[go: up one dir, main page]

JP2001348001A - 液体充填装置 - Google Patents

液体充填装置

Info

Publication number
JP2001348001A
JP2001348001A JP2000166684A JP2000166684A JP2001348001A JP 2001348001 A JP2001348001 A JP 2001348001A JP 2000166684 A JP2000166684 A JP 2000166684A JP 2000166684 A JP2000166684 A JP 2000166684A JP 2001348001 A JP2001348001 A JP 2001348001A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
filling
amount
sent
filled
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000166684A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidehiko Aoyama
秀彦 青山
Masahiko Tamaoki
雅彦 玉置
Yasuhiro Fukuoka
康浩 福岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Parkerizing Co Ltd
Original Assignee
Nihon Parkerizing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Parkerizing Co Ltd filed Critical Nihon Parkerizing Co Ltd
Priority to JP2000166684A priority Critical patent/JP2001348001A/ja
Publication of JP2001348001A publication Critical patent/JP2001348001A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種液体が充填でき、充填の際の飛散が防止
され、自動で正確な量の充填が可能な液体充填装置を提
供すること。 【解決手段】 大型容器20に所望の量の液体10を充
填する液体充填装置であって、充填に供する液体10を
保持する充填タンク12と、充填タンク12から大型容
器20に液体10を送液する送液手段4,6,8と、大
型容器20に充填された液量を常時ないし適時計量する
液計量手段2と、液体10の充填初期、充填中期および
充填終期の各段階で、以下に示すように送液手段4,
6,8による液体10の送液量を制御する送液量制御手
段14と、から構成されることを特徴とする液体充填装
置である。(充填初期)液体10の送液量を漸増させ
る。(充填中期)液体10の送液量を略一定に保つ。
(充填終期)液体10の送液量を減少させ、大型容器2
0に収容された液量が所望の量に到達した時点で送液を
停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドラム缶やコンテ
ナー等の大型容器に所望の量の液体を充填するための液
体充填装置に関し、特に毒劇物に指定される液体を充填
するのに適した液体充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工業用薬剤等の液体をドラム缶やコンテ
ナー等の大型容器に充填するに際して、従来、質量流量
計を用いて所望の量となるようにしていた。すなわち、
送液配管の中途に質量流量計およびバルブを配し、所望
の量の液体が送液配管を通過した段階で、手動もしくは
自動で前記バルブを閉止することで大型容器に所望の量
の液体を充填していた。しかし、質量流量計は、充填す
べき液体の粘度、比重、温度等の影響を受けやすく、正
確な計量が困難であり、各種液体には対応しがたいとい
った問題がある。
【0003】各種液体にその都度対応し、正確な量の液
体を充填するためには、一般に図7に示すような液体充
填装置を用いて、作業者が手動で充填作業を行ってい
る。図7に示す液体充填装置は、充填すべき液体40を
保持する充填タンク42と、充填タンク42下部に手動
バルブ46を介して接続する送液配管44と、送液配管
44の中途に配されるポンプ48とからなり、送液配管
44の手動バルブ46とは反対側の端部から、大型容器
であるコンテナー50に液体40が充填される構成にな
っている。さらに当該液体充填装置には、コンテナー5
0の下に配される質量感知部52aと、質量感知部52
aからの信号によりコンテナー50の質量を演算する演
