JP2001179750A - 型締装置、型締装置用の加圧装置および樹脂成形体の製造方法 - Google Patents
型締装置、型締装置用の加圧装置および樹脂成形体の製造方法Info
- Publication number
- JP2001179750A JP2001179750A JP37243599A JP37243599A JP2001179750A JP 2001179750 A JP2001179750 A JP 2001179750A JP 37243599 A JP37243599 A JP 37243599A JP 37243599 A JP37243599 A JP 37243599A JP 2001179750 A JP2001179750 A JP 2001179750A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molding die
- mold
- mold clamping
- movable plate
- clamping device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 樹脂成形加工において、大掛かりな装置を必
要とせずに簡易かつ低コストな装置により、高速の型開
閉と高圧の最終型締を位置精度よく行うことにある。 【解決手段】 成形型部材21,22の一方に連結され
て成形型2を進退させるボールネジ機構34と、このボ
ールネジ機構34の電動機33とを具備する加圧装置3
を、成形型部材21と可動盤12との間に設ける。前記
可動盤12を進退させて成形型2の高速開閉動作を行う
一方、前記電動機33を駆動してボールネジ機構34を
進退させて前記高速開閉動作とは別に成形型2の最終型
締動作を行う。
要とせずに簡易かつ低コストな装置により、高速の型開
閉と高圧の最終型締を位置精度よく行うことにある。 【解決手段】 成形型部材21,22の一方に連結され
て成形型2を進退させるボールネジ機構34と、このボ
ールネジ機構34の電動機33とを具備する加圧装置3
を、成形型部材21と可動盤12との間に設ける。前記
可動盤12を進退させて成形型2の高速開閉動作を行う
一方、前記電動機33を駆動してボールネジ機構34を
進退させて前記高速開閉動作とは別に成形型2の最終型
締動作を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形、射出圧
縮成形あるいは圧縮成形等の樹脂成形加工の技術分野に
属するものであって、特に一対の成形型部材の高速開閉
動作と高圧の最終型締動作とを簡易かつ低廉に実現する
装置および該装置による樹脂成形体の製造方法に関する
ものである。
縮成形あるいは圧縮成形等の樹脂成形加工の技術分野に
属するものであって、特に一対の成形型部材の高速開閉
動作と高圧の最終型締動作とを簡易かつ低廉に実現する
装置および該装置による樹脂成形体の製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】射出成形、射出圧縮成形あるいは圧縮成
形等に用いられる型締装置は、一対の成形型部材の開閉
を行わせるものである。この型締装置には、ほとんど負
荷を要しない高速の型開閉動作のみならず、溶融樹脂の
射出圧力で一対の成形型部材間の間隔が開かないように
する高圧の最終型締動作が要求される。また、圧縮を伴
う成形の場合は、溶融樹脂を賦形、加圧するために適切
な速度で且つ高圧の最終型締動作が要求される。
形等に用いられる型締装置は、一対の成形型部材の開閉
を行わせるものである。この型締装置には、ほとんど負
荷を要しない高速の型開閉動作のみならず、溶融樹脂の
射出圧力で一対の成形型部材間の間隔が開かないように
する高圧の最終型締動作が要求される。また、圧縮を伴
う成形の場合は、溶融樹脂を賦形、加圧するために適切
な速度で且つ高圧の最終型締動作が要求される。
【0003】このような高速の型開閉と高圧の最終型締
とを実現する型締装置としては、例えば特公平6−22
828号公報に記載のものが知られている。図7は、こ
の公報に記載の型締装置を示し、この型締装置は、粗動
用ボールネジ380と粗動用ボールナット370とを具
備する粗動用変換手段と、微動用ボールネジ320と微
動用ボールナット310とを具備する微動用変換手段
と、これら粗動用変換手段と微動用変換手段とを駆動す
るモータ440とを有する。
とを実現する型締装置としては、例えば特公平6−22
828号公報に記載のものが知られている。図7は、こ
の公報に記載の型締装置を示し、この型締装置は、粗動
用ボールネジ380と粗動用ボールナット370とを具
備する粗動用変換手段と、微動用ボールネジ320と微
動用ボールナット310とを具備する微動用変換手段
と、これら粗動用変換手段と微動用変換手段とを駆動す
るモータ440とを有する。
【0004】これによると、成形型300,400の高
速開閉動作を行う場合は、微動用側のブレーキ470を
作動させ、クラッチ480を切った状態で、モータ44
0を駆動させて歯車450,420を介して粗動用ボー
ルネジ380を回転させる。すると粗動用ボールナット
370を介して可動盤100および成形型部材300が
進退し、これによって成形型300,400の高速開閉
動作が行われる。一方、成形型300,400の高圧の
最終型締を行う場合は、粗動用のブレーキ400を作動
させ、クラッチ410を切った状態で、モータ440を
駆動させて歯車450,500およびスプライン軸49
0を介して微動用ボールネジ320を回転させる。する
と微動用ボールナット310を介して可動盤100およ
び成形型部材300が進退し、これによって成形型30
0,400の高圧の最終型締が行われる。
速開閉動作を行う場合は、微動用側のブレーキ470を
作動させ、クラッチ480を切った状態で、モータ44
0を駆動させて歯車450,420を介して粗動用ボー
ルネジ380を回転させる。すると粗動用ボールナット
370を介して可動盤100および成形型部材300が
進退し、これによって成形型300,400の高速開閉
動作が行われる。一方、成形型300,400の高圧の
最終型締を行う場合は、粗動用のブレーキ400を作動
させ、クラッチ410を切った状態で、モータ440を
駆動させて歯車450,500およびスプライン軸49
0を介して微動用ボールネジ320を回転させる。する
と微動用ボールナット310を介して可動盤100およ
び成形型部材300が進退し、これによって成形型30
0,400の高圧の最終型締が行われる。
【0005】このように前記型締装置は、ほとんど負荷
を必要としない型開閉時では粗動用ボールネジ380の
回転を高速にして高速で成形型部材300を移動させる
一方、移動量が少なく大きな力を必要とする最終型締時
ではモータ440の回転に対してスプライン軸490の
回転を減速して大きな力を発生させて高圧の最終型締を
実現している。
を必要としない型開閉時では粗動用ボールネジ380の
回転を高速にして高速で成形型部材300を移動させる
一方、移動量が少なく大きな力を必要とする最終型締時
ではモータ440の回転に対してスプライン軸490の
回転を減速して大きな力を発生させて高圧の最終型締を
実現している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記型
締装置のように、高速の型開閉動作と高圧の最終型締動
作とを同じ駆動源(モータ440)によって行うから、
駆動力の切換えや成形型の移動機構が大掛かりで複雑化
し、しかも、装置のコストが高くつく。また、高圧の最
終型締時では長い型締ストロークを高速かつ高圧で位置
精度よく行うことは困難である。本発明の課題は、上記
事情に鑑みてなされたものであり、大掛かりな装置を必
要とせずに簡易かつ低コストで、超高速の型開閉と高圧
の最終型締を位置精度よく行うための型締装置、この型
締装置に用いられる加圧装置およびこの型締装置を用い
た樹脂成形体の製造方法を提供することにある。
締装置のように、高速の型開閉動作と高圧の最終型締動
作とを同じ駆動源(モータ440)によって行うから、
駆動力の切換えや成形型の移動機構が大掛かりで複雑化
し、しかも、装置のコストが高くつく。また、高圧の最
終型締時では長い型締ストロークを高速かつ高圧で位置
精度よく行うことは困難である。本発明の課題は、上記
事情に鑑みてなされたものであり、大掛かりな装置を必
要とせずに簡易かつ低コストで、超高速の型開閉と高圧
の最終型締を位置精度よく行うための型締装置、この型
締装置に用いられる加圧装置およびこの型締装置を用い
た樹脂成形体の製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に講じた本発明の型締装置の技術的手段は、次のようで
ある。一対の成形型部材の夫々を各別に取付ける可動盤
および固定盤と、前記成形型部材を高速開閉させるため
に前記可動盤を前記固定盤に対して往復移動させる移動
機構とを具備する型締装置において、『前記一対の成形
型部材の一方を他方の成形型部材に対して進退させる直
動機構と、この直動機構の駆動源とを具備する加圧装置
