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JP2001037867A - 医療用チューブ - Google Patents

医療用チューブ

Info

Publication number
JP2001037867A
JP2001037867A JP11217257A JP21725799A JP2001037867A JP 2001037867 A JP2001037867 A JP 2001037867A JP 11217257 A JP11217257 A JP 11217257A JP 21725799 A JP21725799 A JP 21725799A JP 2001037867 A JP2001037867 A JP 2001037867A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distal end
tube
temperature
heat treatment
medical tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11217257A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Suzuki
正夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP11217257A priority Critical patent/JP2001037867A/ja
Publication of JP2001037867A publication Critical patent/JP2001037867A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長時間の熱処理を行わずに、血管を傷つける
ことなく、柔らかく、かつ、変形可能な先端部を有する
医療用チューブを提供すること。 【解決手段】 中空の細長い一体のチューブ1であり、
37℃近傍の生体温度で超弾性あるいは不完全な超弾性
を示す基部2と、基部の一端に設けられた先端部3を有
し、先端部は柔らかく、容易に変形可能である医療用チ
ューブ1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用チューブに
関し、特に、形状記憶合金からなり、カテーテル等に用
いられる医療用チューブに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、血管の狭窄血部や閉塞部、血管内
瘤の診断治療に対し,血管内にカテーテルを挿入し造影
剤を注入する血管造影診断やバルーンカテーテルを用い
た血管拡張手術が行われている。
【0003】従来から、この種のカテーテルとして、基
部と先端部を有し、少なくとも基部が超弾性合金チュー
ブにより形成されるものが提案されている。この超弾性
合金チューブを基部に用いることにより、良好な手元操
作性を得るのに必要なトルク伝達性、突き出し性が確保
され、また折れ曲がり難い耐キンク性が得られている。
【0004】一方、カテーテルの先端部は、基部とは異
なり、血管を傷つけることがない柔らかさと、屈曲した
部位に容易に進入でき、簡単に変形できることが求めら
れている。即ち、医療用チューブには、これらの異なる
特性を併せ持つことが要求されている。
【0005】この解決手段として、先端部の変態温度を
生体温度以上にすることにより、生体温度では先端部の
み柔らかくする方法や、また、先端に形状記憶効果を持
たせ、血管挿入時は任意の小さな形状で挿入し、到達部
位で、患部に応じた形状に回復させる方法が提案されて
いる
【0006】また、これらの医療用チューブの実現手段
には、Ni濃度が50.3原子パーセント以上のTiN
i合金を用い、熱処理条件によって変態温度を任意に変
更可能なことを利用してきた。即ち、生体温度で超弾性
効果を得ることが可能なNi濃度のTiNi合金を用
い、超弾性チューブの先端部を熱処理により、変態温度
を少なくとも生体温度以上に上昇させることで、生体温
度で超弾性効果を得ることが可能であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の実現手段には、次のような欠点がある。即ち、50.
3原子パーセント以上のTiNi合金を用いたカテーテ
ルなどの医療用チューブの場合、変態点を生体温度以上
に上昇させるには、少なくとも400℃以上で数時間以
上の時効熱処理が必要である。
【0008】更に、例えば、先端部の降伏応力を基部の
1/2程度まで柔らかくするためには、少なくとも40
0℃以上で十数時間以上の時効熱処理が必要であり、こ
れを製造する場合、長時間熱処理によるコストの上昇を
招くという問題があった。
【0009】従って、本発明は、上述の欠点を除去し、
短時間の熱処理で、かつ、血管を傷つけることのない、
到達部位の患部の形状に応じて先端部を容易に変形可能
な先端部の柔らかい医療用チューブを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、Ni濃
度が50.3原子パーセント未満のTiNiを主成分と
する形状記憶合金からなり、基部とそれより柔らかい先
端部を有する医療用チューブにおいて、基部は最終加工
後に比較的低温で熱処理され37℃の生体温度近傍で超
弾性あるいは不完全な超弾性が得られる。また、先端部
は、加工後に再結晶化処理あるいは不完全な再結晶化処
理により、基部より柔らかく形成でき、かつ、形状記憶
効果が得られる。
【0011】また、50.3原子パーセント未満のTi
Niを主成分とする形状記憶合金は、熱処理条件による
変態温度変化が小さく、再結晶化が成されれば、変態温
度は合金組成によって決まる。また、その変態温度は、
生体温度より高いため、生体温度でチューブの先端部を
柔らかくすることができる。再結晶化は、処理温度が高
いほど短時間であり、数分から1時間程度の処理時間で
完了する。
【0012】即ち、本発明は、基部と先端部とで構成さ
れた細長いチューブからなる医療用チューブにおいて、
前記チューブは、Ni濃度が50.3原子パーセント未
満のTiNiを主成分とする形状記憶合金からなる医療
用チューブである。
【0013】また、本発明は、前記基部が37℃近傍の
生体温度にて、少なくとも超弾性を呈する上記の医療用
チューブである。
【0014】また、本発明は、前記先端部が37℃近傍
の生体温度にて、形状記憶効果を呈する上記の医療用チ
