得ることができない。
一方、xの値が4.0を超えると、過剰のSi量が多すぎ
ることにより抵抗値が高くなり、素子に悪影響を及ぼす
おそれがある。xの値は2.5〜3.2の範囲とすることがさ
らに好ましい。
は、上記した過剰のSiに基づいて、連鎖状に形成され
たMSi2相(金属シリサイド相)の間隙に、過剰なS
i粒子が結合して形成されたSi相を不連続に存在させ
た微細組織を有している。MSi2相の間隙にSi相を
不連続に存在させることによって、MSi2相間の結合
状態を高めることができる。
ては、上述した過剰のSiを含む金属シリサイド(MS
i2+Si)からなり、かつMSi2相とSi相とを含む
微細組織を有する金属シリサイドターゲットの硬度を、
ビッカース硬さで1300Hv以下としている。
度は、以下に示す方法により測定された値とする。すな
わち、図1に示すように、例えば円板状ターゲットの中
心部(位置1)と、中心部を通り円周を均等に分割した
4本の直線上の外周近傍位置(位置2〜9)およびその1
/2の距離の位置(位置10〜17)とから、それぞれ長
さ10mm、幅10mmの試験片を採取し、これら17点の試験片
のスパッタ面の硬度を次に示すビッカース硬さの測定条
件で測定し、これらの測定値を平均した値を示すものと
する。さらに、後述するターゲット全体のビッカース硬
さのバラツキは、上記した17点の試験片から求めたビッ
カース硬さの最大値および最小値から、{(最大値−最
小値)/(最大値+最小値)}×100の式に基づいて求
めた値を示すものとする。
ース硬さ試験機を用いて、試験荷重500gf、時間15s、室
温の条件下で測定した値を示すものとする。なお、本発
明の金属シリサイドターゲットは、上述したように微細
組織中に高硬度のMSi2相と低硬度のSi相とを有し
ているため、ビッカース硬さの測定は1つの試験片で測
定箇所を変えて10点測定し、それを平均した値を各試験
片の硬さとする。
ィクルの発生原因の1つとして、スパッタ時にターゲッ
トの内部残留応力が開放されることが挙げられる。すな
わち、ターゲット素材の作製工程や所望形状への加工工
程(表面の仕上げ加工を含む)で生じた残留応力が、ス
パッタ時のAr照射エネルギーにより開放され、この応
力開放に伴ってスパッタ面で破壊や欠落などが生じる。
このスパッタ面での破壊や欠落などにより生じた異物が
パーティクルとして、成膜した金属シリサイド膜中に混
入して問題を引き起こす。
ティクル数は、予め金属シリサイドターゲットの残留応
力を開放しておき、スパッタエネルギーによる応力開放
を抑えることによって、大幅に低減することが可能とな
る。ターゲットの残留応力は、例えばホッとプレス(H
P)処理や熱間静水圧プレス(HIP)処理により焼結
されて作製された、金属シリサイドからなるターゲット
素材に対して、その焼結後に1250℃を超え1400℃以下の
温度で熱処理し、少なくとも表面部を軟化させる、すな
わち最終的に得られるターゲットのビッカース硬さを13
00Hv以下にすることによって、大幅に低減(応力開放)
することができる。また、この熱処理に代えて、HP処
理やHIP処理後の冷却時に無加圧状態で所定の温度で
保持することによっても、同様な効果を得ることができ
る。
1400℃を超えると、遊離Siが溶出してしまい、ターゲ
ット組織に悪影響を及ぼす。一方、1250℃以下では十分
な応力開放効果を得ることができない。言い換えると、
金属シリサイドターゲットを十分に軟化させることがで
きない。熱処理温度は1250℃を超え1350℃以下とするこ
とがより好ましく、さらに好ましくは1300〜1350℃の範
囲である。
した金属シリサイドターゲットは、熱処理前に比べて硬
度が低下する。そして、金属シリサイドターゲットの硬
度を低下させることによって、スパッタ時の残留応力の
