JP2001262780A - 棟構造 - Google Patents
棟構造Info
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Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 あらゆるタイプの棟に適用することができ、
棟構造に要求される排水性や換気性を向上させた棟構造
を提供する。 【解決手段】 合成樹脂材あるいは金属材からなり適宜
形状に形成された台材と、当該台材の上に被せて固定す
る棟部材とを具える棟構造において、前記棟の延在方向
に直交する方向における前記台材及び棟部材の端縁部の
一方あるいは双方において、前記台材と棟部材のいずれ
か一方の端縁を他方の端縁を挟んで折返して構成する。
また、棟の延在方向に直交する方向における前記台材の
端縁部に、薄い板状の棟面戸をほぼ垂直方向に嵌合しう
る形状を設けて構成する。
棟構造に要求される排水性や換気性を向上させた棟構造
を提供する。 【解決手段】 合成樹脂材あるいは金属材からなり適宜
形状に形成された台材と、当該台材の上に被せて固定す
る棟部材とを具える棟構造において、前記棟の延在方向
に直交する方向における前記台材及び棟部材の端縁部の
一方あるいは双方において、前記台材と棟部材のいずれ
か一方の端縁を他方の端縁を挟んで折返して構成する。
また、棟の延在方向に直交する方向における前記台材の
端縁部に、薄い板状の棟面戸をほぼ垂直方向に嵌合しう
る形状を設けて構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は棟構造に関し、特
に、合成樹脂材あるいは金属材からなり適宜形状に形成
された台材と、当該台材の上に被せて固定する棟部材と
を具える棟構造に関する。ここで本明細書中「棟構造」
なる語は、一般的な三角屋根の頂部であり棟の両側に屋
根勾配がある「両棟」、片流れ屋根の頂部である「片
棟」(「片棟」には急勾配の片流れ屋根であってパラペ
ットと呼ばれるものも含む。)、壁面の途中から屋根が
構成された葺詰め部の頂部である「雨押え」、あるいは
屋根勾配が途中で変化する「腰折れ」と呼ばれる部分を
含む概念であり、個建住宅や集合住宅における屋根や壁
面の頂部を覆う構造体を意味するものとする。
に、合成樹脂材あるいは金属材からなり適宜形状に形成
された台材と、当該台材の上に被せて固定する棟部材と
を具える棟構造に関する。ここで本明細書中「棟構造」
なる語は、一般的な三角屋根の頂部であり棟の両側に屋
根勾配がある「両棟」、片流れ屋根の頂部である「片
棟」(「片棟」には急勾配の片流れ屋根であってパラペ
ットと呼ばれるものも含む。)、壁面の途中から屋根が
構成された葺詰め部の頂部である「雨押え」、あるいは
屋根勾配が途中で変化する「腰折れ」と呼ばれる部分を
含む概念であり、個建住宅や集合住宅における屋根や壁
面の頂部を覆う構造体を意味するものとする。
【0002】
【従来の技術】家屋の建築施工においては、特に施工後
に屋根の頂部である棟に雨水が浸入しないよう構成する
ことが要求されている。また、棟は屋根の頂部に構成さ
れるものであるため、棟構造の耐久性を確保するととも
に可能な限り軽量に構成することが望まれている。
に屋根の頂部である棟に雨水が浸入しないよう構成する
ことが要求されている。また、棟は屋根の頂部に構成さ
れるものであるため、棟構造の耐久性を確保するととも
に可能な限り軽量に構成することが望まれている。
【0003】従来の棟構造の例をいくつか以下に示す。
図8は一般的な三角屋根の頂部である「両棟」であっ
て、モルタルや棟土を用いることなく構成した棟構造の
構成を示す断面図である。図8に示すように両棟では棟
の両脇に木製の角材101をそれぞれ固定し、この木材
101の上から棟包みと呼ばれる棟部材110を被せて
固定している。
図8は一般的な三角屋根の頂部である「両棟」であっ
て、モルタルや棟土を用いることなく構成した棟構造の
構成を示す断面図である。図8に示すように両棟では棟
の両脇に木製の角材101をそれぞれ固定し、この木材
101の上から棟包みと呼ばれる棟部材110を被せて
固定している。
【0004】図9は、葺詰め部と呼ばれ壁面の途中から
屋根が構成される部分の棟構造の従来例を示す図であ
る。この葺詰め部でも、屋根の頂部となる部分に木材1
01を固定し、その上から雨押えと呼ばれる棟部材11
1を固定するようにしている。この葺詰め部では、棟構
造を構成した後にその上からモルタル等の壁材120が
塗設される。
屋根が構成される部分の棟構造の従来例を示す図であ
る。この葺詰め部でも、屋根の頂部となる部分に木材1
01を固定し、その上から雨押えと呼ばれる棟部材11
1を固定するようにしている。この葺詰め部では、棟構
造を構成した後にその上からモルタル等の壁材120が
塗設される。
【0005】また、図10(a)及び(b)は、腰折れ
と呼ばれ、屋根の勾配が途中で変化する部位の棟構造の
構成を示す図である。図10(a)では屋根が山折りに
勾配が変化しており、図10(b)では屋根が谷折りに
勾配が変化している。これらの場合においても、木材1
01を固定したうえから適宜形状の棟部材112、11
3を被せて固定して、棟(すなわち、屋根の継目部分)
に雨水等が浸入しないようにしている。なお、図10
(b)では棟構造の安定性のために適宜追加の木材10
2を配置するようにしている。
と呼ばれ、屋根の勾配が途中で変化する部位の棟構造の
構成を示す図である。図10(a)では屋根が山折りに
勾配が変化しており、図10(b)では屋根が谷折りに
