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JP2001202561A - 飲料供給システム - Google Patents

飲料供給システム

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Publication number
JP2001202561A
JP2001202561A JP2000014639A JP2000014639A JP2001202561A JP 2001202561 A JP2001202561 A JP 2001202561A JP 2000014639 A JP2000014639 A JP 2000014639A JP 2000014639 A JP2000014639 A JP 2000014639A JP 2001202561 A JP2001202561 A JP 2001202561A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
syrup
beverage
dilution water
circuit
cup
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000014639A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Shinohara
淳 篠原
Masami Hashimoto
正美 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2000014639A priority Critical patent/JP2001202561A/ja
Publication of JP2001202561A publication Critical patent/JP2001202561A/ja
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  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】販売ごとに客の選択に合わせてシロップ濃度
(シロップ/希釈水の比率)を調整できるようにした飲
料供給システムを提供する。 【解決手段】指令に基づきシロップタンク10から抽出
した濃縮シロップと希釈水を飲料ノズル4を通じてカッ
プ21に供給する飲料供給システムにおいて、客の好み
でシロップ濃度を基準値に対し高低に調整する選択手段
を備えるとともに、飲料ノズル4に通じるシロップ回路
7,希釈水回路8にそれぞれシロップバルブ13,希釈
水バルブ18,および流量センサ22,23を接続し、
販売時にシロップ,希釈水回路の各電磁バルブを同時に
開いて飲料供給を開始するとともに、各流量センサで検
出したシロップ,希釈水流量をコントローラ25に取り
込み、選択手段で指定した飲料の総量,濃度(シロップ
/希釈水比率)に合わせて電磁バルブを開閉制御して指
定の比率に混合した飲料をカップに供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲料ディスペン
サ,もしくはカップ式飲料自動販売機に搭載し、販売指
令に基づきシロップタンクから抽出した濃縮シロップに
冷水,ないし炭酸水の希釈水を混合してカップに供給す
るようにした飲料供給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】まず、炭酸飲料(弱炭酸飲料,強炭酸飲
料)の飲料ディスペンサを例に、従来における飲料供給
システムの系統図を図6に示す。図において、飲料ディ
スペンサ1は、その本体キャビネットの前面下部にベン
ドステージ1a、キャビネットの内部には冷凍機ユニッ
ト2,冷却水槽3を装備しており、ベンドステージ1a
の上方にはシロップ系の各種飲料と個々に対応する複数
の飲料ノズル(飲料攪拌機能をもったスパウトノズル)
4が左右に並んでいる。また、キャビネット1aの前面
上部に配した操作パネル5には各種シロップ飲料に対応
