JP2001253877A - 4−テトラヒドロピラニルアルキルアミン誘導体の製造法 - Google Patents
4−テトラヒドロピラニルアルキルアミン誘導体の製造法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、簡便な方法によって、高収率で4-
テトラヒドロピラニルアルキルアミン誘導体を製造する
ことが出来る、工業的に好適な4-テトラヒドロピラニル
アルキルアミン誘導体の製造法を提供することを課題と
する。 【解決手段】 本発明の課題は、(A)4-テトラヒドロ
ピラニルアルキルアミンに、4-ニトロベンジルハライド
を反応させて、N-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒド
ロピラニル)アルキルアミンとする第1工程、(B)次
いで、N-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニ
ル)アルキルアミンを還元して、N-(4-アミノベンジル)-
N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミンとする第2
工程、を含んでなることを特徴とする、4-テトラヒドロ
ピラニルアルキルアミン誘導体の製造法によって解決さ
れる。
テトラヒドロピラニルアルキルアミン誘導体を製造する
ことが出来る、工業的に好適な4-テトラヒドロピラニル
アルキルアミン誘導体の製造法を提供することを課題と
する。 【解決手段】 本発明の課題は、(A)4-テトラヒドロ
ピラニルアルキルアミンに、4-ニトロベンジルハライド
を反応させて、N-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒド
ロピラニル)アルキルアミンとする第1工程、(B)次
いで、N-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニ
ル)アルキルアミンを還元して、N-(4-アミノベンジル)-
N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミンとする第2
工程、を含んでなることを特徴とする、4-テトラヒドロ
ピラニルアルキルアミン誘導体の製造法によって解決さ
れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、4-テトラヒドロピ
ラニルアルキルアミン誘導体を製造する方法に関する。
4-テトラヒドロピラニルアルキルアミン誘導体は、医薬
の合成中間体又は原料として有用な化合物である。
ラニルアルキルアミン誘導体を製造する方法に関する。
4-テトラヒドロピラニルアルキルアミン誘導体は、医薬
の合成中間体又は原料として有用な化合物である。
【0002】
【従来の技術】従来、4-テトラヒドロピラニルアルキル
アミン誘導体、特に、N-(4-アミノベンジル)-N-(4-テト
ラヒドロピラニル)メチルアミンを製造する方法として
は、p-ニトロベンジルアミン塩酸塩とテトラヒドロピラ
ニル-4-オンとをトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウ
ムの存在下で反応させ、更に、ホルマリンとトリアセト
キシ水素化ホウ素ナトリウムを加えて反応させた後、得
られた反応混合物を還元鉄と酢酸で還元する方法が開示
されている(特開平11-263764号公報)。しかしながら
この方法では、目的物の収率が低く、又、反応系が複雑
であると共に、反応終了後の後処理が煩雑となる等、工
業的製造法としては問題があった。
アミン誘導体、特に、N-(4-アミノベンジル)-N-(4-テト
ラヒドロピラニル)メチルアミンを製造する方法として
は、p-ニトロベンジルアミン塩酸塩とテトラヒドロピラ
ニル-4-オンとをトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウ
ムの存在下で反応させ、更に、ホルマリンとトリアセト
キシ水素化ホウ素ナトリウムを加えて反応させた後、得
られた反応混合物を還元鉄と酢酸で還元する方法が開示
されている(特開平11-263764号公報)。しかしながら
この方法では、目的物の収率が低く、又、反応系が複雑
であると共に、反応終了後の後処理が煩雑となる等、工
業的製造法としては問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
問題点を解決し、簡便な方法によって、高収率で4-テト
ラヒドロピラニルアルキルアミン誘導体を製造すること
が出来る、工業的に好適な4-テトラヒドロピラニルアル
キルアミン誘導体の製造法を提供するものである。
問題点を解決し、簡便な方法によって、高収率で4-テト
ラヒドロピラニルアルキルアミン誘導体を製造すること
が出来る、工業的に好適な4-テトラヒドロピラニルアル
キルアミン誘導体の製造法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、(A)
一般式(1)
一般式(1)
【0005】
【化9】
【0006】(式中、Rは、アルキル基を示す。)で示
される4-テトラヒドロピラニルアルキルアミンに、一般
式(2)
される4-テトラヒドロピラニルアルキルアミンに、一般
式(2)
【0007】
【化10】
【0008】(式中、Xはハロゲン原子を示す。)で示
される4-ニトロベンジルハライドを反応させて、一般式
(3)
される4-ニトロベンジルハライドを反応させて、一般式
(3)
【0009】
【化11】
【0010】(式中、Rは、アルキル基を示す。)で示
されるN-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニ
ル)アルキルアミンとする第1工程、
されるN-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニ
ル)アルキルアミンとする第1工程、
【0011】(B)次いで、N-(4-ニトロベンジル)-N-
(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミンを還元して、
一般式(4)
(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミンを還元して、
一般式(4)
【0012】
【化12】
【0013】(式中、Rは、アルキル基を示す。)で示
されるN-(4-アミノベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニ
ル)アルキルアミンとする第2工程、を含んでなること
を特徴とする、4-テトラヒドロピラニルアルキルアミン
誘導体の製造法によって解決される。
されるN-(4-アミノベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニ
ル)アルキルアミンとする第2工程、を含んでなること
を特徴とする、4-テトラヒドロピラニルアルキルアミン
誘導体の製造法によって解決される。
【0014】本発明は、また、一般式(1)
【化13】
【0015】で示される4-テトラヒドロピラニルアルキ
ルアミンに、一般式(2)
ルアミンに、一般式(2)
【0016】
【化14】
【0017】(式中、Xはハロゲン原子を示す。)で示
される4-ニトロベンジルハライドを反応させて、一般式
(3)
される4-ニトロベンジルハライドを反応させて、一般式
(3)
【0018】
【化15】
【0019】(式中、Rは、アルキル基を示す。)で示
されるN-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニ
ル)アルキルアミンとすることを特徴とする、4-テトラ
ヒドロピラニルアルキルアミン誘導体の製造法によって
解決される。
されるN-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニ
ル)アルキルアミンとすることを特徴とする、4-テトラ
ヒドロピラニルアルキルアミン誘導体の製造法によって
解決される。
【0020】更には、式(5)
【0021】
【化16】
【0022】で示されるN-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テ
トラヒドロピラニル)メチルアミンによって解決され
る。
トラヒドロピラニル)メチルアミンによって解決され
る。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明は、(A)一般式(1)で
示される4-テトラヒドロピラニルアルキルアミンに、一
般式(2)で示される4-ニトロベンジルハライドを反応
させて、一般式(3)で示されるN-(4-ニトロベンジル)
-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミンとする第
1工程、(B)次いで、N-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テ
トラヒドロピラニル)アルキルアミンを還元して、一般
式(4)で示されるN-(4-アミノベンジル)-N-(4-テトラ
ヒドロピラニル)アルキルアミンとする第2工程、を含
んでなる二つの工程によってN-(4-アミノベンジル)-N-
(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミンを反応生成物
として得るものである。
示される4-テトラヒドロピラニルアルキルアミンに、一
般式(2)で示される4-ニトロベンジルハライドを反応
させて、一般式(3)で示されるN-(4-ニトロベンジル)
-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミンとする第
1工程、(B)次いで、N-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テ
トラヒドロピラニル)アルキルアミンを還元して、一般
式(4)で示されるN-(4-アミノベンジル)-N-(4-テトラ
ヒドロピラニル)アルキルアミンとする第2工程、を含
んでなる二つの工程によってN-(4-アミノベンジル)-N-
(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミンを反応生成物
として得るものである。
【0024】引き続き、前記の二つの工程を順次説明す
る。 (A)第1工程 本発明の第1工程は、一般式(1)で示される4-テトラ
ヒドロピラニルアルキルアミンに、一般式(2)で示さ
れる4-ニトロベンジルハライドを反応させて、一般式
(3)で示されるN-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒ
ドロピラニル)アルキルアミンとする工程である。
る。 (A)第1工程 本発明の第1工程は、一般式(1)で示される4-テトラ
ヒドロピラニルアルキルアミンに、一般式(2)で示さ
れる4-ニトロベンジルハライドを反応させて、一般式
(3)で示されるN-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒ
ドロピラニル)アルキルアミンとする工程である。
【0025】本発明の第1工程の反応において使用する
4-テトラヒドロピラニルアルキルアミンは、前記の一般
式(1)で示される。その一般式(1)において、R
は、アルキル基、好ましくはメチル基又はエチル基であ
る。
4-テトラヒドロピラニルアルキルアミンは、前記の一般
式(1)で示される。その一般式(1)において、R
は、アルキル基、好ましくはメチル基又はエチル基であ
る。
【0026】本発明の第1工程の反応において使用する
4-ニトロベンジルハライドは、前記の一般式(2)で示
される。その一般式(2)において、Xは、ハロゲン原
子であり、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原
子が挙げられるが、好ましくは塩素原子である。
4-ニトロベンジルハライドは、前記の一般式(2)で示
される。その一般式(2)において、Xは、ハロゲン原
子であり、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原
子が挙げられるが、好ましくは塩素原子である。
【0027】前記4-ニトロベンジルハライドの使用量
は、4-テトラヒドロピラニルアルキルアミンに対して、
好ましくは0.1〜2.0倍モル、更に好ましくは0.2〜1.2倍
モルである。
は、4-テトラヒドロピラニルアルキルアミンに対して、
好ましくは0.1〜2.0倍モル、更に好ましくは0.2〜1.2倍
モルである。
【0028】本発明の第1工程の反応は、有機溶媒中、
塩基の存在下で行うことが好ましい。
塩基の存在下で行うことが好ましい。
【0029】前記有機溶媒としては、反応を阻害しない
ものであれば特に限定されず、例えば、メタノール、エ
タノール、n-プロパノール、イソプロピルアルコール、
n-ブチルノール、t-ブチルアルコール等のアルコール
類;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸
ブチル等の有機酸エステル類;ジエチルエーテル、ジイ
ソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、テトラヒドロ
フラン等のエーテル類;N,N-ジメチルホルムアミド、1-
メチル-2-ピロリドン等のアミド類、1,3-ジメチル-2-イ
ミダゾリドン等の尿素類;ジメチルスルホキシドが挙げ
られるが、好ましくはアルコール類、アミド類が使用さ