勾配が変化している。これらの場合においても、木材1
01を固定したうえから適宜形状の棟部材112、11
3を被せて固定して、棟(すなわち、屋根の継目部分)
に雨水等が浸入しないようにしている。なお、図10
(b)では棟構造の安定性のために適宜追加の木材10
2を配置するようにしている。
【0006】また図11は、屋根が対称的でなく片側に
のみ流れている片流れ屋根の棟構造を示す図である。こ
こでも屋根の頂部に木材101を配置し、その上から棟
部材114を被せて棟構造の内部に雨水が入り込まない
ようにしている。また、片流れ棟の裏面からの雨水の浸
入を防ぐため、棟部材115を補強的に配置するように
している。
のみ流れている片流れ屋根の棟構造を示す図である。こ
こでも屋根の頂部に木材101を配置し、その上から棟
部材114を被せて棟構造の内部に雨水が入り込まない
ようにしている。また、片流れ棟の裏面からの雨水の浸
入を防ぐため、棟部材115を補強的に配置するように
している。
【0007】図12は、片流れ屋根の一種であって、パ
ラペットと呼ばれる急勾配屋根の頂部の棟構造を示す図
である。この場合でも、屋根の形状等に応じて木材10
1、103を屋根の頂部に固定し、その上から棟部材1
16、117を被せて固定している。
ラペットと呼ばれる急勾配屋根の頂部の棟構造を示す図
である。この場合でも、屋根の形状等に応じて木材10
1、103を屋根の頂部に固定し、その上から棟部材1
16、117を被せて固定している。
【0008】このような従来の棟構造では、棟部材11
0〜117の台材として木製の角材101〜103を用
いているため、屋根の施工後長期の使用によりこの木材
101〜103が腐食し、棟構造の強度が損われるとい
う問題があった。また、木材101〜103とその下側
の屋根基材や上側の棟部材110〜117とはほぼ密着
して配設されるため、これらの間に毛細管現象が作用し
て棟構造の内部に雨水を引込んでしまうという問題も有
していた。
0〜117の台材として木製の角材101〜103を用
いているため、屋根の施工後長期の使用によりこの木材
101〜103が腐食し、棟構造の強度が損われるとい
う問題があった。また、木材101〜103とその下側
の屋根基材や上側の棟部材110〜117とはほぼ密着
して配設されるため、これらの間に毛細管現象が作用し
て棟構造の内部に雨水を引込んでしまうという問題も有
していた。
【0009】このような問題を解消すべく、本願出願人
は平成10年特許願第29079号(特開平11−21
0169号公報)において、腐食や崩壊のおそれがない
樹脂材や金属材を使用し、凹凸を設けた形状として毛細
管現象を遮断させる棟部材用台材を提供するに至ってい
る。この棟部材用台材の一例を図13に示す。この棟部
材用台材105は木製の角材を用いることなく、腐食や
崩壊のおそれがない樹脂材や金属材で構成され、その上
側および下側に凹凸を設けた形状を有するため、下側の
屋根基材106や上側の屋根部材110と連続的に密着
することがなく毛細管現象を途中で遮断することができ
る。また、屋根頂部における屋根基材106の継目部分
には発泡樹脂材でなるシーラー107を設けて、この継
目への雨水の浸入を確実に防止するようにしている。
は平成10年特許願第29079号(特開平11−21
0169号公報)において、腐食や崩壊のおそれがない
樹脂材や金属材を使用し、凹凸を設けた形状として毛細
管現象を遮断させる棟部材用台材を提供するに至ってい
る。この棟部材用台材の一例を図13に示す。この棟部
材用台材105は木製の角材を用いることなく、腐食や
崩壊のおそれがない樹脂材や金属材で構成され、その上
側および下側に凹凸を設けた形状を有するため、下側の
屋根基材106や上側の屋根部材110と連続的に密着
することがなく毛細管現象を途中で遮断することができ
る。また、屋根頂部における屋根基材106の継目部分
には発泡樹脂材でなるシーラー107を設けて、この継
目への雨水の浸入を確実に防止するようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな棟部材用台材105を用いた場合でも、軒先側から
棟構造側に雨が吹き付けられるような場合には、図13
に示す例では棟部材110の端部内側面110aと台材
105の端部直立面105aとの間に雨水が浸入し易
く、これら部材間に毛細管現象が生じて台材105の凹
凸部分まで雨水が入り込んでしまう場合がある。台材1
05の凹凸形状のためこの毛細管現象は途中で遮断さ
れ、適宜設けてある穴から排出されることになるので問
題はないが、やはり途中まででも雨水の浸入は好ましく
ないものである。これを防止するため棟構造の端縁部と
棟の両側に葺かれる瓦との隙間にシリコン材等を埋めて
棟構造を密封することが考えられるが、この場合でも長
期間経るとシリコン材が風化して、棟構造の耐久性に問
題が残るものであった。
うな棟部材用台材105を用いた場合でも、軒先側から
棟構造側に雨が吹き付けられるような場合には、図13
に示す例では棟部材110の端部内側面110aと台材
105の端部直立面105aとの間に雨水が浸入し易
く、これら部材間に毛細管現象が生じて台材105の凹
凸部分まで雨水が入り込んでしまう場合がある。台材1
05の凹凸形状のためこの毛細管現象は途中で遮断さ
れ、適宜設けてある穴から排出されることになるので問
題はないが、やはり途中まででも雨水の浸入は好ましく
ないものである。これを防止するため棟構造の端縁部と
棟の両側に葺かれる瓦との隙間にシリコン材等を埋めて