を、前記一方の成形型部材と前記可動盤または前記固定
盤との間に設け、前記移動機構は前記加圧装置の加圧時
に前記可動盤の後退移動を阻止する機能を有すること』
を特徴とする。
に講じた本発明の型締装置の技術的手段は、次のようで
ある。一対の成形型部材の夫々を各別に取付ける可動盤
および固定盤と、前記成形型部材を高速開閉させるため
に前記可動盤を前記固定盤に対して往復移動させる移動
機構とを具備する型締装置において、『前記一対の成形
型部材の一方を他方の成形型部材に対して進退させる直
動機構と、この直動機構の駆動源とを具備する加圧装置
を、前記一方の成形型部材と前記可動盤または前記固定
盤との間に設け、前記移動機構は前記加圧装置の加圧時
に前記可動盤の後退移動を阻止する機能を有すること』
を特徴とする。
【0008】前記技術的手段は、次のように作用する。
前記可動盤の移動機構により可動盤を進退させて一対の
成形型部材を高速開閉する一方、前記加圧装置の駆動源
により前記直動機構を進退させ前記高速開閉動作とは別
に前記一方の成形型部材を進退し前記一対の成形型部材
の最終型締動作を行う。この加圧装置による最終型締時
に、前記成形型部材間に供給する溶融樹脂を介して前記
加圧装置の加圧力に対する反力が前記可動盤や前記移動
機構に作用するが、前記移動機構の後退阻止機能により
前記可動盤が後退することなく所定位置で保持される。
そして、この時、前記可動盤の移動機構とは別に最終型
締動作を前記加圧装置によって行わせるから、前記可動
盤の移動機構を成形型部材の高速開閉動作のためだけの
簡易な構成とでき、且つ、前記加圧装置を直動機構とそ
の駆動源とにより簡易に構成することができる。また、
前記加圧装置による成形型部材の進退を前記可動盤によ
る場合と別に行うから、成形型部材の位置決めを精度よ
く行うことができる。さらに、前記加圧装置を一方の成
形型部材と可動盤または固定盤との間に配置するから、
この加圧装置を型締装置から着脱可能に構成できる。
前記可動盤の移動機構により可動盤を進退させて一対の
成形型部材を高速開閉する一方、前記加圧装置の駆動源
により前記直動機構を進退させ前記高速開閉動作とは別
に前記一方の成形型部材を進退し前記一対の成形型部材
の最終型締動作を行う。この加圧装置による最終型締時
に、前記成形型部材間に供給する溶融樹脂を介して前記
加圧装置の加圧力に対する反力が前記可動盤や前記移動
機構に作用するが、前記移動機構の後退阻止機能により
前記可動盤が後退することなく所定位置で保持される。
そして、この時、前記可動盤の移動機構とは別に最終型
締動作を前記加圧装置によって行わせるから、前記可動
盤の移動機構を成形型部材の高速開閉動作のためだけの
簡易な構成とでき、且つ、前記加圧装置を直動機構とそ
の駆動源とにより簡易に構成することができる。また、
前記加圧装置による成形型部材の進退を前記可動盤によ
る場合と別に行うから、成形型部材の位置決めを精度よ
く行うことができる。さらに、前記加圧装置を一方の成
形型部材と可動盤または固定盤との間に配置するから、
この加圧装置を型締装置から着脱可能に構成できる。
【0009】また、前記型締装置用の加圧装置として
は、前記一対の成形型部材を型締させる加圧装置であっ
て、『前記可動盤または前記固定盤に取付けられる固定
プレートと、前記一対の成形型部材のうちの一方の成形
型部材に取付けられる可動プレートと、前記固定プレー
トに支持されると共に前記可動プレートと連結されて可
動プレートを進退させる直動機構と、前記直動機構を駆
動する駆動源とを具備する』ことを特徴とする。
は、前記一対の成形型部材を型締させる加圧装置であっ
て、『前記可動盤または前記固定盤に取付けられる固定
プレートと、前記一対の成形型部材のうちの一方の成形
型部材に取付けられる可動プレートと、前記固定プレー
トに支持されると共に前記可動プレートと連結されて可
動プレートを進退させる直動機構と、前記直動機構を駆
動する駆動源とを具備する』ことを特徴とする。
【0010】このものによると、前記駆動源を駆動して
前記直動機構を進退させると前記直動機構と連結する可
動プレートが進退駆動し、これによって前記可動プレー
トに取付けた一方の成形型部材が進退駆動する。そし
て、前記駆動源の駆動量を調節することにより最終型締
力で前記一対の成形型部材間の間隔を変更できる。ま
た、前記加圧装置において、『前記可動プレートの面積
S〔cm2〕と、前記直動機構による可動プレートへの
最大加圧力F〔kN〕とが、2.5<S/Fの関係を満
たす』ものによると、投影面積の大きな成形体を成形す
ることができる。
前記直動機構を進退させると前記直動機構と連結する可
動プレートが進退駆動し、これによって前記可動プレー
トに取付けた一方の成形型部材が進退駆動する。そし
て、前記駆動源の駆動量を調節することにより最終型締
力で前記一対の成形型部材間の間隔を変更できる。ま
た、前記加圧装置において、『前記可動プレートの面積
S〔cm2〕と、前記直動機構による可動プレートへの
最大加圧力F〔kN〕とが、2.5<S/Fの関係を満
たす』ものによると、投影面積の大きな成形体を成形す
ることができる。
【0011】一方、型締装置の移動機構によって可動盤
を固定盤に対して往復移動させて一対の成形型部材を開
閉することにより樹脂成形体を製造する方法として、
『前記一対の成形型部材の一方を他方の成形型部材に対
して進退させる直動機構と、この直動機構の駆動源とを
具備する加圧装置を、前記一方の成形型部材と前記可動
盤または前記固定盤との間に設けた型締装置を用いて、
前記型締装置の可動盤の移動による型閉工程と、前記一
対の成形型部材間に溶融樹脂を供給する樹脂供給工程
と、前記加圧装置により一方の成形型部材を前進させて
溶融樹脂を加圧する加圧工程とを含むこと』を特徴とす
る。
を固定盤に対して往復移動させて一対の成形型部材を開
閉することにより樹脂成形体を製造する方法として、
『前記一対の成形型部材の一方を他方の成形型部材に対
して進退させる直動機構と、この直動機構の駆動源とを
具備する加圧装置を、前記一方の成形型部材と前記可動
盤または前記固定盤との間に設けた型締装置を用いて、
前記型締装置の可動盤の移動による型閉工程と、前記一
対の成形型部材間に溶融樹脂を供給する樹脂供給工程
と、前記加圧装置により一方の成形型部材を前進させて
溶融樹脂を加圧する加圧工程とを含むこと』を特徴とす
る。
【0012】このものでは、前記加圧工程によって前記
成形型部材間の間隔を狭めることにより、前記成形型部
材間の溶融樹脂に均等な加圧力が加えられるから、溶融
樹脂の流動距離を伸ばし残留歪みや変形の少ない樹脂成
形体が得られる。ここで、前記成形型部材の進動量を
0.1mmから50mmの範囲内で型締できるようにす
ることにより溶融樹脂の全体に均等な加圧力を加えキャ
ビティ内に万遍なく溶融樹脂を押し広げることができる
が、0.1mm未満では溶融樹脂の供給圧力をより大き
くしなければ溶融樹脂全体に均等な加圧力を加えること
が困難となる一方、50mmを超えるとより大掛かりな
加圧装置によらなければ溶融樹脂全体に均等な加圧力を
加えることが困難となる。
成形型部材間の間隔を狭めることにより、前記成形型部
材間の溶融樹脂に均等な加圧力が加えられるから、溶融
樹脂の流動距離を伸ばし残留歪みや変形の少ない樹脂成
形体が得られる。ここで、前記成形型部材の進動量を
0.1mmから50mmの範囲内で型締できるようにす
ることにより溶融樹脂の全体に均等な加圧力を加えキャ
ビティ内に万遍なく溶融樹脂を押し広げることができる
が、0.1mm未満では溶融樹脂の供給圧力をより大き
くしなければ溶融樹脂全体に均等な加圧力を加えること
が困難となる一方、50mmを超えるとより大掛かりな
加圧装置によらなければ溶融樹脂全体に均等な加圧力を
加えることが困難となる。
【0013】また、前記樹脂成形体の製造方法におい
て、『前記加圧工程の後に、前記加圧装置により一方の
成形型部材を後退させて前記一対の成形型部材間の間隔
を増大する間隔増大工程を行い、成形体中に空気層を形
成させる』ものでは、さらに前記間隔増大工程によって
成形型部材間の間隔を広げるから、発泡剤や加圧流体を
含有する溶融樹脂は、発泡剤や加圧流体による膨張圧力
が樹脂全体に加えられる。これにより、発泡層や中空層
などの空気層を有する樹脂成形体が得られる。
て、『前記加圧工程の後に、前記加圧装置により一方の
成形型部材を後退させて前記一対の成形型部材間の間隔
を増大する間隔増大工程を行い、成形体中に空気層を形
成させる』ものでは、さらに前記間隔増大工程によって
成形型部材間の間隔を広げるから、発泡剤や加圧流体を
含有する溶融樹脂は、発泡剤や加圧流体による膨張圧力
が樹脂全体に加えられる。これにより、発泡層や中空層
などの空気層を有する樹脂成形体が得られる。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る型締装置お
よび加圧装置によると、前記加圧装置を前記可動盤の移
動機構とは別に構成するから、前記移動機構や前記加圧
装置を簡易な構成とし装置を小型化でき、且つ、低コス
トに構成できる。一方、本発明に係る樹脂成形体の製造