れる。
ものであれば特に限定されず、例えば、メタノール、エ
タノール、n-プロパノール、イソプロピルアルコール、
n-ブチルノール、t-ブチルアルコール等のアルコール
類;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸
ブチル等の有機酸エステル類;ジエチルエーテル、ジイ
ソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、テトラヒドロ
フラン等のエーテル類;N,N-ジメチルホルムアミド、1-
メチル-2-ピロリドン等のアミド類、1,3-ジメチル-2-イ
ミダゾリドン等の尿素類;ジメチルスルホキシドが挙げ
られるが、好ましくはアルコール類、アミド類が使用さ
れる。
【0030】前記有機溶媒の使用量は、4-テトラヒドロ
ピラニルアルキルアミンに対して、好ましくは0〜50重
量倍、更に好ましくは0〜15重量倍である。これらの有
機溶媒は、単独又は二種以上を混合して使用しても良
い。
ピラニルアルキルアミンに対して、好ましくは0〜50重
量倍、更に好ましくは0〜15重量倍である。これらの有
機溶媒は、単独又は二種以上を混合して使用しても良
い。
【0031】前記塩基は、無機塩基又は有機塩基であ
る。無機塩基としては、例えば、水酸化リチウム、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化
物;炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の
アルカリ金属炭酸塩;炭酸水素リチウム、炭酸水素ナト
リウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属炭酸水素
塩;リン酸ナトリウム、リン酸カリウム等のアルカリ金
属リン酸塩;酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、プロピオ
ン酸ナトリウム、プロピオン酸カリウム等のアルカリ金
属有機酸塩;ナトリウムメトキシド、カリウムメトキシ
ド、ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシド等のア
ルカリ金属アルコキシドが挙げられるが、好ましくはア
ルカリ金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、更に好まし
くは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウムが使用される。
る。無機塩基としては、例えば、水酸化リチウム、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化
物;炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の
アルカリ金属炭酸塩;炭酸水素リチウム、炭酸水素ナト
リウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属炭酸水素
塩;リン酸ナトリウム、リン酸カリウム等のアルカリ金
属リン酸塩;酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、プロピオ
ン酸ナトリウム、プロピオン酸カリウム等のアルカリ金
属有機酸塩;ナトリウムメトキシド、カリウムメトキシ
ド、ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシド等のア
ルカリ金属アルコキシドが挙げられるが、好ましくはア
ルカリ金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、更に好まし
くは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウムが使用される。
【0032】有機塩基としては、例えば、トリメチルア
ミン、トリエチルアミン、エチルジイソプロピルアミ
ン、ジエチルイソプロピルアミン、トリイソプロピルア
ミン、ベンジルジメチルアミン、ベンジルジエチルアミ
ン等の三級アミン類;ピリジン、メチルピリジン、ジメ
チルピリジン等のピリジン類が挙げられるが、好ましく
は三級アミン類、更に好ましくはトリエチルアミンが使
用される。
ミン、トリエチルアミン、エチルジイソプロピルアミ
ン、ジエチルイソプロピルアミン、トリイソプロピルア
ミン、ベンジルジメチルアミン、ベンジルジエチルアミ
ン等の三級アミン類;ピリジン、メチルピリジン、ジメ
チルピリジン等のピリジン類が挙げられるが、好ましく
は三級アミン類、更に好ましくはトリエチルアミンが使
用される。
【0033】前記塩基の使用量は、4-テトラヒドロピラ
ニルアルキルアミンに対して、好ましくは0〜10倍モ
ル、更に好ましくは0.6〜5倍モル、特に好ましくは1〜3
倍モルである。これらの塩基は、単独又は二種以上を混
合して使用しても良い。
ニルアルキルアミンに対して、好ましくは0〜10倍モ
ル、更に好ましくは0.6〜5倍モル、特に好ましくは1〜3
倍モルである。これらの塩基は、単独又は二種以上を混
合して使用しても良い。
【0034】本発明の第1工程の反応は、4-テトラヒド
ロピラニルアルキルアミンに4-ニトロベンジルアミンを
液相で接触させることが好ましく、例えば、不活性ガス
雰囲気にて、4-テトラヒドロピラニルアルキルアミン、
4-ニトロベンジルアミン、塩基及び有機溶媒を混合し
て、加熱攪拌する等の方法によって、常圧下又は加圧下
で行われる。その際の反応温度は、好ましくは0〜150
℃、更に好ましくは20〜100℃である。また、必要に応
じて、臭化リチウム、ヨウ化リチウム、臭化ナトリウ
ム、ヨウ化ナトリウム、臭化カリウム、ヨウ化カリウム
等の無機ハロゲン化物;テトラブチルアンモニウムブロ
マイド、テトラブチルアンモニウムアイオダイド等の有
機ハロゲン化物を添加して、反応性を調節しても良い。
ロピラニルアルキルアミンに4-ニトロベンジルアミンを
液相で接触させることが好ましく、例えば、不活性ガス
雰囲気にて、4-テトラヒドロピラニルアルキルアミン、
4-ニトロベンジルアミン、塩基及び有機溶媒を混合し
て、加熱攪拌する等の方法によって、常圧下又は加圧下
で行われる。その際の反応温度は、好ましくは0〜150
℃、更に好ましくは20〜100℃である。また、必要に応
じて、臭化リチウム、ヨウ化リチウム、臭化ナトリウ
ム、ヨウ化ナトリウム、臭化カリウム、ヨウ化カリウム
等の無機ハロゲン化物;テトラブチルアンモニウムブロ
マイド、テトラブチルアンモニウムアイオダイド等の有
機ハロゲン化物を添加して、反応性を調節しても良い。
【0035】また、本発明の第1工程の反応で得られる
N-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)ア