棟構造を密封することが考えられるが、この場合でも長
期間経るとシリコン材が風化して、棟構造の耐久性に問
題が残るものであった。
【0011】ところで、和型と呼ばれる波状に湾曲した
桟瓦を屋根面に葺く場合等には棟構造と桟瓦との間に隙
間ができるため、この隙間を埋める形状を持たせた棟面
戸を棟構造の端縁部に配置する場合がある。従来この棟
面戸は棟土等で固定するようにしていたが、これも棟構
造の重量が増すとともに耐久性に欠けるという問題を有
していた。
桟瓦を屋根面に葺く場合等には棟構造と桟瓦との間に隙
間ができるため、この隙間を埋める形状を持たせた棟面
戸を棟構造の端縁部に配置する場合がある。従来この棟
面戸は棟土等で固定するようにしていたが、これも棟構
造の重量が増すとともに耐久性に欠けるという問題を有
していた。
【0012】このような問題を鑑み、本願発明は上記出
願(平成10年特許願第29079号)に係る棟部材用
台材による効果をより一層実効あらしめるべくなされた
ものであり、その目的は、あらゆるタイプの棟に適用す
ることができ、棟構造に要求される排水性や耐久性を更
に向上させた棟構造を提供することである。
願(平成10年特許願第29079号)に係る棟部材用
台材による効果をより一層実効あらしめるべくなされた
ものであり、その目的は、あらゆるタイプの棟に適用す
ることができ、棟構造に要求される排水性や耐久性を更
に向上させた棟構造を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
願請求項1に係る発明は、合成樹脂材あるいは金属材か
らなり適宜形状に形成された台材と、当該台材の上に被
せて固定する棟部材とを具える棟構造において、前記棟
構造の延在方向に直交する方向における前記台材及び棟
部材の端縁部の一方あるいは双方において、前記台材と
棟部材のいずれか一方の端縁が他方の端縁を挟んで折返
されていることを特徴とする。このように台材又は棟部
材の一方の端縁部を折返して、他方の端縁部を挟み込ん
で構成することにより、シリコン材等を用いて棟構造を
密閉しなくても棟構造への雨水が台材と棟部材の間に入
り込んでしまうのを確実に防止することができる。
願請求項1に係る発明は、合成樹脂材あるいは金属材か
らなり適宜形状に形成された台材と、当該台材の上に被
せて固定する棟部材とを具える棟構造において、前記棟
構造の延在方向に直交する方向における前記台材及び棟
部材の端縁部の一方あるいは双方において、前記台材と
棟部材のいずれか一方の端縁が他方の端縁を挟んで折返
されていることを特徴とする。このように台材又は棟部
材の一方の端縁部を折返して、他方の端縁部を挟み込ん
で構成することにより、シリコン材等を用いて棟構造を
密閉しなくても棟構造への雨水が台材と棟部材の間に入
り込んでしまうのを確実に防止することができる。
【0014】また、本願請求項2に係る発明は、合成樹
脂材あるいは金属材からなり適宜形状に形成された台材
と、当該台材の上に被せて固定する棟部材とを具える棟
構造において、前記棟の延在方向に直交する方向におけ
る前記台材の端縁部が、薄い板状の棟面戸をほぼ垂直方
向に嵌合しうる形状を具えることを特徴とする。このよ
うに台材の端縁部に棟面戸を嵌合しうる形状を持たせ、
ここに棟面戸を配置することにより、瓦の簡略式土台の
役目を持たせることができる。すなわち、棟土等を用い
て棟面戸を固定する必要がなくなるとともに、棟土等を
用いるより遙かに強固に棟面戸を保持することができる
ため、棟構造の耐久性を向上させることができる。
脂材あるいは金属材からなり適宜形状に形成された台材
と、当該台材の上に被せて固定する棟部材とを具える棟
構造において、前記棟の延在方向に直交する方向におけ
る前記台材の端縁部が、薄い板状の棟面戸をほぼ垂直方
向に嵌合しうる形状を具えることを特徴とする。このよ
うに台材の端縁部に棟面戸を嵌合しうる形状を持たせ、
ここに棟面戸を配置することにより、瓦の簡略式土台の
役目を持たせることができる。すなわち、棟土等を用い
て棟面戸を固定する必要がなくなるとともに、棟土等を
用いるより遙かに強固に棟面戸を保持することができる
ため、棟構造の耐久性を向上させることができる。
【0015】更に、本願請求項3に記載の発明は、合成
樹脂材あるいは金属材からなる台材と、当該台材の上に
被せて固定する棟部材とを具える棟構造において、前記
台材が、前記棟部材の裏面とほぼ平行に延在する1以上
の上面と、この台材の下側にある屋根基材とほぼ平行に
延在する複数の下面とを具え、前記複数の下面の高さに
差が設けられていることを特徴とする。このように台材
の下面の高さに差を設けて構成することにより、特定の
下面のみを屋根基材と接触させ、それ以外の下面を屋根
基材から離れた状態で設置することができ、この屋根基
材から離れた下面の部分において毛細管現象を確実に遮
断することができる。また、後に詳述するが、台材にお
いて複数の下面の高さに差を設けて構成することによ
り、勾配の異なる屋根にも同一形状の台材を適用するこ
とができ、屋根勾配等の実施環境に合わせたストックの
準備が不要となる。
樹脂材あるいは金属材からなる台材と、当該台材の上に
被せて固定する棟部材とを具える棟構造において、前記
台材が、前記棟部材の裏面とほぼ平行に延在する1以上
の上面と、この台材の下側にある屋根基材とほぼ平行に
延在する複数の下面とを具え、前記複数の下面の高さに
差が設けられていることを特徴とする。このように台材
の下面の高さに差を設けて構成することにより、特定の
下面のみを屋根基材と接触させ、それ以外の下面を屋根
基材から離れた状態で設置することができ、この屋根基