算部52bと、から構成される質量計52が設けられ、
当該質量計52の計測値は、モニター54によりモニタ
ーできるようになっている。
【0004】作業者は、図7に示す如く、コンテナー5
0内に、送液配管44の手動バルブ46とは反対側の端
部が位置するように、送液配管44を架台58に固定等
した上で、手動バルブ46を開放し、さらにポンプ48
のスイッチ56を入れる。すると充填タンク42に保持
された液体40が、ポンプ48の送液圧により送液配管
44から送液され、コンテナー50内に充填される。そ
して作業者は、コンテナー50内に充填された液体40
の量が所望の量となるように、モニター54で確認しな
がらポンプ48のスイッチ56を切り、手動バルブ46
を閉止する。このように作業者が目で充填量を確認しな
がら充填を行えば、各種液体には対応して、かなり精度
の高い計量が可能となる。
【0005】しかし、大型容器に液体を充填するには、
時間効率の問題から、一般にかなりの送液量で充填する
必要があるが、そのため、バルブ閉止のタイミングがわ
ずかにずれただけでも充填量に誤差を生じてしまい、結
局、正確な量の充填が困難であった。また、充填開始時
から大量の送液量で液体を充填すると、液体の飛散が生
じ、特に充填する液体が毒劇物である場合に作業環境の
悪化や作業者の安全の点からも好ましくない。
【0006】これらの問題点の対応策として、ポンプ4
8の送液能力を可変とし、充填開始時には徐々に送液量
(単位時間当たりの液体の流量)を上げる(漸増する)
ことで液体の飛散を防止し、充填終了前には送液量を下
げることで送液停止のタイミングをとり易くする方法も
考えられる。しかし、当該方法によっても作業者の誤作
動により、液体飛散や充填量の誤差を生じてしまう可能
性は否定できず、また、作業者は充填中現場を離れるこ
とができず、作業効率の低下を招いていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明は、
上記従来技術の有する問題点を解決するためのものであ
り、各種液体が充填でき、充填の際の飛散が防止され、
作業者の作業効率の向上を図るべく自動で、かつ、正確
な量の充填が可能な液体充填装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、以下の本発
明により達成される。すなわち第1の本発明は、大型容
器に所望の量の液体を充填する液体充填装置であって、
充填に供する液体を保持する充填タンクと、該充填タン
クから前記大型容器に前記液体を送液する送液手段と、
前記大型容器に充填された液量を常時ないし適時計量す
る液計量手段と、液体の充填初期、充填中期および充填
終期の各段階で、下記(1)〜(3)に示すように前記
送液手段による前記液体の送液量を制御する送液量制御
手段と、から構成されることを特徴とする液体充填装置
である。 (1)充填初期では、前記液体の送液量を漸増させる。 (2)充填中期では、前記液体の送液量を略一定に保
つ。 (3)充填終期では、前記液体の送液量を減少させ、前
記大型容器に収容された液量が所望の量に到達した時点
で送液を停止する。
【0009】第1の本発明によれば、質量流量計を用い
ていないので、充填すべき液体の粘度、比重、温度等の
影響を受けにくく、各種液体を充填することができる。
また、第1の本発明によれば、充填すべき液体の送液量
を、充填初期にいきなり大量とするのではなく漸増させ
ているので、充填の際の飛散が防止され、作業者の安全
および良好な作業環境を確保することができる。
【0010】さらに、第1の本発明によれば、充填すべ
き液体の送液量を、充填終期に減少させているので、充
填終了のタイミングがとり易く、過剰充填が防止され、
正確な量の充填が可能となる。そして、第1の本発明
は、液体の充填が自動でできるので、作業者の作業効率
の向上を図ることができる。
【0011】第2の本発明は、第1の本発明の液体充填
装置であって、前記送液手段が、送液配管と、その中途
に配されたポンプおよびバルブと、から構成されること
を特徴とする。第2の本発明によれば、送液配管の中途
に配されたポンプおよびバルブを制御することで、充填
すべき液体の送液量を適切に調節することができ、本発
明が有効に具現化される。
【0012】第3の本発明は、第2の本発明の液体充填
装置であって、前記バルブが、モーターバルブであるこ
とを特徴とする。モーターバルブは、その開閉を電気的
に行うことができるため、送液量制御手段による制御が
容易であり、第3の本発明によれば、本発明が有効に具
現化される。
【0013】第4の本発明は、第2または第3の本発明
の液体充填装置であって、前記液体の送液量の制御が、
コンピューター制御により前記ポンプおよび前記バルブ
を連動させて行うものであることを特徴とする。バルブ