ルキルアミンは、例えば、反応終了後、蒸留、再結晶、
カラムクロマトグラフィー等による一般的な方法によっ
て分離・精製される。
N-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)ア
ルキルアミンは、例えば、反応終了後、蒸留、再結晶、
カラムクロマトグラフィー等による一般的な方法によっ
て分離・精製される。
【0036】なお、本発明の第1工程の反応で得られ
る、式(5)
る、式(5)
【0037】
【化17】
【0038】で示されるN-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テ
トラヒドロピラニル)メチルアミンは新規な化合物であ
る。
トラヒドロピラニル)メチルアミンは新規な化合物であ
る。
【0039】(B)第2工程 本発明の第2工程は、第1工程で得られたN-(4-ニトロ
ベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミン
を還元して、一般式(4)で示されるN-(4-アミノベン
ジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミンとす
る工程である。
ベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミン
を還元して、一般式(4)で示されるN-(4-アミノベン
ジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミンとす
る工程である。
【0040】本発明の第2工程の反応は、ニトロ基の一
般的な還元であれば特に限定はされないが、例えば、パ
ラジウム存在下における水素や酸等による還元、鉄の存
在下における酸による還元、スズや亜鉛の存在下におけ
る酸による還元、ボラン又は置換ボランによる還元、ラ
ネーニッケル存在下における水素や酸による還元が挙げ
られるが、好ましくはラネーニッケル存在下における水
素による還元(以下、還元反応(a)という)、鉄の存在
下における酸による還元(以下、還元反応(b)とい
う)、更に好ましくはラネーニッケル存在下における水
素による還元(還元反応(a))で行われる。
般的な還元であれば特に限定はされないが、例えば、パ
ラジウム存在下における水素や酸等による還元、鉄の存
在下における酸による還元、スズや亜鉛の存在下におけ
る酸による還元、ボラン又は置換ボランによる還元、ラ
ネーニッケル存在下における水素や酸による還元が挙げ
られるが、好ましくはラネーニッケル存在下における水
素による還元(以下、還元反応(a)という)、鉄の存在
下における酸による還元(以下、還元反応(b)とい
う)、更に好ましくはラネーニッケル存在下における水
素による還元(還元反応(a))で行われる。
【0041】還元反応(a);ラネーニッケル存在下にお
ける水素による還元 本発明の第2工程の還元反応(a)で使用されるラネーニ
ッケルとは、ニッケルとアルミニウムを主成分とする合
金であり、ニッケルの含有量が、好ましくは10〜90重量
%、更に好ましくは40〜80重量%のものが使用される。
通常、展開されたラネーニッケルが使用されるが、種々
の方法によって、前処理されたラネーニッケルや安定化
されたラネーニッケルも使用出来る。更に、ラネーニッ
ケル中に、コバルト、鉄、鉛、クロム、チタン、モリブ
デン、バナジウム、マンガン、スズ、タングステン等の
金属が含まれているものも使用出来る。
ける水素による還元 本発明の第2工程の還元反応(a)で使用されるラネーニ
ッケルとは、ニッケルとアルミニウムを主成分とする合
金であり、ニッケルの含有量が、好ましくは10〜90重量
%、更に好ましくは40〜80重量%のものが使用される。
通常、展開されたラネーニッケルが使用されるが、種々
の方法によって、前処理されたラネーニッケルや安定化
されたラネーニッケルも使用出来る。更に、ラネーニッ
ケル中に、コバルト、鉄、鉛、クロム、チタン、モリブ
デン、バナジウム、マンガン、スズ、タングステン等の
金属が含まれているものも使用出来る。
【0042】前記ラネーニッケルの使用量は、N-(4-ニ
トロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルア
ミンに対して、ニッケル原子換算で、好ましくは0.05〜
20倍モル、更に好ましくは0.2〜10倍モルである。
トロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルア
ミンに対して、ニッケル原子換算で、好ましくは0.05〜
20倍モル、更に好ましくは0.2〜10倍モルである。
【0043】本発明の第2工程の還元反応(a)は、有機
溶媒の存在下又は非存在下において行われる。使用され
る有機溶媒としては、反応を阻害しないものであれば特
に限定されず、例えば、メタノール、エタノール、n-プ
ロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n-ブチル
アルコール、t-ブチルアルコール等のアルコール類;酢
酸メチル、酢酸エチル等の有機酸エステル類が挙げられ
るが、好ましくはアルコール類、更に好ましくはエタノ
ールが使用される。
溶媒の存在下又は非存在下において行われる。使用され
る有機溶媒としては、反応を阻害しないものであれば特
に限定されず、例えば、メタノール、エタノール、n-プ
ロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n-ブチル
アルコール、t-ブチルアルコール等のアルコール類;酢
酸メチル、酢酸エチル等の有機酸エステル類が挙げられ
るが、好ましくはアルコール類、更に好ましくはエタノ
ールが使用される。
【0044】前記有機溶媒の使用量は、N-(4-ニトロベ
ンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミンに
対して、好ましくは0〜50重量倍、更に好ましくは5〜30
重量倍である。これらの有機溶媒は、単独又は二種以上
を混合して使用しても良い。
ンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミンに
対して、好ましくは0〜50重量倍、更に好ましくは5〜30
重量倍である。これらの有機溶媒は、単独又は二種以上
を混合して使用しても良い。
【0045】本発明の第2工程の還元反応(a)は、N-(4-
ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキル
アミンに水素を液相で接触させることが好ましく、例え
ば、水素雰囲気にて、ラネーニッケルの存在下、N-(4-
ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキル
アミン及び有機溶媒を混合して、加熱攪拌する等の方法
によって、常圧下又は加圧下、好ましくは加圧下、更に
好ましくは0.1〜0.5MPaで行われる。その際の反応温度
は、好ましくは0〜80℃、更に好ましくは10〜40℃であ
る。
ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキル
アミンに水素を液相で接触させることが好ましく、例え
ば、水素雰囲気にて、ラネーニッケルの存在下、N-(4-
ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキル
アミン及び有機溶媒を混合して、加熱攪拌する等の方法
によって、常圧下又は加圧下、好ましくは加圧下、更に
好ましくは0.1〜0.5MPaで行われる。その際の反応温度
は、好ましくは0〜80℃、更に好ましくは10〜40℃であ
る。
【0046】また、必要に応じて、無機塩基、有機塩
基、白金塩等を系内に添加することによって、反応性を
調節しても良い(久保松照夫、小松信一郎、ラネーニッ
ケル触媒(川研ファインケミカル株式会社発行)、123〜1
47頁に記載)。
基、白金塩等を系内に添加することによって、反応性を
調節しても良い(久保松照夫、小松信一郎、ラネーニッ
ケル触媒(川研ファインケミカル株式会社発行)、123〜1
47頁に記載)。
【0047】還元反応(b);鉄の存在下における酸によ
る還元 本発明の第2工程の還元反応(b)で使用される鉄として
は、還元鉄、硫酸第一鉄(及びその水和物)、塩化第一
鉄(及びその水和物)等が挙げられる。
る還元 本発明の第2工程の還元反応(b)で使用される鉄として
は、還元鉄、硫酸第一鉄(及びその水和物)、塩化第一
鉄(及びその水和物)等が挙げられる。
【0048】前記鉄の使用量は、N-(4-ニトロベンジル)
-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミンに対し
て、鉄原子換算で、好ましくは1〜10倍モル、更に好ま
しくは2〜6倍モルである。
-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミンに対し
て、鉄原子換算で、好ましくは1〜10倍モル、更に好ま
しくは2〜6倍モルである。
【0049】本発明の第2工程の還元反応(b)で使用さ
れる酸としては、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、クロロ酢
酸、トリフルオロ酢酸等の有機酸;塩酸、硫酸等の無機
酸が挙げられるが、好ましくは酢酸、塩酸、更に好まし
くは酢酸が使用される。
れる酸としては、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、クロロ酢
酸、トリフルオロ酢酸等の有機酸;塩酸、硫酸等の無機
酸が挙げられるが、好ましくは酢酸、塩酸、更に好まし
くは酢酸が使用される。
【0050】前記酸の使用量は、N-(4-ニトロベンジル)
-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミンに対し
て、好ましくは1〜100重量、更に好ましくは4〜60重量
倍である。
-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミンに対し
て、好ましくは1〜100重量、更に好ましくは4〜60重量
倍である。
【0051】本発明の第2工程の還元反応(b)は、溶媒
の存在下又は非存在下において行われる。使用される溶
媒としては、例えば、水、アンモニア水、メタノール、
エタノール、イソプロピルアルコール、n-ブタノール、
t-ブチルアルコール等のアルコール類;ギ酸、酢酸、プ
ロピオン酸等の有機酸類が挙げられるが、好ましくは有
機酸類、更に好ましくは酢酸が使用される。
の存在下又は非存在下において行われる。使用される溶
媒としては、例えば、水、アンモニア水、メタノール、
エタノール、イソプロピルアルコール、n-ブタノール、
t-ブチルアルコール等のアルコール類;ギ酸、酢酸、プ
ロピオン酸等の有機酸類が挙げられるが、好ましくは有
機酸類、更に好ましくは酢酸が使用される。
【0052】前記溶媒の使用量は、N-(4-ニトロベンジ
ル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミンに対し
て、好ましくは0〜100重量倍、更に好ましくは0〜60重
量倍である。これらの溶媒は、単独又は二種以上を混合
して使用しても良い。
ル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミンに対し
て、好ましくは0〜100重量倍、更に好ましくは0〜60重
量倍である。これらの溶媒は、単独又は二種以上を混合
して使用しても良い。
【0053】本発明の第2工程の還元反応(b)は、N-(4-
ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキル
アミンに酸を液相で接触させることが好ましく、例え
ば、不活性ガス雰囲気にて、鉄の存在下、N-(4-ニトロ
ベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミン
及び酸を混合して、加熱攪拌する等の方法によって、常
圧下又は加圧下で行われる。その際の反応温度は、好ま
しくは0〜80℃、更に好ましくは10〜50℃である。
ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキル
アミンに酸を液相で接触させることが好ましく、例え
ば、不活性ガス雰囲気にて、鉄の存在下、N-(4-ニトロ
ベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミン
及び酸を混合して、加熱攪拌する等の方法によって、常
圧下又は加圧下で行われる。その際の反応温度は、好ま
しくは0〜80℃、更に好ましくは10〜50℃である。
【0054】また、本発明の第2工程の反応(還元反応
(a)又は(b))で得られるN-(4-アミノベンジル)-N-(4-テ
トラヒドロピラニル)アルキルアミンは、例えば、反応
終了後、蒸留、再結晶、カラムクロマトグラフィー等に
よる一般的な方法によって分離・精製される。
(a)又は(b))で得られるN-(4-アミノベンジル)-N-(4-テ
トラヒドロピラニル)アルキルアミンは、例えば、反応
終了後、蒸留、再結晶、カラムクロマトグラフィー等に
よる一般的な方法によって分離・精製される。
【0055】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではな
い。
するが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではな
い。