ューブである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0016】まず、本発明の第1の実施の形態について
説明する。
【0017】図1は、本発明の第1の実施の形態による
医療用チューブの斜視図である。図1において、医療用
チューブ1は、基部2及び先端部3とで構成された細長
いチューブであり、37℃近傍の生体温度で超弾性ある
いは不完全な超弾性を示す。先端部3は、柔らかく、血
管を傷つけることもなく、変形が可能で、屈曲した部位
に容易に進入させることができる。基部2と先端部3の
寸法は、例えば、各々長さが1200mm、300mm
であり、外径0.7mm、 内径0.6mmである。
【0018】次に、この医療用チューブの具体的製造方
法について説明する。Ni50原子パーセント、残部T
iの組成の合金に、熱間加工および冷間加工を施し、外
径0.7mm、内径0.6mmのチューブ素材を得た。そ
の後、チューブをランニング炉を用い熱処理を行なっ
た。
【0019】表1に、冷間加工条件および熱処理条件を
変えて作製した発明品1及び発明品2の加工率及び熱処
理条件を示す。また、表2に、発明品1を更に先端部処
理のため、熱処理条件を変えて作製した発明品3、発明
品4、及び発明品5の先端部の熱処理条件を示す。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
【0023】図2は、本発明の第2の実施の形態による
先端部熱処理方法を示す説明図である。前記発明品3、
発明品4、発明品5は、チューブ4の一端の先端部分を
300mmにわたって、耐火材5に覆われた所定の温度
の炉室6に、炉壁の一部にあけられた孔7より挿入し、
所定の温度、時間で熱処理を施したものである。
【0024】図3は、本発明の第2の実施の形態による
医療用チューブの37℃における3点曲げ試験の応力−
ひずみ曲線を示す図である。第1の実施の形態で得られ
た発明品1は、超弾性特性を示し、カテーテルに用いた
場合、良好な手元操作性を得るに必要なトルク伝達性、
突き出し性、また折れ曲がり難い耐キンク性が得られ
た。
【0025】また、発明品2は、0.08mmの残留ひ
ずみを示す不完全な超弾性を示しており、降伏応力は、
発明品1よりも小さく、より、しなやかな特性を有す
る。このように、加工率および熱処理条件を変更するこ
とにより、基部2に異なる応力−ひずみ特性を付与する
ことが可能となった。
【0026】発明品3の1mm押込み時の応力は、本発
明1の基部の40%程度であり、先端部は基部より柔ら
かく、カテーテルに用いられる場合血管を傷つけること
がない柔らかさと、屈曲した部位に容易に進入でき、簡
単に変形できる特性を示す。
【0027】発明品4は、完全に再結晶化が成され、発
明品5は、完全には再結晶が起こっていない状態であ
り、各々の1mm押込み時の応力は、発明品1のそれぞ
れ36%および46%の値を有し、発明品3とは異なっ
た柔らかさを示す。このように、熱処理条件を調整する
ことにより、先端部の異なった応力−ひずみ特性が付与
可能となった。
【0028】なお、Ni50原子パーセント残部Tiの
組成の合金チューブを熱処理温度・処理時間を変化させ
た、先端部を1mm押し込んだ時の発明品の基部と先端
部との応力値(37℃)と、Ni51原子パーセント残
部Tiの組成の合金チューブの400℃〜500℃での
200時間までの長時間時効熱処理した比較例の応力値
を表3に示す。
【0029】
【表3】
【0030】Ni50原子パーセント合金の方が、先端
部をより柔らかく形成でき、基部と先端部との間に、大
きい剛性差を付与することが可能であることが判る。
【0031】上記実施例においては、Ni50原子パー
セント残部Tiの組成の合金について説明したが、Ni
が48原子パーセント以上50.0原子パーセント未満
のTiNi合金も、同様に用いることは可能である。こ
の際、Ni濃度によって変態温度が異なるため、応力−
ひずみ特性もNi濃度により変化する。
【0032】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明によれば、
カテーテル等に用いられた場合、手元操作性を得るのに
必要なトルク伝達性、および突き出し性に優れ、また折
れ曲がり難い耐キンク性を有する基部と血管を傷つける
ことがない柔らかさを有し、また屈曲した部位に容易に
進入でき、簡単に変形できる柔軟性を有する先端部とを
共に備える医療用チュ−ブを短時間の熱処理にて提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に関わる医療用チューブを示す
図。
【図2】本発明の実施例の医療用チューブの先端部の熱
処理方法の説明図。
【図3】本発明の実施例の医療用チューブの応力−ひず
み特性の説明図。
【符号の説明】
1 医療用チューブ 2 基部 3 先端部 4 チューブ 5 耐火材 6 炉室 7 孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部と先端部とで構成された細長いチュ
    ーブからなる医療用チューブにおいて、前記チューブ
    は、Ni濃度が50.3原子パーセント未満のTiNi
    を主成分とする形状記憶合金からなることを特徴とする
    医療用チューブ。
  2. 【請求項2】 前記基部は、37℃近傍の生体温度に
    て、少なくとも超弾性を呈することを特徴とする請求項
    1記載の医療用チューブ。
  3. 【請求項3】 前記先端部は、37℃近傍の生体温度に
    て、形状記憶効果を呈することを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の医療用チューブ。
JP11217257A 1999-07-30 1999-07-30 医療用チューブ Pending JP2001037867A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101535520B1 (ko) * 2013-10-31 2015-07-09 한국과학기술연구원 초탄성 특성이 개선된 선재 및 그를 이용한 튜브 연속체 로봇

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101535520B1 (ko) * 2013-10-31 2015-07-09 한국과학기술연구원 초탄성 특성이 개선된 선재 및 그를 이용한 튜브 연속체 로봇

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