を閉止した状態でポンプを作動させるとポンプに負荷が
かかり、ポンプの寿命を縮めるか、あるいはポンプの故
障を招来する場合がある。また、特に送液の停止に際
し、ポンプのみを停止しても送液配管に残留する液体の
流れがすぐには止まらず、充填量が過剰となる場合があ
る。第4の本発明によれば、かかるポンプおよびバルブ
をコンピューター制御により連動させて送液量の制御を
行うことで、適切にポンプに対する負荷を軽減し、か
つ、充填量の精度を高めることができる。
【0014】第5の本発明は、第1〜第4のいずれか1
の本発明の液体充填装置であって、液計量手段が、質量
計であることを特徴とする。第5の本発明によれば、液
計量手段として質量計を用いているため、充填すべき液
体の粘度、比重、温度等の影響を受けることがなく、各
種液体を正確な量充填することができる。さらに第5の
本発明によれば、質量計は大型容器内に充填された液体
と接触することが無いため、腐食性の高い液体を充填す
る場合であっても何ら問題なく、また、充填後他の種類
の液体の充填に供する場合であっても、質量計を洗浄す
る必要が無く、これらの意味においても充填すべき液体
の選択性が無い。
【0015】第6の本発明は、第1〜第5のいずれか1
の本発明の液体充填装置であって、前記液体の送液量の
制御における、充填初期から充填中期への切り替え、お
よび/または、充填中期から充填終期への切り替えが、
液計量手段による計量値をもとに行われるものであるこ
とを特徴とする。第6の本発明によれば、充填初期、充
填中期、充填終期の各期間の切り替えを、必要に応じて
液計量手段による計量値をもとに行うため、適切に液体
の送液量を制御することができる。
【0016】第7の本発明は、第1〜第6のいずれか1
の本発明の液体充填装置であって、前記液体の送液量の
制御における充填初期から充填中期への切り替えが、前
記大型容器に送液され充填された液量が前記所望の量の
0.1%ないし20%となった時に行われることを特徴
とする。充填初期に送液量を漸増させるのは、液体の飛
散防止が目的であるため、液体飛散の程度が少なくなっ
た後は、できるだけ大量に送液することが充填効率から
は望ましい。第7の本発明によれば、適切なタイミング
で送液量を制御しているため、上記本発明の優れた効果
を発揮しつつ、効率良く大型容器に液体を充填すること
ができる。
【0017】第8の本発明は、第1〜第7のいずれか1
の本発明の液体充填装置であって、前記液体の送液量の
制御における充填中期から充填終期への切り替えが、前
記大型容器に送液され充填された液量が前記所望の量の
80%ないし96%となった時に行われることを特徴と
する。充填終期に送液量を減少させるのは、充填終了の
タイミングをとり易くし、過剰充填を防止することで、
正確な量の充填を可能とすることが目的であるため、充
填終了間近までは、できるだけ大量に送液することが充
填効率からは望ましい。第8の本発明によれば、適切な
タイミングで送液量を制御しているため、上記本発明の
優れた効果を発揮しつつ、効率良く大型容器に液体を充
填することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を好ましい実施形態
を挙げて詳細に説明する。図1に、本発明の実施の形態
である液体充填装置の概略構成図を示す。図1に示す液
体充填装置は、充填すべき液体10を保持する充填タン
ク12と、充填タンク12下部に手動バルブ16を介し
て接続する送液配管4と、送液配管4の中途に配される
ポンプ8およびモーターバルブ6とからなり、送液配管
4の手動バルブ16とは反対側の端部から、大型容器で
ある容量1000リットルのコンテナー20に液体10
が充填される構成になっている(目標充填量は、100
0kg)。すなわち、送液配管4と、ポンプ8と、モー
ターバルブ6とにより、送液手段が構成されている。
【0019】図1に示す液体充填装置には、さらにコン
テナー20の下に配される質量感知部2aと、質量感知
部2aからの信号によりコンテナー20の質量を演算す
る演算部2bと、から構成される質量計2が設けられ、
当該質量計2の計測値の信号は、インバーター制御が可
能なコンピューター(送液量制御手段)14に送られる
構成となっている。
【0020】図2は、図1の液体充填装置におけるコン
テナー20周辺の側面図である。架台18は、架台18
全体を支える足部18cと、パイプ状の支柱部18b
と、送液配管4が固定されたL字型の配管保持部18a
と、に分かれている。配管保持部18aは、その垂直部
分が支柱部18bに内挿され、昇降装置22を操作する
ことにより矢印A方向に上下し得るようになっている。
また、配管保持部18aに固定された送液配管4は、そ
の先端(手動バルブ16とは反対側の端部)4’が下方
に向いており、当該先端から液体10が吐出し、コンテ
ナー20に充填される。