材から離れた下面の部分において毛細管現象を確実に遮
断することができる。また、後に詳述するが、台材にお
いて複数の下面の高さに差を設けて構成することによ
り、勾配の異なる屋根にも同一形状の台材を適用するこ
とができ、屋根勾配等の実施環境に合わせたストックの
準備が不要となる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付の図
面を用いて以下に詳細に説明する。図1は、本発明の第
1の実施形態に係る棟構造の構成を示す断面図である。
図1を参照すると、屋根の野路板及びその上に載置され
た瓦を含む屋根基材10の上に台材20が固定されてお
り、この台材20の上から棟包みと呼ばれる棟部材30
が被せられている。この台材20は適宜の硬質樹脂材あ
るいは金属材からなり、板状体を複数回屈曲させて凹凸
21を構成した形状を有する。この凹凸21の目的及び
構成については本願に先立つ平成10年特許願第290
79号で詳細に開示しており説明は省略するが、棟構造
の軽量化を図るとともに、屋根基材10及び棟部材30
と、台材20との間に空隙を設けて毛細管現象を遮断す
る役割を有する。図1において台材20の両端部はそれ
ぞれ外側に屈曲され、板状の端縁部22を構成してい
る。なお、棟部材30を台材20に固定すべく棟部材3
0の外側面から打ち込まれるネジ(または釘)30a
は、台材20の凹凸21を構成する2以上の面を貫通さ
せるようにして、このネジ30aの固定強度を十分に確
保する。
面を用いて以下に詳細に説明する。図1は、本発明の第
1の実施形態に係る棟構造の構成を示す断面図である。
図1を参照すると、屋根の野路板及びその上に載置され
た瓦を含む屋根基材10の上に台材20が固定されてお
り、この台材20の上から棟包みと呼ばれる棟部材30
が被せられている。この台材20は適宜の硬質樹脂材あ
るいは金属材からなり、板状体を複数回屈曲させて凹凸
21を構成した形状を有する。この凹凸21の目的及び
構成については本願に先立つ平成10年特許願第290
79号で詳細に開示しており説明は省略するが、棟構造
の軽量化を図るとともに、屋根基材10及び棟部材30
と、台材20との間に空隙を設けて毛細管現象を遮断す
る役割を有する。図1において台材20の両端部はそれ
ぞれ外側に屈曲され、板状の端縁部22を構成してい
る。なお、棟部材30を台材20に固定すべく棟部材3
0の外側面から打ち込まれるネジ(または釘)30a
は、台材20の凹凸21を構成する2以上の面を貫通さ
せるようにして、このネジ30aの固定強度を十分に確
保する。
【0017】更に、図1に示すように、本発明に係る棟
構造の端縁部において、棟部材30の端縁部31は台材
29の板状の端縁部22を挟み込んで折り返されてい
る。このように構成することにより棟構造の端縁部にシ
リコン材等を盛って密閉しなくても、棟部材30と台材
20との間に雨水が入り込むのを確実に防止することが
できる。
構造の端縁部において、棟部材30の端縁部31は台材
29の板状の端縁部22を挟み込んで折り返されてい
る。このように構成することにより棟構造の端縁部にシ
リコン材等を盛って密閉しなくても、棟部材30と台材
20との間に雨水が入り込むのを確実に防止することが
できる。
【0018】また、屋根基材10の頂部継目部分と台材
20との間には弾性発泡樹脂材からなるシーラー26を
配置して、この継目部分を浸水から確実に防御するよう
にしている。
20との間には弾性発泡樹脂材からなるシーラー26を
配置して、この継目部分を浸水から確実に防御するよう
にしている。
【0019】図2(a)及び(b)は、葺詰め部と呼ば
れ壁面15の途中から屋根が構成される部分に本発明の
棟構造を適用した例を示す図である。図2(a)に示す
ように、屋根基材11の上に台材40が固定され、その
上から雨押えと呼ばれる棟部材32が被せられている。
台材40は腐食しない金属材や樹脂材からなり、この葺
詰め部の形状に合わせて板状体を複数回屈曲して、所望
の凹凸41を設けて形成される。
れ壁面15の途中から屋根が構成される部分に本発明の
棟構造を適用した例を示す図である。図2(a)に示す
ように、屋根基材11の上に台材40が固定され、その
上から雨押えと呼ばれる棟部材32が被せられている。
台材40は腐食しない金属材や樹脂材からなり、この葺
詰め部の形状に合わせて板状体を複数回屈曲して、所望
の凹凸41を設けて形成される。
【0020】図2(a)に示すように、この棟構造の軒
先側端縁において、棟部材32の端縁部33が台材40
の端縁部42を挟み込んで折返されている。更に、台材
40が壁面15に当接する部分は屈曲され上側に伸延し
ており、同様に棟部材32の壁面15側も上側に伸延し
ている。この壁面15に当接している部分の上端部にお
いて、台材40の上端部43が棟部材32の上端部34
を挟み込んで折返されている。このように棟構造の両端
部において、台材40と棟部材32の一方で他方を挟み
込むことにより、部材間への浸水を一層確実に防ぐこと
ができる。なお、施工時には棟構造を構成した上から壁
面15上にモルタル等の壁材16が塗設される。
先側端縁において、棟部材32の端縁部33が台材40
の端縁部42を挟み込んで折返されている。更に、台材
40が壁面15に当接する部分は屈曲され上側に伸延し
ており、同様に棟部材32の壁面15側も上側に伸延し
ている。この壁面15に当接している部分の上端部にお
いて、台材40の上端部43が棟部材32の上端部34
を挟み込んで折返されている。このように棟構造の両端
部において、台材40と棟部材32の一方で他方を挟み