方法によると、加圧装置による加圧工程によって成形型
部材間に供給する溶融樹脂にほぼ均等な圧力が加えられ
るから、残留歪みや変形の少なく外観上美しい樹脂成形
体が得られる。また、前記間隔増大工程によって溶融樹
脂の加圧後に成形型部材間の間隔を広げるから、溶融樹
脂中の発泡剤や加圧流体による膨張圧力が樹脂全体に加
えられ、発泡層や中空層などの空気層を有する樹脂成形
体が得られる。
よび加圧装置によると、前記加圧装置を前記可動盤の移
動機構とは別に構成するから、前記移動機構や前記加圧
装置を簡易な構成とし装置を小型化でき、且つ、低コス
トに構成できる。一方、本発明に係る樹脂成形体の製造
方法によると、加圧装置による加圧工程によって成形型
部材間に供給する溶融樹脂にほぼ均等な圧力が加えられ
るから、残留歪みや変形の少なく外観上美しい樹脂成形
体が得られる。また、前記間隔増大工程によって溶融樹
脂の加圧後に成形型部材間の間隔を広げるから、溶融樹
脂中の発泡剤や加圧流体による膨張圧力が樹脂全体に加
えられ、発泡層や中空層などの空気層を有する樹脂成形
体が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形
態による型締装置の模式図を示し、同図に示す型締装置
1は、一対の成形型部材21,22の夫々を各別に取付
ける可動盤12および固定盤11と、前記可動盤12を
前記固定盤11に対して往復移動させる移動機構(図示
せず)と、前記可動盤12と前記一方の成形型部材21
との間に設けた加圧装置3とを具備する。
面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形
態による型締装置の模式図を示し、同図に示す型締装置
1は、一対の成形型部材21,22の夫々を各別に取付
ける可動盤12および固定盤11と、前記可動盤12を
前記固定盤11に対して往復移動させる移動機構(図示
せず)と、前記可動盤12と前記一方の成形型部材21
との間に設けた加圧装置3とを具備する。
【0016】前記固定盤11と前記可動盤12は、ほぼ
同形の矩形板状をなし、その四隅に配置された4本のタ
イバー51,52に支持されて接離自在となるように対
向配置されている。また、前記固定盤11には雄型の成
形型部材22が直接取付けられているが、雌型の成形型
部材21は加圧装置3を介して前記可動盤12に取付け
られている。前記固定盤11に取付けられた成形型部材
22は、図示しない射出機の射出ノズルと連結されて成
形型部材21,22間に溶融樹脂を供給するための樹脂
通路221を有する。また、前記可動盤12は、図示し
ない移動機構の駆動軸41に連結され、且つ、前記タイ
バー51,52に摺動可能に挿通されており、前記駆動
軸41の進退により前記可動盤12はタイバー51,5
2に沿って往復移動し、これにより、前記一対の成形型
部材21,22の高速開閉動作が行われる。前記移動機
構は、前記駆動軸41に接続される油圧シリンダや電動
モータなどの駆動源を有する。そして、この移動機構に
は後述の加圧装置3の作動時に前記可動盤12の後退移
動を阻止する機能を有し、この後退移動の阻止機能とし
ては、例えば、前記駆動軸41をボールネジで構成する
ネジ機構自体や油圧シリンダを駆動源とする場合はその
油圧力によるものであり、あるいは、別途ロックピンな
どのロック機構によるものであってもよい。
同形の矩形板状をなし、その四隅に配置された4本のタ
イバー51,52に支持されて接離自在となるように対
向配置されている。また、前記固定盤11には雄型の成
形型部材22が直接取付けられているが、雌型の成形型
部材21は加圧装置3を介して前記可動盤12に取付け
られている。前記固定盤11に取付けられた成形型部材
22は、図示しない射出機の射出ノズルと連結されて成
形型部材21,22間に溶融樹脂を供給するための樹脂
通路221を有する。また、前記可動盤12は、図示し
ない移動機構の駆動軸41に連結され、且つ、前記タイ
バー51,52に摺動可能に挿通されており、前記駆動
軸41の進退により前記可動盤12はタイバー51,5
2に沿って往復移動し、これにより、前記一対の成形型
部材21,22の高速開閉動作が行われる。前記移動機
構は、前記駆動軸41に接続される油圧シリンダや電動
モータなどの駆動源を有する。そして、この移動機構に
は後述の加圧装置3の作動時に前記可動盤12の後退移
動を阻止する機能を有し、この後退移動の阻止機能とし
ては、例えば、前記駆動軸41をボールネジで構成する
ネジ機構自体や油圧シリンダを駆動源とする場合はその
油圧力によるものであり、あるいは、別途ロックピンな
どのロック機構によるものであってもよい。
【0017】前記加圧装置3は、固定プレート31と、
可動プレート32と、支持台35と、ボールネジ機構3
4(直動機構)と、ボールネジ機構34を駆動する電動
機33(駆動源)とを備えたユニットに構成されてお
り、前記可動盤12とは別に成形型部材21,22を最
終型締力で進退させるものである。前記固定プレート3
1は、前記可動盤12に取付けられ、前記可動プレート
32は前記成形型部材21の後端に取付けられている。
これら可動盤12や成形型部材21,22への取付け
は、ボルトであってもよいし、油圧のクランプ機構であ
ってもよく、着脱可能に取付けることが好ましい。この
場合、固定プレート31や可動プレート32のサイズを
決めておけば、他の型締装置に共用できる。
可動プレート32と、支持台35と、ボールネジ機構3
4(直動機構)と、ボールネジ機構34を駆動する電動
機33(駆動源)とを備えたユニットに構成されてお
り、前記可動盤12とは別に成形型部材21,22を最
終型締力で進退させるものである。前記固定プレート3
1は、前記可動盤12に取付けられ、前記可動プレート
32は前記成形型部材21の後端に取付けられている。
これら可動盤12や成形型部材21,22への取付け
は、ボルトであってもよいし、油圧のクランプ機構であ
ってもよく、着脱可能に取付けることが好ましい。この
場合、固定プレート31や可動プレート32のサイズを
決めておけば、他の型締装置に共用できる。
【0018】前記支持台35は、前記固定プレート31
に取付けられており、そして、この支持台35に前記ボ
ールネジ機構34と電動機33とが取付けられている。
また、この支持台35の周縁部には、ガイドバー36,
37が固定されており、これらガイドバー36,37に
前記可動プレート32が摺動可能に挿通されている。前
記電動機33としては、成形型部材21,22の位置決
め精度をよくするためにサーボモータが好ましく用いら
れる。前記ボールネジ機構34は、一端が可動プレート
32と接続されたボールネジ341と、このボールネジ
341を通すボールナット342と、このボールナット
342と噛み合う歯車343とを備える。前記歯車34
3は、前記電動機33の回転軸に連結されており、この
電動機33を回転すると歯車343を介してボールナッ
ト342が回転し、これによってボールネジ341が進
退駆動する。するとこのボールネジ341に取付けた可
動プレート32および成形型部材21がボールネジ34
1の進退に応じて進退駆動する。この時、可動プレート
32は、前記ガイドバー36,37に挿通されて回転が
阻止されているため、成形型部材21,22の回転方向
の位置合わせがくるうこともない。この成形型部材21
の進退は、前記電動機33の回転によって制御される
が、電動機33の回転数は所定の設定値に基づき、また
は、成形型部材21の進退量、加圧力に対応して決定さ
れる。また、この加圧装置3による型締時に、前記成形
型部材21,22間に供給する溶融樹脂Rを介して前記
加圧装置3の加圧力に対する反力が前記可動盤12や前
記移動機構に作用するが、この移動機構による後退移動
阻止機能により前記可動盤12が後退することなく所定
位置で保持される。これにより、前記ボールネジ機構3
4の前記成形型部材21に対する加圧力が効率よく伝え
られる。なお、前記ボールネジ機構34による可動プレ
ート32への加圧力は、前記可動プレート32の面積S
〔cm2〕と、前記ボールネジ機構34による可動プレ
ート32への最大加圧力F〔kN〕とが2.5<S/F
の関係を満たすことが好ましい。すなわち、前記2.5
<S/Fの関係を満たすことにより、投影面積の大きな
成形体を成形することができ、いわゆる大型機に対応可
能となる。
に取付けられており、そして、この支持台35に前記ボ
ールネジ機構34と電動機33とが取付けられている。
また、この支持台35の周縁部には、ガイドバー36,
37が固定されており、これらガイドバー36,37に
前記可動プレート32が摺動可能に挿通されている。前
記電動機33としては、成形型部材21,22の位置決
め精度をよくするためにサーボモータが好ましく用いら
れる。前記ボールネジ機構34は、一端が可動プレート
32と接続されたボールネジ341と、このボールネジ
341を通すボールナット342と、このボールナット
342と噛み合う歯車343とを備える。前記歯車34
3は、前記電動機33の回転軸に連結されており、この
電動機33を回転すると歯車343を介してボールナッ