【0021】配管保持部18aを引き上げた状態で、コ
ンテナー20の開口部24が送液配管先端4’の真下に
来るように、コンテナー20を質量感知部2aに載せ、
その後配管保持部18aを降下させると、送液配管先端
4’はコンテナー20内部に位置する。
【0022】コンピューター14により送液のスイッチ
を入れると、モーターバルブ6およびポンプ8に信号が
送られ、モーターバルブ6が開放し、ポンプ8のモータ
ーが回転し始める。このときポンプ8のモーターが徐々
に高回転になるように、すなわちポンプ8による送液量
が漸増するように制御される。本実施形態では充填開始
から10秒間、液体10のコンテナー20への充填量が
20kgになるまでポンプ8による送液量が漸増し(充
填初期)、その後定量補給に切り替わる(充填中期)。
定量補給への切り替え(充填初期から充填中期への切り
替え)は、時間制御により行った。勿論、本発明におい
ては、質量計2からの液体10のコンテナー20への充
填量が20kgに到達した信号を、コンピューター14
が判断して、切り替えを行ってもよい。定量補給は、ポ
ンプ8の能力をほぼ100%発揮させて行う。
【0023】液体10のコンテナー20への充填量が所
望の量より若干少なめの量に達した時に、今度はポンプ
8のモーターが低回転になるように、すなわちポンプ8
による送液量が減少するように制御される。本実施形態
では充填開始から160秒間、液体10のコンテナー2
0への充填量が980kgになるまで定量補給し(充填
中期)、その後少量補給に切り替わる(充填終期)。少
量補給への切り替え(充填中期から充填終期への切り替
え)は、液体10のコンテナー20への充填量が980
kgに到達した質量計2からの信号を、コンピューター
14が判断して行った。勿論、本発明においては、液体
10のコンテナー20への充填量が適当な量になるよう
に、時間により制御してもよい。少量補給は、ポンプ8
の能力をマキシマムの30%で行った。
【0024】そして、本実施形態では充填開始から18
0秒間、液体10のコンテナー20への充填量が、所望
の量である1000kgになったところで、モーターバ
ルブ6を閉止すると同時にポンプ8のモーターの回転を
停止し、すなわち送液を停止して、充填が完了する。
【0025】本実施形態のようにして、コンテナー20
に液体10の充填を行えば、充填量の計量に質量流量計
を用いていないので、液体10の粘度、比重、温度等の
影響を受けにくく、各種液体を充填することができる。
また、液体10の送液量を、充填初期にいきなり大量と
するのではなく漸増させているので、充填の際の飛散が
防止され、作業者の安全および良好な作業環境を確保す
ることができる。さらに、液体10の送液量を、充填終
期に減少させているので、充填終了のタイミングがとり
易く、過剰充填が防止され、正確な量の充填が可能とな
る。そして、液体10の充填が自動でできるので、作業
者の作業効率の向上を図ることができる。
【0026】本発明における液体の送液量の推移につい
て説明する。上記実施形態における液体10の送液量の
時間推移を図3に示す。図3において、縦軸は送液量、
横軸は充填時間である。また、充填時間0秒から10秒
までが充填初期、10秒から160秒までが充填中期、
160秒から180秒までが充填終期となっており、
x,y,zの各ハッチング領域の面積は、それぞれの期
間に送液(充填)された液体10の総量を表す。すなわ
ち、x+y+z=1000kgとなる。
【0027】なお、本発明における液体の送液量の推移
として、本実施形態における推移以外の、他の好ましい
推移について図4および図6に、また特に充填初期の好
ましい推移について図5に、それぞれ示し、本実施形態
の推移の他、これらの推移についても併せて説明する。
【0028】充填初期においては、時間と共に送液量が
徐々に増加し(漸増し)、10秒後にはポンプ8の能力
をほぼ100%発揮させる送液量に到達する。この充填
初期における送液量の漸増は、本発明において、本実施
形態のようにほぼ一次関数的(直線的)な推移を示して
もよいが、ある程度時間と共に送液量の加速度(送液量
が増加する速度)が変化する推移を示してもよい。具体
的には、図4の充填初期の区間に示すグラフの直線のよ
うに、完全に一次関数的な推移を示すものであってもよ
いが、当該直線からある程度隔たった所を推移しても、
結果的に充填初期から充填中期への切り替え点であるa
秒後に、送液量がYaとなっていればよい。したがっ
て、充填初期における全区間で、結果として充填中期へ
の切り替え時における所望の液体の送液量に到達してい
れば、本発明における送液量の「漸増」の概念に含ま
れ、その過程において、送液量の加速度の多少の変動は
考慮に値しない。
【0029】充填初期から充填中期への切り替え点をa
秒後と表し、充填初期から充填中期への切り替え時にお
