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JP2001253877A - 4−テトラヒドロピラニルアルキルアミン誘導体の製造法 - Google Patents

4−テトラヒドロピラニルアルキルアミン誘導体の製造法

Info

Publication number
JP2001253877A
JP2001253877A JP2000068251A JP2000068251A JP2001253877A JP 2001253877 A JP2001253877 A JP 2001253877A JP 2000068251 A JP2000068251 A JP 2000068251A JP 2000068251 A JP2000068251 A JP 2000068251A JP 2001253877 A JP2001253877 A JP 2001253877A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nitrobenzyl
tetrahydropyranylalkylamine
general formula
tetrahydropyranyl
alkylamine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000068251A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumasa Harada
勝正 原田
Shigeyoshi Nishino
繁栄 西野
Hideyoshi Shima
秀好 島
Minoru Nishimura
実 西村
Takashi Harada
崇司 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP2000068251A priority Critical patent/JP2001253877A/ja
Publication of JP2001253877A publication Critical patent/JP2001253877A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、簡便な方法によって、高収率で4-
テトラヒドロピラニルアルキルアミン誘導体を製造する
ことが出来る、工業的に好適な4-テトラヒドロピラニル
アルキルアミン誘導体の製造法を提供することを課題と
する。 【解決手段】 本発明の課題は、(A)4-テトラヒドロ
ピラニルアルキルアミンに、4-ニトロベンジルハライド
を反応させて、N-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒド
ロピラニル)アルキルアミンとする第1工程、(B)次
いで、N-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニ
ル)アルキルアミンを還元して、N-(4-アミノベンジル)-
N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミンとする第2
工程、を含んでなることを特徴とする、4-テトラヒドロ
ピラニルアルキルアミン誘導体の製造法によって解決さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、4-テトラヒドロピ
ラニルアルキルアミン誘導体を製造する方法に関する。
4-テトラヒドロピラニルアルキルアミン誘導体は、医薬
の合成中間体又は原料として有用な化合物である。
【0002】
【従来の技術】従来、4-テトラヒドロピラニルアルキル
アミン誘導体、特に、N-(4-アミノベンジル)-N-(4-テト
ラヒドロピラニル)メチルアミンを製造する方法として
は、p-ニトロベンジルアミン塩酸塩とテトラヒドロピラ
ニル-4-オンとをトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウ
ムの存在下で反応させ、更に、ホルマリンとトリアセト
キシ水素化ホウ素ナトリウムを加えて反応させた後、得
られた反応混合物を還元鉄と酢酸で還元する方法が開示
されている(特開平11-263764号公報)。しかしながら
この方法では、目的物の収率が低く、又、反応系が複雑
であると共に、反応終了後の後処理が煩雑となる等、工
業的製造法としては問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
問題点を解決し、簡便な方法によって、高収率で4-テト
ラヒドロピラニルアルキルアミン誘導体を製造すること
が出来る、工業的に好適な4-テトラヒドロピラニルアル
キルアミン誘導体の製造法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、(A)
一般式(1)
【0005】
【化9】
【0006】(式中、Rは、アルキル基を示す。)で示
される4-テトラヒドロピラニルアルキルアミンに、一般
式(2)
【0007】
【化10】
【0008】(式中、Xはハロゲン原子を示す。)で示
される4-ニトロベンジルハライドを反応させて、一般式
(3)
【0009】
【化11】
【0010】(式中、Rは、アルキル基を示す。)で示
されるN-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニ
ル)アルキルアミンとする第1工程、
【0011】(B)次いで、N-(4-ニトロベンジル)-N-
(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミンを還元して、
一般式(4)
【0012】
【化12】
【0013】(式中、Rは、アルキル基を示す。)で示
されるN-(4-アミノベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニ
ル)アルキルアミンとする第2工程、を含んでなること
を特徴とする、4-テトラヒドロピラニルアルキルアミン
誘導体の製造法によって解決される。
【0014】本発明は、また、一般式(1)
【化13】
【0015】で示される4-テトラヒドロピラニルアルキ
ルアミンに、一般式(2)
【0016】
【化14】
【0017】(式中、Xはハロゲン原子を示す。)で示
される4-ニトロベンジルハライドを反応させて、一般式
(3)
【0018】
【化15】
【0019】(式中、Rは、アルキル基を示す。)で示
されるN-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニ
ル)アルキルアミンとすることを特徴とする、4-テトラ
ヒドロピラニルアルキルアミン誘導体の製造法によって
解決される。
【0020】更には、式(5)
【0021】
【化16】
【0022】で示されるN-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テ
トラヒドロピラニル)メチルアミンによって解決され
る。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明は、(A)一般式(1)で
示される4-テトラヒドロピラニルアルキルアミンに、一
般式(2)で示される4-ニトロベンジルハライドを反応
させて、一般式(3)で示されるN-(4-ニトロベンジル)
-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミンとする第
1工程、(B)次いで、N-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テ
トラヒドロピラニル)アルキルアミンを還元して、一般
式(4)で示されるN-(4-アミノベンジル)-N-(4-テトラ
ヒドロピラニル)アルキルアミンとする第2工程、を含
んでなる二つの工程によってN-(4-アミノベンジル)-N-
(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミンを反応生成物
として得るものである。
【0024】引き続き、前記の二つの工程を順次説明す
る。 (A)第1工程 本発明の第1工程は、一般式(1)で示される4-テトラ
ヒドロピラニルアルキルアミンに、一般式(2)で示さ
れる4-ニトロベンジルハライドを反応させて、一般式
(3)で示されるN-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒ
ドロピラニル)アルキルアミンとする工程である。
【0025】本発明の第1工程の反応において使用する
4-テトラヒドロピラニルアルキルアミンは、前記の一般
式(1)で示される。その一般式(1)において、R
は、アルキル基、好ましくはメチル基又はエチル基であ
る。
【0026】本発明の第1工程の反応において使用する
4-ニトロベンジルハライドは、前記の一般式(2)で示
される。その一般式(2)において、Xは、ハロゲン原
子であり、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原
子が挙げられるが、好ましくは塩素原子である。
【0027】前記4-ニトロベンジルハライドの使用量
は、4-テトラヒドロピラニルアルキルアミンに対して、
好ましくは0.1〜2.0倍モル、更に好ましくは0.2〜1.2倍
モルである。
【0028】本発明の第1工程の反応は、有機溶媒中、
塩基の存在下で行うことが好ましい。
【0029】前記有機溶媒としては、反応を阻害しない
ものであれば特に限定されず、例えば、メタノール、エ
タノール、n-プロパノール、イソプロピルアルコール、
n-ブチルノール、t-ブチルアルコール等のアルコール
類;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸
ブチル等の有機酸エステル類;ジエチルエーテル、ジイ
ソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、テトラヒドロ
フラン等のエーテル類;N,N-ジメチルホルムアミド、1-
メチル-2-ピロリドン等のアミド類、1,3-ジメチル-2-イ
ミダゾリドン等の尿素類;ジメチルスルホキシドが挙げ
られるが、好ましくはアルコール類、アミド類が使用さ
れる。
【0030】前記有機溶媒の使用量は、4-テトラヒドロ
ピラニルアルキルアミンに対して、好ましくは0〜50重
量倍、更に好ましくは0〜15重量倍である。これらの有
機溶媒は、単独又は二種以上を混合して使用しても良
い。
【0031】前記塩基は、無機塩基又は有機塩基であ
る。無機塩基としては、例えば、水酸化リチウム、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化