込むことにより、部材間への浸水を一層確実に防ぐこと
ができる。なお、施工時には棟構造を構成した上から壁
面15上にモルタル等の壁材16が塗設される。
【0021】図2(b)では、図2(a)に示す構成に
加えて、壁面15と屋根基材11の継目部分に対応する
台材45の部分に通気口45aを設けてこの継目部分の
湿気を排出可能に構成するとともに、適宜箇所にシーラ
ー26を配置して棟構造の耐久機能を一層強化してい
る。
加えて、壁面15と屋根基材11の継目部分に対応する
台材45の部分に通気口45aを設けてこの継目部分の
湿気を排出可能に構成するとともに、適宜箇所にシーラ
ー26を配置して棟構造の耐久機能を一層強化してい
る。
【0022】図3は、片流れ屋根に本発明の棟構造を適
用した例を示す図である。片流れ屋根では屋根が頂部に
おいて途切れる部分から雨水の浸入を防ぐため、棟部材
50及び台材60においてこの部分を十分にカバーする
形状をもたせて構成される。すなわち、屋根の頂部側に
おいて棟部材50及び台材60の端部を鉛直方向に十分
な長さに延在させ、外側の棟部材50の端縁51で台材
60の端縁61を挟み込んで折返している。このように
棟構造を構成することにより、片流れ屋根における通気
性・排水性を確保することができる。なお、台材60は
その上に被さる棟部材50が変形しないよう、また部材
間に毛細管現象が発生しないよう好ましく凹凸52が設
けられている。また台材60と屋根基材12との間には
シーラー26が設けられている。
用した例を示す図である。片流れ屋根では屋根が頂部に
おいて途切れる部分から雨水の浸入を防ぐため、棟部材
50及び台材60においてこの部分を十分にカバーする
形状をもたせて構成される。すなわち、屋根の頂部側に
おいて棟部材50及び台材60の端部を鉛直方向に十分
な長さに延在させ、外側の棟部材50の端縁51で台材
60の端縁61を挟み込んで折返している。このように
棟構造を構成することにより、片流れ屋根における通気
性・排水性を確保することができる。なお、台材60は
その上に被さる棟部材50が変形しないよう、また部材
間に毛細管現象が発生しないよう好ましく凹凸52が設
けられている。また台材60と屋根基材12との間には
シーラー26が設けられている。
【0023】図4は、パラペット屋根の頂部の「かさ
ご」と呼ばれる部分に本発明の棟構造を適用した例を示
す図である。このような特殊な形状を有する屋根におい
ても、適用する屋根の形状に応じて台材65及び棟部材
55を形成し、外側に被さる棟部材55の端縁56にお
いて台材65の端縁66を挟んで折返して構成すること
により、この部分から毛細管現象により雨水が入り込ん
でしまうのを確実に防ぐことができる。従って、モルタ
ル等による密封が不要となり、屋根の軽量化を達成し耐
久性を向上させることができる。
ご」と呼ばれる部分に本発明の棟構造を適用した例を示
す図である。このような特殊な形状を有する屋根におい
ても、適用する屋根の形状に応じて台材65及び棟部材
55を形成し、外側に被さる棟部材55の端縁56にお
いて台材65の端縁66を挟んで折返して構成すること
により、この部分から毛細管現象により雨水が入り込ん
でしまうのを確実に防ぐことができる。従って、モルタ
ル等による密封が不要となり、屋根の軽量化を達成し耐
久性を向上させることができる。
【0024】図5(a)及び(b)は、屋根の勾配が途
中で変化する腰折れ部に本発明の棟構造を適用した例を
示す図である。図5(a)(b)に示すように、本発明
の棟構造を構成する台材70、71及び棟部材80、8
1の形状は棟構造を適用する部位によって多様に変化し
ているが、基本的な構造として台材70、71は金属材
又は樹脂材からなり凹凸70a、71aを設けた形状で
あり、棟部材80、81はこれら台材70、71のほぼ
全体を覆う形状に構成される点では、前述した他の棟部
材や台材と同様である。この構成により棟構造の軽量化
を図るとともに毛細管現象の発生を遮断して通気性・排
水性を確保することができる。さらに、図5(a)に示
す例では、棟構造の上側の端縁部において台材70の上
端部72で棟部材80の上端部82を挟み込んで折返し
ており、図5(b)に示す例では台材71の上端部73
で棟部材81の上端部83を挟み込んで折返している。
屋根基材と台材70、71との間の適宜箇所はシーラー
26で閉塞し、屋根勾配が変化する継目部分の防水性を
確保するようにする。
中で変化する腰折れ部に本発明の棟構造を適用した例を
示す図である。図5(a)(b)に示すように、本発明
の棟構造を構成する台材70、71及び棟部材80、8
1の形状は棟構造を適用する部位によって多様に変化し
ているが、基本的な構造として台材70、71は金属材
又は樹脂材からなり凹凸70a、71aを設けた形状で
あり、棟部材80、81はこれら台材70、71のほぼ
全体を覆う形状に構成される点では、前述した他の棟部
材や台材と同様である。この構成により棟構造の軽量化
を図るとともに毛細管現象の発生を遮断して通気性・排
水性を確保することができる。さらに、図5(a)に示
す例では、棟構造の上側の端縁部において台材70の上
端部72で棟部材80の上端部82を挟み込んで折返し
ており、図5(b)に示す例では台材71の上端部73
で棟部材81の上端部83を挟み込んで折返している。
屋根基材と台材70、71との間の適宜箇所はシーラー
26で閉塞し、屋根勾配が変化する継目部分の防水性を
確保するようにする。
【0025】図6は、図9に示すような従来の棟構造の
改修工事において、本発明の棟構造を新たに適用する方