ト342が回転し、これによってボールネジ341が進
退駆動する。するとこのボールネジ341に取付けた可
動プレート32および成形型部材21がボールネジ34
1の進退に応じて進退駆動する。この時、可動プレート
32は、前記ガイドバー36,37に挿通されて回転が
阻止されているため、成形型部材21,22の回転方向
の位置合わせがくるうこともない。この成形型部材21
の進退は、前記電動機33の回転によって制御される
が、電動機33の回転数は所定の設定値に基づき、また
は、成形型部材21の進退量、加圧力に対応して決定さ
れる。また、この加圧装置3による型締時に、前記成形
型部材21,22間に供給する溶融樹脂Rを介して前記
加圧装置3の加圧力に対する反力が前記可動盤12や前
記移動機構に作用するが、この移動機構による後退移動
阻止機能により前記可動盤12が後退することなく所定
位置で保持される。これにより、前記ボールネジ機構3
4の前記成形型部材21に対する加圧力が効率よく伝え
られる。なお、前記ボールネジ機構34による可動プレ
ート32への加圧力は、前記可動プレート32の面積S
〔cm2〕と、前記ボールネジ機構34による可動プレ
ート32への最大加圧力F〔kN〕とが2.5<S/F
の関係を満たすことが好ましい。すなわち、前記2.5
<S/Fの関係を満たすことにより、投影面積の大きな
成形体を成形することができ、いわゆる大型機に対応可
能となる。
【0019】また、前記加圧装置3は、可動盤12と一
方の成形型部材21との間に配置され、前記可動盤12
の移動とともに移動する。この場合、前記可動盤12に
よる成形型部材21の移動と加圧装置3による成形型部
材21の移動とは別々に行われるが、動作の一部または
全部を同時に行ってもよい。そして、前記可動盤12の
移動と前記可動プレート32の移動の制御は個別に行わ
れてもよいし、同調して行われてもよい。
方の成形型部材21との間に配置され、前記可動盤12
の移動とともに移動する。この場合、前記可動盤12に
よる成形型部材21の移動と加圧装置3による成形型部
材21の移動とは別々に行われるが、動作の一部または
全部を同時に行ってもよい。そして、前記可動盤12の
移動と前記可動プレート32の移動の制御は個別に行わ
れてもよいし、同調して行われてもよい。
【0020】なお、前記加圧装置3は、可動盤12と一
方の成形型部材21との間に設けるが、固定プレート3
1を固定盤11に取付けて固定盤11と他方の成形型部
材22との間に設けるようにしてもよい。また、電動機
33の回転運動を歯車343を介してボールネジ341
に伝動するが、ベルトを介して伝達してもよい。さらに
ボールナット342を回転させているが、電動機33の
回転軸をボールネジ341に伝動してボールネジ341
を回転させる構造でもよい。また、前記加圧装置3を備
える型締装置1は、射出成形機、射出圧縮成形機、圧縮
成形機、熱成形機、ブロー成形機等の一般的な成形機の
型締装置1として利用できる。この場合、型締装置1の
型締方向は、必ずしも正確な鉛直方向、実質的な鉛直方
向、正確な水平方向、実質的な水平方向など、状況に応
じて適宜選択される。
方の成形型部材21との間に設けるが、固定プレート3
1を固定盤11に取付けて固定盤11と他方の成形型部
材22との間に設けるようにしてもよい。また、電動機
33の回転運動を歯車343を介してボールネジ341
に伝動するが、ベルトを介して伝達してもよい。さらに
ボールナット342を回転させているが、電動機33の
回転軸をボールネジ341に伝動してボールネジ341
を回転させる構造でもよい。また、前記加圧装置3を備
える型締装置1は、射出成形機、射出圧縮成形機、圧縮
成形機、熱成形機、ブロー成形機等の一般的な成形機の
型締装置1として利用できる。この場合、型締装置1の
型締方向は、必ずしも正確な鉛直方向、実質的な鉛直方
向、正確な水平方向、実質的な水平方向など、状況に応
じて適宜選択される。
【0021】次に、前記型締装置1を用いた樹脂成形体
の製造方法について説明する。図2から図4は、この一
連の成形工程を示し、図2に示す樹脂供給工程(A)、
図3に示す型閉工程(B)、図4に示す加圧工程(C)
が順次に行われる。まず、図2に示すように、成形型部
材21,22間を未閉鎖の状態で成形型部材21,22
を所定位置に配置させ、各成形型部材21,22によっ
て画成された成形面間に溶融状態の樹脂Rを供給する
(樹脂供給工程(A))。この溶融樹脂Rの成形型2内
への供給方法としては、図示しない射出機から成形型部
材22に設けた樹脂通路221を経由して直接キャビテ
ィ内に射出供給する。なお、樹脂通路221は溶融樹脂
Rの逆流を防止する逆流防止弁(図示せず)を備えてい
る。なお、この溶融樹脂Rの供給方法としては、成形型
部材21,22間のキャビティ内に供給する溶融樹脂R
を不必要に冷却させないためにも前記のような樹脂通路
221を経由して射出供給する方法が好ましいが、例え
ば樹脂供給ノズルなどを備えた外部供給手段によってキ
ャビティ内に供給する方法であってもよく、適宜の方法
が採用される。
の製造方法について説明する。図2から図4は、この一
連の成形工程を示し、図2に示す樹脂供給工程(A)、
図3に示す型閉工程(B)、図4に示す加圧工程(C)
が順次に行われる。まず、図2に示すように、成形型部
材21,22間を未閉鎖の状態で成形型部材21,22
を所定位置に配置させ、各成形型部材21,22によっ
て画成された成形面間に溶融状態の樹脂Rを供給する
(樹脂供給工程(A))。この溶融樹脂Rの成形型2内
への供給方法としては、図示しない射出機から成形型部
材22に設けた樹脂通路221を経由して直接キャビテ
ィ内に射出供給する。なお、樹脂通路221は溶融樹脂
Rの逆流を防止する逆流防止弁(図示せず)を備えてい
る。なお、この溶融樹脂Rの供給方法としては、成形型
部材21,22間のキャビティ内に供給する溶融樹脂R
を不必要に冷却させないためにも前記のような樹脂通路
221を経由して射出供給する方法が好ましいが、例え
ば樹脂供給ノズルなどを備えた外部供給手段によってキ
ャビティ内に供給する方法であってもよく、適宜の方法
が採用される。
【0022】次いで、図3に示すように、前記溶融樹脂
Rの供給完了後、駆動軸41によって可動盤12を移動
させ高速で型閉を行う(型閉工程(B))。この時、所
定の型締力あるいは機械的に成形型部材21,22を所
定位置で保持するが、溶融樹脂Rの供給圧力で少々成形
型部材21,22間の間隔が広がってもよいし、全く成
形型部材21,22間の間隔が変化しないようにしても
よい。ただし、次の加圧工程(C)では前記移動機構に
おける後退移動阻止機能で前記可動盤12が後退しない
ように保持される。ここで、前記成形型部材21,22
間の間隔としては、次の加圧工程(C)により溶融樹脂
Rをキャビティ内に押し広げた時の成形型部材21,2
2間の間隔よりも0.1mm〜50mm以内で大きい間
隔に保持することが好ましいが、特に容易に溶融樹脂R
の供給を行え、且つ、後の賦形、加圧を容易に行う上で
は0.5mm〜30mm以内、さらには1mm〜30m
m以内大きい間隔に保持することが好ましい。すなわ
ち、前記0.1mm〜50mmの範囲内であればキャビ
ティ内に溶融樹脂を万遍なく押し広げることができる
が、0.1mmよりも小さい場合には樹脂供給時の供給
圧力が高圧となるため可動盤12により高い最終型締力
が必要となり、一方、50mmよりも大きい場合には溶
融樹脂Rをキャビティ内に押し広げる時に加圧装置3に
よる可動プレート32の移動量が大きくなるため加圧装
置3が大掛かりとなるからである。
Rの供給完了後、駆動軸41によって可動盤12を移動
させ高速で型閉を行う(型閉工程(B))。この時、所
定の型締力あるいは機械的に成形型部材21,22を所
定位置で保持するが、溶融樹脂Rの供給圧力で少々成形
型部材21,22間の間隔が広がってもよいし、全く成
形型部材21,22間の間隔が変化しないようにしても
よい。ただし、次の加圧工程(C)では前記移動機構に
おける後退移動阻止機能で前記可動盤12が後退しない
ように保持される。ここで、前記成形型部材21,22
間の間隔としては、次の加圧工程(C)により溶融樹脂
Rをキャビティ内に押し広げた時の成形型部材21,2
2間の間隔よりも0.1mm〜50mm以内で大きい間
隔に保持することが好ましいが、特に容易に溶融樹脂R
の供給を行え、且つ、後の賦形、加圧を容易に行う上で
は0.5mm〜30mm以内、さらには1mm〜30m
m以内大きい間隔に保持することが好ましい。すなわ
ち、前記0.1mm〜50mmの範囲内であればキャビ
ティ内に溶融樹脂を万遍なく押し広げることができる
が、0.1mmよりも小さい場合には樹脂供給時の供給
圧力が高圧となるため可動盤12により高い最終型締力
が必要となり、一方、50mmよりも大きい場合には溶
融樹脂Rをキャビティ内に押し広げる時に加圧装置3に
よる可動プレート32の移動量が大きくなるため加圧装
置3が大掛かりとなるからである。
【0023】なお、樹脂供給時の供給圧力によって成形
型部材21,22が少々押し戻されてもよいが、上記範
囲内で変化することが好ましい。また、前記型閉は可動