【0056】実施例1 攪拌装置、温度計、還流冷却器及び滴下漏斗を備えた内
容積200mlのガラス製フラスコに、窒素雰囲気下、4-テ
トラヒドロピラニルメチルアミン5.50g(47.8mmol)、炭
酸カリウム6.93g(50.1mmol)及びN,N-ジメチルホルムア
ミド60mlを加え、室温にて攪拌しながら4-ニトロベンジ
ルクロライド8.61g(50.2mmol)を加え、70〜80℃で3時間
反応させた。反応終了後、室温まで冷却し、トルエン20
0mlを加え、水180mlで2回洗浄した後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。濾過後、減圧下で濃縮し、得られた黄色
油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(充填
剤:ワコーゲルC-200(和光純薬社製)、展開溶媒:ヘキ
サン/酢酸エチル(=1/2(容積比)))で精製して、黄色固
体として純度99%(高速液体クロマトグラフィーによる
面積百分率)のN-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒド
ロピラニル)メチルアミン8.91gを得た(収率74%)。 N-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)メ
チルアミンの物性値は、 融点;50〜51℃ CI-MS(m/e);251(M+1)IR(KBr法,cm-1);2947、2858、16
06、1515、1343 元素分析;炭素62.24%、水素7.15%、窒素11.21% (理論値(C13H18N2O3);炭素62.38%、水素7.25%、窒
素11.19%)1 H-NMR(CDCl3,δ(ppm));1.6〜1.8(4H,m)、2.21(3H,
s)、2.66(1H,m)、3.38(2H,m)、3.68(2H,s)、4.0〜4.1(2
H,m)、7.52(2H,d,J=8.8Hz)、8.17(2H,d,J=8.8Hz) であった。
容積200mlのガラス製フラスコに、窒素雰囲気下、4-テ
トラヒドロピラニルメチルアミン5.50g(47.8mmol)、炭
酸カリウム6.93g(50.1mmol)及びN,N-ジメチルホルムア
ミド60mlを加え、室温にて攪拌しながら4-ニトロベンジ
ルクロライド8.61g(50.2mmol)を加え、70〜80℃で3時間
反応させた。反応終了後、室温まで冷却し、トルエン20
0mlを加え、水180mlで2回洗浄した後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。濾過後、減圧下で濃縮し、得られた黄色
油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(充填
剤:ワコーゲルC-200(和光純薬社製)、展開溶媒:ヘキ
サン/酢酸エチル(=1/2(容積比)))で精製して、黄色固
体として純度99%(高速液体クロマトグラフィーによる
面積百分率)のN-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒド
ロピラニル)メチルアミン8.91gを得た(収率74%)。 N-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)メ
チルアミンの物性値は、 融点;50〜51℃ CI-MS(m/e);251(M+1)IR(KBr法,cm-1);2947、2858、16
06、1515、1343 元素分析;炭素62.24%、水素7.15%、窒素11.21% (理論値(C13H18N2O3);炭素62.38%、水素7.25%、窒
素11.19%)1 H-NMR(CDCl3,δ(ppm));1.6〜1.8(4H,m)、2.21(3H,
s)、2.66(1H,m)、3.38(2H,m)、3.68(2H,s)、4.0〜4.1(2
H,m)、7.52(2H,d,J=8.8Hz)、8.17(2H,d,J=8.8Hz) であった。
【0057】実施例2 攪拌装置及び温度計を備えた内容積100mlのポリカーボ
ネート製オートクレーブに、実施例1と同様な方法で合
成したN-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニ
ル)メチルアミン1.0g(4.0mmol)、エタノール20ml及び含
水展開ラネーニッケル(川研ファインケミカル社製:ND
HT-90(ニッケル含有量50重量%品))1.0g(ニッケル原子
として8.5mmol)を加え、水素圧0.2〜0.4MPaにて、室温
で5時間反応させた。反応終了後、濾過し、濾液を減圧
下で濃縮して、白色結晶として純度95%(高速液体クロ
マトグラフィーによる面積百分率)のN-(4-アミノベン
ジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)メチルアミン0.75g
を得た(収率81%)。 N-(4-アミノベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)メ
チルアミンの物性値は、 CI-MS(m/e);221(M+1)1 H-NMR(CDCl3,δ(ppm));1.60〜1.75(4H,m)、2.18(3H,
s)、2.56〜2.66(1H,m)、3.35(2H,dt,J=3.2,11.3Hz)、3.
47(2H,s)、3.62(2H,brs)、4.00〜4.04(2H,m)、6.63(2H,
d,J=8.4Hz)、7.08(2H,d,J=8.4Hz)であった。
ネート製オートクレーブに、実施例1と同様な方法で合
成したN-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニ
ル)メチルアミン1.0g(4.0mmol)、エタノール20ml及び含
水展開ラネーニッケル(川研ファインケミカル社製:ND
HT-90(ニッケル含有量50重量%品))1.0g(ニッケル原子
として8.5mmol)を加え、水素圧0.2〜0.4MPaにて、室温
で5時間反応させた。反応終了後、濾過し、濾液を減圧
下で濃縮して、白色結晶として純度95%(高速液体クロ
マトグラフィーによる面積百分率)のN-(4-アミノベン
ジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)メチルアミン0.75g
を得た(収率81%)。 N-(4-アミノベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)メ
チルアミンの物性値は、 CI-MS(m/e);221(M+1)1 H-NMR(CDCl3,δ(ppm));1.60〜1.75(4H,m)、2.18(3H,
s)、2.56〜2.66(1H,m)、3.35(2H,dt,J=3.2,11.3Hz)、3.