した販売用の選択ボタン6を備えている。
【0003】また、機内には前記の飲料ノズル4に通じ
るシロップ回路7、および希釈水回路を構成する冷水回
路8,炭酸水回路9を備えている。ここで、濃縮シロッ
プを収容したシロップタンク10から引出したシロップ
回路7には、冷却水槽3の水中に浸漬した冷却コイル1
1を経由して流量調整用のフローレギュレータ12,お
よびシロップバルブ(電磁バルブ)13が接続されてい
る。また、冷却水回路8には水道に接続した水ポンプ1
4,冷却水槽3に浸漬した冷却コイル15,炭酸水と冷
水を混ぜるブレンドレギュレータ16,フローレギュレ
ータ17,および希釈水バルブ(電磁バルブ)18が接
続されている。さらに、炭酸水回路9は炭酸水を製造す
るカーボネータ19から引き出してブレンドレギュレー
タ16,ないしフローレギュレータ17(強炭酸飲料回
路)との間に配管されている。なお、20は各シロップ
タンク10,およびカーボネータ19に炭酸ガスを加圧
供給する炭酸ガスボンベである。
【0004】次に、前記ディスペンサの飲料供給動作を
図7に示すフローチャートで説明する。すなわち、オペ
レータ,もしくは利用客が所望のシロップ(フレー
バ),およびカップサイズ(飲料の量)を選んでベンド
ステージ1aにカップ21をセットし、その飲料に対応
する選択ボタン6を押して販売スイッチをONにする
と、コントローラ(マイクロコンピユータ)が選択した
カップサイズに対応するシロップ飲料の吐出総量s、シ
ロップの各種類ごとにあらかじめ標準的な飲料の濃さと
して規定しているシロップ対希釈水の基準比率1:a、
およびシロップ,希釈水回路のフローレギュレータ1
2,17で固定的に設定されている既知の流量値を基に
して飲料の吐出時間tを決定した上で、選択された飲料
に対応するシロップバルブ13,希釈水バルブ18にO
N指令を与えて同時に開き、飲料供給動作を開始する。
また、所定の吐出時間tが経過するとシロップバルブ1
3,希釈水バルブ18をOFFして弁を閉じる。
【0005】上記の供給動作により、シロップ回路7を
通じてシロップタンク10からは吐出量1×tの濃縮シ
ロップが飲料ノズル4に吐き出され、同時に冷水回路
8,炭酸水回路9を通じて冷水と炭酸水をブレンドレギ
ュレータ16でブレンドした吐出量a×tの希釈水が飲
料ノズル4に吐き出され、この飲料ノズル内でシロップ
と希釈水が混ざり合ってカップ21に供給されるように
なる。なお、強炭酸飲料を選択した場合にはシロップと
炭酸水とを混合してカップ21に供給される。
【0006】なお、前記した濃縮シロップと希釈水との
比率(濃縮シロップと希釈水との比率は、シロップの種
類(フレーバ)により例えば1対5,1対8などの標準
比率に設定してシロップ飲料を仕上げるようにしてい
る)は、あらかじめ各種飲料ごとにユーザーがフローレ
ギュレータ12,17の調節ねじを操作して固定的に設
定するようにしている。
【0007】また、前記は飲料ディスペンサについて述
べたが、カップ式飲料自動販売機の飲料供給システムも
基本的には飲料ディスペンサと同様な回路構成であり、
販売時に客がコインを投入して所望の飲料選択ボタンを
押すと、ベンドステージにカップが自動的に搬出される
とともに、選択された定量のシロップ飲料が飲料ノズル
を通じてたカップに吐出し供給される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来の飲
料ディスペンサ,カップ式飲料自動販売機で販売される
シロップ飲料は、その濃縮シロップと希釈水との比率が
あらかじめ標準値としてフローレギュレータで固定的に
設定されている。これに対して、最近では飲料種類の多
様化から、同じ種類のシロップ飲料でも利用客によって
は味の濃厚な飲料,あるいは逆にシロップ濃度が低いサ
ッパリ味の飲料を好むなど様々である。かかる点、コー
ヒーなどのように粉末原料を湯に溶かして製造した飲料
を販売するカップ式自動販売機では、操作パネルに備え
た原料の増量,減量ボタンなどで客が好みの濃さを選択
できるようにしたものがある。しかしながら、シロップ
飲料を販売する従来の飲料ディスペンサ,カップ式飲料