ける液体の送液量をYa(kg/秒)と表すと、X秒後
における送液量Y(kg/秒)の値としては、以下の関
係であることが望ましい。
【0030】(1)0.1a秒から0.5a秒までの間
は、下記関係式で求められる値Yma xよりも小さく、
下記関係式で求められる値Yminよりも大きい値。
【0031】
【数1】
【0032】(2)0.5a秒から0.9a秒までの間
は、下記関係式で求められる値Yma xよりも小さく、
下記関係式で求められる値Yminよりも大きい値。
【0033】
【数2】
【0034】上記関係を満たすこととすれば、充填初期
における液体の飛散が効果的に抑えられるとともに、時
間的な充填効率も良好であり、極めて好ましい。なお、
上記関係を満たす限り、途中で送液量の加速度が変動し
たり、送液量が一定となる時間があったり等していて
も、充填初期における送液量の推移として、好ましいも
のである。
【0035】図5は、充填初期における上記好ましい送
液量の推移の領域を示すグラフである。直線Lは、充填
開始から一次関数的に送液量が増加し、a秒後に送液量
がYaとなる理想的な送液量の推移を示す直線であり、
本発明においては、この直線よりも一定の幅を持つ領域
内の推移を示す送液量の推移であっても好ましいもので
ある。直線〜は、それぞれ上記関係式〜を示す
直線であり、0.1a秒から0.9a秒までの間、これ
ら直線で囲まれる範囲(図5における網掛け部)を通る
ような送液量の推移を示すことが、本発明において好ま
しいこととなる。なお、当該図において、グラフの傾き
は送液量の加速度を示すものであり、傾きが大きいほど
送液量の加速度が大きい。
【0036】ところで、充填開始直後、および、充填初
期から充填中期への切り替え前後は、ポンプの送液量が
安定しにくいことから、充填開始から0.1a秒までの
間、および、0.9a秒からa秒までの間の送液量は、
特に限定されない。ただし、充填開始から0.1a秒ま
での間の送液量としては、0.16Ya(kg/秒)以
下、0.9a秒からa秒までの間の送液量としては、Y
a(kg/秒)未満とすることが、それぞれより好まし
い。また、充填開始から0.1a秒までの間の送液量と
しては、上記関係式で求められる値Ymaxよりも小さ
く、0.9a秒からa秒までの間の送液量としては、上
記関係式で求められる値Yminよりも大きい値である
ことが、それぞれさらに好ましい。
【0037】充填初期から充填中期への切り替えは、本
実施形態では充填開始から10秒後、液体10のコンテ
ナー20への充填量が20kgになった時に行われる。
ただし本発明において、当該切り替えのタイミングは、
充填すべき液体の性状、大型容器の容量・形状等により
適宜設定すればよく、具体的には、前記大型容器に送液
され充填された液量が前記所望の量の0.1%ないし2
0%となった時に行われることが好ましく、0.5%な
いし10%となった時に行われることがより好ましく、
1%ないし5%となった時に行われることがさらに好ま
しい。
【0038】充填中期においては、充填初期に到達した
送液量に略一定に保つ。このとき、前記実施形態に示す
ようにポンプ8の能力をほぼ100%発揮させて定量補
給することが、充填の時間効率の観点から好ましい。た
だし、あまりに過剰な送液量とすると、充填中期におい
ても液体の飛散の問題が生じる場合があるため、ポンプ
8の能力がコンテナー20の容量に対して極めて大きい
場合には、送液量をポンプの能力よりもある程度抑える
ことが望ましい。本発明において、充填中期の送液量と
しては、当該送液量で全体を通して液体を充填した場合
に、所望の量に達するまでの時間が、50秒〜500秒
となる送液量とすることが望ましく、150秒〜350
秒となる送液量とすることがより望ましく、170秒〜
190秒となる送液量とすることがさらに望ましい。
【0039】なお、本発明において「送液量に略一定に
保つ」とは、充填中期の全期間において、完全に送液量
が一定であることを意味するものではなく、実質的に一
定とみなされる程度の送液量変動である場合は勿論、ポ
ンプにかかる負荷や印加電圧の変化等により、送液量が
多少乱れたり、変動が起こっても、これらは「略一定」
の概念に含めるものとする。
【0040】充填中期から充填終期への切り替えは、本
実施形態では充填開始から160秒後、液体10のコン
テナー20への充填量が980kgになった時に行われ
る。ただし本発明において、当該切り替えのタイミング
は、充填すべき液体の性状、大型容器の容量・形状等に
より適宜設定すればよく、具体的には、前記大型容器に
送液され充填された液量が前記所望の量の80%ないし
96%となった時に行われることが好ましく、83%な
いし93%となった時に行われることがより好ましく、
85%ないし90%となった時に行われることがさらに
好ましい。