盤12の移動により行われるが、この可動盤12の移動
とともに前記加圧装置3による可動プレート32の移動
を行ってもよい。さらに、前記型閉工程(B)は、溶融
樹脂Rの供給完了後に行っているが、溶融樹脂Rの供給
中に行ってもよい。すなわち、型閉動作中に溶融樹脂R
の供給を開始して成形型部材21,22を閉じる動作と
溶融樹脂Rの供給を並行して行い、型閉完了と同時また
は型閉完了前に溶融樹脂Rの供給が完了するように行っ
てもよい。
型部材21,22が少々押し戻されてもよいが、上記範
囲内で変化することが好ましい。また、前記型閉は可動
盤12の移動により行われるが、この可動盤12の移動
とともに前記加圧装置3による可動プレート32の移動
を行ってもよい。さらに、前記型閉工程(B)は、溶融
樹脂Rの供給完了後に行っているが、溶融樹脂Rの供給
中に行ってもよい。すなわち、型閉動作中に溶融樹脂R
の供給を開始して成形型部材21,22を閉じる動作と
溶融樹脂Rの供給を並行して行い、型閉完了と同時また
は型閉完了前に溶融樹脂Rの供給が完了するように行っ
てもよい。
【0024】次に、図4に示すように、加圧装置3に設
けられた可動プレート32を移動することにより成形型
部材21を進動させ、成形型部材21,22間の溶融樹
脂Rを加圧して押し広げ、キャビティ内を溶融樹脂Rで
万遍なく満たす(加圧工程(C))。この可動プレート
32の移動は、加圧装置3の電動機33を回転させるこ
とにより行う。すなわち、電動機33を回転させた回転
運動が歯車343、ボールナット342を介してボール
ネジ341の直線運動に変換され、これによって、この
ボールネジ341に連結する可動プレート32が進動す
ることとなる。この時、可動プレート32は、前記ガイ
ドバー36,37に挿通されて回転が阻止されているた
め、成形型部材21,22の回転方向の位置合わせがく
るうこともない。前記可動プレート32の移動速度とし
ては、目的とする成形体の大きさや形状、成形型部材2
1,22の温度、樹脂の種類、供給する樹脂の温度、可
動プレート32の大きさ、可動プレート32の移動量な
どの条件を考慮して決定されるが、好ましくは1mm/
sec〜100mm/sec、さらに好ましくは3mm
/sec〜50mm/secの間で行う。すなわち、1
mm/secより遅い場合には溶融樹脂Rの賦形、加圧
に時間を要して溶融樹脂Rが硬化し始め賦形し難くなる
おそれがあり、一方、100mm/secより早い場合
には駆動力の大きな電動機33が必要となる等、加圧装
置3が大掛かりとなるからである。また、ボールネジ3
41による可動プレート32の加圧力は、可動プレート
32の面積S〔cm2〕、ボールネジ341による可動
プレート32への最大加圧力F〔kN〕が2.5<S/
Fの関係を満たすことが好ましい。前記2.5<S/F
の関係を満たすことにより、キャビティ内の隅々にまで
溶融樹脂Rの流動距離を伸ばすことができるからであ
る。
けられた可動プレート32を移動することにより成形型
部材21を進動させ、成形型部材21,22間の溶融樹
脂Rを加圧して押し広げ、キャビティ内を溶融樹脂Rで
万遍なく満たす(加圧工程(C))。この可動プレート
32の移動は、加圧装置3の電動機33を回転させるこ
とにより行う。すなわち、電動機33を回転させた回転
運動が歯車343、ボールナット342を介してボール
ネジ341の直線運動に変換され、これによって、この
ボールネジ341に連結する可動プレート32が進動す
ることとなる。この時、可動プレート32は、前記ガイ
ドバー36,37に挿通されて回転が阻止されているた
め、成形型部材21,22の回転方向の位置合わせがく
るうこともない。前記可動プレート32の移動速度とし
ては、目的とする成形体の大きさや形状、成形型部材2
1,22の温度、樹脂の種類、供給する樹脂の温度、可
動プレート32の大きさ、可動プレート32の移動量な
どの条件を考慮して決定されるが、好ましくは1mm/
sec〜100mm/sec、さらに好ましくは3mm
/sec〜50mm/secの間で行う。すなわち、1
mm/secより遅い場合には溶融樹脂Rの賦形、加圧
に時間を要して溶融樹脂Rが硬化し始め賦形し難くなる
おそれがあり、一方、100mm/secより早い場合
には駆動力の大きな電動機33が必要となる等、加圧装
置3が大掛かりとなるからである。また、ボールネジ3
41による可動プレート32の加圧力は、可動プレート
32の面積S〔cm2〕、ボールネジ341による可動
プレート32への最大加圧力F〔kN〕が2.5<S/
Fの関係を満たすことが好ましい。前記2.5<S/F
の関係を満たすことにより、キャビティ内の隅々にまで
溶融樹脂Rの流動距離を伸ばすことができるからであ
る。
【0025】なお、この加圧装置3による加圧工程
(C)は、可動盤12の移動による前記型閉工程(B)
を行っている間に開始してもよいが、少なくとも加圧工
程(C)を完了するまでには型閉工程(B)を完了して
おくことが好ましい。また、樹脂供給工程(A)を行っ
ている間あるいは完了後に型閉工程(B)を行ってもよ
いが、好ましくは前記樹脂供給工程(A)の最中あるい
は完了後は前記型閉工程(B)は行わず、加圧工程
(C)のみを行うことが型閉動作を制御する点でよい。
そして、前記加圧工程(C)により賦形、加圧された溶
融樹脂Rが冷却し硬化した後、駆動軸41を駆動して可
動盤12を退動させ型開きすると目的とする樹脂成形体
が得られる。
(C)は、可動盤12の移動による前記型閉工程(B)
を行っている間に開始してもよいが、少なくとも加圧工
程(C)を完了するまでには型閉工程(B)を完了して
おくことが好ましい。また、樹脂供給工程(A)を行っ
ている間あるいは完了後に型閉工程(B)を行ってもよ
いが、好ましくは前記樹脂供給工程(A)の最中あるい
は完了後は前記型閉工程(B)は行わず、加圧工程
(C)のみを行うことが型閉動作を制御する点でよい。
そして、前記加圧工程(C)により賦形、加圧された溶
融樹脂Rが冷却し硬化した後、駆動軸41を駆動して可
動盤12を退動させ型開きすると目的とする樹脂成形体
が得られる。
【0026】以上のように、前記型締装置1によると、
前記可動盤12の移動機構とは別に最終型締力での成形
型部材21,22の最終型締動作を前記加圧装置3によ
り行わせるから、前記可動盤12の移動機構を成形型部
材21,22の高速開閉動作のためだけの簡易な構成と
でき、且つ、前記加圧装置3をボールネジ機構34と電
動機33とにより簡易に構成することができる。よっ
て、前記移動機構や前記加圧装置3を簡易な構成とし型
締装置1を小型化でき、且つ、低コストに構成できる。
前記可動盤12の移動機構とは別に最終型締力での成形
型部材21,22の最終型締動作を前記加圧装置3によ
り行わせるから、前記可動盤12の移動機構を成形型部
材21,22の高速開閉動作のためだけの簡易な構成と
でき、且つ、前記加圧装置3をボールネジ機構34と電
動機33とにより簡易に構成することができる。よっ
て、前記移動機構や前記加圧装置3を簡易な構成とし型
締装置1を小型化でき、且つ、低コストに構成できる。
【0027】一方、前記加圧工程(C)によって、最終
型締力により溶融樹脂が供給され一定間隔にある成形型
部材21,22間の間隔を狭めるから、賦形後の溶融樹
脂Rにほぼ均等な加圧力が加えられる。これにより、溶
融樹脂Rの流動距離を伸ばし残留歪みや変形の少ない樹
脂成形体が得られる。また、前記加圧装置3により最終
的な成形型部材21,22間の間隔が位置精度よく決定
されるから、寸法精度のよい樹脂成形体が得られる。従
って、本実施の形態による型締装置1を用いることで外
観上美しい成形体を容易に製造することができる。
型締力により溶融樹脂が供給され一定間隔にある成形型
部材21,22間の間隔を狭めるから、賦形後の溶融樹
脂Rにほぼ均等な加圧力が加えられる。これにより、溶
融樹脂Rの流動距離を伸ばし残留歪みや変形の少ない樹
脂成形体が得られる。また、前記加圧装置3により最終
的な成形型部材21,22間の間隔が位置精度よく決定
されるから、寸法精度のよい樹脂成形体が得られる。従
って、本実施の形態による型締装置1を用いることで外
観上美しい成形体を容易に製造することができる。
【0028】なお、前記製造方法においては、図2、図
3に示すように成形型部材21,22を未閉鎖の状態で
溶融樹脂Rを供給した後に型閉を行ういわゆる射出圧縮
成形を例示するが、図3に示す型閉工程(B)後にその
キャビティ内に溶融樹脂Rを供給する樹脂供給工程
(A)を行うようにしてもよい。 (他の製造方法)次に、前記実施の形態による型締装置
1を用いて中空部を有する樹脂成形体を製造する方法を
説明する。この場合は図5に示すように、成形型部材2
1,22間の溶融樹脂中に加圧流体を供給するための流
体注入経路211を設けたものを用いる。
3に示すように成形型部材21,22を未閉鎖の状態で
溶融樹脂Rを供給した後に型閉を行ういわゆる射出圧縮
成形を例示するが、図3に示す型閉工程(B)後にその
キャビティ内に溶融樹脂Rを供給する樹脂供給工程
(A)を行うようにしてもよい。 (他の製造方法)次に、前記実施の形態による型締装置