自動販売機では、前記のようにシロップ/希釈水の比率
が固定的に設定されていることから、飲料販売時にシロ
ップ飲料の濃さを客の好みに合わせて選択的に調節する
ことができない。
【0009】本発明は上記の点に鑑みなされたものであ
り、飲料販売ごとに客の好みに合わせてシロップ飲料の
濃度(シロップ/希釈水の比率)を「濃いめ」,あるい
は「薄め」に調整できるようにした従来にない新機能を
持たせた飲料供給システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の発明では、カップサイズ,および仕
上がり飲料の濃さを指定する選択手段を備えるととも
に、ベンドステージに配した飲料ノズルに通じるシロッ
プ回路,希釈水回路にはそれぞれ電磁バルブ,および流
量センサを接続し、販売指令に基づきシロップ回路,希
釈水回路の各電磁バルブを開いて飲料供給を開始すると
ともに、前記の各流量センサで検出したシロップ,およ
び希釈水流量をコントローラに取り込み、選択手段で指
定した仕上がり飲料の総量,およびシロップ/希釈水比
率に合わせてシロップ回路,および希釈水回路の電磁バ
ルブを個別に開閉制御して指定の比率に混合したシロッ
プ飲料をカップに供給する(請求項1)ものとし、具体
的には、カップに供給する仕上がり飲料の総量をX,飲
料別に設定したシロップと希釈水の基準比率を1対Y,
シロップ濃度の比率補正値をZとして、販売時には希釈
水回路を通じて吐出量X(Y+Z)/(1+Y+Z)の
希釈水を継続してカップに供給するととにも、希釈水供
給と並行にシロップ回路を通じて吐出量X/(1+Y+
Z)のシロップを複数回に小分けして断続的にカップに
供給すようにする(請求項2)。
【0011】上記のようにカップサイズの選択に対応す
る仕上がり飲料の総量,および客の好みで選択したシロ
ップ/希釈水比率を基に、シロップの吐出量,および希
釈水の吐出量をコントローラで演算決定した上で電磁バ
ルブを開いて飲料供給を開始し、かつ飲料供給動作中に
シロップ回路,希釈水回路の各流量センサで検出した流
量をコントローラに取り込んでシロップ回路,希釈水回
路の電磁バルブを個別に開閉制御することにより、客の
選択に合わせて濃さが調整されたシロップ飲料をカップ
に供給することができる。また、この場合に希釈水を販
売開始から終了まで継続的に吐出しつつ、その供給中に
濃縮シロップを複数回に小分けして断続的に吐出すこと
で、飲料供給開始から終了までの全工程でシロップと希
釈水が指定された比率で平均に混ざり合ってカップに供
給されることになり、これにより全体で均一な濃度に仕
上がったシロップ飲料を提供することができる。
【0012】また、本発明の第2の発明よれば、カップ
サイズ,および仕上がり飲料の濃さを指定する選択手段
を備えるとともに、ベンドステージに配した飲料ノズル
に通じるシロップ回路,希釈水回路のうち、シロップ回
路には可変速モータで駆動する容積型電動ポンプを、希
釈水回路には電磁バルブ,および流量センサを接続し、
販売指令に基づきシロップ回路のポンプを始動し、かつ
希釈水回路の電磁バルブを開いて飲料供給を開始すると
ともに、前記流量センサで検出した希釈水流量をコント
ローラに取り込み、選択手段で指定した仕上がり飲料の
総量,およびシロップ/希釈水比率に合わせて希釈水回
路のポンプ回転数,およびシロップ回路の電磁バルブを
個別に制御して指定の比率に混合したシロップ飲料をカ
ップに供給するよう構成するものとする(請求項3)。
【0013】上記のように、飲料販売時に希釈水の吐出
しと並行してシロップ回路に接続した容積型ポンプの回
転数を調整してシロップ供給流量を制御することによ
り、先記第1の発明と同様に販売ごとに指定したシロッ
プ/希釈水の比率に合わせて濃度を調整したシロップ飲
料をカップに供給することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
実施例に基づいて説明する。なお、各実施例の図中で図
5に対応する部材には同じ符号を付してその説明は省略
する。 〔実施例1〕図1は本発明の請求項1,2に対応した実
施例の飲料供給回路を示すものである。なお、図示実施