開放に基づくパーティクルの発生を大幅に抑制すること
が可能となる。硬度の低下に基づくパーティクルの抑制
効果は、金属シリサイドターゲットの硬度をビッカース
硬さで1300Hv以下とすることで顕著に得ることができ
る。
ビッカース硬さが1300Hv以下の金属シリサイドターゲッ
トによれば、スパッタ時の応力開放に基づくパーティク
ルの発生を大幅に抑制することが可能となる。パーティ
クルの抑制効果をより一層高める上で、金属シリサイド
ターゲットの硬度はビッカース硬さで1100Hv以下、さら
には1000Hv以下とすることがより好ましい。
は、ターゲット全体のビッカース硬さのバラツキとして
±20%以内とすることが好ましい。なお、ビッカース硬
さのバラツキは前述した方法により定義されるものであ
る。このように、ターゲット全体の硬度を平均的に低下
させることによって、ターゲット中の各部位によるパー
ティクルの発生量のバラツキを抑えることができる。す
なわち、金属シリサイドターゲット全体としてパーティ
クルの発生量の抑制することができ、より高品質な金属
シリサイド薄膜を得ることができる。ターゲット全体と
してのビッカース硬さのバラツキは±15%以内、さらに
は±10%以内とすることがより好ましい。
シリサイドターゲット)においては、スパッタ面の表面
粗さを最大高さRyで2μm以下とすることが好ましい。
また、スパッタ面の表面粗さは最大高さRyに加えて、
ゆがみ値Rskで表される表面粗さを-3〜+3の範囲とする
ことがさらに好ましい。
きさは、表面の加工方法によって大きく異なってくる。
従来の表面研削のように、高速回転している研削砥石の
硬い砥粒で被加工物を削り取っていく方法では、加工面
に研削条痕、脱落孔、微小クラックなどが多数発生する
と共に、大きな残留応力が発生する。
法に機械加工した後、ラッピング加工、ポリッシング加
工、CMPなどで表面を仕上げることによって、加工面
を平滑化することができると共に、ターゲット表面(特
にスパッタ面)の残留応力を低減することが可能とな
る。言い換えると、スパッタ面の表面粗さが最大高さR
yで2μm以下、さらにゆがみ値Rskで-3〜+3の範囲とな
るように、ターゲット表面を加工することによって、残
留応力の発生自体を抑えることが可能となる。従って、
スパッタ面の表面粗さを上述したような範囲とすること
によって、スパッタ成膜時のパーティクルの発生数をさ
らに低減することができる。
は、それ自体パーティクルの発生原因となる。すなわ
ち、金属シリサイドターゲットのスパッタ面の状態に起
因するパーティクルは、比較的大きな凹凸の存在に基づ
いて異常放電が生じ、この異常放電により凸部先端が脱
落して塊状の異物を発生させたり、あるいは異常放電自
体が微細なダストを発生させることによるものである。
従って、上記したような異常放電の原因となる大きな凹
凸を除去することによって、スパッタ面の状態に起因す
るパーティクルの発生を抑制することが可能となる。
大の凹凸高さを表したものである。具体的には、粗さ曲
線からその平均線の方向に基準線Lだけ抜き取り、この
抜き取り部分の平均線から最も高い山頂までの高さ(Y
p)と最も低い谷底までの深さ(Yv)との和(Ry=Yp
+Yv)で表される。このような最大高さRyを2μm以下
とすることによって、すなわちスパッタ面から大きな凹
凸を除くことによって、パーティクルの発生をさらに抑
制することが可能となる。スパッタ面の最大高さRyは
1.5μm以下、さらには1μm以下とすることがより好まし
い。
は、表面加工状態の一つの指標として、算術平均粗さR
aを0.05μm以下とすることが記載されている。しかしな
がら、表面粗さRaは粗さ曲線を平均化した値であるた
め、スパッタ面にいくつかの大きな凹凸が存在していて