1を用いて中空部を有する樹脂成形体を製造する方法を
説明する。この場合は図5に示すように、成形型部材2
1,22間の溶融樹脂中に加圧流体を供給するための流
体注入経路211を設けたものを用いる。
【0029】図5に示すように、中空部を有する樹脂成
形体を製造するには前記加圧工程(C)(図4参照)に
続いて、成形型部材21に設けた流体注入通路211を
通してキャビティ内の溶融樹脂R中に加圧流体を注入
し、前記加圧装置3により可動プレート32を退動させ
キャビティクリアランスを大きくする(間隔増大工程
(D))。すなわち、前記加圧装置3による可動プレー
ト32の進動による前記加圧工程(C)が完了すると、
成形型部材21,22の流体注入通路か211ら溶融樹
脂R中に加圧流体の注入を開始する。この加圧流体の注
入開始時期は、溶融樹脂R中に加圧流体を確実に注入す
るためにはキャビティ内に溶融樹脂Rの供給が完了して
から比較的短時間、通常は約15秒以内に行うのが好ま
しい。また、加圧流体は、溶融樹脂Rが成形型部材2
1,22間で固化するまで連続的または断続的に供給さ
れる。なお、前記加圧流体の供給は、図5に示した一つ
の流体注入通路211からに限らず、目的とする中空成
形体の形状や大きさなどに応じて流体注入通路を複数箇
所に設けて複数の箇所から供給されてもよい。
形体を製造するには前記加圧工程(C)(図4参照)に
続いて、成形型部材21に設けた流体注入通路211を
通してキャビティ内の溶融樹脂R中に加圧流体を注入
し、前記加圧装置3により可動プレート32を退動させ
キャビティクリアランスを大きくする(間隔増大工程
(D))。すなわち、前記加圧装置3による可動プレー
ト32の進動による前記加圧工程(C)が完了すると、
成形型部材21,22の流体注入通路か211ら溶融樹
脂R中に加圧流体の注入を開始する。この加圧流体の注
入開始時期は、溶融樹脂R中に加圧流体を確実に注入す
るためにはキャビティ内に溶融樹脂Rの供給が完了して
から比較的短時間、通常は約15秒以内に行うのが好ま
しい。また、加圧流体は、溶融樹脂Rが成形型部材2
1,22間で固化するまで連続的または断続的に供給さ
れる。なお、前記加圧流体の供給は、図5に示した一つ
の流体注入通路211からに限らず、目的とする中空成
形体の形状や大きさなどに応じて流体注入通路を複数箇
所に設けて複数の箇所から供給されてもよい。
【0030】前記加圧流体は、加圧されていて流動する
ことができ、成形面間にある溶融樹脂R中に供給されて
中空空間を形成し得る物質なら特に限定されない。例え
ば、空気、窒素、二酸化炭素等の気体のほか、液化炭酸
ガスや水のようにそれが供給された溶融樹脂Rの熱によ
って容易に気化する液体でもよいし、また、発泡性ビー
ズのように流動性を有する粒状または粉末状の固体であ
って溶融樹脂R中に供給されて溶融樹脂Rの熱による分
解などによって容易に気体を発生する固体でもよい。通
常、前記加圧流体は、圧縮空気、圧縮窒素、圧縮炭素ガ
スなどの圧縮気体が好ましく用いられるが、中でも低コ
ストな圧縮空気が好ましい。そして、この圧縮気体の注
入圧力としては、緒成形条件を考慮して決定されるが、
約0.1MPa以上、約1MPa未満であることが好ま
しい。この加圧流体の注入圧力は、溶融樹脂Rへの注入
中一定であってもよいし、変化させてもよい。
ことができ、成形面間にある溶融樹脂R中に供給されて
中空空間を形成し得る物質なら特に限定されない。例え
ば、空気、窒素、二酸化炭素等の気体のほか、液化炭酸
ガスや水のようにそれが供給された溶融樹脂Rの熱によ
って容易に気化する液体でもよいし、また、発泡性ビー
ズのように流動性を有する粒状または粉末状の固体であ
って溶融樹脂R中に供給されて溶融樹脂Rの熱による分
解などによって容易に気体を発生する固体でもよい。通
常、前記加圧流体は、圧縮空気、圧縮窒素、圧縮炭素ガ
スなどの圧縮気体が好ましく用いられるが、中でも低コ
ストな圧縮空気が好ましい。そして、この圧縮気体の注
入圧力としては、緒成形条件を考慮して決定されるが、
約0.1MPa以上、約1MPa未満であることが好ま
しい。この加圧流体の注入圧力は、溶融樹脂Rへの注入
中一定であってもよいし、変化させてもよい。
【0031】前記加圧流体として圧縮気体が使用される
場合には、この圧縮気体の溶融樹脂R内への供給と並行
して溶融樹脂Rからの圧縮気体の放出を行い、樹脂R内
に形成された中空空間内で圧縮気体を流通させるように
すれば、溶融樹脂Rの冷却の促進による成形サイクルの
短縮を図ることができる。ただし、樹脂の未硬化状態で
樹脂R内に中空空間が形成されると加圧流体の供給を停
止し、その後は中空空間中の加圧流体の圧力を保ちなが
ら溶融樹脂Rを固化させるようにしてもよい。前記加圧
流体の放出方法として、前記流体注入通路211を通し
て加圧流体の供給と放出を交互に繰り返すことにより行
われる。また、加圧流体を複数の流体注入通路から樹脂
R内に供給する場合には、少なくとも一つの流体注入通
路から加圧流体の供給を継続しつつ、残りの流体注入通
路の少なくとも一つから加圧流体を放出してもよいし、
加圧流体の放出専用の流体放出通路を有する成形型2を
使用して流体注入通路から樹脂R内に加圧流体を供給し
ながら前記流体放出通路を通して放出してもよい。
場合には、この圧縮気体の溶融樹脂R内への供給と並行
して溶融樹脂Rからの圧縮気体の放出を行い、樹脂R内
に形成された中空空間内で圧縮気体を流通させるように
すれば、溶融樹脂Rの冷却の促進による成形サイクルの
短縮を図ることができる。ただし、樹脂の未硬化状態で
樹脂R内に中空空間が形成されると加圧流体の供給を停
止し、その後は中空空間中の加圧流体の圧力を保ちなが
ら溶融樹脂Rを固化させるようにしてもよい。前記加圧
流体の放出方法として、前記流体注入通路211を通し
て加圧流体の供給と放出を交互に繰り返すことにより行
われる。また、加圧流体を複数の流体注入通路から樹脂
R内に供給する場合には、少なくとも一つの流体注入通
路から加圧流体の供給を継続しつつ、残りの流体注入通
路の少なくとも一つから加圧流体を放出してもよいし、
加圧流体の放出専用の流体放出通路を有する成形型2を
使用して流体注入通路から樹脂R内に加圧流体を供給し
ながら前記流体放出通路を通して放出してもよい。
【0032】前記加圧流体の放出の時期は、加圧流体の
供給開始の後の適当な時期に開始することができ、例え
ば、加圧流体の供給の開始と実質的に同時に開始されて
もよいし、また、加圧流体の供給終了後も継続されてよ
い。そして、この加圧流体の注入開始後に前記加圧装置
3の電動機33を逆回転させボールネジ341を退動さ
せ可動プレート32および成形型部材21を退動させ
る。この可動プレート32の退動距離としては成形型2
の閉鎖状態の範囲内で目的とする樹脂成形体の大きさや
形状等により適宜決定される。また、この可動プレート
32の退動も、キャビティ内での溶融樹脂Rの流動距離
を確実に伸ばすためには溶融樹脂Rの供給完了から比較
的短時間内、通常、約15秒以内に開始されるのが好ま
しい。
供給開始の後の適当な時期に開始することができ、例え
ば、加圧流体の供給の開始と実質的に同時に開始されて
もよいし、また、加圧流体の供給終了後も継続されてよ
い。そして、この加圧流体の注入開始後に前記加圧装置
3の電動機33を逆回転させボールネジ341を退動さ
せ可動プレート32および成形型部材21を退動させ
る。この可動プレート32の退動距離としては成形型2
の閉鎖状態の範囲内で目的とする樹脂成形体の大きさや
形状等により適宜決定される。また、この可動プレート
32の退動も、キャビティ内での溶融樹脂Rの流動距離
を確実に伸ばすためには溶融樹脂Rの供給完了から比較
的短時間内、通常、約15秒以内に開始されるのが好ま
しい。
【0033】以上のように、可動プレート32を退動さ
せキャビティクリアランスを大きくするとキャビティ内
の溶融樹脂Rの広がり領域が確保される。これにより、
加圧流体の膨張力によって溶融樹脂Rがキャビティ内に
広がるから、注入された加圧流体によって溶融樹脂R内
部から樹脂R全体にほぼ均一な膨張圧力が加わることと
なり、その結果、残留歪みや変形の少なく外観上も美し
い中空成形体が得られる。
せキャビティクリアランスを大きくするとキャビティ内
の溶融樹脂Rの広がり領域が確保される。これにより、
加圧流体の膨張力によって溶融樹脂Rがキャビティ内に
広がるから、注入された加圧流体によって溶融樹脂R内
部から樹脂R全体にほぼ均一な膨張圧力が加わることと
なり、その結果、残留歪みや変形の少なく外観上も美し
い中空成形体が得られる。
【0034】なお、前記製造方法では、加圧流体の供給
開始の時期は、キャビティ内への樹脂Rの充満完了後で
ある加圧工程(C)の終了後に行っているが、加圧流体
が樹脂R中へ供給でき、且つ、樹脂R内での中空空間の
形成が可能となる時点以後であれば適宜に選択でき、従
って、成形型2間に溶融樹脂Rの供給を開始した後から
加圧流体の供給を開始することができる。また、前記加
圧流体の注入に代えて、発泡剤を含有する溶融樹脂を前
記一対の成形型部材間に供給し、前記加圧工程(C)の
終了後前記加圧装置3の可動プレート32を退動させキ