法を示す図である。図9に示すような従来の葺詰め部の
棟構造では、台材として使用する木材101が腐食して
脆くなるため、施工後一定期間を経ると木材101や雨
押え111を取替えるメンテナンスを行う必要があっ
た。この場合は雨押え111の上から塗設された壁材1
20を除去してから雨押え111を取替え、新たな雨押
えを固定した後に再び壁材120を上から塗設し直すと
いう作業を要し、作業に手間がかかるという問題を有し
ていた。そこで、まず図6(a)に示すように、壁材1
20を除去することなく雨押さえ111の軒先側の下半
分を切り取り、内側にあった木材101をきれいに除去
する。その後、図6(b)に示すように、残った雨押さ
え111の部分を支持しうる形状に屈曲された合成樹脂
材や金属材からなる台材75を雨押さえ111の下に填
め込み、その上から新たに用意した棟部材85を被せて
固定する。
改修工事において、本発明の棟構造を新たに適用する方
法を示す図である。図9に示すような従来の葺詰め部の
棟構造では、台材として使用する木材101が腐食して
脆くなるため、施工後一定期間を経ると木材101や雨
押え111を取替えるメンテナンスを行う必要があっ
た。この場合は雨押え111の上から塗設された壁材1
20を除去してから雨押え111を取替え、新たな雨押
えを固定した後に再び壁材120を上から塗設し直すと
いう作業を要し、作業に手間がかかるという問題を有し
ていた。そこで、まず図6(a)に示すように、壁材1
20を除去することなく雨押さえ111の軒先側の下半
分を切り取り、内側にあった木材101をきれいに除去
する。その後、図6(b)に示すように、残った雨押さ
え111の部分を支持しうる形状に屈曲された合成樹脂
材や金属材からなる台材75を雨押さえ111の下に填
め込み、その上から新たに用意した棟部材85を被せて
固定する。
【0026】この棟部材85は図2に示す棟部材32の
上半分を切り取った形状に構成し、その上端部が壁材1
20にわずかにくい込むようにする。台材75の凹凸7
6の下端部には排水口76aを設けて、古い雨押え11
1を伝って棟構造内に入った雨水を軒先側に排出できる
ようにする。また、この場合にも棟部材85の軒先側の
端縁部86で台材75の端縁77を挟み込んで折り返す
ようにする。なお、棟部材85を配置した後にはモルタ
ル等120aで壁材120との隙間を埋めるようにする
と、この隙間から棟構造の内部に雨水が浸入するのを確
実に防止することができる。このようにメンテナンスを
行うことにより、既存の棟部材の上半分を残すことによ
り壁材を除去して再び塗り直すといった作業が不要とな
り、改修工事における作業を簡略化することができる。
上半分を切り取った形状に構成し、その上端部が壁材1
20にわずかにくい込むようにする。台材75の凹凸7
6の下端部には排水口76aを設けて、古い雨押え11
1を伝って棟構造内に入った雨水を軒先側に排出できる
ようにする。また、この場合にも棟部材85の軒先側の
端縁部86で台材75の端縁77を挟み込んで折り返す
ようにする。なお、棟部材85を配置した後にはモルタ
ル等120aで壁材120との隙間を埋めるようにする
と、この隙間から棟構造の内部に雨水が浸入するのを確
実に防止することができる。このようにメンテナンスを
行うことにより、既存の棟部材の上半分を残すことによ
り壁材を除去して再び塗り直すといった作業が不要とな
り、改修工事における作業を簡略化することができる。
【0027】図7は、図13に示す両棟に適用する棟構
造における従来の台材105の改良型であって、本発明
の棟構造を構成する台材の他の実施形態を示す図であ
る。図7(a)は台材90の斜視図、図7(b)はその
正面図である。図7に示すように、この台材は合成樹脂
材または腐食しない金属材からなり、板状体を複数回屈
曲して複数の上面91a〜cと、複数の下面92a〜d
とを設けた形状に構成されている。上面91と下面92
とをむすぶ垂直面の適宜箇所には、この棟部材90を棟
に固定した状態における通気性や排水性を確保すべく、
通気口96及び排水口97があけられている。この台材
90は両棟用の台材であり、上面91bを棟の真上に配
置して、その上から棟包みと呼ばれる棟部材を被せるも
のである。
造における従来の台材105の改良型であって、本発明
の棟構造を構成する台材の他の実施形態を示す図であ
る。図7(a)は台材90の斜視図、図7(b)はその
正面図である。図7に示すように、この台材は合成樹脂
材または腐食しない金属材からなり、板状体を複数回屈
曲して複数の上面91a〜cと、複数の下面92a〜d
とを設けた形状に構成されている。上面91と下面92
とをむすぶ垂直面の適宜箇所には、この棟部材90を棟
に固定した状態における通気性や排水性を確保すべく、
通気口96及び排水口97があけられている。この台材
90は両棟用の台材であり、上面91bを棟の真上に配
置して、その上から棟包みと呼ばれる棟部材を被せるも
のである。
【0028】台材90の軒先側端部には、薄い板状の棟
面戸95を下から嵌合しうる嵌合部93が形成されてい
る。この嵌合部93は、台材90の下面92a、92d
の外側端部を一旦垂直方向に屈曲した後に、所定の高さ
で再び鉛直方向に折り返して構成されており、下側から
アルミやステンレス製その他の素材からなる棟面戸95
をはめ込んで使用する。棟面戸95の下端部95aは、
その下に位置する桟瓦の形状に沿うように適宜の形状を
持たせて形成される。このように台材90を構成するこ
とにより、棟土等を用いて棟面戸95を配置しなくて
も、強固に棟面戸95を保持して棟構造内への雨水の浸