も、Ra値からは判断することができない。従って、こ
のような表面粗さの規定だけでは、上記したような異常
放電を再現性よく抑制することはできない。
た値であり、振幅分布曲線と呼ばれる粗さ曲線の最も高
い山頂と最も低い谷底との間を等間隔に分割し、2本の
平行線内の領域に存在するデータの数(n)と全データ
数(N)との比を横軸に、粗さ曲線の高さ方向(Y)を
縦軸にとってプロットしたものに対して、上下方向の偏
りを表すものであり、下記の(2)式により表現されるも
のである。
に上方に山が多いことを表し、マイナスの値を示したと
きは下方にへこみが多いことを表している。このような
ゆがみ値Rskが+3を超える場合や-3より小さい場合に
は、凹凸の偏りに基づいて、スパッタ面の状態に起因す
るパーティクルの発生数が増大する。言い換えると、ス
パッタ面のゆがみ値Rskを-3〜+3の範囲とすることによ
って、パーティクル発生数をより一層低減することが可
能となる。スパッタ面のゆがみ値Rskは-1〜+1の範囲、
さらには-0.5〜+0.5の範囲とすることがより好ましい。
粗さは、スパッタリングターゲットのスパッタ面の各表
面粗さ、すなわち最大高さRy、ゆがみ値Rskを、それ
ぞれ以下の方法により測定した値とする。図1に示すよ
うに、例えば円板状ターゲットの中心部(位置1)と、
中心部を通り円周を均等に分割した4本の直線上の外周
近傍位置(位置2〜9)およびその1/2の距離の位置
(位置10〜17)とから、それぞれ長さ10mm、幅10mm
の試験片を採取し、これら17点の試験片のスパッタ面の
各表面粗さを常法の触針法で測定し、これら各測定値を
それぞれ平均する。これらの各平均値をスパッタ面の各
表面粗さとする。
リングターゲットは、例えば以下のようにして製造する
ことができる。
i粉末とを、所望の組成比となるように混合する。これ
ら原料粉末の粒径(最大粒径)は、良好な混合状態を得
る上で10μm以下とすることが好ましい。このような混
合粉末にM元素に応じた温度で熱処理を施して、金属シ
リサイド(MSix=MSi2+Six-2)を合成する。
を粉砕して、金属シリサイド粉末とする。得られた金属
シリサイド粉末を例えば黒鉛製の成型用型に充填してホ
ットプレスする。あるいは、金属シリサイド粉末にHI
P処理を施す。なお、得られた金属シリサイド粉末に対
して、組成調整のためにSi粉末を添加して原料粉末と
してもよいが、ターゲット組織を均一化する上で、合成
反応により得られた金属シリサイド粉末を単独で原料粉
末として使用することが好ましい。
素材(金属シリサイド焼結体)に対して軟化のための熱
処理、言い換えると残留応力の開放のための熱処理を施
す。この熱処理は7×10-2Pa以下の真空中にて、1250℃
を超え1400℃以下の温度で実施することが好ましい。前
述したように、熱処理温度が1400℃を超えると、遊離S
iが溶出してしまう。一方、1250℃以下では十分に軟化
させることができない。熱処理時間は2〜10時間程度す
ることが好ましい。より好ましくは3〜7時間、さらには
4〜6時間とすることが望ましい。
て機械加工を施し、所望のターゲット寸法とし、さらに
スパッタ面を仕上げ加工する。このスパッタ面の表面加
工には、前述したようにラッピング加工、ポリッシング
加工、CMPなどを適用することが好ましい。これらの
仕上げ加工はラッピング、ポリッシング、CMPの順で
研磨量が少なくなるため、仕上げ面(スパッタ面)の微
細性が向上すると共に、残留応力も小さくなる。これら
は併用することも可能である。表面仕上げ工程は、前述
したようにスパッタ面の表面粗さが、最大高さRyで2μ
m以下、さらにゆがみ値Rskで-3〜+3の範囲となるよう
に実施することが好ましい。
する。
0μm以下のSi粉末とを、Si/Wの原子比(x)が2.