ャビティクリアランスを大きくするようにすれば、無数
の気泡を有し、且つ、残留歪みや変形の少なく外観上も
美しい発泡成形体が得られる。
開始の時期は、キャビティ内への樹脂Rの充満完了後で
ある加圧工程(C)の終了後に行っているが、加圧流体
が樹脂R中へ供給でき、且つ、樹脂R内での中空空間の
形成が可能となる時点以後であれば適宜に選択でき、従
って、成形型2間に溶融樹脂Rの供給を開始した後から
加圧流体の供給を開始することができる。また、前記加
圧流体の注入に代えて、発泡剤を含有する溶融樹脂を前
記一対の成形型部材間に供給し、前記加圧工程(C)の
終了後前記加圧装置3の可動プレート32を退動させキ
ャビティクリアランスを大きくするようにすれば、無数
の気泡を有し、且つ、残留歪みや変形の少なく外観上も
美しい発泡成形体が得られる。
【0035】一方、前記製造方法における溶融樹脂Rと
しては、射出成形、射出圧縮成形、圧縮成形、押出成
形、スタンピング成形など従来の成形方法において通常
使用され得る、多くの熱可塑性樹脂、熱可塑性エラスト
マー、熱硬化性樹脂などの樹脂を使用することができ
る。例えば、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリ
オレフィン系樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート、
アクリロニトリル・スチレン・ブタジエンブロック共重
合体、ポリアミドなどの一般的な熱可塑性樹脂が用いら
れ、またエチレン・プロピレンブロック共重合体やエチ
レン・ブタジエンブロック共重合体などの熱可塑性エラ
ストマーが用いられ、さらにはこれらのポリマーアロイ
などが用いられ得る。
しては、射出成形、射出圧縮成形、圧縮成形、押出成
形、スタンピング成形など従来の成形方法において通常
使用され得る、多くの熱可塑性樹脂、熱可塑性エラスト
マー、熱硬化性樹脂などの樹脂を使用することができ
る。例えば、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリ
オレフィン系樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート、
アクリロニトリル・スチレン・ブタジエンブロック共重
合体、ポリアミドなどの一般的な熱可塑性樹脂が用いら
れ、またエチレン・プロピレンブロック共重合体やエチ
レン・ブタジエンブロック共重合体などの熱可塑性エラ
ストマーが用いられ、さらにはこれらのポリマーアロイ
などが用いられ得る。
【0036】また、前記溶融樹脂Rは、各種の慣用的な
添加剤、例えば顔料、滑剤、帯電防止剤、酸化防止剤な
どを含有してもよい。さらに、供給される溶融樹脂Rの
温度、溶融樹脂Rを供給するときのキャビティクリアラ
ンス、型締速度、成形型部材21,22の温度などの条
件は、使用する樹脂Rの種類、成形型部材21,22の
大きさや形状、表皮材の種類などに応じて決定される。
添加剤、例えば顔料、滑剤、帯電防止剤、酸化防止剤な
どを含有してもよい。さらに、供給される溶融樹脂Rの
温度、溶融樹脂Rを供給するときのキャビティクリアラ
ンス、型締速度、成形型部材21,22の温度などの条
件は、使用する樹脂Rの種類、成形型部材21,22の
大きさや形状、表皮材の種類などに応じて決定される。
【0037】一方、成形体の表面を装飾したり、成形体
にクッション性を付与する目的などで、成形体の表面に
表皮材を設けることができる。すなわち、前記いずれの
製造方法においても、成形型部材21,22間への溶融
樹脂Rの供給を開始する前(樹脂供給工程(A)の前)
に、成形型部材21,22間に表皮材を供給し、その後
に既述の工程を行うことにより、表面に表皮材が貼着さ
れた成形体を容易に製造することができる。この場合、
溶融樹脂Rの供給は表皮材の意匠面の裏側に行われる。
前記表皮材としては、使用目的に応じて適宜選択される
が、紙、織布、不織布、編布、金網などの網、熱可塑性
樹脂あるいは熱可塑性エラストマーからなるシート又は
フィルムなどが用いられる。また、これらの表皮材の表
面にはシボなどの凹凸模様や印刷などの装飾が施されて
いてもよい。さらに、前記表皮材は、溶融樹脂Rの熱や
型締圧力からの保護あるいは供給する溶融樹脂Rとの接
着性の向上のため、熱可塑性エラストマーシートで裏打
ちされていてもよいし、また、ポリプロピレン、ポリエ
チレン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタンなどからなる発
泡シートで裏打ちされたものでもよい。尚、上記実施の
形態では可動側の成形型部材21と可動盤12の間に加
圧装置3を配設したが、これとは逆に、図6に示すよう
に固定側の成形型部材22と固定盤11の間に加圧装置
3を配設してもよい。
にクッション性を付与する目的などで、成形体の表面に
表皮材を設けることができる。すなわち、前記いずれの
製造方法においても、成形型部材21,22間への溶融
樹脂Rの供給を開始する前(樹脂供給工程(A)の前)
に、成形型部材21,22間に表皮材を供給し、その後
に既述の工程を行うことにより、表面に表皮材が貼着さ
れた成形体を容易に製造することができる。この場合、
溶融樹脂Rの供給は表皮材の意匠面の裏側に行われる。
前記表皮材としては、使用目的に応じて適宜選択される
が、紙、織布、不織布、編布、金網などの網、熱可塑性
樹脂あるいは熱可塑性エラストマーからなるシート又は
フィルムなどが用いられる。また、これらの表皮材の表
面にはシボなどの凹凸模様や印刷などの装飾が施されて
いてもよい。さらに、前記表皮材は、溶融樹脂Rの熱や
型締圧力からの保護あるいは供給する溶融樹脂Rとの接
着性の向上のため、熱可塑性エラストマーシートで裏打
ちされていてもよいし、また、ポリプロピレン、ポリエ
チレン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタンなどからなる発
泡シートで裏打ちされたものでもよい。尚、上記実施の
形態では可動側の成形型部材21と可動盤12の間に加
圧装置3を配設したが、これとは逆に、図6に示すよう
に固定側の成形型部材22と固定盤11の間に加圧装置
3を配設してもよい。
【図1】実施の形態による型締装置の構成を示す模式図
である。
である。
【図2】前記型締装置において溶融樹脂を供給した状態
を示す模式図である。
を示す模式図である。
【図3】前記型締装置において成形型を型閉した状態を
示す模式図である。
示す模式図である。
【図4】前記型締装置においてその加圧装置により溶融
樹脂を加圧した状態を示す模式図である。
樹脂を加圧した状態を示す模式図である。
【図5】加圧装置により加圧した後に成形型部材の間隔
を広げた状態を示す模式図である。
を広げた状態を示す模式図である。
【図6】固定側の成形型部材と固定盤の間に加圧装置を
配設した場合の模式図である。
配設した場合の模式図である。
【図7】従来の型締装置の構成を示す模式図である。
1 型締装置 3 加圧装置 11 固定盤 12 可動盤 21,22 成形型部材 31 固定プレート 32 可動プレート 33 電動機(駆動源) 34 ボールネジ機構(直動機構) 35 支持台 36,37 ガイドバー 41 駆動軸 51,52 タイバー 211 流体注入通路 221 樹脂通路 341 ボールネジ 342 ボールナット 343 歯車 R 溶融樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北山 威夫 大阪府高槻市塚原2丁目10番1号 住友化 学工業株式会社内 (72)発明者 古田 明寛 大阪府高槻市塚原2丁目10番1号 住友化 学工業株式会社内 Fターム(参考) 4F202 AG07 AR02 CA09 CA11 CK19 CL01 CL22 CL39 CL46 4F206 AG07 AR02 JA03 JA05 JA07 JM02 JM05 JN27 JN32 JQ83 JT05 JT32 JT38
Claims (5)
- 【請求項1】 一対の成形型部材の夫々を各別に取付け
る可動盤および固定盤と、前記成形型部材を高速開閉さ
せるために前記可動盤を前記固定盤に対して往復移動さ
せる移動機構とを具備する型締装置において、 前記一対の成形型部材の一方を他方の成形型部材に対し
て進退させる直動機構と、この直動機構の駆動源とを具
備する加圧装置を、前記一方の成形型部材と前記可動盤
または前記固定盤との間に設け、 前記移動機構は前記加圧装置の加圧時に前記可動盤の後
退移動を阻止する機能を有することを特徴とする型締装
置。 - 【請求項2】 可動盤を固定盤に対して往復移動させる
型締装置に用いられ、一対の成形型部材を型締させる加
圧装置であって、 前記可動盤または前記固定盤に取付けられる固定プレー
トと、 前記一対の成形型部材のうちの一方の成形型部材に取付
けられる可動プレートと、 前記固定プレートに支持されると共に前記可動プレート
と連結されて可動プレートを進退させる直動機構と、 前記直動機構を駆動する駆動源とを具備することを特徴