例では希釈水回路として図6における炭酸水回路を省略
して冷水回路8のみを示している。ここで、シロップ回
路7,および冷水回路8には図6におけるフローレギュ
レータ12,13に代えて、流量センサ22,23およ
びフローワッシャ(流量調整用の固定絞り)24がシロ
ップバルブ(電磁バルブ)13,希釈水バルブ(電磁バ
ルブ)18の上流側に接続されている。
【0015】そして、飲料販売時には流量センサ22,
23で検出した流量をバルブ制御用のコントローラ25
に取り込み、これに販売ごとに指定したシロップ/希釈
水の比率選択指令に合わせて後記のようにシロップバル
ブ13,希釈水バルブ18を開閉制御し、シロップ回路
7,冷水回路8を通じて飲料ノズル4に吐出した濃縮シ
ロップと希釈水を混合してカップに供給するカップ21
に供給する。
【0016】また、本発明の飲料供給回路を搭載した飲
料ディスペンサ,カップ式飲料自動販売機には、客の好
みに合わせてシロップ飲料の濃さ,および飲料の量を選
択できるように、その操作パネル(例えば図6に示した
飲料ディスペンサの操作パネル)には飲料を選択する販
売ボタンと並べて、カップサイズの大小を選ぶカップ選
択ボタン、および仕上がりシロップ飲料の濃さ(シロッ
プ/希釈水の混合比率)を好みに合わせて標準的の濃さ
に対して「濃いめ」,あるいは「薄め」に選ぶ濃度選択
ボタンを備えるものとする。
【0017】次に、前記のコントローラ25を含めた飲
料回路の制御系統を図3に、その制御動作を図4(a),
(b) および図5のフローチャートで説明する。まず、コ
ントローラ25は図示のようにCPU,入力部,出力
部,メモリ,および通信制御部からなり、飲料販売時に
利用者が操作パネルのボタン操作で飲料の種類,カップ
サイズ,および好みに合わせてシロップ飲料の濃さを選
択すると、その選択信号が主制御部(マスタ)を通じて
バルブ制御用のコントローラ25に与えられ、図5で表
すようなルーチンを実行する。
【0018】すなわち、カップ21に供給する仕上がり
飲料の総量(カップサイズにより異なる)をX、飲料の
種類別に設定したシロップと希釈水の基準比率を1:Y
(この基準比率はあらかじめ定めてコントローラ25の
メモリに格納されている)、および客が好みに合わせて
指定したシロップ濃度の比率補正値をZ(「濃いめ」を
選択した場合にはZの値がマイナス値、「薄め」を選択
した場合にはプラス値となる)として、コントローラ2
5のCPUが前記の総量Xを分担するシロップの吐出量
X1 =X/(1+Y+Z)、および希釈水の吐出量X2
=X(Y+Z)/(1+Y+Z)を演算により求める。
また、コントローラ25の出力部からシロップバルブ1
3,希釈水バルブ18へ同時にON指令を与えて各バル
ブを開いて飲料供給を開始するとともに、シロップ回路
7,希釈水回路8に接続した流量センサ22,23で検
出したシロップ流量,希釈水流量をコントローラ25に
取り込み、次のようなステップを経てシロップバルブ1
3,希釈水バルブ18を開閉制御する。
【0019】すなわち、希釈水回路8は飲料供給動作の
開始から終了まで希釈水バルブ18を開いたままで希釈
水を継続的にするのに対して、シロップ回路7はシロッ
プバルブ13を断続的に開閉してシロップを小分けに供
給する。ここで、流量センサ22で検出したシロップ流
量のカウント値があらかじめ任意に設定した1回分の小
分けシロップ吐出量Wに達するごとにシロップバルブ1
3を一旦OFFし、この動作を次記する希釈水吐出量の
カウントサイクルに合わせてV回繰り返し、これをコン
トローラ25のメモリに記憶する。一方、希釈水回路8
では前記した小分けシロップ吐出量Wに対応する指定比
率の希釈水吐出量W(Y+Z)を流量センサ23でカウ
ントするごとに、その信号でシロップバルブ13を再度
ONさせるとともに、そのカウント値をリセットしてこ
れをV回繰り返し、メモリに記憶する。そして、最後に
シロップバルブ13を再度ONにして、飲料供給開始か
らのシロップ流量積算値V×Wと飲料の吐出総量Xに対
応するシロップ吐出量X1との差である残り端数分の量
X/(1+Y+Z)−VWを供給した後に シロップバ