8となるように配合し、これを高純度Arガスで置換し
たボールミルで48時間混合した。この混合粉末を1200℃
×1hの条件でシリサイド反応熱処理し、得られた仮焼体
を96hの条件で粉砕して、Wシリサイド粉末を得た。こ
のWシリサイド粉末を黒鉛製の成型用型内に充填した
後、ホットプレス装置にセットし、5×10-4Pa以下の真
空中にて34MPaの圧力を印加しながら1380℃×5hの熱処
理条件で緻密化焼結を行った。
素材)に対して、5×10-2Paの真空中にて1300℃×2hの
条件で軟化熱処理を施した。
所望のターゲット寸法に機械加工した後、スパッタ面を
ポリッシング加工により面仕上げした。仕上げ加工後の
スパッタ面の表面粗さを、ティーラーホブソン社製S4C
を用いた触針法により測定したところ、最大高さRyは
1.08μm、ゆがみ値Rskは-0.5であった。
ト(直径127mm×厚さ6mm)を、Cu製バッキングプレー
トに接合した後、スパッタリング装置にセットした。こ
のようなスパッタリング装置を用いて、5インチSiウ
ェーハ上に厚さ200nmのWシリサイド膜を成膜した。ス
パッタリング条件は、Ar圧=0.2Pa、Ar流量=80scc
m、Power=0.5kWとした。スパッタ成膜は24枚のSiウ
ェーハに対して順に行い、各Siウェーハ上のWシリサ
イド膜中に存在する0.2μm以上のパーティクル数を調
べ、その平均値を求めた。その結果、0.2μm以上のパー
ティクル数は5個/枚であった。
したWシリサイドターゲットを用意し、このターゲット
の硬度を前述した方法にしたがって、ビッカース硬さ試
験機(島津微小硬度計:HMV-2000)にて測定した。その
結果、Wシリサイドターゲットのビッカース硬さは950H
vであり、またターゲット全体としてのビッカース硬さ
のバラツキは5%であった。
して、5×10-2Paの真空中にて1250℃×2hの条件で軟化
熱処理を施した後、所望のターゲット寸法に機械加工
し、さらにスパッタ面をCMP(Chemical Mechanical
Polishing)で仕上げ加工してWシリサイドターゲット
とした。このスパッタ面の表面粗さは、最大高さRyは
1.57μm、ゆがみ値Rskは-0.8であった。
ト(直径127mm×厚さ6mm)を用いて、実施例1と同一条
件でWシリサイド膜を成膜し、Wシリサイド膜中に存在
する0.2μm以上のパーティクル数(平均値)を調べたと
ころ、0.2μm以上のパーティクル数は10個/枚であっ
た。
したWシリサイドターゲットを用意し、このターゲット
の硬度を前述した方法にしたがって測定した。その結
果、Wシリサイドターゲットのビッカース硬さは1020Hv
であり、またターゲット全体としてのビッカース硬さの
バラツキは10%であった。
所望のターゲット寸法に機械加工した後、スパッタ面を
研削加工により面仕上げして、Wシリサイドターゲット
(比較例1)とした。このスパッタ面の表面粗さは、最
大高さRyが3.12μm、ゆがみ値Rskが+4.2であった。こ
れとは別に、実施例1と同一条件でスパッタ面を仕上げ
加工してWシリサイドターゲット(比較例2)とした。
このスパッタ面の表面粗さは実施例1とほぼ同等であ
り、最大高さRyは1.23μm、ゆがみ値Rskは-0.8であっ
た。なお、これら比較例1、2によるWシリサイドター
ゲットには、いずれも軟化熱処理を施していない。
ット(直径127mm×厚さ6mm)を用いて、実施例1と同一
条件でWシリサイド膜を成膜し、Wシリサイド膜中に存
在する0.2μm以上のパーティクル数(平均値)を調べ
た。その結果、比較例1では0.2μm以上のパーティクル
数は72個/枚、比較例2では0.2μm以上のパーティクル
数は60個/枚であった。
したWシリサイドターゲットをそれぞれ用意し、これら
のターゲットの硬度を前述した方法にしたがって測定し
た。その結果、比較例1のWシリサイドターゲットのビ
ッカース硬さは1490Hvで、ターゲット全体としてのビッ
カース硬さのバラツキは12%であった。また、比較例2
のWシリサイドターゲットのビッカース硬さは1390Hv
で、ターゲット全体としてのビッカース硬さのバラツキ
は25%であった。
径30μm以下のSi粉末とを、Si/Moの原子比