物;炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の
アルカリ金属炭酸塩;炭酸水素リチウム、炭酸水素ナト
リウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属炭酸水素
塩;リン酸ナトリウム、リン酸カリウム等のアルカリ金
属リン酸塩;酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、プロピオ
ン酸ナトリウム、プロピオン酸カリウム等のアルカリ金
属有機酸塩;ナトリウムメトキシド、カリウムメトキシ
ド、ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシド等のア
ルカリ金属アルコキシドが挙げられるが、好ましくはア
ルカリ金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、更に好まし
くは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウムが使用される。
【0032】有機塩基としては、例えば、トリメチルア
ミン、トリエチルアミン、エチルジイソプロピルアミ
ン、ジエチルイソプロピルアミン、トリイソプロピルア
ミン、ベンジルジメチルアミン、ベンジルジエチルアミ
ン等の三級アミン類;ピリジン、メチルピリジン、ジメ
チルピリジン等のピリジン類が挙げられるが、好ましく
は三級アミン類、更に好ましくはトリエチルアミンが使
用される。
【0033】前記塩基の使用量は、4-テトラヒドロピラ
ニルアルキルアミンに対して、好ましくは0〜10倍モ
ル、更に好ましくは0.6〜5倍モル、特に好ましくは1〜3
倍モルである。これらの塩基は、単独又は二種以上を混
合して使用しても良い。
【0034】本発明の第1工程の反応は、4-テトラヒド
ロピラニルアルキルアミンに4-ニトロベンジルアミンを
液相で接触させることが好ましく、例えば、不活性ガス
雰囲気にて、4-テトラヒドロピラニルアルキルアミン、
4-ニトロベンジルアミン、塩基及び有機溶媒を混合し
て、加熱攪拌する等の方法によって、常圧下又は加圧下
で行われる。その際の反応温度は、好ましくは0〜150
℃、更に好ましくは20〜100℃である。また、必要に応
じて、臭化リチウム、ヨウ化リチウム、臭化ナトリウ
ム、ヨウ化ナトリウム、臭化カリウム、ヨウ化カリウム
等の無機ハロゲン化物;テトラブチルアンモニウムブロ
マイド、テトラブチルアンモニウムアイオダイド等の有
機ハロゲン化物を添加して、反応性を調節しても良い。
【0035】また、本発明の第1工程の反応で得られる
N-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)ア
ルキルアミンは、例えば、反応終了後、蒸留、再結晶、
カラムクロマトグラフィー等による一般的な方法によっ
て分離・精製される。
【0036】なお、本発明の第1工程の反応で得られ
る、式(5)
【0037】
【化17】
【0038】で示されるN-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テ
トラヒドロピラニル)メチルアミンは新規な化合物であ
る。
【0039】(B)第2工程 本発明の第2工程は、第1工程で得られたN-(4-ニトロ
ベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミン
を還元して、一般式(4)で示されるN-(4-アミノベン
ジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミンとす
る工程である。
【0040】本発明の第2工程の反応は、ニトロ基の一
般的な還元であれば特に限定はされないが、例えば、パ
ラジウム存在下における水素や酸等による還元、鉄の存
在下における酸による還元、スズや亜鉛の存在下におけ
る酸による還元、ボラン又は置換ボランによる還元、ラ
ネーニッケル存在下における水素や酸による還元が挙げ
られるが、好ましくはラネーニッケル存在下における水
素による還元(以下、還元反応(a)という)、鉄の存在
下における酸による還元(以下、還元反応(b)とい
う)、更に好ましくはラネーニッケル存在下における水
素による還元(還元反応(a))で行われる。
【0041】還元反応(a);ラネーニッケル存在下にお
ける水素による還元 本発明の第2工程の還元反応(a)で使用されるラネーニ
ッケルとは、ニッケルとアルミニウムを主成分とする合
金であり、ニッケルの含有量が、好ましくは10〜90重量
%、更に好ましくは40〜80重量%のものが使用される。
通常、展開されたラネーニッケルが使用されるが、種々
の方法によって、前処理されたラネーニッケルや安定化
されたラネーニッケルも使用出来る。更に、ラネーニッ
ケル中に、コバルト、鉄、鉛、クロム、チタン、モリブ
デン、バナジウム、マンガン、スズ、タングステン等の
金属が含まれているものも使用出来る。
【0042】前記ラネーニッケルの使用量は、N-(4-ニ
トロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルア
ミンに対して、ニッケル原子換算で、好ましくは0.05〜
20倍モル、更に好ましくは0.2〜10倍モルである。
【0043】本発明の第2工程の還元反応(a)は、有機
溶媒の存在下又は非存在下において行われる。使用され