入を確実に防止することができる。
面戸95を下から嵌合しうる嵌合部93が形成されてい
る。この嵌合部93は、台材90の下面92a、92d
の外側端部を一旦垂直方向に屈曲した後に、所定の高さ
で再び鉛直方向に折り返して構成されており、下側から
アルミやステンレス製その他の素材からなる棟面戸95
をはめ込んで使用する。棟面戸95の下端部95aは、
その下に位置する桟瓦の形状に沿うように適宜の形状を
持たせて形成される。このように台材90を構成するこ
とにより、棟土等を用いて棟面戸95を配置しなくて
も、強固に棟面戸95を保持して棟構造内への雨水の浸
入を確実に防止することができる。
【0029】さらに、図7(b)に示すように、台材9
0を構成する複数の下面92a〜dにおいて、内側に位
置する2つの下面92b及び92cが、外側の2つの下
面92a及び92dより高い位置に構成されている。こ
のように複数の下面の高さに変化を持たせることによ
り、特定の下面(図7(b)の場合は92a及び92
d)のみを屋根基材と接触させ、他の下面(92b及び
92c)は屋根基材と接触させないようにして、毛細管
現象の発生を防止することができる。また、図7(b)
に示すように構成することにより、ある程度勾配の異な
る屋根にも同一の台材90を適用することができ、屋根
勾配にあわせた台材を数種類準備する必要がなくなる。
0を構成する複数の下面92a〜dにおいて、内側に位
置する2つの下面92b及び92cが、外側の2つの下
面92a及び92dより高い位置に構成されている。こ
のように複数の下面の高さに変化を持たせることによ
り、特定の下面(図7(b)の場合は92a及び92
d)のみを屋根基材と接触させ、他の下面(92b及び
92c)は屋根基材と接触させないようにして、毛細管
現象の発生を防止することができる。また、図7(b)
に示すように構成することにより、ある程度勾配の異な
る屋根にも同一の台材90を適用することができ、屋根
勾配にあわせた台材を数種類準備する必要がなくなる。
【0030】なお、図7に示す実施形態では両棟用の実
施例を用いて説明しているが、この例における嵌合部9
3やその他の構成は両棟用のものに限るものではなく、
当業者であれば容易に図2乃至図6に示すような他の形
態の棟構造にも適用することができる。
施例を用いて説明しているが、この例における嵌合部9
3やその他の構成は両棟用のものに限るものではなく、
当業者であれば容易に図2乃至図6に示すような他の形
態の棟構造にも適用することができる。
【0031】
【発明の効果】以上、本発明の実施の形態について詳細
に説明したように、本願発明によれば、台材又は棟部材
の一方の端縁部を折返して他方の端縁部を挟み込んだ
り、台材の端縁部に薄い板状の棟面戸を挟み込んで構成
することにより、木材やシリコン材等を用いて棟構造を
密閉しなくても棟構造を構成する部材間へ雨水が入り込
んでしまうのを確実に防止することができる。
に説明したように、本願発明によれば、台材又は棟部材
の一方の端縁部を折返して他方の端縁部を挟み込んだ
り、台材の端縁部に薄い板状の棟面戸を挟み込んで構成
することにより、木材やシリコン材等を用いて棟構造を
密閉しなくても棟構造を構成する部材間へ雨水が入り込
んでしまうのを確実に防止することができる。
【0032】また、棟構造を構成する台材の端縁部に棟
面戸を嵌合しうる形状を持たせ、ここに棟面戸を配置す
ることにより、棟土等を用いるのに比して遙かに強固に
棟面戸を固定しておくことができる。
面戸を嵌合しうる形状を持たせ、ここに棟面戸を配置す
ることにより、棟土等を用いるのに比して遙かに強固に
棟面戸を固定しておくことができる。
【0033】更に、棟部材を支持する台材において、複
数の下面の高さに差を設けて構成することにより、特定
の下面のみを屋根基材と接触させそれ以外の下面を屋根
基材から離れた状態で設置して、この屋根基材から離れ
た下面の部分において毛細管現象を確実に遮断すること
ができるとともに、勾配の異なる屋根にも同一形状の台
材を適用することが可能となり屋根勾配等の実施環境に
合わせたストックの準備が不要となる。
数の下面の高さに差を設けて構成することにより、特定
の下面のみを屋根基材と接触させそれ以外の下面を屋根
基材から離れた状態で設置して、この屋根基材から離れ
た下面の部分において毛細管現象を確実に遮断すること
ができるとともに、勾配の異なる屋根にも同一形状の台
材を適用することが可能となり屋根勾配等の実施環境に
合わせたストックの準備が不要となる。
【図1】本発明に係る棟構造を両棟に適用した実施例の
構成を示す断面図である。
構成を示す断面図である。
【図2】本発明に係る棟構造を葺詰め部に適用した実施
例の構成を示す断面図である。
例の構成を示す断面図である。
【図3】本発明に係る棟構造を片流れ屋根の頂部に適用
した実施例の構成を示す断面図である。
した実施例の構成を示す断面図である。
【図4】本発明に係る棟構造をパラペット屋根の頂部に
適用した実施例の構成を示す断面図である。
適用した実施例の構成を示す断面図である。
【図5】本発明に係る棟構造を屋根勾配が変化する部位
に適用した実施例の構成を示す断面図である。
に適用した実施例の構成を示す断面図である。
【図6】本発明に係る棟構造を葺詰め部の改修工事にお
いて適用する方法を示す断面図である。
いて適用する方法を示す断面図である。
【図7】本発明に係る棟構造を構成する台材の他の実施
形態の構成を示す図であり、(a)は台材の斜視図、
(b)は台材の断面図である。
形態の構成を示す図であり、(a)は台材の斜視図、