【0041】充填中期から充填終期への切り替えによ
り、本実施形態ではポンプ8の能力をマキシマムの30
%に下げ、液体10の送液量を減少させている。さらに
液体10のコンテナー20への充填量が、所望の量であ
る1000kgになったところで、モーターバルブ6を
閉止すると同時にポンプ8のモーターの回転を停止し、
すなわち送液を停止している。この間の送液量の推移
は、図3の充填終期の区間に示される通りであるが、本
発明において当該推移は、図3に示されるものに限定さ
れるものではない。例えば、図4の充填終期の区間に示
されるように、送液の停止時に徐々に送液量を低下させ
る(漸減させる)推移であってもよいし、図6の充填終
期の区間に示されるように、充填終期の全区間にわたっ
て送液量を低下させる(漸減させる)推移であってもよ
い。いずれにしても、充填終了のタイミングをとり易く
し、過剰充填を防止することができるように充填終了間
際における送液量が、充填中期の送液量よりも少なくな
っていればよい。
【0042】この点、充填終期の送液量としては、充填
初期のような好ましい推移というものは無い。ただし、
送液の停止直前における送液量が、送液の停止とともに
速やかに「ゼロ」となる程度の量であることが好まし
く、充填すべき大型容器の容量、所望とする充填量、ポ
ンプの送液能力、充填中期における送液量等により変動
するため一概には言えないが、例えば充填終了間際(充
填終了直前)における送液量が、充填中期の送液量の5
0%以下となるようにすることが好ましく、30%以下
とすることがより好ましく、20%以下とすることがさ
らに好ましく、漸減させることが特に好ましい。
【0043】次に、本発明における各部材の構成につい
て説明する。本実施形態において、液体10を充填すべ
き大型容器としては、容量1000リットルのコンテナ
ーを用いたが、勿論、本発明においてはこれに限定され
るものではなく、ドラム缶(通常充填量は200リット
ル)やより大型のコンテナーに対しても、本発明の液体
充填装置を適用することができる。充填の際の飛散の問
題が顕著であり、充填に時間がかかる程度の容量である
100リットル〜5000リットル程度の容器に対し
て、特に本発明の効果が期待できる。
【0044】本発明において、ポンプとしては、如何な
るものを用いてもよいが、送液量を容易に調整できるも
のであることが好ましい。また、ポンプの能力として
は、特に制限はないが、充填時間があまりに長くなって
しまっては、作業効率の低下を招く。したがって、充填
すべき液体の充填量に応じて適宜選択するか、あるい
は、充填すべき液体の充填量に対して過剰の能力のもの
を選択することが望ましい。後者のポンプを用いること
は、液体充填装置として種々の容量の大型容器に対応で
きる点で好ましく、この場合、充填中期における送液量
を大型容器の容量に応じて、ポンプの能力よりも抑える
ことで、充填中の液体の飛び散りを防ぐことができる。
【0045】本実施形態において、バルブ(図1におけ
る6のもの。16の手動バルブを含まない。)として
は、モーターバルブを用いたが、本発明においてはこれ
に限定されるものではなく、バルブの開閉を自動的に制
御できるものであれば、如何なるものを用いてもよい。
ただし、モーターバルブは、その開閉を電気的に行うこ
とができるため、送液量制御手段による制御が容易であ
り、本実施形態のようにモーターバルブを用いることが
最も好ましい。
【0046】本発明において、ポンプとバルブとの制御
は、本実施形態のように少なくとも充填終期においては
連動して行うことが望ましい。バルブを閉止した状態で
ポンプを作動させるとポンプに負荷がかかり、一方、送
液の停止に際し、ポンプのみを停止しても送液配管に残
留する液体の流れがすぐには止まらず、充填量が過剰と
なる場合がある。したがって、ポンプとバルブとは連動
して「稼動・停止」および「開閉」させることが望まし
く、送液量をより精密にコントロールするためには、ポ
ンプの能力(モーターへの電圧印加量)と、バルブの開
閉の度合いと、をも連動させて制御することが特に望ま
しい。
【0047】本実施形態において、架台18の形状は図
2に示す形状のものとしたが、本発明においては特に限
定されず、配管が大型容器の開口部で固定され得る形状
であれば問題ない。また、架台を特に設けることなく、
工場等建物の天井・梁・壁等に配管を固定してもよい。
【0048】本実施形態において、液計量手段に質量計
2を用いているが、本発明において液計量手段として
は、これに限定されるものではなく、例えば液面計によ
り大型容器に充填された液の体積を直接計量するもので
あってもよい。ただし、質量計は大型容器内に充填され
た液体と接触することが無いため、腐食性の高い液体を
充填する場合であっても何ら問題なく、また、充填後他
の種類の液体の充填に供する場合であっても質量計を洗