る有機溶媒としては、反応を阻害しないものであれば特
に限定されず、例えば、メタノール、エタノール、n-プ
ロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n-ブチル
アルコール、t-ブチルアルコール等のアルコール類;酢
酸メチル、酢酸エチル等の有機酸エステル類が挙げられ
るが、好ましくはアルコール類、更に好ましくはエタノ
ールが使用される。
【0044】前記有機溶媒の使用量は、N-(4-ニトロベ
ンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミンに
対して、好ましくは0〜50重量倍、更に好ましくは5〜30
重量倍である。これらの有機溶媒は、単独又は二種以上
を混合して使用しても良い。
【0045】本発明の第2工程の還元反応(a)は、N-(4-
ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキル
アミンに水素を液相で接触させることが好ましく、例え
ば、水素雰囲気にて、ラネーニッケルの存在下、N-(4-
ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキル
アミン及び有機溶媒を混合して、加熱攪拌する等の方法
によって、常圧下又は加圧下、好ましくは加圧下、更に
好ましくは0.1〜0.5MPaで行われる。その際の反応温度
は、好ましくは0〜80℃、更に好ましくは10〜40℃であ
る。
【0046】また、必要に応じて、無機塩基、有機塩
基、白金塩等を系内に添加することによって、反応性を
調節しても良い(久保松照夫、小松信一郎、ラネーニッ
ケル触媒(川研ファインケミカル株式会社発行)、123〜1
47頁に記載)。
【0047】還元反応(b);鉄の存在下における酸によ
る還元 本発明の第2工程の還元反応(b)で使用される鉄として
は、還元鉄、硫酸第一鉄(及びその水和物)、塩化第一
鉄(及びその水和物)等が挙げられる。
【0048】前記鉄の使用量は、N-(4-ニトロベンジル)
-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミンに対し
て、鉄原子換算で、好ましくは1〜10倍モル、更に好ま
しくは2〜6倍モルである。
【0049】本発明の第2工程の還元反応(b)で使用さ
れる酸としては、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、クロロ酢
酸、トリフルオロ酢酸等の有機酸;塩酸、硫酸等の無機
酸が挙げられるが、好ましくは酢酸、塩酸、更に好まし
くは酢酸が使用される。
【0050】前記酸の使用量は、N-(4-ニトロベンジル)
-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミンに対し
て、好ましくは1〜100重量、更に好ましくは4〜60重量
倍である。
【0051】本発明の第2工程の還元反応(b)は、溶媒
の存在下又は非存在下において行われる。使用される溶
媒としては、例えば、水、アンモニア水、メタノール、
エタノール、イソプロピルアルコール、n-ブタノール、
t-ブチルアルコール等のアルコール類;ギ酸、酢酸、プ
ロピオン酸等の有機酸類が挙げられるが、好ましくは有
機酸類、更に好ましくは酢酸が使用される。
【0052】前記溶媒の使用量は、N-(4-ニトロベンジ
ル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミンに対し
て、好ましくは0〜100重量倍、更に好ましくは0〜60重
量倍である。これらの溶媒は、単独又は二種以上を混合
して使用しても良い。
【0053】本発明の第2工程の還元反応(b)は、N-(4-
ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキル
アミンに酸を液相で接触させることが好ましく、例え
ば、不活性ガス雰囲気にて、鉄の存在下、N-(4-ニトロ
ベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミン
及び酸を混合して、加熱攪拌する等の方法によって、常
圧下又は加圧下で行われる。その際の反応温度は、好ま
しくは0〜80℃、更に好ましくは10〜50℃である。
【0054】また、本発明の第2工程の反応(還元反応
(a)又は(b))で得られるN-(4-アミノベンジル)-N-(4-テ
トラヒドロピラニル)アルキルアミンは、例えば、反応
終了後、蒸留、再結晶、カラムクロマトグラフィー等に
よる一般的な方法によって分離・精製される。
【0055】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではな
い。
【0056】実施例1 攪拌装置、温度計、還流冷却器及び滴下漏斗を備えた内
容積200mlのガラス製フラスコに、窒素雰囲気下、4-テ
トラヒドロピラニルメチルアミン5.50g(47.8mmol)、炭
酸カリウム6.93g(50.1mmol)及びN,N-ジメチルホルムア
ミド60mlを加え、室温にて攪拌しながら4-ニトロベンジ
ルクロライド8.61g(50.2mmol)を加え、70〜80℃で3時間
反応させた。反応終了後、室温まで冷却し、トルエン20
0mlを加え、水180mlで2回洗浄した後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。濾過後、減圧下で濃縮し、得られた黄色