(x)が2.7となるように配合し、これを高純度Arガ
スで置換したボールミルで48時間混合した。この混合粉
末を1150℃×1hの条件でシリサイド反応熱処理し、得ら
れた仮焼体を96hの条件で粉砕して、Moシリサイド粉
末を得た。このMoシリサイド粉末を黒鉛製の成型用型
内に充填した後、ホットプレス装置にセットして、5×1
0-4Pa以下の真空中にて34MPaの圧力を印加しながら1350
℃×5hの熱処理条件で緻密化焼結を行った。
ト素材)に対して、5×10-2Paの真空中にて1200℃×2h
の条件で軟化熱処理を施した。
体を所望のターゲット寸法に機械加工し、さらにスパッ
タ面をポリッシング加工により面仕上げした。仕上げ加
工後のスパッタ面の表面粗さを前述の方法で測定したと
ころ、最大高さRyは1.28μm、ゆがみ値Rskは-0.2であ
った。
ット(直径127mm×厚さ6mm)を、Cu製バッキングプレ
ートに接合した後、スパッタリング装置にセットした。
このようなスパッタリング装置を用いて、5インチSi
ウェーハ上に厚さ200nmのMoシリサイド膜を成膜し
た。スパッタリング条件は、Ar圧=0.2Pa、Ar流量
=80sccm、Power=0.5kWした。スパッタ成膜は24枚のS
iウェーハに対して順に行い、各Siウェーハ上のMo
シリサイド膜中に存在する0.2μm以上のパーティクル数
を調べ、その平均値を求めた。その結果、0.2μm以上の
パーティクル数は19個/枚であった。
したMoシリサイドターゲットを用意し、このターゲッ
トの硬度を前述した方法にしたがって測定した。その結
果、Moシリサイドターゲットのビッカース硬さは1020
Hvであり、またターゲット全体としてのビッカース硬さ
のバラツキは10%であった。
対して、5×10-2Paの真空中にて1350℃×4hの条件で軟
化熱処理を施した後、所望のターゲット寸法に機械加工
し、さらにスパッタ面をCMPで仕上げ加工してMoシ
リサイドターゲットとした。このスパッタ面の表面粗さ
は、最大高さRyは1.18μm、ゆがみ値Rskは-0.5であっ
た。
ット(直径127mm×厚さ6mm)を用いて、実施例3と同一
条件でMoシリサイド膜を成膜し、Moシリサイド膜中
に存在する0.2μm以上のパーティクル数(平均値)を調
べたところ、0.2μm以上のパーティクル数は14個/枚で
あった。
したMoシリサイドターゲットを用意し、このターゲッ
トの硬度を前述した方法にしたがって測定した。その結
果、Moシリサイドターゲットのビッカース硬さは998H
vであり、またターゲット全体としてのビッカース硬さ
のバラツキは14%であった。
を所望のターゲット寸法に機械加工した後、スパッタ面
を研削加工により面仕上げして、Moシリサイドターゲ
ット(比較例3)とした。このスパッタ面の表面粗さ
は、最大高さRyが2.1μm、ゆがみ値Rskが-4.1であっ
た。これとは別に、実施例3と同一条件でスパッタ面を
仕上げ加工してMoシリサイドターゲット(比較例4)
とした。スパッタ面の表面粗さは実施例3とほぼ同等で
あり、最大高さRyは1.31μm、ゆがみ値Rskは-1.5であ
った。なお、これら比較例3、4によるMoシリサイド
ターゲットには、いずれも軟化熱処理を施していない。
ゲット(直径127mm×厚さ6mm)を用いて、実施例3と同
一条件でMoシリサイド膜を成膜し、Moシリサイド膜
中に存在する0.2μm以上のパーティクル数(平均値)を
調べた。その結果、比較例3では0.2μm以上のパーティ
クル数は174個/枚、比較例4では0.2μm以上のパーテ
ィクル数は85個/枚であった。
したMoシリサイドターゲットをそれぞれ用意し、これ
らのターゲットの硬度を前述した方法にしたがって測定
した。その結果、比較例3のMoシリサイドターゲット
のビッカース硬さは1320Hvで、ターゲット全体としての
ビッカース硬さのバラツキは18%であった。また、比較
例4のMoシリサイドターゲットのビッカース硬さは14
00Hvで、ターゲット全体としてのビッカース硬さのバラ
ツキは25%であった。
径30μm以下のSi粉末とを、Si/Taの原子比
(x)が2.6となるように配合し、これを高純度Arガ
スで置換したボールミルで48時間混合した。この混合粉