浄する必要が無く、さらに液体の比重等の性質にかかわ
らず、常に所望の質量の液体を充填することができ、こ
れらの意味においても充填すべき液体の選択性が無いた
め、液計量手段として質量計を用いることが好ましい。
【0049】液計量手段による液体の量の計量は、充填
の全工程にわたり常時行うことが、送液量の適切な制御
を行い得る点、および、正確な充填量を確保し得る点で
好ましいが、これら制御等を適切に行い得る範囲で、計
量を断続的、あるいは、一時的に行う(適時行う)構成
であってもよい。本実施形態において、質量計2の演算
部2bからの信号は、コンピューター14にのみ送られ
ているが、適当なモニターにも送られ、作業者がモニタ
ーできるように構成されていてもよい。
【0050】本実施形態において、スイッチ操作や質量
計2からの信号等による送液量の制御に、コンピュータ
ー14を用いているが、所望の操作や制御が可能であれ
ば、これらの一部あるいは全部は機械的な手段によって
もよい。コンピューターにより送液量の制御を行う場合
には、インバーター制御されることがより望ましい。そ
の他、本発明において液体充填装置における各部材の形
状、大きさ、構造、構成等は、本実施形態のものに限定
されるものではなく、本発明の要旨を変更しない限りに
おいて、自由に変更を加えることができる。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、各種液
体が充填でき、充填の際の飛散が防止され、作業者の作
業効率の向上を図るべく自動で、かつ、正確な量の充填
が可能な液体充填装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態である液体充填装置を示
す概略構成図である。
【図2】 図1の液体充填装置におけるコンテナー周辺
の側面図である。
【図3】 本発明の実施の形態における液体の送液量の
時間推移を示すグラフである。
【図4】 本発明における液体の、好ましい送液量の時
間推移の一例を示すグラフである。
【図5】 本発明の充填初期における液体の、好ましい
送液量の時間推移を示すグラフである。
【図6】 本発明における液体の、好ましい送液量の時
間推移の他の一例を示すグラフである。
【図7】 従来の作業者による液体充填方法を説明する
ための概略図である。
【符号の説明】
2、52 質量計(液計量手段) 4、44 送液配管(送液手段) 6 モーターバルブ(送液手段) 8、48 ポンプ(送液手段) 10、40 液体 12、42 充填タンク 14 コンピューター(送液量制御手段) 16、46 手動バルブ 18、58 架台 20、50 コンテナー(大型容器) 22 昇降装置 24 開口部 54 モニター 56 スイッチ
フロントページの続き (72)発明者 福岡 康浩 東京都中央区日本橋1−15−1 日本パー カライジング株式会社内 Fターム(参考) 3E018 AA01 AB06 BA07 BB09 DA02 DA05 EA01 3E083 AA20 AB04 AB30 AJ20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大型容器に所望の量の液体を充填する液
    体充填装置であって、充填に供する液体を保持する充填
    タンクと、該充填タンクから前記大型容器に前記液体を
    送液する送液手段と、前記大型容器に充填された液量を
    常時ないし適時計量する液計量手段と、液体の充填初
    期、充填中期および充填終期の各段階で、下記(1)〜
    (3)に示すように前記送液手段による前記液体の送液
    量を制御する送液量制御手段と、から構成されることを
    特徴とする液体充填装置。 (1)充填初期では、前記液体の送液量を漸増させる。 (2)充填中期では、前記液体の送液量を略一定に保
    つ。 (3)充填終期では、前記液体の送液量を減少させ、前
    記大型容器に収容された液量が所望の量に到達した時点
    で送液を停止する。
  2. 【請求項2】 前記送液手段が、送液配管と、その中途
    に配されたポンプおよびバルブと、から構成されること
    を特徴とする請求項1に記載の液体充填装置。
  3. 【請求項3】 前記バルブが、モーターバルブであるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の液体充填装置。
  4. 【請求項4】 前記液体の送液量の制御が、コンピュー
    ター制御により前記ポンプおよび前記バルブを連動させ
    て行うものであることを特徴とする請求項2または3に
    記載の液体充填装置。
  5. 【請求項5】 液計量手段が、質量計であることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか1に記載の液体充填装