油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(充填
剤:ワコーゲルC-200(和光純薬社製)、展開溶媒:ヘキ
サン/酢酸エチル(=1/2(容積比)))で精製して、黄色固
体として純度99%(高速液体クロマトグラフィーによる
面積百分率)のN-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒド
ロピラニル)メチルアミン8.91gを得た(収率74%)。 N-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)メ
チルアミンの物性値は、 融点;50〜51℃ CI-MS(m/e);251(M+1)IR(KBr法,cm-1);2947、2858、16
06、1515、1343 元素分析;炭素62.24%、水素7.15%、窒素11.21% (理論値(C13H18N2O3);炭素62.38%、水素7.25%、窒
素11.19%)1 H-NMR(CDCl3,δ(ppm));1.6〜1.8(4H,m)、2.21(3H,
s)、2.66(1H,m)、3.38(2H,m)、3.68(2H,s)、4.0〜4.1(2
H,m)、7.52(2H,d,J=8.8Hz)、8.17(2H,d,J=8.8Hz) であった。
【0057】実施例2 攪拌装置及び温度計を備えた内容積100mlのポリカーボ
ネート製オートクレーブに、実施例1と同様な方法で合
成したN-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニ
ル)メチルアミン1.0g(4.0mmol)、エタノール20ml及び含
水展開ラネーニッケル(川研ファインケミカル社製:ND
HT-90(ニッケル含有量50重量%品))1.0g(ニッケル原子
として8.5mmol)を加え、水素圧0.2〜0.4MPaにて、室温
で5時間反応させた。反応終了後、濾過し、濾液を減圧
下で濃縮して、白色結晶として純度95%(高速液体クロ
マトグラフィーによる面積百分率)のN-(4-アミノベン
ジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)メチルアミン0.75g
を得た(収率81%)。 N-(4-アミノベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)メ
チルアミンの物性値は、 CI-MS(m/e);221(M+1)1 H-NMR(CDCl3,δ(ppm));1.60〜1.75(4H,m)、2.18(3H,
s)、2.56〜2.66(1H,m)、3.35(2H,dt,J=3.2,11.3Hz)、3.
47(2H,s)、3.62(2H,brs)、4.00〜4.04(2H,m)、6.63(2H,
d,J=8.4Hz)、7.08(2H,d,J=8.4Hz)であった。
【0058】実施例3 攪拌装置及び温度計を備えた内容積20mlのガラス製フラ
スコに、実施例1と同様な方法で合成したN-(4-ニトロ
ベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)メチルアミン20
0mg(0.8mmol)、酢酸10ml及び還元鉄200mg(鉄原子として
3.6mmol)を加え、室温で12時間反応させた。反応終了
後、酢酸を留去し、酢酸エチル50mlを加えた。濾過後、
有機層を8mol/l水酸化ナトリウム水溶液で洗浄し、有機
層を高速液体クロマトグラフィー(絶対定量法)により
分析したところ、N-(4-アミノベンジル)-N-(4-テトラヒ
ドロピラニル)メチルアミンが127mg(収率72%)生成して
いた。
【0059】実施例4 攪拌装置、温度計、還流冷却器及び滴下漏斗を備えた内
容積10mlのガラス製フラスコに、窒素雰囲気下、4-テト
ラヒドロピラニルメチルアミン0.67g(5.8mmol)及びエタ
ノール3mlを加え、室温にて攪拌しながら4-ニトロベン
ジルクロライド0.50g(2.9mmol)を加え、50℃で8時間反
応させた。反応終了後、反応液を高速液体クロマトグラ
フィー(絶対定量法)により分析したところ、N-(4-ニ
トロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)メチルアミ
ンが0.53g(収率73%)生成していた。
【0060】実施例5 実施例4と同様な装置に、窒素雰囲気下、4-テトラヒド
ロピラニルメチルアミン1.30g(11.3mmol)を加え、室温
にて攪拌しながら4-ニトロベンジルクロライド0.50g(2.
9mmol)を加え、50℃で1.5時間反応させた。反応終了
後、反応液を高速液体クロマトグラフィー(絶対定量
法)により分析したところ、N-(4-ニトロベンジル)-N-
(4-テトラヒドロピラニル)メチルアミンが0.57g(収率79
%)生成していた。
【0061】実施例6 攪拌装置、温度計、還流冷却器及び滴下漏斗を備えた内
容積20mlのガラス製フラスコに、窒素雰囲気下、4-テト
ラヒドロピラニルエチルアミン1.20g(9.3mmol)、炭酸カ
リウム1.12g(8.1mmol)及びN,N-ジメチルホルムアミド10
mlを加え、室温にて攪拌しながら4-ニトロベンジルクロ
ライド1.39g(8.1mmol)を加え、60℃で2時間反応させ
た。反応終了後、室温まで冷却し、1mol/l塩酸16ml(16.