47(2H,s)、3.62(2H,brs)、4.00〜4.04(2H,m)、6.63(2H,
d,J=8.4Hz)、7.08(2H,d,J=8.4Hz)であった。
【0058】実施例3 攪拌装置及び温度計を備えた内容積20mlのガラス製フラ
スコに、実施例1と同様な方法で合成したN-(4-ニトロ
ベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)メチルアミン20
0mg(0.8mmol)、酢酸10ml及び還元鉄200mg(鉄原子として
3.6mmol)を加え、室温で12時間反応させた。反応終了
後、酢酸を留去し、酢酸エチル50mlを加えた。濾過後、
有機層を8mol/l水酸化ナトリウム水溶液で洗浄し、有機
層を高速液体クロマトグラフィー(絶対定量法)により
分析したところ、N-(4-アミノベンジル)-N-(4-テトラヒ
ドロピラニル)メチルアミンが127mg(収率72%)生成して
いた。
スコに、実施例1と同様な方法で合成したN-(4-ニトロ
ベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)メチルアミン20
0mg(0.8mmol)、酢酸10ml及び還元鉄200mg(鉄原子として
3.6mmol)を加え、室温で12時間反応させた。反応終了
後、酢酸を留去し、酢酸エチル50mlを加えた。濾過後、
有機層を8mol/l水酸化ナトリウム水溶液で洗浄し、有機
層を高速液体クロマトグラフィー(絶対定量法)により
分析したところ、N-(4-アミノベンジル)-N-(4-テトラヒ
ドロピラニル)メチルアミンが127mg(収率72%)生成して
いた。
【0059】実施例4 攪拌装置、温度計、還流冷却器及び滴下漏斗を備えた内
容積10mlのガラス製フラスコに、窒素雰囲気下、4-テト
ラヒドロピラニルメチルアミン0.67g(5.8mmol)及びエタ
ノール3mlを加え、室温にて攪拌しながら4-ニトロベン
ジルクロライド0.50g(2.9mmol)を加え、50℃で8時間反
応させた。反応終了後、反応液を高速液体クロマトグラ
フィー(絶対定量法)により分析したところ、N-(4-ニ
トロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)メチルアミ
ンが0.53g(収率73%)生成していた。
容積10mlのガラス製フラスコに、窒素雰囲気下、4-テト
ラヒドロピラニルメチルアミン0.67g(5.8mmol)及びエタ
ノール3mlを加え、室温にて攪拌しながら4-ニトロベン
ジルクロライド0.50g(2.9mmol)を加え、50℃で8時間反
応させた。反応終了後、反応液を高速液体クロマトグラ
フィー(絶対定量法)により分析したところ、N-(4-ニ
トロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)メチルアミ
ンが0.53g(収率73%)生成していた。
【0060】実施例5 実施例4と同様な装置に、窒素雰囲気下、4-テトラヒド
ロピラニルメチルアミン1.30g(11.3mmol)を加え、室温
にて攪拌しながら4-ニトロベンジルクロライド0.50g(2.
9mmol)を加え、50℃で1.5時間反応させた。反応終了
後、反応液を高速液体クロマトグラフィー(絶対定量
法)により分析したところ、N-(4-ニトロベンジル)-N-
(4-テトラヒドロピラニル)メチルアミンが0.57g(収率79
%)生成していた。
ロピラニルメチルアミン1.30g(11.3mmol)を加え、室温
にて攪拌しながら4-ニトロベンジルクロライド0.50g(2.
9mmol)を加え、50℃で1.5時間反応させた。反応終了
後、反応液を高速液体クロマトグラフィー(絶対定量
法)により分析したところ、N-(4-ニトロベンジル)-N-
(4-テトラヒドロピラニル)メチルアミンが0.57g(収率79
%)生成していた。
【0061】実施例6 攪拌装置、温度計、還流冷却器及び滴下漏斗を備えた内
容積20mlのガラス製フラスコに、窒素雰囲気下、4-テト
ラヒドロピラニルエチルアミン1.20g(9.3mmol)、炭酸カ
リウム1.12g(8.1mmol)及びN,N-ジメチルホルムアミド10
mlを加え、室温にて攪拌しながら4-ニトロベンジルクロ
ライド1.39g(8.1mmol)を加え、60℃で2時間反応させ
た。反応終了後、室温まで冷却し、1mol/l塩酸16ml(16.
2mmol)を加え、クロロホルム50mlで洗浄した。次いで、
8mol/l水酸化ナトリウム水溶液2.2ml(16.6mmol)を加え
て水層を塩基性にした。水層をトルエン50mlで3回抽出
し、得られた有機層を飽和食塩水20mlで5回洗浄した
後、硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下で濃
縮し、黄色液体として純度95%(高速液体クロマトグラ
フィーによる面積百分率)のN-(4-ニトロベンジル)-N-
(4-テトラヒドロピラニル)エチルアミン1.00gを得た(収
率45%)。 N-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)エ
チルアミンの物性値は、 CI-MS(m/e);265(M+1)1 H-NMR(CDCl3,δ(ppm));1.01(3H,t,J=7.5Hz)、1.60〜
1.72(4H,m)、2.58(2H,q,J=7.2Hz)、2.70〜2.79(1H,m)、
3.34(2H,dt,J=2.7,11.4Hz)、3.73(2H,s), 4.03(2H,d,J=
4.8Hz)、7.54(2H,d,J=8.7Hz)、8.15(2H,d,J=8.7Hz)であ
った。
容積20mlのガラス製フラスコに、窒素雰囲気下、4-テト
ラヒドロピラニルエチルアミン1.20g(9.3mmol)、炭酸カ
リウム1.12g(8.1mmol)及びN,N-ジメチルホルムアミド10
mlを加え、室温にて攪拌しながら4-ニトロベンジルクロ
ライド1.39g(8.1mmol)を加え、60℃で2時間反応させ
た。反応終了後、室温まで冷却し、1mol/l塩酸16ml(16.