末を1250℃×0.5hの条件でシリサイド反応熱処理し、得
られた仮焼体を96hの条件で粉砕して、Taシリサイド
粉末を得た。このTaシリサイド粉末を黒鉛製の成型用
型内に充填した後、ホットプレス装置にセットして、5
×10-4Pa以下の真空中にて34MPaの圧力を印加しながら1
400℃×5hの熱処理条件で緻密化焼結を行った。
ト素材)に対して、5×10-2Paの真空中にて1350℃×2h
の条件で軟化熱処理を施した。
を所望のターゲット寸法に機械加工し、さらにスパッタ
面をポリッシング加工により面仕上げした。仕上げ加工
後のスパッタ面の表面粗さを前述の方法により測定した
ところ、最大高さRyは1.14μm、ゆがみ値Rskは+2.3で
あった。
ット(直径127mm×厚さ6mm)を、Cu製バッキングプレ
ートに接合した後、スパッタリング装置にセットした。
このようなスパッタリング装置を用いて、5インチSi
ウェーハ上に厚さ200nmのTaシリサイド膜を成膜し
た。スパッタリング条件は、Ar圧=0.2Pa、Ar流量
=80sccm、Power=0.5kWとした。スパッタ成膜は24枚の
Siウェーハに対して順に行い、各Siウェーハ上のT
aシリサイド膜中に存在する0.2μm以上のパーティクル
数を調べ、その平均値を求めた。その結果、0.2μm以上
のパーティクル数は10個/枚であった。
したTaシリサイドターゲットを用意し、このターゲッ
トの硬度を前述した方法にしたがって測定した。その結
果、Taシリサイドターゲットのビッカース硬さは1270
Hvであり、またターゲット全体としてのビッカース硬さ
のバラツキは15%であった。
対して、5×10-2Paの真空中にて1300℃×4hの条件で軟
化熱処理を施した後、所望のターゲット寸法に機械加工
し、さらにスパッタ面をCMPで仕上げ加工してTaシ
リサイドターゲットとした。このスパッタ面の表面粗さ
は、最大高さRyは1.05μm、ゆがみ値Rskは+1.4であっ
た。
ット(直径127mm×厚さ6mm)を用いて、実施例5と同一
条件でTaシリサイド膜を成膜し、Taシリサイド膜中
に存在する0.2μm以上のパーティクル数(平均値)を調
べたところ、0.2μm以上のパーティクル数は16個/枚で
あった。
したTaシリサイドターゲットを用意し、このターゲッ
トの硬度を前述した方法にしたがって測定した。その結
果、Taシリサイドターゲットのビッカース硬さは1250
Hvであり、またターゲット全体としてのビッカース硬さ
のバラツキは5%であった。
を所望のターゲット寸法に機械加工した後、スパッタ面
を研削加工により面仕上げして、Taシリサイドターゲ
ット(比較例5)とした。このスパッタ面の表面粗さ
は、最大高さRyが2.1μm、ゆがみ値Rskが+5.4であっ
た。これとは別に、実施例5と同一条件でスパッタ面を
仕上げ加工してTaシリサイドターゲット(比較例6)
とした。スパッタ面の表面粗さは実施例5とほぼ同等で
あり、最大高さRyは1.41μm、ゆがみ値Rskは+0.9であ
った。なお、これら比較例5、6によるTaシリサイド
ターゲットには、いずれも軟化熱処理を施していない。
ゲット(直径127mm×厚さ6mm)を用いて、実施例5と同
一条件でTaシリサイド膜を成膜し、Taシリサイド膜
中に存在する0.2μm以上のパーティクル数(平均値)を
調べた。その結果、比較例5では0.2μm以上のパーティ
クル数は108個/枚、比較例6では0.2μm以上のパーテ
ィクル数は88個/枚であった。
したTaシリサイドターゲットをそれぞれ用意し、これ
らのターゲットの硬度を前述した方法にしたがって測定
した。その結果、比較例5のTaシリサイドターゲット
のビッカース硬さは1574Hvで、ターゲット全体としての
ビッカース硬さのバラツキは35%であった。また、比較
例6のTaシリサイドターゲットのビッカース硬さは15
00Hvで、ターゲット全体としてのビッカース硬さのバラ
ツキは32%であった。
ドターゲットを用いて、半導体素子および液晶表示素子
の電極および配線を形成することによって、半導体素子
および液晶表示素子の歩留りや品質を高めることができ
ることを確認した。すなわち、高品質の電子部品を高歩
留りで得ることができる。