2mmol)を加え、クロロホルム50mlで洗浄した。次いで、
8mol/l水酸化ナトリウム水溶液2.2ml(16.6mmol)を加え
て水層を塩基性にした。水層をトルエン50mlで3回抽出
し、得られた有機層を飽和食塩水20mlで5回洗浄した
後、硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下で濃
縮し、黄色液体として純度95%(高速液体クロマトグラ
フィーによる面積百分率)のN-(4-ニトロベンジル)-N-
(4-テトラヒドロピラニル)エチルアミン1.00gを得た(収
率45%)。 N-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)エ
チルアミンの物性値は、 CI-MS(m/e);265(M+1)1 H-NMR(CDCl3,δ(ppm));1.01(3H,t,J=7.5Hz)、1.60〜
1.72(4H,m)、2.58(2H,q,J=7.2Hz)、2.70〜2.79(1H,m)、
3.34(2H,dt,J=2.7,11.4Hz)、3.73(2H,s), 4.03(2H,d,J=
4.8Hz)、7.54(2H,d,J=8.7Hz)、8.15(2H,d,J=8.7Hz)であ
った。
【0062】
【発明の効果】本発明により、簡便な方法によって、高
収率で4-テトラヒドロピラニルアルキルアミン誘導体を
製造することが出来る、工業的に好適な4-テトラヒドロ
ピラニルアルキルアミン誘導体の製造法を提供すること
が出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 実 山口県宇部市上野中町9番3の1 (72)発明者 原田 崇司 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社宇部研究所内 Fターム(参考) 4C062 AA15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)一般式(1) 【化1】 (式中、Rは、アルキル基を示す。)で示される4-テト
    ラヒドロピラニルアルキルアミンに、一般式(2) 【化2】 (式中、Xはハロゲン原子を示す。)で示される4-ニト
    ロベンジルハライドを反応させて、一般式(3) 【化3】 (式中、Rは、アルキル基を示す。)で示されるN-(4-
    ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキル
    アミンとする第1工程、(B)次いで、N-(4-ニトロベ
    ンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミンを
    還元して、一般式(4) 【化4】 (式中、Rは、アルキル基を示す。)で示されるN-(4-
    アミノベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキル
    アミンとする第2工程、を含んでなることを特徴とす
    る、4-テトラヒドロピラニルアルキルアミン誘導体の製
    造法。
  2. 【請求項2】一般式(1) 【化5】 (式中、Rは、アルキル基を示す。)で示される4-テト
    ラヒドロピラニルアルキルアミンに、一般式(2) 【化6】 (式中、Xはハロゲン原子を示す。)で示される4-ニト
    ロベンジルハライドを反応させて、一般式(3) 【化7】 (式中、Rは、アルキル基を示す。)で示されるN-(4-
    ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキル
    アミンとすることを特徴とする、4-テトラヒドロピラニ
    ルアルキルアミン誘導体の製造法。
  3. 【請求項3】一般式(1)のR1が、メチル基又はエチ
    ル基である請求項1又は2記載の4-テトラヒドロピラニ
    ルアルキルアミン誘導体の製造法。
  4. 【請求項4】一般式(1)の4-テトラヒドロピラニルア
    ルキルアミンと一般式(2)の4-ニトロベンジルハライ
    ドとの反応(第1工程)を、有機溶媒中で行う請求項1
    又は2記載の4-テトラヒドロピラニルアルキルアミン誘
    導体の製造法。
  5. 【請求項5】一般式(1)の4-テトラヒドロピラニルア
    ルキルアミンと一般式(2)の4-ニトロベンジルハライ
    ドとの反応(第1工程)を、塩基の存在下にて行う請求
    項1又は2記載の4-テトラヒドロピラニルアルキルアミ
    ン誘導体の製造法。
  6. 【請求項6】一般式(3)で示されるN-(4-ニトロベン
    ジル)-N-(テトラヒドロピラン-4-イル)アルキルアミン
    の還元(第2工程)を、ラネーニッケルの存在下におい
    て水素で還元する請求項1記載の4-テトラヒドロピラニ
    ルアルキルアミン誘導体の製造法。
  7. 【請求項7】式(5) 【化8】 で示されるN-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピ
    ラニル)メチルアミン。
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