2mmol)を加え、クロロホルム50mlで洗浄した。次いで、
8mol/l水酸化ナトリウム水溶液2.2ml(16.6mmol)を加え
て水層を塩基性にした。水層をトルエン50mlで3回抽出
し、得られた有機層を飽和食塩水20mlで5回洗浄した
後、硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下で濃
縮し、黄色液体として純度95%(高速液体クロマトグラ
フィーによる面積百分率)のN-(4-ニトロベンジル)-N-
(4-テトラヒドロピラニル)エチルアミン1.00gを得た(収
率45%)。 N-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)エ
チルアミンの物性値は、 CI-MS(m/e);265(M+1)1 H-NMR(CDCl3,δ(ppm));1.01(3H,t,J=7.5Hz)、1.60〜
1.72(4H,m)、2.58(2H,q,J=7.2Hz)、2.70〜2.79(1H,m)、
3.34(2H,dt,J=2.7,11.4Hz)、3.73(2H,s), 4.03(2H,d,J=
4.8Hz)、7.54(2H,d,J=8.7Hz)、8.15(2H,d,J=8.7Hz)であ
った。
【0062】
【発明の効果】本発明により、簡便な方法によって、高
収率で4-テトラヒドロピラニルアルキルアミン誘導体を
製造することが出来る、工業的に好適な4-テトラヒドロ
ピラニルアルキルアミン誘導体の製造法を提供すること
が出来る。
収率で4-テトラヒドロピラニルアルキルアミン誘導体を
製造することが出来る、工業的に好適な4-テトラヒドロ
ピラニルアルキルアミン誘導体の製造法を提供すること
が出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 実 山口県宇部市上野中町9番3の1 (72)発明者 原田 崇司 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社宇部研究所内 Fターム(参考) 4C062 AA15
Claims (7)
- 【請求項1】(A)一般式(1) 【化1】 (式中、Rは、アルキル基を示す。)で示される4-テト
ラヒドロピラニルアルキルアミンに、一般式(2) 【化2】 (式中、Xはハロゲン原子を示す。)で示される4-ニト
ロベンジルハライドを反応させて、一般式(3) 【化3】 (式中、Rは、アルキル基を示す。)で示されるN-(4-
ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキル
アミンとする第1工程、(B)次いで、N-(4-ニトロベ
ンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキルアミンを
還元して、一般式(4) 【化4】 (式中、Rは、アルキル基を示す。)で示されるN-(4-
アミノベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキル
アミンとする第2工程、を含んでなることを特徴とす
る、4-テトラヒドロピラニルアルキルアミン誘導体の製
造法。 - 【請求項2】一般式(1) 【化5】 (式中、Rは、アルキル基を示す。)で示される4-テト
ラヒドロピラニルアルキルアミンに、一般式(2) 【化6】 (式中、Xはハロゲン原子を示す。)で示される4-ニト
ロベンジルハライドを反応させて、一般式(3) 【化7】 (式中、Rは、アルキル基を示す。)で示されるN-(4-
ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピラニル)アルキル
アミンとすることを特徴とする、4-テトラヒドロピラニ
ルアルキルアミン誘導体の製造法。 - 【請求項3】一般式(1)のR1が、メチル基又はエチ
ル基である請求項1又は2記載の4-テトラヒドロピラニ
ルアルキルアミン誘導体の製造法。 - 【請求項4】一般式(1)の4-テトラヒドロピラニルア
ルキルアミンと一般式(2)の4-ニトロベンジルハライ
ドとの反応(第1工程)を、有機溶媒中で行う請求項1
又は2記載の4-テトラヒドロピラニルアルキルアミン誘
導体の製造法。 - 【請求項5】一般式(1)の4-テトラヒドロピラニルア
ルキルアミンと一般式(2)の4-ニトロベンジルハライ
ドとの反応(第1工程)を、塩基の存在下にて行う請求
項1又は2記載の4-テトラヒドロピラニルアルキルアミ
ン誘導体の製造法。 - 【請求項6】一般式(3)で示されるN-(4-ニトロベン
ジル)-N-(テトラヒドロピラン-4-イル)アルキルアミン
の還元(第2工程)を、ラネーニッケルの存在下におい
て水素で還元する請求項1記載の4-テトラヒドロピラニ
ルアルキルアミン誘導体の製造法。 - 【請求項7】式(5) 【化8】 で示されるN-(4-ニトロベンジル)-N-(4-テトラヒドロピ
ラニル)メチルアミン。
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|---|---|---|---|
| JP2000068251A JP2001253877A (ja) | 2000-03-13 | 2000-03-13 | 4−テトラヒドロピラニルアルキルアミン誘導体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
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|---|---|
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- 2000-03-13 JP JP2000068251A patent/JP2001253877A/ja active Pending
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