ルブ13をOFFにしてシロップの供給を完了する。ま
た、希釈水回路ではシロップ吐出量の端数分の量X(Y
+Z)/(1+Y+Z)−VW(Y+Z)をカウントし
た後に希釈水バルブ18を閉じて希釈水の供給を完了し
て1回の飲料販売動作を終了するとともに、コントロー
ラ25ではカウント値を全てリセットして次回の販売に
備えて待機状態に復帰する。
【0020】これにより、図4(b) のタイムチャートで
表すように飲料供給開始から時間の経過とともに希釈水
の継続な供給と並行してシロップが小分けに断続的に供
給され、販売動作の終了時点では指定のシロップ/希釈
水比率1:Y+Zに混合された総量Xの飲料がカップに
供給されることになる。しかも、シロップを希釈水の供
給と並行して断続的に小分けして供給することにより、
飲料供給の開始から終了までの過程でシロップと希釈水
とが平均に混ざり合った状態で飲料をカップに供給する
ことができる。
【0021】また、ユーザーにおいても、飲料ディスペ
ンサ,自動販売機で販売する各種フレーバのシロップ飲
料ごとに、販売基準となるシロップの濃さ(シロップと
希釈水の基準比率1:Y)をコントローラ25に接続し
たキーボードからの入力により任意に設定することがで
きる。〔実施例2〕次に、本発明の請求項3に対応する
別な実施例を図2で説明する。この実施例においては、
シロップタンク10からのシロップ抽出をポンプにより
行うものとし、そのシロップ回路7にはインバータ制御
などによりモータの回転数を制御する可変速の容積型電
動ポンプとしてなるシロップポンプ26が接続されてい
る。一方、冷水回路8には図1と同様に希釈水バルブ1
8,流量センサ23,およびフローワッシャー24が接
続されており、飲料販売時にはシロップモータ26がコ
ントローラ25からの出力指令で次のように運転制御さ
れる。
【0022】すなわち、先記実施例1と同様に利用者が
操作パネルのボタンを押して飲料の種類,カップサイズ
(仕上がり飲料の総量),およびそのシロップ濃度を好
みに合わせて選択すると、その選択信号が主制御部(マ
スタ)を通じてコントローラ25に与えられ、コントロ
ーラ25ではカップに供給する飲料の総量(カップサイ
ズにより異なる)をX、飲料の種類別に設定したシロッ
プと希釈水の基準比率を1:Y、および客が好みに合わ
せて指定したシロップ濃度の比率補正値をZとして、コ
ントローラ25のCPUが前記の総量Xを分担するシロ
ップの吐出量X1 =X/(1+Y+Z)、および希釈水
の吐出量X2 =X(Y+Z)/(1+Y+Z)を演算に
より求める。
【0023】続いて、コントローラ25からの指令によ
り、希釈水バルブ18を開くと同時にシロップポンプ2
6を始動し、シロップ回路7,希釈水回路8を通じて飲
料ノズル4にシロップ,希釈水の吐出しを開始するとと
もに、シロップポンプ26に対しては前記したシロップ
濃度の比率を基に、希釈水回路8の流量センサ23で検
出した希釈水流量のカウント値に合わせてシロップの吐
出量X1 と希釈水の吐出量X2 とがほぼ同時に終了する
ように駆動モータの回転数を制御する。そして、希釈水
回路の流量センサ24で検出した希釈水流量のカウント
積算値が所定の吐出量X2 に達したところで、希釈水バ
ルブ18を閉じるとともに、シロップポンプ26を停止
して飲料供給動作を終了する。
【0024】これにより、飲料販売時に客の好みで指定
したシロップ濃度(シロップ/希釈水の比率)に合わせ
てシロップと希釈水を均一に混ざり合わせて仕上がり総
量Xのシロップ飲料をカップ21に供給することができ
る。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の飲料供給シ
ステムによれば、販売ごとに指定した飲料のシロップ濃
度(カップ/希釈水の比率)に合わせて、シロップと希
釈水とを均一に混ぜ合わせてカップに供給することがで
きる。したがって、この飲料供給システムを飲料ディス
ペンサ,カップ式飲料自動販売機に搭載することによ
り、飲料ディスペンサ,飲料自動販売機で販売するシロ
ップ飲料を利用客が自分の好みに合わせて選択した濃度