(b)は台材の断面図である。
【図8】従来の両棟における棟構造の構成を示す断面図
である。
である。
【図9】従来の葺詰め部における棟構造の構成を示す断
面図である。
面図である。
【図10】従来の屋根勾配が途中で変化する部位におけ
る棟構造の構成を示す断面図である。
る棟構造の構成を示す断面図である。
【図11】従来の片流れ屋根における棟構造の構成を示
す断面図である。
す断面図である。
【図12】従来のパラペット屋根における棟構造の構成
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図13】従来の両棟における棟構造の構成を示す断面
図である。
図である。
20、40、45、52、65、70、71、75、9
0 台材 22、41、42、43、61、56、72、73、7
6 台材の端縁 30、32、35、50、55、80、81、85
棟部材 31、33、51、66、82、83、86
棟部材の端縁 10、11、12 屋根基材 21、70a、71a 凹凸 26 シーラー 30a ネジ 45a、96 通気口 91a〜c 上面 92a〜d 下面 93 嵌合部 95 棟面戸 111 従来の棟部材 120 壁材
0 台材 22、41、42、43、61、56、72、73、7
6 台材の端縁 30、32、35、50、55、80、81、85
棟部材 31、33、51、66、82、83、86
棟部材の端縁 10、11、12 屋根基材 21、70a、71a 凹凸 26 シーラー 30a ネジ 45a、96 通気口 91a〜c 上面 92a〜d 下面 93 嵌合部 95 棟面戸 111 従来の棟部材 120 壁材
Claims (3)
- 【請求項1】 合成樹脂材あるいは金属材からなり適宜
形状に形成された台材と、当該台材の上に被せて固定す
る棟部材とを具える棟構造において、 前記棟構造の延在方向に直交する方向における前記台材
及び棟部材の端縁部の一方あるいは双方において、前記
台材と棟部材のいずれか一方の端縁が他方の端縁を挟ん
で折返されていることを特徴とする棟構造。 - 【請求項2】 合成樹脂材あるいは金属材からなり適宜
形状に形成された台材と、当該台材の上に被せて固定す
る棟部材とを具える棟構造において、 前記棟の延在方向に直交する方向における前記台材の端
縁部が、薄い板状の棟面戸をほぼ垂直方向に嵌合しうる
形状を具えることを特徴とする棟構造。 - 【請求項3】 合成樹脂材あるいは金属材からなる台材
と、当該台材の上に被せて固定する棟部材とを具える棟
構造において、 前記台材が、前記棟部材の裏面とほぼ平行に延在する1
以上の上面と、この台材の下側にある屋根基材とほぼ平
行に延在する複数の下面とを具え、前記複数の下面の高
さに差が設けられていることを特徴とする棟構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000070832A JP2001262780A (ja) | 2000-03-14 | 2000-03-14 | 棟構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000070832A JP2001262780A (ja) | 2000-03-14 | 2000-03-14 | 棟構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001262780A true JP2001262780A (ja) | 2001-09-26 |
Family
ID=18589502
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000070832A Pending JP2001262780A (ja) | 2000-03-14 | 2000-03-14 | 棟構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001262780A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017166147A (ja) * | 2016-03-14 | 2017-09-21 | 株式会社ヨネキン | 片流れ屋根の棟部板金役物及び片流れ屋根の棟部構造 |
| JP2020172764A (ja) * | 2019-04-09 | 2020-10-22 | 株式会社シャイン | 棟下地及び棟の施工方法 |
| JP2023110587A (ja) * | 2022-01-28 | 2023-08-09 | ケイミュー株式会社 | 雨押え換気部材及びその施工構造 |
-
2000
- 2000-03-14 JP JP2000070832A patent/JP2001262780A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017166147A (ja) * | 2016-03-14 | 2017-09-21 | 株式会社ヨネキン | 片流れ屋根の棟部板金役物及び片流れ屋根の棟部構造 |
| JP2020172764A (ja) * | 2019-04-09 | 2020-10-22 | 株式会社シャイン | 棟下地及び棟の施工方法 |
| JP2023110587A (ja) * | 2022-01-28 | 2023-08-09 | ケイミュー株式会社 | 雨押え換気部材及びその施工構造 |
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