とする型締装置用の加圧装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の型締装置用の加圧装置
において、 前記可動プレートの面積S〔cm2〕と、前記直動機構
による可動プレートへの最大加圧力F〔kN〕とが、
2.5<S/Fの関係を満たすことを特徴とする型締装
置用の加圧装置。 - 【請求項4】 型締装置の移動機構によって可動盤を固
定盤に対して往復移動させて一対の成形型部材を開閉す
ることにより樹脂成形体を製造する方法において、 前記一対の成形型部材の一方を他方の成形型部材に対し
て進退させる直動機構と、この直動機構の駆動源とを具
備する加圧装置を、前記一方の成形型部材と前記可動盤
または前記固定盤との間に設けた型締装置を用いて、 前記型締装置の可動盤の移動による型閉工程と、 前記一対の成形型部材間に溶融樹脂を供給する樹脂供給
工程と、 前記加圧装置により一方の成形型部材を前進させて溶融
樹脂を加圧する加圧工程とを含むことを特徴とする樹脂
成形体の製造方法。 - 【請求項5】 請求項4に記載の樹脂成形体の製造方法
において、 前記加圧工程の後に、前記加圧装置により一方の成形型
部材を後退させて前記一対の成形型部材間の間隔を増大
する間隔増大工程を行い、成形体中に空気層を形成させ
ることを特徴とする樹脂成形体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP37243599A JP2001179750A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 型締装置、型締装置用の加圧装置および樹脂成形体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP37243599A JP2001179750A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 型締装置、型締装置用の加圧装置および樹脂成形体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001179750A true JP2001179750A (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=18500439
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP37243599A Pending JP2001179750A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 型締装置、型締装置用の加圧装置および樹脂成形体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001179750A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004098582A (ja) * | 2002-09-12 | 2004-04-02 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 射出発泡成形機及び射出発泡成形方法 |
| EP1787788A3 (en) * | 2005-11-22 | 2009-11-11 | Konica Minolta Holdings, Inc. | Imprinting apparatus and method |
| JPWO2011118226A1 (ja) * | 2010-03-26 | 2013-07-04 | 三菱重工プラスチックテクノロジー株式会社 | 繊維強化複合材の製造方法 |
| KR101774116B1 (ko) * | 2015-12-16 | 2017-09-07 | 사단법인 캠틱종합기술원 | 복합재 시트 복합성형용 금형 장치 |
| CN115782060A (zh) * | 2022-11-07 | 2023-03-14 | 扬中市华龙橡塑电器有限公司 | 一种橡胶密封圈成形装置 |
-
1999
- 1999-12-28 JP JP37243599A patent/JP2001179750A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004098582A (ja) * | 2002-09-12 | 2004-04-02 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 射出発泡成形機及び射出発泡成形方法 |
| EP1787788A3 (en) * | 2005-11-22 | 2009-11-11 | Konica Minolta Holdings, Inc. | Imprinting apparatus and method |
| US7645411B2 (en) | 2005-11-22 | 2010-01-12 | Konica Minolta Holdings, Inc. | Imprinting apparatus and method |
| JPWO2011118226A1 (ja) * | 2010-03-26 | 2013-07-04 | 三菱重工プラスチックテクノロジー株式会社 | 繊維強化複合材の製造方法 |
| US9333690B2 (en) | 2010-03-26 | 2016-05-10 | Mitsubishi Heavy Industries Plastic Technology | Method for manufacturing a fiber-reinforced composite material |
| KR101774116B1 (ko) * | 2015-12-16 | 2017-09-07 | 사단법인 캠틱종합기술원 | 복합재 시트 복합성형용 금형 장치 |
| CN115782060A (zh) * | 2022-11-07 | 2023-03-14 | 扬中市华龙橡塑电器有限公司 | 一种橡胶密封圈成形装置 |
| CN115782060B (zh) * | 2022-11-07 | 2023-10-10 | 扬中市华龙橡塑电器有限公司 | 一种橡胶密封圈成形装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6440351B1 (en) | Molding die drive unit, molding unit and molding method | |
| US6197245B1 (en) | Process for producing hollow resin molded article | |
| JP2001179750A (ja) | 型締装置、型締装置用の加圧装置および樹脂成形体の製造方法 | |
| CN108000823B (zh) | 一种化学微发泡注塑设备及化学微发泡注塑成型工艺 | |
| JP4169554B2 (ja) | 射出発泡成形機及び射出発泡成形方法 | |
| JPH07195414A (ja) | 2層発泡射出成形装置 | |
| JP5311384B2 (ja) | 射出成形機および射出成形機の制御方法 | |
| US5795510A (en) | Method of press-molding thermoplastic resins | |
| EP0035916B1 (en) | Conversion apparatus for injection moulding machines | |
| WO2012172669A1 (ja) | 射出成形用型装置および射出成形機 | |
| JP3884528B2 (ja) | 成形装置および成形方法 | |
| JP3402404B2 (ja) | 中空構造を有する成形品の射出成形方法及び射出成形用金型 | |
| JPH03112620A (ja) | 射出成形金型 | |
| EP0884156B1 (en) | Process for producing thermoplastic resin hollow molded articles | |
| KR101973979B1 (ko) | 성형기의 금형 연속교환 시스템 | |
| JP2002355870A (ja) | 車両用内装部品の加飾成形装置及び加飾成形方法 | |
| KR100696026B1 (ko) | 사출 성형기의 복합식 형체 장치 | |
| CN219667260U (zh) | 高效率注塑机 | |
| JP2021030512A (ja) | 射出発泡成形方法 | |
| JP2004351896A (ja) | 型締装置 | |
| JP5158731B1 (ja) | 圧縮成形方法 | |
| JP2007190871A (ja) | 射出成形体の成形方法、並びに射出成形装置 | |
| JP4051216B2 (ja) | 成形用金型 | |
| JP3858453B2 (ja) | 中空部を有する熱可塑性樹脂成形体の製造方法 | |
| JP2010058423A (ja) | 熱可塑性樹脂成形体の製造方法 |