リングターゲットによれば、ターゲットの残留応力に起
因するパーティクルの発生を大幅に抑制することがで
き、さらにはスパッタ面の形態などに起因するパーティ
クルの発生も抑制することができる。従って、半導体素
子や液晶表示素子などに代表される電子部品の配線、電
極、素子構成膜などとして使用される金属シリサイド薄
膜の品質を大幅に向上させることが可能となる。
硬度および表面粗さの測定方法を説明するための図であ
る。
Claims (10)
- 【請求項1】 一般式:MSix (式中、MはW、Mo、Ta、Ti、Zr、Hf、Ni
およびCoから選ばれる少なくとも1種の元素を、xは2
〜4の範囲の数を示す)で表される金属シリサイドによ
り構成され、かつ連鎖状に形成された金属シリサイド相
と、過剰なSi粒子が結合して形成され、前記金属シリ
サイド相の間隙に不連続に存在するSi相とを含む微細
組織を有するスパッタリングターゲットにおいて、 前記ターゲットはビッカース硬さで1300Hv以下の硬度を
有することを特徴するスパッタリングターゲット。 - 【請求項2】 請求項1記載のスパッタリングターゲッ
トにおいて、前記ターゲットのビッカース硬さは1100Hv
以下であることを特徴するスパッタリングターゲット。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のスパッタ
リングターゲットにおいて、 前記ターゲット全体のビッカース硬さのバラツキが±20
%以内であることを特徴するスパッタリングターゲッ
ト。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか1項
記載のスパッタリングターゲットにおいて、 前記ターゲットのスパッタ面は、最大高さRyで表され
る表面粗さが2μm以下であることを特徴とするスパッタ
リングターゲット。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか1項
記載のスパッタリングターゲットにおいて、 前記ターゲットのスパッタ面は、ゆがみ値Rskで表され
る表面粗さが-3〜+3の範囲であることを特徴とするスパ
ッタリングターゲット。 - 【請求項6】 請求項1記載のスパッタリングターゲッ
トを製造する方法であって、 前記金属シリサイドからなるターゲット素材を作製する
工程と、 前記ターゲット素材を1250℃を超え1400℃以下の温度で
熱処理し、前記ターゲット素材の硬度をビッカース硬さ
で1300Hv以下とする工程と、 前記ターゲット素材を所望の寸法に加工する工程とを具
備することを特徴とするスパッタリングターゲットの製
造方法。 - 【請求項7】 請求項6記載のスパッタリングターゲッ
トの製造方法において、 前記ターゲット素材の加工工程で、スパッタ面の表面粗
さが最大高さRyで2μm以下、ゆがみ値Rskで-3〜+3の
範囲となるように、前記ターゲット素材の表面を加工す
ることを特徴とするスパッタリングターゲットの製造方
法。 - 【請求項8】 請求項1ないし請求項5のいずれか1項
記載のスパッタリングターゲットを用いて形成した金属
シリサイド薄膜を、少なくとも一部として含む電極また
は配線を有することを特徴とする電子部品。 - 【請求項9】 請求項8記載の電子部品において、 半導体素子であることを特徴とする電子部品。
- 【請求項10】 請求項8記載の電子部品において、 液晶表示素子であることを特徴とする電子部品。
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|---|---|---|---|
| JP2000128359A JP5038553B2 (ja) | 2000-04-27 | 2000-04-27 | スパッタリングターゲットの製造方法 |
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| JP2000128359A JP5038553B2 (ja) | 2000-04-27 | 2000-04-27 | スパッタリングターゲットの製造方法 |
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