    置。
  6. 【請求項6】 前記液体の送液量の制御における、充填
    初期から充填中期への切り替え、および/または、充填
    中期から充填終期への切り替えが、液計量手段による計
    量値をもとに行われるものであることを特徴とする請求
    項1〜5のいずれか1に記載の液体充填装置。
  7. 【請求項7】 前記液体の送液量の制御における充填初
    期から充填中期への切り替えが、前記大型容器に送液さ
    れ充填された液量が前記所望の量の0.1%ないし20
    %となった時に行われることを特徴とする請求項1〜6
    のいずれか1に記載の液体充填装置。
  8. 【請求項8】 前記液体の送液量の制御における充填中
    期から充填終期への切り替えが、前記大型容器に送液さ
    れ充填された液量が前記所望の量の80%ないし96%
    となった時に行われることを特徴とする請求項1〜7の
    いずれか1に記載の液体充填装置。
JP2000166684A 2000-06-02 2000-06-02 液体充填装置 Withdrawn JP2001348001A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000166684A JP2001348001A (ja) 2000-06-02 2000-06-02 液体充填装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000166684A JP2001348001A (ja) 2000-06-02 2000-06-02 液体充填装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001348001A true JP2001348001A (ja) 2001-12-18

Family

ID=18669966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000166684A Withdrawn JP2001348001A (ja) 2000-06-02 2000-06-02 液体充填装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001348001A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4351149B2 (ja) 化学混合物および搬送システムならびにその方法
TW523824B (en) Process and apparatus for blending and distributing a slurry solution
EP2571609B1 (en) Solid chemical product dilution control
BR112021009526A2 (pt) Método para calibrar um medidor de fluxo de líquido
US20140269153A1 (en) Chemical solution mixing and dispensing apparatus
US6170703B1 (en) Chemical Dispensing system and method
JP2003205463A (ja) Cmp研磨装置における研磨剤の調合装置及び調合方法
CN108135422B (zh) 具有液位控制的表面处理机器
JP2001348001A (ja) 液体充填装置
US20050146982A1 (en) Quick blend module
CN220214816U (zh) 混液装置和半导体工艺设备
CN118665799B (zh) 一种分装控制装置、分装设备及分装方法
JP2025152727A (ja) 自動計量装置および自動計量方法
KR100851926B1 (ko) 이형용액 제조장치
JPS63298161A (ja) 分注装置
JP2001340736A (ja) 混合装置
JPH07198446A (ja) タンク内液体の液位計測装置
CN104245561B (zh) 用于灌装液体容器的零浪费配量方法和装置
JP2015132494A (ja) 流体供給ポンプシステム及び流体供給ポンプの運転方法
JPH0580060A (ja) 溶液分注装置
JPH06226069A (ja) 液体の自動計量調合装置
CN117054176A (zh) 葡萄糖溶液配制设备
JP2006123926A (ja) 流体供給装置
JPH01199123A (ja) 連続精密計量給液装置
CN118788221A (zh) 一种配液装置和半导体工艺设备

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070807