に調整して提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係わる飲料供給システムの
回路図
【図2】本発明の実施例2に係わる飲料供給システムの
回路図
【図3】図1に対応した制御系統のブロック図
【図4】図3による飲料供給動作のタイムチャートを示
し、(a) はシロップバルブ,希釈水バルブの開閉動作,
(b) は(a) 図に対応したシロップ,希釈水,飲料の吐出
量経過を表す図
【図5】図3の飲料供給システムによる飲料供給動作を
表すフローチャート図
【図6】従来の飲料供給システムを搭載した飲料ディス
ペンサの飲料系統図
【図7】図7の飲料供給動作を表すフローチャート図
【符号の説明】
1 飲料ディスペンサ 1a ベンドステージ 4 飲料ノズル 7 シロップ回路 8 冷水回路(希釈水回路) 9 炭酸水回路(希釈水回路) 10 シロップタンク 13 シロップバルブ(電磁バルブ) 18 希釈水バルブ(電磁バルブ) 20 炭酸ガスボンベ 21 カップ 22,23 流量センサ 25 コントローラ 26 シロップポンプ(容積型電動ポンプ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】販売指令に基づきシロップタンクから抽出
    した濃縮シロップに冷水,ないし炭酸水の希釈水を混合
    してカップに吐出し供給する飲料供給システムであっ
    て、カップサイズ,および仕上がり飲料の濃さを指定す
    る選択手段を備えるとともに、ベンドステージに配した
    飲料ノズルに通じるシロップ回路,希釈水回路にはそれ
    ぞれ電磁バルブ,および流量センサを接続し、販売指令
    に基づきシロップ回路,希釈水回路の各電磁バルブを開
    いて飲料供給を開始するとともに、前記の各流量センサ
    で検出したシロップ,および希釈水流量をコントローラ
    に取り込み、選択手段で指定した仕上がり飲料の総量,
    およびシロップ/希釈水比率に合わせてシロップ回路,
    および希釈水回路の電磁バルブを個別に開閉制御して指
    定の比率に混合したシロップ飲料をカップに供給するよ
    うにしたことを特徴とする飲料供給システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の飲料供給システムにおい
    て、カップに供給する仕上がり飲料の総量をX,飲料別
    に設定したシロップと希釈水の基準比率を1対Y,シロ
    ップ濃度の比率補正値をZとして、販売時には希釈水回
    路を通じて吐出量X(Y+Z)/(1+Y+Z)の希釈
    水を継続してカップに供給するととにも、希釈水供給と
    並行にシロップ回路を通じて吐出量X/(1+Y+Z)
    のシロップを複数回に小分けして断続的にカップに供給
    すようにしたことを特徴とする飲料供給システム。
  3. 【請求項3】販売指令に基づきシロップタンクから抽出
    した濃縮シロップに冷水,ないし炭酸水の希釈水を混合
    してカップに吐出し供給する飲料供給システムであっ
    て、カップサイズ,および仕上がり飲料の濃さを指定す
    る選択手段を備えるとともに、ベンドステージに配した
    飲料ノズルに通じるシロップ回路,希釈水回路のうち、
    シロップ回路には可変速モータで駆動する容積型電動ポ
    ンプを、希釈水回路には電磁バルブ,および流量センサ
    を接続し、販売指令に基づきシロップ回路のポンプを始
    動し、かつ希釈水回路の電磁バルブを開いて飲料供給を
    開始するとともに、前記流量センサで検出した希釈水流
    量をコントローラに取り込み、選択手段で指定した仕上
    がり飲料の総量,およびシロップ/希釈水比率に合わせ
    て希釈水回路のポンプ回転数,およびシロップ回路の電
    磁バルブを個別に制御して指定の比率に混合したシロッ
    プ飲料をカップに供給するようにしたことを特徴とする
    飲料供給システム。
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